JP4568693B2 - シート状媒体搬送手段 - Google Patents

シート状媒体搬送手段 Download PDF

Info

Publication number
JP4568693B2
JP4568693B2 JP2006128330A JP2006128330A JP4568693B2 JP 4568693 B2 JP4568693 B2 JP 4568693B2 JP 2006128330 A JP2006128330 A JP 2006128330A JP 2006128330 A JP2006128330 A JP 2006128330A JP 4568693 B2 JP4568693 B2 JP 4568693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
roller
medium
pair roller
upstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006128330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007297195A (ja
Inventor
克彦 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006128330A priority Critical patent/JP4568693B2/ja
Publication of JP2007297195A publication Critical patent/JP2007297195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4568693B2 publication Critical patent/JP4568693B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

本発明は、シート状媒体(以下、用紙ともいう。)を損なうことなく搬送するシート状媒体搬送手段に関する。
画像形成装置において、シート状媒体(以下、用紙ともいう。)にトナー画像が形成され、このトナー画像は定着装置で定着される。定着後の用紙搬送に際し、画像形成された用紙面が熱を帯びているため、用紙を案内するガイド板や搬送コロに接触すると、用紙面に加熱溶融によって定着されたトナーが剥れるという問題がある。
例えば、用紙を案内するガイド板のリブに擦れると画像にスジが付いたり、搬送コロに接触すると部分的な画像剥がれ(所謂白ポチ)が生じたりする。また、両面に画像が形成された用紙であれば、搬送される用紙を挟むように配置された両側のガイド板及び搬送コロに接触して擦れる。そのとき、用紙の熱が冷めていれば問題ないが、定着直後ではトナーが剥がれ易いので特に問題となる。また、画像形成装置の小型化により定着直後の搬送経路が曲がっている状態が多く該曲がった部位では用紙が擦られ易い。
つまり、曲がったガイド板を通る用紙は、ガイド板の上流側の搬送コロ、ローラと下流側の搬送コロ、ローラとで共通に挟持されて搬送される状態の下で、ガイド板の上流側の搬送と速度と下流側の搬送速度の差により、特に下流側の搬送速度が上流側の搬送速度よりも速いときに、ガイド板に対する擦れが生じ易くその程度も大きい。
例えば、定着部における用紙の搬送速度とその下流に構成されるローラ対による搬送速度は、ローラ等の部品精度や温度による部品膨張などによって同じにならず、このため用紙が上流側の定着部におけるニップ部と下流側の搬送コロ、ローラにおけるニップ間で引張られたり、逆にたわみを生じたりし易く、何れの場合にもガイド板に対して擦られることとなる。定着部から用紙が出てくる挙動も用紙種類、画像によって異なり、ガイド板に接し易い形に撓む場合もある。
そのような定着後の搬送経路において用紙のガイド板に対する擦れを防止する対策としては、
(a)定着部から次の搬送ローラ対、又はターン部まで搬送される間で、画像を剥がれ難くするため用紙を冷却することが考えられる。例えば、ファンで直接用紙を冷却する。或いは、用紙を搬送するローラを金属で構成して冷却パイプに接続し、該冷却パイプの端部をファンで冷却する。これは、金属ローラから冷却パイプまで熱伝導を利用して熱を導き、ファンで冷やす方法である。しかし、この方法では、定着後の用紙を冷却するのであり、定着部の温度が安定しないことから効果も不安定であり、また、冷却パイプは高価であるので高コストとなる。
(b)定着後に搬送される用紙が接触する箇所をフッ素系樹脂にし、用紙上に定着されたトナーがガイド板及び搬送コロなどに移らないようにした技術もあるが、フッ素系樹脂加工により非常に高コストとなる。
(c)ガイド板に接触しないように、定着後における用紙の進路が変わるターン部の搬送路の懐を大きくする案も考えられるが、定着部から出てくる用紙の挙動は、用紙種類によって異なる。例えば、用紙はターン部の内側に沿って出てきたり、外側に沿って出てきたりと、態様が不定であり、結局はガイド板に接触することがある。また、ターン部の搬送路の懐を大きくすると、用紙のターン能力が低下し用紙が引っかかりやすくなる。別案として、定着部の出口で用紙の挙動がばらつかないようにするため、出口を狭くする方法も考えられるが狭い出口部で用紙が接触し易くなるので解決にならない。
(d)
d−1. 記録紙の搬送に伴う転写部の転写ズレを防止して良好な画像形成を行うために、下流側搬送ローラ対と上流側搬送ローラ対とに挟持された記録紙を、各搬送ローラ対の回転により搬送する用紙搬送手段と、像担持体上に形成されたトナー像を記録紙に転写する転写部を、下流側搬送ローラ対と上流側搬送ローラ対によって形成される搬送路上に設けた画像形成装置において、搬送路における記録紙のループ量を複数の準位で検出する検知手段を設け、その検知手段の検知結果に応じて搬送手段を構成する少なくともいずれか一の搬送ローラ対の回転速度を制御して搬送路を通過中の記録紙のループ量が設定範囲内に維持されるように構成する技術がある(例えば、特許文献1参照)。しかし、この検知装置の構成は、扇状の遮光板の円周部分に沿って二つのフォトインタラプタを配置し、アクチュエータの回転に伴う遮光板の回転によって、フォトインタラプタの光が遮断され、アクチュエータの回転角を3つの準位で検知するものである。かかる構成では、検知に際してアクチュエータが用紙に接触するのであるから、本問題の解決に利用しようとしても、画像の擦れが懸念される。また、複数の準位(つまり有段階)での検出では、本問題のように搬送される用紙の表裏に画像が形成されている場合は、用紙の裏表それぞれに位置するガイド板への擦れを無くすために用紙の状態を保持する必要があり実施には精度的な困難を伴う。
d−2. 画像形成部と定着部間の用紙線速差を解消するため、用紙厚み方向に変位する変位部材を揺動させ前記変位部材によって前記連続紙に与えられる張力を異なる段階に設定する技術がある(例えば、特許文献2参照)。しかし、変位部材が用紙に接触するので、画像の擦れが懸念される。
d−3. 搬送されたシート原稿を読取る読取手段を有する原稿搬送読取装置において、シート原稿を搬送する搬送ローラに摺接する接触式温度検知センサからの電気信号に基いて駆動モータの回転速度を調整制御する技術がある(例えば、特許文献3参照)。しかし、搬送ローラの温度情報に応じての搬送速度制御ではあまりに間接的であり、用紙のガイド部に対する擦れ防止とならない。
このように、従来、用紙の進行方向上、上流側に設けられた上流搬送対ローラと、下流側に設けられた下流搬送対ローラと、これら上流搬送対ローラと下流搬送対ローラ間で用紙を検出する検出手段及びシート状媒体を案内するガイド部材を備えたシート状媒体搬送手段において、「シート状媒体が前記上流搬送対ローラと前記下流搬送対ローラとで共通に挟持搬送される状態のもとで、該シート状媒体の前記上流搬送対ローラによる挟持部から前記下流搬送対ローラによる挟持部までの間の部位」がガイド部材又は検知手段に擦られないようにする対策は十分とはいえない。
さらに、搬送ローラ径の加工ばらつきや温度による変形、用紙種類や用紙への画像状態によって、用紙搬送挙動が変わる定着直後の用紙搬送において、従来、搬送される用紙の表裏両側に位置するガイド部材に接触することなく搬送するための対策は不十分である。
特開2006−10722号公報 特開2000−198593号公報 特開2005−269601号公報
本発明は前記問題に鑑みなされたものであり、シート状媒体搬送過程において当該シート状媒体が、ガイド部材などに擦られることがないシート状媒体搬送手段を提供することを課題とする。
前記課題を達成するため請求項1にかかる発明は、シート状媒体の進行方向上、上流側に設けられた上流搬送対ローラと、下流側に設けられた下流搬送対ローラと、これら上流搬送対ローラと下流搬送対ローラ間でシート状媒体を検出する検出手段及びシート状媒体を案内するガイド部材を備えたシート状媒体搬送手段において、前記検出手段をシート状媒体に対して非接触とし、シート状媒体が前記上流搬送対ローラと前記下流搬送対ローラとで共通に挟持搬送される状態のもとで、該シート状媒体の前記上流搬送対ローラによる挟持部から前記下流搬送対ローラによる挟持部までの間の部位が、前記ガイド部材と非接触で搬送されるように前記上流搬送対ローラ及び前記下流搬送対ローラの少なくとも一方の駆動速度を制御する制御手段を具備し、前記制御手段は、シート状媒体が前記上流搬送対ローラと前記下流搬送対ローラとで共通に挟持搬送される状態となっている時間を、当該シート状媒体搬送手段の上流に設けたセンサによるシート状媒体の検知情報に基づいて算出し、この時間に前記制御を行うこととした。
請求項2にかかる発明は、シート状媒体の進行方向上、上流側に設けられた上流搬送対ローラと、下流側に設けられた下流搬送対ローラと、これら上流搬送対ローラと下流搬送対ローラ間でシート状媒体を検出する検出手段及びシート状媒体を案内するガイド部材を備えたシート状媒体搬送手段において、前記検出手段をシート状媒体に対して非接触とし、シート状媒体が前記上流搬送対ローラと前記下流搬送対ローラとで共通に挟持搬送される状態のもとで、該シート状媒体の前記上流搬送対ローラによる挟持部から前記下流搬送対ローラによる挟持部までの間の部位が、前記ガイド部材と非接触で搬送されるように前記上流搬送対ローラ及び前記下流搬送対ローラの少なくとも一方の駆動速度を制御する制御手段を具備し、前記制御手段により、前記検出手段の出力が予め設定された値になるように制御対象である搬送対ローラの駆動源の速度を制御し、また、前記検出手段の出力から前記シート状媒体のジャムの有無を判定することとした
本発明によれば、前記上流搬送対ローラと前記下流搬送対ローラ間で、シート状媒体はその搬送中において、擦れによる損傷を受けることがない。
[1]第1の実施の形態
本発明が適用される両面搬送装置付きの画像形成装置を図1により設明する。本実施形態の画像形成装置は、いわゆるタンデム方式を採用したフルカラープリンタである。
この画像形成装置100の装置の内部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色の画像を形成するための画像形成手段として、4個の潜像担持体であるドラム状の感光体2Y、2M、2C、2Bkが図中左右方向に等間隔で離間させて並列に配設されている。そして画像形成装置100の動作時に、不図示の駆動源により、矢印方向に回転する。これら感光体の周囲には、現像装置など、電子写真方式の画像形成装置に必要な部材、装置が配備されて画像形成部1Y、1C、1M、1Bkが構成されている。4個の画像形成部1Y、1C、1M、1Bkは、いずれも同じ構成となっている。
各画像形成部1Y、1C、1M、1Bkにおいて、感光体の周囲には静電写真プロセスを行うための手段として、帯電装置、現像装置、クリーニング装置等の作像部材が順に配設されている。
感光体2Y、2C、2M、2Bkの下方には各色毎の画像データ対応のレーザ光を、帯電装置で一様に帯電済みの各感光体の表面に走査し、静電潜像を形成するための露光装置8が設けられている。露光装置8は、レーザ光源、ポリゴンミラー等を用いたレーザスキャン方式の露光装置で、不図示の4個の半導体レーザから、形成すべき画像データに応じて変調したビーム光8Y、8C、8M、8Bkを発する。
イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色トナーは、各色を扱う感光体2Y、2M、2C、2Bkに対応して配置された各現像装置で消費されると、不図示のトナー検知手段により検知され、画像形成装置100の上部に備える各色のトナーを収納しているトナーカートリッジ40Y,40C,40M,40Bkから、不図示の供給手段により、各現像装置に供給される。
ビーム光8Y、8C、8M、8Bkにより各感光体2Y、2C、2M、2Bkの表面に形成された色毎の静電潜像は、各感光体に対応して配置された現像装置により現像され、顕像となる。
感光体2Y、2C、2M、2Bkの上方には、中間転写ユニット6が配備されている。中間転写ユニット6には、複数のベルト支持ローラ6b、6c、6d、6eにより支持、張架された像担持体としての中間転写ベルト6aが矢印方向に走行するように配置されている。この中間転写ベルト6aは無端状で、各感光体2Y、2C、2M、2Bkの現像工程後の一部が接触するように張架、配置されている。
中間転写ベルト6aには、各感光体2Y、2C、2M、2Bkが担持するトナー像が転写される。この転写に際しては、一次転写ローラ7にバイアス印加され、このバイアスにより静電的にベルト表面に転写される。
中間転写ベルト6aの外周部には、ローラ6eに対向する位置にクリーニング装置6hが設けられている。このクリーニング装置6hは中間転写ベルト6aの表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。このクリーニング装置6hに対向するローラ6eは、ベルト6aにテンションを与える機構を備える。
中間転写ベルト6aの外周で、支持ローラ6bの近傍には、二次転写ローラ14aが設けてある。二次転写ローラ14aは電源14bから転写用のバイアスを印加されるようになっている。中間転写ベルト6aと二次転写ローラ14aの間に用紙Sを通過させながら、バイアスを印加することで中間転写ベルト6aが担持するトナー画像が用紙Sに静電的に転写される。中間転写ベルト6aと二次転写ローラ14aにより二次転写部14が構成されている。
露光装置8の下方には2段の給紙カセット9A、9Bが引出し可能に配設されている。そしてさらに下方には、別の給紙装置50を備えている。給紙装置50には2個の給紙カセット9C、9Dを備えている。これら給紙カセット内に収納された用紙Sは、対応する給紙ローラ10Aの回転により選択的に送り出され、分離手段11Aと、搬送ローラ対12Aにより搬送路P1に送られる。搬送路P1には一対のレジストローラ13が設けてある。レジストローラ13は給送のタイミングをとり二次転写部14へ用紙Sを送り出す。
図の右側には手差し給紙装置25が設けられている。手差し給紙装置25に収納された最上位の用紙Sは、給紙ローラ26により給紙され、分離手段27で分離され、駆動ローラ22、搬送ローラ24により搬送路P1を経て前記一対のレジストローラ13に送られる。
二次転写部14の下流側(上方)には搬送路P2を介して、加熱手段を有する定着装置15が設けられている。定着装置15は、ヒータを内蔵した定着ローラ15a、加圧ローラ15bから構成されている。
定着装置15の下流側の搬送路P3は2つに分岐している。分岐した一つの搬送路P4aは排紙ローラ105a、105bからなる一対の排紙ローラ16に至る。分岐したもう一つの搬送路P4bはその下流にある両面画像形成のための反転再給紙部に至る。ここで、反転再給紙部は、用紙を反転させる機構及び反転後の用紙を二次転写部14に用紙を導く搬送路などの総称である。
分岐部では、用紙の片面に画像を形成後排紙する進路と、さらに他の片面に画像を形成するための進路とが切り換えられる。この切り換え部材として、定着を終了した用紙Sの進路を切り換える第1切り換えガイドG1が設けられている。
第1切り換えガイドG1は回動可能で、図示の状態では、定着の終了した用紙Sを搬送路P4aに案内し、一対の排紙ローラ16により、画像形成装置100上部の排紙部Tに排紙、スタックさせる。
画像形成装置100は搬送路P4bの下流に、用紙の両面に自動的に画像を形成することができるよう、用紙の反転、再給紙のための搬送路やローラを備えた反転再給紙部を有する。
反転再給紙部は、フレームFの内部に搬送路P4bからつづくスイッチバック路P5と再給紙路P6を備え、片面に画像形成を終えた用紙Sの他面にも画像形成するため、給紙路P1へ再度搬送させるよう、第1切り換えガイドG1、第2切り換えガイドG2や反転可能の駆動ローラ18a、反転可能の駆動ローラ22その他のローラなどを備えている。
駆動ローラ22には、搬送ローラ23、24が当接しており、搬送ローラ22が時計まわりの向きに回転するとき、搬送ローラ24と協働して手差し給紙装置25からの用紙搬送を行い、反時計まわりの向きに回転するとき、搬送ローラ23と協働してレジストローラ13の方向に用紙Sを再給紙させる。
第1切り換えガイドG1が図示の状態から軸107を中心に時計方向に回動すると、定着の終了した用紙Sは、ローラ対17、第3切り換えガイドG3により搬送路P7に案内され、第2切り換えガイドG2を経て対をなす駆動ローラ18a、従動ローラ18bのニップ部へと搬送され、さらに該用紙の送りが進行して該用紙の端部が対ローラ19にもくわえられて送られ、駆動ローラ18a部と対ローラ19とで共通に挟持されて送られ、一旦スイッチバック路P5に至る。
用紙の送りが進行して、用紙の後端部が第2切り換えガイドG2から外れたら、該後端部をくわえた状態で駆動ローラ18aが反時計方向に回転し、かつ第2切り換えガイドG2が図示の状態から反時計まわりの向きに回動することで、用紙Sは再給紙路P6に送られる。再給紙路P6に設けたローラ対15c、20及びローラ対14c、21により搬送される用紙Sはさらに駆動ローラ22、搬送ローラ23の対により搬送され、レジストローラ13に到達する。
なお、定着装置15の上方であって、ローラ対17の搬送方向下流にある第3切り換えガイドG3は、定着後の用紙を排紙路P8に搬送させ、図示していない別の排紙装置に排出させるためのものである。
この画像形成装置では、オペレーターの選択により、用紙Sの片面のみへの画像形成(片面モード)と、両面に対する画像形成(両面モード)を行うことができる。
片面モードでは、まず、露光装置8の作動により半導体レーザから出射されたイエロー用の画像データ対応のレーザ光8Yが、一様帯電された感光体2Yの表面に照射されることにより静電潜像が形成される。
この静電潜像は現像装置によりイエロートナーで現像され、可視像となり、感光体2Yと同期して移動する中間転写ベルト6a表面に一次転写ローラ7Yによる転写作用を受けて一次転写される。このような潜像形成、現像、一次転写動作は感光体2C,2M,2Bkでもそれぞれ一次転写ローラ7C、7M、7Bkでタイミングをとって順次同様に行われる。
この結果、中間転写ベルト6aの表面上には、イエローY、シアンC、マゼンタM、及びブラックBkの各色トナー画像が、順次重なり合った4色トナー画像として担持され中間転写ベルト6aとともに矢印の方向に移動される。一方、各感光体の表面は、クリーニング装置により、残存するトナー異物などがクリーニングされる。
中間転写ベルト6a上に形成された4色トナー画像は、中間転写ベルト6aと同期して搬送される用紙S上に、二次転写ローラ14aによる転写作用を受けて転写される。そして、中間転写ベルト6a側ではその表面が、ベルトクリーニング装置6hによりクリーニングされ、次の作像・転写工程に備えられる。画像が転写された用紙Sは、定着装置15による定着作用を受け、搬送路P4aから排紙ローラ16を経て排紙部Tに、画像面を下向き(フェースダウン)にして排紙される。
両面モードでは、上記のとおりの動作により、まず二次転写部14にて、用紙Sの片面に画像を中間転写ベルト6aから転写し、定着装置15を通過した用紙を、第1切り換えガイドG1により進路をローラ対17へ向けて案内する。
ローラ対17を出た用紙Sは、ローラ対17の搬送路下流に設けてある第3切り換えガイドG3と搬送路P7を経て駆動ローラ18a、従動ローラ18b、スイッチバック路P5などが配備された反転再給紙部に進む。反転再給紙部において、図1の回動位置にある第2切り換えガイドG2の上部を横向きに進む用紙Sは、搬送路P5へ向けて駆動ローラ18aと従動ローラ18bで搬送されるが、反転可能の駆動ローラ18aは、時計まわりの向きに回転する。搬送路P5に設けたローラ対19も正逆転が可能なローラで、用紙を一旦スイッチバック搬送路P5に受け入れた後逆転させて用紙を逆送させる。その時は、第2の切り換えガイドG2は、図の姿勢から反時計まわりの向きに回動し、いままで用紙後端であった方を先端としてローラ対15c、20とローラ対14c、21により搬送路P1に向け搬送させる。
上記スイッチバック動作後、搬送後搬送路P1を搬送される用紙Pはレジストローラ13に再給紙される。片面に画像を有している用紙Sはレジストローラ13でタイミングをとって、再度、二次転写ローラ14aのある二次転写部14に向けて搬送されることにより、中間転写ベルト6a上のトナー画像が用紙Sの他面側に転写される。
このようにして両面にフルカラートナー像が転写された用紙Sは再度、定着装置15による定着処理15を経て第1切り換えガイドG1により進路を搬送路P4aに切り換えられて排紙ローラ16により排紙スタック部T上に排紙される。
片面モードでは片面だけに画像形成された用紙、両面モードでは両面に画像形成された用紙が搬送路P4aを通り排紙部Tへ向かう。
このような構成の画像形成装置100において、用紙Sを搬送する搬送路として、搬送路P1、P2、P3、P4a、P4b、P7、スイッチバック路P5、再給紙路P6等が設けられている。これらの搬送路の中、搬送の過程で、用紙Sの進行方向上、上流側に設けられた上流搬送対ローラと下流側に設けられた下流搬送対ローラとに用紙Sの一端側と他端側とが同時にくわえられ得るローラ間隔の配置の構成では、上流側ニップ部と下流側ニップ部とで用紙の自由度が拘束されているため、用紙の中間たわみ量が変動してガイド部材に擦れる可能性がある。そのような搬送部に本発明を適用すると効果的である。そこで以下に例示する。
ここでは、搬送路4aの部分についての適用例を説明する。図1の一部を拡大して示した図2において、定着ローラ15aと加圧ローラ15bは本発明における上流搬送対ローラに相当する。定着ローラ15aに対して加圧ローラ15bが図示しない付勢手段で加圧されている。定着ローラ15aはステッピングモータ111により駆動され、加圧ローラ15bは連れ回りする。
これら定着ローラ15aと加圧ローラ15bは定着装置15よりも矢印3で示す用紙の進行方向での下流には排紙ローラ105a、105bが設けられている。排紙ローラ105a、105bは本発明の下流搬送対ローラに相当する。排紙ローラ105bはステッピングモータ114により駆動され、加圧ローラ15aは連れ回りする。
このように、上流搬送ローラ対を定着ローラ15aと加圧ローラ15b、下流搬送ローラ対を排紙ローラ105a、105bとすることで、これら各ローラ対間でのガイド部材に対する接触、つまり、定着直後で未だ熱が冷めていない用紙Sの画像面がガイド部材に擦れて発生するスジや、画像剥れによる白抜けを防止できる。
また、本画像形成装置では、定着部と排紙部間の搬送路を短く曲げて構成し、機械の大きさを小さく、特に機械高さを低くしている。このため、本例の用紙搬送手段は定着部直後から排紙部に至る区間で進路が縦から横に曲がったガイド部材となっている。ガイド部材が曲がっているので用紙はガイド部材に接触しやすい環境にあるが、かかる環境でのガイド部材への用紙の接触を、被検対象(用紙S)に対して非接触でかつ無段階で検出する測距センサを用いて回避する。
板状をしたガイド部材104は下流側から上流側に向けてガイド部材104a、104b、104cの順に用紙Sの進路に沿って並べて設けられ図示しない部材に固定されている。ガイド部材104の一端側(上流側)は定着ローラ15aの近傍に位置し、他端側(下流側)は排紙ローラ105aの近傍に位置している。以下では、ガイド部材104a、104b、104cを一体的な1つのガイド部材104みなして説明する。
用紙Sの通る空間領域を間にしてガイド部材104と対向してガイド部材107が位置している。ガイド部材107は上流側から下流側に、ガイド部材片108、第1切り換えガイドG1、ガイド部材片106の順に3つの部材からなる。第1切り換えガイドは切り換え部材とガイド部材を兼ねている。第1切り換えガイドG1のガイド面101は曲面になっていて、ガイド面101はガイド部材104の曲面に沿う曲面を有し、これら曲面間で曲がった空間からなる用紙の搬送路を形成している。
画像形成時に、定着ローラ15aと加圧ローラ15bの回転により、これらローラのニップ部から繰り出される用紙Sは、用紙種類、画像状態によって種々の向き、程度のカール状態や挙動を呈するが、やがて、該用紙の先端部は下流側の排紙ローラ15a、15bのニップ部にくわえ込まれる。用紙搬送のため、定着ローラ15aと加圧ローラ15bのニップ部から排紙ローラ105a、105bのニップ部までの距離は用紙Sの長さよりも小さく設定してある。従って、図2に示したように、これら定着ローラ15a等と排紙ローラ105a等とに用紙Sの一端側と他端側とが同時にくわえられた状態で用紙Sが搬送される状態がある。
図2に示した状態では用紙Sは搬送路P4aにおいてガイド部材104とガイド部材107の間に位置し何れのガイド部材にも接触していない。この状態が少なくとも用紙Sの上流端側が定着ローラ15a加圧ローラ15bのニップ部から外れるまで維持されれば用紙はガイド部材に非接触で搬送されるので損なわれることがないし、例え用紙の両面に画像が担持されていたとしても損傷を受けない。
本発明は、用紙Sのガイド部材に対する上記の如き非接触状態を維持するために、用紙Sの進行方向上、上流側に設けられた上流搬送対ローラと下流側に設けられた下流搬送対ローラの少なくとも一方の駆動速度を制御するが、本例では下流搬送対ローラを制御対象とし、図3に示した制御手段130によりステッピングモータ114の速度を制御することで排紙ローラ105bの駆動速度を制御することとしている。このように、速度可変の駆動手段として、速度変化の即応性が高く、用紙搬送速度が速くても、用紙長さが短くても、搬送用紙の姿勢制御が可能なステッピングモータを用いている。
可変駆動させられる搬送ローラ対を下流の排紙ローラ105b(105a)とし、上流の定着ローラ15a、(加圧ローラ15b)は固定速度をすることで、画像形成部1Y、1C、1M、1Bkや中間転写ベルト6aなどと定着装置15の速度関係を変更することなく、よって、画像形成への影響を及ぼさず、定着部装置15から排紙に至るまでの用紙挙動を制御しガイド部材に対する用紙の接触を防止することができる。
制御情報を得る手段として、被検対象物である用紙Sとの距離m(距離情報)を被接触、無段階で得ることのできる測距センサ109をガイド部材104取り付け、その出力が制御手段130に入力されるようにした。
測距センサ109によれば、搬送される用紙Sとその搬送ガイド部材との距離を無段階で検出でき、その結果に応じて搬送ローラ排紙ローラ105bの駆動速度を可変するため、ローラ径の加工ばらつきや経時変化、温度変化による搬送速度差による用紙の姿勢及び挙動に対応して細かく制御でき、用紙や用紙の画像面のガイド部材に対する擦れをピンポイントで防止することができる。
また、距離検出を被検対象(用紙)に対して非接触で行う測距センサ109を用いているので、搬送される用紙へのストレスがなく、特に画像形成された用紙に対する接触式のセンサを用いる場合と比べてトナー剥れの問題を解消できる。
曲面部の中間位置(用紙の進行方向上での中央部)は山形に膨らむ用紙Sのたわみの頂上部に相当し、用紙Sの距離変動が大きく現れるので、この位置に対応して測距センサ109を取り付けた。また、この位置で非接触であれば、該中間位置から上流側、或いは下流側にずれた位置でも非接触となる傾向があるので、測距センサの設置数を少なくできる。
測距センサ109の検知部からガイド部材104のガイド面までの距離nは固定値であり、この値を考慮して用紙Sがガイド部材104、107などからの離間を維持するための「測距センサ109の検知部から用紙Sまでの目標距離」を予め設定しておき、用紙の搬送時に測距センサ109の検知部から用紙Sまでの距離mが上記目標値に近づくようにステッピングモータ114の速度を制御する。
片面モードでは用紙Sのガイド部材104に対面する側の面に画像が担持されており、少なくともガイド部材104と非接触(用紙Sとガイド部材104との距離がゼロにならい)ように上記目標値を定めれば、画像擦れを回避できる。
両面モードでは用紙Sの両面に画像が担持されているので、用紙Sがガイド部材104、ガイド部材107の両方に対して非接触となるように上記目標値を定めることで、両面について画像擦れを回避できる。制御時における機械の状態が片面モード、両面モードの何れに選択されているかは、制御手段130が操作部112からの入力情報により判断することができる。
なお、上記目標値を、用紙が両ガイド部材の中間に位置するような値として設定すれば、用紙は両ガイド部材に接触することはない。
上流側に設けられた定着ローラ15a、加圧ローラ15bと下流側に設けられた排紙ローラ105a、105bとに用紙Sの一端側と他端側とが同時にくわえられた状態では、上流側或いは下流側のローラの駆動速度を制御することで、用紙Sをガイド部材に対して非接触にする制御が可能であるが、用紙Sの両端部のうちの一方のみしかくわえられていない状態では、ローラの駆動速度を制御してもガイド部材から該用紙を離間させることはできず、また、片持ち状態のためガイド部材に対し接触する可能性があるが、この状態での接触では用紙の端部がガイド部材に擦れることとなるので、用紙や画像が損なわれる程にはならない。
このように、一端側用紙Sの先端部が定着ローラ15a、加圧ローラ15bのニップ部を出てから排紙ローラ105a、105bのニップ部にくわえられるまでの間及び、用紙Sの後端部が定着ローラ15a、加圧ローラ15bのニップ部を出た後は、用紙Sの両端部のうちの一方のみしかニップ部にくわえられておらず、ローラの駆動速度を制御してもガイド部材に対する非接触状態を得ることはできず、また擦れによる実質的な影響は生じないので制御対象にしない。
制御対象としての用紙Sが上流搬送対ローラと下流搬送対ローラとで共通に挟持搬送される状態を、用紙搬送手段の上流に設けたセンサ、例えば、定着ローラ15aと加圧ローラ15bとのニップ部(定着ニップ部)よりも上流の任意の位置に設けたジャム検知センサなど適宜のセンサGS(図示せず)により用紙Sの先端部を検知し、この検知時点と、用紙搬送速度、該センサGSから上記定着ローラ15aと加圧ローラ15bとのニップ部までの所要時間などから用紙が上流側、下流側の2つのニップ部間で共通に挟持搬送される状態となっている時間を算出し、かかる状態のもとでステッピングモータ112の駆動速度を制御することで、排紙ローラ105a、105bの駆動速度制御を行う。
なお、上記センサGSに代えてレジストローラ13の部位に待機した用紙Sのレジストスタート時点をトリガとすることもできる。つまり、図1に示したようにレジストローラ13のニップ部上流側直近にレジストセンサ110を配置した構成では、レジストローラ駆動開始時期に基づき、上記例に準じて用紙が上流側、下流側の2つのニップ部間で共通に挟持搬送される状態となるタイミングを算出する。
本例では、測距センサ109の出力により、制御手段130は用紙Sとガイド部材104、107(ガイド面101)との距離を算出することができるので、測距センサ109による検知におけるジャムを検出することができる。例えば、ステッピングモータ114の駆動速度を制御しても用紙Sとガイド部材104、107(ガイド面101)との距離がゼロ状態であるとの判定が時間的に継続してなされたときには、測距センサ109の検出部でジャムが生じていると制御手段130に判断させ、音声表現手段或いは視覚表示手段等に信号を送りジャム警報を出力させる。このようにすれば、測距センサ109は、従来構成されている定着装置から排出される用紙が一定時間内に排出されているかどうかを判断するジャム検知手段を兼用するので、従来構成からセンサの数を増やすことなくコストを抑え、またレイアウト構成の複雑化を回避できる。
[2]比較例
図1における搬送路4aの部分について拡大して示した図4乃至図7により、用紙Sの先端部が定着ローラ15aと加圧ローラ15bのニップ部から送り出され、さらに進行して排紙ローラ105a、105bのニップ部にくわえこまれるまでの該用紙の挙動について説明する。
本例は比較例のため、本発明を適用しない構成で図示しているが、定着ローラ15a、加圧ローラ15b、排紙ローラ105a、105b、ガイド部材104、107などの配置構成は図2に示したものと略同じである。測距センサ109を設けず、ガイド部材104の曲部に用紙送り案内用の連れ回りコロ103を配置している点が図2と異なる。また、定着ローラ15a、排紙ローラ105bは共にステッピングモータ111、114で駆動される点は同じであるが、両モータ共、測距センサの出力による速度可変がなされる構成となっていない点で異なる。
この比較例において、以下に説明する、用紙Sの先端部が定着ローラ15aと加圧ローラ15bのニップ部から送り出されるときの該用紙Sの挙動については図2の構成において同じになる。
ケース1
図4に用紙Sの先端部が定着ローラ15aと加圧ローラ15bのニップ部から送り出されるときの該用紙Sの挙動を示す。用紙の挙動は用紙種類、画像状態によって異なる。このケース1における用紙の挙動は、図4に示すように定着装置15の定着ローラ15a側に沿って用紙Sが排出され、排紙ローラ105a、105bのニップ部へ向かう。
図4に示した状態から更に用紙が進行して、上流対ローラと下流対ローラとに共通に挟持されたときの用紙Sの姿勢は図5に示すように、搬送路が曲がっているターン部の内側に位置するガイド部材104、或いは連れ回りコロ103に擦りながら排紙される。
ケース2
図6に用紙Sの先端部が定着ローラ15aと加圧ローラ15bのニップ部から送り出されるときの該用紙Sの挙動を示す。図6に示すように定着装置15の加圧ローラ15b側に沿って用紙Sが排出され、排紙ローラ105a、105bのニップ部へ向かう。
図6に示した状態からさらに用紙が進行して、上流対ローラと下流対ローラとに共通に挟持されたときの用紙Sの姿勢は図7に示すように、搬送路が曲がっているターン部の外側に位置するガイド部材108、ガイド面101に擦りながら排出される。
ケース1、2で示した用紙の異なる挙動の例からわかるように、用紙Sが何れの挙動を呈しても、上流対ローラと下流対ローラとに共通に挟持され搬送される場合でも、ガイド部材に接触してしまい、定着によって温度の高い用紙上に定着されたトナー像は剥れやすく、また画像がない場合でも用紙が損なわれる可能性がある。また、擦れによる損傷を軽減するための連れ回りコロ103の設置が必要となる。これに対して、本発明では、用紙がガイド部材と非接触に制御できるので、連れ回りコロ103を用いる必要もない。
[3]第2の実施の形態
第1の実施の形態では、定着装置から排紙ローラにかけての用紙搬送手段についての本発明の適用であったが、他にも、シート状媒体の進行方向上、上流側に設けられた上流搬送対ローラと、下流側に設けられた下流搬送対ローラと、これら上流搬送対ローラと下流搬送対ローラ間でシート状媒体をガイド部材を備えたシート状媒体搬送手段について本発明を適用することができる。
例えば、図1における駆動ローラ18aは正逆転可能なステッピングモータ118で駆動される。また、ローラ対19を構成する駆動ローラ19a、従動ローラ19bの中の駆動ローラ19aも正逆転可能なステッピングモータ119で駆動される。これら2組の対ローラ間で搬送路は曲がっており、用紙Sを案内するガイド部材104’、107’は用紙Sの通路を間にして対向する曲板状をなしている。
本例では、用紙Sについて従動ローラ18bと接する側の面が中間転写ベルト6aや定着ローラ15aに接した面であり、この面にトナー画像が形成されている。曲がっている搬送路のターン部における外側に位置するガイド部材107’の外側に前記測距センサ109と同タイプの非接触、無段階検出可能な測距センサ109’を配置している。
両面モード時、図3で説明した制御手段130或いは同等の制御手段を用いて、該測距センサ109’による用紙の検出出力値に応じてステッピングモータ118(駆動ローラ18)を加減速制御して用紙Sがガイド部材107’に接触するのを回避する。
本発明において、配置する測距センサの個数は1個に限らないが、用紙のガイド部材に対する変位量が大きいなど、変位時におけるガイド部材との隙間が小さくなる部位に限定して設ければ、設置数を最小限にすることができる。
画像形成装置の正面図である。 本発明にかかる用紙搬送手段の要部構成を示した正面図である。 本発明にかかる制御系のブロック図である。 比較例としての用紙搬送手段の要部構成を示した正面図である。 比較例としての用紙搬送手段の要部構成を示した正面図である。 比較例としての用紙搬送手段の要部構成を示した正面図である。 比較例としての用紙搬送手段の要部構成を示した正面図である。 本発明にかかる用紙搬送手段の別例を説明した正面図である。
符号の説明
15a 定着ローラ
15b 加圧ローラ
18a、19a 駆動ローラ
18b、19b 従動ローラ
19 ローラ対
100 画像形成装置
101 ガイド面
104、104’、107、107’ ガイド部材
105a、105b 排紙ローラ
109、109’ 測距センサ
111、114、118、119 ステッピングモータ
112 操作部
G1 第1切り換えガイド(切り換え部材)
GS ジャム検知センサ
m、n 距離
P4a 搬送路
P5 スイッチバック路
P6 再給紙路
S 用紙(シート状媒体)
T 排紙部

Claims (2)

  1. シート状媒体の進行方向上、上流側に設けられた上流搬送対ローラと、下流側に設けられた下流搬送対ローラと、これら上流搬送対ローラと下流搬送対ローラ間でシート状媒体を検出する検出手段及びシート状媒体を案内するガイド部材を備えたシート状媒体搬送手段において、
    前記検出手段をシート状媒体に対して非接触とし、シート状媒体が前記上流搬送対ローラと前記下流搬送対ローラとで共通に挟持搬送される状態のもとで、該シート状媒体の前記上流搬送対ローラによる挟持部から前記下流搬送対ローラによる挟持部までの間の部位が、前記ガイド部材と非接触で搬送されるように前記上流搬送対ローラ及び前記下流搬送対ローラの少なくとも一方の駆動速度を制御する制御手段を具備し
    前記制御手段は、シート状媒体が前記上流搬送対ローラと前記下流搬送対ローラとで共通に挟持搬送される状態となっている時間を、当該シート状媒体搬送手段の上流に設けたセンサによるシート状媒体の検知情報に基づいて算出し、この時間に前記制御を行うことを特徴とするシート状媒体搬送手段。
  2. シート状媒体の進行方向上、上流側に設けられた上流搬送対ローラと、下流側に設けられた下流搬送対ローラと、これら上流搬送対ローラと下流搬送対ローラ間でシート状媒体を検出する検出手段及びシート状媒体を案内するガイド部材を備えたシート状媒体搬送手段において、
    前記検出手段をシート状媒体に対して非接触とし、シート状媒体が前記上流搬送対ローラと前記下流搬送対ローラとで共通に挟持搬送される状態のもとで、該シート状媒体の前記上流搬送対ローラによる挟持部から前記下流搬送対ローラによる挟持部までの間の部位が、前記ガイド部材と非接触で搬送されるように前記上流搬送対ローラ及び前記下流搬送対ローラの少なくとも一方の駆動速度を制御する制御手段を具備し、
    前記制御手段により、前記検出手段の出力が予め設定された値になるように制御対象である搬送対ローラの駆動源の速度を制御し、また、前記検出手段の出力から前記シート状媒体のジャムの有無を判定することを特徴とするシート状媒体搬送手段
JP2006128330A 2006-05-02 2006-05-02 シート状媒体搬送手段 Expired - Fee Related JP4568693B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006128330A JP4568693B2 (ja) 2006-05-02 2006-05-02 シート状媒体搬送手段

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006128330A JP4568693B2 (ja) 2006-05-02 2006-05-02 シート状媒体搬送手段

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007297195A JP2007297195A (ja) 2007-11-15
JP4568693B2 true JP4568693B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=38767032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006128330A Expired - Fee Related JP4568693B2 (ja) 2006-05-02 2006-05-02 シート状媒体搬送手段

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4568693B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5402314B2 (ja) 2009-03-17 2014-01-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62161156A (ja) * 1986-01-10 1987-07-17 Canon Inc 画像形成装置
JP2005257456A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Ricoh Co Ltd シート形状測定方法及び装置、並びに、シート形状異常診断機能付き画像形成装置
JP2006053299A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62161156A (ja) * 1986-01-10 1987-07-17 Canon Inc 画像形成装置
JP2005257456A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Ricoh Co Ltd シート形状測定方法及び装置、並びに、シート形状異常診断機能付き画像形成装置
JP2006053299A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007297195A (ja) 2007-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5053786B2 (ja) 画像形成装置
US10719042B2 (en) Image heating apparatus
JP5917014B2 (ja) 画像形成装置
US9494903B2 (en) Image forming apparatus with cleaning mode
JP5713607B2 (ja) 画像形成システム
US8417165B2 (en) Image forming apparatus
US20130183047A1 (en) Image forming apparatus
US8577278B2 (en) Image forming apparatus to form images on sheets utilizing detected sheet slide positions
JP2009035351A (ja) 画像形成装置
JP5707877B2 (ja) 画像形成装置
JP5910919B2 (ja) 画像形成装置
JP4568693B2 (ja) シート状媒体搬送手段
JP2012226140A (ja) 画像形成装置
JP2013242362A (ja) 画像形成装置
JP6752621B2 (ja) 画像形成装置
JP4732220B2 (ja) シート状媒体の案内方法、シート状媒体の案内装置、シート状媒体の進路切り換え装置、画像形成装置
JP2016057455A (ja) 画像形成装置
JP5581854B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5793898B2 (ja) 画像形成装置
JP2011180216A (ja) 画像形成装置
JP2011090108A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2011039253A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP7435070B2 (ja) 画像読取装置、画像形成システム
JP2007121943A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2015108799A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees