JP5053786B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。この画像形成装置としては、電子写真方式の、複写機、ファクシミリ、プリンタ、もしくはこれらの機能を複数備えた複合機等を挙げることができる。
近年はカタログ、ポスター、パンフレット等の商業用印刷物を必要部数に応じて印刷したり、各種請求書やダイレクトメール等の印刷の内容の一部を顧客毎に変更しながら連続印刷するオンデマンド印刷市場が大きくなっている。そのため、製版を必要とするオフセット印刷に代わってオンデマンド印刷市場においても電子写真方式の画像形成装置が脚光を浴びている。
そこで、電子写真方式の画像形成装置では、このようなオンデマンド印刷、つまり、高速化対応を図るべく、ベルト定着装置が採用されている。これは、定着ローラと加圧ベルトを用いることによって記録紙の搬送方向に長い定着ニップを形成することができるという利点から、このようなベルト定着装置が採用されている。
このようなベルト定着装置では、定着ニップを稼ぐことができるものの、これに起因して加圧ベルトの温度が定着ローラとの接触により温度上昇し易い構造となっている。従って、加圧ベルトの温度が定着ローラによって過剰に温度上昇した場合、コート紙等において、ブリスタという現象が生じる恐れがある。これは、過剰に熱せられることによって、コート紙中の原紙の水分が水蒸気となり、この水蒸気がコート層の弱い部位を突き破って出てしまう現象のことである。
そこで、特許文献1では、定着ローラの設定温度に対して加圧ベルトの設定温度を数十度低く設定して、記録紙に与える熱量を減少させることで解決している。
特許文献1の構成を採用することで、図19に示すように、定着ニップに記録紙が次々と突入するような場合、加圧ベルトの温度は、記録紙との接触中に少し下がり、記録紙との非接触時に少し上がるというリップルを持つが、加圧ベルトはほぼ熱平衡状態となる。このため、加圧ベルトの温度は安定している。
一方、図20に示すように、連続通紙中に、紙間(先行紙と後続紙間の記録紙搬送方向距離、もしくは先行紙が定着ニップを抜けてから後続紙が定着ニップに突入するまでの時間)が大きくなると、定着ニップに記録紙が存在しない時間が長くなる。その結果、加圧ベルトが過剰昇温してしまう。
そこで、特許文献2では、連続通紙中に紙間が大きくなる際には、加圧ベルトを定着ローラから一時的に離間させることで過剰昇温を防止している。
特開平11−194647号公報 特開2005−316397号公報
しかしながら、特許文献2の装置では、加圧ベルトの一時的な離間により対処していることから、この加圧ベルトの離間動作及びその後の定着ローラへの当接動作に相当の時間を要することになる。
つまり、連続通紙中の紙間に対応する時間が比較的短い場合に、加圧ベルトの温度上昇を抑えるには、加圧ベルトの一時的な離間動作では対応することができない。
なぜなら、加圧ベルトの一時的な離間により対処すると、加圧ベルトの離間動作及びその後の当接動作に要する時間の方が紙間に対応する時間よりも長くなってしまい、画像形成のスループットの低下を招いてしまうからである。
そこで、本発明の目的は、画像形成のスループットの低下を招くこと無く加圧ベルトの過剰昇温を防止することができる画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するための本発明における代表的な手段は、記録材にトナー像を形成するための画像形成手段と、この画像形成手段により形成されたトナー像を定着ニップにて記録材に定着させる一対の定着回転体と、この一対の定着回転体を接離させる接離手段と、を有する画像形成装置において、複数の記録材に連続して画像を形成する際、先行の記録材が定着ニップを抜けてから後続の記録材が定着ニップに到達するまでの間に、一対の定着回転体を離間させる離間モードと一対の定着回転体を接触させたまま定着時よりも減速回転させる減速モードを含む複数のモードの中から1つを選択して実行させる実行手段を有し、先行の記録材が定着ニップを抜けてから後続の記録材が定着ニップに到達するまでの時間は、前記離間モードを実行する際よりも前記減速モードを実行する際の方が短いことを特徴とする。
本発明にあっては、先行する記録材が一対の定着回転体を通過した後、後続する記録材の位置に応じて離間モード若しくは減速モードを実行させることで、圧接部材の昇温を効果的に防止する。これにより、一対の定着回転体によるダウンタイムを短縮し、画像形成の生産性を高めることができる。
次に本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
[画像形成装置]
まず、図1を参照して本実施形態の画像形成装置の全体構成について画像形成動作とともに説明する。
本実施形態の画像形成装置は、装置本体内には第1、第2、第3、第4の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdが併設され、各々異なった色のトナー像が静電像、現像、転写のプロセスを経て形成される。なお、各画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdはトナーの色が異なる以外は同じ構成である。そこで、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために図面に付した添え字a,b,c,dは省略し、総括的に説明する。
画像形成部Pは、それぞれ専用の像担持体、本実施形態では感光体である電子写真感光ドラム3を具備し、各感光ドラム3上に各色のトナー像が形成される。各感光ドラム3に隣接して中間転写体である中間転写ベルト17が回転可能に設置され、感光ドラム3上に形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト17上に一次転写される。そして、記録材収容部である給送カセット10に収容されている記録シートSは、所定のタイミングで二次転写部に向けて搬送され、二次転写部において中間転写ベルト上のトナー像が一括して二次転写される。さらにトナー像が転写された記録シートSは、定着手段である定着装置9で加熱及び加圧によりトナー像を定着した後、記録画像として装置外に排出される。
感光ドラム3の外周には、それぞれドラム帯電器2、現像器1、一次転写帯電器24及びクリーナ4が設けられ、装置の上方部には露光手段としての画像露光装置200が設置されている。この画像露光装置200には、光源であるレーザや後述するポリゴンミラーをはじめとする光学系が設置されている。
光源から発せられたレーザ光Lをポリゴンミラーを回転して走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズにより感光ドラム3の母線上に集光して露光することにより、感光ドラム3上に画像信号に応じた静電像が形成される。
現像器1a,1b,1c,1dには、現像剤としてそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナーが、図示しない供給装置により所定量充填されている。現像器1は、それぞれ感光ドラム3上の静電像を現像して、シアントナー像、マゼンタトナー像、イエロートナー像及びブラックトナー像として可視化する。
中間転写ベルト17は、駆動ローラ13、転写内ローラ14、テンションローラ15に張架されたエンドレスベルトで構成され、図1に示す矢印A方向に感光ドラム3と同じ周速度をもって回転駆動される。
感光ドラム3a上に形成担持された上記第1色のイエロートナー画像は、感光ドラム3aと中間転写ベルト17とのニップ部を通過する過程で、中間転写ベルト17に印加される一次転写バイアスにより、中間転写ベルト17の外周面に中間転写されていく。同様に第2色のマゼンタトナー画像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナー画像が順次中間転写ベルト17上に重畳転写され、合成カラートナー画像が形成される。
11は二次転写ローラで、中間転写ベルト17に対応し、平行に軸受させて下面部に接触させて配設してある。二次転写ローラ11には、二次転写バイアス源によって所望の二次転写バイアスが印加されている。
そして、カラー画像が転写された中間転写ベルト17の回転と同期して、記録材である記録シートSが給送カセット10から給送手段となる給送ローラ8によって1枚ずつ分離して給送される。さらに給送された記録シートSは搬送手段を構成するレジストローラ12等のローラ対により中間転写ベルト17と二次転写ローラ11とのニップ部である二次転写部16へ搬送される。この二次転写部16において、二次転写バイアスが印加されて、中間転写ベルト17上のトナー像が記録シートSに転写される。
一次転写が終了した感光ドラム3は、それぞれのクリーナ4により転写残トナーをクリーニング、除去され、引き続き次の静電像の形成以下に備えられる。転写ベルト17上に残留したトナー及びその他の異物は、転写ベルト17の表面にクリーニングウエブ(不織布)22を当接して、拭い取るようにしている。
本例では、以上説明した、記録シートSへの未定着トナー像の形成に関わるそれぞれの機器が、画像形成手段としての機能を果たしている。
トナー画像の転写を受けた記録シートSは定着装置9へ順次導入され、記録シートSに熱と圧力を加えることで定着される。
[定着装置]
次に本実施形態の定着手段である定着装置について、図2を参照して説明する。本実施形態の定着装置9には、記録シートS上に形成された未定着トナー像をその圧接部である定着ニップにおいて記録シートSに定着させる一対の定着回転体が設置されている。
この一対の定着回転体のうちの1つは、熱源を有する定着部材としての定着ローラ51であり、もう1つはこの定着ローラ51に対して圧接して定着ニップを形成する加圧部材(加圧回転体)としての加圧ローラ52である。
本実施形態の定着ローラ51は、外形φ75.0mm、厚み3.0mmのAlからなる中空芯金51a上に、ゴム硬度20°(JIS−A1kg加重)のシリコーンゴムの弾性層51bを2.5mm成形した。さらにその表面に10〜100μm厚みのPFAチューブを被覆した外径φ80mmの定着ローラを用いた。この定着ローラ51は、内部に加熱源としてハロゲンヒータ58を有し、定着ローラ51の温度が温度センサであるサブサーミスタ90によって検知され、その結果に基づいて温度制御部がヒータ58を駆動制御して180℃に温調される。
また、本実施形態の加圧ローラ52は、φ75mmのAlからなる中空芯金52aの周囲にゴム硬度20°(JIS−A1kg加重)のシリコーンゴムからなる弾性層52bを2.0mm設けた。さらにその表面に10〜100μm厚みのPFAチューブを被覆し外径φ80mmの加圧ローラを用いた。加圧ローラ52は定着ローラ51に総圧700〜1500Nで加圧され、従動回転可能である。
また、本実施形態の定着ローラ51と加圧ローラの接触部の幅(ニップ幅)は、約10mm、である。加圧ローラ52は、内部に加熱源としてハロゲンヒータ58を有し、加圧ローラ52の温度を温度センサであるサブサーミスタ91によって検知し、その結果に基づいて制御部がヒータ58を駆動制御して140℃に温調される。
前記加圧ローラ52は、図2の上下方向に移動可能に構成され、接離手段としての接離機構95によって定着ローラ51と加圧ローラ52とは圧接、離間可能に構成されている。具体的には、加圧ローラ52が定着ローラ51に圧接してニップを形成する位置と、図3に示すように、加圧ローラ52が定着ローラ51から離間する位置との2つの状態を持ち、離間した状態を検知するホームポジションセンサ101が設けられている。そして、加圧ローラ接離制御部102から、離間する命令が出力された際に、着脱モータ103によって、ホームポジションセンサが検知する位置まで加圧ローラ52が移動する。一方、加圧ローラ接離制御部102から、圧接する命令が出力された際には、着脱モータ103によって、離間状態の位置を基準として、加圧ローラ52が一定距離だけ定着ローラ51側に移動することにより、加圧ローラ52が定着ローラ51に対して圧接する。
これにより、プリント状態では定着ローラ51と加圧ローラ52は圧接してニップ部を形成するが、定着動作が終了した後は離間されてスタンバイ状態となる。この離間動作によって、ゴムの永久変形(Cセット)が防止され、定着ローラ51及び加圧ローラ52の耐久性が向上する。
また、加圧ローラ52を冷却する位置に冷却手段としての冷却ファン80が設けられている。本実施形態にあっては加圧ローラ52の長手方向に等間隔に4つの冷却ファン80が配置され、ファン制御部によって動作が制御される。
[制御手段]
メインサーミスタ90とサブサーミスタ91は、それぞれ定着ローラ51、加圧ローラ52の長手幅方向の中央部に当接して、温度制御部に接続される。そして、温度制御部は各サーミスタで検知された温度が目標温度となるようにヒータの動作を制御する。温度制御部、冷却ファン80を制御するファン制御部は中央制御部である制御手段によって動作が制御されている。
記録シートSが定着ローラと加圧ローラが形成するニップを通過する際の定着動作中、メインサーミスタ90による検知温度が200℃を超えると、記録シートS上のトナーが高温オフセットすることや、記録シートが変形することで画像不良が起こる可能性のある。このことは、複数回の試行によって確かめられている。また、サブサーミスタ91による検知温度が130℃を超えても、同様に記録シートSの変形に起因した画像不良や分離不良が生じることがある。
一方、メインサーミスタ90による検知温度が160℃以下になっても、記録シートS上のトナーが十分に融解せずに低温オフセットを起こす。
このため、メインサーミスタ90とサブサーミスタ91による検知温度が、一定範囲を外れたときには、一旦シート搬送ジョブ(通紙ジョブ)をストップし、ハロゲンヒータ58と冷却ファン80によって正常な温度に戻さなければならない。
定着ローラ51の温度はハロゲンヒータが正常に温調していれば、通紙中には加圧ローラ52側に熱が伝導するため、一定値以上になることはない。しかし一方で、対向の加圧ローラ52は、定着ローラ51から与えられる熱量と、記録シートSのニップ通過によって奪われる熱量、外部に放熱する熱量の総和によって温度変化が起こる。このため、連続して搬送される記録シートと記録シートの間隔(シート間)が開いたとき、加圧ローラの温度は上昇し、130℃を超えてしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、通紙ジョブ中に、定着温度を調整するダウンシーケンスに入る冷却動作モードを設けている。
[冷却モード]
次に、複数の記録シートに連続して画像を形成する際に加圧ローラが設定温度よりも昇温してしまうのを抑えるための冷却モードについて説明する。
本実施形態の画像形成装置は、メインサーミスタ90により定着ローラ51の温度を検知し、その温度が195℃以上または165℃以下の場合には一連の画像形成動作を一時中断し、加圧ローラ52を離間して定着温度調整動作へと移行する。また、加圧ローラ52が125℃(設定温度)よりも昇温してしまったときも同様に定着温度調整動作へと移行する。
定着温度調整動作では、定着ローラ51と加圧ローラ52が30秒間離間したままハロゲンヒータ58と冷却ファン80により、温調温度に近づける動作を行う。30秒で所定の温度範囲に戻れば通紙ジョブを再開し、温度範囲に入らなければ定着温度調整動作を持続させる。
本実施形態の構成では、定着性を満足できるようにするため、環境や紙種、坪量によって、目標温調温度や生産性を変えているので、定着ローラ51の温度に関しては上記の範囲外になることは少ない。しかし、加圧ローラ52の温度に関しては、定着ローラ51の熱が加圧ローラ52に伝わることで温度上昇する要因が大きく、連続して搬送する記録シートのシート間が開くと温度上昇する。記録シートのシート間が開く要因として、給送デッキからの給送ミスによる再トライ、画像処理部(コントローラ)からの画像展開遅延、現像器からのトナーはき出しシーケンス、帯電器のワイヤークリーニングなどが挙げられる。[千代1]
例えば、画像処理部にて大量の画像データを書き込み信号に変換する画像展開(リップ展開)に時間がかかったりするときである。画像処理部で画像処理をする際の画像展開時間は、データ量が大きいほど、また画像が複雑なほど時間を要する。また、給送カセットのシートが無くなり他の給送カセットに自動変更されたとき(オートカセットチェンジ)も同様である。オートカセットチェンジとは、給送カセット10を2箇所以上有し、記録材である記録シートSが給送カセット10から給送される際に、記録シートSの残り枚数が無くなる、または少なくなると、他の給送カセット10に同種類の記録シートSが存在する場合のみ、自動的に記録シートSを供給する給送カセットを他の給送カセットに変更する動作である。さらには、シート搬送路の長い大型機にて小部数の両面画像形成を行ったときに、1面目を定着してから、長い紙搬送路を通って2面目を定着するまで時間がかかる場合があり、この事例の場合には、両面の画像形成を行う画像間での、一面目の搬送タイミングと二面目の搬送タイミングのズレにより、記録シーとのシート間が片面通紙時の際よりも開くこともある。以上の主な事例など、他にも様々なケースがある。
これらは連続的に実行されることや、複数同時に起こる可能性もあり、またそのタイミングを予測しにくいので、定着装置でのハロゲンヒータ58や冷却ファン80の制御などでは間に合わない。
このように、ダウンタイムが発生すると、その分生産性が落ち、ユーザビリティが低下してしまう。そこで、本実施形態では上記温度上昇のスピードを抑えるために、冷却動作モード制御を行う。本実施形態にあっては、冷却動作モードとして、定着ローラ51と加圧ローラ52とを離間させる離間モードと、定着ローラ51の回転速度を画像定着時の通常速度よりも減速する減速モードとを有している。
そして、複数枚のシートを連続して搬送して画像形成し、定着する際に、制御手段が先行するシートが定着装置9を通過したとき、後続するシートの位置を判別(算出)し、その位置に応じて離間モード、減速モードを選択して実行させる。
本実施形態では前記離間モード、減速モードを搬送されるシートの位置により選択する。そのために、図4に示すように、給送ローラ8、二次転写部16、定着装置9のそれぞれ近傍であって、そのシート搬送方向下流側にシートを検知可能な記録材センサである第1シートセンサ81、第2シートセンサ82、第3シートセンサ85が設けられている。さらには、前記シートセンサ81,82,85がシートを検知したときに、シートの通過をカウントするシート通過カウンタC1,C2,C5(図5参照)設けられている。
図5は各部材の駆動制御する中央制御部である制御手段100の構成を示すブロック図である。図5に示すように、CPUやメモリによって構成された制御回路110に温度センサ(サーミスタ)90,91やシートセンサ81,82,85からの検知信号、シート通過カウンタC1,C2,C5のカウント値等を入力する。そして、制御回路110は温度検知信号に基づいてヒータ58を駆動を制御する温度制御部111、ファンを駆動を制御するファン制御部112の駆動制御を行う。さらに、制御回路110は、シート検知信号やシート通過カウント値に基づいて前述した接離手段95の駆動を制御する加圧ローラ接離制御部102、定着ローラ51の回転速度を制御する定着ローラ回転制御部113に命令を送る。これにより、各部材を駆動し、また各モードを実行する。
次に制御手段(実行手段)100によって選択実行される冷却モードの動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
通紙ジョブ開始時に、シート通過カウンタC1,C2,C5の初期値を0にリセットする(S1)。
そして、プリントジョブ開始後、給送ローラ8によって給送されたシートの先端が第1センサ81によって検知された時間をT1とし、そのときカウンタC1を1加算する(S2、S3)。同様に、搬送されるシート先端部が第2センサ82によって検知された時間をT2とし、そのときカウンタC2を1加算する(S4、S5)。また、シート先端部が第3センサ85に検知された時間をT5とし、そのときカウンタC5を1加算する(S6、S7)。
ここで、本実施形態の画像形成装置は、シートの給送カセットからのピックアップ位置から定着装置9に至るまでのシート搬送距離は約1.2mであり、シート搬送速度は200mm/sである。このため、シートは先端が第1センサ81を通過する時間T1から約6秒で定着装置9に到達する。同様に、二次転写部16から定着装置9までシート搬送距離は0.5mなので、シートは時間T2から定着装置まで2.5秒で到達する。さらに、例えばA3サイズのシートが定着ニップを抜けるのに、2秒要するとすると、シートが定着装置9に到達してから定着装置を通過する時間T5までの時間は約2秒である。
また、本実施形態の画像形成装置は、図7に示すように、圧接状態にある定着ローラ51と加圧ローラ52を離間モードにより離間させるのに要する時間は2秒である。また、離間している加圧ローラ52を定着ローラ51に圧接させて安定した回転動作を行うのに要する時間は3秒である。したがって、圧接状態にある定着ローラ51と加圧ローラ52を離間モードにより離間させた後、再度圧接させて安定した回転動作を行う一連の動作に必要な離間モード可能時間Taは最低5秒要する。
また、本実施形態の画像形成装置は、図7に示すように、画像定着時の通常速度200mm/sで回転している定着ローラ51を減速モードにより、その1/4の50mm/sまで減速するのに要する時間は1秒である。また、50mm/sから再び200mm/sまで加速するのに要する時間も1秒である。したがって、通常速度で回転している定着ローラ51を減速モードにより減速させた後、再度通常速度に復帰させる減速モード可能時間Tbは最低2秒要する。
そこで、先行するシートが定着装置(定着ニップ)9を通過してから後続するシートが定着装置(定着ニップ)9に到達するまでの到達時間をTcとして前述の時間関係をまとめると、以下のようになる。なお、時間Tcの算出は、上述のシート通過カウンタからの出力に基づいて制御手段100が算出している。つまり、本例では、制御手段100が時間Tcを算出する算出手段としての機能も果たしている。
(1)後続シートが第1シートセンサ81よりも上流側にあるときは、Tc>6秒であるから、Tc>Taである。
(2)後続シートが第1シートセンサ81よりも下流側であって、第2シートセンサ82よりも上流側にあるとき、Tc>2.5秒であるから、Tc>Tbである。
(3)後続シートが第2シートセンサ82よりも下流側であって、第3シートセンサ85よりも上流側にあるとき、Tc<2.5秒であるから、Tc<Tbの可能性がある。
そして、本実施形態の画像形成装置ではTa>Tbに設定されている。そこで、先行するシートが定着ニップから抜けた後、後続シートがどの位置にあるかによって、離間モードと減速モードを選択して実行する。これを、本実施形態ではカウンタC1,C2,C5の値によって、図6のフローチャートに示すような手順でモード選択を行う。
(1)C1=C5のとき(後続シートが第1シートセンサ81より上流側にあるとき)
この場合は、Tc>Taとなるため、制御手段は離間モードを実行し、図8に示すように、加圧ローラ52は定着ローラ51に対して離間動作を行う(S8、S9)。そして、次にC1>C5になったところで、すなわちシート先端が第1シートセンサ81を通過した時点で圧接動作を行う指令を出す。
(2)C1>C2=C5のとき(後続シートが第1シートセンサ81より下流側であって第2シートセンサ82より上流側にあるとき)
この場合は、Ta>Tc>Tbとなるため、図9に示すように、制御手段は加圧ローラ52と定着ローラ51は加圧動作を維持し、減速モードを実行する。すなわち、定着ローラ51の回転速度を200mm/sから50mm/sに落とす(S10〜S12)。そして次にC2>C5となったときに、すなわちシート先端が第2シートセンサ82を通過した時点で回転速度を200mm/sに戻す。
(3)C2>C5のとき(後続シートが第2シートセンサ82より下流側であって第3シートセンサ85より上流側にあるとき)
この場合は、Tc<Tbの可能性があるため、制御手段は離間モードも減速モードも実行せず、等速モードを選択実行させる。具体的には、定着ローラ51と加圧ローラ52は互いに圧接させた状態としつつ、定着時と同じ周速で回転を維持させる(S13)。つまり、本例では、上述した、離間モードと減速モードの他に等速モードも用意されており、制御手段はこれらのモードを含む複数のモードの中から1つを選択して実行可能な構成となっている。
なお、減速モードを実行する余裕がないとき(C2>C5のとき)は等速モードが選択されることになるが、定着ニップにシートが存在せずに加圧ローラが定着ローラによって加熱されてしまう時間が短いことから、加圧ローラが設定温度を超えることは無かった。
上記のように、シートを連続して搬送して画像形成し、定着する際に、先行するシートが定着装置9を通過したとき、後続するシートの位置に応じて離間モード、減速モード、等速モードを選択して実行させるものである。そして、その選択をシートセンサ(検出手段)によるシート検知信号に基づいて後続シートが定着装置9へ到達する到達時間を判定して行うものである。
図10は本実施形態の定着装置9において、定着ローラ51と加圧ローラ52を圧接した状態でヒータ加熱して画像定着するときの通常速度で定速回転した場合と、その1/3の周速に減速して回転させた場合の温度推移をみた実験結果を示すグラフである。
図10に示すように、定着ローラ51の回転速度を減速させることで、定着ローラ51の温度の低下速度と加圧ローラ52の温度上昇速度が緩やかになるのは、以下の理由による。
定着ローラ側から加圧ローラ側に熱が伝導する際に、両者の温度差が常に高い状態を保てれば、熱の伝達速度は高くなるが、逆に両者の温度が平衡状態に近づくほど熱の伝達速度は緩やかになる。これは冷却ファン80の風量を大きくすると、対象物がより冷却されるのと同じ理由である。つまり、定着ローラ51の回転速度を定着時よりも低速にすることで、定着ローラ51と加圧ローラ52が接触するニップ部内で温度差がつきにくくなり、熱の伝達速度が遅くなる。そして静止状態では最も温度の伝達が遅くなる。
図11に定着ローラ51の回転速度を画像定着時の通常速度で等速回転させたとき、通常速度の2/3の周速で回転させたとき、通常速度の1/3の周速で回転させたとき、静止させたときの加圧ローラ52への熱伝導の状態を調べた実験結果を示す。この結果から、定着ローラ51の周速が低速になるほど、熱の伝達の速度が緩やかになることがわかる。
本実施形態にあっては、前述したようにシートの搬送状態に応じて定着装置9を冷却動作モードで動作させることで、通紙ジョブ中に割込み制御が起こってシート間が頻繁に開いた際も、加圧ローラ52の温度上昇を最小限に抑えることができた。そして、試行時の測定では、加圧ローラ52の温度は最大値120℃程度で、ダウンタイムに入ることが無かった。
また、本実施形態では、最もダウンタイムの原因となる、定着ローラ51と加圧ローラ52が直接触れるシート間での加圧ローラ52への温度伝達を軽減することで、加圧ローラ52の温度上昇を最小限に抑えることができる。このため、プリントジョブ中の加圧ローラ52の昇温に起因するダウンタイムの回数を大幅に軽減することができた。
以上の定着装置の動作イメージを図12と図13に示した。図12に示すように、従来はシート間が開いた際に、加圧ローラ温度の上昇が大きく、それが積み重なると、加圧ローラ温度制御範囲上限まで達してしまい、ダウンシーケンスに入ってしまっていた。
しかし、本実施形態では、このシート間が開いた際の温度上昇を、定着ローラ51の減速回転によって最小限に抑えている。また、この減速モードのみでは、加圧ローラ52の温度の上昇スピードは緩やかになるものの、シートが定着装置に搬送されない状態で一度上昇した温度が低下することは無かった。そこで、図13に示すように、加圧ローラ52が脱着できる長さのシート間が開いた際には、加圧ローラ52を定着ローラ51から離間させ、冷却することで、加圧ローラ52の上昇した温度を元に戻すようにしている。
また、本実施形態では、センサの数を増やして構成が複雑になることを避けるために、レジセンサや二次転写部のセンサ、定着前センサをそのまま利用して、加圧ローラ52の接離タイミングや定着ローラ51の加速減速タイミングを決定した。しかし、それぞれの加圧ローラ52の離間・圧接時間、定着ローラ51の減速・加速時間を考慮して、最適なシートのタイミングの位置にセンサのフラグを設けた方が、目的である加圧ローラの温度上昇防止の効果は上がる。
さらに、定着ローラ51に対して離間している加圧ローラ52が圧接するのに間に合う位置にシートが搬送されたことを検知する着タイミングセンサを設ける。また、減速している定着ローラ51が通常速度まで加速するのに間に合う位置にシートが搬送されたことを検知する加速タイミングセンサを設ける。そして、図14のフローチャートに示すように、着タイミングセンサと加速タイミングセンサを通過したシートをカウントするカウンタC3,C4の値を基準に離間モード、減速モードを選択して実行する。これにより、図15に示すように、シートが定着装置9にいないタイミングにより長い低速回転を行うことで設定温度を超える温度上昇防止の効果がさらに高まる。
また、図11より減速モード時の定着ローラ51の回転速度を遅くするほど、加圧ローラ52の温度の上昇スピードが抑えられることがわかる。しかし、通常時の2/3よりも速い速度では、効果がほとんど期待できず、従来例と変わらず加圧ローラ52が昇温してダウンタイムに入ることになってしまう。
また、逆に静止状態に近い状態では定着ローラ51と加圧ローラ52の表層に温度分布のムラが生じてしまう。このため、定着後の画像に定着性のムラや表面グロスのムラが発生してしまうことがあった。さらに、本実施形態の構成では、モータの回転数を10%程度にすると、定着装置9のニップ圧が約1000Nと高いことや、駆動モータの性能の限界により、回転不良やニップ間での摺動部材のスリップが発生することがあった。
以上の結果より、減速モードでの定着ローラ51の回転速度は、通常定着動作時の回転速度の1/10以上、かつ、2/3以下で動作させることが好ましい。
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態に係る装置について説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成は前述した実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは本実施形態の特徴となる構成について説明する。また、前述した実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
第1実施形態では、複数のシートセンサをシート搬送経路に設けることによって、加圧ローラ52の圧接、離間タイミングや定着ローラ51の加速減速タイミングを決定した。
本実施形態では画像形成処理部(コントローラ)からの信号である画像形成の開始である画像書き出しタイミングから、シートが二次転写部に到達する時間を求める。そして、そこからさらに定着ローラ51への到達タイミングを算出することにより、離間モード、減速モードの動作を選択決定する。
本実施形態においては、定着装置として図16に示すように、エンドレスベルトを用いたベルト方式の定着装置を用いている。
すなわち、本実施形態では定着装置9に、図16に示すように、一対の定着回転体のうちの一方の加圧ローラの代わりに、複数のローラ55,56,57で張架されたエンドレスの加圧ベルト(加圧回転体)53を用いている。この加圧ベルト53を定着ローラ(定着回転体)51に当接させ、加圧ベルト53の内側から、不図示の摺動部材を介して加圧パッド70および加圧パッド支持部71とで構成された加圧部材で加圧ベルト53を定着ローラ51に加圧して定着ニップ部を形成している。
定着ローラ51は図16の矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される。加圧ベルト53は記録シーとの未定着トナー像が形成された面とは反対側の面と接触し、定着ローラ51の回転に従動して矢印方向(反時計回り方向)に回転する。
定着ローラ51は厚み3mmのAlなどからなる芯金上にシリコーンゴムやフッ素ゴム等の弾性体層を被覆した構成になっており、弾性層に表層として10〜100μm厚みのPFAチューブなどのフッ素樹脂を被覆してもよい。
加圧ベルト53はポリイミド等の樹脂またはニッケル等の金属からなる基材の表面にシリコーンゴムやフッ素ゴム等の弾性体層を被覆した構成になっており、弾性層に表層として10〜100μm厚みのPFAチューブなどのフッ素樹脂を被覆してもよい。
加圧ベルト53を懸回させたローラ55,56,57の内、ローラ56は金属からなる分離ローラであり、加圧ベルト53を介して定着ローラ51に食い込むように加圧している。これにより、定着ローラ51の弾性体を変形させ記録シートSを定着ローラ51表面から分離する。
加圧パッド70は金属の台座の上にシリコーンゴムやフッ素ゴム等の弾性体を配置した構成をとり、加圧ベルト53を介して定着ローラ51を加圧している。加圧パッド70と加圧ベルト53との間に摺動性を上げるための摺動部材や、加圧ベルト53の内面に潤滑材を用いることも一般的である。
以上のように定着ローラ51とエンドレスの加圧ベルト53、加圧パッド70によって定着ニップ部を形成すると、加圧ベルト53により定着ローラ51の外周に巻きつくように幅広い定着ニップ部を形成することが可能となる。このため、高速化や厚紙などの定着に対して有利になる。
また、分離ローラ56を定着ローラ51の表面に食い込むように加圧することによって、第1実施形態よりも更に良好な分離性を示し、高速化に対して有利になる。
また本実施形態では、加圧パッド70を加圧ベルト53に摺動させつつ加圧する構成をとっているため、加圧ベルト53の摺動抵抗によるスリップが発生するおそれがある。加圧ベルト53の摺動抵抗は、加圧パッド70の摺動部材および加圧ベルト53の温度上昇に伴って高くなっていく。そのため、加圧ベルト53の温度を低く保つことが、加圧ベルト53のスリップを発生させないためには重要なポイントである。
このような観点から、本実施形態のようなベルト定着装置ではスタンバイ中にはベルトを離間することが必要である。そして通紙ジョブ中の昇温対策として、加圧ベルト53の冷却モードが有効である。
そのために、本実施形態の定着装置にあっても、加圧ベルト53は定着ローラ51に対して接離機構により圧接、離間可能に構成されている。この接離機構の動作は制御手段100により制御される。
[冷却モード]
次に、複数の記録シートに連続して画像を形成する際に加圧ベルトが設定温度よりも昇温してしまうのを抑えるための冷却モードについて説明する。本例においても、この冷却モードの選択た実行タイミングなどの制御は制御手段100が司っている。
本実施形態の冷却モードは、画像書き出しタイミングからシートの定着装置への到達時間Tcを判定することで、その時間が離間モード可能時間Ta以上であれば、離間モードを実行させて加圧ベルト53を定着ローラ51に対して離間させる。また、前記到達時間が離間モード可能時間より短く、減速モード可能時間Tbよりも長い場合には、減速モードを実行して定着ローラ51の回転速度を遅くし、加圧ベルト53の昇温を最小限に抑えるようにする。
これにより加圧ベルト53のスリップ発生を抑えつつ連続通紙時の生産性を確保し、加圧ベルト53の異常昇温によるホットオフセットやダウンタイムによるユーザビリティの低下を防止する。
画像形成装置にあっては感光ドラムに画像露光により静電像を形成する画像書き出しタイミングから、トナーが転写されたシートが搬送されて最終的に定着装置まで到達するまでの時間は、同一画像形成ジョブであれば常に一定となる。そのため、この画像書き出しタイミングから、シートの定着装置への到達時間が算出可能になる。本例では、この到達時間の算出を制御手段(算出手段)100が行っている。
なお、本実施形態では、4色の画像形成に際し、最も上流にあるイエローの画像書き出しタイミングを基準として、定着装置へのシートの到達タイミングを判定した。通紙ジョブが開始されてから、制御手段から画像形成部へ画像の書き出し指令が送られる。イエローの感光ドラムへの画像書き出しを検知すると、この時間を記憶装置が順次記憶する。処理は、図17のフローチャートに示す手順によって行われる。
なお、本実施形態ではイエローの画像書き出しタイミングを基準にしたが、定着ローラ51に対する加圧ベルト53の離間のタイミングや昇温防止モードを検知するタイミングが間に合うのならば、他の色(例えばブラック)の画像書き出しタイミングでも問題ない。
実際の動作は図17のフローチャートの流れで進む。以下、フローチャートを参照して昇温防止モード手順について具体的に説明する。
なお、フローチャート中の記号U1,U2,U3,U4はそれぞれ図18に示したように、モードの変更に要する最大必要時間である。本実施形態ではU1=1秒,U2=1秒,U3=2秒,U4=3秒となっている。また、nはジョブ中の画像書き出し実行枚数、Tはジョブ開始時からの経過時間、Rを画像形成が終了した時間、Pを画像形成が開始した時間として、BはP−Rから求められるシート間時間とした。
通紙ジョブが受け付けられると、画像書き出し実行枚数変数nを1、経過時間変数Tを0に初期化し、Tは時間経過と共に増加していく。初期のRの値は、1枚目の画像よりも先に書かれた画像はないので−(U3+U4)以下の値にしておく(S201)。
次に、画像形成が開始されて、感光ドラムに画像信号の静電像が形成されるタイミングのときに(S202)、時間TをPに記憶し(S203)、シート間Bを計算する(S204)。
前記値Bが加圧ベルト53の離間・圧接(着脱)に必要な時間U3+U4よりも大きいとき(シート間の時間内に離間・圧接が可能なとき)(S205)、1つ前に画像形成が行われたシートが定着装置9を抜けたときに加圧ベルト53を離間(脱)する予約を行う。そして、この画像形成されたシートが定着装置9に到達するタイミングに間に合うように、シートが定着装置9に到達するU4秒前に加圧ベルト53の圧接(着)動作を開始する予約をする(S206)。そして、n枚目の画像形成が終了すると(S209)、このときの時間TをRに記憶する(S210)。
一方、BがU3+U4よりも小さく、U1+U2よりも大きいとき(シート間の時間内に定着ローラが減速して再び加速することが可能なとき)(S207)、1つ前に画像形成が行われたシートが定着装置を抜けたときに定着ローラを通常速度の1/3速に減速する予約を行う。そして、この画像形成されたシートが定着装置に到達するタイミングに間に合うように、シートが定着装置に到達するU2秒前に定着ローラを通常速度の等速に戻す予約をする(S208)。
そして、前記と同様に、n枚目の画像形成が終了すると(S209)、このときの時間TをRに記憶する(S210)。
以上の一連の動作が終了してジョブが継続しているとき(S211)、nをカウントアップさせて、同様の試行を繰り返す(S212)。
定着装置9をシートが抜けて、次の画像形成が行われていないときには(S213)、加圧ベルト53は脱状態になる(S214)。
前述のように、本実施形態にあっては画像書き出しタイミングより、先行する記録シートと後続の記録シート間の距離に対応する情報を時間で算出し、このシート間距離に相当するシート間時間を、各モード変更に必要な時間と比較する。そして、加圧ベルトの離間・圧接動作が可能な時間ならば、優先して離間動作を実行する。離間・圧接動作が間に合わないタイミングでも、減速モードを実行することが可能な時間があれば、減速モードを実行して定着ローラ51を減速回転させ、加圧ベルトの昇温を抑える。
なお、減速モードを実行する余裕(時間)もないときは、等速モードが選択され、定着ローラと加圧ベルトを圧接させたまま定着時と同じ周速で回転を維持させる。但し、この等速モードが選択されても、定着ニップにシートが存在せずに加圧ベルトが定着ローラによって加熱されてしまう時間が短いことから、加圧ベルトが設定温度を超えることは無かった。
〔第3実施形態〕
次に第3実施形態に係る装置について説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成は前述した実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは本実施形態の特徴となる構成について説明する。また、前述した実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
本実施形態では給送デッキからの記録シートのピックアップタイミングから、記録シートが定着ローラ51へ到達する最短時間を算出することにより、離間モード、減速モード、等速モードの動作を選択決定する。本例の給送デッキには給送カセット10が複数設置されている。
記録シートのピックアップタイミングは常に等間隔ではなく、例えば給送カセットの紙が無くなり他の給送カセットに自動変更されたとき(オートカセットチェンジ)、シート給送の遅延(ピックアップミス)によりシートの搬送タイミングが遅れることがある。
オートカセットチェンジとは、給送カセット10内の記録シートSの残り枚数が無くなる、または少なくなると、制御手段100により他の給送カセット10に同種類(同サイズ)の記録シートSが収容されているか確認が行われる。そして、他の給送カセットに同種類の記録シートSが収容されていることを確認すると、制御手段は他の給送カセットから記録シートが給送されるように、使用する給送カセットを切替えて、画像形成動作を中断することなく継続させる。一方、他の給送カセットに収容されている記録シートが同種類ではない場合、制御手段は画像形成を中断し、操作部にエラー表示を行う。このエラー表示は、給送カセット内の記録シート無しを報知し、記録シートの補充を促すものである。
[冷却モード]
本実施形態の冷却モードは、記録シートが給送デッキからピックアップされたタイミングからシートの定着装置への到達時間Tcを判定することで、その時間が離間モード可能時間Ta以上であれば、離間モードを実行させて加圧ベルト53を定着ローラ51に対して離間させる。また、前記到達時間が離間モード可能時間より短く、減速モード可能時間Tbよりも長い場合には、減速モードを実行して定着ローラ51の回転速度を遅くし、加圧ベルト53の昇温を最小限に抑えるようにする。
これにより加圧ベルト53のスリップ発生を抑えつつ連続通紙時の生産性を確保し、加圧ベルト53の異常昇温によるホットオフセットやダウンタイムによるユーザビリティの低下を防止する。
本実施形態の画像形成装置では、記録シートにあってはピックアップされたタイミングからトナーが転写されたシートが搬送されて最終的に定着装置まで到達するまでの時間は約3秒と、常に一定に近い値となる。そのため、この画像書き出しタイミングから、シートの定着装置到達時間が算出可能になる。
なお、本実施形態では、記録シートのピックアップが完了したタイミングを基準として、冷却モードを判定している。
実際の動作は第2実施形態と同様に図17のフローチャートの流れで進む。以下、フローチャートを参照して昇温防止モード手順について具体的に説明する。
なお、フローチャート中の記号U1,U2,U3,U4はそれぞれ図18に示したように、モードの変更に要する最大必要時間である。本実施形態ではU1=0.3秒,U2=0.2秒,U3=1秒,U4=1秒となっている。また、nはジョブ中の画像書き出し実行枚数、Tはジョブ開始時からの経過時間、Rを画像形成が終了した時間、Pを画像形成が開始した時間として、BはP−Rから求められるシート間時間とした。
通紙ジョブが受け付けられると、画像書き出し実行枚数変数nを1、経過時間変数Tを0に初期化し、Tは時間経過と共に増加していく。初期のRの値は、1枚目の画像よりも先に書かれた画像はないので−(U3+U4)以下の値にしておく(S201)。
次に、画像形成が開始されて、感光ドラムに画像信号の静電像が形成されるタイミングのときに(S202)、時間TをPに記憶し(S203)、シート間Bを計算する(S204)。
前記値Bが加圧ベルト53の離間・圧接(着脱)に必要な時間U3+U4よりも大きいとき(シート間の時間内に離間・圧接が可能なとき)(S205)、1つ前に画像形成が行われたシートが定着装置9を抜けたときに加圧ベルト53を離間(脱)する予約を行う。そして、この画像形成されたシートが定着装置9に到達するタイミングに間に合うように、シートが定着装置9に到達するU4秒前に加圧ベルト53の圧接(着)動作を開始する予約をする(S206)。そして、n枚目の画像形成が終了すると(S209)、このときの時間TをRに記憶する(S210)。
一方、BがU3+U4よりも小さく、U1+U2よりも大きいとき(シート間の時間内に定着ローラが減速して再び加速することが可能なとき)(S207)、1つ前に画像形成が行われたシートが定着装置を抜けたときに定着ローラを通常速度の1/3速に減速する予約を行う。そして、この画像形成されたシートが定着装置に到達するタイミングに間に合うように、シートが定着装置に到達するU2秒前に定着ローラを通常速度の等速に戻す予約をする(S208)。
そして、前記と同様に、n枚目の画像形成が終了すると(S209)、このときの時間TをRに記憶する(S210)。
以上の一連の動作が終了してジョブが継続しているとき(S211)、nをカウントアップさせて、同様の試行を繰り返す(S212)。
定着装置9をシートが抜けて、次の画像形成が行われていないときには(S213)、加圧ベルト53は脱状態になる(S214)。
前述のように、本実施形態にあっては給送カセットからの記録シートピックアップタイミングから記録シートのシート間距離を時間で算出し、このシート間距離に相当するシート間時間を、各モード変更に必要な時間と比較する。そして、加圧ベルトの離間・圧接動作が可能な時間ならば、優先して離間動作を実行する。離間・圧接動作が間に合わないタイミングでも、減速モード可能時間があれば、減速モードを実行して定着ローラ51を減速回転させ、加圧ベルトの昇温を抑える。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態ではシートセンサからのシート検知信号、あるいはコントローラからの信号である画像形成の開始タイミング、搬送手段からのシートの搬送タイミングから、定着装置へのシート到達タイミングを算出することにより、離間モード、減速モードの動作を決定した。
しかし、定着装置へのシート到達タイミングが正確に計測できるものであれば、他のタイミングでもよい。例えば、二次転写レジセンサ部の動作タイミング信号、シートの搬送経路に設けられたシート位置検知センサの信号などが挙げられる。
画像形成装置の断面図である。 通常定着動作時の定着装置の断面図である。 加圧ローラが定着ローラから離間した状態の説明図である。 シートセンサの配置図である。 制御手段のブロック図である。 処理動作を示すフローチャートである。 動作モード変更時の所要時間表である。 離間動作時の定着装置の断面図である。 減速モード時を示す定着装置の断面図である。 減速モードの効果検討結果である。 減速モードの効果検討結果である。 減速モードの効果説明図である。 減速モードの動作説明図である。 処理動作を示すフローチャートである。 各センサの配置条件の図である。 第2実施形態に係る、定着装置の断面図である。 第2実施形態に係る、処理動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る、動作モード変更時の所要時間表である。 連続シート搬送時の説明図である。 連続シート搬送時の説明図である。
符号の説明
C1,C2,C5 …シート通過カウンタ
3 …感光ドラム
8 …給送ローラ
9 …定着装置
51 …定着ローラ
52 …加圧ローラ
58 …ハロゲンヒータ
80 …冷却ファン
81 …第1シートセンサ
82 …第2シートセンサ
85 …第3シートセンサ
90 …メインサーミスタ
91 …サブサーミスタ
95 …接離手段
100 …制御手段
101 …ホームポジションセンサ
102 …加圧ローラ接離制御部
103 …着脱モータ
110 …制御回路
111 …温度制御部
112 …ファン制御部
113 …定着ローラ回転制御部

Claims (7)

  1. 記録材にトナー像を形成するための画像形成手段と、この画像形成手段により形成されたトナー像を定着ニップにて記録材に定着させる一対の定着回転体と、この一対の定着回転体を接離させる接離手段と、を有する画像形成装置において、
    複数の記録材に連続して画像を形成する際、先行の記録材が定着ニップを抜けてから後続の記録材が定着ニップに到達するまでの間に、一対の定着回転体を離間させる離間モードと一対の定着回転体を接触させたまま定着時よりも減速回転させる減速モードを含む複数のモードの中から1つを選択して実行させる実行手段を有し、先行の記録材が定着ニップを抜けてから後続の記録材が定着ニップに到達するまでの時間は、前記離間モードを実行する際よりも前記減速モードを実行する際の方が短いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記実行手段は、先行の記録材が定着ニップを抜けてから後続の記録材が定着ニップに到達するまでの間に、前記一対の定着回転体を接触させたまま定着時の周速で回転させる等速モードを実行可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 先行の記録材が定着ニップを抜けてから後続の記録材が定着ニップに到達するまでの時間は、前記離間モードを実行する際よりも前記減速モードを実行する際の方が短く、前記減速モードを実行する際よりも前記等速モードを実行する際の方が短いことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 記録材の通過を検出する検出手段と、前記検出手段の出力に応じて先行の記録材が定着ニップを通過してから後続の記録材が定着ニップに到達するまでの時間に対応する時間を算出する算出手段と、を有し、前記実行手段は前記算出手段の出力に応じて前記複数のモードの中から1つを選択して実行させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段は感光体とこの感光体に画像露光を行う露光手段とを有し、前記実行手段は前記露光手段による画像露光の開始タイミングに基づいてモードを選択することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記減速モードにおける前記一対の定着回転体の周速は定着時の周速の1/10以上、かつ、2/3以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記一対の定着回転体のうち定着時に記録材の未定着トナー像が形成された面とは反対側の面と接触する定着回転体をエンドレスベルトにより構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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