JPH0311453Y2 - - Google Patents

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JPH0311453Y2
JPH0311453Y2 JP1985011335U JP1133585U JPH0311453Y2 JP H0311453 Y2 JPH0311453 Y2 JP H0311453Y2 JP 1985011335 U JP1985011335 U JP 1985011335U JP 1133585 U JP1133585 U JP 1133585U JP H0311453 Y2 JPH0311453 Y2 JP H0311453Y2
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JP
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shaft
protrusion
bearing
axial direction
bearing structure
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は構造簡易にして回動角度を規制で
き、また捩りモーメントに十分耐え得るようにし
た軸受構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、回動部品を軸支する軸受構造は、軸孔
を有する軸受と、軸孔に回動自在に挿入される軸
とで構成され、回動部品の回動角度を適宜なスト
ツパ機構で規制している。ちなみに、電子オルガ
ン等の鍵盤楽器に配設される回動自在な譜面板
(台)は、一端を枢着され、使用時に所定角度傾
斜した状態に立設保持されるもので、この傾斜角
度をステー等で規制している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように回動部品の回動角度を規制するため
には適宜なストツパ機構を必要とするため、その
分部品点数が増加し装置自体が大げさになり、コ
ストアツプの一因となつている。また、ストツパ
機構が装置外部に露出し、容易に視認されるもの
は、見栄えが悪いほか、不使用時に邪魔になつた
り、設計的制約を受けるなどの不都合があつた。
そこで、ストツパ機構を設け代りに軸にピンを
植設し、軸孔にピンの先端が係入する周方向の溝
を設け回動部品の回動角を規制するようにした軸
受構造も知られている。しかし、このような軸受
構造は軸受、軸およびピンをいずれも金属で製作
したものが殆んどで、そのため強度が大で大きな
捩りモーメントに対して十分耐え得るが、プラス
チツク材料から成る成形品においては材料自体の
強度が弱く、僅かな捩りモーメントに対しても軸
もしくはピンが破損し、適用箇所、部品等が著し
く制約されるという不都合があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る軸受構造は上述したような点に
鑑みてなされたもので、軸にその軸線方向に長い
面と突条体を設け、前記軸を軸支する軸受の軸承
面に軸線方向に長い突条部を前記面および突条体
に対応して設け、突条体と突条部とを線接触さ
せ、面が突条部に当接することにより軸のそれ以
上の回動を阻止するようにしたものである。
〔作用〕
この考案においては軸線方向に長い面と突条部
との衝合により回動を規制しているため、大きな
捩りモーメントにも十分耐え、また突条部と突条
体との線接触により軸のガタ付きを防止する。
〔実施例〕 以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第1図はこの考案に係る軸受構造の一実施例を
示す分解斜視図、第2図は軸受の側面図、第3図
は第2図−線拡大断面図、第4図は軸受構造
の断面図である。これらの図において、1は軸受
で、この軸受1はプラスチツク材料によつて一体
形成され装置固定部にねじ止め固定されるもの
で、軸孔3を有する円筒部2と、装置固定部に固
定される固定部4とからなり、軸孔3の周面、す
なわち軸承面3aには、該軸孔3の開口端より幾
分内部に入つた位置より最奥まで延在する軸線方
向に長い突条部5が一体に突設され、その先端面
が滑らかな円弧面に形成されている。
前記軸受1によつて軸支される軸10は、同じ
くプラスチツク材料によつて一体に形成されるも
ので、回動部品11の回動支点部に埋込まれて止
めねじ等により回転しないよう強固に固定される
基部10Aと、前記回動部品11の側方に突出し
て前記軸孔3内に挿入される軸部10Aとから成
り、この軸部10Aの挿入端側は断面形状が略半
円形に形成されことにより軸線方向に長い2つの
面13,14を有し、かつこれら両面13,14
の境部に位置し軸線方向に長い突条体15が一体
に突設されている。これらの面13,14および
突条体15は前記突条体5に対応して形成され、
該突条部5とほぼ同一の長さを有している。ま
た、突条体15の先端部は滑らかな円弧面に形成
され、軸10の回動角度にかかわらず常に前記突
条部5の先端面と線接触(もしくは近接)し、軸
10の半径方向のガタ付きを防止している。
前記軸部10Aの挿入端側断面形状は、回動部
品11の最大許容回動角によつて決定されるもの
で、回動角が小さくなればなるほど円に近づき、
大きくなればなるほど中心角の小さい扇形とな
る。また、軸部10Aの挿入端側とは反対側端部
16は断面形状が円形で、前記軸孔3内に挿入さ
れることにより軸10のガタ付きを防止してい
る。
このような構成から成る軸受構造において、第
4図に実線で示すように回動部品11がほぼ水平
な状態においては一方の面13が突条部5の右側
面5aに当接して回動部品11の反時計方向の回
動を阻止し、時計方向に所定角度回動されると、
軸10も回動部品11と一体に回動するため今度
は他方の面14が突条部5の左側面5bに当接し
てそれ以上の回動を阻止する。この結果、回動部
品11はその軸受構造自体によつて回動角度を規
制されるため、ストツパ機構を別個に設ける必要
がなく、しかも軸受構造自体の構造が簡易で、面
13,14と突条部5との面接触により回動を規
制しているためある程度の大きさの捩りモーメン
ト、衝撃力を受けても十分耐え得て軸10もしく
は突条部5の破損を防止し、軸受1および軸10
のプラスチツク化を可能にする。しかも、突条部
5と突条体15は線接触していることにより、軸
10のガタ付きを防止し、適度な回動操作感が得
られる。
第5図はこの考案の他の実施例を示す断面図で
ある。この実施例は軸受20の基部20Aに、内
側面が同一の半径を有する3つの円弧状突条壁2
1,22,23を同一円周上に位置するよう突設
し、これら突条壁21,22,23の内側面を軸
10を支承する軸承面24とし、そのいずれか一
つの突条壁、例えば突条壁21の内側面に軸線方
向(線面と直交する方向)に長い突条部25を一
体に突設したものである。なお、軸10は上記実
施例と全く同一であるため、同一構成部分に対し
て同一符号を以つて示し、その説明を省略する。
このような構成においても上記実施例と同様軸1
0を安定に軸支し、その回動角を規制し得ること
は明らかであろう。
第6図はこの考案に係る軸受構造を電子オルガ
ンの鍵盤蓋に応用した場合の側断面図である。図
中、30は多数の鍵盤31を上下2段に配設して
なる楽器本体で、この楽器本体30には前記鍵盤
31を閉蓋時に被う折畳自在な鍵盤蓋32が配設
されている。
前記鍵盤蓋32は、後端が楽器本体30を構成
する左右一対の腕木33,34の後端部上方寄り
に第1図〜第4図に示した軸受構造を介して前後
(上下)方向に回動自在に軸支される第1の蓋体
35と、この第1の蓋体35の前端に蝶番36を
介して内側に折畳み自在に連結された第2の蓋体
37とで構成され、閉蓋状態においては前記各腕
木33,34の内側面に突出して設けられたガイ
ドレール38上に両側端部が支持されることによ
り鍵盤31を被つており、開蓋時に軸10の回動
により第1の蓋体35が徐々に立ち上り、軸受1
の突条部5に軸10の一方の面14が当接するこ
とにより鎖線で示すように後方に所定角度傾斜し
た状態で立設保持されるように構成されている。
この場合、鍵盤蓋32は前述した通り閉蓋時に
おいてガイドレール38により保持され下方への
回動を完全に規制されているので、軸10に形成
されている2つの面13,14のうち下方への回
動を規制するための面13を無理に突条部5に当
接させる必要はない。
なお、本実施例は鍵盤蓋32に応用した場合に
ついて説明したが、この考案はこれに何ら特定さ
れるものではなく回動角度を規制される回動部品
であれば何でもよく、あらゆる分野において使用
し得るとは明らかであろう。
〔考案の効果〕
以上述べたようにこの考案に係る軸受構造によ
れば、構造が簡単で回動部品の回動角度を軸受構
造自体で規制できるため、別個独立にストツパ機
構を配設する必要がなく、機構、装置を簡素化さ
せることができる。また、突条部と突条体が線接
触していることにより、軸のガタ付きを防止し適
度な回動操作感が得られる。さらに、大きな捩り
モーメントにも十分耐え、軸受および軸のプラス
チツク化を可能にするなどその実用的効果は非常
に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る軸受構造の一実施例を
示す分解斜視図、第2図は軸受の側面図、第3図
は第2図−線拡大断面図、第4図は軸受構造
の要部断面図、第5図はこの考案の他の実施例を
示す断面図、第6図はこの考案を電子オルガンの
鍵盤蓋に応用した場合の側断面図である。 1……軸受、3……軸孔、3a……軸承面、5
……突条部、10……軸、11……回動部品、1
3,14……面、15……突条体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸承面に軸線方向に長い突条部を有する軸受
    と、前記突条部に当接することにより回動を規制
    される軸線方向に長い面と同じく軸線方向に長く
    突設され前記突条部に線接触する突条体とを有し
    て前記軸承面により回動自在に軸支される軸を備
    えたことを特徴とする軸受構造。
JP1985011335U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH0311453Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985011335U JPH0311453Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31
US06/823,045 US4656913A (en) 1985-01-31 1986-01-27 Electronic musical instrument with keyboard and cover

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985011335U JPH0311453Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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Publication Number Publication Date
JPS61128418U JPS61128418U (ja) 1986-08-12
JPH0311453Y2 true JPH0311453Y2 (ja) 1991-03-19

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ID=30493361

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JP1985011335U Expired JPH0311453Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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JPS5126346U (ja) * 1974-08-14 1976-02-26

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