JP2004182449A - シート給送装置及び該装置を備えた画像読取装置と画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び該装置を備えた画像読取装置と画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿台にシート束が過誤によって積載された場合、素早く、正確にシートの異常形状状態を検知して、原稿給送ローラの回転を停止して、シートの破損やジャム等の発生を未然に防止する。
【解決手段】原稿給送装置101は、シートが積載される原稿台1と、この原稿台1に積載された原稿Fを給送する原稿給送ローラ4と、原稿の異常形状状態を検知する跳ね上がり検知センサSS1と、この跳ね上がり検知センサSS1が原稿の異常形状状態を検知したとき、原稿給送ローラ4の作動を停止する制御部45と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートを給送するシート給送装置、このシート給送装置を装置本体に備えてシート給送装置によって給送されたシートに形成された画像を読み取る画像読取装置、及びシート給送装置によって給送されたシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像読み取り装置、画像形成装置等の装置本体に装備したシート給送装置は、シート積載台上に積載してあるシートを給送ローラによってシート積載台から送り出し、シートが重なって送り出されたとき下流側の送りローラと、これに圧接している分離ローラとによってシートを1枚ずつに分離して装置本体内に搬送するようになっている。
【0003】
分離ローラは、シートを上流側に搬送する回転力を、クラッチを介して常時受けており、シートが1枚のとき、シートの搬送力を受けてクラッチによって送りローラに追従回転を許容されて追従回転するが、シートが複数枚のとき、シートを上流側に搬送する方向に回転して、シートを上流側に戻し搬送するようになっている。
【0004】
このような従来のシート給送装置は、シート積載台にシートを1枚ずつ重ねて積載されるようになっている。しかし、シート積載台に、ステイプラ、クリップ、糊付け等によって束状に綴じられたシートが誤って積載された場合においても、シート給送装置は、このシート束のシートを1枚ずつ分離して給送しようとする。
このような場合、シート束の内、上記給送ローラによって給送される最上位のシートが綴じられた部分を中心にめくれ上がるように回転して皺になったり、破れたり、或いはシート束全体が回転して歪んだ形状になったりすることがある。この現象は、シートが束状になっていなくても、シート同士に静電気が発生してシートの分離が悪いような場合においても、搬送不良として生じていた。
【0005】
したがって、シート給送装置内にシートのジャムが発生していた。
【0006】
また、このようなシート給送装置を装置本体に備えた画像読取装置は、シートの画像を確実に読み取ることができなくなることがある。また、このようなシート給送装置を装置本体に備えた画像形成装置は、シートに画像を確実に形成することができなくなることがある。
【0007】
このような問題に対処したシート給送装置として、綴じたシートが回転したとき、そのシートを圧力センサで受け止めて斜行圧を計測し、その斜行圧が所定圧以上になったとき、上記給送ローラと分離ローラとの回転を停止して、シートの損傷、ジャムの発生を防止するようになっているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特許第3197029号公報(第3頁、第4頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公知のシート給送装置は、圧力センサが高価であり、装置としコスト高になっていた。また、シート給送装置は、厚みが薄くて、柔らかいシートの場合、発生する斜行圧が小さくなり、圧力センサが作動することがなく、シートの跳ね上がりや回転を確実に検知することができない場合があった。
【0010】
また、上記公知のシート給送装置は、シートが跳ね上がってループ状になったとき、そのループを検知して、上記給送ローラと分離ローラとの回転を停止することによって、シートの損傷、ジャムの発生を防止している。
【0011】
しかし、上記公知のシート給送装置においては、綴じられた部分を中心に最上位のシートが回転するだけのことが多く、ループを発生するにいたらないで、ループの発生量もシートの材質によって大きく異なっていた。このため、公知のシート給送装置は、シートのループを検知して、シートの誤積載やシートの給送不良を検知することが不正確な場合があった。
【0012】
また、上記公知のシート給送装置は、綴じた部分の綴じ力によっても、ループの発生量が異なるため、ループを検知できない場合が生じていた。例えば、シートの角をステイプルによって強固に綴じた場合、綴じた部分の周辺に、ループが発生するが、綴じた部分の綴じ力が弱い場合、図19に示すように、1枚目のシートF1が、ステイプルSP1を中心に回転して、シートF1に斜行のみが発生して、ループの発生が見られない。ステイプルSP1は、シート束の角を綴じている。
【0013】
同様に、図20に示すように、綴じられたシート束の1枚目のシートF1が硬く、2枚目のシートF2が柔らかい場合には、シートが給送ローラ6と不図示の分離ローラとによって搬送されるにしたがって、2枚目のシートF2が分離ローラによって押し戻される。このため、2枚目のシートF2は、ステイプルSP1を中心に回転し、1枚目のシートは、斜行や、ループを全く発生しない。このように、1枚目のシートに斜行やループが発生しない場合、公知のシート給送装置は、綴じたシート束や、シート給送不良を検知することができないことがあった。
【0014】
本発明は、シート積載手段にシート束が過誤によって積載された場合、素早く、正確にシートの異常形状状態を検知して、シート給送手段、及びシート分離手段の各駆動を停止して、シートの破損やジャム等の発生を未然に防止したシート給送装置と、この装置を装置本体に装備した画像読取装置、画像形成装置とを提供することを目的としている。
【0015】
本発明は、異常状態を解除した後、シートの給送を再度素早く行うことができるシート給送装置と、この装置を装置本体に装備した画像読取装置、画像形成装置とを提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のシート給送装置は、シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、前記シートの異常形状状態を検知するシート異常形状検知手段と、前記シート異常形状検知手段が前記シートの異常形状状態を検知したとき、前記シート給送手段の作動を停止する制御手段と、を備えている。
【0017】
上記の目的を達成するため、本発明のシート給送装置は、シートが積載される下流側が上流側よりも下がって傾斜したシート積載手段と、前記シート積載手段の下流側に配設されて、前記シート積載手段から給送された前記シートが複数枚重なっているとき、該シートを分離して搬送するシート分離搬送手段と、前記シートの異常形状状態を検知するシート異常形状検知手段と、前記シート異常形状検知手段が前記シートの異常形状状態を検知したとき、前記シート分離搬送手段との作動を停止する制御手段と、を備えている。
【0018】
上記の目的を達成するため、本発明のシート給送装置は、シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、前記シート給送手段のシート給送方向の下流側に配設されて、前記シート給送手段によって給送された前記シートが複数枚重なっているとき、該シートを分離して搬送するシート分離搬送手段と、前記シートの異常形状状態を検知するシート異常形状検知手段と、前記シート異常形状検知手段が前記シートの異常形状状態を検知したとき、前記シート給送手段と前記シート分離搬送手段との作動を停止する制御手段と、を備えている。
【0019】
本発明のシート給送装置の前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段のシート積載面に略平行で且つ前記シートの給送方向に対して交差する光を発光する発光部と、前記発光部の光を受光する受光部とを有している。
【0020】
本発明のシート給送装置の前記シート異常形状検知手段は複数配設され、前記制御手段は前記複数のシート異常形状検知手段を切り替えて前記シートの異常形状状態を検知するようになっている。
【0021】
本発明のシート給送装置の前記シート異常形状検知手段は、前記シート搬送方向に複数配設され、前記シートの搬送方向の下流側に配置したシート異常形状検知手段は、前記シート搬送方向の上流側に配置したシート異常形状検知手段よりも前記シート積載手段に近い位置に配置してある。
【0022】
本発明のシート給送装置の前記制御手段は、前記シート給送手段によるシート給送開始前に、前記下流側に配置したシート異常形状検知手段が前記シートを検知したとき、前記上流側に配置したシート異常形状検知手段を使用して前記シートの異常形状状態を検知するようになっている。
【0023】
本発明のシート給送装置の前記制御手段は、前記上流側に配置したシート異常形状検知手段が前記シートを検知したとき、前記シート給送手段の作動を停止するようになっている。
【0024】
本発明のシート給送装置の前記制御手段は、前記シート給送手段によるシート給送開始後に、前記下流側に配置したシート異常形状検知手段と前記上流側に配置したシート異常形状検知手段とが前記シートを検知したとき、前記シート給送手段の作動を停止するようになっている。
【0025】
本発明のシート給送装置の前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段のシート積載面に略平行で且つ前記シートの搬送方向に対して交差する光を発光する発光部と、前記光を受光する受光部とを前記シート積載手段のシート積載面から上方に複数配列されて有し、前記制御手段は、前記受光部が設定したシートの異常形状量以上の異常形状量を検知したとき、前記シート給送手段を停止するようになっている。
【0026】
本発明のシート給送装置の前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段のシート積載面に略平行で且つ前記シートの搬送方向に対して交差する光を発光する発光部と、前記光を受光する受光部とを前記シート積載手段のシート積載面から上方に複数配列されて有し、前記制御手段は、前記シート給送手段による前記シートの単位搬送量に対して前記シートの異常形状量が設定値以上になったとき、前記シート給送手段を停止するようになっている。
【0027】
本発明のシート給送装置は、前記シート積載手段の前記シート給送方向に沿った両側に、前記シートの給送時に、前記シート積載手段上を前記シートの給送方向に対して交差する方向に移動するシートを受け止めるシート保持規制手段を備えている。
【0028】
本発明のシート給送装置の前記シート保持規制手段は、前記シート給送方向の上流側と下流側との少なくとも一方に前記シート積載手段から離れるにしたがって互いに接近する傾斜面を有する山形状の板状部材である。
【0029】
本発明のシート給送装置の前記傾斜面には、前記シート側に傾斜した斜面を形成してある。
【0030】
本発明のシート給送装置は、前記シート異常形状検知手段によって、前記シートの異常状態が検知されたとき、異常状態をユーザに報せる報知手段を備えている。
【0031】
本発明のシート給送装置の前記シート異常形状検知手段は、前記シートの跳ね上がりを検知する跳ね上がり検知センサである。
【0032】
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、上記いずれか1つのシート給送装置と、前記シート給送装置によって給送されたシートの画像を読み取る画像読取手段と、を備えている。
【0033】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記いずれか1つのシート給送装置と、前記シート給送装置によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えている。
【0034】
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、上記2番目から16番目のいずれか1つのシート給送装置と、シートの画像を読み取る画像読取手段と、前記シート給送装置から給送されたシートを前記画像読取手段に分離して給送するシート供給搬送手段と、前記画像読取手段によって画像を読み取られたシートを排出搬送するシート排出搬送手段と、を備え、前記シート給送装置の前記シート異常形状検知手段がシートの異常形状状態を検知したとき、該シートの先端部が前記シート分離搬送手段にいて、且つ該シートよりシート搬送方向の下流側に先行シートがいる場合、前記シート給送装置の前記シート給送手段及び前記シート分離搬送手段との動作を停止して、前記シート供給搬送手段と、前記画像読取手段と、前記シート排出搬送手段との動作を継続し、前記先行シートが前記シート排出搬送手段によって排出された後、前記シート供給搬送手段と、前記画像読取手段と、前記シート排出搬送手段との動作を停止するようになっている。
ことを特徴とする画像読取装置。
【0035】
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、上記2番目から16番目のいずれか1つのシート給送装置と、シートの画像を読み取る画像読取手段と、前記シート給送装置から給送されたシートを前記画像読取手段に給送するシート供給搬送手段と、前記画像読取手段によって画像を読み取られたシートを排出搬送するシート排出搬送手段と、を備え、前記シート給送装置の前記シート異常形状検知手段がシートの異常形状状態を検知したとき、該シートの先端部が前記シート分離搬送手段を通過してしまい、且つ該シートよりシート搬送方向の下流側に先行シートがいる場合、前記シート給送装置の前記シート給送手段及び前記シート分離搬送手段と、前記シート供給搬送手段と、前記画像読取手段と、前記シート排出搬送手段との動作を停止するようになっている。
【0036】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記2番目から16番目のいずれか1つのシート給送装置と、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記シート給送装置から給送されたシートを前記画像形成手段に給送するシート供給搬送手段と、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを排出搬送するシート排出搬送手段と、を備え、前記シート給送装置の前記シート異常形状検知手段がシートの異常形状状態を検知したとき、該シートの先端部が前記シート分離搬送手段にいて、且つ該シートよりシート搬送方向の下流側に先行シートがいる場合、前記シート給送装置の前記シート給送手段及び前記シート分離搬送手段との動作を停止して、前記シート供給搬送手段と、前記画像形成手段と、前記シート排出搬送手段との動作を継続し、前記先行シートが前記シート排出搬送手段によって排出された後、前記シート供給搬送手段と、前記画像形成手段と、前記シート排出搬送手段との動作を停止するようになっている。
【0037】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記2番目から16番目のいずれか1つのシート給送装置と、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記シート給送装置から給送されたシートを前記画像形成手段に給送するシート供給搬送手段と、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを排出搬送するシート排出搬送手段と、を備え、前記シート給送装置の前記シート異常形状検知手段がシートの異常形状状態を検知したとき、該シートの先端部が前記シート分離搬送手段を通過してしまい、且つ該シートよりシート搬送方向の下流側に先行シートがいる場合、前記シート給送装置の前記シート給送手段及び前記シート分離搬送手段と、前記シート供給搬送手段と、前記画像形成手段と、前記シート排出搬送手段との動作を停止するようになっている。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態のシート給送装置である原稿給送装置と、この原稿給送装置を装置本体に備えた画像読取装置である原稿読取装置とを図面に基づいて説明する。
【0039】
なお、本実施形態のシート給送装置は、原稿給送装置であるが、原稿(シート)の代わりに画像を形成していない被記録材(シート)を画像形成装置の画像形成手段に給送するようにした被記録材給送装置としても使用することができる。また、原稿給送装置は、原稿読取装置の装置本体の代わりに、原稿を綴じたり、孔をあけたりする原稿後処理装置の装置本体に備えて、原稿後処理装置に原稿を給送するようにしてもよい。
【0040】
(原稿読取装置)
原稿読取装置の構成を説明する。
【0041】
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置である原稿読取装置200の概略構成を示す図である。図2は、原稿読取装置200の模式図である。
【0042】
原稿台1は、原稿を複数枚積載されて、昇降自在になっている。原稿台駆動モータ2は、原稿台1を昇降するようになっている。原稿検知センサ3は、原稿台1のシートを検知するようになっている。原稿給送ローラ4は、原稿台1のシートを原稿台1から送り出すようになっている。原稿給送モータ5は、原稿給送ローラ4を回転するようになっている。
【0043】
送りローラ6は、送りモータ8によって、シートを下流側に搬送する方向に回転するようになっている。分離ローラ7は、シートを上流側に搬送する回転力を不図示のスリップクラッチを介して分離モータ9から常時受けているが、シートが1枚のとき、シートの搬送力を受けてスリップクラッチによって送りローラ6に追従回転を許容されて追従回転するようになっている。そして、分離ローラ7は、シートが複数枚のとき、シートを上流側に搬送する方向に回転して、シートを上流側に戻し搬送するようになっている。
【0044】
この送りローラ6のシートを下流側に搬送する作用と、分離ローラ7のシートを上流側に戻し搬送する作用とによって、シートが重なって送りローラ6と分離ローラ7とのニップに送り込まれたとき、上位のシートは下流側に搬送され、下位のシートは上流側に押し戻されて、重なったシートが分離搬送されることになる。したがって、送りローラ6と分離ローラ7は、分離ローラ対(シート分離搬送手段)6,7を構成している。なお、分離ローラ対6,7の代わりに不図示の分離ベルトローラ対(シート分離搬送手段)を使用してもよい。
【0045】
送りモータ8は、送りローラ6を回転するようになっている。分離モータ9は、分離ローラ7を回転するようになっている。
【0046】
搬送モータ10は、分離搬送後の原稿を原稿読み取り位置から排出位置まで搬送することができるようになっているのと同時に、原稿の読み取りに最適な速度や、原稿の解像度などに応じて速度を変更できるようになっている。
【0047】
ニップ隙間調整モータ11は、送りローラ6と分離ローラ7との隙間、あるいは分離ローラ7に対する送りローラ6の圧接圧を調整して、原稿の厚みに適合した隙間、あるいは圧接圧で原稿を分離搬送するようになっている。
【0048】
原稿読取センサ14,15を備えた原稿読取部(画像読取手段)43は、原稿を読み取るようになっており、原稿の読み取り速度と解像度に基づき走査間隔を変更できるようになっている。原稿排出センサ16は、原稿読取部43を通過して原稿排出部44に排出されたのを検知する。
【0049】
レジストローラ17,18は、原稿が下流側に搬送するのを制限して、原稿の斜行を補正するようになっている。レジストクラッチ19は、搬送モータ10の回転をレジストローラ18に伝達したり、断ったりするようになっている。
【0050】
原稿搬送ローラ20,21,22,23は、原稿Fを原稿排出部44に搬送するようになっている。上ガイド板40と下ガイド板41との2つのガイド板は、分離ローラ対6,7、レジストローラ17,18、原稿搬送ローラ20,21,22,23に挟まれて搬送される原稿Fを案内するようになっている。
【0051】
給送原稿前センサS1は、給送される原稿の前端(下流側端)を検知するようになっている。給送原稿後センサS2は、給送される原稿の後端(上流側端)を検知するようになっている。
【0052】
レジスト前センサS3は、レジストローラ17,18の上流側に配設されて給送される原稿を検知するようになっている。レジスト後センサS4は、レジストローラ17,18の下流側に配設されて給送される原稿を検知するようになっている。原稿の跳ね上がり検知センサSS1は、原稿台1上で跳ね上がった原稿を検知するようになっている。
【0053】
図3、図4は、跳ね上がり検知センサSS1の構成と、原稿Fとの位置関係を示す図である。符号SS1−aは、発光LED等で構成した発光部を示す。符号SS1−bは、受光センサなどの受光素子で構成した受光部を示す。発光部SS1−aは、原稿台1の一方の側に配設してある。受光部SS1−bは、原稿台1の他方の側に配設してある。
【0054】
跳ね上がり検知センサSS1は、発光部SS1−aから、受光部SS1−bへの光路を遮光すると、原稿が跳ね上がったことを検知するようになっている。発光部SS1−aと受光センサSS1−bとを結ぶ線は、原稿台1の原稿積載面1aに略平行で、原稿Fの搬送方向に対して直交するようになっている。制御部(制御手段)45は、原稿給送装置のみならず、原稿読取装置200全体を制御するようになっており、例えば、各センサからの出力信号に基づいて、各モータを制御して、ローラの回転を制御するようになっている。
【0055】
以上の機構の内、シート積載手段である原稿台1と、シート給送手段である原稿給送ローラ4と、シート異常形状検知手段である跳ね上がり検知センサSS1と、制御手段である制御部45、原稿台駆動モータ2、原稿給送モータ5等は、第1実施形態の原稿給送装置101を構成して装置本体201に設けてある。なお、原稿台1の下流側を上流側よりも低くして傾斜させてある場合には、シートは、自重によって分離ローラ対7,8に進入するため、原稿給送ローラ4は、必ずしも必要としない。但し、この場合、分離ローラ対7,8は、必要とする。
【0056】
原稿読取装置の動作、主に、原稿給送装置の動作を説明する。
【0057】
ユーザが原稿台1に原稿Fを複数枚積載する。ユーザの操作によってパネル等の操作部(報知手段)46からスタート信号が制御部45に送られる。操作部46は、原稿が跳ね上がっていたり、カール量が多かったりしたことが検知されたとき、異常状態をユーザに報せるようになっている。制御部45は、原稿台駆動モータ2に上昇信号を送り、原稿台1を上昇させて、原稿を給送位置まで上昇させる。上昇した原稿が、原稿検知センサ3に検知されると、制御部45は、原稿台駆動モータ2の回転を止めて、原稿台1の上昇を停止する。
【0058】
そして、制御部45は、原稿給送モータ5を始動させる。原稿給送モータ5は、設定された速度で原稿を搬送できるように回転して、原稿給送ローラ4を回転させる。なお、原稿台1に積載された原稿の枚数が少なくなると、原稿検知センサ3が原稿を検知することができなくなるので、制御部45は、原稿が原稿検知センサによって検知される位置まで、原稿台1を上昇させる。
【0059】
ニップ隙間調整モータ11は、送りローラ6と分離ローラ7とを最も閉める位置に戻っている。原稿給送ローラ4の回転により、複数の原稿Fの内、最上位の原稿F1が分離ローラ対(シート分離搬送手段)6,7に搬送されて、給送原稿前センサS1によって検知される。
【0060】
制御部45は、原稿F1が給送原稿前センサS1に検知されてから規定時間、または規定パルス数の間、原稿給送モータ5を制御して、原稿給送ローラ4で1枚目の原稿F1を搬送する。制御部45は、原稿F1の先端が分離ローラ対6,7に突き当たったタイミングで、送りモータ8を始動し、送りローラ6を回転させ始めると同時に、ニップ隙間調整モータ11を作動して送りローラ6と分離ローラ7との間隔を広げていく。やがて、送りローラ6と分離ローラ7の間隔が開くことで原稿F1は、この送りローラ6と分離ローラ7とに挟まれて送りローラ6と分離ローラ7との間を搬送されていく。
【0061】
ここで、図5(a)に示すように、原稿Fの角がステイプルSP1によって、原稿束に固定されている場合、原稿F1は、送りローラ6と分離ローラ7(図1、図2参照)との間を通過するにしたがって図5(b)に示すように一部が跳ね上がり始める。この跳ね上がりは、原稿F1がステイプルSP1によって固定された部分と、原稿給送ローラ4及び送りローラ6間に生じる歪みによって生じる。特に、原稿F1に「腰」が、ある場合には顕著に生じる。
【0062】
原稿F1の跳ね上がった一部は、跳ね上がり検知センサSS1に検知される。制御部45は、跳ね上がり検知センサSS1からの信号により、原稿給送モータ5、送りモータ8、分離モータ9の回転を停止させる。
【0063】
図6に示すように、ステイプルSP1の固定力が弱く、最上位の原稿F1が斜行するだけの場合、斜行した原稿F1は、左右の原稿規制板(シート保持規制手段)50,50によって斜行が阻まれて、一方の原稿規制板50に乗り上げり、強制的にはね上げられる。この結果、斜行した原稿F1は、跳ね上がり検知センサSS1に検知される。
【0064】
図7に示すように、ステイプルSP1で固定した原稿で、1枚目の原稿F1が厚く、2枚目の原稿F2が薄い場合、1枚目の原稿F1が分離ローラ対6,7を搬送されるにしたがって、2枚目の原稿F2が分離ローラ7によって押し返されて、ステイプルSP1を中心にして回転して、斜行する。斜行した2枚目の原稿F2は、左右の原稿規制板50に回転を阻まれて、一方の原稿規制板50に乗り上がり、原稿規制板50と1枚目の原稿F1との隙間から跳ね上がる。この結果、2枚目の原稿F2は、跳ね上がり検知センサSS1に検知される。
【0065】
このとき、原稿規制板50は、図8に示すように、原稿規制板50の原稿搬送方向の上流端と下流端に傾斜面50a,50aを形成して、山形にしてあるので、斜行した原稿を効果的に跳ね上げて、異常原稿を跳ね上がり検知センサSS1に素早く検知させることができる。これにより、原稿給送装置101は、原稿を傷めることなく、素早く、原稿送りを停止することができる。
【0066】
なお、傾斜面50a,50aは、少なくとも一方だけ形成してあればよい。傾斜面50aの表面は、原稿の側に湾曲した円弧面(斜面)50bであるが、原稿側に傾いた平らな斜面であっても良い。また、傾斜面50aの表面は、必ずしも原稿の側に湾曲した円弧面や、原稿側に傾いた平らな斜面に必ずしもする必要はない。さらに、傾斜面50aは、必ずしも形成する必要はない。すなわち、原稿規制板50は、山形でなく、方形状であってもよい。
【0067】
以上、原稿給送装置101は、ステイプルSP1によって一部が綴じられた原稿束が間違って、原稿台1に載置されても、原稿の跳ね上がり状態を原稿に接触しないで検知することができるので、従来の原稿給送装置と比べて、簡単な構成で、あらゆる条件での、原稿の破損を回避することができる。
【0068】
以上、ステイプルSP1が、原稿の角を綴じている場合について説明したが、図9(a)、図10(a)に示すように、ステイプルSP1が、原稿Fの側端の中央付近や、後端の中央付近を綴じている場合についての原稿給送装置101の動作を説明する。
【0069】
図9(a)に示すように、原稿Fの側端の中央付近をステイプルSP1によって綴じてある場合、原稿Fが分離ローラ対6,7を通過するにしたがって、図9(b)に示すように1枚目の原稿F1の一部が持ち上がり始める。しかし、原稿F1の回転中心が原稿の先端にないため、原稿F1の一部が跳ね上がり検知センサSS1によって検知されるまでに、多く原稿が搬送されて原稿F1が充分に跳ね上がる必要がある。
【0070】
図10(a)に示すように、原稿の一部を後端付近で固定してある場合、原稿Fは、分離ローラ対6,7を分離搬送されるにしたがって、図10(b)に示すように、原稿の後端の綴じたステイプルSP1の部分から吊り上がり、原稿の後端が持ち上がり始めるが、原稿の先端部分での跳ね上がりは少ない。
【0071】
このため、原稿の先端は、原稿の中間部や後端が跳ね上がり検知センサSS1によって検知されるまで、分離ローラ対6,7の下流深くまで搬送されることになる。
【0072】
このように、原稿の跳ね上がりが原稿の搬送量に対して、少なくて検知が遅れる場合、制御部45は、跳ね上がり検知センサSS1からの検知信号により、原稿の跳ね上がりを検知して、原稿給送モータ5、送りモータ8、分離モータ9の動作を中断し、レジストクラッチ19の解放を行うと同時に、レジ後センサS4の出力を確認する。
【0073】
ここで、レジ後センサS4に原稿が到達していない場合、制御部45は、搬送モータ10、および、異常原稿以前に供給されて原稿読み取り装置200の内部にある原稿の搬送、画像読取を中止することなく継続して、これら原稿の排出を終了した時点で全ての動作を停止して、異常状態を操作部46に表示する。
【0074】
また、制御部45は、異常状態を操作部46に表示すると同時に、送りローラ6と分離ローラ7の間隔を最大間隔にする。したがって、ユーザは、送りローラ6と分離ローラ7を開閉することなく、異常原稿を容易に取り出すことができる。すなわち、原稿読取装置200の操作性が向上する。
【0075】
逆に、レジ後センサS4を原稿が通過している場合、制御部45は、レジストローラ17,18以降の下流側のローラ対((シート供給搬送手段)20,21)((シート排出搬送手段)22,23)に原稿が到達している可能性があることから、該当するすべてのローラ対(17,18)(20,21)(22,23)の回転を停止する。図1、図2に示すように、下流のローラ対(17,18)(20,21)(22,23)は、すべて同一の搬送モータ10によって回転するので、制御部45は、すべてのモータ5,9,11,8,10を停止して、表示部46にエラー表示を行う。
【0076】
以上説明したように、原稿給送装置101は、異常状態の原稿の検知位置で、エラー表示タイミング、処理タイミングを切り替えることによって、異常状態の原稿による作業性の低下を最小限にとどめることができるようになる。
【0077】
(第2実施形態の原稿給送装置)
図11は、第2実施形態の原稿給送装置102の概略側面図である。
【0078】
第2実施形態の原稿給送装置102は、第1実施形態の原稿給送装置101と比較して、原稿跳ね上がり検知センサを複数個設けて、後述する原稿のカールなどの歪みを、原稿が綴じられているときの跳ね上がりと区別して誤検知しないようにした点において異なっている。したがって、第2実施形態の原稿給送装置102は、第1実施形態の原稿給送装置101に、さらに、センサSS2を加えた構成になっている。
【0079】
ユーザは、原稿台1に原稿Fを複数枚載置する。操作部46(図1参照)からのスタート信号が制御部45に送られる。制御部45は、原稿台駆動モータ2に上昇信号を送り、原稿台1を上昇させる。原稿検知センサ3が最上位の原稿を検知すると、制御部45は、原稿台駆動モータ2に停止信号を送り、原稿台1の上昇を停止させる。原稿台1が止まったときの、最上位の原稿の位置が原稿供給開始位置である。
【0080】
ところで、原稿台1が所定の原稿供給開始位置まで上昇しているとき(原稿給送ローラ4による原稿の給送が開始される前であることは勿論である)、第1実施形態の原稿給送装置101は、原稿Fが図12に示すように搬送方向に沿った両側がカールしている原稿であっても、跳ね上がり検知センサSS1が、原稿が跳ね上がっているものとして原稿を検知することになる。すなわち、第1実施形態の原稿給送装置101は、カールしている原稿を、綴じられていることによって跳ね上がった原稿であると誤検知することになる。カール量の多い原稿の場合、ジャムの原因になるため、例え、誤検知であっても、搬送を停止するのが好ましい。しかし、ジャムの原因にならない程度にカールした原稿の場合には、原稿の搬送を停止することなく、そのまま、送り込んだ方が、原稿給送装置の原稿給送能率を高めることができる。
【0081】
そこで、第2実施形態の原稿給送装置102は、跳ね上がり検知センサSS1より上方に、新たな、跳ね上がり検知センサSS2を配置して、誤検知を解消している。
【0082】
以下、誤検知することなく、原稿の捲くれ上がりを検知する動作を説明する。第2実施形態の原稿給送装置102における制御部45は、前述のようにして、原稿台1を原稿供給開始位置まで上昇させているとき(原稿給送ローラ4による原稿の給送が開始される前であることは勿論である)、跳ね上がり検知センサSS1が原稿Fを検知した場合、跳ね上がり検知センサSS1を、現時点での原稿供給シーケンス中は、一時無効として、跳ね上がり検知センサSS2−a、SS2−b(以下、「SS2」という)を用いて、制御を行う。
【0083】
原稿は、綴じられていても、平らになっている場合、原稿給送ローラ4によって給送を開始されないかぎり平らになっており、原稿供給開始位置まで上昇させられても、跳ね上がり検知センサSS1によって、検知されるようなことがない。
【0084】
したがって、原稿が原稿給送開始位置まで上昇させられるまでに、跳ね上がり検知センサSS1によって、検知されることは、既に、原稿は、少なくとも一部分がカールなどによって歪んでいることになる。この場合、前述したように、ジャムの発生原因になる程度のカール量であれば原稿の給送を停止し、ジャムの発生原因にならない程度のカール量であれば原稿の給送を開始する必要がある。
【0085】
そこで、制御部45は、図11に示す、跳ね上がり検知センサSS1からの検知信号を無視、あるいは、跳ね上がり検知センサSS1の作動を停止させて、上流側の跳ね上がり検知センサSS2によって原稿を検知する。制御部45は、原稿を原稿給送開始位置まで上昇させて、跳ね上がり検知センサSS2が原稿を検知しないとき、ジャムの発生原因にならない程度のカール量であるので、原稿の給送を開始する。しかし、跳ね上がり検知センサSS2が原稿を検知したとき、ジャムの発生原因になるカール量であるので、制御部45は、原稿の給送を行わないで、操作部46を通じて原稿が異常状態であることを、ユーザに報せる。
【0086】
跳ね上がり検知センサSS2は、図11に示すように、原稿面の上面に対して上方に、且つ原稿給送ローラ4と原稿Fとが接触している部分と、跳ね上がり検知センサSS1とを結ぶ線Lに対して下方(原稿F側)に、原稿給送方向では、跳ね上がり検知センサSS1より上流側に配置されて、検知タイミングを遅らせることなく、検知信号を出力するようになっている。
【0087】
また、跳ね上がり検知センサSS1,SS2で、後述する原稿の跳ね上がりを検知するときにおいて、一般的な原稿としての適度な堅さがある場合、図13に示すように、原稿が原稿給送ローラ4を中心にして、跳ね上がる傾向にあるため、跳ね上がった原稿は、跳ね上がり検知センサSS1,SS2に対して、ほぼ同一のタイミングで遮光する。ただし、柔らかい原稿においては、跳ね上がり検知センサSS1,SS2で、多少の検知タイミングのズレが発生する。このため、柔らかい原稿であっても確実に検知できるようにするため、図11で示すように、上流側の跳ね上がり検知センサSS2を、領域A内に配置するのが好ましい。なお、領域Aは、跳ね上がり検知センサSS1を通って、原稿台1の原稿積載面1aに略平行な線Bと直線Lとの間の領域である。
【0088】
上記において、制御部45は、原稿に上記カールなどの歪みがなく、原稿給送開始時に、跳ね上がり検知センサSS1が原稿Fの跳ね上がりを検知しなかった場合について述べる。この状態では、原稿の先端部、および側端にステイプルSP1がある場合、跳ね上がり検知センサSS1は、跳ね上がり検知センサSS2よりも先に原稿を検知する。
【0089】
これに対して、原稿の後端にステイプルSP1があり、原稿が柔らかい場合、図10(b)に示すように、原稿の後端が先に跳ね上がる可能性がある。同時に、後端にステイプルSP1がある原稿は、原稿の分離搬送を開始してから、一定量原稿が搬送された後の跳ね上がり検知であることも分かる。これらから、制御部45は、原稿分離給送開始時に、跳ね上がり検知センサSS1の検知感度を上げて、素早い反応をするように制御を調整して、原稿の跳ね上がりを判断するようになっている。また、制御部45は、原稿が給送されるにしたがって、跳ね上がり検知センサSS2の感度を上げていく。
【0090】
分離ローラ対6,7が原稿を一定量以上、分離搬送した後に、跳ね上がり検知センサSS2が原稿を検知するのに最適な感度状態になった時点で、制御部45は、跳ね上がり検知センサSS1の検知感度を落とすと同時に、跳ね上がり検知センサSS2の検知感度を上げて、原稿がはね上がっているか否かの判断をする。
【0091】
ここでは、原稿搬送量に対しての跳ね上がり検知センサSS1,SS2の検知継続時間設定を検知感度設定としている。すなわち、感度を上げた場合とは跳ね上がり検知センサが検知した後、わずかの原稿搬送後に原稿が跳ね上がったと判断し、感度を下げた場合とは跳ね上がり検知センサが検知した後、幾分かの原稿搬送後に原稿が跳ね上がったと判断することを言う。
【0092】
これにより、原稿給送装置102は、原稿面に近い分、検知応答が早く、その分、多少の原稿のカールで誤動作しやすい、跳ね上がり検知センサSS1の担当範囲と、原稿面から離れた分、カールによる誤動作が少ないが、外部からの要因での誤動作多くなる跳ね上がり検知センサSS2の範囲を切り分けることで、装置全体の誤動作を少なくすることができる。外部からの要因には、ユーザが原稿台1上に手を差し込んだ場合や、不用意に物を落とした場合などがある。
【0093】
(第3実施形態の原稿給送装置)
図14(a)、図14(b)に示すように、第3実施形態の原稿給送装置103は、第1実施形態の原稿給送装置101において、跳ね上がり検知センサSS1の代わりに、原稿台1の原稿積載面(シート積載面)1aに対して垂直方向に1次元的に配列された複数の発光体SS3−a、受光体を有する跳ね上がり検知センサSS3−b(以下、SS3−aとSS−bとを「SS3」という)を備えた構成になっている。発光部SS3−aは電源47に接続してあり、受光部SS3−bは、制御部45に接続してある。跳ね上がり検知センサSS3は、原稿の跳ね上がり量を多値で検知できるようになっている。
【0094】
図14(b)に示すように、跳ね上がり検知センサSS3は、制御部45が、発光部SS3−aの発光体を順次、点灯して行き、各発光体に応じた受光センサSS3−bが反応することによって、跳ね上がり量を多値的に検知するようになっている。
【0095】
この跳ね上がり検知センサSS3を用いた制御は、以下のようになる。ユーザが原稿台1に原稿Fを複数枚載置する。ここで操作部45からのスタート信号が、制御部45に送られると、制御部45は、原稿台駆動モータ2に上昇信号を送り、原稿台1を原稿給送位置まで上昇させる。
【0096】
この時、原稿の跳ね上がり量を△オフセットとして、制御部45内の不図示の記憶部分に記憶する。図15は、カールのない通常の原稿を、問題なく搬送したときの跳ね上がり検知センサSS3の出力値を示したグラフである。図16は、カールのある原稿を問題なく搬送したときの跳ね上がり検知センサSS3の出力値で、図15と比べて、△オフセット値が大きくなっているが、△オフセット値の変化が少ないので、原稿の給送に問題のないのが分かる。
【0097】
これにより、制御部45は、カールした原稿でも、原稿台1が所定の原稿給送開始位置まで上昇した時点での、原稿のカール量を記憶し、記憶量からの差分を用いて判断することで動作を継続することができる。すなわち、原稿のカール量がジャムを発生するカール量を超えた場合、制御部45は、原稿の給送を行わないで、操作部46を通じてユーザに原稿が異常な形状をしていることを報せる。原稿のカール量がジャムを発生するカール量を超えていない場合、制御部45は、原稿の給送を行う。
【0098】
このとき、カールした原稿が、原稿給送ローラ4によって給送されて、跳ね上がり検知センサSS3の前を通過していくとき、給送されるにしたがって、カール量が増えていくと、上記差部がプラスの方に増えていくことになる。この場合、差分が所定の値以上になったとき、すなわち、最初のカール量と、増加した差分のカール量とを加えて、ジャムを発生するカール量以上になった場合、制御部45は、原稿の給送を停止し、操作部46を通じてユーザに原稿が異常な形状をしていることを報せる。逆に、カール量が減っていくと、上記差部がマイナスの方に増えていくことになる。この場合、カール量が減っていくので、制御部45は、原稿の給送を継続する。
【0099】
図15、図16に示すように、波打った原稿の場合、分離搬送量に応じて、原稿の跳ね上がり検知量は変動する。ステイプルのような綴じ部材による固定部がある場合に比して、固定部の無い場合は、跳ね上がりの変化量、変化幅は少なくて、短い。
【0100】
図17に示すように、原稿の先端部分にステイプルがある場合、跳ね上がり検知センサSS3は、原稿の搬送開始から、わずかな時間で、オフセット量の急激な変化を検知する。制御部45は、このときの単位搬送量あたりの変化量が、設定値を越えたら、跳ね上がりが発生したものとして、ステイプルがあると判断する。したがって、第3実施形態の原稿給送装置103は、第1実施形態の原稿給送装置101と比較して、原稿を素早く検知できると同時に、カールなどによる誤検知も少なくすることができる。また、単純な跳ね上がり量を併用することで、原稿後端にステイプルがある場合でも、正確に検知することができる。
【0101】
以上の各実施形態の原稿給送装置101,102,103におけるセンサは、原稿の跳ね上がり検知に、原稿台の原稿積載面に略平行で且つシートの搬送方向に対して直交する光を発光する発光部と、この発光部から発光した光を受光する受光部とを、シートの両側に配設してあるが、発光部と受光部とを一方の側に配設して、発光部から発光した光を他方の側に配設した反射部材に反射させて、受光部で受光するようにしてもよい。
【0102】
さらに、各実施形態の原稿給送装置101,102,103のセンサSS1,SS2,SS3(シート跳ね上がり検知手段)は、原稿台の原稿積載面に対して略平行な光を発するインタラプタであるが、原稿上方から、測距センサを用いて、測距したデータを元に原稿面の状態を検知するセンサ(シート跳ね上がり検知手段)であっても同様の効果を得られる。
【0103】
また、さらに、各実施形態の原稿給送装置101,102,103のセンサは、光によって原稿の跳ね上がり状態を検知する非接触式のセンサであるが、原稿面に直接接触する部材の移動量等を検知して、異常形状状態を検知する接触式のセンサであってもよい。
【0104】
以上の各実施形態の原稿給送装置101,102,103は、原稿がステイプルによって綴じられている場合について説明したが、ステイプルのみならず、糊付け、クリップ等で綴じられていても、同様に、原稿の異常状態を検知することができる。
【0105】
したがって、以上の原稿給送装置101,102,103は、原稿台(シート積載手段)1に積載された原稿(シート)を給送する原稿給送ローラ(シート給送手段)4と、この原稿給送ローラ4によって給送された原稿1枚ずつ分離する分離ローラ対(シート分離搬送手段)6,7と、給送されている原稿が原稿給送ローラ4によって、及び(又は)分離ローラ対6,7とによって跳ね上がったとき、原稿の跳ね上がり状態を検知する跳ね上がり検知センサ(シート異常形状検知手段)SS1を備えて、給送される原稿がステイプルによって綴じられているとき、原稿給送ローラ4或いは分離ローラ対6,7の原稿に対する分離作用によって生じる原稿の原稿台1からの跳ね上がり状態を跳ね上がり検知センサSS1によって検知したとき、原稿給送ローラ4と及び分離ローラ対6,7の駆動を停止させることで、原稿の破損、ジャムの発生を防止している。
【0106】
原稿給送装置102は、複数の跳ね上がり検知センサ(シート異常形状検知手段)SS1、SS2を備えて、原稿の分離給送動作の状態で、複数の跳ね上がり検知センサSS1、SS2を切り替えて、原稿のカール状態や跳ね上がりを正確に検知して、原稿の破損、ジャムの発生を防止している。
【0107】
原稿給送装置103は、原稿の跳ね上がり状態を多値で検知できる跳ね上がり検知センサ(シート異常形状検知手段)SS3を有して、原稿の跳ね上がり変化率や、変化量に基づいて原稿の異常形状状態を判断することで、より正確に綴じられている原稿を検知して、原稿の破損、ジャムの発生を防止している。
【0108】
また、以上の原稿給送装置を備えた原稿読取装置(画像読取装置)200は、原稿給送装置から破損された原稿が送られてくることがないので、原稿を確実に読み取ることができる。
【0109】
また、原稿給送装置が、綴じられている原稿や、カール量の多い原稿を検知したとき、原稿読取装置200は、原稿給送装置から既に送り出された原稿があるとき、原稿給送装置の作動を停止して、異常形状状態の原稿の給送を停止するとともに、原稿給送装置を既に送り出された原稿の搬送を継続するので、エラーリカバの時間を短くすることができる。
【0110】
さらに、以上の原稿給送装置を被記録材給送装置として備えた画像形成装置は、被記録材給送装置から破損された被記録材が送られてくることがないので、被記録材に画像を確実に形成することができる。
【0111】
また、被記録材給送装置が、綴じられている被記録材や、カール量の多い被記録材を検知したとき、画像形成装置は、被記録材給送装置から既に送り出された原稿があるとき、被記録材給送装置の作動を停止して、異常形状状態の被記録材の給送を停止するとともに、被記録材給送装置が既に送り出された被記録材の搬送を継続するので、エラーリカバの時間を短くすることができる。
【0112】
【発明の効果】
本発明のシート給送装置は、シートの異常形状状態を検知するという、非常に簡単な構成で、多種多様な綴じ部材とシート質に対して、正確に異常を検知して、装置自体を停止することで、シートの破損を回避することができて、作業の大幅な効率アップを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像読取装置の概略構成を示す正面断面図である。
【図2】図1の画像読取装置の主要部の概略構成を示す模式図である。
【図3】第1実施形態のシート給送装置である原稿給送装置における原稿面に対する跳ね上がり検知センサの位置関係を示す図である。
【図4】第1実施形態のシート給送装置である原稿給送装置の概略正面図である。
【図5】(a) 先端の角をステイプルによって綴じた原稿の斜視図である。
(b) 先端の角をステイプルによって綴じた原稿が跳ね上がった状態の斜視図である。
【図6】左右規制板によって原稿が跳ね上がっている状態の斜視図である。
【図7】左右規制板で2枚目の原稿がはね上がっている状態の斜視図である。
【図8】左右規制板の斜視図である。
【図9】(a) 側端の中央をステイプルによって綴じた原稿の斜視図である。
(b) 側端の中央をステイプルによって綴じた原稿が跳ね上がった状態の斜視図である。
【図10】(a) 後端の中央をステイプルによって綴じた原稿の斜視図である。
(b) 後端の中央をステイプルによって綴じた原稿が跳ね上がった状態の斜視図である。
【図11】第2の実施形態の原稿給送装置の概略正面図である。
【図12】図11の原稿給送装置において、跳ね上がり検知センサの位置関係を示す図である。
【図13】図11の原稿給送装置において、跳ね上がった原稿を検知している状態の図である。
【図14】(a) 第3の実施形態の原稿給送装置の概略正面図である。
(b) 第3の実施形態における原稿給送装置の跳ね上がり検知センサの斜視図である。
【図15】第3の実施形態の原稿給送装置における跳ね上がり検知センサの出力例を示す図である。
【図16】第3の実施形態の原稿給送装置において、カール量が多い原稿の跳ね上がり検知センサの出力例を示す図である。
【図17】第3の実施形態の原稿給送装置において、原稿の先端を綴じてある場合の跳ね上がり検知センサの出力例を示す図である。
【図18】第3の実施形態の原稿給送装置において、原稿の後端を綴じてある場合の跳ね上がり検知センサの出力例を示す図である。
【図19】綴じ部材の固定力が弱く、1枚目のシートに斜行を起した例の図である。
【図20】2枚目のシートが1枚目のシートより柔らかくて、2枚目のシートに斜行が発生したときの図である。
【符号の説明】
S1 給送原稿前センサ
S2 給送原稿後センサ
S3 レジスト前センサ
S4 レジスト後センサ
SS1 跳ね上がり検知センサ(シート異常形状検知手段)
SS1−a 跳ね上がり検知センサ(シート異常形状検知手段)の発光部
SS1−b 跳ね上がり検知センサ(シート異常形状検知手段)の受光部
SS2 跳ね上がり検知センサ(シート異常形状検知手段)
SS3 多値出力の跳ね上がり検知センサ(シート異常形状検知手段)
F 原稿(シート)
F1 1枚目の原稿
F2 2枚目の原稿
SP1 綴じ部材としてのステイプル
1 原稿台(シート積載手段)
1a 原稿積載面(シート積載面)
2 原稿台駆動モータ
3 原稿検知センサ
4 原稿給送ローラ(シート給送手段)
5 原稿給送モータ
6 送りローラ
7 分離ローラ
6,7 分離ローラ対(シート分離搬送回転体対)
8 送りモータ
9 分離モータ
10 搬送モータ
11 ニップ隙間調整モータ
14,15 原稿読取センサ
16 原稿排出センサ
17,18 レジストローラ
19 レジストクラッチ
20,21 原稿搬送ローラ(シート供給搬送手段)
22,23 原稿搬送ローラ(シート排出搬送手段)
43 原稿読取部(画像読取手段)
45 制御部(制御手段)
46 操作部(報知手段)
50 原稿規制板(シート保持規制手段)
50a 傾斜面
50b 斜面
101 原稿給送装置(シート給送装置)
102 原稿給送装置(シート給送装置)
103 原稿給送装置(シート給送装置)
200 原稿読取装置(画像読取装置)
201 原稿読取装置(画像読取装置)の本体

Claims (22)

  1. シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、
    前記シートの異常形状状態を検知するシート異常形状検知手段と、
    前記シート異常形状検知手段が前記シートの異常形状状態を検知したとき、前記シート給送手段の作動を停止する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. シートが積載される下流側が上流側よりも下がって傾斜したシート積載手段と、
    前記シート積載手段の下流側に配設されて、前記シート積載手段から給送された前記シートが複数枚重なっているとき、該シートを分離して搬送するシート分離搬送手段と、
    前記シートの異常形状状態を検知するシート異常形状検知手段と、
    前記シート異常形状検知手段が前記シートの異常形状状態を検知したとき、前記シート分離搬送手段との作動を停止する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  3. シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、
    前記シート給送手段のシート給送方向の下流側に配設されて、前記シート給送手段によって給送された前記シートが複数枚重なっているとき、該シートを分離して搬送するシート分離搬送手段と、
    前記シートの異常形状状態を検知するシート異常形状検知手段と、
    前記シート異常形状検知手段が前記シートの異常形状状態を検知したとき、前記シート給送手段と前記シート分離搬送手段との作動を停止する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  4. 前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段のシート積載面に略平行で且つ前記シートの給送方向に対して交差する光を発光する発光部と、前記発光部の光を受光する受光部とを有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記シート異常形状検知手段は複数配設され、前記制御手段は前記複数のシート異常形状検知手段を切り替えて前記シートの異常形状状態を検知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記シート異常形状検知手段は、前記シート搬送方向に複数配設され、前記シートの搬送方向の下流側に配置したシート異常形状検知手段は、前記シート搬送方向の上流側に配置したシート異常形状検知手段よりも前記シート積載手段に近い位置に配置してあることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記制御手段は、前記シート給送手段によるシート給送開始前に、前記下流側に配置したシート異常形状検知手段が前記シートを検知したとき、前記上流側に配置したシート異常形状検知手段を使用して前記シートの異常形状状態を検知することを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  8. 前記制御手段は、前記上流側に配置したシート異常形状検知手段が前記シートを検知したとき、前記シート給送手段の作動を停止することを特徴とする請求項7に記載のシート給送装置。
  9. 前記制御手段は、前記シート給送手段によるシート給送開始後に、前記下流側に配置したシート異常形状検知手段と前記上流側に配置したシート異常形状検知手段とが前記シートを検知したとき、前記シート給送手段の作動を停止することを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  10. 前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段のシート積載面に略平行で且つ前記シートの搬送方向に対して交差する光を発光する発光部と、前記光を受光する受光部とを前記シート積載手段のシート積載面から上方に複数配列されて有し、前記制御手段は、前記受光部が設定したシートの異常形状量以上の異常形状量を検知したとき、前記シート給送手段を停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. 前記シート異常形状検知手段は、前記シート積載手段のシート積載面に略平行で且つ前記シートの搬送方向に対して交差する光を発光する発光部と、前記光を受光する受光部とを前記シート積載手段のシート積載面から上方に複数配列されて有し、前記制御手段は、前記シート給送手段による前記シートの単位搬送量に対して前記シートの異常形状量が設定値以上になったとき、前記シート給送手段を停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  12. 前記シート積載手段の前記シート給送方向に沿った両側に、前記シートの給送時に、前記シート積載手段上を前記シートの給送方向に対して交差する方向に移動するシートを受け止めるシート保持規制手段を備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4,10,11のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  13. 前記シート保持規制手段は、前記シート給送方向の上流側と下流側との少なくとも一方に前記シート積載手段から離れるにしたがって互いに接近する傾斜面を有する山形状の板状部材であることを特徴とする請求項12に記載のシート給送装置。
  14. 前記傾斜面には、前記シート側に傾斜した斜面を形成してあることを特徴とする請求項13に記載のシート給送装置。
  15. 前記シート異常形状検知手段によって、前記シートの異常状態が検知されたとき、異常状態をユーザに報せる報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  16. 前記シート異常形状検知手段は、前記シートの跳ね上がりを検知する跳ね上がり検知センサであることを特徴とする請求項1乃至11,15に記載のシート給送装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置によって給送されたシートの画像を読み取る画像読取手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  18. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項2乃至16のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    シートの画像を読み取る画像読取手段と、
    前記シート給送装置から給送されたシートを前記画像読取手段に分離して給送するシート供給搬送手段と、
    前記画像読取手段によって画像を読み取られたシートを排出搬送するシート排出搬送手段と、を備え、
    前記シート給送装置の前記シート異常形状検知手段がシートの異常形状状態を検知したとき、該シートの先端部が前記シート分離搬送手段にいて、且つ該シートよりシート搬送方向の下流側に先行シートがいる場合、
    前記シート給送装置の前記シート給送手段及び前記シート分離搬送手段との動作を停止して、前記シート供給搬送手段と、前記画像読取手段と、前記シート排出搬送手段との動作を継続し、前記先行シートが前記シート排出搬送手段によって排出された後、前記シート供給搬送手段と、前記画像読取手段と、前記シート排出搬送手段との動作を停止することを特徴とする画像読取装置。
  20. 請求項2乃至16のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    シートの画像を読み取る画像読取手段と、
    前記シート給送装置から給送されたシートを前記画像読取手段に給送するシート供給搬送手段と、
    前記画像読取手段によって画像を読み取られたシートを排出搬送するシート排出搬送手段と、を備え、
    前記シート給送装置の前記シート異常形状検知手段がシートの異常形状状態を検知したとき、該シートの先端部が前記シート分離搬送手段を通過してしまい、且つ該シートよりシート搬送方向の下流側に先行シートがいる場合、
    前記シート給送装置の前記シート給送手段及び前記シート分離搬送手段と、前記シート供給搬送手段と、前記画像読取手段と、前記シート排出搬送手段との動作を停止することを特徴とする画像読取装置。
  21. 請求項2乃至16のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記シート給送装置から給送されたシートを前記画像形成手段に給送するシート供給搬送手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを排出搬送するシート排出搬送手段と、を備え、
    前記シート給送装置の前記シート異常形状検知手段がシートの異常形状状態を検知したとき、該シートの先端部が前記シート分離搬送手段にいて、且つ該シートよりシート搬送方向の下流側に先行シートがいる場合、
    前記シート給送装置の前記シート給送手段及び前記シート分離搬送手段との動作を停止して、前記シート供給搬送手段と、前記画像形成手段と、前記シート排出搬送手段との動作を継続し、前記先行シートが前記シート排出搬送手段によって排出された後、前記シート供給搬送手段と、前記画像形成手段と、前記シート排出搬送手段との動作を停止することを特徴とする画像形成装置。
  22. 請求項2乃至16のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記シート給送装置から給送されたシートを前記画像形成手段に給送するシート供給搬送手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを排出搬送するシート排出搬送手段と、を備え、
    前記シート給送装置の前記シート異常形状検知手段がシートの異常形状状態を検知したとき、該シートの先端部が前記シート分離搬送手段を通過してしまい、且つ該シートよりシート搬送方向の下流側に先行シートがいる場合、
    前記シート給送装置の前記シート給送手段及び前記シート分離搬送手段と、前記シート供給搬送手段と、前記画像形成手段と、前記シート排出搬送手段との動作を停止することを特徴とする画像形成装置。
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