JP2001251152A - 自動利得制御装置及び方法、並びに自動利得制御機能を備えた無線通信装置 - Google Patents

自動利得制御装置及び方法、並びに自動利得制御機能を備えた無線通信装置

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JP2001251152A
JP2001251152A JP2000059025A JP2000059025A JP2001251152A JP 2001251152 A JP2001251152 A JP 2001251152A JP 2000059025 A JP2000059025 A JP 2000059025A JP 2000059025 A JP2000059025 A JP 2000059025A JP 2001251152 A JP2001251152 A JP 2001251152A
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gain control
gain
automatic gain
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Nozomi Miura
望 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号レベルの安定/不安定などの動作状態に
応じて複数系統の自動利得制御を実施し、各系統におい
て自動利得制御特性の最適化を図るとともに、消費電力
を低減する。 【解決手段】 自動利得制御装置は、入力信号RI1,
RI2をそれぞれ可変増幅する利得可変増幅器11a,
11bを有し、出力信号レベルの帰還制御によって自動
利得制御をそれぞれ行う複数系統の制御ループが構成さ
れている。復調出力RD1,RD2の検波出力の変化量
を変化量検出部20で検出し、制御部19は、変化量が
小さく安定状態にあるときは、検波出力が最大の制御ル
ープを選択し、この制御ループの利得制御信号と他の制
御ループに対する補正利得制御信号とによって自動利得
制御を行い、他の制御ループの利得制御信号生成部を非
動作状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉ループによる利
得制御で出力信号レベルを一定化する自動利得制御に関
し、特に複数の入力信号の自動利得制御を行う自動利得
制御装置及び方法、並びに自動利得制御機能を備えた無
線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の信号処理装置、例えば、無
線通信装置では、無線回線などの電波伝播路における受
信電界強度の変動により生じる受信信号の信号レベルの
変動を一定化して復調エラーなどを低減するために自動
利得制御が行われている。このような自動利得制御とし
ては、入力信号のレベル変動を検出して生成した自動利
得制御信号によって後段の利得可変増幅器などの利得を
制御する開ループ制御方式や、前段の利得可変増幅器な
どの利得を制御する閉ループ制御方式が知られている。
【0003】図11に無線通信装置の受信系に適用した
従来の自動利得制御装置の構成例を示す。自動利得制御
装置は、利得可変増幅器111、復調部112、A/D
変換器113、レベル検波器114、利得制御信号生成
部115、及びD/A変換器116を備えて構成されて
いる。
【0004】この従来例の自動利得制御装置では、受信
信号入力Riが利得可変増幅器111にて増幅され、復
調部112で復調された後、A/D変換器113によっ
てディジタル値に変換されて復調出力Rdとして出力さ
れる。復調出力Rdの一部はレベル検波器114によっ
てレベル検波されて自動利得制御ループに取り込まれ、
利得制御信号生成部115によって復調出力Rdの値に
基づいて利得制御信号が生成される。この利得制御信号
は、D/A変換器116によってアナログ電圧に変換さ
れて利得可変増幅器111の制御入力端に利得制御電圧
として帰還され、閉ループにより自動利得制御が行われ
る。
【0005】利得制御信号生成部115では、レベル検
波器114にてレベル検波された復調出力Rdの値(出
力値)が平均化部121によって一定時間平均化され、
収束差分算出用加算器122において所定の目標値Aに
対する差分が算出される。そして、ループ利得制御用乗
算器123において当該自動利得制御装置におけるルー
プ利得制御値Bが乗算され、加算器124に送出され
る。加算器124では、ラッチ回路125でラッチされ
た前回の値とループ利得制御用乗算器123から出力さ
れる変化分とが加算され、ラッチ回路125を経て演算
部126に送出される。この加算器124とラッチ回路
125により積分回路が構成されており、ラッチタイミ
ング制御値Dのタイミングでラッチ回路125に積分値
がラッチされることになる。演算部126では、前記積
分値が利得可変増幅器111の制御電圧相当のデータに
変換され、利得可変増幅器111の制御入力端に利得制
御電圧として帰還される。これにより、利得可変増幅器
111の出力レベル(すなわち、レベル検波器114の
出力値)が目標値Aに収束するように自動利得制御がな
される。
【0006】このような自動利得制御を行う無線通信装
置において、複数系統の受信部を有しているものがある
が、従来では、自動利得制御装置を各受信部に対応させ
て受信系統数と同じ数設けて構成していた。すなわち、
図11に示したような自動利得制御装置を受信系統数だ
け備え、各受信部において個別に自動利得制御を行う方
法が採られていた。特に、それぞれの受信系統において
動作状態等に応じて最適な自動利得制御性能を得るに
は、受信部ごとに自動利得制御装置を設ける必要があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような複数系
統の受信部を有する従来例の無線通信装置では、受信系
統数と同じ数の自動利得制御装置を設けているため、複
数の自動利得制御装置が常時動作し、回路規模や消費電
力が増大するという問題点があった。なお、回路の消費
電力は自動利得制御装置をソフトウェア的に構成しても
系統数に比例して増大してしまう。また、消費電力を低
減するために単純に自動利得制御ループを複数の受信系
統で共通化して構成しても、各系統の利得可変増幅器の
温度特性や周波数特性などの回路特性のばらつきを十分
補正できず、最適な自動利得制御性能が得られない不具
合があった。特に、電源オン時や間欠受信時などの動作
が不安定な状態のとき、及び受信レベルの変動が大きい
時やフェージング発生時などの受信状態が悪いときに
は、高精度の自動利得制御が必要となるが、従来の構成
では適切な利得制御信号が得られず、所望の自動利得制
御が行えないという問題点があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、信号レベルの安定/不安定などの動作状態に応じて
複数系統の自動利得制御を実施することができ、各系統
において適切な自動利得制御性能を得ることが可能であ
るとともに、消費電力を低減することが可能な自動利得
制御装置及び方法、並びに自動利得制御機能を備えた無
線通信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による自動利得制
御装置は、複数系統の利得可変増幅器及びその制御ルー
プを有する自動利得制御装置であって、前記利得可変増
幅器の出力信号レベルに基づいて該利得可変増幅器を制
御する利得制御信号を生成する利得制御信号生成手段
と、前記出力信号レベルの変化量を検出する変化量検出
手段と、前記複数系統の出力信号レベルを比較するレベ
ル比較手段と、前記出力信号レベルが最大の制御ループ
における利得制御信号に対して他の制御ループの回路特
性のばらつきを補正して利得制御するための補正利得制
御信号を生成する制御ループ間補正手段と、前記出力信
号レベルの変化量が所定値より小さい場合は、前記出力
信号レベルが最大の制御ループを選択し、他の制御ルー
プの利得制御信号生成手段を非動作状態として、前記出
力信号レベルが最大の制御ループにおける利得制御信号
及び他の制御ループにおける補正利得制御信号によって
前記複数系統の利得可変増幅器の利得制御を行う動作制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、前記動作制御手段は、前記出力信号
レベルの変化量が所定値より大きい場合は、前記複数系
統の制御ループの利得制御信号生成手段を動作状態とし
て、それぞれの制御ループにおいて利得制御信号により
利得可変増幅器の利得制御を行うことが好ましい。
【0011】また、好ましくは、前記動作制御手段は、
電源投入時の未動作状態からの立ち上がりの所定期間に
おいて、それぞれの制御ループの利得制御信号生成手段
を動作させて利得可変増幅器の利得制御を行うこととす
る。又は、前記動作制御手段は、電源投入時の未動作状
態からの立ち上がりの際に、前記出力信号レベルの変化
量が所定値以内に収まるまでの期間、それぞれの制御ル
ープの利得制御信号生成手段を動作させて利得可変増幅
器の利得制御を行うこととする。
【0012】また、好ましくは、前記動作制御手段は、
間欠動作を行う場合の未動作状態からの立ち上がりの所
定期間において、それぞれの制御ループの利得制御信号
生成手段を動作させて利得可変増幅器の利得制御を行う
こととする。又は、前記動作制御手段は、間欠動作を行
う場合の未動作状態からの立ち上がりの際に、前記出力
信号レベルの変化量が所定値以内に収まるまでの期間、
それぞれの制御ループの利得制御信号生成手段を動作さ
せて利得可変増幅器の利得制御を行うこととする。
【0013】本発明による自動利得制御方法は、複数系
統の利得可変増幅器及びその制御ループを用いた自動利
得制御方法であって、前記利得可変増幅器の出力信号レ
ベルに基づいて該利得可変増幅器を制御する利得制御信
号を生成する利得制御信号生成ステップと、前記出力信
号レベルの変化量を検出する変化量検出ステップと、前
記複数系統の出力信号レベルを比較するレベル比較ステ
ップと、前記出力信号レベルが最大の制御ループにおけ
る利得制御信号に対して他の制御ループの回路特性のば
らつきを補正して利得制御するための補正利得制御信号
を生成する制御ループ間補正ステップと、前記出力信号
レベルの変化量が所定値より小さい場合は、前記出力信
号レベルが最大の制御ループを選択し、他の制御ループ
の利得制御信号生成手段を非動作状態として、前記出力
信号レベルが最大の制御ループにおける利得制御信号及
び他の制御ループにおける補正利得制御信号によって前
記複数系統の利得可変増幅器の利得制御を行う動作制御
ステップと、を有することを特徴とする。
【0014】また、前記動作制御ステップにおいて、前
記出力信号レベルの変化量が所定値より大きい場合は、
前記複数系統の制御ループの利得制御信号生成手段を動
作状態として、それぞれの制御ループにおいて利得制御
信号により利得可変増幅器の利得制御を行うことが好ま
しい。
【0015】また、好ましくは、前記動作制御ステップ
では、電源投入時の未動作状態からの立ち上がりの所定
期間において、それぞれの制御ループの利得制御信号生
成手段を動作させて利得可変増幅器の利得制御を行うこ
ととする。又は、前記動作制御ステップでは、電源投入
時の未動作状態からの立ち上がりの際に、前記出力信号
レベルの変化量が所定値以内に収まるまでの期間、それ
ぞれの制御ループの利得制御信号生成手段を動作させて
利得可変増幅器の利得制御を行うこととする。
【0016】また、好ましくは、前記動作制御ステップ
では、間欠動作を行う場合の未動作状態からの立ち上が
りの所定期間において、それぞれの制御ループの利得制
御信号生成手段を動作させて利得可変増幅器の利得制御
を行うこととする。又は、前記動作制御ステップでは、
間欠動作を行う場合の未動作状態からの立ち上がりの際
に、前記出力信号レベルの変化量が所定値以内に収まる
までの期間、それぞれの制御ループの利得制御信号生成
手段を動作させて利得可変増幅器の利得制御を行うこと
とする。
【0017】本発明による無線通信装置は、上記のいず
れかに記載の自動利得制御装置を備えてなる複数系統の
受信部を有し、該自動利得制御装置により受信信号に関
する出力信号レベルを一定化する自動利得制御を行うも
のである。
【0018】上記構成において、複数系統の入力信号を
それぞれ利得可変増幅器により可変増幅して一定の出力
信号を得る際に、利得可変増幅器の出力信号レベルに基
づいて利得制御信号を生成し、このときの出力信号レベ
ルの変化量を検出する。出力信号レベルの変化量が所定
値より小さい場合は、出力信号レベルが最大の制御ルー
プを選択し、他の制御ループの利得制御信号生成手段を
非動作状態として、出力信号レベルが最大の制御ループ
における利得制御信号及び他の制御ループにおける補正
利得制御信号によって複数系統の利得可変増幅器の利得
制御を行う。一方、出力信号レベルの変化量が所定値よ
り大きい場合は、複数系統の制御ループの利得制御信号
生成手段を動作状態として、それぞれの制御ループにお
いて利得制御信号により利得可変増幅器の利得制御を行
う。
【0019】また、電源投入時の未動作状態からの立ち
上がりの所定期間、電源投入時の未動作状態からの立ち
上がりの際に出力信号レベルの変化量が所定値以内に収
まるまでの期間、間欠動作を行う場合の未動作状態から
の立ち上がりの所定期間、間欠動作を行う場合の未動作
状態からの立ち上がりの際に出力信号レベルの変化量が
所定値以内に収まるまでの期間など、動作が不安定で高
精度の利得制御が必要とされる場合には、それぞれの制
御ループの利得制御信号生成手段を動作させて利得可変
増幅器の利得制御を行う。前記間欠動作を行う場合の動
作制御は、無線通信装置において間欠受信を行う場合な
どに適用するのが好ましい。
【0020】前記の定常状態において制御ループの動作
切換を行う判断のための所定値をK1、電源投入時にお
いて動作切換を行う判断のための所定値をK2、間欠動
作を行う場合の立ち上がり時において動作切換を行う判
断のための所定値をK3とすると、出力信号レベルの変
化量検出や動作切換制御の精度向上を図るためには、K
2>K3>K1とするのが好ましい。
【0021】上記のような動作制御により、出力信号レ
ベルが安定したときには、自動利得制御装置の利得制御
信号生成手段などの一部の回路を非動作状態とし、出力
信号レベルが最大の制御ループの利得制御信号に基づい
て他の制御ループの補正を行うことで、複数系統におい
て適切な自動利得制御を実行しながら装置の消費電力の
低減を図れる。また、この自動利得制御装置及び方法を
無線通信装置に適用することにより、良好な受信性能を
確保しつつ消費電力を低減することができ、長時間動作
が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0023】[第1実施形態]図1は本発明の実施形態
に係る自動利得制御装置の構成を示すブロック図、図2
は第1実施形態における制御部の内部構成を示すブロッ
ク図、図3は第1実施形態の自動利得制御に関する処理
手順を示すフローチャートである。
【0024】本実施形態では、携帯電話機などの移動体
通信システムに用いられる複数系統(ここでは2系統)
の受信部を有する無線通信装置に適用した例を示す。自
動利得制御装置は、複数系統(2系統)の自動利得制御
ループを有して構成される。以下、図1の入力信号RI
1の制御系統をa系統、入力信号RI2の制御系統をb
系統という。また、自動利得制御を適宜AGCと略称す
る。
【0025】自動利得制御装置は、入力信号RI1,R
I2をそれぞれ可変増幅する利得可変増幅器11a,1
1bを有し、出力信号レベルの帰還制御によってこの利
得可変増幅器11a,11bの自動利得制御をそれぞれ
行うAGC閉ループ制御系(以下、単に制御ループとも
いう)が構成されている。この自動利得制御装置は、利
得可変増幅器11a,11bの出力信号を復調する復調
部12a,12bと、この復調部12a,12bの出力
信号をディジタル信号化して出力するA/D変換器13
a,13bと、このA/D変換器13a,13bからの
ディジタル変換された復調出力RD1,RD2の信号レ
ベルを検波するレベル検波部14a,14bと、このレ
ベル検波部14a,14bの出力に基づいて利得制御信
号を生成する利得制御信号生成部(利得制御信号生成手
段)15a,15bとを備えている。
【0026】また、利得制御信号生成部15a,15b
の出力うち選択された一つの利得制御信号に対して他の
制御系統の補正を行うための補正利得制御信号を生成す
る制御ループ間補正部(制御ループ間補正手段)17
a,17bと、レベル検波部14a,14bの少なくと
も1系統以上の検波出力の変化量を検出する変化量検出
部(変化量検出手段)20と、レベル検波部14a,1
4bの検波出力Va,Vbを比較する比較部(レベル比
較手段)27と、変化量検出部20で検出された検波出
力の変化量Vad,Vbdと比較部27の出力とに基づ
いて利得制御信号生成部15a,15b、制御ループ間
補正部17a,17b、及び比較部27の動作/非動作
(オン/オフ)状態の切換え制御を行う制御部(動作制
御手段)19と、利得制御信号生成部15a,15bの
出力と制御ループ間補正部17a,17bの出力とを切
換える制御信号切換スイッチ18a,18bと、制御信
号切換スイッチ18a,18bより出力される利得制御
信号又は補正利得制御信号をアナログ信号化するD/A
変換器16a,16bとを備えている。
【0027】制御ループ間補正部17a,17bは、制
御信号切換スイッチ18a,18bで選択された制御ル
ープの利得制御信号に対して、他の制御ループの可変利
得増幅器の温度特性や周波数特性などの回路特性のばら
つき補正を含んだ補正利得制御信号を生成し出力する。
制御部19は、比較部27での比較結果に基づいて制御
信号切換スイッチ18a,18bに切換制御信号を出力
し、比較部27で検出された最大の検波出力レベルの制
御ループ(以下最大レベル制御ループという)において
は接点β側に、その他の制御ループ(以下非最大レベル
制御ループという)においては接点α側に切換えるよう
に制御する。
【0028】前記制御部19内部の機能構成を図2に示
す。制御部19は、変化量検出部20で検出された検波
出力の変化量Vad,Vbdが所定の値に達したか否か
を判定する変化量判定回路51と、この変化量判定回路
51の判定結果と比較部27の比較結果出力とに基づい
て利得制御信号生成部15a,15b、制御ループ間補
正部17a,17b、及び比較部27のそれぞれのオン
/オフ動作切換えを行うためのオン/オフ信号を生成す
る制御回路50とを備えて構成される。
【0029】次に、第1実施形態に係る自動利得制御装
置の動作を説明する。各系統の入力信号RI1,RI2
は、それぞれ利得可変増幅器11a,11bで増幅さ
れ、さらに復調部12a,12bで復調された後、A/
D変換器13a,13bでディジタル信号に変換され
て、それぞれ復調出力RD1,RD2として出力され
る。この復調出力RD1,RD2は、それぞれレベル検
波部14a,14bで検波され、検波出力Va,Vbが
変化量検出部20に送出される。変化量検出部20で
は、検波出力Va,Vbについてその変化量Vad,V
bdの検出が行われ、検出結果が検波出力の変化量Va
d,Vbdとして制御部19に出力される。
【0030】制御部19は、変化量判定回路51におい
て検波出力の変化量Vad,Vbdと所定のしきい値K
1との大小関係を比較判定する(ステップS11)。ス
テップS11で入力信号RI1,RI2の変化量が小さ
く、検波出力の変化量Vad,Vbdのいずれかが設定
されたしきい値K1より小さい(Vad又はVbd<K
1)場合は、制御回路50より比較部27と制御ループ
間補正部17a,17bのそれぞれの動作をオン状態に
切換えるオン/オフ信号を出力する(ステップS1
2)。例えば、無線通信装置において、受信電界強度が
ほぼ一定で安定した受信状態にある場合などがこの場合
に相当し、検波出力の変化量Vad,Vbdが小さくな
る。
【0031】次いで、比較部27でレベル検波部14
a,14bの検波出力Va,Vbを比較し(ステップS
13)、制御部19は、比較結果がVaよりVbが大き
い(Va<Vb)ときは、以下のように動作切換えを行
う(ステップS14)。すなわち、b系統を最大レベル
制御ループとして選択し、このb系統の利得制御信号生
成部15b及び制御ループ間補正部17bをオン状態
(動作状態)に設定し、制御信号切換スイッチ18bを
接点β側にセットする。これにより、利得制御信号生成
部15bで生成された利得制御信号がD/A変換器16
bを介して利得可変増幅器11bの制御入力端に供給さ
れ、b系統の制御ループはこの利得制御信号によって最
適な自動利得制御が実行される。
【0032】また、a系統は非最大レベル制御ループと
して判定し、このa系統の利得制御信号生成部15a及
び制御ループ間補正部17aをオフ状態(非動作状態)
に設定し、制御信号切換スイッチ18aを接点α側にセ
ットする。これにより、制御ループ間補正部17bで生
成された補正利得制御信号がD/A変換器16aを介し
て利得可変増幅器11aの制御入力端に供給され、a系
統の制御ループはこの補正利得制御信号によって自動利
得制御が実行される。このとき、非最大レベル制御ルー
プであるa系統は、最大レベル制御ループとして選択さ
れたb系統の利得制御信号生成部15bで生成された利
得制御信号を基に、制御ループ間補正部17bでa系統
の回路に対する温度特性や周波数特性などの回路特性の
ばらつきが補正された補正利得制御信号によって、利得
可変増幅器11aが制御されるので、最適な自動利得制
御を実施可能になる。
【0033】一方、ステップS13で比較結果がVbよ
りVaが大きいか等しい(Va≧Vb)ときは、以下の
ように動作切換えを行う(ステップS15)。すなわ
ち、a系統を最大レベル制御ループとして選択し、この
a系統の利得制御信号生成部15a及び制御ループ間補
正部17aをオン状態(動作状態)に設定し、制御信号
切換スイッチ18aを接点β側にセットする。これによ
り、利得制御信号生成部15aで生成された利得制御信
号がD/A変換器16aを介して利得可変増幅器11a
の制御入力端に供給され、a系統の制御ループはこの利
得制御信号によって最適な自動利得制御が実行される。
【0034】また、b系統は非最大レベル制御ループと
して判定し、このb系統の利得制御信号生成部15b及
び制御ループ間補正部17bをオフ状態(非動作状態)
に設定し、制御信号切換スイッチ18bを接点α側にセ
ットする。これにより、制御ループ間補正部17aで生
成された補正利得制御信号がD/A変換器16bを介し
て利得可変増幅器11bの制御入力端に供給される。す
なわち、b系統の制御ループは、最大レベル制御ループ
として選択されたa系統の利得制御信号生成部15aで
生成された利得制御信号を基に、制御ループ間補正部1
7aでb系統の回路に対する温度特性や周波数特性など
の回路特性のばらつきが補正された補正利得制御信号に
よって利得可変増幅器11bが制御され、最適な自動利
得制御が実行される。
【0035】次に、ステップS11で入力信号RI1,
RI2の変化量が大きく、検波出力の変化量Vad,V
bdがいずれも設定されたしきい値K1以上となった
(Vad及びVbd≧K1)場合は、以下のように動作
切換えを行う(ステップS16)。すなわち、利得制御
信号生成部15a,15bをオン状態にし、比較部27
及び制御ループ間補正部17a,17bをオフ状態に設
定するとともに、制御信号切換スイッチ18a,18b
を接点β側に切換える。例えば、無線通信装置におい
て、受信電界強度が小さかったり変動が大きく不安定な
受信状態にある場合などがこの場合に相当し、検波出力
の変化量Vad,Vbdが大きくなる。このとき、各制
御ループによって個別に自動利得制御が行われる状態と
なり、各系統において最適な自動利得制御が実施され
る。
【0036】このように、第1実施形態では、検波出力
の変化量、すなわち入力信号レベルの変化量が小さくて
安定しており、大まかな利得制御信号を用いても自動利
得制御特性に支障がないような場合は、入力信号レベル
が最大の制御ループを一つ選択してこの最大レベル制御
ループにおける利得制御信号を用いて自動利得制御を行
う。また、他の制御ループについては、利得制御信号を
基に各制御ループにおける回路特性のばらつきの補正を
含んだ補正利得制御信号を生成して自動利得制御を行
う。これにより、各制御系統において、利得可変増幅器
の温度特性や周波数特性などの回路特性のばらつきに合
わせた利得制御信号によって適切な自動利得制御を実行
できる。この場合、最大レベル制御ループ以外の制御ル
ープの利得制御信号生成部などの動作をオフ状態にする
ので、制御ループに関する回路をハードウェアの電子回
路で構成した場合は消費電力を低減できる。また、制御
ループに関する回路をMPU(マイクロプロセッサユニ
ット)やDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)によ
り構成し、ソフトウェアのプログラム処理によって動作
させた場合は、処理時間の短縮とともに、消費電力の低
減が可能となる。
【0037】また、入力信号レベルが最大の制御ループ
を選択して自動利得制御を行う場合は、他の選択されて
いない制御ループに過大な信号が入力されることがない
ので、利得可変増幅器の後段のA/D変換器が飽和する
不具合を回避することもできる。
【0038】一方、検波出力の変化量、すなわち入力信
号レベルの変化量が大きくて不安定であり、精度の高い
自動利得制御が要求される場合には、それぞれの制御ル
ープにおいて利得制御信号を生成し、個別に自動利得制
御を行う。これにより、各制御系統において最適な高精
度の自動利得制御を実行できる。
【0039】以下の第2〜第5実施形態において、第1
実施形態の制御部19の動作を変更した例を示す。な
お、自動利得制御装置の構成は第1実施形態と同様であ
るため、ここでは説明を省略する。
【0040】[第2実施形態]図4は第2実施形態にお
ける制御部の内部構成を示すブロック図、図5は第2実
施形態の自動利得制御に関する処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0041】第2実施形態は、制御部19の機能構成と
して、検波出力の変化量Vad,Vbdが所定の値に達
したか否かを判定する変化量判定回路51と、自動利得
制御装置が電源オンされてからの経過時間の計時を行う
タイマ回路52と、これらの変化量判定回路51及びタ
イマ回路52の出力と比較部27の比較結果出力とに基
づいて利得制御信号生成部15a,15b、制御ループ
間補正部17a,17b、及び比較部27のそれぞれの
オン/オフ動作切換え制御を行う制御回路50とを備え
ている。
【0042】この第2実施形態に係る自動利得制御装置
の動作を説明する。第2実施形態では、自動利得制御装
置の電源がオンとなった状態(初期状態)において、す
なわち未動作時から動作時への立ち上がりの一定期間に
おいて、利得制御信号のループ間補正を行わずに、それ
ぞれの制御ループで利得制御信号を生成して個別に自動
利得制御を行い、一定期間経過後には第1実施形態と同
様の制御を行う。
【0043】自動利得制御装置の電源がオンされて装置
が立ち上がると、それぞれの制御ループにおいて、予め
設定された初期値又は収束値に向かうよう利得制御信号
によって自動利得制御を開始すると同時に、タイマ回路
52により所定時間t1(sec)の計時を開始する。
制御部19は、タイマ回路52からの出力に基づいて電
源オンから所定時間t1(sec)経過したか否かを判
定する(ステップS21)。
【0044】ステップS21で電源オンからまだ所定時
間t1(sec)が経過していないときは、利得制御信
号生成部15a,15bをオン状態(動作状態)に、ま
た制御ループ間補正部17a,17b及び比較部27を
オフ状態(非動作状態)にするとともに、制御信号切換
スイッチ18a,18bを接点β側に切換える(ステッ
プS22)。これにより、各制御ループが個別に自動利
得制御を行う状態となり、それぞれの制御系統において
適切な自動利得制御が実行される。
【0045】電源オンから所定時間t1(sec)が経
過すると、定常状態の自動利得制御動作、すなわち第1
実施形態と同様の自動利得制御動作を行う(ステップS
23)。この場合、検波出力の変化量Vad,Vbdの
大小に応じて、各々の制御ループにおける利得制御信号
による制御と、最大レベル制御ループの利得制御信号及
び各非最大レベル制御ループの補正利得制御信号による
制御とが切り換えられる。
【0046】なお、制御部19は全てMPU(マイクロ
プロセッサユニット)やDSP(ディジタルシグナルプ
ロセッサ)により構成して、タイマ回路52をソフトウ
ェアタイマで実現することもできるし、タイマ回路52
などをハードウェア回路で構成することも可能である。
タイマ回路52は、電源オン時にパワーオンリセットさ
れて計時を開始する。
【0047】このように、第2実施形態では、自動利得
制御装置の電源投入時の未動作時から動作時への立ち上
がりの一定期間において、すなわち電源立ち上げ動作時
の入力信号レベルの変化量が大きいことが予想される不
安定な状態であり、精度の高い自動利得制御が要求され
る場合においては、最大の検波出力が得られる制御ルー
プ以外の制御ループの動作をオフ状態にして制御ループ
間補正をする選択制御を行わずに、固定的にそれぞれの
制御ループにおいて利得制御信号を生成して個別に自動
利得制御を行う。これにより、各制御系統において最適
な高精度の自動利得制御を実行できる。
【0048】[第3実施形態]図6は第3実施形態にお
ける制御部の内部構成を示すブロック図、図7は第3実
施形態の自動利得制御に関する処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0049】第3実施形態は、制御部19の機能構成と
して、定常動作時の検波出力の変化量Vad,Vbdが
所定の値に達したか否かを判定する変化量判定回路51
と、電源立ち上げ動作時の検波出力の変化量Vad,V
bdが所定の値に達したか否かを判定する動作開始時変
化量判定回路53と、これらの変化量判定回路51及び
動作開始時変化量判定回路53の出力と比較部27の比
較結果出力とに基づいて利得制御信号生成部15a,1
5b、制御ループ間補正部17a,17b、及び比較部
27のそれぞれのオン/オフ動作切換え制御を行う制御
回路50とを備えている。
【0050】この第3実施形態に係る自動利得制御装置
の動作を説明する。第3実施形態では、自動利得制御装
置の電源がオンとなった状態(初期状態)において、す
なわち未動作時から動作時への立ち上がりの際に、検波
出力の変化量が大きい場合は利得制御信号のループ間補
正を行わずに、それぞれの制御ループで利得制御信号を
生成して個別に自動利得制御を行い、検波出力の変化量
が所定レベル内に収まったときに第1実施形態と同様の
制御を行う。
【0051】自動利得制御装置の電源がオンされて装置
が立ち上がると、それぞれの制御ループにおいて、予め
設定された初期値又は収束値に向かうよう利得制御信号
によって自動利得制御を開始するとともに、動作開始時
変化量判定回路53において検波出力の変化量Vad,
Vbdが所定レベルK2(例えばK2>K1)内に収束
したか否かを判定する(ステップS31)。
【0052】ステップS31で検波出力の変化量Va
d,Vbdが所定レベルK2以上(Vad及びVbd≧
K2)の場合は、利得制御信号生成部15a,15bを
オン状態(動作状態)に、また制御ループ間補正部17
a,17b及び比較部27をオフ状態(非動作状態)に
するとともに、制御信号切換スイッチ18a,18bを
接点β側に切換える(ステップS32)。これにより、
各制御ループが個別に自動利得制御を行う状態となり、
それぞれの制御系統において適切な自動利得制御が実行
される。
【0053】検波出力の変化量Vad,Vbdが所定レ
ベルK2より小さくなった(Vad及びVbd<K2)
ときは、定常状態の自動利得制御動作、すなわち第1実
施形態と同様の自動利得制御動作を行う(ステップS3
3)。この場合、検波出力の変化量Vad,Vbdの大
小に応じて、各々の制御ループにおける利得制御信号に
よる制御と、最大レベル制御ループの利得制御信号及び
各非最大レベル制御ループの補正利得制御信号による制
御とが切り換えられる。
【0054】このように、第3実施形態では、自動利得
制御装置の電源投入時の未動作時から動作時への立ち上
がりの際に、入力信号レベルの変化量が大きいことが予
想される不安定な状態であり、精度の高い自動利得制御
が要求される場合において、検波出力の変化量を判定
し、変化量が大きいときは最大の検波出力が得られる制
御ループ以外の制御ループの動作をオフ状態にして制御
ループ間補正をする選択制御を行わずに、固定的にそれ
ぞれの制御ループにおいて利得制御信号を生成して個別
に自動利得制御を行う。これにより、各制御系統におい
て最適な高精度の自動利得制御を実行できる。
【0055】なお、動作開始時変化量判定回路53での
判定に用いるしきい値K2は、第1実施形態の定常状態
における変化量判定回路51でのしきい値K1よりも大
きく設定する(K2>K1)ことにより、定常状態より
変化量の大きい割合が高い電源オン時において、変化量
の検出を容易にできる。また、電源オン時に検波出力の
変化量Vad,Vbdを判定する第3実施形態の動作
と、電源オン時に所定時間t1を計時する第2実施形態
の動作とを組み合わせて実施することにより、電源オン
時の自動利得制御をよりきめ細かく行うことができる。
【0056】[第4実施形態]図8は第4実施形態の自
動利得制御に関する処理手順を示すフローチャートであ
る。第4実施形態は、自動利得制御装置において間欠動
作を行う場合の例である。例えば、無線通信装置におい
て間欠受信を行う場合などに好適である。制御部19の
機能構成は図4に示した第2実施形態とほぼ同様であ
り、詳細な説明は省略する。
【0057】第4実施形態では、間欠動作の各動作開始
時において、すなわち間欠動作の際に未動作時から動作
時への立ち上がりの一定期間において、利得制御信号の
ループ間補正を行わずに、それぞれの制御ループで利得
制御信号を生成して個別に自動利得制御を行い、一定期
間経過後には第1実施形態と同様の制御を行う。
【0058】自動利得制御装置において間欠動作が開始
されると、それぞれの制御ループにおいて、予め設定さ
れた初期値又は収束値に向かうよう利得制御信号によっ
て自動利得制御を開始すると同時に、タイマ回路52に
より所定時間t2(sec)(例えばt2<t1)の計
時を開始する。制御部19は、タイマ回路52からの出
力に基づいて間欠動作開始から所定時間t2(sec)
経過したか否かを判定する(ステップS41)。
【0059】ステップS41で電源オンからまだ所定時
間t2(sec)が経過していないときは、利得制御信
号生成部15a,15bをオン状態(動作状態)に、ま
た制御ループ間補正部17a,17b及び比較部27を
オフ状態(非動作状態)にするとともに、制御信号切換
スイッチ18a,18bを接点β側に切換える(ステッ
プS42)。これにより、各制御ループが個別に自動利
得制御を行う状態となり、それぞれの制御系統において
適切な自動利得制御が実行される。
【0060】間欠動作開始から所定時間t2(sec)
が経過すると、定常状態の自動利得制御動作、すなわち
第1実施形態と同様の自動利得制御動作を行う(ステッ
プS43)。この場合、検波出力の変化量Vad,Vb
dの大小に応じて、各々の制御ループにおける利得制御
信号による制御と、最大レベル制御ループの利得制御信
号及び各非最大レベル制御ループの補正利得制御信号に
よる制御とが切り換えられる。
【0061】なお、一般に間欠動作を行う場合は装置の
電源オン時より不安定状態となる時間が短いので、前述
した第2実施形態において電源オン時に計時するタイマ
の設定値t1よりも間欠動作時のタイマの設定値t2を
小さくすることにより、素早く定常状態の自動利得制御
に移行することが可能となる。
【0062】このように、第4実施形態では、自動利得
制御装置の間欠動作における未動作時から動作時への立
ち上がりの一定期間において、すなわち間欠動作の立ち
上がり時の入力信号レベルの変化量が大きいことが予想
される不安定な状態であり、精度の高い自動利得制御が
要求される場合においては、最大の検波出力が得られる
制御ループ以外の制御ループの動作をオフ状態にして制
御ループ間補正をする選択制御を行わずに、固定的にそ
れぞれの制御ループにおいて利得制御信号を生成して個
別に自動利得制御を行う。これにより、各制御系統にお
いて最適な高精度の自動利得制御を実行できる。
【0063】[第5実施形態]図9は第5実施形態の自
動利得制御に関する処理手順を示すフローチャートであ
る。第5実施形態は、自動利得制御装置において間欠動
作を行う場合の例である。例えば、無線通信装置におい
て間欠受信を行う場合などに好適である。制御部19の
機能構成は図6に示した第3実施形態とほぼ同様であ
り、詳細な説明は省略する。
【0064】第5実施形態では、間欠動作の各動作開始
時において、すなわち間欠動作の未動作時から動作時へ
の立ち上がりの際に、検波出力の変化量が大きい場合は
利得制御信号のループ間補正を行わずに、それぞれの制
御ループで利得制御信号を生成して個別に自動利得制御
を行い、検波出力の変化量が所定レベル内に収まったと
きに第1実施形態と同様の制御を行う。
【0065】自動利得制御装置において間欠動作が開始
されると、それぞれの制御ループにおいて、予め設定さ
れた初期値又は収束値に向かうよう利得制御信号によっ
て自動利得制御を開始するとともに、動作開始時変化量
判定回路53において検波出力の変化量Vad,Vbd
が所定レベルK3(例えばK3>K1)内に収束したか
否かを判定する(ステップS51)。
【0066】ステップS51で検波出力の変化量Va
d,Vbdが所定レベルK3以上(Vad及びVbd≧
K3)の場合は、利得制御信号生成部15a,15bを
オン状態(動作状態)に、また制御ループ間補正部17
a,17b及び比較部27をオフ状態(非動作状態)に
するとともに、制御信号切換スイッチ18a,18bを
接点β側に切換える(ステップS52)。これにより、
各制御ループが個別に自動利得制御を行う状態となり、
それぞれの制御系統において適切な自動利得制御が実行
される。
【0067】検波出力の変化量Vad,Vbdが所定レ
ベルK2より小さくなった(Vad及びVbd<K2)
ときは、定常状態の自動利得制御動作、すなわち第1実
施形態と同様の自動利得制御動作を行う(ステップS5
3)。この場合、検波出力の変化量Vad,Vbdの大
小に応じて、各々の制御ループにおける利得制御信号に
よる制御と、最大レベル制御ループの利得制御信号及び
各非最大レベル制御ループの補正利得制御信号による制
御とが切り換えられる。
【0068】このように、第5実施形態では、自動利得
制御装置の間欠動作における未動作時から動作時への立
ち上がりの際に、入力信号レベルの変化量が大きいこと
が予想される不安定な状態であり、精度の高い自動利得
制御が要求される場合において、検波出力の変化量を判
定し、変化量が大きいときは最大の検波出力が得られる
制御ループ以外の制御ループの動作をオフ状態にして制
御ループ間補正をする選択制御を行わずに、固定的にそ
れぞれの制御ループにおいて利得制御信号を生成して個
別に自動利得制御を行う。これにより、各制御系統にお
いて最適な高精度の自動利得制御を実行できる。
【0069】なお、動作開始時変化量判定回路53での
判定に用いるしきい値K3は、第1実施形態の定常状態
における変化量判定回路51でのしきい値K1よりも大
きく、第3実施形態の電源オン時におけるしきい値K2
よりも小さく設定する(K1<K3<K2)ことによ
り、一般に定常状態より変化量の大きい割合が高く、か
つ電源オン時よりは変化量の小さい間欠動作時におい
て、変化量の検出を容易にでき、検出精度を向上でき
る。また、間欠動作開始時に検波出力の変化量Vad,
Vbdを判定する第5実施形態の動作と、間欠動作開始
時に所定時間t2を計時する第4実施形態の動作とを組
み合わせて実施することにより、間欠動作時の自動利得
制御をよりきめ細かく行うことができる。
【0070】[第6実施形態]図10は本発明の実施形
態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。
第6実施形態では、前述した第1〜第5実施形態の自動
利得制御装置を備えた無線通信装置の構成例を示す。
【0071】無線通信装置は、複数系統(ここでは2系
統)の受信部を有して構成される。この無線通信装置に
は、無線信号の送受信を行うアンテナ71a,71b、
アンテナ共用器72、RF帯(無線周波数帯域)におけ
るバンドパスフィルタ(BPF)73a,73b、低雑
音増幅器74a,74b、RF帯の信号をIF帯(中間
周波数帯域)に周波数変換するためのダウンミキサ75
a,75b、IF帯におけるバンドパスフィルタ(BP
F)76a,76b、自動利得制御回路(AGC)7
7、周波数シンセサイザ78、受信信号を音声出力する
レシーバ(REC)79、各部の制御を司る送受信制御
部80、送信信号の処理を行う送信回路81、各種操作
を行うためのキー入力部(KEY)82、音声を送信信
号として入力するマイクロフォン(MIC)83、各部
への電源を供給する電源部(BATT)84が設けられ
ている。自動利得制御回路77は、図1に示した第1実
施形態のようにそれぞれの系統の受信部において制御ル
ープが形成されている。
【0072】この無線通信装置の動作について説明す
る。アンテナ71a,71bによって無線信号(例えば
2[GHz]帯の信号を想定する)が受信されると、受
信信号は、一方の系統ではアンテナ共用器72を通過し
た後に、バンドパスフィルタ73a,73bによって所
定帯域の信号成分が減衰され、それぞれ希望の周波数帯
の信号成分が通過して出力される。バンドパスフィルタ
73a,73bを通過した受信信号は、それぞれ低雑音
増幅器74a,74bによって増幅され、ダウンミキサ
75a,75bによってIF帯(例えば380[MH
z]帯)に周波数変換され、バンドパスフィルタ76
a,76bを通過して自動利得制御回路77に入力され
る。
【0073】そして、この受信信号は自動利得制御回路
77内に設けられている復調部によって復調され、ベー
スバンド信号として送受信制御部80へと出力されて信
号処理がなされる。このとき、自動利得制御回路77内
のそれぞれの系統の制御ループでは、上記第1〜第5実
施形態で説明したような処理がなされ、生成された利得
制御信号又は補正利得制御信号が利得可変増幅器に供給
されて好適な自動利得制御が行われる。
【0074】例えば、受信電界強度が安定した状態であ
り、受信信号レベルの変動が小さく、自動利得制御時に
大まかな利得制御信号を用いても受信特性に支障がない
ような場合は、第1実施形態のように、入力信号レベル
が最大の制御ループを一つ選択してこの最大レベル制御
ループにおける利得制御信号を用いて自動利得制御を行
うとともに、他の非最大レベル制御ループについては、
利得制御信号を基に各制御ループにおける回路特性のば
らつきの補正を含んだ補正利得制御信号を生成して自動
利得制御を行う。これにより、各制御系統において、利
得可変増幅器の温度特性や周波数特性などの回路特性の
ばらつきに合わせた利得制御信号によって適切な自動利
得制御を実行可能となり、最大レベル制御ループ以外の
制御ループの利得制御信号生成部などの動作をオフ状態
にできるので、回路の消費電力を低減できる。また、こ
の場合、常に受信信号レベルが最大の制御ループを選択
して制御を行うため、他の選択されていない制御ループ
に過大な信号が入力されることがないので、利得可変増
幅器の後段のA/D変換器が飽和する不具合を回避する
こともできる。
【0075】一方、受信環境が変化して信号の伝搬状態
が悪化しフェージングが発生した場合など、受信電界強
度が不安定で受信信号レベルの変動が大きく、精度の高
い自動利得制御が要求される場合には、それぞれの制御
ループにおいて利得制御信号により個別に自動利得制御
を行う。これにより、各制御系統において最適な高精度
の自動利得制御を実行でき、受信性能を重視した動作が
可能であり、良好な受信信号を得ることができる。
【0076】また、電源投入時などの立ち上がりにおい
て、受信信号レベルの変動が大きいことが予想され、精
度の高い自動利得制御が要求される場合には、第2実施
形態のように電源オンから一定期間、又は第3実施形態
のように検波出力の変化量が所定値以内に収束するま
で、最大レベル制御ループの選択や利得制御信号の補正
を行わずに、それぞれの制御ループにおいて利得制御信
号によって個別に自動利得制御を行う。これにより、動
作が安定するまで各制御系統において最適な高精度の自
動利得制御を実行でき、受信性能を重視した動作が可能
であり、良好な受信信号を得ることができる。
【0077】また、間欠受信の各動作の開始時などの立
ち上がりにおいて、受信信号レベルの変動が大きく、精
度の高い自動利得制御が要求される場合には、第2実施
形態のように電源オンから一定期間、又は第3実施形態
のように検波出力の変化量が所定値以内に収束するま
で、最大レベル制御ループの選択や利得制御信号の補正
を行わずに、それぞれの制御ループにおいて利得制御信
号によって個別に自動利得制御を行う。この場合も同様
に、動作が安定するまで各制御系統において最適な高精
度の自動利得制御を実行でき、受信性能を重視した動作
が可能であり、良好な受信信号を得ることができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、信
号レベルの安定/不安定などの動作状態に応じて複数系
統の自動利得制御を実施することができ、各系統におい
て適切な自動利得制御性能を得ることが可能であるとと
もに、消費電力を低減することが可能となる効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動利得制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態における制御部の内部構成を示す
ブロック図である。
【図3】第1実施形態の自動利得制御に関する処理手順
を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態における制御部の内部構成を示す
ブロック図である。
【図5】第2実施形態の自動利得制御に関する処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】第3実施形態における制御部の内部構成を示す
ブロック図である。
【図7】第3実施形態の自動利得制御に関する処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】第4実施形態の自動利得制御に関する処理手順
を示すフローチャートである。
【図9】第5実施形態の自動利得制御に関する処理手順
を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態に係る無線通信装置の構成
を示すブロック図である。
【図11】無線通信装置の受信系に適用した従来の自動
利得制御装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11a,11b 利得可変増幅器 12a,12b 復調部 13a,13b A/D変換器 14a,14b レベル検波部 15a,15b 利得制御信号生成部 16a,16b D/A変換器 17a,17b 制御ループ間補正部 18a,18b 制御信号切換スイッチ 19 制御部 20 変化量検出部 27 比較部 50 制御回路 51 変化量判定回路 52 タイマ回路 53 動作開始時変化量判定回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数系統の利得可変増幅器及びその制御
    ループを有する自動利得制御装置であって、 前記利得可変増幅器の出力信号レベルに基づいて該利得
    可変増幅器を制御する利得制御信号を生成する利得制御
    信号生成手段と、 前記出力信号レベルの変化量を検出する変化量検出手段
    と、 前記複数系統の出力信号レベルを比較するレベル比較手
    段と、 前記出力信号レベルが最大の制御ループにおける利得制
    御信号に対して他の制御ループの回路特性のばらつきを
    補正して利得制御するための補正利得制御信号を生成す
    る制御ループ間補正手段と、 前記出力信号レベルの変化量が所定値より小さい場合
    は、前記出力信号レベルが最大の制御ループを選択し、
    他の制御ループの利得制御信号生成手段を非動作状態と
    して、前記出力信号レベルが最大の制御ループにおける
    利得制御信号及び他の制御ループにおける補正利得制御
    信号によって前記複数系統の利得可変増幅器の利得制御
    を行う動作制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動利得制御装置。
  2. 【請求項2】 前記動作制御手段は、前記出力信号レベ
    ルの変化量が所定値より大きい場合は、前記複数系統の
    制御ループの利得制御信号生成手段を動作状態として、
    それぞれの制御ループにおいて利得制御信号により利得
    可変増幅器の利得制御を行うことを特徴とする請求項1
    記載の自動利得制御装置。
  3. 【請求項3】 前記動作制御手段は、電源投入時の未動
    作状態からの立ち上がりの所定期間において、それぞれ
    の制御ループの利得制御信号生成手段を動作させて利得
    可変増幅器の利得制御を行うことを特徴とする請求項1
    記載の自動利得制御装置。
  4. 【請求項4】 前記動作制御手段は、電源投入時の未動
    作状態からの立ち上がりの際に、前記出力信号レベルの
    変化量が所定値以内に収まるまでの期間、それぞれの制
    御ループの利得制御信号生成手段を動作させて利得可変
    増幅器の利得制御を行うことを特徴とする請求項1記載
    の自動利得制御装置。
  5. 【請求項5】 前記動作制御手段は、間欠動作を行う場
    合の未動作状態からの立ち上がりの所定期間において、
    それぞれの制御ループの利得制御信号生成手段を動作さ
    せて利得可変増幅器の利得制御を行うことを特徴とする
    請求項1記載の自動利得制御装置。
  6. 【請求項6】 前記動作制御手段は、間欠動作を行う場
    合の未動作状態からの立ち上がりの際に、前記出力信号
    レベルの変化量が所定値以内に収まるまでの期間、それ
    ぞれの制御ループの利得制御信号生成手段を動作させて
    利得可変増幅器の利得制御を行うことを特徴とする請求
    項1記載の自動利得制御装置。
  7. 【請求項7】 複数系統の利得可変増幅器及びその制御
    ループを用いた自動利得制御方法であって、 前記利得可変増幅器の出力信号レベルに基づいて該利得
    可変増幅器を制御する利得制御信号を生成する利得制御
    信号生成ステップと、 前記出力信号レベルの変化量を検出する変化量検出ステ
    ップと、 前記複数系統の出力信号レベルを比較するレベル比較ス
    テップと、 前記出力信号レベルが最大の制御ループにおける利得制
    御信号に対して他の制御ループの回路特性のばらつきを
    補正して利得制御するための補正利得制御信号を生成す
    る制御ループ間補正ステップと、 前記出力信号レベルの変化量が所定値より小さい場合
    は、前記出力信号レベルが最大の制御ループを選択し、
    他の制御ループの利得制御信号生成手段を非動作状態と
    して、前記出力信号レベルが最大の制御ループにおける
    利得制御信号及び他の制御ループにおける補正利得制御
    信号によって前記複数系統の利得可変増幅器の利得制御
    を行う動作制御ステップと、 を有することを特徴とする自動利得制御方法。
  8. 【請求項8】 前記動作制御ステップにおいて、前記出
    力信号レベルの変化量が所定値より大きい場合は、前記
    複数系統の制御ループの利得制御信号生成手段を動作状
    態として、それぞれの制御ループにおいて利得制御信号
    により利得可変増幅器の利得制御を行うことを特徴とす
    る請求項7記載の自動利得制御方法。
  9. 【請求項9】 前記動作制御ステップでは、電源投入時
    の未動作状態からの立ち上がりの所定期間において、そ
    れぞれの制御ループの利得制御信号生成手段を動作させ
    て利得可変増幅器の利得制御を行うことを特徴とする請
    求項7記載の自動利得制御方法。
  10. 【請求項10】 前記動作制御ステップでは、電源投入
    時の未動作状態からの立ち上がりの際に、前記出力信号
    レベルの変化量が所定値以内に収まるまでの期間、それ
    ぞれの制御ループの利得制御信号生成手段を動作させて
    利得可変増幅器の利得制御を行うことを特徴とする請求
    項7記載の自動利得制御方法。
  11. 【請求項11】 前記動作制御ステップでは、間欠動作
    を行う場合の未動作状態からの立ち上がりの所定期間に
    おいて、それぞれの制御ループの利得制御信号生成手段
    を動作させて利得可変増幅器の利得制御を行うことを特
    徴とする請求項7記載の自動利得制御方法。
  12. 【請求項12】 前記動作制御ステップでは、間欠動作
    を行う場合の未動作状態からの立ち上がりの際に、前記
    出力信号レベルの変化量が所定値以内に収まるまでの期
    間、それぞれの制御ループの利得制御信号生成手段を動
    作させて利得可変増幅器の利得制御を行うことを特徴と
    する請求項7記載の自動利得制御方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項1〜6のいずれかに記載の
    自動利得制御装置を備えてなる複数系統の受信部を有
    し、該自動利得制御装置により受信信号に関する出力信
    号レベルを一定化する自動利得制御を行う自動利得制御
    機能を備えた無線通信装置。
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