JP4135542B2 - 無線通信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェージング等によって受信信号の信号強度が変化する移動体通信等に使用して好適な無線通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、無線通信機では、高周波信号(受信信号)から中間周波信号にダウンコンバートするミキサや信号を検波する直交検波器等の前段には、受信信号を増幅する低雑音増幅器(以下、LNAという)を設けている。そして、従来技術による無線通信機として、LNAにはバイパス経路を並列接続すると共に、該バイパス経路を接続/遮断するスイッチを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−28066号公報
【0004】
そして、従来技術では、受信信号の信号強度(電界強度)が小さいときにはスイッチを開成してLNAによって信号を増幅し、信号強度が大きいときにはスイッチを閉成してLNAをバイパスさせていた。また、従来技術では、受信信号の信号強度に対してヒステリシスをもってスイッチを開成、閉成させ、頻繁なスイッチの開成、閉成に伴うスイッチングノイズを低減していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による無線通信機では、受信信号の強度が十分に大きいときに、例えばフェージング等によって受信信号の強度が瞬間的に急激に落ち込む(例えば10〜20dB程度)ことがある。このとき、受信信号の信号強度に応じてスイッチを開成、閉成させるから、スイッチが瞬間的に開成、閉成を繰返してスイッチングノイズが発生する傾向がある。
【0006】
これに対して、従来技術では、受信信号の信号強度に対してヒステリシスをもってスイッチを開成、閉成させていた。しかし、この場合、フェージングによるスイッチングを回避するためには、ヒステリシス幅をフェージングによる信号強度の変動幅よりも大きく設定しておく必要があり、最適な受信系の利得が得られなくなると共に、雑音指数(NF)の増加や飽和を招き受信感度を劣化させるという問題がある。
【0007】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、フェージング等によって受信信号の強度が急激に変化するときでも、受信感度を良好に保つことができる無線通信機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、受信信号を増幅する低雑音増幅器と、該低雑音増幅器をバイパスするバイパス手段と、前記受信信号の信号強度を検出する信号強度検出器と、該信号強度検出器によって検出された信号強度に応じて前記バイパス手段を用いて前記低雑音増幅器をバイパスするか否かのバイパス状態を制御するバイパス制御手段とを備えた無線通信機に適用される。
【0009】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記バイパス制御手段は、前記信号強度検出器によって検出された受信信号の信号強度と検出頻度との関係を示すヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、該ヒストグラム生成手段によるヒストグラムを用いて前記受信信号が所定の頻度よりも高頻度な信号か否かを判定する判定手段と、該判定手段によって前記受信信号が所定の頻度よりも高頻度な信号と判定したときには、互いに異なる2つの閾値をもったヒステリシスに基づいて該受信信号の信号強度に応じて前記バイパス手段によるバイパス状態を切換え、前記受信信号が所定の頻度よりも低頻度な信号と判定したときには、前記バイパス手段によるバイパス状態を現状維持するバイパス状態切換手段とによって構成したことにある。
【0010】
このように構成したことにより、フェージング等によって一時的に受信信号の信号強度が減少または増加したときでも、このときの受信信号は頻度の低い信号強度となるから、判定手段は所定の頻度よりも低い低頻度な信号と判定する。このため、バイパス状態切換手段は、バイパス手段を用いて低雑音増幅器をバイパスするか否かのバイパス状態を現状維持し、低頻度な信号が判定される以前の高頻度な信号が判定されたときのバイパス状態を保持する。これにより、バイパス手段によるバイパス状態を必要以上に切換える必要がなくなると共に、フェージングの解消時に適した状態で受信信号の利得を設定することができ、受信感度を高めることができる。
【0011】
請求項2の発明では、前記バイパス状態切換手段は、前記判定手段によって前記受信信号が低頻度な信号であると一定時間に亘って連続して判定されたときには、最後に検出された受信信号の信号強度に応じて前記バイパス手段によるバイパス状態を切換える低頻度バイパス状態切換手段を備える構成としている。
【0012】
これにより、判定手段によって低頻度な信号が長時間に亘って連続して判定されるときには、例えば無線通信機がトンネル内に移動した場合等のように受信環境が変化しているから、このような新たな受信環状に対応するように、低頻度バイパス状態切換手段を用いてバイパス手段によるバイパス状態を切換えることができる。
【0013】
請求項3の発明では、前記バイパス状態切換手段は、前記受信信号が所定の頻度よりも低頻度な信号と判定したときで、かつ該受信信号の信号強度が前記2つの閾値間を含む範囲とは異なる値となるときには、該受信信号の信号強度に応じて前記バイパス手段によるバイパス状態を切換える補助バイパス状態切換手段を備える構成としている。
【0014】
ここで、低頻度な信号であっても受信信号の信号強度が高頻度な信号の処理に用いる2つの閾値間を含む範囲とは異なる値となる場合には、受信信号の信号強度が極端に大,小しているから、そのままのバイパス状態を保持したときに通信が継続できなくなる可能性がある。これに対し、補助バイパス状態切換手段は、このような受信信号が検出されたときには、低頻度な信号であっても受信信号の信号強度に応じてバイパス手段によるバイパス状態を切換えることができる。この結果、受信信号の信号強度が極端に大きいときや小さいときには、信号強度の頻度に拘わらず受信信号の信号強度に応じた状態で低雑音増幅器を用いることができ、通信切断を防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による無線通信機を添付図面に従って詳細に説明する。
【0016】
まず、図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態を示し、図において、1は高周波信号RF(受信信号)を送信、受信するアンテナで、該アンテナ1は共用器を介して送信回路(図示せず)に接続されると共に、受信回路を構成する後述のLNA3に接続されている。
【0017】
3はアンテナ1から受信された高周波信号RFを増幅する低雑音増幅器(以下、LNA3という)で、該LNA3は、入力側が共用器2を介してアンテナ1に接続されると共に、出力端が帯域通過フィルタ4(以下、BPF4という)を介してミキサ7に接続されている。
【0018】
5はLNA3に並列接続されたバイパス手段としてのバイパス経路で、該バイパス経路5の途中には、後述のバイパス制御部17から出力される制御信号に応じて開成、閉成するスイッチ6が取付けられている。
【0019】
7は高周波信号RFを中間周波信号IFに変換するミキサで、該ミキサ7は、入力側が高周波信号RFを帯域制限するBPF4を介してLNA3に接続されると共に、局部発振信号LO1を出力する第1の局部発振器8に接続されている。また、ミキサ7の出力側は、中間周波信号IFを帯域制限する帯域通過フィルタ9(以下、BPF9という)を介して後述の中間周波信号増幅器10に接続されている。そして、ミキサ7は、高周波信号RFと局部発振信号LO1とを混合して中間周波信号IFにダウンコンバートすると共に、中間周波信号IFを中間周波信号増幅器10に向けて出力している。
【0020】
10は中間周波信号IFを増幅する中間周波信号増幅器で、該中間周波信号増幅器10は、入力側がBPF9を介してミキサ7に接続されると共に、出力側が後述の直交検波器11に接続されている。そして、中間周波信号増幅器10は、例えば図3に示すように、後述のバイパス制御部17から出力される制御信号C2に比例して増幅利得が増加すると共に、増幅した中間周波信号IFを直交検波器11に向けて出力している。
【0021】
11は中間周波信号IFに対して直交検波を行う直交検波器で、該直交検波器11は、ミキサ11A,11Bとπ/2移相器11Cとによって構成され、ミキサ11Aは第2の局部発振器12に接続されると共に、ミキサ11Bはπ/2移相器11Cを介して第2の局部発振器12に接続されている。そして、ミキサ11Aは、中間周波信号IFと局部発振器12による局部発振信号LO2とを混合してI信号(同相信号)を出力すると共に、ミキサ11Bは中間周波信号IFとπ/2移相器11Cを通過した局部発振信号LO2とを混合してQ信号(直交信号)を出力している。
【0022】
13,14に検波されたI信号とQ信号から不要成分を除く低域通過フィルタ(以下、LPF13,14という)で、該LPF13,14は、入力側が直交検波器11のミキサ11A,11Bにそれぞれ接続されると共に、出力側が後述の復調回路15に接続されている。
【0023】
15はLPF13,14を介して直交検波器11に接続された復調回路で、該復調回路15は、I信号とQ信号からQPSKデータ信号等のベースバンド信号(ディジタル信号)を復調している。そして、復調回路15は、後述の受信電力検出部16およびバイパス制御部17を備えている。
【0024】
16は受信信号の信号強度としてI信号とQ信号の信号強度を検出する受信電力検出部で、該受信電力検出部16は、入力側がLPF13,14を介してミキサ11A、11Bに接続され、出力側が後述するバイパス制御部17のヒストグラム生成部18と制御電圧出力部21とに接続されている。
【0025】
そして、受信電力検出部16は、例えば通信システムで電力制御を行う最小時間(1スロット)毎にI信号とQ信号の信号強度をこれらの二乗和を用いて検出し、このときの検出値Sn(Sn=I2+Q2)を出力する。なお、信号強度を検出する平均時間は通信システムや通信環境等に応じて任意な値に設定できるものである。
【0026】
17は受信電力検出部16に接続されたバイパス制御部で、該バイパス制御部17は、I信号とQ信号の信号強度(検出値Sn)に応じてスイッチ6の開成、閉成を制御すると共に、中間周波信号増幅器10の利得を制御している。そして、バイパス制御部17は、後述のヒストグラム生成部18、標準偏差算出部19、判定部20および制御電圧出力部21によって構成されている。
【0027】
18は受信信号の信号強度(検出値Sn)に対するヒストグラムHを生成するヒストグラム生成手段としてのヒストグラム生成部で、該ヒストグラム生成部18は、入力側が受信電力検出部16に接続されると共に、出力側が標準偏差算出部19に接続されている。そして、ヒストグラム生成部18は、予め決められた所定時間に亘って受信電力検出部16による検出値Snの頻度を記憶し、図4に示すヒストグラムHを生成する。
【0028】
なお、ヒストグラムHは例えば通信システムで固有のフレーム単位の倍数毎にリセットする構成としてもよく、リセットすることなく受信状態において常に生成する構成としてもよい。
【0029】
19は入力側がヒストグラム生成部18に接続されると共に、出力側が判定部20に接続された標準偏差算出部で、該標準偏差算出部19は、ヒストグラムHの標準偏差σを算出すると共に、検出値Snの平均値m(平均受信電力)を算出している。
【0030】
20は受信信号が高頻度な信号強度をもった信号か否かを判定する判定手段としての判定部で、該判定部20は、検出値Snが平均値mに対して標準偏差σの定数A倍の範囲(m±Aσ)内にあるか否かを判別する。そして、検出値Snがこの範囲内の値に該当するときには、受信信号は高頻度な信号であると判定し、この範囲外の値に該当するときには、受信信号は低頻度な信号であると判定する。
【0031】
なお、定数Aは例えば1よりも大きく3よりも小さい値(1<A<3)に設定され、通信機の使用環境等に応じて適宜設定されるものである。
【0032】
21はバイパス状態切換手段としての制御電圧出力部で、該制御電圧出力部21は、判定部20の判定結果と受信電力検出部16の検出値Snに基づいてバイパス経路5のスイッチ6を開,閉するための制御信号C1(制御電圧C1)を出力している。
【0033】
具体的には、制御電圧出力部21は、判定部20が受信信号を高頻度な信号と判定したときには、図5に示すヒステリシスに基づいて検出値Snに応じてバイパス経路5のスイッチ6を切換えるための制御信号C1を出力し、判定部20が受信信号を低頻度な信号と判定したときには、後述する図6のバイパス制御プログラムに示すように、バイパス経路5のスイッチ6を現状維持するための制御信号C1を出力する。また、判定部20が長時間に亘って連続して受信信号が低頻度な信号と判定したときには、最後に検出した検出値Snに応じてスイッチ6を切換えるための制御信号C1を出力する。
【0034】
また、制御電圧出力部21は、判定結果と受信電力検出部16の検出値Snに基づいて中間周波信号増幅器10に対して他の制御信号C2(制御電圧C2)を出力している。具体的には、制御電圧出力部21は、ある一定の信号強度をもったI信号、Q信号を受信電力検出部16に入力するように、中間周波信号増幅器10の増幅利得を設定する。
【0035】
これにより、制御電圧出力部21は、LNA3をバイパスするか否かを選択すると共に、中間周波信号増幅器10の増幅利得を設定している。
【0036】
本実施の形態による無線通信機は上述のように構成されるものであり、次に復調回路15によるバイパス経路5(スイッチ6)の制御について、図6に示すバイパス制御プログラムを参照しつつ説明する。
【0037】
なお、低頻度な信号が所定時間に亘って連続して検出されたか否かを判定するためのカウンタNは、予め所定の初期値N0に設定されているものとする。但し、初期値N0は1以上の整数であり、好ましくは2以上の整数である。
【0038】
まず、アンテナ1から高周波信号RFを受信すると、この高周波信号RFは、LNA3によって増幅された後にミキサ7によって中間周波信号IFにダウンコンバートされると共に、直交検波器11によってI信号、Q信号として検波される。
【0039】
そして、I信号、Q信号が復調回路15に入力されると、ステップ1では、復調回路15の受信電力検出部16を用いて、例えばI信号、Q信号との二乗和を用いて受信信号の信号強度(受信電力)を検出し、検出値Snを出力する。これにより、ヒストグラム生成部18は検出値Snを用いてヒストグラムHを生成すると共に、標準偏差算出部19はヒストグラムHの標準偏差σと検出値Snの平均値m(平均受信電力)を算出する。
【0040】
次に、ステップ2では、判定部20を用いて検出値Snが高頻度な信号か否かを判定する。具体的には、検出値Snが平均値mに対して標準偏差σの定数A倍の範囲内(m−Aσ<Sn<m+Aσ)か否かを判別することによって、受信信号が高頻度な信号か否かを判定する。
【0041】
なお、検出値Snの平均値mは、受信環境に応じて図5中の2つの閾値α,β間の範囲内にあるとき(α≦m≦β)もあり、2つの閾値α,β間の範囲外にあるとき(m<α,m>β)もある。
【0042】
そして、ステップ2で「YES」と判定したときには、検出値Snが平均値mに近い値であり、受信信号は高頻度な信号であるから、ステップ3に移って図5中のヒステリシスに基づいて検出値Snに応じてスイッチ6の開成、閉成を切換える。
【0043】
具体的には、検出値Snが第1の閾値αよりも小さいとき(Sn<α)には、スイッチ6を開成(OFF)してLNA3を用いて受信信号を増幅し、検出値Snが第2の閾値βよりも大きいとき(Sn>β)には、スイッチ6を閉成(ON)してLNA3をバイパスして受信信号を伝送し、検出値Snが閾値α以上で閾値β以下のとき(α≦Sn≦β)には、スイッチ6の開成,閉成は現状を維持する。このように、ヒステリシスをもってスイッチ6の開成,閉成を切換えることによって、検出値Snの僅かな変動によるスイッチ6の切換えを防ぐことができる。
【0044】
そして、ステップ3による切換え結果に従って、制御電圧出力部21は制御信号C1,C2を出力すると共に、ステップ4に移ってカウンタNをリセット(N=N0)し、ステップ1に移行する。
【0045】
一方、ステップ2で「NO」と判定したときには、検出値Snが平均値mに比べて大きく異なる値であり、受信信号は低頻度な信号であるから、ステップ5に移ってカウンタNを1だけ減少させ、ステップ6でカウンタNが零に達した(N=0)か否かを判定する。
【0046】
そして、ステップ6で「NO」と判定したときには、例えばフェージング等によって一時的に受信信号の信号強度(検出値Sn)が大きく変動した場合と考えられるから、ステップ7に移ってスイッチ6は切換えず、現状を維持するように制御電圧出力部21は制御信号C1を出力する。これにより、一時的に検出値Snが大きく変動したときであっても、不必要なスイッチ6に切換えを防ぐことができる。
【0047】
このとき、制御電圧出力部21は制御信号C2を用いて中間周波信号増幅器10の増幅利得を調整し、I信号、Q信号の信号強度をある一定値に保つ。そして、制御電圧出力部21によって制御信号C1,C2を出力した後には、ステップ1に移行する。
【0048】
一方、ステップ6で「YES」と判定したときには、例えば無線通信機がトンネル内に移動したときのように受信環境が変化した場合と考えられるから、このような新たな受信環境に応じてLNA3のバイパス状態を切換える。
【0049】
具体的には、検出値Snが第1の閾値αよりも小さいとき(Sn<α)には、スイッチ6を開成(OFF)してLNA3を用いて受信信号を増幅し、検出値Snが第2の閾値βよりも大きいとき(Sn>β)には、スイッチ6を閉成(ON)してLNA3をバイパスして受信信号を伝送する。
【0050】
また、検出値Snが閾値α以上で閾値β以下のとき(α≦Sn≦β)には、レベルダイヤ設計が最適となるようにスイッチ6の開成,閉成を選択する。ここで、検出値Snが2つの閾値α,β間の範囲内にある場合には、図5に示すように、LNA3は増幅と非増幅のいずれの状態も存在し得る。このため、検出値Snが閾値α,β間の範囲内にあるときには、LNA3よりも後段のインターセプタポイントIP3がLNA3によって増幅した出力電力に対して十分に高いか否かに応じてLNA3をバイパスするか否かを決定する。
【0051】
具体的には、後段のインターセプタポイントIP3がLNA3で増幅した出力電力に対して十分に高いときには、LNA3の後段で発生する歪成分が十分に低いレベルであるから、LNA3によって受信信号を増幅するようにスイッチ6を開成する。
【0052】
一方、後段のインターセプタポイントIP3がLNA3で増幅した出力電力に対して低いときには、LNA3の後段で大きなレベルの歪成分が発生して受信感度を劣化させるから、LNA3をバイパスするようにスイッチ6を閉成すると共に、中間周波信号増幅器10を用いて受信信号を増幅する。これにより、歪成分を低下させつつ受信信号の利得を確保することができ、受信感度を向上させることができる。
【0053】
そして、ステップ8で制御電圧出力部21を用いて制御信号C1,C2を出力した後には、ステップ1に移行する。
【0054】
かくして、本実施の形態では、バイパス制御部17はヒストグラム生成部18、判定部20および制御電圧出力部21を備え、制御電圧出力部21は受信信号の信号強度の頻度に応じてLNA3のバイパス状態を決定する構成としたから、例えばフェージング等によって一時的に受信信号の信号強度が減少または増加したときには、判定部20を用いてこのときの受信信号を低頻度な信号と判定することができ、制御電圧出力部21は、スイッチ6を低頻度な信号が判定される以前の状態に保持することができる。これにより、スイッチ6を必要以上に切換えることがなくなると共に、フェージングの解消時に適した状態で受信信号の利得を設定することができ、受信感度を高めることができる。
【0055】
また、受信信号の頻度に応じてLNA3をバイパスするか否かを決定するから、ヒステリシス幅W(閾値α,βの差)は通常の信号強度の変動を吸収できる程度のできるだけ小さい値に設定することができる。このため、LNA3を最適な状態で使用することができるから、受信特性を劣化させることなくスイッチ6の切換え頻度を低く抑えることができる。
【0056】
さらに、制御電圧出力部21は、図6中のステップ5,6,8に示すように、判定部20によって受信信号が低頻度な信号であると一定時間に亘って連続して判定されたときには、最後に検出された受信信号(検出値Sn)に基づいてスイッチ6によるバイパス状態を切換える構成としたから、例えば無線通信機がトンネル内に移動した場合等のように受信環境が変化したときには、このような受信環境に応じてLNA3をバイパスさせるか否かを決定することができる。この結果、定常的に受信電力が減少または増加したときであっても、LNA3および中間周波信号増幅器10の増幅利得を最適な状態に設定することができる。
【0057】
次に、図7ないし図9は第2の実施の形態による無線通信機を示し、本実施の形態の特徴は、制御電圧出力部は、受信信号が低頻度な信号である場合でも、該受信信号の信号強度が高頻度な信号の処理に用いる2つの閾値の間を含む範囲と異なる値となるときには、このときの受信信号の信号強度に応じてバイパス経路のスイッチを切換える構成としたことにある。なお、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0058】
31は本実施の形態によるバイパス状態切換手段としての制御電圧出力部で、該制御電圧出力部31は、判定部20の判定結果と受信電力検出部16の検出値Snに基づいてバイパス経路5のスイッチ6を開,閉するための制御信号C1(制御電圧C1)を出力している。
【0059】
具体的には、制御電圧出力部31は、判定部20が受信信号を高頻度な信号と判定したときには、第1の実施の形態と同様に、図8に示す内側のヒステリシス(ヒステリシス幅W)に基づいて検出値Snに応じてスイッチ6を切換えるための制御信号C1を出力する。
【0060】
また、判定部20が受信信号を低頻度な信号と判定したときには、このときの受信信号の信号強度(検出値Sn)が図8中の内側の閾値α,β間を含む範囲(領域A1)内の値か否かを判別する。そして、検出値Snがこの範囲内とは異なる値となるとき(領域A2,A3)には、このときの検出値Snに基づいてスイッチ6を切換えるための制御信号C1を出力する。
【0061】
一方、判定部20が受信信号を低頻度な信号と判定したときで、かつ受信信号の信号強度(検出値Sn)が図8中の内側の閾値α,β間を含む範囲(領域A1)内の値となるときには、スイッチ6によるバイパス状態を現状維持するための制御信号C1を出力する。
【0062】
さらに、判定部20が長時間に亘って連続して受信信号が低頻度な信号と判定したときには、最後に検出した検出値Snに応じてスイッチ6を切換えるための制御信号C1を出力する。
【0063】
また、制御電圧出力部31は、判定結果と受信電力検出部16の検出値Snに基づいて中間周波信号増幅器10に対して他の制御信号C2(制御電圧C2)を出力している。これにより、制御電圧出力部31は、LNA3をバイパスするか否かを選択すると共に、中間周波信号増幅器10の増幅利得を設定している。
【0064】
本実施の形態による無線通信機は上述のように構成されるものであり、次に制御電圧出力部31を用いたバイパス経路5(スイッチ6)の制御について、図9に示すバイパス制御プログラムを参照しつつ説明する。なお、第1の実施の形態と同様に、低頻度な信号な所定時間に亘って連続して検出されたか否かを判定するためのカウンタNは予め所定の初期値N0に設定されているものとする。
【0065】
まず、I信号、Q信号が復調回路15に入力されると、ステップ11では、復調回路15の受信電力検出部16を用いて受信信号の信号強度(受信電力)を検出し、検出値Snを出力する。これにより、ヒストグラム生成部18は検出値Snを用いてヒストグラムHを生成すると共に、標準偏差算出部19はヒストグラムHの標準偏差σと検出値Snの平均値m(平均受信電力)を算出する。
【0066】
次に、ステップ12では、第1の実施の形態と同様に、判定部20を用いて検出値Snが高頻度な信号か否かを判定する。そして、ステップ12で「YES」と判定したときには、受信信号は高頻度な信号であるから、ステップ13に移って図8中の内側のヒステリシス(ヒステリシス幅W)に基づいて検出値Snに応じてスイッチ6の開成、閉成を切換える。
【0067】
具体的には、検出値Snが第1の閾値αよりも小さいとき(Sn<α)には、スイッチ6を開成(OFF)してLNA3を用いて受信信号を増幅し、検出値Snが第2の閾値βよりも大きいとき(Sn>β)には、スイッチ6を閉成(ON)してLNA3をバイパスして受信信号を伝送し、検出値Snが閾値α以上で閾値β以下のとき(α≦Sn≦β)には、スイッチ6の開成,閉成は現状を維持する。
【0068】
そして、ステップ13による切換え結果に従って、制御電圧出力部31は制御信号C1,C2を出力すると共に、ステップ14に移ってカウンタNをリセット(N=N0)し、ステップ11に移行する。
【0069】
一方、ステップ12で「NO」と判定したときには、受信信号は低頻度な信号であるから、ステップ15に移って受信信号の信号強度が極端に小さいか(Sn<α′)、または極端に大きいか(Sn>β′)を判定する。
【0070】
そして、ステップ15で「YES」と判定したときには、検出値Snはスイッチ6の切換えが必要な値(閾値α,β)に比べて極端に異なる値になっているから、この状態を保持したときには、通信切断が生じる可能性がある。このため、ステップ16に移って、検出値Snが第1の閾値αよりも小さい第3の閾値α′(α′<α)に比べて小さい値となっているとき(Sn<α′)には、スイッチ6を開成(OFF)してLNA3を用いて受信信号を増幅する。また、検出値Snが第2の閾値βよりも大きい第4の閾値β′(β′>β)に比べて大きい値となっているとき(Sn>β′)には、スイッチ6を閉成(ON)してLNA3をバイパスして受信信号を伝送する。
【0071】
そして、ステップ16で制御電圧出力部31によって制御信号C1,C2を出力した後には、ステップ11に移行する。
【0072】
一方、ステップ15で「NO」と判定されたときには、受信信号は低頻度な信号ではあるものの、検出値Snは閾値α,β間の範囲内の値またはこの範囲に近い値となっているから、ステップ17に移ってカウンタNを1だけ減少させ、ステップ18でカウンタNが0に達したか否かを判定する。
【0073】
そして、ステップ18で「NO」と判定したときには、例えばフェージング等によって一時的に受信信号の信号強度(検出値Sn)が大きく変動した場合と考えられるから、ステップ19に移ってスイッチ6を現状維持するように制御電圧出力部31は制御信号C1を出力すると共に、中間周波信号増幅器10の増幅利得を調整するための制御信号C2を出力する。そして、制御電圧出力部31によって制御信号C1,C2を出力した後には、ステップ11に移行する。
【0074】
一方、ステップ18で「YES」と判定したときには、例えば無線通信機がトンネル内に移動したときのように受信環境が変化した場合と考えられるから、ステップ20に移って、第1の実施の形態によるステップ8と同様に、新たな受信環境に応じてLNA3のバイパス状態を切換える。
【0075】
そして、ステップ20で制御電圧出力部31を用いて制御信号C1,C2を出力した後には、ステップ11に移行する。
【0076】
かくして、本実施の形態による無線通信機でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。しかし、本実施の形態では、制御信号出力部31は、受信信号が低頻度な信号と判定したときで、かつ該受信信号の信号強度(検出値Sn)が閾値α,β間を含む範囲A1とは異なる値となるときには、該受信信号の信号強度に応じてスイッチ6を切換える構成としている。このため、受信信号の信号強度が極端に大きいときや小さいときには、信号強度の頻度に拘わらず受信信号の信号強度に応じてスイッチ6を切換えることができるから、最適な状態でLNA3を用いることができ、通信切断を防ぐことができる。
【0077】
なお、第1の実施の形態では、図6中のステップ5,6,8が低頻度バイパス状態切換手段の具体例を示している。また、第2の実施の形態では、図9中のステップ17,18,20が補助バイパス状態切換手段の具体例を示している。
【0078】
また、第1,第2の実施の形態では、高周波信号RFを中間周波信号IFにダウンコンバートするミキサ7等を備える構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図10に示す変形例のように、ミキサ7等を省き、アンテナ1によって受信した信号を直接的に直交検波するダイレクトコンバージョンの構成としてもよい。
【0079】
また、第1,第2の実施の形態では、中間周波信号増幅器10は直交検波器11の前段側に設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、中間周波信号増幅器10に代えて、例えば図10中に二点鎖線で示すように、直交検波後のI信号、Q信号を増幅する検波信号増幅器41,42を設ける構成としてもよい。
【0080】
また、第1,第2の実施の形態では、LNA3をバイパスするバイパス手段としてLNA3にスイッチ6をもったバイパス経路5を並列接続するものとした。しかし、バイパス手段としては、例えばバイパス経路5の入力側と出力側の2箇所に切換えスイッチを設ける構成でもよく、バイパス経路5の出力側とLNA3の出力側とを切換えるスイッチを設ける構成でもよい。
【0081】
また、バイパス手段としては、バイパス経路5を設けずにLNA3の駆動電源に対して駆動、停止を切換えることによってLNA3をバイパスするか否かを切換える構成としてもよい。この場合、LNA3をバイパスするときには、LNA3の駆動電源を停止させ、LNA3のインサーションロス(挿入損失)をもって受信信号を伝送させるものである。つまり、総じて受信器の前段側において受信信号の利得を可変できる構成であれば、パイパス手段はどのような構成でもよい。
【0082】
さらに、第1,第2の実施の形態では、受信電力検出部16は、直交検波器11によって直交検波したI信号、Q信号の信号強度を検出する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えばアンテナ1によって受信した高周波信号RFの信号強度を直接検出する構成としてもよく、LNA3によって増幅した高周波信号RFの信号強度を検出する構成としてもよい。
【0083】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、バイパス制御手段はヒストグラム生成手段、判定手段およびバイパス状態切換手段を備え、バイパス状態切換手段は受信信号の信号強度の頻度に応じてバイパス手段によるバイパス状態を決定する構成としたから、例えばフェージング等によって一時的に受信信号の信号強度が減少または増加したときには、判定手段を用いてこのときの受信信号を低頻度な信号と判定することができ、バイパス状態切換手段は、バイパス手段によるバイパス状態を低頻度な信号が判定される以前の状態に保持することができる。これにより、バイパス状態を必要以上に切換えることがなくなると共に、フェージングの解消時に適した状態で受信信号の利得を設定することができ、受信感度を高めることができる。
【0084】
請求項2の発明によれば、バイパス状態切換手段は、判定手段によって受信信号が低頻度な信号であると一定時間に亘って連続して判定されたときには、最後に検出された受信信号に基づいてバイパス状態を切換える低頻度バイパス状態切換手段を備える構成としたから、例えば無線通信機がトンネル内に移動した場合等のように受信環境が変化したときには、このような受信環境に応じてバイパス手段によるバイパス状態を切換えることができる。この結果、定常的に受信電力が減少または増加したときであっても、低雑音増幅器を含めた受信系全体の増幅利得を最適な状態に設定することができる。
【0085】
請求項3の発明によれば、バイパス状態切換手段は、受信信号が低頻度な信号と判定したときで、かつ該受信信号の信号強度が2つの閾値間を含む範囲とは異なる値となるときには、該受信信号の信号強度に応じてバイパス状態を切換える構成としたから、受信信号の信号強度が極端に大きいときや小さいときには、信号強度の頻度に拘わらず受信信号の信号強度に応じてバイパス状態を切換えることができ、最適な状態で低雑音増幅器を用いることができると共に、通信切断を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による無線通信機を示す全体構成図である。
【図2】図1中の復調回路を示す構成図である。
【図3】制御信号と中間周波信号増幅器の利得との関係を示す特性線図である。
【図4】受信電力の検出値と検出頻度とのヒストグラムを示す特性線図である。
【図5】検出値と低雑音増幅器の利得との関係を示す特性線図である。
【図6】図2中の復調回路によるバイパス制御プログラムを示す流れ図である。
【図7】第2の実施の形態による復調回路を示す構成図である。
【図8】検出値と低雑音増幅器の利得との関係を示す特性線図である。
【図9】図7中の復調回路によるバイパス制御プログラムを示す流れ図である。
【図10】変形例による無線通信機を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
3 低雑音増幅器(LNA)
5 バイパス経路(バイパス手段)
6 スイッチ
7 ミキサ
10 中間周波信号増幅器
11 直交検波器
15 復調回路
16 受信電力検出部(信号強度検出器)
17 バイパス制御部(バイパス制御手段)
18 ヒストグラム生成部(ヒストグラム生成手段)
20 判定部(判定手段)
21,31 制御電圧出力部(バイパス状態切換手段)

Claims (3)

  1. 受信信号を増幅する低雑音増幅器と、該低雑音増幅器をバイパスするバイパス手段と、前記受信信号の信号強度を検出する信号強度検出器と、該信号強度検出器によって検出された信号強度に応じて前記バイパス手段を用いて前記低雑音増幅器をバイパスするか否かのバイパス状態を制御するバイパス制御手段とを備えた無線通信機において、
    前記バイパス制御手段は、前記信号強度検出器によって検出された受信信号の信号強度と検出頻度との関係を示すヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、
    該ヒストグラム生成手段によるヒストグラムを用いて前記受信信号が所定の頻度よりも高頻度な信号か否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によって前記受信信号が所定の頻度よりも高頻度な信号と判定したときには、互いに異なる2つの閾値をもったヒステリシスに基づいて該受信信号の信号強度に応じて前記バイパス手段によるバイパス状態を切換え、
    前記受信信号が所定の頻度よりも低頻度な信号と判定したときには、前記バイパス手段によるバイパス状態を現状維持するバイパス状態切換手段とによって構成したことを特徴とする無線通信機。
  2. 前記バイパス状態切換手段は、前記判定手段によって前記受信信号が低頻度な信号であると一定時間に亘って連続して判定されたときには、最後に検出された受信信号の信号強度に応じて前記バイパス手段によるバイパス状態を切換える低頻度バイパス状態切換手段を備えてなる請求項1に記載の無線通信機。
  3. 前記バイパス状態切換手段は、前記受信信号が所定の頻度よりも低頻度な信号と判定したときで、かつ該受信信号の信号強度が前記2つの閾値間を含む範囲とは異なる値となるときには、該受信信号の信号強度に応じて前記バイパス手段によるバイパス状態を切換える補助バイパス状態切換手段を備えてなる請求項1または2に記載の無線通信機。
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