JP3843259B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は携帯電話機に関し、特に、基地局からの指示に従って送信電力を制御する携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯電話機の送信電力は、基地局と通信することができ、かつ他の携帯電話機と基地局の通信を妨害しないように、携帯電話機の位置などに応じて最適値に制御される。また、最大送信電力は、所定値(たとえば25dBm)以下に制限されている。
【0003】
携帯電話機の送信電力の制御は、オープンループ制御とインナループ制御の2段階で行なわれる。オープンループ制御では、携帯電話機は、受信電力に基づいて必要な送信電力を算出し、算出した電力で送信を開始する。インナループ制御では、携帯電話機の位置などの変化に応じて、基地局から携帯電話機に送信電力の増加/減少が指示される。また、インナループ制御では、携帯電話機側の都合(DTX等)によっても送信電力の増加/減少が行なわれる。
【0004】
図8は、従来の携帯電話機のインナループ制御を示すフローチャートである。図8において、この携帯電話機は、ステップS51で基地局からの信号等に基づいて電力制御量ΔPを算出し、ステップS52で現スロットの送信電力Pxを検出し、ステップS52でPxが所定のしきい値電力Plim以下か否かを判別する。次いで携帯電話機は、ステップS53でPx≦Plimであると判別した場合はステップS54で次スロットの送信電力をΔPだけ増加/減少させ、ステップS53でPx≦Plimでないと判別した場合は電力制御を行なわない。
【0005】
図9は、図8で説明した携帯電話機のインナループ制御を例示するタイムチャートである。図9において、最大送信電力許容範囲Pmaxrは21〜25dBmであり、最大送信電力Pmaxは25dBmであり、しきい値電力Plimは23dBmに設定されている。1スロットごとに基地局から携帯電話機に送信電力を1dBだけ増加させるように指示された場合が示されている。送信電力Pxがしきい値電力Plim=23dBmを超えた場合は、基地局から送信電力を増加させるように指示された場合でも携帯電話機は送信電力を増加させない。これにより、送信電力Pxが最大送信電力Pmaxを超えることが防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図9で示した場合では、基地局から携帯電話機に1dBまたは2dBの増加が指示された場合は問題ないが、3dB以上の増加が指示された場合は送信電力Pxが最大送信電力Pmaxを超えてしまう。一方、しきい値電力Plimを低い値に設定すれば送信電力Pxが最大送信電力Pmaxを超えることは防止できるが、送信電力Pxが低めに設定されることとなって通信可能範囲が狭くなってしまう。
【0007】
それゆえに、この発明の主たる目的は、送信電力が最大送信電力を超えることがなく、かつ通信可能範囲が広い携帯電話機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明に係る携帯電話機は、基地局からの信号を受信する受信部と、制御信号に応じた送信電力で基地局に信号を送信する送信部と、送信部の送信電力を検出する電力検出部と、基地局から受信部を介して与えられた電力制御命令に基づいて次スロットの電力増加量を求める電力算出部と、電力検出部によって検出された現スロットの送信電力と電力算出部によって求められた電力増加量とを加算し、その第1の加算値が予め定められた最大送信電力よりも小さいか否かを判定する判定部と、制御信号を生成して送信部の送信電力を制御し、判定部によって第1の加算値が最大送信電力よりも小さいと判定された場合は、電力算出部によって求められた電力増加量だけ送信部の次スロットの送信電力を増加させ、判定部によって第1の加算値が最大送信電力よりも大きいと判定された場合は、送信部の送信電力が最大送信電力を超えないような電力増加量を算出し、その電力増加量だけ送信部の次スロットの送信電力を増加させる電力制御部とを備えたものである。ここで、電力検出部は、予め定められた電力検出範囲を有する。判定部は、送信部の送信電力が電力検出部の電力検出範囲外である場合は、制御信号から求められる送信部の送信電力と、該送信電力が有する誤差の最大値と、電力算出部によって求められた次スロットの電力増加量とを加算し、その第2の加算値が最大送信電力よりも小さいか否かを判定する。電力制御部は、判定部によって第2の加算値が最大送信電力よりも小さいと判定された場合は、電力算出部によって求められた電力増加量だけ送信部の送信電力を増加させ、判定部によって第2の加算値が最大送信電力よりも大きいと判定された場合は、送信部の送信電力が最大送信電力を超えないような電力増加量を算出し、その電力増加量だけ送信部の送信電力を増加させる。
【0009】
したがって、基地局からの電力制御命令に基づいて求められた電力増加量だけ送信電力を増加させると最大送信電力を超えると判定した場合は、送信電力が最大送信電力を超えないような電力増加量を算出し、その電力増加量だけ送信電力を増加させるので、送信電力が最大送信電力を超えることはない。また、必要な場合は送信電力を最大送信電力に等しくすることができるので、送信電力が低めに設定されていた従来に比べて通信可能領域が広くなる。また、電力検出部の電力検出範囲を狭くすることができるので、電力検出部の検出精度の向上と構成の簡単化を図ることができる。
【0010】
好ましくは、送信部は、制御信号に応じたゲインで送信信号を増幅/減衰させる可変ゲイン増幅/減衰器を含む。携帯電話機は、さらに、制御信号と送信部の送信電力との関係を示すテーブルまたは関数を記憶した記憶部を備える。電力制御部は、記憶部に記憶されたテーブルまたは関数に基づき、可変ゲイン増幅/減衰器に制御信号を与えて送信部の送信電力を制御する。この場合は、送信電力を容易に制御することができる。
【0013】
また好ましくは、さらに、電力検出部の温度を検出するための温度検出部と、温度検出部の検出結果に基づいて電力検出部の検出値を補正する第1の補正部が設けられる。
【0014】
また好ましくは、さらに、送信部の送信周波数を検出する周波数検出部と、周波数検出部の検出結果に基づいて電力検出部の検出値を補正する第2の補正部とが設けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施の形態によるW−CDMA方式の携帯電話機の要部を示すブロック図である。図1において、この携帯電話機は、アンテナ1、デュプレクサ2、受信部3、ベースバンド/制御部8および送信部9を備える。
【0016】
基地局から送信されてアンテナ1で受信された高周波信号は、デュプレクサ2を介して受信部3に入力される。デュプレクサ2は、受信信号が送信部9に入力されたり、送信信号が受信部3に入力されるのを防止するものである。受信部3は、ロウノイズアンプ4、ミキサ5、可変ゲインアンプ6および直交復調器7を含む。
【0017】
受信部3に入力された高周波信号は、ロウノイズアンプ4で増幅されてミキサ5に与えられる。ミキサ5は、入力された高周波信号と局部発振器(図示せず)の出力信号とを混合してIF信号を生成する。IF信号は、可変ゲインアンプ6によって所定電力に増幅されて直交復調器7に与えられる。可変ゲインアンプ6の制御電圧Vc6は、ベースバンド/制御部8で生成される。
【0018】
直交復調器7は、IF信号を復調してベースバンド信号を生成しベースバンド/制御部8に与える。ベースバンド信号は、ベースバンド/制御部8で復調されてデジタル信号に変換され、さらに所定の処理を施されて音声信号などになる。
【0019】
逆に、音声信号などは所定の処理を施されてデジタル信号に変換され、デジタル信号はベースバンド/制御部8で変調されて、ベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号は送信部9に入力される。送信部9は、直交変調器10、可変ゲインアンプ11,13、ミキサ12、ハイパワーアンプ14、送信電力検出部15、ゲイン制御部16および記憶部17を含む。
【0020】
送信部9に入力されたベースバンド信号は、直交変調器10で変調されてIF信号に変換される。IF信号は、可変ゲインアンプ11で増幅されてミキサ12に与えられる。ミキサ12は、入力されたIF信号と局部発振器(図示せず)の出力信号とを混合して高周波信号を生成する。高周波信号は、可変ゲインアンプ13およびハイパワーアンプ14で増幅され、送信電力検出部15、デュプレクサ2およびアンテナ1を介して基地局に送信される。
【0021】
送信電力検出部15は、高周波信号の電力を検出し、その検出値Pxをゲイン制御部16に与える。記憶部17には、送信電力Poutと可変ゲインアンプ11,13の制御電圧Vcとの関係を示すテーブルが格納されている。ゲイン制御部16は、ベースバンド/制御部8からの電力制御信号Pcおよび送信電力検出部15からの送信電力検出値Pxに従って、記憶部17から所望の制御電圧Vcの値を読出し、その値の制御電圧Vcを可変ゲインアンプ11,13に与えて送信電力を制御する。
【0022】
以下、この携帯電話機の送信電力制御方法について説明する。基地局と通信する場合は、まずオープンループ制御が行なわれる。すなわち、ベースバンド/制御部8は、所定電力のベースバンド信号が入力されるように可変ゲインアンプ6の制御電圧Vc6を生成し、この制御電圧Vc6に基づいて基地局からの受信電力を算出し、さらに、その受信電力に基づいて必要な送信電力を算出する。受信電力が小さいほど大きな送信電力が必要となり、受信電力が大きいほど送信電力が小さくて済む。送信電力は、他の携帯機の通信を妨害しないように、必要最小限の電力に設定される。最大送信電力許容範囲Pmaxrは、たとえば24dBm−3dB〜24dBm+1dBに定められている。
【0023】
ベースバンド/制御部8は、算出した送信電力を示す電力制御信号Pcをゲイン制御部16に与える。ゲイン制御部16は、信号Pcに応じた値の制御電圧Vcの値を記憶部17から読出し、その値の制御電圧Vcを可変ゲインアンプ11,13の各々に与える。ベースバンド/制御部8は、基地局から受信受付信号が返信されてくるのを待ち、受信受付信号が返信されてこない場合は返信されてくるまで送信電力を所定電力ずつ増加させる。基地局から受信受付信号が返信されてきた場合は、オープンループ制御が終了し、次いでインナループ制御が行なわれる。
【0024】
インナループ制御では、基地局から携帯電話機に送信電力の増加/減少が指示される。これは、携帯電話機の使用者の移動などによって通信状態が変化した場合に、送信電力を補正するためである。送信電力の制御量としては、±1dB、±2dB、±3dBの3種類がある。また、音声通話中に音声がなくなった場合に送信電力を数dB下げるといったようなDTX制御もある。このほか、情報レート(B)の変更が行なわれる場合にも送信電力は数dB変化する。インナループ制御時は、ベースバンド/制御部8からゲイン制御部16に与えられる電力制御信号Pcは、送信電力の増加量/減少量を示す信号となる。
【0025】
図2は、図1に示した携帯電話機のインナループ制御を示すフローチャートである。ゲイン制御部16は、ステップS1でベースバンド/制御部8からの電力制御信号Pcに基づいて送信電力の増減量すなわち電力制御量ΔPを算出する。次いでゲイン制御部16は、ステップS2で送信電力検出部15によって現在のスロットの送信電力Pxを検出し、ステップS3で次のスロットの送信電力Px′=Px+ΔPを算出し、ステップS4でPx′が最大送信電力Pmax以下か否かを判別する。ゲイン制御部16は、ステップS4でPx′≦Pmaxであると判断した場合は、ステップS5で可変ゲインアンプ11,13の制御電圧Vcを調整して送信電力をΔPだけ制御する。
【0026】
また、ゲイン制御部16は、ステップS4でPx′≦Pmaxでないと判断した場合は、ステップS6でPx′−X≦Pmaxを満たすXを算出し、ステップS7で可変ゲインアンプ11,13の制御電圧Vcを調整して送信電力をΔP−Xだけ制御する。以上のステップS1〜S7は、1スロットごとに行なわれる。
【0027】
図3は、図1および図2に示した携帯電話機のインナループ制御を例示するタイムチャートである。
【0028】
あるスロットにおいて、現在の送信電力の検出値Pxが20.5dBmであり、基地局から次のスロットで送信電力を5dBだけ増加させるように指示されたものとする。このときゲイン制御部16は、次のスロットの送信電力Px′=20.5+5=25.5dBmを算出し、Px′が最大送信電力Pmax=25dBmを超えてしまうと判別し、25.5−X≦25を満たすX(たとえば1)を算出し、次のスロットで5−1=4dBだけ送信電力を増加させる。
【0029】
したがって、この実施の形態によれば、送信電力が最大送信電力Pmaxを超えることがない。また、送信電力を最大送信電力Pmaxと同程度の値にできるので、送信電力を低めに設定していた従来に比べ、携帯電話機の通信可能範囲が広くなる。
【0030】
なお、この実施の形態では、送信信号を可変ゲインアンプ11,13で増幅させて送信電力を制御したが、送信信号を可変ゲインアッテネータで減衰させて送信電力を制御してもよい。また、送信電力Poutと可変ゲインアンプ11,13の制御電圧Vcとの関係を示すテーブルを記憶部17に格納したが、テーブルの代わりにそれらの関係を示す関数を格納しておいてもよい。ゲイン制御部16は、電力制御部Pcと電力検出値Pxとその関数とに基づいて制御電圧Vcを求める。
【0031】
以下、この実施の形態の変更例について説明する。図4の変更例では、図2にステップS21,S22が追加される。送信電力検出部15の検出範囲は、無限にすることはできず、ある範囲に限定される。この検出範囲を狭くするほど送信電力を精度良く検出することができ、また送信電力検出部15の構成の簡単化を図ることができる。そこで、この変更例では、最大送信電力Pmaxと送信電力検出部15の検出範囲Pa〜Pb(ただし、Pa≦Pmax≦Pbである)の下限値Paとの差Pmax−Paを、送信電力が一度に増加し得る最大変化量と同程度かまたはそれより少し大きくしておく。
【0032】
そして、ゲイン制御部16は、ステップS2で送信電力検出部15によって送信電力Pxを検出し、次いでステップS21でPxが検出範囲Pa〜Pbにあるかどうかを判別する。ゲイン制御部16は、ステップS21でPa≦Px≦Pbであると判別した場合は図2で説明したステップS3〜S7を実行し、ステップS21でPa≦Px≦Pbでないと判別した場合はステップS22で次スロットの送信電力をΔPだけ増加/減少させる。なお、アンプ11,13,14の性能などから、送信電力がPbを超えることはないものとする。
【0033】
また、図5の変更例では、図4の変更例のステップS21がステップS31で置換されるとともにステップS22がステップS32〜S36で置換される。また、送信電力検出部15の検出範囲PA〜PBは図4の変更例の検出範囲Pa〜Pbよりも狭く限定される。すなわち、Pa<PA<Pmax≦PB≦Pbとなっている。これは、検出範囲を狭くした方がその範囲では送信電力を精度良く検出することができ、送信電力検出部15の構成を簡単化できるからである。そこで、この変更例では、ゲイン制御部16は、ステップS31でPA≦Px≦PBか否かを判別し、PA≦Px≦PBでないと判別した場合は、ステップS32で次のスロットの送信電力Px′=Pout+Pe+ΔP(ただし、Poutは制御電圧Vcから求められる現スロットの送信電力であり、PeはPoutが有する誤差の最大値である)を算出し、ステップS33でPx′が最大送信電力Pmax以下か否かを判別する。
【0034】
次いでゲイン制御部16は、ステップS33でPx′≦Pmaxであると判別した場合は、ステップS34で次スロットの送信電力をΔPだけ増加/減少させる。またゲイン制御部16は、ステップS33でPx′≦Pmaxでないと判別した場合は、ステップS35でPx′−Y≦Pmaxを満たすYを算出し、ステップS36で送信電力をΔP−Yだけ増加させる。
【0035】
また、図6の変更例では、図1の送信部9に温度検出部20、記憶部21および補正部22が追加される。温度検出部20は、送信電力検出部15の温度Tを検出する。送信電力検出部15の検出値Pxは温度Tによって変化する。そこで、記憶部21には、温度Tと電力検出値Pxの補正値との関係を示すテーブルまたは関数が格納されている。補正部22は、温度検出部20によって検出された送信電力検出部15の温度Tと、記憶部21に格納されているテーブルまたは関数に基づいて電力検出値の補正値を求め、その補正値を電力検出値Pxに加算する。補正後の電力検出値Px1は、Pxの代わりにゲイン制御部16に与えられる。この変更例では、電力検出値Pxを温度Tによって補正するので、より正確に送信電力を検出することができる。
【0036】
また、図7の変更例では、図1の送信部9に記憶部23および補正部24が追加される。送信電力検出部15の検出値Pxは送信周波数fによって変化する。そこで、記憶部23には、送信周波数fと電力検出値Pxの補正値との関係を示すテーブルまたは関数が格納される。送信周波数fは、図1のベースバンド/制御部8で検出される。補正部24は、ベースバンド/制御部8で検出された送信周波数fと、記憶部23に格納されているテーブルまたは関数に基づいて電力検出値の補正値を求め、その補正値を電力検出値Pxに加算する。補正後の電力検出値Px2は、Pxの代わりにゲイン制御部16に与えられる。この変更例では、電力検出値Pxを送信周波数fによって補正するので、より正確に送信電力を検出することができる。
【0037】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による携帯電話機の要部を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した携帯電話機のインナループ制御を示すフローチャートである。
【図3】 図2に示したインナループ制御を例示するタイムチャートである。
【図4】 この実施の形態の変更例を示すフローチャートである。
【図5】 この実施の形態の他の変更例を示すフローチャーである。
【図6】 この実施の形態のさらに他の変更例を示すブロックである。
【図7】 この実施の形態のさらに他の変更例を示すブロック図である。
【図8】 従来の携帯電話機のインナループ制御を示すフローチャートである。
【図9】 図8に示したインナループ制御を例示するタイムチャートである。

Claims (4)

  1. 携帯電話機であって、
    基地局からの信号を受信する受信部、
    制御信号に応じた送信電力で前記基地局に信号を送信する送信部、
    前記送信部の送信電力を検出する電力検出部、
    前記基地局から前記受信部を介して与えられた電力制御命令に基づいて次スロットの電力増加量を求める電力算出部、
    前記電力検出部によって検出された現スロットの送信電力と前記電力算出部によって求められた電力増加量とを加算し、その第1の加算値が予め定められた最大送信電力よりも小さいか否かを判定する判定部、および
    前記制御信号を生成して前記送信部の送信電力を制御し、前記判定部によって前記第1の加算値が前記最大送信電力よりも小さいと判定された場合は、前記電力算出部によって求められた電力増加量だけ前記送信部の次スロットの送信電力を増加させ、前記判定部によって前記第1の加算値が前記最大送信電力よりも大きいと判定された場合は、前記送信部の送信電力が前記最大送信電力を超えないような電力増加量を算出し、その電力増加量だけ前記送信部の次スロットの送信電力を増加させる電力制御部を備え
    前記電力検出部は、予め定められた電力検出範囲を有し、
    前記判定部は、前記送信部の送信電力が前記電力検出部の電力検出範囲外である場合は、前記制御信号から求められる前記送信部の送信電力と、該送信電力が有する誤差の最大値と、前記電力算出部によって求められた次スロットの電力増加量とを加算し、その第2の加算値が前記最大送信電力よりも小さいか否かを判定し、
    前記電力制御部は、前記判定部によって前記第2の加算値が前記最大送信電力よりも小さいと判定された場合は、前記電力算出部によって求められた電力増加量だけ前記送信部の送信電力を増加させ、前記判定部によって前記第2の加算値が前記最大送信電力よりも大きいと判定された場合は、前記送信部の送信電力が前記最大送信電力を超えないような電力増加量を算出し、その電力増加量だけ前記送信部の送信電力を増加させる、携帯電話機。
  2. 前記送信部は、前記制御信号に応じたゲインで送信信号を増幅/減衰させる可変ゲイン増幅/減衰器を含み、
    前記携帯電話機は、さらに、前記制御信号と前記送信部の送信電力との関係を示すテーブルまたは関数を記憶した記憶部を備え、
    前記電力制御部は、前記記憶部に記憶された前記テーブルまたは関数に基づき、前記可変ゲイン増幅/減衰器に前記制御信号を与えて前記送信部の送信電力を制御する、請求項1に記載の携帯電話機。
  3. さらに、前記電力検出部の温度を検出するための温度検出部、および
    前記温度検出部の検出結果に基づいて前記電力検出部の検出値を補正する第1の補正部を備える、請求項1または請求項に記載の携帯電話機。
  4. さらに、前記送信部の送信周波数を検出する周波数検出部、および
    前記周波数検出部の検出結果に基づいて前記電力検出部の検出値を補正する第2の補正部を備える、請求項1から請求項のいずれかに記載の携帯電話機。
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