JP5160263B2 - オーディオ信号処理回路およびそれを用いたオーディオ装置ならびにボリウム切換方法 - Google Patents

オーディオ信号処理回路およびそれを用いたオーディオ装置ならびにボリウム切換方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数チャンネルのオーディオ信号を増幅する技術に関する。
立体的で臨場感のある音響効果の実現のために、オーディオ信号が多チャンネル化し、使用されるスピーカの数も飛躍的に増加している。例えば、映画界の音響システムで主流となっている5.1チャンネルが近年ではDVD−Videoやデジタル放送、カーオーディオなどにも応用されている。5.1チャンネルは、フロント・レフト、フロント・ライト、リア・レフト、リア・ライト、センター、サブウーファの6チャンネルを基本とする。カーオーディオの分野では、フロントシートの人がカーナビゲーションの音声を聴く一方でリアシートの人はDVDプレーヤからの音声を聞くといったことも行われており、このような流れからもスピーカの数の増加が進んでいる。
オーディオ信号の増幅に関連する技術として、ボリウム切換時のノイズの低減を意図するものが提案されている(下記特許文献1)。特許文献1は、ボリウム制御用出力をゆるやかに変化させることによりボリウム切換時のショック音を低減させる技術を開示している。
特開2002−26670号公報 特開2005−286532号公報
複数チャンネルのオーディオ信号を対象とする音響システムにおいてボリウムを切り換えることを考えたとき、本発明者は次のような課題を認識した。
例えばユーザのボリウム切換指示に従ってチャンネルごとのボリウムデータがマイクロコンピュータから送信されたとき、マイクロコンピュータとボリウム制御側とを接続するバスの制約から、ボリウム制御側では各チャンネルのボリウムデータがタイムラグを伴って受信される。そうすると、チャンネルごとのボリウムの切換にもタイムラグが発生し、ユーザは違和感を覚える。このことはチャンネルの数が多くなるほど顕著になる。
この対策として、マイクロコンピュータとボリウム制御側とを接続するバスのバス幅を大きくする、あるいはバス幅は同じでも転送速度が早いものを用いるといったことが考えられる。しかし、バス幅を大きくすることはピン数の増大につながるし、転送速度を速めることは消費電力の増大につながる。また、それらの対策は標準的なバスの使用を妨げることにもなりかねない。したがって、現状ではボリウムデータの受信のタイムラグをなくすことは非現実的と言わざるを得ない。
また、特許文献1に開示されたような切換ノイズ対策の技術を用いる場合、ボリウム制御用出力の変化を緩やかにするための構成を回路規模の制約から複数のチャンネルで共用すると、ひとつのチャンネルについてボリウム制御用出力を緩やかに変化させている間は他のチャンネルのボリウムを変えることができなくなる。そうすると、タイムラグによりユーザが感じる違和感はより深刻となる。例えば5.1チャンネルのシステムにおいて、センター、フロント・ライト、リア・ライト、リア・レフト、フロント・レフトの順にボリウムが切り換わると、ユーザは音声が回るような感じを受けるだろう。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、複数チャンネルのオーディオ信号の増幅利得の切り換えタイミングを好適に制御する技術の提供にある。
本発明のある態様のオーディオ信号処理回路は、複数チャンネルのオーディオ信号をチャンネルごとに増幅する複数の可変利得増幅器と、各チャンネルの利得を個別に指定する複数の利得制御データを外部から受信するインタフェース部と、複数の利得制御データにもとづいて、複数の可変利得増幅器の利得を切り換える利得制御部と、所定のデータエントリー期間を計測するタイマと、を備える。利得制御部は、異なるタイミングで入力される複数の利得制御データのうち、所定のデータエントリー期間に受信した利得制御データに対応する可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて変化させる。
複数の可変利得増幅器の利得を同じタイミングで変化させたい場合がある。この場合に、オーディオ信号処理回路をスレーブデバイスとして動作するマイクロプロセッサ(ホストプロセッサともいう)において、複数の可変利得増幅器に対する利得制御データを、同じデータエントリー期間に送信すればよく、特別な処理を必要とされない。
タイマは、最初の利得制御データが入力されたことを契機として、データエントリー期間の計測を開始してもよい。この場合、マイクロプロセッサが、同じタイミングで利得を変化させたい可変利得増幅器の利得制御データを、シーケンシャルに送信することにより、自動的に同じタイミングで利得を変化させることができる。
オーディオ信号処理回路は、複数の利得制御データを格納する複数のレジスタをさらに備えてもよい。タイマは、複数のレジスタを監視し、いずれかのレジスタに書き込みが発生したことを契機として、データエントリー期間の計測を開始してもよい。
タイマは、自律的に所定のデータエントリー期間を繰り返し計測してもよい。
タイマは、データエントリー期間の開始タイミングを、複数の利得制御データを送信するマイクロプロセッサへと通知してもよい。この場合、マイクロプロセッサは、通知を受けたことを契機として、複数の利得制御データをシーケンシャルに送信することにより、複数チャンネルの利得を同じタイミングで変化させることができる。
タイマは、複数の利得制御データを送信するマイクロプロセッサから指示されたタイミングで、データエントリー期間を開始してもよい。この場合、マイクロプロセッサ側で、データエントリー期間を制御することができる。
データエントリー期間は、10ms以下の範囲に設定されてもよい。データエントリー期間が10ms以下であれば、たとえば複数の可変利得増幅器が、ボリウム制御に利用される場合に、ユーザがボリウムの変更を指示してから実際に変更されるまでの遅延を知覚できない程度に抑制できる。
利得制御部が、シリアルバスを介して複数の利得制御データの各々を受信してもよい。利得制御部が、IC(Inter-IC Control)バスを介して複数の利得制御データの各々を受信してもよい。
利得制御部は、各チャンネルのボリウム切換の際にボリウムの変化をゆるやかにするためのソフト切換回路を含み、ソフト切換回路は、少なくとも2チャンネルの可変利得増幅器によってボリウム切換のために共用されてもよい。
データエントリー期間は、共通のソフト切換回路を共有する少なくとも2チャンネルの可変利得増幅器に対する利得制御データをすべて受信するのに要する時間以上に設定されてもよい。
オーディオ信号処理回路は、ひとつの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
本発明の別の態様は、オーディオ装置である。この装置は、上述のオーディオ信号処理回路と、ユーザの指示に応じてオーディオ信号処理回路に複数の利得制御データの各々を送信するマイクロプロセッサと、マイクロプロセッサとオーディオ信号処理回路とを接続するバスと、を備える。
本発明のさらに別の態様は、複数チャンネルのオーディオ信号のボリウムを切り換えるボリウム切換方法に関する。この方法は、マイクロプロセッサが、ユーザのボリウム切換指示にもとづいて、ボリウム切換対象の各チャンネルのボリウムを個別に指定する複数の利得制御データを生成するステップと、マイクロプロセッサが、複数の利得制御データの各々を異なるタイミングでオーディオ信号処理回路に送信するステップと、オーディオ信号処理回路が、所定のデータエントリー期間を計測するステップと、オーディオ信号処理回路が、異なるタイミングで入力される複数の利得制御データのうち、所定のデータエントリー期間に受信した利得制御データに対応するオーディオ信号を増幅する可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて変化させるステップと、を含む。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を、方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、柔軟な利得制御が可能となる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、実施の形態にかかるオーディオシステム300の構成を示すブロック図である。オーディオシステム300は、例えばホームシアターやカーオーディオシステム等をはじめとする様々な音響システムに応用できる。ここではその具体的な用途は特に限定せず、例示のためにフロント2チャンネル(R/Lチャンネル)、リア2チャンネル(R/Lチャンネル)、計4チャンネルのオーディオシステム300を説明する。オーディオシステム300においては、Rチャンネルのフロントとリアからは同じオーディオ信号SRが出力され、Lチャンネルのフロントとリアからは同じオーディオ信号SLが出力される。
オーディオシステム300は、音源130と、オーディオ装置200と、スピーカ群150とを備える。
オーディオ装置200は、オーディオ信号処理回路100と、マイクロプロセッサ120とを備える。オーディオ装置200は、例えばホームシアターやカーオーディオシステムのデッキである。
オーディオ信号処理回路100およびマイクロプロセッサ120は、バス110を介して接続される。バス110は、例えばIC(Inter-IC Control)バスのようなシリアルバスであってもよい。
音源130は、左右2チャンネル(R/L)に対応したオーディオ信号SR、SLをオーディオ信号処理回路100に出力する。
オーディオ信号処理回路100は、入力されたオーディオ信号SR、SLをチャンネルごとに増幅し、それぞれ対応するスピーカに出力する。オーディオ信号処理回路100は、オーディオ信号の増幅処理の他、イコライジング処理、トーンコントロール、ラウドネスコントロールなど、さまざまな処理を行ってもよい。オーディオ信号処理回路100は、1つの半導体基板上に一体集積化される。1つの半導体基板上に一体集積化することにより、オーディオ装置200などの電子機器への搭載が容易となる。
スピーカ群150は、フロント・レフト(FL)、フロント・ライト(FR)、リア・レフト(RL)、リア・ライト(RR)の各チャンネルに対応する4つのスピーカSP1〜SP4を含む。各スピーカSP1〜SP4は、オーディオ信号処理回路100によって増幅されたオーディオ信号SFL、SFR、SRL、SRRを受信し、それを音響信号に変換する。
オーディオ信号処理回路100は、オーディオ信号を増幅するための複数の可変利得増幅器(不図示)を備える。いくつかの可変利得増幅器は、音量(ボリウム)をFL、FR、RL、RRチャンネルごとに制御するために設けられる。また、必要に応じて、イコライザイング処理用、トーンコントロール用、ラウドネスコントロール用に、必要な数の可変利得増幅器が設けられる。以下では理解の容易化のために、各チャンネルのボリウム制御用の可変利得増幅器のみに着目して説明を進める。
マイクロプロセッサ120は、オーディオ信号処理回路100を外部から制御するために設けられる。たとえばマイクロプロセッサ120は、ユーザによるボリウム変更の指示を受け、オーディオ信号処理回路100に内蔵される可変利得増幅器それぞれの利得を制御する。
マイクロプロセッサ120は、各チャンネルのボリウムをそれぞれ個別に指定する複数の利得制御データを、ユーザからの指示にもとづいて、バス110を介してオーディオ信号処理回路100に送信する。この利得制御データにもとづいてオーディオ信号処理回路100の各チャンネルのボリウムが定められる。
図2は、実施の形態に係るオーディオ信号処理回路100の構成を示す機能ブロック図である。オーディオ信号処理回路100は、信号処理ブロック10、12、14、16、インタフェース部20、タイマ22を備える。
信号処理ブロック10、14には、Lチャンネルのオーディオ信号SLが入力される。また信号処理ブロック12、16には、Rチャンネルのオーディオ信号SRが入力される。信号処理ブロック10、12、14、16はそれぞれ、FL、RF、RL、RRチャンネルのオーディオ信号に対して所定の信号処理を実行する。所定の信号処理は、たとえば設定されたボリウム値に応じた利得での増幅である。
インタフェース部20は、2線シリアルインタフェースであり、外部のマイクロプロセッサ120からのクロック信号CLKとデータ信号DATAを受ける。データ信号DATAには、各信号処理ブロック10、12、14、16を個別に制御するための制御データが含まれる。具体的には、各信号処理ブロック10、12、14、16ごとにボリウム制御用に設けられた可変利得増幅器の利得を制御するための利得制御データDg1〜Dg4が含まれる。
図3は、図1のバス110を介して伝送されるシリアルデータのフォーマットを示す。マイクロプロセッサ120からオーディオ信号処理回路100に送信される制御データを示す。ここでは、ICバスのフォーマットを例に説明する。
制御データは、スレーブアドレスと、セレクトアドレスと、制御データとを含む。これらはそれぞれ8ビットのデータであり、マイクロプロセッサ120がユーザの指示にもとづいて各8ビットを生成する。フォーマットの最初には先頭を示すための1ビット(S:Start condition)が挿入される。スレーブアドレスとセレクトアドレス、ボリウムデータの後ろにはそれぞれ各8ビットが受信されたことを示すための1ビット(A:Acknowledge bit)がある。フォーマットの最後は終わりを示すための1ビット(P:Stop condition)である。
スレーブアドレスは、操作対象となるデバイスを特定する。ボリウム調節が指示されたとき、ここにはオーディオ信号処理回路100を特定するデータが入る。3線シリアル伝送の場合、スレーブアドレスに変えて、チップセレクト信号を利用してもよい。
セレクトアドレスは、続く制御データの書き込み先のレジスタアドレスを指定するデータである。制御データは、セレクトアドレスによって指定されたアドレスに書き込まれるデータである。複数の可変利得増幅器の利得を制御する場合、セレクトアドレスによって制御対象となる可変利得増幅器が指定され、制御データによって利得の値が設定される。
なお、スレーブアドレスとセレクトアドレス、ボリウムデータを全て含むものを1つの利得制御データとして説明したが、スレーブアドレスを含めずにセレクトアドレスおよびボリウムデータを1つの利得制御データとみなしてもよい。あるいはスレーブアドレスおよびセレクトアドレスを含めずにボリウムデータを1つの利得制御データとみなしてもよい。要するに、利得制御データは、それを受信したときに、利得調節の対象となるチャンネルとそのチャンネルにおいて目標とするボリウムを知りうるようなデータであると理解できる。もっとも、「利得を知りうる」とは利得制御データ単体を受信して利得を知りうる場合に限らず、前後のデータとの相互関係からそれを知りうる場合も含む。
図2に戻る。シリアルインタフェースを介したデータ伝送では、複数の制御データを同時に送信することができないため、シーケンシャルに伝送されることになる。つまり複数の制御データは、オーディオ信号処理回路100に異なるタイミングで入力される。
タイマ22は、所定のデータエントリー期間τを計測する。タイマ22はデータエントリー期間τが経過すると所定レベルとなるアクティブ信号ACTを生成し、信号処理ブロック10、12、14、16へと出力する。信号処理ブロック10、12、14、16は、アクティブ信号ACTが所定レベルとなったことを契機として、そのデータエントリー期間τに入力された制御データにもとづく処理を実行する。
このようにしてオーディオ信号処理回路100は、異なるタイミングで入力される複数の制御データのうち、のデータエントリー期間τに受信した制御データによって指示された信号処理を、タイミングを揃えて実行する。
タイマ22は、信号処理ブロック10、12、14、16のいずれかに、制御データが入力されたことを契機として、データエントリー期間τの計測を開始する。言い換えれば、最初の制御データが入力されたタイミングで、データエントリー期間の計測を開始する。
図4は、オーディオ信号処理回路100の構成例を示すブロック図である。オーディオ信号処理回路100は、可変利得増幅器AMP1〜AMP4、利得制御部CNT1〜CNT4、インタフェース部20、タイマ22、レジスタ24を備える。
可変利得増幅器AMP1〜AMP4はそれぞれ、チャンネルごとのオーディオ信号を増幅する。利得制御部CNT1〜CNT4は、対応する可変利得増幅器AMP1〜AMP4の利得を制御する。
インタフェース部20に入力された制御データは、レジスタ24のアドレスデータによって指定された領域(REG1〜REG4)に書き込まれる。レジスタREG1〜REG4にはそれぞれ、可変利得増幅器AMP1〜AMP4の利得を設定する利得制御データが書き込まれる。
利得制御部CNT1〜CNT4は、対応するレジスタREG1〜REG4に書き込まれた利得制御データにもとづいて、対応する可変利得増幅器AMP1〜AMP4の利得g1〜g4を切り換える。
利得制御部CNT1〜CNT4はそれぞれ、対応するレジスタREG1〜REG4のデータ書き込みを監視するレジスタ監視部を含む。利得制御部CNT1〜CNT4の各レジスタ監視部は、対応するレジスタREG1〜REG4に利得制御データが書き込まれると、フラグFLG1〜FLG4を所定レベル(ハイレベル)に遷移させてアサートする。フラグFLG1〜FLG4は、タイマ22へと入力される。
タイマ22は、いずれかのフラグFLGがアサートされると、所定のデータエントリー期間τの計測を開始する。データエントリー期間τが経過すると、アクティブ信号ACTを所定レベルに遷移させてアサートし、利得制御部CNT1〜CNT4へと利得制御処理の開始を指示する。
i番目の利得制御部CNTiは、アクティブ信号ACTがハイレベルとなったときに、対応するフラグFLGiがアサートされていれば、レジスタREGiに書き込まれた利得制御データに応じた目標値に、可変利得増幅器AMPiの利得giを変化させる。各チャンネルの利得制御が完了すると、レジスタREG1〜REG4はネゲートされる。
オーディオ信号を増幅する増幅器の利得を急激に変化すると、オーディオ信号の振幅が不連続となってノイズが発生する。この問題を解消するために、可変利得増幅器の利得を、現在の値から目標値に向かって緩やかに変化させる技術(ソフト切換という)が利用され、そのためにソフト切換回路26が設けられる。
ソフト切換回路26は、各チャンネルのボリウム切換の際にボリウムの変化をゆるやかにするための回路である。ボリウムの変化をゆるやかにする技術としては、例えば上述の特許文献1、2に記載されたような公知技術を用いることができる。ソフト切換回路26は、全チャンネルのボリウム切換のために共用される。なお、図4では、利得の変化をゆるやかにするためにソフト切換回路26が出力する信号を「SS」と標記している。
利得制御部CNT1〜CNT4は、利得制御データDg1〜Dg4を受信しても、各利得制御データがボリウム切換の対象とするチャンネルの可変利得増幅器の利得をすぐには切り換えず、アクティブ信号ACTがアサートされるまで待機し、アサートを契機として利得を切り換える。
以上がオーディオ信号処理回路100の構成である。次にその動作を説明する。図5は、図4のオーディオ信号処理回路100の動作を示すタイムチャートである。マイクロプロセッサ120から利得制御データDg1〜Dg4が、バス110を介して順に出力される。マイクロプロセッサ120は、アドレスのオートインクリメント機能を利用して、利得制御データDg1〜Dg4を順に出力してもよいし、あるいは、利得を変更する必要があるチャンネルの利得制御データのみを出力してもよい。
時刻t0に、最初の利得制御データDg1がレジスタ24のアドレスREG1に書き込まれる。これを受けて、フラグFLG1がアサートされ、タイマ22はデータエントリー期間τのカウントを開始する。その後、利得制御データDg2〜Dg4が順にレジスタ24に書き込まれる。
データエントリー期間τが経過した時刻t1に、アクティブ信号ACTがアサートされる。利得制御部CNT1〜CNT4は、アクティブ信号ACTがアサートされると、同じタイミングで利得g1〜g4を目標値へとソフト切り換えする。
以上がオーディオ信号処理回路100の動作である。実施の形態によれば、オーディオ信号処理回路100が各チャンネルの可変利得増幅器AMP1〜AMP4の利得をタイミングを揃えて切り換えるので、各チャンネルのスピーカから出力される音声のボリウム切換のタイミングが揃えられる。これによりボリウム切換の際にユーザが感じる違和感を低減することができ、オーディオ装置200の価値の向上につながる。
タイマ22は、最初の利得制御データが入力されたことを契機として、データエントリー期間τの計測を開始するため、マイクロプロセッサ120が、同じタイミングで利得を変化させたい可変利得増幅器の利得制御データを、シーケンシャルに送信することにより、自動的に同じタイミングで利得を変化させることができる。
また、本実施の形態ではオーディオ信号処理回路100側でデータエントリー期間τを管理し、それを利用して各チャンネルのボリウムを切り換えるタイミングを揃えるため、マイクロプロセッサ120側において、特段の処理が必要ないという利点がある。マイクロプロセッサ120は、同じタイミングで利得を変更すべきチャンネルの利得制御データを、同じデータエントリー期間τ内に出力すれば済む。
言い換えるとデータエントリー期間τは、共通のソフト切換回路26を共有する複数の可変利得増幅器に対する利得制御データをすべて受信するのに要する時間以上に設定することが望ましい。この観点から見ると、データエントリー期間τは制御すべき増幅器の個数やバス110の転送速度に依存するが、好ましくは10ms以下に、典型的には0.1ms〜10msの範囲に設定される。
実施の形態においては、ソフト切換回路26によりボリウム切換時の可変利得増幅器の利得変化がゆるやかになるため、切換時のショック音が防止される。また、ソフト切換回路26を各チャンネルの可変利得増幅器にて共用するので、回路規模の増大が抑えられる。ここで、ソフト切換回路26を共用するとき、利得制御データを受信するつど可変利得増幅器の利得を切り換えるとボリウム切換時の違和感が深刻化するところ、本実施の形態では上述のようにして可変利得増幅器の利得切換のタイミングを揃えているため、そのような問題が好適に解決される。
本実施の形態の効果を明確に理解するために、図6および図7のボリウム切換波形を比較する。図6は、比較例におけるボリウム切換波形を示す。図7は、本実施の形態におけるボリウム切換波形を示す。
比較例は、ソフト切換回路26を共用する構成において、利得制御データを受信するつど可変利得増幅器の利得を切り換える例である。比較例の場合、ソフト切換回路26をチャンネルの数と同じ回数動作させることとなり、1つのチャンネルについてボリウムをゆるやかに変化させている間、他のチャンネルについてはボリウムの切換を待たなければならない。すなわち、最初のチャンネルについてボリウムのゆるやかな切換が終わるのを待ってから次のチャンネルのボリウムがゆるやかに切り換えられ、さらに次のチャンネルではその間も依然として切換待ち状態となっている。したがって、図6のようにチャンネルごとにタイムラグがある切換波形となり、ユーザはボリウム切換のたびに違和感を覚える。
これに対し、本実施の形態では上述のようにして各チャンネルの可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて切り換えるので、ソフト切換回路26の動作は1回のボリウム切換につき1回で済む。これにより、図7に示されるように、比較例とは異なる同時切換の波形が得られる。したがって、ボリウム切換時にユーザが感じる違和感は低減され、自然なボリウム切換が実現される。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例を示す。
(変形例1)
タイマ22は、利得制御データの書き込みとは無関係に、自律的に所定のデータエントリー期間τを繰り返し計測してもよい。この場合でも、上述の実施の形態と同様の効果が得られる。さらにタイマ22は、データエントリー期間τの開始タイミングを、複数の利得制御データを送信するマイクロプロセッサ120へと通知してもよい。この場合、マイクロプロセッサ120は、通知を受けたことを契機として、複数の利得制御データをシーケンシャルに送信することにより、複数チャンネルの利得を同じタイミングで変化させることができる。
(変形例2)
タイマ22は、複数の利得制御データを送信するマイクロプロセッサ120から指示されたタイミングで、データエントリー期間τを開始してもよい。この場合、実施の形態と同様の効果が得られ、マイクロプロセッサ120側で、データエントリー期間τを制御することができる。
(その他の変形例)
実施の形態ではマイクロプロセッサ120とオーディオ信号処理回路100とを接続するバスをシリアルバスとしたが、これには限定されず、パラレルバスを用いてもよい。
実施の形態では利得制御部CNT1〜CNT4が各チャンネルの可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて切り換えた。変形例ではこれに加え、利得制御部CNT1〜CNT4は利得制御データを受信するつど可変利得増幅器の利得を切り換えるモードも実行可能に構成される。どちらの動作を実行するかは事前の設定により適宜決めればよい。これによればユーザにおける選択の自由度が得られる。
実施の形態ではソフト切換回路26を全てのチャンネルにて共用としたが、これにも限定されず、ソフト切換回路26は一部のチャンネルには共用されなくてもよい。また、一部のチャンネルで可変利得増幅器の利得の変化をゆるやかにする必要がなければ、そのチャンネルの可変利得増幅器にソフト切換回路26を使用する必要はない。これによれば回路設計の自由度が増す。
実施の形態では4チャンネルのシステムとしてオーディオシステム300を説明したが、これにも限定されない。オーディオ信号のチャンネル数は複数である限り任意である。また、可変利得増幅器は、ボリウム制御に限定されず、トーンコントロールやイコライジング用であってもよい。
さらに実施の形態では、可変利得増幅器の利得を制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されず、増幅に代えて任意の信号処理を行う複数の処理部に拡張可能である。つまり、本発明のある実施の形態に係るオーディオ信号処理回路100は、所定の信号処理を実行する複数の信号処理部と、各信号処理部を個別に制御する制御データを外部から受信するインタフェース部と、所定のデータエントリー期間を計測するタイマと、を備える。このオーディオ信号処理回路100は、異なるタイミングで入力される複数の制御データのうち、所定のデータエントリー期間に受信した制御データによって指示された信号処理を、タイミングを揃えて実行する。
実施の形態にかかるオーディオシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るオーディオ信号処理回路の構成を示す機能ブロック図である。 図1のバスを介して伝送されるシリアルデータのフォーマットを示す図である。 オーディオ信号処理回路の構成例を示すブロック図である。 図4のオーディオ信号処理回路の動作を示すタイムチャートである。 比較例におけるボリウム切換波形を示す図である。 本実施の形態におけるボリウム切換波形を示す図である。
符号の説明
10…信号処理ブロック、12…信号処理ブロック、14…信号処理ブロック、16…信号処理ブロック、20…インタフェース部、22…タイマ、24…レジスタ、CNT…利得制御部、AMP…可変利得増幅器、100…オーディオ信号処理回路、110…バス、120…マイクロプロセッサ、130…音源、150…スピーカ群、200…オーディオ装置、300…オーディオシステム。

Claims (16)

  1. 複数チャンネルのオーディオ信号をチャンネルごとに増幅する複数の可変利得増幅器と、
    各チャンネルの利得を個別に指定する複数の利得制御データを外部から受信するインタフェース部と、
    前記複数の利得制御データにもとづいて、前記複数の可変利得増幅器の利得を切り換える利得制御部と、
    所定のデータエントリー期間を計測するタイマと、
    前記複数の利得制御データを格納する複数のレジスタと、
    を備え、
    前記利得制御部は、異なるタイミングで入力される前記複数の利得制御データのうち、前記所定のデータエントリー期間に受信した利得制御データに対応する可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて変化させ、
    前記タイマは、前記複数のレジスタを監視し、いずれかのレジスタに書き込みが発生したことを契機として、前記データエントリー期間の計測を開始することを特徴とするオーディオ信号処理回路。
  2. 複数チャンネルのオーディオ信号をチャンネルごとに増幅する複数の可変利得増幅器と、
    各チャンネルの利得を個別に指定する複数の利得制御データを外部から受信するインタフェース部と、
    前記複数の利得制御データにもとづいて、前記複数の可変利得増幅器の利得を切り換える利得制御部と、
    所定のデータエントリー期間を計測するタイマと、
    を備え、
    前記利得制御部は、異なるタイミングで入力される前記複数の利得制御データのうち、前記所定のデータエントリー期間に受信した利得制御データに対応する可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて変化させ、
    前記タイマは、自律的に前記所定のデータエントリー期間を繰り返し計測することを特徴とするオーディオ信号処理回路。
  3. 複数チャンネルのオーディオ信号をチャンネルごとに増幅する複数の可変利得増幅器と、
    各チャンネルの利得を個別に指定する複数の利得制御データを外部から受信するインタフェース部と、
    前記複数の利得制御データにもとづいて、前記複数の可変利得増幅器の利得を切り換える利得制御部と、
    所定のデータエントリー期間を計測するタイマと、
    を備え、
    前記利得制御部は、異なるタイミングで入力される前記複数の利得制御データのうち、前記所定のデータエントリー期間に受信した利得制御データに対応する可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて変化させ、
    前記タイマは、前記データエントリー期間の開始タイミングを、前記複数の利得制御データを送信するマイクロプロセッサへと通知することを特徴とするオーディオ信号処理回路。
  4. 前記データエントリー期間は、10ms以下に設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のオーディオ信号処理回路。
  5. 前記利得制御部が、シリアルバスを介して前記複数の利得制御データの各々を受信することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のオーディオ信号処理回路。
  6. 前記利得制御部が、IC(Inter-IC Control)バスを介して前記複数の利得制御データの各々を受信することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のオーディオ信号処理回路。
  7. 前記利得制御部は、各チャンネルのボリウム切換の際にボリウムの変化をゆるやかにするためのソフト切換回路を含み、前記ソフト切換回路は、少なくとも2チャンネルの可変利得増幅器によってボリウム切換のために共用されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のオーディオ信号処理回路。
  8. 前記データエントリー期間は、共通のソフト切換回路を共有する前記少なくとも2チャンネルの可変利得増幅器に対する前記利得制御データをすべて受信するのに要する時間以上に設定されることを特徴とする請求項7に記載のオーディオ信号処理回路。
  9. ひとつの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のオーディオ信号処理回路。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のオーディオ信号処理回路と、
    ユーザの指示に応じて前記オーディオ信号処理回路に前記複数の利得制御データの各々を送信するマイクロプロセッサと、
    前記マイクロプロセッサと前記オーディオ信号処理回路とを接続するバスと、
    を備えることを特徴とするオーディオ装置。
  11. 複数チャンネルのオーディオ信号のボリウムを切り換える方法であって、
    マイクロプロセッサが、ユーザのボリウム切換指示にもとづいて、ボリウム切換対象の各チャンネルのボリウムを個別に指定する複数の利得制御データを生成するステップと、
    前記マイクロプロセッサが、前記複数の利得制御データの各々を異なるタイミングでオーディオ信号処理回路に送信するステップと、
    前記複数の利得制御データを前記オーディオ信号処理回路の複数のレジスタに格納するステップと、
    前記オーディオ信号処理回路が、前記複数のレジスタを監視し、いずれかのレジスタに書き込みが発生したことを契機として、所定のデータエントリー期間の計測を開始するステップと、
    前記オーディオ信号処理回路が、異なるタイミングで入力される前記複数の利得制御データのうち、前記所定のデータエントリー期間に受信した利得制御データに対応するオーディオ信号を増幅する可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて変化させるステップと、
    を含むことを特徴とするボリウム切換方法。
  12. 複数チャンネルのオーディオ信号のボリウムを切り換える方法であって、
    マイクロプロセッサが、ユーザのボリウム切換指示にもとづいて、ボリウム切換対象の各チャンネルのボリウムを個別に指定する複数の利得制御データを生成するステップと、
    前記マイクロプロセッサが、前記複数の利得制御データの各々を異なるタイミングでオーディオ信号処理回路に送信するステップと、
    前記オーディオ信号処理回路が、自律的に所定のデータエントリー期間を繰り返し計測するステップと、
    前記オーディオ信号処理回路が、異なるタイミングで入力される前記複数の利得制御データのうち、前記所定のデータエントリー期間に受信した利得制御データに対応するオーディオ信号を増幅する可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて変化させるステップと、
    を含むことを特徴とするボリウム切換方法。
  13. 複数チャンネルのオーディオ信号のボリウムを切り換える方法であって、
    マイクロプロセッサが、ユーザのボリウム切換指示にもとづいて、ボリウム切換対象の各チャンネルのボリウムを個別に指定する複数の利得制御データを生成するステップと、
    前記マイクロプロセッサが、前記複数の利得制御データの各々を異なるタイミングでオーディオ信号処理回路に送信するステップと、
    前記オーディオ信号処理回路が、所定のデータエントリー期間を計測するステップと、
    前記オーディオ信号処理回路が、異なるタイミングで入力される前記複数の利得制御データのうち、前記所定のデータエントリー期間に受信した利得制御データに対応するオーディオ信号を増幅する可変利得増幅器の利得を、タイミングを揃えて変化させるステップと、
    前記オーディオ信号処理回路が、前記データエントリー期間の開始タイミングを、前記複数の利得制御データを送信するマイクロプロセッサへと通知するステップと、
    を含むことを特徴とするボリウム切換方法。
  14. 所定の信号処理を実行する複数の信号処理部と、
    各信号処理部を個別に制御する複数の制御データを外部から受信するインタフェース部と、
    所定のデータエントリー期間を計測するタイマと、
    前記複数の制御データを格納する複数のレジスタと、
    を備え、
    異なるタイミングで入力される複数の制御データのうち、前記所定のデータエントリー期間に受信した制御データによって指示された信号処理を、タイミングを揃えて実行し、
    前記タイマは、前記複数のレジスタを監視し、いずれかのレジスタに書き込みが発生したことを契機として、前記データエントリー期間の計測を開始することを特徴とするオーディオ信号処理回路。
  15. 所定の信号処理を実行する複数の信号処理部と、
    各信号処理部を個別に制御する複数の制御データを外部から受信するインタフェース部と、
    所定のデータエントリー期間を計測するタイマと、
    前記複数の制御データを格納する複数のレジスタと、
    を備え、
    前記タイマは、自律的に前記所定のデータエントリー期間を繰り返し計測し、
    異なるタイミングで入力される複数の制御データのうち、前記所定のデータエントリー期間に受信した制御データによって指示された信号処理を、タイミングを揃えて実行することを特徴とするオーディオ信号処理回路。
  16. 所定の信号処理を実行する複数の信号処理部と、
    各信号処理部を個別に制御する複数の制御データを外部のマイクロプロセッサから受信するインタフェース部と、
    所定のデータエントリー期間を計測するタイマと、
    前記複数の制御データを格納する複数のレジスタと、
    を備え、
    前記タイマは、前記データエントリー期間の開始タイミングを、前記マイクロプロセッサへと通知し、
    異なるタイミングで入力される複数の制御データのうち、前記所定のデータエントリー期間に受信した制御データによって指示された信号処理を、タイミングを揃えて実行することを特徴とするオーディオ信号処理回路。
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