JP2008203512A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙詰まり発生時に用紙位置や定着器温度によって表示部への用紙詰まり処理手順を変更することにより、紙詰まり処理のユーザビリティが向上した画像形成装置を提供する。
【解決手段】情報を報知する表示部と、搬送路上の用紙を検出するセンサと、定着器の温度を検知する温度検出手段と、用紙詰まりを判断する制御手段とを有する画像形成装置であって、前記表示部には、温度の情報を含む用紙の取り除き手順を示す第一の表示と、温度の情報を含まない用紙の取り除き手順を示す第二の表示のいずれかが表示され、前記制御手段が用紙詰まりであると判断した場合に、前記表示部に表示される第1の表示と第2の表示のいずれを表示すべきかを判断することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関する。
従来、現像剤即ちトナーをプリント用紙に定着させることでメモリ上に記憶されているイメージ画像を可視化する画像形成装置は、レーザビームプリンタ装置や複写装置などに代表されるように、その記録装置の静粛性などから広く利用されている。
画像形成装置におけるプリント動作は、例えば特許文献1にあるように公知の電子写真技術即ち露光、現像、転写のプロセスを経て、用紙上にトナーで画像データを可視化し、最後にトナーを該用紙上に定着させることにより行われる。
図2は、このような画像形成装置の一例を示す概略構成図である。同図おいて、400は画像形成装置として電子写真式のプリンタである。画像形成装置400において、401は静電潜像担持体である感光ドラムである。感光ドラム401の上方には、感光ドラム401の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ402が、その表面に当接するように設けられている。帯電ローラ402の、当接位置より感光ドラム401の回転方向下流側の帯電された表面には、発光手段によって光ビーム403が照射されるようになっている。
該発光手段は、光ビーム403を発する半導体レーザ404と、平行光に偏光するコリメータレンズ405と、前記感光ドラム401の表面に走査せしめるポリゴンミラー406と、更に該表面でスポットを形成するよう調整する光学レンズ408から構成さる。
ポリゴンミラー406は、スキャナモータ407によって定速制御されている。更に、画像データに応じて光ビーム403を照射することにより、前記感光ドラム401の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、光ビーム403の照射位置よりも更に感光ドラム401の回転方向下流側で感光ドラム401に当接するように配設された現像装置409によって、トナー像として現像される。このトナー像は、感光ドラム401に対向するように配設された転写ローラ410によって転写材たる用紙P上に転写される。
この用紙Pは感光ドラム401の上流側(図2において下側)の用紙カセット500内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット500の端部には給紙ローラ411が配設されており、該給紙ローラ411が回転しながら上下に揺動し、用紙カセット500内の用紙Pをピックアップしフィードリタードローラ418により一番上の用紙が1枚のみ搬送路へ送り込まれる。給紙ローラ411と転写ローラ410との間の搬送路には、用紙Pの斜行補正および感光ドラム401上の画像形成と用紙搬送との同期をとるためのレジストローラ412が配設されている。
このレジストローラ412は、上述した転写位置へ所定のタイミングで用紙Pを送り込む。給紙ローラ411、レジストローラ412および感光ドラム401の上流側にある搬送路は、本画像形成装置400の給紙部を構成する。なお、レジストローラ412と給紙ローラ411との間には、レジスト紙有無検知センサ413が配設されており、用紙Pの有無を検知するようになっている。
未定着トナー像を転写された用紙Pは、更に感光ドラム401の下流側(図2において左側)の定着器450へ搬送される。該定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ414と該定着ローラ414に圧接するように配設された加圧ローラ415で構成される。そして、サーミスタ451により定着ローラの温度を所定プリント温度に制御し、転写部から搬送されてきた用紙Pを上記定着ローラ414と加圧ローラ415との圧接部にて加圧しながら加熱することで、用紙P上の未定着トナー像を定着せしめる。圧接部の下流側には該圧接部から用紙Pが搬送されることを確認する排紙紙有無検知センサ416が配設されている。更に、該排紙紙有無検知センサ416の下流側には、排紙ローラ417が配設されており、該排紙ローラ417は定着された用紙Pを排出する。
画像形成装置で紙詰まりが検知されたときは、画像形成装置の操作部上の表示部600に、画像形成装置に残った用紙の処理手順を表示して、紙詰まり処理のユーザビリティの向上を図っている。例えば、レジスト紙有無検知センサ413に用紙がある場合には右ドア700を開けて用紙を取り除くように表示し、排紙紙有無検知センサ416に用紙がある場合は左ドア701を開けて用紙を取り除くように表示する。
また、構成部材には高温となる部材、例えば定着ローラ414と加圧ローラ415とその近傍部材があり、紙詰まり処理時には、高温となった構成部材にユーザが触れると問題であることから、その近傍に「高温注意」と記されたラベルが貼付されている。そこで、安全に使用可能な装置提供の為に装置内部の発熱部分における温度状態の変化をユーザに通知する方法として、発熱部材の温度をユーザの目視可能な位置に温度表示材を備える、又は温度状態を表示部に表示するといった方法が提案されている。例えば、特許文献2、特許文献3参照。
特開平10−114121号公報 特開2002−14556号公報 特開平11−119609号公報
しかしながら、温度に関する専用の温度表示材を備えるとコストアップが懸念される。また表示部に温度に関する情報の表示を行うと、用紙詰まり処理手順に関する表示部分が少なくなってしまい、ユーザビリティの低下が懸念される。更に、ユーザに多くの情報を表示する為に表示部の拡大化を行うと同様にコストアップが懸念される。
そこで本発明は、用紙詰まり発生時に用紙位置や定着器温度によって表示部への用紙詰まり処理手順を変更することにより、紙詰まり処理のユーザビリティが向上した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するため、以下の構成を備えるものである。
(1)情報を報知する表示部と、搬送路上の用紙を検出するセンサと、
定着器の温度を検知する温度検出手段と、前記センサの検出結果に応じて用紙詰まりを判断する制御手段とを有する画像形成装置であって、
前記表示部には、温度の情報を含む用紙の取り除き手順を示す第一の表示と、温度の情報を含まない用紙の取り除き手順を示す第二の表示のいずれかを表示でき、
前記制御手段は、前記用紙詰まりであると判断した場合に、
前記表示部に表示される前記第一の表示と前記第二の表示のいずれを表示すべきかを判断することを特徴とする画像形成装置。
以上説明したように、本発明によれば、用紙詰まり発生時に、用紙位置の判断結果や定着器の温度検知結果により用紙詰まり処理手順を変更することにより、ユーザの用紙詰まり処理のユーザビリティの向上を図ることが可能となる。また、用紙詰まり処理時に高温となる部材に触れることのない用紙からの処理手順を示すことにより、高温部材に対するユーザの安全性の向上を図ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図2は本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。
図2に示す画像形成装置400において、401は静電潜像担持体である感光ドラムである。感光ドラム401の上方には、感光ドラム401の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ402が、その表面に当接するように設けられている。
帯電ローラ402の、当接位置より感光ドラム401の回転方向下流側の帯電された表面には、発光手段によって光ビーム403が照射されるようになっている。該発光手段は、光ビーム403を発する半導体レーザ404と、平行光に偏光するコリメータレンズ405と、前記感光ドラム401の表面に走査せしめるポリゴンミラー406と、更に該表面でスポットを形成するよう調整する光学レンズ408から構成される。ポリゴンミラー406は、スキャナモータ407によって定速制御されている。
更に、画像データに応じて光ビーム403を照射することにより、前記感光ドラム401の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、光ビーム403の照射位置よりも更に感光ドラム401の回転方向下流側で感光ドラム401に当接するように配設された現像装置409によって、トナー像として現像される。このトナー像は、感光ドラム401に対向するように配設された転写ローラ410によって転写材たる用紙P上に転写される。
この用紙Pは感光ドラム401の上流側(図2において下側)の用紙カセット500内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット500の端部には給紙ローラ411が配設されており、該給紙ローラ411が回転しながら上下に揺動し、用紙カセット500内の用紙Pをピックアップしフィードリタードローラ418により一番上の用紙が1枚のみ搬送路上へ送り込まれる。
給紙ローラ411と転写ローラ410との間の搬送路には、用紙Pの斜行補正および感光ドラム401上の画像形成と用紙搬送との同期をとるためのレジストローラ412が配設されている。このレジストローラ412は、上述した転写位置へ所定のタイミングで用紙Pを送り込む。給紙ローラ411、レジストローラ412および感光ドラム401の上流側にある搬送路は、本画像形成装置400の給紙部を構成する。
なお、レジストローラ412と給紙ローラ411との間には、レジスト紙有無検知センサ413が配設されており、用紙Pの有無を検知するようになっている。
未定着トナー像を転写された用紙Pは、更に感光ドラム401の下流側(図2において左側)の定着器450へ搬送される。該定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ414と該定着ローラ414に圧接するように配設された加圧ローラ415で構成される。そして、サーミスタ451により定着ローラの温度を所定プリント温度に制御し、転写部から搬送されてきた用紙Pを上記定着ローラ414と加圧ローラ415との圧接部にて加圧しながら加熱することにより、用紙P上の未定着トナー像を定着せしめる。圧接部の下流側には該圧接部から用紙Pが搬送されることを確認する排紙紙有無検知センサ416が配設されている。更に、該排紙紙有無検知センサ416の下流側には、排紙ローラ417が配設されており、該排紙ローラ417は定着された用紙Pを排出する。
図3に示すように、画像形成装置はプリンタコントローラ302とエンジンコントローラ303を有している。プリンタコントローラは、ホストコンピュータ301から送られて来た所定の記述言語の画像情報を受信して展開し、これを各色成分が8ビットで構成されるC、Y、M、Bkの画像信号として出力し、エンジンコントローラは主にメカニカル制御を行う。エンジンコントローラにはエンジンの制御を行うCPU305を搭載して、上述した画像形成ユニットを制御し画像形成動作を行う。プリンタコントローラ302とエンジンコントローラ303との間には、画像信号以外にも種々の制御信号が授受される。また、プリンタコントローラ302とエンジンコントローラ303は通信ラインを介して制御信号を交換し、相互にその動作を同期させている。そして、プリンタコントローラ302は必要に応じて表示部600を介して、ユーザへのプリンタ状態報知を行っている。
(画像形成装置の用紙詰まり検出)
画像形成装置400での用紙詰まり検出方法について図2を用いて説明する。画像形成装置400の電源投入後にレジスト紙有無検知センサ413、または排紙紙有無検知センサ416からの出力に応じて用紙があると判断される場合に紙詰まり有りと判断する。なお、判断はエンジンコントローラ303(CPU305)で実行される。画像形成動作中の用紙詰まりは以下のような場合がある。
用紙カセット500内の用紙Pをピックアップ後、所定時間内にレジスト紙有無検知センサ413に用紙Pが到達しない場合や、用紙Pがレジスト紙有無検知センサ到達後に用紙Pの搬送方向の距離分進む時間が経過しても該センサが用紙無しに変化しない場合。また、用紙Pがレジスト紙有無検知センサ413到達後に所定時間経過しても排紙紙有無検知センサ416に用紙が到達しない場合。更に、排紙紙有無検知センサ416に用紙が到達後、用紙Pの搬送方向の距離分進む時間が経過しても排紙紙有無検知センサ416が用紙無しに変化しない場合に用紙詰まりと判断する。
用紙詰まりを検出した場合には直ちに画像形成動作を中止し、表示部600に用紙詰まり発生を表示し、ユーザに用紙詰まり処理を促す。レジスト紙有無検知センサ413で検知した用紙は右ドア700を開けることで用紙詰まり処理が可能で、排紙紙有無検知センサ416で検知した用紙は左ドア701を開けることで用紙詰まり処理が可能である。排紙紙有無検知センサ416付近には定着器450があり、近傍の構成部材(発熱部分H)は高温となる為、ユーザが触れないように注意を促す必要がある。
(画像形成装置の用紙詰まり処理手順制御方法)
用紙詰まり処理手順制御方法について、図6、図7、図9、図10、図1を用いて説明する。
図6はレジスト紙有無検知センサ413付近で用紙詰まりが発生した際の画像形成装置400の例である。この場合は右ドア700を開けることにより用紙詰まり処理が可能であり、用紙詰まり処理を行う際には発熱部分Hに触れることなく作業可能な例である。
図7は排紙紙有無検知センサ416付近で用紙詰まりが発生した際の画像形成装置400の例である。この場合は左ドア701を開けることにより用紙詰まり処理が可能であり、用紙詰まり処理を行う際には発熱部分Hに触れる可能性がある例である。
図9は用紙詰まり発生時に表示部600に表示する表示例の一つである。用紙詰まりが発生したことを示す情報と、用紙詰まり処理手順のため、右ドア700を開ける必要があるという説明と、右ドア700の位置をアニメーション表示している(第二の表示)。
図10(a)は用紙詰まり発生時に表示部600に表示する表示例の一つである。用紙詰まりが発生したことを示す情報と、用紙詰まり処理手順のため左ドア701を開ける必要があるという説明、更に左ドア701の位置をアニメーション表示している(第二の表示)。
図10(b)は用紙詰まり発生時に表示部600に表示する表示例の一つである。用紙詰まりが発生したことを示す情報と、用紙詰まり処理手順のため左ドア701を開ける必要があるという説明、更に用紙詰まり処理時に高温に注意する必要があることを表示している(第一の表示)。
次に、本発明の特徴である用紙詰まり処理手順制御フローについて図1のフローチャートを用いて説明する。
まず図6で示す用紙詰まり発生例について説明する。用紙搬送センサ(本実施例の構成では、レジスト紙有無検知センサ413、排紙紙有無検知センサ416)により用紙詰まり位置を判断する(S1100)。図6の用紙詰まり発生例では、レジスト紙有無検知センサ413のみにより用紙を検知しており、高温となる発熱部分に触らずに用紙詰まり処理可能と判断する(S1101)。よって温度情報を含まない用紙取り除き手順を表示部600に表示する(S1102)。表示部600の表示例を図9に示す。用紙詰まりが発生したことを示す情報と、用紙詰まり処理手順のため右ドア700を開ける必要がある説明、更に右ドア700の位置をアニメーション表示し、ユーザの用紙詰まり処理のユーザビリティの向上を図っている。
次に図7で示す用紙詰まり発生例について説明する。用紙搬送センサ(レジスト紙有無検知センサ413、排紙紙有無検知センサ416)により用紙詰まり位置を判断する(S1100)。図7の用紙詰まり発生例では、排紙紙有無検知センサ416により用紙を検知しており、高温となる発熱部分に触れる可能性があると判断する(S1101)。次にサーミスタ451により定着器450の温度検出する(S1103)。検知温度が所定温度(例えばプリント温度−100℃)以下の場合は、用紙詰まり発生後の時間経過によって、高温となる発熱部分Hの温度も安全な温度まで低下していると判断し、温度情報を含まない用紙詰まり処理手順を表示部600に表示する(S1102)。表示部600の表示例を図10(a)に示す。用紙詰まりが発生したことを示す情報と、用紙詰まり処理手順のため左ドア701を開ける必要がある説明、更に左ドア701の位置をアニメーション表示し、ユーザの用紙詰まり処理のユーザビリティの向上を図っている。
所定温度以上を検知した場合は、温度情報を含む用紙詰まり処理手順を表示部600に表示する(S1105)。表示部600の表示例を図10(b)に示す。用紙詰まりが発生したことを示す情報と、用紙詰まり処理手順のため左ドア701を開ける必要がある説明、更に左ドア701の位置をアニメーション表示する替わりに、用紙詰まり処理時に高温に注意する必要があることを表示し、安全性の向上を図っている。
本実施例の制御によって、用紙詰まり処理手順の表示を選択することにより、用紙詰まり処理のユーザビリティの向上を図ること、高温部材に対するユーザの安全性の向上を図ることが可能となる。また、用紙詰まり処理手順を変更する条件としては、用紙位置と検知温度による条件に限定されるものではなく、検知温度のみにより用紙詰まり処理手順を選択する制御としても良い。
なお上記の所定温度は、所定温度=プリント温度−100℃であり、このプリント温度とは定着器の構成や用紙の種類によって適宜設定される温度である。
図4で示す制御フローは、実施例1で説明した用紙詰まり処理手順制御フロー(図1)から、用紙搬送センサ検知による発熱部分に触らずに用紙詰まり処理可能であるか否かという処理を除いた制御フローである。制御フローの詳細説明は図1と同じであるため省略する。図4の制御フロー例においても、同様に用紙詰まり処理のユーザビリティの向上を図ること、高温部材に対するユーザの安全性の向上を図ることが可能となる。
本実施形態では、前記実施例1に示された画像形成装置において、複数の用紙詰まりが発生した場合における用紙詰まり処理手順の表示制御方法についての動作例を説明する。
本実施形態においても、第1の実施形態で、図2、図3を参照して説明した画像形成装置のシステム構成が使用される。従って、画像形成装置及び画像形成動作の説明は第1の実施形態を援用し、ここでは再度の説明は省略する。
(画像形成装置の用紙詰まり処理手順制御方法)
処理手順制御方法について、図8、図9、図10、図5を用いて説明する。
図8は用紙P1、用紙P2を連続プリント中に定着ローラ414付近で先行用紙P1の用紙詰まりが発生した例である。用紙P1の用紙詰まり発生により、画像形成装置400は画像形成動作を中断し、後続用紙P2も感光ドラム401付近で停止していることを示している。この時、用紙P1は排紙紙有無検知センサ416付近で用紙詰まりを発生しており、左ドア701を開けることにより用紙詰まり処理が可能であり、用紙詰まり処理を行う際には高温部分Hに触れる可能性がある例である。用紙P2はレジスト紙有無検知センサ413付近で停止しており、右ドア700を開けることにより用紙詰まり処理が可能であり、用紙詰まり処理を行う際には高温部分Hに触れることなく作業可能な例である。
図9、図10の用紙詰まり発生時の表示部600への表示例は実施例1と同様であり説明は省略する。
本発明の特徴である用紙詰まり処理手順制御フローについて図5のフローチャート用いて、図8で示す用紙詰まり発生例について説明する。用紙搬送センサ(本実施例の構成においてもレジスト紙有無検知センサ413、排紙紙有無検知センサ416)により用紙詰まり位置を判断する(S1200)。用紙P1は排紙紙有無検知センサ416により検知される為、高温部分Hに触らずに用紙詰まり処理可能とは判断しない。用紙P2はレジスト紙有無検知センサ413により検知されるため、高温部分Hに触らずに用紙詰まり処理可能と判断する。
よって、発熱部分に触らずに用紙詰まり処理可能な用紙があると判断し(S1201)、用紙P2に対する温度情報を含まない用紙取り除き手順を表示部600に表示する。表示例を図9に示す。次に、全ての用紙が取り除かれたかを調べる(S1203)。全ての用紙が取り除かれたか否かは用紙搬送センサ(レジスト紙有無検知センサ413、排紙紙有無検知センサ416)に全て用紙が検知されないことで判断する。図9で示す指示により用紙P2が取り除かれたと仮定し、次に、残用紙P1に対する説明を行う。
全ての用紙が取り除かれていない場合は、再度用紙搬送センサ(レジスト紙有無検知センサ413、排紙紙有無検知センサ416)により、再び用紙位置を判断する。用紙P1は排紙紙有無検知センサ416で検知可能であることから、用紙が高温部分Hに近く、用紙詰まり処理時にユーザが発熱部分に触れる恐れがある。用紙P2は既に取り除かれている為、レジスト紙有無検知センサ413において用紙は検知されず、発熱部分に触らずに用紙詰まり処理可能な用紙は無いと判断する。
次にサーミスタ451により定着器450の温度を検知し(S1204)、検知温度が所定温度未満である場合は、温度情報を含まない用紙P1取り除く手順を表示する(S1202)(図10(a))。そして、所定温度以上である場合は、温度情報を含む用紙P1取り除き手順を表示する(S1206)(図10(b))。
以上説明したように、本発明によれば、発熱部分に触らずに用紙詰まり処理可能な用紙を優先して用紙詰まり処理を行うことにより、発熱部分に触れる可能性のある用紙詰まり処理時には、時間経過により発熱部分の温度低下を狙う効果がある。その結果、ユーザの用紙詰まり処理の安全性を向上させることが可能となる。
本実施形態では、前記実施例1、2に示された画像形成装置において、ユーザの安全性をより向上させる用紙詰まり処理手順制御方法についての動作例を説明する。
本実施形態においても、第1の実施形態で、図2、図3を参照して説明した画像形成装置のシステム構成が使用される。従って、画像形成装置及び画像形成動作の説明は第1の実施形態を援用し、ここでは再度の説明は省略する。また、用紙詰まり発生時の制御フローもついても図1及び図4を援用し説明を省略する。
実施例1、2では高温部分Hに触らずに用紙詰まり処理可能とは判断しない場合の表示部600の表示例として図10(b)の例を説明した。本実施例では、図10(b)の替わりに図11の表示例を表示部600に表示する(第一の表示)。図11は用紙詰まりが発生したことを示す情報と、機内が高温になっているため、用紙詰まり処理をユーザに待機させる為の説明を表示している。
前記実施例1、2では用紙詰まり処理手順を表示していたが、本実施例ではユーザが安全に用紙詰まりを処理可能な機内温度に低下するまでユーザの用紙詰まり処理を待機させる手順を表示している。よってユーザの用紙詰まり処理時の安全性を向上させることが可能となる。表示例の図11ではユーザに待機させる時間は“3分”という表示例を示している。この時間は3分に限定されるものではなく、別の固定時間を用いても良い。サーミスタ451による検知温度から求める方法としても良い。さらには連続プリント時間と、停止時間から高温部分Hの昇温を予測する方法でも良い。
例えば、プリント時間 × A − 停止時間 × B + C [sec]という計算式で予測して求める。(A,B,Cの各係数は、プリント温度、構成部材の熱容量等で決定される。)
以上説明したように、本発明によれば、用紙位置の判断結果や定着器の温度検知結果により用紙詰まり処理手順を変更することにより、ユーザの用紙詰まり処理の安全性を向上させることが可能となる。
なお、本発明では、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することでも達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現される。また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
また、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードがネットワークを介して配信されることにより、システム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納される。そして、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、達成されることは云うまでもない。
第1の実施形態におけるフローチャート 画像形成装置の概略図 画像形成装置構成要素のブロック図 第1の実施形態におけるフローチャート2 第2の実施形態におけるフローチャート 第1の実施形態における用紙詰まり発生時の画像形成装置の概略図1 第1の実施形態における用紙詰まり発生時の画像形成装置の概略図2 第2の実施形態における用紙詰まり発生時の画像形成装置の概略図 第1、2の実施形態における表示部の表示例を示す図1 第1、2の実施形態における表示部の表示例を示す図2 第3の実施形態における表示部の表示例を示す図
符号の説明
301 ホストコンピュータ
302 プリンタコントローラ
303 エンジンコントローラ
305 CPU(制御手段に対応)
400 画像形成装置
401 感光ドラム
402 帯電ローラ
403 光ビーム
404 半導体レーザ
405 コリメータレンズ
406 ポリゴンミラー
407 スキャナモータ
408 光学レンズ
409 現像装置
410 転写ローラ
411 給紙ローラ
412 レジストローラ
413 レジスト紙有無検知センサ
414 定着ローラ
415 加圧ローラ
416 排紙紙有無検知センサ
417 排紙ローラ
418 フィードリタードローラ
450 定着器
451 サーミスタ(温度検出手段に対応)
500 用紙カセット
600 表示部
700 右ドア
701 左ドア

Claims (7)

  1. 情報を報知する表示部と、搬送路上の用紙を検出するセンサと、
    定着器の温度を検知する温度検出手段と、前記センサからの出力に応じて用紙詰まりを判断する制御手段とを有する画像形成装置であって、
    前記表示部には、温度の情報を含む用紙の取り除き手順を示す第一の表示と、温度の情報を含まない用紙の取り除き手順を示す第二の表示のいずれかを表示でき、
    前記制御手段は、前記用紙詰まりであると判断した場合に、
    前記表示部に表示される前記第一の表示と前記第二の表示のいずれを表示すべきかを判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記温度検出手段により、所定温度以上を検出した場合に、第一の表示を選択し、所定温度未満を検出した場合に、第二の表示を選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記用紙詰まりであると判断された用紙を取り除く際に、ユーザが発熱部分に触れる可能性があると判断した場合に、第一の表示を選択し、前記可能性が無いと判断した場合には、第二の表示を選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記温度検出手段により所定温度以上を検出し、かつ前記用紙詰まりであると判断された用紙を取り除く際に、ユーザが発熱部分に触れる可能性があると判断した場合に、前記第一の表示を選択し、前記温度検出手段により、所定温度未満を検出した場合、あるいは前記用紙詰まりであると判断された用紙を取り除く際に、ユーザが発熱部分に触れる可能性が無いと判断した場合に前記第二の表示を選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記第一の表示における温度の情報は、ユーザが発熱部分に触れる可能性があることを含む情報であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  6. 前記第一の表示における温度の情報は、用紙取り除き可能になるまでの時間を含む情報であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  7. 前記用紙詰まり検出手段と、前記センサにより、
    画像形成装置内に複数の用紙詰まりが発生していると判断された場合に、
    前記制御手段が、第二の表示に係る用紙がある場合には、第二の表示を優先して前記表示部に表示することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の画像形成装置。
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JP2017120294A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 株式会社沖データ 画像形成装置
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