JP3534233B2 - 自動利得制御方法及びその装置、自動利得制御機能を持った無線通信装置 - Google Patents
自動利得制御方法及びその装置、自動利得制御機能を持った無線通信装置Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
- H03G3/30—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
- H03G3/3052—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
- H03G3/3078—Circuits generating control signals for digitally modulated signals
-
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Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信装置な
どにおけるレベルが変動する入力信号を閉ループによる
利得制御で一定化して出力する自動利得制御(適宜、A
GCと記載する)に関し、特に、入力信号の信号対雑音
比(S/N)が劣化した際に、入力信号より検出した伝
送信号レベル(受信電界強度(RSSI:Received Sig
nalStrength Indicator)信号など)に基づいて自動利
得制御を行う自動利得制御方法及びその装置、自動利得
制御機能を持った無線通信装置に関する。
どにおけるレベルが変動する入力信号を閉ループによる
利得制御で一定化して出力する自動利得制御(適宜、A
GCと記載する)に関し、特に、入力信号の信号対雑音
比(S/N)が劣化した際に、入力信号より検出した伝
送信号レベル(受信電界強度(RSSI:Received Sig
nalStrength Indicator)信号など)に基づいて自動利
得制御を行う自動利得制御方法及びその装置、自動利得
制御機能を持った無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の信号処理装置、例えば、無
線通信装置では、無線回線などの電波伝播路における受
信電界強度の変動により生じる受信信号の信号レベルの
変動を一定化して復調エラーなどを低減するための自動
利得制御(AGC)が行われている。このような自動利
得制御は、入力信号のレベル変動を検出して生成した自
動利得制御信号によって後段の可変増幅器などの利得を
制御する開ループ制御方式や、入力信号のレベル変動を
検出して生成した自動利得制御信号によって前段の可変
増幅器などの利得を制御する閉ループ制御方式が知られ
ている。
線通信装置では、無線回線などの電波伝播路における受
信電界強度の変動により生じる受信信号の信号レベルの
変動を一定化して復調エラーなどを低減するための自動
利得制御(AGC)が行われている。このような自動利
得制御は、入力信号のレベル変動を検出して生成した自
動利得制御信号によって後段の可変増幅器などの利得を
制御する開ループ制御方式や、入力信号のレベル変動を
検出して生成した自動利得制御信号によって前段の可変
増幅器などの利得を制御する閉ループ制御方式が知られ
ている。
【0003】このような自動利得制御では、入力信号の
S/Nが劣化し、入力信号レベルが雑音信号レベル以下
になると、入力信号のレベル変動を検出できなくなる。
すなわち、入力信号による自動利得制御信号が生成でき
なくなり、入力信号の変動に対して閉ループ制御方式に
おける前段の可変増幅器の利得制御ができなくなる。換
言すれば、雑音が多い使用環境、例えば、携帯電話機や
無線呼出装置(ページャ)などのように、移動に伴って
極度に雑音レベルが高い環境(車両のイグニッション雑
音や電子機器からの放射雑音などが多い環境)で使用す
る場合、入力信号レベル(受信電界強度)が低い場合、
入力信号に対する適正な自動利得制御ができなくなる。
この場合、良好な受信特性を確保できず、所望のレベル
の受信信号が得られないという問題点がある。
S/Nが劣化し、入力信号レベルが雑音信号レベル以下
になると、入力信号のレベル変動を検出できなくなる。
すなわち、入力信号による自動利得制御信号が生成でき
なくなり、入力信号の変動に対して閉ループ制御方式に
おける前段の可変増幅器の利得制御ができなくなる。換
言すれば、雑音が多い使用環境、例えば、携帯電話機や
無線呼出装置(ページャ)などのように、移動に伴って
極度に雑音レベルが高い環境(車両のイグニッション雑
音や電子機器からの放射雑音などが多い環境)で使用す
る場合、入力信号レベル(受信電界強度)が低い場合、
入力信号に対する適正な自動利得制御ができなくなる。
この場合、良好な受信特性を確保できず、所望のレベル
の受信信号が得られないという問題点がある。
【0004】デジタルAGC装置として、特開平9−8
3276号「AGCアンプ制御回路」公報例が周知であ
る。この公報例では、引き込み開始時に、前回引き込み
が終了した際のゲインを保持し、この保持したゲインを
AGC増幅器に初期値として設定するとともに、引き込
み誤差をデジタルAGCループを用いて制御している。
これによって、アナログによる一次引き込みを削除し
て、高速な振幅引き込み制御を可能にしている。
3276号「AGCアンプ制御回路」公報例が周知であ
る。この公報例では、引き込み開始時に、前回引き込み
が終了した際のゲインを保持し、この保持したゲインを
AGC増幅器に初期値として設定するとともに、引き込
み誤差をデジタルAGCループを用いて制御している。
これによって、アナログによる一次引き込みを削除し
て、高速な振幅引き込み制御を可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来例
では、入力信号のS/Nが劣化し、入力信号レベルが雑
音信号レベル以下になると、利得可変増幅器の制御電圧
が低下してしまい、適正な自動利得制御ができなくなる
という問題点がある。すなわち、良好な受信特性が得ら
れなくなるという欠点がある。
では、入力信号のS/Nが劣化し、入力信号レベルが雑
音信号レベル以下になると、利得可変増幅器の制御電圧
が低下してしまい、適正な自動利得制御ができなくなる
という問題点がある。すなわち、良好な受信特性が得ら
れなくなるという欠点がある。
【0006】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、入力信号のS/Nが劣化し
た際に、利得可変増幅手段の制御電圧が低下しないよう
にし、常に適正な自動利得制御を行うことが可能で、良
好な受信特性を得ることができる優れた自動利得制御方
法及びその装置、並びに自動利得制御機能を持った無線
通信装置の提供を目的としている。
課題を解決するものであり、入力信号のS/Nが劣化し
た際に、利得可変増幅手段の制御電圧が低下しないよう
にし、常に適正な自動利得制御を行うことが可能で、良
好な受信特性を得ることができる優れた自動利得制御方
法及びその装置、並びに自動利得制御機能を持った無線
通信装置の提供を目的としている。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に 、本発明の請求項1記載の自動利得制御方法は、入力
信号を可変増幅した出力信号のレベルに基づいて生成す
る制御信号によって利得可変増幅手段を制御して一定の
出力信号を得る自動利得制御方法にあって、前記増幅し
た出力信号を検波する検波ステップと、前記検波により
得られた検波電圧信号に基づいて前記利得可変増幅手段
に対する制御信号を生成する制御信号生成ステップと、
前記制御信号を保持する制御信号保持ステップと、前記
入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検出する信号
レベル検出ステップと、前記伝送信号レベルを保持する
信号レベル保持ステップと、今回の利得制御実行時の伝
送信号レベルを保持している前回の利得制御実行時の伝
送信号レベルと比較する比較ステップと、今回のゲイン
可変アンプ制御信号が前回のゲイン可変アンプ制御信号
より低くかつ前記今回の伝送信号レベルが前回の伝送信
号レベルより低下した際に、保持している前回の利得制
御実行時の制御信号を前記利得可変増幅手段に送出する
制御信号出力ステップと、を有することを特徴とする。
に 、本発明の請求項1記載の自動利得制御方法は、入力
信号を可変増幅した出力信号のレベルに基づいて生成す
る制御信号によって利得可変増幅手段を制御して一定の
出力信号を得る自動利得制御方法にあって、前記増幅し
た出力信号を検波する検波ステップと、前記検波により
得られた検波電圧信号に基づいて前記利得可変増幅手段
に対する制御信号を生成する制御信号生成ステップと、
前記制御信号を保持する制御信号保持ステップと、前記
入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検出する信号
レベル検出ステップと、前記伝送信号レベルを保持する
信号レベル保持ステップと、今回の利得制御実行時の伝
送信号レベルを保持している前回の利得制御実行時の伝
送信号レベルと比較する比較ステップと、今回のゲイン
可変アンプ制御信号が前回のゲイン可変アンプ制御信号
より低くかつ前記今回の伝送信号レベルが前回の伝送信
号レベルより低下した際に、保持している前回の利得制
御実行時の制御信号を前記利得可変増幅手段に送出する
制御信号出力ステップと、を有することを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項2記載の自動利得制
御方法は、入力信号を可変増幅した出力信号のレベルに
基づいて生成する制御信号によって利得可変増幅手段を
制御して一定の出力信号を得る自動利得制御方法にあっ
て、前記増幅した出力信号を検波する検波ステップと、
前記検波により得られた検波電圧信号に基づいて前記利
得可変増幅手段に対する制御信号を生成する制御信号生
成ステップと、前記検波電圧信号を保持する検波電圧保
持ステップと、前記入力信号中の雑音を含む伝送信号レ
ベルを検出する信号レベル検出ステップと、前記伝送信
号レベルを保持する信号レベル保持ステップと、今回の
利得制御実行時の伝送信号レベルを保持している前回の
利得制御実行時の伝送信号レベルと比較する比較ステッ
プと、今回のゲイン可変アンプ制御信号が前回のゲイン
可変アンプ制御信号より低くかつ前記今回の伝送信号レ
ベルが前回の伝送信号レベルより低下した際に、保持し
ている前回の利得制御実行時の検波電圧信号に基づいた
制御信号を前記利得可変増幅手段に送出する制御信号出
力ステップと、を有することを特徴とする。
御方法は、入力信号を可変増幅した出力信号のレベルに
基づいて生成する制御信号によって利得可変増幅手段を
制御して一定の出力信号を得る自動利得制御方法にあっ
て、前記増幅した出力信号を検波する検波ステップと、
前記検波により得られた検波電圧信号に基づいて前記利
得可変増幅手段に対する制御信号を生成する制御信号生
成ステップと、前記検波電圧信号を保持する検波電圧保
持ステップと、前記入力信号中の雑音を含む伝送信号レ
ベルを検出する信号レベル検出ステップと、前記伝送信
号レベルを保持する信号レベル保持ステップと、今回の
利得制御実行時の伝送信号レベルを保持している前回の
利得制御実行時の伝送信号レベルと比較する比較ステッ
プと、今回のゲイン可変アンプ制御信号が前回のゲイン
可変アンプ制御信号より低くかつ前記今回の伝送信号レ
ベルが前回の伝送信号レベルより低下した際に、保持し
ている前回の利得制御実行時の検波電圧信号に基づいた
制御信号を前記利得可変増幅手段に送出する制御信号出
力ステップと、を有することを特徴とする。
【0010】
【0011】本発明の請求項3記載の自動利得制御装置
は、入力信号を可変増幅した出力信号のレベルに基づい
て生成する制御信号によって利得可変増幅手段を制御し
て一定の出力信号を得る自動利得制御装置にあって、前
記増幅した出力信号を検波する検波手段と、前記検波手
段により得られた検波電圧信号に基づいて前記利得可変
増幅手段に対する制御信号を生成する制御信号生成手段
と、前記制御信号を保持する制御信号保持手段と、前記
入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検出する信号
レベル検出手段と、前記伝送信号レベルを保持する信号
レベル保持手段と、今回の利得制御実行時の伝送信号レ
ベルを前記信号レベル保持手段において保持している前
回の利得制御実行時の伝送信号レベルと比較する比較手
段と、今回のゲイン可変アンプ制御信号が前回のゲイン
可変アンプ制御信号より低くかつ前記今回の伝送信号レ
ベルが前回の伝送信号レベルより低下した際に、前記制
御信号保持手段において保持している前回の利得制御実
行時の制御信号を前記利得可変増幅手段に送出する制御
信号出力手段と、を備えたものである。
は、入力信号を可変増幅した出力信号のレベルに基づい
て生成する制御信号によって利得可変増幅手段を制御し
て一定の出力信号を得る自動利得制御装置にあって、前
記増幅した出力信号を検波する検波手段と、前記検波手
段により得られた検波電圧信号に基づいて前記利得可変
増幅手段に対する制御信号を生成する制御信号生成手段
と、前記制御信号を保持する制御信号保持手段と、前記
入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検出する信号
レベル検出手段と、前記伝送信号レベルを保持する信号
レベル保持手段と、今回の利得制御実行時の伝送信号レ
ベルを前記信号レベル保持手段において保持している前
回の利得制御実行時の伝送信号レベルと比較する比較手
段と、今回のゲイン可変アンプ制御信号が前回のゲイン
可変アンプ制御信号より低くかつ前記今回の伝送信号レ
ベルが前回の伝送信号レベルより低下した際に、前記制
御信号保持手段において保持している前回の利得制御実
行時の制御信号を前記利得可変増幅手段に送出する制御
信号出力手段と、を備えたものである。
【0012】また、本発明の請求項4記載の自動利得制
御装置は、入力信号を可変増幅した出力信号のレベルに
基づいて生成する制御信号によって利得可変増幅手段を
制御して一定の出力信号を得る自動利得制御装置にあっ
て、前記増幅した出力信号を検波する検波手段と、前記
検波手段により得られた検波電圧信号に基づいて前記利
得可変増幅手段に対する制御信号を生成する制御信号生
成手段と、前記検波電圧信号を保持する検波電圧保持手
段と、前記入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検
出する信号レベル検出手段と、前記伝送信号レベルを保
持する信号レベル保持手段と、今回の利得制御実行時の
伝送信号レベルを前記信号レベル保持手段において保持
している前回の利得制御実行時の伝送信号レベルと比較
する比較手段と、今回のゲイン可変アンプ制御信号が前
回のゲイン可変アンプ制御信号より低くかつ前記今回の
伝送信号レベルが前回の伝送信号レベルより低下した際
に、前記検波電圧保持手段において保持している前回の
利得制御実行時の検波電圧信号に基づいた制御信号を前
記利得可変増幅手段に送出する制御信号出力手段と、を
備えたものである。
御装置は、入力信号を可変増幅した出力信号のレベルに
基づいて生成する制御信号によって利得可変増幅手段を
制御して一定の出力信号を得る自動利得制御装置にあっ
て、前記増幅した出力信号を検波する検波手段と、前記
検波手段により得られた検波電圧信号に基づいて前記利
得可変増幅手段に対する制御信号を生成する制御信号生
成手段と、前記検波電圧信号を保持する検波電圧保持手
段と、前記入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検
出する信号レベル検出手段と、前記伝送信号レベルを保
持する信号レベル保持手段と、今回の利得制御実行時の
伝送信号レベルを前記信号レベル保持手段において保持
している前回の利得制御実行時の伝送信号レベルと比較
する比較手段と、今回のゲイン可変アンプ制御信号が前
回のゲイン可変アンプ制御信号より低くかつ前記今回の
伝送信号レベルが前回の伝送信号レベルより低下した際
に、前記検波電圧保持手段において保持している前回の
利得制御実行時の検波電圧信号に基づいた制御信号を前
記利得可変増幅手段に送出する制御信号出力手段と、を
備えたものである。
【0013】本発明の請求項5記載の自動利得制御機能
を持った無線通信装置は、前記請求項3または4に記載
の自動利得制御装置の構成を受信系に備え、この自動利
得制御装置により当該受信系における受信信号に関する
出力信号を一定化する自動利得制御を行うものである。
を持った無線通信装置は、前記請求項3または4に記載
の自動利得制御装置の構成を受信系に備え、この自動利
得制御装置により当該受信系における受信信号に関する
出力信号を一定化する自動利得制御を行うものである。
【0014】好ましくは、前記制御信号生成手段、比較
手段及び制御信号出力手段として、中央演算処理装置
(CPU)を用いて構成する。また、前記しきい値を雑
音信号レベルに設定し、入力信号中の伝送信号レベルが
雑音信号レベルと同一又は小さい場合に、前回の利得制
御実行時の制御信号、又は前回の利得制御実行時の検波
電圧信号に基づいた制御信号を出力するようにする。
手段及び制御信号出力手段として、中央演算処理装置
(CPU)を用いて構成する。また、前記しきい値を雑
音信号レベルに設定し、入力信号中の伝送信号レベルが
雑音信号レベルと同一又は小さい場合に、前回の利得制
御実行時の制御信号、又は前回の利得制御実行時の検波
電圧信号に基づいた制御信号を出力するようにする。
【0015】このような本発明の自動利得制御方法及び
その装置は、増幅した出力信号を検波して得られた検波
電圧信号に基づいて利得可変増幅手段に対する制御信号
を生成する。このとき、制御信号を利得制御実行時ごと
に記憶しておく。また、入力信号中の雑音を含む伝送信
号レベルを検出し、伝送信号レベルが予め定めたしきい
値以下に低下した際に、記憶している前回の利得制御実
行時の制御信号を利得可変増幅手段に送出する。
その装置は、増幅した出力信号を検波して得られた検波
電圧信号に基づいて利得可変増幅手段に対する制御信号
を生成する。このとき、制御信号を利得制御実行時ごと
に記憶しておく。また、入力信号中の雑音を含む伝送信
号レベルを検出し、伝送信号レベルが予め定めたしきい
値以下に低下した際に、記憶している前回の利得制御実
行時の制御信号を利得可変増幅手段に送出する。
【0016】又は、増幅した出力信号を検波して得られ
た検波電圧信号に基づいて利得可変増幅手段に対する制
御信号を生成する際、この制御信号をラッチ回路等に保
持するとともに、入力信号中の雑音を含む伝送信号レベ
ルを検出し、この伝送信号レベルをラッチ回路等に保持
しておく。そして、今回のゲイン可変アンプ制御信号が
前回のゲイン可変アンプ制御信号より低くかつ今回の伝
送信号レベルが前回の利得制御実行時の伝送信号レベル
より低下した際に、保持している前回の利得制御実行時
の制御信号を利得可変増幅手段に送出する。
た検波電圧信号に基づいて利得可変増幅手段に対する制
御信号を生成する際、この制御信号をラッチ回路等に保
持するとともに、入力信号中の雑音を含む伝送信号レベ
ルを検出し、この伝送信号レベルをラッチ回路等に保持
しておく。そして、今回のゲイン可変アンプ制御信号が
前回のゲイン可変アンプ制御信号より低くかつ今回の伝
送信号レベルが前回の利得制御実行時の伝送信号レベル
より低下した際に、保持している前回の利得制御実行時
の制御信号を利得可変増幅手段に送出する。
【0017】又は、増幅した出力信号を検波して得られ
た検波電圧信号に基づいて利得可変増幅手段に対する制
御信号を生成する際、検波電圧信号をラッチ回路等に保
持するとともに、入力信号中の雑音を含む伝送信号レベ
ルを検出し、この伝送信号レベルをラッチ回路等に保持
しておく。そして、今回のゲイン可変アンプ制御信号が
前回のゲイン可変アンプ制御信号より低くかつ今回の伝
送信号レベルが前回の利得制御実行時の伝送信号レベル
より低下した際に、保持している前回の利得制御実行時
の検波電圧信号に基づいた制御信号を利得可変増幅手段
に送出する。
た検波電圧信号に基づいて利得可変増幅手段に対する制
御信号を生成する際、検波電圧信号をラッチ回路等に保
持するとともに、入力信号中の雑音を含む伝送信号レベ
ルを検出し、この伝送信号レベルをラッチ回路等に保持
しておく。そして、今回のゲイン可変アンプ制御信号が
前回のゲイン可変アンプ制御信号より低くかつ今回の伝
送信号レベルが前回の利得制御実行時の伝送信号レベル
より低下した際に、保持している前回の利得制御実行時
の検波電圧信号に基づいた制御信号を利得可変増幅手段
に送出する。
【0018】これにより、入力信号のS/Nが劣化し
て、伝送信号レベルが雑音信号レベル以下になった際に
も、利得可変増幅手段の制御電圧が低下しないようにな
り、常に適正な自動利得制御が可能であり、良好な受信
特性が得られる。また、前回の利得制御実行時の伝送信
号レベルを用いて入力信号のレベル低下を判断する場合
は、しきい値を設定及び調整する手順を省略可能であ
る。
て、伝送信号レベルが雑音信号レベル以下になった際に
も、利得可変増幅手段の制御電圧が低下しないようにな
り、常に適正な自動利得制御が可能であり、良好な受信
特性が得られる。また、前回の利得制御実行時の伝送信
号レベルを用いて入力信号のレベル低下を判断する場合
は、しきい値を設定及び調整する手順を省略可能であ
る。
【0019】さらに、本発明の無線通信装置は、前記自
動利得制御装置の構成を無線通信装置の受信系に設けて
おり、例えば復調手段の出力信号を一定化する自動利得
制御を行う。この結果、例えば、この構成が自動車電話
機などの受信系に設けられる場合、入力される受信信号
のS/Nが劣化して、伝送信号レベルが雑音信号レベル
以下になった際にも、利得可変増幅手段の制御電圧が低
下しないようにすることができ、常に最適な自動利得制
御が実行可能である。この場合、通信環境の悪化によ
り、受信信号の信号レベルが低下したり、雑音信号レベ
ルが上昇した場合においても、好適な自動利得制御が行
われ、良好な受信特性を得ることができ、復調エラーも
低減する。
動利得制御装置の構成を無線通信装置の受信系に設けて
おり、例えば復調手段の出力信号を一定化する自動利得
制御を行う。この結果、例えば、この構成が自動車電話
機などの受信系に設けられる場合、入力される受信信号
のS/Nが劣化して、伝送信号レベルが雑音信号レベル
以下になった際にも、利得可変増幅手段の制御電圧が低
下しないようにすることができ、常に最適な自動利得制
御が実行可能である。この場合、通信環境の悪化によ
り、受信信号の信号レベルが低下したり、雑音信号レベ
ルが上昇した場合においても、好適な自動利得制御が行
われ、良好な受信特性を得ることができ、復調エラーも
低減する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。 [第1実施形態]図1は本発明の自動利得制御方法及び
その装置の第1実施形態に係る構成を示すブロック図で
ある。ここでは、デジタル的に制御を行うデジタル自動
利得制御装置の構成の一例を示す。
図面を参照して詳細に説明する。 [第1実施形態]図1は本発明の自動利得制御方法及び
その装置の第1実施形態に係る構成を示すブロック図で
ある。ここでは、デジタル的に制御を行うデジタル自動
利得制御装置の構成の一例を示す。
【0021】デジタル自動利得制御装置は、例えば、自
動車電話機や携帯電話機等の無線通信装置の受信系など
に設けられ、受信信号S1(入力信号)を制御信号S8
に基づいて自動利得制御(AGC)によって可変増幅
し、信号レベルを一定化してAGC出力信号S11とし
て出力する利得可変増幅器2と、この利得可変増幅器2
より出力されたAGC出力信号S11をレベル検波して
検波電圧信号S7を出力する検波手段に該当する検波回
路3とを備えている。
動車電話機や携帯電話機等の無線通信装置の受信系など
に設けられ、受信信号S1(入力信号)を制御信号S8
に基づいて自動利得制御(AGC)によって可変増幅
し、信号レベルを一定化してAGC出力信号S11とし
て出力する利得可変増幅器2と、この利得可変増幅器2
より出力されたAGC出力信号S11をレベル検波して
検波電圧信号S7を出力する検波手段に該当する検波回
路3とを備えている。
【0022】また、このデジタル自動利得制御装置は、
検波回路3からの検波電圧信号S7をデジタル信号に変
換するA/D変換器4と、このA/D変換器4からのデ
ジタル信号化された検波電圧信号S7に基づいて制御信
号S8を生成して出力するCPU5と、このCPU5か
らの制御信号S8をアナログ信号に変換するD/A変換
器6と、受信信号S1の中から伝送信号レベルに対応す
る受信電界強度(RSSI)信号S10を検出してCP
U5に出力する信号レベル検出手段に該当するRSSI
検出部9とを備えており、アナログ信号に変換された制
御信号S8が利得可変増幅器2に入力され、自動利得制
御がなされるようになっている。第1実施形態では、C
PU5は制御信号生成手段、制御信号記憶手段、比較手
段、制御信号出力手段の機能を有する構成となってい
る。
検波回路3からの検波電圧信号S7をデジタル信号に変
換するA/D変換器4と、このA/D変換器4からのデ
ジタル信号化された検波電圧信号S7に基づいて制御信
号S8を生成して出力するCPU5と、このCPU5か
らの制御信号S8をアナログ信号に変換するD/A変換
器6と、受信信号S1の中から伝送信号レベルに対応す
る受信電界強度(RSSI)信号S10を検出してCP
U5に出力する信号レベル検出手段に該当するRSSI
検出部9とを備えており、アナログ信号に変換された制
御信号S8が利得可変増幅器2に入力され、自動利得制
御がなされるようになっている。第1実施形態では、C
PU5は制御信号生成手段、制御信号記憶手段、比較手
段、制御信号出力手段の機能を有する構成となってい
る。
【0023】図2はCPU5の制御信号生成に関する処
理機能を示すブロック図である。CPU5は、デジタル
信号化した検波電圧信号値S12と収束値S13との差
分を演算する加算部14と、この加算部14の出力の差
分値を所定のループゲイン設定値S15と乗算する可変
乗算部16と、可変乗算部16の出力値とラッチ部18
でラッチした値との差分を演算する加算部17と、この
加算部17の出力値をラッチするラッチ部18と、ラッ
チ部18からの演算出力値を変換して制御信号S8を生
成する変換テーブル19とを有している。
理機能を示すブロック図である。CPU5は、デジタル
信号化した検波電圧信号値S12と収束値S13との差
分を演算する加算部14と、この加算部14の出力の差
分値を所定のループゲイン設定値S15と乗算する可変
乗算部16と、可変乗算部16の出力値とラッチ部18
でラッチした値との差分を演算する加算部17と、この
加算部17の出力値をラッチするラッチ部18と、ラッ
チ部18からの演算出力値を変換して制御信号S8を生
成する変換テーブル19とを有している。
【0024】図3は変換テーブル19の内容の一例を示
す説明図である。変換テーブル19は、ラッチ部18か
らの出力値に対して暫時直線的に増加する値となる制御
信号S8を生成して出力する。この変換テーブル19
は、例えばCPU5に内蔵するメモリに格納しておく。
なお、変換テーブル19は外付けのメモリに格納するよ
うしても良い。この場合、着脱可能なROMや書換可能
なEEPROMなどを用いると、容易に特性を変更でき
る利点がある。
す説明図である。変換テーブル19は、ラッチ部18か
らの出力値に対して暫時直線的に増加する値となる制御
信号S8を生成して出力する。この変換テーブル19
は、例えばCPU5に内蔵するメモリに格納しておく。
なお、変換テーブル19は外付けのメモリに格納するよ
うしても良い。この場合、着脱可能なROMや書換可能
なEEPROMなどを用いると、容易に特性を変更でき
る利点がある。
【0025】次に、第1実施形態におけるAGC動作に
ついて説明する。受信信号S1は利得可変増幅器2に入
力される。この受信信号S1は、この装置が携帯電話機
や無線呼出装置に適用された場合、周波数変換後の中間
周波信号である。利得可変増幅器2は、CPU5より出
力されD/A変換器6でアナログ信号に変換された制御
信号S8によって、その利得を可変しながら受信信号S
1を増幅する。この受信信号S1を利得可変増幅器2で
増幅して得られたAGC出力信号S11を、検波回路3
でレベル検波し(検波ステップ)、この検波電圧信号S
7をA/D変換器4でデジタル信号に変換する。CPU
5は、このデジタル信号化された検波電圧信号S7に基
づいて制御信号S8を生成する(制御信号生成ステッ
プ)。
ついて説明する。受信信号S1は利得可変増幅器2に入
力される。この受信信号S1は、この装置が携帯電話機
や無線呼出装置に適用された場合、周波数変換後の中間
周波信号である。利得可変増幅器2は、CPU5より出
力されD/A変換器6でアナログ信号に変換された制御
信号S8によって、その利得を可変しながら受信信号S
1を増幅する。この受信信号S1を利得可変増幅器2で
増幅して得られたAGC出力信号S11を、検波回路3
でレベル検波し(検波ステップ)、この検波電圧信号S
7をA/D変換器4でデジタル信号に変換する。CPU
5は、このデジタル信号化された検波電圧信号S7に基
づいて制御信号S8を生成する(制御信号生成ステッ
プ)。
【0026】このとき、CPU5は、図2に示すよう
に、デジタル信号化した検波電圧信号値S12と収束値
S13との差分を加算部14により加算処理して求め
る。次に、この加算部14の出力の差分値と適宜設定さ
れるループゲイン設定値S15とを可変乗算部16で可
変乗算処理する。この後、加算部17において、ラッチ
部18にラッチしている前回の値と可変乗算部16から
の今回の値との差分値を加算処理して求め、この演算値
をラッチ部18でラッチしてから変換テーブル19に入
力し、変換テーブル19を参照して制御信号S8を生成
する。ここで、変換テーブル19は、ラッチ部18から
の出力値に対して、暫時直線的に増加する(直線的に単
調増加する)値を対応する制御信号S8として出力す
る。このようなCPU5の処理により、デジタル信号化
した検波電圧信号値S12と収束値S13との差分値に
対応した制御信号S8が得られる。
に、デジタル信号化した検波電圧信号値S12と収束値
S13との差分を加算部14により加算処理して求め
る。次に、この加算部14の出力の差分値と適宜設定さ
れるループゲイン設定値S15とを可変乗算部16で可
変乗算処理する。この後、加算部17において、ラッチ
部18にラッチしている前回の値と可変乗算部16から
の今回の値との差分値を加算処理して求め、この演算値
をラッチ部18でラッチしてから変換テーブル19に入
力し、変換テーブル19を参照して制御信号S8を生成
する。ここで、変換テーブル19は、ラッチ部18から
の出力値に対して、暫時直線的に増加する(直線的に単
調増加する)値を対応する制御信号S8として出力す
る。このようなCPU5の処理により、デジタル信号化
した検波電圧信号値S12と収束値S13との差分値に
対応した制御信号S8が得られる。
【0027】そして、CPU5で生成された制御信号S
8をD/A変換器6でアナログ信号に変換し、利得可変
増幅器2の制御電圧入力端に送出して利得制御を行う。
このようなAGCループ動作を繰り返すことにより、デ
ジタル信号化した検波電圧信号値S12が収束値S13
に収束して差分値が0となり、制御信号S8が一定とな
ってAGC出力信号S11が一定の信号レベルに保たれ
る。このとき、CPU5は、利得制御を実行した1ステ
ップ(利得制御実行時)ごとの制御信号S8をサイクリ
ックに図示しない内部又は外部のメモリに記憶する(制
御信号記憶ステップ)。
8をD/A変換器6でアナログ信号に変換し、利得可変
増幅器2の制御電圧入力端に送出して利得制御を行う。
このようなAGCループ動作を繰り返すことにより、デ
ジタル信号化した検波電圧信号値S12が収束値S13
に収束して差分値が0となり、制御信号S8が一定とな
ってAGC出力信号S11が一定の信号レベルに保たれ
る。このとき、CPU5は、利得制御を実行した1ステ
ップ(利得制御実行時)ごとの制御信号S8をサイクリ
ックに図示しない内部又は外部のメモリに記憶する(制
御信号記憶ステップ)。
【0028】また同時に、RSSI検出部9は、受信信
号S1の中から伝送信号レベルに対応するRSSI信号
S10を検出し(信号レベル検出ステップ)、CPU5
に出力する。CPU5は、RSSI信号S10と所定の
しきい値S12とを比較し(比較ステップ)、RSSI
信号S10の値がしきい値S12以下となった場合、制
御信号S8を、記憶している前回の利得制御実行時の制
御信号の値に固定して出力する(制御信号出力ステッ
プ)。そして、この前回の利得制御実行時の制御信号S
8をD/A変換器6でアナログ信号に変換して利得可変
増幅器2に入力し、利得制御を行う。この場合、しきい
値S12は、例えば雑音信号レベルに設定し、上記比較
においてRSSI信号S10の値がしきい値S12を下
回った場合に、検波電圧信号S7に対しノイズが支配的
となる弱い受信電界強度となり、検波電圧信号S7が適
切に検出できなくなる状態を検出できるようにする。
号S1の中から伝送信号レベルに対応するRSSI信号
S10を検出し(信号レベル検出ステップ)、CPU5
に出力する。CPU5は、RSSI信号S10と所定の
しきい値S12とを比較し(比較ステップ)、RSSI
信号S10の値がしきい値S12以下となった場合、制
御信号S8を、記憶している前回の利得制御実行時の制
御信号の値に固定して出力する(制御信号出力ステッ
プ)。そして、この前回の利得制御実行時の制御信号S
8をD/A変換器6でアナログ信号に変換して利得可変
増幅器2に入力し、利得制御を行う。この場合、しきい
値S12は、例えば雑音信号レベルに設定し、上記比較
においてRSSI信号S10の値がしきい値S12を下
回った場合に、検波電圧信号S7に対しノイズが支配的
となる弱い受信電界強度となり、検波電圧信号S7が適
切に検出できなくなる状態を検出できるようにする。
【0029】本実施形態では、上記自動利得制御におい
て、受信信号S1のS/Nが劣化し、例えば、受信信号
S1中の伝送信号レベルに対し雑音信号レベルが同一或
いは大きくなった場合、RSSI検出部9で検出したR
SSI信号S10の値が予めCPU5に設定したしきい
値S12以下になる。CPU5は、RSSI信号S10
がしきい値S12以下となったことを認識すると、制御
信号S8を前回の利得制御実行時の制御信号の値に固定
して出力し、この前回の制御信号S8に基づいて利得可
変増幅器2を制御する。すなわち、前回の制御信号S8
でAGCループ動作を固定する。その後、RSSI信号
S10の値がしきい値S12を越えた場合は、今回の制
御信号S8に基づいて利得可変増幅器2を制御する。す
なわち、通常のAGCループ動作に復帰する。
て、受信信号S1のS/Nが劣化し、例えば、受信信号
S1中の伝送信号レベルに対し雑音信号レベルが同一或
いは大きくなった場合、RSSI検出部9で検出したR
SSI信号S10の値が予めCPU5に設定したしきい
値S12以下になる。CPU5は、RSSI信号S10
がしきい値S12以下となったことを認識すると、制御
信号S8を前回の利得制御実行時の制御信号の値に固定
して出力し、この前回の制御信号S8に基づいて利得可
変増幅器2を制御する。すなわち、前回の制御信号S8
でAGCループ動作を固定する。その後、RSSI信号
S10の値がしきい値S12を越えた場合は、今回の制
御信号S8に基づいて利得可変増幅器2を制御する。す
なわち、通常のAGCループ動作に復帰する。
【0030】このように、この第1実施形態では、RS
SI信号S10に基づいて受信信号S1の伝送信号レベ
ルを常時モニタし、受信信号S1のS/Nが劣化して伝
送信号レベルが雑音信号レベル以下になった際にも、前
回の制御信号S8に固定することによって、利得可変増
幅器2の制御電圧が低下することを抑制できる。この結
果、適正な自動利得制御が可能になり、良好な受信特性
が得られる。
SI信号S10に基づいて受信信号S1の伝送信号レベ
ルを常時モニタし、受信信号S1のS/Nが劣化して伝
送信号レベルが雑音信号レベル以下になった際にも、前
回の制御信号S8に固定することによって、利得可変増
幅器2の制御電圧が低下することを抑制できる。この結
果、適正な自動利得制御が可能になり、良好な受信特性
が得られる。
【0031】[第2実施形態]図4は本発明の第2実施
形態に係る構成を示すブロック図である。
形態に係る構成を示すブロック図である。
【0032】この第2実施形態のデジタル自動利得制御
装置は、前記した第1実施形態と同様の利得可変増幅器
2、検波回路3、A/D変換器4、CPU5、D/A変
換器6及びRSSI検出部9を有している。更に、第2
実施形態に対応して、CPU5で生成された制御信号S
8をラッチして前回の利得制御実行時の制御信号である
前制御信号S21として出力する制御信号保持手段に該
当するラッチ回路22と、RSSI検出部9で検出され
たRSSI信号S10をラッチして前回の利得制御実行
時のRSSI信号である前RSSI信号S23として出
力する信号レベル保持手段に該当するラッチ回路24と
を備えている。なお、CPU5の制御信号生成に関する
処理機能及び変換テーブル19の内容は図2及び図3に
示した第1実施形態と同様である。第2実施形態では、
CPU5は制御信号生成手段、比較手段、制御信号出力
手段の機能を有する構成となっている。
装置は、前記した第1実施形態と同様の利得可変増幅器
2、検波回路3、A/D変換器4、CPU5、D/A変
換器6及びRSSI検出部9を有している。更に、第2
実施形態に対応して、CPU5で生成された制御信号S
8をラッチして前回の利得制御実行時の制御信号である
前制御信号S21として出力する制御信号保持手段に該
当するラッチ回路22と、RSSI検出部9で検出され
たRSSI信号S10をラッチして前回の利得制御実行
時のRSSI信号である前RSSI信号S23として出
力する信号レベル保持手段に該当するラッチ回路24と
を備えている。なお、CPU5の制御信号生成に関する
処理機能及び変換テーブル19の内容は図2及び図3に
示した第1実施形態と同様である。第2実施形態では、
CPU5は制御信号生成手段、比較手段、制御信号出力
手段の機能を有する構成となっている。
【0033】次に、第2実施形態におけるAGC動作に
ついて説明する。受信信号S1は利得可変増幅器2に入
力される。利得可変増幅器2は、CPU5より出力され
D/A変換器6でアナログ信号に変換された制御信号S
8によって、その利得を可変しながら受信信号S1を増
幅する。この受信信号S1を利得可変増幅器2で増幅し
て得られたAGC出力信号S11を検波回路3でレベル
検波し(検波ステップ)、この検波電圧信号S7をA/
D変換器4でデジタル信号に変換する。CPU5は、こ
のデジタル信号化された検波電圧信号S7に基づいて第
1実施形態と同様に制御信号S8を生成する(制御信号
生成ステップ)。
ついて説明する。受信信号S1は利得可変増幅器2に入
力される。利得可変増幅器2は、CPU5より出力され
D/A変換器6でアナログ信号に変換された制御信号S
8によって、その利得を可変しながら受信信号S1を増
幅する。この受信信号S1を利得可変増幅器2で増幅し
て得られたAGC出力信号S11を検波回路3でレベル
検波し(検波ステップ)、この検波電圧信号S7をA/
D変換器4でデジタル信号に変換する。CPU5は、こ
のデジタル信号化された検波電圧信号S7に基づいて第
1実施形態と同様に制御信号S8を生成する(制御信号
生成ステップ)。
【0034】そして、CPU5で生成された制御信号S
8をD/A変換器6でアナログ信号に変換し、利得可変
増幅器2の制御電圧入力端に送出して利得制御を行う。
このようなAGCループ動作を繰り返すことにより、デ
ジタル信号化した検波電圧信号値S12が収束値S13
に収束して差分値が0となり、制御信号S8が一定とな
ってAGC出力信号S11が一定の信号レベルに保たれ
る。このとき、制御信号S8をラッチ回路22にてラッ
チし(制御信号保持ステップ)、ラッチした前回の利得
制御実行時の前制御信号S21をCPU5に出力する。
8をD/A変換器6でアナログ信号に変換し、利得可変
増幅器2の制御電圧入力端に送出して利得制御を行う。
このようなAGCループ動作を繰り返すことにより、デ
ジタル信号化した検波電圧信号値S12が収束値S13
に収束して差分値が0となり、制御信号S8が一定とな
ってAGC出力信号S11が一定の信号レベルに保たれ
る。このとき、制御信号S8をラッチ回路22にてラッ
チし(制御信号保持ステップ)、ラッチした前回の利得
制御実行時の前制御信号S21をCPU5に出力する。
【0035】また同時に、RSSI検出部9は、受信信
号S1の中から伝送信号レベルに対応するRSSI信号
S10を検出し(信号レベル検出ステップ)、CPU5
に出力する。このとき、RSSI信号S10をラッチ回
路24にてラッチし(信号レベル保持ステップ)、ラッ
チした前回の利得制御実行時の前RSSI信号S23を
CPU5に出力する。
号S1の中から伝送信号レベルに対応するRSSI信号
S10を検出し(信号レベル検出ステップ)、CPU5
に出力する。このとき、RSSI信号S10をラッチ回
路24にてラッチし(信号レベル保持ステップ)、ラッ
チした前回の利得制御実行時の前RSSI信号S23を
CPU5に出力する。
【0036】CPU5は、生成した制御信号S8とラッ
チ回路22にラッチされている前制御信号S21とを比
較する。そして、今回の制御信号S8の値が前回の利得
制御実行時の前制御信号S21の値よりも小さい場合、
CPU5は更にRSSI検出部9で検出したRSSI信
号S10とラッチ回路24にラッチされている前RSS
I信号S23とを比較する(比較ステップ)。この比較
において、今回のRSSI信号S10の値が前回の利得
制御実行時の前RSSI信号S23の値よりも小さい場
合に、CPU5はラッチ回路22にラッチしている前制
御信号S21を制御信号として出力する(制御信号出力
ステップ)。そして、この前回の利得制御実行時の前制
御信号S21をD/A変換器6でアナログ信号に変換し
て利得可変増幅器2に入力し、利得制御を行う。
チ回路22にラッチされている前制御信号S21とを比
較する。そして、今回の制御信号S8の値が前回の利得
制御実行時の前制御信号S21の値よりも小さい場合、
CPU5は更にRSSI検出部9で検出したRSSI信
号S10とラッチ回路24にラッチされている前RSS
I信号S23とを比較する(比較ステップ)。この比較
において、今回のRSSI信号S10の値が前回の利得
制御実行時の前RSSI信号S23の値よりも小さい場
合に、CPU5はラッチ回路22にラッチしている前制
御信号S21を制御信号として出力する(制御信号出力
ステップ)。そして、この前回の利得制御実行時の前制
御信号S21をD/A変換器6でアナログ信号に変換し
て利得可変増幅器2に入力し、利得制御を行う。
【0037】本実施形態では、上記自動利得制御におい
て、受信信号S1のS/Nが劣化し、例えば、受信信号
S1中の伝送信号レベルに対し雑音信号レベルが同一或
いは大きくなった場合、RSSI検出部9で検出したR
SSI信号S10の値がラッチ回路24にラッチしてい
る前回の自動利得実行時の前RSSI信号S23の値よ
り低下する。CPU5は、RSSI信号S10が前RS
SI信号S23より小さくなったことを認識すると、今
回の制御信号S8を出力せずに、前回の利得制御実行時
の前制御信号S21の値に切り換えて出力し、この前制
御信号S21に基づいて利得可変増幅器2を制御する。
すなわち、前回の利得制御実行時の前制御信号S21で
AGCループ動作を固定する。その後、RSSI信号S
10の値が前RSSI信号S23の値よりも大きくなっ
た場合は、今回の制御信号S8に基づいて利得可変増幅
器2を制御する。すなわち、通常のAGCループ動作に
復帰する。
て、受信信号S1のS/Nが劣化し、例えば、受信信号
S1中の伝送信号レベルに対し雑音信号レベルが同一或
いは大きくなった場合、RSSI検出部9で検出したR
SSI信号S10の値がラッチ回路24にラッチしてい
る前回の自動利得実行時の前RSSI信号S23の値よ
り低下する。CPU5は、RSSI信号S10が前RS
SI信号S23より小さくなったことを認識すると、今
回の制御信号S8を出力せずに、前回の利得制御実行時
の前制御信号S21の値に切り換えて出力し、この前制
御信号S21に基づいて利得可変増幅器2を制御する。
すなわち、前回の利得制御実行時の前制御信号S21で
AGCループ動作を固定する。その後、RSSI信号S
10の値が前RSSI信号S23の値よりも大きくなっ
た場合は、今回の制御信号S8に基づいて利得可変増幅
器2を制御する。すなわち、通常のAGCループ動作に
復帰する。
【0038】このように、この第2実施形態では、RS
SI信号S10に基づいて受信信号S1の伝送信号レベ
ルを常時モニタし、受信信号S1のS/Nが劣化してR
SSI信号S10の値が前RSSI信号S23の値より
も低下した場合に、ラッチしている前回の利得制御実行
時の前制御信号S21を用いることによって、利得可変
増幅器2の制御電圧が低下することを抑制できる。この
結果、第1実施形態と同様に適正な自動利得制御が可能
になり、良好な受信特性が得られる。第2実施形態の場
合は、第1実施形態のようなしきい値S12の設定及び
調整が不要となり、弱受信電界強度においても自動利得
制御における制御信号を所定レベル以上に保つ制御処理
を容易に実施できる。
SI信号S10に基づいて受信信号S1の伝送信号レベ
ルを常時モニタし、受信信号S1のS/Nが劣化してR
SSI信号S10の値が前RSSI信号S23の値より
も低下した場合に、ラッチしている前回の利得制御実行
時の前制御信号S21を用いることによって、利得可変
増幅器2の制御電圧が低下することを抑制できる。この
結果、第1実施形態と同様に適正な自動利得制御が可能
になり、良好な受信特性が得られる。第2実施形態の場
合は、第1実施形態のようなしきい値S12の設定及び
調整が不要となり、弱受信電界強度においても自動利得
制御における制御信号を所定レベル以上に保つ制御処理
を容易に実施できる。
【0039】[第3実施形態]図5は本発明の第3実施
形態に係る構成を示すブロック図である。
形態に係る構成を示すブロック図である。
【0040】この第3実施形態のデジタル自動利得制御
装置は、前記した第1実施形態と同様の利得可変増幅器
2、検波回路3、A/D変換器4、CPU5、D/A変
換器6及びRSSI検出部9を有している。更に、第3
実施形態に対応し、検波回路3で生成されデジタル信号
化された検波電圧信号S7をラッチして前回の利得制御
実行時の検波電圧信号である前検波電圧信号S26とし
て出力する検波電圧保持手段に該当するラッチ回路25
と、前記第2実施形態と同様にRSSI検出部9で検出
されたRSSI信号S10をラッチして前回の利得制御
実行時のRSSI信号である前RSSI信号S23とし
て出力するラッチ回路24とを備えている。なお、CP
U5の制御信号生成に関する処理機能及び変換テーブル
19の内容は図2及び図3に示した第1実施形態と同様
である。第3実施形態では、CPU5は制御信号生成手
段、比較手段、制御信号出力手段の機能を有する構成と
なっている。
装置は、前記した第1実施形態と同様の利得可変増幅器
2、検波回路3、A/D変換器4、CPU5、D/A変
換器6及びRSSI検出部9を有している。更に、第3
実施形態に対応し、検波回路3で生成されデジタル信号
化された検波電圧信号S7をラッチして前回の利得制御
実行時の検波電圧信号である前検波電圧信号S26とし
て出力する検波電圧保持手段に該当するラッチ回路25
と、前記第2実施形態と同様にRSSI検出部9で検出
されたRSSI信号S10をラッチして前回の利得制御
実行時のRSSI信号である前RSSI信号S23とし
て出力するラッチ回路24とを備えている。なお、CP
U5の制御信号生成に関する処理機能及び変換テーブル
19の内容は図2及び図3に示した第1実施形態と同様
である。第3実施形態では、CPU5は制御信号生成手
段、比較手段、制御信号出力手段の機能を有する構成と
なっている。
【0041】次に、第3実施形態におけるAGC動作に
ついて説明する。受信信号S1は利得可変増幅器2に入
力される。利得可変増幅器2は、CPU5より出力され
D/A変換器6でアナログ信号に変換された制御信号S
8によって、その利得を可変しながら受信信号S1を増
幅する。この受信信号S1を利得可変増幅器2で増幅し
て得られたAGC出力信号S11を検波回路3でレベル
検波し(検波ステップ)、この検波電圧信号S7をA/
D変換器4でデジタル信号に変換する。CPU5は、こ
のデジタル信号化された検波電圧信号S7に基づいて第
1実施形態と同様に制御信号S8を生成する(制御信号
生成ステップ)。
ついて説明する。受信信号S1は利得可変増幅器2に入
力される。利得可変増幅器2は、CPU5より出力され
D/A変換器6でアナログ信号に変換された制御信号S
8によって、その利得を可変しながら受信信号S1を増
幅する。この受信信号S1を利得可変増幅器2で増幅し
て得られたAGC出力信号S11を検波回路3でレベル
検波し(検波ステップ)、この検波電圧信号S7をA/
D変換器4でデジタル信号に変換する。CPU5は、こ
のデジタル信号化された検波電圧信号S7に基づいて第
1実施形態と同様に制御信号S8を生成する(制御信号
生成ステップ)。
【0042】そして、CPU5で生成された制御信号S
8をD/A変換器6でアナログ信号に変換し、利得可変
増幅器2の制御電圧入力端に送出して利得制御を行う。
このようなAGCループ動作を繰り返すことにより、デ
ジタル信号化した検波電圧信号値S12が収束値S13
に収束して差分値が0となり、制御信号S8が一定とな
ってAGC出力信号S11が一定の信号レベルに保たれ
る。このとき、デジタル信号化された検波電圧信号S7
をラッチ回路25でラッチし(検波電圧保持ステッ
プ)、ラッチした前回の利得制御実行時の前検波電圧信
号S26をCPU5に出力する。
8をD/A変換器6でアナログ信号に変換し、利得可変
増幅器2の制御電圧入力端に送出して利得制御を行う。
このようなAGCループ動作を繰り返すことにより、デ
ジタル信号化した検波電圧信号値S12が収束値S13
に収束して差分値が0となり、制御信号S8が一定とな
ってAGC出力信号S11が一定の信号レベルに保たれ
る。このとき、デジタル信号化された検波電圧信号S7
をラッチ回路25でラッチし(検波電圧保持ステッ
プ)、ラッチした前回の利得制御実行時の前検波電圧信
号S26をCPU5に出力する。
【0043】また同時に、RSSI検出部9は、受信信
号S1の中から伝送信号レベルに対応するRSSI信号
S10を検出し(信号レベル検出ステップ)、CPU5
に出力する。このとき、RSSI信号S10をラッチ回
路24にてラッチし(信号レベル保持ステップ)、ラッ
チした前回の利得制御実行時の前RSSI信号S23を
CPU5に出力する。
号S1の中から伝送信号レベルに対応するRSSI信号
S10を検出し(信号レベル検出ステップ)、CPU5
に出力する。このとき、RSSI信号S10をラッチ回
路24にてラッチし(信号レベル保持ステップ)、ラッ
チした前回の利得制御実行時の前RSSI信号S23を
CPU5に出力する。
【0044】CPU5は、検波回路3からの検波電圧信
号S7とラッチ回路25にラッチされている前検波電圧
信号S26とを比較する。今回の検波電圧信号S7の値
が前回の利得制御実行時の前検波電圧信号S26の値よ
りも大きい場合は、CPU5は検波電圧信号S7を用い
て制御信号S8を生成し、これをD/A変換器6でアナ
ログ信号に変換して利得可変増幅器2に送出して利得制
御を行う。
号S7とラッチ回路25にラッチされている前検波電圧
信号S26とを比較する。今回の検波電圧信号S7の値
が前回の利得制御実行時の前検波電圧信号S26の値よ
りも大きい場合は、CPU5は検波電圧信号S7を用い
て制御信号S8を生成し、これをD/A変換器6でアナ
ログ信号に変換して利得可変増幅器2に送出して利得制
御を行う。
【0045】一方、今回の検波電圧信号S7の値が前回
の利得制御実行時の前検波電圧信号S26の値よりも小
さい場合は、CPU5は更にRSSI検出部9で検出し
たRSSI信号S10とラッチ回路24にラッチされて
いる前RSSI信号S23とを比較する(比較ステッ
プ)。この比較において、今回のRSSI信号S10の
値が前回の利得制御実行時の前RSSI信号S23の値
よりも小さい場合に、CPU5はラッチ回路25にラッ
チしている前検波電圧信号S26を取り込み、これを用
いて制御信号S8を生成して出力する(制御信号出力ス
テップ)。そして、この制御信号S8をD/A変換器6
でアナログ信号に変換して利得可変増幅器2に入力し、
利得制御を行う。
の利得制御実行時の前検波電圧信号S26の値よりも小
さい場合は、CPU5は更にRSSI検出部9で検出し
たRSSI信号S10とラッチ回路24にラッチされて
いる前RSSI信号S23とを比較する(比較ステッ
プ)。この比較において、今回のRSSI信号S10の
値が前回の利得制御実行時の前RSSI信号S23の値
よりも小さい場合に、CPU5はラッチ回路25にラッ
チしている前検波電圧信号S26を取り込み、これを用
いて制御信号S8を生成して出力する(制御信号出力ス
テップ)。そして、この制御信号S8をD/A変換器6
でアナログ信号に変換して利得可変増幅器2に入力し、
利得制御を行う。
【0046】本実施形態では、上記自動利得制御におい
て、受信信号S1のS/Nが劣化し、例えば、受信信号
S1中の伝送信号レベルに対し雑音信号レベルが同一或
いは大きくなった場合、RSSI検出部9で検出したR
SSI信号S10の値がラッチ回路24にラッチしてい
る前回の自動利得実行時の前RSSI信号S23の値よ
り低下する。CPU5は、RSSI信号S10が前RS
SI信号S23より小さくなったことを認識すると、今
回の検波電圧信号S7を用いずに、前回の利得制御実行
時の前検波電圧信号S26を用いて制御信号S8を生成
して出力し、この制御信号S8に基づいて利得可変増幅
器2を制御する。すなわち、前回の利得制御実行時の前
検波電圧信号S26により求めた制御信号S8でAGC
ループ動作を固定する。その後、RSSI信号S10の
値が前RSSI信号S23の値よりも大きくなった場合
は、今回の検波電圧信号S7による制御信号S8に基づ
いて利得可変増幅器2を制御する。すなわち、通常のA
GCループ動作に復帰する。
て、受信信号S1のS/Nが劣化し、例えば、受信信号
S1中の伝送信号レベルに対し雑音信号レベルが同一或
いは大きくなった場合、RSSI検出部9で検出したR
SSI信号S10の値がラッチ回路24にラッチしてい
る前回の自動利得実行時の前RSSI信号S23の値よ
り低下する。CPU5は、RSSI信号S10が前RS
SI信号S23より小さくなったことを認識すると、今
回の検波電圧信号S7を用いずに、前回の利得制御実行
時の前検波電圧信号S26を用いて制御信号S8を生成
して出力し、この制御信号S8に基づいて利得可変増幅
器2を制御する。すなわち、前回の利得制御実行時の前
検波電圧信号S26により求めた制御信号S8でAGC
ループ動作を固定する。その後、RSSI信号S10の
値が前RSSI信号S23の値よりも大きくなった場合
は、今回の検波電圧信号S7による制御信号S8に基づ
いて利得可変増幅器2を制御する。すなわち、通常のA
GCループ動作に復帰する。
【0047】このように、この第3実施形態では、RS
SI信号S10に基づいて受信信号S1の伝送信号レベ
ルを常時モニタし、受信信号S1のS/Nが劣化してR
SSI信号S10の値が前RSSI信号S23の値より
も低下した場合に、ラッチしている前回の利得制御実行
時の前検波電圧信号S26による制御信号S8を用いる
ことによって、利得可変増幅器2の制御電圧が低下する
ことを抑制できる。この結果、第1実施形態と同様に適
正な自動利得制御が可能になり、良好な受信特性が得ら
れる。第3実施形態の場合も第2実施形態と同様に、第
1実施形態のようなしきい値S12の設定及び調整が不
要となり、弱受信電界強度においても自動利得制御にお
ける制御信号を所定レベル以上に保つ制御処理を容易に
実施できる。
SI信号S10に基づいて受信信号S1の伝送信号レベ
ルを常時モニタし、受信信号S1のS/Nが劣化してR
SSI信号S10の値が前RSSI信号S23の値より
も低下した場合に、ラッチしている前回の利得制御実行
時の前検波電圧信号S26による制御信号S8を用いる
ことによって、利得可変増幅器2の制御電圧が低下する
ことを抑制できる。この結果、第1実施形態と同様に適
正な自動利得制御が可能になり、良好な受信特性が得ら
れる。第3実施形態の場合も第2実施形態と同様に、第
1実施形態のようなしきい値S12の設定及び調整が不
要となり、弱受信電界強度においても自動利得制御にお
ける制御信号を所定レベル以上に保つ制御処理を容易に
実施できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動利得
制御方法及びその装置によれば、入力信号のS/Nが劣
化して、伝送信号レベルが雑音信号レベル以下になった
際にも、利得可変増幅手段の制御電圧が低下しないよう
にでき、常に適正な自動利得制御が可能であり、良好な
受信特性が得ることができる。また、前回の利得制御実
行時の伝送信号レベルを用いて入力信号のレベル低下を
判断する場合は、しきい値を設定及び調整する手順を省
略可能である。
制御方法及びその装置によれば、入力信号のS/Nが劣
化して、伝送信号レベルが雑音信号レベル以下になった
際にも、利得可変増幅手段の制御電圧が低下しないよう
にでき、常に適正な自動利得制御が可能であり、良好な
受信特性が得ることができる。また、前回の利得制御実
行時の伝送信号レベルを用いて入力信号のレベル低下を
判断する場合は、しきい値を設定及び調整する手順を省
略可能である。
【0049】さらに、本発明の無線通信装置によれば、
自動利得制御装置の構成を無線通信装置の受信系に設
け、この自動利得制御装置により当該受信系における受
信信号に関する出力信号を一定化する自動利得制御を行
うことにより、入力信号のS/Nが劣化した場合でも利
得可変増幅手段の制御電圧の低下を抑えることができ、
常に適正な自動利得制御が可能となる。よって、通信環
境の悪化により、受信信号の信号レベルが低下したり、
雑音信号レベルが上昇した場合においても、好適な自動
利得制御が行われ、良好な受信特性を得ることができ
る。
自動利得制御装置の構成を無線通信装置の受信系に設
け、この自動利得制御装置により当該受信系における受
信信号に関する出力信号を一定化する自動利得制御を行
うことにより、入力信号のS/Nが劣化した場合でも利
得可変増幅手段の制御電圧の低下を抑えることができ、
常に適正な自動利得制御が可能となる。よって、通信環
境の悪化により、受信信号の信号レベルが低下したり、
雑音信号レベルが上昇した場合においても、好適な自動
利得制御が行われ、良好な受信特性を得ることができ
る。
【図1】本発明の自動利得制御方法及びその装置の第1
実施形態に係る構成を示すブロック図である。
実施形態に係る構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のCPUの制御信号生成に関する処理機
能を示すブロック図である。
能を示すブロック図である。
【図3】図2中の変換テーブルの内容の一例を示す説明
図である。
図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
2 利得可変増幅器
3 検波回路
4 A/D変換器
5 CPU
6 D/A変換器
9 RSSI検出部
22,24,25 ラッチ回路
S1 受信信号
S7 検波電圧信号
S8 制御信号
S10 RSSI信号
S11 AGC出力信号
S12 しきい値
S21 前制御信号
S23 前RSSI信号
S26 前検波電圧信号
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03G 3/20
H03G 3/30
H04B 1/18
Claims (5)
- 【請求項1】 入力信号を可変増幅した出力信号のレベ
ルに基づいて生成する制御信号によって利得可変増幅手
段を制御して一定の出力信号を得る自動利得制御方法に
あって、 前記増幅した出力信号を検波する検波ステップと、 前記検波により得られた検波電圧信号に基づいて前記利
得可変増幅手段に対する制御信号を生成する制御信号生
成ステップと、 前記制御信号を保持する制御信号保持ステップと、 前記入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検出する
信号レベル検出ステップと、 前記伝送信号レベルを保持する信号レベル保持ステップ
と、 今回の利得制御実行時の伝送信号レベルを保持している
前回の利得制御実行時の伝送信号レベルと比較する比較
ステップと、 今回のゲイン可変アンプ制御信号が前回のゲイン可変ア
ンプ制御信号より低くかつ前記今回の伝送信号レベルが
前回の伝送信号レベルより低下した際に、保持している
前回の利得制御実行時の制御信号を前記利得可変増幅手
段に送出する制御信号出力ステップと、 を有することを特徴とする自動利得制御方法。 - 【請求項2】 入力信号を可変増幅した出力信号のレベ
ルに基づいて生成する制御信号によって利得可変増幅手
段を制御して一定の出力信号を得る自動利得制御方法に
あって、 前記増幅した出力信号を検波する検波ステップと、 前記検波により得られた検波電圧信号に基づいて前記利
得可変増幅手段に対する制御信号を生成する制御信号生
成ステップと、 前記検波電圧信号を保持する検波電圧保持ステップと、 前記入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検出する
信号レベル検出ステップと、 前記伝送信号レベルを保持する信号レベル保持ステップ
と、 今回の利得制御実行時の伝送信号レベルを保持している
前回の利得制御実行時の伝送信号レベルと比較する比較
ステップと、 今回のゲイン可変アンプ制御信号が前回のゲイン可変ア
ンプ制御信号より低くかつ前記今回の伝送信号レベルが
前回の伝送信号レベルより低下した際に、保持している
前回の利得制御実行時の検波電圧信号に基づいた制御信
号を前記利得可変増幅手段に送出する制御信号出力ステ
ップと、 を有することを特徴とする自動利得制御方法。 - 【請求項3】 入力信号を可変増幅した出力信号のレベ
ルに基づいて生成する制御信号によって利得可変増幅手
段を制御して一定の出力信号を得る自動利得制御装置に
あって、 前記増幅した出力信号を検波する検波手段と、 前記検波手段により得られた検波電圧信号に基づいて前
記利得可変増幅手段に対する制御信号を生成する制御信
号生成手段と、 前記制御信号を保持する制御信号保持手段と、 前記入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検出する
信号レベル検出手段と、 前記伝送信号レベルを保持する信号レベル保持手段と、 今回の利得制御実行時の伝送信号レベルを前記信号レベ
ル保持手段において保持している前回の利得制御実行時
の伝送信号レベルと比較する比較手段と、 今回のゲイン可変アンプ制御信号が前回のゲイン可変ア
ンプ制御信号より低くかつ前記今回の伝送信号レベルが
前回の伝送信号レベルより低下した際に、前記制御信号
保持手段において保持している前回の利得制御実行時の
制御信号を前記利得可変増幅手段に送出する制御信号出
力手段と、 を備えたことを特徴とする自動利得制御装置。 - 【請求項4】 入力信号を可変増幅した出力信号のレベ
ルに基づいて生成する制御信号によって利得可変増幅手
段を制御して一定の出力信号を得る自動利得制御装置に
あって、 前記増幅した出力信号を検波する検波手段と、 前記検波手段により得られた検波電圧信号に基づいて前
記利得可変増幅手段に対する制御信号を生成する制御信
号生成手段と、 前記検波電圧信号を保持する検波電圧保持手段と、 前記入力信号中の雑音を含む伝送信号レベルを検出する
信号レベル検出手段と、 前記伝送信号レベルを保持する信号レベル保持手段と、 今回の利得制御実行時の伝送信号レベルを前記信号レベ
ル保持手段において保持している前回の利得制御実行時
の伝送信号レベルと比較する比較手段と、 今回のゲイン可変アンプ制御信号が前回のゲイン可変ア
ンプ制御信号より低くかつ前記今回の伝送信号レベルが
前回の伝送信号レベルより低下した際に、前記検波電圧
保持手段において保持している前回の利得制御実行時の
検波電圧信号に基づいた制御信号を前記利得可変増幅手
段に送出する制御信号出力手段と、 を備えたことを特徴とする自動利得制御装置。 - 【請求項5】 前記請求項3または4に記載の自動利得
制御装置の構成を受信系に備え、この自動利得制御装置
により当該受信系における受信信号に関する出力信号を
一定化する自動利得制御を行うことを特徴とする自動利
得制御機能を持った無線通信装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00307099A JP3534233B2 (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 自動利得制御方法及びその装置、自動利得制御機能を持った無線通信装置 |
DE69916770T DE69916770T2 (de) | 1999-01-08 | 1999-12-29 | Vorrichtung und Verfahren zur automatischen Verstärkungsregelung |
EP99126127A EP1018803B1 (en) | 1999-01-08 | 1999-12-29 | Automatic gain control method and device |
US09/479,303 US6597898B1 (en) | 1999-01-08 | 2000-01-06 | Automatic gain control method and device |
CNB001009206A CN1156961C (zh) | 1999-01-08 | 2000-01-07 | 自动增益控制方法和装置 |
US10/357,744 US6745016B2 (en) | 1999-01-08 | 2003-02-04 | Automatic gain control method and device |
US10/822,365 US6847261B2 (en) | 1999-01-08 | 2004-04-12 | Automatic gain control method and device |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00307099A JP3534233B2 (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 自動利得制御方法及びその装置、自動利得制御機能を持った無線通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000201039A JP2000201039A (ja) | 2000-07-18 |
JP3534233B2 true JP3534233B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=11547088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00307099A Expired - Fee Related JP3534233B2 (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 自動利得制御方法及びその装置、自動利得制御機能を持った無線通信装置 |
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---|---|
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EP (1) | EP1018803B1 (ja) |
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KR20010084821A (ko) * | 2000-02-29 | 2001-09-06 | 서평원 | 이동 통신 시스템 기지국의 수신 장치 |
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