JPH0558102A - 自動車用デイスクホイール - Google Patents
自動車用デイスクホイールInfo
- Publication number
- JPH0558102A JPH0558102A JP21839091A JP21839091A JPH0558102A JP H0558102 A JPH0558102 A JP H0558102A JP 21839091 A JP21839091 A JP 21839091A JP 21839091 A JP21839091 A JP 21839091A JP H0558102 A JPH0558102 A JP H0558102A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- well
- disc
- disk
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 強度と生産性に優れ、かつ異種金属の使用が
可能なホイールを提供する。 【構成】 リム２とディスク３とを組み立ててなるディ
スクホイール１であって、リム２のウエル部４は裏面側
にウエル部内径より径の大きな段差部５を有しており、
またディスク３の外周部は、リムのウエル部内径より若
干大きな外径の嵌合部と、ウエル部４側面の少なくとも
一部に当接する当接部７とを有しており、上記ディスク
３の嵌合部６がリムのウエル部に嵌合し、当接部７がウ
エル部側面に当接した状態において、リングが上記ウエ
ル部の段差部５に着座し、上記ディスク嵌合部６端部と
リング８とが溶接接合されることを特徴としている。
可能なホイールを提供する。 【構成】 リム２とディスク３とを組み立ててなるディ
スクホイール１であって、リム２のウエル部４は裏面側
にウエル部内径より径の大きな段差部５を有しており、
またディスク３の外周部は、リムのウエル部内径より若
干大きな外径の嵌合部と、ウエル部４側面の少なくとも
一部に当接する当接部７とを有しており、上記ディスク
３の嵌合部６がリムのウエル部に嵌合し、当接部７がウ
エル部側面に当接した状態において、リングが上記ウエ
ル部の段差部５に着座し、上記ディスク嵌合部６端部と
リング８とが溶接接合されることを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ディスクホイ
ール（以下、単に「ホイール」と称す）の改良に関する
ものである。
ール（以下、単に「ホイール」と称す）の改良に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】ディスクとリムをそれぞれ異なった工程
で製造し、後工程で接合する従来のホイールの場合、そ
の接合方法は図２および図３に示すように、リム１０、
１１とディスク１２、１３を溶接によって接合し、溶接
部１４、１５を形成するのが一般的であった。
で製造し、後工程で接合する従来のホイールの場合、そ
の接合方法は図２および図３に示すように、リム１０、
１１とディスク１２、１３を溶接によって接合し、溶接
部１４、１５を形成するのが一般的であった。
【０００３】また、溶接によらない従来の方法としては
図４に示すように、リム１６、１６とディスク１７をボ
ルト１８およびナット１９で固定したものがあった。
図４に示すように、リム１６、１６とディスク１７をボ
ルト１８およびナット１９で固定したものがあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のう
ち、溶接により接合されたものでは溶接部においてタイ
ヤのエアー漏れにつながる疲労クラックの発生が生じや
すく、耐久性能面の支障となることがあった。また、リ
ムとディスクのそれぞれに、必要な特性に応じて異なる
材料を使用することにより、効果的な軽量化や高機能化
を達成することも考えられるが、溶接型のホイールでは
リムとディスクに異種金属を使用することはほとんど不
可能であるという問題があった。
ち、溶接により接合されたものでは溶接部においてタイ
ヤのエアー漏れにつながる疲労クラックの発生が生じや
すく、耐久性能面の支障となることがあった。また、リ
ムとディスクのそれぞれに、必要な特性に応じて異なる
材料を使用することにより、効果的な軽量化や高機能化
を達成することも考えられるが、溶接型のホイールでは
リムとディスクに異種金属を使用することはほとんど不
可能であるという問題があった。
【０００５】一方、ボルト、ナットにより固定されたも
のでは溶接部がなく、異種金属の使用も可能であるが、
部品数が多いことおよびタイヤのエアー漏れが生じない
ようにエアーシールを厳重に施さなければならないこと
から生産性が非常に悪いという問題があった。本発明は
上記従来技術の有する問題点に鑑みてなしたものであ
り、その目的とするところは強度と生産性に優れ、かつ
異種金属の使用が可能なホイールを提供することにあ
る。
のでは溶接部がなく、異種金属の使用も可能であるが、
部品数が多いことおよびタイヤのエアー漏れが生じない
ようにエアーシールを厳重に施さなければならないこと
から生産性が非常に悪いという問題があった。本発明は
上記従来技術の有する問題点に鑑みてなしたものであ
り、その目的とするところは強度と生産性に優れ、かつ
異種金属の使用が可能なホイールを提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のホイールはリムとディスクとを組み立てて
なるもので、リムのウエル部は裏面側にウエル部内径よ
り径の大きな段差部を有しており、またディスクの外周
部は、リムのウエル部内径より若干大きな外径の嵌合部
と、ウエル部側面の少なくとも一部に当接する当接部と
を有しており、上記ディスクの嵌合部がリムのウエル部
に嵌合し、当接部がウエル部側面に当接した状態におい
て、リングが上記ウエル部の段差部に着座し、上記ディ
スク嵌合部端部とリングとが溶接接合されているもので
ある。
め、本発明のホイールはリムとディスクとを組み立てて
なるもので、リムのウエル部は裏面側にウエル部内径よ
り径の大きな段差部を有しており、またディスクの外周
部は、リムのウエル部内径より若干大きな外径の嵌合部
と、ウエル部側面の少なくとも一部に当接する当接部と
を有しており、上記ディスクの嵌合部がリムのウエル部
に嵌合し、当接部がウエル部側面に当接した状態におい
て、リングが上記ウエル部の段差部に着座し、上記ディ
スク嵌合部端部とリングとが溶接接合されているもので
ある。
【０００７】
【作用】ホイールの接合部に加わる力は大きく分けて回
転方向の力、半径方向の力、及び軸方向の力の三つであ
ると考えられる。このうちホイールの回転方向の力と半
径方向の力に対しては、リムとディスクが適切な嵌合代
をもって嵌合されることで十分に耐え得ることができ
る。
転方向の力、半径方向の力、及び軸方向の力の三つであ
ると考えられる。このうちホイールの回転方向の力と半
径方向の力に対しては、リムとディスクが適切な嵌合代
をもって嵌合されることで十分に耐え得ることができ
る。
【０００８】また、ホイールの軸方向の力に対しては上
記嵌合力に加え、ディスクとリングでリムを挟み込むこ
とでこれに耐え得る強度をもたせることができる。その
ため、リムとディスクを溶接する必要がなく、ホイール
としての耐久強度が飛躍的に向上する。しかも、リムは
一体構造であるため気密性にも優れるものである。
記嵌合力に加え、ディスクとリングでリムを挟み込むこ
とでこれに耐え得る強度をもたせることができる。その
ため、リムとディスクを溶接する必要がなく、ホイール
としての耐久強度が飛躍的に向上する。しかも、リムは
一体構造であるため気密性にも優れるものである。
【０００９】
【実施例】以下、本発明のホイールの実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【００１０】図１に示すように、ホイール１は例えばア
ルミニウム合金やマグネシウム合金を素材とするリム２
とディスク３とからなる。リム２はウエル４の裏面側に
直径差で約２mm以上の段差部５を有しており、またディ
スク３はリム２のウエル４に嵌合される嵌合部６と、嵌
合部６に連続して張り出した当接部７とを有している。
当接部７は少なくともウエル４のコーナー部に沿う形状
に形成されるものであるが、デザインの都合によっては
ウエル４の側面にまで及ぶ形状とすることもある。
ルミニウム合金やマグネシウム合金を素材とするリム２
とディスク３とからなる。リム２はウエル４の裏面側に
直径差で約２mm以上の段差部５を有しており、またディ
スク３はリム２のウエル４に嵌合される嵌合部６と、嵌
合部６に連続して張り出した当接部７とを有している。
当接部７は少なくともウエル４のコーナー部に沿う形状
に形成されるものであるが、デザインの都合によっては
ウエル４の側面にまで及ぶ形状とすることもある。
【００１１】ディスクの嵌合部６の外径はリムのウエル
４の内径より直径で約０.5mm大きく形成されており、デ
ィスク３の当接部７がリム２のウエル４に当接する状態
にまで表側より圧入または焼きばめすることにより、両
者が正確に位置決めされるようになす。
４の内径より直径で約０.5mm大きく形成されており、デ
ィスク３の当接部７がリム２のウエル４に当接する状態
にまで表側より圧入または焼きばめすることにより、両
者が正確に位置決めされるようになす。
【００１２】さらに、少なくともディスク３と溶接可能
な材質、例えばアルミニウム合金やマグネシウム合金等
よりなるリング８が、段差部５の側面と嵌合部６の端面
の両方に接するように配置されて、リング８と嵌合部６
の端部とが溶接により一体に接合され、溶接部９を形成
する。上記構成により、リム２とディスク３とは直接に
溶接を施すことなく、両者の圧入力と、当接部７とリン
グ８による挟持によって機械的に、しかも強固に固定さ
れるものである。
な材質、例えばアルミニウム合金やマグネシウム合金等
よりなるリング８が、段差部５の側面と嵌合部６の端面
の両方に接するように配置されて、リング８と嵌合部６
の端部とが溶接により一体に接合され、溶接部９を形成
する。上記構成により、リム２とディスク３とは直接に
溶接を施すことなく、両者の圧入力と、当接部７とリン
グ８による挟持によって機械的に、しかも強固に固定さ
れるものである。
【００１３】なお、嵌合部６の端面と段差部５の側面は
必ずしも同一平面上に正確に一致する必要はなく、リン
グ８に段差を設けて両方と接するようにしても良い。
必ずしも同一平面上に正確に一致する必要はなく、リン
グ８に段差を設けて両方と接するようにしても良い。
【００１４】
【発明の効果】本発明の自動車用ディスクホイールは上
記構成であるため、外から加わる各方向からの力に対し
ても十分に耐え得る接合強度を有する。また、リムとデ
ィスクとを溶接していないため、溶接部からの疲労破壊
という故障形態がなくなり、耐久強度が大幅に向上す
る。
記構成であるため、外から加わる各方向からの力に対し
ても十分に耐え得る接合強度を有する。また、リムとデ
ィスクとを溶接していないため、溶接部からの疲労破壊
という故障形態がなくなり、耐久強度が大幅に向上す
る。
【００１５】さらに、リムとディスクを溶接する必要が
ないことから、これらを異種金属で構成することが可能
となる。しかも、リムは一体に形成されているので気密
性が完全となり、エアー漏れの恐れがまったくないとい
う優れた効果を有する発明である。
ないことから、これらを異種金属で構成することが可能
となる。しかも、リムは一体に形成されているので気密
性が完全となり、エアー漏れの恐れがまったくないとい
う優れた効果を有する発明である。
【図１】本発明の自動車用ディスクホイールの断面図で
ある。
ある。
【図２】従来の自動車用ディスクホイールの断面図であ
る。
る。
【図３】従来の自動車用ディスクホイールの断面図であ
る。
る。
【図４】従来の自動車用ディスクホイールの断面図であ
る。
る。
１ ディスクホイール ２，１０，１１，１６ リム ３，１２，１３，１７ ディスク ４ ウエル ５ 段差部 ６ 嵌合部 ７ 当接部 ８ リング ９，１４，１５ 溶接部 １８ ボルト １９ ナット
Claims (1)
- 【請求項１】 リムとディスクとを組み立ててなるディ
スクホイールであって、リムのウエル部は裏面側にウエ
ル部内径より径の大きな段差部を有しており、またディ
スクの外周部は、リムのウエル部内径より若干大きな外
径の嵌合部と、ウエル部側面の少なくとも一部に当接す
る当接部とを有しており、上記ディスクの嵌合部がリム
のウエル部に嵌合し、当接部がウエル部側面に当接した
状態において、リングが上記ウエル部の段差部に着座
し、上記ディスク嵌合部端部とリングとが溶接接合され
ていることを特徴とする自動車用ディスクホイール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21839091A JPH0558102A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 自動車用デイスクホイール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21839091A JPH0558102A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 自動車用デイスクホイール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0558102A true JPH0558102A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16719158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21839091A Pending JPH0558102A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 自動車用デイスクホイール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0558102A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8201823B2 (en) * | 2005-11-22 | 2012-06-19 | Pfu Limited | Sheet feeding apparatus |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP21839091A patent/JPH0558102A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8201823B2 (en) * | 2005-11-22 | 2012-06-19 | Pfu Limited | Sheet feeding apparatus |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2603014B2 (ja) | 玉継手 | |
| US5435629A (en) | Wheel for vehicle | |
| US4518204A (en) | Wheel for a vehicle | |
| JP5123202B2 (ja) | 組立式車両ホイールおよびその製造方法 | |
| US8047616B2 (en) | Vehicle wheel cover retention system and method for producing same | |
| JPH0920103A (ja) | ツーピーススチールホイール | |
| JP2010076464A (ja) | 自動車用ホイール | |
| JP2002347401A (ja) | フル・フェース車両車輪を作る方法 | |
| JPH0558102A (ja) | 自動車用デイスクホイール | |
| JP4699670B2 (ja) | ハイオフセット車両デュアルホイールアセンブリで使用するためのフルフェース車両ホイール | |
| JP2000289402A (ja) | ホイール | |
| JP2718787B2 (ja) | ツーピースアルミホイールの製造方法 | |
| JP3488744B2 (ja) | ワイヤスポーク式チューブレスタイヤ用ホイル及びその製造方法 | |
| JP2878741B2 (ja) | トーショナルダンパー | |
| JPH0299402A (ja) | 自動車用ホイールおよびその組付方法 | |
| JP3050797B2 (ja) | 組立式ホイール | |
| JP2000203203A (ja) | 自動車用ホイ―ルとその製造方法 | |
| JP2001199201A (ja) | 自動車用ディスクホイール | |
| JPH10264601A (ja) | 自動車用ディスクホイール | |
| JP2000219001A (ja) | 自動車用ホイールとその製造方法 | |
| JP2003054206A (ja) | 自動車用のアルミホイール | |
| JPS6365543B2 (ja) | ||
| JP2000094901A (ja) | 自動車用ホイールおよびその製造方法 | |
| JPS6324002Y2 (ja) | ||
| JP3050796B2 (ja) | 組立式ホイール |