JP2005051380A - 移動体用受信装置の自動利得制御回路、自動利得制御回路付き増幅回路、集積回路、及び移動体用受信装置の自動利得制御方法 - Google Patents

移動体用受信装置の自動利得制御回路、自動利得制御回路付き増幅回路、集積回路、及び移動体用受信装置の自動利得制御方法 Download PDF

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    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits

Abstract

【解決手段】検出された受信信号の強度と第一の閾値電圧及び第一の閾値電圧より大きい第二の閾値電圧とを比較し、受信信号の強度に対する可変増幅器VGAの利得がヒステリシス特性となるべく、当該利得を調整するための制御信号を当該可変増幅器へ出力する。当該第一の閾値電圧に対し、利得G1、及び利得G1より大の利得G2が対応づけられ、当該第二の閾値電圧に対し、利得G3、及び利得G3より大の利得G4が対応づけられ、検出された受信信号の強度が、第一の閾値電圧より小の状態から第二の閾値電圧へ増大する場合には、利得G2を経て利得G4へ増加すべく、一方、検出された受信信号の強度が、第二の閾値電圧より大の状態から第一の閾値電圧へ減小する場合には、利得が利得G3を経て利得G1へ低減すべく、制御信号を可変増幅器へ出力する。
【効果】出力信号の歪みや受信装置での混信の発生を防止できる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体用受信装置の自動利得制御回路、自動利得制御回路付き可変増幅器、集積回路、及び移動体用受信装置の自動利得制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体として例えば車両には、室内貼付け型フィルムタイプアンテナが取り付けられる。併せて、このアンテナの受信信号を増幅して、後段の汎用のラジオチューナ等(受信装置)に出力する自動利得制御(AGC, Automatic Gain Control)回路付き可変増幅器(VGA, Variable Gain Amp)が車両内に取り付けられる。
【0003】
この自動利得制御回路付き可変増幅器は、図5に示すにように、可変増幅器VGAの出力に対し、周知のAGC回路が接続されている。このAGC回路は、移動体通信等におけるアンテナの受信信号の電界強度の変動に追従し、可変増幅器の出力レベルを一定にすべく、フィードバック制御を行う(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2003−125012号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の技術では、AGC機能を実現するにあたり、あくまで可変増幅器VGAの出力に基づき、AGC回路が可変増幅器VGAの利得調整といったフィードバック制御を行っていた。
このため、受信信号が大きい場合(大入力時)、可変増幅器VGAの利得が大きくなり、その出力信号が歪んでしまい、受信装置側で混信が発生してしまうことがあった。
【0006】
また、可変増幅器VGAの出力に応じて利得を調整するフィードバック制御方式では、可変増幅器の出力の範囲に制御範囲が制限されるという不具合も生じていた。さらに、アンテナが車両に取り付けられるような場合、受信信号の強度の変化が急激となるため、フィードバック制御方式では、応答が遅延してしまうことがある。したがって、受信感度のばらつきを招くことがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る移動体用受信装置の自動利得制御回路では、移動体に取り付けられるアンテナの受信信号を増幅して受信装置へ出力する可変増幅器の利得を自動制御するのであって、前記受信信号の強度を検出する強度検出手段と、検出された前記強度と第一の閾値電圧及び第二の閾値電圧とを比較する比較手段と、前記受信信号の前記強度に対する前記可変増幅器の前記利得がヒステリシス特性となるべく、前記比較手段の前記比較結果に基づき、当該利得を調整するための制御信号を当該可変増幅器へ出力する制御手段と、を備え、
前記第二の閾値電圧は前記第一の閾値電圧より大であり、当該第一の閾値電圧に対し、利得G1、及び当該利得G1より大の利得G2が対応づけられているとともに、当該第二の閾値電圧に対し、利得G3、及び当該利得G3より大の利得G4が対応づけられており、
前記制御手段は、前記比較手段による前記比較結果に基づき、前記強度検出手段で検出された前記受信信号の前記強度が、前記第一の閾値電圧より小の状態から前記第二の閾値電圧へ増大する場合には、前記利得が前記利得G2を経て前記利得G4へ増加すべく、前記制御信号を前記可変増幅器へ出力する一方、前記比較手段による前記比較結果に基づき、前記強度検出手段で検出された前記受信信号の前記強度が、前記第二の閾値電圧より大の状態から前記第一の閾値電圧へ減小する場合には、前記利得が前記利得G3を経て前記利得G1へ低減すべく、前記制御信号を前記可変増幅器へ出力することとする。
【0008】
このため、制御手段により可変増幅器でもって実現されるヒステリシス特性により、受信信号が過大な状態から減小していく場合(可変増幅器の利得G3→利得G1)には、これが小の状態から増大する場合(可変増幅器の利得G2→利得G4)に比し、可変増幅器の利得を小さくすることができる。
【0009】
よって、受信信号が大きくなった場合(大入力時)、可変増幅器の利得を小さくできるため、可変増幅器等において出力信号が歪むことを防止できる。したがって、受信装置での混信の発生を防止できる。
【0010】
加えて、制御手段は、可変増幅器の利得を調整するための制御信号を当該可変増幅器へ出力するにあたり、受信信号の強度に基づくようにしている。すなわち、本発明の自動利得制御回路では、受信信号の強度に応じたフィードフォワード制御方式により、制御信号を当該可変増幅器へ出力する。すなわち、従来のように、可変増幅器の出力に応じて利得を調整するための制御信号を当該可変増幅器へフィードバックする制御方式に比し、本発明の自動利得制御回路では、特に、アンテナが移動体に取り付けられるような場合、受信信号の強度の変化が急激であっても遅延することなく急速な応答が可能となる。したがって、受信感度が安定してばらつきも低減できる。
【0011】
また、従来のように、可変増幅器の出力に応じて利得を調整するフィードバック制御方式では、可変増幅器の出力の範囲に制御範囲が制限されていた。しかしながら、本発明の自動利得制御回路では、受信信号の強度に応じて可変増幅器の利得を調整するフィードフォワード制御方式であるため、可変増幅器の出力の範囲に制御範囲の制限を受けることなく、その制御範囲が広がる。よって、設計の自由度が広がる等の利点が得られる。
【0012】
また、前記強度検出手段は、受信信号を検波するための第一の検波回路及び第二の検波回路を有し、前記比較手段は、前記第一の検波回路の出力信号と前記第一の閾値電圧との比較結果を出力する第一の比較回路と、前記第二の検波回路の出力信号と前記第二の閾値電圧との比較結果を出力する第二の比較回路とを有することとできる。
【0013】
さらに、前記移動体用受信装置の自動利得制御回路に加え、前記可変増幅器をさらに備えることとできる。
【0014】
本発明に係る集積回路では、少なくとも請求項1または2に記載の移動体用受信装置の自動利得制御回路を集積化してなる。
【0015】
本発明に係る移動体用受信装置の自動利得制御方法では、移動体に取り付けられるアンテナの受信信号を増幅して受信装置へ出力する可変増幅器の利得を自動制御するのであって、
前記受信信号の強度を検出し、検出された前記強度と第一の閾値電圧及び第二の閾値電圧とを比較し、前記受信信号の前記強度に対する前記可変増幅器の前記利得がヒステリシス特性となるべく、前記比較の結果に基づき、当該利得を調整するための制御信号を当該可変増幅器へ出力し、
前記第二の閾値電圧は前記第一の閾値電圧より大であり、当該第一の閾値電圧に対し、利得G1、及び当該利得G1より大の利得G2が対応づけられているとともに、当該第二の閾値電圧に対し、利得G3、及び当該利得G3より大の利得G4が対応づけられており、
前記比較の結果に基づき、検出された前記受信信号の前記強度が、前記第一の閾値電圧より小の状態から前記第二の閾値電圧へ増大する場合には、前記利得が前記利得G2を経て前記利得G4へ増加すべく、前記制御信号を前記可変増幅器へ出力する一方、前記比較の結果に基づき、検出された前記受信信号の前記強度が、前記第二の閾値電圧より大の状態から前記第一の閾値電圧へ減小する場合には、前記利得が前記利得G3を経て前記利得G1へ低減すべく、前記制御信号を前記可変増幅器へ出力することとする。
【0016】
【発明の実施の形態】
====概 略====
本実施の形態に係る移動体用受信装置の自動利得制御回路の一実施例について、図1乃至図4を参照して説明する。図1のブロック図に示すように、先ず、AGC回路は、移動体等に取り付けられるアンテナの受信信号INに基づいて、可変増幅器VGAの利得を調整するための制御信号(図中、LC出力)を生成して可変増幅器VGAへ出力するフィードフォワード制御方式としている。さらに、図2を参照して後述するように、受信信号の強度(電界強度)に対する可変増幅器VGAの利得(出力)がヒステリシス特性を奏するべく、AGC回路は動作する。
【0017】
====全体詳細====
図1に示すように、可変増幅器VGAは、アンテナの受信信号INを増幅して受信装置(不図示)へ出力(図中、OUT)する。この可変増幅器VGAの利得を自動制御する回路としてのAGC回路は、第一,二の検波回路(強度検出手段)Det1,Det2を二つ備える。第一の検波回路Det1には、検波感度調整用抵抗R1a,R1bを経て、受信信号INが入力される。すなわち、検波感度調整用抵抗R1aの一端には、受信信号INが入力され、検波感度調整用抵抗R1aの他端には、検波感度調整用抵抗R1bの一端が接続される。この検波感度調整用抵抗R1bの他端は接地される。これら検波感度調整用抵抗R1a,R1bの接続点を通じて受信信号INが第一の検波回路に入力される。一方、検波感度調整用抵抗R2の一端には、受信信号INが入力され、その他端から受信信号INが第二の検波回路に出力される。これら第一,二の検波回路Det1,Det2は、例えば周知の包絡線検波回路(前出の特許文献1等を参照)で構成され、受信信号INの強度を検出すべく、受信信号を検波する。
【0018】
第一の検波回路Det1からの電圧出力は、第一の比較回路(比較手段)CO1の非反転入力端子に入力される。この第一の比較回路CO1の反転入力端子には、第一の閾値電圧Vdet1が印加され、第一の検波回路Det1の電圧出力と比較した結果をロジック回路(制御手段)に出力する。一方、第二の検波回路Det2からの電圧出力は、第二の比較回路(比較手段)CO2の非反転入力端子に入力される。この第二の比較回路CO2の反転入力端子には、第二の閾値電圧Vdet2が印加され、第二の検波回路Det2の電圧出力と比較した結果をロジック回路に出力する。
【0019】
ロジック回路は、受信信号INの強度に対する可変増幅器VGAの利得がヒステリシス特性となるべく、各第一,二の比較回路CO1,CO2の比較結果に基づき、制御信号(LC出力)を可変増幅器VGAへ出力する。
【0020】
先ず、このヒステリシス特性について説明する。図2のグラフに示すように、横軸を受信信号INの強度とし、縦軸を可変増幅器VGAの利得(あるいは可変増幅器VGAの出力OUT)とする。横軸において、第二の比較回路CO2に入力される第二の閾値電圧Vdet2は、第一の比較回路CO1に入力される第一の閾値電圧Vdet1より大である。図2のヒステリシス特性のグラフに示すように、この第一の閾値電圧Vdet1に対し、二つの利得G1,G2が対応づけられている。この利得G2は利得G1より値が大である。また、この第二の閾値電圧Vdet2に対し、二つの利得G3,G4が対応づけられている。この利得G4は利得G3より値が大である。
【0021】
受信信号INの強度が増大していく場合について説明する。受信信号INの強度が、第一の閾値電圧Vdet1より小の状態から第二の閾値電圧Vdet2へ向けて増大すると、可変増幅器VGAの利得が利得G2を経て利得G4へ増加し、図中▲1▼及び▲2▼のルートを辿る。そして、受信信号の強度が、第二の閾値電圧Vdet2に至り、さらに増大すると、利得G3を経て図中▲3▼及び▲4▼のルートを辿る。
【0022】
反対に、受信信号INの強度が減小していく場合について説明する。受信信号INの強度が第二の閾値電圧Vdet2より大の状態から第一の閾値電圧Vdet1へ減小すると、可変増幅器VGAの利得が利得G3(本実施例ではG2とほぼ同値)を経て利得G1へ低減し、図中▲4▼及び▲5▼のルートを辿る。そして、受信信号の強度が、第一の閾値電圧Vdet1に至り、さらに減小すると、利得G2を経て図中▲6▼及び▲1▼のルートを辿る。
【0023】
すなわち、従来技術の場合では、受信信号INの強度が第二の閾値電圧Vdet2より第一の閾値電圧Vdet1を経て減小していく際、図中▲3▼▲2▼▲1▼のルートを辿る。このため、従来の可変増幅器VGAの利得は、矩形のヒステリシス曲線上において最大の頂点たる利得G4から低減し、利得G2を経て利得G1へ向かっていた。このため、可変増幅器VGAの利得が大きくなり、その出力信号が歪んでしまい、受信装置側で混信が発生してしまうことがあった。
【0024】
これに対し、本実施例では、受信信号INの強度が第二の閾値電圧Vdet2より第一の閾値電圧Vdet1を経て減小していく際、可変増幅器VGAの利得は、利得G3から低減し、利得G1を経て利得G2へ向かい、その後、利得G2を経て低減していった。このため、可変増幅器VGAの利得は、利得G2あるいは利得G3以下として小さく済み、その出力信号の歪みを防ぎ、以て受信装置側での混信の発生を防止できる。
【0025】
====ヒステリシス特性を実現する構成====
前述した図2のヒステリシス特性を実現すべく、制御信号を生成するロジック回路の具体的な構成としては、図3の論理ブロック図に示すものが一例として挙げられる。この図3の例では、ロジック回路は、NAND(回路)1乃至NAND(回路)3、NOR(回路)、及びINVERTER(インバーター)の組み合わせで実現される。NAND1及びNORには、共に、図1の第一,二の比較回路CO1,CO2の出力の双方が入力される。また、NAND2の出力がロジック回路の制御信号(LC出力)となる。
【0026】
このような構成のロジック回路において、前述した図2のヒステリシス特性を実現すべく、第一,二の閾値電圧Vdet1,Vdet2を境とし、受信信号INの強度が増大する場合と減小する場合とに分け、その入力たる第一,二の比較回路CO1,CO2の出力及び制御信号(LC出力)の状態(”L”あるいは”H”)の遷移を図4の図表に示す。
【0027】
すなわち、図4の図表に示すように、受信信号INの強度が増大していく場合について説明する。まず、受信信号INが第一の閾値電圧Vdet1未満の場合、第一,二の比較回路CO1,CO2の出力は、共に”L”となる。その結果、ロジック回路の出力は”L”となる(図2のヒステリスの特性中、ルート▲1▼に相当)。次に、受信信号INが第一の閾値電圧Vdet1以上で第二の閾値電圧Vdet2以下の場合、第一の比較回路CO1の出力は”L”となる一方、第二の比較回路CO2の出力は”H”となる。その結果、ロジック回路の出力は”L”となる(図2のヒステリスの特性中、ルート▲2▼→▲3▼に相当)そして、受信信号INが第一の閾値電圧Vdet2を超えた場合、第一,二の比較回路CO1,CO2の出力は、共に”H”となる。その結果、ロジック回路の出力は”H”となる(図2のヒステリスの特性中、ルート▲4▼に相当)。
【0028】
反対に、受信信号INの強度が減小していく場合について説明する。まず、受信信号INが第二の閾値電圧Vdet2を超えている場合、第一,二の比較回路CO1,CO2の出力は、共に”H”となる。その結果、ロジック回路の出力は”H”となる(図2のヒステリスの特性中、ルート▲4▼に相当)。次に、受信信号INが第一の閾値電圧Vdet1以上で第二の閾値電圧Vdet2以下の場合、第一の比較回路CO1の出力は”L”となる一方、第二の比較回路CO2の出力は”H”となる。その結果、ロジック回路の出力は”H”となる(図2のヒステリスの特性中、ルート▲5▼→▲6▼に相当)そして、受信信号INが第一の閾値電圧Vdet1未満となった場合、第一,二の比較回路CO1,CO2の出力は、共に”L”となる。その結果、ロジック回路の出力は”L”となる(図2のヒステリスの特性中、ルート▲1▼に相当)。
【0029】
====その他====
アンテナの受信信号INの強度を検出するための手段としては、検波回路以外の他の公知の手段を用いても良い。また、AGC回路単体を集積回路として構成しても良いし、このAGC回路に加えて可変増幅器VGAを含めた回路系全体を一つの集積回路として構成しても良い。
【0030】
【発明の効果】
制御手段により可変増幅器でもって実現されるヒステリシス特性により、受信信号が過大な状態から減小していく場合(可変増幅器の利得G3→利得G1)には、これが小の状態から増大する場合(可変増幅器の利得G2→利得G4)に比し、可変増幅器の利得を小さくすることができる。
【0031】
よって、受信信号が大きくなった場合(大入力時)、可変増幅器の利得を小さくできるため、可変増幅器等において出力信号が歪むことを防止できる。したがって、受信装置での混信の発生を防止できる。
【0032】
加えて、制御手段は、可変増幅器の利得を調整するための制御信号を当該可変増幅器へ出力するにあたり、受信信号の強度に基づくようにしている。すなわち、本発明の自動利得制御回路では、受信信号の強度に応じたフィードフォワード制御方式により、制御信号を当該可変増幅器へ出力する。すなわち、従来のように、可変増幅器の出力に応じて利得を調整するための制御信号を当該可変増幅器へフィードバックする制御方式に比し、本発明の自動利得制御回路では、特に、アンテナが移動体に取り付けられるような場合、受信信号の強度の変化が急激であっても遅延することなく急速な応答が可能となる。したがって、受信感度が安定してばらつきも低減できる。
【0033】
また、従来のように、可変増幅器の出力に応じて利得を調整するフィードバック制御方式では、可変増幅器の出力の範囲に制御範囲が制限されていた。しかしながら、本発明の自動利得制御回路では、受信信号の強度に応じて可変増幅器の利得を調整するフィードフォワード制御方式であるため、可変増幅器の出力の範囲に制御範囲の制限を受けることなく、その制御範囲が広がる。よって、設計の自由度が広がる等の利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る移動体用受信装置の自動利得制御回路のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る移動体用受信装置の自動利得制御回路における可変増幅器における利得のヒステリシス特性を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施の形態に係る移動体用受信装置の自動利得制御回路におけるロジック回路の具体的な一例を示す論理ブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る移動体用受信装置の自動利得制御回路の各部の出力の状態を示す図表である。
【図5】従来の自動利得制御回路のブロック図である。
【符号の説明】
CO1 第一の比較回路
CO2 第二の比較回路
Det1 第一の検波回路
Det2 第二の検波回路
IN アンテナの受信信号
VGA 可変増幅器
R1a,R1b,R2 検波感度調整用抵抗

Claims (5)

  1. 移動体に取り付けられるアンテナの受信信号を増幅して受信装置へ出力する可変増幅器の利得を自動制御する回路であって、
    前記受信信号の強度を検出する強度検出手段と、
    検出された前記強度と第一の閾値電圧及び第二の閾値電圧とを比較する比較手段と、
    前記受信信号の前記強度に対する前記可変増幅器の前記利得がヒステリシス特性となるべく、前記比較手段の前記比較結果に基づき、当該利得を調整するための制御信号を当該可変増幅器へ出力する制御手段と、
    を備え、
    前記第二の閾値電圧は前記第一の閾値電圧より大であり、当該第一の閾値電圧に対し、利得G1、及び当該利得G1より大の利得G2が対応づけられているとともに、当該第二の閾値電圧に対し、利得G3、及び当該利得G3より大の利得G4が対応づけられており、
    前記制御手段は、
    前記比較手段による前記比較結果に基づき、前記強度検出手段で検出された前記受信信号の前記強度が、前記第一の閾値電圧より小の状態から前記第二の閾値電圧へ増大する場合には、前記利得が前記利得G2を経て前記利得G4へ増加すべく、前記制御信号を前記可変増幅器へ出力する一方、
    前記比較手段による前記比較結果に基づき、前記強度検出手段で検出された前記受信信号の前記強度が、前記第二の閾値電圧より大の状態から前記第一の閾値電圧へ減小する場合には、前記利得が前記利得G3を経て前記利得G1へ低減すべく、前記制御信号を前記可変増幅器へ出力する、
    ことを特徴とする移動体用受信装置の自動利得制御回路。
  2. 前記強度検出手段は、受信信号を検波するための第一の検波回路及び第二の検波回路を有し、
    前記比較手段は、前記第一の検波回路の出力信号と前記第一の閾値電圧との比較結果を出力する第一の比較回路と、前記第二の検波回路の出力信号と前記第二の閾値電圧との比較結果を出力する第二の比較回路とを有する、
    ことを特徴とする移動体用受信装置の自動利得制御回路。
  3. 請求項1または2に記載の移動体用受信装置の自動利得制御回路に加え、前記可変増幅器をさらに備えることを特徴とする自動利得制御回路付き可変増幅器。
  4. 少なくとも請求項1または2に記載の移動体用受信装置の自動利得制御回路を集積化してなることを特徴とする集積回路。
  5. 移動体に取り付けられるアンテナの受信信号を増幅して受信装置へ出力する可変増幅器の利得を自動制御する方法であって、
    前記受信信号の強度を検出し、
    検出された前記強度と第一の閾値電圧及び第二の閾値電圧とを比較し、
    前記受信信号の前記強度に対する前記可変増幅器の前記利得がヒステリシス特性となるべく、前記比較の結果に基づき、当該利得を調整するための制御信号を当該可変増幅器へ出力し、
    前記第二の閾値電圧は前記第一の閾値電圧より大であり、当該第一の閾値電圧に対し、利得G1、及び当該利得G1より大の利得G2が対応づけられているとともに、当該第二の閾値電圧に対し、利得G3、及び当該利得G3より大の利得G4が対応づけられており、
    前記比較の結果に基づき、検出された前記受信信号の前記強度が、前記第一の閾値電圧より小の状態から前記第二の閾値電圧へ増大する場合には、前記利得が前記利得G2を経て前記利得G4へ増加すべく、前記制御信号を前記可変増幅器へ出力する一方、
    前記比較の結果に基づき、検出された前記受信信号の前記強度が、前記第二の閾値電圧より大の状態から前記第一の閾値電圧へ減小する場合には、前記利得が前記利得G3を経て前記利得G1へ低減すべく、前記制御信号を前記可変増幅器へ出力する、
    を特徴とする移動体用受信装置の自動利得制御方法。
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