JP2924644B2 - 送信電力制御回路、基地局、移動機及び移動体通信システム - Google Patents

送信電力制御回路、基地局、移動機及び移動体通信システム

Info

Publication number
JP2924644B2
JP2924644B2 JP6133069A JP13306994A JP2924644B2 JP 2924644 B2 JP2924644 B2 JP 2924644B2 JP 6133069 A JP6133069 A JP 6133069A JP 13306994 A JP13306994 A JP 13306994A JP 2924644 B2 JP2924644 B2 JP 2924644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
reference signal
clock
output
transmission power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6133069A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH088768A (ja
Inventor
晴康 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6133069A priority Critical patent/JP2924644B2/ja
Priority to US08/408,848 priority patent/US5566363A/en
Priority to EP95104861A priority patent/EP0688108A3/en
Publication of JPH088768A publication Critical patent/JPH088768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2924644B2 publication Critical patent/JP2924644B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/52TPC using AGC [Automatic Gain Control] circuits or amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3036Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
    • H03G3/3042Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers
    • H03G3/3047Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers for intermittent signals, e.g. burst signals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信電力制御回路に関
し、例えば、振幅変動のある変調方式を用いたディジタ
ル移動体通信システムにおける基地局又は移動機のTD
MA(時分割多重アクセス)無線機の送信部に用いられ
る送信電力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来の送信電力制御回路の構成を
示す。図9において、1は当該送信電力制御回路におい
て制御の対象となる送信信号である高周波信号が入力さ
れる入力端子、2は当該入力端子1より入力された入力
信号を制御信号に応じて減衰させる可変減衰器、3は可
変減衰器2において減衰された信号の電力を増幅する電
力増幅器、4は送信電力制御回路により制御された後の
出力信号を出力する出力端子、5は電力増幅器3により
増幅された信号を分岐する検出回路である。
【0003】6は当該検出回路5にて分岐された信号を
直流電圧に変換し、検波電圧とする検波回路、7は基準
電圧を発生する基準電圧源、58は検波回路6より出力
された検波電圧と基準電圧源7より発生された基準電圧
とを比較し誤差電圧を出力する誤差増幅器、59は誤差
増幅器58より出力された誤差電圧が入力され時定数を
制御する時定数回路で、12は基準電圧源7の基準電圧
を切り替え、時定数回路59の時定数を切り替える制御
回路である。ここで、基準電圧源7より発生される基準
電圧が送信電力レベルを設定することになる。
【0004】以上のように構成された送信電力制御回路
について以下その動作について説明する。まず、入力端
子1から入力された高周波信号は、電力増幅器3により
増幅され、出力端子4を通じて出力されると共に、検出
回路5で分岐し検波回路6にて直流電圧に変換される。
この検波電圧は基準電圧源7の出力とともに誤差増幅器
58に入力し、時定数回路59を通じて可変減衰器2の
減衰量を電力増幅器3の出力が設定された出力となるよ
うに制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような送信電力制
御回路を実現しようとした場合に問題となる点について
説明する。まず高い精度の送信電力制御を行うにはフィ
ードバック制御が必要となる。しかしながら、振幅変化
を伴う信号を扱う場合、フィードバック制御による変調
信号の振幅成分の抑圧を起こさないようにフィードバッ
ク制御の時定数を変調信号の振幅変化に応答しない程度
まで大きくする必要がある。なお、振幅変化を伴う信号
としては、例えばπ/4DQPSK 変調方式を用いた場合があ
る。
【0006】一方、基準信号を変更する場合には、速や
かにその基準信号の変化に追従する必要がある。このた
め、時定数をこの部分においては、小さくする必要があ
る。この問題点は、変調方式、伝送方式、送信電力制御
回路を基地局に用いる場合、移動機に用いる場合の如何
を問わず、存在する。
【0007】ここで、TDMA無線機の送信部における
送信電力制御回路を例にとり、上記問題点を詳細に説明
する。図10は当該問題点を説明するための図であり、
図10(a)は例えば制御回路12からの基準電圧の切
り替え制御に応じて基準電圧源7より誤差増幅器58に
入力された基準電圧を示す信号波形図である。図10
(b)は制御回路12より発生した時定数切り替え信号
を示す信号波形図であり、ここでは、時定数が小さい場
合と時定数が大きい場合の2つのレベルを示している。
図10(c)は時定数回路59の出力信号を示す信号波
形図である。
【0008】図11は当該問題点を説明するための図で
あり、スロット毎に異なった送信出力値とした場合のス
ペクトラム及び全スロット同一出力値とした場合のスペ
クトラムを示している。また、図12は従来の時定数回
路59を示す回路図であり、図12(a)はアナログス
イッチを用いた場合、図12(b)はダイオードを用い
た場合である。
【0009】特に、基地局に設置されたTDMA無線機
の送信部は、無線ゾーン内の移動機・基地局間の距離に
ばらつきがあるため、一般に送信スロット別に異なる出
力電力を設定できるよう構成されている。それ故、送信
スロット別に基準電圧を設定する必要がある。基地局の
場合その送信出力の誤差がそのままサービスエリアの誤
差となるため高い精度が要求される。しかも電力制御を
行ったことによって変調信号と隣接チャネルには影響を
及ぼすものであってはならない。
【0010】そのため、スロットの切り替わりでは次の
スロットの送信電力値に速やかにしかも自らの送信波ス
ペクトラムの拡大による隣接チャネルへの干渉を与えな
いようにする必要がある。それ故、図10(a)にしめ
す波形図のような滑らかに変化する基準電圧に高速に追
従するようフィードバック制御の時定数を小さくする必
要がある。この二つの相反する要求を満たすために図1
0(b)のように時定数を切り替えてスロットの切り替
わりでは基準信号に高速に追従するようにする方法があ
る。
【0011】その実現方法の一つとして図12(a)に
示すようなアナログスイッチを用いた時定数素子の切り
替えがあった。ところがアナログスイッチを用いた場
合、図10(c)のように切り替えのための制御信号が
アナログスイッチの内部容量を通り抜けて出力に洩れ込
む欠点があり、ノイズとなって図11のように隣接チャ
ネルに影響を及ぼすことがあった。また図12(b)に
示すようなダイオードを用いて時定数を切り替える方法
もあるが、その場合はダイオードの順方向電圧降下(シ
ョットキーバリアダイオードの場合約0.1V)以上の電圧
差が生じなければダイオードがONしないため時定数を
切り替えるための回路を工夫する必要がある。このよう
にスロット別電力制御には困難な点があった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、比較的簡単な回路構成にて送
信電力制御回路を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る送信電力制御回路は、出力信号を検出し、この出力信
号に応じた検出信号を発生する検出部と、基準信号を発
生させる基準信号発生部と、当該検出信号と当該基準信
号とを比較する比較部と、クロック信号を発生させるク
ロック信号発生部と、上記比較部の出力に応じて当該ク
ロック信号をカウントアップまたはカウントダウンする
計数部と、上記計数部より出力されるカウント値に応じ
て入力信号を補正する入力信号補正部と、当該基準信号
を設定すると共に、当該基準信号の変化に応じて上記ク
ロック信号発生部のクロック周波数を変化させる制御部
とを設けたものである。
【0014】請求項2記載の発明に係る送信電力制御回
路は、さらに、制御部において、基準信号が変化する期
間のクロック信号の周波数を、前記基準信号が変化しな
い期間のクロック信号の周波数よりも高く設定するもの
である。
【0015】請求項3記載の発明に係る送信電力制御回
路は、さらに、制御部において、基準信号が変化しない
期間のクロック信号の発生を停止するように設定するも
のである。
【0016】請求項4記載の発明に係る送信電力制御回
路は、出力信号を検出し、この出力信号に応じた検出信
号を発生する検出部と、第1の基準信号及び第2の基準
信号より構成される基準信号を発生させる基準信号発生
部と、当該検出信号と当該基準信号とを比較し、前記検
出信号の値が第1の基準信号の値と第2の基準信号の値
の間の場合にはカウントを停止するよう停止指示信号を
発生する比較部と、クロック信号を発生させるクロック
信号発生部と、上記比較部の出力に応じて当該クロック
信号をカウントアップまたはカウントダウンする計数部
と、上記計数部より出力されるカウント値に応じて入力
信号を補正する入力信号補正部と、当該基準信号を設定
すると共に、当該基準信号の変化に応じて上記クロック
信号発生部のクロック周波数を変化させる制御部とを有
するものである。
【0017】請求項5記載の発明に係る送信電力制御回
路は、さらに、カウントを開始する初期値を記憶するメ
モリを設け、制御部からの信号により、上記メモリから
当該計数部にカウントを開始する初期値を設定すること
を特徴とするものである。
【0018】請求項6記載の発明に係る送信電力制御回
路は、さらに入力信号を振幅変化を伴う変調信号とした
ものである。
【0019】請求項7記載の発明に係る送信電力制御回
路は、さらに入力信号を時分割多重方式に従う信号と
し、制御部はフレームに応じて基準信号を設定するもの
である。
【0020】請求項8の発明に係る基地局は、出力信号
を検出し、この出力信号に応じた検出信号を発生する検
出部と、基準信号を発生させる基準信号発生部と、当該
検出信号と当該基準信号とを比較する比較部と、クロッ
ク信号を発生させるクロック信号発生部と、上記比較部
の出力に応じて当該クロック信号をカウントアップまた
はカウントダウンする計数部と、上記計数部より出力さ
れるカウント値に応じて入力信号を補正する入力信号補
正部と、当該基準信号を設定すると共に、当該基準信号
の変化に応じて上記クロック信号発生部のクロック周波
数を変化させる制御部とを有する送信電力制御回路を備
えたものである。
【0021】請求項9の発明に係る基地局は、さらに入
力信号を、時分割多重方式に従う信号とし、前記制御部
はフレームに応じて基準信号を設定したものである。
【0022】請求項10の発明に係る基地局は、各フレ
ーム間の基準信号差に応じて、前記クロック信号の周波
数を設定したものである。
【0023】請求項11の発明に係る移動局は、出力信
号を検出し、この出力信号に応じた検出信号を発生する
検出部と、基準信号を発生させる基準信号発生部と、当
該検出信号と当該基準信号とを比較する比較部と、クロ
ック信号を発生させるクロック信号発生部と、上記比較
部の出力に応じて当該クロック信号をカウントアップま
たはカウントダウンする計数部と、上記計数部より出力
されるカウント値に応じて入力信号を補正する入力信号
補正部と、当該基準信号を設定すると共に、当該基準信
号の変化に応じて上記クロック信号発生部のクロック周
波数を変化させる制御部とを有する送信電力制御回路を
備えたものである。
【0024】請求項12の発明に係る移動局は、前記入
力信号を、時分割多重方式に従う信号とし、前記制御部
はフレームに応じて基準信号を設定するものである。
【0025】請求項13の発明に係る移動体通信システ
ムは、複数の移動機及び当該移動機と信号を伝送する少
なくとも1つの基地局とから構成される移動体通信シス
テムにおいて、出力信号を検出し、この出力信号に応じ
た検出信号を発生する検出部と、基準信号を発生させる
基準信号発生部と、当該検出信号と当該基準信号とを比
較する比較部と、クロック信号を発生させるクロック信
号発生部と、上記比較部の出力に応じて当該クロック信
号をカウントアップまたはカウントダウンする計数部
と、上記計数部より出力されるカウント値に応じて入力
信号を補正する入力信号補正部と、当該基準信号を設定
すると共に、当該基準信号の変化に応じて上記クロック
信号発生部のクロック周波数を変化させる制御部とを有
する送信電力制御回路を備えたものである。
【0026】
【作用】請求項1記載の送信電力制御回路では、検出部
は出力信号を検出し、この出力信号に応じた検出信号を
発生し、比較部はこの検出信号と基準信号発生部で発生
した基準信号とを比較する。計数部はこの比較部の出力
及びクロック信号発生部より発生したクロック信号に応
じてカウントし、入力信号補正部は計数部より出力され
るカウント値に応じて入力信号を補正する。また、制御
部は基準信号を設定し、基準信号の変化に応じてクロッ
ク信号発生部のクロック周波数を変化させる。
【0027】請求項2記載の送信電力制御回路では、制
御部は、基準信号が変化する期間のクロックの周波数
を、基準信号が変化しない期間のクロックの周波数より
も高く設定する。
【0028】請求項3記載の送信電力制御回路では、制
御部は、基準信号が変化しない期間のクロックの周波数
を停止するように設定する。
【0029】請求項4記載の送信電力制御回路では、検
出部は出力信号を検出し、この出力信号に応じた検出信
号を発生し、基準信号発生部は第1の基準信号及び第2
の基準信号より構成される基準信号を発生し、また、比
較部は検出信号と基準信号とを比較し、検出信号の値が
第1の基準信号の値と第2の基準信号の値の間の場合に
はカウントを停止するよう停止指示信号を発生する。計
数部は比較部の出力及びクロック信号発生部より発生し
たクロック信号に応じてカウントし、入力信号補正部は
計数部より出力されるカウント値に応じて入力信号を補
正する。制御部は基準信号を設定する。
【0030】請求項5記載の送信電力制御回路では、計
数部は、カウントを開始する初期値の設定ができ、初期
値を記憶するメモリを有し、制御部においてメモリから
初期値を計数部に設定する。
【0031】請求項6記載の送信電力制御回路では、振
幅変化を伴う変調信号が入力信号として入力される。
【0032】請求項7記載の送信電力制御回路では、時
分割多重方式に従う信号が入力信号として入力され、制
御部はフレームに応じて基準信号を設定する。
【0033】請求項8記載の基地局では、送信電力制御
回路において、請求項1と同様の作用を行う。
【0034】請求項9記載の基地局では、送信電力制御
回路において、時分割多重方式に従う信号が入力信号と
して入力され、制御部はフレームに応じて基準信号を設
定する。
【0035】請求項10記載の基地局では、送信電力制
御回路において、各フレーム間の基準信号差に応じて、
クロックの周波数を設定する。
【0036】請求項11記載の移動機では、送信電力制
御回路において、請求項1と同様の作用を行う。
【0037】請求項12記載の移動機では、送信電力制
御回路において、時分割多重方式に従う信号が入力信号
として入力され、制御部はフレームに応じて基準信号を
設定する。
【0038】請求項13記載の移動体通信システムで
は、送信電力制御回路において、請求項1と同様の作用
を行う。
【0039】
【実施例】
実施例1.次に本発明の実施例1を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の実施例1の構成図である。同図にお
いて、1は入力端子、2は可変減衰器、3は電力増幅
器、4は出力端子、5は検出回路、6は検波回路、7は
基準電圧源、8はコンパレータ、12は制御回路であ
り、図9において同一の符号を付したものとと同一又は
相当部を示す。9はコンパレータ8からの出力信号及び
クロック入力信号を受け、コンパレータ8の出力信号が
高いときにカウントアップし、低いときにはカウントダ
ウンするアップダウンカウンタ、10は当該アップダウ
ンカウンタのカウントデータをディジタル値からアナロ
グ値に変換し、可変減衰器に出力するD/Aコンバー
タ、11は制御回路12によりクロック周波数を制御さ
れ、アップダウンカウンタ9にクロック信号を提供する
クロック発振器である。
【0040】この実施例1では、例えば検出回路5、検
波回路6が検出部、コンパレータ8が比較部、クロック
発振器11がクロック信号発生部、アップダウンカウン
タ9が計数部、可変減衰部2が入力信号補正部を構成す
る。
【0041】次に、以上の構成の動作を説明する。入力
端子1より入力された入力信号としての高周波信号は、
可変減衰器2により、所定量減衰され、電力増幅器3に
入力される。電力増幅器3は、当該入力信号を一定量増
幅し、検出回路5を経て出力端子4より出力される。ま
た、電力増幅器3の出力信号は、検出回路5で分岐し、
検出された後、検波回路6で検波し直流電圧に変換す
る。この検波電圧はコンパレータ8の一方の入力端子に
入力する。コンパレータ8の他方の入力端子には基準電
圧源7からの供給される基準電圧が入力される。コンパ
レータ8は、検波電圧を基準電圧と比較し、検波電圧が
基準電圧よりも低いときは電圧(例えば5V)を発生し、
検波電圧が基準電圧よりも高いときは電圧を発生しない
ように動作する。
【0042】コンパレータ8の出力はアップダウンカウ
ンタ9のアップダウンに接続されている。アップダウン
カウンタ9はコンパレータ8の出力電圧が高いときにカ
ウンタアップし、低いときにダウンカウントするように
構成されている。アップダウンカウンタ9の出力は、D
/Aコンパータ10においてアナログ信号に変換し可変
減衰器2のコントロール端子に入力される。
【0043】アップダウンカウンタ9はクロックにあわ
せて比較動作を行ない、検波回路6の出力電圧が基準電
圧源7の基準電圧と同一になるようにアップダウンカウ
ンタ9の出力が変化し、D/Aコンバータ10により可
変減衰器2の減衰量を制御する。
【0044】ここで、応答速度を速くしたいとき、つま
り時定数を小さくしたいとき、制御回路12よりクロッ
ク発振器11の周波数を高くするよう制御すればよい。
図2によりその動作を説明する。図2の上段はクロック
発振器11より発生され、アップダウンカウンタ9に入
力されるクロック信号を示している。図において、最初
のクロック周波数は低く設定され、途中でクロック周波
数を高く設定している。図2に示す例では、コンパレー
タ8の出力が高くアップダウンカウンタ9がアップカウ
ントしている場合である。図2の下段で示されるD/A
コンバータ10の出力は、クロック周波数が高くなると
その傾きが急になる。
【0045】すなわち、クロック発振器11の周波数を
高くすると一定時間内の比較回数がクロックの周波数に
比例して増え、D/Aコンバータ10の出力の電圧上昇
あるいは下降の傾きが急になる。つまり時定数が小さく
なる。逆に時定数を大きくしたいときはクロック周波数
を下げればよい。
【0046】図3は実施例1の送信電力制御回路におけ
る信号波形図である。図3において、(a)は基準電圧
源7より出力される基準電圧、(b)は制御回路12よ
り出力され、クロック発振器11に入力されるクロック
周波数切り替え信号、(c)はクロック発振器11より
出力されるクロック信号、(d)は電力増幅器3の出力
信号をそれぞれ示す信号波形図である。
【0047】図3(a)は基準電圧源出力の波形図であ
る。基準電圧の波形の立ち上がり立ち下がりは滑らかに
なっている。基準電圧の変化に高速に追従するため、ク
ロック切り替え信号を図3(b)のように基準電圧が変
化する期間に切り替えている。このクロック切り替え信
号の変化に基づき、図3(c)で示されるクロック信号
は、クロック切り替え信号に対応して基準信号が変化す
る期間は高いクロック周波数を、その他の期間は低いク
ロック周波数を出力する。すなわち基準信号の波形は滑
らかに立ち上がり立ち下がるため、その変化に応じてク
ロック周波数を変化させるようにしている。
【0048】クロック周波数の高い期間は、基準電圧源
との比較回数が増えるため、図3(d)の電力増幅器出
力は基準電圧源との誤差が高速に補正され、立ち上がり
立ち下がりの波形は基準電圧源に高速追従する。
【0049】クロック周波数の低い期間は基準電圧源と
の比較回数が減るため、図3(d)の電力増幅器出力は
基準電圧源との誤差の補正は低速になる。
【0050】基準電圧を変化させない期間は、一般的に
変調されたデータを送信する期間なので変調信号と基準
電圧源の誤差の補正を行うことは変調信号を歪ませるこ
とになり好ましいことではない。この期間の比較回数が
少なくなるということは変調波形に影響を及ぼす回数が
少なくなるということであるからクロック周波数を適切
に選ぶことで電力制御による変調波形への影響は小さく
できる。
【0051】実施例1においては次のような効果を奏す
る。まず、時定数回路を計数部とクロック信号発生部に
て構成し、比較部に入力する基準信号の変化に応じてク
ロック周波数を変化させたので、送信電力レベルの変化
の度合いに応じて送信信号を制御することができる。ま
た、基準信号が変化する期間のクロックの周波数を基準
信号が変化しない期間のクロックの周波数よりも高く設
定したので、請求項1記載の発明の効果に加えて、送信
信号の波形を維持しつつ、送信電力レベルを変化させた
ときに速やかに追従することができる。
【0052】上記実施例1の送信電力制御回路は、最適
な実施例としては、π/4QPSK変調方式を用い、時
分割多重方式で複数の移動機及び少なくとも一つの基地
局からなる移動体通信システム中の基地局に組み込まれ
る。π/4QPSK変調方式では、振幅変化を伴う信号
を扱うので、フィードバック制御により変調信号の振幅
成分の抑圧を起こさないようにする必要がある。従っ
て、上記送信電力制御回路を用いると、基準信号を変化
させないときの当該抑圧を制限できる。
【0053】また、時分割多重方式においては、各フレ
ームの始まり及び終わりにおいて、速やかに送信電力を
制御する必要があるため、当該送信電力制御回路のよう
な構成にすることにより、特にフレーム毎の送信電力レ
ベルに速やかに追従することができる。
【0054】さらに複数の移動機及び少なくとも一つの
基地局からなる移動体通信システム中の基地局では、次
のような問題点があるため、特に効果的である。無線ゾ
ーン内の移動機・基地局間の距離にばらつきがあるた
め、一般に送信スロット別に異なる出力電力を設定でき
るよう構成されている。基地局の場合その送信出力の誤
差がそのままサービスエリアの誤差となるため高い精度
が要求される。しかも電力制御を行ったことによって変
調信号と隣接チャネルには影響を及ぼすものであっては
ならない。
【0055】但し、上記実施例1の送信電力制御回路
は、上記最適な実施例に限定されるものではなく、変調
方式は、π/4QPSK変調方式に限定されず、また時
分割多重方式でなくても周波数多重方式等でも適用で
き、発明の効果を奏する。また、基地局に設置されてい
る必要はなく、移動機に設置されていてもよい。さら
に、移動体通信システムのような無線通信に限定され
ず、ネットワーク上の有線通信であってもよい。
【0056】実施例2.次に実施例2について説明す
る。実施例2を示す構成は上記実施例1と同様に図1に
よって表わされるため、ここでは図1を用いて説明す
る。さらに図4に実施例2を説明するための信号波形図
を示す。図4において、(a)は基準電圧源7より出力
される基準電圧、(b)は制御回路12より出力され、
クロック発振器11に入力されるクロック周波数切り替
え信号、(c)はクロック発振器11より出力されるク
ロック信号、(d)は電力増幅器3の出力信号をそれぞ
れ示す信号波形図である。
【0057】図3と同様に図4(a)にあるような基準
電圧を入力する場合である。このときクロック発振器1
1は、図4(b)に示すように高速動作させたいとき、
クロックを出力するようにし、変調波形送信期間はクロ
ックを停止すなわち0Hzを出力するよう構成してい
る。従って、クロック発振器11より出力されるクロッ
ク信号は、図4(C)のように変調波形を送信する期間
はクロックを停止して基準電圧源との比較動作を停止す
ることにより、その間はカウンタが停止する。それに伴
い、当該クロックが停止する期間は、図4(d)に示す
ように基準電圧源の立ち上がりまたは立ち下がり期間で
比較動作を停止した時点の制御量が保たれる。
【0058】このような構成にすることにより、実施例
1において記載したように電力制御を行うことによる変
調波形への影響をさらに低減することができる。つまり
変調波形を送信している期間では電力制御を行わないの
で変調波形への影響をなくすことができる。この実施例
2における発明は、振幅変動を伴う変調方式を用いた送
信機において特に有効である。
【0059】実施例3.次に実施例3について説明す
る。図5は実施例3を示す構成図である。図5におい
て、図1と同じ符号を付した部分は、図1の部分と同一
又は相当部を示す。この実施例3では、実施例1のコン
パレータ8をウインドウコンパレータ28に置き換えて
いる。電力増幅器3出力の誤差が無視できる値に相当す
る検波電圧、たとえば基準電圧の±10mV以内であればカ
ウンタにカウント停止信号を出力するよう構成する。具
体的には、図5に示されるように、ウインドコンパレー
タ28の入力部に検波回路6からの信号及び基準電圧源
27からの2つの基準電圧値、ここでは基準値+10m
V、基準値−10mVを入力するようにした。
【0060】実施例3を説明するため、実施例1の送信
電力制御回路の動作を図6(a)に、実施例3の送信電
力制御回路の動作を図6(b)に示す。図6(a)
(b)の信号波形図において横軸は時間、縦軸はD/A
コンバータ10の出力を示す。実施例1の送信電力制御
回路では、UP/DOWN の2種類であるから送信出力が設定
値に収束した後も図6(a)に示すように送信出力は設
定値付近で不要な振動(ハンチング)が発生し、安定し
ない。
【0061】この動作による変調波形への影響を実施例
1では比較回数を減らすことによって小さくし実施例2
では比較を停止することで小さくした。これに対して、
この実施例3では図6(b)に示されるように許容誤差
範囲内ではカウント動作を停止するよう構成したため、
送信出力の不要信号そのものを抑えることができる。
【0062】ここで、この実施例3においては、ウイン
ドコンパレータ28に入力される基準電圧源27からの
2つの基準電圧値を基準値+10mV、基準値−10m
Vとしたが、これに限定されず、システム上の許容誤差
範囲に応じて適宜選択することができる。また、この実
施例3の発明は、検出された出力信号と基準となる信号
を比較する比較部をウインドコンパレータとした点に特
徴があり、必ずしもクロック周波数を変更させる必要は
ない。もちろん、実施例1、2で説明した送信電力制御
回路のようにクロック周波数を変更させたものに適用し
てもよい。
【0063】実施例4.次に実施例4について図7を用
いて説明する。図7の符号1〜8、10、12で示した
構成は、図1で示した構成と同一又は相当部を示す。実
施例4では特にコンパレータ8より出力される信号に基
づきカウントするカウンタをプリセット可能なアップダ
ウンカウンタとし、さらに当該アップダウンカウンタの
初期値を記憶可能なメモリを備えている。図7において
当該アップダウンカウンタを符号39で、また当該メモ
リを符号40で示す。
【0064】つぎにこの実施例4の送信電力制御回路の
動作を説明する。出力信号を検出し、その信号を基準電
圧と比較する点に関しては、実施例1と同じである。次
に制御回路12はメモリ40に当該スロットの初期値が
格納されているアドレスを与える。そしてアップダウン
カウンタ39に対してメモリ40から出力されている初
期値を取り込むようにLORD信号を出力する。取り込
まれた初期値はD/Aコンバータ10を通じて可変減衰
器2に伝えられる。
【0065】この実施例4によれば初期値より動作を始
めることができるので、あらかじめ適切な初期値を与え
ることにより、送信電圧が基準電圧に収束するまでの時
間を短くできる。このことを図8の信号波形図により説
明する。図8では実施例8のように初期値を設定した場
合と初期値を設定しない場合を比較している。初期値が
ある場合には図8に示されるように初期値がない場合に
比して送信電力が基準電圧に収束するまでの時間が短
い。時分割多重方式のシステムにおける基地局ではスロ
ット毎にこの初期値を設定することで各スロットに対し
てより精度よく収束させることができる。
【0066】上記実施例2、3、4では送信電力制御回
路のみを説明したが、上記実施例と同様に、最適な実施
例として、π/4QPSK変調方式を用い、時分割多重
方式で複数の移動機及び少なくとも一つの基地局からな
る移動体通信システム中の基地局に組み込まれる場合が
考えられる。また、この組み合わせによる特有の効果及
びこの組み合わせのみに限定されない点は実施例1の場
合と同様である。
【0067】上記の実施例では、時定数を2段階に設定
すべく、2種類のクロック周波数を用いたが、本発明は
これに限定されず、3種類以上のクロック周波数を用い
て、さらに細かく時定数を設定してもよく、また周波数
をシリアルに変化させてもよい。このような構成にする
ことにより、より細やかな制御が可能になる。
【0068】また、特に基地局の送信機において、各フ
レーム毎に送信電力レベルが異なる場合に、フレーム間
の送信電力レベル差に応じた時定数の設定をしてもよ
い。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、時定数回
路を計数部とクロック信号発生部にて構成し、比較部に
入力する基準信号の変化に応じてクロック周波数を変化
させたので、送信電力レベルの変化の度合いに応じて送
信信号を制御することができる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、基準信号が
変化する期間のクロックの周波数を基準信号が変化しな
い期間のクロックの周波数よりも高く設定したので、請
求項1記載の発明の効果に加えて、送信信号の波形を維
持しつつ、送信電力レベルを変化させたときに速やかに
追従することができる。
【0071】請求項3記載の発明によれば、基準信号が
変化しない期間のクロックの周波数を停止するように設
定したので請求項2記載の発明の効果に加えて、さらに
送信信号の波形への影響を少なくできる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、第1の基準
信号及び第2の基準信号より構成される基準信号を発生
させ、検出信号とこの基準信号とを比較し、検出信号の
値が第1の基準信号の値と第2の基準信号の値の間の場
合にはカウントを停止するようにしたので、送信信号の
不要な振動を防止し、安定させることができる。
【0073】請求項5記載の発明によれば、カウントを
開始する初期値の設定ができるようにしたので、初期値
より動作を始めることができ、送信電圧が基準電圧に収
束するまでの時間を短くできる。
【0074】請求項6記載の発明によれば、入力信号が
振幅変化を伴う変調信号である場合に請求項1、2、
3、5記載の発明のような構成にしたので、基準信号を
変化させないときの振幅成分の抑圧をより効果的に制限
できる。
【0075】請求項7記載の発明によれば、入力信号を
時分割多重方式に従う信号とし、フレームに応じて基準
信号を設定することとしたのでフレーム毎に送信電力レ
ベルを速やかに追従することができる。
【0076】請求項8記載の発明によれば、基地局に請
求項1の発明に係る送信電力制御装置を設けたので、送
信電力レベルの変化の度合いに応じて送信信号を制御す
ることができる基地局を得ることができる。
【0077】請求項9記載の発明によれば、入力信号を
時分割多重方式に従う信号とし、フレームに応じて基準
信号を設定することとしたので基地局から送信されるフ
レーム毎に送信電力レベルを速やかに追従することがで
きる。
【0078】請求項10記載の発明によれば、各フレー
ム間の基準信号差に応じて、前記クロックの周波数を設
定したので、各フレームの送信電力レベルが異なる場合
にフレーム間の送信電力レベル差に応じた時定数の設定
ができ、より精度よく送信電力制御ができる。
【0079】請求項11記載の発明によれば、送信機に
請求項1の発明に係る送信電力制御装置を設けたので、
送信電力レベルの変化の度合いに応じて送信信号を制御
することができる送信機を得ることができる。
【0080】請求項12記載の発明によれば、入力信号
を時分割多重方式に従う信号とし、制御部はフレームに
応じて基準信号を設定したので、移動局から送信される
フレーム毎に送信電力レベルを速やかに追従することが
できる。
【0081】請求項13記載の発明によれば、移動体通
信システムにおいて請求項1の発明に係る送信電力制御
装置を設けたので、送信電力レベルの変化の度合いに応
じて送信信号を制御することができる移動体通信システ
ムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1及び2のブロック図であ
る。
【図2】 本発明の実施例1の時定数の違いを表す図で
ある。
【図3】 本発明の実施例1のクロック切り替えの様子
を示した図である。
【図4】 本発明の実施例2及び3の動作例を示す電圧
波形図である。
【図5】 本発明の実施例3のブロック図である。
【図6】 本発明の実施例3のクロック停止の効果を示
す図である。
【図7】 本発明の実施例4のブロック図である。
【図8】 本発明の実施例4の初期値設定の効果を示す
図である。
【図9】 従来の電力制御回路のブロック図である。
【図10】 従来の時定数切り替えを示す図である。
【図11】 従来の隣接チャネルへの影響を表す図であ
る。
【図12】 従来の時定数回路素子の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力端子 2 可変減衰器 3 電力増幅器 4 出力端子 5 検出回路 6 検波回路 7 基準電圧源 8 コンパレータ 9 UP/DOWN カウンタ 10 D/A コンバータ 11 クロック発振器 12 タイミング制御回路 27 基準電圧源 28 ウインドーコンパレータ 29 カウント停止入力があるUP/DOWN カウンタ 39 プリセット可能なUP/DOWN カウンタ 40 メモリ 58 誤差増幅器 59 時定数回路

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力信号を検出し、この出力信号に応じ
    た検出信号を発生する検出部と、基準信号を発生させる
    基準信号発生部と、当該検出信号と当該基準信号とを比
    較する比較部と、クロック信号を発生させるクロック信
    号発生部と、上記比較部の出力に応じて当該クロック信
    号をカウントアップまたはカウントダウンする計数部
    と、上記計数部より出力されるカウント値に応じて入力
    信号を補正する入力信号補正部と、当該基準信号を設定
    すると共に、当該基準信号の変化に応じて上記クロック
    信号発生部のクロック周波数を変化させる制御部とを有
    する送信電力制御回路。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記基準信号が変化する
    期間のクロック信号の周波数を、前記基準信号が変化し
    ない期間のクロック信号の周波数よりも高く設定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の送信電力制御回路。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記基準信号が変化しな
    い期間のクロック信号の発生を停止するように設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の送信電力制御回路。
  4. 【請求項4】 出力信号を検出し、この出力信号に応じ
    た検出信号を発生する検出部と、第1の基準信号及び第
    2の基準信号より構成される基準信号を発生させる基準
    信号発生部と、当該検出信号と当該基準信号とを比較
    し、前記検出信号の値が第1の基準信号の値と第2の基
    準信号の値の間の場合にはカウントを停止するよう停止
    指示信号を発生する比較部と、クロック信号を発生させ
    るクロック信号発生部と、上記比較部の出力に応じて当
    該クロック信号をカウントアップまたはカウントダウン
    する計数部と、上記計数部より出力されるカウント値に
    応じて入力信号を補正する入力信号補正部と、当該基準
    信号を設定すると共に、当該基準信号の変化に応じて上
    記クロック信号発生部のクロック周波数を変化させる制
    御部とを有する送信電力制御回路。
  5. 【請求項5】 カウントを開始する初期値を記憶するメ
    モリを設け、前記制御部からの信号により、上記メモリ
    から前記計数部にカウントを開始する初期値を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4項のいずれか1つに記
    載の送信電力制御回路。
  6. 【請求項6】 前記入力信号は、振幅変化を伴う変調
    信号であることを特徴とする請求項1乃至5項のいずれ
    か1つに記載の送信電力制御回路
  7. 【請求項7】 前記入力信号は、時分割多重方式に従う
    信号とし、前記制御部はフレームに応じて基準信号を設
    定することを特徴とする請求項1乃至6項のいずれか1
    つに記載の送信電力制御回路。
  8. 【請求項8】 出力信号を検出し、この出力信号に応じ
    た検出信号を発生する検出部と、基準信号を発生させる
    基準信号発生部と、当該検出信号と当該基準信号とを比
    較する比較部と、クロック信号を発生させるクロック信
    号発生部と、上記比較部の出力に応じて当該クロック信
    号をカウントアップまたはカウントダウンする計数部
    、上記計数部より出力されるカウント値に応じて入力
    信号を補正する入力信号補正部と、当該基準信号を設定
    すると共に、当該基準信号の変化に応じて上記クロック
    信号発生部のクロック周波数を変化させる制御部とを有
    する送信電力制御回路を備えた基地局。
  9. 【請求項9】 前記入力信号は、時分割多重方式に従う
    信号とし、前記制御部はフレームに応じて基準信号を設
    定することを特徴とする請求項8記載の基地局。
  10. 【請求項10】 各フレーム間の基準信号差に応じて、
    前記クロック信号の周波数を設定したことを特徴とする
    請求項9記載の基地局。
  11. 【請求項11】 出力信号を検出し、この出力信号に応
    じた検出信号を発生する検出部と、基準信号を発生させ
    る基準信号発生部と、当該検出信号と当該基準信号とを
    比較する比較部と、クロック信号を発生させるクロック
    信号発生部と、上記比較部の出力に応じて当該クロック
    信号をカウントアップまたはカウントダウンする計数部
    、上記計数部より出力されるカウント値に応じて入力
    信号を補正する入力信号補正部と、当該基準信号を設定
    すると共に、当該基準信号の変化に応じて上記クロック
    信号発生部のクロック周波数を変化させる制御部とを有
    する送信電力制御回路を備えた移動機。
  12. 【請求項12】 前記入力信号は、時分割多重方式に従
    う信号とし、前記制御部はフレームに応じて基準信号を
    設定することを特徴とする請求項11記載の移動機。
  13. 【請求項13】 複数の移動機及び当該移動機と信号を
    伝送する少なくとも1つの基地局とから構成される移動
    体通信システムにおいて、出力信号を検出し、この出力
    信号に応じた検出信号を発生する検出部と、基準信号を
    発生させる基準信号発生部と、当該検出信号と当該基準
    信号とを比較する比較部と、クロック信号を発生させる
    クロック信号発生部と、上記比較部の出力に応じて当該
    クロック信号をカウントアップまたはカウントダウンす
    る計数部と、上記計数部より出力されるカウント値に応
    じて入力信号を補正する入力信号補正部と、当該基準信
    号を設定すると共に、当該基準信号の変化に応じて上記
    クロック信号発生部のクロック周波数を変化させる制御
    部とを有する送信電力制御回路を、上記移動機および基
    地局に備えたことを特徴とする移動体通信システム。
JP6133069A 1994-06-15 1994-06-15 送信電力制御回路、基地局、移動機及び移動体通信システム Expired - Lifetime JP2924644B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6133069A JP2924644B2 (ja) 1994-06-15 1994-06-15 送信電力制御回路、基地局、移動機及び移動体通信システム
US08/408,848 US5566363A (en) 1994-06-15 1995-03-23 Transmission power control circuit and mobile communication system incorporating the circuit
EP95104861A EP0688108A3 (en) 1994-06-15 1995-03-31 Apparatus for transmission power control in a TDMA system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6133069A JP2924644B2 (ja) 1994-06-15 1994-06-15 送信電力制御回路、基地局、移動機及び移動体通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH088768A JPH088768A (ja) 1996-01-12
JP2924644B2 true JP2924644B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=15096119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6133069A Expired - Lifetime JP2924644B2 (ja) 1994-06-15 1994-06-15 送信電力制御回路、基地局、移動機及び移動体通信システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5566363A (ja)
EP (1) EP0688108A3 (ja)
JP (1) JP2924644B2 (ja)

Families Citing this family (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5697074A (en) * 1995-03-30 1997-12-09 Nokia Mobile Phones Limited Dual rate power control loop for a transmitter
JPH08316756A (ja) * 1995-05-22 1996-11-29 Saitama Nippon Denki Kk 送信出力制御方式
JPH098578A (ja) * 1995-06-16 1997-01-10 Sony Corp 高周波用ステップアッテネータ
WO1997005697A1 (en) * 1995-07-31 1997-02-13 Alcatel Standard Electrica S.A. Output power control in burst transmitters
US5715526A (en) * 1995-09-08 1998-02-03 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for controlling transmission power in a cellular communications system
DE19611026C2 (de) * 1996-03-20 2001-09-20 Siemens Audiologische Technik Klirrunterdrückung bei Hörgeräten mit AGC
US5854972A (en) * 1996-05-16 1998-12-29 Motorola, Inc. Circuit for adjusting transmit power
KR100206468B1 (ko) * 1996-05-31 1999-07-01 윤종용 이동통신 시스템의 출력제어 장치 및 방법
KR100193842B1 (ko) * 1996-09-13 1999-06-15 윤종용 무선통신시스템의 전력조절 회로 및 방법
US6091942A (en) * 1996-12-02 2000-07-18 Motorola, Inc. Self gain aligning circuit and method
FR2757716B1 (fr) * 1996-12-20 1999-03-12 Thomson Csf Procede de regulation de puissance sans boucle d'asservissement analogique et dispositif associe
KR100265753B1 (ko) * 1997-01-17 2000-10-02 윤종용 펜디지타이저제어장치및방법
JP3088323B2 (ja) * 1997-02-18 2000-09-18 埼玉日本電気株式会社 Tdma方式無線機とシンセサイザ出力レベル調整回路
JP3000960B2 (ja) * 1997-05-28 2000-01-17 日本電気株式会社 移動体衛星通信システムの送信電力制御方式
SE9702272L (sv) 1997-06-13 1998-12-14 Ericsson Telefon Ab L M Anordning i en radioenhet
KR100482281B1 (ko) * 1997-06-30 2005-06-21 주식회사 팬택앤큐리텔 기지국의송신전력제어신호정확성확인장치
DE59810878D1 (de) 1997-07-08 2004-04-08 Siemens Ag Sendeeinrichtung
JPH11112366A (ja) * 1997-10-07 1999-04-23 Fujitsu Ltd 自動送信電力制御回路
JP3150090B2 (ja) * 1997-10-28 2001-03-26 埼玉日本電気株式会社 移動通信機器
JP3368464B2 (ja) 1998-03-25 2003-01-20 富士通株式会社 送信出力安定化装置
JP3712160B2 (ja) * 1998-04-17 2005-11-02 松下電器産業株式会社 無線装置、無線装置における送信電力制御方法および記録媒体
TW424402B (en) * 1998-06-09 2001-03-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Signal transmission and receiving device
US6370364B1 (en) * 1999-06-22 2002-04-09 Nokia Mobile Phones, Ltd. Mobile station having power control loop offset alignment without requiring RF power measurement
EP1221208B1 (de) * 1999-10-12 2004-11-17 Siemens Aktiengesellschaft Schaltungsanordnung zum regeln der sendeleistung einer sendevorrichtung
US7471935B2 (en) * 2000-10-23 2008-12-30 Intel Corporation Automatic level control
US6711389B2 (en) * 2001-02-16 2004-03-23 Telefonaktiebolaget L.M. Ericsson Power controller for a mobile terminal
US6677823B2 (en) 2001-02-28 2004-01-13 Andrew Corporation Gain compensation circuit using a variable offset voltage
US7006791B2 (en) * 2001-03-16 2006-02-28 U.S. Monolithics, L.L.C. System and method for uplink power control by detecting amplifier compression point using dc current detection
US6850574B2 (en) * 2001-05-14 2005-02-01 Motorola, Inc. Multiple bandwidth amplifier control systems for mobile stations and methods therefor
JP2003124819A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Sharp Corp 無線送信装置
US6711352B2 (en) * 2001-12-28 2004-03-23 Nidec Copal Corporation Range finder of light amount detection type with multi zone resolution
KR100841302B1 (ko) * 2001-12-28 2008-06-26 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템의 신호 전력 제어 방법
EP1394939B1 (fr) * 2002-08-29 2009-05-20 STMicroelectronics S.A. Commande en boucle fermée d'un système analogique fournissant un signal de sortie à partir d' un signal de commande.
DE10250612B4 (de) * 2002-10-30 2014-01-16 Advanced Micro Devices, Inc. Automatische Leistungspegelsteuerschaltung für ein Sende/Empfangselement
DE10250613B4 (de) * 2002-10-30 2007-02-08 Advanced Micro Devices, Inc., Sunnyvale Integrierter RF-Signalpegeldetektor, der für die automatische Leistungspegelsteuerung verwendbar ist
DE10308644A1 (de) * 2003-02-27 2004-09-16 Infineon Technologies Ag Verstärkerschaltung mit geregelter Leistung und Verfahren zur Leistungsverstärkung
JP4027822B2 (ja) * 2003-03-11 2007-12-26 松下電器産業株式会社 Agc回路
JP3939276B2 (ja) * 2003-08-06 2007-07-04 松下電器産業株式会社 Agc回路
JP2005072983A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声信号増幅装置及び音響装置
US7236034B2 (en) * 2004-07-27 2007-06-26 Texas Instruments Incorporated Self correcting scheme to match pull up and pull down devices
CN100581052C (zh) * 2004-08-13 2010-01-13 深圳赛意法微电子有限公司 具有自适应的爬升和衰减时间的自动增益控制系统
JP4139800B2 (ja) 2004-08-24 2008-08-27 松下電器産業株式会社 Agc回路
KR100594987B1 (ko) * 2004-09-14 2006-06-30 엘지노텔 주식회사 이동통신 시스템에서 기지국의 송신 전력 측정 장치
US7506189B1 (en) * 2004-12-15 2009-03-17 Silego Technology, Inc. Adjusting input power in response to a clock frequency change
US7979039B2 (en) * 2007-09-24 2011-07-12 Intel Corporation Pre-distorting a transmitted signal for offset cancellation
US8521089B2 (en) * 2008-03-31 2013-08-27 Intel Corporation Reducing co-channel interference
DE102008018914A1 (de) * 2008-04-14 2010-01-21 Atmel Automotive Gmbh Sendeschaltung, Verfahren zum Senden und Verwendung
JP2010226454A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Fujitsu Semiconductor Ltd ゲインコントロール回路及びそれを有する電子ボリューム回路
TW201218621A (en) * 2010-10-29 2012-05-01 Anpec Electronics Corp Device and method for signal amplification
CN103477570B (zh) * 2011-08-02 2016-04-27 松下电器产业株式会社 相控阵发送装置
KR20140138862A (ko) * 2012-03-06 2014-12-04 키사, 아이엔씨. Ehf 통신 칩의 동작 파라미터를 제약하는 시스템
WO2023037850A1 (ja) * 2021-09-07 2023-03-16 株式会社村田製作所 高周波回路

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3969683A (en) * 1975-04-21 1976-07-13 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Automatic level control circuit
JPS6090408A (ja) * 1983-10-24 1985-05-21 Toshiba Corp 自動レベル制御回路
JPS61133713A (ja) * 1984-12-03 1986-06-21 Nec Corp Agc装置
JPS61173507A (ja) * 1985-01-29 1986-08-05 Nec Corp 自動レベル制御回路
GB2192465B (en) * 1986-07-12 1990-03-21 Marconi Instruments Ltd Signal measurement
JPH06132873A (ja) * 1992-10-21 1994-05-13 Nec Corp 電力制御装置
FR2708399B1 (fr) * 1993-06-30 1995-08-25 Alcatel Telspace Système de commande de la polarisation d'un amplificateur.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH088768A (ja) 1996-01-12
US5566363A (en) 1996-10-15
EP0688108A3 (en) 2000-03-22
EP0688108A2 (en) 1995-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2924644B2 (ja) 送信電力制御回路、基地局、移動機及び移動体通信システム
KR960000351B1 (ko) 고주파 송신 장치의 출력 레벨 제어 회로
KR970000157B1 (ko) 전력 증폭기 포화 검출과 보정방법 및 장치
US7171168B2 (en) Ramp signal with boost portion preceding a time slot
JPH03289805A (ja) 電圧制御電力増幅器用の電力制御方法およびこの方法に使用される回路
JPH0394522A (ja) 出力波形制御回路
US5977833A (en) Power supply circuit for a power amplifier of a mobile radio communication terminal
KR20050119144A (ko) 송신기, 송신 방법 및 시스템
JPH07336243A (ja) 送信出力制御装置
JP2003037640A (ja) 無線通信装置の送信回路
EP1528689B1 (en) DC-offset transient response cancel system in a direct conversion receiver
JP2017184073A (ja) 電力増幅装置及びその制御方法
JPH1023089A (ja) 送信出力制御回路
JPH0965432A (ja) 送信出力制御装置
US5631930A (en) Radio transmission output control circuit for TDMA communication
JPH09139679A (ja) ピーク電力低減回路
JPH114132A (ja) 送信出力制御方法と送信装置
KR100451709B1 (ko) 오에프디엠(ofdm)의자동이득조정장치
JP3651252B2 (ja) レーザーダイオード駆動回路
JP7063191B2 (ja) 無線送信機
JP2900865B2 (ja) 自動利得制御増幅器
JPH05191180A (ja) 高周波送信装置の出力レベル制御回路
JP2806129B2 (ja) 送信電力制御装置
JPH07123065A (ja) 時分割多重アクセス無線装置
JPH05300029A (ja) 自動送信電力制御回路の電力増幅器バイアス回路