JP6109707B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、給紙装置に関する。
従来、上下動するステージ板に積載された複数枚の帳票の最上部の帳票の表面にピックアップローラを接触させて、このピックアップローラを回転させた際の摩擦力によって最上部の帳票を取り込む給紙装置が知られている。
特開2003−95450号公報 特開2008−150148号公報
ところで、ステージ板に積載された複数枚の帳票の各々に折れ曲がりやしわなどの癖がある場合には、このような癖が無い場合に比べて、積載厚さが増大する場合がある。この場合において、ピックアップローラが帳票の幅方向の一端側に偏って配置されていると、ピックアップローラが押し付けられる部位では積載厚さが圧縮されることに対して、ピックアップローラが存在しない側の端部が膨れ上がった状態になる。この状態で最上部の帳票がピックアップローラによって取り込まれると、取り込まれた帳票が搬送ガイドに接触して斜めに傾き、搬送障害が生じる虞がある。
本実施形態の給紙装置は、複数枚の紙葉類を積載する積載部と、前記積載部に積載された前記複数枚の紙葉類のうちの最上部の紙葉類に接触して、摩擦力によって前記最上部の紙葉類を搬送方向に取り込む取込部と、前記積載部の一部を成し、前記積載部の前記複数枚の紙葉類を積載する積載基準面と同一面を成す表面を有する第1状態と、前記第1状態よりも前記取込部から離間する第2状態との間で移動可能な可動部と、前記可動部を駆動する駆動部と、前記積載基準面から前記最上部の紙葉類までの距離を把握するために必要とされる所定位置から前記最上部の紙葉類までの距離を検出する検出部と、前記検出部によって検出された前記距離に応じて前記駆動部を制御することにより、前記最上部の紙葉類において前記取込部と接触する部位以外における前記積載基準面からの距離を制御する制御部と、前記積載基準面に平行かつ前記搬送方向に直交する第1方向において、前記積載部に積載された前記複数枚の紙葉類の各々の端部の位置を基準位置に規定する基準部材と、を備え、前記可動部は、前記第1方向において前記取込部が前記最上部の紙葉類に接触する位置よりも前記基準部材から離間した位置に配置されている、ことを特徴とする。
実施形態の給紙装置を備える装置の斜視図である。 実施形態の給紙装置の内部を正面側から見た場合の模式的な構成を示す図である。 実施形態の給紙装置の内部を上部側から見た場合の模式的な構成を示す図である。 実施形態の給紙装置の内部を側面側から見た場合の模式的な構成を示す図である。 実施形態の給紙装置の内部構成を模式的に示す図である。
以下、実施形態の給紙装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態の給紙装置10は、図1に示すように、紙葉類として帳票を処理するイメージスキャナー10aに備えられている。このイメージスキャナー10aは、給紙装置10によってイメージスキャナー10aの内部に取り込まれた帳票を循環型の搬送路(図示略)に沿って搬送しつつ、帳票に記された文字を認識するなどのために帳票イメージ(帳票画像)を読み取る処理を行ない、処理後の帳票をイメージスキャナー10aの正面側に設けられたスタッカー10Aに排出する。なお、以下において、イメージスキャナー10aは、例えば、イメージスキャナー10aの高さ方向Zが鉛直方向となるように、かつイメージスキャナー10aの幅方向Xおよび奥行き方向Yが水平方向となるように配置されている。
給紙装置10は、図2〜図4に示すように、複数枚の帳票Pを積載する積載部11と、積載部11を高さ方向Zに昇降移動させる移動機構12と、を備えている。さらに、給紙装置10は、積載部11に積載された複数枚の帳票Pのうちの最上部の帳票Pをイメージスキャナー10aの内部に向かう搬送方向(例えば、奥行き方向Y)に取り込む取込部13を備えている。さらに、給紙装置10は、積載部11によって設定される積載基準面Sから最上部の帳票Pまでの高さ(つまり積載方向の距離)を把握するために必要とされる所定位置から最上部の帳票Pまでの距離を検出する検出部14を備えている。
図2に示すように、積載部11は、給紙装置10の底部21から高さ方向Zに立ち上がるホッパー基準壁22に設けられた貫通孔22aを介して移動機構12に接続されている。積載部11は、取込部13に対して近接および離間する方向(例えば、鉛直方向である高さ方向Z)に昇降移動可能に設けられている。なお、ホッパー基準壁22の貫通孔22aは、移動機構12の移動方向(つまり高さ方向Z)に伸びるように形成されている。
積載部11は、複数枚の帳票Pの積載に対して基準となる積載基準面Sを設定するバックアッププレート31と、バックアッププレート31によって回転可能に支持された回転軸32と、回転軸32に一体に固定されたフラップ部材33と、回転軸32を回転駆動する回転駆動機構34と、を備えている。
バックアッププレート31は、ホッパー基準壁22の貫通孔22aを介して移動機構12に接続され、例えば積載基準面Sを水平面にするようにして、ホッパー基準壁22の直交方向(つまり幅方向X)に配置されている。
なお、ホッパー基準壁22は、バックアッププレート31に積載された複数枚の帳票Pの各々の端部が押し付けられて接触することによって、幅方向Xにおける複数枚の帳票Pの各々の端部の位置を所定の基準位置(つまり、ホッパー基準壁22の表面22Aの位置)に整えるように規定する。
回転軸32は、バックアッププレート31の幅方向Xの端部31aによって回転可能に支持され、奥行き方向Yに伸びるように設けられている。回転軸32は、回転軸32に同軸かつ一体に固定されたギヤ32aを備えている。
フラップ部材33は、回転軸32の回転に伴って回転軸32周りに回転する。これによりフラップ部材33は、少なくとも、バックアッププレート31とともに積載基準面Sを形成する第1状態と、幅方向Xの端部(つまり、ホッパー基準壁22から離間した側の端部)33aを積載基準面Sよりも取込部13から離間させるように傾斜(下降傾斜)する第2状態と、の間で傾動可能とされている。つまり、フラップ部材33は、バックアッププレート31に連続して積載基準面Sと同一面を成す表面を有する第1状態から、バックアッププレート31に対して鉛直方向下方側に傾動する第2状態へと移動可能である。
なお、フラップ部材33は、例えば、後述する各1対のピックアップローラ51、フィードローラ52、およびセパレートローラ53よりも幅方向Xにおいてホッパー基準壁22から離間した位置に配置されている。
回転駆動機構34は、モータ35と、モータ回転軸36に同軸かつ一体に固定されて回転軸32のギヤ32aに噛み合うモータギヤ36aと、を備えている。回転駆動機構34は、モータ35の回転駆動力を、モータギヤ36aとギヤ32aとの噛み合いを介してフラップ部材33に伝達することによって、フラップ部材33をバックアッププレート31に対して傾動させる。
移動機構12は、ホッパー基準壁22に対して積載部11の反対側に配置され、バックアップモータ41と、モータプーリ42と、中継プーリ43と、タイミングベルト44と、接続部材45と、を備えている。
バックアップモータ41は、回転軸41aに同軸かつ一体に固定されたモータプーリ42を回転駆動する。中継プーリ43は、モータプーリ42から高さ方向Zの下方側に所定距離だけ離間した位置において、バックアップモータ41の回転軸41aに平行な回転軸43aに同軸かつ一体に固定され、この回転軸43a周りに回転可能に配置されている。
タイミングベルト44は、モータプーリ42と中継プーリ43とに架け渡され、バックアップモータ41の回転駆動力によって駆動される。接続部材45は、タイミングベルト44の外周面上の一部に固定されるとともに、ホッパー基準壁22の貫通孔22aに挿入されて、バックアッププレート31に固定されている。接続部材45は、バックアップモータ41の回転駆動力によってタイミングベルト44とともに高さ方向Zに昇降移動することで、積載部11を取込部13に対して近接および離間するように昇降移動させる。
図3および図4に示すように、取込部13は、積載部11に積載される複数枚の帳票Pの積載方向(例えば、鉛直方向である高さ方向Z)において積載部11の上方に配置されている。取込部13は、1対のピックアップローラ51と、1対のフィードローラ52と、1対のセパレートローラ53と、搬送ガイド部材54と、ドライブローラ55と、ピンチローラ56と、を備えている。
1対のピックアップローラ51は、ホッパー基準壁22の直交方向(つまり幅方向X)に伸びる回転軸51aによって、この回転軸51a周りに回転可能に支持されている。1対のピックアップローラ51は、少なくともホッパー基準壁22から幅方向Xの所定距離(例えば、積載部11に積載される複数枚の帳票Pの各々の長さのうちで最も短い長さなど)の範囲内において、例えば、フラップ部材33よりもホッパー基準壁22に近接した位置に配置されている。さらに、1対のピックアップローラ51は、各々の外周面51Aの下端部(つまり高さ方向Zの下方側の端部)が、積載部11に積載された複数枚の帳票Pの最上部の帳票Pの表面上における搬送方向の端部(つまり奥行き方向Yの端部)に接触可能に配置されている。1対のピックアップローラ51の各々は内部にワンウェイクラッチ(図示略)を備えている。これにより1対のピックアップローラ51の各々は、外周面51Aの下端部に接触する最上部の帳票Pを搬送方向に取り込むようにして回転軸51aが正回転する場合に回転軸51aと一体に回転する。一方、1対のピックアップローラ51の各々は、回転軸51aが逆回転する場合に空転する。
1対のフィードローラ52は、1対のピックアップローラ51から奥行き方向Yに所定の距離だけ離間した位置において、回転軸51aに平行な回転軸52aによって、この回転軸52a周りに回転可能に支持されている。回転軸52aは第1モータ57に連結され、第1モータ57の回転駆動力によって回転駆動される。1対のフィードローラ52は、少なくともホッパー基準壁22から幅方向Xの所定距離(例えば、積載部11に積載される複数枚の帳票Pの各々の長さのうちで最も短い長さなど)の範囲内に配置されている。1対のフィードローラ52の各々は内部にワンウェイクラッチ(図示略)を備えている。これにより1対のフィードローラ52の各々は、外周面52Aの下端部(つまり高さ方向Zの下方側の端部)に接触する帳票Pを搬送方向に送り出すようにして回転軸52aが正回転する場合に回転軸52aと一体に回転する。一方、1対のフィードローラ52の各々は、回転軸52aが逆回転する場合に空転する。
1対のピックアップローラ51の回転軸51aと1対のフィードローラ52の回転軸52aとは、例えば、互いに架け渡されたベルト58によって同期的に回転する。これにより各1対のピックアップローラ51およびフィードローラ52は、第1モータ57の回転駆動力により同期的に回転駆動される。
1対のセパレートローラ53は、1対のピックアップローラ51によって取り込まれる帳票Pに対して設定される所定の搬送基準面Tに対して1対のフィードローラ52の反対側、つまり1対のフィードローラ52に対向する位置(例えば、高さ方向Zの下方側で対向する位置)に配置されている。なお、所定の搬送基準面Tは、例えば、水平面とされている。1対のセパレートローラ53は、回転軸52aに平行な回転軸53aによって、この回転軸53a周りに回転可能に支持されている。回転軸53aは第2モータ59に連結され、第2モータ59の回転駆動力によって回転駆動される。1対のセパレートローラ53は、ホッパー基準壁22から幅方向Xの所定距離(例えば、積載部11に積載される複数枚の帳票Pの各々の長さのうちで最も短い長さなど)の範囲内に配置されている。
1対のフィードローラ52と1対のセパレートローラ53とは、1対のピックアップローラ51によって取り込まれた帳票Pを厚さ方向の両側から挟み込む。このとき1対のフィードローラ52は摩擦力によって帳票Pをイメージスキャナー10aの内部に向かう搬送方向に送り出すようにして第1モータ57により正回転に駆動される。これに対して1対のセパレートローラ53は、第2モータ59により、例えば、1対のフィードローラ52に対して遅延して帳票Pを搬送方向に送り出すようにして正回転に駆動、または回転停止もしくは逆回転に駆動される。これにより1対のセパレートローラ53は、1対のピックアップローラ51によって複数の帳票Pが取り込まれた場合に、1対のフィードローラ52に接触している単一の帳票Pに対して、この帳票P以外の他の帳票Pを摩擦力によって分離する。
なお、1対のピックアップローラ51は、高さ方向Zにおいて、ばねなどの弾性部材(図示略)によって積載部11に向かい付勢されるとともに、復帰可能に積載部11から離間する方向に変位可能とされている。これにより1対のピックアップローラ51の各々の外周面51Aの下端部は、帳票Pに接触していない状態(つまり外力が作用していない状態)において、高さ方向Zに予め設定されている所定の給紙位置よりも積載部11に近接した初期位置に配置されている。
取込部13は、高さ方向Zにおける1対のピックアップローラ51の所定量の変位を検出する給紙位置センサ60を備えている。この給紙位置センサ60は、例えばフォトインタラプタなどであって、積載部11に積載された複数枚の帳票Pの最上部の帳票Pによって1対のピックアップローラ51の各々の外周面51Aの下端部が高さ方向Zに初期位置から所定量以上押し上げられたことを検出することで、最上部の帳票Pが所定の給紙位置に到達したことを検知する。この給紙位置は、移動機構12による積載部11の移動(つまり、高さ方向Zで取込部13に近接する移動)が停止される位置である。
搬送ガイド部材54は、高さ方向Zにおいて1対のピックアップローラ51の各々の外周面51Aの下端部よりも積載部11から離間した位置に配置されている。搬送ガイド部材54は、例えば、イメージスキャナー10aの外部から内部に向かい、漸次、搬送基準面Tに近接するように傾斜した傾斜部54aを有する板状に形成されている。搬送ガイド部材54は、1対のピックアップローラ51によって取り込まれた帳票Pを、傾斜部54aによってイメージスキャナー10aの内部の搬送路(図示略)に導く。
ドライブローラ55およびピンチローラ56は、1対のフィードローラ52および1対のセパレートローラ53から奥行き方向Yに所定の距離だけ離間した位置に配置され、搬送基準面Tの直交方向で対向配置されている。ドライブローラ55およびピンチローラ56は、1対のフィードローラ52から送り出された帳票Pを厚さ方向の両側から挟み込む。ドライブローラ55は第3モータ61によって回転駆動され、摩擦力によって帳票Pをイメージスキャナー10aの内部に向かう搬送方向に送り出す。ピンチローラ56は、イメージスキャナー10aの内部に向かう搬送方向に送り出される帳票Pとの摩擦力によって従動回転する。
なお、イメージスキャナー10aの内部において、ドライブローラ55およびピンチローラ56から搬送方向の下流側には、例えば、帳票Pの通過を検出する通過センサ62、および帳票Pの表面上に記された文字および図形などを画像データとして読み取る光学読取部63などが配置されている。
検出部14は、高さ方向Zにおいて搬送ガイド部材54よりも積載部11から離間した位置に配置されている。検出部14は、超音波センサ71と、超音波センサ71を幅方向Xに移動可能なセンサ移動機構72と、を備えている。
超音波センサ71は、超音波を発信するスピーカ71aと、スピーカ71aから発信された超音波の反射波を受信するマイク71bと、を備えている。スピーカ71aは、積載部11に積載された複数枚の帳票Pの最上部の帳票Pの表面に向かい、搬送ガイド部材54に設けられたスリット(図示略)を通して、高さ方向Zの上方側から下方側に超音波を発信する。マイク71bは、スピーカ71aから発信された超音波が最上部の帳票Pの表面で反射された反射波を、搬送ガイド部材54のスリット(図示略)を通して受信する。これにより超音波センサ71は、スピーカ71aから超音波を発信したタイミングからマイク71bによって反射波を受信したタイミングまでの時間差に応じて、超音波センサ71から最上部の帳票Pの表面までの距離を検知する。超音波センサ71から最上部の帳票Pの表面までの距離は、後述するCPU83が積載基準面Sから最上部の帳票Pの表面までの距離(高さ)を把握するために必要とされる。
センサ移動機構72は、幅方向Xに所定の距離をおいて配置された第1プーリ73および第2プーリ74と、第1プーリ73を回転駆動する移動用モータ75と、第1プーリ73および第2プーリ74に架け渡されたタイミングベルト76と、基準位置センサ77と、を備えている。
第1プーリ73は、少なくともホッパー基準壁22から幅方向Xに所定距離(例えば、積載部11に積載される複数枚の帳票Pの各々の長さのうちで最も長い長さなど)よりも離間した範囲に配置されている。第2プーリ74は、例えば、幅方向Xにおいてフラップ部材33よりもホッパー基準壁22に近接した位置に配置されている。超音波センサ71は、接続部材76aを介してタイミングベルト76の外周面のうちの高さ方向Zの下方側の外周面76A上の一部に固定されている。これにより超音波センサ71は、幅方向Xにおいて、少なくとも、積載部11に積載された複数枚の帳票Pの各々の端部を超えた位置と、フラップ部材33よりもホッパー基準壁22に近接した位置と、の間を往復移動可能とされている。
基準位置センサ77は、例えばフォトインタラプタであって、タイミングベルト76の外周面のうちの高さ方向Zの上方側の外周面76B上の一部に固定された遮蔽板77aと、この遮蔽板77aを挿入可能な間隔をおいて対向配置された発光部77bおよび受光部77cと、を備えている。
遮蔽板77aは、例えば、幅方向Xにおいて、超音波センサ71とともに、第1プーリ73と第2プーリ74との中間に位置するように設定されている。これにより遮蔽板77aは、タイミングベルト76の移動に応じて、幅方向Xにおいて超音波センサ71とは逆方向に移動し、超音波センサ71が第1プーリ73に近接する場合に第2プーリ74に近接し、超音波センサ71が第2プーリ74に近接する場合に第1プーリ73に近接するように位置する。
発光部77bおよび受光部77cは、幅方向Xにおいて第1プーリ73または第2プーリ74(例えば、第2プーリ74)に近接した位置に固定されている。基準位置センサ77は、発光部77bおよび受光部77c間の光の送受信を遮るようにして、発光部77bおよび受光部77cの間に遮蔽板77aが挿入されたときの超音波センサ71の幅方向Xの位置を、超音波センサ71の幅方向Xの基準位置としている。
給紙装置10は、図5に示すように、コントローラ80を備えている。コントローラ80は、インターフェース81と、メモリ82と、CPU(Central Processing Unit)83と、を備えている。
インターフェース81には、給紙装置10およびイメージスキャナー10a内の各部からの内部バスが接続されている。
メモリ82は、給紙装置10およびイメージスキャナー10aの制御プログラムを記憶している。この制御プログラムは電源投入とともにCPU83により読み込まれて、CPU83の制御動作に用いられる。また、メモリ82は、CPU83の制御動作時のデータの処理領域として用いられる。
CPU83は、給紙位置センサ60から出力される検知信号に基づいて、移動機構12のバックアップモータ41の回転駆動を制御する。より詳細には、CPU83は、バックアップモータ41に対する通電を制御するバックアップモータ通電制御部91を制御し、積載部11の最上部の帳票Pが所定の給紙位置に到達したことを示す検知信号が給紙位置センサ60から出力されるまで、積載部11を取込部13に対して近接するように上昇移動させる。
CPU83は、超音波センサ71から出力される検知信号に基づいて、回転駆動機構34のモータ35の回転駆動を制御する。より詳細には、CPU83は、超音波センサ71から出力される検知信号に基づいて、積載部11の最上部の帳票Pの表面上において、1対のピックアップローラ51の各々の外周面51Aの下端部が接触する部位(接触部位)以外における積載基準面Sからの高さの最高点を検知する。CPU83は、この最高点を接触部位の高さ以下にするために必要とされるバックアッププレート31に対するフラップ部材33の下降傾斜の傾斜角度を算出する。CPU83は、モータ35に対する通電を制御するモータ通電制御部92を制御し、フラップ部材33の回転角度θが算出した傾斜角度に一致するまでフラップ部材33を回転軸32周りに回転させる。なお、フラップ部材33の回転角度θは、例えば、フラップ部材33がバックアッププレート31に連続して積載基準面Sと同一面を成す表面を有する第1状態で基準角度(例えば、ゼロ)とされている。
CPU83は、基準位置センサ77から出力される検知信号に基づいて、センサ移動機構72の移動用モータ75の回転駆動を制御する。より詳細には、CPU83は、移動用モータ75に対する通電を制御する移動用モータ通電制御部93を制御し、超音波センサ71が幅方向Xの基準位置に到達したことを示す検知信号が基準位置センサ77から出力されるまで、遮蔽板77aおよび超音波センサ71が固定されたタイミングベルト76を回転させる。
なお、CPU83は、センサ移動機構72によって幅方向Xに移動する超音波センサ71から出力される検知信号に基づいて、検知信号の値が所定値以上に変化する位置に応じて、積載部11に積載された複数の帳票Pの幅方向Xの端部(つまり、ホッパー基準壁22から離間した側の端部)の位置を検知する。CPU83は、複数の帳票Pの幅方向Xの端部の位置からホッパー基準壁22に近接する方向に移動する超音波センサ71から順次出力される検知信号に基づいて、積載部11の最上部の帳票Pの表面上における積載基準面Sからの高さの最高点を検知する。
CPU83は、給紙位置センサ60から出力される検知信号および通過センサ62から出力される検知信号に基づいて、第1モータ57、第2モータ59、および第3モータ61の回転駆動を制御する。より詳細には、CPU83は、積載部11の最上部の帳票Pが所定の給紙位置に到達したことを示す検知信号が給紙位置センサ60から出力されると、各モータ57,59,61に対する通電を制御する各第1〜第3通電制御部94〜96を制御し、積載部11の最上部の帳票Pをイメージスキャナー10aの内部に取り込む。CPU83は、イメージスキャナー10aの内部に取り込まれた帳票Pの通過を示す検知信号が通過センサ62から出力されると、第1および第2モータ57,59の回転駆動を停止させ、第3モータ61の回転駆動を維持することによって、帳票Pをイメージスキャナー10aの内部に向かう搬送方向に送り出す。
上述したように、本実施形態の給紙装置10によれば、積載部11に積載される複数枚の帳票Pの幅方向Xの長さが不均一である場合に対応して1対のピックアップローラ51が幅方向Xでホッパー基準壁22に近接した位置に偏って配置される場合であっても、イメージスキャナー10aの内部に取り込まれる帳票Pの搬送障害の発生を防止することができる。すなわち、積載部11に幅方向Xの長さが異なる複数枚の帳票Pが不規則に混在して積載される場合に対応して、1対のピックアップローラ51は、積載部11に積載される複数枚の帳票Pの各々の幅方向Xの長さのうちで最も短い長さの範囲内に配置されている。これにより1対のピックアップローラ51は、各帳票Pの幅方向Xでホッパー基準壁22に近接した偏った位置で最上部の帳票Pの表面に接触する。そして、複数枚の帳票Pの各々に折れ曲がりやしわなどの癖があることに起因して、このような癖が無い場合に比べて、積載厚さが増大する場合において、1対のピックアップローラ51が押し付けられる部位(接触部位)では積載厚さが圧縮されることに対して、1対のピックアップローラ51が存在しない側の端部が膨れ上がった状態になる。この状態でCPU83は、超音波センサ71の検知信号に基づいてフラップ部材33を回転させることにより、積載部11の最上部の帳票Pの表面の高さを制御することができ、フラップ部材33の傾動によって最上部の帳票Pの高さを接触部位の高さに均一化することができる。
さらに、フラップ部材33は、1対のピックアップローラ51よりも幅方向Xでホッパー基準壁22から離間した位置に配置されているので、最上部の帳票Pの表面上のうちでバックアッププレート31によって安定的に支持されている部位で1対のピックアップローラ51を接触させることができる。これにより、1対のピックアップローラ51と最上部の帳票Pとの間に作用する圧力を安定させることができ、最上部の帳票Pを適正にイメージスキャナー10aの内部に取り込むことができる。
なお、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述した実施形態において、回転駆動機構34は、モータ35の回転駆動力を、モータギヤ36aとギヤ32aとの噛み合いを介してフラップ部材33に伝達するとしたが、これに限定されない。例えば、回転駆動機構34は、回転軸32とモータ回転軸36との間に架け渡されたベルトによってモータ35の回転駆動力をフラップ部材33に伝達してもよい。
例えば、上述した実施形態において、フラップ部材33は、回転軸32がモータ35によって回転駆動されることによって回転軸32と一体に回転するとしたが、これに限定されない。例えば、フラップ部材33は、幅方向Xの端部(つまり、ホッパー基準壁22から離間した側の端部)33aを高さ方向Zに昇降移動させる駆動機構によって駆動されることで回転軸32周りに回転してもよい。
例えば、上述した実施形態において、取込部13は、各1対のピックアップローラ51およびフィードローラ52によって積載部11の最上部の帳票Pをイメージスキャナー10aの内部に取り込むとしたが、これに限定されず、複数のローラに架け渡されたベルトによって帳票Pを取り込んでもよい。
例えば、上述した実施形態において、積載基準面Sはバックアッププレート31の移動に伴い移動するとしたが、これに限定されず、積載基準面Sは高さ方向Zの所定位置に固定されてもよい。また、上述した実施形態において、積載基準面Sを水平面としたが、これに限定されず、例えば、積載基準面Sを水平面から傾いた面としてもよい。
例えば、上述した実施形態において、1対のピックアップローラ51の回転軸51aと1対のフィードローラ52の回転軸52aとは、互いに架け渡されたベルト58によって同期的に回転するとしたが、これに限定されず、1対のピックアップローラ51の回転軸51aと1対のフィードローラ52の回転軸52aとはギヤで接続されてもよい
例えば、上述した実施形態において、最上部の帳票Pの表面までの距離を検知する超音波センサ71を備えるとしたが、これに限定されず、他のセンサ、例えば複数の帳票Pの積載方向に直交する方向から撮像することによって最上部の帳票Pの高さ方向Zの位置、最上部の帳票Pの高さが均一か否か、最上部の帳票Pが水平(つまり積載基準面Sに平行)か否か、など検知するカメラなどを備えてもよい。
例えば、上述した実施形態において、基準位置センサ77をフォトインタラプタとしたが、これに限定されず、遮蔽板77aまでの距離を検知するセンサであってもよい。このセンサは、例えば、発光部77bから遮蔽板77aに光を照射し、遮蔽板77aにより反射された反射光を受光部77cにより受光し、発光部77bから光を出力したタイミングから受光部77cによって反射光を検出したタイミングまでの時間差に応じて、このセンサから遮蔽板77aまでの距離を検知する。
10 給紙装置
11 積載部
12 移動機構
13 取込部
14 検出部
31 バックアッププレート
32 回転軸
33 フラップ部材
34 回転駆動機構
71 超音波センサ
72 センサ移動機構

Claims (3)

  1. 複数枚の紙葉類を積載する積載部と、
    前記積載部に積載された前記複数枚の紙葉類のうちの最上部の紙葉類に接触して、摩擦力によって前記最上部の紙葉類を搬送方向に取り込む取込部と、
    前記積載部の一部を成し、前記積載部の前記複数枚の紙葉類を積載する積載基準面と同一面を成す表面を有する第1状態と、前記第1状態よりも前記取込部から離間する第2状態との間で移動可能な可動部と、
    前記可動部を駆動する駆動部と、
    前記積載基準面から前記最上部の紙葉類までの距離を把握するために必要とされる所定位置から前記最上部の紙葉類までの距離を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記距離に応じて前記駆動部を制御することにより、前記最上部の紙葉類において前記取込部と接触する部位以外における前記積載基準面からの距離を制御する制御部と、
    前記積載基準面に平行かつ前記搬送方向に直交する第1方向において、前記積載部に積載された前記複数枚の紙葉類の各々の端部の位置を基準位置に規定する基準部材と、を備え、
    前記可動部は、前記第1方向において前記取込部が前記最上部の紙葉類に接触する位置よりも前記基準部材から離間した位置に配置されている、
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記制御部は、
    前記最上部の紙葉類において前記取込部と接触する部位以外における前記積載基準面からの距離の最大値を、前記最上部の紙葉類において前記取込部に接触する部位における前記積載基準面からの距離と同一に制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記可動部は、
    前記積載基準面に平行かつ前記搬送方向に直交する第1方向における前記積載部の所定位置で前記搬送方向に伸びる回転軸と、前記回転軸の軸周りに回転可能なフラップ部材と、を備え、
    前記駆動部は、前記フラップ部材を前記回転軸の軸周りに回転駆動する電動機を備え、
    前記制御部は、前記フラップ部材の回転角度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給紙装置。
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