JP2006165860A - アンテナアンプ及びアンテナアンプシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】温度上昇時の雑音指数の悪化、ダイナミックレンジの低下を防止できるアンテナアンプ、あるいは、装置の状況や受信状況に応じてアンテナ受信信号側に自動的に切り替えることができるアンテナアンプを提供する。
【解決手段】出力切替制御部14はアンプ12からの出力に応答して、予め定める切替基準に対する出力の大小関係に従ってスイッチ回路13を制御することにより、出力が小さいときはアンプ12の出力側bに、出力が大きいときはBPF11の出力側aに、それぞれ切り替える。一方、温度検出制御部16は、温度が規定温度To以上になると、スイッチ回路15をb側に切り替え、スイッチ回路13をa側に切り替える信号をスイッチ回路13に入力するので、スイッチ回路13が強制的にa側に切り替えられ、BPF11の出力がアンテナアンプの信号として出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナに受信される微弱な信号を、アンテナに近い位置で増幅するアンテナアンプ及びこのアンテナアンプを備えたシステムに関する。
最近の車両は、GPS、ITS等の機能を備えたナビゲーションシステムや放送受信機等が搭載されており、様々な周波数帯域の受信信号を受信できるシステムが必要となっているが、このような信号の受信に必要なアンテナは、近年、車両の窓ガラスに貼付けまたは組み込むことが増えてきた。
このアンテナで受信した信号は受信機のある座席前部まで送信される必要があるが、アンテナで受信した信号のままでは強度が不十分で雑音の影響を受けやすいという問題があるので、アンテナに電波が受信されて誘起される微弱な高周波信号をアンテナに近い位置で増幅するアンテナアンプが使用されている。
このようなアンテナアンプでは、目的の受信信号に近い周波数に過大な他の信号が存在するような場合、アンプに対する入力が過大となって、アンプの非直線部で歪み、高調波による相互変調妨害を起こしたり、対策としてAGC回路を付加すると目的の受信信号が抑圧される恐れがある。
このため、微弱な信号を高感度で受信し、強い妨害信号が存在するときは、歪みや信号抑圧を低減できるように、アンプを通した信号と、アンプを通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替回路を設け、アンプからの出力の大きさによってアンプの出力側とアンテナ受信信号側とを切り替えるアンテナアンプが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−133983号公報
図23は上記した従来のアンテナアンプの概略を示すブロック図であり、アンテナ2からの微弱な高周波信号は、周波数帯域を制限するバンドパスフィルタ(BPF)11を介してアンプ12に入力されて増幅される。そして、出力切替制御部14はアンプ12からの出力に応答し、予め定める切替基準に対する出力の大小関係に従ってスイッチ回路13を制御することにより、出力が小さいときはアンプ12の出力側bに、出力が大きいときはアンテナ受信信号側、すなわち、BPF11側aに、それぞれ切り替える。
図24は図23のアンテナアンプの具体的な回路例を示す図であり、アンプ12の出力が出力切替制御部14のバッファB、ダイオードD1を介してコンデンサC1、抵抗R1よりなる平滑回路に入力されて平滑され、この平滑電圧が比較器CO1、CO2に入力されて、基準電圧Vr1と比較される。そして、平滑電圧が基準電圧Vr1より大きいとき、比較器CO1の出力がハイレベルとなるので、ダイオードD2、D4が導通し、BPF11の出力が出力端子OUTから出力される。また、平滑電圧が基準電圧Vr1より小さいとき、比較器CO2の出力がハイレベルとなるので、ダイオードD3、D5が導通し、アンプ12の出力が出力端子OUTから出力される。
従来のアンテナアンプは上記のように構成されているが、このようなアンテナアンプを車両に搭載すると、様々な問題が生じる。
すなわち、近年、自動車のアンテナとしてはガラスアンテナが使用されてきている。このガラスアンテナはフィルム上の導体パターンとして形成され、車両のリアガラスに貼り付けたり、張り合わせガラスの内層に導体を配置し、ガラスの端部に給電部を設けている。
アンテナからの信号がロスしないように、アンテナの給電部近傍にアンテナアンプモジュールを配置した場合、車両の外装部直下に配置されるため、直射日光を浴びると、アンテナアンプモジュールが高温になることがある。
このため、高温になった場合に素子を保護するために、従来のアンプは図25に示すように、アンプ部に使用しているトランジスタTr5のベースに複数個のダイオードD11〜D14を接続している。温度が上がると、ダイオードの順方向電圧は低下し、トランジスタTr5のベース電圧が下がり、トランジスタTr5のコレクタ電流が減るので、トランジスタTr5を保護することができる。
しかしながら、トランジスタのコレクタ電流を減らすと、雑音指数NFが悪化したり、ダイナミックレンジの低下により高調波歪みが増加するという問題が生じる。
一方、上記のように、アンプからの出力の大きさによってアンプの出力側とアンテナ受信信号側とを切り替えるようにした場合、車両の電源がオフされると、アンプを始めとする回路部への電源供給が遮断され、アンテナとしての機能がなくなってしまうので、アンテナアンプへの電源供給を持たないラジオ等にこのアンテナアンプを接続した場合、放送を受信できなくなるという問題があった。
また、キーレスエントリー装置の受信回路とアンテナを共用する場合、車両のエンジンキーにより電源が供給されなくなると、上記と同様に、キーレスエントリー装置が動作しなくなるという問題も生じる。
また、アンテナアンプの後段に接続されるラジオの受信モードが近距離受信(LOCAL)の場合や車両の周辺に放送アンテナがあった場合には感度を高くする必要がないが、上記のように、アンプからの出力の大きさによってアンプの出力側とアンテナ受信信号側とを切り替えると、受信状態が安定しないという問題も生じる。
さらに、最近では、受信性能を上げるために、複数のアンテナの受信信号により選択的にアンテナを切り替えるアンテナダイバシティが用いられているが、このように同一周波数帯域で複数のアンプを有するアンテナアンプにおいて、それぞれのアンプ毎に切替えのための制御回路を設けると、スペースが増加するとともにコストアップになるという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、温度上昇時の雑音指数の悪化、ダイナミックレンジの低下を防止できるアンテナアンプ、あるいは、装置の状況や受信状況に応じてアンテナ受信信号側に自動的に切り替えることができるアンテナアンプを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係るアンテナアンプ(1)は、
アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプにおいて、
前記切替手段を制御する温度検出制御手段を備え、規定温度以上では、前記温度検出制御手段が受信信号レベルの大小による切替えに優先してアンテナ受信信号側を選択することを特徴とする。
また、本発明に係るアンテナアンプ(2)は、アンテナアンプ(1)において、
アンテナ受信信号側を選択する温度と、アンテナ受信信号側選択状態から復帰する温度との間にヒステリシスを有することを特徴とする。
さらに、本発明に係るアンテナアンプ(3)は、アンテナアンプ(1)または(2)において、前記増幅手段がゲイン制御手段を備え、前記ゲイン制御手段が、温度の上昇に応じて前記増幅手段のゲインを低減し、上記規定温度近傍でゲインが1となるように制御することを特徴とする。
また、本発明に係るアンテナアンプ(4)は、アンテナアンプ(1)〜(3)のいずれかにおいて、
前記温度検出制御手段が、受信信号レベルの大小による切替えに優先してアンテナ受信信号側を選択したとき、上記温度検出制御手段以外の電源をオフすることを特徴とする。
さらに、本発明に係るアンテナアンプ(5)は、アンテナアンプ(4)において、
温度が下がり、前記温度検出制御手段が電源をオンする場合、電源オンに復帰するタイミングより、アンテナ受信信号側選択解除のタイミングの方が遅いことを特徴とする。
また、本発明に係るアンテナアンプ(6)は、
アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプにおいて、
電源供給がないとき、アンテナ受信信号を出力端子から出力させる出力選択手段を備えていることを特徴とする。
さらに、本発明に係るアンテナアンプシステム(1)は、
アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプと、アンテナを前記アンテナアンプと共用するキーレスエントリー手段とよりなるアンテナアンプシステムにおいて、
電源供給がないとき、アンテナ受信信号をキーレスエントリー手段に入力する出力手段を前記アンテナアンプが備えていることを特徴とする。
また、本発明に係るアンテナアンプシステム(2)は、
アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプと、前記切替手段を制御する第2の制御手段を備えたラジオ受信手段とよりなるアンテナアンプシステムにおいて、
前記ラジオ受信手段の受信モードが近距離受信の場合、前記第2の制御手段が、前記制御手段による受信信号レベルの大小による切替えを停止するとともに、前記切替手段によりアンテナ受信信号側を強制的に選択することを特徴とする。
さらに、本発明に係るアンテナアンプシステム(3)は、
アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段とを備えたアンテナアンプと、前記切替手段を制御する制御手段を備えたナビゲーション手段とよりなるアンテナアンプシステムにおいて、
前記ナビゲーション手段が近くに放送アンテナがあることを検知した場合、前記制御手段が前記切替手段によりアンテナ受信信号側を選択することを特徴とする。
また、本発明に係るアンテナアンプシステム(4)は、アンテナアンプシステム(3)において、
前記ナビゲーション手段の電源がオンしてからアンテナ情報を取得するまでの間、前記制御手段が前記切替手段を電源オフする直前の状態に制御することを特徴とする。
さらに、本発明に係るアンテナアンプシステム(5)は、アンテナアンプシステム(3)において、
前記アンテナアンプが受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する第2の制御手段を備え、
前記ナビゲーション手段の電源がオンしてから前記制御手段がアンテナ情報を取得するまでの間、前記第2の制御手段が受信信号レベルの大小に応じて上記切替手段を制御することを特徴とする。
また、本発明に係るアンテナアンプシステム(6)は、アンテナアンプシステム(3)において、
前記増幅手段として複数の異なった帯域の増幅手段を備え、前記制御手段が前記放送アンテナの周波数データを基に、該当する周波数を含む帯域の増幅手段のみアンテナ受信信号側を選択することを特徴とする。
さらに、本発明に係るアンテナアンプ(7)は、
アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプにおいて、
前記増幅手段として同一の周波数帯域で複数の増幅手段を有し、前記制御手段に複数の増幅手段の出力の混合出力が入力されることを特徴とする。
また、本発明に係るアンテナアンプ(8)は、アンテナアンプ(7)において、
複数の増幅手段の出力を混合する際、混合比率に重み付けを行うことを特徴とする。
さらに、本発明に係るアンテナアンプ(9)は、
アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプにおいて、
前記増幅手段として同一の周波数帯域で複数の増幅手段を有し、前記制御手段に複数の増幅手段のいずれかの出力が入力されるとともに、前記制御手段がすべての増幅手段の切替手段を制御することを特徴とする。
本発明に係るアンテナアンプ(1)によれば、規定温度以上では受信信号レベルの大小による切替えに優先してアンテナ受信信号側が選択されるので、高温時に増幅手段の性能劣化の影響を受けない受信が可能となり、雑音指数の悪化及びダイナミックレンジの低下を防止することができる。
また、本発明に係るアンテナアンプ(2)によれば、アンテナ受信信号側を選択する温度と、アンテナ受信信号側選択状態から復帰する温度との間にヒステリシスを有するので、微妙な温度変動によるバタツキを防止し、中間領域での間欠動作(不安定領域)の発生を防止することができる。
さらに、本発明に係るアンテナアンプ(3)によれば、ゲイン制御手段が増幅手段のゲインを温度の上昇に応じて低減し、アンテナ受信信号側に切り替える温度近傍でゲインが1となるように制御するので、アンテナ受信信号側切替時の急激なゲイン変化がなくなり、聴感上違和感のない切替が可能となる。
また、本発明に係るアンテナアンプ(4)によれば、温度が上昇し、アンテナ受信信号側が選択されたとき、温度検出制御手段以外の電源がオフされるので、回路の損失を低減し、発熱量を抑えることができ、本発明に係るアンテナアンプ(5)によれば、温度が下がり、回路の電源をオンする場合、電源オンに復帰するタイミングより、アンテナ受信信号側選択解除のタイミングの方が遅いので、受信信号レベルによる切替制御を安定して行うことができる。
さらに、本発明に係るアンテナアンプ(6)によれば、電源供給がないとき、アンテナ受信信号が出力端子から出力されるので、アンテナアンプへの電源供給部を持たないラジオ等が接続されている場合でも、アンテナとしての機能を維持し、感度も増幅手段のゲイン分しか劣化しないので、放送を受信できない事態を回避することができる。
また、本発明に係るアンテナアンプシステム(1)によれば、電源供給がないとき、アンテナ受信信号がキーレスエントリー手段に入力されるので、アンテナとしての機能を維持し、キーレス受信機を動作させることが可能となる。
さらに、本発明に係るアンテナアンプシステム(2)〜(6)によれば、ラジオ受信機の受信モードが近距離受信の場合、あるいは、車両の近くに放送アンテナがある場合のように、感度を高くする必要がない場合には、受信信号レベルの大小による切替えを停止し、アンテナ受信信号側が強制的に選択されるので、安定した受信を行うことができる。
また、本発明に係るアンテナアンプ(7)〜(9)によれば、同一の周波数帯域の複数の増幅手段の混合出力または複数の増幅手段のいずれかの出力が制御手段に入力され、単一の制御手段で複数の切替手段を制御できるので、制御手段を簡素化することができ、スペースの削減及びコストダウンを図ることが可能となる。
以下、本発明のアンテナアンプの実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明のアンテナアンプの実施例を示す図であり、アンテナ2に近接して設置され、アンテナ2が受信する微弱な高周波信号を増幅するアンテナアンプ1の概略を示すブロック図である。
このアンテナアンプ1は、バンドパスフィルタ(BPF)11と、アンプ12と、スイッチ回路13、15と、出力切替制御部14と、温度検出制御部16により構成されている。BPF11はアンテナ2からアンテナアンプ1に入力される高周波信号の周波数帯域を選択し、アンプ12はこの高周波信号の増幅を行う。なお、このアンテナアンプを1つのICに内蔵するようにすることも可能である。
BPF11によって選択される周波数帯域は、受信周波数帯域にある信号を均一に通過させるように広帯域化され、受信目標の信号ばかりでなく、妨害を与えるような信号も通過させてしまうが、アンテナアンプ1に接続する受信機側で同調部を持たせ、中間周波数に変換した後で、フィルタなどを用いて目標信号のみが選択される。
出力切替制御部14はアンプ12からの出力に応答して、予め定める切替基準に対する出力の大小関係に従ってスイッチ回路13を制御することにより、出力が小さいときはアンプ12の出力側bに、出力が大きいときはBPF11の出力側aに、それぞれ切り替える。
一方、温度検出制御部16は、温度が規定温度To以上になると、スイッチ回路15をb側に切り替え、スイッチ回路13をa側に切り替える信号をスイッチ回路13に入力するので、スイッチ回路13が強制的にa側に切り替えられ、BPF11の出力がアンテナアンプの信号として出力される。
そして、温度が規定温度To以下に下がれば、温度検出制御部16がスイッチ回路15をa側に切り替えるので、再びアンテナからの受信信号レベルに従って、スイッチ回路13がa側またはb側に選択される状態となる。
これにより、高温時にアンプの性能劣化の影響を受けない受信が可能となるので、雑音指数の悪化、ダイナミックレンジの低下による高調波歪みの増加を防止することができる。
図2は図1のアンテナアンプの具体的な回路例を示す図であり、以下、この回路例の動作について説明する。
温度が規定温度To以下の通常動作時には、上記したように、アンプ12の出力が出力切替制御部14のバッファB、ダイオードD1を介してコンデンサC1、抵抗R1よりなる平滑回路に入力されて平滑され、この平滑電圧が比較器CO1、CO2に入力されて、基準電圧Vr1と比較される。そして、平滑電圧が基準電圧Vr1より大きいとき、比較器CO1の出力がハイレベルとなるので、ダイオードD2、D4が導通し、BPF11の出力が出力端子OUTから出力される。また、平滑電圧が基準電圧Vr1より小さいとき、比較器CO2の出力がハイレベルとなるので、ダイオードD3、D5が導通し、アンプ12の出力が出力端子OUTから出力される。
一方、温度検出制御部16の比較器CO3は、ダイオードD6〜D8による順方向電圧と基準電圧Vr2の分圧電圧とを比較している。温度が上昇すると、ダイオードの順方向電圧が低下し、温度が規定温度Toに達してダイオードD6〜D8による順方向電圧が基準電圧Vr2の分圧電圧より小さくなると、比較器CO3の出力がハイレベルとなる。これにより、比較器CO1の出力がハイレベルとなるので、アンテナ受信信号レベルの如何にかかわらず、ダイオードD2、D4が導通し、BPF11の出力が出力端子OUTから出力される。
図2の実施例の回路による切替制御では、図3(a)に示すように、温度が規定温度To付近にあるとき、微妙な温度変動でBPF11側への強制的な切替えと、この切替えの解除が繰り返され、バタツキが生じるという問題があるので、図3(b)に示すように、温度検出制御部にヒステリシスを持たせることにより、中間温度での間欠動作(不安定領域)の発生を防止することができる。
図4は温度検出制御部16にヒステリシスを持たせたアンテナアンプの具体的な回路例を示す図であり、図2の回路の比較器CO3に帰還抵抗R2を付加したものであり、その他の構成は図2と同じであるので、詳細な説明を省略する。
図4のアンテナアンプでは、ダイオードD6〜D8による順方向電圧と基準電圧Vr2の分圧電圧とを比較する比較器CO3の出力を基準電圧Vr2側に正帰還させているので、図5に示すように、比較器CO3の+入力がV1/V2と移動するため、温度T1/T2のヒステリシスを発生させることができる。
一方、上記のように、温度が規定温度以上になったとき、受信信号レベルの大小による切替えに優先してアンテナ受信信号側を強制的に選択すると、図6(a)に示すように、規定温度Toを通過するとき、急激なゲイン変化が生じ、聴感上違和感が生じるので、違和感のない切替を行うことができる実施例について、以下、説明する。
図7は規定温度Toを通過するときの急激なゲイン変化をなくしたアンテナアンプのアンプ12の構成を示す図であり、図に示すように、出力トランジスタTr1のエミッタにポジスタPが接続されている。ポジスタPは温度上昇とともに抵抗が大きくなるので、このポジスタPによるゲイン補正を加えたアンプ12のゲイン特性は図6(b)に示すような特性となる。ここで、図に示すように、基準温度To近傍でゲインが0dBとなるように設定しておけば、アンテナアンプ1の総合動作のゲイン特性は図6(c)に示すようになるので、規定温度Toを通過するときの急激なゲイン変化がなくなり、聴感上違和感のない切替を行うことが可能となる。
また、アンテナアンプの温度上昇は、外部(太陽)からの温度上昇以外にも内部損失による温度上昇も発生する。例えば、強電界での歪みをなくすために、アンプ部のトランジスタには電流を流す必要があり、この電流による損失によって温度上昇が発生するので、このような温度上昇を防止する実施例について、以下説明する。
図8は温度が規定温度To以上に上昇し、アンテナ受信信号側を選択した場合、温度検出制御部とそれに従うアンテナ切替部以外の回路の電源をオフするようにしたアンテナアンプのブロック図であり、図に示すように、BPF11、アンプ12、スイッチ回路13、出力切替制御部14、温度検出制御部16、スイッチ回路13を駆動する出力ドライバ17及びTr2〜Tr4により構成されている。出力切替制御部14はアンプ12からの出力に応答し、予め定める切替基準に対する出力の大小関係に応じたスイッチ回路13の切替信号を出力ドライバ17に出力し、温度検出制御部16は、温度が規定温度To以上になると、スイッチ回路13を強制的にa側に切り替えるハイレベルの信号を出力ドライバ17に供給する。
そして、温度が規定温度Toより上昇し、温度検出制御部16がハイレベルの信号を出力すると、出力ドライバ17によりスイッチ回路13が強制的にa側に切り替えられるとともに、トランジスタTr2がオンし、トランジスタTr3、Tr4がオフするので、温度検出制御部16、出力ドライバ17以外の、機能動作が不要な回路部、すなわち、アンプ12、出力切替制御部14の電源が遮断され、回路の損失を低減し、発熱量を抑えることができる。
なお、温度が規定温度Toより上昇した後、温度が下がり、内部回路電源をオフからオンに復帰する場合、電源オンのタイミングより、出力ドライバ17によるアンテナ受信信号側選択の解除を行うタイミングを遅くすることにより、出力切替制御部14によるアンプ12からの受信信号レベルに基づく切替選択を確実に行うことが可能となる。
一方、上記したように、アンプからの出力の大きさによってアンプの出力側とアンテナ受信信号側とを切り替える機構を設けると、車両の電源がオフされた場合、アンプを始めとする回路部への電源供給が遮断され、アンテナとしての機能がなくなってしまう。このため、アンテナアンプへの電源供給を持たないラジオ等にアンテナアンプを接続した場合、放送を受信できなくなるという問題が生じるので、この対策を施した実施例について、以下、説明する。
図9は車両の電源がオフされた場合でも放送を受信することができるアンテナアンプの実施例を示すブロック図であり、図に示すように、BPF11、アンプ12、スイッチ回路13、出力切替制御部14、リレー18、リレー駆動回路19により構成されている。リレー18は車両の電源Vccがオンの場合には、リレー駆動回路19によりオフとなっており、車両の電源Vccがオフになると、オンとなるリレーである。
このアンテナアンプ1において、車両の電源がオフされ、電源Vccによる電源供給が遮断されると、アンプ12、出力切替制御部14による受信信号レベルによる切替機能が停止するとともに、リレー駆動回路19にも電源が供給されなくなり、リレー18がオンするので、BPF11の出力がアンテナアンプの信号として出力端子OUTから出力される。
これにより、アンテナアンプへの電源供給手段を持たないラジオ等が車両に搭載され、アンテナアンプに接続されている場合、電源オフとなっても、アンプのゲイン分しか感度が劣化しないので、放送が受信できない事態を回避することができる。
また、アンテナをキーレスエントリー装置と共用した場合、キーレスエントリー装置は、通常、車両電源オフ時に使用されるが、上記のように、車両の電源がオフされた場合、アンプを始めとする回路部への電源供給が遮断され、アンテナとしての機能がなくなってしまい、キーレスエントリー装置を使用できなくなるという問題が生じるので、この対策を施した実施例について、以下、説明する。
図10は車両の電源がオフされた場合でもキーレスエントリー装置を機能させることができるアンテナアンプシステムの実施例を示すブロック図であり、図に示すように、アンテナアンプ1は、BPF11、アンプ12、スイッチ回路13、出力切替制御部14、リレー18、リレー駆動回路19により構成されている。リレー18はアンテナの入力端子INに接続されるとともに、キーレス受信機に信号を出力する出力端子OUT2に接続されている。また、リレー駆動回路19には、アンテナ電源Vc1が供給されるとともに、キーレス電源Vc2も供給されており、アンテナ電源Vc1がオンの場合には、リレー18をオフし、アンテナ電源Vc1がオフになると、キーレス電源Vc2によりリレー18をオンする。
このアンテナアンプ1において、車両の電源がオフされ、アンテナ電源Vc1による電源供給が遮断されると、アンプ12、出力切替制御部14による受信信号レベルによる切替機能が停止するとともに、リレー駆動回路19により、リレー18がオンされるので、アンテナ2からの信号がキーレス受信機に供給される。
これにより、アンテナアンプへの電源供給が遮断されても、キーレスエントリー装置に信号が入力されるので、キーレスエントリー装置が動作するとともに、ラジオ帯域と近接した電波を使用しても、キーレス受信機回路の影響をなくすことが可能となる。
また、アンテナアンプの後段に接続されるラジオの受信モードが近距離受信(LOCAL)の場合や車両の周辺に放送アンテナがあった場合には感度を高くする必要がないので、このような場合、アンテナ受信信号側に切り替えることにより受信を安定化する実施例について、以下、説明する。
図11はラジオの受信モードが近距離受信(LOCAL)の場合にアンテナ受信信号側に切り替えることができるアンテナアンプシステムの実施例を示すブロック図であり、図に示すように、アンテナアンプ1は、BPF11、アンプ12、スイッチ回路13、出力切替制御部14、温度検出制御部16、オア回路(OR)20、21により構成されている。また、ラジオ受信部3はアンテナ信号が入力される受信/復調部31と、近距離受信(LOCAL)と遠距離受信(DX)を切り替える切替スイッチ32からの信号が入力される制御部33を備え、近距離受信(LOCAL)が選択されている場合、制御部33からオア回路21にハイレベルの信号が入力される。
そして、ラジオ受信部3が遠距離受信(DX)の状態で制御部33の出力がローレベルの場合、通常時は、出力切替制御部14がアンプ12からの出力の大小関係に従ってハイレベルまたはローレベルの信号をオア回路20に入力することにより、スイッチ回路13が切り替えられ、温度が規定温度To以上になると、温度検出制御部16の出力がハイレベルになるので、強制的にスイッチ回路13がa側に切り替えられ、BPF11の出力がアンテナアンプ1の出力としてラジオ受信部3の受信/復調部31に入力される。
一方、ラジオ受信部3の切替スイッチ32が操作され、近距離受信(LOCAL)の状態になると、制御部33がハイレベルの信号をオア回路21に入力するので、強制的にスイッチ回路13がa側に切り替えられ、BPF11の出力がアンテナアンプ1の出力としてラジオ受信部3の受信/復調部31に入力される。
これにより、ラジオ受信機の受信モードが近距離受信の場合、受信信号レベルの大小による切替え及び温度による切替えを停止し、アンテナ受信信号側が強制的に選択されるので、安定した受信を行うことができる。
なお、上記の実施例では、アンテナアンプに受信信号レベルの大小による切替機構と温度による切替機構を設けたが、受信信号レベルの大小による切替機構のみを備えたアンテナアンプを用いたアンテナアンプシステムにも適用することが可能である。
また、図12は車両の周辺に放送アンテナがあった場合にアンテナ受信信号側に切り替えることができるアンテナアンプシステムの実施例を示すブロック図であり、図に示すように、アンテナアンプ1は、BPF11、アンプ12、スイッチ回路13より構成され、ラジオ受信部3はアンテナ信号が入力される受信/復調部31を備えている。また、ナビゲーションユニット4は電源スイッチ41がオンとなった場合に動作する制御部42を備え、この制御部42は車両の周辺に放送アンテナがあるか否かを判別し、車両の周辺に放送アンテナがあった場合には、スイッチ回路13をa側に切り替える信号をスイッチ回路13に供給する。
次に、図12のカーナビケーションユニット4の制御部42の作用を図13のフローチャートにより説明する。
制御部42は、電源スイッチ41がオンの場合、常時、図14に示すフローチャートのプログラムを実行しており、このプログラムを開始すると、まず、自車の位置を検出する(ステップ101)。次に、カーナビゲーションユニット4に装備されている地図情報により、規定範囲内のアンテナデータを検索した(ステップ102)後、規定範囲内にアンテナがあるか否かを判定する(ステップ103)。
図14(a)に示すように、規定範囲内、例えば、自車位置から半径r以内にアンテナ50がないと判定した場合、制御部42はアンプ12側bを選択する信号をスイッチ回路13に出力し(ステップ104)、 図14(b)に示すように、規定範囲内にアンテナ50があると判定した場合、制御部42はBPF11側aを選択する信号をスイッチ回路13に出力する(ステップ105)。
これにより、規定範囲内にアンテナがある場合、自動的にアンテナ受信信号側が選択される。
なお、上記の実施例では、アンテナアンプ1のスイッチ回路13をナビゲーションユニット4の制御部42からの信号のみにより切り替える例を説明したが、アンテナアンプ1に受信信号レベルの大小による切替機構や温度による切替機構を設け、規定範囲内にアンテナがない場合には、受信信号レベルの大小や温度によってスイッチ回路13を切り替え、規定範囲内にアンテナがあった場合に、強制的にBPF11側aに切り替えるようにすることもでき、この場合には、受信状態にかかわらず確実に切り替えることができ、妨害のない受信が可能となる。
また、上記の実施例では、自車位置から半径r以内にアンテナ50があるか否かを判定したが、図14(c)に示すように、正方形等の多角形内にアンテナ50があるか否かを判定するようにしてもよい。
一方、ナビゲーションユニットの電源がオンしてから自車位置を特定するまでの処理時間中はアンテナの選択情報が得られないので、電源がオフする直前のスイッチ回路13の選択設定を記憶しておき、電源オン時に即時設定するようにすることも可能である。
すなわち、通常、車両を停止し、車両の電源をオフした場所で、再び車両の電源がオンされ、アンテナと自車位置の関係の変化はないので、上記のように、電源オン時に電源オフ時のスイッチ回路13の選択設定を即時設定すれば、ナビゲーションユニットが自車位置を特定するまでの間も、アンテナの有無に応じた切替えを実行することができる。
このように、電源がオフする直前の設定を電源オン時に即時設定する場合の、カーナビケーションユニット4の制御部42の作用を図15、図16のフローチャートにより説明する。
制御部42は、電源スイッチ41がオンの場合、常時、図15のフローチャートに示すプログラムを実行しており、このプログラムを開始すると、まず、電源オフ処理がなされたか否かを判定し(ステップ201)、電源オフ処理がなされていないと判定した場合は、プログラムを終了する。一方、電源オフ処理がなされたと判定すると、制御部42は、この電源オフ直前の処理におけるスイッチ回路13の選択設定情報をメモリ(図示せず)に保存した(ステップ202)後、プログラムを終了する。
そして、再び電源スイッチ41がオンされると、制御部42は図16のフローチャートに示すプログラムの実行を開始し、このプログラムを開始すると、自車の位置検出処理を行う(ステップ301)。次に、自車位置の検出ができたか否かの判定を行い(ステップ302)、自車位置を特定できていない場合には、メモリに記憶されている電源オフ直前のスイッチ回路13の選択設定情報に基づき、スイッチ回路13の選択を行う(ステップ303)。
また、ステップ302で自車位置を特定できたと判定した場合、制御部42は、上記と同様に、カーナビゲーションユニット4に装備されている地図情報により、規定範囲内のアンテナデータを検索した(ステップ304)後、規定範囲内にアンテナがあるか否かを判定する(ステップ305)。
そして、規定範囲内にアンテナがないと判定した場合、制御部42はアンプ12側bを選択する信号をスイッチ回路13に出力し(ステップ306)、規定範囲内にアンテナがあると判定した場合、制御部42はBPF11側aを選択する信号をスイッチ回路13に出力する(ステップ307)。
これにより、ナビゲーションユニットの電源がオンしてから自車位置を特定するまでの処理時間中も、アンテナの有無に応じた切替えを実行することができる。
さらに、上記の実施例では、ナビゲーションユニットの電源がオンしてから自車位置を特定するまでの処理時間中は電源がオフする直前のアンテナの選択情報を利用したが、図17に示すように、受信信号レベルの大小による切替機構や温度による切替機構を設けたアンテナアンプを用いた場合には、ナビゲーションユニットの電源がオンしてから自車位置を特定するまでの処理時間中は、受信信号レベルの大小や温度による切替えの選択を優先させることも可能である。
このように、自車位置を特定するまでの処理時間中、ハードウェアによる選択を行う場合の作用を図18のフローチャートにより説明する。
カーナビゲーションユニット4の電源スイッチ41がオンされると、制御部42は図18のフローチャートに示すプログラムの実行を開始し、このプログラムを開始すると、自車の位置検出処理を行う(ステップ401)。次に、自車位置の検出ができたか否かの判定を行い(ステップ402)、自車位置を特定できていない場合には、制御部42は出力端子out3からスイッチ回路15をc側に切り替える信号を出力する(ステップ403)。これにより、出力切替制御部14、温度検出制御部16によるスイッチ回路13の選択切替えが実行される。
一方、ステップ402で自車位置を特定できたと判定した場合、制御部42は、上記と同様に、カーナビゲーションユニット4に装備されている地図情報により、規定範囲内のアンテナデータを検索した(ステップ404)後、規定範囲内にアンテナがあるか否かを判定する(ステップ405)。
そして、規定範囲内にアンテナがないと判定した場合、制御部42はアンプ12側bを選択する信号を出力端子out4から出力し(ステップ406)、規定範囲内にアンテナがあると判定した場合、制御部42はBPF11側aを選択する信号を出力端子out4から出力する(ステップ407)。
次に、制御部42は出力端子out3からスイッチ回路15をd側に切り替える信号を出力してハードウェアによる選択を禁止する(ステップ408)ので、出力端子out4から出力されるアンテナの有無に基づいた選択情報によりスイッチ回路13が切替え制御される。
これにより、ナビゲーションユニットの電源がオンしてから自車位置を検出できるまでは、ハードウェアによるスイッチ回路13の選択を許可し、自車位置を検出した後は、アンテナの有無に基づいて選択することができる。また、このようにすれば、ナビゲーションユニットが自車位置をロストした場合でも、受信信号レベルまたは温度によるスイッチ回路13の切替制御を行うことができる。
さらに、複数の異なった帯域のアンプを有するアンテナアンプを用いたアンテナアンプシステムの場合、放送アンテナの周波数データを基に、該当する周波数を含む帯域のアンプのみ、アンテナ受信信号側を強制的に選択するようにすることもでき、以下、図19、図20により説明する。
図19は、複数の異なった帯域のアンプを有するアンテナアンプを用いたアンテナアンプシステムの実施例を示すブロック図であり、図に示すように、アンテナアンプ1はAM放送波を処理するAM帯BPF11、アンプ12、スイッチ回路13と、FM放送波を処理するFM帯BPF51、アンプ52、スイッチ回路53を備え、ラジオ受信機3はAM受信部34とFM受信部35を備え、また、ナビゲーションユニット4の制御部42はスイッチ回路13、53を切り替える出力端子OUT5、OUT6を備えている。
そして、ナビゲーションユニット4の制御部42は、電源スイッチがオンのとき、常時、図20のフローチャートに示すプログラムを実行し、このプログラムを開始すると、まず、自車の位置検出処理を行う(ステップ501)。次に、制御部42は、ナビゲーションユニット4に装備されている地図情報により、規定範囲内のアンテナデータを検索した(ステップ502)後、規定範囲内にアンテナがあるか否かを判定する(ステップ503)。
そして、規定範囲内にアンテナがないと判定した場合、制御部42は出力端子OUT6からスイッチ回路53にアンプ52側bを選択する信号を出力した(ステップ504)後、出力端子OUT5からスイッチ回路13にアンプ12側bを選択する信号を出力し(ステップ505)、プログラムを終了する。
これにより、ラジオ受信機3のAM受信部34とFM受信部35にそれぞれ、アンプ12、52により増幅された信号が入力される。
一方、ステップ503で規定範囲内にアンテナがあると判定した場合、制御部42は放送アンテナから送出される周波数を地図データから読み取り、FM局のアンテナがあるか否かを判定し(ステップ506)、FM局のアンテナがあると判定した場合、出力端子OUT6からスイッチ回路53にBPF51側aを選択する信号を出力する(ステップ507)。また、ステップ506でFM局のアンテナがないと判定した場合、制御部42は、出力端子OUT6からスイッチ回路53にアンプ52側bを選択する信号を出力する(ステップ508)。
次に、制御部42は、同様に、放送アンテナから送出される周波数を地図データから読み取り、AM局のアンテナがあるか否かを判定し(ステップ509)、AM局のアンテナがあると判定した場合、出力端子OUT5からスイッチ回路13にBPF11側aを選択する信号を出力し(ステップ510)、AM局のアンテナがないと判定した場合、制御部42は、出力端子OUT5からスイッチ回路13にアンプ12側bを選択する信号を出力する(ステップ511)。
これにより、放送アンテナの周波数データを基に、該当する周波数を含む帯域のアンプのみ、アンテナ受信信号側を強制的に選択することができる。
なお、上記の実施例では、アンテナアンプ1のスイッチ回路13、53をナビゲーションユニット4の制御部42からの信号のみにより切り替える例を説明したが、アンテナアンプに受信信号レベルの大小による切替機構や温度による切替機構を設け、規定範囲内にアンテナがない場合には、受信信号レベルの大小や温度によってスイッチ回路13、53を切り替え、規定範囲内にアンテナがあった場合に、強制的にBPF11、51側に切り替えるようにすることも可能である。
次に、二つのアンテナの一方を選択して受信信号とする切替ダイバシティ方式のように同一周波数帯域で複数のアンプを有するアンテナアンプにおいて、スペース及びコストを削減する実施例について説明する。
図21はラジオ受信機に二つの同一の受信部を備え、それらの受信部を切り替えるようにしたダイバシティ方式受信機に本発明のアンテナアンプを適用した実施例を示すブロック図であり、図に示すように、アンテナアンプ1はアンテナ2に接続された、BPF11、アンプ12、スイッチ回路13と、アンテナ6に接続された、BPF61、アンプ62、スイッチ回路63よりなる二つの同一のアンテナアンプ処理部と、アンプ12、62の出力を混合する混合部64と、混合部64の出力が入力される出力切替制御部14を備えている。また、ラジオ受信機3は二つの同一のFM受信部35、36を備えており、受信状況に応じて二つのFM受信部35、36のいずれかからの信号が受信信号として利用される。
このアンテナアンプ1においては、図に示すように、出力切替制御部14を共通の一組とし、この出力切替制御部14への入力はアンプ12、62の出力を混合部64で混合したものを供給している。すなわち、どちらか一方のアンテナの電界強度が強ければ、強電界地区であることが明白であるため、一方のアンテナの電界強度が強ければ、出力切替制御部14はスイッチ回路13、63をBPF11、61側aに切り替える。
このように、出力切替制御部14を共通の一組とすることにより、出力切替制御部14を簡素化することができるので、装置スペースを削減するとともにコストアップを防止することができる。
なお、ダイバシティアンテナと受信機の間では、アンテナにメイン/サブと名称を付加したものがあり、このような場合、混合部64でアンプ12、62の出力を混合する際、重み付けを行い、メイン側を優先して出力切替制御部14による切替えを行うようにすることもできる。
このようにすることにより、アンテナがダイバシティ対応で、受信機が非対応の場合、サブ側の影響を少なくすることができるので、切替えの不整合性を極力少なくすることが可能となる。
さらに、図22の実施例に示すように、同一の周波数帯域で複数のアンプを有するアンテナアンプ1において、出力切替制御部14への信号の供給を、特定のアンプ、例えば、アンプ12の出力からのみ供給するようにすることもできる。このようにすると、車両が静止した場合は、静止位置により不整合が起こりえるが、車両が移動を始めると、どちらのアンテナも同様に電界強度の強さを検出することができるため、混合部でのアイソレート悪化防止やコストを抑えることが可能となる。
なお、上記の実施例では、アンテナアンプに受信信号レベルの大小による切替機構を設けた例について説明したが、さらに、温度による切替え機構を設け、温度が規定温度以上になった場合、スイッチ回路13、63を強制的にBPF11、61側aに切り替えるようにすることも可能である。
温度に応じてスイッチ回路を制御する本発明のアンテナアンプの実施例を示すブロック図である。 図1のアンテナアンプの具体的な回路例を示す図である。 スイッチ回路の切替特性を示す図である。 図1のアンテナアンプのヒステリシス特性を有する具体的な回路例を示す図である。 ヒステリシス特性を説明するための図である。 アンプの増幅度の温度特性を示す図である。 増幅度が温度に応じて変化するアンプの具体的な回路例を示す図である。 温度が規定値以上の場合に回路電源をオフする本発明のアンテナアンプの実施例を示すブロック図である。 電源オフ時に強制的にアンテナ入力側を選択する本発明のアンテナアンプの実施例を示すブロック図である。 電源オフ時にキーレス受信機にアンテナ信号を入力する本発明のアンテナアンプシステムの実施例を示すブロック図である。 近距離受信時に強制的にアンテナ受信信号側を選択する本発明のアンテナアンプシステムの実施例を示すブロック図である。 アンテナ有無情報により強制的にアンテナ受信信号側を選択する本発明のアンテナアンプシステムの実施例を示すブロック図である。 図12のアンテナアンプシステムの作用を示すフローチャートである。 自車位置とアンテナの位置関係を説明する図である。 電源オフ時の作用を示すフローチャートである。 電源オフ時の選択設定を利用する場合の作用を示すフローチャートである。 自車位置が検出できない場合に、ハードウェアによる切替選択を行う本発明のアンテナアンプシステムの実施例を示すブロック図である。 図17のアンテナアンプシステムの作用を示すフローチャートである。 アンテナの周波数データに基づいて切替選択を行う本発明のアンテナアンプシステムの実施例を示すブロック図である。 図19のアンテナアンプシステムの作用を示すフローチャートである。 ダイバシティ受信機に適用した本発明のアンテナアンプの実施例を示すブロック図である。 ダイバシティ受信機に適用した本発明のアンテナアンプの他の実施例を示すブロック図である。 従来のアンテナアンプを示すブロック図である。 従来のアンテナアンプの具体的な回路例を示す図である。 従来の温度補償したアンプの具体的な回路例を示す図である。
符号の説明
1 アンテナアンプ
11、51、61 BPF
12、52、62 アンプ
13、15、53、63 スイッチ回路
14 出力切替制御回路
17 出力ドライバ
18 リレー
19 リレー駆動回路
64 混合部
2、6 アンテナ
3 ラジオ受信部
31受信/復調部
32 切替スイッチ
33 制御部
34 AM受信部
35、36 FM受信部
4 ナビゲーションユニット
41 電源スイッチ
42 制御部

Claims (15)

  1. アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプにおいて、
    前記切替手段を制御する温度検出制御手段を備え、規定温度以上では、前記温度検出制御手段が受信信号レベルの大小による切替えに優先してアンテナ受信信号側を選択することを特徴とするアンテナアンプ。
  2. 請求項1に記載されたアンテナアンプにおいて、
    アンテナ受信信号側を選択する温度と、アンテナ受信信号側選択状態から復帰する温度との間にヒステリシスを有することを特徴とするアンテナアンプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたアンテナアンプにおいて、
    前記増幅手段がゲイン制御手段を備え、前記ゲイン制御手段が、温度の上昇に応じて前記増幅手段のゲインを低減し、上記規定温度近傍でゲインが1となるように制御することを特徴とするアンテナアンプ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載されたアンテナアンプにおいて、
    前記温度検出制御手段が、受信信号レベルの大小による切替えに優先してアンテナ受信信号側を選択したとき、上記温度検出制御手段以外の電源をオフすることを特徴とするアンテナアンプ。
  5. 請求項4に記載されたアンテナアンプにおいて、
    温度が下がり、前記温度検出制御手段が電源をオンする場合、電源オンに復帰するタイミングより、アンテナ受信信号側選択解除のタイミングの方が遅いことを特徴とするアンテナアンプ。
  6. アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプにおいて、
    電源供給がないとき、アンテナ受信信号を出力端子から出力させる出力選択手段を備えていることを特徴とするアンテナアンプ。
  7. アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプと、アンテナを前記アンテナアンプと共用するキーレスエントリー手段とよりなるアンテナアンプシステムにおいて、
    電源供給がないとき、アンテナ受信信号をキーレスエントリー手段に入力する出力手段を前記アンテナアンプが備えていることを特徴とするアンテナアンプシステム。
  8. アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプと、前記切替手段を制御する第2の制御手段を備えたラジオ受信手段とよりなるアンテナアンプシステムにおいて、
    前記ラジオ受信手段の受信モードが近距離受信の場合、前記第2の制御手段が、前記制御手段による受信信号レベルの大小による切替えを停止するとともに、前記切替手段によりアンテナ受信信号側を強制的に選択することを特徴とするアンテナアンプシステム。
  9. アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段とを備えたアンテナアンプと、前記切替手段を制御する制御手段を備えたナビゲーション手段とよりなるアンテナアンプシステムにおいて、
    前記ナビゲーション手段が近くに放送アンテナがあることを検知した場合、前記制御手段が前記切替手段によりアンテナ受信信号側を選択することを特徴とするアンテナアンプシステム。
  10. 請求項9に記載されたアンテナアンプシステムにおいて、
    前記ナビゲーション手段の電源がオンしてからアンテナ情報を取得するまでの間、前記制御手段が前記切替手段を電源オフする直前の状態に制御することを特徴とするアンテナアンプシステム。
  11. 請求項9に記載されたアンテナアンプシステムにおいて、
    前記アンテナアンプが受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する第2の制御手段を備え、
    前記ナビゲーション手段の電源がオンしてから前記制御手段がアンテナ情報を取得するまでの間、前記第2の制御手段が受信信号レベルの大小に応じて上記切替手段を制御することを特徴とするアンテナアンプシステム。
  12. 請求項9に記載されたアンテナアンプシステムにおいて、
    前記増幅手段として複数の異なった帯域の増幅手段を備え、前記制御手段が前記放送アンテナの周波数データを基に、該当する周波数を含む帯域の増幅手段のみアンテナ受信信号側を選択することを特徴とするアンテナアンプシステム。
  13. アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプにおいて、
    前記増幅手段として同一の周波数帯域で複数の増幅手段を有し、前記制御手段に複数の増幅手段の出力の混合出力が入力されることを特徴とするアンテナアンプ。
  14. 請求項13に記載されたアンテナアンプにおいて、
    複数の増幅手段の出力を混合する際、混合比率に重み付けを行うことを特徴とするアンテナアンプ。
  15. アンテナからの高周波信号の増幅を行う増幅手段と、この増幅手段の出力と前記増幅手段を通さず導かれるアンテナ受信信号とを選択する切替手段と、受信信号レベルの大小に応じて前記切替手段を制御する制御手段とを備えたアンテナアンプにおいて、
    前記増幅手段として同一の周波数帯域で複数の増幅手段を有し、前記制御手段に複数の増幅手段のいずれかの出力が入力されるとともに、前記制御手段がすべての増幅手段の切替手段を制御することを特徴とするアンテナアンプ。
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