JP2002356270A - シート状媒体整合装置 - Google Patents

シート状媒体整合装置

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JP2002356270A JP2001165122A JP2001165122A JP2002356270A JP 2002356270 A JP2002356270 A JP 2002356270A JP 2001165122 A JP2001165122 A JP 2001165122A JP 2001165122 A JP2001165122 A JP 2001165122A JP 2002356270 A JP2002356270 A JP 2002356270A
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    • B65H33/00Forming counted batches in delivery pile or stream of articles
    • B65H33/06Forming counted batches in delivery pile or stream of articles by displacing articles to define batches
    • B65H33/08Displacing whole batches, e.g. forming stepped piles

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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】積載手段上に積載されたシート状媒体がカール
しているときにも、揃え部材により良好に揃え機能を果
たすことができるシート状媒体整合装置、画像形成装
置、シート状媒体後処理装置を提供すること。 【解決手段】揃え部材102a、102bはその基端部
が所定回転角の範囲では自由に回転できるように回転軸
176に支持されていて、この回転軸176の回転量を
制御することにより、前記揃え部材を、シート状媒体の
端部を挟むことができる揃え位置に姿勢を調整し、ま
た、シート状媒体から離間した位置に退避させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート状媒体整
合装置、画像形成装置、シート状媒体後処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成などされて一定間隔で次々と搬
送されてくるシート状媒体を積載手段としてのトレイ上
に積載状態で整合し、また、仕分けなどするシート状媒
体整合装置が知られている。
【0003】このようなシート状媒体整合装置の1つと
して非公知の高性能のシート状媒体整合装置がある。そ
の概要は、搬送されてくるシート状媒体を排出する排出
手段と、この排出手段により排出されるシート状媒体を
積載する積載手段(以下、トレイという。)と、このト
レイ上に積載されたシート状媒体の前記排出手段による
シート状媒体の排出方向と平行な端部を挟むように接し
て揃える揃え部材と、前記トレイ又は前記揃え部材を前
記排出手段のシート状媒体排出方向と直交するシフト方
向に所定量移動させてシート状媒体を仕分ける仕分け手
段(トレイ移動手段又は揃え部材駆動手段)を具備した
ものである。
【0004】前記のシート状媒体整合装置は画像形成装
置の一部として構成され、或はシート状媒体後処理装置
の一部として構成されて、次々の搬送されてくるシート
状媒体を整合し、また必要に応じて仕分け処理する。
【0005】前記整合のため、前記揃え手段による揃え
動作が行なわれ、また、前記仕分けのために、前記仕分
け手段による仕分け動作が行なわれるが、これらの整合
や仕分けのための各動作は一定の時間間隔で次々と搬送
されてくるシート状媒体の前記時間間隔を利用して行な
われる。
【0006】例えば、トレイ上にシート状媒体が排出さ
れたら、次のシートが排出されてくるまでの時間内に、
排出直後のシート状媒体を既に排出済みのシート状媒
体の排出方向での端縁と揃えるため、トレイの傾斜を利
用して、或は戻し手段によりエンドフェンスに突き当た
るまでシート状媒体を戻して排出方向上での揃えを行う
戻し動作(但しこの動作は本発明の対象外)、シート
状媒体のシフト方向での端縁を揃えるため、既に排出済
みの同じ部のシート状媒体と共にシフト方向での端部を
揃え手段で挟む動作を行う揃え動作、部の終りのシー
ト状媒体が排出された後、次部の第1枚目のシート状媒
体が排出されてくるまでの間に限り、トレイを所定量シ
フトさせ(或は揃え部材を所定量シフトさせる)仕分け
動作が必要となる。
【0007】このような仕分け動作が可能な揃え手段を
備えたシート上媒体整合装置の一例を図117により説
明する。図117(a)、(b)において、排出手段と
しての一対の排紙コロ3の左方(排紙方向下流側)に上
下動可能なトレイ12がある。トレイ12は排紙コロ3
のニップ部からの距離が排紙に適する一定距離となるよ
うに図示省略の制御機能により制御されている。
【0008】排紙コロ3から排出されたシート状媒体は
トレイ12の傾斜に従い自重による、或は図示省略の戻
しコロによりエンドフェンス131に後端部が突き当て
られて所謂、縦揃えが行なわれる。
【0009】トレイ12の上方には紙面を貫く方向に対
向して板状をした一対の揃え部材が配置されている。手
前側の揃え部材を符号102aで示し、該揃え部材10
2aよりも紙面奥側に対向して位置するもう1つの揃え
部材(102b)は図示を省略している。
【0010】揃え部材102aの上部(基端部)は紙面
を貫く方向(以下、シフト方向)に長さを有する軸10
8に枢着されている。揃え部材102aの上端部は受け
台105aに形成された溝に摺動可能に嵌入している。
受け台105aは軸108及び該軸108と平行なガイ
ド軸109に摺動可能設けられていて、その上部がシフ
ト方向に配置された一対のプーリ間に張設されたベルト
に固定されている。該ベルトを支持しているプーリの1
つを符号120aで示す。また該プーリ120aを駆動
するモータ(ステッピングモータ)を符号104aで示
す。
【0011】モータ104aを駆動することにより、プ
ーリ120aが回転し、ベルトも回転する。これに伴
い、受け台105aが移動し、揃え部材102aもシフ
ト方向に移動する。
【0012】軸108と平行に軸110が設けられてい
て揃え部材102aの上部に形成した肩部102a4に
当接している。この当接位置は軸108から斜め右上の
離れた位置にある。この軸110には支点軸112を中
心に揺動可能なL字状のレバー113の自由端側が接し
ている。レバー113の他端側はばね114を介してソ
レノイド115のプランジャに連結されている。
【0013】ソレノイド115をオフにしたときには、
揃え部材102aの自由端側は自重モーメントにより軸
108を中心に回動して例えば、図117(a)に示す
ように揃え部材102aの自由端側はトレイ12に形成
した凹部80a内に位置することができる。この位置
は、揃え部材102aの最大回動位置であり、受け台1
05aの溝端に揃え部材102aの一部が当接すること
により保持される。
【0014】ソレノイド115をオフにした状態では、
揃え部材102aは回動途中にシート状媒体があれば回
動途中で該シート状媒体の上に乗り、回動を停止する
し、無ければトレイ12の凹部80aの中に入るまで回
動する(揃え回転位置)。揃え回転位置は揃え部材の回
転方向上の位置であり、この揃え回転位置においてシフ
ト方向上での揃え位置をとることができる。
【0015】ソレノイド115をオンにすると、図11
7(b)に示すように軸110がレバー113により長
穴90aに案内されて押し下げられ、揃え部材102a
は軸108を中心に回動してトレイ12の上方に退避す
る(退避回転位置)。
【0016】上記したような揃え部材102aを駆動す
るための構成と同じ構成が揃え部材102bについても
設けられているので、揃え部材102a駆動用のステッ
ピングモータ104a、揃え部材102b駆動用のステ
ッピングモータ104b(図示せず)をそれぞれ駆動す
ることにより、揃え部材102a、102bを互いに接
近させ、また互いに離間させる動作を行なうことができ
る。そして、この動作によって、トレイ12上に排出さ
れてくるシート状媒体をシフト方向について揃える所
謂、横揃えを行なうことができる。
【0017】シート状媒体がトレイ12上に排出される
毎に揃え部材102a、102bを動作させて横揃えを
行ない、所定枚数の排出を終えることにより部の排出が
終わると、次の部のシート状媒体が排出される前に前の
部と仕分けるためにトレイ12をシフト方向に移動させ
る。
【0018】前記したように、ソレノイド115をオフ
にした状態では、揃え部材102aは回動途中にシート
状媒体があれば回動途中で該シート状媒体の上に乗り、
回動を停止するし、無ければトレイ12の凹部80aの
中に入るまで回動する(揃え回転位置)。揃え部材10
2bについても同様である。
【0019】排紙コロ3からトレイ12までの間隔つま
り、トレイの高さは図示しないセンサにより検知され
て、揃え部材102a、102bの自由端側がトレイ1
2上のシート状媒体の側面に対向するように高さが制御
されて揃え機能が果たされるようになっている。
【0020】また、各揃え部材102a、102bは、
揃え回転位置において、前記したように、最大回動位置
にあり、受け台105aの溝端に揃え部材102aの一
部が当接することにより保持され、この姿勢は一定であ
る。
【0021】仕分けトモードでは揃え部材の姿勢がシー
ト状媒体の上に乗る状態のものと、シート状媒体の側面
に対向する状態のものとが、部毎に交互に入れ替わる。
また、仕分けモードでなく、単純に積載する単純積載モ
ードでは、シート状媒体の両端にそれぞれ揃え部材の自
由端側が位置して揃え部材間にシート状媒体が送りこま
れる毎に、揃え部材が互いに接近する方向に移動してシ
ート状媒体の揃えを行なう。
【0022】トレイ12上に排出され積載されるシート
状媒体は種々の要因でカールし、このカールの向きは機
種毎に定まる傾向にある。仕分けモード、仕分けを行な
わずに積載のみ行なう単純積載モードの何れにおいて
も、トレイ12上でのシート状媒体の積載量が増すと、
カールの傾向が強まり、トレイ12上に積載されるシー
ト状媒体のカールの向きや、カールの大きさによって
は、揃え回転位置におかれた揃え部材の自由端側がシー
ト状媒体を空振りしたり、トレイ12がシフトするとき
に揃え部材が干渉して用紙の揃えを乱したりして、結果
的に用紙の揃え機能が果たされない場合を生ずる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、積
載手段上に積載されたシート状媒体がカールしていると
きにも、揃え部材により良好に揃え機能を果たすことが
できるシート状媒体整合装置、画像形成装置、シート状
媒体後処理装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).搬送されてくるシート状媒体を排出する排出手
段と、この排出手段により排出されるシート状媒体を積
載する積載手段と、この積載手段上に積載されたシート
状媒体の前記排出手段によるシート状媒体の排出方向と
平行な端部を挟むように接して揃える揃え部材を有して
いて、前記揃え部材はその基端部が所定回転角の範囲で
は自由に回転できるように回転軸に支持されていて、こ
の回転軸の回転量を制御することにより、前記揃え部材
を、前記端部を挟むことができる揃え位置に姿勢を調整
することとした(請求項1)。 (2).(1)記載のシート状媒体整合装置において、
前記積載手段又は前記揃え部材を前記排出手段のシート
状媒体排出方向と直交するシフト方向に所定量移動させ
てシート状媒体を仕分ける仕分け手段を具備し、仕分け
モードでの揃え動作時に、対をなす一方の揃え部材を前
の部を構成する積載済みシート状媒体束の上面に乗せ、
他方の揃え部材を当該シート状媒体束の前記端部に対向
させた揃え位置に位置させた状態のもとで、これら対向
する揃え部材間にシート状媒体が排出される毎にシート
状媒体の排出方向と平行な端部を挟むようにして揃えを
行なうとき、前記シート状媒体束の上面に乗っている揃
え部材の姿勢の検知結果に基づいて、前記他方の揃え部
材が前記端部を挟むことができる姿勢に制御することと
した(請求項2)。 (3).(2)記載のシート状媒体整合装置において、
前記積載手段の位置から前記シート状媒体束の上面に乗
っている揃え部材を判別し該揃え部材の回転角度を検知
することにより、次の部の揃え動作時においてシート状
媒体の端部を挟むことができる姿勢となるように該揃え
部材の姿勢を制御することとした(請求項3)。 (4).(2)記載のシート状媒体整合装置において、
各揃え部材を、前記積載手段上に積載されたシート状媒
体に干渉しない退避回転位置から前記所定角の範囲で回
転が停止するまで各揃え部材を回転させ、各揃え部材に
ついて回転角を比較し、回転角が小さい方の揃え部材か
ら前記シート状媒体束の上面に乗っている揃え部材を判
別し該揃え部材の回転角度を検知することにより、次の
部の揃え動作時においてシート状媒体の端部を挟むこと
ができる姿勢となるように該揃え部材の姿勢を制御する
こととした(請求項4)。 (5).(4)記載のシート状媒体整合装置において、
前記各揃え部材について比較した回転角の差が所定以上
を超えたら、警告を発するようにした(請求項5)。 (6).(2)乃至(5)の何れか1つに記載のシート
状媒体整合装置において、前記揃え部材の前記基端部に
エンコーダを設け、このエンコーダのスリットを異なる
位置に設けられた複数の検知部により検知するようにし
た(請求項6)。 (7).(6)記載のシート状媒体整合装置において、
前記センサは前記揃え部材と連動してシート状媒体の排
出方向と直交する方向に移動することとした(請求項
7)。 (8).(1)記載のシート状媒体整合装置において、
前記積載手段上に積載されたシート状媒体の積載枚数に
応じた前記揃え位置をとるように揃え部材の姿勢を制御
することとした(請求項8)。 (9).(1)記載のシート状媒体整合装置において、
単純積載モード時に、前記積載手段上に所定枚数のシー
ト状媒体を排出したら、前記揃え部材の一方について前
記自由端側を前記シート状媒体上に乗せて当該揃え部材
の姿勢を検知し、これに基づいて前記揃え部材を、前記
端部を挟むことができる揃え位置に姿勢を調整すること
とした(請求項9)。 (10).(1)記載のシート状媒体整合装置におい
て、単純積載モード時に、前記積載手段上に所定枚数の
シート状媒体を排出したら、シート状媒体の排出方向と
直交する方向上で対向する2つの揃え部材の各自由端側
を前記シート状媒体上に乗せて当該揃え部材の姿勢を検
知し、これに基づいて前記揃え部材を、前記端部を挟む
ことができる揃え位置に姿勢を調整することとした(請
求項10)。 (11).(10)記載のシート状媒体整合装置におい
て、前記2つの揃え部材の中、前記自由端側がより低い
位置をとる側の揃え部材の位置を基準として前記端部を
挟むことができる揃え位置に姿勢を調整することとした
(請求項11)。 (12).(9)乃至(11)の何れか1つに記載のシ
ート状媒体整合装置において、前記排出手段からのシー
ト状媒体の排出タイミングを遅らせることによってシー
ト状媒体の排出間隔時間を長くし、この排出間隔時間の
間に前記揃え部材の姿勢検知及び姿勢の調整を行なうこ
ととした(請求項12)。 (13).(12)に記載のシート状媒体整合装置にお
いて、前記排出タイミングを遅らせるために、搬送され
てくるシート状媒体の搬送速度を遅くすることとした
(請求項13)。 (14).(10)に記載のシート状媒体整合装置にお
いて、前記2つの揃え部材の前記各自由端側の前記シー
ト状媒体上での位置(高さ)の差が所定値よりも大のと
きには警告を発することとした(請求項14)。 (15).搬送されてくるシート状媒体を排出する排出
手段と、この排出手段により排出されるシート状媒体を
積載する積載手段と、この積載手段上に積載されたシー
ト状媒体の前記排出手段によるシート状媒体の排出方向
と平行な端部を挟むように接して揃える一対の揃え部材
を有し、前記積載手段又は前記揃え部材を前記排出手段
のシート状媒体排出方向と直交するシフト方向に所定量
移動させてシート状媒体を仕分ける仕分けモードが可能
であり、前記揃え部材はその基端部が回転軸に支持され
ていて、この回転軸の回転量を制御することにより、前
記揃え部材を、前記端部を挟むことができる揃え位置及
び前記シート状媒体の上面から離間した退避回転位置に
変位させることができ、前記退避回転位置を任意に可変
制御可能にシート状媒体整合装置を構成した(請求項1
5)。 (16).(15)に記載のシート状媒体整合装置にお
いて、前記仕分けモードでの揃え動作時に、前の部の揃
え動作時に前記積載手段上のシート状媒体上に乗る側の
揃え部材についての前記退避回転位置から前記シート状
媒体に乗る状態までの退避角度を記憶しておき、次の部
の揃え動作時に移行するときの前記揃え部材の退避角度
を前記記憶した値に余裕値を加えた値とした(請求項1
6)。 (17).(16)に記載のシート状媒体整合装置にお
いて、前記2つの揃え部材の中、前記自由端側がより低
い位置をとる側の揃え部材の位置を基準として前記退避
角度を定めることとした(請求項17)。 (18).(15)に記載のシート状媒体整合装置にお
いて、前記積載手段上のシート状媒体の積載枚数に応じ
て、前記退避回転位置を定めることとした(請求項1
8)。 (19).シート状媒体に画像形成を行なう画像形成手
段及びこの画像形成されたシート状媒体を搬送する搬送
手段を有する画像形成装置において、請求項1乃至18
の何れか1つに記載のシート状媒体整合装置を具備して
いることとした(請求項19)。 (20).シート状媒体に後処理を行なう後処理手段及
びこの後処理されたシート状媒体を搬送する搬送手段を
有するシート状媒体後処理装置において、前記(1)乃
至前記(18)の何れか一つに記載のシート状媒体整合
装置を具備していることとした(請求項20)。
【0025】
【発明の実施の形態】この明細書では、取り扱われるシ
ート状媒体として、複写紙、転写紙、記録紙、表紙、合
い紙(仕切紙)、コンピュータフォーム、特殊紙、OH
Pシート等が含まれるが、以下では、これらを代表して
用紙の名称で表示する。
【0026】画像形成装置から排出される画像形成済み
の用紙にファイリング用のパンチ穴をあけるパンチユニ
ットや、ステイプル手段、押印などの後処理を行なうシ
ート状媒体後処理装置や画像形成装置において、排出手
段から排出されてくる用紙は、コピー業者などでは、仕
分けされて積載された用紙束を次工程の例えば、パンチ
機にかけたりするため、精度の良い仕分け状態での積載
が要求されている。
【0027】揃え精度の悪い用紙束であると、トレイか
ら取り出した用紙束を再び人の手によって揃えてからパ
ンチ機にかけなければならず作業効率の面で無駄が発生
してしまう。このため、上のセグメント例えば所謂コピ
ー業者は、積載された用紙について厳しい揃え精度を要
求し、揃え精度の向上が望まれているが、以下の例に係
る揃え部材を適用することにより、このような要望に応
えることができる。
【0028】この発明にかかるシート状媒体整合装置
は、単独の装置として構成することもできるし、シ
ート状媒体を排出する手段をもつ他の装置、例えば、揃
え機能、仕分け機能などを有しない画像形成装置、揃え
機能、仕分け機能を有しないシート状媒体後処理装置等
と一体的若しくは連結して組み合わせて用い、揃え機
能、仕分け機能によってシート状媒体をトレイ上に揃
え、また、仕分けることができる。
【0029】以下では、最初にシート状媒体整合装置を
具備したシート状媒体後処理装置を例にしてシート状媒
体を排出する排出手段、排出手段により排出されるシー
ト状媒体を積載する積載手段としてのトレイ及び揃え手
段、仕分け手段、仕分けの動作、揃え手段の安全対策と
しての構成、仕分けの制御態様、さらにシート状媒体整
合装置を具備した画像形成装置、シート状媒体後処理装
置を説明する。
【0030】[1]シート状媒体後処理装置 a.シート状媒体後処理装置の概要 画像形成装置に連結された独立したシート状媒体後処理
装置と一体的に構成されたシート状媒体整合装置を例に
説明する。図1乃至4において、用紙に後処理を行なう
後処理手段としてのシート状媒体後処理装置51は、画
像形成装置50と連結されている。画像形成装置50で
は、オペレーターにより指示された後処理内容に従い画
像形成手段により画像形成された用紙Sがシート状媒体
後処理装置51に送られてくる。
【0031】シート状媒体後処理装置51における後処
理内容としては、画像形成装置50が複写機の場合には
次のモードがある。用紙を排出順に単に積載する通常
モード。このモードでは、用紙サイズとコピー枚数を指
示することで処理が実行される。ステイプル処理を行
なうステイプルモード。このモードでは、用紙サイズと
コピー枚数のほか、綴じ枚数や綴じ位置等を指示するこ
とにより処理が実行される。仕分け処理を行なう仕分
けモード。このモードでは用紙サイズと仕分け部数を指
示することで処理が実行される。単純積載モード。こ
のモードでは仕分けを行なわずに単純に積載していく。
パンチモード。このモードでは、穴あけが行なわれ
る。そのほか、必要に応じて他の処理も可能である。
【0032】これらの後処理にかかる作業指示は、複写
機の操作パネルからキー操作によりCPUを含む制御手
段に伝えられ、画像形成装置50及びシート状媒体後処
理装置51と制御手段との間で後処理遂行の信号授受が
行なわれて後処理が実行される。なお、このシート状媒
体後処理装置には後述する揃え手段を具備したシート状
媒体整合装置が一体的に構成されている。
【0033】当該シート状媒体後処理装置において、後
処理実行有無の選択ができ、後処理実行が選択されたこ
とにより後処理された用紙、或いは後処理実行が選択さ
れなかったことにより後処理が行なわれなかった用紙
は、シート状媒体整合装置の仕分け機能及び揃え機能に
よってトレイ上に仕分けられた状態で揃えることができ
る。
【0034】図3に本例にかかるシート状媒体後処理装
置51の全体構成例を示す。本例のシート状媒体後処理
装置は、用紙を排出する手段をもつ他の装置、例えば、
揃え機能を有しない画像形成装置50と連結して組み合
わされて用いられ、揃え機能によって用紙をトレイ12
上に揃えることができる。
【0035】画像形成装置50において画像形成された
用紙は、シート状媒体後処理装置51に至る。後処理の
有無は選択することができ、選択により後処理された用
紙或いは選択により後処理を行なわなかった用紙はシー
ト状媒体後処理装置51と組み合わされたシート状媒体
整合装置の整合動作によって排出方向aについてトレイ
上に揃えられ、かつ、必要に応じ、排出方向aと直交す
るシフト方向d(図3で紙面と直交する方向、図4以下
参照)について所定枚数ずつ位置をずらした仕分け状態
で積載される。この仕分け機能は、シフト方向dにトレ
イ12を移動させるトレイ移動手段98(後述)により
行なわれる。
【0036】図3に示すように、シート状媒体後処理装
置51は、積載手段としての昇降可能なトレイ12を有
しているとともに、位置固定トレイとしてのプルーフト
レイ14を装置上部に有している。
【0037】画像形成装置50との用紙受け渡し部位の
近傍には、入口センサ36、入口ローラ対1が設けられ
ており、入口ローラ対1により取り込まれた用紙は、後
処理モードに応じてそれぞれの搬送経路を搬送される。
【0038】入口ローラ対1の下流には穴開けを行うパ
ンチユニット15が設けられており、パンチユニット1
5の下流には搬送ローラ対2aが設けられている。搬送
ローラ対2aの下流には分岐爪8aが設けられており、
用紙は分岐爪8aによりプルーフトレイ14へ向かう搬
送経路と、略水平に進む搬送経路とに選択的に案内され
る。プルーフトレイ14へ向けて搬送された場合、用紙
は搬送ローラ対60で搬送され、排紙ローラ対62によ
りプルーフトレイ14へ排出される。
【0039】分岐爪8aの下流には分岐爪8bが設けら
れており、用紙は分岐爪8bによりノンステイプルルー
トEと、ステイプルルートFへ選択的に案内される。分
岐爪8a、8bは、図示しないソレノイドのオン/オフ
制御により位置を切り替えられるようになっている。
【0040】ノンステイプルルートEへ案内された用紙
は、搬送ローラ対2bにより搬送され、排出手段として
の排紙コロ3によりトレイ12に排出される。一対の排
紙ローラ3の下部と重なるようにして或は下方位置には
用紙を後端揃えのためのエンドフェンス131に戻す戻
し手段としての戻しコロ121が設けられている(本発
明とは直接関係ないので他の図では省略)。
【0041】排紙ローラ3は、上コロ3aと、下コロ3
bを有し、下コロ3bは用紙排出方向aの上流側を支持
されて上下方向に回動自在に設けられた支持部材66の
自由端部に回転自在に支持されている。下コロ3bは自
重又は付勢力により上コロ3aに当接し、用紙は両ロー
ラ間に挟持されて排出される。綴じ処理された用紙束が
排出されるときは、支持部材66が上方に回動され、所
定のタイミングで戻される。このタイミングは排紙セン
サ38の検知信号に基づいて決定される。排紙センサ3
8は排紙コロ3の上流側直近に配置されている。
【0042】ステイプルルートFへ案内された用紙は、
搬送ローラ対2cにより搬送される。搬送ローラ対2c
の下流には分岐爪8cが設けられており、用紙は分岐爪
8cにより、ステイプル本ルートGと、退避ルートHへ
選択的に案内される。分岐爪8cも図示しないソレノイ
ドのオン/オフ制御により位置を切り替えられるように
なっている。
【0043】ステイプル本ルートGへ案内された用紙
は、搬送ローラ対4を経て排紙センサ37で検知され排
紙ローラ対68により図示しないステイプルトレイへ積
載される。この場合、用紙毎に叩きローラ5で縦方向
(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス9
にて横方向(排出方向aと直交する用紙幅方向)の整合
が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束の最終
紙から次の用紙束の先頭紙の間で図示しない制御手段か
らのステイプル信号によりステイプラー11が駆動さ
れ、綴じ処理が行われる。
【0044】画像形成装置50から排出される用紙間の
距離が短く、綴じ処理をしている間に次の用紙が来る場
合には、該次の用紙は退避ルートHへ案内され、一時的
に退避させられる。退避ルートHへ案内された用紙は、
搬送ローラ対16により搬送される。
【0045】綴じ処理が行われた用紙束は、直ちに放出
爪10aを有する放出ベルト10によりガイド69を経
て排紙コロ3へ送られ、トレイ12へ排出される。放出
爪10aはセンサ39によって所定位置を検知されるよ
うになっている。
【0046】叩きローラ5は支点5aを中心に図示しな
いソレノイドによって振り子運動を与えられ、上記ステ
イプルトレイへ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用
紙をエンドフェンス131に突き当てる。図示しない
が、排紙ローラ対68はブラシローラを有しており、こ
れによって用紙後端の逆流が防止される。なお、叩きロ
ーラ5は反時計回りに回転する。ここまでがシート状媒
体後処理装置の本来的な機能部分の構成及び動作の概要
である。
【0047】シート状媒体後処理装置51では、本来的
な機能である後処理を行なうことができると共に、以下
に述べるように、トレイ12上に積載された用紙を揃
え、仕分けることができる。この揃えには、排出方向a
の端部を揃えることと、シフト方向dの端部を揃えるこ
との2つの意味があるが、前者の揃えはエンドフェンス
131への突き当てを行なう戻し手段たる戻しコロ12
1の機能によりなされ、後者の揃えは揃え手段としての
一対の揃え部材102a、102bによりなされる。
【0048】図3において、シート状媒体後処理装置
は、排紙コロ3、排紙コロ3より排出される用紙Sを積
載するトレイ12、トレイ12を昇降させるトレイの昇
降手段、トレイ12の昇降方向の位置を制御する位置決
め手段、トレイ12を図3の排出方向aと直交するシフ
ト方向d(図2の紙面を貫く方向)に往復動させる仕分
け手段としてのトレイの移動手段、揃え手段としての揃
え部材102a、102b及びその駆動手段などを主な
要素としている。
【0049】このうち、上記トレイの昇降手段は図4
(a)に符号95、昇降方向の位置決め手段は図4
(a)、(b)に符号96、トレイの移動手段は図5、
図6に符号98で示され詳細は以下でそれぞれ説明す
る。
【0050】b.トレイ及び仕分け手段としてのトレイ
移動手段 図3において、用紙Sは分岐爪8bから用紙の搬送手段
である搬送ローラ対2bにより排紙センサ38を経てト
レイ12に向けて搬送され、排紙コロ3により排出方向
aに送り出される。
【0051】図3、図4に示すように、トレイ12の上
面は排出方向aに進むほど、上面の高さが増す傾向に傾
斜している。該トレイ12の傾斜面の下方基端部には鉛
直面からなるエンドフェンス131が位置している。
【0052】図3において排紙コロ3から排出された用
紙Sは、受け入れ位置で待機している揃え部材102
a、102b間に進入し、重力によりトレイ12上、上
記傾斜に沿って滑り、また戻しコロ121が設けられて
いるタイプでは戻しコロ121の機能により後端部がエ
ンドフェンス131に突き当たることにより後端部が揃
えられ整合される。後端部が整合されたトレイ12上の
用紙Sは揃え部材102a、102bの揃え動作により
シフト方向d(幅方向)が揃えられる。
【0053】図4(a)に示すように、トレイ12の上
面であって、揃え部材102aに対向する部位には凹部
80a、揃え部材102bが対向する部位は凹部80b
がそれぞれ形成されていて、トレイ12の上面よりも部
分的に低くなっている。少なくともこれら凹部80a、
80b上に用紙が積載されていない状態では、受け入れ
位置にある揃え部材102a、102bはこれら凹部8
0a、80bの中にその一部が進入しトレイ12とオー
バーラップした状態を保持するようになっている。これ
は、揃え動作において揃え部材102a、102bを用
紙Sの端部に確実に当てるためである。
【0054】図4(a)において、トレイ12はトレイ
昇降手段95により昇降されるとともに、位置決め手段
96により用紙Sの着地に適する位置に常時制御される
ようになっている。
【0055】つまり、排紙コロ3から用紙がトレイ12
上に排出され積載面が上昇すると、トレイ12はトレイ
の昇降手段95およびトレイの昇降方向の位置決め手段
96により適量下降させられて用紙最上面の位置が排紙
コロ3のニップ部から一定の高さを維持し着地位置が一
定レベルに保持されるように制御される。
【0056】図3、図4(a)において、排紙コロ3は
定位置にある。よって、仮にトレイ12が昇降しない構
成では、トレイ12上に用紙Sが排出され積載されてく
ると用紙束の高さが高くなりこの用紙束が用紙の排出を
さえぎることにより、遂には用紙Sの排出ができなくな
る。
【0057】昇降手段を設けることによりトレイ12を
昇降させ、かつ、排紙コロ3のニップ部からトレイ12
上面までの間隔、或いは排紙コロ3のニップ部からトレ
イ12上の用紙Sの最上面までの間隔を、位置決め手段
により、排紙が適正に行なわれる適正間隔に維持するこ
とができる。これにより、トレイ12上面へ用紙Sを着
地位置のバラツキが小さい状態で排出することができ
る。
【0058】図4(a)に示すようにトレイ12は上下
リフトベルト70により吊るされている。上下リフトベ
ルト70はギヤ列及びタイミングベルトを介して上下モ
ータ71により駆動され、上下モータ71の正転または
逆転により上昇または下降する。これら上下リフトベル
ト70、上下モータ71、ギヤ列及びタイミングベルト
等はトレイを昇降させる昇降手段95の主な構成要素で
ある。トレイ12上に送り出された用紙Sは、トレイ1
2の傾斜面に沿って滑り落ち、後端側がエンドフェンス
121に突き当てられて排出方向での整合が行われる。
【0059】こうして、順次、画像形成済みの用紙Sが
トレイ12上に次々と排出され積載により用紙Sの最上
面が上昇していく。積載された用紙の上流側端部寄りの
最上面には、図4(a)、(b)に示すように軸73a
に揺動自在に支持された紙面レバー1200の一端側が
自重で接するように設けられており、この紙面レバー1
200の他端側はフォトインタラプタからなる紙面セン
サ130a又は紙面センサ130bにより検知されるよ
うになっている。
【0060】紙面センサ130bは単純積載モード、仕
分けモードなどにおいてトレイ12の上下位置を制御す
るためのものであり、紙面センサ130aはステイプル
モードにおいて、同様の制御を行うためのものであり、
モードに応じて用紙の排出位置を異ならせている。
【0061】紙面レバー1200は、支点軸73aを中
心にして自重によるモーメントで回動するようになって
いる。用紙がトレイ12上に積載され上面位置が高くな
ると紙面レバー1200の折曲部の先端部が積載面によ
り押し上げられ、軸73aを支点として回動させられ、
紙面センサ130bが紙面レバー120の他端側に形成
された扇状の板部を検知してオンになる。この時点で上
下モータ71を駆動してトレイ12を下降させる仕組み
なっている。
【0062】トレイ12を下降することにより紙面レバ
ー1200が回動して紙面センサ130bがオフとなる
タイミングで上下モータ71によるトレイ12の下降を
停止する。このような動作を繰り返すことにより、トレ
イ12と排紙コロ3ニップ部との間隔は所定の間隔に制
御される。単純積載モード、仕分けモードでは紙面セン
サ130bによる制御が行なわれ、ステイプルモードで
は紙面センサ130aによる制御が行なわれる。
【0063】ここでは、単純積載モードであるので、用
紙Sが1枚ずつ排出される毎に用紙Sの積載面が上昇
し、紙面レバー120の自由端部が紙面センサ130b
と重なる毎に、上下モータ71が駆動されて紙面センサ
130bがオフになるまでトレイ12を下降させる制御
が行われる。これにより、用紙Sのトレイ12上での着
地位置の条件は、排紙コロ3とトレイ12(用紙の最上
面)との間隔が前記適正間隔に制御される。紙面センサ
130a、130b及び紙面レバー1200等はトレイ
12の高さを一定の高さに制御するトレイの位置決め手
段96の主な構成要素であり、位置決めのための情報を
検知して制御手段に送る。
【0064】このような前記適正間隔のもとでのトレイ
12の高さ位置を適正排出位置と称し、カール等特殊な
態様で送り出される用紙以外の普通の状態の用紙を受け
る位置として適切な位置として設定された位置である。
【0065】単純積載モードで用紙が1枚ずつ排出され
る場合と、ステイプルモードでステイプル処理された用
紙束が排出される場合とでは、排紙の条件が異なるので
当然のことながら、トレイ12の適正排出位置は異な
る。このことは、紙面センサ130a、130bで位置
を異ならせていることからも明らかである。また、後処
理終了時には、用紙の取り出しに備え、トレイ12を3
0mm程度下降させる動作が行なわれる。
【0066】単純積載モード、仕分けモード、ステイプ
ルモード、何れの後処理にかかるモードでも、それぞれ
に適する基準高さで、排紙コロ3からの用紙Sはトレイ
12上に排出され、用紙Sが積もる毎にトレイ12は下
降し、遂には下限センサ76により下限位置が検知され
る。また、トレイ12の上昇時にはトレイ12は紙面セ
ンサ130a、130b、紙面レバー1200等の位置
決め手段による紙面の検知情報に基き、基準高さまで上
昇させられる。
【0067】トレイ12は、仕分け動作を行なうため図
4(a)に符号dで示すシフト方向の一端に移動したの
ち、他端側に移動し、また他端側から一端側に移動する
ように台座18上にスライド可能に支持されている。
【0068】以下にトレイの移動手段98について説明
する。図4においてトレイ12は、仕分け動作を行なう
ためシフト方向dの一方に往動したのち、他方側に復動
動し、また他方側から一方側に移動するようにシフトさ
れる。仕分けの単位である部を構成する所定枚数の排出
量の用紙を処理するときの作業単位を1ジョブとすれ
ば、同一ジョブ中、トレイ12はシフト方向dにはシフ
トせず、1ジョブ(部)が終わる毎にシフト方向dに移
動し、一方の移動端で次のジョブにかかる用紙Sの排出
を受ける。
【0069】用紙Sの排出を受けて、トレイ12上に用
紙Sが積載される毎に、用紙の戻しと、揃え部材102
a、102bによる揃え動作が行なわれる。また、仕分
けモードでは部の最終紙の積載がなされるとトレイ12
のシフト方向dでの移動による仕分け動作が行なわれ
る。
【0070】トレイ12上に積載された用紙(用紙束を
含む)を仕分けるべく当該トレイ12をシフト方向dに
移動させて仕分け動作を行なうトレイの移動手段98に
ついて図5、図6により説明する。ここで、トレイ12
の移動量d'は仕分けに必要な量であって、用紙サイズ
や用紙の種類、オペレーターの好みなどにもよるが、例
えば20mm程度に設定される。
【0071】トレイの移動手段98は図6に示すように
トレイ12を台座18でスライド可能に支持しているト
レイ支持構造と、図5、図6に示すようにトレイ12を
往復動させるトレイ往復動機構からなる。
【0072】図5によりトレイ支持構造160を説明す
る。図5において台座18の上部には紙面を貫く方向の
シフト方向dに長さを有し、図中の左右方向に対向する
2つの案内板30、31が一体的に設けられている。こ
れらの案内板30、31の各外側には軸が突出してい
て、ローラ32、33が軸支されている。
【0073】一方、トレイ12の底部には、左右方向に
ついてはローラ32、33の間隔より広く、シフト方向
dにはトレイのシフト量を十分カバーし得る奥行きを有
する平坦面からなる平坦部が形成されていて、この平坦
部をローラ32、33上に乗せている。また、トレイ1
2の上記平坦部には、案内板30、31の内側に対応す
る位置に、2本の軸が植設されていて、これらの2本の
軸にはそれぞれ、ローラ34、35が軸支されている。
これらのローラ34、35は、案内板30、31の各内
側に接している。
【0074】ローラ32、33、34、35及び案内板
30、31等が、トレイ12をシフト方向dに移動可能
に支持するトレイ支持構造160を構成する。かかるト
レイ支持構造160により、トレイ12はその荷重をロ
ーラ32、33で支持され、ガイド板30、31に案内
されてシフト方向dに可動である。
【0075】トレイ支持構造160で支持されたトレイ
12に、トレイ往復動機構を組み合わせることで、トレ
イ12に往復動の駆動力を与えて、シフト方向dに往復
動させることができる。このように構成されるトレイ移
動手段により、トレイ12はシフト方向dに用紙の仕分
けに必要な所定量往復動させることができる。
【0076】以下に、トレイ往復動機構の具体例を、ト
レイの位置判別手段とともに説明する。図6において、
トレイ12はエンドフェンス131の凹凸部に入り込ん
でいてエンドフェンス131がシフト方向dに動作する
ことによってトレイ12も同方向に動作する。エンドフ
ェンス131のシフト方向dの中央部には、長穴41a
があけられたブラケット41が装着されていて、この長
穴41aにピン42が挿入されている。
【0077】ピン42は図示しない本体部に軸支された
ウォームホイール43に挿入固定されている。この挿入
固定位置はウォームホイール43の回転中心から偏心し
ている。この偏心量は、トレイ12のシフト方向dでの
移動量d'の1/2である。
【0078】ウォームホイール43は、モータ44から
タイミングベルト45を介して回転させられるウォーム
46によって回転させられるようになっている。ウォー
ムホイール43の回転運動によりピン42が回転し、偏
心量に応じてトレイ12はシフト方向dへの直線往復運
動をするように運動方向が変換される。これら偏心回転
するピン42と長穴41aまわりの構成がトレイ往復動
機構の主要部をなす。
【0079】図7、図8に示すように、ウォームホイー
ル43には大きさの異なる2つの切り欠き43L、43
S及びこれら切り欠き43L、43Sにより相対的に形
成される半周分の長さの長い凸部とこれに隣接する短い
凸部を有する円板状のエンコーダ47が設けられてい
る。
【0080】切り欠き43Lは長い切り欠き、切り欠き
43Sは短い切り欠きである。エンコーダ47の半回転
おきにホームセンサ48がエンコーダ47の切り欠きの
長さを前記2つの凸部間の間隔により検知して、モータ
44の停止、駆動の信号が制御手段から発せられるよう
になっている。
【0081】図7において、矢印49の向きに回転した
エンコーダ47の短い方の切り欠き43Sがホームセン
サ48を通過して短い凸部と重なりかけた時点でモータ
44は停止している。この状態ではピン42が後側にあ
り、図6のエンドフェンス131も後側に動作すること
によってトレイ12も後側に移動している。
【0082】図8では、図7に示した状態からさらに矢
印49の向きにエンコーダ47が回転して、長い切り欠
き43Lがホームセンサ48を通過して長い凸部と重な
りかけた時点でモータ44は停止している。この状態で
はピン42が前側にあり、図6のエンドフェンス131
も前側に動作することによってトレイ12も前側に移動
している。
【0083】このように、トレイ12が後側にあるか、
前側にあるかは、エンコーダ47の切り欠きの長さをホ
ームセンサ48により検知し、この検知情報に基いて判
別することができる。
【0084】このように、トレイ12のシフト方向dへ
の往復動のストロークの往動端で、同一ジョブ中に部を
構成する用紙分の排出を受け、シフトし復動端で次のジ
ョブ中に部を構成する用紙の排出を受ける。
【0085】かかる仕分け動作を繰り返すことにより、
ジョブ(部)毎に用紙束の端部が凹凸状になって所定の
仕分け量だけ位置がずれた状態に積載され、部毎に用紙
束を仕分けることができる。移動量d'は用紙のサイズ
に応じて仕分けが明確な適量の値5〜25mm、例え
ば、A4サイズで20mm前後の値に設定することがで
きる。
【0086】c.揃え動作 揃え手段を構成する1対の揃え部材102a、102b
は板状体からなり、自由端側に設けられた揃え部102
a1、102b1はこれら揃え部材102a、102b
の自由端側の最下部に位置し、互いの対向面は前記シフ
ト方向dと直交する平坦面からなる。
【0087】前側の揃え部材102aについては揃え部
102a1の上部が前側に屈曲して膨らんだ形状になっ
ていて逃げ部102a2を構成し、同様に後側の揃え部
材102bについても揃え部102b1の上部が後側に
屈曲して膨らんだ形状になっていて逃げ部102b2を
構成している。これら対向する逃げ部102a2と10
2b2とは互いの間隔が揃え部102a1と102b1
との間隔よりも大きくなっていて、排紙コロ3から排出
される用紙が揃え部材102a、102bにぶつかるの
を防止している。
【0088】揃え部102a1、102b1を、互いの
対向面がシフト方向dと直交する平坦面で構成したこと
により、揃え部材102、103をシフト方向dに移動
することによって、トレイ12上に積載された用紙Sの
端部に揃え部102a1、102b1を確実に接離させ
て用紙束を揃えることができる。また、板状体としたこ
とにより、コンパクトな構成となし得る。
【0089】揃え部材102a、102bは、排紙コロ
3から排出されトレイ12上に積載された用紙を、排出
方向と平行な当該用紙の2つの端部を挟むようにして揃
え部102a1、102b1を接しさせて前記端部の位
置を揃える揃え動作を行なう。仕分け動作後に積載され
た用紙は、前記仕分け動作前に積載されたシート状媒体
と異なる位置に揃え部材102a、102bによって揃
えられる。
【0090】図2について排出方向aの下流側から見た
ときの揃え部材102a、102bを示した図9におい
て、揃え部材102a、102bは、各揃え部102a
1、102b1の対向間隔をL1で構成している。
【0091】揃え動作に際し、用紙Sがトレイ12上に
排出されるとき、揃え部材102a、102bは、予め
揃え部102a1、102b1が該用紙幅よりも広い所
定の間隔をあけた受け入れ位置に移動して待機してお
り、この受け入れ位置で排紙コロ3からの用紙Sの排出
を待つ。この受け入れ位置は、図2の排出方向aの下流
側から見た図10において例えば、A4サイズの用紙か
らなる用紙束SSの紙幅よりも所定の間隔として片側で
7mm広めにとった位置である。
【0092】揃え部材102a、102bは、シフト方
向dにある程度ばらついて排出されてくる用紙を受け入
れることのできる最小限の間隔をおいた受け入れ位置で
待機していて、用紙が排出されてトレイ12上に積載さ
れると、この受け入れ位置から用紙の紙幅より狭い図1
1に示す位置まで移動して揃える。このように受け入れ
位置を設定したのは、揃え動作の都度、間隔を最大用紙
の幅よりも広くあけたホームポジションまで戻っていた
のでは、時間がかかるためである。勿論、ホームポジシ
ョンからその都度揃える位置まで移動させることはでき
る。
【0093】用紙Sが排紙コロ3から排出されてトレイ
12に落下し完全に停止する所定の時間が経過したら、
図10に矢印で示すように揃え部材102a、102
bを互いに接近する方向に移動させ或いは、図10に
おいて揃え部材102a或いは揃え部材102bの何れ
か一方を不動にしたまま、残る揃え部材を矢印方向に移
動させることにより、結果的に図11に示すように揃え
部102a1、102b1が用紙束SSの排紙方向(紙
面を貫く方向)と平行な2つの端部に紙幅よりも僅かに
せばめた揃え位置で接しさせる。
【0094】このせばめ度合いは、例えば、紙幅よりも
片側1mmずつの食い込み量となるように用紙束SSの
端部に揃え部102a1、102b1を圧接させた状態
であり、この食い込み量により用紙束SSの端部が揃え
られる。その後、揃え部材102a、102bは図10
に示す受け入れ位置に復帰して次の用紙Sの排出積載を
待つ。
【0095】なお、上記のように揃え動作に際して、
揃え部材102a、102bを互いに接近する方向に移
動させて揃える態様を両側移動態様と称する。また、上
記のように、揃え部材102a或いは揃え部材102
bの何れか一方を停止したまま、残る揃え部材を矢印方
向に移動させて揃える態様を片側移動態様と称する。こ
れらの移動態様については、後述の「揃え動作」の項で
さらに説明する。
【0096】同一ジョブでは、その部を構成する全ての
用紙が排出されるまで揃え部材102a、102bはト
レイ12の一方の移動端で図10に示す受け入れ位置
と、図11に示す揃え位置との間を移動する。
【0097】揃え部材102a、102bが図10に示
す受け入れ位置で待機しているときに排紙コロ3から排
出される用紙Sのシフト方向dでの位置は正確に一定の
位置ではなく、スキューなどによりバラツキがある。よ
って、揃え部102a1、102b1の対向間隔で決ま
る受け入れ位置は広いほど、用紙の受け入れが容易であ
るが、あまりに大きくし過ぎると、揃え動作における揃
え部材102a、102bの移動量が大きくなって揃え
動作に時間を要してしまい、高速排紙の機種に適合でき
ない。
【0098】そこで、揃え部102a1、102b1の
対向間隔を可能な限りせばめ、つまり、揃え部材102
a、102bの受け入れ位置をできるだけ小さくし、そ
の上で揃え部102a1、102b1の上部の対向間隔
を広げることで上記したような逃げ部102a2、10
2b2を設けて、用紙Sを受け入れることができるよう
にしている。
【0099】仕分けモードでは、片側移動態様、両側移
動態様の何れであっても、既に揃えられた前回ジョブで
の部の上に所定のシフト量だけずれて今回ジョブにかか
る部が積載され揃え動作が行なわれるとき、A4サイズ
でシフト量が20mm程度のシフト量の場合、今回ジョ
ブでは揃え部材102a、102bのうち、今回ジョブ
の直前におけるシフトの下流側に位置する揃え部材は前
回ジョブでの部の用紙束の上面に対向し、接した状態と
なる。
【0100】片側移動態様では、この前回ジョブでの部
の用紙束の上面に接している揃え部材を揃え動作に際し
て不動とし、反対側の揃え部材を移動させて揃えること
ができるが、両側移動態様では両方の揃え部材102
a、102bが移動するのであるから、用紙の上面に接
したままで揃え動作することとなる。
【0101】また、片側移動態様、両側移動態様の何れ
であっても、既に揃えられた前回ジョブ終了後、図10
に示す受け入れ位置に復帰したままでいると、今回ジョ
ブに際してトレイ12がシフトする際に揃え部材102
a、102bがせっかく揃えた前回ジョブの部を引っ掛
けてトレイ12上でシフト方向にずらし乱してしまうこ
とから、このようなことを回避するために、ジョブ終了
後、揃え部材102a、102bを用紙上面から離間さ
せる退避動作がとられるようになっている。
【0102】退避動作には揃え部材102a、102b
自体を移動させる態様と、トレイ12を下降させる方法
があるが、本例では、揃え部材102a、102bにつ
いて1点を支点にして回動させて退避させる方法を採用
している。以下に、片側移動態様、両側移動態様におけ
る各揃え動作について説明する。
【0103】片側移動態様 揃え部材102a、102bによる片側移動態様による
揃え動作について図12により説明する。図3において
搬送ローラ対2b、排紙センサ38、排紙コロ3等が配
設された搬送経路を通過してきた用紙Sは、排紙コロ3
より排出方向aに向けて排出される。
【0104】[第1のジョブ]図2、図12(a)にお
いて、排出方向aに向けて排出された用紙Sは重力の影
響を受けて、斜め下方の向きに進みトレイ12に落下す
る。ここでは、既に部を構成する数枚の積載がなされて
いるとする。用紙Sの排出に先立ち、トレイ12は図5
〜図8で説明したトレイ往復動機構により予めシフト方
向dの一端側、例えば後側に寄せられており、また、シ
フト方向dについては揃え部材102aは図10で説明
した内容に対応した受け入れ位置(図12(a)に2点
鎖線で示す位置)、揃え部材102bは用紙端部に近接
した位置にあり、上下方向については各揃え部材102
a、102bが自重による回転力により回転してストッ
パないし用紙に当接して回動を停止した位置、つまり、
揃え部102a1、102b1が用紙束の側面に対応し
ている揃え回転位置にあり、最初のジョブにかかる第1
の用紙束SS−No.1を構成する用紙がある程度積載
されている。
【0105】新たな用紙Sが排出されると揃え部材10
2bは不動、揃え部材102aが用紙束SS−NO.1
に接近する方向に移動して該用紙束SS−No.1を挟
むようにして排出方向aと平行な用紙の端部に接し、或
いは叩き、図11で説明したように用紙の端部から1m
m程内側に食い込んだ揃え位置(図12に実線で示す位
置)に移動して揃え動作を行なう。
【0106】この揃え動作により、用紙束SS−NO.
1は用紙Sが排紙コロ3のニップ部から用紙束の上面ま
での自由落下距離を落下する間に生じたシフト方向のず
れ量がない状態に揃えられる。その後、揃え部材102
aは実線で示す受け入れ位置まで復動する。このような
動作を用紙Sが排出されてトレイ12上に積載される都
度行なう。
【0107】排出されてくる用紙には、シフトコマンド
信号を伴うものと伴わないものがある。シフトコマンド
信号を伴う用紙は部の先頭紙であり、用紙が排紙センサ
38を通過する時点でシフトコマンド信号を伴うものか
否かが制御手段により認識されるようになっている。
【0108】第1の用紙束SS−NO.1を構成する所
定枚数の排出を終了したあと、制御手段がシフトコマン
ド信号を認識することがなければそのジョブの終了を意
味するので、トレイ12をシフトさせず、揃え部材10
2a、102bをホームポジション(図9参照)に戻
す。
【0109】[第2のジョブ]第1の用紙束SS−N
O.1を構成する所定枚数の排出を終了したあと、制御
手段がシフトコマンド信号を認識したときは、その用紙
は次のジョブの先頭紙であり、該用紙がトレイ12に到
達するまでの間に、次のジョブのため、トレイ12をシ
フトさせる。このシフトに先立ち、揃え部材102a、
102bを上下方向について用紙束の上面から離間した
退避回転位置(前記図117(b)に準じた状態)にな
るように変位させた退避状態とし、この退避状態のもと
でトレイ12は後側から前側にシフトさせる。
【0110】上記シフト後、揃え部材102a、102
bはシフト方向については図10に示す受け入れ位置に
変位させ、上下方向については上記退避回転位置から前
記図117(a)に準じた揃え回転位置に移行させる。
【0111】ここで、揃え回転位置とは、揃え部材10
2a、102bが支点を中心に自重のモーメントで回転
して下端部が凹部80a、80b内まで下降したところ
でストッパで回転を停止される位置または、自重による
回転途中に用紙があるときにこの用紙により回転を阻ま
れて停止するときの位置をいう。
【0112】図12(b)では、トレイ12の前側への
シフト後、前側の揃え部材102aはシフト方向につい
ては用紙の端部に近接した位置、上下方向については第
1の用紙束SS−NO.1の上に自重で当接して揃え回
転位置にあり、後側の揃え部材102bは上下方向につ
いては凹部80bまで下降した位置、シフト方向につい
ては2点鎖線で示すように用紙束の端部から所定の受け
入れ位置にある。なお、図12(b)では、第2のジョ
ブにかかる第2の用紙束SS−No.2を構成する用紙
がある程度積載されている。
【0113】第2のジョブにかかる用紙Sが排出される
と今度は前側の揃え部材102aが不動、後側の揃え部
材102bがシフト方向d上、第2の用紙束SS−N
O.2に接近する方向に移動して該用紙束SS−No.
2を挟むようにして排出方向aと平行な用紙の端部に接
し、或いは叩き、図12(b)に実線で示す揃え位置に
移動して揃え動作を行なう。
【0114】この揃え動作により、第2の用紙束SS−
NO.2が揃えられる。その後、揃え部材102bは復
動し、受け入れ位置に戻る。このような動作を用紙Sが
排出されてトレイ12上に積載される都度行なう。
【0115】排出されてくる用紙には、シフトコマンド
信号を伴うものと伴わないものがある。シフトコマンド
信号を伴う用紙は部の先頭紙であり、用紙が排紙センサ
38を通過する時点でシフトコマンド信号を伴うものか
否かが制御手段により認識されるようになっている。
【0116】第2の用紙束SS−NO.2を構成する所
定枚数の排出を終了したあと、制御手段がシフトコマン
ド信号を認識することがなければそのジョブの終了を意
味するので、トレイ12はシフトさせず、揃え部材10
2a、102bをホームポジション(図9参照)に戻
す。
【0117】[第3のジョブ]第2の用紙束SS−N
O.2を構成する所定枚数の排出を終了したあと、制御
手段がシフトコマンド信号を認識したときは、その用紙
は次のジョブの先頭紙(第1枚目)であり、該用紙がト
レイ12に到達するまでの間に、次のジョブのため、ト
レイ12をシフトさせる。このシフトに際しては、揃え
部材102a、102bがこのシフトに先立ち、揃え部
材102a、102bを用紙束の上面から離間した退避
回転位置(前記図117(b)に準じた状態)になるよ
うに変位させた退避状態とし、この退避状態のもとでト
レイ12を前側から後側にシフトさせる。
【0118】上記シフト後、揃え部材102bは図12
(c)に2点鎖線で示すように用紙端部から離間させた
受け入れ位置におき、揃え部材102aは図12(c)
に示すように用紙端部から離間した受け入れ位置にお
く。また、上下方向については揃え部材102a、10
2bは退避回転位置から揃え回転位置に移行している。
【0119】つまり、後側の揃え部材102bが第2の
用紙束SS−NO.2の上に当接し、かつ次に送られる
用紙束SS−NO.3の端部に近接して位置し、前側の
揃え部材102aが2点鎖線で示す所定の受け入れ位置
にある。なお、図12(c)では、第3のジョブにかか
る第3の用紙束SS−No.3を構成する用紙が有る程
度積載されている状態を示している。
【0120】第3のジョブにかかる用紙Sが排出される
と今度は後側の揃え部材102bが不動、前側の揃え部
材102aが第3の用紙束SS−NO.3に接近する方
向に移動して該用紙束SS−No.3を挟むようにして
排出方向aと平行な用紙の端部に接し、或いは叩き、図
11に示す揃え位置に移動して揃え動作を行なう。この
揃え動作により、第3の用紙束SS−NO.3が揃えら
れる。
【0121】その後、揃え部材102aは復動し、2点
鎖線で示す受け入れ位置に戻る。このような動作を用紙
Sが排出されてトレイ12上に積載される都度行なう。
排出されてくる用紙には、シフトコマンド信号を伴うも
のと伴わないものがある。シフトコマンド信号を伴う用
紙は部の先頭紙であり、用紙が排紙センサ38を通過す
る時点でシフトコマンド信号を伴うものか否かが制御手
段により認識されるようになっている。
【0122】第3の用紙束SS−NO.3を構成する所
定枚数の排出を終了したあと、制御手段がシフトコマン
ド信号を認識することがなければそのジョブの終了を意
味するので、トレイ12はシフトさせず、揃え部材10
2a、102bをホームポジション(図9参照)に戻
す。
【0123】第3の用紙束SS−NO.3を構成する所
定枚数の排出を終了したあと、制御手段がシフトコマン
ド信号を認識したときは、その用紙は次のジョブの先頭
紙であり、該用紙がトレイ12に到達するまでの間に、
次のジョブのため、トレイ12をシフトさせる。このシ
フトに先立ち、揃え部材102a、102bを退避回転
位置に移動させて、この退避回転位置への移動状態のも
とでトレイ12を後側から前側にシフトさせて、該先頭
紙の排出を待つ。以下、前記したと同様の手順を繰り返
す。
【0124】両側移動態様 揃え部材102a、102bによる両側移動態様による
揃え動作について図13により説明する。図3において
搬送ローラ対2b、排紙センサ38、排紙コロ3等が配
設された搬送経路を通過してきた用紙Sは、排紙コロ3
より排出方向aに向けて排出される。
【0125】[第1のジョブ]図13(a)において、
用紙Sは前記片側移動態様の場合と同様に、トレイ12
に落下する。ここでは、既に部を構成する数枚の積載が
なされている。用紙Sの排出に先立ち、トレイ12は図
5〜図8で説明したトレイ往復動機構により予めシフト
方向dの一端側、例えば後側に寄せられており、また、
揃え部材102a、102bは図10に示す受け入れ位
置、図117(a)に準じた揃え回転位置に準じて、そ
れぞれ2点鎖線で示す位置にあり、最初のジョブにかか
る第1の用紙束SS−No.1を構成する用紙が有る程
度積載されている。
【0126】用紙Sが排出されると揃え部材102a、
102bが共に用紙束SS−NO.1に接近する方向に
移動して該用紙束SS−No.1を挟むようにして排出
方向aと平行な用紙の端部に接し、或いは叩き、図11
に示す揃え位置に移動して揃え動作を行なう。この揃え
動作により、用紙束SS−NO.1は前記片側移動態様
の場合と同様に用紙Sが自由落下距離を落下する間に生
じた横ずれがない状態に揃えられる。その後、揃え部材
102a、102bは復動し、図10に示す受け入れ位
置に戻る。このような動作を用紙Sが排出されてトレイ
12上に積載される都度行なう。
【0127】排出されてくる用紙には、シフトコマンド
信号を伴うものと伴わないものがある。シフトコマンド
信号を伴う用紙は部の先頭紙であり、用紙が排紙センサ
38を通過する時点でシフトコマンド信号を伴うものか
否かが制御手段により認識されるようになっている。
【0128】第1の用紙束SS−NO.1を構成する所
定枚数の排出を終了したあと、制御手段がシフトコマン
ド信号を認識することがなければそのジョブの終了を意
味するので、トレイ12はシフトさせず、揃え部材10
2a、102bをホームポジション(図9参照)に戻
す。
【0129】[第2のジョブ]第1の用紙束SS−N
O.1を構成する所定枚数の排出を終了したあと、制御
手段がシフトコマンド信号を認識したときは、その用紙
は次のジョブの先頭紙であり、該用紙がトレイ12に到
達するまでの間に、次のジョブのため、トレイ12をシ
フトさせる。このシフトに際しては、揃え部材102
a、102bが退避回転位置(図117(b)に準じた
位置)に移動することにより用紙の上面から離間した上
側に退避し、この退避状態のもとでトレイ12は後側か
ら前側にシフトする。
【0130】上記シフト後、揃え部材102a、102
bはシフト方向については図13(b)に2点鎖線で示
すように受け入れ位置におき、上下方向については図1
17(b)に準じた退避回転位置から図13(b)に示
すように揃え部材102aについては用紙の上、揃え部
材102bについては凹部80b内に変位させている。
なお、図13(b)では、第2のジョブにかかる第2の
用紙束SS−No.2を構成する用紙が有る程度積載さ
れている。
【0131】第2のジョブにかかる用紙Sが排出される
と前回同様揃え部材102a、102bが2点鎖線の位
置から実線で示す位置、つまり、第2の用紙束SS−N
O.2に接近する方向に移動して該用紙束SS−No.
2を挟むようにして排出方向aと平行な用紙の端部に接
し、或いは叩き、図11に示す揃え位置に移動して揃え
動作を行なう。この揃え動作により、第2の用紙束SS
−NO.2が揃えられる。その後、揃え部材102a、
102bは復動し、図13(b)に2点鎖線で示す受け
入れ位置に戻る。このような動作を用紙Sが排出されて
トレイ12上に積載される都度行なう。
【0132】排出されてくる用紙には、シフトコマンド
信号を伴うものと伴わないものがある。シフトコマンド
信号を伴う用紙は部の先頭紙であり、用紙が排紙センサ
38を通過する時点でシフトコマンド信号を伴うものか
否かが制御手段により認識されるようになっている。
【0133】第2の用紙束SS−NO.2を構成する所
定枚数の排出を終了したあと、制御手段がシフトコマン
ド信号を認識することがなければそのジョブの終了を意
味するので、トレイ12はシフトさせず、揃え部材10
2a、102bをホームポジション(図9参照)に戻
す。
【0134】[第3のジョブ]第2の用紙束SS−N
O.2を構成する所定枚数の排出を終了したあと、制御
手段がシフトコマンド信号を認識したときは、その用紙
は次のジョブの先頭紙であり、該用紙がトレイ12に到
達するまでの間に、次のジョブのため、トレイ12をシ
フトさせる。このシフトに際しては、揃え部材102
a、102bが退避回転位置に移動することにより退避
し、この退避状態のもとでトレイ12は前側から後側に
シフトする。
【0135】上記シフト後、揃え部材102a、102
bは退避回転位置から揃え回転位置に移行する。左右方
向については揃え部材102a、102b共、図13
(c)に2点鎖線で示すように受け入れ位置におき、上
下方向については揃え部材102aは凹部80aまで下
降させ、揃え部材102bは第2の用紙束SS−NO.
2の上に自重で当接した状態とする。なお、図13
(c)では、第3のジョブにかかる第3の用紙束SS−
No.3を構成する用紙が有る程度積載されている。
【0136】第3のジョブにかかる用紙Sが排出される
と揃え部材102a、102bが第3の用紙束SS−N
O.3に接近する方向に移動して該用紙束SS−No.
3を挟むようにして排出方向aと平行な用紙の端部に接
し、或いは叩き、図13(c)に実線で示す揃え位置に
移動して揃え動作を行なう。この揃え動作により、第3
の用紙束SS−NO.3が揃えられる。
【0137】その後、揃え部材102a、102bは復
動し、図13(c)に2点鎖線で示す受け入れ位置に戻
る。このような動作を用紙Sが排出されてトレイ12上
に積載される都度行なう。
【0138】排出されてくる用紙には、シフトコマンド
信号を伴うものと伴わないものがある。シフトコマンド
信号を伴う用紙は部の先頭紙であり、用紙が排紙センサ
38を通過する時点でシフトコマンド信号を伴うものか
否かが制御手段により認識されるようになっている。
【0139】第3の用紙束SS−NO.3を構成する所
定枚数の排出を終了したあと、制御手段がシフトコマン
ド信号を認識することがなければそのジョブの終了を意
味するので、トレイ12はシフトさせず、揃え部材10
2a、102bをホームポジション(図9参照)に戻
す。
【0140】第3の用紙束SS−NO.3を構成する所
定枚数の排出を終了したあと、制御手段がシフトコマン
ド信号を認識したときは、その用紙は次のジョブの先頭
紙であり、該用紙がトレイ12に到達するまでの間に、
次のジョブのため、トレイ12をシフトさせる。このシ
フトに際しては、揃え部材102a、102bが退避回
転位置に移動することにより退避し、この退避状態のも
とでトレイ12は後側から前側にシフトし、該先頭紙の
排出を待つ。以下、前記したと同様の手順を繰り返す。
【0141】なお、仕分けを行なう場合、上記のように
トレイ12をシフト方向に移動させて行なう方向の他
に、トレイ12のシフトは行なわずに揃え部材102
a、102bを必要量だけシフト方向に移動した位置で
揃えることにより、シフトと揃えを行なう態様も可能で
ある。
【0142】d.揃え部材を回転変位させる構成例 図14は図2に示したシート状媒体後処理装置51の中
の揃え部材の駆動手段を矢印X方向、つまり、排出方向
aの下流側から見た図、図15は同じく矢印Y方向から
見た図、図16は図14における揃え部材の駆動手段を
矢印Z方向から見た断面図である。
【0143】図14乃至16において、揃え部材102
aを駆動する機構と、揃え部材102bを駆動する機構
とは独立していて、同じ構成となっている。揃え部材1
02aを駆動する機構については、各構成部材の符号に
aの添え字を付すこととして構成を説明し、揃え部材1
02bについては同じ符号にbの添え字を付すこととし
て説明は省略する。
【0144】シフト方向dに長さを有するブラケット9
0の該シフト方向dでの略中央部であって、該ブラケッ
トの上部には2つのステッピングモータ170a、17
0bが設けられている。
【0145】ステッピングモータ170aと一体的なプ
ーリ171aに対して前側に離間した位置にはタイミン
グプーリ172aが軸支されていて、これらプーリの間
にはタイミングベルト173aが張設されている。タイ
ミングベルト173aのシフト方向dと平行な部分に受
け台174aの上部が固定されている。
【0146】シフト方向dに長さを有するブラケット9
0の長手方向両端部はL字状に折曲されていて、これら
対向する折曲部間には、シフト方向dと平行に回転摺動
軸176と、水平方向に平行して設けられた2本の軸に
よる摺動軸177が設けられている。但し、図15では
煩雑化を避けるため摺動軸177は図示を省略してい
る。
【0147】回転摺動軸176はブラケット90に軸支
され、摺動軸177はブラケット90に固定されてい
る。受け台174aは摺動軸177に摺動可能に嵌合し
ている。回転摺動軸176にはシフト方向dに沿って凸
状部176hが形成されている。受け台174aは、凸
状部176hを含む回転摺動軸176にシフト方向dに
摺動可動に嵌合挿通されており、かつ、この受け台17
4aには、回転摺動軸176の軸線に対して垂直に溝1
74a2が形成されている。
【0148】図16に示すように揃え部材102aの基
端部はシフト方向dに摺動可能に回転摺動軸176に嵌
合挿通されていると共に、該回転摺動軸176を中心と
した扇形をした空隙部102a3が形成されている。
【0149】揃え部材102aの基端部はボス部102
a5になっていて該ボス部を回転摺動軸176が摺動可
能に挿通している。該ボス部102a5には回転摺動軸
176を中心とする円弧状のエンコータ102a6がた
てがみ状に形成されている。エンコータ102a6の盤
面は回転摺動軸176の軸線に対して垂直である。
【0150】同様に揃え部材102bにも同じようにエ
ンコーダ102b6が設けられ、これらエンコーダ10
2a6、102b6にはそれぞれ多数のスリットが形成
されている。これらのスリットは揃え部材102aにつ
いては受け台174aに設けた姿勢検知センサ450a
により検知することができ、また、揃え部材102bに
ついては174bに設けた姿勢検知センサ450b(図
示されず)により検知することができ、各揃え部材10
2a、102bは個別に姿勢が検知されるようになって
いる。
【0151】図14において、エンコータ102a6は
溝174a2内を移動可能な隙間をもって嵌入されてい
る。図16において、揃え部材102aは回転摺動軸1
76を中心に自重のモーメントにより回動するが、この
回動は凸状部176hが空隙部102a3の一端側の突
き当て部に当接することにより阻止される。
【0152】図16に示すように回転摺動軸176が所
定の回転位置に停止した状態にあり、そのときの凸状部
176hに空隙部102a3の一端側の側面として形成
された突き当て部が揃え部材102aの自重によるモー
メントで当接して反時計回りの向きの回動が阻止された
状態であって、このとき揃え部材102aが凹部80a
内に位置している状態(或は、回動の途中に用紙がある
ことにより用紙の上面に乗り回動を阻止された状態)を
揃え部材102aが揃え回転位置であるという。
【0153】この揃え回転位置では、トレイ12上に用
紙が全く積載されていない状態では、揃え部材102a
の下端部が凹部80a内に位置する。トレイ12上に用
紙が積載されていれば揃え部材102aが用紙により押
されて回転摺動軸176を中心に回動することにより定
位置にある凸状部176hに対して空隙部102a3が
移動して該揃え部材102aが用紙上に乗った状態、つ
まり、図12(b)や、図13(b)に示した状態を得
る。同様のことは、揃え部材102bについてもいえ
る。
【0154】揃え部材102a、102bは、回転摺動
軸176を中心とする扇型の空隙部102a3を有して
いて、この空隙部102a3を挿通した状態で係合して
いる凸状部176hとの間に回転方向に所定量の自由な
回転領域としての隙間を作っている。
【0155】この隙間の領域で揃え部材102a、10
2bは自由な回転が可能であり、揃え回転位置に幅を持
たせている。所定量とは、例えば、図117(a)に示
すように揃え部材102aが凹部80a内に位置する状
態から、図12(b)に示すようにトレイ12がシフト
する前に該トレイ12上に積載されている用紙束(部)
SS−No.1の上面に乗ることができる状態を確保で
きる量である。
【0156】このように、図16において、凸状部17
6hと空隙部102a3とは互いに隙間なく合わさって
いるわけではなく、凸状部176hと空隙部102a3
との間には、回転方向に沿って隙間が設けられており、
凸状部176が空隙部102a3の一端側の突き当て部
に自重モーメントで当接した図示の状態では、回転摺動
軸176が時計まわりの向きに回転すれば、揃え部材1
02aを持ち上げることができるし、揃え部材102a
を下から支えた状態で回転摺動軸176を反時計まわり
の向きに回転させれば揃え部材102aには回転摺動軸
176の回転運動は伝わらない。これによって仕分けモ
ードでの揃え処理を行うことができる。
【0157】受け台174aはこれら2つの軸、回転摺
動軸176と摺動軸177により安定して支持されてシ
フト方向dに移動可能である。このシフト方向dへの揃
え部材102aの移動は、ステッピングモータ170a
を駆動させることによって、その駆動力をタイミングベ
ルト173aに伝え、該タイミングベルトと共に受け台
174aに伝え、受け台174aから溝174a2と凸
状板102a4との嵌合部を介して揃え部材102aに
伝達して回転摺動軸176と摺動軸177をガイドにし
て行なう。
【0158】同様に、ステッピングモータ170bを駆
動させることによって、その駆動力がタイミングベルト
173bに伝わり、該タイミングベルトと共に受け台1
74bに伝わり、受け台174bから溝174b2(図
示されず)と凸状板102a4(図示されず)との嵌合
部を介して揃え部材102bに伝達されて該揃え部材1
02bが回転摺動軸176と摺動軸177をガイドにし
てシフト方向dに移動される。
【0159】このように、ステッピングモータ170
a、170bを個別に正転、逆転駆動することにより揃
え部材102a、102bを個々に自在にシフト方向d
上に位置決め制御することができる。すなわち、揃え部
材102a、102bを前記図9乃至図13で説明した
各位置に位置させることができる。
【0160】シフト方向dについての移動の基準となる
位置はホームポジションであり、このホームポジション
は揃え部材102aについては、図16に示したように
受け台174aと一体に形成したアクチュエータ177
aをブラケット90に取り付けたホームセンサ178a
により検知し、この検知位置を基準にして受け入れ位置
や揃え位置などの各位置に移動させる。揃え部材102
bについてもこれに準ずる。
【0161】図14、図15、図17、図18におい
て、回転摺動軸176の後側の軸端部には円板状の収納
検知エンコーダ400が設けられ、また、該軸端部はス
テッピングモータ179Mの軸に直結されている。収納
検知エンコーダ400には外周部に2つのスリット40
0J、400Kが形成されていて、これらのスリットを
ブラケット90に設けたセンサ400Sが検知すること
で、ステッピングモータ179Mによる回転摺動軸17
6の回動量を制御して、ホームセンサ178aがアクチ
ュエータ177aを検知することで揃え部材がホームポ
ジションにあることを条件にして揃え部材102aを図
17に示すように本体内の収納スペース180a内に収
められた収納回転位置まで回動させることができる。ま
た、図18に示すように揃え回転位置におくこともでき
る。
【0162】また、これら収納回転位置或は揃え回転位
置を基準としてステッピングモータ179Mの回転方向
と回転量とをカウントすることにより、揃え部材102
a、102bを任意の回動位置に位置決めすることもで
きる。例えば、用紙のカール状態に応じて、用紙に降れ
ない退避回転位置を設定することも可能である。図1
7、図18に示すように、スリット400Kは収納回転
位置検知用であり、スリット400Jは揃え回転位置検
知用である。
【0163】また、図18に示した揃え回転位置に対し
て図17に示した収納回転位置では約90°だけ時計ま
わりの向きに回転しており、本体内の収納スペース18
0a、180bに納められている。ここで、収納スペー
ス180a、180bが設けられる対象としての本体と
は、シート状媒体整合装置のことであり、本例ではシー
ト状媒体後処理装置51と一体的に構成されていること
から、シート状媒体後処理装置51に形成されていると
いってよい(図1乃至図3参照)。
【0164】このように、ステッピングモータ179M
を駆動することにより、回転摺動軸176が回転し、揃
え部材102a、102bの回転位置(姿勢)が変化す
る。つまり、図16において凸状部176hが回転摺動
軸176と共に時計まわりの向きに回転することによ
り、凸状部176hを空隙部102a3の突き当て部に
当接させたまま押し回す態様で揃え部材102aを時計
まわりの向きに回動させて図117(b)に準じた退避
回転位置、その他の回転位置を実現できる。
【0165】この退避回転位置は、トレイ12がシフト
するときに、揃え部材102a、102bがトレイ上の
用紙と干渉するのを避けることができる最小限の高さ位
置にあればよい。
【0166】本例では、揃え部材102a、102bの
回動位置は回転摺動軸176を直接回転させることによ
り定め得るのであるから、駆動源としてのステッピング
モータ179Mの駆動量に応じて揃え部材102aの回
転位置を任意に設定することができる。
【0167】後述するように、揃え部材は一連のジョブ
の揃え動作が完了した後、前記ホームポジションに移動
してから前記収納回転位置に収納することとした。これ
により、収納回転位置から迅速にホームポジションに移
行することができる。
【0168】このように、回転摺動軸176は揃え部材
102a、102bの回転運動の中心となる軸であり、
これら揃え部材102a、102bに揃え回転位置、退
避回転位置、収納回転位置などの回転運動を伝える機能
を有すると共に、これら揃え部材102a、102bを
シフト方向dに移動するガイドを兼用している。
【0169】ステッピングモータ104a、104bを
駆動することにより回転摺動軸176のガイド機能を利
用して、揃え部材102a、102bを図9、図10に
示すホームポジション、図10に示す受け入れ位置、図
11に示す揃え位置などの各位置に移動させることがで
きる。
【0170】e.安全機構 本例では安全機構が設けられている。安全機構が設けら
れていない場合、図16、図18等に示す揃え回転位置
から図17に示す収納回転位置に揃え部材102a、1
02bを回動させる際に回動経路上に何らかの障害物が
存在することにより回動を妨げられると、揃え部材10
2a、102bが破壊されるか、又は、障害物が手であ
る場合には手に怪我をしてしまう。その点、以下のよう
な安全機構が組み込まれた構成ではかかる危険はない。
【0171】以下に、この安全機構について図19乃至
図32により説明する。安全機構は揃え部材102a、
102bが収納回転されるときに機能させる必要があ
り、揃え部材の収納回転位置への回動は図15に示すホ
ームポジションで行なわれることから、かかる安全機構
は図19において、揃え部材102a、102bが収納
回転されるホームポジションである回転摺動軸176上
のシフト方向dの前側端部及び後側端部にそれぞれ構成
することとした。前側端部に設けた安全機構を符号19
0a、後側端部に設けた安全機構を符号190bでそれ
ぞれ示す。
【0172】理解しやすいように、揃え部材102a、
102bを回転摺動軸176とともに取り出して示した
図19において、回転摺動軸176のシフト方向dの両
端部には回転摺動軸176とは別に独立した前側の退避
軸200aと、後側の退避軸200bがある。
【0173】回転摺動軸176の前側及び後側の各端部
は段状に小径軸176dが形成されている。退避軸20
0a、200bは外形形状寸法が回転摺動軸176と同
じであり、内径部が小径軸176dに嵌合できる大きさ
に形成されている。
【0174】回転摺動軸176の前側端部における構成
を説明した図20において、退避軸200aは回転摺動
軸176と同径で凸状部176hと同じ凸状部200a
hが形成されている。この退避軸200aを図20に示
すように小径軸176dに嵌合させて、段状の端部に突
き当てた状態を得る。図19はその状態を示している。
【0175】図19に示すように、退避軸200aを小
径軸176に嵌合させた状態で、かつ、凸状部200a
hと凸状部176hとを合致させた状態にすると、揃え
部材102aのボス部102a5を前側に摺動させて、
該ボス部102a5を退避軸200aに導くことができ
る。同様に、揃え部材102bのボス部102b5を後
側に摺動させて、該ボス部102b5を退避軸200b
に導くことができる。
【0176】図21、図22に示すように、退避軸20
0a上にボス部102a5が位置しているとき、図21
に示すように揃え部材102aを退避軸200aと共に
小径軸176dのまわりに回転させることができる。
【0177】同様に図21、図22に示すように後側に
ついて、退避軸200b上にボス部102b5が位置し
ているとき、図21に示すように揃え部材102bを退
避軸200bと共に小径軸176dのまわりに回転させ
ることができる。これらの回転の向きは正逆何れの向き
にも可能である。この回転によって、揃え部材102
a、102bを収納スペース180a、180bに収納
することができる。
【0178】図22において、前側については、凸状部
176hが横向きに位置で停止していて、ボス部102
a5が回転摺動軸176上に位置しているとき、つまり
ホームポジションよりも内側(中央寄りの位置)に位置
しているときの断面Kでの状態は図23に示すように揃
え部材102aの自重によるモーメントによる回動は空
隙部102a3上側端の突き当て部が凸状部176hに
当接することにより止められている。この状態は図18
に示す揃え回転位置に相当し、揃え部材102aの下端
部は凹部80a内にある。このとき、揃え部材102a
は時計まわりの回転が許容されているので、揃え部材1
02aの自由端側が用紙の上面に乗れば回転が途中で阻
止されるので、図12(a)や図13(a)に示すよう
な状態を得ることができる。
【0179】図22において、前側については、凸状部
176h及び凸状部200ahが横向き(水平方向の向
き)に一致した状態で停止していて、ボス部102a5
が退避軸200a上に位置しているとき、つまりホーム
ポジションに位置しているときの断面Qでの状態は図2
4に示すように揃え部材102aの自重によるモーメン
トによる回動は空隙部102a3上側端の突き当て部が
凸状部200ahに当接することにより止められてい
る。
【0180】ここで、退避軸200aと小径軸176d
とは後述するように付勢手段を介して連結されていて、
図24において揃え部材102aは小径軸176dを中
心にして反時計まわりの向きの回転モーメントが与えら
れていて、この付勢手段による揃え部材102aの回転
は揃え部材102aと小径軸176d間に設けられたス
トッパにより阻止されている。
【0181】このため、図24において揃え部材102
aを付勢手段の弾性力に勝る力で押し下げることができ
る。つまり、揃え部材102aを収納回転位置におくべ
く小径軸176dを時計まわりの向きに回転させようと
するときに、揃え部材102aが外力で押えられたとし
ても、小径軸176dだけを回転させることができ、安
全機構として機能する。
【0182】上記付勢手段による退避軸200aと小径
軸176dとの連結の状態を以下に説明する。図25に
おいて、小径部176dの軸端部は平面研削によりD形
に加工されてD型部176d1を形成しており、回転伝
達部材202aがこのD型部176d1にはまってい
る。これによって回転摺動軸176と回転伝達部材と2
02aとは一体となって回転することができる。回転伝
達部材202aと退避軸200aとは開脚性のねじりコ
イルばね204aによって連結されている。
【0183】ねじりコイルばね204aの一端側は回転
伝達部材202aの穴202a1に嵌入され、また、ね
じりコイルばね204aの他端側は回転伝達部材200
aの軸線方向の端部に設けた穴200a1に嵌入してい
る。
【0184】回転伝達部材202aの側面に形成した突
起部202a2が回転伝達部材200aの軸線方向の端
部に設けた回転伝達部材200aの軸線を中心とする円
弧状の長穴200a2に嵌合している。
【0185】回転伝達部材202aをD型部176d1
に固定した状態のもとでは、退避軸200aは回転伝達
部材202aと回転摺動軸176の段部176a1との
間に回転可能に保持された状態となっている。
【0186】図25において、回転摺動軸176と一体
的な回転伝達部材202aに対して退避軸200aは、
ねじりコイルばね204aにより時計まわりの向きに付
勢されている。この付勢による退避軸200aの回転は
長穴200a2の端部が突起部202a2に当接するこ
とにより止められている。このとき、凸状部176hと
凸状部200ahとは図26に示すように同一位相位置
にあり、両者は段差がない状態で接している。
【0187】図27に示すように回転摺動軸176上に
あった揃え部材102aが、図28に示すように退避軸
200a上に摺動し、回転摺動軸176が回転すると、
図29に示すように回転伝達部材202aも回転摺動軸
176と一体となって回転し、その回転はねじりコイル
ばね204aを経て退避軸200aに伝達される。
【0188】これによって退避軸200aは小径部17
6dを中心に回転し、該退避軸200aの凸状部200
ahがボス部102a5を押し、揃え部材102aを回
転させることができる。
【0189】図30(a)、(b)において、揃え部材
102aに外力Uがかかっており、揃え部材102aと
退避軸200aとが図29に示すように回転できない場
合には、回転摺動軸176と回転伝達部材202aが上
方向(時計回りの向き)に回転し始めても、退避軸20
0aがその場に停止しているため、ねじりコイルばね2
04aがねじれ始める。
【0190】図31(a)、(b)において、回転摺動
軸176と回転伝達部材202aが目的の角度まで回転
し、その回転を終える。ねじりコイルばね204aは退
避軸200aと回転摺動軸176、回転伝達部材202
aの回転角度の差分だけねじれることとなる。
【0191】ここで、図32において、これまで図31
に示したように揃え部材102aにかかっていた外力U
が解除されると、退避軸200aも回転摺動軸176の
小径部176dを中心に回転できるようになるので、図
30(a)、(b)から図31(a)、(b)までの間
にねじれたねじりコイルばね204aがもとに戻ろうと
する力により退避軸200aが回転摺動軸176と同じ
方向に回転し始め、これによって揃え部材102aも回
転摺動軸176と同じ上向き(時計回りの向き)に回転
する。後側の揃え部材102bについても同様の構成と
なっており、同様の動作をする。
【0192】このように、揃え部材102aの回転時に
揃え部材102aに対して外力Uに相当する負荷がかか
ったとき、例えば、オペレータの手その他身体の一部が
回転を阻止する位置に差し出された場合に、付勢手段と
してのねじりコイルばね204aが撓むことにより、さ
し出された身体の一部は傷つかない。
【0193】ねじりコイルばね204aにより付勢され
た退避軸200aはホームポジションに位置しているの
で、揃え部材102aは図10に示した受け入れ位置か
ら図9に示したホームポジションに移動することにより
自動的に安全機構が機能する状態となる。
【0194】ねじりコイルばね204aの強さは、図2
8において自重による回転モーメントが作用した状態で
回転摺動軸176から退避軸200aへボス部102a
5が移動した際に、揃え部材102aが退避軸200a
を回転させない程度の強さとする。揃え部材102aが
所定位置より垂れ下がった位置にならない確実な退避回
転位置を確保するためである。
【0195】長穴200a2と突起部202a2との組
み合わせの構成は、退避軸200aの回動を規制するス
トッパを構成している。長穴200a2が退避軸200
aに許す回動範囲は、揃え部材102aが揃え回転位置
から収納スペースに収まるまでの回動範囲に相当する。
【0196】ここで、揃え部材102aを用紙後処理装
置内に収納する時に揃え部材102aに外部からの力が
かかり、その場に止まったままで回転摺動軸176と回
転伝達部材202aが上方向に回転して目的の角度まで
回転し終わり、揃え部材102aにかかっていた外部か
らの力が解除されると、退避軸200aはねじりコイル
ばね204aのねじれがもとに戻る力によって回転摺動
軸176と同じ方向に回転するが、その勢いによって退
避軸200aは回転摺動軸176の回転した角度よりも
大きく回転しようとする。
【0197】そこで、回転伝達部材202aに設けた長
穴200a2と、突起部202a2の構成によって、退
避軸200aの回転角度を制限して、回転摺動軸176
の回転角度以上、退避軸200aが回転してしまうこと
を防ぐ。
【0198】以上述べたように、トレイ12上に排出さ
れた用紙の高さが位置決め手段96により検知され、ト
レイの昇降手段95によりトレイ12の高さが所定の位
置、つまり、排出手段から用紙状面までの距離が排紙に
適する一定の範囲になるように制御される。単純積載モ
ードでは用紙が排出される毎にステッピングモータ17
0a、170bが駆動されて揃え部材102a、102
bによる揃え動作が行なわれる。また、仕分けモードで
は、さらに、トレイ移動手段98がモータ44により駆
動されて、ステッピングモータ179Mによる退避動作
も行なわれ、図9乃至図13で説明したような仕分け揃
え動作が行なわれる。
【0199】[2]請求項毎の実施の形態 a.請求項1に対応する実施の形態 揃え動作時において、図117(a)に示したように揃
え回転位置における揃え部材102a(102b)の姿
勢が常に一定の状態であると、トレイ12上に積載され
た用紙のカールの向きや、カールの大きさによっては、
揃え部材102a(102b)の揃え部102a1(1
02b1)が用紙の端部に当たらず、揃え動作ができな
い場合がある。
【0200】つまり、位置決め手段96(図4参照)は
用紙の上面の高さを一定範囲に制御するが、トレイ12
上に積載される用紙のカールが大きいと、紙面レバー1
200による紙面検知位置と揃え部材102a(102
b)の位置とがずれているため、下向きカールでは図3
3(b)に示すように揃え部102a1(102b1)
が用紙の端部を空振りして揃えができず、また、上向き
カールでは図33(a)に示すように逃げ部102a2
(102b2)(図9参照)が揃えるべき用紙の端部に
対応するため、揃えを行なうことができない。
【0201】そこで、本発明では、既に図14、図1
5、図16において説明したように、ステッピングモー
タ179Mの駆動により、その回転が回転摺動軸176
に伝達され、同軸上にある揃え部材102a、102b
を回転させて姿勢を変位可能にした。ステッピングモー
タ179の駆動量を制御することにより任意に回動位置
を制御することができ、揃え部材の姿勢を調節すること
が可能である。
【0202】つまり、揃え部材102a、102bを回
転摺動軸176とともに回転でき、該回転摺動軸176
を任意の位置で停止させた状態でステッピングモータ1
70a、170bを駆動して揃え部材102a、102
bをジョギング(シフト方向dの往復動)させれば、上
記任意の姿勢に保ったまま、揃え動作をさせることがで
きる。
【0203】例えば図33(a)に示すように、トレイ
12上に排紙された用紙が上向きカールの場合は、回転
摺動軸176を揃え部材102a(102b)が破線で
示したデフォルトの位置から上向きになるように回転さ
せ、逃げ部102a2(102b2)が揃えるべき用紙
の端部から外れて揃え部102a1(102b1)が揃
えるべき用紙の端部に位置するような回転位置で止め
て、揃え部材102a、(102b)をジョギングさせ
れば、揃え部102a1(102b1)が用紙の端部に
当たるようになる。
【0204】また、図33(b)に示すように、トレイ
12上に排紙された用紙が下向きカールの場合は、回転
摺動軸176を揃え部材102a(102b)が破線で
示したデフォルトの位置から下向きになるように回転さ
せ、揃え部102a1(102b1)が揃えるべき用紙
の端部に位置するような回転位置で止めて、揃え部材1
02a、(102b)をジョギングさせれば、揃え部1
02a1(102b1)が用紙の端部に当たるようにな
る。
【0205】このように、用紙端部を挟むことができる
揃え位置に姿勢を調整することができるので、紙のカー
ル状態に左右されずに揃え部材によって揃えを行うこと
ができる。
【0206】b.請求項2に対応する実施の形態 請求項1の発明の場合において、揃え部材の姿勢制御の
具体的な方法について以下に例示する。図14、図16
において、受け台174a(174b)が揃え部材10
2a(102b)を挟んでいる部分には、図34に示す
ように凸状板102a6'(102b6')がたてがみ状
に設けられており、さらに該凸状板102a6'(10
2b6')には揃え部材の姿勢検知用の多数のスリット
SLTが形成されている。
【0207】これらのスリットSLTを両側から挟むよ
うに図16乃至図18、図35に示すように受け台17
4a(174b)には、姿勢検知センサ450a'(4
50b')が取り付けられている。ここで、例えば、姿
勢検知センサ450a'が、読み取り部位に何もない状
態であるとオフ(OFF)信号を出し、逆に遮られている
とオン(ON)信号を出すとすれば、図36(a)に示す
ように、回転摺動軸176が回転し、それによって揃え
部材102a(102b)が回転すると、姿勢検知セン
サ450a'(450b')のそれぞれの中を姿勢検知用
スリットSLTが通過し、CPU(図88参照)は図3
6(b)に示すようにON、OFF信号を交互に出すことと
なる。
【0208】例えば、揃え部材102aについて、スリ
ットSLTが図37に示すように配置されているとすれ
ば、2α゜×ON回数の計算を揃え部材102aについて
行うことにより、揃え部材の姿勢(回転角度)を検知する
ことができる。揃え部材102bについても同様であ
る。
【0209】また、仕分けモードでの揃えを行う時、一
部目の揃えが終了したら、前、後の揃え部材102a、
102bを上方向に退避させ、その間にトレイ12がシ
フト方向dにシフトして、その後、揃え部材102a、
102bが下に降りてくる。
【0210】これにより、図2に示したように片方の揃
え部材102bが上の部の用紙束上に乗り、もう一方の
揃え部材102aは上の部の用紙束端部に対向して位置
するようになっている。
【0211】例えば図2、図38に示す状態になる前
に、一旦、揃え部材102a、102bが上方向に退避
してから、再び用紙束上に降りてきた時に、揃え部材1
02aが用紙束上の部の用紙束端部に位置し、揃え部材
102bが用紙束の上に乗る形で位置しているとすれ
ば、揃え部材102aの姿勢は図39(a)のようにな
り、揃え部材102bの姿勢は図40(a)のようにな
ったとする。
【0212】この時、回転摺動軸176の回転によって
揃え部材102aと揃え部材102bとを上方向に退避
させた時点(両揃え部材の退避回転位置は同じ)から、
姿勢検知センサ450a'と姿勢検知センサ450b'の
ON、OFF信号をカウントするようにすれば、姿勢検知セ
ンサ450a'、姿勢検知センサ450b'からは、それ
ぞれ図39(b)、図40(b)に示すような波形の信
号が出力されることとなり、このとき、揃え部材102
aの回転角度は信号からα゜+2α゜×4(ON信号4回)、
揃え部材102bの回転角度はα゜+2α゜×2(ON信号
2回)となり、必ず用紙束上に乗っている揃え部材の回転
角度が、もう一方の用紙束端部に位置する揃え部材の回
転角度よりも少なくなることから、この場合、α゜+2
α゜×4>α゜+2α゜×2となり、揃え部材102aが
用紙束の端部に位置している揃え部材であり、揃え部材
102bが用紙束の上面に乗っている方の揃え部材であ
ると判断できる。
【0213】このように、退避回転位置を既知としたと
き、用紙束の上に乗っている側の揃え部材を特定するこ
とができ、しかも、用紙束に乗っている側の揃え部材の
回転角度から位置も知ることができる。ここで、トレイ
12上の用紙がカールしていた場合、このカール部分に
ついてはシフト方向d上では用紙の高さは通常同じであ
る。
【0214】そこで、用紙束に乗っている側の揃え部材
の姿勢(退避回転位置からの回転角度)に基づいて、他
方つまり、反対側の揃え部材について、用紙の端部に揃
え部を合わせることができる退避回転位置からの回転角
度を演算で求め、かつその位置に制御することができ
る。
【0215】上記例でいえば、図40における揃え部材
102bが用紙の上に乗っている揃え部材であるから、
この回転角度に基づいて、図39のように用紙の端部に
揃え部材102aの揃え部102a1を対向させ得る回
転角度は、揃え部材102bの回転角度に経験的に定め
たある所定の角度をくわえ、あるいは減じた角度とす
る。
【0216】尤も、カールの傾向が下向きか上向きかに
よって、上記所定の角度は異なる。しかし、使用する用
紙の種類や用紙後処理装置や画像形成装置によって、カ
ールの傾向は一定の傾向に定まるので、その傾向に従う
経験値として調整量を設定すればよい。
【0217】具体例を述べる。仕分けモードにおいて、
図47に示すように1部目以降のn部目(nは自然数)
の揃え動作開始時に、n部目の揃え動作時に用紙束側面
に位置する揃え部材の図46に示す退避回転位置からの
各揃え部材102a、102bの回転角度を、n部目の
用紙束上に乗った揃え部材の退避回転位置からの回転角
度C°よりも一定角度β°大きく回転させれば、揃えを
行う揃え部102b1はn部目の用紙の端部に確実に当
たることとなる。
【0218】このように一連の揃え動作を、以降の部の
揃え動作に対しても繰り返すことにより、画像形成装置
の種類、用紙のカール方向、カール量、排紙トレイ上に
積載されている用紙枚数に関係なく、揃え部材によって
確実に用紙を揃えることができる。
【0219】c.請求項6に対応する実施の形態 前記例で揃え部材102a、102bが回転摺動軸17
6を中心として上下方向に回転する際、これら揃え部材
の摺動する部分に設けられた凸状板102a6'(10
2b6')に設けられたスリットSLTが姿勢検知セン
サ450a'(450b')を通過した回数を、姿勢検知
センサ450a'(450b')によってカウントするだ
けでは、揃え部材が回転摺動軸176を中心に上下どち
らの方向に回転したのかがわからない場合がある。
【0220】そこで、以下のようにした。図34乃至図
40で説明したように、スリットSLTを姿勢検知セン
サ450a'(450b')で検知するのに代え、図41
に示すように姿勢検知センサ450a(450b)を用
いることとした。この姿勢検知センサ450a(450
b)は、同一のセンサ上の異なる位置に第1検知部SE
1と、第2検知部SE2の2つの検知部を有している。
【0221】そして、これらの検知部に対応してスリッ
トの検知タイミングの位相がずれるように、図42に示
すように2つの同心円上に2列にわたりスリットSLT
1、SLT2を配置する。
【0222】或は、図43に示すように、凸状板102
a6'(102b6')に、スリットSLTの検知するタ
イミングの位相がずれるよう、スリットの配列された円
上の2カ所に検知部が1つのセンサ450a1(450
b1)と450a2(450b2)を配置する。
【0223】このようにすれば、図44(a)に矢印で
示すように、凸状板102a6(102b6)が回転
し、姿勢検知センサ450a(450b)の第1検知部
SE1と第2検知部SE2が、それぞれ図44(b)に
示すような信号を出すとすれば、図44(a)における
矢印と逆向きに揃え部材が回転した図45(b)に示す
場合には、図45(b)に示すような信号を出力するこ
ととなる。
【0224】つまり、図44(a)に示した回転方向で
は、図44(a)に示したように第1検知部SE1の信
号がONとなって一定時間経過してから第2検知部SE2
の信号がONとなるのに対し、これとは逆回転である図4
5(a)に示した回転方向では、図45(b)に示した
ように第1検知部SE1の信号ががONとなって一定時間
経過すると、第2検知部SE2の信号がOFFになってい
る。
【0225】このように、第1検知部SE1と第2検知
部SE2のON、OFF信号のタイミングの違いから、凸状
板102a6(102b6)の回転方向、つまりは揃え
部材102a(102b)の回転方向の違いを検知する
ことができる。
【0226】以上では、図44、図45により図42に
示した2列のスリットと1つのセンサに2つの検知部を
有するセンサとの組み合わせの場合について説明した
が、図43に示したように1列のスリットに2つのセン
サを組み合わせた図43のケースにおいても同じように
して揃え部材102a(102b)の回転方向を検出す
ることができる。
【0227】このようにして、揃え部材が回転摺動軸を
中心として上下方向に回転する際、上下どちらの方向に
回転したのかを検知することができ、揃え部材の姿勢位
置を適正に定めることができる。
【0228】d.請求項7に対応する実施の形態 前記例のように揃え部材102a(102b)の姿勢を
姿勢検知センサ450a'(450b')や姿勢検知セン
サ450a(450b)で検知する場合、或は、これら
揃え部材によってトレイ12上の用紙の高さを揃え部材
の回転角度で検知する場合、姿勢検知センサの位置が不
動の位置に固定されていると、用紙サイズに合わせて位
置が変化する揃え部材の姿勢を姿勢検知センサによって
検知することができない場合が生ずる。
【0229】本例はかかる問題を解決する。図15、図
16において、姿勢検知センサ450aは揃え部材10
2aと連動して移動する受け台174aに設けられてい
る。図示は省略しているが、姿勢検知センサ450bも
同様に、揃え部材102bと連動して移動する受け台1
74bに設けられている。
【0230】かかる構成により、揃え部材102a、1
02bをシフト方向dに動かすために、受け台174
a、174bを動かすと、それぞれの受け台174a、
174bに装着されている姿勢検知センサ450a、4
50bも連動して動くこととなり、揃え部材102a、
102bにそれぞれに設けられている凸状板102a
6、102b6を常に検知することができる。
【0231】図43の例における姿勢検知センサ450
a1、450a2(450b1、450b2)を配置す
る例においては、上記例に準じて、姿勢検知センサ45
0a1、450a2を受け台174aに、姿勢検知セン
サ450b1、450b2を受け台174bにそれぞれ
取り付けることにより同様の効果を得る。本例では、揃
え部材の位置を用紙サイズに合わせて変化させても、揃
え部材の姿勢をセンサによって検知することができる。
【0232】e.請求項8に対応する実施の形態 画像形成装置の種類によってトレイ上に積載される用紙
のカール方向が異なるため、揃え部材による揃え動作時
において、揃え部材の位置、姿勢が常に一定の状態であ
ると、揃え部材102a、102bの揃え部102a
1、102b1にトレイ上に積載された用紙の端部が当
たらず、揃え動作ができない場合がある。
【0233】そこで、以下のようにした。仕分けモード
において、揃え部材102a、102bによって用紙の
各部の揃えを行うとき、図48に示すように一部目の用
紙束について揃えを行った後、図49に示すように揃え
部材102a、102bは上方向にいったん退避し、そ
の間にトレイ12がシフト方向(横方向)にシフトす
る。
【0234】次の2部目の揃えを行うために、図50に
示すように上方向に退避していた揃え部材102a、1
02bを下方向のデフォルトの位置まで回転させること
で、一方の揃え部材102bはトレイ12上に積載され
ている1部目の用紙束上に乗り、もう一方の揃え部材1
02aは1部目の用紙束の端部に対向位置して、2部目の
用紙の排出を待つ。
【0235】前記図13に示した両側移動態様による揃
えの場合、図51で揃え部材102a、102b間に2
部目の用紙が排紙されてくると、揃え部材102a及び
揃え部材102bは揃え往復動を行ない、2部目の用紙
束を揃える。これら一連の動作を指定部数分繰り返すこ
とにより、仕分けモードでの揃えが行なわれる。
【0236】しかしここで、揃え部材による揃えを行う
時に毎回デフォルトの位置にいては、揃えを行う用紙の
カール状態によっては揃えができなくなってしまうこと
がある。例えば、画像形成装置から送られてくる用紙が
上向きにカールしている場合、揃え部材102a(10
2b)の位置が一定に固定されていると、揃え部から離
間した用紙の搬送方向下流側の端部で位置決め手段96
により高さ検知が行なわれているため、トレイ12上に
積載される用紙の枚数が図55、図56、図57に示す
順に増えるに従って、次第に揃え部材102a、102
bの揃え部102a1、102b1よりも上側の逃げ部
102a2、102b2に用紙が位置する状態、つま
り、カールした用紙束の最上部の用紙の端部が次第に上
に位置するようになるため揃え部材の逃げ部102a
2、102b2に対して用紙の端部が位置するようにな
り、揃え部材102a、102bによって用紙を揃える
ことができなくなってしまう。
【0237】これとは逆に画像形成装置から送られてく
る用紙が下向きにカールしている場合には、トレイ12
上に積載される用紙の枚数が図58、図59、図60に
示す順に増えるに従って、上記とは逆に揃え部102a
1、102b1よりも下側に用紙が積載されるため、図
59(a)に破線で示すように揃え部102a1が次第
に用紙の端部との重なりが小さくなっていき、遂には図
60(a)に破線で示すように用紙を空振りしてしまい
揃えることができなくなってしまう。
【0238】そこで、画像形成装置の内部構造から用紙
のカール方向が決まっているため、用紙後処理装置が画
像形成装置から送られて来る信号によって画像形成装置
の種類を判別できれば、その画像形成装置から送られて
くる用紙のカール方向を判断することができることか
ら、カール方向が上向きの用紙が画像形成装置から送ら
れてくると判断した場合は、図55乃至図57に示すよ
うにトレイ12上に積載される用紙の枚数が多くなるに
従って、図14に示したステッピングモータ179Mに
よって揃え部材102a、102bがデフォルトの位置
より徐々に上向に変化するように制御する。
【0239】逆にカール方向が下向きの用紙が画像形成
装置から送られてくると判断した場合は、図58乃至図
60に示すようにトレイ12上に積載される用紙の枚数
が多くなるに従って、図14に示したステッピングモー
タ179Mによって揃え部材102a、102bがデフ
ォルトの位置より徐々に下向に変化するように制御す
る。
【0240】これらの制御、つまり、トレイ12上に積
載された用紙の積載枚数に応じた揃え位置をとるように
揃え部材の姿勢を制御することにより、揃え部材102
a、102bの揃え部102a1、102b1を、揃え
を行う用紙の端部に確実に当たることとなり、カール方
向の向きに関係なく揃えを確実に行うことができる。
【0241】f.請求項3に対応する実施の形態 用紙の種類によって、トレイ12上に積載される用紙の
カール方向、カール量が異なる。このため、仕分けモー
ドでの揃え動作時においてトレイ上に積載されている用
紙束の上に乗る揃え部材の姿勢から、他方の揃え部材に
ついて用紙を揃える揃え部が用紙に当たる部分の用紙の
カール方向、カールの量を検知し、それに合わせて用紙
束端部に位置する揃え手段の位置、姿勢を制御しない
と、用紙束の端部に位置する揃え部材における用紙の揃
え部に用紙があたらず、揃え動作ができない場合があ
る。
【0242】本例では、揃え部材の揃え部を確実に用紙
の端部に当てることのできるシート状媒体整合装置につ
いて述べる。
【0243】仕分けモードにおいて、揃え部材102
a、102bによって各部の揃えを行うとき、図46に
示すように1部目の用紙束について揃え動作を行った
後、図49に示すように揃え部材102a、102bは
上方向に一旦退避し、その間に図49に示すようにトレ
イ12がシフト方向(横方向)にシフトするが、このと
き、図6乃至図8に示したエンコーダ47の動きを検知
したホームセンサ48の検知出力によりトレイ12のシ
フトした方向がわかり、かつトレイ12のシフトした方
(移動方向下流側)の揃え部材、例えば図50に示すよ
うに揃え部材102bが次の2部目の用紙束の揃えに備
えて1部目の用紙束上に乗ることがわかる。
【0244】2部目の用紙の揃えを行うために、図49
に示すように上方向に退避していた揃え部材102a、
102bが、図48に示すように1部目の用紙束の揃え
を行った位置まで下方向に回転するときに、次の2部目
の用紙束上に乗る揃え部材102aの回転角度を、図1
6において各揃え部材102a、102bに設けられて
いる凸状板102a6、102b6の各スリットSLT
1、SLT2と姿勢検知センサ450a(450b)と
で検知すれば、揃え部材102a、102bがそれぞれ
どのくらい下方向に回転したのかを検知することができ
る。
【0245】ここで例として図50(a)に示すよう
に、1部目の用紙束上に乗る揃え部材102bの退避回
転位置からの回転角度をA°とする。そして図50乃至
図51に示すように2部目の用紙について揃えを行って
いるときトレイ12は徐々に下降するので、図51に示
すように2部目の用紙束についての揃えが完全に終了し
たときには、1部目の用紙束上に乗っている揃え部材1
02bの退避回転位置からの最終的な回転角度はA°+
ΔA°となる。
【0246】次に3部目の用紙の揃えを行うために図5
2に示すように揃え部材102a、102bが再び上方
向に退避し、その間にトレイ12がシフト方向(横方
向)にシフトした後、図53に示すように上方向に退避
していた揃え部材102a、102bが下方向に回転す
る時に、2部目の用紙束の揃え動作時に1部目の用紙束
上に乗っていた揃え部材102bが、今度は用紙束の端
部に対向して位置することとなるので、先ほど検知した
1部目の用紙束上に乗る揃え部材102bの回転角度A
°+ΔA°と同様、もしくはやや下方向に回転させるた
めにα°大きく回転させれば、揃え部材102bの揃え
部102b1は3部目の用紙の端部に確実に当たること
となる。
【0247】また図52に示した揃え部材102a、1
02bの退避状態から図53に示した3部目の用紙束の
揃え動作に移るときに、3部目の用紙の揃え動作時に2
部目の用紙束上に乗る揃え部材102aの回転角度を検
知しておく。例えば、この回転角度が図53(b)に示
すようにB°だとすると、3部目の用紙束の揃え動作中に
トレイ12が下降することから、図54に示すように3
部目の用紙束の揃えが終了したときには、2部目の用紙
束の上に乗っていた揃え部材102aの退避回転位置か
らの最終的な回転角度は図54(c)に示すようにB°
+ΔB°となる。
【0248】そして4部目の用紙束の揃えを行うときに
は、先ほど検知した3部目の用紙束上に乗る揃え部材1
02aの回転角度B°+ΔB°と同じ、もしくはやや下方
向に回転させるために余裕分のα°大きく回転させれ
ば、揃え部材102aの揃え部102a1は4部目の用
紙端部に確実に当たることとなる。
【0249】このように一連の動作を、以降の部の揃え
動作に対しても繰り返すことにより、画像形成装置の種
類、用紙のカール方向、カール量、排紙トレイ上に積載
されている用紙枚数に関係なく、揃え部材102a、1
02bによって確実に用紙を揃えることができる。
【0250】g.請求項4に対応する実施の形態 この発明は、前記請求項3における課題と同様の課題を
解決するものである。仕分けモードにおいて、揃え部材
102a、102bによって各部の揃えを行うとき、図
48に示すように1部目の用紙束の揃えを行った後、図
49に示すように揃え部材102a、102bは上方向
に一旦退避し、その間に積載手段であるトレイ12がシ
フト方向(横方向)にシフトし、次の2部目の用紙束の
揃えを行うために、図49に示すように上方向に退避し
ていた揃え部材102a、102bが、図50に示すよ
うに1部目の用紙束の揃えを行った位置まで下方向に回
転するときに、次の2部目の用紙束上に乗る揃え部材1
02bの回転角度を、図16において各揃え部材102
a、102bに設けられている凸状板102a6、10
2b6の各スリットSLT1、SLT2と姿勢検知セン
サ450a(450b)とで検知すれば、揃え部材10
2a、102bがそれぞれどのくらい下方向に回転した
のかを検知することができる。
【0251】それぞれの揃え部材102a、102bの
退避回転位置からの回転角度を比較すれば、回転角度が
小さい方が2部目の用紙束上に乗っている揃え部材であ
ることがわかり、以降は2つの揃え部材102a、10
2bが互い違いに用紙束上に乗ることがわかるので、こ
のことから2部目の用紙束以降の揃え動作において、n
部目(nは自然数)の揃え時に用紙の端部に対向して位
置する揃え部材の退避回転位置からの回転角度を、n−
1部目の揃え動作時に用紙束上に乗っていた揃え部材が
揃え動作を終了した時点での退避回転位置からの最終回
転角度と同様、もしくは一定角度α°大きく回転させれ
ば、揃え部材102a(102b)の揃え部102a1
(102b1)はn部目の用紙束の端部に確実に当たる
こととなる。
【0252】このように一連の揃え動作を、以降の部の
揃え動作に対しても繰り返すことにより、画像形成装置
の種類、用紙のカール方向、カール量、排紙トレイ上に
積載されている用紙枚数に関係なく、揃え部材によって
確実に用紙を揃えることができる。
【0253】h.請求項5に対応する実施の形態 仕分けモードにおいて、用紙の排出方向を含む平面内に
おいて該排出方向と垂直方向でカールの大きさが異なる
とき、図61に示すように1部目以降のn部目の揃えを
行った後、n+1部目の揃えを行うために図62に示す
ように揃え部材102a、102bを上方向に退避さ
せ、トレイ12がシフトしてから図63に示すようにn
+1部目の揃え動作に移るときに、図61におけるn部
目の用紙束の揃えで紙束上に乗っていた揃え部材102
bの退避回転位置からの回転角度をD°+ΔD°とする
と、図63のようにn+1部目の揃え動作時には、n+
1部目の用紙の端部に対応する揃え部材102bの退避
回転位置からの回転角度をD°+ΔD°+α°としたと
き、n+1部目の揃え動作時に用紙束上に乗るべき揃え
部材102aが用紙束表面から浮いてしまい、揃え動作
ができなくなってしまう。
【0254】そこでn部目の揃え動作時に、n部目の用
紙束の端部に対向して位置していた揃え部材102aの
退避回転位置からの回転角度と、n部目の揃え動作時に
用紙束上に乗っていた揃え部材102bの退避回転位置
からの最終回転角度との差がα°よりも大きいときに
は、n+1部目の揃え動作ができなくなってしまうこと
から、この時点で画像形成装置から、もしくは用紙後処
理装置から警告を発し、オペレータはこの警告に基づい
て用紙の排出を中止させる。そして、ユーザに紙を取り
除いてもらった後に、再び残りの部に対する揃え動作を
開始する。これによって、すべての用紙に対して揃えを
行うことができる。
【0255】本例によれば、仕分けモードでの揃え動作
が途中でできなくなってしまうようなカールが用紙に発
生しても、そのまま揃え動作が進行してしまうことを防
ぐことができ、すべての部に対して揃えを行うことがで
きる。
【0256】i.請求項9に対応する実施の形態 従来の用紙後処理装置は、トレイ12上に積載される用
紙の種類によってカールの向きや、大きさが異なるた
め、用紙後処理装置に具備されている紙面検知レバー1
200によって、検知されトレイ12上に積載されてい
る用紙の積載面の高さと、揃え部材102a、102b
が揃え動作を行う高さと異なる場合があり、揃え部材1
02a、102bの用紙を揃える揃え部102a1、1
02b1に用紙の端部が当たらず、揃え動作ができない
場合がある。
【0257】例えば、図33(a)に示すように用紙の
搬送方向の下流側端部が上に持ちあがる傾向のカールが
生ずるような特性の機械の場合、このようなカールがな
い場合を想定して設定した揃え回転位置に揃え部材を位
置させても、揃え部が用紙端部から外れてしまう。同様
のことは、図33(b)に示すように用紙の搬送方向の
下流側端部が下がる傾向の下向きカールの場合にもいえ
る。
【0258】ここで、これらのカールの特性として用紙
の幅方向(前後方向)についての用紙の上面高さが前側
と後側とで等しいことに着目し、あらかじめ定めた何れ
か一方の揃え部材により検知した用紙の上面高さに基づ
いて、両方の揃え部材の揃え回転位置を定めることし
た。
【0259】仕分けモードでなく、単にトレイ12上に
用紙を積載し揃え部材で揃える単純積載モード時での揃
え動作において、図64に示すようにある枚数になるま
でトレイ12上に用紙を積載していき、用紙の上面高さ
に異常が生じるような枚数としてあらかじめ設定した所
定枚数(カールによる影響が表れる最小の枚数)に達し
た時点で図65に示すように揃え部材102a、102
bを上方向に持ち上げ、かつ片方の揃え部材を用紙の幅
方向に動かして、両揃え部材の間隔を用紙幅よりも狭く
する。
【0260】次に図66に示すように両方の揃え部材を
揃え回転位置に向けて下方向に回転させる。このとき、
用紙の幅方向に移動させた方の揃え部材、例えば揃え部
材102bは今まで揃えを行ってきた用紙束上に乗るこ
ととなる。そこで、揃え部材102bの退避回転位置か
らの回転角度を、凸状板102b6のスリットSLT
1、SLT2と姿勢検知センサ450bとで検知すれ
ば、揃え部材102bが退避回転位置からどのくらい下
方向に回転して用紙上面に接した状態になっているか検
知することができる。
【0261】図67に示すように揃え部材102a、1
02bを上方向に持ち上げ、かつ片方の揃え部材102
bを動かして両揃え部材の間隔を、揃え動作を行うとき
の間隔である用紙受け入れ位置まで戻し、図68に示す
ように揃え部材102a、102bを揃えを行う用紙束
側面に位置させるように下方向に回転させるときに、先
ほど図65から図66に移行するときに検知した揃え部
材102bの回転角度A1°よりも一定角度α1°多く
揃え部材102a、102bを下方向に回転させれば、
各揃え部材102a、102bについて揃え部102a
1、102b1を揃えを行う用紙の端部に確実にもって
いくことができるため、トレイ12上に積載される用紙
のカール方向やカール量に影響されることなく揃えを行
うことができる。
【0262】j.請求項10、11に対応する実施の形
態 本例についても、前記請求項9におけると同様の課題を
解決する。以下に例を述べる。単純積載時での揃え動作
において、図69のようにある枚数になるまでトレイ1
2上に用紙を積載していき、設定した枚数に達した時点
で図70のように揃え部材102a、102bを上方向
に持ち上げて退避回転位置におき、かつ両方の揃え部材
102a、102bを均等に動かし、揃え部材102
a、102b同士の間隔を用紙紙幅よりも狭くする。
【0263】次に揃え部材102a、102bを揃え回
転位置に向けて下方向に回転させる。これにより図71
に示すようにそれぞれの揃え部材102a、102bは
今まで揃えを行ってきた用紙束上に乗ることとなるが、
図16において各揃え部材102a、102bに設けら
れている凸状板102a6、102b6の各スリットS
LT1、SLT2と姿勢検知センサ450a(450
b)とで検知すれば、揃え部材102a、102bがそ
れぞれどのくらい下方向に回転して用紙束の上に乗った
のかを検知することができる。
【0264】例えば、揃え部材102bの回転角度がB
1°、もう一方の揃え部材102aの回転角度がC1°
になったとすると、これらの回転角度の大小関係はB1
°>C1°、B1°=C1°、B1°<C1°のいずれ
かである。そして再び揃え部材による揃え動作を行うた
めに、図72に示すように揃え部材102a、102b
を上方向に持ち上げ、かつ両方の揃え部材102a、1
02bを動かして、揃え部材102a、102bの間隔
を揃えを行うときの間隔に戻し、図73に示すように揃
え部材102a、102bを揃えを行う用紙束の端部に
対向するように下方向に回転させるときに、先ほど図7
1で検知した回転角に基づき、B1°>C1°もしくは
B1°<1C°である場合には、回転角度の大きい方
(図71では揃え部材102bについての角度B1°)
よりも一定角度α°下向きになるように各揃え部材10
2a、102bを退避回転位置から回転させる。つま
り、2つの揃え部材の中、自由端側(揃え部)がより低
い位置をとる側の揃え部材の位置を基準として用紙の端
部を挟むことができる揃え位置に姿勢を調整する。
【0265】また、B1°=C1°となったときには、
B1°もしくはC1°よりも一定角度α°下向きになる
ように各揃え部材102a、102bを退避回転位置か
ら回転させる。
【0266】これにより、揃え部材102a、102b
の各揃え部102a1、102b1が用紙の端部に確実
に当たるようになり、トレイ12上に積載される用紙の
カール方向やカール量に影響されることなく揃えを行う
ことができる。
【0267】k.請求項12、13に対応する実施の形
態 トレイ上に積載されている用紙のカール方向やカール量
を上記のように用紙後処理装置に具備されている揃え部
材102a、102bの回転角度の検知(姿勢検知)や
回転角度の調整(姿勢の調整)によって行なう場合、こ
れら検知や調整にはある一定の時間が必要となるため、
画像形成装置の用紙の排出速度が速い場合には、揃え部
材による用紙のカール方向やカール量を検知することが
不可能となる場合がある。
【0268】そこで、以下のようにした。単純積載モー
ド時での揃え動作において、図61乃至図68に示した
ように揃え部材102a、102bによってトレイ12
上に一定枚数の用紙が積載されてから、揃え部材102
a、102bによって用紙のカール方向、カール量を検
知するには時間が必要であるが、シート状媒体後処理装
置51に連結されている画像形成装置50の用紙排出速
度が速い場合は、シート状媒体後処理装置51の排出手
段(排紙コロ3)での排出速度を遅くすることによって
用紙の排出間隔時間を長くして排出タイミングを遅ら
せ、その間に揃え部材102a、102bにより用紙の
カール方向やカール量を検知し、またこの検知結果に基
づいた姿勢制御を行なう。
【0269】単純積載モード時での揃え動作において、
図69乃至図73に示したように複数の揃え部材102
a、102bによってトレイ12上に一定枚数の用紙が
積載されてから、これら揃え部材102a、102bに
よって用紙のカール方向、カール量を検知するには時間
が必要であるが、この場合も上記と同様に、シート状媒
体後処理装置51に装着される画像形成装置50の用紙
排出速度が速い場合は、用紙後処理装置の排出手段での
排出速度を遅くすることによって用紙の排出間隔時間を
長くして排出タイミングを遅らせ、その間に揃え部材1
02a、102bにより用紙のカール方向やカール量を
検知し、またこの検知結果に基づいた姿勢制御を行な
う。
【0270】l.請求項14に対応する実施の形態 シート状媒体後処理装置51に具備されている揃え部材
102a、102bによって、トレイ12上に積載され
ている用紙に不均等にカールが発生した時、揃え動作時
の揃え部材の姿勢を制御しても、揃え部材によって揃え
動作ができない場合がある。その場合の対処について以
下に述べる。
【0271】単純積載モード時での揃え動作において、
揃え部材102a、102bによってトレイ12上の用
紙のカール方向、カール量を検知した時、図74に示し
たように片方の揃え部材102aの揃え部102a1
が、もう一方の揃え部材102bにおける揃え部102
b1よりも上方向(もしくは下方向)に完全にずれてし
まっている場合、図75に示すように揃え部材102
a、102bの姿勢の比較によってトレイ12上の用紙
のカール方向、カール量を検知する。
【0272】例えば、図75において、揃え部材102
aの退避回転位置からの回転角度がA2°、もう一方の
揃え部材102bの退避回転位置からの回転角度がB2
°だとすると、A2°<B2°となることから、図76
に示すように揃え部材102bを退避回転位置からB2
°+α°回転させ、用紙束端部に対向するように制御し
ても、揃え部材102aの揃え部102a1は、新たに
排紙される用紙の端部よりも下方向に位置し、逃げ部1
02a2が新たに排紙される用紙の端部に位置してしま
うため、揃えを行うことができない。
【0273】図74において片方の揃え部材102aの
揃えをおこなう揃え部102a1が、もう一方の揃え部
材102bの揃えを行なう揃え部102b1よりも上方
向(もしくは下方向に)完全にずれる直前の角度をΔC
1°(所定値)とすると、図75においてA2°−B2
°>ΔC1°となったときは、画像形成装置50からの
用紙の搬送、もしくはシート状媒体後処理装置51から
の用紙の搬送を一旦停止させ、ユーザに揃え動作の一時
停止をブザー、ランプ、その他適宜の警告により知らせ
るようにすれば、オペレータの対処により揃えを行えな
いままトレイ12に用紙が積載されてしまうことを防ぐ
ことができる。
【0274】m.請求項15に対応する実施の形態 シート状媒体後処理装置51は、仕分けモードでの揃え
動作時に、トレイ12が用紙の排出方向と垂直な方向に
シフト動作するため、トレイ12上に積載された用紙束
に揃え部材102a、102bが接触し揃えを乱さない
ように、上方向に退避させる必要がある。
【0275】しかし、図77(a)、図77(b)に示
すようにトレイ12上に積載された用紙束の高さが上向
きカール、下向きカールなど、カール方向によって異な
ることから、退避のための必要退避量も異なる。例え
ば、図77(a)のように上向きカールの場合の必要退
避角度はA2°、図77(b)のように下向きカールの
場合の必要退避角度をB2°とすると、A2°>B2°と
なり、上向きカール紙の場合の必要退避量は下向きカー
ル紙の場合の必要退避量よりも大きくとる必要がある。
【0276】そこであらかじめ排出される用紙のカール
方向やカール量がわかっているときは、揃え部材102
a、102bがトレイ12に積載されている用紙束を十
分によけきれるように揃え部材の退避回転位置を任意に
設定すれば、確実に退避することができる。
【0277】さらに図78(a)に示すように上向きカ
ールの場合は、トレイ12上に積載される用紙枚数が多
くなるに従って必要退避量も多く必要であり(A2°<C
°)、逆に図78(b)に示すように下向きカールの場
合は、トレイ12上に積載される用紙枚数が多くなるに
従って必要退避量を少なくできる(B2°<D1°)。
【0278】このように用紙のカール方向と積載枚数に
あわせて揃え部材の退避量を設定すれば、トレイ12の
シフト時に揃え部材102a、102bを確実かつ効率
よくトレイ12上に積載された用紙束をよけることがで
きる。
【0279】積載手段のシフト動作時に、積載手段上に
積載される用紙のカール方向に影響されることなく、揃
え手段を確実かつ迅速に退避させることができる。
【0280】n.請求項16に対応する実施の形態 シート状媒体後処理装置51のトレイ12上に積載され
る用紙枚数が多くなるに従って、用紙のカール量は徐々
に大きくなるため、揃え部材102a、102bの必要
退避量も変わってくる場合があり、かつ揃え部材102
a、102bの退避量が大きすぎると、退避動作に時間
がかかりすぎてしまうため、トレイ12のシフト動作後
の揃え動作に間に合わなくなる場合がある。
【0281】そこで、本例では以下のように構成した。
仕分けモードにおいて、揃え部材102a、102bに
よって仕分けにかかる各部の揃えを行うとき、図79に
示すように1部目の用紙束について揃えを行った後、揃
え部材102a、102bは上方向に一旦退避し、その
間にトレイ12が横方向にシフトするが、この時、トレ
イ12のシフトの向きがわかり、かつトレイ12のシフ
トした方(シフト方向の下流側)の揃え部材、図79の
例では揃え部材102bが次の部の揃え動作時に1部目
の用紙束上に乗ることがわかる。
【0282】次に、2部目の揃えを行うために、図80
に示すように上方向に退避していた揃え部材102a、
102bが下方向に回転するときに、1部目の用紙束上
に乗る揃え部材102bの回転角度は次のようにして知
ることができる。
【0283】図16において各揃え部材102a、10
2bに設けられている凸状板102a6、102b6の
各スリットSLT1、SLT2と姿勢検知センサ450
a(450b)とで検知することで、退避回転位置から
揃え部材102a、102bがそれぞれどのくらい下方
向に回転したのかを検知できる。
【0284】こうして、トレイ12上に積載されている
1部目の用紙束上に乗る揃え部材102bの退避回転位
置からの回転角度がわかる。ここで例として1部目の用
紙束上に乗る揃え部材102bの退避回転位置からの回
転角度をE°とすると、次の2部目の揃えを終了してか
ら、図81に示すように揃え部材102a、102bを
再び上方向に退避させるとき、先ほど検知した、1部目
の用紙束上に乗った揃え部材102bについての退避回
転位置からの回転角度E°よりも余裕値として定めた一
定の値β°だけ上方向の位置が退避回転位置となるよう
に、揃え部材102a、102bの退避角度を設定すれ
ば、トレイ12上に積載されている用紙を確実によける
ことができる。別の表現をすれば、退避回転位置よりも
E°―β°だけ下に回転した位置を新しい退避回転位置
とする。
【0285】かかる退避状態のもとで、図81におい
て、トレイ12をシフトし、揃え部材102a、102
bを退避回転位置から下向きに回転させて図82に示す
ように次ぎ3部目の用紙の排出を待つ。
【0286】これら一連の動作を繰り返すことにより、
用紙のカール方向、カール量に関係なく、確実かつ迅速
にジョガーを退避することができる。余裕値としてのβ
°は用紙との干渉を避け得る最小限の量として、実際の
機械装置について定めることができる。
【0287】こうして、積載手段のシフト動作時に、積
載手段上に積載される用紙のカール方向、カール量、積
載枚数に影響されることなく、揃え手段を確実かつ迅速
に退避させることができる。
【0288】o.請求項17に対応する実施の形態 シート状媒体後処理装置51のトレイ12上に積載され
る用紙のカール量は、用紙の四隅、もしくはシフト方向
の両端部で異なる場合がある。このため、そのカール量
に合わせて揃え部材を退避させなければ、揃え部材10
2a、102bがトレイ12上に積載されている用紙束
に接触する場合があり、かつ揃え部材102a、102
bの退避量が大きすぎると、退避時間がかかりすぎてし
まうため、トレイ12のシフト動作後の揃え動作に間に
合わなくなる場合がある。
【0289】そこで、本例では以下のように構成した。
仕分けモードにおいて、図83乃至図87に示すよう
に、用紙の前側の端部が上に跳ね上る傾向のカールが発
生するなど、シフト方向に異なった大きさのカールが発
生する場合がある。そして、この傾向は画像形成装置な
ど機械によって、一定している。
【0290】図83では2部目の用紙束を揃えている。
これに先立つ1部目の揃え動作に際しては揃え部材10
2a、102b共に用紙の端部の外側に位置しており、
用紙の上に揃え部材が乗る状態はなく、2部目から何れ
かの側の揃え部材が用紙の上面に乗る状態となるので、
用紙にカールがあれば、カールの程度を検知することが
できる。検知は、図16において各揃え部材102a、
102bに設けられている凸状板102a6、102b
6の各スリットSLT1、SLT2と姿勢検知センサ4
50a(450b)とで行なう。
【0291】図83に示す状態になる前の状態は図示し
ていないが、最初に1部目の用紙束について揃えが行な
われ、これが済むと、2部目の用紙を仕分けるため揃え
部材102a、102bは想定されるいかなる量のカー
ルの大きさのもとでも用紙と非干渉となし得る回転位置
として定められた最大のデフォルト退避位置まで回転し
て退避し、トレイ12が前側にシフトする。次いで、揃
え部材102a、102bが下向きに回動する。
【0292】図83に示すように、揃え部材102bは
センサ400Sが揃え位置検知スリット400Jを検知
する揃え回転位置まで回転するし(図18参照)、揃え
部材102aは同様の揃え回転位置に至る前に1部目の
用紙束の上面に乗ることで回転を停止している。この揃
え部材102aの上記デフォルト退避位置から1部目の
用紙束の上面に乗るまでの回転角度を姿勢検知センサ4
50aで検知する。この回転角度をF°とする。
【0293】2部目の用紙が排出される毎に揃え部材1
02a、102bは揃え往復動して揃えを行なう。2部
目の全ての用紙の排出と揃え動作が済むと、3部目の用
紙の仕分けを行なうため図84に示すように揃え部材1
02a、102bは上に回転してデフォルト退避位置ま
で退避し、トレイ12が後側にシフトする。
【0294】次いで、揃え部材102a、102bが下
向きに回動する。
【0295】図85に示すように、揃え部材102aは
センサ400Sが揃え位置検知スリット400Jを検知
する揃え回転位置まで回転するし(図18参照)、揃え
部材102bは同様の揃え回転位置に至る前に2部目の
用紙束の上面に乗ることで回転を停止している。この揃
え部材102bの上記デフォルト退避位置から2部目の
用紙束の上面に乗るまでの回転角度を姿勢検知センサ4
50bで検知する。この回転角度をG°とする。
【0296】図85において、3部目の用紙が排出され
る毎に揃え部材102a、102bは揃え往復動して揃
えを行なう。3部目の全ての用紙の排出と揃え動作が済
むと、4部目の用紙の仕分けを行なうため図86に示す
ように揃え部材102a、102bは上に回転して退避
し、トレイ12が前側にシフトする。
【0297】この図86に示す退避の量をなるべく少な
い量でしかも用紙に干渉しないようにするため、本例で
は、既に検知した回転角度F°と回転角度G°を用い
る。ここで、用紙のカール状態によってF°>G°、F°
<G°、F°=G°の何れかとなる。
【0298】F°>G°ならば、大きいF°から小さい
G°を差し引いてこれに一定の余裕値α°を加えた角度
(F°−G°+α°)を、揃え部材102bについて用
紙上から上向きに回動させたときの揃え部材102bの
新しい退避回転位置とする。つまり、表現を変えれば、
検知時の退避回転位置よりもG°−α°だけ下向きに回
転した回転角度を新しい退避角度として両揃え部材10
2a、102bを退避させるし、F°<G°ならば大き
いG°から小さいF°を差し引いてこれに一定の余裕値
α°を加えた角度(G°−F°+α°)を、揃え部材1
02aについて用紙上から上向きに回動させたときの揃
え部材102aの新しい退避回転位置とする。つまり、
表現を変えれば、検知時の退避回転位置よりもF°―α
°だけ下向きに回転した位置を新しい退避回転位置と
し、そのような角度を退避角度として両揃え部材102
a、102bを退避させる。F°=G°ならば、両方共
カールの影響はないものと推定し検知時の退避回転位置
からの角度であるF°もしくはG°から一定値α°を差
し引いた角度を、検知時の退避回転位置から下向きに回
動させた角度を新しい退避回転位置の退避角度として両
揃え部材102a、102bを退避させる。両方共にカ
ールしている場合もあり得ようが、それはここでの問題
ではない。仮にその場合には、一定値α°のとり方で調
整する。
【0299】こうして、トレイ12上に積載されている
用紙を確実によけることができる。図87において、4
部目の用紙が排出される毎に揃え部材102a、102
bは揃え往復動して揃えを行なう。さらに、4部目の全
ての排紙を終えて5部目の仕分け揃えのためトレイ12
をシフトするときには、図87における揃え部材102
aの回転角度と、図85における揃え部材102bの回
転角度とを比較して回転角度の大きい方、に一定値α°
を加えた角度を退避角度とする。
【0300】以下、同様にこれら一連の動作を繰り返す
ことにより、用紙のカール方向、カール量に関係なく、
確実かつ迅速にジョガーを退避することができる。
【0301】こうして、2つの揃え部材の中、自由端側
がより低い位置をとる側の揃え部材、つまり、デフォル
ト退避角度からの回転角度が大きい方の揃え部材の位置
を基準として退避角度を定めることで、デフォルト退避
位置まで戻すことによる時間ロスをなくし、用紙のカー
ル方向、カール量に関係なく、確実かつ迅速にジョガー
を退避することができる。
【0302】p.請求項18に対応する実施の形態 画像形成装置の種類によって、シート状媒体後処理装置
51のトレイ12上に積載される用紙のカール方向が決
まっているため、画像形成装置の種類によって揃え部材
102a、102bの退避量を変えなければ、トレイ1
2のシフト時に揃え部材102a、102bがトレイ1
2上に積載された紙束に接触する場合があり、かつ揃え
部材102a、102bの退避量が大きすぎると、退避
時間がかかりすぎてしまうため、トレイ12のシフト動
作後の揃え動作に間に合わなくなる場合がある。
【0303】仕分けモードでの揃え動作時に、前の部の
揃え動作が終了して次の部の揃えに移行するときに、ト
レイ12上に積載された紙束に揃え部材102a、10
2bがぶつからないように退避させる必要があるが、こ
の退避量は図77(a)、(b)のようにトレイ12上
に排出される用紙、つまり、積載される用紙のカール方
向によって高さが異なる。
【0304】シート状媒体後処理装置51に連結されて
いる画像形成装置50は、その内部構造によって排出さ
れる用紙のカール方向がほぼ決まっているため、画像形
成装置50の種類が判別できる信号をシート状媒体後処
理装置51の制御手段例えば、図88に示すCPU70
0に送信することにより、シート状媒体後処理装置のト
レイ12上に積載される用紙のカール方向を判別してカ
ールの傾向に応じた退避量を設定する。
【0305】積載される紙のカール方向が上向きである
ときは、揃え部材102aの退避量をカールがないとき
のデフォルト状態での退避量よりも大きめに設定し、逆
に積載される用紙のカール方向が下向きであるときは、
デフォルト状態での退避量よりも小さめに設定する。
【0306】トレイ12がシフトするのは一部あたりの
排紙が終了したときであり、一部を構成する用紙の枚数
はジョブ毎に異なる。本例では、一部を構成する用紙枚
数に応じて具体的な退避量を決定する。枚数に応じた適
正な退避量については予めマップをCPU700の記憶
手段に記憶させておけば、一部当たりの枚数を入力する
ことにより揃え部材102a、102bの退避量を適切
に設定でき、かつ画像形成装置の排紙速度が速い場合で
も、揃え部材の退避時間が短くなるので、トレイのシフ
ト動作後の揃え動作に迅速に対応できる。こうして、積
載手段のシフト動作時に、どの画像形成装置においても
揃え手段を確実かつ迅速に退避させることができる。
【0307】[3]制御例 本例は、図1、図3に示したように画像形成装置50に
シート状媒体後処理装置51が連結されていて、このシ
ート状媒体後処理装置51に本発明に係るシート状媒体
整合装置が設けられた装置の全体構成のもとでの揃え動
作にかかる制御の例である。なお、揃え動作について
は、前記図13により説明した両側移動態様のケース
で、また、仕分け動作についてはトレイ12をシフトす
る態様で説明する。
【0308】図88は制御手段の制御回路を示し、CP
U700は制御プログラムをメモリされたROM710
と情報の授受を行ないまた、クロック720からクロッ
ク信号を入力して以下の各フローチャートに示された制
御を実行する。
【0309】そのため、CPU700は、画像形成装置
50との間で信号の授受をなし、また、センサ群730
からの情報を入力し、ステッピングモータ制御ドライバ
740、モータドライバ750、ドライバ760に情報
を出力するようになっている。
【0310】センサ群730はシート状媒体後処理装置
51及び本発明に係るシート状媒体整合装置に用いられ
ている種々のセンサをまとめて表現したもので、以下の
フローチャートによる制御の中にでてくる種々のセンサ
が該当する。モード切換スイッチ780は仕分けモー
ド、単純積載モードなどのモードを切り換える。
【0311】ステッピングモータ制御ドライバ740は
シート状媒体後処理装置51及び本発明に係るシート状
媒体整合装置に用いられている種々のステッピングモー
タを制御するもので、具体的には以下で説明するフロー
チャートに出てくる種々のステッピングモータが該当す
る。図88では符号Mで例示している。
【0312】モータドライバ750はシート状媒体後処
理装置51及び本発明に係るシート状媒体整合装置に用
いられている種々のDCモータを制御するもので、具体
的には以下で説明するフローチャートに出てくる種々の
モータが該当する。図88では符号Mで例示している。
【0313】ドライバ760はシート状媒体後処理装置
51及び本発明に係るシート状媒体整合装置に用いられ
ている種々のソレノイドを制御するもので、具体的には
以下で説明するフローチャートに出てくる種々のソレノ
イドが該当する。図88では符号SOLで例示してい
る。図88におけるCPU700が、以下に示すフロー
を実行する主な部分であり、本発明における制御手段の
中心をなす。
【0314】シート状媒体後処理装置51において用紙
を仕分けする仕分けモードが選択されている場合、画像
形成装置50の排紙コロ560から搬送されてきた用紙
は、入口ローラ対1によって受け取られ、搬送ローラ対
2a及び搬送ローラ対2bを通過し、最終搬送手段であ
る排紙コロ3によってトレイ12に排出される。その
時、分岐爪8a、8bはデフォルト位置のままで、1枚
1枚の用紙が順次、同様の搬送経路を通過してトレイ1
2に排出される。
【0315】以下のフローはシート状媒体後処理装置で
本発明に関係している部分のみを示したものである。図
1、図3の画像形成装置50およびシート状媒体後処理
装置51を統括するメインスイッチをオンにし、仕分け
モードを選択することにより、以下の制御が実行され
る。
【0316】a.揃え部材のイニシャリング制御 図89により電源オン時における揃え部材102a、1
02bのイニシャリング動作について説明する。図89
において、画像形成装置50の電源がオンにされる(ス
テップP1)と、ホームセンサ178a、178bのオ
ンチェックがなされ、オンならシフト方向上の位置が収
納スペース180a、180bに対応した位置(ホーム
ポジション、図9、図15参照)にあるので、ステップ
P5へ進みステッピングモータ179Mを駆動して揃え
部材102a、102bを収納回転位置(図17参照)
に回転移動させる。センサ400Sが収納位置検知スリ
ット400Kを検知することにより、ステッピングモー
タ179Mを停止させる。
【0317】ステップP2で揃え部材102a、102
bがホームポジションにないと判定された場合には、揃
え部材102a、102bがホームポジションに移動す
るまで、ステッピングモータ170a、170bが駆動
される(ステップP3、P4)。
【0318】b.揃え制御 b−1.制御例1:請求項2、3、5対応 図90乃至図93により説明する。これら各図はフロー
チャートの一部を示し、各図に付した※印の同一符号同
士で流れを結ぶことにより1つのフローチャートをなす
ものとする。
【0319】ステップP10で揃え部材のイニシャリン
グが行なわれる。このイニシャリングの動作内容は図8
9により説明した通りであり、ステップP10のステッ
プを終えたとき、揃え部材102a、102bは図17
に示すように収納スペース180a、180b内に収納
された状態になっている。
【0320】仕分けモード、単純積載モードなど、揃え
動作を行なうモードに設定されている場合にはステップ
P11で揃えモードであると判定されてステップP12
へ進み、ステッピングモータ179Mを正回転させて揃
え部材102a、102bを回転収納位置から退避回転
位置へと回動させる。揃え動作を行なわないモードであ
ればエンドとなる。
【0321】退避回転位置への移動は、回転収納位置か
らの所定量のステッピングモータ179Mの回転により
行ない、所定量の回転量が得られたらステッピングモー
タ179Mの回転を停止する(ステップP14)。
【0322】揃え部材102a、102bを退避回転位
置においた状態のもとで、ステッピングモータ170
a、170bを所定量回転させることにより揃え部材1
02a、102bを受け入れ位置(図10参照)へ向け
て移動させ、モータのステップ数のカウントにより所定
の受け入れ位置に達したらモータの回転を停止する(ス
テップP15乃至P17)。次いで、揃え部材102
a、102bを揃え回転位置(図18参照)へ回転させ
(ステップP18乃至P20)、トレイ12上への用紙
の排出を待つ(ステップP21)。
【0323】1部目なら用紙の排出がある毎に揃え部材
102a、102bを例えば前後動させる揃え動作(図
13参照)を行なう工程を一部あたりの揃えが終了する
まで行なう(ステップP22、P23、P24)。
【0324】1部目が終了したら、仕分けのためトレイ
12をシフトさせる前に揃え部材102a、102bを
退避させねばならないので、ステッピングモータ179
Mを逆転させ(ステップP35)、揃え部材102a、
102bが退避回転位置に達したら(ステップP3
6)、トレイ12をシフトする(ステップP37)。
【0325】指定部数が1部ならこれで終了するが、さ
らなる部数が指定されていれば、ステップP38からス
テップP39に進み、ステッピングモータ179Mを正
転させて揃え部材102a、102bを退避回転位置か
ら下げて揃え回転位置におき(ステップP40)、ここ
では2部目を考えているので、用紙の排出があると(ス
テップP21)、ステップP22、P25を経て揃え部
材102a、102bにより揃え動作を行なう(ステッ
プP26)。
【0326】ステップP27でトレイ12の位置が前側
に位置しているか、後側に位置しているかを判別する。
シフト前のトレイ12の位置から移動した後の現在の位
置側の揃え部材が用紙上に位置する側の揃え部材とな
る。移動トレイ12の位置はステップP37でシフトし
た際のホームセンサ48によるエンコーダ47の読み取
りデータから既知であるので、ステップP27において
トレイ12の位置を検知することで、用紙の上面に乗っ
ている側の揃え部材を特定でき、その回転角度を検知す
ることにより、次の部(3部目)の揃え動作において用
紙の端部を挟むことができる姿勢となるように揃え部材
の姿勢を制御する。
【0327】具体的には、ステップP27においてトレ
イ12の位置が後側に位置していると判断された場合に
は図51に示すように後側の揃え部材102bが1部目
の用紙の上に乗っており前側の揃え部材102aが2部
目の用紙の端部に対向している。この場合には、ステッ
プP28で後側の揃え部材102bの回転位置を位置基
準データとして記憶する。さらに、ステップP29で前
側の揃え部材102aの回転位置を位置比較データとし
て記憶する。
【0328】或は、ステップP27においてトレイ12
の位置が前側に位置していると判断された場合には図1
3(b)に示すように前側の揃え部材102aが1部目
の用紙の上に乗っており後側の揃え部材102bが2部
目の用紙の端部に対向している。この場合には、ステッ
プP33で前側の揃え部材102aの回転位置を位置基
準データとして記憶する。さらに、ステップP34で後
側の揃え部材102bの回転位置を位置比較データとし
て記憶する。
【0329】ここではステップP27においてトレイ1
2の位置が後側に位置していると判断された場合を想定
すると、ステップP24の時点で前記[2]f項で説明
したように揃え部材102bの位置基準データは、退避
位置からの回転角度がA°+ΔA°である。
【0330】3部めの揃えを行なう場合には、ステップ
P35乃至ステップP40において、3部目の用紙の排
出に備えて揃え部材を退避回転位置に回転させてからト
レイ12をシフトし、揃え回転位置におき、用紙の排出
を待つ。3部目の用紙の排出があるとステップP30に
進み、2部目の最後の揃え動作後に記憶した位置基準デ
ータと比較データとの差が検出される。
【0331】この検出値が調整不能な所定値N1を超え
ていた場合は、1部目の用紙の端部がカールによって異
常に高くなっていることを意味し、かかるカール状態の
もとでは、3部目の揃え動作に際して揃え部材102b
の揃え部102b1が3部目の用紙の短面から外れてし
まい揃え機能を果たすことができないので、ステップP
31で警告表示を行ない、オペレータはこの警告に基づ
いて用紙の排出を中止するなど適切な処置をとる。
【0332】ステップP30において検出値が所定値N
1を超えていなければ、調整可能であるので、揃え部材
102bの揃え回動位置を、退避位置からの回転角度で
ある位置基準データA°+ΔA°よりも余裕分のαだけ
下方に回転させる(ステップP32)。これにより、揃
え部材102bの揃え部102b1を3部目の用紙の端
部に当接させて揃え動作を行なうことができる。4部目
以降もこれに準じて行ない、指定部数の揃えが終了した
ら(ステップP38)揃えの制御を終了する。
【0333】このように、本例では、用紙の上面に乗っ
ていた側の揃え部材の検知結果に基づいて他方の揃え部
材が用紙の端部を挟むことができる姿勢に制御する。
【0334】b−2.制御例2:請求項2、3、4、5
対応 図90乃至図94により説明する。本例の制御例として
のフローチャートは、前記b−1の制御例における図9
2中のステップP27を図94におけるステップP27
00に置き換えた内容をなす。つまり、前記b−1の例
では位置基準データとなる用紙の上に乗っている側の揃
え部材をトレイ12の位置から判断していたが、本例で
は図93のステップP2700に示すように2つの揃え
部材の上下関係から判断する。
【0335】後側の揃え部材102bの停止回転位置が
前側の揃え部材102aの停止回転位置より上方か否か
で判断するのである。後側の揃え部材102bの停止回
転位置が前側の揃え部材102aの停止回転位置より上
方ならば、後側の揃え部材102bが用紙の上に乗って
いる側の揃え部材であるので、この揃え部材102bの
位置を位置基準データとして記憶し、他方の揃え部材1
02aが用紙の端部に対向しているので、その回転停止
位置を比較データとして記憶する。
【0336】停止回転角度が他方よりも上方にあるとい
うことは、両揃え部材について共通の退避回転位置から
の回転角度が小さいということであり、この退避回転位
置からの回動角度が小さい方が用紙の上面に乗っている
側の揃え部材ということであり、このように、2つの揃
え部材の上下関係を検知することによっても前記例と同
じように揃え制御を行なうことができる。
【0337】b−3.制御例3:請求項9対応 図95乃至図99により説明する。これら各図はフロー
チャートの一部を示し、各図に付した※印の同一符号同
士で流れを結ぶことにより1つのフローチャートをなす
ものとする。図95においてステップPP1は図90に
おけるステップP10乃至ステップP17のフローと全
く同様の内容をなしている。
【0338】本例は単純積載モードであり、PP1のス
テップP11ではイエスと判断されステップP18に至
る。図95において、揃え部材102a、102bを揃
え回転位置(図18参照)へ回転させ(ステップP18
乃至P20)、トレイ12上への用紙の排出を待つ(ス
テップP21)。
【0339】用紙の排出があるとステップP41で揃え
部材による揃え動作を行なう。ステップP42で指定枚
数の揃えを終了したか否かが判断される。指定枚数とは
ユーザーが必要とする画像形成済み用紙の枚数である。
【0340】ステップP42で指定枚数に達していれ
ば、この制御は終了するし、達していなければステップ
P43で所定枚数の用紙が排出されたか否かが判断され
る。所定枚数とは搬送方向でのカールの影響が揃え部に
よる用紙端部への当たり度合いに影響を及ぼすようにな
る最小の枚数であり、この枚数に達するまでは用紙の排
出と揃え動作とを繰り返す(ステップP21、P41、
P42)。所定枚数はカウンタによりカウントする。
【0341】ステップP43で所定枚数に達すると、揃
え部材を退避回転位置に回動させた後(ステップP4
4、P45、P46)、何れか一方の揃え部材、例えば
揃え部材102bを用紙上に位置するまで前側に向けて
所定量移動させる(ステップP47)。
【0342】ステップP48で両揃え部材を揃え回転位
置に向けて回動させる(ステップP48、P49、P5
0)。この回動の途中で揃え部材102bは用紙の上に
当接して回動を停止するので、この揃え部材102bの
退避回転位置からの回転位置を位置データとして記憶す
る(ステップP51)。例えば、この位置データは図6
8に示すA1°である。
【0343】これにより、搬送方向の下流側の端部にお
けるカールにより、高さが変化している用紙の上面高さ
を一方の揃え部材102bにより検知できたことにな
る。搬送方向の下流側にできたカールの場合、揃え部材
に対応する部位における用紙の上面高さは用紙の幅方向
で同じであるので、片方の揃え部材による用紙の上面高
さの情報さえ得られれば、これを用いて両揃え部材を回
動させ揃え部材の揃え部を用紙端部に当てることができ
る。
【0344】両揃え部材を退避回転位置まで回動させて
退避状態にした上で(ステップP52、P53、P5
4)、ステップP47で移動させた揃え部材、本例では
揃え部材102bを用紙受け入れ位置まで移動させる
(ステップP55、P56、P57)。他方の揃え部材
102aは用紙受け入れ位置にあるので移動する必要は
ない。
【0345】退避回転位置にある両揃え部材をステップ
P51で記憶した位置データ(A1°)に基づいて、A
1°に一定値α1°を加えた角度を退避回転位置からの
回転角度として両揃え部材を回動させて、新しい揃え回
転位置とする(ステップP58、P59、P60)。こ
れにより、両揃え部材の揃え部102a1、102b1
は用紙の端部に正しく対向して揃え機能を発揮し得る状
態となる。
【0346】次に、前記ステップP62におけるステッ
プP43におけるカウント値をリセットしてから(ステ
ップP46)、用紙の排出を待つ(ステップP21)。
【0347】b−4.制御例4:請求項10、11、1
4対応 図100乃至図103により説明する。これら各図はフ
ローチャートの一部を示し、各図に付した※印の同一符
号同士で流れを結ぶことにより1つのフローチャートを
なすものとする。
【0348】図100においてステップPP2は図94
におけるステップP10乃至ステップP17のフローと
全く同様の内容をなしている。本例は単純積載モードで
あり、PP1のステップP11ではイエスと判断されス
テップP70に至る。
【0349】揃え部材102a、102bを揃え回転位
置(図18参照)へ回転させ(ステップP70乃至P7
2)、トレイ12上への用紙の排出を待つ(ステップP
73)。用紙が排出されたら、揃え部材102a、10
2bを例えば前後動させて揃え動作(図13参照)を行
ない用紙を揃える(ステップP74)。
【0350】ステップP75で指定枚数の揃えを終了し
たか否かが判断される。指定枚数とはユーザーが必要と
する画像形成済み用紙の枚数である。ステップP75で
指定枚数に達していれば、この制御は終了するし、達し
ていなければステップP76で所定枚数の用紙が排出さ
れたか否かが判断される。所定枚数とは搬送方向でのカ
ールの影響が揃え部による用紙端部への当たり度合いに
影響を及ぼすようになる最小の枚数であり、この枚数に
達するまでは用紙の排出と揃え動作とを繰り返す(ステ
ップP73、P74、P75)。所定枚数はカウンタに
よりカウントする。
【0351】ステップP76で所定枚数に達すると、揃
え部材を退避回転位置に回動させた後(ステップP7
7、P78、P79)、両方の揃え部材10a、102
bが用紙上に位置するまでこれら揃え部材102a、1
02bの間隔が用紙の幅より狭くなる位置まで所定量移
動させる(ステップP80)。
【0352】ステップP48で両揃え部材を揃え回転位
置に向けて回動させる(ステップP81、P82、P8
3)。この回動の途中で揃え部材102a、102bは
用紙の上に当接して回動を停止するので、これら揃え部
材102a、102bの退避回転位置からの回転角度を
それぞれ位置データとして記憶する(ステップP8
4)。
【0353】これにより、用紙の幅方向について例えば
図74に示すように前側だけに上向きのカールが発生し
ていることなど、幅方向でのカールの大きさの違いが判
る。
【0354】ステップP85で前側の揃え部材102a
についての位置データと後側の揃え部材102bについ
ての位置データを比較することにより、両者の角度差が
判る。この角度差が前記[2]lの項で説明した所定値
C1°を超えているときには両揃え部材の開き角度が揃
え機能が不能なほど開きすぎているのでステップP95
で警告表示をする。
【0355】ステップP85で両位置データの差が所定
値C1を超えていないと判断されれば、両揃え部材10
2a、102bを退避回転位置に回動させ(ステップP
86、P87、P88)、さらに、両揃え部材102
a、102bを用紙受け入れ位置まで移動させる(ステ
ップP89、P90、P91)。
【0356】次に、ステップP92で両揃え部材を先ほ
どステップP84で記憶した位置データに基づき新しい
揃え回転位置へ移動させる。新しい揃え回転位置は次の
ように定める。前記ステップP84では、各揃え部材の
位置データ(退避回転位置からの回転角度)が検知され
ており、前記[2]j項で説明したように、揃え部材1
02aの位置データをB1°、揃え部材102bの位置
データをC1°とすると、B1°=C1°ならば、各揃
え部材102a、102bについてB1°=C1°に一
定角度大きいα°をプラスした角度の位置(退避回転位
置から回動させたときの位置)を新しい揃え回転位置と
する。
【0357】また、B1°>C1°或はB1°<C1°
ならば角度の大きい方の揃え部材、つまり、揃え部材の
自由端側がより低い位置を占める方の揃え部材の角度を
基準としてその角度に一定角度α°をプラスした角度を
両揃え部材102a、102bについての退避回転位置
からの角度とし、これを新しい揃え回転位置とする。上
記αの具体的な値は、揃え部材の具体的な形状とカール
の度合いなどを勘案して定める。
【0358】各揃え部材102a、102bが新しい揃
え回転位置に移動したかどうかを姿勢検知センサ450
a、450bの検知信号により確認できたら(ステップ
P93)、ステッピングモータ179Mを停止し、用紙
の排出を待つ(ステップP73)。
【0359】b−5.制御例5:請求項8対応 図104乃至図106により説明する。これら各図はフ
ローチャートの一部を示し、各図に付した※印の同一符
号同士で流れを結ぶことにより1つのフローチャートを
なすものとする。
【0360】図104においてステップPP1は図90
におけるステップP10乃至ステップP17のフローと
全く同様の内容をなしている。本例は仕分けモードであ
り、PP1のステップP11ではイエスと判断されステ
ップP100に至る。
【0361】揃え部材102a、102bを揃え回転位
置(図18参照)へ回転させ(ステップP100乃至P
102)、トレイ12上への用紙の排出を待つ(ステッ
プP103)。用紙が排出されたら、揃え部材102
a、102bを例えば前後動させて揃え動作(図13参
照)を行ない用紙を揃える(ステップP104)。
【0362】ステップP105でカールにより揃え部材
による揃え機能に支障が出ない限界枚数として定めた所
定枚数の揃えを終了したか否かが判断される。所定枚数
の揃えを終了していなければ、ステップP111以降の
ステップに進む。所定枚数の揃えを終了していれば、カ
ールの傾向に応じてカールによる影響を除くための揃え
部材の姿勢変更の必要があるのでステップP106でカ
ールの特性を判定する。
【0363】ステップP106では、排出されている用
紙のカールの特性が上向きカールか下向きカールかの判
定が行なわれる。この判定は画像形成装置の種類により
行なう。使用している画像形成装置は既知であるのでカ
ールの特性もわかる。
【0364】上向きカールと判断されたならば、図56
(a)や図57(a)に破線で示すように揃え部材の逃
げ部102a2、102b2に用紙端部が対向するよう
になって揃え機能を果たさなくなるため、揃え回転位置
を今までの揃え位置よりも所定量上にして、逃げ部10
2a2、102b2が揃えるべき用紙の端部に対向する
のでなく揃え部1021、102b1が対向するように
し(ステップP107)、ステップP111に進む。
【0365】また、バックカールと判断された場合に
は、図60(a)に破線で示すように揃え部材が用紙を
空振りして揃え機能を果たさなくなるので、ステップP
106からステップP108を経てステップP109に
進み、揃え回転位置を今までの揃え位置よりも所定量下
にし、揃えるべき用紙の端部に揃え部1021、102
b1が対向するようにしてから、ステップP111に進
む。なお、さほどのカールを生じていない場合には、ス
テップP107や、ステップP109を回避してステッ
プP111に進む。
【0366】ステップP111ではシフトモードか否か
が判断される。単純積載モードであれば、ステップP1
12に進み、指定枚数の揃えが終了していればエンドと
なるし、指定枚数の揃えが終了していなければステップ
P103で用紙の排出を待つ。
【0367】仕分けモードならば、ステップP111か
らステップP113に進み、一部あたりの揃えが終了し
ているか否かを判断し、終了していなければステップP
103で用紙の排出を待つ。
【0368】ステップP113で、一部あたりの揃えが
終了していると判断された場合にはステップP114に
進み、指定部数の揃えが終了しているか否かを判断す
る。
【0369】ステップP114で、指定部数の揃えを終
了していると判断されればエンドとなる。ステップP1
14で指定部数の揃えが終了していなければ、次の部の
仕分け揃えを行なうため、ステップP115に進む。
【0370】仕分けに際しては、揃え部材102a、1
02bを退避回転位置に移動させた上で(ステップP1
15、P116)、トレイ12をシフトし(ステップP
117)、揃え部材102a、102bを前の部のとき
の揃え回転位置に移動させ(ステップP118、P11
9)、用紙の排紙を待つ(ステップP103)。
【0371】b−6.制御例6:請求項15、16対応 図107乃至図109により説明する。これら各図はフ
ローチャートの一部を示し、各図に付した※印の同一符
号同士で流れを結ぶことにより1つのフローチャートを
なすものとする。
【0372】図107においてステップPP1は図90
におけるステップP10乃至ステップP17のフローと
全く同様の内容をなしている。本例は仕分けモードであ
り、PP1のステップP11ではイエスと判断されステ
ップP120に至る。
【0373】揃え部材102a、102bを揃え回転位
置(図18参照)へ回転させ(ステップP120乃至P
122)、トレイ12上への用紙の排出を待つ(ステッ
プP123)。用紙が排出されたら、1部目かどうかを
判断する(ステップP124)。
【0374】1部目ならば、前部がないのでシフトに際
しての揃え部材の退避回転位置はデフォルト位置のまま
とするし、1部目でない(2部目以降)ならば、前部に
おける用紙束の上面の位置情報を得ることができるので
その情報を用いて退避回転位置を定めるためである。
【0375】ステップP124で1部目でないと判断さ
れた場合、揃え部材102a、102bによる揃え動作
を行ない(ステップP125)、トレイ12の位置が前
側か後側かを判断する。トレイ12の位置によって、用
紙の上面に接しているのが前側、後側の何れの側の揃え
部材であるかが判るからである。
【0376】ステップP126でトレイ212が例えば
前側に位置していると判断された場合には、前側の揃え
部材102aが用紙の上面に接しているので、前側の揃
え部材102aについて退避回転位置からの回転角度を
位置データとして記憶する。
【0377】或は、ステップP126でトレイ212が
後に位置していると判断された場合には、後側の揃え部
材102bが用紙の上面に接しているので、後側の揃え
部材102bについて退避回転位置からの回転角度を位
置データとして記憶する。前記[2]n項における回転
角度E°がこれに相当する。
【0378】位置データを記憶した段階で一部当たりの
揃えを終了していなければステップP123で用紙の排
出を待つし、一部当たりの揃えを終了していればステッ
プP129からステップP133に進み、トレイ12の
シフトに備えて前記ステップP127或は前記ステップ
P128における記憶データに基づいて両揃え部材10
2a、102bの退避回転位置を決定する。前記[2]
n項の例でいえば、前部目の用紙上に乗った揃え部材1
02bについての退避回転位置からの回転角度E°より
も余裕値として定めたβ°だけ上方向の位置が退避回転
位置となるように、揃え部材102a、102bの退避
角度を決定する(ステップP133)。別の表現をすれ
ば、退避回転位置よりもE°―β°だけ下に回転した位
置を新しい退避回転位置とする。
【0379】この決定した値となるように揃え部材10
2a、102bの新しい退避回転位置を定めた上で(ス
テップP134、P135)、トレイ12をシフトする
(ステップP136)。このシフトに際して、揃え部材
102a、102bは用紙上面と干渉しない。
【0380】一方、ステップP124で1部目であると
判断された場合、揃え部材による揃え動作を行ない(ス
テップP130)、一部あたりの揃えを終了したがどう
かを判断し、終了していなければ用紙排出を待ち(ステ
ップP123)、終了していれば揃え部材102a、1
02bの退避回転位置はデフォルトの位置のままとし
(ステップP132)、このデフォルトのままの退避回
転位置に揃え部材102a、102bを移動させた上で
(ステップP134、P135)、トレイ12をシフト
する(ステップP136)。
【0381】ステップP137で指定部数及び指定枚数
の揃えを終了したかどうかをチェックし、終了していな
ければ用紙の排出を待ち(ステップP123)、終了し
ていれば終わる。
【0382】b−7.制御例7:請求項15、16対応 図110乃至図112により説明する。これら各図はフ
ローチャートの一部を示し、各図に付した※印の同一符
号同士で流れを結ぶことにより1つのフローチャートを
なすものとする。
【0383】図110においてステップPP1は図90
におけるステップP10乃至ステップP17のフローと
全く同様の内容をなしている。本例は仕分けモードであ
り、PP1のステップP11ではイエスと判断されステ
ップP140に至る。
【0384】揃え部材102a、102bを揃え回転位
置(図18参照)へ回転させ(ステップP140乃至P
142)、トレイ12上への用紙の排出を待つ(ステッ
プP143)。用紙が排出されたら、1部目かどうかを
判断する(ステップP144)。
【0385】1部目ならば、前部がないのでシフトに際
しての揃え部材の退避回転位置はデフォルト位置のまま
とするし、1部目でない(2部目以降)ならば、前部に
おける用紙束の上面の位置情報を得ることができるので
その情報を用いて退避回転位置を定めるためである。
【0386】ステップP144で1部目でないと判断さ
れた場合、揃え部材102a、102bによる揃え動作
を行なった後(ステップP145)、前側及び後側の揃
え部材102a、102bの退避回転位置からの回転角
度を検知する。揃え部材102aの回転角度をF°と
し、揃え部材102bの回転角度をG°とし、各回転角
度を位置データとして記憶する(ステップP146)。
ここで、トレイ12の位置によって、揃え部材102
a、102bの何れかが用紙束の上に位置し、残る他方
が用紙束の端部に対向している。
【0387】次いで、一部当たりの揃えを終了したかど
うかをチェックし終了していなければ用紙の排出を待つ
し(ステップP143)、終了していればステップP1
48に進み、後側の揃え部材102bよりも前側の揃え
部材102aの位置が高ければ(F°<G°)、前側の
揃え部材の位置データを基に退避回転位置を移動させる
(ステップP149、P154、P155、P15
6)。これは前記[2]o項において検知時の退避回転
位置よりもF°−α°だけ下向きに回転した位置を新し
い退避回転位置とすることに相当する。
【0388】ステップP148で後側より前側の揃え部
材の位置が高くないときはステップP158に進み、後
側と前側の揃え部材の位置が等しければ、ステップP1
59に進んで、揃え部材の退避回転位置は検知時の退避
回転位置に余裕を考慮して、F°もしくはG°から一定
値α°を差し引いた角度を、検知時の退避回転位置から
下向きに回転させた角度を新しい退避回転位置の退避角
度として退避回転位置に移動させる(ステップP15
8、P150、P154、P155)。
【0389】ステップP158で前側の揃え部材102
aよりも後側の揃え部材102bの位置が高ければ(F
°>G°)、後側の揃え部材の位置データを基に退避回
転位置を移動させる(ステップP158、P150、P
154、P155、P156)。これは前記[2]o項
において検知時の退避回転位置よりもF°−α°だけ下
向きに回転した位置を新しい退避回転位置とすることに
相当する。
【0390】然る後、トレイ12をシフトする(ステッ
プP156)。このシフトに際して、揃え部材102
a、102bは用紙上面と干渉しない。
【0391】ステップP137で指定部数及び指定枚数
の揃えを終了したかどうかをチェックし、終了していな
ければ用紙の排出を待ち(ステップP123)、終了し
ていれば終る。
【0392】b−8.制御例8:請求項15、17対応 図113乃至図115により説明する。これら各図はフ
ローチャートの一部を示し、各図に付した※印の同一符
号同士で流れを結ぶことにより1つのフローチャートを
なすものとする。
【0393】図113においてステップPP1は図90
におけるステップP10乃至ステップP17のフローと
全く同様の内容をなしている。本例は仕分けモードであ
り、PP1のステップP11(図90参照)でイエスと
判断されステップP160に至る。
【0394】揃え部材102a、102bを揃え回転位
置(図18参照)へ回転させ(ステップP160乃至P
162)、トレイ12上への用紙の排出を待ち(ステッ
プP163)、用紙が排出されたら揃え部材102a、
102bによる揃え動作を行なう(ステップP164)
という動作を繰り返すことにより一部あたりの揃えが終
了すると、ステップP166へ進む。
【0395】画像形成装置の種類によってトレイ上に積
載される用紙のカール方向が上向きカールか下向きカー
ルかが定まる。本例において、シート状媒体後処理装置
51に画像形成装置50を連結することにより、この画
像形成装置50から排出される用紙の傾向にかかる情報
もCPU700(図88)に入力される。
【0396】ステップP166において、連結されてい
る画像形成装置の特性から、排出される用紙のカール傾
向がフェースカールならばステップP167へ進み、揃
え部材102a、102bの退避回転位置をカールがな
いときのデフォルトの位置よりも上方向の修正量とし、
その修正量をステップP165において揃えを終了した
一部あたりの用紙の枚数に応じた大きさの修正量を決定
する(ステップP167)。
【0397】或は、ステップP166において、連結さ
れている画像形成装置の特性から、排出される用紙のカ
ール傾向がバックカールならばステップP168へ進
み、揃え部材102a、102bの退避回転位置をカー
ルがないときのデフォルトの位置よりも下方向の修正量
とし、その修正量をステップP165において揃えを終
了した一部あたりの用紙の枚数に応じた大きさの修正量
を決定する(ステップP169)。
【0398】また、ステップP166でフェースカール
でないと判断され、ステップP168においてもフェー
スカールでないと判断された場合には、揃え部材102
a、102bの退避回転位置をカールがないときの設定
位置であるデフォルトの位置のままとする(P17
0)。
【0399】ステップP167、P169、P170の
何れかで決定した揃え部材の退避位置に揃え部材を移動
させてから(ステップP171、P172)、トレイ1
2をシフトし(ステップP173)、指定部数の揃えを
終了していなければ用紙の排出を待つし(ステップP1
74、P163)、指定部数の揃えを終了していれば終
る。
【0400】[4]画像形成装置への適用例 本例は、用紙に画像形成を行なう画像形成手段及び画像
形成された用紙を搬送する搬送手段を有する画像形成装
置に関するもので、図116に示した画像形成装置5
0'は、図1、図4における画像形成装置50と共通の
画像形成手段を具備している。画像形成装置50'は、
揃え部材102a、102b及びこれらを駆動するため
の手段、収納スペース180a、180bや、戻しコロ
121及びその変位手段などを具備している。画像形成
装置50'において、これまで述べたシート状媒体後処
理装置51における構成部分と共通の部材があり、その
部分についてはこれまでのものと同じ符号で示し、説明
は省略した。
【0401】図116において、装置本体のほぼ中央部
に画像形成部135が配置され、この画像形成部135
のすぐ下方に給紙部136が配置されている。給紙部1
36は給紙カセット210を備えている。
【0402】画像形成装置50'の上部には必要に応じ
て、原稿を読み取る原稿読み取り装置(図示せず)を配
設することができる。画像形成部135の上部は、画像
形成された用紙を搬送する搬送手段としてのローラRR
やガイド板等が設けられている。
【0403】画像形成部135には、装置を電気的に駆
動したり、制御したりする電装ユニット770が配置さ
れている。また、ドラム状をした感光体5000が配置
されている。この感光体5000の周囲に、該感光体5
000の表面に帯電処理を行う帯電装置600、画像情
報を感光体表面にレーザ光で照射する露光装置700
0、感光体5000の表面に露光されて形成された静電
潜像を可視化する現像装置800、感光体5000上で
可視化されたトナー像を用紙に転写する転写装置90
0、転写後感光体表面に残留するトナーを除去回収する
クリーニング装置1000等がそれぞれ配置されてい
る。
【0404】これら、感光体5000、帯電装置60
0、露光装置7000、現像装置800、転写装置90
0、クリーニング装置1000等は画像形成手段の主要
部をなす。感光体5000の略上方であって、感光体5
000よりも用紙搬送経路上の下流位置には、定着装置
140が配置されている。
【0405】画像形成装置がプリンタとして機能する場
合、画像形成に際しては、画像信号が入力される。予
め、感光体5000は暗中にて帯電装置600により一
様に帯電されている。この一様に帯電された感光体50
00に、画像信号に基づいて露光装置7000のレーザ
ダイオードLD(不図示)の発光により露光光が照射さ
れ、公知のポリゴンミラーやレンズを介して感光体に至
り、感光体5000の表面に静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は感光体5000の回転と共に移動し、現像
装置800により可視像化され、さらに移動して転写装
置900に向かう。
【0406】一方、給紙部136の給紙カセット210
には、未使用の用紙が収容されており、回動可能に支持
された底板220上の最上位置の用紙Sが給紙ローラ2
30に押し付けられるように、底板220がばね240
により加圧されるようになっている。
【0407】転写のための給紙に際しては、給紙ローラ
230が回転し、この回転により、用紙Sは給紙カセッ
ト210から送り出され、一対のレジストローラ140
0へと搬送される。
【0408】レジストローラ1400に送られてきた用
紙は、ここでその搬送が一時的に止められる。レジスト
ローラ1400は、感光体5000の表面のトナー像と
用紙Sの先端との位置関係が転写装置900が設けられ
た転写位置で画像転写に適する所定の位置になるよう、
タイミングをとって用紙の搬送を開始する。
【0409】転写を終えた用紙は定着装置140を通過
する間にトナー像が定着される。定着装置140を通過
した用紙は搬送手段であるローラRRにより搬送され、
排紙センサ38を経て、排紙コロ3よりトレイ12へ排
出される。
【0410】以後の揃え部材102a、102b及び収
納スペース180a、180bの構成及び機能について
は既に説明した実施の態様において述べた内容と同じで
あるので、説明は省略する。
【0411】本例の画像形成装置においても、トレイ上
に積載された用紙Sに対して揃え部材102a、102
bなどによる整合及び仕分け手段による仕分けが行なわ
れ、安全を確保するための手段も装備している。
【0412】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、揃え動作時に
おいて、積載手段上に積載されたシート状媒体のカール
の向きや、大きさに影響されることなく揃え動作を行う
ことができる。
【0413】請求項2記載の発明では、積載手段上に積
載されるシート状媒体のカールの向きや大きさに影響さ
れず、揃え部材の揃え部をシート状媒体の端部に確実に
当てて揃えることが可能となる。
【0414】請求項3乃至4記載の発明によれば、シー
ト状媒体のカール方向、カール量、積載手段上に積載さ
れているシート状媒体の枚数に関係なく、揃え部材によ
って確実にシート状媒体を揃えることができる。
【0415】請求項5記載の発明によれば、仕分けモー
ドでの揃え動作が途中でできなくなってしまうようなカ
ールがシート状媒体に発生しても、そのまま揃え動作が
進行してしまうことを防ぐことができ、すべての部に対
して揃えを行うことができる。
【0416】請求項6記載の発明では、揃え部材が回転
摺動軸を中心として上下方向に回転する際、上下どちら
の方向に回転したのかを検知することができ、揃え部材
の姿勢位置を適正に定めることができる。
【0417】請求項7記載の発明では、揃え部材の位置
をシート状媒体のサイズに合わせて変化させても、揃え
部材の姿勢を常に検知することができる。
【0418】請求項8記載の発明では、揃え部材の揃え
部を揃えを行うシート状媒体の端部に確実に当たること
となり、カール方向の向きに関係なく揃えを確実に行う
ことができる。
【0419】請求項9記載の発明では、積載手段上に積
載されるシート状媒体のカール方向やカール量に影響さ
れることなく単純積載における揃えを行うことができ
る。
【0420】請求項10、11記載の発明では、積載さ
れるシート状媒体のカール方向やカール量に影響される
ことなく揃え部材の各揃え部がシート状媒体の端部に確
実に当たるようになり揃えを確実に行うことができる。
【0421】請求項12、13記載の発明では、揃え部
材の姿勢検知や姿勢の調整時間を確保することができ
る。
【0422】請求項14記載の発明では、警告により知
らせるようにすれば、オペレータの対処により揃えを行
えないまま積載手段にシート状媒体が積載されてしまう
ことを防ぐことができる。
【0423】請求項15記載の発明では、積載手段のシ
フト動作時に、積載手段上に積載されるシート状媒体の
カール方向に影響されることなく、揃え部材を確実かつ
迅速に退避させることができる。
【0424】請求項16記載の発明では、積載手段のシ
フト動作時に、積載手段上に積載されるシート状媒体の
カール方向、カール量、積載枚数に影響されることな
く、揃え手段を確実かつ迅速に退避させることができ
る。
【0425】請求項17記載の発明では、積載手段のシ
フト動作時に、積載手段上に積載されるシート状媒体に
たいし、不均等に生じるカール方向、カール量、積載枚
数に影響されることなく、揃え手段を確実かつ迅速に退
避させることができる。
【0426】請求項18記載の発明では、積載手段のシ
フト動作時に、どの画像形成装置においても揃え手段を
確実かつ迅速に退避させることができる。
【0427】請求項19記載の発明では、画像形成装置
について、カールしたシート状媒体についても揃え部材
により揃えることができる。
【0428】請求項20記載の発明では、シート状媒体
後処理装置について、カールしたシート状媒体について
も揃え部材により揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置及びシート状媒体後処理装置の正
面図である。
【図2】シート状媒体後処理装置を斜め上方から見た部
分斜視図である。
【図3】シート状媒体後処理装置及び画像形成装置の概
略構成図である。
【図4】図4(a)はシート状媒体後処理装置の要部斜
視図、図4(b)はトレイの高さを制御するセンサ周辺
部の概略斜視図である。
【図5】トレイをシフト方向に移動するトレイ移動手段
の構造を説明した要部断面図である。
【図6】トレイの駆動機構部分を説明した斜視図であ
る。
【図7】ウォームホイール及びホームセンサを説明した
正面図である。
【図8】ウォームホイール及びホームセンサを説明した
正面図である。
【図9】揃え部材及び揃え部材移動手段を排出方向の下
流側から見た概略の正面図である。
【図10】揃え部材及び揃え部材移動手段を排出方向の
下流側から見た概略の正面図である。
【図11】揃え部材及び揃え部材移動手段を排出方向の
下流側からみた概略の正面図である。
【図12】図12(a)、(b)、(c)は、片側移動
態様による仕分け揃えの工程を順番に説明した図であ
る。
【図13】図13(a)、(b)、(c)は、両側移動
態様による仕分け揃えの工程を順に説明した図である。
【図14】揃え部材移動手段の正面図である。
【図15】揃え部材移動手段の平面図である。
【図16】揃え部材移動手段の断面図である。
【図17】図17(a)は揃え部材が揃え回転位置にあ
る様子を説明した図、図17(b)は揃え部材が収納回
転位置にある様子を説明した図である。
【図18】図18(a)は揃え回転位置にある揃え部材
を凸状板との関係で示した部分断面図、図18(b)は
揃え回転位置にある揃え部材を収納検知エンコータとの
関係で示した部分断面図である。
【図19】揃え部材の回転駆動部の構成を示した斜視図
である。
【図20】回転摺動軸の前側についての構造を説明した
分解斜視図である。
【図21】揃え部材の動作態様を説明した斜視図であ
る。
【図22】回転摺動軸の軸端部における揃え部材の支持
態様を説明した斜視図である。
【図23】図22における断面Kを示した図である。
【図24】図22における断面Qを示した図である。
【図25】回転摺動軸の前側軸端部における揃え部材の
支持態様を説明した分解斜視図である。
【図26】回転摺動軸の前側軸端部における揃え部材の
支持態様を説明した斜視図である。
【図27】回転摺動軸の前側軸端部における揃え部材の
支持態様を説明した斜視図である。
【図28】回転摺動軸の前側軸端部における揃え部材の
支持態様を説明した斜視図である。
【図29】回転摺動軸の前側軸端部における揃え部材の
支持態様を説明した斜視図である。
【図30】図30(a)は回転摺動軸の前側軸端部にお
ける揃え部材の支持態様を説明した斜視図、図30
(b)は軸方向からみた模式的が説明図である。
【図31】図31(a)は回転摺動軸の前側軸端部にお
ける揃え部材の支持態様を説明した斜視図、図31
(b)は軸方向からみた模式的が説明図である。
【図32】図32(a)は回転摺動軸の前側軸端部にお
ける揃え部材の支持態様を説明した斜視図、図32
(b)は軸方向からみた模式的な説明図である。
【図33】図33(a)は上向きカール時に揃え部材が
揃え不良を生じさせるときの態様を説明した図、図33
(b)は下向きカール時揃え部材が揃え不良を生じさせ
るときの態様を説明した図である。
【図34】揃え部材の姿勢検知用の凸状板を説明した図
である.
【図35】揃え部材の姿勢検知用の凸状板及び姿勢検知
センサを説明した図である。
【図36】図36(a)は揃え部材の姿勢が変化した状
態を示した正面図、図36(b)は揃え部材の姿勢変化
に伴い出力される姿勢検知センサの出力波形を示した図
である。
【図37】凸状板に形成したスリットを説明した揃え部
材の正面図である。
【図38】用紙束の揃え動作を行なっているときの用紙
に対する揃え部材の位置関係を明示した図である。
【図39】図39(a)は用紙の端部に対向している揃
え部材について示した正面図、図39(b)は姿勢検知
センサの出力波形を示した図である。
【図40】図40(a)は前部の用紙の上に乗っている
揃え部材について示した正面図、図40(b)は姿勢検
知センサの出力波形を示した図である。
【図41】図41は姿勢検知センサの斜視図である。
【図42】2つの同心円上に2列にわたりスリットを形
成した凸状板と姿勢検知センサと示した図である。
【図43】1列のスリットによる凸状板と2つの姿勢検
知センサとの組み合わせを例示した図である。
【図44】図44(a)は2列のスリットによる凸状板
と2つの姿勢検知センサとの組み合わせを例示した図、
図44(b)は姿勢検知センサの出力波形を示した図で
ある。
【図45】図45(a)は2列のスリットによる凸状板
と2つの姿勢検知センサとの組み合わせを例示した図、
図45(b)は姿勢検知センサの出力波形を示した図で
ある。
【図46】図46(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの部分断面図、図46(b)は揃え部材移動手
段の正面図、図46(c)は揃え部材移動手段を右方か
ら見たときの部分断面図である。
【図47】図47(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの部分断面図、図47(b)は揃え部材移動手
段の正面図、図47(c)は揃え部材移動手段を右方か
ら見たときの部分断面図である。
【図48】図48(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの部分断面図、図48(b)は揃え部材移動手
段の正面図、図48(c)は揃え部材移動手段を右方か
ら見たときの部分断面図である。
【図49】図49(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの部分断面図、図49(b)は揃え部材移動手
段の正面図、図49(c)は揃え部材移動手段を右方か
ら見たときの部分断面図である。
【図50】図50(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの部分断面図、図50(b)は揃え部材移動手
段の正面図、図50(c)は揃え部材移動手段を右方か
ら見たときの部分断面図である。
【図51】図51(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの部分断面図、図51(b)は揃え部材移動手
段の正面図、図51(c)は揃え部材移動手段を右方か
ら見たときの部分断面図である。
【図52】図52(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの部分断面図、図52(b)は揃え部材移動手
段の正面図、図52(c)は揃え部材移動手段を右方か
ら見たときの部分断面図である。
【図53】図53(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの部分断面図、図53(b)は揃え部材移動手
段の正面図、図53(c)は揃え部材移動手段を右方か
ら見たときの部分断面図である。
【図54】図54(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの部分断面図、図54(b)は揃え部材移動手
段の正面図、図54(c)は揃え部材移動手段を右方か
ら見たときの部分断面図である。
【図55】図55(a)はトレイ上に上向きカールの用
紙が少し乗った状態を示した側面図、図55(b)はそ
のときの揃え部材の姿勢を拡大して示した図である。
【図56】図56(a)はトレイ上に上向きカールの用
紙が図55(a)に示した状態よりも多く乗った状態を
示した側面図、図56(b)はそのときの揃え部材の姿
勢を拡大して示した図である。
【図57】図57(a)はトレイ上に上向きカールの用
紙が図55(b)に示した状態よりもさらに多く乗った
状態を示した側面図、図57(b)はそのときの揃え部
材の姿勢を拡大して示した図である。
【図58】図58(a)はトレイ上に下向きカールの用
紙が少し乗った状態を示した側面図、図58(b)はそ
のときの揃え部材の姿勢を拡大して示した図である。
【図59】図59(a)はトレイ上に下向きカールの用
紙が図59(a)に示した状態よりも多く乗った状態を
示した側面図、図59(b)はそのときの揃え部材の姿
勢を拡大して示した図である。
【図60】図60(a)はトレイ上に下向きカールの用
紙が図60(b)に示した状態よりもさらに多く乗った
状態を示した側面図、図60(b)はそのときの揃え部
材の姿勢を拡大して示した図である。
【図61】図61(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図61(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図61(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図62】図62(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図62(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図62(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図63】図63(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図63(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図63(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図64】図64(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図64(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図64(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図65】図65(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図65(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図65(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図66】図66(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図66(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図66(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図67】図67(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図67(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図67(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図68】図68(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図68(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図68(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図69】図69(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図69(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図69(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図70】図70(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図70(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図70(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図71】図71(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図71(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図71(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図72】図72(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図72(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図72(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図73】図73(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図73(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図73(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図74】図74(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図74(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図74(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図75】図75(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図75(b)は揃え部材移動手の正面
図、図75(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図76】図76(a)は揃え部材移動手段の正面図、
図76(b)は揃え部材移動手段を右方から見たときの
図である。
【図77】図77(a)は上向きカール時の揃え部材の
退避量を説明した図、図77(b)は下向きカール時の
退避量を説明した図である。
【図78】図78(a)は上向きカール時の揃え部材の
退避量を説明した図、図78(b)は下向きカール時の
退避量を説明した図である。
【図79】図79(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図79(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図79(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図80】図80(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図80(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図80(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図81】図81(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図81(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図81(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図82】図82(a)は揃え部材移動手段を左方から
見たときの図、図82(b)は揃え部材移動手段の正面
図、図82(c)は揃え部材移動手段を右方から見たと
きの図である。
【図83】揃え部材移動手段の正面図である。
【図84】揃え部材移動手段の正面図である。
【図85】揃え部材移動手段の正面図である。
【図86】揃え部材移動手段の正面図である。
【図87】揃え部材移動手段の正面図である。
【図88】制御系のブロック図である。
【図89】電源オン時の揃え部材イニシャル動作のフロ
ーチャートである。
【図90】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図91】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図92】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図93】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図94】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図95】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図96】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図97】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図98】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図99】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図100】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図101】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図102】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図103】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図104】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図105】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図106】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図107】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図108】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図109】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図110】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図111】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図112】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図113】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図114】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図115】揃え動作にかかるフローチャートである。
【図116】画像形成装置の概略構成図である。
【図117】図117(a)は非公知の従来例にかかる
揃え部材の揃え回転位置を説明した図、図117(b)
は非公知の従来例にかかる揃え部材の退避回転位置を説
明した図である。
【符号の説明】
12 トレイ 102a、102b 揃え部材 176 回転摺動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 35/00 B65H 35/00 3F054 37/04 37/04 3F107 43/00 43/00 3F108 43/08 43/08 G03G 15/00 530 G03G 15/00 530 534 534 21/00 376 21/00 376 384 384 386 386 (72)発明者 田村 政博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 安藤 明人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA46 DC10 DC12 DE02 DE10 ED19 ED30 EE03 EE07 EF10 FA24 FA35 GA30 GB05 2H072 AA09 AA17 AB09 AB27 FB01 FB08 FB09 GA02 GA08 HB10 JA02 3F048 AA01 AB01 BB02 BD05 DA09 DC06 DC13 EB29 EB40 3F049 AA10 DA12 EA10 LA01 LA14 LB03 3F053 EA01 EC07 ED02 ED31 LA01 LA14 LB03 3F054 AA01 AC01 BA04 BD02 BD03 BG04 BH05 BH08 CA11 CA23 CA25 CA37 DA01 DA07 3F107 AA01 AB01 AC01 BA02 CB02 CB23 CD03 DA12 DA15 3F108 GA01 GB01 GB07 HA02 HA32

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送されてくるシート状媒体を排出する排
    出手段と、この排出手段により排出されるシート状媒体
    を積載する積載手段と、この積載手段上に積載されたシ
    ート状媒体の前記排出手段によるシート状媒体の排出方
    向と平行な端部を挟むように接して揃える揃え部材を有
    していて、 前記揃え部材はその基端部が所定回転角の範囲では自由
    に回転できるように回転軸に支持されていて、この回転
    軸の回転量を制御することにより、前記揃え部材を、前
    記端部を挟むことができる揃え位置に姿勢を調整するこ
    とを特徴とするシート状媒体整合装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシート状媒体整合装置にお
    いて、 前記積載手段又は前記揃え部材を前記排出手段のシート
    状媒体排出方向と直交するシフト方向に所定量移動させ
    てシート状媒体を仕分ける仕分け手段を具備し、 仕分けモードでの揃え動作時に、対をなす一方の揃え部
    材を前の部を構成する積載済みシート状媒体束の上面に
    乗せ、他方の揃え部材を当該シート状媒体束の前記端部
    に対向させた揃え位置に位置させた状態のもとで、これ
    ら対向する揃え部材間にシート状媒体が排出される毎に
    シート状媒体の排出方向と平行な端部を挟むようにして
    揃えを行なうとき、 前記シート状媒体束の上面に乗っている揃え部材の姿勢
    の検知結果に基づいて、前記他方の揃え部材が前記端部
    を挟むことができる姿勢に制御することを特徴とするシ
    ート状媒体整合装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のシート状媒体整合装置にお
    いて、 前記積載手段の位置から前記シート状媒体束の上面に乗
    っている揃え部材を判別し該揃え部材の回転角度を検知
    することにより、次の部の揃え動作時においてシート状
    媒体の端部を挟むことができる姿勢となるように該揃え
    部材の姿勢を制御することを特徴とするシート状媒体整
    合装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のシート状媒体整合装置にお
    いて、 各揃え部材を、前記積載手段上に積載されたシート状媒
    体に干渉しない退避回転位置から前記所定角の範囲で回
    転が停止するまで各揃え部材を回転させ、各揃え部材に
    ついて回転角を比較し、回転角が小さい方の揃え部材か
    ら前記シート状媒体束の上面に乗っている揃え部材を判
    別し該揃え部材の回転角度を検知することにより、次の
    部の揃え動作時においてシート状媒体の端部を挟むこと
    ができる姿勢となるように該揃え部材の姿勢を制御する
    ことを特徴とするシート状媒体整合装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のシート状媒体整合装置にお
    いて、 前記各揃え部材について比較した回転角の差が所定以上
    を超えたら、警告を発するようにしたことを特徴とする
    シート状媒体整合装置。
  6. 【請求項6】請求項2乃至5の何れか1つに記載のシー
    ト状媒体整合装置において、 前記揃え部材の前記基端部にエンコーダを設け、このエ
    ンコーダのスリットを異なる位置に設けられた複数の検
    知部により検知するようにしたことを特徴とするシート
    状媒体整合装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のシート状媒体整合装置にお
    いて、 前記センサは前記揃え部材と連動してシート状媒体の排
    出方向と直交する方向に移動することを特徴とするシー
    ト状媒体整合装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載のシート状媒体整合装置にお
    いて、 前記積載手段上に積載されたシート状媒体の積載枚数に
    応じた前記揃え位置をとるように揃え部材の姿勢を制御
    することを特徴とするシート状媒体整合装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載のシート状媒体整合装置にお
    いて、 単純積載モード時に、前記積載手段上に所定枚数のシー
    ト状媒体を排出したら、前記揃え部材の一方について前
    記自由端側を前記シート状媒体上に乗せて当該揃え部材
    の姿勢を検知し、これに基づいて前記揃え部材を、前記
    端部を挟むことができる揃え位置に姿勢を調整すること
    を特徴とするシート状媒体整合装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載のシート状媒体整合装置に
    おいて、 単純積載モード時に、前記積載手段上に所定枚数のシー
    ト状媒体を排出したら、シート状媒体の排出方向と直交
    する方向上で対向する2つの揃え部材の各自由端側を前
    記シート状媒体上に乗せて当該揃え部材の姿勢を検知
    し、これに基づいて前記揃え部材を、前記端部を挟むこ
    とができる揃え位置に姿勢を調整することを特徴とする
    シート状媒体整合装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載のシート状媒体整合装置
    において、 前記2つの揃え部材の中、前記自由端側がより低い位置
    をとる側の揃え部材の位置を基準として前記端部を挟む
    ことができる揃え位置に姿勢を調整することを特徴とす
    るシート状媒体整合装置。
  12. 【請求項12】請求項9乃至11の何れか1つに記載の
    シート状媒体整合装置において、 前記排出手段からのシート状媒体の排出タイミングを遅
    らせることによってシート状媒体の排出間隔時間を長く
    し、この排出間隔時間の間に前記揃え部材の姿勢検知及
    び姿勢の調整を行なうことを特徴とするシート状媒体整
    合装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載のシート状媒体整合装
    置において、 前記排出タイミングを遅らせるために、搬送されてくる
    シート状媒体の搬送速度を遅くすることを特徴とするシ
    ート状媒体整合装置。
  14. 【請求項14】請求項10に記載のシート状媒体整合装
    置において、 前記2つの揃え部材の前記各自由端側の前記シート状媒
    体上での位置(高さ)の差が所定値よりも大のときには
    警告を発することを特徴とするシート状媒体整合装置。
  15. 【請求項15】搬送されてくるシート状媒体を排出する
    排出手段と、この排出手段により排出されるシート状媒
    体を積載する積載手段と、この積載手段上に積載された
    シート状媒体の前記排出手段によるシート状媒体の排出
    方向と平行な端部を挟むように接して揃える一対の揃え
    部材を有し、 前記積載手段又は前記揃え部材を前記排出手段のシート
    状媒体排出方向と直交するシフト方向に所定量移動させ
    てシート状媒体を仕分ける仕分けモードが可能であり、 前記揃え部材はその基端部が回転軸に支持されていて、
    この回転軸の回転量を制御することにより、前記揃え部
    材を、前記端部を挟むことができる揃え位置及び前記シ
    ート状媒体の上面から離間した退避回転位置に変位させ
    ることができ、前記退避回転位置を任意に可変制御可能
    であることを特徴とするシート状媒体整合装置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載のシート状媒体整合装
    置において、 前記仕分けモードでの揃え動作時に、前の部の揃え動作
    時に前記積載手段上のシート状媒体上に乗る側の揃え部
    材についての前記退避回転位置から前記シート状媒体に
    乗る状態までの退避角度を記憶しておき、 次の部の揃え動作時に移行するときの前記揃え部材の退
    避角度を前記記憶した値に余裕値を加えた値としている
    ことを特徴とするシート状媒体整合装置。
  17. 【請求項17】請求項16に記載のシート状媒体整合装
    置において、 前記2つの揃え部材の中、前記自由端側がより低い位置
    をとる側の揃え部材の位置を基準として前記退避角度を
    定めることを特徴とするシート状媒体整合装置。
  18. 【請求項18】請求項15に記載のシート状媒体整合装
    置において、 前記積載手段上のシート状媒体の積載枚数に応じて、前
    記退避回転位置を定めることを特徴とするシート状媒体
    整合装置。
  19. 【請求項19】シート状媒体に画像形成を行なう画像形
    成手段及びこの画像形成されたシート状媒体を搬送する
    搬送手段を有する画像形成装置において、 請求項1乃至18の何れか1つに記載のシート状媒体整
    合装置を具備していることを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】シート状媒体に後処理を行なう後処理手
    段及びこの後処理されたシート状媒体を搬送する搬送手
    段を有するシート状媒体後処理装置において、 請求項1乃至18の何れか一つに記載のシート状媒体整
    合装置を具備していることを特徴とするシート状媒体後
    処理装置。
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