JPH10184660A - 軸装置 - Google Patents

軸装置

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JPH10184660A
JPH10184660A JP33837396A JP33837396A JPH10184660A JP H10184660 A JPH10184660 A JP H10184660A JP 33837396 A JP33837396 A JP 33837396A JP 33837396 A JP33837396 A JP 33837396A JP H10184660 A JPH10184660 A JP H10184660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
lid
main body
small
ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP33837396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemi Takahashi
英海 高橋
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
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Publication of JPH10184660A publication Critical patent/JPH10184660A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転負荷の小さい部分と大きい部分とを有す
る軸装置を提供すること。 【解決手段】 軸受14と、該軸受14に回転可能に支
持された回転軸15とを有し、前記軸受14が弾性変形
可能なリング14aからなり、該リング14aの内面に
突起部17が突設され、回転軸15のリング14aに回
転可能に嵌入する軸本体15aの外周面に小径部21と
大径部22とが形成されており、突起部17と小径部2
1とで回転軸15の回転負荷を小さくする小負荷部αが
形成され、突起部17と大径部22とで回転軸15の回
転負荷を大きくする大負荷部βが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオCD
プレーヤーなどの電子機器の機器本体と蓋体との間に設
けられて、その蓋体を開閉可能に枢支する軸装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に示すように、ビデオCD
プレーヤーなどの電子機器の一例として、機器本体1
と、該機器本体1に軸装置2を介して矢印a,b方向に
開閉可能に取り付けた蓋体3とを有し、該蓋体3にディ
スプレー3Aが設けられたものがある。
【0003】従来、前記軸装置2は、図8及び図9に示
すように、機器本体1の後端立上り部1a内に配設され
た軸受4と、該軸受4に回転可能に支持されて前記蓋体
3の下端突出部3a内に嵌入する回転軸5とを有し、前
記軸受4は、金属板を折曲して六角筒状に形成されリン
グ4aを有し、該リング4aの下端部がビス6により前
記後端立上り部1aに止着され、該リング4a内に六角
状の合成樹脂製ブッシュ4bが嵌合され、該ブッシュ4
bの中心部に貫通孔7が貫設されている。また、前記回
転軸5は、外周面に合成樹脂製カラー8を嵌着した軸本
体5aと、該軸本体5aに同心状に一体突設した連結杆
5bとを有し、前記軸本体5aがカラー8を介して前記
ブッシュ4bの貫通孔7に回転可能に嵌挿され、前記連
結杆5bがビス9により前記下端突出部3aに止着され
ている。
【0004】上記構成において、電子機器の使用時に
は、蓋体3を機器本体1上に重ね合わせた状態から(図
7のA位置参照)、該蓋体3を引き起こして、その蓋体
3を直立状態(図7のB位置参照)や後方傾斜状態(図
7のC位置参照)にするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
直立状態や後方傾斜状態の蓋体3が自重で自然に倒れな
いようにするため、前記ブッシュ4bとカラー8とを強
く圧接させて回転軸5の回転負荷を大きくしているが、
これでは、A位置とB位置との間でも回転負荷が大きく
なり、蓋体3の開閉に大きなトルクが必要で使い勝手が
悪くなる。また、部品点数が多く、製作費が高くつく。
【0006】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、回転負
荷の小さい部分と大きい部分とを有し、製作費が安くつ
く軸装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、軸受と該軸受に回転可能に
支持された回転軸との間に、該回転軸の回転負荷を小さ
くする小負荷部とその回転軸の回転負荷を大きくする大
負荷部とが設けられていることを特徴としている。
【0008】上記構成において、機器本体と該機器本体
に開閉可能に取り付けられる蓋体とを有するビデオCD
プレーヤーなどの電子機器を例にあげて説明すると、軸
受及び回転軸をそれぞれ前記機器本体と前記蓋体とに止
着する。これにより、蓋体を開閉するときには、小負荷
部の働きにより前記蓋体に小さな回転負荷がかかってい
るだけであるから、その蓋体を小さなトルクで軽く開閉
することができ、また、蓋体を直立状態や後方傾斜状態
にしたときには、大負荷部の働きにより前記蓋体に大き
な回転負荷がかかっているので、その蓋体が自重で自然
に倒れないようにすることができる。
【0009】この場合、小負荷部の働きにより、回転軸
を小さなトルクで軽く回転させることができると共に、
大負荷部の働きにより、その回転軸を小さなトルクでは
回転しないようにすることができ、例えば機器本体と該
機器本体に開閉可能に取り付けられる蓋体とを有するビ
デオCDプレーヤーなどの電子機器の前記蓋体を枢支す
る軸装置として最適である。また、部品点数が従来に比
べて安く、製作費を安くすることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記軸受が弾性変形可能なリングからな
り、該リングの内面に突起部が突設され、前記回転軸の
前記リングに回転可能に嵌入する軸本体の外周面に小径
部と大径部とが形成されており、前記突起部と前記小径
部とで前記小負荷部が形成され、前記突起部と前記大径
部とで前記大負荷部が形成されていることを特徴として
いる。
【0011】上記構成において、機器本体と該機器本体
に開閉可能に取り付けられる蓋体とを有するビデオCD
プレーヤーなどの電子機器を例にあげて説明すると、リ
ング及び回転軸をそれぞれ前記機器本体と前記蓋体とに
止着する。これにより、蓋体を開閉するときには、リン
グの突起部を小径部に当接させることにより前記蓋体に
小さな回転負荷がかかっているだけであるから、その蓋
体を小さなトルクで軽く開閉することができ、また、蓋
体を直立状態や後方傾斜状態にしたときには、リングの
突起部を大径部に対向させることにより、該リングが弾
性変形され、その弾性力により突起部が大径部に強く圧
接されて前記蓋体に大きな回転負荷がかかるので、その
蓋体を自重で自然に倒れないようにすることができる。
【0012】この場合、リング及び回転軸をそれぞれ例
えばビデオCDプレーヤーなどの電子機器の機器本体と
蓋体とに止着することにより、該蓋体を小さなトルクで
軽く開閉することができると共に、直立状態や後方傾斜
状態にした蓋体を自重で自然に倒れないようにすること
ができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記回転軸が、前記リング内に回転可能に
嵌入される軸本体と、一端部が該軸本体の中心部に形成
した嵌入孔に嵌入されて止着具によりその軸本体に止着
されると共に、その他端部が回転体に止着される連結杆
とを有することを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、回転軸が軸本体と連結
杆とに分割されているので、その軸本体と連結杆とをそ
れぞれ別個に精密加工することができる。また、前記軸
本体の嵌入孔に連結杆の一端部を嵌入させ、その一端部
を軸本体に止着具で止着するだけで、回転軸を簡単に形
成することができる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の発明において、機器本体と該機器本体
に開閉可能に取り付けられる蓋体とを有する電子機器の
前記機器本体に前記軸受が固定されると共に、前記蓋体
に前記回転軸が固定されていることを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、軸受及び回転軸をそれ
ぞれ電子機器の機器本体と蓋体とに止着することによ
り、該蓋体を小さなトルクで軽く開閉することができる
と共に、直立状態や後方傾斜状態にした蓋体を自重で自
然に倒れないようにすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図5は本発明の実施の一形
態である軸装置2によりビデオCDプレーヤーなどの電
子機器(図6及び図7参照)の蓋体(回転体)3を開閉
可能に枢支した状態を示すものであって、前記軸装置2
は、機器本体1の後端立上り部1a内に配設された軸受
14と、該軸受14に回転可能に支持されて蓋体3の下
端突出部3a内に嵌入する回転軸15とを有している。
【0018】前記軸受14は、弾性変形可能な金属板を
折曲して円筒形に形成されたリング14aを有し、該リ
ング14aの下端部がビス16により前記後端立上り部
1aに止着され、前記リング14aを部分的に折曲して
該リング14aの内面に周方向所定間隔をおいて一対の
突起部17が突設されている。なお、突起部17は必要
に応じて1つまたは3つ以上突設してもよい。
【0019】前記回転軸15は、前記リング14a内に
回転可能に嵌入する軸本体15aと、一端部が該軸本体
15aの中心部に形成した嵌入孔18に嵌入してビス
(止着具)19によりその軸本体15aに止着されると
共に、その他端部が蓋体3の下端突出部3aにビス20
により止着される連結杆15bとを有する。
【0020】図2に示すように、軸本体15aの外周面
に、小径部21と大径部22とが周方向に沿って略90
°の間隔で一対ずつ形成され、その小径部21と突起部
17とにより回転軸15の回転負荷を小さくするための
小負荷部αが形成され、大径部22と突起部17とによ
り回転軸15の回転負荷を大きくするための大負荷部β
が形成されている。
【0021】上記構成において、蓋体3を機器本体1上
に重ね合わせた状態(図7のA位置参照)では、図2に
示すように、突起部17が小径部21に当接されてお
り、蓋体3に小さな回転負荷がかかっているだけである
から、その蓋体3を矢印b方向に小さなトルクで軽く引
き起こすことができる。
【0022】次に、蓋体3を直立状態(図7のB位置参
照)にしたときには、図3に示すように、突起部17を
大径部22に対向させることにより、リング14aが弾
性変形され、その弾性力により突起部17が大径部22
に強く圧接されて蓋体3に大きな回転負荷がかかるの
で、その蓋体3を自重で自然に倒れないようにすること
ができる。
【0023】続いて、蓋体3を後方傾斜状態(図7のC
位置参照)にしたときには、図4に示すように、直立状
態(図7のB位置参照)の場合と同様に、リング14a
の弾性力により突起部17が大径部22に強く圧接され
て蓋体3に大きな回転負荷がかかるので、蓋体3を自重
で自然に倒れないようにすることができる。
【0024】また、蓋体3を直立状態(図7のB位置参
照)から矢印a方向に引き倒して機器本体1上に重ね合
わせた状態(図7のA位置参照)にする場合には、突起
部17が小径部21に当接されて、蓋体3に小さな回転
負荷がかかるだけであるから、その蓋体3を小さなトル
クで軽く引き倒すことができる(図2参照)。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、小負荷部
の働きにより、回転軸を小さなトルクで軽く回転させる
ことができると共に、大負荷部の働きにより、その回転
軸を小さなトルクでは回転しないようにすることがで
き、例えば機器本体と該機器本体に開閉可能に取り付け
られる蓋体とを有するビデオCDプレーヤーなどの電子
機器の前記蓋体を枢支する軸装置として最適である。ま
た、部品点数が従来に比べて少なく、製作費を安くする
ことができる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、リング及び
回転軸をそれぞれ例えばビデオCDプレーヤーなどの電
子機器の機器本体と蓋体とに止着することにより、該蓋
体を小さなトルクで軽く開閉することができると共に、
直立状態や後方傾斜状態にした蓋体を自重で自然に倒れ
ないようにすることができる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、回転軸が軸
本体と連結杆とに分割されているので、その軸本体と連
結杆とをそれぞれ別個に精密加工することができる。ま
た、前記軸本体の嵌入孔に連結杆の一端部を嵌入させ、
その一端部を軸本体に止着具で止着するだけで、回転軸
を簡単に形成することができる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、軸受及び回
転軸をそれぞれ電子機器の機器本体と蓋体とに止着する
ことにより、該蓋体を小さなトルクで軽く開閉すること
ができると共に、直立状態や後方傾斜状態にした蓋体を
自重で自然に倒れないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である軸装置により電子
機器の蓋体を枢支した状態を示す縦断面図である。
【図2】同蓋体を倒した状態の横断面図である。
【図3】同蓋体の直立状態の横断面図である。
【図4】同蓋体の後方傾斜状態の横断面図である。
【図5】同軸装置の分解斜視図である。
【図6】同電子機器の正面図である。
【図7】同電子機器の側面図である。
【図8】従来例を示す縦断面図である。
【図9】同横断面図である。
【符号の説明】
1 機器本体 2 軸装置 3 蓋体(回転体) 14 軸受 14a リング 15 回転軸 15a 軸本体 15b 連結杆 17 突起部 18 嵌入孔 19 ビス(止着具) 21 小径部 22 大径部 α 小負荷部 β 大負荷部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受と該軸受に回転可能に支持された回
    転軸との間に、該回転軸の回転負荷を小さくする小負荷
    部とその回転軸の回転負荷を大きくする大負荷部とが設
    けられていることを特徴とする軸装置。
  2. 【請求項2】 前記軸受が弾性変形可能なリングからな
    り、該リングの内面に突起部が突設され、前記回転軸の
    前記リングに回転可能に嵌入する軸本体の外周面に小径
    部と大径部とが形成されており、前記突起部と前記小径
    部とで前記小負荷部が形成され、前記突起部と前記大径
    部とで前記大負荷部が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の軸装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸が、前記リング内に回転可能
    に嵌入する軸本体と、一端部が該軸本体の中心部に形成
    した嵌入孔に嵌入して止着具によりその軸本体に止着さ
    れると共に、その他端部が回転体に止着される連結杆と
    を有することを特徴とする請求項2記載の軸装置。
  4. 【請求項4】 機器本体と該機器本体に開閉可能に取り
    付けられる蓋体とを有する電子機器の前記機器本体に前
    記軸受が止着されると共に、前記蓋体に前記回転軸が止
    着されていることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の軸装置。
JP33837396A 1996-12-18 1996-12-18 軸装置 Pending JPH10184660A (ja)

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JP33837396A JPH10184660A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 軸装置

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JPH10184660A true JPH10184660A (ja) 1998-07-14

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JP33837396A Pending JPH10184660A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 軸装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009084664A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Nichia Corporation 照明装置、照明ユニットおよび支持体

Cited By (3)

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WO2009084664A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Nichia Corporation 照明装置、照明ユニットおよび支持体
US8882289B2 (en) 2007-12-27 2014-11-11 Nichia Corporation Lighting device, lighting unit, and support
US9726334B2 (en) 2007-12-27 2017-08-08 Nichia Corporation Lighting device, lighting unit, and support

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