JP4134154B2 - シート給送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート給送装置に関するものである。特に、この発明は、綴じている部分を有するシートを検出可能なシート給送装置に関するものである。
従来のシート給送装置は、画像読み取り装置等に搭載されており、シート積載台上に積載されている紙などの薄手のシートを給送ローラによって給送し、この給送されたシートを下流側の分離ローラによってシートを1枚ずつ分離する。シートは、このように1枚ずつ分離された状態で当該シート給送装置を有する装置内に搬送される。しかし、このようなシート給送装置では、複数のシートが綴じられていた場合、綴じられた状態でシートが給送されてしまう虞がある。この場合、シート給送装置でシートが詰まったり、シートが破損したりする虞がある。そこで、従来のシート給送装置では、複数のシートが綴じられていることを検出する手段を備えているものがある。
例えば、特許文献1に記載のシート給送装置では、複数のシートが綴じられていることを検出する手法として、給送時の斜行を検知したり、シートのループを検知したりしてシートが綴じられていることを検出している。即ち、複数が綴じられたシートを給送する場合、シートは斜めに傾いて給送される、つまり、斜行して給送される場合があり、その際におけるシートの傾き方向の圧力である斜行圧を検知したり、複数が綴じられたシートの給送時においてシートを分離させる際に生じるループを検知したりして、シートが綴じられていることを検出している。これにより、シートを給送する際におけるシートの詰まりやシートの破損を抑制することができる。
特許第3197029号公報
しかしながら、複数の綴じられたシートがシート給送装置によって給送される際、その綴じ方によっては斜行して給送されない場合がある。このため、複数のシートが綴じられている場合でも、綴じられていることを認識できない虞がある。また、シートの中には、一方向に丸められる、或いは曲げられた形態になっている紙であるカール紙など、負荷を与えていない状態で曲げられているものがある。このようなカール紙を給送する場合、特許文献1に記載のシート給送装置では、カール紙が綴じられておらず1枚ずつ給送される場合でも、カール紙の曲げられている部分を、複数が綴じられたシート部を分離させる際に生じるループである、と誤認して検知する虞があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より正確に複数が綴じられているシートを検出できるシート給送装置を提供することを目的とする。
発明者らの研究によれば、発明者らは課題を解決するにあたり、複数が綴じられているシートを給送し、分離する際におけるシートの状態を解明すべく、実験を行なった。この実験は、それぞれ異なる位置に綴じ部を有するシートをシート給送装置によって給送し、分離させる際におけるシートの状態を観察することにより行なった。この実験によれば、複数のシートが綴じられている場合には、給送時には一部のシートのみに、給送しようとする力が作用する。このため、綴じ部には、シートの給送方向に引っ張られる力が作用し、シートの給送方向に移動しようとするため、給送方向におけるシートの後ろ側の端部が持ち上がることが判明した。このようにして、本発明者らは、鋭意研究の結果、複数が綴じられているシートを給送する際の状態を突き止め、本発明を完成するに至った。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係るシート給送装置は、シートを給送するシート給送手段と、前記シート給送手段によって給送する前記シートのうち被給送状態にある前記シートである給送シート以外の前記シートを停止させるシート停止手段と、複数の前記シートが綴じられている場合において、前記給送シートが前記綴じられているシートに含まれている際に、前記シート停止手段が前記給送シート以外の前記シートを停止させることによって前記綴じられているシートに生じる持ち上がり部を検出する持ち上がり検出手段と、を備えることを特徴とする。
この発明では、持ち上がり検出手段を設けているため、給送シートが、複数が綴じられているシートに含まれている場合において給送シートを給送することにより、綴じられているシートの給送方向における後ろ側が持ち上がった場合、この持ち上がり部を検出することができる。また、このように持ち上がり部を検出することによって複数が綴じられているシートを検出しているので、カール紙など予め曲げられているシートを誤検出することを抑制できる。つまり、カール紙などの曲がりと比較して、持ち上がり部は、シート停止手段によって停止しているシートから大きく離れて持ち上がるため、この持ち上がり部を検出することにより、より確実に、給送手段が、複数が綴じられているシートの一部を給送していることを検出することができる。この結果、より正確に複数が綴じられているシートを検出することができる。
また、この発明に係るシート給送装置は、前記持ち上がり検出手段は、前記シート給送手段における前記給送シートが位置する側の反対側に位置していることを特徴とする。
この発明では、持ち上がり検出手段を、シート給送手段において給送シートが位置する側の反対側に位置させているので、より確実に持ち上がり部を検出することができる。つまり、持ち上がり部は、シート給送手段が給送シートを給送することにより、シート停止手段によって停止しているシートから離れつつ給送方向に移動するため、シート給送手段において給送シートが位置する側の反対側に位置し易くなる。このため、持ち上がり検出手段を、シート給送手段における給送シートが位置する側の反対側に位置させることにより、より確実に持ち上がり部を検出することができる。この結果、より正確に複数が綴じられているシートを検出することができる。
また、この発明に係るシート給送装置は、前記持ち上がり検出手段は、検出波を出射する出射部と、前記持ち上がり部が反射した前記検出波を検出する検出部と、を備えることを特徴とする。
この発明では、検出波を出射する出射部と、持ち上がり部が反射した検出波を検出する検出部とを設けているので、持ち上がり部が反射した検出波によって持ち上がり部を検出することができる。これにより、持ち上がり検出手段に機械的な作動部分を設けることなく持ち上がり部を検出できるので、検出手段の作動不良に起因する持ち上がり部の検出不良を抑制できる。この結果、より確実に複数が綴じられているシートを検出することができる。
また、この発明に係るシート給送装置は、前記持ち上がり検出手段は、検出波を出射する出射部と、前記出射部に対向して前記検出波を検出する検出部と、を備え、前記検出波は、前記持ち上がり部が前記出射部と前記検出部との間に位置している場合には前記持ち上がり部によって遮られることを特徴とする。
この発明では、検出波を出射する出射部と、出射部が出射した検出波を検出する検出部とを設け、持ち上がり部が検出波を遮るか否かにより、持ち上がり部を検出している。これにより、持ち上がり部に対する検出波の角度に関係なく、検出部が検出波を検出できない場合には、持ち上がり部が検出波を遮っていると認識することができるので、より確実に持ち上がり部が発生していると認識することができる。この結果、より確実に複数が綴じられているシートを検出することができる。
また、この発明に係るシート給送装置は、前記持ち上がり検出手段は、少なくとも前記シート給送手段が前記持ち上がり部を給送する際における前記シート給送手段の変化を検出することを特徴とする。
この発明では、持ち上がり検出手段は、シート給送手段の変化を検出している。つまり、持ち上がり部は、複数のシートの綴じ方によっては、給送シートの給送時にシート給送手段が位置している部分まで移動する場合があるが、シート給送手段が持ち上がり部を給送する際には、シート給送手段は持ち上がり部が持ち上がっている分だけ変化が生じる。このため、持ち上がり検出手段で、このシート給送手段の変化を検出することにより、より確実に持ち上がり部を検出することができる。この結果、より確実に複数が綴じられているシートを検出することができる。
また、この発明に係るシート給送装置は、前記持ち上がり検出手段は、検出波を出射する出射部と、前記出射部に対向して前記検出波を検出する検出部と、前記検出波を遮断可能に設けられた遮断部と、を備え、前記遮断部は、前記シート給送手段の変化によって前記検出波を通過または遮断することを特徴とする。
この発明では、遮断部をシート給送手段の変化に連動させ、遮断部が検出波を通過または遮断することにより、持ち上がり部を検出している。このため、持ち上がり検出手段は接触部分を有していないので、接触不良に起因する持ち上がり部の検出不良を抑制できる。この結果、より確実に複数が綴じられているシートを検出することができる。
また、この発明に係るシート給送装置は、前記持ち上がり検出手段は、検出波を出射する出射部と、前記検出波を反射する反射部と、前記反射部が反射した前記検出波を検出する検出部と、を備え、前記反射部は、前記シート給送手段の変化によって前記検出波の反射方向を変化させることを特徴とする。
この発明では、持ち上がり検出手段は、検出波を出射する出射部と、検出波を反射する反射部と、検出波を検出部とを有しており、反射部は、シート給送手段の変化に応じて検出波の反射方向を変化させている。これにより、容易にシート給送手段の変化を検出することができる。この結果、より容易に複数が綴じられているシートを検出することができる。
また、この発明に係るシート給送装置は、前記持ち上がり検出手段は、前記持ち上がり部に接触することにより前記持ち上がり部を検出することを特徴とする。
この発明では、持ち上がり検出手段は、持ち上がり部に接触することによって検出しているので、より確実に持ち上がり部を検出することができる。この結果、より確実に複数が綴じられているシートを検出することができる。
本発明に係るシート給送装置は、より正確に複数が綴じられているシートを検出することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係るシート給送装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本発明の実施例1に係るシート給送装置の説明図である。図2は、図1のA−A断面図である。同図に示すシート給送装置1は、紙などのシート50を積載可能に設けられたシート積載台10と、シート50を給送する給送部15とを有している。このシート積載台10と給送部15とは隣接しており、シート積載台10には、略矩形状に形成された積載面11が設けられている。また、積載面11のうち、給送部15側に位置する辺の近傍には、シート給送手段であるピックローラ21が位置している。このピックローラ21は、略円柱状の形状で形成されており、その中心軸25が、当該ピックローラ21が近傍に位置する辺の形成方向とほぼ平行になる向きで設けられている。また、この辺の両端に位置する辺の近傍には、積載面11より突出したホッパ部12が当該辺に沿って形成されている。つまり、ホッパ部12は、互いに対向する辺の近傍に形成されており、ホッパ部12同士も対向している。
また、給送部15におけるシート積載台10寄りの部分には、分離部ローラ23と、シート停止手段であるリタードローラ22とが設けられている。このうち、分離部ローラ23は、積載面11に直交する方向においてピックローラ21とほぼ同じ位置に設けられている。つまり、シート給送装置1の通常の使用状態における向きでの高さ方向における位置が、ピックローラ21と分離部ローラ23とでは、ほぼ同じ位置になっている。また、リタードローラ22は、分離部ローラ23の下方側、或いは、ピックローラ21に対してシート積載台10が位置している方向と同方向側に、分離部ローラ23に対して対向して設けられている。
さらに、分離部ローラ23及びリタードローラ22における、シート積載台10側の反対側の部分には、複数のシート50が同時に給送される事を検出するダブルフィード検出センサ16が設けられており、このダブルフィード検出センサ16は、分離部ローラ23及びリタードローラ22における、シート積載台10側の反対側の部分に、それぞれ設けられている。また、リタードローラ22側に位置しているダブルフィード検出センサ16における、シート積載台10側の反対側の部分には、シート50が斜めに傾いて給送される事を検知するスキュー検知センサ17が複数設けられている。これらのダブルフィード検出センサ16、及びスキュー検知センサ17は、共に赤外線によって、複数のシート50が同時に給送される事、または、シート50が斜めに傾いて給送される事を検出する。なお、これらのダブルフィード検出センサ16やスキュー検知センサ17は、赤外線以外によって検出してもよく、例えば、超音波によって検出してもよい。
また、スキュー検知センサ17における、シート積載台10側の反対側の部分には、フィードローラ24が複数設けられている。これらのフィードローラ24は、それぞれ2つが1組となって設けられており、積載面11に直交する方向において分離部ローラ23及びリタードローラ22とほぼ同じ位置に設けられている。これらのように設けられる分離部ローラ23、リタードローラ22、フィードローラ24は、ピックローラ21と同様に、全て略円柱状の形状で形成されており、その中心軸25が、ピックローラ21の中心軸25とほぼ平行になる向きで設けられている。
図3は、図2のB部詳細図である。ピックローラ21及び分離部ローラ23は、共にローラケース30に設けられており、ローラケース30によって一体に形成されている。このようにローラケース30に一体に形成されているピックローラ21及び分離部ローラ23は、積載面11(図2参照)側に位置している側、即ち下方側の一部が、ローラケース30より突出している。また、分離部ローラ23はモータ(図示省略)に接続されており、分離部ローラ23の中心軸25を中心に回転可能に設けられている。また、分離部ローラ23とピックローラ21とは、ベルト(図示省略)により接続されており、分離部ローラ23の回転はピックローラ21に伝えられる。このため、ピックローラ21は、ピックローラ21の中心軸25を中心に回転可能に設けられている。同様に、リタードローラ22にもモータ(図示省略)が接続されており、リタードローラ22も、当該リタードローラ22の中心軸25を中心に回転可能に設けられている。
また、このように回転可能に設けられているピックローラ21、分離部ローラ23及びリタードローラ22は、全て同じ方向に回転可能になっている。詳しくは、ピックローラ21は、ピックローラ21におけるローラケース30から突出している部分の面が分離部ローラ23の方向に向かう方向に回転可能になっている。分離部ローラ23及びリタードローラ22は、この方向に回転するピックローラ21と同じ方向に回転可能になっている。このため、対向して設けられている分離部ローラ23とリタードローラ22とは、対向する面同士が、互いに反対方向に向かう方向に回転可能になっている。このため、リタードローラ22は、分離部ローラ23に対向している側の面が、ピックローラ21の方向に向かう方向に回転可能になっている。
また、分離部ローラ23は、給送部15(図1参照)に対する位置が固定されており、ローラケース30、及びローラケース30によって分離部ローラ23と一体に形成されるピックローラ21は、分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動可能になっており、ピックローラ21は積載面11から離間可能になっている。また、ピックローラ21やローラケース30は、自重により分離部ローラ23の中心軸25を中心として下方、または積載面11の方向への付勢力が作用しているため、積載面11がピックローラ21の下方で対面している場合には、ピックローラ21は積載面11に接触する。また、リタードローラ22は、バネなどの付勢手段(図示省略)によって分離部ローラ23に押し付けられている。
また、ローラケース30には、持ち上がり検出手段である持ち上がり検出センサ40が設けられている。この持ち上がり検出センサ40は、ローラケース30において、ピックローラ21や分離部ローラ23が突出している側の反対側、即ち、ローラケース30の上方側に設けられている。つまり、持ち上がり検出センサ40は、ピックローラ21における、後述する給送シート51が位置する側の反対側に位置している。また、この持ち上がり検出センサ40は、検出波である赤外線を出射する出射部41と、出射部41で出射し、いずれかの部分に反射して持ち上がり検出センサ40の方向に戻ってきた赤外線を検出する検出部42とを有している。
この実施例1に係るシート給送装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。前記シート給送装置1でシート50を給送する際には、シート50をシート積載台10の積載面11に積載する。この状態で、分離部ローラ23やリタードローラ22に接続されているモータを作動させることにより、分離部ローラ23やリタードローラ22は回転し、分離部ローラ23の回転に伴ってピックローラ21も回転する。
また、積載面11に積載されたシート50は、積載面11上に位置するピックローラ21のうち、ローラケース30から突出している部分、或いは、積載面11に対向している部分に接触する。つまり、ピックローラ21は、自重によって積載面11に接触しているため、ピックローラ21における積載面11に対向している側から負荷をかけた場合には、ピックローラ21は分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動する。これにより、積載面11に積載されたシート50は、ピックローラ21と積載面11との間に入り込むことができ、ピックローラ21に接触する。このため、ピックローラ21が回転することにより、ピックローラ21に接触しているシート50は分離部ローラ23の方向に給送される。このように、ピックローラ21で給送されるシート50は、給送シート51となっている。換言すると、ピックローラ21によって給送するシート50のうち、ピックローラ21に接触し、被給送状態にあるシート50は給送シート51となっている。ピックローラ21によって分離部ローラ23まで給送された給送シート51は、分離部ローラ23に接触し、分離部ローラ23の回転によってフィードローラ24の方向に給送される。
また、このようにピックローラ21でシート50を給送する際には、給送シート51の給送に伴って、シート50同士の摩擦力によって給送シート51以外のシート50もピックローラ21から分離部ローラ23の方向に向かう。つまり、給送シート51の、ピックローラ21側の反対側に位置しているシート50も、1枚または複数枚が給送シート51の移動に伴って分離部ローラ23の方向に移動する。このように、ピックローラ21の回転によって分離部ローラ23の方向に移動するシート50のうち、給送シート51以外のシート50は停止シート52となっている。停止シート52は、給送シート51の給送に伴って分離部ローラ23の方向に移動するが、分離部ローラ23はリタードローラ22に対向している。このため、給送シート51の、ピックローラ21側の反対側に位置しているシート50である停止シート52は、このリタードローラ22に接触する。
このリタードローラ22は、分離部ローラ23と対向する面同士が、互いに反対方向に向かう方向に回転しており、分離部ローラ23に対向している側の面が、ピックローラ21の方向に向かう方向に回転している。このため、リタードローラ22に接触した停止シート52は、リタードローラ22の回転によって、フィードローラ24の方向、或いは給送方向への移動が停止させられ、停止シート52はリタードローラ22に接触した状態で停止する。
この状態で、給送シート51がフィードローラ24の方向に給送され、給送シート51がピックローラ21や分離部ローラ23から離れると、停止シート52が1枚の場合には、停止シート52がピックローラ21や分離部ローラ23に接触し、この停止シート52が給送シート51になる。これにより、この給送シート51はフィードローラ24の方向に給送される。また、停止シート52が複数枚の場合には、複数の停止シート52のうち、ピックローラ21や分離部ローラ23に対向している1枚の停止シート52がピックローラ21や分離部ローラ23に接触し、この停止シート52が給送シート51になってフィードローラ24の方向に給送される。これらを繰り返すことにより、シート積載台10の積載面11に積載されたシート50は、順次給送される。
また、持ち上がり検出センサ40は、このようにシート給送装置1が作動している最中には、出射部41から赤外線が出射し続け、この赤外線は当該赤外線の出射時の方向に向かう。
図4は、複数が綴じられたシートの綴じ部の位置を示す説明図である。積載面11に積載されるシート50は、上記のように順次給送されるが、積載面11に積載されるシート50の中には、複数がステイプラなどの綴じ手段により綴じられた綴じシート55になっている場合がある。このように複数のシート50が綴じられて綴じシート55になっている場合、シート50を綴じている部分である綴じ部56の位置は、シート50の外周付近に位置している場合が多い。即ち、綴じ部56は、シート50の給送方向側の辺における端部付近(a1、a2)や、この辺の中央付近(b)、また、シート50の給送方向に沿って形成される辺の中央付近(c1、c2)、または、シート50の給送方向において後端側に位置する辺の端部付近(d1、d2)や、この辺の中央付近(e)のいずれかの部分に位置している場合が多い。
図5は、図3に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。このように、複数のシート50が綴じられた綴じシート55が積載面11に積載され、綴じシート55のうちの一部のシート50がピックローラ21に接触すると、ピックローラ21は、綴じシート55のうちの接触したシート50を給送する。また、綴じシート55を給送する場合には、綴じシート55が有する複数のシート50のうち、ピックローラ21に接触する1枚のシート50が給送シート51になり、それ以外のシート50うちの一部、または全部は、停止シート52になる。つまり、綴じシート55が有する複数のシート55のうち、ピックローラ21に接触する1枚のシート50のみが給送シート51となってピックローラ21や分離部ローラ23によって給送され、それ以外のシート50は、リタードローラ22に接触して給送方向への移動が停止する。
このように綴じシート55を給送する場合には、ピックローラ21に接触する1枚が給送シート51になり、それ以外は停止シート52になり易いが、この場合、綴じ部56は給送シート51と停止シート52とを綴じている。このため、停止シート52では、綴じ部56の部分のみが給送シート51の給送によって給送方向に引っ張られる。綴じ部56が給送方向に引っ張られると、綴じシート55の綴じ部56の位置がd1やd2、またはeの位置(図4参照)になっている場合には、綴じ部56は持ち上がりながら、給送方向に移動する。つまり、綴じ部56の付近が積載面から離れる方向に持ち上がり、持ち上がり部57となってローラケース30の、ピックローラ21が突出している側の反対側、或いは、ピックローラ21における給送シート51が位置する側の反対側まで移動する。
持ち上がり部57がこの位置に移動すると、ローラケース30のこの部分には持ち上がり検出センサ40が設けられており、持ち上がり検出センサ40が有する出射部41は赤外線を出射しているため、赤外線が持ち上がり部57に当たる。赤外線が持ち上がり部57に当たると、赤外線は持ち上がり部57で反射し、赤外線は持ち上がり検出センサ40の方向に向かう。持ち上がり検出センサ40には、赤外線を検出可能な検出部42が設けられているため、持ち上がり部57で反射した赤外線は、この検出部42で検出される。これらのため、検出部42で赤外線を検出した場合には、持ち上がり部57が発生していると判断される。
このように、ピックローラ21における給送シート51が位置する側の反対側に持ち上がり部57が位置している場合には、持ち上がり検出センサ40によって持ち上がり部57を検出することができる。この持ち上がり部57は、給送シート51が綴じシート55の一部である場合に発生するので、持ち上がり部57を検出した場合には、現在給送している給送シート51は綴じシート55の一部であると判断することができ、綴じシート55を検出することができる。また、このように綴じシート55を検出した場合には、ピックローラ21、分離部ローラ23、リタードローラ22は回転が停止し、給送シート51の給送は停止する。
また、綴じシート55の綴じ部56の位置がc1やc2の位置(図4参照)になっている場合も同様に、綴じられている複数のシート50のうち、ピックローラ21に接触するシート55を給送シート51として給送した際には、綴じ部56が給送方向に引っ張られて、給送方向における後方側付近が持ち上がる。このため、この持ち上がり部57を持ち上がり検出センサ40で検出することにより、給送シート51は綴じシート55の一部であることを検出することができる。
また、綴じシート55の綴じ部56の位置がa1やa2の位置(図4参照)になっている場合には、ピックローラ21に接触する1枚のシート50のみを給送シート51として給送した際に、綴じ部56付近は給送されないので、給送シート51は綴じ部56付近を支点として傾く。当該シート給送装置1には、給送シート51の傾きを検知するスキュー検知センサ17が設けられているため、スキュー検知センサ17で給送シート51の傾きを検知することにより、給送シート51は綴じシート55の一部であることを検出することができる。
また、綴じシート55の綴じ部56の位置がbの位置(図4参照)になっている場合には、ピックローラ21に接触する1枚のシート50のみを給送シート51として給送した際に、綴じシート55が有する他のシート50も給送される。当該シート給送装置1には、シート50が複数枚給送されたことを検出するダブルフィード検出センサ16が設けられているため、ダブルフィード検出センサ16でシート50が複数枚給送されたことを検出することにより、給送しているシート50は、複数のシート50が綴じられた綴じシート55であることを検出することができる。
以上のシート給送装置1は、持ち上がり検出センサ40を設けているため、給送シート51が綴じシート55に含まれている場合において、給送シート51を給送することにより持ち上がり部57が発生した場合、持ち上がり部57を検出することができる。これにより、持ち上がり部57を検出することを介して、綴じシート55を検出することができる。また、このように持ち上がり部57を検出することによって綴じシート55を検出しているので、カール紙など予め曲げられているシート50を誤検出することを抑制できる。つまり、カール紙などの曲がりと比較して、持ち上がり部57は、積載面11から大きく離れて持ち上がるため、この持ち上がり部57を検出することにより、より確実に、ピックローラ21が、給送シート51として綴じシート55の一部を給送していることを検出することができる。この結果、より正確に複数が綴じられているシート50を検出することができる。
また、持ち上がり検出センサ40を、ピックローラ21において給送シート51が位置する側の反対側に位置させているので、より確実に綴じシート55の持ち上がり部57を検出することができる。つまり、持ち上がり部57は、綴じシート55に含まれる給送シート51をピックローラ21が給送することにより、積載面11から離れつつ給送方向に移動する、即ち、給送方向に移動しつつ持ち上がるため、持ち上がり部57は、ピックローラ21において給送シート51が位置する側の反対側に位置し易くなる。このため、持ち上がり検出センサ40を、ピックローラ21における給送シート51が位置する側の反対側に位置させることにより、より確実に持ち上がり部57を検出することができ、持ち上がり部57の検出を介して綴じシート55を検出することができる。この結果、より正確に複数が綴じられているシート50を検出することができる。
また、持ち上がり検出手段である持ち上がり検出センサ40は、検出波である赤外線を出射する出射部41と、持ち上がり部57が反射した赤外線を検出する検出部42とを有しており、持ち上がり部57が反射した赤外線によって持ち上がり部57を検出している。これにより、持ち上がり検出手段として機械的に作動する作動部分を設けることなく持ち上がり部57を検出できるので、検出手段の作動不良に起因する持ち上がり部57の検出不良を抑制できる。この結果、より確実に複数が綴じられているシート50を検出することができる。
また、より正確に複数が綴じられているシート50を検出することができるので、綴じシート55が給送される際に、より確実に給送シート51の給送を停止できる。この結果、より確実にシート50を給送する際におけるシート50の詰まりやシート50の破損を抑制することができる。
本実施例2に係るシート給送装置は、実施例1に係るシート給送装置と略同様の構成であるが、持ち上がり検出センサの出射部と検出部とが離間している点に特徴がある。他の構成は実施例1と同様なので、その説明を省略するとともに、同一の符号を付す。図6は、本発明の実施例2に係るシート給送装置の要部概略図である。同図に示すシート給送装置60は、実施例1に係るシート給送装置1と同様にピックローラ21と分離部ローラ23とがローラケース30によって一体に形成されており、分離部ローラ23に対向する位置にリタードローラ22が設けられている。また、ピックローラ21、或いはローラケース30における給送シート51が位置する側の反対側には、持ち上がり検出センサ61の出射部62が設けられており、この出射部62は、ローラケース30に固定されている。また、ローラケース30における給送シート51が位置する側の反対側で、ローラケース30から離れた位置には、カバー部64が設けられている。このカバー部64には、ローラケース30に設けられた出射部62に対向する位置に、持ち上がり検出センサ61の検出部63が設けられている。
この実施例2に係るシート給送装置60は以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。前記シート給送装置60を作動させると、ピックローラ21や分離部ローラ23、リタードローラ22が回転する。この回転により、ピックローラ21に接触しているシート50、即ち給送シート51がピックローラ21の回転によって分離部ローラ23の方向に給送され、ピックローラ21と分離部ローラ23とによって、給送シート51はフィードローラ24(図1参照)の方向に給送される。また、給送シート51における、ピックローラ21側の反対側に位置するシート50である停止シート52は、給送シート51の給送に伴ってリタードローラ22の方向に移動し、リタードローラ22の回転によって給送方向への移動が停止する。
また、実施例2に係るシート給送装置60が有する持ち上がり検出センサ61は、シート給送装置60が作動している最中は出射部62は検出波である赤外線を出射し続け、当該赤外線は出射部62に対向する位置に設けられている検出部63の方向に向かう。検出部63では、出射部62からの赤外線を受け、赤外線を検出し続ける。
図7は、図6に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。また、シート給送装置60が給送するシート50には、複数が綴じられたシート50である綴じシート55が含まれている場合があるが、綴じシート55の綴じ部56の位置がd1やd2、またはeの位置(図4参照)になっている場合、綴じ部56の付近は持ち上がり部57となって持ち上がり、ローラケース30、或いはピックローラ21における給送シート51が位置する側の反対側まで移動する。
持ち上がり部57がこの位置に移動すると、ローラケース30のこの部分には持ち上がり検出センサ61が設けられており、持ち上がり検出センサ61の出射部62は赤外線を出射しているため、赤外線は持ち上がり部に当たる。この赤外線は、通常は出射部62から出射し、検出部63で受けているが、出射部62から出射された赤外線が持ち上がり部57に当たることにより、赤外線は検出部63に到達しなくなる。即ち、出射部62から検出部63に向かう赤外線は、持ち上がり部57によって遮られる。このため、検出部63が赤外線を検出しなくなった場合には、持ち上がり部57が発生していると判断される。
このように、ピックローラ21における給送シート51が位置する側の反対側に持ち上がり部57が位置している場合には、持ち上がり検出センサ61によって持ち上がり部57を検出することができ、この持ち上がり部57の検出に伴い、実施例1に係るシート給送装置1と同様に、綴じシート55を検出することができる。また、綴じシート55を検出した場合には、給送シート51の給送は停止する。
以上のシート給送装置60は、検出波である赤外線を出射する出射部62と、出射部62が出射した赤外線を検出する検出部63とを設け、持ち上がり部57が赤外線を遮るか否かにより、持ち上がり部57を検出している。これにより、持ち上がり部57に対する赤外線の角度に関係なく、検出部63が赤外線を検出できない場合には、持ち上がり部57が赤外線を遮っていると認識することができる。従って、より確実に持ち上がり部57が発生していると認識することができるので、このようにして持ち上がり部57を検出することを介して、綴じシート55を検出することができる。この結果、より確実に複数が綴じられているシート50を検出することができる。
本実施例3に係るシート給送装置は、実施例1に係るシート給送装置と略同様の構成であるが、持ち上がり検出手段が持ち上がり検出センサと遮断部とを有している点に特徴がある。他の構成は実施例1と同様なので、その説明を省略するとともに、同一の符号を付す。図8は、本発明の実施例3に係るシート給送装置の要部概略図である。同図に示すシート給送装置70は、実施例1に係るシート給送装置1と同様にピックローラ21と分離部ローラ23とがローラケース30によって一体に形成されており、分離部ローラ23に対向する位置にリタードローラ22が設けられている。また、このローラケース30及びピックローラ21は、実施例1に係るシート給送装置1と同様に、分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動可能に設けられている。さらに、ローラケース30には、分離部ローラ23の近傍にローラケース30の回動に伴って、分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動する回動部78が設けられている。
また、この回動部78には、ローラケース30における給送シート51が位置する側の反対側の方向、即ち、上方に向かって棒状の形状で形成された遮断部77が設けられている。さらに、遮断部77の先端付近、つまり、遮断部77において回動部78側に位置する端部の反対側の端部付近には、持ち上がり検出センサ71が設けられている。これらの遮断部77と持ち上がり検出センサ71とは、持ち上がり検出手段として設けられている。また、持ち上がり検出センサ71は、例えば、実施例2に係るシート給送装置60に設けられるカバー部64など、シート給送装置70の作動時にシート積載台10(図2参照)との相対的な位置関係が変化しない部分に固定されている。
図9は、図8のC−C矢視図である。また、持ち上がり検出センサ71は、ローラケース30における給送シート51が位置する側の反対側の方向からローラケース30の方向を見た場合、或いは、上方から下方に向かって見た場合における形状が、略馬蹄形状の形状になっている。その向きは、馬蹄形の開口している部分である開口部74が、シート50の給送方向側に位置する向きになっている。
また、この持ち上がり検出センサ71は、出射部72と検出部73とを有しており、この出射部72と検出部73とは、馬蹄形の形状のうち互いに対向している部分に設けられている。詳しくは、出射部72及び検出部73は、馬蹄形の形状のうち、互いに対向している部分、即ち、開口部74側の反対側に位置して対向している部分同士を連結している部分である連結部75の両端から、開口部74の方向に延びている部分に設けられている。この連結部75の両端から開口部74の方向に延びて対向している部分は、共に側部76となっており、出射部72は、対向している側部76のうち一方の側部76に設けられ、検出部73は他方の側部76に設けられている。また、これらの出射部72と検出部73とは、互いに対向する向きで設けられている。
この実施例3に係るシート給送装置70は以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。前記シート給送装置70を作動させると、ピックローラ21や分離部ローラ23、リタードローラ22が回転し、給送シート51はフィードローラ(図1参照)の方向に給送され、停止シート52は、リタードローラ22の回転によって給送方向への移動が停止する。この状態では、遮断部77は、持ち上がり検出センサ71が有する側部76間に位置している(図9参照)。このため遮断部77は、この状態では、互いに対向している出射部72と検出部73との間に位置している。
また、シート給送装置70の作動時には、持ち上がり検出センサ71の出射部72は検出部73の方向に向けて赤外線を出射し続ける。ここで、シート給送装置70が給送シート51を1枚ずつ給送し続けている状態では、出射部72と検出部73との間には遮断部77が位置している。このため、この状態では、出射部72が出射し続ける赤外線は遮断部77によって遮られ、検出部73は赤外線を検出しない。
図10は、図8に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。また、シート給送装置70が給送するシート50には、複数が綴じられたシート50である綴じシート55が含まれている場合があるが、綴じシート55の綴じ部56の位置がeの位置(図4参照)になっている場合、綴じ部56の付近は持ち上がり部57となって持ち上がる。ここで、このように綴じ部56の位置がeの位置になっている場合には、綴じシート55に含まれる給送シート51を給送することによって綴じ部56が給送方向に引っ張られる場合でも、eの位置は、当該綴じ部56の近傍に位置する辺の中央付近になっているため、この辺の両端付近に綴じ部56が位置している場合、例えば、綴じ部56がd1やd2に位置している場合のように、持ち上がり部57が大きく持ち上がらない場合がる。この場合、持ち上がり部57は、持ち上がりが小さい状態、或いは、積載面11から離れる度合いが小さい状態で、ピックローラ21の方向に向かう。
給送シート51が給送されることにより持ち上がり部57が引っ張られてピックローラ21の方向に向かい、持ち上がり部57がピックローラ21に接触した場合でも、給送シート51を給送し続けることにより、持ち上がり部57は給送方向に移動し続ける。その際に、ピックローラ21は、自重によって積載面11(図2参照)、或いはシート50に接触するように設けられているため、持ち上がり部57が給送方向に移動し、ピックローラ21と停止シート52との間に入り込んだ場合には、分離部ローラ23の中心軸25を中心としてピックローラ21は回動して持ち上がり部57に乗り上げる。ピックローラ21がこのように回動する際には、ピックローラ21はローラケース30と共に分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動するが、ローラケース30には、回動部78が設けられている。さらに、回動部78には遮断部77が設けられており、これらの回動部78や遮断部77は、ローラケース30の回動に伴って分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動する。
図11は、図10のD−D矢視図である。このように、ローラケース30の回動に伴って遮断部77が回動すると遮断部77は傾き、遮断部77における持ち上がり検出センサ71側の端部は、給送方向に移動する。また、持ち上がり検出センサ71は、馬蹄形の形状で形成されており、開口部74は給送方向に位置している。このため、給送シートを1枚ずつ給送し続ける状態では、持ち上がり検出センサ71の側部76同士の間に位置する遮断部77は、ローラケース30の回動に伴って回動して傾くことにより、側部76同士の間から抜け出る、或いは、開口部74から給送方向に抜け出る。
このように、遮断部77が側部76同士の間から抜け出ると、側部76が有する出射部72から出射される赤外線は、検出部73に届く。即ち、遮断部77が側部76同士の間から抜け出ると、遮断部77は出射部72と検出部73との間から抜け出ることになるため、給送シート51を1枚ずつ給送し続けている状態では遮断部77によって遮られていた赤外線は、遮断部77が抜け出ることにより、検出部73に届く。これにより、検出部73は赤外線を検出し、検出部73が赤外線を検出した場合には、持ち上がり部57が発生していると判断される。
このように、持ち上がり部57がピックローラ21と停止シート52との間に入り込んだ場合には、持ち上がり検出センサ71と遮断部77とによって持ち上がり部57を検出することができ、この持ち上がり部57の検出に伴い、実施例1に係るシート給送装置1と同様に、綴じシート55を検出することができる。また、綴じシート55を検出した場合には、給送シート51の給送は停止する。
以上のシート給送装置70は、持ち上がり検出手段である持ち上がり検出センサ71及び遮断部77は、ピックローラ21が持ち上がり部57を給送する際におけるピックローラ21の変化を検出している。つまり、持ち上がり部57は、綴じ部56がeの位置に位置している場合など、複数のシート50の綴じ方によっては、給送シート51の給送時にピックローラ21が位置している部分まで移動する場合があるが、ピックローラ21が持ち上がり部57を給送する際には、ピックローラ21は持ち上がり部57の持ち上がりに応じて位置に変化が生じる。このため、持ち上がり検出センサ71及び遮断部77で、このピックローラ21の変化を検出することにより、より確実に持ち上がり部57を検出することができる。具体的には、持ち上がり部57の持ち上がりに応じて、ピックローラ21は分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動し、この回動に伴って遮断部77が回動するので、この遮断部77の回動を持ち上がり検出センサ71で検出することにより、ピックローラ21の変化を検出することができる。これにより、より確実に持ち上がり部57を検出することができ、持ち上がり部57の検出を介して綴じシート55を検出することができる。この結果、より確実に複数が綴じられているシート50を検出することができる。
また、カール紙など予め曲げられているシート50を給送する場合には、ピックローラ21を通過する際にピックローラ21やローラケース30などの自重によってカール紙は平坦になり、カール紙はピックローラ21を回動させることができない。このため、カール紙を綴じシート55として誤検出すること抑制することができ、より確実に、ピックローラ21が、給送シート51として綴じシート55の一部を給送していることを検出することができる。この結果、より正確に複数が綴じられているシート55を検出することができる。
また、遮断部77をピックローラ21の変化、即ち回動に連動させ、遮断部77が赤外線を通過または遮断することにより、持ち上がり部57を検出している。このため、持ち上がり検出手段である持ち上がり検出センサ71及び遮断部77は、接触部分を有していないので、接触不良に起因する持ち上がり部57の検出不良を抑制できる。この結果、より確実に複数が綴じられているシート50を検出することができる。
本実施例4に係るシート給送装置は、実施例3に係るシート給送装置と略同様の構成であるが、持ち上がり検出手段が持ち上がり検出センサと反射部とを有している点に特徴がある。他の構成は実施例3と同様なので、その説明を省略するとともに、同一の符号を付す。図12は、本発明の実施例4に係るシート給送装置の要部概略図である。同図に示すシート給送装置80は、実施例3に係るシート給送装置70と同様にピックローラ21と分離部ローラ23とがローラケース30によって一体に形成されており、分離部ローラ23に対向する位置にリタードローラ22が設けられている。また、このローラケース30及びピックローラ21は、実施例3に係るシート給送装置70と同様に、分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動可能に設けられている。
また、ピックローラ21、或いはローラケース30における給送シート51が位置する側の反対側には、持ち上がり検出手段の一部である反射部84が設けられており、ローラケース30に固定されている。また、ローラケース30における給送シート51が位置する側の反対側で、ローラケース30から離れた位置には、実施例2に係るシート給送装置60と同様にカバー部64が設けられている。このカバー部64には、持ち上がり検出手段の一部である持ち上がり検出センサ81が設けられている。この持ち上がり検出センサ81は、赤外線を出射する出射部82と、赤外線を検出する検出部83とを有している。
この実施例4に係るシート給送装置80は以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。前記シート給送装置80を作動させると、ピックローラ21や分離部ローラ23、リタードローラ22が回転し、給送シート51はフィードローラ24(図1参照)の方向に給送され、停止シート52は、リタードローラ22の回転によって給送方向への移動が停止する。
また、シート給送装置80の作動時には、持ち上がり検出センサ81の出射部82は、ローラケース30に固定された反射部84の方向に向けて赤外線を出射し続ける。このように、出射部82から反射部84に向けて出射し続ける赤外線は、シート給送装置80が給送シート51を1枚ずつ給送し続けている状態では、反射部84によって持ち上がり検出センサ81以外の方向に反射される。このため、この状態では、持ち上がり検出センサ81の出射部82で出射し、反射部84で反射した赤外線は、検出部83では検出されない。
図13は、図12に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。また、当該シート給送装置80が、実施例3に係るシート給送装置70と同様に、綴じ部56の位置がeの位置(図4参照)となっている綴じシート55に含まれる給送シート51を給送する場合には、持ち上がりが小さい状態で持ち上がり部57が発生し、持ち上がり部57は給送シート51を給送することにより給送方向に引っ張られてピックローラ21の方向に向かう。これにより、持ち上がり部57がピックローラ21に接触し、持ち上がり部57がピックローラ21と停止シート52との間に入り込んだ場合には、ピックローラ21は分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動し、持ち上がり部57に乗り上げる。ピックローラ21がこのように回動する場合には、ピックローラ21が設けられるローラケース30も回動し、これによりローラケース30に固定される反射部84も、分離部ローラ23の中心軸25を中心として回動する。
ローラケース30が回動することにより、ローラケース30に固定されている反射部84が回動すると、反射部84で反射する出射部82からの赤外線の反射方向が変化し、反射部84は、出射部82で出射した赤外線を持ち上がり検出センサ81の方向に反射する。持ち上がり検出センサ81は、赤外線を検出する検出部83を有しているため、反射部84が持ち上がり検出センサ81の方向に反射した赤外線は、この検出部83で検出する。このため、検出部83で赤外線を検出した場合には、持ち上がり部57が発生していると判断される。
このように、持ち上がり部57がピックローラ21と停止シート52との間に入り込んだ場合には、持ち上がり検出センサ81と反射部84とによって持ち上がり部57を検出することができ、この持ち上がり部57の検出に伴い、実施例3に係るシート給送装置70と同様に、綴じシート55を検出することができる。また、綴じシート55を検出した場合には、給送シート51の給送は停止する。
以上のシート給送装置80は、持ち上がり検出手段を、持ち上がり検出センサ81と、赤外線を反射する反射部84とによって構成し、持ち上がり検出センサ81は、検出波である赤外線を出射する出射部82と、赤外線を検出する検出部83とを有している。さらに、反射部84は、ピックローラ21の変化に応じて赤外線の反射方向を変化させている。これにより、容易にピックローラ21の変化を検出することができ、このピックローラ21の変化を介して綴じシート55を検出することができる。この結果、より容易に複数が綴じられているシート50を検出することができる。
本実施例5に係るシート給送装置は、実施例1に係るシート給送装置と略同様の構成であるが、持ち上がり検出センサが接触タイプである点に特徴がある。他の構成は実施例1と同様なので、その説明を省略するとともに、同一の符号を付す。図14は、本発明の実施例5に係るシート給送装置の要部概略図である。同図に示すシート給送装置90は、実施例1に係るシート給送装置1と同様にピックローラ21と分離部ローラ23とがローラケース30によって一体に形成されており、分離部ローラ23に対向する位置にリタードローラ22が設けられている。また、ピックローラ21、或いはローラケース30における給送シート51が位置する側の反対側には、持ち上がり検出センサ91が設けられており、この持ち上がり検出センサ91は、ローラケース30に固定されている。
この持ち上がり検出センサ91は、当該持ち上がり検出センサ91においてローラケース30側の反対側に、ローラケース30側の反対方向に向けて、即ち上方に向けて略棒状に設けられた接触部92を有している。この接触部92は弾力性を有しており、接触部92に負荷を作用させて撓ませることにより、持ち上がり検出センサ91は、いずれかのものが接触部92に接触したことを検出可能になっている。
この実施例5に係るシート給送装置90は以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。前記シート給送装置90を作動させると、ピックローラ21や分離部ローラ23、リタードローラ22が回転し、給送シート51はフィードローラ24(図1参照)の方向に給送され、停止シート52は、リタードローラ22の回転によって給送方向への移動が停止する。
図15は、図14に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。また、シート給送装置90が給送するシート50には、複数が綴じられたシート50である綴じシート55が含まれている場合があるが、綴じシート55の綴じ部56の位置がd1やd2、またはeの位置(図4参照)になっている場合、綴じ部56の付近は持ち上がり部57となって持ち上がり、ローラケース30、或いはピックローラ21における給送シート51が位置する側の反対側まで移動する。
持ち上がり部57がこの位置に移動すると、ローラケース30のこの部分には持ち上がり検出センサ91が設けられており、持ち上がり検出センサ91は棒状の接触部92を有しているため、持ち上がり部57は接触部92に接触する。持ち上がり部57が接触部92に接触すると、接触部92は弾力性を有しているため、接触部92は撓む。接触部92は、いずれかのものが接触部92に接触して撓むことによって、接触部92に接触しているものがあることを検出可能になっている。これにより、このように持ち上がり部57が接触部92に接触して接触部92が撓んだ場合には、持ち上がり部57が接触していると判断し、従って、持ち上がり部57が発生していると判断する。
このように、ピックローラ21における給送シート51が位置する側の反対側に持ち上がり部57が位置している場合には、持ち上がり検出センサ91によって持ち上がり部57を検出することができ、この持ち上がり部57の検出に伴い、実施例1に係るシート給送装置1と同様に、綴じシート55を検出することができる。また、綴じシート55を検出した場合には、給送シート51の給送は停止する。
以上のシート給送装置90は、持ち上がり検出センサ91は、持ち上がり部57が接触部92に接触することによって検出しているので、より確実に持ち上がり部57を検出することができる。この結果、より確実に複数が綴じられているシート50を検出することができる。
なお、上記の説明では、検出波として赤外線を用いているが、検出波は赤外線以外のものを用いてもよい。例えば、超音波など持ち上がり部57を検出できるものであれば、その種類は問わない。また、実施例1や実施例5に係るシート給送装置1、90では、ローラケース30に持ち上がり検出センサ40、91を設けているが、持ち上がり検出センサ40、91は、実施例2に係るシート給送装置60が有するカバー部64などに設けてもよい。
また、実施例2に係るシート給送装置60では、ローラケース30側に持ち上がり検出センサ61の出射部62が設けられ、カバー部64側に検出部63が設けられているが、出射部62と検出部63とが設けられている位置は逆でもよい。同様に、実施例4に係るシート給送装置80では、ローラケース30側に反射部84が設けられ、カバー部85側に持ち上がり検出センサ81が設けられているが、反射部84と持ち上がり検出センサ81とが設けられている位置は逆でもよい。また、この実施例4に係るシート給送装置80では、通常作動時、即ち、1枚ずつシート50を給送している状態では、持ち上がり検出センサ81の検出部83は反射部84で反射した赤外線を検出せず、持ち上がり部57が発生した場合に検出部83は反射部84で反射した赤外線を検出しているが、これらは逆でもよい。つまり、通常作動時には、検出部83は反射部84で反射した赤外線を検出し、持ち上がり部57が発生した場合には、検出部83は反射部84で反射した赤外線を検出しないようにしてもよい。
また、実施例3に係るシート給送装置70では、通常作動時には、遮断部77が持ち上がり検出センサ71の出射部72と検出部73との間に位置して出射部72から検出部73の方向に出射される赤外線を遮断し、持ち上がり部57が発生した場合には遮断部77はこれらの間から抜け出て、赤外線が通過するようになっているが、これらは逆でもよい。つまり、通常作動時には遮断部77は出射部72と検出部73との間から抜け出た部分に位置して赤外線を通過させ、持ち上がり部57が発生した場合には、遮断部77は出射部72と検出部73との間に位置して赤外線を遮断するように設けてもよい。
また、実施例5に係るシート給送装置90は、棒状の接触部92が撓むことによって、いずれかのものが接触部92に接触したことを検出する持ち上がり検出センサ91を用いているが、持ち上がり検出センサ91は、このような形態以外のものを用いてもよい。例えば、接触部に触れることのみによって、いずれかのものが接触部に接触したことを検出できる持ち上がり検出センサを用いてもよい。
また、本発明に係るシート給送装置は、上述した実施例1〜5に係るシート給送装置のそれぞれの形態で設けられていてもよく、また、1つのシート給送手段で複数の実施例に係るシート給送装置を組み合わせて形成してもよい。
以上のように、本発明に係るシート給送装置は、複数のシートを連続的に給送する場合に有用であり、特に、シートの詰まりや破損を抑制する場合に適している。
本発明の実施例1に係るシート給送装置の説明図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB部詳細図である。 複数が綴じられたシートの綴じ部の位置を示す説明図である。 図3に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。 本発明の実施例2に係るシート給送装置の要部概略図である。 図6に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。 本発明の実施例3に係るシート給送装置の要部概略図である。 図8のC−C矢視図である。 図8に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。 図10のD−D矢視図である。 本発明の実施例4に係るシート給送装置の要部概略図である。 図12に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。 本発明の実施例5に係るシート給送装置の要部概略図である。 図14に示すシート給送装置が綴じ部を有するシートを給送した場合の概略図である。
符号の説明
1、60、70、80、90 シート給送装置
10 シート積載台
11 積載面
12 ホッパ部
15 給送部
16 ダブルフィード検出センサ
17 スキュー検知センサ
21 ピックローラ
22 リタードローラ
23 分離部ローラ
24 フィードローラ
25 中心軸
30 ローラケース
40、61、71、81、91 持ち上がり検出センサ
41、62、72、82 出射部
42、63、73、83 検出部
50 シート
51 給送シート
52 停止シート
55 綴じシート
56 綴じ部
57 持ち上がり部
64、85 カバー部
74 開口部
76 側部
77 遮断部
84 反射部
92 接触部

Claims (4)

  1. シートを給送するシート給送手段と、
    前記シート給送手段によって給送する前記シートのうち被給送状態にある前記シートである給送シート以外の前記シートを停止させるシート停止手段と、
    前記シート給送手段における前記給送シートが位置する側の反対側に位置しており、且つ、複数の前記シートが綴じられている場合において前記給送シートが前記綴じられているシートに含まれている際に、前記シート停止手段が前記給送シート以外の前記シートを停止させることによって前記綴じられているシートに生じる持ち上がり部を前記シート給送手段における前記給送シートが位置する側の反対側で検出する持ち上がり検出手段と、
    を備えることを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記持ち上がり検出手段は、検出波を出射する出射部と、前記持ち上がり部が反射した前記検出波を検出する検出部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記持ち上がり検出手段は、検出波を出射する出射部と、前記出射部に対向して前記検出波を検出する検出部と、を備え、
    前記検出波は、前記持ち上がり部が前記出射部と前記検出部との間に位置している場合には前記持ち上がり部によって遮られることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 前記持ち上がり検出手段は、前記持ち上がり部に接触することにより前記持ち上がり部を検出することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
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