JP2003124819A - 無線送信装置 - Google Patents

無線送信装置

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JP2003124819A
JP2003124819A JP2001317914A JP2001317914A JP2003124819A JP 2003124819 A JP2003124819 A JP 2003124819A JP 2001317914 A JP2001317914 A JP 2001317914A JP 2001317914 A JP2001317914 A JP 2001317914A JP 2003124819 A JP2003124819 A JP 2003124819A
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intermediate frequency
frequency signal
voltage
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JP2001317914A
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Hitoshi Nitta
仁 新田
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
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    • H03F1/02Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation
    • H03F1/0205Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers
    • H03F1/0211Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers with control of the supply voltage or current
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B2001/0408Circuits with power amplifiers
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
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    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1851Systems using a satellite or space-based relay
    • H04B7/18517Transmission equipment in earth stations
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間周波信号の送信が意図されていないとき
に、無駄に電力を消費せず、かつ、ノイズの発生を抑止
してノイズに起因した通信エラーを防止する無線送信装
置を提供することである。 【解決手段】 レベル検出手段3は、入力端子1から直
流電圧に重畳されて入力され、入力処理手段2により分
離抽出された中間周波信号の信号レベルを検出し、相応
の直流電圧に変換して送信出力制御手段7へ出力する。
送信出力制御手段7は、レベル検出手段3から受けた直
流電圧を所定の基準電圧と比較し、入力端子1に入力さ
れる中間周波信号の入力有無を判断する。そして、送信
出力制御手段7は、中間周波信号が入力されていないと
判断したときは、電源制御手段6から送信電力増幅手段
5への電源供給をスイッチ手段72により遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線送信装置に
関し、特に、放送局と一般家庭あるいは小規模事業所な
どとの間において放送衛星や通信衛星を介して双方向で
通信を行なう際に、一般家庭あるいは小規模事業所など
からマイクロ波信号を用いて信号を送信するための無線
送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送衛星や通信衛星を利用してマ
イクロ波信号を用いた種々の無線通信システムが開発さ
れ、無線通信市場は飛躍的な発展を遂げている。そし
て、インターネットの発達、BSデジタル放送の開始な
どにより、無線通信市場における双方向通信の需要がま
すます高まってきている。
【0003】従来、一般家庭などを対象とした双方向無
線通信においては、放送局から一般家庭などへのダウン
ストリームにおける信号伝達のみが無線通信であり、一
般家庭などから放送局へのアップストリームにおける信
号伝達は、主に電話回線が用いられていた。
【0004】しかし、アップストリームに用いられる電
話回線は、既存のインフラを効率的に利用できる一方、
通信速度が遅く、動画データなど情報量が大きいデータ
の通信には不向きであり、本格的な双方向通信時代を迎
えるにあたっては大きな障害となり得る。そこで、一般
家庭などから放送局へのアップストリームにおいても衛
星通信を用いる試みがなされている。
【0005】図8は、人工衛星を介して各家庭と放送局
との間で行なわれる双方向通信システムを概念的に説明
する概略図である。図8を参照して、双方向通信システ
ム200は、放送局201と、一般家庭202,203
と、衛星204と、パラボラアンテナ205〜207と
を備える。
【0006】放送局201は、映像や音楽などの情報を
マイクロ波信号に変換してパラボラアンテナ205から
衛星204へ発信する基地局である。また、放送局20
1は、一般家庭202,203から送信される情報を衛
星204を介して受信する。
【0007】一般家庭202,203は、放送局201
から発信された映像や音楽などの情報を衛星204を介
して受信し、利用するユーザである。一般家庭202,
203においては、映像や音楽などの情報をのせたマイ
クロ波信号を衛星204からパラボラアンテナ206,
207を用いて受信し、従来の衛星放送受信用システム
と同様に、LNB(Low Noise Blockdown converter)
を用いてマイクロ波信号を映像や音楽などの情報に変換
する。また、一般家庭202,203は、後述する無線
送信装置を用いて、送信を希望する情報をマイクロ波信
号に変換し、パラボラアンテナ206,207から衛星
204へ送信する。双方向通信システム200において
用いられるマイクロ波は、14〜14.5GHzの帯域
の周波数が用いられる。
【0008】衛星204は、放送局201と一般家庭2
02,203との間でマイクロ波信号を中継する人工衛
星である。
【0009】パラボラアンテナ205〜207は、地上
の放送局201および一般家庭202,203におい
て、衛星204とマイクロ波信号の送受信を行なうアン
テナである。
【0010】双方向通信システム200においては、放
送局201は、映像や音楽などの情報をマイクロ波信号
に変換してパラボラアンテナ205から衛星204へ送
信する。一般家庭202,203は、放送局201が送
信したマイクロ波信号を衛星204からパラボラアンテ
ナ206,207により受信し、LNBを用いてマイク
ロ波信号を映像や音楽などの情報に変換して取得する。
【0011】一方、一般家庭202,203から放送局
201へ情報を送信するときは、一般家庭202,20
3は、屋内ユニット(図示せず)において情報を中間周
波信号に変換し、一般家庭202,203に設置された
無線送信装置(後述)を用いて中間周波信号をマイクロ
波信号に変換してパラボラアンテナ206,207から
衛星204へ送信する。そして、放送局201は、衛星
204を介してマイクロ波信号をパラボラアンテナ20
5により受信し、一般家庭202,203から送信され
た情報を取得する。
【0012】図9は、双方向通信システム200におい
て、一般家庭202,203にて用いられる従来の無線
送信装置を機能的に説明する概略ブロック図である。図
9を参照して、無線送信装置300は、入力端子301
と、入力処理手段302と、周波数変換手段303と、
送信電力増幅手段304と、電源制御手段305とを備
える。入力処理手段302は、コンデンサ3021と、
コイル3022とを含む。また、周波数変換手段303
は、ミキサ回路3031と、局部発信回路3032とを
含み、送信電力増幅手段304は、パワーアンプ304
1と、マイクロ波アンプ3042とを含む。
【0013】入力端子301は、屋内ユニット(In Doo
r Unit、IDUとも略称される。図中には図示せず。)
から出力される中間周波信号を同軸ケーブルを介して入
力する端子である。中間周波信号は、屋内ユニットにお
いて、放送局201へ送信を希望する情報を950〜1
450MHz程度の帯域の周波数信号に変調された信号
であって、13〜26V程度の直流電圧に重畳されて入
力端子に入力される。
【0014】入力処理手段302は、入力端子301に
入力された入力電圧を無線送信装置300の装置電源と
して用いられる直流電圧と、送信信号である中間周波信
号とに分離する。
【0015】コンデンサ3021は、入力端子301か
ら入力される直流電圧が周波数変換手段303に入力さ
れることを阻止し、入力端子301に入力された入力電
圧から中間周波信号のみを分離して取得する。
【0016】コイル3022は、入力端子301から入
力される入力電圧から中間周波信号を除去し、無線送信
装置300の動作電源として用いる直流電圧を得るため
に配置される。
【0017】周波数変換手段303は、中間周波信号を
無線送信に適したより周波数の高いマイクロ波信号に変
換する。
【0018】ミキサ回路3031は、中間周波信号と、
局部発信回路3032が発信する局部発信信号とをミキ
シングし、中間周波信号をマイクロ波信号に変換する回
路である。
【0019】局部発信回路3032は、ミキサ回路30
31において中間周波信号をマイクロ波信号に変換する
際に用いられる局部発信信号を発生する回路である。
【0020】送信電力増幅手段304は、周波数変換手
段303において変換されたマイクロ波信号を増幅して
パラボラアンテナへ出力する。
【0021】パワーアンプ3041およびマイクロ波ア
ンプ3042は、ともにマイクロ波信号を増幅する増幅
器であるが、パワーアンプ3041の利得は限られてい
るため、パワーアンプ3041の入力レベルをハイレベ
ルに確保する必要から、パワーアンプ3041の前段に
マイクロ波アンプ3042が設けられている。
【0022】電源制御手段305は、コイル3022に
より中間周波信号が除去された直流電圧を入力し、周波
数変換手段303および送信電力増幅手段304へ動作
電源を供給する。
【0023】無線送信装置300においては、直流電圧
に重畳された中間周波信号が入力端子301から入力さ
れ、入力処理手段302に入力される。コンデンサ30
21は、入力された入力電圧から重畳された中間周波信
号成分を抽出して周波数変換手段303へ出力する。周
波数変換手段303は、中間周波信号を局部発信回路3
032が発信する局部発信信号とミキサ回路3031に
よりミキシングしてマイクロ波信号に変換し、送信電力
増幅手段304へ出力する。送信電力増幅手段304
は、マイクロ波アンプ3042およびパワーアンプ30
41によりマイクロ波信号を増幅して出力する。そし
て、送信電力増幅手段304から出力されたマイクロ波
信号は、パラボラアンテナから衛星204へ送信され
る。
【0024】一方、コイル3022は、中間周波信号が
重畳された入力電圧から中間周波信号を除去し、直流電
圧を電源制御手段305へ出力する。そして、電源制御
手段305は、信号成分が除去された直流電圧を所定の
電圧に変換し、周波数変換手段303および送信電力増
幅手段304に電源を供給する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線送信装置3
00においては、屋内ユニットから中間周波信号の出力
を意図的に止めている場合であっても、直流電圧は入力
端子301に継続的に入力されるので、電源制御手段3
05から周波数変換手段303および送信電力増幅手段
304に対して電源が供給される。そのため、中間周波
信号は送信されていないにも拘わらず、周波数変換手段
303および送信電力増幅手段304が動作し、電力を
無駄に消費してしまうという問題があった。
【0026】また、中間周波信号の出力を意図的に止め
ているにも拘わらず送信電力増幅手段304が動作して
いるため、送信周波数帯域におけるノイズが増幅されて
人工衛星にハイレベルのノイズが送信されるため、通信
エラーを引き起こす原因となっていた。
【0027】そこで、この発明は、かかる問題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、中間周波信
号の送信を意図しないときは無駄に電力を消費しない、
省電力の無線送信装置を提供することである。
【0028】また、この発明の別の目的は、中間周波信
号を送信していないときに増幅して送信されるノイズの
発生を抑止し、ノイズに起因した通信エラーを防止する
無線送信装置を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、無線
送信装置は、直流電圧に中間周波信号が重畳されて入力
される入力電圧を中間周波信号と直流電圧とに分離する
入力処理手段と、分離された中間周波信号の信号レベル
を検出するレベル検出手段と、分離された中間周波信号
をマイクロ波信号に変換し、マイクロ波信号を増幅して
外部へ送信する送信手段と、分離された直流電圧を入力
して送信手段に電源を供給する電源制御手段と、送信出
力制御手段とを備え、送信出力制御手段は、レベル検出
手段により検出された中間周波信号の信号レベルに基づ
いて信号レベルが所定値以下であると判断したとき、電
源制御手段から送信手段に供給される電源を遮断する。
【0030】好ましくは、送信手段は、中間周波信号を
マイクロ波信号に変換する周波数変換手段と、マイクロ
波信号を増幅して外部へ送信する送信電力増幅手段とを
含み、送信出力制御手段は、レベル検出手段により検出
された中間周波信号の信号レベルが所定値以下であると
判断したとき、電源制御手段から周波数変換手段または
/および送信電力増幅手段に供給される電源を遮断す
る。
【0031】好ましくは、送信出力制御手段は、レベル
検出手段により検出された中間周波信号の信号レベルが
所定値以下であるか否かを判定する判定手段と、判定手
段において中間周波信号の信号レベルが所定値以下であ
ると判定されたとき、電源を遮断するスイッチ手段とを
含む。
【0032】また、この発明によれば、無線送信装置
は、直流電圧に中間周波信号が重畳されて入力される入
力電圧を中間周波信号と直流電圧とに分離する入力処理
手段と、分離された中間周波信号の信号レベルを検出す
るレベル検出手段と、分離された中間周波信号をマイク
ロ波信号に変換し、マイクロ波信号を増幅して外部へ送
信する送信手段と、分離された直流電圧を入力して送信
手段に一定の電源を供給し、かつ、電源を遮断可能なス
イッチ手段を含むスイッチングレギュレータ回路と、送
信出力制御手段とを備え、送信出力制御手段は、レベル
検出手段により検出された中間周波信号の信号レベルに
基づいて信号レベルが所定値以下であると判断したと
き、送信手段に供給する電源を遮断するようにスイッチ
ングレギュレータ回路を制御し、スイッチングレギュレ
ータ回路は、電源を遮断する。
【0033】好ましくは、送信手段は、中間周波信号を
マイクロ波信号に変換する周波数変換手段と、マイクロ
波信号を増幅して外部へ送信する送信電力増幅手段とを
含み、送信出力制御手段は、レベル検出手段により検出
された中間周波信号の信号レベルが所定値以下であると
判断したとき、周波数変換手段または/および送信電力
増幅手段に供給する電源を遮断するようにスイッチング
レギュレータ回路を制御し、スイッチングレギュレータ
回路は、電源を遮断する。
【0034】好ましくは、送信出力制御手段は、レベル
検出手段により検出された中間周波信号の信号レベルが
所定値以下であるか否かを判定する判定手段を含み、送
信出力制御手段は、判定手段において中間周波信号の信
号レベルが所定値以下であると判定されたとき、電源を
遮断するようにスイッチングレギュレータ回路を制御
し、スイッチングレギュレータ回路は、スイッチ手段を
用いて電源を遮断する。
【0035】好ましくは、レベル検出手段は、検出した
中間周波信号の信号レベルをその信号レベルに応じたも
う1つの直流電圧にさらに変換して判定手段へ出力し、
判定手段は、中間周波信号が入力されているか否かの判
定に用いられる所定の基準電圧を発生し、もう1つの直
流電圧を基準電圧と比較し、比較結果に基づいてもう1
つの直流電圧が基準電圧以下であるとき、中間周波信号
の信号レベルが所定値以下であると判定する。
【0036】好ましくは、判定手段は、もう1つの直流
電圧を基準電圧と比較するシュミットトリガ回路を含
む。
【0037】好ましくは、レベル検出手段は、分離され
た中間周波信号を検波して中間周波信号の信号レベルを
検出し、かつ、中間周波信号の出力レベルを一定にして
出力する自動利得制御回路である。
【0038】好ましくは、送信出力制御手段は、もう1
つの直流電圧が基準電圧以下である状態の継続時間をカ
ウントするタイマー手段をさらに含み、継続時間が所定
の時間を超えたとき、スイッチ手段へ電源を遮断するよ
うに通知する。
【0039】好ましくは、スイッチ手段は、MOSトラ
ンジスタである。好ましくは、送信出力制御手段は、マ
イクロ波信号が送信手段から出力されているか否かを周
囲に報知する報知手段をさらに含む。
【0040】好ましくは、報知手段は、発光ダイオード
である。好ましくは、入力処理手段は、入力電圧から中
間周波信号を分離して取出す容量手段と、入力電圧から
中間周波信号を除去して直流電圧を取出すインダクタン
ス手段とを含む。
【0041】このように、この発明による無線送信装置
によれば、中間周波信号の送信が意図されていないとき
は、無線送信装置内の回路への電源供給を停止するよう
にしたので、電力を無駄に消費することなく、省電力化
が実現される。
【0042】さらに、無線送信装置内の回路への電源供
給を停止するようにしたことで、中間周波信号を送信し
ていないときに増幅されるノイズの発生を抑止し、増幅
されたノイズに起因する通信エラーを防止することがで
きる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同
一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返
さない。
【0044】[実施の形態1]図1を参照して、実施の
形態1における無線送信装置100は、入力端子1と、
入力処理手段2と、レベル検出手段3と、周波数変換手
段4と、送信電力増幅手段5と、電源制御手段6と、送
信出力制御手段7とを備える。入力処理手段2は、コン
デンサ21と、コイル22とを含む。また、周波数変換
手段4は、ミキサ回路41と、局部発信回路42とを含
み、送信電力増幅手段5は、パワーアンプ51と、マイ
クロ波アンプ52とを含む。また、送信出力制御手段7
は、判定手段71と、スイッチ手段72とを含み、さら
に、判定手段71は、比較手段711と、基準電圧発生
手段712とからなる。
【0045】入力端子1は、屋内ユニット(図示せず)
から出力される中間周波信号を同軸ケーブルを介して入
力する端子である。中間周波信号は、屋内ユニットにお
いて、放送局などへ送信を希望する情報を950〜14
50MHz程度の帯域の周波数信号に変調された信号で
あって、13〜26V程度の直流電圧に重畳されて入力
端子に入力される。
【0046】入力処理手段2は、入力端子1に入力され
た入力電圧を無線送信装置100の装置電源として用い
られる直流電圧と、送信信号である中間周波信号とに分
離する。
【0047】コンデンサ21は、入力端子1から入力さ
れる直流電圧が周波数変換手段4に入力されることを阻
止し、入力端子1に入力された入力電圧から中間周波信
号のみを分離して取得する。
【0048】コイル22は、入力端子1から入力される
入力電圧から中間周波信号を除去し、無線送信装置10
0の動作電源として用いる直流電圧を得るために配置さ
れる。
【0049】レベル検出手段3は、コンデンサ21によ
り分離取得され、分配された中間周波信号の振幅を検出
し、その振幅に応じた直流電圧に変換する。そして、レ
ベル検出手段3は、後述する送信出力制御手段7の比較
手段711へ変換した直流電圧を出力する。
【0050】周波数変換手段4は、中間周波信号を無線
送信に適したより周波数の高いマイクロ波信号に変換す
る。
【0051】ミキサ回路41は、中間周波信号と、局部
発信回路42が発信する局部発信信号とをミキシング
し、中間周波信号をマイクロ波信号に変換する回路であ
る。
【0052】局部発信回路42は、ミキサ回路41にお
いて中間周波信号をマイクロ波信号に変換する際に用い
られる局部発信信号を発生する回路である。
【0053】送信電力増幅手段5は、周波数変換手段4
において変換されたマイクロ波信号を増幅してパラボラ
アンテナへ出力する。
【0054】パワーアンプ51およびマイクロ波アンプ
52は、ともにマイクロ波信号を増幅する増幅器である
が、パワーアンプ51の利得は限られているため、パワ
ーアンプ51の入力レベルをハイレベルに確保する必要
から、パワーアンプ51の前段にマイクロ波アンプ52
が設けられている。
【0055】電源制御手段6は、コイル22により中間
周波信号が除去された直流電圧を入力し、周波数変換手
段4および送信電力増幅手段5へ動作電源を供給する。
【0056】送信出力制御手段7は、レベル検出手段3
が検出する中間周波信号の信号レベルに応じて、電源制
御手段6から送信電力増幅手段5に供給される電源のオ
ン,オフを制御する。
【0057】判定手段71は、中間周波信号の信号レベ
ルを所定の基準レベルと比較して屋内ユニットから中間
周波信号が入力されているか否かを判定する。
【0058】比較手段711は、判定手段71において
中間周波信号の入力有無を判定するにあたって、レベル
検出手段3から出力された、中間周波信号の信号レベル
に応じた直流電圧を、基準電圧発生手段712が発生す
る所定の基準電圧と比較する。
【0059】基準電圧発生手段712は、中間周波信号
が入力されているか否かを判定するための信号レベルに
対応する一定の基準電圧を発生する。
【0060】スイッチ手段72は、屋内ユニットから中
間周波信号が入力されているとの判定結果を判定手段7
1から受けると、スイッチをオンにして電源制御手段6
から受電した電源を送信電力増幅手段5へ供給する。ま
た、スイッチ手段72は、屋内ユニットから中間周波信
号の入力は止められているとの判定結果を判定手段71
から受けると、スイッチをオフにして電源制御手段6か
ら送信電力増幅手段5への電源の供給を遮断する。
【0061】無線送信装置100においては、直流電圧
に重畳された中間周波信号が入力端子1から入力され、
入力処理手段2に入力される。コンデンサ21は、入力
された入力電圧から重畳された中間周波信号成分を抽出
して周波数変換手段4へ出力する。周波数変換手段4
は、中間周波信号を局部発信回路42が発信する局部発
信信号とミキサ回路41によりミキシングしてマイクロ
波信号に変換し、送信電力増幅手段5へ出力する。送信
電力増幅手段5は、マイクロ波アンプ52およびパワー
アンプ51によりマイクロ波信号を増幅して出力する。
そして、送信電力増幅手段5から出力されたマイクロ波
信号は、パラボラアンテナから人工衛星へ送信される。
送信電力増幅手段5は、送信出力制御手段7から電源が
供給されていないときは動作することができないため、
周波数変換手段4から入力されるマイクロ波信号の増幅
およびパラボラアンテナへの出力は行なわれない。
【0062】一方、コイル22は、中間周波信号が重畳
された入力電圧から中間周波信号を除去し、直流電圧を
電源制御手段6へ出力する。そして、電源制御手段6
は、信号成分が除去された直流電圧を所定の電圧に変換
し、周波数変換手段4および送信電力増幅手段5に電源
を供給する。
【0063】レベル検出手段3は、コンデンサ21によ
り入力電圧から分離取得された中間周波信号の信号レベ
ルを検出し、その信号レベルに応じた直流電圧を送信出
力制御手段7へ出力する。送信出力制御手段7は、レベ
ル検出手段3から中間周波信号の信号レベルに応じた直
流電圧を受けると、比較手段711において中間周波信
号の入力有無判定レベルに対応する所定の基準電圧と比
較する。なお、基準電圧は、上述したように、基準電圧
発生手段712が発生する。そして、判定手段71は、
比較手段711の比較結果に応じて屋内ユニットからの
中間周波信号の入力有無を判定し、中間周波信号が入力
されていると判定したときは、スイッチ手段72にスイ
ッチをONするように指示する。一方、判定手段71
は、屋内ユニットから中間周波信号の入力は止められて
いると判定したときは、スイッチ手段72にスイッチを
OFFするように指示する。
【0064】スイッチ手段72は、判定手段71からの
指示に基づいてスイッチのON/OFFを行ない、電源
制御手段6から送信電力増幅手段5への動作電源の供給
もしくは遮断を行なう。
【0065】なお、上述した説明においては、動作電源
の供給および遮断の制御は、送信電力増幅手段5を対象
としたが、さらに省電力化を目的として、送信電力増幅
手段5とともに周波数変換手段4についても同様に動作
電源を制御してもよい。
【0066】図2は、図1において示した無線送信装置
100において、周波数変換手段4についてもさらに動
作電源の制御対象とした場合の無線送信装置の概略ブロ
ック図である。図2を参照して、無線送信装置101と
図1において示した無線送信装置100との差異は、無
線送信装置100においては、周波数変換手段4の電源
は電源制御手段6から直接供給されるが、無線送信装置
101においては、周波数変換手段4の電源は、送信出
力制御手段7のスイッチ手段72を介して供給される。
そして、無線送信装置101においては、スイッチ手段
72は、判定手段71からの指示に基づいてスイッチの
ON/OFFを行ない、電源制御手段6から周波数変換
手段4および送信電力増幅手段5への動作電源の供給ま
たは遮断を行なう。
【0067】この実施の形態1によれば、中間周波信号
の送信が意図されていないときは、送信電力増幅手段5
への電源供給を停止するようにしたことで、中間周波信
号を送信していないときに増幅されるノイズの発生を抑
止し、増幅されたノイズに起因する通信エラーを防止す
ることができる。
【0068】また、中間周波信号の送信が意図されてい
ないときは、送信電力増幅手段5あるいは周波数変換手
段4への電源供給を停止するようにしたので、電力を無
駄に消費することなく、省電力化が実現される。
【0069】さらに、無線送信装置101においては、
周波数変換手段4への電源供給も停止して動作を停止さ
せるようにしたので、周波数変換手段4の非線形動作に
より発生するスプリアスの不要輻射を防止することがで
き、他の高周波機器への悪影響を防止することができ
る。
【0070】[実施の形態2]図3を参照して、実施の
形態2における無線送信装置102は、実施の形態1に
おいて説明した無線送信装置101において、送信出力
制御手段7に含まれる比較手段711にシュミットトリ
ガ回路711Aを用いる。
【0071】シュミットトリガ回路711Aは、比較回
路として用いられ、比較結果に基づいて状態を反転する
ときに、反転時と再反転時とでその閾値が異なり、ヒス
テリシス特性を備えた比較回路である。
【0072】通常の比較手段711では、レベル検出手
段3から入力される直流電圧が基準電圧の近傍にある
と、比較手段711の出力のオン,オフが頻繁に繰返さ
れる、いわゆるチャタリング現象が起こり得る。チャタ
リング現象が発生すると、スイッチ手段72の劣化を招
くだけでなく、電源が供給される送信電力増幅手段5や
周波数変換手段4においても悪影響を与え得る。一方、
シュミットトリガ回路711Aは、レベル検出手段3か
ら入力される直流電圧が基準電圧を超えるときと下回る
ときとでその閾値が異なるヒステリシスが存在するの
で、チャタリング現象は発生せず、装置の保護につなが
る。
【0073】なお、上述した説明においては、実施の形
態1において説明した無線送信装置101をもとに説明
したが、動作電源の制御対象を送信電力増幅手段5のみ
とした無線送信装置100において比較手段711をシ
ュミットトリガ回路711Aとしてもよく、下記で述べ
る同様の効果が得られる。
【0074】この実施の形態2によれば、比較手段71
1にシュミットトリガ回路711Aを用いることによ
り、中間周波信号の信号レベルに応じた直流電圧が基準
電圧の近傍にあるときに発生するチャタリング現象を抑
えることができるので、実施の形態1において説明した
効果に加えて、さらに、無線送信装置102の保護が実
現される。
【0075】[実施の形態3]図4を参照して、実施の
形態3における無線送信装置103は、実施の形態2に
おいて説明した無線送信装置102において、シュミッ
トトリガ回路711Aとスイッチ手段72との間にタイ
マー手段73を含む。
【0076】タイマー手段73は、中間周波信号に応じ
た直流電圧が上述した基準電圧以下である状態の継続時
間をカウントする。そして、継続時間が所定の時間を超
えたとき、スイッチ手段72へスイッチのオフ指令を出
力する。
【0077】無線送信装置103においては、中間周波
信号に応じた直流電圧が基準電圧以下となり、シュミッ
トトリガ回路711Aからスイッチ手段72に対するス
イッチのオフ指令が出力されると、直接そのオフ指令は
スイッチ手段72に入力されず、タイマー手段73に入
力される。そして、タイマー手段73は、シュミットト
リガ回路711Aから受けるスイッチのオフ指令が所定
の時間継続して始めてスイッチ手段72へスイッチのオ
フ指令を出力する。そして、電源制御手段6から送信電
力増幅手段5および周波数変換手段4への動作電源の供
給が停止される。
【0078】なお、上述した説明においては、実施の形
態2において説明した無線送信装置102をもとに説明
したが、実施の形態1において説明した無線送信装置1
00,101において、比較手段711とスイッチ手段
72との間にタイマー手段73を配置してもよく、下記
に述べる同様の効果が得られる。
【0079】この実施の形態3によれば、タイマー手段
73を設けることにより、中間周波信号の信号レベルに
応じた直流電圧が基準電圧を所定時間継続して下回った
ときに送信電力増幅手段5や周波数変換手段4への電源
の供給を遮断するようにしたので、屋内ユニットから入
力される中間周波信号のレベルの一時的な低下や、入力
端子1へのサージの突入によりレベル検出手段3におい
て発生する直流電圧の瞬間的な低下などのような場合に
おいても、スイッチ手段72はスイッチをオフにせず、
無線送信装置103の安定動作が実現される。
【0080】[実施の形態4]図5を参照して、実施の
形態4における無線送信装置104は、実施の形態3に
おいて説明した無線送信装置103において、報知手段
74をさらに含む。
【0081】報知手段74は、送信出力制御手段7Cの
制御状態を周囲に報知する役割を果たす。送信電力増幅
手段5から出力されるマイクロ波信号は、1W程度のハ
イパワーのものもあるため、周囲に不測の悪影響を引き
起こす恐れもある。そこで、報知手段74は、たとえ
ば、周囲への報知が可能な発光ダイオードなどにより構
成され、電源制御手段6から送信電力増幅手段5への電
源供給が行なわれているときはマイクロ波信号が出力さ
れているものとして発光ダイオードを点灯し、電源供給
が遮断されているときはマイクロ波信号が出力されてい
ないので発光ダイオードを消灯する。
【0082】無線送信装置104においては、送信出力
制御手段7Cは、スイッチ手段72のスイッチがオンさ
れ、送信電力増幅手段5への電源供給が行なわれている
と判断すると、報知手段74としての発光ダイオードを
点灯する。一方、送信出力制御手段7Cは、スイッチ手
段72のスイッチがオフされ、送信電力増幅手段5への
電源供給が遮断されていると判断すると、報知手段74
としての発光ダイオードを消灯する。
【0083】なお、上述した説明においては、実施の形
態3において説明した無線送信装置103をもとに説明
したが、実施の形態1において説明した無線送信装置1
00,101において、送信出力制御手段7に報知手段
74を備えてもよく、下記に述べる同様の効果が得られ
る。
【0084】また、実施の形態2において説明した無線
送信装置102において、送信出力制御手段7Aに報知
手段74を備えてもよいし、また、実施の形態3におい
て説明した無線送信装置103において、送信出力制御
手段7Bに報知手段74を備えてもよく、ともに下記に
述べる同様の効果が得られる。
【0085】また、報知手段74は、発光ダイオードに
限らず、音声による報知などであってもよい。
【0086】この実施の形態4によれば、送信電力増幅
手段5から出力されるハイパワーのマイクロ波信号によ
る周囲への不測の悪影響を防止するために報知手段74
を設けたので、周囲から無線送信装置104の動作状態
を確認することができるとともに、ハイパワーのマイク
ロ波信号が送信されているときは、無線送信装置104
の周囲へ近づかないように注意を喚起することができ
る。
【0087】[実施の形態5]図6を参照して、実施の
形態5における無線送信装置105は、実施の形態1に
おいて説明した無線送信装置101において、電源制御
手段6にスイッチングレギュレータ回路6Aを用い、送
信出力制御手段7に代えて送信出力制御手段7Dを備え
る。
【0088】スイッチングレギュレータ回路6Aは、外
乱に拘わらず出力電圧を一定にするような調節機能を備
えたDC−DCコンバータである。また、スイッチング
レギュレータ回路6Aは、スイッチ手段を内蔵する(図
示せず)。
【0089】送信出力制御手段7Dは、実施の形態1に
おいて説明した送信出力制御手段7においてスイッチ手
段72を含まないものである。送信出力制御手段7Dが
スイッチ手段を含まないのは、代わりにスイッチングレ
ギュレータ回路6Aが電源のオン,オフのスイッチ機能
を有するからである。
【0090】無線送信装置105においては、送信出力
制御手段7Dの比較手段711は、中間周波信号の信号
レベルに応じた直流電圧を基準電圧と比較し、その比較
結果をスイッチングレギュレータ回路6Aへ出力する。
スイッチングレギュレータ回路6Aは、比較手段711
から受けた比較結果に応じて、内蔵のスイッチ手段を用
いて送信電力増幅手段5および周波数変換手段4への動
作電源の供給/遮断を切替える。すなわち、スイッチン
グレギュレータ回路6Aは、中間周波信号の信号レベル
が所定値を超えているとの比較結果を比較手段711か
ら受けると、内蔵のスイッチ手段をオンし、レギュレー
タ機能により安定化された電源を送信電力増幅手段5お
よび周波数変換手段4に供給する。
【0091】一方、スイッチングレギュレータ回路6A
は、中間周波信号の信号レベルが所定値以下であるとの
比較結果を比較手段711から受けると、内蔵のスイッ
チ手段により送信電力増幅手段5および周波数変換手段
4への動作電源の供給を遮断する。
【0092】なお、上述した説明においては、実施の形
態1において説明した無線送信装置101をもとに説明
したが、実施の形態1において説明した無線送信装置1
00または実施の形態2〜4においてそれぞれ説明した
無線送信装置102〜104において、上述した説明と
同様の趣旨による構成とした無線送信装置であってもよ
く、下記に述べる同様の効果が得られる。
【0093】この実施の形態5によれば、外乱に対して
も安定して電源を出力するスイッチングレギュレータ回
路6Aを電源制御手段6に用いるようにしたので、屋内
ユニットから入力端子1に入力される印加電圧が外乱に
よって高くなったような場合においても、無線送信装置
105内の消費電力は上昇せず、無駄な電力消費を防止
することができる。
【0094】[実施の形態6]図7を参照して、実施の
形態6における無線送信装置106は、実施の形態1に
おいて説明した無線送信装置101において、レベル検
出手段3に代えて自動利得制御(Automatic Gain Contr
ol、以下AGCと称する。)回路3Aを備える。
【0095】AGC回路3Aは、中間周波信号の入力レ
ベルが変動しても周波数変換手段4へ出力する中間周波
信号の出力レベルを一定にする。また、AGC回路3A
は、入力信号を検波する手段を内部に有するため、その
検波手段により中間周波信号を検波し、検波された中間
周波信号の信号レベルに応じた直流電圧を出力する。
【0096】無線送信装置106においては、直流電圧
に重畳された中間周波信号が入力端子1から入力され、
入力処理手段2に入力される。そして、コンデンサ21
は、入力された入力電圧から重畳された中間周波信号成
分を抽出してAGC回路3Aへ出力する。AGC回路3
Aは、入力された中間周波信号を検波し、中間周波信号
の信号レベルに応じた直流電圧を発生する。そして、A
GC回路3Aは、その直流電圧を送信出力制御手段7へ
出力するとともに、周波数変換手段4に対しては、中間
周波信号を所定の一定レベルにして出力する。
【0097】その他の動作については、実施の形態1に
おいて説明したとおりであり、説明は繰返さない。
【0098】なお、上述した説明においては、実施の形
態1において説明した無線送信装置101をもとに説明
したが、実施の形態1において説明した無線送信装置1
00または実施の形態2〜5においてそれぞれ説明した
無線送信装置102〜105において、レベル検出手段
3をAGC回路3Aに置換えた無線送信装置であっても
よく、下記に述べる同様の効果が得られる。
【0099】この実施の形態6によれば、実施の形態1
において示した効果に加え、さらに、AGC回路3Aを
用いることにより中間周波信号の信号レベルを安定化す
るようにしたので、無線送信装置106から出力される
マイクロ波信号の出力レベルが安定化され、通信の安定
化が図られる。
【0100】なお、上述したすべての実施の形態におい
ては、スイッチ手段72にはMOSトランジスタやリレ
ーなどを用いることができる。特に、MOSトランジス
タは、オン抵抗が小さく、また、スイッチ速度が速いな
どの理由から、スイッチ手段72に用いる部品として適
当である。
【0101】今回開示された実施の形態は、すべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明で
はなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範
囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ
ることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による無線送信装置
を機能的に説明する概略ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による他の無線送信
装置を機能的に説明する概略ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による無線送信装置
を機能的に説明する概略ブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による無線送信装置
を機能的に説明する概略ブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による無線送信装置
を機能的に説明する概略ブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による無線送信装置
を機能的に説明する概略ブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による無線送信装置
を機能的に説明する概略ブロック図である。
【図8】 人工衛星を介して各家庭と放送局との間で行
なわれる双方向通信システムを概念的に説明する概略図
である。
【図9】 従来の無線送信装置を機能的に説明する概略
ブロック図である。
【符号の説明】
1,301 入力端子、2,302 入力処理手段、3
レベル検出手段、3A AGC回路、4,303 周
波数変換手段、5,304 送信電力増幅手段、6,3
05 電源制御手段、6A スイッチングレギュレータ
回路、7,7A,7B,7C,7D 送信出力制御手
段、21,3021 コンデンサ、22,3022 コ
イル、41,3031 ミキサ回路、42,3032
局部発信回路、51,3041 パワーアンプ、52,
3042 マイクロ波アンプ、71,71A 判定手
段、72 スイッチ手段、73 タイマー手段、74
報知手段、100〜106,300 無線送信装置、2
00 双方向通信システム、201 放送局、202,
203 一般家庭、204 衛星、205〜207 パ
ラボラアンテナ、711 比較手段、711A シュミ
ットトリガ回路、712基準電圧発生手段。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧に中間周波信号が重畳されて入
    力される入力電圧を前記中間周波信号と前記直流電圧と
    に分離する入力処理手段と、 前記分離された中間周波信号の信号レベルを検出するレ
    ベル検出手段と、 前記分離された中間周波信号をマイクロ波信号に変換
    し、前記マイクロ波信号を増幅して外部へ送信する送信
    手段と、 前記分離された直流電圧を入力して前記送信手段に電源
    を供給する電源制御手段と、 送信出力制御手段とを備え、 前記送信出力制御手段は、前記レベル検出手段により検
    出された前記中間周波信号の信号レベルに基づいて前記
    信号レベルが所定値以下であると判断したとき、前記電
    源制御手段から前記送信手段に供給される電源を遮断す
    る、無線送信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信手段は、 前記中間周波信号を前記マイクロ波信号に変換する周波
    数変換手段と、 前記マイクロ波信号を増幅して外部へ送信する送信電力
    増幅手段とを含み、 前記送信出力制御手段は、前記レベル検出手段により検
    出された前記中間周波信号の信号レベルが所定値以下で
    あると判断したとき、前記電源制御手段から前記周波数
    変換手段または/および前記送信電力増幅手段に供給さ
    れる電源を遮断する、請求項1に記載の無線送信装置。
  3. 【請求項3】 前記送信出力制御手段は、 前記レベル検出手段により検出された前記中間周波信号
    の信号レベルが所定値以下であるか否かを判定する判定
    手段と、 前記判定手段において前記中間周波信号の信号レベルが
    所定値以下であると判定されたとき、前記電源を遮断す
    るスイッチ手段とを含む、請求項1または請求項2に記
    載の無線送信装置。
  4. 【請求項4】 直流電圧に中間周波信号が重畳されて入
    力される入力電圧を前記中間周波信号と前記直流電圧と
    に分離する入力処理手段と、 前記分離された中間周波信号の信号レベルを検出するレ
    ベル検出手段と、 前記分離された中間周波信号をマイクロ波信号に変換
    し、前記マイクロ波信号を増幅して外部へ送信する送信
    手段と、 前記分離された直流電圧を入力して前記送信手段に一定
    の電源を供給し、かつ、前記電源を遮断可能なスイッチ
    手段を含むスイッチングレギュレータ回路と、 送信出力制御手段とを備え、 前記送信出力制御手段は、前記レベル検出手段により検
    出された前記中間周波信号の信号レベルに基づいて前記
    信号レベルが所定値以下であると判断したとき、前記送
    信手段に供給する電源を遮断するように前記スイッチン
    グレギュレータ回路を制御し、 前記スイッチングレギュレータ回路は、前記電源を遮断
    する、無線送信装置。
  5. 【請求項5】 前記送信手段は、 前記中間周波信号を前記マイクロ波信号に変換する周波
    数変換手段と、 前記マイクロ波信号を増幅して外部へ送信する送信電力
    増幅手段とを含み、 前記送信出力制御手段は、前記レベル検出手段により検
    出された前記中間周波信号の信号レベルが所定値以下で
    あると判断したとき、前記周波数変換手段または/およ
    び前記送信電力増幅手段に供給する電源を遮断するよう
    に前記スイッチングレギュレータ回路を制御し、 前記スイッチングレギュレータ回路は、前記電源を遮断
    する、請求項4に記載の無線送信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信出力制御手段は、 前記レベル検出手段により検出された前記中間周波信号
    の信号レベルが所定値以下であるか否かを判定する判定
    手段を含み、 前記送信出力制御手段は、前記判定手段において前記中
    間周波信号の信号レベルが所定値以下であると判定され
    たとき、前記電源を遮断するように前記スイッチングレ
    ギュレータ回路を制御し、 前記スイッチングレギュレータ回路は、前記スイッチ手
    段を用いて前記電源を遮断する、請求項4または請求項
    5に記載の無線送信装置。
  7. 【請求項7】 前記レベル検出手段は、前記検出した中
    間周波信号の信号レベルをその信号レベルに応じたもう
    1つの直流電圧にさらに変換して前記判定手段へ出力
    し、 前記判定手段は、前記中間周波信号が入力されているか
    否かの判定に用いられる所定の基準電圧を発生し、前記
    もう1つの直流電圧を前記基準電圧と比較し、前記比較
    結果に基づいて前記もう1つの直流電圧が前記基準電圧
    以下であるとき、前記中間周波信号の信号レベルが所定
    値以下であると判定する、請求項3または請求項6に記
    載の無線送信装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は、前記もう1つの直流電
    圧を前記基準電圧と比較するシュミットトリガ回路を含
    む、請求項7に記載の無線送信装置。
  9. 【請求項9】 前記レベル検出手段は、前記分離された
    中間周波信号を検波して前記中間周波信号の信号レベル
    を検出し、かつ、前記中間周波信号の出力レベルを一定
    にして出力する自動利得制御回路である、請求項1から
    8のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  10. 【請求項10】 前記送信出力制御手段は、前記もう1
    つの直流電圧が前記基準電圧以下である状態の継続時間
    をカウントするタイマー手段をさらに含み、前記継続時
    間が所定の時間を超えたとき、前記スイッチ手段へ前記
    電源を遮断するように通知する、請求項7または請求項
    8に記載の無線送信装置。
  11. 【請求項11】 前記スイッチ手段は、MOSトランジ
    スタである、請求項3から8または請求項10のいずれ
    か1項に記載の無線送信装置。
  12. 【請求項12】 前記送信出力制御手段は、前記マイク
    ロ波信号が前記送信手段から出力されているか否かを周
    囲に報知する報知手段をさらに含む、請求項1から11
    のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  13. 【請求項13】 前記報知手段は、発光ダイオードであ
    る、請求項12に記載の無線送信装置。
  14. 【請求項14】 前記入力処理手段は、 前記入力電圧から前記中間周波信号を分離して取出す容
    量手段と、 前記入力電圧から前記中間周波信号を除去して前記直流
    電圧を取出すインダクタンス手段とを含む、請求項1か
    ら13のいずれか1項に記載の無線送信装置。
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