JP2002026670A - 抵抗ラダー型電子ボリューム - Google Patents

抵抗ラダー型電子ボリューム

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JP2002026670A
JP2002026670A JP2000201727A JP2000201727A JP2002026670A JP 2002026670 A JP2002026670 A JP 2002026670A JP 2000201727 A JP2000201727 A JP 2000201727A JP 2000201727 A JP2000201727 A JP 2000201727A JP 2002026670 A JP2002026670 A JP 2002026670A
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JP2000201727A
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Tomoyuki Arakawa
智幸 荒川
Hisanobu Kakihara
久信 柿原
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Mitsubishi Electric Corp
Kyoei Sangyo KK
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Mitsubishi Electric Corp
Kyoei Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切換ノイズを適切に除去できる抵抗ラダー型
電子ボリュームを提供する。 【解決手段】 抵抗ラダー1の抵抗値を選択し、その抵
抗値に応じた選択出力を導出するスイッチ素子群2と、
抵抗ラダー1の抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた選
択出力を導出するスイッチ素子群3とを備え、ボリュー
ム制御回路4からの制御信号の印加により、スイッチ素
子群2,3の選択出力を切換えてボリューム選択を行う
ものにおいて、スイッチ素子群2,3による選択出力を
受け、これらの選択出力を切換えてボリューム制御用出
力を導出するスイッチオペアンプ6を備え、スイッチオ
ペアンプ6を前記ボリューム制御回路4から遅延回路5
を介して印加される遅延した制御信号によって制御する
ことにより、ボリューム制御用出力を緩やかに変化させ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、抵抗ラダーとス
イッチ、オペアンプを用い構成される電子ボリューム回
路を複数段有する回路において、前段回路と後段回路の
DCレベル差により発生するボリューム切換時のショッ
ク音(切換ノイズ)を低減させる技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来技術における構成を示すも
のである。図において、1は抵抗ラダー、4はボリュー
ム制御回路、7は入力端子、8は出力端子、14は抵抗
ラダー1の抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた選択出
力を導出するスイッチ素子群、15はスイッチ素子群1
4の選択出力を受け、ボリューム制御用出力を導出する
オペアンプである。
【0003】このような電子ボリューム回路では、前段
回路の出力に生ずるDCオフセット電圧が次段としての
電子ボリューム回路の入力端子7に入力されることによ
って、スイッチ素子群14により選択される抵抗ラダー
1におけるボリューム設定各点でDC電圧レベルが異な
ることになる。このため、出力端子8から導出される電
子ボリュームのボリューム制御用出力としてのDC出力
レベルがボリューム設定を切換えた瞬間に変動すること
になり、この電子ボリューム出力をオーディオアンプな
どで増幅するとスピーカーからショック音が発生する。
【0004】従来は、前段回路と電子ボリューム回路の
入力端子7との間にDC成分カット用のコンデンサ(カ
ップリングコンデンサ)を挿入して、電子ボリューム回
路にDCオフセット電圧を入力させないことで、全ての
ボリューム設定での出力DCレベルを揃え、DC出力レ
ベルの変動に起因する切換ノイズの発生を防いでいた。
【0005】この方策では、カップリングコンデンサが
必要であるが、IC内部で実現不可能な容量値であるた
め、IC外部で単体コンデンサを回路間に挿入する。こ
のため、ICには外付コンデンサ接続のためにピンが必
要となる。システムとしてICを使用する場合、外付部
品が少ないほどシステム全体のコストが減少する。ま
た、ICチップとしてはピン数が少ないほど製造コスト
が減少する。このため、なるべく外付部品点数の少ない
IC,ピン数が少ないICが求められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、切換ノイ
ズを適切に除去できる抵抗ラダー型電子ボリュームを得
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る抵抗ラ
ダー型電子ボリュームでは、抵抗ラダーの抵抗値を選択
し、その抵抗値に応じた選択出力を導出する第1のスイ
ッチ素子群と、抵抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗
値に応じた選択出力を導出する第2のスイッチ素子群と
を備え、制御信号の印加により、前記第1のスイッチ素
子群または第2のスイッチ素子群の選択出力を切換えて
ボリューム選択を行うものにおいて、前記第1および第
2のスイッチ素子群による選択出力を受け、これらの選
択出力を切換えてボリューム制御用出力を導出するオペ
アンプを備え、前記オペアンプを前記制御信号の印加か
ら遅延して制御することにより、ボリューム制御用出力
を緩やかに変化させるようにしたものである。
【0008】第2の発明に係る抵抗ラダー型電子ボリュ
ームでは、抵抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗値に
応じた選択出力を導出する第1のスイッチ素子群と、抵
抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた選択出
力を導出する第2のスイッチ素子群とを備え、制御信号
の印加により、前記第1のスイッチ素子群または第2の
スイッチ素子群の選択出力を切換えてボリューム選択を
行うものにおいて、前記第1のスイッチ素子群の選択出
力を受ける第1の正入力端子と、前記第2のスイッチ素
子群による選択出力を受ける第2の正入力端子とを有
し、これら第1および第2の正入力端子に入力される前
記第1のスイッチ素子群の選択出力と第2のスイッチ素
子群の選択出力とを切換えてボリューム制御用出力を導
出するスイッチオペアンプを備え、前記スイッチオペア
ンプを前記制御信号の印加から遅延して制御することに
より、ボリューム制御用出力を緩やかに変化させるよう
にしたものである。
【0009】第3の発明に係る抵抗ラダー型電子ボリュ
ームでは、抵抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗値に
応じた選択出力を導出する第1のスイッチ素子群と、抵
抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた選択出
力を導出する第2のスイッチ素子群とを備え、ボリュー
ム制御回路からの制御信号の印加により、前記第1のス
イッチ素子群または第2のスイッチ素子群の選択出力を
切換えてボリューム選択を行うものにおいて、前記第1
および第2のスイッチ素子群による選択出力を受け、こ
れらの選択出力を切換えてボリューム制御用出力を導出
するオペアンプを備え、前記オペアンプを前記ボリュー
ム制御回路から遅延回路を介して印加される遅延した制
御信号によって制御することにより、ボリューム制御用
出力を緩やかに変化させるようにしたものである。
【0010】第4の発明に係る抵抗ラダー型電子ボリュ
ームでは、前記遅延回路を積分器により構成し、前記遅
延回路に対し抵抗により分圧された電圧入力を印加する
ようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明による実
施の形態1を、図1ないし図3について説明する。図1
は実施の形態1における全体構成を示す接続図である。
図2は実施の形態1における出力波形モデルを従来技術
と対比して示す説明図である。図2(a)は従来技術に
ついて示し、図2(b)は実施の形態1について示して
いる。図3は実施の形態1における遅延回路の構成を示
す接続図である。
【0012】図1において、1は抵抗ラダー、2はスイ
ッチ素子A群、3はスイッチ素子B群、4はボリューム
制御回路、5は遅延回路、6はスイッチオペアンプ、7
は入力端子、8は出力端子である。スイッチ素子A群2
は、抵抗ラダー1の抵抗値を選択し、その抵抗値に応じ
た選択出力を導出する。スイッチ素子B群3もまた、抵
抗ラダー1の抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた選択
出力を導出する。
【0013】スイッチオペアンプ6は、1対の正入力端
子を有し、その一方の正入力端子にスイッチ素子A群2
からの選択出力を受け、他方の正入力端子にスイッチ素
子B群3からの選択出力を受ける。ボリューム制御回路
4は、制御信号をスイッチ素子A群2およびスイッチ素
子B群3に印加し、スイッチ素子A群2の選択出力また
はスイッチ素子B群3の選択出力を切換えて、ボリュー
ム選択を行うものである。そして、ボリューム制御回路
4は、スイッチ素子群2,3に対する制御信号の印加と
ともに、遅延回路5を介してスイッチオペアンプ6に制
御信号を印加する。
【0014】ここで、図1に示す、抵抗ラダー1,スイ
ッチ素子群2,3,ボリューム制御回路4,遅延回路5
およびスイッチオペアンプ6は、この発明による電子ボ
リュームを構成するICとして、一体に集積化されてい
る。
【0015】従来使用されている電子ボリューム回路
は、図6に示すように、抵抗ラダー1,1つのスイッチ
群14,ボリューム制御回路4およびオペアンプ15で
構成されている。従来の電子ボリュームでの構成での問
題点を示す。電子ボリューム回路ブロックの前に接続さ
れている前段回路の出力に生ずるDCオフセット電圧に
より、電子ボリューム回路ブロックの基準電圧とDCオ
フセット電圧の差分によって抵抗ラダー1に電流が流
れ、ボリューム設定点各点においてDC電圧に差が生じ
る。出力端子8から導出されるボリューム制御用出力と
してのボリューム出力のレベルを決定するスイッチを切
換えた瞬間にDC電圧が変化するため、出力端子8から
導出されるボリューム制御用出力としてのボリューム出
力は、図2(a)に示すボリューム制御用出力すなわち
ボリューム出力DCレベルVoのように急激な変化を示
し、この出力がオーディオパワーアンプに入力されスピ
ーカー等で出力されるとショック音(切換ノイズ)を感
じる。
【0016】この急激な出力変化を防ぐため、この発明
による実施の形態1では、図1に示すような構成を取
り、緩やかな出力変化(ソフト切換)を行うことで切換
ノイズを減少させる。出力端子8から導出されるボリュ
ーム制御用出力すなわちボリューム出力DCレベルVo
は、図2(b)に示すようなものとなる。遅延回路5を
用いた制御手段の改良により、外付け部品なしで本方式
が実現できることが、この発明による実施の形態の特徴
である。
【0017】ソフト切換の動作について説明する。図1
に示すスイッチオペアンプ6は、ボリューム制御回路4
から遅延回路5を介して印加される制御信号によって、
2つのオペアンプ機能を切換えることができる。このス
イッチオペアンプは、従来は2入力をH/L制御信号で
即座に切換えるといった用途に使われており、その際に
ショックノイズが発生する問題があった。このスイッチ
オペアンプを用いた構成でも、遅延回路を使用せずに即
座にスイッチオペアンプ切り替えを行うとショックノイ
ズが発生する。制御信号の印加を緩やかに行うことで、
この問題が解決できる。
【0018】ボリューム制御命令がICとして集積化さ
れた、この実施の形態1における電子ボリュームのボリ
ューム制御回路4に入力された瞬間、スイッチ素子A群
2は現在のボリューム値に対応するスイッチ設定になる
ようにされ、スイッチB群はボリューム変更後のスイッ
チ設定になるようにされる。この時、スイッチオペアン
プ6はスイッチ素子A群2のボリューム設定に対応した
ボリューム制御用出力を出力端子8から出力する。
【0019】スイッチオペアンプ6に印加する制御信号
を遅延回路5を介し遅延して印加し、スイッチオペアン
プ6をソフト切換することで、出力端子8からのボリュ
ーム制御用出力は図2(b)に示すように徐々にスイッ
チ素子B群3のボリューム設定に対応した出力値に近づ
いていく。
【0020】このように、出力端子8からのボリューム
制御用出力を滑らかに変化させることで、出力の時間的
変動を小さくし、聴感上感知できないレベルまで抑える
ことができる。このソフト切換えに必要な時間は100
msとなる。
【0021】遅延回路5について、通常は、図3に示す
ような積分器を用いた遅延回路を使用する。遅延時間τ
はτ=RCで求まり、この回路で数100msの遅延時
間を得るためにIC内部で抵抗,コンデンサを作ること
は面積的に不可能であるため外付けコンデンサを用いる
ことが多い。ソフト切換えを使用した電子ボリュームは
カップリングコンデンサが不用のため1つの信号系で2
ピン削減できる。遅延回路用外付けコンデンサを使用し
た場合では、コンデンサ接続のためのピン2つがあれば
良い。複数の信号系があった場合、カップリングコンデ
ンサを全て排除し、遅延信号を共通にすることで、外付
けコンデンサとしては1つの遅延用コンデンサを用意す
るだけで良いため、大幅に部品点数が減少させることが
できる。
【0022】そして、この発明による構成では、回路の
改良により遅延回路用のコンデンサも、この発明による
電子ボリュームを集積化したICに内蔵させることで、
更なる外付け部品点数の削減,チップピン数の削減を行
うことができる。
【0023】この発明による実施の形態1によれば、抵
抗ラダー1の抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた選択
出力を導出する第1のスイッチ素子群2と、抵抗ラダー
1の抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた選択出力を導
出する第2のスイッチ素子群3とを備え、ボリューム制
御回路4からの制御信号の印加により、前記第1のスイ
ッチ素子群2または第2のスイッチ素子群3の選択出力
を切換えてボリューム選択を行うものにおいて、前記第
1のスイッチ素子群2の選択出力を受ける第1の正入力
端子と、前記第2のスイッチ素子群3による選択出力を
受ける第2の正入力端子とを有し、これら第1および第
2の正入力端子に入力される前記第1のスイッチ素子群
2の選択出力と第2のスイッチ素子群3の選択出力とを
切換えてボリューム制御用出力を導出するスイッチオペ
アンプ6を備え、前記スイッチオペアンプ6を前記ボリ
ューム制御回路4から遅延回路5を介して印加される遅
延した制御信号によって制御することにより、ボリュー
ム制御用出力を緩やかに変化させるようにしたので、ス
イッチオペアンプ6の制御により、切換ノイズを適切に
除去できる抵抗ラダー型電子ボリュームを得ることがで
きる。
【0024】実施の形態2.この発明による実施の形態
2を、図4および図5について説明する。図4は実施の
形態2における全体構成を示す接続図である。図5は実
施の形態2における遅延回路の構成を示す接続図であ
る。
【0025】図4において、1は抵抗ラダー、2はスイ
ッチ素子A群、3はスイッチ素子B群、4はボリューム
制御回路、5Aは遅延回路、6はスイッチオペアンプ、
7は入力端子、8は出力端子である。ここで、図4に示
すもののうち、遅延回路5A以外の構成および動作は、
実施の形態1におけるものと同様の構成であり、同様の
動作を行うものである。
【0026】図5に詳細構成を示す遅延回路5Aは、実
施の形態1において図3に示す遅延回路5を改良したも
のである。図5において、9はオペアンプ、10はコン
デンサ、11は抵抗である。オペアンプ9,コンデンサ
10および抵抗11は、積分器を構成する。12,13
は、オペアンプ9,コンデンサ10および抵抗11から
なる積分器への入力電圧値を設定する分圧抵抗である。
これらオペアンプ9,コンデンサ10および抵抗11か
らなる積分器および分圧抵抗11,12は、電子ボリュ
ームを構成する他の構成要素と一体に集積化され、IC
を構成している。
【0027】この回路の遅延時間τ’は、τ’=[1+
R2/R1]R・Cであらわすことができる。ここで、
Cはコンデンサ10の容量値、Rは抵抗11の抵抗値、
R1,R2は、それぞれ抵抗12,13の抵抗値であ
る。この遅延回路5Aでは、抵抗12,13の抵抗値R
1,R2を調整することでコンデンサ10の容量値Cの
値を小さくすることができるため、コンデンサ10を外
付けにせず、この発明による実施の形態における電子ボ
リュームを集積化したICに内蔵させることができる。
【0028】この発明による実施の形態2では、以上の
ことをふまえ、図4のような回路構成にすることで、I
C外部に切換えノイズに関する外付け部品が全く不要な
電子ボリューム回路構成が実現できる。
【0029】この発明による実施の形態2によれば、遅
延回路5Aをオペアンプ9,コンデンサ10,抵抗11
を用いた積分器により構成し、この遅延回路5Aに対し
抵抗12,13により分圧された電圧入力を印加するよ
うにしたので、遅延時間τ’を十分に確保でき、切換ノ
イズを適切に除去できる抵抗ラダー型電子ボリュームを
得ることができる。
【0030】
【発明の効果】第1の発明によれば、抵抗ラダーの抵抗
値を選択し、その抵抗値に応じた選択出力を導出する第
1のスイッチ素子群と、抵抗ラダーの抵抗値を選択し、
その抵抗値に応じた選択出力を導出する第2のスイッチ
素子群とを備え、制御信号の印加により、前記第1のス
イッチ素子群または第2のスイッチ素子群の選択出力を
切換えてボリューム選択を行うものにおいて、前記第1
および第2のスイッチ素子群による選択出力を受け、こ
れらの選択出力を切換えてボリューム制御用出力を導出
するオペアンプを備え、前記オペアンプを前記制御信号
の印加から遅延して制御することにより、ボリューム制
御用出力を緩やかに変化させるようにしたので、切換ノ
イズを適切に除去できる抵抗ラダー型電子ボリュームを
得ることができる。
【0031】第2の発明によれば、抵抗ラダーの抵抗値
を選択し、その抵抗値に応じた選択出力を導出する第1
のスイッチ素子群と、抵抗ラダーの抵抗値を選択し、そ
の抵抗値に応じた選択出力を導出する第2のスイッチ素
子群とを備え、制御信号の印加により、前記第1のスイ
ッチ素子群または第2のスイッチ素子群の選択出力を切
換えてボリューム選択を行うものにおいて、前記第1の
スイッチ素子群の選択出力を受ける第1の正入力端子
と、前記第2のスイッチ素子群による選択出力を受ける
第2の正入力端子とを有し、これら第1および第2の正
入力端子に入力される前記第1のスイッチ素子群の選択
出力と第2のスイッチ素子群の選択出力とを切換えてボ
リューム制御用出力を導出するスイッチオペアンプを備
え、前記スイッチオペアンプを前記制御信号の印加から
遅延して制御することにより、ボリューム制御用出力を
緩やかに変化させるようにしたので、前記スイッチオペ
アンプの制御により、切換ノイズを適切に除去できる抵
抗ラダー型電子ボリュームを得ることができる。
【0032】第3の発明によれば、抵抗ラダーの抵抗値
を選択し、その抵抗値に応じた選択出力を導出する第1
のスイッチ素子群と、抵抗ラダーの抵抗値を選択し、そ
の抵抗値に応じた選択出力を導出する第2のスイッチ素
子群とを備え、ボリューム制御回路からの制御信号の印
加により、前記第1のスイッチ素子群または第2のスイ
ッチ素子群の選択出力を切換えてボリューム選択を行う
ものにおいて、前記第1および第2のスイッチ素子群に
よる選択出力を受け、これらの選択出力を切換えてボリ
ューム制御用出力を導出するオペアンプを備え、前記オ
ペアンプを前記ボリューム制御回路から遅延回路を介し
て印加される遅延した制御信号によって制御することに
より、ボリューム制御用出力を緩やかに変化させるよう
にしたので、遅延回路を介して印加される制御信号によ
る前記オペアンプの制御により、切換ノイズを適切に除
去できる抵抗ラダー型電子ボリュームを得ることができ
る。
【0033】第4の発明によれば、前記遅延回路を積分
器により構成し、前記遅延回路に対し抵抗により分圧さ
れた電圧入力を印加するようにしたので、遅延時間を十
分に確保でき、切換ノイズを適切に除去できる抵抗ラダ
ー型電子ボリュームを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1における全体構
成を示す接続図である。
【図2】 この発明による実施の形態1における出力波
形モデルを従来技術と対比して示す説明図である。図2
(a)は従来技術について示し、図2(b)は実施の形
態1について示している。
【図3】 この発明による実施の形態1における遅延回
路の構成を示す接続図である。
【図4】 この発明による実施の形態2における全体構
成を示す接続図である。
【図5】 この発明による実施の形態2における遅延回
路の構成を示す接続図である。
【図6】 従来技術における抵抗ラダー式電子ボリュー
ムの構成を示す接続図である。
【符号の説明】
1 抵抗ラダー、2 スイッチ素子A群、3 スイッチ
素子B群、4 ボリューム制御回路、5,5A 遅延回
路、6 スイッチオペアンプ、7 入力端子、8 出力
端子、9 オペアンプ、10 コンデンサ、11 抵
抗、12,13分圧抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿原 久信 東京都渋谷区松濤二丁目20番4号 協栄産 業株式会社内 Fターム(参考) 5J026 AA09 BA04 5J092 AA02 AA47 AA51 CA41 FR15 HA01 HA25 HA39 KA01 KA15 KA62 KA63 TA01 5J100 AA08 AA15 BA07 BB01 BB11 BB16 CA01 CA05 CA12 CA22 JA01 LA10 QA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗
    値に応じた選択出力を導出する第1のスイッチ素子群
    と、抵抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた
    選択出力を導出する第2のスイッチ素子群とを備え、制
    御信号の印加により、前記第1のスイッチ素子群または
    第2のスイッチ素子群の選択出力を切換えてボリューム
    選択を行うものにおいて、前記第1および第2のスイッ
    チ素子群による選択出力を受け、これらの選択出力を切
    換えてボリューム制御用出力を導出するオペアンプを備
    え、前記オペアンプを前記制御信号の印加から遅延して
    制御することにより、ボリューム制御用出力を緩やかに
    変化させるようにしたことを特徴とする抵抗ラダー型電
    子ボリューム。
  2. 【請求項2】 抵抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗
    値に応じた選択出力を導出する第1のスイッチ素子群
    と、抵抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた
    選択出力を導出する第2のスイッチ素子群とを備え、制
    御信号の印加により、前記第1のスイッチ素子群または
    第2のスイッチ素子群の選択出力を切換えてボリューム
    選択を行うものにおいて、前記第1のスイッチ素子群の
    選択出力を受ける第1の正入力端子と、前記第2のスイ
    ッチ素子群による選択出力を受ける第2の正入力端子と
    を有し、これら第1および第2の正入力端子に入力され
    る前記第1のスイッチ素子群の選択出力と第2のスイッ
    チ素子群の選択出力とを切換えてボリューム制御用出力
    を導出するスイッチオペアンプを備え、前記スイッチオ
    ペアンプを前記制御信号の印加から遅延して制御するこ
    とにより、ボリューム制御用出力を緩やかに変化させる
    ようにしたことを特徴とする抵抗ラダー型電子ボリュー
    ム。
  3. 【請求項3】 抵抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗
    値に応じた選択出力を導出する第1のスイッチ素子群
    と、抵抗ラダーの抵抗値を選択し、その抵抗値に応じた
    選択出力を導出する第2のスイッチ素子群とを備え、ボ
    リューム制御回路からの制御信号の印加により、前記第
    1のスイッチ素子群または第2のスイッチ素子群の選択
    出力を切換えてボリューム選択を行うものにおいて、前
    記第1および第2のスイッチ素子群による選択出力を受
    け、これらの選択出力を切換えてボリューム制御用出力
    を導出するオペアンプを備え、前記オペアンプを前記ボ
    リューム制御回路から遅延回路を介して印加される遅延
    した制御信号によって制御することにより、ボリューム
    制御用出力を緩やかに変化させるようにしたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の抵抗ラダー型電
    子ボリューム。
  4. 【請求項4】 前記遅延回路を積分器により構成し、前
    記遅延回路に対し抵抗により分圧された電圧入力を印加
    するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の抵抗
    ラダー型電子ボリューム。
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Cited By (8)

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