JP2007240721A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007240721A
JP2007240721A JP2006060944A JP2006060944A JP2007240721A JP 2007240721 A JP2007240721 A JP 2007240721A JP 2006060944 A JP2006060944 A JP 2006060944A JP 2006060944 A JP2006060944 A JP 2006060944A JP 2007240721 A JP2007240721 A JP 2007240721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
recording material
paper
amount
paper sheets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006060944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007240721A5 (ja
JP4933117B2 (ja
Inventor
Yasumasa Nashida
安昌 梨子田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006060944A priority Critical patent/JP4933117B2/ja
Publication of JP2007240721A publication Critical patent/JP2007240721A/ja
Publication of JP2007240721A5 publication Critical patent/JP2007240721A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4933117B2 publication Critical patent/JP4933117B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】紙詰まりや押し出し落下を防ぐために設けられた用紙排出部の排紙積載量検知センサを利用して、用紙排出部の用紙積載量と、用紙積載量の増加率を求めて、カール形状に応じた画像形成シーケンスに変更することで、低コストで、カールの低減と、用紙積載量の改善を実現する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置の用紙排出部112に、2つ以上の排紙積載量検知センサ102,103を設け、排紙積載量検知センサ102,103からの信号を基に記録材積載量増加率算出手段123により積載量増加率を求め、積載量増加率が所定値よりも大きい場合は、カールによる変形状態が悪いと判断し、画像形成条件変更手段126により定着温度、印字速度、定着加圧力等の画像形成条件を変更する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は画像形成装置に関し、画像形成装置における排紙部に設置された検知手段からの信号によって、画像形成装置の排出可能枚数を算出し、さらには画像形成シーケンスを変更することによって、カールを軽減し、排出可能枚数を増加させるものである。特に、加熱定着器を有する複写機、レーザビームプリンタ、マルチファンクションプリンタ、ファクシミリ装置等に適用されるものである。
画像形成装置において、画像形成後に排出された記録材(以下、用紙とする)は、排紙部に積載される。ところが、排紙部に積載された用紙が所定量を超えると、排出された用紙が積載済みの用紙を押し出して落下させたり、紙詰まりの原因となっていた。
そこで、特許文献1のように、排紙部の用紙の積載量を検出して、満載時に画像形成を停止するように構成していた。
図15には、画像形成装置の排紙部の斜視図と、画像形成処理によってカールした用紙を示す。図15(a)において、1601は用紙の排紙部であり矢印方向に用紙を排出する。1604は排紙部1601に積載された用紙である。また、1603は用紙1604の積載量を検知する為のレバーであり、1602のフラグと1605のフォトインタラプタによって、満載であるか否かを検知する構成となっている(以下、これらを単にセンサとする)。図15(b)〜図15(e)の1610〜1613は、用紙1604のカールの形状例を示すものである。用紙1604は、さまざまな条件によってカール形状が変化することが知られている。例えば、用紙の材質(坪量、サイズ、厚さ、表面処理等)、用紙の状態(水分含有量、温度、繊維方向、表裏の密度差、叩解度等)である。また、加熱定着器の構成(定着温度、加圧力、ニップ、通過速度、ローラ硬度、ヒータ位置等)、その他(トナー量、用紙搬送路形状等)によっても変化する。そのために、排出方向に対して、用紙の左右にカールする場合、用紙の前後にカールする場合、あるいは波打ったようにカールする場合もある。
ここで、図13は従来例における排出用紙積載高さの時間変化を説明するグラフである。横軸1402は時間、縦軸1401は排出用紙積載高さである。図13のように、1407カールの無い場合、1409カールが大きい場合と、用紙のカール形状によっては、積載できる用紙枚数が大きく異なることがわかる。なお、1408はカールが小さい場合を示し、1403のH1は、満載時の高さである。1404 t1、1405 t3、1406 t5は、それぞれカール大1409、カール小1408、カール無し1407の場合にH1 1403に達するまでの時間である。
図14は、センサの信号を模式的に示したものである。図14(a)は排出用紙積載高さの時間変化を説明するグラフである。縦軸1501は、排出用紙積載高さであり、横軸1502は、時間である。図14(b)は満載検知信号の時間変化を説明するグラフである。縦軸1506は満載検知信号であり、横軸は図14(a)と同じである。t6 1507からt7 1508は、排出された用紙と用紙の間の時間であり、t7 1508からt8 1509は用紙の通過時間である。t8 1509からt9 1510も排出された用紙と用紙の間の時間である。ここでは、まだ積載が満載ではない場合は、用紙間で用紙有りと用紙無し状態を繰り返す信号が送出される場合を示している。図14の例では、t10 1511において、センサが常に用紙有り状態となり満載であることがわかる(1512)。また、時間の経過とともに、高さがH2 1505、H3 1504、H4 1503と高くなり、グラフは1513のようになる。
以上示したように、排出された用紙は、さまざまな条件によって、変形(カール)する為、排出可能な用紙枚数に大きなバラツキが生じることがわかる。
そこで、特許文献2のように、排出される用紙を予めカールを小さくするローラ等を追加して、カールを補正する構成も提案されていた。
特開平9−286562号公報 特開昭61−2654号公報
しかしながら、上記従来例のような紙詰まりや押し出し落下を防ぐために停止する方法においては、さまざまな条件によって変化するカールに対応できず、場合によっては、非常に少ない積載量しか確保できないおそれがある。このことから、ファクシミリ等の夜間受信の際にメモリ容量を越えると受信できないといった問題がある。
また、常にカールを補正する為のローラを新たに備えることは、画像形成装置の価格にも影響するおそれがある。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、さまざまなカールに応じた画像形成条件にすることで、カールを低減させて、より多くの用紙排出積載量を確保できる画像形成装置を提供することを目的とする。また、排出された用紙の積載量の検出精度をより高くさせる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は以下の構成を備える。
(1)記録材に担持された現像剤を加熱定着する加熱定着器と、前記加熱定着器により加熱定着された前記記録材を排出する記録材排出部と、前記記録材排出部に配設され前記記録材の積載量を検出する記録材積載量検出手段とを有する画像形成装置であって、前記記録材積載量検出手段からの信号と、画像形成枚数もしくは画像形成時間とから、記録材積載量増加率を求める記録材積載量増加率算出手段と、前記記録材積載量増加率に応じて画像形成条件を変更する画像形成条件変更手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、環境等の条件によって左右される用紙のカール量を低コストの構成で精度良く検出することができる。さらに検出したカール量によって画像形成条件を変更することで、最適な用紙や環境条件に合致した画像形成を行うことで、カールの低減と用紙排出量をアップさせることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1〜図4までは、本発明の第1の実施例を説明するものである。
図1は、レーザビームプリンタを例に取り、本実施例における排紙積載量検知センサを適用した場合を説明する概略ブロック図である。
図2は、本実施例における満載検知処理の制御の流れを説明する為のフローチャートである。図3(a)は、本実施例における排紙部の排紙積載量検知センサ取り付け位置の一例を示す斜視図であり、(b)は(a)の丸枠内の拡大斜視図である。図4は本実施例における排出用紙積載高さの時間変化と排紙積載量検知センサの状態を説明するグラフである。
図1は周知の電子写真プロセスで画像を形成するレーザビームプリンタを示す図である。給紙トレイ109に積載された用紙(記録材に相当)は、信号115により108の給紙ローラと分離パッドによって1枚ずつ給紙され、用紙先端検知センサ107からの信号116によって、電子写真プロセス制御が開始される。110は感光ドラムと帯電プロセス、現像プロセス、転写プロセスを行うためのブロックである。111は、ホストコンピュータ(不図示)からの画像信号に応じて、レーザビームをオンオフし、回転ミラーによって感光ドラム面上を光走査するためのブロックである。これにより、先の現像プロセスによって現像材(トナー)で静電画像を形成して、転写プロセスによって、用紙にトナー像を転写する。なお、ブロック110とブロック111はそれぞれ信号117、114により制御される。
用紙とともに転写されたトナーは、温度検出素子106からの信号121を基に、信号122により温度制御されている113と127から構成される加熱定着器によって、圧力と温度で用紙に定着される。ここで105は定着後の用紙の有無を検知する排紙センサであり、118はセンサからの信号である。定着された用紙は、搬送路を通過して、104の排紙ローラによって用紙排出部112(記録材排紙部に相当)に積載される。排紙ローラ104の下流に設置されたセンサ102と103は、用紙の排紙積載状態を検出する為のもの(以下、排紙積載量検知センサとする)(記録材積載量検出手段に相当)である。
101は、レーザビームプリンタのシーケンス等を司る画像形成制御部であり、排紙積載状態を検出するセンサ102と103からの信号120と119は、記録材積載量増加率算出手段123で積載量を算出する。積載可能量/積載可能時間算出手段124(排出可能量算出手段に相当)で残りの積載可能量または積載可能時間を算出して、情報を画像形成条件変更手段126に送り、所定の画像形成条件が選択されて画像形成制御にフィードバックされる。また、ユーザ報知手段125では用紙排出量が満載に近いことをユーザに報知する。
図3(a)は、図1における用紙排出部112近傍の斜視図である。301は用紙排出部である。304は排出された用紙であり、用紙304は、排紙ローラ列307と308によって排出され、306のレバー(接触部材に相当)は、排出される用紙304の積載高さに応じて回転し、センサフラグ305(遮蔽部材に相当)を回転させる。図1の用紙の排紙積載状態を検出するためのセンサ102と103は、図3におけるフォトインタラプタ302と303(光検知部材に相当)である。フォトインタラプタ302と303は、ずらして設置されており、センサレバー306の高さを2段階に検出できるように構成されている(図3(b)参照)。
図2のフローチャートと図4の排出用紙積載高さのグラフを用いて、積載量検知と画像形成条件変更の制御を説明する。
ステップS202で、ホストコンピュータからプリントの要求コマンドが受信されると、ステップS203において、プリント前処理として、電子写真プロセスのイニシャライズと立ち上げ準備が開始される。ステップS204は以後の満載検知処理で使用されるタイマTM、時間をイニシャライズし、ステップS205によってプリント処理が行われる。
ここで、図4において、横軸402は時間、縦軸401は排出用紙積載高さである。403は、満載検知処理を行わなかった場合の排出用紙積載高さの時間変化を示すものであり、404は満載検知処理を行った場合の排出用紙積載高さの時間変化を示すものである。407のH2は、排紙積載量が限界を示す高さであり、406のH1と、405のH0は、可能排紙積載量が残り少ないことを示す高さであり、H1>H0となっている。
図2のステップS206において、第1の所定高さH0を超えているか判定を行い、超えているならば、ステップS208に進む。ステップS208でt0が0か否かを調べて、t=0であった場合、すなわち排紙積載量がH0を初めて超えた場合は、ステップS209でt0にタイマTM値を書き込む。ステップS210で排紙積載量の変化量(H0/t0)が、所定値ΔHSを超えていないかを確認する。ここで、ΔHSはカールが少ないか多いかを判定する為の増加の傾きである。通常よりも大きなカールと判断された場合、すなわち変化量が所定値ΔHSより大きいと判断された場合は、ステップS212によって低カールモード制御1を行うと共に、ユーザに制御変更を報知する。ステップS210でカールが所定値ΔHSよりも小さい場合は、ステップS211で積載量が限度値に極めて近くなる時間t1をユーザに報知する。ここで、t1=(t0/H0)×H1としてt1を求める。
さらに、次ページ以降も、続けてステップS206でH>H0であったならば、ステップS213でH=H1になったときにt2にタイマTM値を書き込み、最終限度積載量に達する時間t3を算出して、ユーザに報知する。ここで、t3={(t2−t0)/(H1−H0)}×(H2−H0)+t0としてt3を求める。ステップS215において、時間t0からt2の間の高さの増加傾きが所定の傾きΔHSを超えていたならば、さらに低カールモード制御2に移行させ、よりカールを押さえる制御を行う(ステップS216)。その後、ステップS217でH>H2を超えたならば、プリンタの用紙詰まりや、印字用紙の突き出し落下を防ぐためにステップS218ではプリント動作を停止させ、所定の満載処理ルーティンを実行する。
もし、一連の印字動作中に、ユーザが用紙を取り除き、ステップS206で排紙積載量検知センサが、H<H0の関係となれば、ステップS207でタイマTMを再スタートさせて、各t0,t1,t2の値をクリアさせる。ステップS219でプリント動作が終了したならば、ステップS223で排紙積載量検知センサが用紙無しとなれば、ステップS220でプリント終了動作に移行する。ただし、排紙積載量検知センサに変化が無い場合は、ステップS221でタイマTM値はそのまま保持される。このジョブにおいて得られたカール量等のデータは、次回のジョブに利用することもできる。例えば、カセットの入れ換えが確認された場合は、これらの情報をキャンセルするようなことも可能である。
図4において、412の状態Aは、積載量に余裕がある状態であり、413の状態Bは、積載可能枚数が残り少なくなりつつある状態であり、414の状態Cは、積載可能枚数が残り少ない状態であり、415の状態Dは、満載になった状態である。なお、t0 408はH0になった時間、t1 409はH1になった時間、t2 410は満載検知処理を行った後H1になった時間、t3 411はH2になった時間である。
本実施例では、用紙排出部の高さ方向に2つのレベルH0,H1を検知するセンサを設置することによって、用紙排出部の用紙高さの増加傾きを算出して、残りの可能排紙枚数を算出する。これとともに、所定値を超える傾き(大きなカールと推定される場合)ならば、画像形成処理を変更することによって、排紙積載可能枚数を増やすようにしたものである。
ここでは、用紙排出部のセンサには、低コストのフォトインタラプタを使用した。当然のことながら、高さの検出には、アナログ出力のセンサを用いると、より正確に検出することができる。
図5と図6は、本発明の第2の実施例を説明するものである。
第1の実施例では、用紙排出部の用紙高さを検出するために、二つのセンサを設置した。本実施例では、一つのセンサで実現した場合を示すものである。
図5(a)は、センサフラグとフォトインタラプタを示すものである。607はセンサフラグであり、602にスリット(開口部に相当)が開けられている。601はフォトインタラプタである。センサフラグ607は、用紙の積載枚数の高さに応じて回転するレバーと連動しており、ポジション606は用紙無しの場合である。図5(a)に示すように、用紙有り“1”と用紙無し“0”の信号は603、604、605を境に変化する。図6は、排紙積載量検知センサの出力信号である。横軸702は時間、縦軸701は満載検知信号のレベルを示す。状態S 707は用紙の無い状態、tA 703は排紙開始時間である。708は排紙可能状態であり、図4における412の状態Aである。tB 704は積載可能量が残り少ないことを示す時間であり、709は413の状態Bである。tC 705はさらに積載可能量が残り少ないことを示す時間であり、710は414の状態Cである。tD 706は満載になった時間であり、711は415の満載状態Dである。
状態Aの丸枠712の部分を例に取り、図5(b)を用いて説明する。
608は、用紙有り状態であり、排出された用紙が排出されている途中で常に用紙有り“1”となっている。やがて用紙が排紙ローラを抜けると、609の“0”となる状態、610の状態でスリット部602を経て、611の状態、すなわちポジション606の位置まで戻る。次ページの用紙が出力されると、612においてスリット部602と、“0”となる613を経て、用紙有り位置614まで動く。このため、712では、状態が7回変化している。一方、用紙積載枚数がH0まで高くなると、用紙無し位置606(611の状態)まで戻れないため、状態変化は、5回となる。さらに、用紙積載枚数がH1まで高くなると、状態変化回数は3回となる為、一つのセンサで、2段階の高さを検出できるように構成されていることがわかる。
本実施例では、ひとつのセンサで、2種類の高さを検知している為、第1の実施例よりも低コストで同様の効果を得ることができる。特に印字速度の遅い装置には有効である。
第1の実施例と第2の実施例では、高さ方向に2種類の記録材積載量検出手段を設けることによって、カール量の推定を行った例を示した。本実施例では、幅方向(記録材の搬送方向と直交する方向)に異なる位置にセンサを設けることによって、カールの状態を検出するようにしたものである。
図7から図12までは、第3の実施例を説明するものである。
図7は、本実施例における排紙積載量検知センサの取り付け位置を説明する斜視図、図8は本実施例における排出用紙積載高さの時間変化を説明するグラフ、図9は本実施例における満載検知処理の制御の流れを説明するフローチャートである。図10は各カール形状と積載用紙の高さ変化を説明するグラフであり、(a)はタイプ1、(b)はタイプ2、(c)はタイプ3、(d)はタイプ4、(e)はタイプ5、(f)はタイプ6のグラフである。図11および図12は用紙のカール方向と加熱定着器の温度、印字速度の関係の例を説明するグラフである。
図7において、用紙排出部801の幅方向の異なる場所にフォトインタラプタ802と807を設ける。フォトインタラプタ802,807は、用紙高さを検知する為のレバー805(中央部に配設)と806(端部に配設)によって、各々所定の高さになったならば、信号を出力するようになっている。なお、803は中央部のレバー805の動きに応じて回転するセンサフラグ、808は端部のレバー806の動きに応じて回転するセンサフラグである。また、804は排紙ローラ列、809は排出された用紙である。
図10には、カールの形状と、フォトインタラプタ802と807の位置における用紙の高さを示す。図10(a)タイプ1では、1102に示すように左右端に持ち上がるカールとなっている場合を示し、(b)タイプ2では、1103に示すようにタイプ1とは反対に中央が持ち上がるカール形状となっている場合を示す。図10(c)タイプ3と(d)タイプ4では、1104や1105に示すようにタイプ1とタイプ2のカールがより大きい場合を示す。図10(e)タイプ5は1106に示すようにカールの少ない場合を示し、(f)タイプ6は、1107に示すように前後に持ち上がるカールを示している。
なお、状態A,F,K,P,U,ABは積載量に余裕がある状態、状態B,G,L,Q,X,ACは端部または中央部でカールが発生した状態である。状態C,H,M,R,Y,ADはカールの発生していない部分ではまだ余裕がある状態、状態D,I,N,S,Z,AEでは端部、中央部とも積載量の残りが少なくなりつつある状態である。そして、状態E,J,O,T,AA,AFは満載になった状態である。
図11は、或る画像形成装置における印字速度とカールの大きさの関係を示している。横軸1202は印字速度であり、縦軸1201は、1203,1204に示すように、用紙の搬送方向に対して前後のカールについて示したものである。いずれも同じ種類、同じサイズの用紙を使用している。
1205は、加熱定着器のヒータ制御温度(図11中では単にヒータ温度と記す)が200℃で、使用する用紙の保管条件は、温度35℃、相対湿度80%RHの場合である。
1206は、加熱定着器のヒータ制御温度が200℃で、使用する用紙の保管条件は、温度25℃、相対湿度25%RHの場合である。
1207は、加熱定着器のヒータ制御温度が160℃で、使用する用紙の保管条件は、温度35℃、相対湿度80%RHの場合である。
これによれば、この画像形成装置においては、印字速度が早くなるに従い、マイナス方向1208のカールが生じ易く、ヒータ制御温度が160℃ならば、カール量も少ないことがわかる。例えば、1206の通常環境でカールが少ない印字速度である動作ポイント1209であっても、35℃80%RHに保管された用紙を印字すると、動作ポイント1210のカールが発生することがわかる。本実施例では、動作ポイント1210を動作ポイント1211に画像形成条件を変更する(加熱定着器のヒータ制御温度を160℃に変更する)ことで、カールの発生を少なくし、排出可能な積載枚数を多くする制御を行うものである。
図12は、或る画像形成装置における印字速度とカールの大きさの関係を示している。横軸1302は印字速度であり、縦軸1301は1303,1304に示すように用紙の搬送方向に対して左右のカールについて示したものである。いずれも同じ種類、同じサイズの用紙を使用している。
1306は、加熱定着器のヒータ制御温度(図12中では単にヒータ温度と記す)が200℃で、使用する用紙の保管条件は、温度35℃、相対湿度80%RHの場合である。
1307は、加熱定着器のヒータ制御温度が200℃で、使用する用紙の保管条件は、温度25℃、相対湿度25%RHの場合である。
1308は、加熱定着器のヒータ制御温度が160℃で、使用する用紙の保管条件は、温度35℃、相対湿度80%RHの場合である。
これによれば、この画像形成装置においては、印字速度が早くなるに従い、マイナス方向1305のカールが生じ易く、ヒータ制御温度が160℃ならば、カール量も少ないことがわかる。例えば、1307上の通常環境でカールが少ない印字速度である動作ポイント1309であっても、35℃80%RHに保管された用紙を印字すると、動作ポイント1310のカールが発生することがわかる。本実施例では、動作ポイント1310を動作ポイント1311に画像形成条件を変更する(加熱定着器のヒータ制御温度を160℃に変更する)ことで、カールの発生を少なくし、排出可能な積載枚数を多くする制御を行うものである。
図8と図9を用いて、本実施例の説明を行う。
図8は、図10(c)におけるタイプ3の用紙搬送方向の左右にカールした場合を示している。横軸901は時間で、縦軸902は用紙積載高さを示す。918と910は排紙積載量検知センサの端部(806)を、917と909は排紙積載量検知センサの中央部(805)を示している。以下、805を満載検知中央部、806を満載検知端部とも記す。918と917は、画像形成条件を変更しなかった場合であり、910と909は画像形成条件を変更した場合を示すものである。
図9では、本実施例に特徴的な処理について説明する。
ステップS1004でタイマTM値、時間をイニシャライズして、ステップS1005によってプリント処理が行われる。ステップS1006において、排紙積載量検知センサのいずれかが904のH0を超えたら、ステップS1008にてt0=0か否か判断する。なお、ステップS1006において、HAは満載検知端部(806)で検知した高さ、HBは満載検知中央部(805)で検知した高さを示す。ここで、t0=0ならステップS1009にてt0にタイマTMの値を代入し、ステップS1010で排紙積載量の変化量(H0/t0)(以下、増加量傾きとする)と所定の高さ増加量ΔHSとを比較する。ステップS1010で、もし増加量傾きが大きい場合は、ステップS1012において、図10に示したカール形状の内いずれの形状かの判別、すなわちカールモード選択を行う(記録材変形状態推定手段に相当)。そして、ステップS1013〜S1018において、各カールモードに適した低カールモード制御に変更する。例えば、図10(c)タイプ3のカールの場合ならば(図9のステップS1015、モード=タイプ3)、図12によると、ヒータの制御温度を品質上問題の無いと考えられる温度まで下げる。例えば、図10(f)タイプ6の前後のカールならば(図9のステップS1018、モード=タイプ6)、図11に示したように印字速度を低下させると共に、ヒータの制御温度も下げることによって制御を変更する。なお、tAは満載検知端部(806)がH1になる時間、tBは満載検知中央部(805)がH1になる時間とする。
図8に示す図は、左右にカールした場合であり、図12によれば、印字速度を変更しなくても、温度を下げることでカールを抑えることができている。しかしながら、ヒータの制御温度を下げると、十分な熱エネルギーが供給できなくなる為、トナー定着力が低下する恐れがある。そこで、図8では、ヒータの制御温度を下げるのと同時に、印字速度を遅くさせている場合を示している。
上記制御の変更により、図8の時間t0 905において、特に910の積載高さの増加量の傾きを抑えることで、より多くの排紙積載枚数とすることが可能になっている。これは図10(c)の状態Lに比べて、状態L 913が長くなっていることからもわかる。なお、903は排紙積載量が限界を示す高さであり、t1 906は満載検知端部(806)がH1 903に達した時間である。また、t4 907は満載検知中央部(805)がH0 904に達した時間、t5 908は満載検知中央部(805)がH1 903に達した時間である。また、状態911のK 912、L 913、M 914、N 915、O 916は図10(c)と同様の状態である。
これらのカール形状と各電子写真プロセス制御の関係は、さまざまな条件によって異なる。ここで示したレーザビームプリンタにおいては、ヒータの制御温度と、印字速度を変更するのみで、カールを低減し、排出用紙枚数を増やすことができた。しかしながら、画像形成装置の構成によっては、以下の条件を変更する必要があるものの、基本的には、本実施例で示したような同じ方法でカールを抑えることが可能である。
ヒータ制御温度
印字速度
紙間(用紙と用紙の間隔)
定着器の加圧力
トナーの濃度
さらに、端部と中央部の排紙積載量検知センサは、用紙のサイズを検知する紙幅センサと兼ねることも容易に類推できる。
また、ユーザが、本制御変更を行うか行わないかを設定できるようにしておいても良い。
実施例1における排紙積載量検知センサを適用した画像形成装置を説明する概略ブロック図 実施例1における満載検知処理の制御の流れを説明するフローチャート (a)実施例1における排紙部の排紙積載量検知センサ取り付け位置の一例を示す斜視図、(b)(a)の丸枠内の拡大斜視図 実施例1における排出用紙積載高さの時間変化と排紙積載量検知センサの状態を説明するグラフ (a)実施例2におけるセンサフラグとフォトインタラプタの状態を説明する図、(b)センサフラグとフォトインタラプタの位置関係を示す図 実施例2におけるセンサフラグの信号を説明する図 実施例3における排紙積載量検知センサの取り付け位置を説明する斜視図 実施例3における排出用紙積載高さの時間変化を説明するグラフ 実施例3における満載検知処理の制御の流れを説明するフローチャート 各カール形状と積載用紙の高さ変化を説明するグラフであり、(a)はタイプ1を示すグラフ、(b)はタイプ2を示すグラフ、(c)はタイプ3を示すグラフ、(d)はタイプ4を示すグラフ、(e)はタイプ5を示すグラフ、(f)はタイプ6を示すグラフ 実施例3における用紙のカール方向と加熱定着器の温度、印字速度の関係を説明するグラフ 実施例3における用紙のカール方向と加熱定着器の温度、印字速度の関係を説明するグラフ 従来例における排出用紙積載高さの時間変化を説明するグラフ (a)従来例における排出用紙積載高さの時間変化を説明するグラフ、(b)満載検知信号の時間変化を説明するグラフ (a)従来例の用紙排出部におけるセンサ取り付け位置と用紙のカール形状を示す図、(b)用紙が前後にカールした例を示す図、(c)用紙が左右にカールした例を示す図、(d)用紙が(b)の場合と逆にカールした例を示す図、(e)用紙が(c)の場合と逆にカールした例を示す図
符号の説明
101 画像形成制御部
102,103 排紙積載量検知センサ(記録材積載量検出手段に相当)
112 用紙排出部(記録材排出部に相当)
113,127 加熱定着器
123 記録材積載量増加率算出手段
124 積載可能量/積載可能時間算出手段(排出可能量算出手段に相当)
125 ユーザ報知手段
126 画像形成条件変更手段
302,303 排紙積載量検知センサ(記録材積載量検出手段に相当)
601 排紙積載量検知センサ(記録材積載量検出手段に相当)
802,807 排紙積載量検知センサ(記録材積載量検出手段に相当)
1605 用紙積載高さを検出する為のセンサ

Claims (7)

  1. 記録材に担持された現像剤を加熱定着する加熱定着器と、前記加熱定着器により加熱定着された前記記録材を排出する記録材排出部と、前記記録材排出部に配設され前記記録材の積載量を検出する記録材積載量検出手段とを有する画像形成装置であって、
    前記記録材積載量検出手段からの信号と、画像形成枚数もしくは画像形成時間とから、記録材積載量増加率を求める記録材積載量増加率算出手段と、
    前記記録材積載量増加率に応じて画像形成条件を変更する画像形成条件変更手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録材積載量検出手段は、排出される前記記録材との接触により回動する接触部材と、前記接触部材の動きに応じ回動する遮蔽部材と、前記遮蔽部材により受光または遮光となる状態を検知する光検知部材と、前記遮蔽部材に設けられた開口部とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録材積載量検出手段を複数有し、
    前記記録材積載量算出手段は、複数の前記記録材積載量検出手段からの信号と、画像形成枚数もしくは画像形成時間とから前記記録材積載量増加率を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の前記記録材積載量算出手段は、前記記録材の搬送方向と直交する方向の異なる位置にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録材積載量検出手段は、少なくとも2つ以上の異なる条件下に配設することにより、排出された前記記録材の変形状態を推定する記録材変形状態推定手段を有し、前記記録材積載量増加率と併せて、前記画像形成条件変更手段により前記画像形成条件を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記記録材積載量増加率算出手段によって、前記記録材排出部の残りの排出部積載可能枚数もしくは排出部積載可能時間を算出する排出可能量算出手段を有し、前記排出可能量算出手段により算出された情報を基に、ユーザに排出可能量を報知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成条件変更手段は、少なくとも、前記加熱定着器の温度制御、画像形成速度、画像形成間隔、該加熱定着器の加圧力、前記現像材濃度のうちいずれかを変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2006060944A 2006-03-07 2006-03-07 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4933117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006060944A JP4933117B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006060944A JP4933117B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007240721A true JP2007240721A (ja) 2007-09-20
JP2007240721A5 JP2007240721A5 (ja) 2009-04-16
JP4933117B2 JP4933117B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=38586352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006060944A Expired - Fee Related JP4933117B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4933117B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011145543A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356270A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Ricoh Co Ltd シート状媒体整合装置
JP2003306190A (ja) * 2002-04-16 2003-10-28 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の変速装置組付け構造
JP2003316190A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2005024644A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2006023336A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2006030411A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置及びそれを備えたネットワークシステム並びに画像形成制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356270A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Ricoh Co Ltd シート状媒体整合装置
JP2003306190A (ja) * 2002-04-16 2003-10-28 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の変速装置組付け構造
JP2003316190A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2005024644A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2006023336A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2006030411A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置及びそれを備えたネットワークシステム並びに画像形成制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011145543A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4933117B2 (ja) 2012-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5053786B2 (ja) 画像形成装置
US8632155B2 (en) Image forming apparatus
CN107065472B (zh) 成像设备
JP4677218B2 (ja) 画像形成装置
JP5153285B2 (ja) 画像形成装置
US8041277B2 (en) Image forming apparatus
JP4933117B2 (ja) 画像形成装置
US20100244353A1 (en) Paper feeder and image forming apparatus
JPH1077152A (ja) カール矯正装置及び画像形成装置及びカール検出装置
CN103030016A (zh) 排出托盘以及图像形成装置
JP2011063359A (ja) 画像形成装置
JP2008203512A (ja) 画像形成装置
JP2019124793A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP6015697B2 (ja) 画像形成装置
JP2018138953A (ja) 画像形成装置
JP6040764B2 (ja) 画像形成装置
JP6772871B2 (ja) シート判別装置およびシート判別方法、並びに画像形成装置
JP2020197593A (ja) 画像形成装置
JP7441406B2 (ja) 排出装置、及び、画像形成装置
JP6170861B2 (ja) 画像形成装置
JP6965700B2 (ja) 画像形成装置
JP2018194712A (ja) 画像形成装置
JP5375512B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2018013645A (ja) 画像形成装置
JP2023026226A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090304

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110815

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20120125

TRDD Decision of grant or rejection written
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120216

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4933117

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees