JP2003142969A - 受信装置 - Google Patents
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- JP2003142969A JP2003142969A JP2001337392A JP2001337392A JP2003142969A JP 2003142969 A JP2003142969 A JP 2003142969A JP 2001337392 A JP2001337392 A JP 2001337392A JP 2001337392 A JP2001337392 A JP 2001337392A JP 2003142969 A JP2003142969 A JP 2003142969A
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- circuit
- agc circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受信信号のゲイン調整を行う場合、AGC回
路のダイナミックレンジを広くすると、雑音入力に対し
てAGC回路が誤動作し易くなる。 【解決手段】 AGC回路信号入力部101は送信装置
から出力された信号を受信し、受信信号をAGC係数算
出部102とゲイン調整部104とに与える。ゲイン調
整部104でゲイン調整された受信信号の信号レベル、
又はAGC係数算出部102で算出されたAGC係数値
そのものを保護回路11の比較部114に与え、基準値
とその大小を比較する。判定部112は比較部114の
比較結果に基づいてAGC回路10の誤動作の状況を識
別する。制御部111は判定結果に応じた制御信号を生
成し、AGC回路10の動作を正常に復帰させる。
路のダイナミックレンジを広くすると、雑音入力に対し
てAGC回路が誤動作し易くなる。 【解決手段】 AGC回路信号入力部101は送信装置
から出力された信号を受信し、受信信号をAGC係数算
出部102とゲイン調整部104とに与える。ゲイン調
整部104でゲイン調整された受信信号の信号レベル、
又はAGC係数算出部102で算出されたAGC係数値
そのものを保護回路11の比較部114に与え、基準値
とその大小を比較する。判定部112は比較部114の
比較結果に基づいてAGC回路10の誤動作の状況を識
別する。制御部111は判定結果に応じた制御信号を生
成し、AGC回路10の動作を正常に復帰させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号のゲイン
調整(AGC)を行う機能を有する受信装置に関するも
のである。
調整(AGC)を行う機能を有する受信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図2は通信システムに用いられる従来の
受信装置の要部構成図であり、特にAGC回路のみを示
している。このAGC回路200はフィードフォワード
型のAGC回路であり、AGC回路信号入力部201、
AGC係数算出部202、AGC係数保持部203、ゲ
イン調整部204、AGC回路信号出力部205を有し
ている。
受信装置の要部構成図であり、特にAGC回路のみを示
している。このAGC回路200はフィードフォワード
型のAGC回路であり、AGC回路信号入力部201、
AGC係数算出部202、AGC係数保持部203、ゲ
イン調整部204、AGC回路信号出力部205を有し
ている。
【0003】AGC係数算出部202は、AGC回路信
号入力部201から与えられた入力信号Siが本来受信
すべき信号なのか、又は雑音なのかを所定の判定基準に
基づいて判定し、本来受信すべき信号であると判定した
場合には、その信号レベルに基づいてAGC係数αを算
出する。
号入力部201から与えられた入力信号Siが本来受信
すべき信号なのか、又は雑音なのかを所定の判定基準に
基づいて判定し、本来受信すべき信号であると判定した
場合には、その信号レベルに基づいてAGC係数αを算
出する。
【0004】AGC係数算出部202で算出されたAG
C係数αは、次に更新されるまでAGC係数保持部20
3で保持される。ゲイン調整部204はAGC係数保持
部203で保持しているAGC係数αを入力信号Siに
乗じることによってゲイン調整を行い、AGC回路信号
出力部205を介してゲイン調整された信号α*Siを
出力する。
C係数αは、次に更新されるまでAGC係数保持部20
3で保持される。ゲイン調整部204はAGC係数保持
部203で保持しているAGC係数αを入力信号Siに
乗じることによってゲイン調整を行い、AGC回路信号
出力部205を介してゲイン調整された信号α*Siを
出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような通信システ
ムの従来の受信装置においては、雑音に対してAGC回
路の誤動作を防止するため、AGC係数算出部202に
おける判定基準は詳細に検討する必要がある。というの
も、AGC回路200の入力信号のダイナミックレンジ
を狭めることによって、雑音に対してAGC係数を誤っ
て算出しないようにする方法があるが、この方法では、
入力信号のレベルがダイナミックレンジの下限より少し
でも低いと、本来受信すべき信号の受信ができなくなっ
てしまうという問題があった。
ムの従来の受信装置においては、雑音に対してAGC回
路の誤動作を防止するため、AGC係数算出部202に
おける判定基準は詳細に検討する必要がある。というの
も、AGC回路200の入力信号のダイナミックレンジ
を狭めることによって、雑音に対してAGC係数を誤っ
て算出しないようにする方法があるが、この方法では、
入力信号のレベルがダイナミックレンジの下限より少し
でも低いと、本来受信すべき信号の受信ができなくなっ
てしまうという問題があった。
【0006】また、AGC回路の入力信号のダイナミッ
クレンジを広げた場合には、ダイナミックレンジの下限
を超える雑音が入力された場合に、その雑音に対してA
GC係数が算出されてしまう可能性がある。このような
値のAGC係数が保持されると、その後に本来受信すべ
き信号が入力された場合に、新たにAGC係数が更新さ
れるまでの間はAGC回路200からの出力信号の出力
レベルが非常に大きなものとなってしまう。この場合、
図示しない後段のクロック再生回路やキャリア再生回路
などに悪影響を及ぼすという問題が生じる。
クレンジを広げた場合には、ダイナミックレンジの下限
を超える雑音が入力された場合に、その雑音に対してA
GC係数が算出されてしまう可能性がある。このような
値のAGC係数が保持されると、その後に本来受信すべ
き信号が入力された場合に、新たにAGC係数が更新さ
れるまでの間はAGC回路200からの出力信号の出力
レベルが非常に大きなものとなってしまう。この場合、
図示しない後段のクロック再生回路やキャリア再生回路
などに悪影響を及ぼすという問題が生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、入力信号のゲイン調整を行うAGC回路と、前記A
GC回路の出力信号に基づいて前記AGC回路に対して
ゲイン調整の制御信号を出力する保護回路とを有する受
信装置であって、前記AGC回路は、入力信号のレベル
に応じてAGC係数を算出するAGC係数算出部と、前
記AGC係数算出部で算出したAGC係数を保持するA
GC係数保持部と、前記AGC係数保持部で保持された
AGC係数を用いて前記AGC回路の入力信号のゲイン
調整を行うゲイン調整部と、を有し、前記保護回路は、
基準値を保持するテーブル部と、前記AGC回路のゲイ
ン調整後の信号レベルと前記基準値とを比較する比較部
と、前記比較部の比較結果に基づいて前記AGC回路の
ゲイン調整状態を判定し、前記AGC回路の制御方法を
決定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいた制
御信号を生成する制御部と、を有し、前記AGC回路が
雑音に対してゲイン調整を行っていることを前記判定部
が判定したら、前記制御部は前記AGC回路が早期に正
常動作に復帰するための制御信号を出力することを特徴
とするものである。
は、入力信号のゲイン調整を行うAGC回路と、前記A
GC回路の出力信号に基づいて前記AGC回路に対して
ゲイン調整の制御信号を出力する保護回路とを有する受
信装置であって、前記AGC回路は、入力信号のレベル
に応じてAGC係数を算出するAGC係数算出部と、前
記AGC係数算出部で算出したAGC係数を保持するA
GC係数保持部と、前記AGC係数保持部で保持された
AGC係数を用いて前記AGC回路の入力信号のゲイン
調整を行うゲイン調整部と、を有し、前記保護回路は、
基準値を保持するテーブル部と、前記AGC回路のゲイ
ン調整後の信号レベルと前記基準値とを比較する比較部
と、前記比較部の比較結果に基づいて前記AGC回路の
ゲイン調整状態を判定し、前記AGC回路の制御方法を
決定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいた制
御信号を生成する制御部と、を有し、前記AGC回路が
雑音に対してゲイン調整を行っていることを前記判定部
が判定したら、前記制御部は前記AGC回路が早期に正
常動作に復帰するための制御信号を出力することを特徴
とするものである。
【0008】本願の請求項2の発明は、入力信号のゲイ
ン調整を行うAGC回路と、前記AGC回路の出力信号
に基づいて前記AGC回路に対してゲイン調整の制御信
号を出力する保護回路とを有する受信装置であって、前
記AGC回路は、入力信号のレベルに応じてAGC係数
を算出するAGC係数算出部と、前記AGC係数算出部
で算出したAGC係数を保持するAGC係数保持部と、
前記AGC係数保持部で保持されたAGC係数を用いて
前記AGC回路の入力信号のゲイン調整を行うゲイン調
整部と、を有し、前記保護回路は、基準値を保持するテ
ーブル部と、前記AGC回路のゲイン調整後のAGC係
数と前記基準値とを比較する比較部と、前記比較部の比
較結果に基づいて前記AGC回路のゲイン調整状態を判
定し、前記AGC回路の制御方法を決定する判定部と、
前記判定部の判定結果に基づいた制御信号を生成する制
御部と、を有し、前記AGC回路が雑音に対してゲイン
調整を行っていることを前記判定部が判定したら、前記
制御部は前記AGC回路が早期に正常動作に復帰するた
めの制御信号を出力することを特徴とするものである。
ン調整を行うAGC回路と、前記AGC回路の出力信号
に基づいて前記AGC回路に対してゲイン調整の制御信
号を出力する保護回路とを有する受信装置であって、前
記AGC回路は、入力信号のレベルに応じてAGC係数
を算出するAGC係数算出部と、前記AGC係数算出部
で算出したAGC係数を保持するAGC係数保持部と、
前記AGC係数保持部で保持されたAGC係数を用いて
前記AGC回路の入力信号のゲイン調整を行うゲイン調
整部と、を有し、前記保護回路は、基準値を保持するテ
ーブル部と、前記AGC回路のゲイン調整後のAGC係
数と前記基準値とを比較する比較部と、前記比較部の比
較結果に基づいて前記AGC回路のゲイン調整状態を判
定し、前記AGC回路の制御方法を決定する判定部と、
前記判定部の判定結果に基づいた制御信号を生成する制
御部と、を有し、前記AGC回路が雑音に対してゲイン
調整を行っていることを前記判定部が判定したら、前記
制御部は前記AGC回路が早期に正常動作に復帰するた
めの制御信号を出力することを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項3の発明は、請求項1又は2
の受信装置において、前記保護回路は、AGC回路が雑
音に対して動作していることが前記判定部によって検出
された場合に、前記AGC回路の出力信号のレベルをゼ
ロにする制御信号か、又は前記AGC係数保持部のAG
C係数の値をリセットする制御信号を出すことを特徴と
するものである。
の受信装置において、前記保護回路は、AGC回路が雑
音に対して動作していることが前記判定部によって検出
された場合に、前記AGC回路の出力信号のレベルをゼ
ロにする制御信号か、又は前記AGC係数保持部のAG
C係数の値をリセットする制御信号を出すことを特徴と
するものである。
【0010】本願の請求項4の発明は、請求項1の受信
装置において、前記保護回路は、前記AGC回路のゲイ
ン調整後の信号が第1の基準値Rf1よりも大きいとき
に、前記AGC回路が雑音に対して動作していると判定
することを特徴とするものである。
装置において、前記保護回路は、前記AGC回路のゲイ
ン調整後の信号が第1の基準値Rf1よりも大きいとき
に、前記AGC回路が雑音に対して動作していると判定
することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項5の発明は、請求項2の受信
装置において、前記保護回路は、AGC回路のゲイン調
整のAGC係数が第2の基準値Rf2よりも大きいとき
に、前記AGC回路が雑音に対して動作していると判定
することを特徴とするものである。
装置において、前記保護回路は、AGC回路のゲイン調
整のAGC係数が第2の基準値Rf2よりも大きいとき
に、前記AGC回路が雑音に対して動作していると判定
することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項6の発明は、請求項1の受信
装置において、前記保護回路は、前記AGC回路のゲイ
ン調整後の信号が第3の基準値Rgよりも小さいとき
に、前記AGC回路への入力信号がないと判断して、前
記AGC回路の出力信号レベルをゼロにするように制御
信号を出すことを特徴とするものである。
装置において、前記保護回路は、前記AGC回路のゲイ
ン調整後の信号が第3の基準値Rgよりも小さいとき
に、前記AGC回路への入力信号がないと判断して、前
記AGC回路の出力信号レベルをゼロにするように制御
信号を出すことを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項7の発明は、請求項1又は2
の受信装置において、前記保護回路は、前記AGC回路
が雑音に対して動作していることを検出した場合は、現
在のチャネルを使用している送信装置へ、該当するチャ
ネルの使用を中止し、別のチャネルを使用するように制
御信号を出力することを特徴とするものである。
の受信装置において、前記保護回路は、前記AGC回路
が雑音に対して動作していることを検出した場合は、現
在のチャネルを使用している送信装置へ、該当するチャ
ネルの使用を中止し、別のチャネルを使用するように制
御信号を出力することを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項8の発明は、請求項1又は2
の受信装置において、前記保護回路は、前記AGC回路
が雑音に対して動作していることを検出した場合は、現
在のチャネルを使用している送信装置へ、該当するチャ
ネルの使用を一時中断するように制御信号を出力するこ
とを特徴とするものである。
の受信装置において、前記保護回路は、前記AGC回路
が雑音に対して動作していることを検出した場合は、現
在のチャネルを使用している送信装置へ、該当するチャ
ネルの使用を一時中断するように制御信号を出力するこ
とを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項9の発明は、請求項1又は2
の受信装置において、前記AGC回路は、前記AGC係
数算出部において、前記AGC回路への入力信号の有無
を判別し、受信信号が無いと判定したときには、前記A
GC回路の出力信号のレベルをゼロとすることを特徴と
するものである
の受信装置において、前記AGC回路は、前記AGC係
数算出部において、前記AGC回路への入力信号の有無
を判別し、受信信号が無いと判定したときには、前記A
GC回路の出力信号のレベルをゼロとすることを特徴と
するものである
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における受信
装置について、図1を用いて説明する。図1は本実施の
形態において、通信システムの受信装置に含まれるAG
C回路と保護回路の構成例を示すブロック図である。本
実施の形態の受信装置はAGC回路10と保護回路11
とを有している。
装置について、図1を用いて説明する。図1は本実施の
形態において、通信システムの受信装置に含まれるAG
C回路と保護回路の構成例を示すブロック図である。本
実施の形態の受信装置はAGC回路10と保護回路11
とを有している。
【0017】AGC回路10は入力信号Siのゲイン調
整を行う回路であり、AGC回路信号入力部101、A
GC係数算出部102、AGC係数保持部103、ゲイ
ン調整部104、AGC回路信号出力部105を含んで
構成される。また保護回路11はAGC回路10の出力
信号をもとに、AGC回路10に対するゲイン調整の制
御信号と、送信装置へ送信チャネルの制御信号を出力す
る回路であり、制御部111、判定部112、テーブル
部113、比較部114を含んで構成される。
整を行う回路であり、AGC回路信号入力部101、A
GC係数算出部102、AGC係数保持部103、ゲイ
ン調整部104、AGC回路信号出力部105を含んで
構成される。また保護回路11はAGC回路10の出力
信号をもとに、AGC回路10に対するゲイン調整の制
御信号と、送信装置へ送信チャネルの制御信号を出力す
る回路であり、制御部111、判定部112、テーブル
部113、比較部114を含んで構成される。
【0018】AGC回路10において、AGC係数算出
部102は入力信号Siのレベルに応じてAGC係数α
を算出してAGC係数保持部103に与えると共に、制
御信号106をAGC回路信号出力部105に与える回
路である。AGC係数保持部103はAGC係数算出部
102で算出したAGC係数αを保持すると共に、AG
C係数をゲイン調整部104と比較部114とに与える
回路である。ゲイン調整部104はAGC係数保持部1
03で保持されたAGC係数αを用いてAGC回路信号
入力部101の信号Siのゲイン調整を行う回路であ
る。ゲイン調整された信号α*SiはAGC回路信号出
力部105を介して外部に出力される。
部102は入力信号Siのレベルに応じてAGC係数α
を算出してAGC係数保持部103に与えると共に、制
御信号106をAGC回路信号出力部105に与える回
路である。AGC係数保持部103はAGC係数算出部
102で算出したAGC係数αを保持すると共に、AG
C係数をゲイン調整部104と比較部114とに与える
回路である。ゲイン調整部104はAGC係数保持部1
03で保持されたAGC係数αを用いてAGC回路信号
入力部101の信号Siのゲイン調整を行う回路であ
る。ゲイン調整された信号α*SiはAGC回路信号出
力部105を介して外部に出力される。
【0019】保護回路11において、テーブル部113
は基準値Rfを保持するメモリである。比較部114は
AGC回路信号出力部105から得られるゲイン調整後
の信号α*Siのレベル又はAGC係数αと、テーブル
部113に保持された基準値Rfとを比較する回路であ
る。判定部112は比較部114の比較結果に基づいて
AGC回路10の制御方法を決定し、制御部111に通
知する回路である。制御部111は判定部112の判定
結果に基づき、第1の制御信号120、第2の制御信号
121、第3の制御信号122の何れかを生成する回路
である。第1の制御信号120は送信装置の送信チャン
ネルの切り換えを指示する信号であり、第2の制御信号
121はAGCの再調整を指示する信号であり、第3の
制御信号122はAGC回路10の出力をゼロにする信
号である。第1の制御信号120は送信装置へ出力する
受信装置の送信部へ出力され、第2の制御信号121は
AGC係数保持部103に出力され、第3の制御信号1
22はAGC回路信号出力部105に出力される。
は基準値Rfを保持するメモリである。比較部114は
AGC回路信号出力部105から得られるゲイン調整後
の信号α*Siのレベル又はAGC係数αと、テーブル
部113に保持された基準値Rfとを比較する回路であ
る。判定部112は比較部114の比較結果に基づいて
AGC回路10の制御方法を決定し、制御部111に通
知する回路である。制御部111は判定部112の判定
結果に基づき、第1の制御信号120、第2の制御信号
121、第3の制御信号122の何れかを生成する回路
である。第1の制御信号120は送信装置の送信チャン
ネルの切り換えを指示する信号であり、第2の制御信号
121はAGCの再調整を指示する信号であり、第3の
制御信号122はAGC回路10の出力をゼロにする信
号である。第1の制御信号120は送信装置へ出力する
受信装置の送信部へ出力され、第2の制御信号121は
AGC係数保持部103に出力され、第3の制御信号1
22はAGC回路信号出力部105に出力される。
【0020】このように構成された受信装置の動作につ
いて説明する。受信フィルタを通過した信号がAGC回
路10に与えられると、その信号はAGC回路信号入力
部101に入力される。そしてAGC回路信号入力部1
01から出力された信号SiはAGC係数算出部102
とゲイン調整部104とに与えられる。
いて説明する。受信フィルタを通過した信号がAGC回
路10に与えられると、その信号はAGC回路信号入力
部101に入力される。そしてAGC回路信号入力部1
01から出力された信号SiはAGC係数算出部102
とゲイン調整部104とに与えられる。
【0021】AGC係数算出部102は、入力信号Si
のレベルが下限の閾値TLよりも大きいか否かを調べ、
大きい場合は正規の信号を受信したものとしてこの信号
レベルをもとにAGC係数αを算出する。また入力信号
Siのレベルが下限の閾値TLよりも小さい場合には、
正規の信号を受信していないものとして、AGC係数の
算出を中止する。正規の信号を受信していない場合は、
制御信号106をAGC回路信号出力部105に与え、
AGC回路回路出力部105の出力Soをゼロにする。
QAM信号などのように、振幅方向に情報が含まれる変
調方式で通信を行う場合は、一定振幅となるプリアンブ
ル信号の受信中に、最適のAGC係数αを算出する。ま
た、低C/Nの条件化においても制御信号が受信できる
ように、一定振幅の同期捕捉用のフレームが設けられて
いる場合は、このフレーム期間中に入力信号レベルの検
出とゲイン調整とを行う。
のレベルが下限の閾値TLよりも大きいか否かを調べ、
大きい場合は正規の信号を受信したものとしてこの信号
レベルをもとにAGC係数αを算出する。また入力信号
Siのレベルが下限の閾値TLよりも小さい場合には、
正規の信号を受信していないものとして、AGC係数の
算出を中止する。正規の信号を受信していない場合は、
制御信号106をAGC回路信号出力部105に与え、
AGC回路回路出力部105の出力Soをゼロにする。
QAM信号などのように、振幅方向に情報が含まれる変
調方式で通信を行う場合は、一定振幅となるプリアンブ
ル信号の受信中に、最適のAGC係数αを算出する。ま
た、低C/Nの条件化においても制御信号が受信できる
ように、一定振幅の同期捕捉用のフレームが設けられて
いる場合は、このフレーム期間中に入力信号レベルの検
出とゲイン調整とを行う。
【0022】ここで算出されたAGC係数αはAGC係
数保持部103で保持される。ゲイン調整部104はA
GC回路信号入力部101から出力される信号SiにA
GC係数αを乗じ、ゲイン調整した信号α*Siを生成
する。こうしてAGC回路信号出力部105は信号α*
Siを出力信号Soとして外部回路、例えばクロック再
生回路やキャリア再生回路に出力する。
数保持部103で保持される。ゲイン調整部104はA
GC回路信号入力部101から出力される信号SiにA
GC係数αを乗じ、ゲイン調整した信号α*Siを生成
する。こうしてAGC回路信号出力部105は信号α*
Siを出力信号Soとして外部回路、例えばクロック再
生回路やキャリア再生回路に出力する。
【0023】保護回路11の動作を説明する。比較部1
14はAGC回路10でゲイン調整された信号α*Si
の信号レベルか、又はAGC係数値αかを入力して、テ
ーブル部113に保持された基準値Rf、即ち第1の基
準値Rf1又は第2の基準値Rf2との比較を行う。こ
の場合の比較対象が信号α*Siの信号レベルの場合、
基準値Rfとして第1の基準値Rf1を用い、比較対象
がαの場合、第2の基準値Rf2を用いる。ここでの比
較結果が基準値Rfよりも大きい場合には、AGC係数
算出部102において雑音レベルが下限の閾値TLを超
えたことによって雑音に対してAGC係数αが算出され
たと判定部112で判定される。
14はAGC回路10でゲイン調整された信号α*Si
の信号レベルか、又はAGC係数値αかを入力して、テ
ーブル部113に保持された基準値Rf、即ち第1の基
準値Rf1又は第2の基準値Rf2との比較を行う。こ
の場合の比較対象が信号α*Siの信号レベルの場合、
基準値Rfとして第1の基準値Rf1を用い、比較対象
がαの場合、第2の基準値Rf2を用いる。ここでの比
較結果が基準値Rfよりも大きい場合には、AGC係数
算出部102において雑音レベルが下限の閾値TLを超
えたことによって雑音に対してAGC係数αが算出され
たと判定部112で判定される。
【0024】このように判定された場合は、制御部11
1においては次の少なくとも一つの制御信号を出力す
る。即ち、3種類の制御信号のうち第1の制御信号12
0として、該当するチャネルを使用している送信装置へ
送信チャネルの使用を中止し、別チャネルを使用して情
報を送信するか、あるいは該当チャネルの一時中止を指
示する。こうすると、受信に失敗した送信信号による無
駄なチャネルの占有状態を防ぐことができる。
1においては次の少なくとも一つの制御信号を出力す
る。即ち、3種類の制御信号のうち第1の制御信号12
0として、該当するチャネルを使用している送信装置へ
送信チャネルの使用を中止し、別チャネルを使用して情
報を送信するか、あるいは該当チャネルの一時中止を指
示する。こうすると、受信に失敗した送信信号による無
駄なチャネルの占有状態を防ぐことができる。
【0025】第2の制御信号121として、AGC係数
の値をリセットするか、又はAGC回路10からの出力
信号Soのレベルが所望のレベルになるようにAGC係
数αの再調整を行うよう指示する。
の値をリセットするか、又はAGC回路10からの出力
信号Soのレベルが所望のレベルになるようにAGC係
数αの再調整を行うよう指示する。
【0026】第3の制御信号122として、AGC回路
10の出力信号Soのレベルをゼロにするよう指示す
る。
10の出力信号Soのレベルをゼロにするよう指示す
る。
【0027】このようにすると、AGC回路10が雑音
に対して誤動作した場合に、保護回路11によって早期
に正常動作に復帰するように制御することがでる。
に対して誤動作した場合に、保護回路11によって早期
に正常動作に復帰するように制御することがでる。
【0028】また、比較部114における比較結果にお
いて、比較対象が第3の基準値Rg(Rg<Rf)より
も小さい場合には、判定部112はAGC回路10への
入力信号が無いと判定する。この場合第3の制御信号1
22を用いてAGC回路出力部105の出力信号Soの
レベルをゼロにすることにより、不要な信号の出力を抑
止できる。
いて、比較対象が第3の基準値Rg(Rg<Rf)より
も小さい場合には、判定部112はAGC回路10への
入力信号が無いと判定する。この場合第3の制御信号1
22を用いてAGC回路出力部105の出力信号Soの
レベルをゼロにすることにより、不要な信号の出力を抑
止できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、特にバー
スト信号の送受信を行う高速引き込みが要求される通信
システムにおいて非常に効果的である。AGC回路の出
力信号をもとに制御信号を生成する保護回路を設けるこ
とにより、AGC回路が雑音に対して誤動作した場合に
は、保護回路の制御信号によって正常動作に復帰させる
とができる。その結果、AGC回路における入力信号の
ダイナミックレンジが拡大する。
スト信号の送受信を行う高速引き込みが要求される通信
システムにおいて非常に効果的である。AGC回路の出
力信号をもとに制御信号を生成する保護回路を設けるこ
とにより、AGC回路が雑音に対して誤動作した場合に
は、保護回路の制御信号によって正常動作に復帰させる
とができる。その結果、AGC回路における入力信号の
ダイナミックレンジが拡大する。
【0030】特に請求項3〜6、9記載の発明によれ
ば、送信装置からの送信信号がない場合や、雑音に対し
てAGCが誤動作した場合には、AGC回路からの出力
信号レベルをゼロとすることにより、後段のクロック再
生回路や、キャリア再生回路の誤動作のもととなる不要
な信号の出力を抑止することができる。
ば、送信装置からの送信信号がない場合や、雑音に対し
てAGCが誤動作した場合には、AGC回路からの出力
信号レベルをゼロとすることにより、後段のクロック再
生回路や、キャリア再生回路の誤動作のもととなる不要
な信号の出力を抑止することができる。
【0031】特に請求項7、8記載の発明によれば、必
要に応じて同一又は他の送信装置からの受信信号に対し
て早期にチャネルを開放することにより、受信に失敗し
た送信信号による無駄なチャネルの占有状態を防ぐ効果
が得られる。
要に応じて同一又は他の送信装置からの受信信号に対し
て早期にチャネルを開放することにより、受信に失敗し
た送信信号による無駄なチャネルの占有状態を防ぐ効果
が得られる。
【図1】本発明の一実施の形態による受信装置におい
て、AGC回路及び保護回路の構成を示すブロック図で
ある。
て、AGC回路及び保護回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】従来例の受信装置に用いられるフィードフォワ
ード型のAGC回路の構成図である。
ード型のAGC回路の構成図である。
10 AGC回路
11 保護回路
101 AGC回路信号入力部
102 AGC係数算出部
103 AGC係数保持部
104 ゲイン調整部
105 AGC回路信号出力部
111 制御部
112 判定部
113 テーブル部
114 比較部
Claims (9)
- 【請求項1】 入力信号のゲイン調整を行うAGC回路
と、前記AGC回路の出力信号に基づいて前記AGC回
路に対してゲイン調整の制御信号を出力する保護回路と
を有する受信装置であって、 前記AGC回路は、 入力信号のレベルに応じてAGC係数を算出するAGC
係数算出部と、 前記AGC係数算出部で算出したAGC係数を保持する
AGC係数保持部と、 前記AGC係数保持部で保持されたAGC係数を用いて
前記AGC回路の入力信号のゲイン調整を行うゲイン調
整部と、を有し、 前記保護回路は、 基準値を保持するテーブル部と、 前記AGC回路のゲイン調整後の信号レベルと前記基準
値とを比較する比較部と、 前記比較部の比較結果に基づいて前記AGC回路のゲイ
ン調整状態を判定し、前記AGC回路の制御方法を決定
する判定部と、 前記判定部の判定結果に基づいた制御信号を生成する制
御部と、を有し、 前記AGC回路が雑音に対してゲイン調整を行っている
ことを前記判定部が判定したら、前記制御部は前記AG
C回路が早期に正常動作に復帰するための制御信号を出
力することを特徴とする受信装置。 - 【請求項2】 入力信号のゲイン調整を行うAGC回路
と、前記AGC回路の出力信号に基づいて前記AGC回
路に対してゲイン調整の制御信号を出力する保護回路と
を有する受信装置であって、 前記AGC回路は、 入力信号のレベルに応じてAGC係数を算出するAGC
係数算出部と、 前記AGC係数算出部で算出したAGC係数を保持する
AGC係数保持部と、 前記AGC係数保持部で保持されたAGC係数を用いて
前記AGC回路の入力信号のゲイン調整を行うゲイン調
整部と、を有し、 前記保護回路は、 基準値を保持するテーブル部と、 前記AGC回路のゲイン調整後のAGC係数と前記基準
値とを比較する比較部と、 前記比較部の比較結果に基づいて前記AGC回路のゲイ
ン調整状態を判定し、前記AGC回路の制御方法を決定
する判定部と、 前記判定部の判定結果に基づいた制御信号を生成する制
御部と、を有し、 前記AGC回路が雑音に対してゲイン調整を行っている
ことを前記判定部が判定したら、前記制御部は前記AG
C回路が早期に正常動作に復帰するための制御信号を出
力することを特徴とする受信装置。 - 【請求項3】 前記保護回路は、 AGC回路が雑音に対して動作していることが前記判定
部によって検出された場合に、前記AGC回路の出力信
号のレベルをゼロにする制御信号か、又は前記AGC係
数保持部のAGC係数の値をリセットする制御信号を出
すことを特徴とする請求項1又は2記載の受信装置。 - 【請求項4】 前記保護回路は、 前記AGC回路のゲイン調整後の信号が第1の基準値R
f1よりも大きいときに、前記AGC回路が雑音に対し
て動作していると判定することを特徴とする請求項1記
載の受信装置。 - 【請求項5】 前記保護回路は、 AGC回路のゲイン調整のAGC係数が第2の基準値R
f2よりも大きいときに、前記AGC回路が雑音に対し
て動作していると判定することを特徴とする請求項2記
載の受信装置。 - 【請求項6】 前記保護回路は、 前記AGC回路のゲイン調整後の信号が第3の基準値R
gよりも小さいときに、前記AGC回路への入力信号が
ないと判断して、前記AGC回路の出力信号レベルをゼ
ロにするように制御信号を出すことを特徴とする請求項
1記載の受信装置。 - 【請求項7】 前記保護回路は、 前記AGC回路が雑音に対して動作していることを検出
した場合は、現在のチャネルを使用している送信装置
へ、該当するチャネルの使用を中止し、別のチャネルを
使用するように制御信号を出力することを特徴とする請
求項1又は2記載の受信装置。 - 【請求項8】 前記保護回路は、 前記AGC回路が雑音に対して動作していることを検出
した場合は、現在のチャネルを使用している送信装置
へ、該当するチャネルの使用を一時中断するように制御
信号を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の
受信装置。 - 【請求項9】 前記AGC回路は、 前記AGC係数算出部において、前記AGC回路への入
力信号の有無を判別し、受信信号が無いと判定したとき
には、前記AGC回路の出力信号のレベルをゼロとする
ことを特徴とする請求項1又は2記載の受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337392A JP2003142969A (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337392A JP2003142969A (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003142969A true JP2003142969A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19152040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001337392A Pending JP2003142969A (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003142969A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014107728A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Kyocera Corp | 受信装置及び受信方法 |
-
2001
- 2001-11-02 JP JP2001337392A patent/JP2003142969A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014107728A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Kyocera Corp | 受信装置及び受信方法 |
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