JPH0779171A - 受信機 - Google Patents
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- JPH0779171A JPH0779171A JP22294893A JP22294893A JPH0779171A JP H0779171 A JPH0779171 A JP H0779171A JP 22294893 A JP22294893 A JP 22294893A JP 22294893 A JP22294893 A JP 22294893A JP H0779171 A JPH0779171 A JP H0779171A
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- Japan
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- level
- circuit
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】妨害波信号入力による自動選局／高速選局機能
における誤動作を排除する受信機を実現する。 【構成】希望波レベル信号１０１と基準電圧１０４とを
比較して、切替制御信号１０５を出力する比較器６と、
ＡＧＣ信号１０２を入力し、切替制御信号を介してＡＧ
Ｃ信号を出力するか否かを選択制御するスイッチ７と、
希望波レベル信号とＡＧＣ信号とを入力して加算信号１
０３を出力する加算回路４と、加算信号を入力して、シ
グナルメータ電圧１０９を出力するシグナルメータ回路
３とを含む受信電界強度検出部を少なくとも備えて構成
されており、希望波レベル信号のレベルが飽和状態にな
い状態においては、スイッチによりＡＧＣ信号を加算回
路４に入力しないように経路を遮断し、希望波レベル信
号のレベルが飽和状態となる状態においては、スイッチ
により、ＡＧＣ信号を加算回路に入力するように経路を
形成する。
における誤動作を排除する受信機を実現する。 【構成】希望波レベル信号１０１と基準電圧１０４とを
比較して、切替制御信号１０５を出力する比較器６と、
ＡＧＣ信号１０２を入力し、切替制御信号を介してＡＧ
Ｃ信号を出力するか否かを選択制御するスイッチ７と、
希望波レベル信号とＡＧＣ信号とを入力して加算信号１
０３を出力する加算回路４と、加算信号を入力して、シ
グナルメータ電圧１０９を出力するシグナルメータ回路
３とを含む受信電界強度検出部を少なくとも備えて構成
されており、希望波レベル信号のレベルが飽和状態にな
い状態においては、スイッチによりＡＧＣ信号を加算回
路４に入力しないように経路を遮断し、希望波レベル信
号のレベルが飽和状態となる状態においては、スイッチ
により、ＡＧＣ信号を加算回路に入力するように経路を
形成する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は受信機に関し、特に放送
電波び一般通信電波等を対象として、電界強度検出用と
して利用される受信機に関する。
電波び一般通信電波等を対象として、電界強度検出用と
して利用される受信機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の受信機においては、受信
希望電波の電界強度を受信検出して、当該電界強度を直
流信号レベルにて表示するシグナルメータが備えられて
おり、このシグナルメータは、その出力電圧、即ちシグ
ナルメータ電圧は、各放送局において放送される放送電
波の受信状態を調べて、自動選局または高速選局などの
参照データとして利用されるために、電界強度に対応す
る検出特性としては、直線領域が広く、且つ妨害波の影
響を受け難い特性を有していることが期待されている。
希望電波の電界強度を受信検出して、当該電界強度を直
流信号レベルにて表示するシグナルメータが備えられて
おり、このシグナルメータは、その出力電圧、即ちシグ
ナルメータ電圧は、各放送局において放送される放送電
波の受信状態を調べて、自動選局または高速選局などの
参照データとして利用されるために、電界強度に対応す
る検出特性としては、直線領域が広く、且つ妨害波の影
響を受け難い特性を有していることが期待されている。
【０００３】従来の、この種の受信機の一例として、放
送受信機の例を図４に示す。図４に示されるように、当
該放送受信機は、放送電波を受信するアンテナ８と、ア
ンテナ８より出力される高周波信号１０６を増幅する高
周波増幅器９と、高周波増幅器９の出力信号と局部発振
信号とを混合して中間周波信号１０７を出力する混合器
１０と、前記中間周波信号１０７を増幅して出力する中
間周波増幅器１１と、中間周波増幅器１１より出力され
る中間周波信号１０８を検波して音声信号に変換して出
力する検波器１２と、前記局部発振信号を出力する局部
発振器１３と、混合器１０より出力される中間周波信号
を入力して、ＡＧＣ信号１０２を出力する広帯域ＡＧＣ
回路２と、検波器１２より出力される音声信号を受け
て、希望波レベル信号１０１を出力する希望波レベル検
出回路１と、当該希望波レベル信号１０１と前記ＡＧＣ
信号１０２とを加算して加算信号１０３を出力する加算
器４と、前記加算信号１０３を入力して、当該加算信号
１０３に比例したシグナルメータ電圧１０９を出力する
シグナルメータ回路３と、シグナルメータ回路３より出
力されるシグナルメータ電圧１０９を受けて、局部発振
器１３を制御するとともに、当該受信機の各機能を制御
するマイクロコンピュータ１４とを備えて構成される。
送受信機の例を図４に示す。図４に示されるように、当
該放送受信機は、放送電波を受信するアンテナ８と、ア
ンテナ８より出力される高周波信号１０６を増幅する高
周波増幅器９と、高周波増幅器９の出力信号と局部発振
信号とを混合して中間周波信号１０７を出力する混合器
１０と、前記中間周波信号１０７を増幅して出力する中
間周波増幅器１１と、中間周波増幅器１１より出力され
る中間周波信号１０８を検波して音声信号に変換して出
力する検波器１２と、前記局部発振信号を出力する局部
発振器１３と、混合器１０より出力される中間周波信号
を入力して、ＡＧＣ信号１０２を出力する広帯域ＡＧＣ
回路２と、検波器１２より出力される音声信号を受け
て、希望波レベル信号１０１を出力する希望波レベル検
出回路１と、当該希望波レベル信号１０１と前記ＡＧＣ
信号１０２とを加算して加算信号１０３を出力する加算
器４と、前記加算信号１０３を入力して、当該加算信号
１０３に比例したシグナルメータ電圧１０９を出力する
シグナルメータ回路３と、シグナルメータ回路３より出
力されるシグナルメータ電圧１０９を受けて、局部発振
器１３を制御するとともに、当該受信機の各機能を制御
するマイクロコンピュータ１４とを備えて構成される。
【０００４】なお、図４においては、広帯域ＡＧＣ回路
２に対しては、混合器１０より出力される広帯域の中間
周波信号が入力されているが、これと異なる他の放送受
信機の例としては、混合器１０の前段階における周波数
変換前の高周波信号が、直接高帯域ＡＧＣ回路に入力さ
れるように受信機が構成される場合もあり、本発明は、
これらの双方の放送受信機に対して有効に適用すること
ができる。
２に対しては、混合器１０より出力される広帯域の中間
周波信号が入力されているが、これと異なる他の放送受
信機の例としては、混合器１０の前段階における周波数
変換前の高周波信号が、直接高帯域ＡＧＣ回路に入力さ
れるように受信機が構成される場合もあり、本発明は、
これらの双方の放送受信機に対して有効に適用すること
ができる。
【０００５】次に、本従来例について、図４および図５
（ａ）および（ｂ）を参照して説明する。なお、図４に
対応する受信機の各構成要素の機能にかかわる動作内容
については、既に上述したとうりであるが、特に本発明
に関連する内容としては、シグナルメータ回路３におい
て、電界強度に対応して出力されるシグナルメータ電圧
１０９が、希望波レベル検出回路１より出力される希望
波レベル信号１０１と、広帯域ＡＧＣ回路２より出力さ
れるＡＧＣ信号１０２との加算信号を入力することによ
り得られている点である。図５（ａ）は、従来の受信機
における希望波レベル信号１０１およびＡＧＣ信号１０
２の信号レベルと、受信希望波の電界強度との関係を示
す図であり、図５（ｂ）は、従来の受信機におけるシグ
ナルメータ電圧と、受信希望波の電界強度との関係を示
す図である。図５（ａ）に示されるように、従来の受信
機においては、受信希望波の電界強度に対応して、広帯
域ＡＧＣ回路２より出力されるＡＧＣ信号１０２は、希
望波レベル検出回路１より出力される希望波レベル信号
１０１が飽和状態となってから立ち上がる。これに対応
して、従来は、シグナルメータ回路３においては、シグ
ナルメータ電圧１０９の直線性領域を拡大するために、
上述のように、希望波レベル信号１０１とＡＧＣ信号１
０２とを加算回路４において加算し、加算回路４より出
力される加算信号１０３を介して、当該シグナルメータ
電圧１０９が生成されて出力されている。図５（ｂ）の
実線にて示される特性は、妨害波信号の受信レベルが比
較的小さい場合におけるシグナルメータ電圧出力を示
す。このようにして比較的広い直線領域が得られてい
る。
（ａ）および（ｂ）を参照して説明する。なお、図４に
対応する受信機の各構成要素の機能にかかわる動作内容
については、既に上述したとうりであるが、特に本発明
に関連する内容としては、シグナルメータ回路３におい
て、電界強度に対応して出力されるシグナルメータ電圧
１０９が、希望波レベル検出回路１より出力される希望
波レベル信号１０１と、広帯域ＡＧＣ回路２より出力さ
れるＡＧＣ信号１０２との加算信号を入力することによ
り得られている点である。図５（ａ）は、従来の受信機
における希望波レベル信号１０１およびＡＧＣ信号１０
２の信号レベルと、受信希望波の電界強度との関係を示
す図であり、図５（ｂ）は、従来の受信機におけるシグ
ナルメータ電圧と、受信希望波の電界強度との関係を示
す図である。図５（ａ）に示されるように、従来の受信
機においては、受信希望波の電界強度に対応して、広帯
域ＡＧＣ回路２より出力されるＡＧＣ信号１０２は、希
望波レベル検出回路１より出力される希望波レベル信号
１０１が飽和状態となってから立ち上がる。これに対応
して、従来は、シグナルメータ回路３においては、シグ
ナルメータ電圧１０９の直線性領域を拡大するために、
上述のように、希望波レベル信号１０１とＡＧＣ信号１
０２とを加算回路４において加算し、加算回路４より出
力される加算信号１０３を介して、当該シグナルメータ
電圧１０９が生成されて出力されている。図５（ｂ）の
実線にて示される特性は、妨害波信号の受信レベルが比
較的小さい場合におけるシグナルメータ電圧出力を示
す。このようにして比較的広い直線領域が得られてい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の受信機
においては、希望波信号以外に、比較的レベルの大きい
妨害波信号も同時に受信される場合には、シグナルメー
タ電圧のレベルは、当該妨害波信号の受信レベルをも加
算された電圧値として出力され、図５（ｂ）の破線によ
り示されるように、希望波信号の受信レベルに対応する
正常なシグナルメータ電圧を上回って出力される状態と
なる。これにより、当該受信機における自動選局機能お
よび高速選局機能等の、シグナルメータ電圧を有効利用
して稼働するシステムに誤動作を生じるという欠点があ
る。
においては、希望波信号以外に、比較的レベルの大きい
妨害波信号も同時に受信される場合には、シグナルメー
タ電圧のレベルは、当該妨害波信号の受信レベルをも加
算された電圧値として出力され、図５（ｂ）の破線によ
り示されるように、希望波信号の受信レベルに対応する
正常なシグナルメータ電圧を上回って出力される状態と
なる。これにより、当該受信機における自動選局機能お
よび高速選局機能等の、シグナルメータ電圧を有効利用
して稼働するシステムに誤動作を生じるという欠点があ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】第１の発明の受信機は、
受信希望波信号の検波出力信号を入力して、当該受信希
望波信号の電界強度レベルに対応する希望波レベル信号
を出力する希望波レベル検出回路と、広帯域受信信号を
入力して、高周波受信信号の電界強度レベルに対応する
ＡＧＣ信号を出力する広帯域ＡＧＣ回路と、前記希望波
レベル信号と所定の基準電圧とを比較照合して、所定の
切替制御信号を出力する比較器と、前記ＡＧＣ信号を入
力し、前記切替制御信号を介して当該ＡＧＣ信号を出力
するか否かを選択制御するスイッチと、前記希望波レベ
ル信号と、前記スイッチを経由して出力される前記ＡＧ
Ｃ信号とを入力して加算し、加算信号を出力する加算回
路と、前記加算回路より出力される加算信号を入力し
て、シグナルメータ電圧を出力するシグナルメータ回路
と、を含む受信電界強度検出部を少なくとも備えて構成
され、前記希望波レベル信号がレベル飽和状態にない状
態においては、前記スイッチにより前記ＡＧＣ信号を前
記加算回路に入力しないように入力経路を遮断し、前記
希望波レベル信号がレベル飽和状態となる状態において
は、前記スイッチにより、前記ＡＧＣ信号を前記加算回
路に入力するように入力経路を形成することを特徴とし
ている。
受信希望波信号の検波出力信号を入力して、当該受信希
望波信号の電界強度レベルに対応する希望波レベル信号
を出力する希望波レベル検出回路と、広帯域受信信号を
入力して、高周波受信信号の電界強度レベルに対応する
ＡＧＣ信号を出力する広帯域ＡＧＣ回路と、前記希望波
レベル信号と所定の基準電圧とを比較照合して、所定の
切替制御信号を出力する比較器と、前記ＡＧＣ信号を入
力し、前記切替制御信号を介して当該ＡＧＣ信号を出力
するか否かを選択制御するスイッチと、前記希望波レベ
ル信号と、前記スイッチを経由して出力される前記ＡＧ
Ｃ信号とを入力して加算し、加算信号を出力する加算回
路と、前記加算回路より出力される加算信号を入力し
て、シグナルメータ電圧を出力するシグナルメータ回路
と、を含む受信電界強度検出部を少なくとも備えて構成
され、前記希望波レベル信号がレベル飽和状態にない状
態においては、前記スイッチにより前記ＡＧＣ信号を前
記加算回路に入力しないように入力経路を遮断し、前記
希望波レベル信号がレベル飽和状態となる状態において
は、前記スイッチにより、前記ＡＧＣ信号を前記加算回
路に入力するように入力経路を形成することを特徴とし
ている。
【０００８】また、第２の発明の受信機は、受信希望波
信号の検波出力信号を入力して、当該受信希望波信号の
電界強度レベルに対応する希望波レベル信号を出力する
希望波レベル検出回路と、広帯域受信信号を入力して、
高周波受信信号の電界強度レベルに対応するＡＧＣ信号
を出力する広帯域ＡＧＣ回路と、前記希望波レベル信号
と所定の基準電圧とを比較照合して、所定の切替制御信
号を出力する比較器と、前記希望波レベル信号と前記Ａ
ＧＣ信号とを入力して加算し、加算信号を出力する加算
回路と、前記希望波レベル信号および前記加算信号を入
力し、前記切替制御信号を介して、何れの信号を出力す
るかを選択制御するスイッチと、前記スイッチより選択
されて出力される加算信号を入力して、シグナルメータ
電圧を出力するシグナルメータ回路と、を含む受信電界
強度検出部を少なくとも備えて構成され、前記希望波レ
ベル信号がレベル飽和状態にない状態においては、前記
スイッチにより前記希望波レベル信号のみを選択して前
記シグナルメータ回路に入力し、前記希望波レベル信号
がレベル飽和状態となる直前の状態においては、前記ス
イッチにより前記加算信号を選択して前記シグナルメー
タ回路に入力することを特徴としている。
信号の検波出力信号を入力して、当該受信希望波信号の
電界強度レベルに対応する希望波レベル信号を出力する
希望波レベル検出回路と、広帯域受信信号を入力して、
高周波受信信号の電界強度レベルに対応するＡＧＣ信号
を出力する広帯域ＡＧＣ回路と、前記希望波レベル信号
と所定の基準電圧とを比較照合して、所定の切替制御信
号を出力する比較器と、前記希望波レベル信号と前記Ａ
ＧＣ信号とを入力して加算し、加算信号を出力する加算
回路と、前記希望波レベル信号および前記加算信号を入
力し、前記切替制御信号を介して、何れの信号を出力す
るかを選択制御するスイッチと、前記スイッチより選択
されて出力される加算信号を入力して、シグナルメータ
電圧を出力するシグナルメータ回路と、を含む受信電界
強度検出部を少なくとも備えて構成され、前記希望波レ
ベル信号がレベル飽和状態にない状態においては、前記
スイッチにより前記希望波レベル信号のみを選択して前
記シグナルメータ回路に入力し、前記希望波レベル信号
がレベル飽和状態となる直前の状態においては、前記ス
イッチにより前記加算信号を選択して前記シグナルメー
タ回路に入力することを特徴としている。
【０００９】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【００１０】図１は、本発明の第１の実施例における、
受信電界強度検出部のみ示す部分ブロック図であり、ま
た図２は、本実施例におけるシグナルメータ電圧と、受
信希望波の電界強度との関係を示す図である。図１に示
されるように、本実施例における受信電界強度検出部
は、検波器（図４を参照）より出力される音声信号を入
力して、受信希望波の電界強度に比例した希望波レベル
信号１０１を出力する希望波レベル検出回路１と、混合
器（図４を参照）より出力される中間周波信号、または
混合器の前段階における周波数変換前の高周波信号を入
力して、広帯域の高周波信号の電界強度に比例したＡＧ
Ｃ信号１０２を出力する広帯域ＡＧＣ回路２と、基準電
圧１０４を出力する基準電圧源５と、希望波レベル信号
１０１のレベルと基準電圧１０４のレベルとを比較照合
して、切替制御信号１０５を出力する比較器６と、比較
器６より出力される切替制御信号１０５によりオン／オ
フ制御されるスイッチ７と、希望波レベル信号１０１と
ＡＧＣ信号１０２とを加算して、加算信号１０３を出力
する加算器４と、加算信号１０３を入力して、当該加算
信号のレベルに比例したシグナルメータ電圧を出力する
シグナルメータ回路３とを備えて構成される。
受信電界強度検出部のみ示す部分ブロック図であり、ま
た図２は、本実施例におけるシグナルメータ電圧と、受
信希望波の電界強度との関係を示す図である。図１に示
されるように、本実施例における受信電界強度検出部
は、検波器（図４を参照）より出力される音声信号を入
力して、受信希望波の電界強度に比例した希望波レベル
信号１０１を出力する希望波レベル検出回路１と、混合
器（図４を参照）より出力される中間周波信号、または
混合器の前段階における周波数変換前の高周波信号を入
力して、広帯域の高周波信号の電界強度に比例したＡＧ
Ｃ信号１０２を出力する広帯域ＡＧＣ回路２と、基準電
圧１０４を出力する基準電圧源５と、希望波レベル信号
１０１のレベルと基準電圧１０４のレベルとを比較照合
して、切替制御信号１０５を出力する比較器６と、比較
器６より出力される切替制御信号１０５によりオン／オ
フ制御されるスイッチ７と、希望波レベル信号１０１と
ＡＧＣ信号１０２とを加算して、加算信号１０３を出力
する加算器４と、加算信号１０３を入力して、当該加算
信号のレベルに比例したシグナルメータ電圧を出力する
シグナルメータ回路３とを備えて構成される。
【００１１】図１の本実施例における、受信電界強度検
出部の各構成要素を含む総合動作機能は上記のとうりで
あるが、妨害波信号入力に対応する対応策として、本実
施例においては、妨害波信号の受信レベルが比較的大き
く、希望波レベル検出回路１より出力される希望波レベ
ル信号１０１が飽和状態になると、比較器６より出力さ
れる切替制御信号１０５により、スイッチ７がオンとな
るように、基準電圧源５の基準電圧１０４のレベルが設
定されている。これにより、妨害波信号の受信レベルが
比較的に小さく、希望波レベル信号１０１が飽和状態に
なるまでは、希望波レベル信号１０１が、加算回路４を
経由して、そのままシグナルメータ回路３に入力され、
シグナルメータ回路３からは、図２の実線にて示される
ように、正常のシグナルメータ電圧１０９が出力され
る。また、妨害波信号の受信レベルが比較的に大きく、
希望波レベル信号１０１が飽和状態となる状態において
は、比較器６より出力される切替制御信号１０５を介し
てスイッチ７はオンとなり、加算器４には、希望波レベ
ル信号１０１と、広帯域ＡＧＣ回路２より出力されるＡ
ＧＣ信号１０２が入力されて加算され、その加算信号１
０３はシグナルメータ回路３に入力される。この場合に
は、シグナルメータ回路３からは、図２の破線にて示さ
れるように、受信希望波の電界強度の飽和レベルの近辺
においてのみ異常なシグナルメータ電圧が出力されるの
みであり、従って、直線領域が広く且つ妨害波信号の影
響の少ないシグナルメータ電圧出力特性が実現され、こ
れにより、当該シグナルメータ電圧特性を利用して行わ
れる、自動選局機能および高速選局機能等を含むシステ
ムの誤動作を未然に防止することができる。
出部の各構成要素を含む総合動作機能は上記のとうりで
あるが、妨害波信号入力に対応する対応策として、本実
施例においては、妨害波信号の受信レベルが比較的大き
く、希望波レベル検出回路１より出力される希望波レベ
ル信号１０１が飽和状態になると、比較器６より出力さ
れる切替制御信号１０５により、スイッチ７がオンとな
るように、基準電圧源５の基準電圧１０４のレベルが設
定されている。これにより、妨害波信号の受信レベルが
比較的に小さく、希望波レベル信号１０１が飽和状態に
なるまでは、希望波レベル信号１０１が、加算回路４を
経由して、そのままシグナルメータ回路３に入力され、
シグナルメータ回路３からは、図２の実線にて示される
ように、正常のシグナルメータ電圧１０９が出力され
る。また、妨害波信号の受信レベルが比較的に大きく、
希望波レベル信号１０１が飽和状態となる状態において
は、比較器６より出力される切替制御信号１０５を介し
てスイッチ７はオンとなり、加算器４には、希望波レベ
ル信号１０１と、広帯域ＡＧＣ回路２より出力されるＡ
ＧＣ信号１０２が入力されて加算され、その加算信号１
０３はシグナルメータ回路３に入力される。この場合に
は、シグナルメータ回路３からは、図２の破線にて示さ
れるように、受信希望波の電界強度の飽和レベルの近辺
においてのみ異常なシグナルメータ電圧が出力されるの
みであり、従って、直線領域が広く且つ妨害波信号の影
響の少ないシグナルメータ電圧出力特性が実現され、こ
れにより、当該シグナルメータ電圧特性を利用して行わ
れる、自動選局機能および高速選局機能等を含むシステ
ムの誤動作を未然に防止することができる。
【００１２】図３は、本発明の第２の実施例における、
受信電界強度検出部のみ示す部分ブロック図である。図
３に示されるように、本実施例における受信電界強度検
出部は、検波器（図４を参照）より出力される音声信号
を入力して、受信希望波の電界強度に比例した希望波レ
ベル信号１０１を出力する希望波レベル検出回路１と、
混合器（図４を参照）より出力される中間周波信号を入
力して、広帯域の高周波信号の電界強度に比例したＡＧ
Ｃ信号１０２を出力する広帯域ＡＧＣ回路２と、基準電
圧１０４を出力する基準電圧源５と、希望波レベル信号
１０１のレベルと基準電圧１０４のレベルとを比較照合
して、切替制御信号１０５を出力する比較器６と、比較
器６より出力される切替制御信号１０５により切替制御
されるスイッチ７と、希望波レベル信号１０１とＡＧＣ
信号１０２とを加算して、加算信号１０３を出力する加
算器４と、スイッチ７により選択される希望波レベル信
号１０１または加算信号１０３の何れかを入力して、シ
グナルメータ電圧を出力するシグナルメータ回路３とを
備えて構成される。
受信電界強度検出部のみ示す部分ブロック図である。図
３に示されるように、本実施例における受信電界強度検
出部は、検波器（図４を参照）より出力される音声信号
を入力して、受信希望波の電界強度に比例した希望波レ
ベル信号１０１を出力する希望波レベル検出回路１と、
混合器（図４を参照）より出力される中間周波信号を入
力して、広帯域の高周波信号の電界強度に比例したＡＧ
Ｃ信号１０２を出力する広帯域ＡＧＣ回路２と、基準電
圧１０４を出力する基準電圧源５と、希望波レベル信号
１０１のレベルと基準電圧１０４のレベルとを比較照合
して、切替制御信号１０５を出力する比較器６と、比較
器６より出力される切替制御信号１０５により切替制御
されるスイッチ７と、希望波レベル信号１０１とＡＧＣ
信号１０２とを加算して、加算信号１０３を出力する加
算器４と、スイッチ７により選択される希望波レベル信
号１０１または加算信号１０３の何れかを入力して、シ
グナルメータ電圧を出力するシグナルメータ回路３とを
備えて構成される。
【００１３】図３の本実施例における、受信電界強度検
出部の各構成要素を含む総合動作機能は上記のとうりで
あるが、妨害波信号入力に対応する対応策として、本実
施例においては、妨害波信号の受信レベルが比較的大き
くなり、希望波レベル検出回路１より出力される希望波
レベル信号１０１が飽和状態になる直前において、比較
器６より出力される切替制御信号１０５を介して、スイ
ッチ７により加算器４より出力される加算信号１０３が
選択出力されるように、基準電圧源５の基準電圧１０４
のレベルが設定されている。これにより、妨害波信号の
受信レベルが比較的に小さく、希望波レベル信号１０１
が飽和状態になるまでは、希望波レベル信号１０１が、
スイッチ７を経由して、そのままシグナルメータ回路３
に入力され、シグナルメータ回路３からは、正常なシグ
ナルメータ電圧１０９が出力される。また、妨害波信号
の受信レベルが比較的に大きく、希望波レベル信号１０
１が飽和状態となる直前の状態においては、比較器６よ
り出力される切替制御信号１０５を介して、加算器４よ
り出力される加算信号１０３がスイッチ７において選択
されて出力され、シグナルメータ回路３に入力される。
この場合においても、第１の実施例の場合と同様に、受
信希望波の電界強度の飽和レベルの近辺においてのみ異
常なシグナルメータ電圧が出力されるのみであり、直線
領域が広く且つ妨害波信号の影響の少ないシグナルメー
タ電圧出力特性が実現される。これにより、当該シグナ
ルメータ電圧特性を利用する、自動選局機能および高速
選局機能等を含むシステムの誤動作を未然に防止できる
ことは云うまでもない。
出部の各構成要素を含む総合動作機能は上記のとうりで
あるが、妨害波信号入力に対応する対応策として、本実
施例においては、妨害波信号の受信レベルが比較的大き
くなり、希望波レベル検出回路１より出力される希望波
レベル信号１０１が飽和状態になる直前において、比較
器６より出力される切替制御信号１０５を介して、スイ
ッチ７により加算器４より出力される加算信号１０３が
選択出力されるように、基準電圧源５の基準電圧１０４
のレベルが設定されている。これにより、妨害波信号の
受信レベルが比較的に小さく、希望波レベル信号１０１
が飽和状態になるまでは、希望波レベル信号１０１が、
スイッチ７を経由して、そのままシグナルメータ回路３
に入力され、シグナルメータ回路３からは、正常なシグ
ナルメータ電圧１０９が出力される。また、妨害波信号
の受信レベルが比較的に大きく、希望波レベル信号１０
１が飽和状態となる直前の状態においては、比較器６よ
り出力される切替制御信号１０５を介して、加算器４よ
り出力される加算信号１０３がスイッチ７において選択
されて出力され、シグナルメータ回路３に入力される。
この場合においても、第１の実施例の場合と同様に、受
信希望波の電界強度の飽和レベルの近辺においてのみ異
常なシグナルメータ電圧が出力されるのみであり、直線
領域が広く且つ妨害波信号の影響の少ないシグナルメー
タ電圧出力特性が実現される。これにより、当該シグナ
ルメータ電圧特性を利用する、自動選局機能および高速
選局機能等を含むシステムの誤動作を未然に防止できる
ことは云うまでもない。
【００１４】なお、上記の第１および第２の実施例の説
明においては、放送受信機を適用例として動作説明を行
っているが、本発明は当該放送受信機に限定されるもの
ではなく、一般の通信用受信機およびテレビ受信機等に
対しても有効に適用できることは云うまでもない。ま
た、図４に示される受信機の形態に対応して、受信電界
強度検出部における広帯域ＡＧＣ回路に対する入力信号
は、混合器から出力される中間周波信号として動作説明
を行っているが、受信機の形態により、混合器の前段階
における高周波信号を入力信号とする場合についても、
本発明が有効に適用できることは云うまでもない。
明においては、放送受信機を適用例として動作説明を行
っているが、本発明は当該放送受信機に限定されるもの
ではなく、一般の通信用受信機およびテレビ受信機等に
対しても有効に適用できることは云うまでもない。ま
た、図４に示される受信機の形態に対応して、受信電界
強度検出部における広帯域ＡＧＣ回路に対する入力信号
は、混合器から出力される中間周波信号として動作説明
を行っているが、受信機の形態により、混合器の前段階
における高周波信号を入力信号とする場合についても、
本発明が有効に適用できることは云うまでもない。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、受信電
界強度検出部において、希望波レベル検出回路より出力
される希望波レベル信号の飽和状態に対応して、当該希
望波レベル信号のみを選択してシグナルメータ回路に入
力することにより、直線領域が広く、且つ妨害波信号に
よる影響の受けにくいシグナルメータ電圧出力特性を実
現することが可能となり、これにより、当該シグナルメ
ータ電圧特性を利用する、自動選局機能および高速選局
機能等を含むシステムの誤動作を未然に防止することが
できるという効果がある。
界強度検出部において、希望波レベル検出回路より出力
される希望波レベル信号の飽和状態に対応して、当該希
望波レベル信号のみを選択してシグナルメータ回路に入
力することにより、直線領域が広く、且つ妨害波信号に
よる影響の受けにくいシグナルメータ電圧出力特性を実
現することが可能となり、これにより、当該シグナルメ
ータ電圧特性を利用する、自動選局機能および高速選局
機能等を含むシステムの誤動作を未然に防止することが
できるという効果がある。
【図１】本発明の第１の実施例における受信電界強度検
出部を示すブロック図である。
出部を示すブロック図である。
【図２】第１の実施例のシグナルメータ電圧特性を示す
図である。
図である。
【図３】本発明の第２の実施例における受信電界強度検
出部を示すブロック図である。
出部を示すブロック図である。
【図４】従来例における受信電界強度検出部を含む受信
機を示すブロック図である。
機を示すブロック図である。
【図５】従来例の信号レベル特性およびシグナルメータ
電圧特性を示す図である。
電圧特性を示す図である。
１ 希望波レベル検出回路 ２ 広帯域ＡＧＣ回路 ３ シグナルメータ回路 ４ 加算器 ５ 基準電圧源 ６ 比較器 ７ スイッチ ８ アンテナ ９ 高周波増幅器 １０ 混合器 １１ 中間周波増幅器 １２ 検波器 １３ 局部発振器 １４ マイクロコンピュータ
Claims (2)
- 【請求項１】 受信希望波信号の検波出力信号を入力し
て、当該受信希望波信号の電界強度レベルに対応する希
望波レベル信号を出力する希望波レベル検出回路と、 広帯域受信信号を入力して、高周波受信信号の電界強度
レベルに対応するＡＧＣ信号を出力する広帯域ＡＧＣ回
路と、 前記希望波レベル信号と所定の基準電圧とを比較照合し
て、所定の切替制御信号を出力する比較器と、 前記ＡＧＣ信号を入力し、前記切替制御信号を介して当
該ＡＧＣ信号を出力するか否かを選択制御するスイッチ
と、 前記希望波レベル信号と、前記スイッチを経由して出力
される前記ＡＧＣ信号とを入力して加算し、加算信号を
出力する加算回路と、 前記加算回路より出力される加算信号を入力して、シグ
ナルメータ電圧を出力するシグナルメータ回路と、 を含む受信電界強度検出部を少なくとも備えて構成さ
れ、前記希望波レベル信号がレベル飽和状態にない状態
においては、前記スイッチにより前記ＡＧＣ信号を前記
加算回路に入力しないように入力経路を遮断し、前記希
望波レベル信号がレベル飽和状態となる状態において
は、前記スイッチにより、前記ＡＧＣ信号を前記加算回
路に入力するように入力経路を形成することを特徴とす
る受信機。 - 【請求項２】 受信希望波信号の検波出力信号を入力し
て、当該受信希望波信号の電界強度レベルに対応する希
望波レベル信号を出力する希望波レベル検出回路と、 広帯域受信信号を入力して、高周波受信信号の電界強度
レベルに対応するＡＧＣ信号を出力する広帯域ＡＧＣ回
路と、 前記希望波レベル信号と所定の基準電圧とを比較照合し
て、所定の切替制御信号を出力する比較器と、 前記希望波レベル信号と前記ＡＧＣ信号とを入力して加
算し、加算信号を出力する加算回路と、 前記希望波レベル信号および前記加算信号を入力し、前
記切替制御信号を介して、何れの信号を出力するかを選
択制御するスイッチと、 前記スイッチより選択されて出力される加算信号を入力
して、シグナルメータ電圧を出力するシグナルメータ回
路と、 を含む受信電界強度検出部を少なくとも備えて構成さ
れ、前記希望波レベル信号がレベル飽和状態にない状態
においては、前記スイッチにより前記希望波レベル信号
のみを選択して前記シグナルメータ回路に入力し、前記
希望波レベル信号がレベル飽和状態となる直前の状態に
おいては、前記スイッチにより前記加算信号を選択して
前記シグナルメータ回路に入力することを特徴とする受
信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22294893A JPH0779171A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22294893A JPH0779171A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 受信機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0779171A true JPH0779171A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16790390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22294893A Withdrawn JPH0779171A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0779171A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001048933A1 (fr) * | 1999-12-28 | 2001-07-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Recepteur et procede de commande de gain |
| WO2005053171A1 (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-09 | Niigata Seimitsu Co., Ltd. | 自動利得制御装置 |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP22294893A patent/JPH0779171A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001048933A1 (fr) * | 1999-12-28 | 2001-07-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Recepteur et procede de commande de gain |
| WO2005053171A1 (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-09 | Niigata Seimitsu Co., Ltd. | 自動利得制御装置 |
| US7561863B2 (en) | 2003-11-26 | 2009-07-14 | Niigata Seimitsu Co., Ltd. | Automatic gain control device |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |