JP3939276B2 - Agc回路 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システムまたは音声システムにおいて、出力信号の振幅が一定となるように入力信号の振幅に応じて可変利得増幅回路の利得を制御して入力信号の変動を抑制するAGC回路に関するものである。
AGC回路は、種々の原因により変動する入力信号の振幅を、利得を制御する増幅器により一定の振幅に制御し出力するものであり、例えば、特許文献1に、キャパシタを用いた積分回路を利用する構成のAGC回路が開示されている。
特開平8−116226号公報
ここで、本出願人が特願2003−064980で提案するAGC回路として、キャパシタを用いた積分回路を利用しないAGC回路があり、図22にその例を示す。以下、図22を用いて、キャパシタを用いた積分回路を利用しないAGC回路について説明する。
図22において、A1は入力信号VAが供給される信号入力端子である。101は利得制御電圧V113により制御される利得に応じて入力信号VAの電圧を増幅または減衰して出力信号VBを出力する可変利得増幅回路である。B1は可変利得増幅回路101の出力端子である。102は可変利得増幅回路101の出力電圧を整流する整流回路である。103は整流回路102で整流された整流信号(出力信号)V101を予め設定した任意の閾値電圧V102と比較し、出力信号V101が閾値電圧V102よりも高い場合にはハイレベルの電圧V103を出力し、低い場合にはローレベルの電圧V103を出力する第1の電圧比較器である。104は第1の電圧比較器103に閾値電圧V102を入力する閾値電圧入力端子である。105は第1のアップ・ダウンカウンタである。106は第1の電圧比較器103の出力電圧V103を制御信号V104として入力することにより、第1のアップ・ダウンカウンタ105のアップ・ダウン動作を制御する(計数方向を制御する)ためのアップ・ダウン動作制御入力端子である。107はアップカウント動作用クロックV105を第1のアップ・ダウンカウンタ105に入力する入力端子である。108はダウンカウント動作用クロックV106を第1のアップ・ダウンカウンタ105に入力する入力端子である。109は第1のアップ・ダウンカウンタ105のカウント値Cに応じた直流電圧V107を出力する第1のD/A変換回路である。110は第2のアップ・ダウンカウンタである。111は制御信号V108を入力することにより、第2のアップ・ダウンカウンタ110の計数方向を制御するためのアップ・ダウン動作制御入力端子である。112は第2のアップ・ダウンカウンタ110にアップカウント動作用クロックV109を入力するアップカウント動作用クロック入力端子である。113は第2のアップ・ダウンカウンタ110にダウンカウント動作用クロックV110を入力するダウンカウント動作用クロック入力端子である。114は第2のアップ・ダウンカウンタ110のカウント値Dに応じた直流電圧V111を出力する第2のD/A変換回路である。115は第1のD/A変換回路109の出力電圧V107と第2のD/A変換回路114の出力電圧V111とを比較する第2の電圧比較器である。この第2の電圧比較器115は、電圧V107,V111の比較結果に応じてハイレベルまたはローレベルの電圧V112を出力し、第2のアップ・ダウンカウンタ110のアップ・ダウン動作を制御する。116は電圧V112を入力とし、電圧V112のレベルに応じて第1のD/A変換回路109の出力電圧V107と第2のD/A変換回路114の出力電圧V111のうちのいずれか高い方の出力電圧を直流増幅回路117に伝えるための切換回路である。直流増幅回路117は、電圧V107,V111のうち高い方を増幅して利得制御電圧V113として出力する。この利得制御電圧V113が可変利得増幅回路101に与えられる。
上記のように構成された従来のAGC回路の動作を、図23を参照しながら、以下にその動作を説明する。
入力信号VAは、可変利得増幅回路101により増幅または減衰されて、図23(a)の波形で示すような出力信号VBとなる。この出力信号VBは、整流回路102により整流され、図23(b)の波形で示すような出力信号V101となる。
つぎに、整流回路102の出力信号V101は、電圧比較器103に入力される。電圧比較器103では、整流回路102の出力信号V101と閾値電圧V102とを比較し、図23(c)の波形で示すように、閾値電圧V102よりも高い場合にはハイレベルの電圧を、低い場合にはローレベルの電圧を出力信号V103として出力する。
出力信号V103は、次段のアップ・ダウンカウンタ105のアップ・ダウン動作制御入力端子106に入力され、アップ・ダウンカウンタ105のアップカウント動作とダウンカウント動作の制御信号V104となる。
アップ・ダウンカウンタ105は、制御信号(電圧)V104がハイレベルの期間T1では、図23(d)の波形で示すアップカウント動作用クロックV105で設定されたアップカウント周波数に従ってアップカウント動作を行う。また、制御信号(電圧)V104がローレベルの期間T2では、図23(e)の波形で示すダウンカウント動作用クロックV106で設定されたダウンカウント周波数に従ってダウンカウント動作を行う。
アップ・ダウンカウンタ105によって計数されたカウント値Cは、D/A変換回路109に入力される。D/A変換回路109は、アップ・ダウンカウンタ105のカウント値Cに応じた図23(f)の波形で示すような直流電圧V107を出力する。またこの時アップ・ダウンカウンタ110は、アップ・ダウン動作制御入力端子111に入力される制御信号(電圧)V108、すなわち、第2の電圧比較器115の出力電圧V112がハイレベルの期間ではアップカウント動作用クロックV109で設定されたアップカウント周波数に従ってアップカウント動作を行い、出力信号(電圧)V112がローレベルの期間ではダウンカウント動作用クロックV110で設定されたダウンカウント周波数に従ってダウンカウント動作を行う。アップ・ダウンカウンタ110によって計数されたカウント値DはD/A変換回路114に入力される。D/A変換回路114はカウント値Dに応じた直流電圧V111を出力する。
直流電圧V107およびV111は、切換回路116によっていずれか高い方の電圧が直流増幅回路117に伝えられ、直流増幅回路117によって任意の大きさに変換され、可変利得増幅回路101の利得制御電圧V113となる。
さらに、直流電圧V107およびV111は、電圧比較器115により比較される。電圧比較器115は、直流電圧V107が直流電圧V111より高い場合にはハイレベルの電圧V112を、その他の場合にはローレベルの電圧V112を出力し、この出力電圧V112がアップ・ダウンカウンタ110のアップ・ダウン動作を制御する制御信号V108となる。 そして、上述の切換回路116は、上記電圧V112により制御され、利得制御電圧V113により可変利得増幅回路101の利得が変化し、入力信号VAは増幅または減衰される。入力信号VAは第1または第2のアップ・ダウンカウンタ105または110による増幅と減衰とがつり合う時点まで上記動作を繰り返し、出力電圧VBはある一定の振幅レベルに収束する。
図24は、アップ・ダウンカウンタ105とアップ・ダウンカウンタ110の関係を示す各部の波形図である。図24(a)は電圧比較器103の出力信号V103の波形を示し、図24(b)はアップ・ダウンカウンタ105に入力されるアップカウント動作用クロックV105の波形を示し、図24(c)はアップ・ダウンカウンタ105に入力されるダウンカウント動作用クロックV106の波形を示し、図24(d)はアップ・ダウンカウンタ110に入力されるアップカウント動作用クロックV109の波形を示し、図24(e)はアップ・ダウンカウンタ110に入力されるダウンカウント動作用クロックV110の波形を示し、図24(f)はD/A変換回路109,114のそれぞれの出力電圧V107,V111の波形を示し、図24(g)は電圧比較器115の出力信号V112の波形を示し、図24(h)は切換回路116の出力電圧の波形を示し、図24(i)は利得制御電圧V113の波形を示している。図24(g)、(h)では、電圧比較器115の出力信号V112のレベルに応じて、D/A変換回路109,114の出力電圧V107,V111が選択的に切換回路116の出力電圧として現れることを示している。
しかしながら、上記のAGC回路では次のような課題を有している。すなわち、電圧比較器115の入力オフセットが大きい場合、切換回路116によって伝達されるV107とV111との差が大きくなり、切り換わり時の利得制御信号V113の変化が大きくなり、可変利得制御回路101の出力波形の歪や本来入力されていない周波数信号の発生の原因となってしまう。(音声信号では異常音が発生し、聴感的に違和感が出ることになる。)また、切換回路116自身のスイッチングノイズ等によっても同様に歪や異常音が発生してしまう。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的は、キャパシタを用いた積分回路を必要としないAGC回路において、より優れたノイズ耐性を有するAGC特性を提供することにある。
以上の課題を解決するために、本発明では、利得制御回路へ帰還させる入力信号を複数の信号を切り換えて行うことはせず、第1のアップ・ダウンカウンタに応じた1つの出力電圧のみを入力する構成とする。
すなわち、請求項1記載の発明のAGC回路は、利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、前記整流回路により整流された整流信号を予め任意に設定した電圧と比較する第1の電圧比較器と、前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2の電圧比較器と、前記第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに基づき前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路とを備え、前記第1のD/A変換回路から出力される電圧に対応した利得制御信号を前記可変利得増幅回路に供給することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のAGC回路において、第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のレジスタを設け、前記第1の電圧比較器の出力電圧を第1の基準クロックの周期で前記第1のレジスタに格納し、前記第1のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第1のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第1の基準クロックの周期より短い期間内における前記第1の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とすることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のAGC回路において、第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のレジスタを設け、前記第2の電圧比較器の出力電圧を第2の基準クロックの周期で前記第2のレジスタに格納し、前記第2のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第2のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第2の基準クロックの周期より短い期間内における前記第2の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とすることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のAGC回路において、第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1の電圧比較器の出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2の電圧比較器の出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載のAGC回路において、第1のレジスタと第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1のレジスタの出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2のレジスタと第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2のレジスタの出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1、2又は3記載のAGC回路において、第1のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限する機能を有するとともに、第2のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する機能を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、前記整流回路により整流された整流信号を予め任意に設定した電圧と比較する第1の電圧比較器と、前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2及び第3の電圧比較器と、前記第3の電圧比較器の出力電圧のレベルに基づき前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路とを備え、前記第1のD/A変換回路から出力される電圧に対応した利得制御信号を前記可変利得増幅回路に供給することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のAGC回路において、第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のレジスタを設け、前記第1の電圧比較器の出力電圧を第1の基準クロックの周期で前記第1のレジスタに格納し、前記第1のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第1のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第1の基準クロックの周期より短い期間内における前記第1の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とすることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7又は8記載のAGC回路において、第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のレジスタを設け、前記第2の電圧比較器の出力電圧を第2の基準クロックの周期で前記第2のレジスタに格納し、前記第2のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第2のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第2の基準クロックの周期より短い期間内における前記第2の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とすることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項7、8又は9記載のAGC回路において、第3の電圧比較器とクロック切換回路との間に第3のレジスタを設け、前記第3の電圧比較器の出力電圧を第3の基準クロックの周期で前記第3のレジスタに格納し、前記第3のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記クロック切換回路の動作を制御し、前記第3の基準クロックの周期より短い期間内における前記第3の電圧比較器の出力電圧の変化を前記クロック切換回路へ伝えない構成とすることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項7記載のAGC回路において、第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1の電圧比較器の出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2の電圧比較器の出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項10記載のAGC回路において、第1のレジスタと第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1のレジスタの出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2のレジスタと第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2のレジスタの出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限することを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項7、8、9又は10記載のAGC回路において、第1のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限する機能を有するとともに、第2のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する機能を有することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、前記整流回路により整流された整流信号を予め任意に設定した電圧と比較する第1の電圧比較器と、前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2、第3及び第4の電圧比較器と、前記第3及び第4の電圧比較器の出力電圧のレベルに基づき前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路とを備え、前記第1のD/A変換回路から出力される電圧に対応した利得制御信号を前記可変利得増幅回路に供給することを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項14記載のAGC回路において、第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のレジスタを設け、前記第1の電圧比較器の出力電圧を第1の基準クロックの周期で前記第1のレジスタに格納し、前記第1のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第1のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第1の基準クロックの周期より短い期間内における前記第1の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とすることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項14又は15記載のAGC回路において、第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のレジスタを設け、前記第2の電圧比較器の出力電圧を第2の基準クロックの周期で前記第2のレジスタに格納し、前記第2のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第2のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第2の基準クロックの周期より短い期間内における前記第2の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とすることを特徴とする。
請求項17記載の発明は、請求項14,15又は16記載のAGC回路において、第3及び第4の電圧比較器とクロック切換回路との間に第3及び第4のレジスタを設け、前記第3の電圧比較器の出力電圧を第3の基準クロックの周期で前記第3のレジスタに格納し、前記第4の電圧比較器の出力電圧を第4の基準クロックの周期で前記第4のレジスタに格納し、前記第3及び第4のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記クロック切換回路の動作を制御し、前記第3の基準クロックの周期より短い期間内における前記第3の電圧比較器の出力電圧の変化及び前記第4の基準クロックの周期より短い期間内における前記第4の電圧比較器の出力電圧の変化を前記クロック切換回路へ伝えない構成とすることを特徴とする。
請求項18記載の発明は、請求項14記載のAGC回路において、第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1の電圧比較器の出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2の電圧比較器の出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限することを特徴とする。
請求項19記載の発明は、請求項17記載のAGC回路において、第1のレジスタと第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1のレジスタの出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2のレジスタと第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2のレジスタの出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限することを特徴とする。
請求項20記載の発明は、請求項14、15、16又は17記載のAGC回路において、第1のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限する機能を有するとともに、第2のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する機能を有することを特徴とする。
以上により、請求項1記載の発明では、第1のアップ・ダウンカウンタへ入力するクロック信号の周波数を変化させることにより、その第1のアップ・ダウンカウンタの出力のみにより、利得制御回路の入力信号を生成するので、入力信号の切換えや、切換回路自身により発生するノイズ等が含まれた信号を直接利得制御回路に入力することなく、精度の高い制御を行うことが可能となる。
また、請求項2記載の発明では、第1の電圧比較器から出力される出力電圧を、予め設定した周期で取り込み、その取り込んだ出力電圧を第1のアップ・ダウンカウンタの制御信号として用いるので、予め設定した取り込み周期よりも短い周期で発生する異常信号の影響を受けることなく精度の高い制御を行うことが可能となる。
更に、請求項3記載の発明では、第2の電圧比較器から出力される出力電圧を、予め設定した周期で取り込み、その取り込んだ出力電圧を第2のアップ・ダウンカウンタ及びクロック切換回路の制御信号として用いるので、予め設定した取り込み周期よりも短い周期で発生する異常信号の影響を受けることなく、精度の高い制御を行うことが可能となる。
続いて、請求項4、5及び6に記載の発明によれば、第1及び第2のアップ・ダウンカウンタに所定の上限値及び下限値を設けることによりアップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することが可能となる。
また、請求項7記載の発明では、第2のアップ・ダウンカウンタを制御する信号とクロック切換回路を制御する信号とを別の電圧比較器を設けることにより独立に生成することが可能となる。
更に、請求項8記載の発明では、第1の電圧比較器から出力される出力電圧を、予め設定した周期で取り込み、その取り込んだ出力電圧を第1のアップ・ダウンカウンタの制御信号として用いるので、予め設定した取り込み周期よりも短い周期で発生する異常信号の影響を受けることなく精度の高い制御を行うことが可能となる。
続いて、請求項9記載の発明では、第2の電圧比較器から出力される出力電圧を、予め設定した周期で取り込み、その取り込んだ出力電圧を第2のアップ・ダウンカウンタの制御信号として用いるので、予め設定した取り込み周期よりも短い周期で発生する異常信号の影響を受けることなく、精度の高い制御を行うことが可能となる。
また、請求項10記載の発明では、第3の電圧比較器から出力される出力電圧を、予め設定した周期で取り込み、その取り込んだ出力電圧をクロック切換回路の制御信号として用いるので、予め設定した取り込み周期よりも短い周期で発生する異常信号の影響を受けることなく、精度の高い制御を行うことが可能となる。
更に、請求項11、12及び13記載の発明では、第1及び第2のアップ・ダウンカウンタにそれぞれ上限値及び下限値を超えないように監視する第1及び第2のカウント動作制御回路を設置し、アップ・ダウンカウンタの出力値が所定の上限値に達すると、ハイレベルの制御信号を遮断することによりダウンカウントを行わせてカウント値を下げ、また、所定の下限値に達すると、ローレベルの制御信号を遮断することによりアップカウントを行わせてカウント値を上げるので、第1及び第2のアップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぐことが可能となる。
続いて、請求項14記載の発明では、第2のアップ・ダウンカウンタを制御する信号とクロック切換回路を制御する2つの信号とを3つの電圧比較器を設けることにより独立に生成することが可能となる。
また、請求項15記載の発明では、第1の電圧比較器から出力される出力電圧を、予め設定した周期で取り込み、その取り込んだ出力電圧を第1のアップ・ダウンカウンタの制御信号として用いるので、予め設定した取り込み周期よりも短い周期で発生する異常信号の影響を受けることなく精度の高い制御を行うことが可能となる。
更に、請求項16記載の発明では、第2の電圧比較器から出力される出力電圧を予め設定した周期で取り込み、その取り込んだ出力電圧を第2のアップ・ダウンカウンタの制御信号として用いるので、予め設定した取り込み周期よりも短い周期で発生する異常信号の影響を受けることなく、精度の高い制御を行うことが可能となる。
続いて、請求項17記載の発明では、第3及び第4の電圧比較器から出力される出力電圧を、予め設定した周期で取り込み、その取り込んだ出力電圧をクロック切換回路の制御信号として用いるので、予め設定した取り込み周期よりも短い周期で発生する異常信号の影響を受けることなく、精度の高い制御を行うことが可能となる。
また、請求項18、19及び20記載の発明では、第1及び第2のアップ・ダウンカウンタにそれぞれ上限値及び下限値を超えないように監視する第1及び第2のカウント動作制御回路を設置し、アップ・ダウンカウンタの出力値が所定の上限値に達すると、ハイレベルの制御信号を遮断することによりダウンカウントを行わせてカウント値を下げ、また、所定の下限値に達すると、ローレベルの制御信号を遮断することによりアップカウントを行わせてカウント値を上げるので、第1及び第2のアップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぐことが可能となる。
請求項1に記載の発明によれば、利得制御信号が一つのD/A変換回路の出力からのみで作られることになるため切換回路が不要となる。これにより可変利得制御回路の出力波形の歪や本来入力されていない周波数信号の発生の原因となる利得制御信号の源が切り換わることによる利得制御信号の変化や、切換回路自身のスイッチングノイズ等による出力波形の歪や異常信号の発生が抑制でき、かつ、従来の発明の効果も維持できる、すぐれたAGC回路を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる上に、予め設定された入力信号のレベル変化に対する出力応答性よりも、短い時間での入力信号レベル変化には追従しない、さらに高精度なAGC回路を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタ及びクロック切換回路の双方の動作が安定し、可変利得増幅回路の動作が安定するため、さらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することのできるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することのできるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1,2または請求項3に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することのできるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、カウント動作用クロック周波数の設定を変更することなく、出力信号が一定の振幅レベルで安定している際の歪の悪化を抑制することのできる優れたAGC回路を提供することができる。また、例えば音声信号処理に使用した場合、入力されているものとは異なる音の発生を抑制することのできる優れたAGC回路を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明と同様の効果が得られる上に、予め設定された入力信号のレベル変化に対する出力応答性よりも、短い時間での入力信号レベル変化には追従しない、さらに高精度なAGC回路を提供することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項7または8に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタ及びクロック切換回路の双方の動作が安定し、可変利得増幅回路の動作が安定するため、さらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項7,8または請求項9に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタ及びクロック切換回路の双方の動作が安定し、可変利得増幅回路の動作が安定するため、さらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項11に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することのできるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項12に記載の発明によれば、請求項10に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することのできるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項13に記載の発明によれば、請求項7,8,9または請求項10に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することのできるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項14に記載の発明によれば、種々の要因によりダウンカウント動作区間が長くなった場合に、出力信号が一定の振幅レベルで安定している際の歪の悪化を抑制することのできる優れたAGC回路を提供することができる。また、例えば音声信号処理に使用した場合、入力されているものとは異なる音の発生を抑制することのできる優れたAGC回路を提供することができる。
請求項15に記載の発明によれば、請求項14に記載の発明と同様の効果が得られる上に、予め設定された入力信号のレベル変化に対する出力応答性よりも、短い時間での入力信号レベル変化には追従しない、さらに高精度なAGC回路を提供することができる。
請求項16に記載の発明によれば、請求項14または15に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタ及びクロック切換回路の双方の動作が安定し、可変利得増幅回路の動作が安定するため、さらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項17に記載の発明によれば、請求項14,15または請求項16に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタ及びクロック切換回路の双方の動作が安定し、可変利得増幅回路の動作が安定するため、さらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項18に記載の発明によれば、請求項14に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することのできるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項19に記載の発明によれば、請求項17に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することのできるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
請求項20に記載の発明によれば、請求項14,15,16または請求項17に記載の発明と同様の効果が得られる上に、アップ・ダウンカウンタのオーバーフローを防ぎ、可変利得増幅回路の利得変化幅を任意に設定することのできるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の請求項1に記載の実施のAGC回路を使用した実施の形態である。図1において、Aは入力信号VAが供給される信号入力端子である。1は利得制御電圧V13により制御される利得に応じて入力信号VAの電圧を増幅または減衰して出力信号VBを出力する可変利得増幅回路である。Bは可変利得増幅回路1の出力端子である。2は可変利得増幅回路1の出力電圧を整流する整流回路である。これより以降、整流回路2は全波整流回路として説明するが、半波整流回路でも構わない。3は整流回路2で整流された整流信号(出力信号)V1を予め設定した任意の閾値電圧V2と比較し、出力信号V1が閾値電圧V2よりも高い場合にはハイレベルの電圧V3を出力し、低い場合にはローレベルの電圧V3を出力する第1の電圧比較器である。4は第1の電圧比較器3に閾値電圧V2を入力する閾値電圧入力端子である。5は第1のアップ・ダウンカウンタである。6は第1の電圧比較器3の出力電圧V3を制御信号V4として入力し、アップ・ダウン動作を制御するためのアップ・ダウン動作制御入力端子である。7はアップカウント動作用クロックV5を入力する入力端子である。8はダウンカウント動作用クロックV6を入力する入力端子である。9は第1のアップ・ダウンカウンタ5のカウント値Cに応じた直流電圧V7を出力する第1のD/A変換回路である。10は第2のアップ・ダウンカウンタである。11は制御信号V8を入力することにより、上記第2のアップ・ダウンカウンタ10の計数方向を制御するためのアップ・ダウン動作制御入力端子である。12は上記第2のアップ・ダウンカウンタ10にアップカウント動作用クロックV9を入力するアップカウント動作用クロック入力端子である。13は上記第2のアップ・ダウンカウンタ10にダウンカウント動作用クロックV10を入力するダウンカウント動作用クロック入力端子である。14は上記第2のアップ・ダウンカウンタ10のカウント値Dに応じた直流電圧V11を出力する第2のD/A変換回路である。15は上記第1のD/A変換回路9の出力電圧V7と上記第2のD/A変換回路14の出力電圧V11とを比較する第2の電圧比較器である。この第2の電圧比較器15は、電圧V7,V11の比較結果に応じてハイレベルまたはローレベルの電圧V12を出力し、上記第2のアップ・ダウンカウンタ10のアップ・ダウン動作を制御する。18は電圧V12を入力とし、電圧V12のレベルに応じて上記第1のアップ・ダウンカウンタ10のカウント動作用クロックV5及びV6の周波数を切り換えるためのクロック切換回路である。19はクロック切換回路18の第1のクロック切換制御入力端子である。17は任意に設定した利得を有し、第1のD/A変換回路9の出力直流電圧V7を入力信号とし、利得制御電圧V13を出力する直流増幅回路である。
なお、図1において、整流回路2、電圧比較器3、アップ・ダウンカウンタ5、D/A変換回路9および直流増幅回路17、アップ・ダウンカウンタ10、D/A変換回路14、電圧比較器15、クロック切換回路18は、利得制御増幅回路1の出力信号VBのアナログ信号レベルを検出するアナログ信号検出回路を構成している。本実施の形態では、アナログ信号レベル検出回路の出力信号に応じて、利得制御増幅回路1の利得を制御することで、AGC回路が構成されているが、アナログ信号レベル検出回路は、AGC回路に適用するにとどまらず、種々の応用が考えられる。
なお、上記構成において、全波整流回路に代えて半波整流回路を使用する場合、基本的には単純に置き換えを行えばよい。ただし、同じ応答性を持たせるには電圧比較器のスレッショルドやアップ・ダウンカウンタのクロック周波数を調整することが必要となる。
以上のように構成された本発明の請求項1に記載のAGC回路の実施の形態について、図2を参照しながら、以下にその動作を説明する。
入力信号VAは、可変利得増幅回路1により増幅または減衰されて出力信号VBとなり、この出力信号VBは、整流回路2により整流され、図2(a)の波形で示すような出力信号V1となる。ここでは、期間T1及びT3においては出力信号V1は閾値電圧V2を下回り、期間T2及びT4においては出力信号V1は閾値電圧V2を超えている様子が示される。
つぎに、整流回路2の出力信号V1は、電圧比較器3に入力される。電圧比較器3では、整流回路2の出力信号V1と閾値電圧V2とを比較し、図2(b)の波形で示すように、閾値電圧V2よりも高い期間T2及びT4の場合にはハイレベルの電圧を、低い期間T1及びT3の場合にはローレベルの電圧を出力信号V3として出力する。
出力信号V3は、次段のアップ・ダウンカウンタ5のアップ・ダウン動作制御入力端子6に入力され、アップ・ダウンカウンタ5のアップカウント動作とダウンカウント動作の制御信号V4となる。
アップ・ダウンカウンタ5は、制御信号(電圧)V4がハイレベルの期間では、図2(c)の波形で示すアップカウント動作用クロックV5で設定されたアップカウント周波数に従ってアップカウント動作を行う。また、制御信号(電圧)V4がローレベルの期間では、図2(d)の波形で示すダウンカウント動作用クロックV6で設定されたダウンカウント周波数に従ってダウンカウント動作を行う。この波形では後述するクロック切換回路により、ダウンカウント用動作クロックの周波数が電圧比較器15の極性により切り換わっている。
アップ・ダウンカウンタ5によって計数されたカウント値Cは、D/A変換回路9に入力される。D/A変換回路9は、アップ・ダウンカウンタ5のカウント値Cに応じて直流電圧V7を出力する。
一方アップ・ダウンカウンタ10は、アップ・ダウン動作制御入力端子11に入力される制御信号(電圧)V8、すなわち、第2の電圧比較器15の出力電圧V12がハイレベルの期間では、図2(e)の波形で示すアップカウント動作用クロックV9で設定されたアップカウント周波数に従ってアップカウント動作を行い、出力信号(電圧)V12がローレベルの期間では図2(f)の波形で示すダウンカウント動作用クロックV10で設定されたダウンカウント周波数に従ってダウンカウント動作を行う。
アップ・ダウンカウンタ10によって計数されたカウント値DはD/A変換回路14に入力される。D/A変換回路14はカウント値Dに応じた図2(g)の波形で示すような直流電圧V11を出力する。ここで直流電圧V7が直流電圧V11を超える期間T5においては、直流電圧V11はアップカウントを行い、直流電圧V7が直流電圧V11を下回る期間T6においては、直流電圧V11はダウンカウントを行う。
また、直流電圧V7およびV11は、電圧比較器15により比較される。図2(h)の波形は、電圧比較器15の出力信号V12の変化を示しており、ハイレベルの部分は直流電圧V7が直流電圧V11より高い場合を、また、ローレベルの部分は直流電圧V7が直流電圧V11より低い場合を示している。この出力信号V12がアップ・ダウンカウンタ10のアップ・ダウン動作を制御する制御信号V8となる。
さらに制御信号V8はクロック切換回路18のクロック切換制御入力端子19に入力され、その極性に従ってアップ・ダウンカウンタ10のカウント動作用クロックを切り換える。本実施の形態では制御信号V8がHighからLowに切り換わった場合、アップ・ダウンカウンタ10のダウンカウント動作用クロックが速い周波数V6−1から遅い周波数V6−2に切り換わるものとする。
直流電圧V7は、直流増幅回路17によって任意の大きさに変換され、可変利得増幅回路1の利得制御電圧V13となる。利得制御電圧V13により可変利得増幅回路1の利得が変化し、入力信号VAは増幅または減衰される。本実施の形態においては、カウント値が大きくなるにつれて利得制御電圧V13が高くなり、可変利得増幅回路1の利得は下がり、カウント値が小さくなるにつれて利得制御電圧V13が低くなり、可変利得増幅回路1の利得は上がるものとする。そして、利得制御電圧V13により可変利得増幅回路1の利得が変化し、入力信号VAは増幅または減衰される。入力信号VAはアップカウントによる減衰とダウンカウントによる増幅とがつり合う時点まで繰り返され、出力電圧VBはある一定の振幅レベルに収束する。
図22に示す構成によれば、例えば、音声信号処理に使用した場合、連続して入力される音の種類によって利得制御信号V113の追従するカウント動作用クロック周波数が変わり、違和感のない音声信号を出力することができる。その1例として、V105の周波数>V109の周波数、V106の周波数>V110の周波数とすることで、アタックタイムはV105の周波数に追従し、リカバリータイムはV110の周波数に追従し、ある音が一定の振幅で安定しているところに、破裂音のような短時間に急峻な大きな音が入力された場合のリカバリー動作はV106に追従することで臨場感や遠近感を損なわない違和感のない音声信号を出力することができる。図1に示す本発明の実施の形態の構成においても、V5=V105,V9=V109,V10=V110とし、クロック切換回路18によってV6の周波数を速い周波数(V6−1)時にはV106とし、遅い周波数(V6−2)時にはV110とすれば、図22のAGC回路と同様に違和感のない音声信号を出力することができる。
図1に示す本発明の実施の形態の構成によれば、図22と異なり利得制御信号V13が一つのD/A変換回路の出力からのみで作られることになるため切換回路が不要となる。これにより可変利得制御回路1の出力波形の歪や本来入力されていない周波数信号の発生の原因となる利得制御信号の源が切り換わることによる利得制御信号V13の変化や、切換回路自身のスイッチングノイズ等による出力波形の歪や異常信号の発生が抑制でき、かつ、従来の発明の効果も維持できる、すぐれたAGC回路を提供することができる。
上記において、D/A変換回路9の出力電圧V7は直流増幅回路17に入力され、直流増幅回路17の出力電圧を利得制御電圧V13として使用したが、D/A変換回路9の出力電圧V7を直接利得制御信号として使用しても、本発明のAGC回路を実現できることは明らかである。
また、上記において、可変利得増幅回路1の利得制御は電圧方式と仮定して説明したが、可変利得増幅回路1の利得制御方式(電流型または電圧型)によってD/A変換回路9および直流増幅回路17の出力の形式または組み合わせを変更することでも、本発明のAGC回路を実現可能である。したがって、利得制御信号というのは、利得制御電圧だけでなく、利得制御信号のことをも意味する。
以上の点は後述する実施の形態についても同様である。
図3は本発明の請求項2に記載のAGC回路を使用した実施の形態である。図3において図1に示す本発明の請求項1に記載のAGC回路を使用した実施の形態と同じ部材には同一の符号を付すことにより説明を省略し、図1に示すAGC回路に新たに追加されている部材のみを説明する。20は第1の電圧比較器3により出力される信号V3の極性、すなわち電圧レベル(ハイレベルまたはローレベル)を基準クロックV14の周期で格納し、基準クロックV14の周期で格納した極性を第1のアップ・ダウンカウンタ5のアップ・ダウン動作制御入力端子6に伝えるレジスタとしてのフリップフロップ、21は前記フリップフロップ20の基準クロック入力端子である。
本実施の形態の特徴として、上記電圧比較器3の出力がチャタリングや外来ノイズ等により基準クロックV9の周期より短い期間内に変化しても、上記アップ・ダウンカウンタ5が本来行うべきカウント動作には影響を及ぼさない。したがって、アップ・ダウンカウンタ5のカウント動作が安定し、可変利得増幅回路1の動作が安定する。そのため、さらに優れたAGC回路を提供することができる。
図4は図3に示す実施の形態と同様に電圧比較器15の出力変化の影響をアップ・ダウンカウンタ10やクロック切換回路18に伝えないためにレジスタ22を追加した構成である。(請求項3に対応する。)
図5は本発明の請求項4に記載のAGC回路を使用した実施の形態である。図5において図1に示す本発明の請求項1に記載のAGC回路を使用した実施の形態と同じ部材には同一の符号を付すことにより説明を省略し、図1に示すAGC回路に新たに追加されている部材のみを説明する。24は上記第1のアップ・ダウンカウンタ5によって計数されたカウント値Cに応じて、上記第1の電圧比較器3により出力されるハイレベルもしくはローレベルの電圧V3をアップ・ダウン動作制御入力端子6へ伝達するか、またはハイレベルもしくはローレベルの電圧V3の伝達を遮断するかを制御する第1のカウント動作制御回路である。25は上記第2のアップ・ダウンカウンタ10によって計数されたカウント値Dに応じて、上記第2の電圧比較器15により出力されるハイレベルもしくはローレベルの電圧V12をアップ・ダウン動作制御入力端子11及びクロック切換制御入力端子19へ伝達するか、またはハイレベルもしくはローレベルの電圧V12の伝達を遮断するかを制御する第2のカウント動作制御回路である。
具体的には、この第1のカウント動作制御回路24は、カウント値Cが所定の上限値より小さいときには、ハイレベルの電圧V3をアップ・ダウン動作制御入力端子6へ伝達するが、カウント値Cが所定の上限値に達するとハイレベルの電圧V3を遮断してアップ・ダウン動作制御入力端子6へ伝達しないようにする。これによって、アップ・ダウンカウンタ5のアップカウント動作が停止する。なお、カウント値Cが所定の上限値に達しても、ローレベルの電圧V3は伝達される。これは、アップ・ダウンカウンタ5にダウンカウントを行わせ、カウント値Cを所定の上限値から減少させることができるようにするためである。
また、この第1のカウント動作制御回路24は、カウント値Cが所定の下限値より大きいときには、ローレベルの電圧V3をアップ・ダウン動作制御入力端子6へ伝達するが、カウント値Cが所定の下限値に達するとローレベルの電圧V3を遮断してアップ・ダウン動作制御入力端子6へ伝達しないようにする。これによって、アップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作が停止する。なお、カウント値Cが所定の下限値に達しても、ハイレベルの電圧V3は伝達される。これは、アップ・ダウンカウンタ5にアップカウントを行わせ、カウント値Cを所定の下限値から増加させることができるようにするためである。
以上のような第1のカウント動作制御回路24の制御動作により、アップ・ダウンカウンタ5は、カウント値Cが所定の下限値から所定の上限値の範囲(下限値および上限値を含む)内の値に制限される。なお、所定の上限値は、アップ・ダウンカウンタ5の最大カウント値またはそれより小さい任意の値に設定される。また、所定の下限値は、最小カウント値(例えば、零)またはそれより大きい任意の値に設定される。当然、上限値は下限値より大きい値である。第2のカウント動作制御回路25は上記第1のカウント動作制御回路24と同様にアップ・ダウンカウンタ10のカウント値Dを所定の下限値から所定の上限値の範囲(下限値および上限値を含む)内の値に制限するためのものである。
もし、アップ・ダウンカウンタ5のカウント動作を停止させる回路がない場合には、以下のような影響がある。すなわち、入力信号VAに応じてカウント動作を行いカウント値Cがアップ・ダウンカウンタ5の構造によって決まる最大カウント値または最小カウント値に達した際に、さらに同方向の計数を行うと最大カウント値は最小カウント値に変化し、最小カウント値は最大カウント値に変化する。その結果、利得制御電圧V13が急激に変化し、この変化に追従して可変利得増幅回路1の出力も急激に変化してしまう。また、アップ・ダウンカウンタ10のカウント動作を停止させる回路がない場合には、上記と同様にカウント値Dが最大カウント値または最小カウント値に達した際に、さらに同方向の計数を行うと最大カウント値は最小カウント値に変化し、最小カウント値は最大カウント値に変化すると電圧比較器15の出力の極性が反転し、その結果本来の意図とは異なる時にアップ・ダウンカウンタ5のカウント動作用クロック周波数が切り換わり、出力波形に歪が発生する等の聴感上に影響が現れる。
本実施の形態の特徴として、カウント値C及びカウント値Dの上限値と下限値を任意に定め、上限値に達した場合にはアップカウント動作を停止し、下限値に達した場合にはダウンカウント動作を停止することによって、上記問題を防ぐことができるさらに優れたAGC回路を提供することができる。
上記の図5に示す実施の形態の構成に、図4のフリップフロップ20及び22を追加した構成を実施の形態としてあげることができる。(図6:請求項5に対応する。)
なお、上記の図5及び図6に示す実施の形態では、アップ・ダウンカウンタ5,10とは別にカウント動作制御回路24,25を設けたが、カウント動作制御回路に相当する機能をアップ・ダウンカウンタに内蔵させてもよい。つまり、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、ダウンカウント動作を実行させるか、または実行を停止させることにより、カウント値を所定の上限値と所定の下限値の範囲内に制限する機能をアップ・ダウンカウンタに内蔵させてもよい。(請求項6に対応する。)
図7は本発明の請求項7に記載のAGC回路を使用した実施の形態である。図7において図1に示す本発明の請求項1に記載のAGC回路を使用した実施の形態と同じ部材には同一の符号を付すことにより説明を省略し、図1に示すAGC回路に新たに追加されている部材のみを説明する。26はD/A変換回路9の出力電圧V7とD/A変換回路14の出力電圧V11とを比較する第3の電圧比較器である。この第3の電圧比較器26は、電圧V7,V11の比較結果に応じてハイレベルまたはローレベルの電圧V16を出力し、クロック切換回路18の動作を制御する。また電圧比較器26は意図的にΔV1のオフセットを持たせており、V7=V11+ΔV1となる電圧が閾値となり、出力電圧V16の極性が反転する。図7においてはV7>V11+ΔV1の場合にはハイレベルの電圧V16を出力し、V7<V11+ΔV1の場合にはローレベルの電圧V16を出力する。
以上のように構成された本発明の請求項7に記載の実施の形態について、以下にその動作を説明する。
クロック切換回路18によってアップ・ダウンカウンタ5のカウント動作用クロック周波数を切り換えるタイミングが異なる以外、図1に示した本発明の請求項1に記載の実施の形態で説明した動作と同様である。
ここで、図1に示す本発明の請求項1に記載のAGC回路を音声信号処理に使用したと仮定する。そして出願番号2003−064980でも述べられているように、連続して入力される音に対し、一定の振幅レベルに戻る時間がクロックV6の周波数に追従して速くなってしまうことや短時間に急峻な大きな音が入力されることによって一定の振幅レベルに戻すまで音が聞こえない又は聞き取ることが困難な状態の時間が長くなることを防ぎ、臨場感や遠近感のある違和感のない音声信号を出力するために、1例として、V5の周波数>V9の周波数、V6−1の周波数>V10の周波数(≒V6−2の周波数)となるように設定したと仮定する。上記のように設定することにより、入力される信号の変化に対し、時間的な聴感上の影響は解決できるが、その反面、一定の振幅レベルで安定している際に聴感上の影響が生じる。この現象について図8を参照しながら説明する。
図1に示す構成において図8(a)の波形で示すような信号が入力され、AGC回路により一定の振幅レベルの信号を出力している際の波形は、その変化を強調すると図8(b)のように歪んだ波形となっている。アップカウントによる減衰とダウンカウントによる増幅とがつり合うことにより出力信号が一定の振幅レベルに収束するのだが、この時、アップ・ダウンカウンタ5のカウント値Cはダウンカウントによりカウントダウンした分、アップカウントによりカウントアップを行い、アップカウントとダウンカウントがつり合った状態にある。カウント動作用クロック周波数が上記のような設定になっている場合、アップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6は、図8(d)の波形で示すように電圧比較器15の出力信号V12によりクロック切換回路18を介してV6−1とV6−2とに切り替わるため、D/A変換回路9及び14の出力電圧V7及びV11は図8(c)のような波形となる。V7は直流増幅器17により可変利得増幅回路1の利得制御電圧V13となり、入力信号VAは増幅または減衰され、図8(b)の波形で示すような出力信号VBとなる。これはつり合った状態の時に周波数の速いV5及びV6−1が存在するためにカウントの変化幅が大きくなってしまっているためである。カウント値の変化幅が大きくなると、例えば音声信号処理に使用した場合、出力波形の歪みだけでなく、変化が急になっている部分において入力されているものとは異なる音の発生にもつながってしまうのである。これを回避するためにV5及びV6−1の周波数を遅くしてしまうと、前述した入力される信号の変化に対し、時間的な聴感上の影響が再び発生してしまうことになるため、V5及びV6−1の周波数を遅くすることはできない。
しかしながら、図7に示す本発明の請求項7に記載のAGC回路を使用すれば、各カウント動作用クロック周波数の設定は同じままで、上記現象が解決できるのである。アップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6は、図8(g)の波形で示すように電圧比較器26の出力信号V16によりクロック切換回路18を介してV6−1とV6−2とに切り替わるため、D/A変換回路9及び14の出力電圧V7及びV11は図8(f)のような波形となる。V7は直流増幅器17により可変利得増幅回路1の利得制御電圧V13となり、入力信号VAは増幅または減衰され、図8(e)の波形で示すような出力信号VBとなる。
上記の例では、電圧比較器26の出力信号により、ダウンカウント用クロックV6を切り換える構成としたが、図9で示すようにクロック切換回路18にカウント動作用クロック切換制御入力端子を2つ設け、電圧比較器15の出力信号V12は図1に示す実施の形態で説明したものと同じように、V6−1とV6−2の切り換えに使用するとともに、電圧比較器26の出力信号V16と組み合わせによりV5の周波数を切り換える制御に用い、つり合った状態におけるV11<V7<V11+ΔV1の区間のV5の周波数を遅くすれば、上記と同様の効果が得られる。
上記図7に示す実施の形態の構成に、図3のフリップフロップ20を追加した構成(図10)、さらに図4のフリップフロップ22を追加した構成(図11)、さらにフリップフロップ22と同様の構成を有するレジスタを電圧比較器26とクロック切換回路18の間に設けた構成(図12)を実施の形態としてあげることができる。(それぞれ請求項8,9,10に対応する。)
また、上記図7に示す実施の形態の構成に、図5のカウント動作制御回路24及び25を追加した構成(図13)、カウント動作制御回路24及び25に相当する機能をアップ・ダウンカウンタ5及び10に内蔵させた構成を実施の形態としてあげることができる。(請求項11に対応する。)
また、上記図7に示す実施の形態の構成に、図12のフリップフロップ20,22及び28を追加するとともに、フリップフロップ20とアップ・ダウンカウンタ5との間に図5のカウント動作制御回路24を、フリップフロップ22とアップ・ダウンカウンタ10との間に図5のカウント動作制御回路25を追加した構成(図14)、または、図12のフリップフロップ20,22及び28を追加するとともに図5のカウント動作制御回路24及び25に相当する機能をアップ・ダウンカウンタ5及び10に内蔵させた構成も実施の形態としてあげることができる。(それぞれ請求項12,13に対応する。)
図15は本発明の請求項14に記載のAGC回路を使用した実施の形態である。図14において図1に示す本発明の請求項1に記載のAGC回路を使用した実施の形態と同じ部材には同一の符号を付すことにより説明を省略し、図1に示すAGC回路に新たに追加されている部材のみを説明する。30はD/A変換回路9の出力電圧V7とD/A変換回路14の出力電圧V11とを比較する第4の電圧比較器である。この第4の電圧比較器30は、電圧V7,V11の比較結果に応じてハイレベルまたはローレベルの電圧V18を出力する。27はクロック切換回路18の第2のクロック切換制御入力端子でる。27には電圧比較器26の出力電圧V16が入力され、19には電圧比較器30の出力電圧V18が入力され、クロック切換回路18の動作を制御する。また電圧比較器26は意図的にΔV1のオフセットを持たせており、V7=V11+ΔV1となる電圧が閾値となり、出力電圧V16の極性が反転する。図15においてはV7>V11+ΔV1の場合にはハイレベルの電圧V16を出力し、V7<V11+ΔV1の場合にはローレベルの電圧V16を出力する。同様に電圧比較器31には意図的に−ΔV2のオフセットを持たせており、V7=V11−ΔV2となる電圧が閾値となり、出力電圧V18の極性が反転する。図15においてはV7>V11−ΔV2の場合にはハイレベルの電圧V18を出力し、V7<V11−ΔV2の場合にはローレベルの電圧V18を出力する。
以上のように構成された本発明の請求項14に記載の実施の形態について、以下にその動作を説明する。
クロック切換回路18によってアップ・ダウンカウンタ5のカウント動作用クロック周波数を切り換えるタイミングが電圧比較器26と30によって制御される以外、基本的な動作は図1に示した本発明の請求項1に記載の実施の形態で説明した動作と同様である。
図7に示す本発明の請求項7に記載のAGC回路により、聴感上すぐれたAGC回路を提供することができるが、次のような場合に一定の振幅で安定している際の出力波形の歪みが現れる。一つ目はアップカウント動作の区間が通常、入力信号の1周期に2区間のところ、可変利得増幅回路1のオフセットにより、1周期に1区間になってしまった場合。2つ目は整流回路2が半波整流回路の場合。3つ目は入力信号が低周波数となった場合。いずれも共通しているのはダウンカウント動作区間が長くなっていることであり、この点について図16を参照しながら説明する。
図7に示す構成において図16(a)の波形で示すような信号が入力され、例えば上記のように可変利得増幅回路1のオフセットにより、アップカウント動作区間が1周期に1区間になってしまった場合、前述したようにアップカウントによる減衰とダウンカウントによる増幅とがつり合うことにより出力信号が一定の振幅レベルに収束するのだが、ダウンカウント動作区間が長くなってしまうと、ダウンカウント動作によるカウント値Cのカウントダウン幅が大きくなり、その結果アップカウント動作によるカウント値Cのカウントアップ幅も大きくなるため、D/A変換回路9及び14の出力電圧V7及びV11は図16(c)のような波形となる。V7は直流増幅器17により可変利得増幅回路1の利得制御電圧V13となり、入力信号VAは増幅または減衰されるが、V7の変化幅が大きいために、図16(b)の波形で示すように歪んだ波形の出力信号VBとなってしまう。上記2つ目、3つ目の場合においてもダウンカウント動作区間が長くなるため、同様に歪んだ波形が出力されることになる。これを回避するために、V5の周波数を遅くすると、アタックタイムが長くなってしまい、入力信号の変化に対する応答性が悪くなってしまう。また、V6−2の周波数を遅くするとリカバリータイムが長くなり、遅くし過ぎてしまうと入力信号が小さくなった際に一定の振幅に戻るまでの時間が長くなり、音声の場合、音が聞こえない又は聞き取ることが困難な状態の時間が長くなるという聴感上の影響が再び発生してしまう。
上記現象を解決するには、例えば出力信号が一定の振幅で安定している時のみV6の周波数をさらに遅い周波数のV6−3に切り換わるようにすればよい。図15に示す本発明の請求項14に記載のAGC回路を使用すれば、応答性を変えることなく上記のような現象を解決することができるのである。
図15に示す実施の形態においては、電圧比較器26及び30の出力電圧V16及びV18の極性に従い、クロック切換回路18は図16(d)で示すようにアップ・ダウンカウンタ5のダウンカウント動作用クロックV6の周波数がV6−1、V6−2、V6−3に切り換わり、その周波数はV6−1の周波数>V6−2の周波数>V6−3の周波数の関係にあるものとする。クロックの切り換わりを図16(d)で示すようにした場合、D/A変換回路9及び14の出力電圧V7及びV11とV6の周波数との関係は、図16(e)で示すものとなる。このような構成にすることにより、図16(a)の波形で示すような信号が入力された場合、V7及びV11は図16(g)で示すような波形となる。アップカウントとダウンカウントがつり合った状態においては、V7のダウンカウント動作はV6−3の周波数に追従するため、ダウンカウント動作による変化幅が小さくなり、その結果アップカウント動作による変化幅も小さくなるため、出力信号VBは図16(f)の波形で示すように歪みが改善されるのである。
上記のようなクロック周波数の切換は、図9に示す構成においても可能である。図9において設定する場合は、V7>V11+ΔV1の場合にV6−1とし、V11<V7<V11+ΔV1の場合にV6−3とし、V7<V11の場合にV6−2となるようにすればよいが、図9においては出力信号VBが一定の振幅レベルで安定している際にもV7とV11が大小関係が入れ替わるため、入れ替わるたびにV6−2とV6−3が切り換わり、ダウンカウント動作は図15に示すものよりも多くなることが考えられるため、出力波形の歪としては図15に示す構成の方が優れている。
上記図15に示す実施の形態の構成に、図3のフリップフロップ20を追加した構成(図17)、さらに図4のフリップフロップ22を追加した構成(図18)、さらにフリップフロップ22と同様の構成を有するレジスタを電圧比較器26とクロック切換回路18の間、電圧比較器30とクロック切換回路18の間に設けた構成(図19)を実施の形態としてあげることができる。(それぞれ請求項15,16,17に対応する。)
また、上記図15に示す実施の形態の構成に、図5のカウント動作制御回路24及び25を追加した構成(図20)、カウント動作制御回路24及び25に相当する機能をアップ・ダウンカウンタ5及び10に内蔵させた構成を実施の形態としてあげることができる。(請求項18に対応する。)
また、上記図15に示す実施の形態の構成に、図19のフリップフロップ20,22,28及び31を追加するとともに、フリップフロップ20とアップ・ダウンカウンタ5との間に図5のカウント動作制御回路24を、フリップフロップ22とアップ・ダウンカウンタ10との間に図5のカウント動作制御回路25を追加した構成(図21)、または、図19のフリップフロップ20,22,28及び30を追加するとともに図5のカウント動作制御回路24及び25に相当する機能をアップ・ダウンカウンタ5及び10に内蔵させた構成も実施の形態としてあげることができる。(それぞれ請求項19,20に対応する。)
以上、本発明の具体的実施の形態について詳細に説明したが、本発明は、これら具体例に限定されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱することなしに、種々の変形が可能である。
本発明は、利得制御信号の源が切り換わることによる利得制御信号の変化や、切換回路自身のスイッチングノイズ等による出力波形の歪や異常信号の発生を抑制する効果を有するので、通信システム又は音声システムにおいて出力信号の振幅が一定となるように入力信号の振幅に応じて可変利得増幅回路の利得を制御して入力信号の変動を抑制するAGC回路として有用である。
本発明の請求項1に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 図1に示すAGC回路の動作を説明するための波形図である。 本発明の請求項2に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項3に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項4に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項5に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項7に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 図7及び図1に示すAGC回路の動作の比較を説明するための波形図である。 図7に示すAGC回路と同様の効果が得られる実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項8に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項9に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項10に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項11に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項12に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項14に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 図15に示すAGC回路の動作及び図7に示すAGC回路との比較を説明するための波形図である。 本発明の請求項15に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項16に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項17に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項18に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の請求項19に記載のAGC回路の実施の形態を示すブロック図である。 本発明に関連するAGC回路の構成を示すブロック図である。 本発明に関連するAGC回路の動作を説明するための波形図である。 本発明に関連するAGC回路の動作を説明するための波形図である。
符号の説明
1 可変利得増幅回路
2 整流回路
3 第1の電圧比較器
4 閾値電圧入力端子
5 第1のアップ・ダウンカウンタ
6 アップ・ダウン動作制御入力端子
7 アップカウント動作用クロック入力端子
8 ダウンカウント動作用クロック入力端子
9 第1のD/A変換回路
10 第2のアップ・ダウンカウンタ
11 アップ・ダウン動作制御入力端子
12 アップカウント動作用クロック入力端子
13 ダウンカウント動作用クロック入力端子
14 第2のD/A変換回路
15 第2の電圧比較器
17 直流増幅回路
18 クロック切換回路
19 第1のクロック切換制御入力端子
20 フリップフロップ
21 基準クロック入力端子
22 フリップフロップ
23 基準クロック入力端子
24,25 カウント動作制御回路
26 第3の電圧比較器
27 第2のクロック切換制御入力端子
28 フリップフロップ
29 基準クロック入力端子
30 第4の電圧比較器
31 フリップフロップ
32 基準クロック入力端子
101 可変利得増幅回路
102 整流回路
103 電圧比較器
104 閾値電圧入力端子
105 第1のアップ・ダウンカウンタ
106 アップ・ダウン動作制御入力端子
107 アップカウント動作用クロック入力端子
108 ダウンカウント動作用クロック入力端子
109 第1のD/A変換回路
110 第2のアップ・ダウンカウンタ
111 アップ・ダウン動作制御入力端子
112 アップカウント動作用クロック入力端子
113 ダウンカウント動作用クロック入力端子
114 第2のD/A変換回路
115 第2の電圧比較器
116 切換回路
117 直流増幅回路
A 信号入力端子
B 出力信号端子
A1 信号入力端子
B1 出力信号端子

Claims (20)

  1. 利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、
    前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、
    前記整流回路により整流された整流信号を予め任意に設定した電圧と比較する第1の電圧比較器と、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、
    第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、
    前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2の電圧比較器と、
    前記第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに基づき前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路とを備え、
    前記第1のD/A変換回路から出力される電圧に対応した利得制御信号を前記可変利得増幅回路に供給する
    ことを特徴とするAGC回路。
  2. 請求項1記載のAGC回路において、
    第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のレジスタを設け、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧を第1の基準クロックの周期で前記第1のレジスタに格納し、前記第1のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第1のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第1の基準クロックの周期より短い期間内における前記第1の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とする
    ことを特徴とするAGC回路。
  3. 請求項1又は2記載のAGC回路において、
    第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のレジスタを設け、
    前記第2の電圧比較器の出力電圧を第2の基準クロックの周期で前記第2のレジスタに格納し、前記第2のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第2のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第2の基準クロックの周期より短い期間内における前記第2の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とする
    ことを特徴とするAGC回路。
  4. 請求項1記載のAGC回路において、
    第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1の電圧比較器の出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2の電圧比較器の出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する
    ことを特徴とするAGC回路。
  5. 請求項3記載のAGC回路において、
    第1のレジスタと第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1のレジスタの出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2のレジスタと第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2のレジスタの出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する
    ことを特徴とするAGC回路。
  6. 請求項1、2又は3記載のAGC回路において、
    第1のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限する機能を有するとともに、第2のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する機能を有する
    ことを特徴とするAGC回路。
  7. 利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、
    前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、
    前記整流回路により整流された整流信号を予め任意に設定した電圧と比較する第1の電圧比較器と、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、
    第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2及び第3の電圧比較器と、
    前記第3の電圧比較器の出力電圧のレベルに基づき前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路とを備え、
    前記第1のD/A変換回路から出力される電圧に対応した利得制御信号を前記可変利得増幅回路に供給する
    ことを特徴とするAGC回路。
  8. 請求項7記載のAGC回路において、
    第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のレジスタを設け、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧を第1の基準クロックの周期で前記第1のレジスタに格納し、前記第1のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第1のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第1の基準クロックの周期より短い期間内における前記第1の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とする
    ことを特徴とするAGC回路。
  9. 請求項7又は8記載のAGC回路において、
    第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のレジスタを設け、
    前記第2の電圧比較器の出力電圧を第2の基準クロックの周期で前記第2のレジスタに格納し、前記第2のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第2のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第2の基準クロックの周期より短い期間内における前記第2の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とする
    ことを特徴とするAGC回路。
  10. 請求項7、8又は9記載のAGC回路において、
    第3の電圧比較器とクロック切換回路との間に第3のレジスタを設け、
    前記第3の電圧比較器の出力電圧を第3の基準クロックの周期で前記第3のレジスタに格納し、前記第3のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記クロック切換回路の動作を制御し、前記第3の基準クロックの周期より短い期間内における前記第3の電圧比較器の出力電圧の変化を前記クロック切換回路へ伝えない構成とする
    ことを特徴とするAGC回路。
  11. 請求項7記載のAGC回路において、
    第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1の電圧比較器の出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2の電圧比較器の出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する
    ことを特徴とするAGC回路。
  12. 請求項10記載のAGC回路において、
    第1のレジスタと第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1のレジスタの出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2のレジスタと第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2のレジスタの出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する
    ことを特徴とするAGC回路。
  13. 請求項7、8、9又は10記載のAGC回路において、
    第1のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限する機能を有するとともに、第2のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する機能を有する
    ことを特徴とするAGC回路。
  14. 利得制御信号により制御される利得を有する可変利得増幅回路と、
    前記可変利得増幅回路の出力信号を整流する整流回路と、
    前記整流回路により整流された整流信号を予め任意に設定した電圧と比較する第1の電圧比較器と、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第1のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第1のD/A変換回路と、
    第2の電圧比較器の出力電圧のレベルに応じてアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換える第2のアップ・ダウンカウンタと、
    前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じた電圧を出力する第2のD/A変換回路と、
    前記第1のD/A変換回路の出力電圧と前記第2のD/A変換回路の出力電圧とを比較する第2、第3及び第4の電圧比較器と、
    前記第3及び第4の電圧比較器の出力電圧のレベルに基づき前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント動作用クロック周波数を切り換えるクロック切換回路とを備え、
    前記第1のD/A変換回路から出力される電圧に対応した利得制御信号を前記可変利得増幅回路に供給する
    ことを特徴とするAGC回路。
  15. 請求項14記載のAGC回路において、
    第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のレジスタを設け、
    前記第1の電圧比較器の出力電圧を第1の基準クロックの周期で前記第1のレジスタに格納し、前記第1のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第1のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第1の基準クロックの周期より短い期間内における前記第1の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とする
    ことを特徴とするAGC回路。
  16. 請求項14又は15記載のAGC回路において、
    第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のレジスタを設け、
    前記第2の電圧比較器の出力電圧を第2の基準クロックの周期で前記第2のレジスタに格納し、前記第2のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記第2のアップ・ダウンカウンタのアップカウント動作とダウンカウント動作とを切り換え、前記第2の基準クロックの周期より短い期間内における前記第2の電圧比較器の出力電圧の変化を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝えない構成とする
    ことを特徴とするAGC回路。
  17. 請求項14,15又は16記載のAGC回路において、
    第3及び第4の電圧比較器とクロック切換回路との間に第3及び第4のレジスタを設け、前記第3の電圧比較器の出力電圧を第3の基準クロックの周期で前記第3のレジスタに格納し、前記第4の電圧比較器の出力電圧を第4の基準クロックの周期で前記第4のレジスタに格納し、前記第3及び第4のレジスタに格納された電圧のレベルに応じて前記クロック切換回路の動作を制御し、前記第3の基準クロックの周期より短い期間内における前記第3の電圧比較器の出力電圧の変化及び前記第4の基準クロックの周期より短い期間内における前記第4の電圧比較器の出力電圧の変化を前記クロック切換回路へ伝えない構成とする
    ことを特徴とするAGC回路。
  18. 請求項14記載のAGC回路において、
    第1の電圧比較器と第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1の電圧比較器の出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2の電圧比較器と第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2の電圧比較器の出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する
    ことを特徴とするAGC回路。
  19. 請求項17記載のAGC回路において、
    第1のレジスタと第1のアップ・ダウンカウンタとの間に第1のカウント動作制御回路を設け、
    前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第1のレジスタの出力電圧を前記第1のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第1のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限するようにし、第2のレジスタと第2のアップ・ダウンカウンタとの間に第2のカウント動作制御回路を設け、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値に応じて前記第2のレジスタの出力電圧を前記第2のアップ・ダウンカウンタへ伝達するかまたは伝達を遮断することにより、前記第2のアップ・ダウンカウンタのカウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する
    ことを特徴とするAGC回路。
  20. 請求項14、15、16又は17記載のAGC回路において、
    第1のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第1の上限値と所定の第1の下限値の範囲内に制限する機能を有するとともに、第2のアップ・ダウンカウンタが、カウント値に応じてアップカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させるとともに、カウント値に応じてダウンカウント動作を実行させるかまたは実行を停止させることにより、カウント値を所定の第2の上限値と所定の第2の下限値の範囲内に制限する機能を有する
    ことを特徴とするAGC回路。
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