JP4204589B2 - 自動利得制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動利得制御装置に関し、特に、ラジオ受信機などの無線通信装置に強い信号が入力されたときにおける信号の歪みを抑制するためのAGC動作を行う装置に関するものである。
一般に、ラジオ受信機などの無線通信装置では、受信信号の利得を調整するためにAGC(Automatic Gain Control)回路が設けられている。図1は、従来のAGC回路を含むラジオ受信機の一部構成を示す図である。図1に示すように、従来のラジオ受信機は、アンテナ101、同調回路102、LNA(Low Noise Amplifier)103、混合回路104、局部発振回路105、中間周波増幅回路(IFアンプ)106、検波回路107、差動アンプ108およびアッテネータ109を備えて構成されている。
同調回路102とLNA103とにより高周波増幅回路が構成される。この高周波増幅回路は、アンテナ101で受信した放送波のうち特定の周波数帯域における放送波を選択的に増幅する。LNA103の制御端には電源電圧VLNAが供給されており、増幅のゲインはこの電源電圧VLNAおよび差動アンプ108の一端に現れる電圧V(後述する)によって決められる。なお、電源電圧VLNAは、LNA103に対して最大ゲインを与える電圧値に設定されている。
また、混合回路104と局部発振回路105とにより周波数変換器が構成される。この周波数変換器は、LNA103から出力される搬送波信号と、局部発振回路105から出力される局部発振信号とを混合回路104で混合し、周波数変換を行って中間周波信号を生成して出力する。
中間周波増幅回路106は、混合回路104により生成された中間周波信号を増幅する。検波回路107は、中間周波増幅回路106より出力された中間周波信号を検波して直流成分を抽出し、これをAGC制御電圧Vdetとして差動アンプ108の一方の差動入力端に供給する。差動アンプ108の他方の差動入力端には、基準電圧Vが供給されている。
差動アンプ108は、2つのトランジスタTr1,Tr2から成る差動対を備えている。一方のトランジスタTr1のドレインは、アッテネータ109のPINダイオードに接続されている。また、他方のトランジスタTr2は、LNA103の制御端に接続されている。このように構成された差動アンプ108は、一方のトランジスタTr1のゲートに供給される基準電圧Vと、他方のトランジスタTr2のゲートに供給されるAGC制御電圧Vdetとの差電位に応じて増幅動作を行い、LNA103およびアッテネータ109のゲインを制御する。
アッテネータ109は、アンテナ101で受信された信号のレベルを減少させるように動作する。アンテナ入力信号の受信強度があまり大きくないときは、アッテネータ109は動作せず、受信信号のレベルを減少させることはない。しかし、アンテナ101に強電界の信号が入力されたときには、アッテネータ109が動作して、ラジオ受信機に過大な電力が加えられないようにする。
上記のように構成されたラジオ受信機におけるAGC動作を、図2を参照しながら以下に説明する。なお、図2は、差動アンプ108の動作特性を示す図である。
アンテナ101より入力される信号の強度が弱く、検波回路107により抽出されるAGC制御電圧Vdetが基準電圧Vより小さい場合(Vdet<V)、図2のように、差動アンプ108の差動対を構成する一方のトランジスタTr1のドレインに現れる電圧Vと、他方のトランジスタTr2のドレインに現れる電圧Vとは共にゼロ(V=0、V=0)となる。この場合、アッテネータ109のPINダイオードには電流が流れず、受信信号レベルの減衰動作は行われない。また、LNA103には電源電圧VLNAが与えられ、最大ゲインにて増幅動作が行われる。
また、アンテナ101より入力される信号の強度がある程度強くなり、検波回路107により抽出されるAGC制御電圧Vdetが基準電圧Vより大きくなると(Vdet>V)、図2のようにV≠0となり、アッテネータ109のPINダイオードに電流が流れる。これにより、受信信号レベルの減衰動作が行われ、Vdet=Vとなった時点で差動アンプ108がバランスする。
さらに、アンテナ101より入力される信号の強度が非常に強くなると(Vdet)V)、図2のように差動アンプ108のスイッチが切り替わってV≠0となる。これにより、LNA103には、電源電圧VLNAから電圧Vを差し引いた差電位(VLNA−V)が与えられ、LNA103での増幅ゲインが下げられる。
なお、以上に説明したラジオ受信機と同様に、アッテネータの減衰率とAGCアンプの増幅率との双方を制御して受信信号のレベルを調整する技術について開示した文献として、例えば特許文献1が存在する。
特開平6−253275号公報
しかしながら、上記図1に示したようなAGC回路では、AGC制御を全てアナログ回路で行っている。また、上記特許文献1に記載の技術では、アッテネータの減衰量は制御部がデジタル的に調整しているが、AGCアンプの増幅量はアナログ方式で調整している。ところがアナログ方式によるAGC制御では、インテリジェントな制御を行うことが困難であり、必ずしも適切にAGC制御ができないという問題があった。すなわち、アナログ回路でインテリジェントな制御を行おうとすると、回路が非常に複雑になり、そのために動作が不安定になってしまうという問題があった。
なお、第1のIF信号のレベル検出信号と第2のIF信号のレベル検出信号とをもとにDSP(Digital Signal Processor)が正しい受信信号レベルを算出できるようにした技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−331288号公報
しかしながら、この特許文献2に記載の技術では、両レベル検出信号を合成したトータルゲインをもとにDSPが受信信号レベルを算出するに過ぎないものであり、各帯域の受信強度レベルに応じて適切にAGC制御することはできない。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、受信信号のレベルを複数の帯域に分けてデジタル的に判断し、AGCの制御を最適な形で精度よくかけることができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の自動利得制御装置では、受信したRF信号およびこれを周波数変換したIF信号のレベルを狭帯域、中帯域、広帯域の3つの周波数帯域毎に検出してデジタル信号に変換し、デジタル信号処理部が各帯域のレベル検出デジタル信号に基づいて利得調整の可否および利得調整量を決定するようにしている。具体的には、狭帯域のレベル検出デジタル信号の値が狭帯域用基準電圧に相当する所定値より大きく、かつ、第2の利得調整部で利得調整可能な範囲のうち上記RF信号のゲインを最大限減少させる限界レベルを超えていないときは、狭帯域のレベル検出デジタル信号の値が所定値と等しくなるように第2の利得調整部の利得(RF信号のゲイン)を調整する。また、狭帯域のレベル検出デジタル信号の値が上述の限界レベルを超えたときは、狭帯域のレベル検出デジタル信号の値が所定値と等しくなるように、第2の利得調整部による利得調整量を限界レベル付近に維持するとともに、第1の利得調整部の利得(RF信号のゲイン)を調整する。
上記のように構成した本発明によれば、受信信号について複数の周波数帯域毎に検出される受信強度レベルに基づいて、利得調整を行うべきか否か、行う場合にはどの程度利得を調整するべきかをデジタル信号処理部がインテリジェントに判断し、その結果に基づいて利得調整を行うことができ、AGCの制御を最適な形で精度よくかけることができる。
図1は、従来のAGC回路を含むラジオ受信機の一部構成を示す図である。
図2は、差動アンプの動作特性を示す図である。
図3は、本実施形態のAGC回路を含むラジオ受信機の一部構成例を示す図である。
図4は、LNAおよびアッテネータの動作特性を示す図である。
図5は、本実施形態の広帯域検波回路、中帯域検波回路、狭帯域検波回路で検波する複数の周波数帯域を示す図である。
図6は、本実施形態によるDSPの概略構成例を示す図である。
図7は、広帯域、中帯域、狭帯域における各信号レベルのパターン例を示す図である。
図8は、本実施形態によるスイッチ部の他の構成例を示す図である。
図9は、LNAおよびアッテネータの他の利得調整例を実現する構成を示す図である。
図10は、本実施形態によるAGC回路の他の構成例を示す図である。
図11は、本実施形態によるAGC回路の他の構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図3は、本実施形態のAGC回路を含むラジオ受信機の一部構成例を示す図である。図3において、同調回路2とLNA3とにより高周波増幅回路が構成されている。この高周波増幅回路は、一般的に、アンテナ1で受信した放送波のうち特定の周波数帯域における放送波を選択的に増幅する。
LNA3は、本発明の第1の利得調整部に相当するものであり、同調回路2から出力された特定の周波数帯域における放送波を増幅して出力する。また、同調回路2にはアッテネータ4も接続されている。アッテネータ4は、本発明の第2の利得調整部に相当するものであり、アンテナ1で受信された信号のレベルを減少させるように動作する。
図4は、LNA3およびアッテネータ4の動作特性を示す図である。図4(a)に示すように、LNA3のゲインは、制御端に与えられる電圧Vの大きさによって決められる。LNA3のゲインは電圧VLNAの付近で飽和し、当該電圧VLNAが与えられたときに最大ゲインとなる。また、図4(b)に示すように、アッテネータ4のゲインは、与えられる電流Iの大きさによって決められる。アッテネータ4のゲインは電流ISSの付近で飽和し、当該電流ISSが与えられたときに最小ゲインとなる。
初期状態では、LNA3は最大ゲインとなるように設定されている。アンテナ入力信号の受信強度があまり大きくないときは、アッテネータ4は動作せず、受信信号のレベルを減少させることはない。したがって、LNA3により最大ゲインで増幅動作が行われるのみである。しかし、アンテナ1に強電界の信号が入力されたときには、アッテネータ4が動作して、ラジオ受信機に過大な電力が加えられないようにする。また、アンテナ入力信号の強度が非常に強く、アッテネータ4が飽和して調整可能な限界レベルを超えたときは、LNA3のゲインを下げてラジオ受信機に過大な電力が加えられないようにする。
また、第1混合回路5と第1局部発振回路6とにより第1周波数変換器が構成されている。この第1周波数変換器は、LNA3から出力される搬送波信号と、第1局部発振回路6から出力される局部発振信号とを第1混合回路5で混合し、周波数変換を行って第1中間周波信号を生成して出力する。第1IFフィルタ7は、第1混合回路5により生成された第1中間周波信号に帯域制限を行って、受信希望周波数を含む中帯域の中間周波信号を生成する。IFアンプ8は、第1IFフィルタ7より出力される第1中間周波信号を増幅する。
また、第2混合回路9と第2局部発振回路10とにより第2周波数変換器が構成されている。この第2周波数変換器は、IFアンプ8から出力される第1中間周波信号と、第2局部発振回路10から出力される局部発振信号とを第2混合回路9で混合し、周波数変換を行って第2中間周波信号を生成して出力する。第2IFフィルタ11は、第2混合回路9より出力される第2中間周波信号に帯域制限を行って、受信希望周波数を含む狭帯域の中間周波信号を生成する。
広帯域検波回路12、中帯域検波回路13および狭帯域検波回路14は、受信信号のレベルを複数の周波数帯域毎に検出する本発明のレベル検出部に相当するものである。各検波回路12〜14で検波する複数の周波数帯域は図5に示す通りである。
広帯域検波回路12は、LNA3より出力される高周波増幅信号を検波し、受信希望周波数fを含む広帯域に含まれる信号の電圧レベルVdetWを検出する。中帯域検波回路13は、第1IFフィルタ8より出力される第1中間周波信号を検波し、受信希望周波数fを含む中帯域に含まれる信号の電圧レベルVdetMを検出する。狭帯域検波回路14は、第2IFフィルタ11より出力される第2中間周波信号を検波し、受信希望周波数fを含む狭帯域に含まれる信号の電圧レベルVdetNを検出する。
第1A/D変換器15は、広帯域検波回路12により検出された広帯域のレベル検出電圧VdetWをデジタル信号に変換する。第2A/D変換器16は、中帯域検波回路13により検出された中帯域のレベル検出電圧VdetMをデジタル信号に変換する。第3A/D変換器17は、狭帯域検波回路14により検出された狭帯域のレベル検出電圧VdetNをデジタル信号に変換する。これらのA/D変換器15〜17は、本発明のA/D変換部に相当する。
DSP18は、本発明のデジタル信号処理部に相当するものであり、複数のA/D変換器15〜17から出力される各帯域のレベル検出デジタル信号に基づいて、LNA3およびアッテネータ4による利得調整の可否および利得調整量を決定する。利得調整を行う場合は、決定した利得調整量に対応する値のデジタル信号を生成して出力する。
図6に示すように、DSP18は、第1比較器31、第2比較器32、第3比較器33および利得調整部34を備えて構成されている。第1比較器31は、第1A/D変換器15から出力される広帯域のレベル検出電圧VdetWに対応するデジタル信号と、広帯域用の基準電圧VRWに対応するデジタル信号とを比較して、その大小関係に応じてエラー信号を出力する。すなわち、VdetW>VRWのときに“1”、そうでないときに“0”のエラー信号を出力する。
第2比較器32は、第2A/D変換器16から出力される中帯域のレベル検出電圧VdetMに対応するデジタル信号と、中帯域用の基準電圧VRMに対応するデジタル信号とを比較して、その大小関係に応じてエラー信号を出力する。すなわち、VdetM>VRMのときに“1”、そうでないときに“0”のエラー信号を出力する。
第3比較器33は、第3A/D変換器17から出力される狭帯域のレベル検出電圧VdetNに対応するデジタル信号と、狭帯域用の基準電圧VRNに対応するデジタル信号とを比較して、その大小関係に応じてエラー信号を出力する。すなわち、VdetN>VRNのときに“1”、そうでないときに“0”のエラー信号を出力する。
利得調整部34は、各比較器31〜33から出力されるエラー信号の内容に基づいて、LNA3およびアッテネータ4による利得調整の可否および利得調整量を決定する。例えば、図7(a)に示すように、狭帯域のレベル検出電圧VdetNが狭帯域用の基準電圧VRNより大きいときは(第3比較器33から“1”のエラー信号が出力されているとき)、LNA3およびアッテネータ4による利得調整を行うようにする。
このとき、DSP18は、例えばVdetN=VRNとなるようにLNA3およびアッテネータ4の利得を調整する。広帯域のレベル検出電圧VdetWが広帯域用の基準電圧VRWより大きいとき(第1比較器31から“1”のエラー信号が出力されているとき)や、中帯域のレベル検出電圧VdetMが中帯域用の基準電圧VRMより大きいとき(第2比較器32から“1”のエラー信号が出力されているとき)は、VdetW=VRWあるいはVdetM=VRMとなるようにLNA3およびアッテネータ4の利得を調整しても良いが、VdetN=VRNとなるように調整するのが好ましい。
一方、図7(b)に示すように、狭帯域のレベル検出電圧VdetNが狭帯域用の基準電圧VRNより小さいときは(第3比較器33から“0”のエラー信号が出力されているとき)、中帯域のレベル検出電圧VdetMや広帯域のレベル検出電圧VdetWがそれらの基準電圧VRM,VRWより大きくなっていても、LNA3およびアッテネータ4による利得調整を行わないようにする。
LNA3やアッテネータ4による利得調整を行うと、受信信号のゲインが全体として下げられるため、狭帯域中に含まれる受信希望周波数fの本信号のレベルも下がってしまう。図7(b)の状況ではこの本信号のレベルが元々低いにもかかわらず、AGC制御によって更にゲインが下げられることによって、本信号の受信感度が低下してしまう。よって、この場合にはLNA3やアッテネータ4による利得調整を行うことはせず、本信号の受信感度を比較的良好に保つ。
従来のAGC回路では、受信信号のレベルを複数の周波数帯域に分けることなく一括して見ていたので、中帯域や広帯域(本信号の受信希望周波数から離れた他局の周波数帯など)に強電界の信号が存在すると、本信号の受信強度が低い場合でも受信信号のゲインを下げてしまっていた。よって、本信号の受信感度の低下を招くことがあった。これに対して本実施形態によれば、狭帯域、中帯域、広帯域の受信強度を独立して検出し、それぞれの検出結果に応じてAGC制御の有無を決定しているので、利得調整すべきか否かを適切に制御することができる。
ところで、図7(a)のようにVdetN>VRNとなっている状況下でLNA3およびアッテネータ4による利得調整を行う場合に、VdetW>VRWあるいはVdetM>VRMとなっていても必ずVdetN=VRNとなるようにLNA3およびアッテネータ4の利得を調整するようにすれば、本信号の受信感度を常に最良の状態に保つことができる。このような利得調整もDSP18の利得調整部34によって行うことが可能である。
図3に戻り、D/A変換器19は、DSP18により決定された利得調整量に基づくデジタル信号をアナログ信号に変換し、これをAGC制御電圧として出力する。このD/A変換器19の出力側には、2つのスイッチS1,S2が接続されている。第1スイッチS1は、DSP18により決定された利得調整量に基づくAGC制御電圧と、LNA3に最大ゲインを与えるための定電圧VLNAとの何れかを選択的に切り替えてLNA3の制御端に供給するためのものである。
第2スイッチS2は、DSP18により決定された利得調整量に基づくAGC制御電圧の印加によって生じるAGC制御電流と、アッテネータ4による利得調整量を利得調整可能な限界レベル(飽和レベル)付近に維持するための定電流源ISSとの何れかを選択的に切り替えてアッテネータ4に供給するためのものである。これらスイッチS1,S2の切り替え制御はDSP18が行う。
次に、上記のように構成した本実施形態によるラジオ受信機におけるAGC動作を説明する。まず、アンテナ1より入力される信号の強度が弱く、少なくとも狭帯域検波回路14により抽出される狭帯域のレベル検出電圧VdetNに対応するA/D変換値が、基準電圧VRNに対応するデータ値より小さい場合(VdetN<VRN)、図6に示すDSP18の第3比較器33から出力されるエラー信号は“0”となる。
このときDSP18は、第1スイッチS1を端子a側、第2スイッチS2を端子a側に切り替える。また、DSP18は、AGC制御電圧がゼロとなるようにゼロデータをD/A変換器19に出力する(あるいは、何もデータを出力しない)。この場合、アッテネータ4のPINダイオードには電流Iが流れず、受信信号レベルの減衰動作は行われない。また、LNA3には電源電圧VLNAが与えられ、最大ゲインにて増幅動作が行われる。
また、アンテナ1より入力される信号の強度がある程度強くなり、少なくとも狭帯域検波回路14により抽出される狭帯域のレベル検出電圧VdetNに対応するA/D変換値が、基準電圧VRNに対応するデータ値より大きくなると(VdetN>VRN)、図6に示すDSP18の第3比較器33から出力されるエラー信号は“1”となる。
このときDSP18は、第1スイッチS1を端子a側、第2スイッチS2を端子a側に切り替える。また、DSP18は、AGC制御電圧が非ゼロとなるように、D/A変換器19にデータ値を出力する。このとき、狭帯域のレベル検出電圧VdetNが基準電圧VRNをどの程度上回っているかに応じて、テーブル等によりあらかじめ定められたデータ値を出力するようにしても良い。
この場合、LNA3では依然として電源電圧VLNAに基づき最大ゲインにて増幅動作が行われているが、アッテネータ4には電流Iが流れ、受信信号レベルの減衰動作が行われる。DSP18が出力するデータ値を大きくしてAGC制御電流Iを大きくするほど、アッテネータ4の減衰量を大きくすることができる(図4(b)参照)。DSP18は、VdetN=VRNとなるまで(第3比較器33から出力されるエラー信号が“1”から“0”に変わるまで)データ値を出力し、アッテネータ4のAGC制御を行う。
さらに、アンテナ1より入力される信号の強度が非常に強くなり(VdetN)VRN)、アッテネータ4で利得調整可能な限界レベル(飽和レベル)を超えると、DSP18は、第1スイッチS1を端子b側、第2スイッチS2を端子b側に切り替える。アッテネータ4の飽和レベルを超えたかどうかは、例えば、DSP18がD/A変換器19にデータ値を出力しているにもかかわらず、狭帯域のレベル検出電圧VdetNが下がらず、第3比較器33から“1”のエラー信号が所定時間以上出力され続けていることを検知することによって判断できる。
この場合もDSP18は、AGC制御電圧が非ゼロとなるように、D/A変換器19にデータ値を出力する。ただし、このAGC制御電圧は第1スイッチS1を介してLNA3に供給される。DSP18は、このAGC制御電圧が電源電圧VLNAより小さくなるように出力データ値を調整する(図4(a)参照)。一方、アッテネータ4には、第2スイッチS2を介して定電流ISSが供給される。
これにより、アッテネータ4による減衰量が飽和レベル付近に維持されるとともに、LNA3での増幅ゲインが減少され、アッテネータ4の飽和レベルを超えて狭帯域のレベル検出電圧VdetNが下げられていく。DSP18は、VdetN=VRNとなるまで(第3比較器33から出力されるエラー信号が“1”から“0”に変わるまで)データ値を出力し、LNA3のAGC制御を行う。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、受信信号の強度を狭帯域、中帯域、広帯域に分けてそれぞれ独立して検出し、それぞれの検出結果をデジタル信号に変換してDSP18にてAGC制御の有無および利得調整量を決定するようにしているので、利得調整すべきか否か、利得調整するときにはどの程度調整するかなどを適切に制御することができ、最適な形でAGC制御をかけることができる。
なお、上記実施形態では、図3のように2つのスイッチS1,S2を設けてDSP18がこれらの切り替えを制御する例について説明したが、スイッチ部の構成はこれに限定されない。例えば、図8(a)に示すように、D/A変換器19と2つのスイッチS1,S2との間に更にオン/オフスイッチS3を設けても良い。
この図8(a)の構成例において、DSP18は、アンテナ1より入力される信号の強度が弱く、VdetN<VRNのときにはスイッチS3をオフとする。逆に、アンテナ入力信号の強度が強くなってVdetN>VRNとなるときにはスイッチS3をオンとする。このようにすれば、LNA3、アッテネータ4の両方とも利得調整を行わないときは、DSP18から出力されるデータ値に基づくAGC制御電圧をLNA3およびアッテネータ4から完全に切り離すことができ、誤動作を防止することができる。
また、図8(b)に示すように、D/A変換器19と2つのスイッチS1,S2との間に、DSP18により決定された利得調整量に基づくAGC制御電圧をLNA3およびアッテネータ4の何れかに選択的に切り替えて供給するためのスイッチS4を設けても良い。この図8(b)のように構成した場合、第1スイッチS1と第4スイッチS4とにより本発明の第1のスイッチ部が構成される。また、第2スイッチS2と第4スイッチS4とにより本発明の第2のスイッチ部が構成される。
図8(b)に示す構成例において、アンテナ入力信号の強度が弱く、VdetN<VRNとなる場合、DSP18は、第1スイッチS1を端子a側、第2スイッチS2を端子a側、第4スイッチS4を端子a側に切り替える。また、アンテナ入力信号の強度がある程度強くなってVdetN>VRNとなっても、アッテネータ4の飽和レベルを超えない限り、各スイッチS1,S2,S4は上述と同様に切り替える。さらに、アンテナ入力信号の強度が非常に強くなり(VdetN)VRN)、アッテネータ4で利得調整可能な限界レベル(飽和レベル)を超えると、DSP18は、第1スイッチS1を端子b側、第2スイッチS2を端子b側、第4スイッチS4を端子b側に切り替える。
また、上記実施形態では、スイッチ部の切り替え動作によりLNA3の利得調整とアッテネータ4の利得調整とを独立して行うようにしていたが、スイッチ部を用いる例に限定されるものではない。例えば、図9に示すように、LNA3の利得調整用のデータとアッテネータ4の利得調整用のデータとをDSP18から2つのD/A変換器19a,19bに独立して出力するようにしても良い。
この場合、LNA3用のD/A変換器19aに出力するデータ値は、AGC制御電圧が0〜VLNAとなる範囲で可変とし、アッテネータ4用のD/A変換器19bに出力するデータ値は、AGC制御電流が0〜ISSとなる範囲で可変とする。2つの利得調整系統が完全に独立しているので、アッテネータ4用のD/A変換器19bにAGC制御電流ISSに相当するデータ値を出力して最大減衰量を維持しつつ、LNA3用のD/A変換器19aに出力するデータ値を可変としてLNA3の増幅ゲインを下げることも容易にできる。
また、図3に示したスイッチS1,S2を用いる代わりに、図1に示した差動アンプ108を用いても良い。その場合の構成例を示したのが、図10である。この図10の例は、LNA3の利得調整とアッテネータ4の利得調整との切り替えをアナログ的に行うようにしたものである。このように構成した場合も、広帯域、中帯域、狭帯域の受信レベルに応じてDSP18がインテリジェントにAGC制御をかけることができる。ただし、図3のようにLNA3の利得調整とアッテネータ4の利得調整との切り替えもデジタル的に行うことにより、アッテネータ4の減衰量を飽和レベル付近に維持しつつ、LNA3の増幅ゲインを更に下げることが確実にでき、より高精度にAGC制御を行うことができる。
また、上記実施形態では、アナログ的に検出した各帯域のレベル検出電圧を3つのA/D変換器15〜17でデジタル信号に変換し、これをDSP18に入力して処理する例について説明しているが、この例に限定されない。例えば、図11に示すように、IFアンプ8から出力された第1中間周波信号を第3A/D変換器17により直ちにデジタル信号に変換し、これをDSP18に入力する。そして、DSP18の内部で、第2IFフィルタ11の動作および狭帯域検波回路14の動作をデジタル的に行うようにしても良い。この場合、第2IFフィルタ11はデジタルフィルタで構成され、狭帯域検波回路14はデジタル信号の値そのものをモニタする構成となる。
また、上記実施形態では、狭帯域の受信強度を基準に考え、狭帯域のレベル検出電圧VdetNが狭帯域用の基準電圧VRNより小さいときは、中帯域のレベル検出電圧VdetMや広帯域のレベル検出電圧VdetWがそれらの基準電圧VRM,VRWより大きくなっていても、LNA3およびアッテネータ4による利得調整を行わないようにしていた。よって、中帯域と広帯域との2つ周波数帯に必ずしも分ける必要はなく、これらを1つの周波数帯にまとめて受信強度を検出するようにしても良い。逆に、狭帯域の受信強度、中帯域の受信強度、広帯域の受信強度に応じて、DSP18がより複雑なAGC制御を行うようにしても良い。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の自動利得制御装置は、受信信号の利得調整を行う必要があるラジオ受信機、テレビジョン受像機などに代表される各種無線通信装置に有用である。

Claims (3)

  1. アンテナを介して受信したRF信号のゲインを増幅させるための第1の利得調整部と、
    上記第1の利得調整部よりも上記アンテナ側に接続され、上記アンテナを介して受信した上記RF信号のゲインを減少させるための第2の利得調整部と、
    上記アンテナを介して受信した上記RF信号およびこれを周波数変換したIF信号のレベルを狭帯域、中帯域、広帯域の3つの周波数帯域毎にそれぞれ第2IF周波数、第1IF周波数、RF周波数のレベル検出信号として検出するレベル検出部と、
    上記レベル検出部により検出された各帯域のレベル検出信号をデジタル信号に変換し、それぞれ上記第2IF周波数、上記第1IF周波数、上記RF周波数のレベル検出デジタル信号として出力するA/D変換部と、
    上記A/D変換部から出力される各帯域のレベル検出デジタル信号に基づいて、上記第1の利得調整部および上記第2の利得調整部による利得調整の可否および利得調整量を決定するデジタル信号処理部であって、上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が狭帯域用基準電圧に相当する所定値より大きい場合は、上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記狭帯域用基準電圧に相当する所定値と等しくなるように上記第1の利得調整部および上記第2の利得調整部の利得を調整する一方、上記RF周波数のレベル検出デジタル信号の値が広帯域用基準電圧に相当する所定値より大きいときは上記RF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記広帯域用基準電圧に相当する所定値と等しくなるように、または、上記第1IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が中帯域用基準電圧に相当する所定値より大きいときは上記第1IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記中帯域用基準電圧に相当する所定値と等しくなるように上記第1の利得調整部および上記第2の利得調整部の利得を調整するとともに、上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記狭帯域用基準電圧に相当する所定値より小さい場合は、上記第1IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記中帯域用基準電圧に相当する所定値より大きく、または、上記RF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記広帯域用基準電圧に相当する所定値より大きくなっていても、上記第1の利得調整部および上記第2の利得調整部の利得調整を行わないようにしたデジタル信号処理部とを備え、
    上記デジタル信号処理部は、上記A/D変換部から出力される上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記狭帯域用基準電圧に相当する所定値より大きく、かつ、上記第2の利得調整部で利得調整可能な範囲のうち上記RF信号のゲインを最大限減少させる限界レベルを超えていないときに、上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記狭帯域用基準電圧に相当する所定値と等しくなるように上記第2の利得調整部の利得を調整し、上記A/D変換部から出力される上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記限界レベルを超えたときに、上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記狭帯域用基準電圧に相当する所定値と等しくなるように、上記第2の利得調整部による利得調整量を上記限界レベル付近に維持するとともに上記第1の利得調整部の利得を調整することを特徴とする自動利得制御装置。
  2. 上記デジタル信号処理部により決定された利得調整量に基づくAGC制御電圧または上記第1の利得調整部に最大ゲインを与える定電圧の何れかを選択的に切り替えて上記第1の利得調整部に供給するための第1のスイッチ部と、
    上記デジタル信号処理部により決定された利得調整量に基づくAGC制御電流または上記第2の利得調整部による利得調整量を上記限界レベル付近に維持する定電流の何れかを選択的に切り替えて上記第2の利得調整部に供給するための第2のスイッチ部とを備え、
    上記第1、第2のスイッチ部の切り替え制御を上記デジタル信号処理部が行うことを特徴とする請求項1に記載の自動利得制御装置。
  3. 上記デジタル信号処理部は、上記A/D変換部から出力される上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記狭帯域用基準電圧に相当する所定値より小さいときおよび、上記A/D変換部から出力される上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記狭帯域用基準電圧に相当する所定値より大きく、かつ、上記限界レベルを超えていないときに、上記第1のスイッチ部を上記定電圧側、上記第2のスイッチ部を上記AGC制御電流側に切り替えるように制御し、上記A/D変換部から出力される上記第2IF周波数のレベル検出デジタル信号の値が上記限界レベルを超えたときに、上記第1のスイッチ部を上記AGC制御電圧側、上記第2のスイッチ部を上記定電流側に切り替えるように制御することを特徴とする請求項2に記載の自動利得制御装置。
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