JP4603480B2 - 移動体用テレビジョンチューナ - Google Patents

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本発明は、携帯電話機等の移動体に内蔵され、該移動体と共に移動又は停止して移動受信又は定点受信が行われる移動体用テレビジョンチューナに関する。
従来、デジタルテレビジョン受信用チューナにおいて、希望波と妨害波のレベルに応じて低雑音増幅器(LNA)と中間周波増幅器の利得を適宜設定するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図8は特許文献1に開示されたデジタルテレビジョン受信用チューナの構成図である。入力端201には、デジタルテレビジョン信号の他にもアナログテレビジョン信号(総称してテレビジョン信号という)が入力される。入力されるテレビジョン信号はおよそ55MHzから806MHzの所定周波数帯域内に割り当てられたチャンネル(米国のテレビジョンチャンネルの例)に配列されており、デジタルテレビジョン信号は、アナログテレビジョン信号のチャネルに隣接するチャネルに配列されている。以下、受信すべきデジタルテレビジョン信号を希望波といい、その他のデジタルテレビジョン信号及びアナログテレビジョン信号を妨害波という。また、デジタルテレビジョン信号のチャンネルの帯域の下端にはキャリアを再生するためのパイロット信号が重畳されている。
入力端201に入力された希望波と妨害波とは、バンドパスフィルタ202、広帯域の低雑音増幅器203を順次通過して混合器205に入力される。また、低雑音増幅器203の出力は、第一の検波回路204を介してAGC電圧処理回路212に入力される。
混合器205には、希望波及び妨害波と共に第一の局部発振器206から出力される周波数変換用の第一の局部発振信号が入力される。第一の局部発振器206はPLL回路(図示せず)によって制御され、第一の局部発振信号の周波数は希望波の周波数に対応してその差が1000MHzとなるように、ほぼ1055MHzから1806MHzまで変化する。従って、混合器205からは1000MHzに周波数変換された希望波の信号(中間周波信号という)が得られ、次段に設けられた中間周波フィルタ207によって希望波の中間周波信号のみ抽出される。中間周波フィルタ207はバンドパスフィルタで構成され、中心周波数は1000MHz、通過帯域幅は6MHzである。
中間周波信号は中間周波増幅器208で増幅された後、I/Q復調用の二つの混合器209、210に入力される。また、中間周波増幅器208の出力は第二の検波回路211を介してAGC電圧処理回路212に入力される。
AGC電圧処理回路212は、時刻tにおける第一の検波回路204の出力レベルと第二の検波回路211の出力レベルとを演算処理して低雑音増幅器203に加えるAGC制御電圧(以下、「RF AGC制御電圧」という)と中間周波増幅器208に加えるAGC制御電圧(以下、「IF AGC制御電圧」という)とを発生し、所定時間経過後の時刻t+1における低雑音増幅器203と中間周波増幅器208との利得を制御する。この場合においてAGC電圧処理回路212は、混合器205で発生する混変調と低雑音増幅器203から中間周波増幅器208までの総合の雑音指数(NF)とが所定レベル以下となるように制御する。
第二局部発振信号の周波数は希望波の中間周波信号におけるパイロット信号Pdと同じになるように制御されているので、混合器209、210からは0〜6MHzの帯域の互いに直交関係にある二つのベースバンド信号がそれぞれに出力される。即ち、一方の混合器209からはI信号(同相成分)、他方の混合器210からはQ信号(直交成分)が出力される。各ベースバンド信号は、その後の処理をデジタル的に処理するために、それぞれにローパスフィルタ215、216を通った後にアナログ・デジタル変換器(以下A/D変換器という)217、218に入力される。
希望波の中間周波信号に重畳されているパイロット信号も混合器209、210とローパスフィルタ215、216とを僅かに漏洩して出力されるので、これをパイロット信号抽出回路219によって抽出し、これをもとにPLL回路(図示せず)によって制御して第二の局部発振器213の発振周波数をパイロット信号の周波数と同じになるようにしている。従って、パイロット信号を利用して第二の局部発振信号を容易に生成できる。
A/D変換器217、218から出力されるデジタルのI信号およびデジタルのQ信号の周波数成分は、デジタル変換するときのサンプリング周波数にもよるが、およそ10数MHzまで分布する。
そして、デジタルのI信号が加算器220に入力されるとともに、デジタルのQ信号はヒルベルトフィルタ221を通してから加算器220に入力される。ヒルベルトフィルタはヒルベルト変換理論に基づくものであり、デジタルのQ信号の位相を90度元に戻すように働く。
ところで、デジタルテレビジョン受信用チューナを携帯端末に搭載した場合、携帯端末が移動中であるか停止中であるかによって受信環境は大きく変化する。電界強度は場所に応じて大きく異なると共に移動に伴うフェージングによっても変化することが知られている。したがって、携帯端末が移動している状態では、デジタルテレビジョン受信用チューナにおいて受信環境の変化に対応した最適な受信動作を実現するため多くの回路ブロックを動作させる必要がある。一方、携帯端末が停止した状態では、受信環境は一定の状態で安定しているので、回路ブロックによっては動作を停止しても受信品質に影響を与えないものもある。
携帯端末等の移動体に搭載した移動体用テレビジョンチューナにおいて、移動中は受信環境の変化にも迅速に対応して常に最適な受信性能を維持する一方、停止中は受信性能に影響を与えない回路ブロックの動作を停止することができれば、移動体の低消費電力化が期待される。
特開2001−136447号公報
しかしながら、従来のデジタルテレビジョン受信用チューナでは、移動中であるか又は停止中であるかの判断ができないため、例えば低消費電力化を実現可能な動作モードの切り替えを行うことはできなかった。
なお、移動体側に移動/停止の判断機能を持たせて、移動体本体側からデジタルテレビジョン受信用チューナに対して移動中であるか又は停止中であるかを示す制御信号を送信するように構成しても良いが、移動体本体に新たな機能追加を要請することとなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、移動体本体に新たな機能追加を行うこと無く、移動中であるか又は停止中であるかの判定を可能にした移動体用テレビジョンチューナを提供することを目的とする。
本発明の移動体用テレビジョンチューナは、所望の受信感度を実現する第1の動作モードと、前記第1の動作モードに対して消費電力が小さく受信感度が低い第2の動作モードと、を設定可能に構成された移動体用テレビジョンチューナであって、アンテナから供給される受信信号を増幅する高周波増幅器と、前記高周波増幅器で増幅された受信信号を中間周波数に変換する混合器と、前記混合器から出力される受信信号から希望波を抽出する中間周波フィルタと、前記中間周波フィルタから出力される希望波を増幅する中間周波増幅器と、前記高周波増幅器より後段かつ前記中間周波増幅器より前段受信信号の信号強度を検波する第1の検波手段と、前記中間周波増幅器より後段の受信信号の信号強度を検波する第2の検波手段と、前記第1の検波手段の検波値に基づいて生成された第1のAGC制御電圧を前記高周波増幅器に印加して当該高周波増幅器の出力レベルを所定値に制御する第1のAGC制御手段と、前記第2の検波手段の検波値に基づいて生成された第2のAGC制御電圧を前記中間周波増幅器に印加して当該中間周波増幅器の出力レベルを所定値に制御する第2のAGC制御手段と、前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差を所定時間間隔で計算して当該計算値の時間的変動幅が第一の閾値よりも大きい場合は移動の判定を行い、当該計算値の時間的変動幅が前記第一の閾値よりも小さい場合は停止の判定を行う制御手段と、を具備し、前記制御手段は、判定結果が移動であった場合は前記第1の動作モードを設定し、判定結果が停止であった場合は前記第2の動作モードを設定することを特徴とする。
この構成によれば、高周波増幅器の入力レベルと中間周波増幅器の入力レベルとの差を所定時間間隔で計算して当該計算値の時間的変動から移動/停止の判定を行うので、移動体本体に新たな機能追加を行うこと無く、移動中であるか又は停止中であるかの判定が可能である。
また、この構成により、判定結果が移動であった場合は第1のモードを設定するので、受信環境が悪化する移動中には受信感度を優先した動作モードを設定でき、判定結果が停止であった場合は第2のモードを設定するので、受信感度が安定する停止中には省電力を優先した動作モードを設定できる。
また本発明は、上記移動体用テレビジョンチューナにおいて、前記制御手段は、前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値の時間的変動幅が前記第一の閾値よりも小さく、かつ前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値が第二の閾値よりも大きい場合、前記停止の判定にかかわらず、の動作モードを設定することを特徴とする。
この構成により、高周波増幅器の入力レベルと中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値の大きさを判定条件に組み込むので、希望波に対して妨害波が大きい場合は、受信感度を優先する第1の動作モードを設定でき、所望の受信性能を維持することができるものとなる。
また本発明は、上記移動体用テレビジョンチューナにおいて、前記制御手段は、前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値の時間的変動幅が前記第一の閾値より小さく、かつ前記中間周波増幅器から出力された受信信号のS/N値の時間的変動幅第三の閾値よりも大きい場合、前記停止の判定にかかわらず、の動作モードを設定することを特徴とする。
この構成により、中間周波増幅器から出力された希望波から計算されたS/N値が所定値よりも小さい場合は、受信感度を優先する第1の動作モードを設定でき、所望の受信性能を維持することができるものとなる。
また本発明は、上記移動体用テレビジョンチューナにおいて、前記制御手段は、前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値の時間的変動幅が前記第一の閾値よりも小さく、かつ前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値が第二の閾値よりも大きく、さらに前記中間周波増幅器から出力された受信信号のS/N値の時間的変動幅第三の閾値よりも大きい場合、前記停止の判定にかかわらず、の動作モードを設定することを特徴とする。
この構成により、高周波増幅器の入力レベルと中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値の時間的変動幅と、高周波増幅器の入力レベルと中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値の大きさと、中間周波増幅器から出力された希望波から計算されたS/N値の大きさとを判断しているので、希望波に対して妨害波が大きい場合又はS/N値が所定値以下の場合には、受信感度を優先する第1の動作モードを設定でき、所望の受信性能を維持することができるものとなる。
なお、前記制御手段は、前記高周波増幅器の入力レベルの代わりに第1のAGC制御電圧、前記中間周波増幅器の入力レベルの代わりに第2のAGC制御電圧を用いるように構成することができる。
本発明によれば、移動体本体に新たな機能追加を行うこと無く、チューナにおいて受信信号の状態から移動中であるか又は停止中であるかの判定が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る移動体用テレビジョンチューナの構成図である。本実施の形態に係る移動体用テレビジョンチューナは、移動体として例えば携帯電話機に搭載されるものとするが、携帯電話機以外の移動体であっても適用可能である。
図示していないアンテナからテレビジョン信号がテレビジョンチューナモジュール1の入力端2に入力される。入力端2は低雑音増幅器3の入力端に接続されている。低雑音増幅器3は、アンテナから入って入力端2に導かれたテレビジョン信号(例えば、470MHz〜770MHz)を、ノイズを付加せずに増幅して出力する。低雑音増幅器3の出力端にバンドパスフィルタ4が接続される。バンドパスフィルタ4は不要帯域を除去したテレビジョン信号を高周波増幅器5へ入力する。高周波増幅器5の出力端には第1の混合器6及び第2の混合器7が並列に接続されている。第1の混合器6には局部発振器8から出力された局部発振信号が90°位相をシフトする移相器9を介して入力され、第2の混合器7には局部発振信号が位相シフトせずに入力される。第1及び第2の混合器6,7はテレビジョン信号を周波数変換して中間周波信号(例えば、0.5MHz)に変換した信号をバンドパスフィルタ11へ出力する。バンドパスフィルタ11はテレビジョン信号から周波数変換された中間周波信号から希望波を抽出して中間周波増幅器12へ入力する。中間周波増幅器12で増幅した中間周波信号はローパスフィルタ13を介して復調器20へ入力される。復調器20は、OFDM用のICで構成されていて、送信側でOFDM変調されている信号をOFDM復調して例えばMPEG2-TS(トランスポートストリーム)として出力する。
低雑音増幅器3はオン/オフ制御が可能なオフスルー機能付きのものを使用している。復調器20からの制御信号で動作するドライバ14が、低雑音増幅器3の制御端子に対してオン信号/オフ信号を与えることにより、低雑音増幅器3をオン/オフ制御する。
低雑音増幅器3をオンして増幅動作させるモードでは30mW程度の消費電力であり、低雑音増幅器3をオフして増幅動作せずに信号をスルーするモードでは6μW程度の消費電力となる。低雑音増幅器3をオンして増幅動作させた場合は非動作の場合に比べて受信感度が向上するが消費電力が大きくなる。本実施の形態では、低雑音増幅器3をオンして増幅動作させるモードを受信感度優先モードと呼び、低雑音増幅器3をオフして非動作(スルー動作)させる場合を省電力モードと呼ぶものとする。本発明において受信感度優先モードとは、低雑音増幅器3をオン動作する場合に限定されるものではない。外部から切替え制御可能であり、消費電力を増大させる結果、受信感度が向上する種々の動作状態を含むものとする。また本発明において省電力モードとは、低雑音増幅器3をオフ動作する場合に限定されるものではない。
高周波増幅器4は、入力電界レベルに対して信号レベルを所望範囲に入るように制御するRF AGC制御をかける構成としている。希望波と妨害波とを含んだ受信信号を第1の混合器6に入力して周波数変換した第1の混合器出力をピーク検波器15でピーク検波し、該ピーク検波値をローパスフィルタ16に入力している。ローパスフィルタ16の出力をRF AGC制御電圧として高周波増幅器5の制御端子へ印加している。ローパスフィルタ16の出力であるRF AGC制御電圧は復調器20へも入力している。
中間周波増幅器12は、復調器20から印加されるIF AGC制御電圧により入力信号に対してIF AGC制御をかける構成としている。IF AGC制御した中間周波信号をローパスフィルタ13を介して復調器20に取り込み、復調器20においてデジタル信号に変換してIF AGC制御電圧を生成している。
復調器20は、高周波増幅器4に印加するRF AGC制御電圧及び中間周波増幅器12に印加するIF AGC制御電圧をレジスタ値として保持している。
テレビジョンチューナモジュール1に対してCPU21が外付けで設けられている。CPU21は、シリアルバス22(例えば、I2C(Inter-Integrated Circuit)バス)を介して復調器20に接続されている。CPU21は、復調器20から必要なレジスタ値を取り込み、ルックアップテーブル23を参照して当該チューナ内蔵の携帯電話機が移動中であるか停止中であるかを判定する機能を有する。本実施の形態では、CPU21は移動中の場合にテレビジョンチューナモジュール1を受信感度優先モードに設定し、停止中の場合にはテレビジョンチューナモジュール1を省電力モードに設定する。なお、停止中の場合であっても省電力モードに設定しない場合もあるが詳細は後述する。
図2はOFDM用のICで構成された復調器20の主な機能ブロックを示す図である。ローパスフィルタ13から出力され復調器20に取り込まれた中間周波信号はAD変換器31でデジタル信号に変換される。AGC制御部32は、中間周波信号のデジタル値に基づいてIF AGC制御電圧を生成し、中間周波増幅器12の制御端子へ印加する。
AGC制御部32が中間周波増幅器12に印加するIF AGC制御電圧はレジスタ値として内部メモリ33に書き込まれる。ローパスフィルタ16から出力されたRF AGC制御電圧も復調器20のAD変換器34でデジタル信号に変換されてレジスタ値として内部メモリ33に書き込まれる。CPU21は、内部メモリ33からRF AGC制御電圧及びIF AGC制御電圧のレジスタ値を読み出して使用する。
また、中間周波信号をAD変換したAD変換器31の出力を直交検波部34で直交検波し、その検波値をFFT部36で高速フーリエ変換する。パイロット抽出部37においてFFT部36の出力からパイロット信号を抽出し、等化器38でマルチパスフェージングによる歪を補正する。
S/N演算部39は等化器38の出力からS/N値を算出する。パイロット信号を用いてコンスタレーション(デジタル変調の複素ベクトル)の規定値からのずれを計算することでS/N値を得ることができる。S/N演算部39で算出したS/N値は内部メモリ33に書き込まれる。CPU21は内部メモリ33からS/N値を読み出してS/N値の時間的変動を検出することができる。
なお、等化器38の出力はデインターリーブ処理部41、誤り訂正処理部42及び復号部43を経由して、例えばMPEG2-TSに復号されて後段の処理回路へ出力される。
次に、ルックアップテーブル23に記憶されるテーブル構成について説明する。
図3(a)は高周波増幅器5におけるRF入力レベルとRF AGC制御電圧との関係を示すRF AGCカーブを示しており、図3(b)は中間周波増幅器12におけるIF入力レベルとIF AGC制御電圧との関係を示すIF AGCカーブを示している。
図3(a)に示すように、高周波増幅器5ではRF入力レベルが弱電界領域から中電界領域の途中(例えば、−50dBm)まではAGC制御が掛からないようにRF AGC制御電圧を低い値に固定している。そして中電界領域の途中から強電界領域では略リニアにRF AGC制御電圧を上げていきAGC制御が掛かるようにしている。
図3(b)に示すように、中間周波増幅器12ではIF入力レベルが弱電界領域から中電界領域の途中(例えば、−50dBm)まではAGC制御電圧を略リニアに下げていき、中電界領域の途中から強電界領域ではAGC制御が掛からないようにIF AGC制御電圧を低い値に固定している。
このように、高周波増幅器5のRF AGCカーブ及び中間周波増幅器12のIF AGCカーブは予め決まっている。このため、RF AGC制御電圧からその時の高周波増幅器5へのRF入力レベルを換算することができ、IF AGC制御電圧からその時の中間周波増幅器12へのIF入力レベルを換算することができる。
図4は、RF AGC制御電圧とRF入力レベルPin(換算RFレベル)との関係、並びにIF AGC制御電圧とIF入力レベルPin’(換算IFレベル)との関係を、具体的な数値で例示した表である。同図に示すように、RF入力レベルPin(換算RFレベル)が−90dBmから−50dBmの領域では、RF AGC制御電圧は0.33[V]と低い値で固定であるが、RF入力レベル(Pin)が−50dBmより大きくなるとRF AGC制御電圧が大きくなっている。また、IF入力レベルPin’(換算IFレベル)が−90dBmから−50dBmの領域では、IF AGC制御電圧は1.68[V]から0.28[V]に徐々に下っているが、IF入力レベルPin’(換算IFレベル)が−50dBmより大きくなると、IF AGC制御電圧は0.07[V]と低い値で固定されている。なお、CPU21及び復調器20において、RF AGC制御電圧及びIF AGC制御電圧は8ビットのストレートバイナリ形式で表現したレジスタ値として記憶している。
本実施の形態では、高周波増幅器5の入力レベルとなるRF入力レベル(Pin)と中間周波増幅器12への入力レベルとなるIF入力レベル(Pin’)との差(絶対値)の時間的変動から移動/停止の判定を行う。また、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差(絶対値)の大きさから、希望波に対する妨害波の大きさを判定している。このため、図5に示すように、RF AGC制御電圧(8ビットストレートバイナリ形式)とRF入力レベルPin(換算RFレベル)との対応表、並びにIF AGC制御電圧(8ビットストレートバイナリ形式)とIF入力レベルPin’(換算IFレベル)との対応表をルックアップテーブル23に記憶している。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作について説明する。
高周波増幅器5には希望波及び妨害波を含んだテレビジョン信号が入力する。この高周波増幅器5の制御端子には、希望波及び妨害波を含んだテレビジョン信号のピーク検波値をローパスフィルタ16に通して生成したRF AGC制御電圧が印加され、高周波増幅器5の出力レベルが所望範囲に入るようにゲインが制御される。このように、高周波増幅器5はRF入力レベルに応じて、図3(a)に示すRF AGCカーブにしたがってRF AGC制御が実行される。
高周波増幅器5の制御端子に印加されたRF AGC制御電圧は、図2に示す復調器20のAD変換器34でデジタル信号に変換されてレジスタ値として内部メモリ33に書き込まれる。
また、中間周波増幅器12にはバンドパスフィルタ11から出力された中間周波信号(希望波)が入力される。中間周波増幅器12の制御端子には、中間周波信号をローパスフィルタ13に通して生成したIF AGC制御電圧が、図2に示すようにAGC制御部32から印加され、中間周波増幅器12の出力レベルが所定範囲に入るようにゲイン制御される。このように、中間周波増幅器12のIF入力レベルに応じて、図3(b)に示すIF AGCカーブにしたがってIF AGC制御される。
ここで、当該テレビジョンチューナモジュール1を内蔵した携帯電話機がある場所で停止して定点受信している場合、高周波増幅器5のRF入力レベルに影響を与える電界強度はほぼ一定のままである。高周波増幅器5のRF入力レベルが安定すると、RF AGC制御電圧も一定値に安定する。また、高周波増幅器5のRF AGC制御電圧が一定値に固定される結果、中間周波増幅器12のIF入力レベルも一定値に安定し、IF AGC制御電圧も所定値に安定化する。
このように、携帯電話機がある場所で停止して定点受信している場合、高周波増幅器5のRF入力レベルと中間周波増幅器12のIF入力レベルとが一定値に安定するため、RF入力レベルとIF入力レベルとの差の絶対値は一定値となる。
一方、当該テレビジョンチューナモジュール1を内蔵した携帯電話機が移動中であって移動受信している場合、電界強度は移動先の場所によっても変動するし、フェージングによっても変化する。したがって、高周波増幅器5のRF入力レベルは安定せずに大きく変動する。このため、RF入力レベルに基づいて制御されるRF AGC制御電圧も変動することとなる。高周波増幅器5の出力レベルが変動するため、中間周波増幅器12のIF入力レベルも大きく変動する。中間周波増幅器12の出力レベルに基づいて決められるIF AGC制御電圧も変動することとなる。
このように、携帯電話機が移動中であって移動受信している場合、高周波増幅器5のRF入力レベルと中間周波増幅器12のIF入力レベルとが変動するため、RF入力レベルとIF入力レベルとの差の絶対値が時間的に変動することとなる。
CPU21は、図6に示すフロー図に従って、RF入力レベルとIF入力レベルとの差を一定時間間隔(例えば、100msecから1sec間隔)で計算している。先ず、復調器20の内部メモリ33から最新のRF AGC制御電圧及びIF AGC制御電圧を読み出し、当該RF AGC制御電圧及びIF AGC制御電圧から換算されるRF入力レベル(Pin)及びIF入力レベル(Pin’)をルックアップテーブル23から取り出す(S10)。また、内部メモリ33から最新のS/N値を読み出す(S11)。
次に、ステップS10で取得したRF入力レベル(Pin)及びIF入力レベル(Pin’)を用いて、RF入力レベル(Pin)からIF入力レベル(Pin’)を引いた値の絶対値を求める(S12)。この求めたRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値及びステップS11で取得したS/N値の時間的変動をそれぞれ判断するために保存する(S13)。
図7は、CPU21が携帯電話機の移動/停止を判定してモード切替えを行うため手順を示したフロー図である。先ず、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値の時間的変動を計算する(S21)。CPU21では、一定時間間隔でRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値を計算しているので、これらの時系列データを用いて一定時間内での変動幅を計算する。
RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値の変動幅と予め定めた閾値Aとを比較する(S22)。定点受信時であっても、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値は、ある程度は変動することが予想される。そのため、閾値Aは定点受信時の変動幅を考慮した値に設定する。
ステップS22での判定の結果、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値の変動幅が、閾値Aよりも大きい場合は、携帯電話機が移動していて移動受信中である判定する(S23)。ステップS23で移動受信中であると判定した場合、CPU21はテレビジョンチューナモジュール1に受信感度優先モードを設定する(S24)。本実施の形態では、CPU21から復調器20を介してオン制御信号を受けたドライバ14が低雑音増幅器3をオン動作させることになる。なお、既に受信感度優先モードに設定されている場合は、当該モードを継続することになる。
これにより、高周波増幅器5の前段で低雑音増幅器3が微弱なテレビジョン信号を増幅するので、消費電力は増大するが受信感度は上げられることとなる。
一方、ステップS22においてRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値の変動幅が、閾値Aよりも小さいと判定した場合、携帯電話機が停止して定点受信中である判定する(S25)。この場合、直ぐに省電力モードへ移行しても良いが、本実施の形態では希望波に対する妨害波の大きさを判定し、さらにS/N値の時間的変動を判定する。
ステップS12(図6)で計算したRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値と閾値Bとを比較する(S26)。希望波に対する妨害波が大きい場合、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値が大きな値を示す。例えば、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値が20dBよりも大きい場合は希望波に対する妨害波が大きいと判定し、省電力モードへは移行せずに受信感度優先モードへ移行する(S24)。希望波に対する妨害波が大きい状態で省電力モードへ移行すると受信性能が低下する。本実施の形態では、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値から希望波に対する妨害波の影響の大きさまで判断し、受信性能が所望レベルよりも低下する可能性があれば受信感度優先モードを設定するようにしている。
ステップS26でRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値と閾値Bよりも小さい場合は、最新のS/N値から所定時間遡る時系列データからS/N値の時間的な変動幅を計算する(S27)。算出したS/N値の変動幅と閾値Cとを比較する(S28)。S/N値の変動幅が閾値Cよりも大きい場合は、CPU21はテレビジョンチューナモジュール1に受信感度優先モードを設定する(S24)。なお、S/N値の変動幅と閾値Cとを比較するのではなく、S/N値と閾値Cとを比較するようにしても良い。
このように、S/N値の変動幅(又はS/N値自体)が大きく低雑音増幅器3をオフスルーすることにより受信状況が許容範囲を下回るような場合には、停止中であっても受信感度優先モードを設定して受信性能の低下を抑制するものとした。
ステップS28でS/N値の変動幅が閾値Cよりも小さいと判定された場合、さらに現在のRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)が中電界領域(例えば、−70dBm〜−40dBm)に入っているか否か判定する(S29)。RF入力レベル(Pin)及びIF入力レベル(Pin’)が強電界(例えば、−20dBm以上)であるときに省電力モードを設定して電流を下げ過ぎると歪が生じる恐れがあるからである。また、RF入力レベル(Pin)及びIF入力レベル(Pin’)が弱電界(例えば、−70dBm未満)であるときに省電力モードを設定して電流を下げたのでは受信性能が許容値を下回るため好ましくない。このため、本実施の形態ではRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)が中電界の場合にだけ省電力モードに設定することとした。
ステップS29において、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)が中電界領域内と判定した場合は、CPU21はテレビジョンチューナモジュール1に省電力モードを設定する(S30)。本実施の形態ではCPU21から復調器20経由でドライバ14にオフ制御信号を与え、ドライバ14が低雑音増幅器3の制御端子にオフ制御信号を与えて低雑音増幅器3がオフスルーとなるように制御する。
一方、ステップS29において、中電界領域外と判定した場合は、ステップS24へ移行して受信感度優先モードに設定する。
このように本実施の形態によれば、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値の時間的変動から移動/停止を判定できるので、テレビジョンチューナモジュール1を定点受信又は移動受信のそれぞれに適した動作状態に制御することができる。特に、消費電力の少ない省電力モードと相対的に消費電力は大きいが受信感度の高い受信感度優先モードとを設定可能で、移動/停止の判定結果に対応してモード切替えするようにしたので携帯電話機のバッテリー消費を抑えることができる。
また、停止判定した場合であってもRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値が閾値Bよりも大きい場合は、受信感度優先モードを選択するようにしたので、希望波に対する妨害波が大きい場合にまで省電力モードを設定して受信性能が低下するといった不具合を防止できる。
また、停止判定した場合であってもS/N値の時間的変動が閾値Cよりも大きい場合は、受信感度優先モードを選択するようにしたので、希望波に対する妨害波が大きい場合にまで省電力モードを設定して受信性能が低下するといった不具合を防止できる。
また、停止判定した場合であってもRF入力レベル(Pin)及びIF入力レベル(Pin’)が強電界又は弱電界である場合には受信感度優先モードを選択するようにしたので、受信レベルが強電界である状態で電流を減じることによる歪の発生を防止でき、また受信レベルが弱電界である状態で電流を減じることによる受信感度の低下を防止できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、以上の説明では低雑音増幅器3のオフスルー機能のオン/オフで受信感度優先モードと省電力モードとを切り替え可能にしたが、低消費電力にする機能はチューナによって異なるので機能内容に応じて種々変形実施可能である。
また、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値と閾値Bとの比較(S26)を、停止判定の後で行っているがステップS12でRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値を計算した時点で実行するようにしても良い。
また、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値の時間的変動とS/N値の時間的変動(又はS/N値自体)との組み合わせから、受信感度優先モードと省電力モードとの切替えを判断するように構成してもよい。この場合、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値を用いて判断される妨害波の大きさは考慮されないことになるが判断ステップ数を減じて演算負荷を低減できる効果がある。
また、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値の時間的変動とRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値との組み合わせから、受信感度優先モードと省電力モードとの切替えを判断するように構成してもよい。この場合、S/N値の時間的変動は考慮されないことになるが判断ステップ数を減じて演算負荷を低減できる効果がある。
また、RF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値の時間的変動だけで受信感度優先モードと省電力モードとの切替えを判断するように構成してもよい。この場合、S/N値の時間的変動並びにRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差の絶対値は考慮されないこととなるが、判定処理の簡素化を図ることができる。
また、以上の説明では、CPU21においてルックアップテーブル23を参照してRF AGC制御電圧及びIF AGC制御電圧をRF入力レベル(Pin:換算RFレベル)及びIF入力レベル(Pin’:換算IFレベル)に変換しているが、変換せずにRF AGC制御電圧及びIF AGC制御電圧をそのまま用いるようにしても良い。この場合、ルックアップテーブル23を参照する必要は無くなり、復調器20側のレジスタ値をそのまま使用することになる。
本発明は、携帯電話機等の移動体に内蔵される移動体用テレビジョンチューナに適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る移動体用テレビジョンチューナの全体構成図 上記実施の形態における復調器の機能ブロック図 (a)高周波増幅器のRF AGCカーブの概略図、(b)中間周波増幅器のIF AGCカーブの概略図 RF AGC制御電圧と換算RFレベル、IF AGC制御電圧と換算IFレベルとの関係を示す数値例の図 上記実施の形態におけるルックアップテーブルのテーブル構成図 上記実施の形態におけるRF入力レベル(Pin)とIF入力レベル(Pin’)との差を計算するフロー図 上記実施の形態におけるモード切替動作を示すフロー図 従来のデジタルテレビジョンチューナの構成図
符号の説明
1 テレビジョンチューナモジュール
2 入力端
3 低雑音増幅器
4 バンドパスフィルタ
5 高周波増幅器
6 第1の混合器
7 第2の混合器
8 局部発振器
9 移相器
11 バンドパスフィルタ
12 中間周波増幅器
13、16 ローパスフィルタ
14 ドライバ
15 ピーク検波器
20 復調器
21 CPU
22 ルックアップテーブル
31,34 AD変換器
32 AGC制御部
39 S/N演算部

Claims (5)

  1. 所望の受信感度を実現する第1の動作モードと、前記第1の動作モードに対して消費電力が小さく受信感度が低い第2の動作モードと、を設定可能に構成された移動体用テレビジョンチューナであって、
    アンテナから供給される受信信号を増幅する高周波増幅器と、
    前記高周波増幅器で増幅された受信信号を中間周波数に変換する混合器と、
    前記混合器から出力される受信信号から希望波を抽出する中間周波フィルタと、
    前記中間周波フィルタから出力される希望波を増幅する中間周波増幅器と、
    前記高周波増幅器より後段かつ前記中間周波増幅器より前段受信信号の信号強度を検波する第1の検波手段と、
    前記中間周波増幅器より後段の受信信号の信号強度を検波する第2の検波手段と、
    前記第1の検波手段の検波値に基づいて生成された第1のAGC制御電圧を前記高周波増幅器に印加して当該高周波増幅器の出力レベルを所定値に制御する第1のAGC制御手段と、
    前記第2の検波手段の検波値に基づいて生成された第2のAGC制御電圧を前記中間周波増幅器に印加して当該中間周波増幅器の出力レベルを所定値に制御する第2のAGC制御手段と、
    前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差を所定時間間隔で計算して当該計算値の時間的変動幅が第一の閾値よりも大きい場合は移動の判定を行い、当該計算値の時間的変動幅が前記第一の閾値よりも小さい場合は停止の判定を行う制御手段と、
    を具備し
    前記制御手段は、判定結果が移動であった場合は前記第1の動作モードを設定し、判定結果が停止であった場合は前記第2の動作モードを設定することを特徴とする移動体用テレビジョンチューナ。
  2. 前記制御手段は、前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値の時間的変動幅が前記第一の閾値よりも小さく、かつ前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値が第二の閾値よりも大きい場合、前記停止の判定にかかわらず、の動作モードを設定することを特徴とする請求項記載の移動体用テレビジョンチューナ。
  3. 前記制御手段は、前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値の時間的変動幅が前記第一の閾値より小さく、かつ前記中間周波増幅器から出力された受信信号のS/N値の時間的変動幅第三の閾値よりも大きい場合、前記停止の判定にかかわらず、の動作モードを設定することを特徴とする請求項記載の移動体用テレビジョンチューナ。
  4. 前記制御手段は、前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値の時間的変動幅が前記第一の閾値よりも小さく、かつ前記高周波増幅器の入力レベルと前記中間周波増幅器の入力レベルとの差の絶対値が第二の閾値よりも大きく、さらに前記中間周波増幅器から出力された受信信号のS/N値の時間的変動幅第三の閾値よりも大きい場合、前記停止の判定にかかわらず、の動作モードを設定することを特徴とする請求項記載の移動体用テレビジョンチューナ。
  5. 前記制御手段は、前記高周波増幅器の入力レベルの代わりに第1のAGC制御電圧、前記中間周波増幅器の入力レベルの代わりに第2のAGC制御電圧を用いることを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の移動体用テレビジョンチューナ。
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