JP2003316190A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003316190A
JP2003316190A JP2002118388A JP2002118388A JP2003316190A JP 2003316190 A JP2003316190 A JP 2003316190A JP 2002118388 A JP2002118388 A JP 2002118388A JP 2002118388 A JP2002118388 A JP 2002118388A JP 2003316190 A JP2003316190 A JP 2003316190A
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image
image forming
forming apparatus
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JP2002118388A
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Kazuhiko Hasegawa
和彦 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に安定した排紙積載を行うことができると
共に、スループットの低下を防ぐことのできる画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 像担持体216に形成されたトナー像を
シートに転写し、このトナー像が転写されたシートPを
定着部222で加熱してトナー像をシートPに定着さ
せ、この後、シートPを排紙部228に排出する。ま
た、トナー像が定着された後、排紙部228に排出され
たシートPのカール量をカール量検出手段234により
検出し、制御部はシートPの片面に画像を形成する際、
このカール量検出手段234からの信号に基づきシート
Pのカール量が所定の値以上になったことを検出した場
合に、シートPの両面を順次定着部222で加熱した
後、排紙部228に排出するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特にシートが定着部を通過する際、発生するカール
を制御する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、ファクシミリ、複写機
等の電子写真方式を採用した画像形成装置においては、
シートである記録紙の片面に画像を形成(記録)する場
合、シート上に転写されたトナー像を定着させるため定
着部にてシートを加熱するようにしている。ここで、例
えば記録紙に含まれている水分が多い場合、定着部にて
シートを加熱すると、水分が蒸発し、これに伴い記録紙
がカールする場合がある。
【0003】そして、このように記録紙がカールした場
合、カールが大きい場合には、画像が形成された後、排
出される記録紙を排紙トレイ上に適切に積載することが
できないことから、従来の画像形成装置において、例え
ば記録紙の片面に画像を形成する場合、記録紙の表裏両
面を加熱することにより、カールの発生を抑えるように
したものがある。
【0004】そして、このような画像形成装置として
は、例えば特開平5−165273号公報や、特開平6
−161312号公報に示されているもののように、ま
ず給紙部で給紙された記録紙の一方の面を定着部で加熱
した後、スイッチバック給紙部で表裏を反転させ、この
後、他方の面にトナー画像を転写して定着部で定着させ
て排出する、或は、まず給紙部で給紙された記録紙の一
方の面にトナー画像を転写し、定着部で定着させた後
に、スイッチバック給紙部で表裏を反転させ、この後、
他方の面を定着部で加熱して排出するという両面加熱モ
ードを備えたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このような両
面加熱モードを備えた従来の画像形成装置においては、
両面加熱モードを行う場合は、湿度検出手段によってシ
ートの湿度を検出し、シートの湿度が所定の値を超えた
場合に、両面加熱モードを行うように制御している。
【0006】しかし、カールの状態は湿度だけに依存す
るのではなく、その他の環境、記録紙の種類、記録紙の
すき目方向、記録紙の表裏(給紙部にセットする時に表
裏どちら向きでセットするか)などによって変化する。
そのため、たとえ両面加熱した後に排出された記録紙で
も、排出方向に対して前後上向き、前後下向き、左右上
向き、左右下向き、それらの組み合わせといった多様な
形態に変化することがあり、湿度検出手段だけで常に最
適な排紙積載性を保つことは困難であった。
【0007】逆に、湿度が高くてもカールが少なく、積
載性に問題のない記録紙も存在する。そのような場合に
は、必要がないのに両面加熱モードへ移行してしまうこ
とからスループットが低下するという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、常に安定した排紙積載を行うこ
とができると共に、スループットの低下を防ぐことので
きる画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、像担持体に形
成されたトナー像をシートに転写する転写部と、前記ト
ナー像が転写されたシートを加熱して前記トナー像を該
シートに定着させる定着部と、前記トナー像が定着され
たシートを排出する排紙部とを備えた画像形成装置にお
いて、前記排紙部に排出されたシートのカール量を検出
するカール量検出手段と、前記シートの片面に画像を形
成する際、前記カール量検出手段からの信号に基づき前
記シートのカール量が所定の値以上になったことを検出
した場合に、前記シートの両面を順次前記定着部で加熱
した後、前記排紙部に排出するよう制御する制御部とを
備えたことを特徴とするものである。
【0010】また本発明は、前記シートを反転させて前
記定着部よりも上流側へ再給紙するスイッチバック給紙
部を備え、前記制御部は、前記シートのカール量が所定
の値以上になったことを検出した場合に、前記シートの
一方の面を前記定着部で加熱した後に前記シートを前記
スイッチバック給紙部により再給紙した後、他方の面に
トナー像を転写し、この後、前記定着部で定着させて排
出する制御を行うことを特徴とするものである。
【0011】また本発明は、前記シートを反転させて前
記定着部よりも上流側へ再給紙するスイッチバック給紙
部を備え、前記制御部は、前記シートのカール量が所定
の値以上になったことを検出した場合に、前記シートの
一方の面にトナー像を転写して前記定着部で定着させた
後に前記スイッチバック給紙部により表裏を反転させ、
この後、他方の面を前記定着部で加熱して排出する制御
を行うことを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記カール量検出手段は、
前記排紙部に積載されたシートの、排出方向と直交する
方向の中央部における積載高さ、および両端部のうち少
なくともどちらか一方における積載高さを検出し、前記
制御部は前記シートの中央部と端部の積載高さの差に基
づいて前記シートのカール量が所定の値以上になったこ
とを検知することを特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記制御部は前記カール量
検出手段によって前記シートの中央部もしくは端部の記
録紙積載高さが所定の高さ以上になったことを検出した
場合に、画像形成動作を停止するよう制御することを特
徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記トナー像が転写されて
いない前記シートの面を加熱する温度は変更可能である
ことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置の一例である複合装置の斜視図である。
【0017】同図において、1はプリンタ機能、ファク
シミリ機能、コピー機能を有する複合装置であり、この
複合装置1は、原稿を読み取るための読取部11、読取
部11で読み取った画像やファクシミリ受信画像を記録
紙に記録するための記録部21、ユーザが操作するため
の操作部31を備えている。なお、同図において、41
はプリンタ動作やファクシミリ動作、コピー動作の制御
を行うための制御部である。
【0018】ここで、記録部11は図2に示すように、
帯電手段217によって表面が帯電され、かつレーザー
スキャナ218から照射される画像光によって静電潜像
が形成される感光体ドラム216、感光体ドラム表面に
形成された静電潜像を現像する現像手段219、像担持
体である感光体ドラム216上に形成されたトナー像を
記録紙Pに転写する転写帯電器220、記録紙Pに転写
されたトナー像を加熱することによって定着させる定着
部である熱定着器222を備えている。
【0019】なお、同図において、211は記録紙Pを
収納する記録紙カセット、212は記録紙カセット21
1に収納された記録紙Pを分離部材213と協働して1
枚ずつ分離搬送する給紙ローラ、214は分離された記
録紙Pの斜行を補正するレジストローラ対、215はレ
ジストローラ対214によって搬送された記録紙Pの先
端位置を検知するトップセンサである。
【0020】また、同図において、224は定着排紙ロ
ーラであり、トナー像が定着された記録紙Pは、この定
着排紙ローラ224と定着排紙コロ225とにより挟持
されて排紙搬送路226を経て排紙ローラ対227によ
り排紙部である排紙トレイ228に排出される。なお、
本実施の形態においては、この排紙ローラ対227は正
逆回転可能となっており、記録紙Pの両面に画像を形成
する場合、或は後述する記録紙Pの片面に画像を形成す
る場合における両面加熱モードの際、逆転するようにな
っている。
【0021】また、232は排紙ローラ対227の逆転
により搬送される記録紙Pを、定着排紙ローラ224と
挟持して搬送するスイッチバックコロ、233は定着排
紙ローラ224とスイッチバックコロ232とにより構
成されるスイッチバック給紙部によりスイッチバックし
て搬送される記録紙Pを、再度レジストローラ対214
へと導くスイッチバック搬送路、234は排紙トレイ2
28に排出された記録紙Pの積載高さを検出するカール
検知部、223は記録紙Pの後端が定着排紙ローラ22
4と定着排紙コロ225のニップを抜けたことを検知す
る排紙センサである。
【0022】ところで、本実施の形態において、複合装
置1は、片面に画像形成を行う場合、記録紙Pの両面に
対する加熱を行わない通常の記録モードである第1の記
録モードと、カールを矯正するため記録紙Pの両面に対
する加熱を行う両面加熱モードである第2の記録モード
とを選択的に行うようにしている。
【0023】次に、複合装置1のそれぞれの記録モード
における画像形成動作について詳細に説明する。
【0024】まず、第1の記録モードについて図3を用
いて説明する。
【0025】制御部41から片面記録開始信号が出され
ると、記録紙カセット211に収納された記録紙Pは、
まず(a)に示すように給紙ローラ212と分離部材2
13とによって1枚ずつ分離されてレジストローラ対2
14に搬送され、このレジストローラ対214により斜
行が補正される。
【0026】次に、レジストローラ対214により斜行
が補正された記録紙Pは、トップセンサ215により先
端位置が検知され、タイミングを合わせて感光体ドラム
216と転写帯電器220とで構成される転写部に搬送
され、この転写部において転写帯電器220により、感
光体ドラム216の表面に形成されたトナー像が転写さ
れる。
【0027】次に、このようにトナー像が転写された
後、記録紙Pは記録紙搬送路221を通って熱定着器2
22に搬送され、この熱定着器222において加熱され
ることによってトナー像が定着される。
【0028】次に、トナー像が定着された記録紙Pは、
(b)に示すように定着排紙ローラ224と定着排紙コ
ロ225により排紙搬送路226に沿って搬送され、下
流側に配置された排紙ローラ対227に搬送される。そ
して、この後、記録紙Pは排紙ローラ対227により、
(c)に示すように画像形成された面を下にして排紙ト
レイ228へ排出される。
【0029】次に、第2の記録モードについて図4及び
図5を用いて説明する。
【0030】制御部41から片面記録開始信号が出され
ると、記録紙カセット211に収納された記録紙Pは、
まず図4の(a)に示すように給紙ローラ212と分離
部材213とによって1枚ずつ分離されてレジストロー
ラ対214に搬送され、このレジストローラ対214に
より斜行が補正され、この後、レジストローラ対214
により感光体ドラム216と転写帯電器220との間に
搬送される。
【0031】しかしながら、この第2の記録モードで
は、ここでは記録紙Pに画像は形成されず、記録紙Pは
(b)に示すようにそのまま熱定着器222へ送り込ま
れる。ここで、このように熱定着器222へ送り込まれ
た記録紙Pは熱定着器222において加熱される。これ
により、記録紙Pに含まれる水分が蒸発する。
【0032】なお、このときの加熱温度はトナー画像を
定着する時の温度とは別に制御される温度であり、環
境、記録紙Pの種類、記録紙Pのすき目方向、記録紙P
の表裏(給紙部にセットする時に表裏どちら向きでセッ
トするか)などに合せて変更可能に制御される。これに
より、記録紙Pに含まれた水分を確実に蒸発させること
ができる。
【0033】次に、このように表面が加熱された記録紙
Pは、定着排紙ローラ224と定着排紙コロ225によ
り排紙搬送路226に沿って搬送され、下流側に配置さ
れた排紙ローラ対227に搬送される。
【0034】次に、排紙センサ223によって記録紙P
の後端が定着排紙ローラ224と定着排紙コロ225の
ニップを抜けたことを検知すると、制御部41は記録紙
Pを挟持している排紙ローラ対227を逆転させる。こ
れにより、(c)に示すように記録紙Pの後端が定着排
紙ローラ224とスイッチバックコロ232のニップへ
搬送され、この後、記録紙Pはスイッチバック搬送路2
33を通ってレジストローラ対214へ再給紙される。
【0035】次に、このように表裏が反転されて再給紙
された記録紙Pは、図5の(a)に示すようにレジスト
ローラ対214により斜行が補正された後、トップセン
サ215により先端位置が検知され、タイミングを合わ
せて感光体ドラム216と転写帯電器220との間に搬
送される。
【0036】この後、感光体ドラム216の表面に形成
されたトナー像が転写帯電器220により転写された
後、記録紙Pは記録紙搬送路221に沿って熱定着器2
22に搬送されて加熱されることにより、トナー像が定
着される。なお、このようにトナー像が転写された面を
加熱する際、記録紙Pの水分は既に蒸発しているのでカ
ールの発生を抑えることができる。また、先に加熱され
た際、カールが生じた場合でも、このようにトナー像が
転写された面を加熱することによりカールを矯正するこ
とができる。
【0037】次に、トナー像が定着された記録紙Pは、
(b)に示すように定着排紙ローラ224と定着排紙コ
ロ225により排紙搬送路226に沿って搬送され、下
流側に配置された排紙ローラ対227に搬送される。そ
して、最後に、(c)に示すように排紙ローラ対227
へ搬送された記録紙Pは画像形成された面を下にして排
紙トレイ228へ排出される。
【0038】ところで、本実施の形態において、制御部
41は、カール検知手段であるカール検知部234から
の信号に基づいて第1及び第2の記録モードの切り換え
を行うようにしている。
【0039】ここで、このカール検知部234は、図6
に示すように、記録紙Pの搬送方向と直交する方向の中
央部に接触し、中央部における積載高さを検出する中央
カールセンサ234a、記録紙Pの搬送方向と直交する
方向の右端部に接触し、右端部における積載高さを検出
する右端カールセンサ234b、記録紙Pの排出方向と
直交する方向の左端部に接触し、左端部における積載高
さを検出する左端カールセンサ234cを備えている。
【0040】そして、このカール検知部234(カール
センサ234a,234b,234c)からの信号が入
力されると、制御部41は、このカール検知部234か
らの信号に基づきカールの大きさを判断するようにして
いる。
【0041】即ち、本実施の形態においては、排紙が行
われると、中央カールセンサ234aによって検出され
る記録紙積載高さAと右端カールセンサ234bによっ
て検出される記録紙積載高さBの差(|A−B|)、お
よび中央カールセンサ234aによって検出される記録
紙積載高さAと左端カールセンサ234cによって検出
される記録紙積載高さCの差(|A−C|)が、いずれ
も所定の値以下であるか否かを判断し、|A−B|と|
A−C|がいずれも所定の値以下であれば、カールが小
さいと判断し、第1の記録モードで画像形成を行うよう
にしている。
【0042】また、|A−B|と|A−C|のうちいず
れか一方が所定の値以上であれば、カールが大きいと判
断し、第2の記録モードで画像形成を行うようにしてい
る。なお、この場合の所定の値は、排紙トレイ228の
積載限界高さや製品仕様、使い方などによって変化する
ため、本実施の形態では操作部31からオペレータが任
意に設定可能に構成されている。
【0043】次に、第1および第2の記録モードの切り
替え手順を、図7に示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0044】制御部41が片面に画像形成を行う記録指
示を受けると(S1)、まず中央カールセンサ234a
によって検出される記録紙積載高さA、右端カールセン
サ234bによって検出される記録紙積載高さB、左端
カールセンサ234cによって検出される記録紙積載高
さCが、全て所定の高さ以下であるか否かを確認する
(S2)。
【0045】なお、この場合の所定の高さは、既に排紙
トレイ228に積載されている記録紙Pが排紙ローラ対
227によって排紙されてくる記録紙Pの流れを妨げな
い限界の積載高さに設定されている。
【0046】そして、A、B、Cいずれも所定の値以下
であれば(S2のY)、記録紙Pを1枚給紙する(S
3)。なお、1枚目の記録紙Pに画像を形成する場合、
通常、排紙トレイ228には記録紙Pは積載されていな
いのでA、B、Cいずれも所定の値以下である。
【0047】そして、このように給紙動作が行われる
と、この後、中央カールセンサ234aによって検出さ
れる記録紙積載高さAと右端カールセンサ234bによ
って検出される記録紙積載高さBの差(|A−B|)、
および中央カールセンサ234aによって検出される記
録紙積載高さAと左端カールセンサ234cによって検
出される記録紙積載高さCの差(|A−C|)が、いず
れも所定の値以下であるか否かを判断する(S5)。こ
の場合も、排紙トレイ228には記録紙Pは積載されて
いないので|A−B|及び|A−C|のいずれも所定の
値以下、即ち0である。
【0048】そして、このように|A−B|と|A−C
|がいずれも所定の値以下であれば(S5のY)、カー
ルが小さいと判断し、前述した第1の記録モードで画像
形成を行う(S6)。このようにして第1の記録モード
で画像形成された記録紙Pは、排紙ローラ対227によ
って排紙トレイ228へと排出される(S8)。
【0049】次に、このようにして1ページ目の処理が
終了すると、次のページの記録指示があるかどうかを確
認する(S9)。そして、次のページの記録指示があれ
ば(S9のN)、再度A、B、Cの値を確認する処理を
実行する(S2)。
【0050】ここで、この後、画像形成動作が継続さ
れ、やがてA、B、Cいずれかが所定の高さ以上となっ
た場合には(S2のN)、排紙トレイ228が満載であ
る旨の警告メッセージを操作部31に表示し(S4)、
記録動作(画像形成動作)を終了する(S10)。
【0051】そして、このようにカール検出部234に
よって中央部もしくは端部の記録紙積載高さが所定の高
さ以上になったことを検出した場合に、記録(画像形成
動作)を停止するよう制御することにより、排紙トレイ
228に記録紙Pが過積載状態となってジャムするとい
った不具合を、他の手段を追加することなく回避するこ
とが可能となる。即ち、安価な構成で安定した排紙積載
性を実現することができる。
【0052】また、A、B、Cいずれかが所定の高さ以
上とならない場合には(S2のY)、次に中央カールセ
ンサ234aによって検出される記録紙積載高さAと右
端カールセンサ234bによって検出される記録紙積載
高さBの差(|A−B|)、および中央カールセンサ2
34aによって検出される記録紙積載高さAと左端カー
ルセンサ234cによって検出される記録紙積載高さC
の差(|A−C|)が、いずれも所定の値以下であるか
否かを判断する(S5)。
【0053】そして、|A−B|と|A−C|がいずれ
も所定の値以下であれば(S5のY)、カールが小さい
と判断し、前述した第1の記録モードで画像形成を行う
(S6)。
【0054】また、|A−B|と|A−C|がいずれか
一方が所定の値以上であれば(S5のN)、第1の記録
モードで画像を形成した場合、カールが大きいと判断
し、カールの発生を抑えるよう前述した第2の記録モー
ドにより画像形成を行う(S7)。そして、このように
第1または第2の記録モードで画像形成された記録紙P
は、排紙ローラ対227によって排紙トレイ228へと
排出される(S8)。
【0055】次に、このようにして順次記録紙Pに対す
る画像形成処理が終了すると、次のページの記録指示が
あるかどうかを確認する(S9)。そして、次のページ
の記録指示がなければ(S9のY)、記録動作を終了す
る(S10)。
【0056】このように、トナー像が定着された後、排
紙トレイ228に排出された記録紙Pのカール量をカー
ル検知部234(カールセンサ234a,234b,2
34c)により検出し、このカール検出部234からの
信号に基づき制御部41はシートの片面に画像を形成す
る際、記録紙Pのカール量が所定の値以上になったこと
を検出した場合に、記録紙Pの両面を順次熱定着器22
2で加熱した後、排紙トレイ228に排出するように制
御することにより、環境、記録紙Pの種類、記録紙Pの
すき目方向、記録紙Pの表裏(給紙部にセットする時に
表裏どちら向きでセットするか)などに左右されること
なく、常に安定した排紙積載を行うことができる。ま
た、湿度が高くてもカールが少なく積載性に問題のない
場合には、両面加熱モードへ移行せずにスループットを
維持することが可能となる。これにより、常に安定した
排紙積載を行うことができると共に、スループットの低
下を防ぐことができる。
【0057】つまり、カールが小さい場合には第1の記
録モードを自動的に選択することによりスループットを
優先し、カールが大きい場合には第2の記録モードを選
択することにより排紙積載安定性を優先して動作させる
ことができる。
【0058】なお、これまでの説明において、第2の記
録モードが選択された場合は、シートの一方の面を熱定
着器222で加熱した後に他方の面にトナー像を転写
し、この後、熱定着器222で定着させる場合について
述べてきたが、本発明はこれに限らず、第2の記録モー
ドが選択された場合は、シートの一方の面に画像を形成
して熱定着器222で定着させた後に、他方の面を熱定
着器222で加熱して排出するようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、排
紙部に排出されたシートのカール量が所定の値以上にな
ったことを検出した場合に、シートの両面を順次定着部
で加熱した後、排紙部に排出するように制御することに
より、常に安定した排紙積載を行うことができると共
に、スループットの低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例
である複合装置の斜視図。
【図2】上記複合装置の概略構成を示す断面図。
【図3】上記複合装置の第1の記録モードにおける動作
を説明する図。
【図4】上記複合装置の第2の記録モードにおける動作
を説明する第1の図。
【図5】上記複合装置の第2の記録モードにおける動作
を説明する第2の図。
【図6】上記複合装置のカール量検出手段の構成を説明
する斜視図。
【図7】上記複合装置のモード切り替え手順を説明する
フローチャート。
【符号の説明】
1 複合装置 21 記録部 41 制御部 216 感光体ドラム 222 熱定着器 224 定着排紙ローラ 228 排紙トレイ 232 スイッチバックコロ 234 カール検知部 234a 中央カールセンサ 234b 右端カールセンサ 234c 左端カールセンサ P 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA15 BA26 BA27 BB00 CA01 CA35 CA45 CA48 2H072 AA07 AA17 AA22 HB05 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA11 DA09 DB06 DC00 EB37 3F053 HA03 HA08 HB01 HB22 LA01 LB03 3F100 AA01 BA12 CA12 CA15 EA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に形成されたトナー像をシート
    に転写する転写部と、前記トナー像が転写されたシート
    を加熱して前記トナー像を該シートに定着させる定着部
    と、前記トナー像が定着されたシートを排出する排紙部
    とを備えた画像形成装置において、 前記排紙部に排出されたシートのカール量を検出するカ
    ール量検出手段と、 前記シートの片面に画像を形成する際、前記カール量検
    出手段からの信号に基づき前記シートのカール量が所定
    の値以上になったことを検出した場合に、前記シートの
    両面を順次前記定着部で加熱した後、前記排紙部に排出
    するよう制御する制御部とを備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記シートを反転させて前記定着部より
    も上流側へ再給紙するスイッチバック給紙部を備え、 前記制御部は、前記シートのカール量が所定の値以上に
    なったことを検出した場合に、前記シートの一方の面を
    前記定着部で加熱した後に前記シートを前記スイッチバ
    ック給紙部により再給紙した後、他方の面にトナー像を
    転写し、この後、前記定着部で定着させて排出する制御
    を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記シートを反転させて前記定着部より
    も上流側へ再給紙するスイッチバック給紙部を備え、 前記制御部は、前記シートのカール量が所定の値以上に
    なったことを検出した場合に、前記シートの一方の面に
    トナー像を転写して前記定着部で定着させた後に前記ス
    イッチバック給紙部により表裏を反転させ、この後、他
    方の面を前記定着部で加熱して排出する制御を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記カール量検出手段は、前記排紙部に
    積載されたシートの、排出方向と直交する方向の中央部
    における積載高さ、および両端部のうち少なくともどち
    らか一方における積載高さを検出し、前記制御部は前記
    シートの中央部と端部の積載高さの差に基づいて前記シ
    ートのカール量が所定の値以上になったことを検知する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は前記カール量検出手段によ
    って前記シートの中央部もしくは端部の記録紙積載高さ
    が所定の高さ以上になったことを検出した場合に、画像
    形成動作を停止するよう制御することを特徴とする請求
    項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー像が転写されていない前記シ
    ートの面を加熱する温度は変更可能であることを特徴と
    する請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
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