JPH1084313A - 送信電力制御装置 - Google Patents
送信電力制御装置Info
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- JPH1084313A JPH1084313A JP8238867A JP23886796A JPH1084313A JP H1084313 A JPH1084313 A JP H1084313A JP 8238867 A JP8238867 A JP 8238867A JP 23886796 A JP23886796 A JP 23886796A JP H1084313 A JPH1084313 A JP H1084313A
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- Japan
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- transmission power
- moving speed
- power control
- fluctuation
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Transmitters (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定な動作の送信電力制御ができる送信電力
制御装置を提供する。 【解決手段】 受信電力の変動を検出するＡＧＣ回路１
０３と、ＡＧＣ回路１０３の出力信号に基づいて移動局
の移動速度を判定する移動速度判定部１１１と、移動速
度判定部１１１により判定された移動速度に応じて選択
される低速用ＬＰＦ１０９及び高速用ＬＰＦ１１０と、
低速用ＬＰＦ１０９又は高速用ＬＰＦ１１０を介してＡ
ＧＣ回路１０３の出力信号が入力され、少なくともその
入力信号に基づいて送信電力の制御を行う電力制御部１
０１とを備えた。
制御装置を提供する。 【解決手段】 受信電力の変動を検出するＡＧＣ回路１
０３と、ＡＧＣ回路１０３の出力信号に基づいて移動局
の移動速度を判定する移動速度判定部１１１と、移動速
度判定部１１１により判定された移動速度に応じて選択
される低速用ＬＰＦ１０９及び高速用ＬＰＦ１１０と、
低速用ＬＰＦ１０９又は高速用ＬＰＦ１１０を介してＡ
ＧＣ回路１０３の出力信号が入力され、少なくともその
入力信号に基づいて送信電力の制御を行う電力制御部１
０１とを備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
（以下、ＣＤＭＡという）通信、特にパーソナル通信シ
ステム（ＰＣＳ）及びディジタルセルラ等の移動通信シ
ステムにおける送信電力制御装置に関するものである。
（以下、ＣＤＭＡという）通信、特にパーソナル通信シ
ステム（ＰＣＳ）及びディジタルセルラ等の移動通信シ
ステムにおける送信電力制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のＣＤＭＡに関する文献と
して、［Andrew J.Viterbi, "CDMA-Principles of Spre
ad Spectrum Communication",Addison Wesley,1995. ］
があった。このようなＣＤＭＡでは各移動局は同じ周波
数帯域を共有して使用し、その代わり各移動局からの送
信信号は、各移動局に固有に割り当てられた拡散符号に
より識別されるものである。
して、［Andrew J.Viterbi, "CDMA-Principles of Spre
ad Spectrum Communication",Addison Wesley,1995. ］
があった。このようなＣＤＭＡでは各移動局は同じ周波
数帯域を共有して使用し、その代わり各移動局からの送
信信号は、各移動局に固有に割り当てられた拡散符号に
より識別されるものである。
【０００３】また、上記の文献においては、自動利得制
御回路（以下、ＡＧＣ回路という）に基づいてオープン
ループの電力制御が構成されることが示されており、ま
た、クローズドループの電力制御は通信先から送信され
る電力制御の指示に対して、電力を調整して送信するこ
とが示されている。特に上記文献においては上り回線を
制御する目的であり、基地局から送信されるパワーコン
トロールビットの”１”／”０”対応して、送信電力の
「上げ」／「下げ」を行っている。
御回路（以下、ＡＧＣ回路という）に基づいてオープン
ループの電力制御が構成されることが示されており、ま
た、クローズドループの電力制御は通信先から送信され
る電力制御の指示に対して、電力を調整して送信するこ
とが示されている。特に上記文献においては上り回線を
制御する目的であり、基地局から送信されるパワーコン
トロールビットの”１”／”０”対応して、送信電力の
「上げ」／「下げ」を行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、従来の
送信電力制御方法では、ＡＧＣ回路は移動端末の移動す
る速度に応じて変化するフェージングを補償するために
構成されており、その動作の高速性が要求されている。
送信電力制御方法では、ＡＧＣ回路は移動端末の移動す
る速度に応じて変化するフェージングを補償するために
構成されており、その動作の高速性が要求されている。
【０００５】例えば、キャリア周波数２[GHz] のとき時
速５０[km/h]で移動している移動局が受信するフェージ
ング周波数は約９０[Hz]であり、一方、オープンループ
送信電力制御に用いられるＡＧＣ出力信号は短区間変動
中央値を補償することが目的であるので高速に変動して
しまっては回路の動作が不安定になるので、時速時速５
０[km/h]においては短区間変動中央値は約３[Hz]程度の
速度で変化する。これにより従来ではこの周波数帯域の
差により動作が不安定になるという問題点があった。
速５０[km/h]で移動している移動局が受信するフェージ
ング周波数は約９０[Hz]であり、一方、オープンループ
送信電力制御に用いられるＡＧＣ出力信号は短区間変動
中央値を補償することが目的であるので高速に変動して
しまっては回路の動作が不安定になるので、時速時速５
０[km/h]においては短区間変動中央値は約３[Hz]程度の
速度で変化する。これにより従来ではこの周波数帯域の
差により動作が不安定になるという問題点があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る送信電力制
御装置は、少なくとも１つの基地局と複数の移動局との
間で通信を行う、無線通信システムにおける送信電力制
御装置において、受信電力の変動を検出する受信電力変
動検出手段と、受信電力変動検出手段の出力信号に基づ
いて移動局の移動速度を判定する移動速度判定手段と、
移動速度判定手段により判定された移動速度に応じて帯
域が変化する低域通過手段と、低域通過手段を介して受
信電力変動検出手段の出力信号が入力され、少なくとも
その入力信号に基づいて送信電力の制御を行う電力制御
手段とを備えるものである。
御装置は、少なくとも１つの基地局と複数の移動局との
間で通信を行う、無線通信システムにおける送信電力制
御装置において、受信電力の変動を検出する受信電力変
動検出手段と、受信電力変動検出手段の出力信号に基づ
いて移動局の移動速度を判定する移動速度判定手段と、
移動速度判定手段により判定された移動速度に応じて帯
域が変化する低域通過手段と、低域通過手段を介して受
信電力変動検出手段の出力信号が入力され、少なくとも
その入力信号に基づいて送信電力の制御を行う電力制御
手段とを備えるものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】この実施の形態は、ＡＧＧ出力信
号に低域フィルタを通した信号をオープンループ送信電
力制御装置の入力信号とし、その変動を補償し、さらに
低域フィルタの制限帯域を、受信電力のドップラー周波
数から求めた移動速度によって変化させるようにして、
オープンループの電力制御の安定性が得るようにしたも
のである。
号に低域フィルタを通した信号をオープンループ送信電
力制御装置の入力信号とし、その変動を補償し、さらに
低域フィルタの制限帯域を、受信電力のドップラー周波
数から求めた移動速度によって変化させるようにして、
オープンループの電力制御の安定性が得るようにしたも
のである。
【０００８】まず、この実施の形態の送信電力制御装置
の概要について説明する。従来から、移動通信における
問題の一つとして伝搬環境による受信信号の変動が知ら
れており、受信信号の変動はその変動速度に応じて幾つ
かの原因が調査されている。特に変調周波数帯と移動速
度の比に応じて、その変動速度の範囲が決まるレイリー
フェージング、伝搬環境により無線伝搬路が不連続的に
変化することから生じるシャドーイングロス、及び、距
離による無線伝搬の損失である距離変動の３種類に分類
されている。
の概要について説明する。従来から、移動通信における
問題の一つとして伝搬環境による受信信号の変動が知ら
れており、受信信号の変動はその変動速度に応じて幾つ
かの原因が調査されている。特に変調周波数帯と移動速
度の比に応じて、その変動速度の範囲が決まるレイリー
フェージング、伝搬環境により無線伝搬路が不連続的に
変化することから生じるシャドーイングロス、及び、距
離による無線伝搬の損失である距離変動の３種類に分類
されている。
【０００９】ここで、距離変動については、送信地点と
受信地点間の距離に依存するものであり、変動速度はほ
とんど伴わないものとして扱うことができるが、レイリ
ーフェージングとシャドーイングロスについては、各
々、移動速度５０[km/h]に対して、約９０[Hz]と約３[H
z]の範囲の変動周波数を持っている。
受信地点間の距離に依存するものであり、変動速度はほ
とんど伴わないものとして扱うことができるが、レイリ
ーフェージングとシャドーイングロスについては、各
々、移動速度５０[km/h]に対して、約９０[Hz]と約３[H
z]の範囲の変動周波数を持っている。
【００１０】そして、これらの対策として、送信電力制
御の方法が提案されているが、レイリーフェージングの
対策としては、クローズドループの送信電力制御、シャ
ドーイングロスの対策としてオープンループの送信電力
制御が行われている。
御の方法が提案されているが、レイリーフェージングの
対策としては、クローズドループの送信電力制御、シャ
ドーイングロスの対策としてオープンループの送信電力
制御が行われている。
【００１１】このクローズドループの送信電力制御は、
相手側が受信信号によって、送信側に送信信号の「上
げ」、「下げ」を逆回線を用いて指示し、その指示に応
じて送信電力の調整を行うものであり、オープンループ
の送信電力制御は受信信号の変化に応じて送信電力の調
整を行うもので、特に受信信号の強度を変動を補償する
ＡＧＣ回路に基づいて構成されているものである。
相手側が受信信号によって、送信側に送信信号の「上
げ」、「下げ」を逆回線を用いて指示し、その指示に応
じて送信電力の調整を行うものであり、オープンループ
の送信電力制御は受信信号の変化に応じて送信電力の調
整を行うもので、特に受信信号の強度を変動を補償する
ＡＧＣ回路に基づいて構成されているものである。
【００１２】オープンループの送信電力制御におけるＡ
ＧＣ回路は、基本的にアナログ／デジタル変換において
そのダイナミックレンジの有効な範囲内に信号電力が収
まるような補償回路の役割をなしており、この場合の変
動の想定は主にレイリーフェージングによるものであ
る。
ＧＣ回路は、基本的にアナログ／デジタル変換において
そのダイナミックレンジの有効な範囲内に信号電力が収
まるような補償回路の役割をなしており、この場合の変
動の想定は主にレイリーフェージングによるものであ
る。
【００１３】このような回路の動作速度はレイリーフェ
ージングに応じた設計がなされる必要があり、オープン
ループの送信電力制御ではＡＧＣ回路の利得分を送信利
得として、送信電力に加えて送信を行うが、このままで
は約３[Hz]の範囲の変動周波数に対して、３０倍程の約
９０[Hz]の変動周波数に対応した信号なので、このま
ま、動作させた場合、不安定になってしまうので、この
実施の形態では、ＡＧＣ回路のからオープンループ送信
電力制御装置への入力信号の周波数帯域を低域フィルタ
を用いて制限するようにしている。
ージングに応じた設計がなされる必要があり、オープン
ループの送信電力制御ではＡＧＣ回路の利得分を送信利
得として、送信電力に加えて送信を行うが、このままで
は約３[Hz]の範囲の変動周波数に対して、３０倍程の約
９０[Hz]の変動周波数に対応した信号なので、このま
ま、動作させた場合、不安定になってしまうので、この
実施の形態では、ＡＧＣ回路のからオープンループ送信
電力制御装置への入力信号の周波数帯域を低域フィルタ
を用いて制限するようにしている。
【００１４】更に、ＡＧＣ回路の入力と出力を比較する
ことでレイリーフェージングの周波数を得るようにし、
そこから移動速度の概算を計算し、この移動速度から、
低域フィルタを複数用意し、移動速度に適応したフィル
タを選択することで送信電力の調整を的確に行うことを
できるようにしている。
ことでレイリーフェージングの周波数を得るようにし、
そこから移動速度の概算を計算し、この移動速度から、
低域フィルタを複数用意し、移動速度に適応したフィル
タを選択することで送信電力の調整を的確に行うことを
できるようにしている。
【００１５】次に、この実施の形態の詳細について説明
する。図１は、本発明の一実施の形態に係る送信電力制
御装置の構成を示すブロック図である。図において、１
０１はアンテナ、１０２はＡＧＣ回路、１０３は復調
部、１０４はアナログ／デジタル（Ａ／Ｄ）変換器、１
０５は逆拡散部、１０６は拡散部、１０７は変調部、１
０８は電力制御部、１０９は低速用ローパスフィルタ
（ＬＰＦ）、１１０は低速用ローパスフィルタ（ＬＰ
Ｆ）、１１１は移動速度判定部である。
する。図１は、本発明の一実施の形態に係る送信電力制
御装置の構成を示すブロック図である。図において、１
０１はアンテナ、１０２はＡＧＣ回路、１０３は復調
部、１０４はアナログ／デジタル（Ａ／Ｄ）変換器、１
０５は逆拡散部、１０６は拡散部、１０７は変調部、１
０８は電力制御部、１０９は低速用ローパスフィルタ
（ＬＰＦ）、１１０は低速用ローパスフィルタ（ＬＰ
Ｆ）、１１１は移動速度判定部である。
【００１６】まず、アンテナ１０１で受信した信号はＡ
ＧＣ回路１０２により増幅又は減衰がかけられ、その出
力は復調部１０３によりキャリア周波数から拡散帯域ま
で復調される。ここで、ＡＧＣ回路１０３からは増幅又
は減衰に応じたオープンループ制御信号が出力されてお
り、このオープンループ制御信号はアナログ信号となっ
ている。
ＧＣ回路１０２により増幅又は減衰がかけられ、その出
力は復調部１０３によりキャリア周波数から拡散帯域ま
で復調される。ここで、ＡＧＣ回路１０３からは増幅又
は減衰に応じたオープンループ制御信号が出力されてお
り、このオープンループ制御信号はアナログ信号となっ
ている。
【００１７】そして、復調部１０３により拡散帯域まで
落とされたデータ信号は、Ａ／Ｄ変換器１０４によりア
ナログ信号からデジタル信号化され、このデジタル信号
は逆拡散部１０５により、拡散帯域の信号からベースバ
ンド帯域の信号に変換され、出力データとなる。
落とされたデータ信号は、Ａ／Ｄ変換器１０４によりア
ナログ信号からデジタル信号化され、このデジタル信号
は逆拡散部１０５により、拡散帯域の信号からベースバ
ンド帯域の信号に変換され、出力データとなる。
【００１８】ここで、逆拡散部１０５ではクローズドル
ープの電力制御指示の信号が復調されているのでこのデ
ータは送信側の電力制御部１０８に送られており、これ
をクローズドループ制御信号としている。このクローズ
ドループ制御信号は、オープンループ制御信号と異なり
デジタル信号となっている。
ープの電力制御指示の信号が復調されているのでこのデ
ータは送信側の電力制御部１０８に送られており、これ
をクローズドループ制御信号としている。このクローズ
ドループ制御信号は、オープンループ制御信号と異なり
デジタル信号となっている。
【００１９】一方、デジタル信号である入力データは拡
散部１０６により拡散変調され、拡散帯域にまで変調さ
れ、この拡散されたデータは変調部１０７によりキャリ
ア周波数帯にまで変調される。
散部１０６により拡散変調され、拡散帯域にまで変調さ
れ、この拡散されたデータは変調部１０７によりキャリ
ア周波数帯にまで変調される。
【００２０】また、クローズドループ制御信号はデジタ
ル信号で、１ビットが充てられ、それは「上げろ」、
「下げろ」の指示を与えており、この指示系列に応じ
て、電力制御の上げ幅、下げ幅は決定され、この操作は
電力制御部１０８により規定されている。
ル信号で、１ビットが充てられ、それは「上げろ」、
「下げろ」の指示を与えており、この指示系列に応じ
て、電力制御の上げ幅、下げ幅は決定され、この操作は
電力制御部１０８により規定されている。
【００２１】また、オープンループ制御信号はアナログ
信号であり、この変化の度合は、実際、送受信体の移動
から生じるレイリーフェージングによるものであり、そ
の変化を観測することによって移動速度の概算が求めら
れるものである。すなわち、レイリーフェージングによ
る信号電力の減衰する周期の平均を求めることから移動
速度の槻算が得られ、この概算速度は移動速度判定部１
１１により求めている。
信号であり、この変化の度合は、実際、送受信体の移動
から生じるレイリーフェージングによるものであり、そ
の変化を観測することによって移動速度の概算が求めら
れるものである。すなわち、レイリーフェージングによ
る信号電力の減衰する周期の平均を求めることから移動
速度の槻算が得られ、この概算速度は移動速度判定部１
１１により求めている。
【００２２】また、オープンループ制御での対象となる
シャドーイングロスは、レイリーフェージングの変化と
比較し遅い変化であり、よってオープンループ制御信号
に低域フィルタを通した信号を電力制御部１０８に入力
し、電力制御部１０８はそのレベルの変化を補償するよ
うになっている。
シャドーイングロスは、レイリーフェージングの変化と
比較し遅い変化であり、よってオープンループ制御信号
に低域フィルタを通した信号を電力制御部１０８に入力
し、電力制御部１０８はそのレベルの変化を補償するよ
うになっている。
【００２３】しかし、シャドーイングロスの変化を規定
する帯域は移動速度により制限されるので、移動速度判
定部１１１により、速度に応じて低域フィルタを選択す
るようにしており、図１では、低速用低域フィルタ１０
９と高速用低域フィルタ１１０を用いて、高速移動時に
比較して低速移動時は、より帯域の狭いフィルタを用い
ている。
する帯域は移動速度により制限されるので、移動速度判
定部１１１により、速度に応じて低域フィルタを選択す
るようにしており、図１では、低速用低域フィルタ１０
９と高速用低域フィルタ１１０を用いて、高速移動時に
比較して低速移動時は、より帯域の狭いフィルタを用い
ている。
【００２４】ここで、低速用低域フィルタ１０９と高速
用低域フィルタ１１０から出力される信号は高周波成分
が重畳されていない信号となるので、信号の値が安定し
ていて、シャドーイングロスの補償を安定して行うこと
が可能となっている。
用低域フィルタ１１０から出力される信号は高周波成分
が重畳されていない信号となるので、信号の値が安定し
ていて、シャドーイングロスの補償を安定して行うこと
が可能となっている。
【００２５】この実施の形態では、オープンループ送信
電力制御装置の入力信号として、移動速度に応じて帯域
を制限した低域フィルタを通したＡＧＣ回路出力信号を
用いるようにしたので、安定な動作の送信電力制御がで
き、これにより送信電力制御の精度を向上させ、他局に
及ぼす干渉を減少させ、そして、自局のビット誤り率を
減少させることが可能となる。
電力制御装置の入力信号として、移動速度に応じて帯域
を制限した低域フィルタを通したＡＧＣ回路出力信号を
用いるようにしたので、安定な動作の送信電力制御がで
き、これにより送信電力制御の精度を向上させ、他局に
及ぼす干渉を減少させ、そして、自局のビット誤り率を
減少させることが可能となる。
【００２６】なお、この実施の形態では、低速用ＬＰ
Ｆ、高速用ＬＰＦの２つのＬＰＦを使用しているが、２
つ以上するようにしてもよい。また、ＬＰＦを移動速度
により可変するＬＰＦを１つ使用するようにしてもよ
い。
Ｆ、高速用ＬＰＦの２つのＬＰＦを使用しているが、２
つ以上するようにしてもよい。また、ＬＰＦを移動速度
により可変するＬＰＦを１つ使用するようにしてもよ
い。
【００２７】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、受信電
力変動検出手段により、受信電力の変動を検出し、移動
速度判定手段により、受信電力変動検出手段の出力信号
に基づいて移動局の移動速度を判定し、移動速度判定手
段により判定された移動速度に応じて帯域が変化する低
域通過手段を介して受信電力変動検出手段の出力信号が
入力される電力制御手段により、少なくともその入力信
号に基づいて送信電力の制御を行うようにしたので、安
定な動作の送信電力制御ができ、これにより送信電力制
御の精度を向上させ、他局に及ぼす干渉を減少させ、そ
して、自局のビット誤り率を減少させることができると
いう効果を有する。
力変動検出手段により、受信電力の変動を検出し、移動
速度判定手段により、受信電力変動検出手段の出力信号
に基づいて移動局の移動速度を判定し、移動速度判定手
段により判定された移動速度に応じて帯域が変化する低
域通過手段を介して受信電力変動検出手段の出力信号が
入力される電力制御手段により、少なくともその入力信
号に基づいて送信電力の制御を行うようにしたので、安
定な動作の送信電力制御ができ、これにより送信電力制
御の精度を向上させ、他局に及ぼす干渉を減少させ、そ
して、自局のビット誤り率を減少させることができると
いう効果を有する。
【図１】本発明の一実施の形態に係る送信電力制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
１０１ アンテナ １０２ ＡＧＣ回路（受信電力変動検出手段） １０３ 復調部 １０４ アナログ／デジタル（Ａ／Ｄ）変換器 １０５ 逆拡散部 １０６ 拡散部 １０７ 変調部 １０８ 電力制御部 １０９ 低速用ローパスフィルタ（ＬＰＦ）（低域通過
手段） １１０ 低速用ローパスフィルタ（ＬＰＦ）（低域通過
手段） １１１ 移動速度判定部
手段） １１０ 低速用ローパスフィルタ（ＬＰＦ）（低域通過
手段） １１１ 移動速度判定部
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも１つの基地局と複数の移動局
との間で通信を行う、無線通信システムにおける送信電
力制御装置において、 受信電力の変動を検出する受信電力変動検出手段と、 前記受信電力変動検出手段の出力信号に基づいて前記移
動局の移動速度を判定する移動速度判定手段と、 前記移動速度判定手段により判定された移動速度に応じ
て帯域が変化する低域通過手段と、 前記低域通過手段を介して前記受信電力変動検出手段の
出力信号が入力され、少なくともその入力信号に基づい
て送信電力の制御を行う電力制御手段とを備えることを
特徴とする送信電力制御装置。 - 【請求項２】 少なくとも１つの基地局と複数の移動局
との間で通信を行う、無線通信システムにおける送信電
力制御装置において、 受信電力の変動を検出する受信電力変動検出手段と、 前記受信電力変動検出手段の出力信号に基づいて前記移
動局の移動速度を判定する移動速度判定手段と、 前記移動速度判定手段により判定された移動速度に応じ
て選択される少なくとも２つの低域通過手段と、 前記選択された低域通過手段を介して前記受信電力変動
検出手段の出力信号が入力され、少なくともその入力信
号に基づいて送信電力の制御を行う電力制御手段とを備
えることを特徴とする送信電力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8238867A JPH1084313A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 送信電力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8238867A JPH1084313A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 送信電力制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084313A true JPH1084313A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17036442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8238867A Pending JPH1084313A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 送信電力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084313A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6335923B2 (en) * | 1996-09-03 | 2002-01-01 | Fujitsu Limited | Mobile communication terminal and transmission power control method therefor |
| JP2002217811A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-08-02 | Hitachi Ltd | 状態検知方法、状態検知装置、移動端末装置及び移動状態観察システム |
| WO2005015797A1 (ja) * | 2003-08-12 | 2005-02-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 無線通信装置およびパイロットシンボル伝送方法 |
| KR100606688B1 (ko) * | 1999-09-29 | 2006-07-31 | 엘지전자 주식회사 | 코드 분할 다중 접속 방식의 전력 제어 장치 |
| JP2007174099A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Alps Electric Co Ltd | 移動体用テレビジョンチューナ |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP8238867A patent/JPH1084313A/ja active Pending
Cited By (10)
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