JP2008007280A - シート給送装置、該装置を備えた画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置、該装置を備えた画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートの異常形状を素早く正確に検知することができ、シートの損傷、及びジャムの発生等を未然に防止することができるシート給送装置を提供する。
【解決手段】原稿読取装置200は、原稿給送装置101を備える。原稿給送装置101は、原稿台1と、ピックアップローラ4と、分離ローラ対42と、原稿跳ね上がり検知センサ35と、制御部45とを備える。原稿跳ね上がり検知センサ35は、発光部35aと、受光部35bとから成る。発光部35a及び受光部35bは、原稿台1の片方の側部に並べて配設され、共に制御部45に接続される。発光部35aにより照射された光は、ピックアップローラ4の側面と反射し、受光部35bへと進む。原稿跳ね上がり検知センサ35は、発光部35aから照射した光の受光部35bへ到達するまでの光路が原稿により遮光された際に、原稿の跳ね上がりを検知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート給送装置、該装置を備えた画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に、原稿や印刷用紙等のシートを給送するシート給送装置、該シート給送装置を装置本体に備え、当該シート給送装置によって給送されたシートを搬送し、該シートに形成された画像を読み取る画像読取装置、及び当該シート給送装置によって給送されたシートを搬送し、該シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
図13に示す従来の、画像読取装置210の装置本体に装備されたシート給送装置110は、シート積載台1上に積載されたシートをピックアップローラ4によってシート積載台1から送り出す。また、シートが重なって送り出されたときに、ピックアップローラ4の下流側に当該ピックアップローラ4と隣接する給送ローラ6と、当該給送ローラ6と圧接する分離ローラ7とによって重なったシートを1枚ずつに分離して装置本体内に給送する。
分離ローラ7は、シートの給送方向である下流側とは逆の上流側にシートを戻す回転力を、不図示のトルクリミッタ等の駆動力を伝達する装置を介して分離モータ9から常時受けている。給送ローラ6と分離ローラ7との間にシートが1枚だけ存在するときは、給送ローラ6のシートを給送する力が上記トルクリミッタが伝達できる回転駆動力の上限値を超えるため、分離ローラ7は給送ローラ6に追従して回転し、シートを給送方向に給送する。一方、給送ローラ6と分離ローラ7との間にシートが複数枚存在するときは、分離ローラ7はシートを上流側に戻す方向に回転して、最も上のシート以外を上流側に戻し、シートを1枚だけ給送する。
シート給送装置110では、1枚ずつ切り離されたシートがシート積載台1に重ねて積載される。しかしながら、ユーザの不注意等により、シート積載台1に、ステイプル、クリップ、又は糊付け等によって綴じられたシート束が誤って積載されることがある。シート給送装置110は、綴じられたシート束のシートを1枚ずつ分離して給送しようとする。
このような場合、シート束の内、ピックアップローラ4によって送り出される最も上のシートは綴じられた部分を中心に捲れ上がるように回転して皺になったり、破れたり、或いはシート束全体が回転して歪んだ形状になったりする。このように、綴じられたシート束を給送する場合、シートに上述した損傷が起こり、さらには、シート給送装置110内でシートのジャムが発生したりする。
上述した問題に対処すべくシート給送装置においてシートの異常形状を検知する手段として、光センサを利用するものがある(例えば、特許文献1参照)。このような、積載されたシートの上方を横切る光を検出する光センサを利用したシート給送装置では、シートが遮ることで起こる光量の変化からシートの状態を検知する。具体的には、綴じられたシート束が給送の際に捲れ上がると、当該シート束が光を遮ることで受光される光のレベルがある設定値以下になり、この変化からシートがステイプル等によって綴じられている状態であると判断し、給送動作を停止する。これにより、シートの損傷、及びジャムの発生を防止する。
特開2004−182449号公報
しかしながら、上述した公知のシート給送装置では、シート積載面に略平行で且つシート給送方向に対して交差する光をシート積載台の片側に設けた発光部から照射し、その光をシート積載台の反対側に設けた受光部が受光することにより、シートの異常形状を検知しており、当該光の光路上には光を遮るものを設置することができず、原稿規制板等を給送口に近づけて配設することができなかった。さらに、シートの左右の捲れ上がり方に対して、どちら側がどの程度捲れ上がっているのかを把握することができず、給送時におけるシートの状態変化について詳細に把握することができなかった。
本発明の目的は、シートの異常形状を素早く正確に検知することができ、シートの損傷、及びジャムの発生等を未然に防止することができるシート給送装置、該装置を備えた画像読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載のシート給送装置は、シートが積載されるシート積載手段と、該シート積載手段に積載されたシートを取り込む取り込み手段と、該取り込み手段により取り込まれたシートを1枚ずつに分離して給送する分離給送手段と、当該取り込まれると共に分離給送されるシートの異常形状を検知するシート異常形状検知手段と、該シート異常形状検知手段の検知結果に基づいて当該シートの給送を制御する制御手段とを備えるシート給送装置であって、前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記取り込み手段の側面に光を照射する発光部と、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記発光部が照射した照射光が前記取り込み手段の側面で反射された反射光を受光する受光部とを有し、前記照射光及び前記反射光の少なくともどちらか一方が前記取り込まれると共に分離給送されるシートにより遮光された際に、当該シートの異常形状を検知することを特徴とする。
請求項3記載のシート給送装置は、シートが積載されるシート積載手段と、該シート積載手段に積載されたシートを取り込む取り込み手段と、該取り込み手段により取り込まれたシートを1枚ずつに分離して給送する分離給送手段と、当該取り込まれると共に分離給送されるシートの異常形状を検知するシート異常形状検知手段と、該シート異常形状検知手段の検知結果に基づいて当該シートの給送を制御する制御手段とを備えるシート給送装置であって、前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記取り込み手段の側面近傍に存在する部材に光を照射する発光部と、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記発光部が照射した照射光が前記取り込み手段の側面近傍に存在する部材で反射された反射光を受光する受光部とを有し、前記照射光及び前記反射光の少なくともどちらか一方が前記取り込まれると共に分離給送されるシートにより遮光された際に、当該シートの異常形状を検知することを特徴とする。
請求項5記載のシート給送装置は、シートが積載されるシート積載手段と、該シート積載手段に積載されたシートを取り込む取り込み手段と、該取り込み手段により取り込まれたシートを1枚ずつに分離して給送する分離給送手段と、当該取り込まれると共に分離給送されるシートの異常形状を検知するシート異常形状検知手段と、該シート異常形状検知手段の検知結果に基づいて当該シートの給送を制御する制御手段とを備えるシート給送装置であって、前記シート異常形状検知手段は、前記取り込み手段の側面近傍に設けられた発光部と、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記発光部が照射した光を受光する受光部とを有し、該受光部が受光する光が前記取り込まれると共に分離給送されるシートにより遮光された際に、当該シートの異常形状を検知することを特徴とする。
請求項12記載の画像読取装置は、請求項1、3及び5のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えることを特徴とする。
請求項13記載の画像形成装置は、請求項1、3及び5のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シートの異常形状を素早く正確に検知することができ、シートの損傷、及びジャムの発生等を未然に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
本実施の形態では、シート給送装置である原稿給送装置と、該原稿給送装置を装置本体に備えた画像読取装置である原稿読取装置とについて説明を行う。
なお、本実施の形態に係る原稿給送装置は、原稿の代わりに画像を形成していない被記録材を画像形成装置の画像形成部に給送する被記録材給送装置としても使用することができる。また、当該原稿給送装置は、原稿読取装置の装置本体にのみ備えられることに限らず、例えば、原稿を綴じたり、孔をあけたりする原稿後処理装置の装置本体に備えて、原稿後処理装置に原稿を給送するようにしてもよい。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る原稿給送装置を備えた原稿読取装置について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る原稿読取装置の構成を概略的に示す部分断面正面図であり、図2は、図1の原稿読取装置の主要部の構成を概略的に示す模式図である。
図1及び図2において、原稿読取装置200は、原稿給送装置101を備える。シート積載台としての原稿台1には原稿が複数枚積載されており、原稿台1は昇降自在に構成されている。原稿台駆動モータ2は、原稿台1を昇降させる。原稿検知センサ3は、原稿台1に積載された原稿を検知する。ピックアップローラ4(取り込み手段)は、原稿台1の原稿を原稿台1から送り出す。ピックアップローラ駆動モータ5は、ピックアップローラ4を回転させる。
給送ローラ6は、給送モータ8によって、原稿を下流側に給送する方向に回転するよう駆動されている。分離ローラ7は、原稿を上流側に押し戻す方向に回転する回転力を不図示のトルクリミッタ(スリップクラッチ)を介して分離モータ9から常時受けている。給送ローラ6と分離ローラ7との間に原稿が1枚存在するときは、上記トルクリミッタの伝達する分離ローラ7への原稿を上流側に押し戻す方向の回転力の上限値より給送ローラ6の原稿を下流側に給送する方向への回転力が上回り、分離ローラ7は給送ローラ6に追従して回転する。一方、給送ローラ6と分離ローラ7との間に原稿が複数枚存在するときは、分離ローラ7は原稿を上流側に押し戻す方向に回転して、最も上位の原稿以外を押し戻す。
このように給送ローラ6が原稿を下流側に給送する作用と、分離ローラ7の原稿を上流側に押し戻す作用とによって、原稿が重なって送りローラ6と分離ローラ7とのニップ部に送り込まれたとき、最も上の原稿のみ下流側に給送され、それ以外の原稿は上流側に押し戻され、重なった原稿が分離給送される。よって、給送ローラ6と分離ローラ7とは、一対の分離ローラ対42(分離給送手段)を構成する。なお、本実施の形態では、分離ローラ対42を使用しているが、分離ローラ対42の代わりに分離ローラと給送ローラのどちらか一方をベルトにした、分離ベルトローラ対を使用してもよい。
給送モータ8は、給送ローラ6を駆動する。分離モータ9は、分離ローラ7を駆動する。搬送モータ10は、分離給送後の原稿を原稿読取位置から排出位置まで搬送するため、その他のローラを駆動する。また、搬送モータ10は、原稿の読み取りに最適な速度や、原稿の解像度等の設定に応じて原稿の搬送速度を変更できるよう各ローラを駆動する。
ニップ隙間調整モータ11は、給送ローラ6と分離ローラ7との隙間、或いは分離ローラ7に対して原稿を介して給送ローラ6が圧接する圧接力を調整する。これにより、原稿の厚みに適合した隙間、或いは圧接力が調整され原稿を分離給送することができる。
原稿読取部43は、原稿を読み取る原稿読取センサ14,15を備えており、原稿の読取速度と解像度の設定に基づき走査間隔を変更できる。原稿排出センサ16は、原稿が原稿読取部43を通過して排出積載部44に排出中であることを検知する。
レジストクラッチ19は、搬送モータ10の回転駆動力をレジストローラ18に伝達、又は当該伝達を遮断する。レジストローラ対17,18の回転を停止することにより、給送される原稿の先端をレジストローラ対17,18のニップ部に突き当てて、原稿の斜行を補正する。
搬送ローラ対20,21、搬送ローラ対22,23、及び下流側のローラ対は、原稿を排出積載部44に搬送する。上ガイド板40と下ガイド板41との2つのガイド板は、分離ローラ対42、レジストローラ対17,18、搬送ローラ対20,21、搬送ローラ対22,23、及び下流側のローラ対により搬送される原稿を案内する。
給送前センサ30は、給送される原稿の前端(下流側端)を検知する。給送後センサ31は、給送される原稿の後端(上流側端)を検知する。レジスト前センサ32は、レジストローラ対17,18の上流側に配設され、搬送される原稿を検知する。レジスト後センサ33は、レジストローラ対17,18の下流側に配設され、搬送される原稿を検知する。
原稿跳ね上がり検知センサ35(シート異常形状検知手段)は、原稿台1上で跳ね上がった原稿を検知する。原稿跳ね上がり検知センサ35は、発光部35aと、受光部35bとから成る。
図3は、図1における原稿給送装置101の主要部の構成を概略的に示す側面図であり、図4は、同原稿給送装置101の主要部の構成を概略的に示す斜視図である。図3及び図4では、原稿跳ね上がり検知センサ35,36の構成と、当該センサ35,36とピックアップローラ4、原稿台1、及び原稿規制板51との位置関係とを示している。
図3及び図4において、35a,36aは、共にLED等の発光素子で構成された発光部である。35b,36bは、共にフォトトランジスタ等の受光素子で構成された受光部である。上記発光部及び受光部は、共に制御部45(図1)に接続されている。発光部35aと受光部35bは、原稿台1の片方の側部に並べて配設されており、発光部36aと受光部36bは、原稿台1の他方の側部に並べて配設される。
本実施の形態における原稿跳ね上がり検知センサ35,36において発光部35a,36aにより照射された光は、夫々ピックアップローラ4の左右側面部若しくは当該側面部に配設した不図示の反射部材によって反射され、発光部35a,36aと同じ原稿台1の側部に配設された受光部35b,36bへと進む。また、原稿跳ね上がり検知センサ35,36において発光部35a,36aから照射される光の光路は、夫々原稿台1の原稿積載面に略平行で、且つ原稿束Fの給送方向に対して略直交する。
上記原稿跳ね上がり検知センサ35,36は、発光部35a,36aから照射された光の当該発光部と同じ側部に配設された受光部35b,36bへ到達するまでの光路が原稿により遮光された際に、原稿の跳ね上がりを検知する。そして、制御部45は、当該検知結果に基いて原稿の給送を停止するよう制御する。なお、制御部45は、原稿給送装置101のみを制御することに限らず、原稿読取装置200全体を制御し、例えば、上記各センサからの出力信号に基づいて、上記各モータを制御して、上記各ローラの回転を制御する。
本実施の形態によれば、原稿読取装置200において、図1に示すように原稿規制板51をピックアップローラ4に近づけて配設することができ、もって、原稿給送時における原稿のブレを少なくすることができる。さらに、原稿規制板51がピックアップローラ4の近くに配設されているため、ステイプル等によって綴じられた原稿を給送する場合に発生する原稿の跳ね上がりを原稿跳ね上がり検知センサ35,36に近い位置で発生させることができ、より正確に原稿の跳ね上がりを検知することができる。
以上、上述した本実施の形態によれば、原稿給送装置を備えた原稿読取装置において、シートの異常形状を素早く正確に検知することができ、シートの損傷、及びジャムの発生等を未然に防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る原稿給送装置を備えた原稿読取装置について説明する。
本第2の実施の形態は、その構成が上記第1の実施の形態と基本的に同じであり、同じ構成要素については同一の符号を付して重複した説明を省略し、以下に、異なるもののみ説明する。
図5(A)は、本発明の第2の実施の形態に係る原稿給送装置の主要部の構成を概略的に示す側面図であり、図5(B)は同原稿給送装置の主要部の構成を概略的に示す斜視図である。
図5(A)及び図5(B)において、原稿給送装置102は、原稿台1の原稿積載面1aに対して垂直方向に1次元的に配列された1つの発光部と複数の受光部とを有する原稿跳ね上がり検知センサ37,38を備える。原稿跳ね上がり検知センサ37,38における各1つの発光部及び複数の受光部は夫々制御部45に接続されている。
本実施の形態における原稿跳ね上がり検知センサ37,38において、図5(B)に示すように、原稿台1(不図示)に積載された原稿の給送時に制御部45が原稿跳ね上がり検知センサ37,38の発光部を点灯し、発光部は原稿台1の上方に配設されたピックアップローラ4へ光を照射する。そして、ピックアップローラ4の左右側面部若しくは当該側面部に配設した反射部材によって反射された光を複数の受光部が受光する。この場合、原稿の跳ね上がり量(変位量)によって各受光部における遮光状況が変化する。このように、原稿跳ね上がり検知センサ37,38は、原稿の跳ね上がり量を発光部から照射した光の反射光を受光している受光部の個数によって、又は受光している受光部の個数及び受光部への光の遮光量によって、多値的に検知することができる。
以下、原稿跳ね上がり検知センサ37,38を用いた原稿の異常形状検知制御について具体的に説明する。
まず、ユーザが原稿台1に原稿を複数枚載置する。そして、ユーザの操作により操作パネル等の操作部46(図1)からスタート信号が制御部45に送られる。なお、操作部46は、原稿の跳ね上がり量やカール量が大きいことが検知されたときに、ユーザに原稿が異常形状である旨を知らせるメッセージを表示する機能を有する。
操作部46からスタート信号が制御部45に送られると、制御部45は、原稿台駆動モータ2に原稿台1の上昇信号を送り、原稿台1を所定の原稿給送位置まで上昇させる。そして、原稿台1を原稿給送位置まで上昇させた後に、原稿跳ね上がり検知センサ37,38により原稿の跳ね上がり量(初期変形量)を検知し、検知された原稿の跳ね上がり量をオフセットレベル(初期値)として、制御部45内の記憶部(不図示)に記憶する。
図6は、カール量が小さい通常の原稿を正常に給送した際の、原稿跳ね上がり検知センサ37(38)において検知した原稿の跳ね上がり量を示すグラフである。跳ね上がり量は、原稿跳ね上がり検知センサ37(38)の複数の受光部において、発光部から照射された光の反射光を受光する受光部と反射光が原稿の跳ね上がりにより遮光されて当該光を受光できない受光部との境界から算出される。なお、原稿跳ね上がり検知センサ37(38)はN個の受光部を有する。また、図6中のΔオフセット値は、跳ね上がり量とオフセットレベルとの差分を示しており、給送される原稿のヨレ、皺、歪み等により、複数の受光部へ照射される反射光の光路の遮光状況が変化することに対応して変化する。図6において、Δオフセット値が予め設定された給送停止レベルに至っていないので、原稿の給送は正常である。
図7は、カール量が大きい通常の原稿を正常に給送した際の、原稿跳ね上がり検知センサ37(38)において検知した原稿の跳ね上がり量を示すグラフである。図7と図6とを比較すると、図7において、原稿の跳ね上がり量が大きくなっている。しかしながら、オフセットレベルからの変動は図6と同様に小さく、Δオフセット値が予め設定された給送停止レベルに至っていないので、原稿の給送は正常である。
上述したように、カール量の大きい原稿を給送する場合においても、制御部45は原稿のカール量を、原稿台1が原稿給送位置まで上昇した後に、原稿跳ね上がり検知センサ37,38を用いて検知する。そして、制御部45は、その際に検知した原稿のカール量をオフセットレベルとして不図示の記憶部に記憶する。よって、記憶されたオフセットレベルと原稿給送時の原稿跳ね上がり検知センサ37,38が検知した原稿の跳ね上がり量との差分は、カール量の大きさにかかわらず原稿に実際に発生する跳ね上がり量を正確に表している。これにより、カール量の大きい原稿に対しても当該差分を用いて原稿の異常形状を正確に判断することができ、もって、正確な跳ね上がり量を認識しながら給送動作を継続することができる。なお、原稿台1が原稿給送位置まで上昇した時点で、原稿のカール量がジャムを発生させる確率の高いカール量限界値を超えていた場合は、制御部45は、原稿の給送を開始せず、操作部46にユーザに対して原稿が異常形状である旨を知らせるメッセージを表示する。一方、原稿台1が原稿給送位置まで上昇した時点で、原稿のカール量が上記カール量限界値を超えていない場合は、制御部45は、原稿の給送を開始する。そして、検知した初期のカール量をオフセットレベルとして記憶することにより、給送時の原稿の跳ね上がり量を正確に検出することができる。
次に、ステイプル等によって綴じられた原稿を給送する場合について説明する。
図8(A)に示すような、カール量が大きく、ステイプル、クリップ、糊付け等の綴じ部材80によって束状に綴じられた原稿束は、ピックアップローラ4によりピックアップされ、原稿跳ね上がり検知センサ37,38の前を通過していく際に、ピックアップ動作及び分離給送動作により、原稿束が、例えば図8(B)に示すような状態となる。その際に原稿跳ね上がり検知センサ37,38が検知する原稿の跳ね上がり量は、分離給送動作を停止しなければ図9に示すように、異常状態と判断すべきレベルを超えて増加する。この場合、上記Δオフセット値が給送停止レベル以上になったときは、綴じられた原稿束であると判断して原稿の給送を停止する。
なお、記憶された初期のカール量が小さく、Δオフセット値を加えてもジャムを発生させる確率の高いカール量限界値を超えない場合でも、Δオフセット値が給送停止レベル以上になったときに、制御部45は原稿の給送を停止し、操作部46にユーザに対して原稿が異常形状である旨を知らせるメッセージを表示する。一方、カール量が小さくなっていく場合においては、上記Δオフセット値が減少するので、制御部45は原稿の給送を継続する。
上述したように、原稿跳ね上がり検知センサ37,38を用いた原稿の異常形状検知制御によれば、原稿の初期のカール量の大きさにかかわらず、綴じられた原稿束であることを正確に判断できる。
本実施の形態における原稿跳ね上がり検知センサ37,38は、原稿台1の原稿積載面1aに対して垂直方向に1次元的に配列された1つの発光部と複数の受光部とを有する構成であるが、これに限られず、複数の発光部と1つの受光部とを有する構成でもよい。当該構成においては、原稿給送前及び給送動作中に、複数の発光部の発光素子を順次、点灯させていき、複数の発光素子の発光タイミングとその際の受光部における受光素子の受光状態によって、原稿の跳ね上がり量を多値的に検知することができる。
続いて、原稿跳ね上がり検知センサ37,38を用いた原稿の異常形状検知制御の変形例について具体的に説明する。
本変形例における原稿給送装置102は、上述した異常形状検知制御における原稿給送装置102と同様の構成を有し、加えて、原稿跳ね上がり検知センサ37,38は夫々原稿の異なる跳ね上がり量を、発光部から照射した光の反射光を受光している受光部の個数によって、又は受光している受光部の個数及び受光部への光の遮光量によって、多値的に検知することができる。
まず、ユーザが原稿台1に原稿を複数枚載置する。ここで、ユーザが図10(A)に示すような、原稿の中央部先端に綴じ部材80があり、片側のカール量が大きい原稿を載置したとする。次に、上記原稿に対する給送動作を開始する直前に、原稿跳ね上がり検知センサ37,38により原稿の跳ね上がり量を検知する。この際に検知した原稿の初期の跳ね上がり量(カール量)が、上記カール量限界値を超えていない場合は、検知された原稿の跳ね上がり量をオフセットレベル(初期値)として、制御部45内の記憶部(不図示)に記憶して給送動作を開始する。給送動作を継続している間、原稿跳ね上がり検知センサ37が検出するカール量の大きい側の原稿の跳ね上がり量だけが、図11に示すように、徐々に増加していき、上記Δオフセット値が予め設定された給送停止レベル以上になった場合、制御部45は、原稿の異常形状を検知し、原稿の給送を停止し、操作部46にユーザに対して原稿が異常形状である旨を知らせるメッセージを表示する。一方、原稿跳ね上がり検知センサ37が検出するカール量の大きい側と小さい側の両方の原稿の跳ね上がり量が、図6に示すように、徐々に増加することなく、上記Δオフセット値が予め設定された給送停止レベルに至らない場合は、制御部45は、ジャムを発生させる跳ね上がり量を超えていないと判断して、原稿の給送を継続する。
また、図10(A)に示すような原稿の状態から給送動作を開始して、図10(B)に示すような原稿の両側のカール量が大きい状態になると、原稿跳ね上がり検知センサ37,38が検知する原稿の跳ね上がり量は、ともに増加して大きな値となる。原稿跳ね上がり検知センサ37,38が検知する原稿の跳ね上がり量と、原稿跳ね上がり検知センサ37,38に対して夫々記憶されているオフセットレベルとの差分であるΔオフセット値が、双方共に給送停止レベルに至らない場合であれば、制御部45は、ジャムを発生させる跳ね上がり量を超えていないと判断して、原稿の給送を継続する。
一方、図10(A)に示すような原稿の状態から給送動作を開始して、原稿跳ね上がり検知センサ37,38が検知する原稿の跳ね上がり量が、夫々図12に示すような相対的な変化をした場合、図10(C)に示すように、原稿が綴じ部材80を中心に回転したと判断する。具体的には、例えば、原稿跳ね上がり検知センサ37,38が検知する原稿の跳ね上がり量の増減方向が逆であり、両者の大小が逆転した場合に、原稿が綴じ部材80を中心に回転したと判断する。このような判断を行う場合は、上記オフセットレベル及び上記Δオフセット値を用いず、原稿の跳ね上がり量そのものを用いて判断する。
本変形例によれば、図12に示すxの位置で制御部45は原稿の異常形状を判断し、原稿の給送を停止して、操作部46にユーザに対して原稿が異常形状である旨を知らせる表示を表示する。これにより、原稿跳ね上がり検知センサ37,38が検知する原稿の跳ね上がり量の変動から、素早く原稿の異常形状を検知することができる。
上述した各実施の形態に係る原稿給送装置における原稿跳ね上がり検知センサは、原稿台の原稿積載面に略平行で且つ原稿の給送方向に対して略直交する光を照射する発光部を有し、当該発光部が照射した光の反射光を受光する受光部を原稿台の同一の側部に配設して、ピックアップローラの左右側面部若しくは当該側面部に配設した反射部材に当該発光部が照射した光を反射させて、受光部で反射光を受光する。しかしながら、上記反射部材をピックアップローラの側面部に設けることに限らず、不図示のピックアップローラ支持部材、若しくはピックアップローラの側面部近傍のどのような部材に設けてもよい。また、上記反射部材を設けずに、ピックアップローラ、ピックアップローラ支持部材、又はピックアップローラの側面近傍の部材を、光が反射し易い材質を用いて形成するようにしてもよい。
また、上述した各実施の形態に係る原稿給送装置において、ピックアップローラ左右側面部近傍に発光部を配設し、当該発光部から光を照射し、該照射された光を原稿台の側部に設けた受光部で受光してもよい。このような構成においては、発光部を不図示のピックアップローラ支持部材に設けてもよく、ピックアップローラの側面部近傍のどのような部材に設けてもよい。
上述した各実施の形態に係る原稿給送装置においては、原稿跳ね上がり検知センサの受光部の出力が制御部に入力され、制御部内のCPU等で原稿の跳ね上がりの有無や、原稿の跳ね上がり量を検知している。このように、原稿跳ね上がり検知センサと制御部内のCPU等とを組み合わせることにより、原稿の異常形状を検知する。また、原稿跳ね上がり検知センサそのものに、原稿の跳ね上がりの有無や、原稿の跳ね上がり量の検知をさせてもよく、原稿が異常形状であることを検知する所定の回路を内蔵してもよい。
上述した各実施の形態に係る原稿給送装置においては、図6、図7、図9、図11及び図12に示すように、遮光される受光部が1個増加することに対して、原稿の跳ね上がり量が1段階増加する構成となっているが、これに限らず、各受光部の遮光の度合いを検知して、無段階の原稿の跳ね上がり量を検知してもよい。
さらに、上述した各実施の形態によれば、原稿規制板をピックアップローラのすぐ近くに配設することができるため、給送される原稿のブレが少なくなり、原稿の給送精度を向上させることができる。
また、上述した各実施の形態によれば、原稿の跳ね上がり量を検知する原稿跳ね上がり検知センサが、双方独立して原稿の跳ね上がり量を検知することができるので、原稿の異常形状を正確に検知することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る原稿読取装置の構成を概略的に示す部分断面正面図である。 図1の原稿読取装置の主要部の構成を概略的に示す模式図である。 図1における原稿給送装置の主要部の構成を概略的に示す側面図である。 図1における原稿給送装置の主要部の構成を概略的に示す斜視図である。 (A)は本発明の第2の実施の形態に係る原稿給送装置の主要部の構成を概略的に示す側面図であり、(B)は同原稿給送装置の主要部の構成を概略的に示す斜視図である。 カール量が小さい通常の原稿を正常に給送した際の、原稿跳ね上がり検知センサにおいて検知した原稿の跳ね上がり量を示すグラフである。 カール量が大きい通常の原稿を正常に給送した際の、原稿跳ね上がり検知センサにおいて検知した原稿の跳ね上がり量を示すグラフである。 (A)はステイプル等によって綴じられたカール量が大きい原稿束を説明する図であり、(B)は当該原稿束が給送される際の原稿束の状態を説明する図である。 ステイプル等によって綴じられた原稿束を給送した際の、原稿跳ね上がり検知センサにおいて検知した原稿の跳ね上がり量を示すグラフである。 (A)はステイプル等によって綴じられ、片側のカール量が大きい原稿束を説明する図であり、(B)は当該原稿束が給送され、両側のカール量が大きくなった場合の原稿束を説明する図であり、(C)は当該原稿束が給送され、ステイプル等の綴じ部材を中心に回転した場合の原稿束を説明する図である。 ステイプル等によって綴じられ、片側のカール量が小さい原稿束を給送した際の、片側の原稿跳ね上がり検知センサにおいて検知した原稿の跳ね上がり量を示すグラフである。 ステイプル等によって綴じられ、片側のカール量が小さく他方側のカール量が大きい原稿束を給送した際の、両側の原稿跳ね上がり検知センサにおいて検知した原稿の跳ね上がり量を示すグラフである。 従来の原稿読取装置の構成を概略的に示す部分断面正面図である。
符号の説明
1 原稿台
4 ピックアップローラ
6 給送ローラ
7 分離ローラ
34 光センサ
35,36,37,38 原稿跳ね上がり検知センサ
42 分離ローラ対
45 制御部
50,51 原稿規制板
101,102,110 原稿給送装置
200,210 原稿読取装置

Claims (13)

  1. シートが積載されるシート積載手段と、該シート積載手段に積載されたシートを取り込む取り込み手段と、該取り込み手段により取り込まれたシートを1枚ずつに分離して給送する分離給送手段と、当該取り込まれると共に分離給送されるシートの異常形状を検知するシート異常形状検知手段と、該シート異常形状検知手段の検知結果に基づいて当該シートの給送を制御する制御手段とを備えるシート給送装置であって、
    前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記取り込み手段の側面に光を照射する発光部と、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記発光部が照射した照射光が前記取り込み手段の側面で反射された反射光を受光する受光部とを有し、前記照射光及び前記反射光の少なくともどちらか一方が前記取り込まれると共に分離給送されるシートにより遮光された際に、当該シートの異常形状を検知することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記発光部は、前記取り込み手段における一方の側面に光を照射すべく前記シート積載手段における一方の側部近傍、及び前記取り込み手段における他方の側面に光を照射すべく前記シート積載手段における他方の側部近傍に設けられ、
    前記受光部は、前記取り込み手段における一方の側面で反射された反射光を受光すべく前記シート積載手段における一方の側部近傍、及び前記取り込み手段における他方の側面で反射された反射光を受光すべく前記シート積載手段における他方の側部近傍に設けられており、
    前記シート異常形状検知手段は、前記取り込み手段における一方の側面に照射される照射光、前記取り込み手段における他方の側面に照射される照射光、前記受光部が受光する前記取り込み手段における一方の側面で反射された反射光、及び前記取り込み手段における他方の側面で反射された反射光のうち少なくとも1つが前記シートにより遮光された際に、当該シートの異常形状を検知することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. シートが積載されるシート積載手段と、該シート積載手段に積載されたシートを取り込む取り込み手段と、該取り込み手段により取り込まれたシートを1枚ずつに分離して給送する分離給送手段と、当該取り込まれると共に分離給送されるシートの異常形状を検知するシート異常形状検知手段と、該シート異常形状検知手段の検知結果に基づいて当該シートの給送を制御する制御手段とを備えるシート給送装置であって、
    前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記取り込み手段の側面近傍に存在する部材に光を照射する発光部と、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記発光部が照射した照射光が前記取り込み手段の側面近傍に存在する部材で反射された反射光を受光する受光部とを有し、前記照射光及び前記反射光の少なくともどちらか一方が前記取り込まれると共に分離給送されるシートにより遮光された際に、当該シートの異常形状を検知することを特徴とするシート給送装置。
  4. 前記発光部は、前記取り込み手段における一方の側面近傍に存在する部材に光を照射すべく前記シート積載手段における一方の側部近傍、及び前記取り込み手段における他方の側面近傍に存在する部材に光を照射すべく前記シート積載手段における他方の側部近傍に設けられ、
    前記受光部は、前記取り込み手段における一方の側面近傍に存在する部材で反射された反射光を受光すべく前記シート積載手段における一方の側部近傍、及び前記取り込み手段における他方の側面近傍に存在する部材で反射された反射光を受光すべく前記シート積載手段における他方の側部近傍に設けられており、
    前記シート異常形状検知手段は、前記取り込み手段における一方の側面近傍に存在する部材に照射される照射光、前記取り込み手段における他方の側面近傍に存在する部材に照射される照射光、前記受光部が受光する前記取り込み手段における一方の側面近傍に存在する部材で反射された反射光、及び前記取り込み手段における他方の側面近傍に存在する部材で反射された反射光のうち少なくとも1つが前記シートにより遮光された際に、当該シートの異常形状を検知することを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. シートが積載されるシート積載手段と、該シート積載手段に積載されたシートを取り込む取り込み手段と、該取り込み手段により取り込まれたシートを1枚ずつに分離して給送する分離給送手段と、当該取り込まれると共に分離給送されるシートの異常形状を検知するシート異常形状検知手段と、該シート異常形状検知手段の検知結果に基づいて当該シートの給送を制御する制御手段とを備えるシート給送装置であって、
    前記シート異常形状検知手段は、前記取り込み手段の側面近傍に設けられた発光部と、前記シート積載手段の側部近傍に設けられ、前記発光部が照射した光を受光する受光部とを有し、該受光部が受光する光が前記取り込まれると共に分離給送されるシートにより遮光された際に、当該シートの異常形状を検知することを特徴とするシート給送装置。
  6. 前記発光部は、前記取り込み手段における一方の側部近傍、及び前記取り込み手段における他方の側部近傍に設けられ、
    前記受光部は、前記取り込み手段における一方の側部近傍から照射された光を受光すべく前記シート積載手段における一方の側部近傍、及び前記取り込み手段における他方の側部近傍から照射された光を受光すべく前記シート積載手段における他方の側部近傍に設けられており、
    前記シート異常形状検知手段は、前記受光部が受光する前記取り込み手段における一方の側部近傍から照射された光、及び前記取り込み手段における他方の側部近傍から照射された光のうち少なくとも一方が前記シートにより遮光された際に、当該シートの異常形状を検知することを特徴とする請求項5に記載のシート給送装置。
  7. 前記受光部は複数の受光素子から構成されており、
    前記シート異常形状検知手段は前記複数の受光素子の受光状態から前記シートの変位量を検出する検出手段を含み、該検出手段が予め設定された値以上の変位量を検出したときに、当該シート異常形状検知手段は当該シートの異常形状を検知することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. さらに、前記検出手段は、前記複数の受光素子の受光状態から前記シートが初期に持つ初期変形量を検出し、該初期変形量を規準として当該シートの変位量を検出することを特徴とする請求項7記載のシート給送装置。
  9. 前記受光部は複数の受光素子から構成されており、
    前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段における一方の側部近傍に設けられた受光部の複数の受光素子の受光状態から前記シートの第1の変位量と、前記シート積載手段における他方の側部近傍に設けられた受光部の複数の受光素子の受光状態から前記シートの第2の変位量とを検出する検出手段を含み、該検出手段により検出された第1の変位量及び第2の変位量が互いに相対的に所定の値以上変動したときに、当該シート異常形状検知手段は当該シートの異常形状を検知することを特徴とする請求項2、4及び6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  10. 前記取り込み手段の側面又は前記取り込み手段の側面近傍に存在する部材には反射部材が設けられることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. 前記取り込み手段はピックアップローラであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えることを特徴とする画像読取装置。
  13. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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