JP4139800B2 - Agc回路 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム又は音声システムにおいて、入力信号の振幅に応じて可変利得増幅回路の利得を制御するAGC(Automatic Gain Control)回路に関するものである。
従来のAGC回路として、キャパシタを用いた積分回路を利用する構成が知られている。具体的に説明すると、従来のAGC回路は、利得制御電圧により制御される利得に応じて入力信号を増幅又は減衰して出力信号を出力する可変利得増幅回路と、この可変利得増幅回路の出力電圧を整流する整流回路と、この整流回路により整流された電圧を積分して直流電圧にする積分回路と、この積分回路から入力された直流電圧と基準電圧との差分に比例した電圧を前記可変利得増幅回路の利得制御電圧として出力する直流増幅回路とを備えたものである。積分回路は、抵抗器とキャパシタとで構成される(特許文献1参照)。
特開平8−116226号公報
上記従来のAGC回路では、整流回路によって整流された信号を積分することによって、可変利得増幅回路の出力信号を直流電圧に変換しなければならない。
ところが、そのためには積分回路の抵抗値と容量値とにより決定される積分動作の時定数を、可変利得増幅回路の入力信号としてのアナログ信号の最低信号周期に対して充分に大きくする必要がある。その結果、キャパシタを集積回路に内蔵できないほど、その容量値が大きな値になってしまうという課題があった。例えば、AGC回路の応答時間を表すアタックタイム及びリカバリータイムについて、前者を約1msとし、かつ後者を約1sとするためには、0.47μFの容量値を持つキャパシタが必要になり、外付けキャパシタとせざるを得ない。
本発明は、キャパシタを用いた積分回路を必要とせず、集積回路に内蔵することも容易なAGC回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、この可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、この整流回路により整流された整流信号を閾値電圧と比較する電圧比較器と、この電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換えるアップ・ダウンカウンタと、このアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力するD/A変換回路とを備えることとし、D/A変換回路から出力される電圧に対応した利得制御信号を前記可変利得増幅回路へ供給することとした。
この構成によれば、可変利得増幅回路の出力信号を整流した整流信号を閾値電圧と比較し、その比較結果に応じてアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、アップ・ダウンカウンタのカウント値に対応した利得制御信号を可変利得増幅回路にフィードバックする。これによって、可変利得増幅回路への入力信号の振幅の変動にかかわらず、当該可変利得増幅回路の出力信号の振幅が安定することになる。この動作では、アップ・ダウンカウンタのアップカウント動作及びダウンカウント動作がキャパシタの充放電動作と同様の働きをすることになる。したがって、キャパシタを用いた積分回路を必要とせず、集積回路に内蔵することも容易である。更にアタックタイム及びリカバリータイムを容易に調整することが可能な優れたAGC回路を提供することができる。
ただし、上記電圧比較器の閾値電圧が固定値であると、入力信号の振幅レベルが変動しても出力信号の振幅レベルが不変となるため、例えば音声信号処理に使用した場合、聴感的に奥行きや遠近感のない音声信号が出力されてしまう。
そこで、本発明では、上記電圧比較器の閾値電圧を予めある値に固定するのではなく、可変利得増幅回路の入力信号の振幅に応じて変化するD/A変換回路の出力電圧に対応した電圧を上記電圧比較器の閾値電圧として供給する構成とする。
本発明によれば、キャパシタを用いた積分回路を必要とせず、集積回路に内蔵することも容易なAGC回路を提供することができる。更に、アタックタイム及びリカバリータイムを容易に調整することが可能となり、しかも入力信号の振幅レベルに応じて出力信号の振幅レベルを変化させることができる。したがって、例えば音声信号処理に使用した場合、聴感的に奥行きや遠近感のある音声信号を出力することのできる優れたAGC回路を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態に係るAGC回路の構成を示している。図1において、Aは入力信号VAが供給される信号入力端子である。1は利得制御電圧V8により制御される利得に応じて入力信号VAの電圧を増幅又は減衰して出力信号VBを出力する可変利得増幅回路である。Bは可変利得増幅回路1の出力端子である。2は可変利得増幅回路1の出力電圧を整流する整流回路である。これより以降、整流回路2は全波整流回路として説明するが、半波整流回路でもかまわない。3は整流回路2で整流された整流信号(出力信号)V1を閾値電圧V2と比較し、整流回路2の出力信号V1が閾値電圧V2よりも高い場合にはハイレベルの電圧V3を出力し、低い場合にはローレベルの電圧V3を出力する電圧比較器である。4は電圧比較器3に閾値電圧V2を入力する閾値電圧入力端子である。5はアップ・ダウンカウンタである。6は電圧比較器3の出力電圧V3を制御信号V4として入力し、アップ・ダウンカウンタ5の計数動作を制御するためのアップ・ダウン動作制御入力端子である。7はアップカウント動作用クロックV5を入力する入力端子である。8はダウンカウント動作用クロックV6を入力する入力端子である。アップ・ダウンカウンタ5は、制御信号(電圧)V4がハイレベルの期間では、アップカウント動作用クロックV5で設定されたアップカウント周波数に従ってアップカウント動作を行う。また、制御信号(電圧)V4がローレベルの期間では、ダウンカウント動作用クロックV6で設定されたダウンカウント周波数に従ってダウンカウント動作を行うように構成されている。9はアップ・ダウンカウンタ5のカウント値に応じた直流電圧V7を出力するD/A変換回路である。10は任意に設定した利得を有し、D/A変換回路9の出力直流電圧V7を入力信号とし、利得制御電圧V8を出力する第1の直流増幅回路である。11は任意に設定した利得を有し、D/A変換回路9の直流出力電圧V7を入力信号とし、電圧比較器3の閾値電圧V2を供給する第2の直流増幅回路である。
図1の構成によれば、入力信号VAは、可変利得増幅回路1により増幅又は減衰されて、出力信号VBとなって出力端子Bより出力される。この出力信号VBは、整流回路2により整流されて信号V1となる。次に、整流回路2の出力信号V1は、電圧比較器3に入力される。電圧比較器3では、整流回路2の出力信号V1と閾値電圧V2とを比較し、整流回路2の出力信号V1が閾値電圧V2よりも高い場合にはハイレベルの電圧を、低い場合にはローレベルの電圧を出力信号V3として出力する。この電圧比較器3の出力信号V3は、次段のアップ・ダウンカウンタ5のアップ・ダウン動作制御入力端子6に入力され、アップ・ダウンカウンタ5のアップカウント動作とダウンカウント動作の制御信号V4となる。
アップ・ダウンカウンタ5は、制御信号(電圧)V4がハイレベルの期間では、アップカウント動作用クロックV5で設定されたアップカウント周波数に従ってアップカウント動作を行う。また、制御信号(電圧)V4がローレベルの期間では、ダウンカウント動作用クロックV6で設定されたダウンカウント周波数に従ってダウンカウント動作を行う。このアップ・ダウンカウンタ5によって計数されたカウント値は、D/A変換回路9に入力される。D/A変換回路9は、アップ・ダウンカウンタ5のカウント値に応じた直流電圧V7を出力する。この直流電圧V7は、第1の直流増幅回路10によって任意の大きさに変換され、可変利得増幅回路1の利得制御電圧V8となる。この利得制御電圧V8により可変利得増幅回路1の利得が変化し、入力信号VAは増幅又は減衰される。ここでは、アップ・ダウンカウンタ5のカウント値が大きくなるにつれて利得制御電圧V8が高くなり、可変利得増幅回路1の利得は下がり、アップ・ダウンカウンタ5のカウント値が小さくなるにつれて利得制御電圧V8が低くなり、可変利得増幅回路1の利得は上がるものとする。また、直流電圧V7は、第2の直流増幅回路11によって任意の大きさに変換され、電圧比較器3の閾値電圧V2となる。
以上の動作は、アップカウントによる入力信号VAの減衰とダウンカウントによる入力信号VAの増幅とがつり合う時点まで繰り返され、出力信号VBはある一定の振幅レベルに収束する。
さて、出力信号VBの振幅レベルは電圧比較器3の閾値電圧V2に対応するが、この実施形態においては、D/A変換回路9の出力電圧V7を第2の直流増幅回路11により任意の大きさに変換して電圧比較器3の閾値電圧V2として供給している。D/A変換回路9の出力電圧V7は上記動作により入力信号VAの振幅レベルに応じて変化するため、閾値電圧V2も入力信号VAの振幅レベルに応じて変化する。これにより、出力信号VBの振幅レベルを入力信号VAの振幅レベルに応じて変化させることが可能となる。
次に、図2(a)〜(d)及び図3を用いて、閾値電圧V2の制御効果について説明する。
例えば、図2(a)の波形で示すように入力信号VAとして、振幅レベルVin1と、Vin1より大きな振幅レベルVin2の信号が入力された場合、上記動作によりD/A変換回路9は図2(b)の波形で示すような出力電圧V7を出力する。D/A変換回路9の出力電圧V7は、第2の直流増幅回路11によって任意の大きさに変換され、電圧比較器3の閾値電圧V2として供給されるため、閾値電圧V2は図2(c)で示すような波形となる。つまり、閾値電圧V2のレベルは、振幅レベルVin1の入力信号VAに対してはV2aに、振幅レベルVin2の入力信号VAに対してはV2bとなり、ΔVだけの変動が閾値電圧V2に生じる。その結果、出力信号VBの振幅レベルは、図2(d)の波形で示すように、振幅レベルVin1の入力信号VAに対してはVout1に、振幅レベルVin2の入力信号VAに対してはVout2となり、ΔVoutだけの変動が出力電圧VBに生じる。
図3は、図1のAGC回路における入力信号VAの振幅レベルと出力信号VBの振幅レベルとの相関図である。図3に示すように、AGC機能のオン状態では、入力信号VAの振幅レベルに応じて出力信号VBの振幅レベルが変化するため、図1のAGC回路を例えば音声信号処理に使用した場合、聴感的に奥行きや遠近感のある音声信号を出力することができる。
以上のとおり、図1の構成によれば、キャパシタを用いた積分回路を必要とせずに、入力信号VAの振幅に応じて可変利得増幅回路1の利得を制御するAGC回路を提供することができる。したがって、AGC回路を集積回路に内蔵することも容易である。しかも、AGC機能のオン状態では、入力信号VAの振幅レベルに応じて出力信号VBの振幅レベルが変化するため、例えば音声信号処理に使用した場合に優れた効果を発揮できる。
また、電圧比較器3の閾値電圧V2の値、アップカウント動作用クロックV5及びダウンカウント用動作クロックV6の周波数、アップ・ダウンカウンタ5のカウント値に応じた利得制御電圧V8の変化幅を任意に設定することで、出力電圧VBが一定の振幅レベルに収束するまでの時間、すなわちアタックタイム及びリカバリータイムを容易に調整することができる。また、アップカウント動作用クロックV5及びダウンカウント用動作クロックV6を互いに独立してアップ・ダウンカウンタ5に入力する構成を採用したので、アタックタイムとリカバリータイムとを互いに独立して調整できる。例えば、アップカウント動作周波数が250kHzの場合では、アタックタイムが1msとなる。また、ダウンカウント動作周波数が250Hzの場合では、リカバリータイムが1sとなる。ロジック回路を用いてアップカウント動作周波数及びダウンカウント動作周波数を選択することができるようにしてもよい。
なお、図1の構成において、整流回路2として全波整流回路に代えて半波整流回路を使用する場合、基本的には単純に置き換えを行えばよい。ただし、同じ応答性を持たせるには電圧比較器3の閾値電圧V2やアップ・ダウンカウンタ5のクロック周波数を調整することが必要となる。
図4は、図1のAGC回路の変形例を示している。図4では、図1中の第2の直流増幅回路11が第2の可変利得増幅回路12に置き換えられている。なお、前述の入力信号VAを受け取る可変利得増幅回路1を「第1の可変利得増幅回路」と呼ぶ。第2の可変利得増幅回路12は、利得制御電圧V9により制御される利得に応じてD/A変換回路9の出力電圧V7の大きさを変換して電圧比較器3の閾値電圧V2を出力する。13は第2の可変利得増幅回路12の利得制御信号V9を入力する利得制御入力端子である。
図5は、図4のAGC回路の入力信号VAの振幅レベルと出力信号VBの振幅レベルとの相関図である。図4の構成によれば、閾値電圧V2の供給元となるD/A変換回路9の出力電圧V7の寄与度を、利得制御電圧V9により第2の可変利得増幅回路12の利得を変化させることで自由に設定できる。第1の可変利得増幅回路1の入力信号VAと出力信号VBとの相関は、例えば、図5に示すようにV9=Vg1の電圧時にはラインL1の関係に、V9=Vg2の電圧時にはラインL2の関係に、V9=Vg3の電圧時にはラインL3の関係にというように、入出力特性の関係を自由に設定できるため、図1の構成より更に優れたAGC回路を提供することができる。
《第2の実施形態》
図6は、本発明の第2の実施形態に係るAGC回路の構成を示している。図6において、図1のAGC回路と同じ構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略し、図1に示すAGC回路に比べて新たに追加されている要素のみを説明する。なお、前述の電圧比較器3、アップ・ダウンカウンタ5及びD/A変換回路9をそれぞれ「第1の電圧比較器」、「第1のアップ・ダウンカウンタ」及び「第1のD/A変換回路」と呼ぶ。図6において、14は第2のアップ・ダウンカウンタである。15は制御信号V10を入力することにより、第2のアップ・ダウンカウンタ14の計数方向を制御するためのアップ・ダウン動作制御入力端子である。16は第2のアップ・ダウンカウンタ14にアップカウント動作用クロックV11を入力するアップカウント動作用クロック入力端子である。17は第2のアップ・ダウンカウンタ14にダウンカウント動作用クロックV12を入力するダウンカウント動作用クロック入力端子である。18は第2のアップ・ダウンカウンタ14のカウント値に応じた直流電圧V13を出力する第2のD/A変換回路である。19は第1のD/A変換回路9の出力電圧V7と第2のD/A変換回路18の出力電圧V13とを比較する第2の電圧比較器である。この第2の電圧比較器19は、両電圧V7,V13の比較結果に応じてハイレベル又はローレベルの電圧V14を出力し、第2のアップ・ダウンカウンタ14のアップ・ダウン動作を制御する。20は電圧V14のレベルに応じて第1のD/A変換回路9の出力電圧V7と第2のD/A変換回路18の出力電圧V13とのうちのいずれか高い方の出力電圧を第1の直流増幅回路10に伝えるための切換回路である。したがって、第1の直流増幅回路10は両電圧V7,V13のうち高い方を増幅して利得制御電圧V8として出力する。
図6において、第2の直流増幅回路11までの動作は、図1において説明した動作と同様である。第2のアップ・ダウンカウンタ14は、アップ・ダウン動作制御入力端子15に入力される制御信号(電圧)V10、すなわち第2の電圧比較器19の出力電圧V14がハイレベルの期間ではアップカウント動作用クロックV11で設定されたアップカウント周波数に従ってアップカウント動作を行い、第2の電圧比較器19の出力電圧V14がローレベルの期間ではダウンカウント動作用クロックV12で設定されたダウンカウント周波数に従ってダウンカウント動作を行う。第2のアップ・ダウンカウンタ14によって計数されたカウント値は第2のD/A変換回路18に入力される。第2のD/A変換回路18は、第2のアップ・ダウンカウンタ14のカウント値に応じた直流電圧V13を出力する。
両直流電圧V7及びV13は、切換回路20によっていずれか高い方の電圧が第1の直流増幅回路10に伝えられ、第1の直流増幅回路10によって任意の大きさに変換され、可変利得増幅回路1の利得制御電圧V8となる。
更に、両直流電圧V7及びV13は、第2の電圧比較器19により比較される。第2の電圧比較器19は、第1のD/A変換回路9の出力直流電圧V7が第2のD/A変換回路18の出力直流電圧V13より高い場合にはハイレベルの電圧V14を、その他の場合にはローレベルの電圧V14を出力し、この出力電圧V14が第2のアップ・ダウンカウンタ14のアップ・ダウン動作を制御する制御信号V10となり、また、切換回路20に制御信号として与えられる。切換回路20の最も簡単な構成例としては、トランスファーゲートを用い、第2の電圧比較器19の出力がハイレベルなら第1のD/A変換回路9の出力電圧V7のゲートを開き、ローレベルなら第2のD/A変換回路18の出力電圧V13のゲートを開き、各電圧を通すようなものが考えられる。
そして、利得制御電圧V8により可変利得増幅回路1の利得が変化し、入力信号VAは増幅又は減衰される。第1又は第2のアップ・ダウンカウンタ5,14の出力に応じて入力信号VAの増幅と減衰とがつり合う時点まで上記動作を繰り返し、出力電圧VBはある一定の振幅レベルに収束する。
ここで、図1に示した前述のAGC回路を音声信号処理に使用したと仮定する。出力信号(電圧)VBがある一定の振幅レベルで安定している状態から、入力信号VAがそれより小さくなった場合、出力信号VBもそれに追従して小さくなる。ところが、ダウンカウント動作用クロックV6の周波数が高いと第1のアップ・ダウンカウンタ5がダウンカウントしていくことにより、利得制御電圧V8が小さくなって可変利得増幅回路1の利得を上げ、ある一定の振幅レベルに戻る時間はダウンカウント動作用クロックV6の周波数に追従して早くなってしまう。実際の音声に置き換えると、ある振幅を持った音Eに続き、音Eに対して小さな振幅の音Fが入力された場合、瞬時に同じ大きさの音にしてしまうため、臨場感や遠近感のない違和感のある音声信号となってしまうという第1の問題が生じる。
この問題を回避するために、ダウンカウント動作用クロックV6の周波数を低くすると、今度は、ある振幅を持った音EがAGC回路によって一定の振幅で安定しているところに、破裂音のような短時間に急峻な大きな音Gが入力された場合に以下のような問題が生じる。すなわち、急峻な大きな音Gによって第1のアップ・ダウンカウンタ5はアップカウント動作をし、急峻な大きな音Gを減衰させようとするため、音Gに続いて入力される音Eもそれに追従して小さくなってしまう。急峻な大きな音Gがなくなった後は音Eを急峻な大きな音Gが入力される以前の振幅の音に戻そうと第1のアップ・ダウンカウンタ5がダウンカウント動作をするが、ダウンカウント動作用クロックV6の周波数は低く設定されているため、ある一定の振幅レベルに戻すまでの時間が長くなり、音Eが聞こえない、又は聞き取ることが困難な状態の時間が長くなってしまうという第2の問題が生じる。
これに対し、図6に示すAGC回路によれば、例えば、第2のアップ・ダウンカウンタ14のアップカウント動作用クロックV11及びダウンカウント動作用クロックV12の周波数を、第1のアップ・ダウンカウンタ5のアップカウント動作用クロックV5及びダウンカウント動作用クロックV6の周波数に対し、それぞれ低くすると、ある振幅を持った音Eに続き、音Eに対して小さな音Fが入力された場合、以下のような動作となる。すなわち、小さな音Fが入力される以前はAGC回路により音Eはある一定の振幅で安定し出力されているので、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7と第2のD/A変換回路18の出力電圧V13とがほぼ同電位でつりあっているが、小さな音Fが入力されると第1のアップ・ダウンカウンタ5はダウンカウント動作を行い、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7を下げようとする。第1のD/A変換回路9の出力電圧V7が第2のD/A変換回路18の出力電圧V13より低くなると、第2の電圧比較器19の出力電圧V14がハイレベルからローレベルに反転し、第2のアップ・ダウンカウンタ14がダウンカウント動作を行い第2のD/A変換回路18の出力電圧V13を下げようとする。ところが、第2のアップ・ダウンカウンタ14のダウンカウント動作用クロックV12の周波数が第1のアップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6の周波数よりも低いため、第2のD/A変換回路18の出力電圧V13の下がるスピードは遅くなる。このため、第2のD/A変換回路18の出力電圧V13の方が第1のD/A変換回路9の出力電圧V7より高い状態が保たれ、切換回路20により利得制御電圧V8は第2のD/A変換回路18の出力電圧V13より生成されることになり、音FがAGC回路により一定の振幅に安定するまでの時間が遅くなり、臨場感や遠近感を損なわない違和感のない音声信号を出力することができる。
なお、第2のアップ・ダウンカウンタ14のアップカウント動作用クロックV11及びダウンカウント動作用クロックV12の周波数と、第1のアップ・ダウンカウンタ5のアップカウント動作用クロックV5及びダウンカウント動作用クロックV6の周波数との関係は、上記と逆であってもよい。
また、ある振幅を持った音EがAGC回路によって一定の振幅で安定しているところに、破裂音のような短時間に急峻な大きな音Gが入力された場合、以下のような動作となる。すなわち、急峻な大きな音Gによって第1のアップ・ダウンカウンタ5はアップカウント動作を行い、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7が高くなり、第2の電圧比較器19の出力電圧V14による制御で第2のアップ・ダウンカウンタ14もアップカウント動作を行い、第2のD/A変換回路18の出力電圧V13も高くなるが、第1のアップ・ダウンカウンタ5のアップカウント動作用クロックV5の周波数が第2のアップ・ダウンカウンタ14のアップカウント動作用クロックV11の周波数よりも高いため、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7は第2のD/A変換回路18の出力電圧V13よりも早く高くなり、可変利得増幅回路1の利得は第1のD/A変換回路9の出力電圧V7より生成される利得制御電圧V8に追従する。音Gがなくなった後、音Eを急峻な大きな音Gが入力される以前の振幅の音に戻そうとする動作時は、第1のアップ・ダウンカウンタ5はダウンカウント動作を行うが、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7は第2のD/A変換回路18の出力電圧V13よりも高い状態であるため、第2のアップ・ダウンカウンタ14は、急峻な大きな音Gの入力に伴ってアップカウント動作を継続する。その後、両電圧V7,V13の関係が逆転し、第2のアップ・ダウンカウンタ14がダウンカウントを始める。
第1のD/A変換回路9の出力電圧V7が第2のD/A変換回路18の出力電圧V13よりも高い間、音Eの一定の振幅に戻るスピードは第1のアップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6の周波数に追従するため、上記のような問題を防ぐことができる。
以上のとおり、図6の構成を音声信号処理に使用すれば、例えば、V5の周波数>V11の周波数、V6の周波数>V12の周波数とすることで、アタックタイムは第1のアップ・ダウンカウンタ5のアップカウント動作用クロックV5の周波数に追従し、リカバリータイムは第2のアップ・ダウンカウンタ14のダウンカウント動作用クロックV12の周波数に追従し、ある音が一定の振幅で安定しているところに、破裂音のような短時間に急峻な大きな音が入力された場合のリカバリー動作は第1のアップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6に追従することで、臨場感や遠近感を損なわない違和感のない音声信号を出力することができる。
上記において、第1及び第2の問題を防ぐために第1及び第2のアップ・ダウンカウンタ5,14のカウント動作用クロックV5,V6,V11,V12の周波数をそれぞれ異ならせたが、カウント値に対する第1及び第2のD/A変換回路9,18の変化幅を異ならせること、例えば第2のD/A変換回路18の変化幅を第1のD/A変換回路9の変化幅より小さくすることでも、同様の効果が得られる。
なお、第1及び第2のアップ・ダウンカウンタ5,14にアップカウント動作用とダウンカウント動作用とで、周期の異なる独立したクロックを入力するほか、アップカウント動作用とダウンカウント動作用とで同一のクロックを与えてもよい。ただし、アタックタイム及びリカバリータイムを独立して調整することはできなくなる。
図7は、図6のAGC回路の変形例を示している。図1の構成に対する図4の変形例と同様、図7では、図6中の第2の直流増幅回路11が可変利得増幅回路12に置き換えられている。
《第3の実施形態》
図8は、本発明の第3の実施形態に係るAGC回路の構成を示している。図8では、図6中の切換回路20に代えて、クロック切換回路21が設けられている。図8において、図6のAGC回路と同じ構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略し、図6に示すAGC回路に比べて新たに追加されている要素のみを説明する。図8のクロック切換回路21は、第2の電圧比較器19の出力電圧V14を入力とし、この出力電圧V14のレベルに応じて第1のアップ・ダウンカウンタ14のカウント動作用クロックV5又はV6の周波数を切り換えるための回路である。22はクロック切換回路21のクロック切換制御入力端子である。
さて、図6に示した前述のAGC回路は次のような課題を有している。すなわち、第2の電圧比較器19の入力オフセットが大きい場合、切換回路20によって伝達される第1のD/A変換回路9の出力電圧V7と第2のD/A変換回路18の出力電圧V13との差が大きくなり、切り換わり時の利得制御電圧V8の変化が大きくなって、可変利得制御回路1の出力波形の歪や本来入力されていない周波数信号の発生の原因となってしまう。音声信号では異常音が発生し、聴感的に違和感が出ることになる。また、切換回路20自身のスイッチングノイズ等によっても同様に歪や異常音が発生してしまう。
そこで、図8に示すAGC回路では、可変利得増幅回路1の利得制御電圧V8を複数の信号V7,V13を切り換えて生成することはせず、第1のアップ・ダウンカウンタ5のカウント値に応じた第1のD/A変換回路9の出力電圧V7のみに基づく利得制御電圧V8を可変利得増幅回路1へ帰還する構成としている。これに伴い、例えば、第2の電圧比較器19の出力信号V14がハイレベルからローレベルに切り換わった場合、第1のアップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6が、クロック切換回路21により高い周波数V6(1)から低い周波数V6(2)に切り換えられるものとする。そして、V5の周波数>V11の周波数、V6(1)の周波数>V12の周波数(≒V6(2)の周波数)となるように設定する。このように設定することで、図6のAGC回路と同様に違和感のない音声信号を出力することができる。
図9は、図8のAGC回路の変形例を示している。図1の構成に対する図4の変形例と同様、図9では、図8中の第2の直流増幅回路11が可変利得増幅回路12に置き換えられている。
《第4の実施形態》
図10は、本発明の第4の実施形態に係るAGC回路の構成を示している。図10において、図8のAGC回路と同じ構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略し、図8に示すAGC回路に比べて新たに追加されている要素のみを説明する。23は第1のD/A変換回路9の出力電圧V7と第2のD/A変換回路18の出力電圧V13とを比較する第3の電圧比較器である。この第3の電圧比較器23は、両電圧V7,V13の比較結果に応じてハイレベル又はローレベルの電圧V15を出力し、クロック切換回路21の動作を制御する。また第3の電圧比較器23は意図的にΔV1のオフセットを持たせており、V7=V13+ΔV1となる電圧が閾値となり、出力電圧V15の極性が反転する。具体的には、V7>V13+ΔV1の場合にはハイレベルの電圧V15を出力し、V7<V13+ΔV1の場合にはローレベルの電圧V15を出力する。
第1のアップ・ダウンカウンタ5のカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路21の制御が第3の電圧比較器23の出力電圧V15によって行われる以外、図8で説明した動作と同様である。
さて、図8に示した前述のAGC回路では、入力信号VAの変化に対して時間的な聴感上の影響は解決できるが、その反面、一定の振幅レベルで安定している際に聴感上の影響が生じる。この現象について説明する。
図8の構成によれば、アップカウントによる減衰とダウンカウントによる増幅とがつり合うことにより出力信号VBが一定の振幅レベルに収束するのであるが、一定の振幅レベルで安定している際、第1のアップ・ダウンカウンタ5のカウント値はダウンカウントによりカウントダウンした分、アップカウントによりカウントアップを行い、アップカウントとダウンカウントがつり合った状態にある。カウント動作用クロック周波数が上記のような設定になっている場合、第1のアップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6は第2の電圧比較器19の出力信号V14によりクロック切換回路21を介してV6(1)とV6(2)とに切り替わり、出力信号VBの波形に歪みが生じる。これは、つり合った状態の時に周波数の高いV5及びV6(1)が存在するためにカウントの変化幅が大きくなってしまっているためである。カウント値の変化幅が大きくなると、例えば音声信号処理に使用した場合、出力波形の歪みだけでなく、変化が急になっている部分において入力されているものとは異なる音の発生にもつながってしまうのである。これを回避するためにV5及びV6(1)の周波数を低くしてしまうと、入力信号VAの変化に対し、時間的な聴感上の影響が再び発生してしまうことになるため、V5及びV6(1)の周波数を低くすることはできない。
これに対し、図10に示すAGC回路を使用すれば、各カウント動作用クロック周波数の設定は同じままで上記現象が解決できる。つまり、第1のアップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6は、第3の電圧比較器23の出力信号V15によりクロック切換回路21を介してV6(1)とV6(2)とに切り替わるため、第1のアップ・ダウンカウンタ5のカウント値の変化幅が小さくなる結果、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7の変化幅も小さくなり、出力信号VBの波形歪みが低減されるのである。
図11は、図10のAGC回路の変形例を示している。図1の構成に対する図4の変形例と同様、図11では、図10中の第2の直流増幅回路11が可変利得増幅回路12に置き換えられている。
《第5の実施形態》
図12は、本発明の第5の実施形態に係るAGC回路の構成を示している。図12において、図10のAGC回路と同じ構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略し、図10に示すAGC回路に比べて新たに追加されている要素のみを説明する。24は第1のD/A変換回路9の出力電圧V7と第2のD/A変換回路18の出力電圧V13とを比較する第4の電圧比較器である。この第4の電圧比較器24は、両電圧V7,V13の比較結果に応じてハイレベル又はローレベルの電圧V16を出力する。クロック切換回路21は、(第1の)クロック切換制御入力端子22に加えて、第2のクロック切換制御入力端子25を有する。第1のクロック切換制御入力端子22には第3の電圧比較器23の出力電圧V15が、第2のクロック切換制御入力端子25には第4の電圧比較器24の出力電圧V16がそれぞれ入力され、クロック切換回路21の動作を制御する。また、第4の電圧比較器24には意図的に−ΔV2のオフセットを持たせており、V7=V13−ΔV2となる電圧が閾値となり、出力電圧V16の極性が反転する。具体的には、V7>V13−ΔV2の場合にはハイレベルの電圧V16を出力し、V7<V13−ΔV2の場合にはローレベルの電圧V16を出力する。
第1のアップ・ダウンカウンタ5のカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路21の制御が第3の電圧比較器23の出力電圧V15と、第4の電圧比較器24の出力電圧V16とによって行われる以外、図10で説明した動作と同様である。
図10に示した前述のAGC回路では、次のような場合に一定の振幅で安定している際の出力波形の歪みが現れる。一つ目はアップカウント動作の区間が通常、入力信号VAの1周期に2区間のところ、可変利得増幅回路1のオフセットにより、1周期に1区間になってしまった場合。2つ目は整流回路2が半波整流回路の場合。3つ目は入力信号VAが低周波数となった場合である。いずれも共通しているのはダウンカウント動作区間が長くなっていることであり、この点について説明する。
図10に示す構成において、例えば上記のように可変利得増幅回路1のオフセットにより、アップカウント動作区間が1周期に1区間になってしまった場合、前述したようにアップカウントによる減衰とダウンカウントによる増幅とがつり合うことにより出力信号VBが一定の振幅レベルに収束するのであるが、ダウンカウント動作区間が長くなってしまうと、ダウンカウント動作によるカウント値のカウントダウン幅が大きくなり、その結果アップカウント動作によるカウント値のカウントアップ幅も大きくなる。第1のD/A変換回路9の出力電圧V7は第1の直流増幅回路10により可変利得増幅回路1の利得制御電圧V8となり、入力信号VAは増幅又は減衰されるが、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7の変化幅が大きいために、歪んだ波形の出力信号VBとなってしまう。上記2つ目、3つ目の場合においてもダウンカウント動作区間が長くなるため、同様に歪んだ波形が出力されることになる。これを回避するために、アップカウント動作用クロックV5の周波数を低くすると、アタックタイムが長くなってしまい、入力信号VAの変化に対する応答性が悪くなってしまう。また、低い方のダウンカウント動作用クロックV6(2)の周波数を低くするとリカバリータイムが長くなり、低くし過ぎてしまうと入力信号VAが小さくなった際に一定の振幅に戻るまでの時間が長くなり、音声の場合、音が聞こえない又は聞き取ることが困難な状態の時間が長くなるという聴感上の影響が再び発生してしまう。
上記現象を解決するには、例えば出力信号VBが一定の振幅で安定している時のみダウンカウント動作用クロックV6の周波数を更に低い周波数のV6(3)に切り換わるようにすればよい。図12に示すAGC回路を使用すれば、応答性を変えることなく上記のような現象を解決することができるのである。
図12に示すAGC回路においては、第3及び第4の電圧比較器23,24の出力電圧V15及びV16の極性に従い、クロック切換回路21は第1のアップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6の周波数をV6(1)、V6(2)、V6(3)に切り換える。その周波数は、V6(1)の周波数>V6(2)の周波数>V6(3)の周波数の関係にある。つまり、クロック切換回路21は、V7>V13+ΔV1の場合にはV6(1)の周波数を、V7<V13−ΔV2の場合にはV6(2)の周波数を、そしてV13−ΔV2<V7<V13+ΔV1の場合にはV6(3)の周波数をそれぞれ選択するのである。この結果、アップカウントとダウンカウントがつり合った状態においては、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7によるダウンカウント動作が最も低いダウンカウント動作用クロックV6(3)の周波数に追従するため、ダウンカウント動作による変化幅が小さくなり、その結果アップカウント動作による変化幅も小さくなるため、出力信号VBの波形歪みが改善されるのである。
図13は、図12のAGC回路の変形例を示している。図1の構成に対する図4の変形例と同様、図13では、図12中の第2の直流増幅回路11が可変利得増幅回路12に置き換えられている。
以上、本発明の具体的実施形態について詳細に説明したが、本発明は、これら具体例に限定されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱することなしに、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態において、可変利得増幅回路1の利得制御は電圧方式と仮定して説明したが、可変利得増幅回路1の利得制御方式(電流型又は電圧型)に応じて第1の直流増幅回路10の出力形式を変更すればよい。
また、上記各実施形態において、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7は第1の直流増幅回路10に入力され、第1の直流増幅回路10の出力電圧を利得制御電圧V8として使用したが、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7を直接利得制御信号として使用してもよい。また、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7を第2の直流増幅回路11に入力し、その出力電圧を電圧比較器3の閾値電圧V2として使用したが、第1のD/A変換回路9の出力電圧V7を直接閾値電圧V2として使用してもよい。
また、上記第2〜第5の実施形態において、第2の直流増幅回路11及び第2の可変利得増幅回路12の入力として第1のD/A変換回路9の出力電圧V7を使用したが、第2のD/A変換回路18の出力電圧V13も第1のD/A変換回路9の出力電圧V7と同様に入力信号VAの振幅レベルに応じて変化するため、第2の直流増幅回路11及び第2の可変利得増幅回路12の入力として第2のD/A変換回路18の出力電圧V13を使用しても同様の効果が得られる。
また、上記各実施形態において、チャタリングや外来ノイズの影響を緩和するためのフリップフロップを付加してもよい。フリップフロップの適切な挿入箇所は、第1の電圧比較器3と第1のアップ・ダウンカウンタ5のアップ・ダウン動作制御入力端子6との間、第2の電圧比較器19と切換回路20との間、第2の電圧比較器19と第2のアップ・ダウンカウンタ14との間、第3の電圧比較器23とクロック切換回路21との間、第4の電圧比較器24とクロック切換回路21との間である。
第1及び第2のアップ・ダウンカウンタ5,14にカウント動作制御回路を設けることで、カウントのオーバーフローを防ぐようにしてもよい。オーバーフロー防止機能を第1及び第2のアップ・ダウンカウンタ5,14に内蔵させてもよい。
以上説明してきたとおり、本発明は、入力信号の振幅レベルに応じて出力信号の振幅レベルを変化させることができるため、聴感的に奥行きや遠近感のある音声信号を出力することが必要な音声システムのAGC回路として有用である。
本発明の第1の実施形態に係るAGC回路の構成を示すブロック図である。 (a)〜(d)は図1のAGC回路の動作を説明するための波形図である。 図1のAGC回路の入力信号レベルと出力信号レベルとの相関図である。 図1のAGC回路の変形例を示すブロック図である。 図4のAGC回路の入力信号レベルと出力信号レベルとの相関図である。 本発明の第2の実施形態に係るAGC回路の構成を示すブロック図である。 図6のAGC回路の変形例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るAGC回路の構成を示すブロック図である。 図8のAGC回路の変形例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るAGC回路の構成を示すブロック図である。 図10のAGC回路の変形例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係るAGC回路の構成を示すブロック図である。 図12のAGC回路の変形例を示すブロック図である。
符号の説明
1 (第1の)可変利得増幅回路
2 整流回路
3 (第1の)電圧比較器
4 閾値電圧入力端子
5 (第1の)アップ・ダウンカウンタ
6 アップ・ダウン動作制御入力端子
7 アップカウント動作用クロック入力端子
8 ダウンカウント動作用クロック入力端子
9 (第1の)D/A変換回路
10 第1の直流増幅回路
11 第2の直流増幅回路
12 第2の可変利得増幅回路
13 利得制御入力端子
14 第2のアップ・ダウンカウンタ
15 アップ・ダウン動作制御入力端子
16 アップカウント動作用クロック入力端子
17 ダウンカウント動作用クロック入力端子
18 第2のD/A変換回路
19 第2の電圧比較器
20 切換回路
21 クロック切換回路
22 (第1の)クロック切換制御入力端子
23 第3の電圧比較器
24 第4の電圧比較器
25 第2のクロック切換制御入力端子
A 信号入力端子
B 信号出力端子

Claims (5)

  1. 利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、
    前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、
    前記整流回路により整流された整流信号を閾値電圧と比較する第1の電圧比較器と、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、
    与えられた電圧レベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、
    前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2の電圧比較器と、
    前記第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに基づき前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とのうちのいずれか高い方の出力電圧を出力する切換回路とを備え、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタは、前記第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換えるように構成され、
    前記可変利得増幅回路に供給される利得制御信号は前記切換回路から出力される電圧に対応しており、かつ前記第1の電圧比較器の閾値電圧は前記第1又は第2のD/A変換回路から出力される電圧に対応した電圧であることを特徴とするAGC回路。
  2. 利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、
    前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、
    前記整流回路により整流された整流信号を閾値電圧と比較する第1の電圧比較器と、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、
    与えられた電圧レベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、
    前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2の電圧比較器と、
    前記第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに基づき前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路とを備え、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタは、前記第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換えるように構成され、
    前記可変利得増幅回路に供給される利得制御信号は前記第1のD/A変換回路から出力される電圧に対応しており、かつ前記第1の電圧比較器の閾値電圧は前記第1又は第2のD/A変換回路から出力される電圧に対応した電圧であることを特徴とするAGC回路。
  3. 利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、
    前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、
    前記整流回路により整流された整流信号を閾値電圧と比較する第1の電圧比較器と、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、
    与えられた電圧レベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、
    各々前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2及び第3の電圧比較器と、
    前記第3の電圧比較器の出力電圧のレベルに基づき前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路とを備え、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタは、前記第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換えるように構成され、
    前記可変利得増幅回路に供給される利得制御信号は前記第1のD/A変換回路から出力される電圧に対応しており、かつ前記第1の電圧比較器の閾値電圧は前記第1又は第2のD/A変換回路から出力される電圧に対応した電圧であることを特徴とするAGC回路。
  4. 利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、
    前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、
    前記整流回路により整流された整流信号を閾値電圧と比較する第1の電圧比較器と、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、
    与えられた電圧レベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、
    各々前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2、第3及び第4の電圧比較器と、
    前記第3及び第4の電圧比較器の各々の出力電圧のレベルに基づき前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路とを備え、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタは、前記第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換えるように構成され、
    前記可変利得増幅回路に供給される利得制御信号は前記第1のD/A変換回路から出力される電圧に対応しており、かつ前記第1の電圧比較器の閾値電圧は前記第1又は第2のD/A変換回路から出力される電圧に対応した電圧であることを特徴とするAGC回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のAGC回路において、
    前記第1の電圧比較器の閾値電圧の変化幅を任意に設定できるように、前記第1又は第2のD/A変換回路と前記第1の電圧比較器との間に更に可変利得増幅回路を備えたことを特徴とするAGC回路。
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