JP2018043854A - シート給送装置、画像読取装置、画像形成装置及び綴じられたシートの検出方法 - Google Patents

シート給送装置、画像読取装置、画像形成装置及び綴じられたシートの検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステイプル・シートを精度良く検出できるシート給送装置を提供する。【解決手段】シート給送装置は、シートを搬送路に給送する給送ローラと、前記給送ローラにより給送されたシートの最上面のシートを搬送方向の下流側に搬送し、前記最上面以外のシートの搬送を阻止する分離手段と、前記搬送方向と交差する第1光路を有し、前記第1光路が遮られたことを検出する第1検出手段と、前記搬送方向の第2光路を有し、前記第2光路が遮られたことを検出する第2検出手段と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、積載された複数枚のシートを1枚ずつ分離して給送するシート給送技術に関する。
積載されたシートを1枚ずつ分離して給送するシート給送装置は、例えば、複写機、スキャナー、ファクシミリ等の画像読取装置又は画像形成装置において使用される。しかしながら、このようなシート給送装置に、ステイプル等で綴じられたシート(以下、ステイプル・シートと称する)がセットされ、そのまま搬送されると、シートの破損等が生じる場合がある。
特許文献1は、シートの搬送方向に対して後端側の複数箇所で綴じられたシートを検出するための構成を開示している。具体的には、後端側の複数箇所で綴じられたシートを給送すると、シートの後端部が持ち上がるため、特許文献1は、後端部の持ち上がりをセンサで検出し、これにより綴じられたシートを検出している。
特開2007−137655号公報
特許文献1は、後端側の持ち上がりによりシートがコの字型になることを前提とし、持ち上がりを検出するセンサは、装置の上方に向けて赤外光を照射している。しかしながら、シートの持ち上がりにより、シートがコの字型にならない場合もあり、この様な場合、綴じられたシートを検出できない。
本発明は、綴じられたシートを精度良く検出できるシート給送装置、画像読取装置、画像形成装置及び綴じられたシートの検出方法を提供するものである。
本発明の一側面によると、シート給送装置は、シートを1枚ずつ分離して搬送する分離手段と、前記シートの搬送方向と交差する第1光路を有し、前記第1光路が遮られたことによって綴じられたシートを検出する第1検出手段と、前記搬送方向に第2光路を有し、前記第2光路が遮られたことによって綴じられたシートを検出する第2検出手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によると、綴じられたシートを精度良く検出できる。
一実施形態による画像読取装置の構成図。 一実施形態によるシート給送装置の構成図。 一実施形態による分離部周辺の斜視図。 一実施形態によるステイプル・シートを検出した状態を示す斜視図。 一実施形態によるステイプル・シートを検出した状態を示す斜視図。 一実施形態によるステイプル・シートを検出した状態を示す断面図。 一実施形態によるステイプル・シートを検出した状態を示す斜視図。 一実施形態によるステイプル・シートを検出した状態を示す断面図。 一実施形態によるシート給送装置の制御構成を示す図。 一実施形態による給送制御のフローチャート。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。なお、以下の説明において上流側、下流側、先端、後端は、シートの搬送方向に対するものとする。
図1は、本実施形態における画像読取装置100の断面図である。画像読取装置100は、読取り対象の原稿D(以下、シートと呼ぶ。)の画像を読み取る画像読取部110と、画像読取部110へシートを給送する原稿給送部120と、を備えている。原稿の読み取り方式には、ユーザが原稿台ガラス10に置いたシートを読み取る「固定読み」方式と、原稿給送部120が流し読みガラス20上へ搬送したシートを読み取る「流し読み」方式とがある。本実施形態の画像読取装置100は、これら両方式での読み取りが可能となっている。
原稿給送部120は、ヒンジ等の開閉支持部材(不図示)によって画像読取部110に対して図1の奥側を中心に回動可能に支持されている。「固定読み」方式の場合、ユーザは、原稿給送部120を図1の奥側に回動させて、原稿台ガラス10にシートを載置する。原稿給送部120を閉じるとことで、このシートは、原稿台ガラス10上に固定される。その状態で、読取走査ユニット50を、原稿台ガラス10の下方において走査方向(矢印Hの方向)に移動させて、シートの画像を読み取る。
一方、「流し読み」方式の場合、ユーザによって原稿トレイ30に載置されるシートをピックアップローラ(給送ローラ)31で引き込み、分離ローラ32とリタードローラ33で構成される分離部にシートを給送する。分離部は、ピックアップローラ31にて複数枚のシートが給送されたとしても、その最上面のシートを下流側へと搬送する。そして、レジセンサS1がシートの先端を検出すると、レジストローラ対34の回転を停止させて、シートの斜行を矯正する。レジストローラ対34にて斜行が矯正されたシートは、搬送路PS1を通って流し読みガラス20上へと搬送される。そして、リードセンサS2で検知される読み取りタイミングに合わせて、流し読みガラス20の読取位置の下方で停止している読取走査ユニット50がシートの画像を読み取る。このとき、シートは、所定の回転数で回転するプラテンローラ35によって流し読みガラス20の上面から浮き上がり量を規制された状態で搬送される。
また、プラテンローラ35の上流側及び下流側にはそれぞれリードローラ対36、37が設けられており、シートは読取走査ユニット50によって画像が読み取られながらリードローラ対36、37によって搬送される。シートの片面のみを読み取る場合、画像が読み取られたシートは、リードローラ対37によって反転排出ローラ対38へ搬送され、原稿排出部39へ排出される。一方、シートの両面を読み取る場合は、1面目を読み取った後、シートを排出中の反転排出ローラ対38を停止させ、その後逆回転させてシートを装置へ引き戻す。そして、フラッパ40にて搬送先を反転搬送路PS2に切り替えることでシートを再度搬送路PS1内に送り込み、読取走査ユニット50によって2面目を読み取る。
読取走査ユニット50は、幅方向に延びる光源から原稿に光を照射し、その反射光を検出することによってシートの画像を読み取る。なお、幅方向とは、シートの搬送方向に直交する方向である。読取走査ユニット50は、駆動ベルト54に固定され、駆動モータ55の駆動力が駆動ベルト54を介して伝達されることでガイド軸56に沿って矢印H方向に移動可能となっており、原稿台ガラス10の下面を走査可能となっている。ここで、駆動モータ55には、ステッピングモータやDCモータ等が用いられる。
以下では、上述した原稿給送部120に対応する、本実施形態によるシート給送装置について説明する。図2は、シート給送装置の断面図である。ピックアップローラ31は、原稿トレイ30に積載されたシートを下流側に向けて送り出す。ピックアップローラ31の下流側には、フィードローラ32とリタードローラ33とが設けられている。上述した様に、フィードローラ32とリタードローラ33は、分離部を構成している。フィードローラ32は、ピックアップローラ31から搬送されてきたシートの最上面のシートを更に下流側へと搬送する。リタードローラ33は、フィードローラ32の下方において、フィードローラ32に付勢され、ピックアップローラ31から送られてきたシートの最上面以外のシートの搬送を阻止する。なお、フィードローラ32の下流側には、分離後のシートを検出する分離後センサS7が設けられる。また、シート検知センサS3は、原稿トレイ30にシートが積載されているか否かを検出する。なお、原稿トレイ30には、搬送方向に沿って、図示しない複数のセンサが設けられており、原稿トレイ30に積載されたシートの搬送方向のサイズを検出する。
フィードローラ32により下流側に搬送されたシートは、レジストローラ対34にその先端が突き当てられ、これによりシートの斜行が補正される。また、レジストローラ対34は、読み取りタイミングに合わせてシートを下流側へと送り出す。レジセンサS1は、フィードローラ32とレジストローラ対34との間に配置され、フィードローラ32から送られてきたシートを検出する。重送検知センサS4は、フィードローラ32と、リタードローラ33とのニップ部の下流近傍に設けられ、シートの重送を検出する。
さらに、シート給送装置は、ピックアップローラ31の上流側の近傍に第1異常検知センサS5を備えている。第1異常検知センサS5は、光を発する発光部と、発光部からの光を受光する受光部を有する。なお、発光部及び受光部は、シートの搬送面の上方において、発光部から受光部に至る光路が幅方向(搬送方向と直交する方向)となる様に互いに対向する位置に設けられる。しかしながら、光路の方向は幅方向に限定されず、搬送方向と交差する方向であれば良い。これにより、シートが持ち上がって発光部からの光を遮ると、受光部は光を検出しなくなり、第1異常検知センサS5は、シートの持ち上がりを検出することができる。
さらに、シート給送装置は、ピックアップローラ31の上流側近傍で、原稿トレイ30の上方に反射型の第2異常検知センサS6を備えている。第2異常検知センサS6は、搬送方向の上流側に向けて光を発し、当該光の反射光を受光する。正常時には、第2異常検知センサS6が発する光を反射する対象物が存在しないため、第2異常検知センサS6は光を受光しない。しかしながら、例えば、搬送異常により、シートの後端が持ち上がり、原稿の持ち上がった部分が、第2異常検知センサS6の検出範囲内に入ると、第2異常検知センサS6は反射光を受光する様になる。これにより、第2異常検知センサS6は、原稿の持ち上がりを検出することができる。なお、図2において、参照符号41は、シート給送装置のカバーである。本実施形態において、カバー41は、第2異常検知センサS6に対して原稿トレイ30とは反対側において、第2異常検知センサS6の検出範囲の全体を覆う様に設けられる。
なお、本実施形態において、ピックアップローラ31は上下方向に昇降可能な様に構成される。図2は、シート給送のため、ピックアップローラ31を下降させた状態を示している。図2の状態において、ピックアップローラ31は、原稿トレイ30に積載されたシートに当接して、原稿の送り出しを行う。図3に、シート給送装置の斜視図を示す。
原稿トレイ30にステイプル・シートが積載され、このステイプル・シートの綴じ枚数が多い場合、搬送抵抗が大きいためピックアップローラ31により搬送されずノーピックとして搬送停止される。しかしながら、ステイプル・シートの綴じ枚数が少ない場合、このステイプル・シートは分離部まで搬送される。ステイプル・シートが分離部の作用によりどの様な挙動を示すかは、原稿の綴じパターンにより異なる。以下では、綴じパターンとして、4つの代表的なパターンについて述べる。
<パターン1>
パターン1は、シートの先端側の2ヶ所以上で綴じられている綴じパターンである。パターン1の場合、綴じられた先端側を分離部は物理的に分離できず、よって、重送状態になる。
<パターン2>
パターン2は、先端側の角部の1ヶ所で綴じられている綴じパターンである。パターン2の場合、分離部において、最上位の原稿は、綴じ位置を中心に回転する様に送り出される。このとき、最上位の原稿は、綴じ位置の角部から、その対角線上にある後端側の角部に渡って上側に突出するようなループ状になる。
<パターン3>
パターン3は、シートの後端側の2ヶ所以上で綴じられている綴じパターンである。パターン3の場合、分離部により最上位のシートのみが下流側へと搬送され、その他のシートの搬送が阻止される。シートは後端側の端部の複数位置で綴じられているため、最上位のシートが搬送されるに従い、綴じられている後端部が全体的に持ち上げられることになる。
<パターン4>
パターン4は、後端側の角部の1ヶ所で綴じられている綴じパターンである。パターン4の場合、分離部により最上位のシートのみが下流側へと搬送され、その他のシートの搬送が阻止される。シートは後端側の角部で綴じられているため、綴じられている角部が持ち上げられる。
まず、パターン1の場合、上述した様に、分離部を通過したとしても、重送センサS4が重送を検知する。重送センサS4が重送を検知すると、シート給送装置は、搬送制御を停止し、重送状態になったことをユーザに通知する。
図4は、パターン4の状態を第1異常検知センサS5が検出する様子を示している。上述した様に、パターン4では、後端側の一方の角部が持ち上がる。これにより、シートは、第1異常検知センサS5の光路を遮り、よって、ステイプル・シートを検出することができる。なお、パターン2においても、後端側の一方の角部が持ち上がるため第1異常検知センサS5により検出できる。第1異常検知センサS5がステイプル・シートを検出すると、シート給送装置は搬送制御を中止しユーザに通知する。搬送制御を停止することで、ステイプル・シートの破損を防ぐことができる。
図5は、パターン3の状態において、第2異常検知センサS6がシート後端部の跳ね上がりを検出する前の状態であり、図6は、図5に対応する断面図である。また、図7は、パターン3の状態において、第2異常検知センサS6がシート後端部の跳ね上がりを検出した状態であり、図8は、図7に対応する断面図である。図6において、シートの後端部はカバー41に突き当たっており、シートの先端からカバー41に突き当たった後端に向けてシートは緩やかに持ち上がっている。上述した様に、カバー41は、シートの搬送方向において第2異常検知センサS6の検出範囲外までを覆っているため、図6の状態において、第2異常検知センサS6ではシートの後端は検出されない。一方、図7及び図8において、シートの後端部はカバー41によって持ち上がりが抑えられた状態で搬送方向に搬送され、第2異常検知センサS6の検出範囲内にその後端部が位置している。これにより、第2異常検知センサS6は、綴じられたシートの後端の持ち上がりを検出する。この様に、第2異常検知センサS6の検出範囲外までを覆う様にカバー41を設けることで、第2異常検知センサS6が綴じられたシートの持ち上がりを検出するタイミングを、搬送開始後、所定期間が経過した後とすることができる。これにより、綴じられたシートではなく、後端部がZ折れした様な、後端に浮き上がりのあるシートを、綴じられたシートの持ち上がりと誤検出することを防ぐことができる。
図9は、本実施形態によるシート給送装置の制御構成図である。制御部200は、既に説明した各センサからのシートの状態等の情報を取得し、ピックアップローラ31、フィードローラ32、レジストローラ34等を駆動してシートの搬送制御を行う。
図10は、本実施形態によるシート給送装置における1枚のシートの給送処理を示すフローチャートである。制御部200は、給装を開始すると、S10で給送を開始してから所定時間内に分離後センサS7がONとなったか否かを判定する。なお、以下の説明において、センサがONとは、センサがシートを検出している状態を意味し、センサがOFFとは、センサがシートを検出していない状態を意味する。給送を開始してから所定時間内に分離後センサS7がONにならないと(S10のNo)、制御部200は、ピックアップ異常と判定し、S17でエラー処理を行う。ここでのエラー処理は、シート搬送制御の停止と、ユーザへのピックアップ異常の通知等である。一方、給送を開始してから所定時間内に分離後センサS7がONになると(S10のYes)、制御部200は、S11でピックアップローラ31を上昇させ、S12で、第1異常検知センサS5がONとなったかを判定する。第1異常検知センサS5がONになると(S12のYes)、制御部200は、S17でエラー処理を行う。なお、ここでのエラー処理は、シート搬送制御の停止と、ユーザへのステイプル・シートの通知等である。
さらに、制御部200は、第1異常検知センサS5がONにならなかった場合(S12のNo)、S13で重送センサS4が重送を検出したか否かを判定する。重送が検出されると(S13のYes)、制御部は、S17でエラー処理を行う。ここでのエラー処理は、シート搬送制御の停止と、ユーザへの重送の通知等である。重送センサS4が重送を検知しない場合(S13のNo)、制御部200は、S14で、分離後センサS7がONとなってから所定時間内にレジセンサS1がONになったかを判定する。分離後センサS7がONとなってから所定時間内にレジセンサS1がONにならない場合(S14のNo)、制御部は、S17でエラー処理を行う。ここでのエラー処理は、シート搬送制御の停止と、ユーザへのジャム発生の通知等である。
分離後センサS7がONとなってから所定時間内にレジセンサS1がONした場合(S14のYes)、制御部200は、S15で、第2異常検知センサS6がONであるか否かを判定する。そして、第2異常検知センサS6がONである(S15のYes)と、制御部200は、S17でエラー処理を行う。ここでのエラー処理は、シート搬送制御の停止と、ステイプル・シートの通知等である。そして、第2異常検知センサS6がONでない場合(S15のNo)、制御部200は、S16で、レジセンサS1がONとなってから所定時間内に分離後センサS7がOFFになったかを判定する。レジセンサS1がONとなったから所定時間内に分離後センサS7がOFFにならない場合(S16のNo)、制御部200は、S17でエラー処理を行う。ここでのエラー処理は、シート搬送制御の停止と、ユーザへのジャム発生の通知等である。一方、レジセンサS1がONとなってから所定時間内に分離後センサS7がOFFになる場合(S16のYes)、1枚のシートの給送及び搬送制御は終了する。なお、制御部200は、次に給送するシートが存在すると図10の処理を続けて開始する。
綴じパターンが上記パターン3である場合、シートの先端がレジストローラ対34により搬送された後に、その後端が持ち上がる。したがって、例えば、第2異常検知センサS6による検出動作の開始タイミングを、シート検出部であるレジセンサS1がONになったときとすることができる。また、上述した様に、カバー41を第2異常検知センサS6の検出範囲より、搬送方向の後方側に向けて長く突き出すように設けることで、綴じられたシートの後端部が第2異常検知センサS6の検出範囲に進入するタイミングを、Z折れシートのように浮き上がったシート後端部が第2異常検知センサS6の検出範囲に進入するタイミングよりも遅らせることができる。この場合、第2異常検知センサS6による検出動作の開始タイミングを、レジセンサS1がONになってから時間Tだけ経過したときとすることもできる。例えば、搬送トレイ30に設けられた、図示しないサイズ検出センサにより検出されたシートの搬送方向のサイズ(長さ)をLとし、シートの搬送速度をVとすると、時間Tは、
T=L/V−t
で求めることができる。ここで、tは定数であり、持ち上がったシートの後端部が第2異常検知センサS6の検出範囲内に到達するタイミングにより予め決定される。さらには、ピックアップローラ31が給送を開始したタイミングから所定時間後に第2異常検知センサS6の検出動作を開始させる構成とすることもできる。この様に、第2異常検知センサS6による検出動作の開始タイミングを制限することで、例えば、Z折れのような折れシートの浮き上がりが第2異常センサS6により検出され、これにより、ステイプル・シートによる浮き上がりであると誤検出される可能性を低減することができる。
以上の構成により、ステイプル位置に拘らず、ステイプル・シートを精度良く検出することができ、シートの破損を防止することができる。なお、分離ローラ32とレジストローラ対34との間にも、例えば、シートの持ち上がりを検出する第3異常検知センサを設ける構成とすることもできる。例えば、パターン2の場合、分離ローラ通過後、綴じられていない側の先端が持ち上がる。したがって、第3異常検知センサにより、シートの先端の持ち上がりを検出することで、より精度良くステイプル・シートを検出することができる。なお、第3異常検知センサを、反射型とする場合、光の発出方向は、搬送方向と同じ方向であっても、逆方向であっても良い。また、第3異常検知センサを、第1異常検知センサS5と同様に、異なる位置に配置された発光部と受光部を有するものとしても良い。この場合、発光部から受光部への光路は、搬送方向と交差すれば良い。
また、以上の実施形態では、綴じられたシートとして、針等の綴じ部材で綴じられた例を示したが、これに限らず、針無しで圧着によって綴じられているシートや、接着剤等で綴じられているシート等においても、本実施形態の構成を用いることで、綴じられたシートであることを精度良く検出することができる。
なお、画像読取装置に用いるシート給送装置により実施形態の説明を行ったが、本実施形態によるシート給送装置は画像形成装置に対しても使用できる。画像形成装置は、上記シート給送装置が搬送路に搬送したシートに対して画像形成を行う形成部を備えている。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
31:ピックアップローラ、32:フィードローラ、33:リタードローラ、S5:第1異常検知センサ、S6:第2異常検知センサ

Claims (18)

  1. シートを1枚ずつ分離して搬送する分離手段と、
    前記シートの搬送方向と交差する第1光路を有し、前記第1光路が遮られたことによって綴じられたシートを検出する第1検出手段と、
    前記搬送方向に第2光路を有し、前記第2光路が遮られたことによって綴じられたシートを検出する第2検出手段と、
    を備えていることを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記第1光路の方向は、前記搬送方向と直交する方向であることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記第1検出手段は、前記搬送方向と直交する方向において互いに対向する位置に設けられた発光手段と、受光手段とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. 前記第2検出手段は、前記搬送方向に光を発し、かつ、前記発した光の反射光を受光することで前記綴じられたシートを検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記第1光路及び前記第2光路は、前記シートの搬送面の上方に位置することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記第1検出手段及び前記第2検出手段は、搬送路を搬送されるシートの持ち上がりを検出することで、綴じられたシートを検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記分離手段に対して前記搬送方向の下流側に設けられ、前記分離手段を通過したシートの持ち上がりを検出する第3検出手段をさらに備えていることを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  8. シートの搬送制御を行う制御手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記第1検出手段または前記第2検出手段によって前記綴じられたシートが検出された場合、前記シートの搬送を停止するよう前記分離手段を制御することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  9. 前記分離手段へシートを給送する給送手段をさらに備えており、
    前記制御手段は、前記給送手段がシートの給送を開始してから所定時間が経過すると、前記第2検出手段に検出動作を開始させ、前記第1検出手段または前記第2検出手段によって前記綴じられたシートが検出された場合、前記シートの搬送を停止するように前記給送手段と前記分離手段とを制御することを特徴とする請求項8に記載のシート給送装置。
  10. 前記分離手段の下流側においてシートを検出するシート検出手段さらに備えており、
    前記制御手段は、前記シート検出手段がシートを検出してから所定時間が経過すると、前記第2検出手段に検出動作を開始させ、前記第1検出手段または前記第2検出手段によって前記綴じられたシートが検出された場合、前記シートの搬送を停止するように前記分離手段を制御することを特徴とする請求項8に記載のシート給送装置。
  11. 前記シートの前記搬送方向のサイズを検出するサイズ検出手段をさらに備えており、
    前記制御手段は、前記所定時間を、前記シートの前記搬送方向のサイズに基づき決定することを特徴とする請求項10に記載のシート給送装置。
  12. シートを1枚ずつ分離して搬送する分離手段と、
    前記シートの搬送方向と交差する第1光路を有し、該第1光路が遮られたことを検出する第1検出手段と、
    前記搬送方向に第2光路を有し、該第2光路が遮られたことを検出する第2検出手段と、
    前記第1検出手段または前記第2検出手段によって、前記第1光路又は前記第2光路が遮られたことが検出された場合、前記シートの搬送を停止するようシート搬送制御を行う制御手段と、
    を備えていることを特徴とするシート給送装置。
  13. 前記第1検出手段および前記第2検出手段は、前記第1光路又は前記第2光路が遮られたことによって、綴じられたシートを検出することを特徴とする請求項12に記載のシート給送装置。
  14. 前記分離手段へシート給送する給送手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1検出手段または前記第2検出手段によって、前記第1光路又は前記第2光路が遮られたことが検出された場合、シートの搬送を停止するよう前記分離手段と前記給送手段を制御することを特徴とする請求項12又は13に記載のシート給送装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置が搬送路に搬送したシートの画像を読み取る読取手段と、
    を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  16. 請求項1から14のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置が搬送路に搬送したシートに画像を形成する形成手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  17. 分離手段によりシートを1枚ずつ分離して搬送する分離ステップと、
    前記分離手段により搬送されたシートが綴じられたシートであるか否かを検出する検出ステップと、
    を含む、検出方法であって、
    前記検出ステップは、
    前記シートの搬送方向と交差する第1光路を有する第1検出手段により、前記第1光路が遮られたか否かを検出する第1検出ステップと、
    前記搬送方向の第2光路を有する第2検出手段により、前記第2光路が遮られたか否かを検出する第2検出ステップと、
    を含むことを特徴とする検出方法。
  18. 分離手段によりシートを1枚ずつ分離して搬送する分離ステップと、
    前記分離手段により搬送されたシートが綴じられたシートであるか否かを検出する検出ステップと、
    前記分離手段により搬送されたシートが閉じられたシートであると検出された場合、前記シートの搬送を停止するようシート搬送制御を行う制御ステップと、
    を含み、
    前記検出ステップは、
    前記シートの搬送方向と交差する第1光路を有する第1検出手段により、前記第1光路が遮られたか否かを検出する第1検出ステップと、
    前記搬送方向の第2光路を有する第2検出手段により、前記第2光路が遮られたか否かを検出する第2検出ステップと、
    を含むことを特徴とする検出方法。
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