JP2017147603A - 画像読取装置、ステープル判定方法およびステープル判定プログラム - Google Patents

画像読取装置、ステープル判定方法およびステープル判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ステープル処理の有無を精度良く判定することが可能な画像読取装置、ステープル判定方法およびステープル判定検知プログラムを提供する。
【解決手段】画像読取装置は、原稿積載台に積載される原稿を原稿搬送路に送り出す原稿送出部と、原稿が送り出される際、当該原稿の跳ね上げを検知する跳ね上げ検知部と、原稿が送り出される際、当該原稿に付されている金属を検知する金属検知部と、原稿が送り出される際、異常音の発生を検知する異常音検知部と、原稿が送り出される際、当該原稿の重送を検知する重送検知部と、跳ね上げ検知部、金属検知部、異常音検知部および重送検知部の検知結果に基づいて、原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定するステープル判定部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置、ステープル判定方法およびステープル判定プログラムに関する。
従来、原稿積載台(給紙トレイ)に積載される原稿を1枚ずつ原稿搬送路に搬送し、原稿搬送路中に配置される画像読取部で原稿に形成された画像を読み取った後に原稿排出部(排紙トレイ)に排出する画像読取装置が知られている。
このような画像読取装置の原稿積載台上に積載される原稿には、ステープル等の綴じ処理(ステープル処理)を施されているものがある。そして、このような綴じられた原稿の束(原稿束)を原稿搬送路によって搬送させようとした場合、原稿そのものが破れてしまったり、原稿搬送路上に配置されている搬送ローラーや画像読取部の破損につながったりしてしまうという問題がある。
そこで上記問題に対して、原稿積載台上に積載される原稿に施されているステープルを検知するステープル検知手段(例えば、磁気センサ)を設け、原稿にステープル処理が施されているか否かを判定する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平10−239920号公報
しかしながら、原稿において、ステープル処理の施されている箇所は様々であり、ステープル検知手段の配設位置に必ずステープルが施されているとは限らない。つまり、ステープル処理の施されている原稿であっても、ステープル処理を検知可能な位置にステープル検知手段が配設されていなければ、原稿に対するステープル処理の有無を判定することはできない。したがって、従来のステープル検知手段によるステープル処理の判定精度は低いという問題があった。
本発明の目的は、ステープル処理の有無を精度良く判定することが可能な画像読取装置、ステープル判定方法およびステープル判定検知プログラムを提供することである。
本発明に係る画像読取装置は、
原稿積載台に積載される原稿を原稿搬送路に搬送し、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置であって、
前記原稿積載台に積載される原稿を前記原稿搬送路に送り出す原稿送出部と、
前記原稿送出部により前記原稿が送り出される際、当該原稿の跳ね上げを検知する跳ね上げ検知部と、
前記原稿送出部により前記原稿が送り出される際、当該原稿に付されている金属を検知する金属検知部と、
前記原稿送出部により前記原稿が送り出される際、異常音の発生を検知する異常音検知部と、
前記原稿送出部により前記原稿が送り出される際、当該原稿の重送を検知する重送検知部と、
前記跳ね上げ検知部、前記金属検知部、前記異常音検知部および前記重送検知部の検知結果に基づいて、前記原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定するステープル判定部と、
を備える。
本発明に係るステープル判定方法は、
原稿積載台に積載される原稿が原稿搬送路に送り出される際、当該原稿の跳ね上げを検知する跳ね上げ検知部の検知結果を取得し、
前記原稿が送り出される際、当該原稿に付されている金属を検知する金属検知部の検知結果を取得し、
前記原稿が送り出される際、異常音の発生を検知する異常音検知部の検知結果を取得し、
前記原稿が送り出される際、当該原稿の重送を検知する重送検知部の検知結果を取得し、
前記跳ね上げ検知部、前記金属検知部、前記異常音検知部および前記重送検知部の検知結果に基づいて、前記原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定する。
本発明に係るステープル判定プログラムは、
コンピューターに、
原稿積載台に積載される原稿が前記原稿搬送路に送り出される際、当該原稿の跳ね上げを検知する跳ね上げ検知部の検知結果を取得する処理と、
前記原稿が送り出される際、当該原稿に付されている金属を検知する金属検知部の検知結果を取得する処理と、
前記原稿が送り出される際、異常音の発生を検知する異常音検知部の検知結果を取得する処理と、
前記原稿が送り出される際、当該原稿の重送を検知する重送検知部の検知結果を取得する処理と、
前記跳ね上げ検知部、前記金属検知部、前記異常音検知部および前記重送検知部の検知結果に基づいて、前記原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定する処理と、
を実行させる。
本発明によれば、ステープル処理の有無を精度良く判定することができる。
本実施の形態における画像読取装置の全体斜視図である。 本実施の形態における画像読取装置の機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態における画像読取装置の側方断面図である。 本実施の形態における画像読取装置の上方断面図である。 原稿においてステープル処理が施される位置を説明する図である。 原稿の跳ね上げを検知する様子を示す図である。 異常音の発生を検知する様子を示す図である。 原稿の重送を検知する様子を示す図である。 原稿に付されている金属を検知する様子を示す図である。 ステープル処理が施される位置に対する各検知部の検知可否を示す図である。 ステープル処理が施される位置に対する各検知部の検知可否を示す図である。 本実施の形態における画像読取装置のステープル判定動作を示すフローチャートである。 ステープル処理が施される位置に対する各検知部の検知可否を示す図である。 ステープル処理が施される位置に対する各検知部の検知可否を示す図である。 本実施の形態における画像読取装置のステープル判定動作を示すフローチャートである。 ステープル処理が施される位置に対する各検知部の検知可否を示す図である。 本実施の形態における画像読取装置のステープル判定動作を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態における画像読取装置1を装置正面側かつ上方から見たときの全体斜視図である。図2は、画像読取装置1の機能構成を示すブロック図である。図3は、画像読取装置1の側方断面図である。図4は、画像読取装置1の上方断面図である。
画像読取装置1は、ドキュメントスキャナであり、原稿積載台120に積載される原稿を1枚ずつ原稿搬送路68に搬送(給紙)し、原稿搬送路68上に配置される画像読取部30で原稿に形成された画像を読み取った後に原稿排出部130に排出(排紙)する。なお、画像読取装置1は、電子写真方式の画像形成装置に適用されても良い。
図2に示すように、画像読取装置1は、コントロールユニット10、操作表示部20、画像読取部30、補助記憶部40、ネットワーク接続部50、搬送部60、跳ね上げ検知部70、異常音検知部80、金属検知部90、重送検知部100および傾き検知部110を備える。
コントロールユニット10は、CPU(Central Processing Unit)12、制御プログラム(本発明の「ステープル判定プログラム」に対応)を格納したROM(Read Only Memory)14、RAM(Random Access Memory)16等の作業用メモリを備える。CPU12は、ROM14から制御プログラムを読み出してRAM16に展開し、展開した制御プログラムと協働して画像読取装置1の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、補助記憶部40に格納されている各種データが参照される。補助記憶部40は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。なお、コントロールユニット10は、本発明の「ステープル判定部」および「搬送制御部」として機能する。
コントロールユニット10は、ネットワーク接続部50を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。コントロールユニット10は、画像読取部30で読み取られた画像を外部装置(例えば、パーソナルコンピューター)に送信する。ネットワーク接続部50は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部30は、原稿搬送路68を搬送される原稿に形成された画像を光学的に読み取り、光電変換して画像データとしてコントロールユニット10に出力する。具体的には、画像読取部30は、露光ランプからの光を原稿に照射し、結像レンズを介して、その反射光をCCD(Charge Coupled Device)などの固体撮像素子の受光面で受光して光電変換する。本実施の形態では、画像読取部30は、原稿の両面(表面および裏面)に形成された画像を一括的に読み取ることが可能である。
操作表示部20は、操作情報入力部22および情報表示部24として機能する。操作情報入力部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種の入力操作を受け付けて、操作信号をコントロールユニット10に出力する。情報表示部24は、コントロールユニット10から入力される表示制御信号に従って、各種の操作画面、各機能の動作状況等の表示を行う。
搬送部60は、原稿搬送路68、原稿積載台120および原稿排出部130等を備える。搬送部60は、原稿搬送路68上で原稿を搬送する複数の搬送ローラー対を有する。原稿積載台120および原稿排出部130は、積載される原稿の枚数に応じて昇降可能に構成されている。
図3,4に示すように、原稿搬送路68上には、原稿搬送方向の上流側から、給紙ローラー61、金属検知部90、分離およびリタードローラー62,63、異常音検知部80、傾き検出部110、重送検知部100、第1搬送ローラー対64、第2搬送ローラー対65、画像読取部30および第3搬送ローラー対66が配置されている。
原稿積載台120に積載されている原稿は、給紙ローラー61によって分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれる。分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれた原稿は、一枚ずつ分離して送り出され、第1搬送ローラー対64に搬送される。さらに、原稿は、第1および第2搬送ローラー対64,65によって一定速度で画像読取部30に搬送される。画像読取部30においては、原稿の表面および裏面に形成された画像が読み取られる。その後、原稿は、第3搬送ローラー対66、排紙ローラー対等により原稿排出部130に排出される。なお、分離ローラー62およびリタードローラー63は、本発明の「原稿送出部」として機能する。
ところで、画像読取装置1の原稿積載台120上に積載される原稿には、ステープル処理を施されているものがある。ステープル処理とは、一般的に、金属製または非金属製の綴じ針(ステープル針)を綴じ対象の複数枚の原稿に打ち込んで、当該ステープル針自体で複数枚の原稿を綴じる処理である。本実施の形態では、ステープル処理には、綴じ対象の複数枚の原稿にステープル針を打ち込むことなく、複数枚の原稿を圧着して綴じる処理も含まれる。そして、このような綴じられた原稿の束(原稿束)を原稿搬送路68によって搬送させようとした場合、原稿そのものが破れてしまったり、原稿搬送路68上に配置されている搬送ローラー対64,65,66や画像読取部30の破損につながったりしてしまうという問題がある。
そこで本実施の形態では、画像読取装置1は、原稿積載台120上に積載される原稿に施されているステープル処理を検知するステープル処理検知手段として、跳ね上げ検知部70、異常音検知部80、金属検知部90、重送検知部100および傾き検知部110を備えている。そして、コントロールユニット10は、跳ね上げ検知部70、異常音検知部80、金属検知部90、重送検知部100および傾き検知部110の検知結果に基づいて、原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定する。コントロールユニット10は、原稿にステープル処理が施されていると判定した場合、原稿の搬送動作を停止するように搬送部60を制御する。
図5は、原稿Pにおいてステープル処理が施される位置の例を説明する図である。図5に示すように、原稿Pにおいてステープル処理が施される位置としては、原稿搬送方向における原稿Pの先端部のS1〜S3、中央部のS4〜S6および後端部のS7〜S9が挙げられる。
次に、跳ね上げ検知部70の構成について説明する。跳ね上げ検知部70は、図3に示すように、給紙ローラー61の上方に設けられた超音波センサーであり、分離ローラー62およびリタードローラー63により原稿Pが送り出される際、当該原稿Pの跳ね上げを検知する。
図6Aは、原稿積載台120に積載されている複数の原稿Pが、給紙ローラー61によって分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれる前の様子を示している。図6Aに示す例では、原稿搬送方向における原稿Pの後端部の位置S8に、ステープル処理が施されている。
図6Bは、分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれた原稿Pが、一枚ずつ分離して送り出される際の様子を示している。この場合、1枚目の原稿Pが分離ローラー62によって給紙される一方、2枚目以降の原稿Pは、リタードローラー63によって給紙が阻止される。その結果、1枚目の原稿Pは、跳ね上がる(浮き上がる)。跳ね上げ検知部70は、原稿搬送方向と逆方向に向けて超音波パルスを定常的に送信しており、1枚目の原稿Pが例えば所定高さ以上に跳ね上がった場合、当該原稿Pで反射された反射波を受信し、この受信した反射波から原稿Pの跳ね上げを検知し、その旨をコントロールユニット10に出力する。すなわち、跳ね上げ検知部70は、原稿Pにステープル処理が施されていることを間接的に検知する。
原稿搬送方向における原稿Pの中央部の位置S4〜S6および後端部の位置S7〜S9にステープル処理が施されていれば、1枚目の原稿Pは跳ね上がるため、当該跳ね上がりを跳ね上げ検知部70で検知することができる。なお、跳ね上げ検知部70は、超音波センサーに限らず、赤外フォトセンサーや、原稿Pが跳ね上がった場合に当該原稿Pと接触可能な位置に設けられたタッチセンサーであっても良い。
次に、異常音検知部80の構成について説明する。異常音検知部80は、分離ローラー62およびリタードローラー63により原稿Pが送り出される際、異常音の発生を検知する。具体的には、異常音検知部80は、異常音検知部80の周囲で発生する音を常時入力し、当該音信号の特定周波数領域における時系列変動を算出し、算出した時系列変動と、予め作成された異常音信号の特定周波数領域における時系列変動(プロファイル)とを照合することによって、当該音が異常音であるか否かを検知する。
図7Aは、原稿積載台120に積載されている複数の原稿Pが、給紙ローラー61によって分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれる様子を示している。図7Aに示す例では、原稿搬送方向における原稿Pの先端部の位置S1に、ステープル処理が施されている。
図7Bは、分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれた原稿Pが、一枚ずつ分離して送り出される際の様子を示している。この場合、1枚目の原稿Pのみが、原稿Pの先端部の位置S1を回転支点として図7B中の反時計回り方向に回転する。その結果、1枚目の原稿Pに発生する紙折れや破れ、または1枚目の原稿Pと2枚目の原稿Pとの間の擦れに起因する異常音が発生する。異常音検知部80は、発生した異常音を検知し、その旨をコントロールユニット10に出力する。なお、原稿Pの先端部の位置S3にステープル処理が施されている場合、1枚目の原稿Pのみが、位置S3を回転支点として図7B中の時計回り方向に回転する。その結果、1枚目の原稿Pに発生する紙折れや破れ、または1枚目の原稿Pと2枚目の原稿Pとの間の擦れに起因する異常音が発生する。すなわち、原稿Pの先端部の位置S1またはS3にステープル処理が施されていれば、異常音が発生し、当該異常音を異常音検知部80で検知することができる。以上のように、異常音検知部80は、原稿Pにステープル処理が施されていることを間接的に検知する。
なお、異常音検知部80と共に傾き検知部110を使用して、原稿Pの先端部の位置S1またはS3にステープル処理が施されていることをより精度良く検知しても良い。傾き検知部110は、分離ローラー62およびリタードローラー63により原稿Pが送り出される際、当該原稿Pの原稿搬送方向に対する傾き(例えば、所定角度以上の傾き)を検知する。傾き検知部110は、例えば、原稿搬送方向に直行する原稿幅方向に配置され、原稿Pの通過を検知する複数のセンサーを含んで構成されている。傾き検知部110は、搬送された原稿Pの通過が各センサーにより検知されたタイミングに基づいて原稿Pの傾きを検知する。傾き検知部110は、原稿Pの先端部の位置S1またはS3にステープル処理が施されている場合、分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれた原稿Pが回転したことを、異常音の発生を介してではなく直接的に検知する。
次に、重送検知部100の構成について説明する。重送検知部100は、原稿搬送方向における分離ローラー62およびリタードローラー63の下流側に配置されている例えば超音波センサーであり、分離ローラー62およびリタードローラー63により原稿Pが送り出される際、当該原稿Pの重送(複数枚の原稿Pが重なって搬送されている状態)を検知する。なお、重送検知部100は、レーザーレーダーであっても良い。
図8Aは、原稿積載台120に積載されている複数の原稿Pが、給紙ローラー61によって分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれる様子を示している。図8Aに示す例では、原稿搬送方向における原稿Pの先端部の位置S2に、ステープル処理が施されている。原稿Pの先端部の位置S1およびS3に、ステープル処理が施されていても良い。
図8Bは、分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれた複数の原稿Pが、分離されずに送り出される様子を示している。重送検知部100は、原稿搬送路68を介して対向する送信部および受信部を有し、送信部から定常的に送信された超音波パルスに対する受信部の受信強度に応じて、原稿Pが重送されているか否かを検知する。原稿Pが送信部と受信部との間に存在しない場合は、超音波パルスはほとんど減衰せず受信部に到達する(受信強度は最大)。1枚の原稿Pが存在する場合は、超音波パルスは原稿Pに吸収され、減衰した受信強度となる。ここで図8Bに示すような、複数枚の原稿Pがステープル処理を施されて存在する場合(すなわち、原稿Pが複数枚重なって搬送されている場合)、送信部から送信された超音波パルスはさらに大きく吸収されるとともに、原稿間内での複数回の反射を起こすことによって、振動エネルギーが大きく相殺され受信強度は著しく減衰する。以上のように、重送検知部100は、送信部から送信された超音波パルスが受信部で受信された際、当該超音波パルスの信号強度が大きく減衰している場合、原稿Pにステープル処理が施されていることを間接的に検知する。なお、原稿Pが重送されているか否かを検知するための受信強度の閾値は、ユーザーが任意に設定できるようにしても良い。
なお、原稿Pの位置S1またはS3にステープル処理が施されている場合、複数の原稿Pのうち最上位1枚だけが分離ローラー62およびリタードローラー63を通過し、2枚目以降はリタードローラー63で保持されるため、回転ズレに起因する原稿P(1枚目)の破損が発生する。この場合、重送検知部100は、原稿Pにステープル処理が施されていることを検知することができない。また、原稿Pの位置S4、S6、S7またはS9にステープル処理が施されている場合、複数の原稿Pのうち最上位の1枚だけが分離ローラー62およびリタードローラー63を通過し、2枚目以降はリタードローラー63で保持されるため、側部から跳ね上がって捲れることに起因する原稿P(1枚目)の破損が発生する。この場合も、重送検知部100は、原稿Pにステープル処理が施されていることを検知することができない。また、原稿Pの位置S5またはS8にステープル処理が施されている場合、複数の原稿Pのうち最上位の1枚だけが分離ローラー62およびリタードローラー63を通過し、2枚目以降はリタードローラー63で保持されるため、中央部から跳ね上がって捲れることに起因する原稿P(1枚目)の破損が発生する。この場合も、重送検知部100は、原稿Pにステープル処理が施されていることを検知することができない。
すなわち、重送検知部100は、原稿Pの位置S2、または、S1,S3の両方にステープル処理が施されている場合に、原稿Pにステープル処理が施されていることを検知することができる。
次に、金属検知部90の構成について説明する。金属検知部90は、図3に示すように、原稿搬送方向における分離ローラー62およびリタードローラー63の上流側に配置されており、分離ローラー62およびリタードローラー63により原稿Pが送り出される際、当該原稿Pに付されている金属(例えば、ステープル針)を検知する。金属検知部90は、例えば電磁誘導を利用したものであり、検知コイルを金属が通過した際に生じる渦電流に伴う磁場を検知することによって当該金属を検知する。なお、金属検知部90は、電磁誘導を利用せずに金属を検知しても良い。
図9Aは、原稿積載台120に積載されている複数の原稿Pが、給紙ローラー61によって分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれる前の様子を示している。図9Aに示す例では、原稿搬送方向における原稿Pの先端部の位置S1,S3に、ステープル処理が施されて、ステープル針(金属)が付されている。
図9Bは、分離ローラー62とリタードローラー63との間に原稿Pが引き込まれる前に、原稿Pの先端部の位置S1,S3に付されているステープル針が金属検知部90によって検知された様子を示している。この場合、原稿搬送方向における原稿Pの中央部や後端部にステープル針が付されている場合と比べて、複数の原稿Pが分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれる前に、原稿Pに金属が付されていること、ひいてはステープル処理が施されていることを早期かつ直接的に検知することができる。
図10,11は、原稿Pにおいてステープル処理が施された各位置S1〜S9と、各検知部(跳ね上げ検知部70、金属検知部90、異常音検知部80および重送検知部100)によるステープル処理の検知可否との関係を示す図である。図10は、ステープル処理として、金属製のステープル針を綴じ対象の複数枚の原稿Pに打ち込んで、当該ステープル針自体で複数枚の原稿Pを綴じる処理が施された場合について示している。図11は、ステープル処理として、非金属製のステープル針を綴じ対象の複数枚の原稿Pに打ち込んで、当該ステープル針自体で複数枚の原稿Pを綴じる処理、または、綴じ対象の複数枚の原稿Pにステープル針を打ち込むことなく、複数枚の原稿Pを圧着して綴じる処理が施された場合について示している。
図10,11において、「◎」は、ステープル処理が施された位置が分離ローラー62およびリタードローラー63を通過する前、すなわち早期にステープル処理を検知することが可能なことを示す。また、「○」は、ステープル処理が施された位置が分離ローラー62およびリタードローラー63を通過した後、画像読取部30に到達する前にステープル処理を検知することが可能なことを示す。また、「×」は、各検知部(跳ね上げ検知部70、金属検知部90、異常音検知部80および重送検知部100)のみが設けられている場合において、当該各検知部によるステープル処理の検知可否に関係なく、原稿Pそのものが破れてしまったり、原稿搬送路68上に配置されている搬送ローラー対64〜66や画像読取部30の破損につながったりしてしまうことを示す。
例えば図10,11に示すように、ステープル処理が施された位置がS1〜S4である場合、跳ね上げ検知部70によってステープル処理を検知することはできないが、金属検知部90、異常音検知部80および重送検知部100の少なくとも1つによって、原稿Pの破れ、搬送ローラー対64〜66や画像読取部30の破損を発生させずに、ステープル処理を検知することができる。よって、原稿Pにおいてステープル処理の施されている位置が様々であっても、原稿Pに対するステープル処理の有無を精度良く判定することができる。
図12は、本実施の形態における画像読取装置1のステープル判定動作を示すフローチャートである。図12におけるステップS100の処理は、画像読取装置1の電源がオンにされ、原稿積載台120に原稿Pが積載されることにより開始する。
まず、コントロールユニット10は、搬送部60(給紙ローラー61)を制御して、原稿積載台120に積載されている原稿Pの給紙動作を開始する(ステップS100)。次に、コントロールユニット10は、金属検知部90の検知結果を取得し、原稿Pに金属が付されているか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS120)。判定の結果、金属が付されている場合(ステップS120、YES)、コントロールユニット10は、原稿Pの搬送を停止するように搬送部60を制御する(ステップS260)。
次に、コントロールユニット10は、情報表示部24に対して異常情報、より具体的には原稿Pにステープル処理が施されている旨を示す情報を表示させる(ステップS280)。ステップS280の処理が完了することによって、画像読取装置1は、図12における処理を終了する。
ステップS120の判定に戻り、金属が付されていない場合(ステップS120、NO)、コントロールユニット10は、搬送部60(分離ローラー62、リタードローラー63)を制御して、給紙ローラー61によって分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれた原稿Pの分離動作を開始する(ステップS140)。
次に、コントロールユニット10は、金属検知部90の検知結果を取得し、原稿Pに金属が付されているか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS160)。判定の結果、金属が付されている場合(ステップS160、YES)、処理はステップS260に遷移する。
一方、金属が付されていない場合(ステップS160、NO)、コントロールユニット10は、跳ね上げ検知部70の検知結果を取得し、原稿Pが跳ね上がっているか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS180)。判定の結果、原稿Pが跳ね上がっている場合(ステップS180、YES)、処理はステップS260に遷移する。
一方、原稿Pが跳ね上がっていない場合(ステップS180、NO)、コントロールユニット10は、異常音検知部80の検知結果を取得し、異常音が発生したか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS200)。判定の結果、異常音が発生した場合(ステップS200、YES)、処理はステップS260に遷移する。
一方、異常音が発生していない場合(ステップS200、NO)、コントロールユニット10は、重送検知部100の検知結果を取得し、原稿Pの重送が発生しているか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS220)。判定の結果、原稿Pの重送が発生している場合(ステップS220、YES)、処理はステップS260に遷移する。
一方、原稿Pの重送が発生していない場合(ステップS220、NO)、コントロールユニット10は、原稿積載台120に積載されている全ての原稿Pに対する画像読取部30の画像読取動作は終了したか否かについて判定する(ステップS240)。判定の結果、画像読取動作が終了していない場合(ステップS240、NO)、処理はステップS160の前に戻る。一方、画像読取動作が終了した場合(ステップS240、YES)、画像読取装置1は、図12における処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像読取装置1は、原稿積載台120に積載される原稿Pを原稿搬送路68に送り出す原稿送出部(分離およびリタードローラー62,63)と、原稿送出部により原稿Pが送り出される際、当該原稿Pの跳ね上げを検知する跳ね上げ検知部70と、原稿送出部により原稿Pが送り出される際、当該原稿Pに付されている金属を検知する金属検知部90と、原稿送出部により原稿Pが送り出される際、異常音の発生を検知する異常音検知部80と、原稿送出部により原稿Pが送り出される際、当該原稿Pの重送を検知する重送検知部100と、跳ね上げ検知部70、金属検知部90、異常音検知部80および重送検知部100の検知結果に基づいて、原稿Pにステープル処理が施されているか否かについて判定するステープル判定部(CPU12)とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、原稿Pにおいてステープル処理の施されている位置が様々であっても、跳ね上げ検知部70、金属検知部90、異常音検知部80および重送検知部100の少なくとも1つによって原稿Pにステープル処理が施されていることを検知することができる。その結果、ステープル処理の有無を精度良く判定することが可能となり、原稿Pにステープル処理が施されていると判定した場合に原稿Pの搬送動作を早期に停止させることができる。これにより、ステープル処理が施されている原稿Pが原稿搬送路68を搬送される場合に生じる問題、より具体的には原稿Pそのものが破れてしまったり、原稿搬送路68上に配置されている搬送ローラー対64〜66や画像読取部30の破損につながったりしてしまうという問題の発生を防止することができる。
なお、上記実施の形態では、跳ね上げ検知部70、金属検知部90、異常音検知部80および重送検知部100の検知結果に基づいて、原稿Pにステープル処理が施されているか否かについて判定する例について説明したが、これに限らない。例えば、跳ね上げ検知部70および金属検知部90の検知結果に基づいて、原稿Pにステープル処理が施されているか否かについて判定しても良い。
図13,14は、原稿Pにおいてステープル処理が施された各位置S1〜S9と、各検知部(跳ね上げ検知部70および金属検知部90)によるステープル処理の検知可否との関係を示す図である。図13は、ステープル処理として、金属製のステープル針を綴じ対象の複数枚の原稿Pに打ち込んで、当該ステープル針自体で複数枚の原稿Pを綴じる処理が施された場合について示している。図14は、ステープル処理として、金属製のステープル針を1枚の原稿Pに打ち込む処理が施された場合について示している。
図13,14において、「◎」は、ステープル処理が施された位置が分離ローラー62およびリタードローラー63を通過する前、すなわち早期にステープル処理を検知することが可能なことを示す。また、「×」は、各検知部(跳ね上げ検知部70および金属検知部90)によるステープル処理の検知可否に関係なく、原稿Pそのものが破れてしまったり、原稿搬送路68上に配置されている搬送ローラー対64〜66や画像読取部30の破損につながったりしてしまうことを示す。
図13,14から明らかなように、原稿Pにおいてステープル処理の施されている位置が様々であっても、より少ない検知部によって原稿Pに対するステープル処理の有無を精度良く判定することができる。
図15は、跳ね上げ検知部70および金属検知部90を用いた場合における画像読取装置1のステープル判定動作を示すフローチャートである。図15におけるステップS300の処理は、画像読取装置1の電源がオンにされ、原稿積載台120に原稿Pが積載されることにより開始する。
まず、コントロールユニット10は、搬送部60(給紙ローラー61)を制御して、原稿積載台120に積載されている原稿Pの給紙動作を開始する(ステップS300)。次に、コントロールユニット10は、金属検知部90の検知結果を取得し、原稿Pに金属が付されているか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS320)。判定の結果、金属が付されている場合(ステップS320、YES)、コントロールユニット10は、原稿Pの搬送を停止するように搬送部60を制御する(ステップS420)。
次に、コントロールユニット10は、情報表示部24に対して異常情報、より具体的には原稿Pにステープル処理が施されている旨を示す情報を表示させる(ステップS440)。ステップS440の処理が完了することによって、画像読取装置1は、図15における処理を終了する。
ステップS320の判定に戻り、金属が付されていない場合(ステップS320、NO)、コントロールユニット10は、搬送部60(分離ローラー62、リタードローラー63)を制御して、給紙ローラー61によって分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれた原稿Pの分離動作を開始する(ステップS340)。
次に、コントロールユニット10は、金属検知部90の検知結果を取得し、原稿Pに金属が付されているか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS360)。判定の結果、金属が付されている場合(ステップS360、YES)、処理はステップS420に遷移する。
一方、金属が付されていない場合(ステップS360、NO)、コントロールユニット10は、跳ね上げ検知部70の検知結果を取得し、原稿Pが跳ね上がっているか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS380)。判定の結果、原稿Pが跳ね上がっている場合(ステップS380、YES)、処理はステップS420に遷移する。
一方、原稿Pが跳ね上がっていない場合(ステップS380、NO)、コントロールユニット10は、原稿積載台120に積載されている全ての原稿Pに対する画像読取部30の画像読取動作は終了したか否かについて判定する(ステップS400)。判定の結果、画像読取動作が終了していない場合(ステップS400、NO)、処理はステップS360の前に戻る。一方、画像読取動作が終了した場合(ステップS400、YES)、画像読取装置1は、図15における処理を終了する。
また、跳ね上げ検知部70、金属検知部90、異常音検知部80および重送検知部100の検知結果に基づいて、原稿Pにステープル処理が施されているか否かについて判定するのではなく、跳ね上げ検知部70、異常音検知部80および重送検知部100の検知結果に基づいて、原稿Pにステープル処理が施されているか否かについて判定しても良い。
図16は、原稿Pにおいてステープル処理が施された各位置S1〜S9と、各検知部(跳ね上げ検知部70、異常音検知部80および重送検知部100)によるステープル処理の検知可否との関係を示す図である。図16は、ステープル処理として、ステープル針を綴じ対象の複数枚の原稿Pに打ち込んで、当該ステープル針自体で複数枚の原稿Pを綴じる処理、または、綴じ対象の複数枚の原稿Pにステープル針を打ち込むことなく、複数枚の原稿Pを圧着して綴じる処理が施された場合について示している。
図16において、「◎」は、ステープル処理が施された位置が第1搬送ローラー対64を通過する前にステープル処理を検知することが可能なことを示す。また、「×」は、各検知部(跳ね上げ検知部70、異常音検知部80および重送検知部100)によるステープル処理の検知可否に関係なく、原稿Pそのものが破れてしまったり、原稿搬送路68上に配置されている搬送ローラー対64〜66や画像読取部30の破損につながったりしてしまうことを示す。
図16から明らかなように、原稿Pにおいてステープル処理の施されている位置が様々であっても、原稿Pに対するステープル処理の有無を精度良く判定することができる。ただし、原稿P、搬送ローラー対64〜66および画像読取部30の破損をより確実に防止する観点からは、ステープル処理が施された位置が分離ローラー62およびリタードローラー63を通過する前、すなわち早期にステープル処理を検知することが望ましく、跳ね上げ検知部70、金属検知部90、異常音検知部80および重送検知部100の検知結果に基づいて原稿Pにステープル処理が施されているか否かについて判定する方が好ましい。
図17は、跳ね上げ検知部70、異常音検知部80および重送検知部100を用いて画像読取装置1のステープル判定動作を示すフローチャートである。図17におけるステップS500の処理は、画像読取装置1の電源がオンにされ、原稿積載台120に原稿Pが積載されることにより開始する。
まず、コントロールユニット10は、搬送部60(給紙ローラー61)を制御して、原稿積載台120に積載されている原稿Pの給紙動作を開始する(ステップS500)。次に、コントロールユニット10は、搬送部60(分離ローラー62、リタードローラー63)を制御して、給紙ローラー61によって分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれた原稿Pの分離動作を開始する(ステップS520)。
次に、コントロールユニット10は、跳ね上げ検知部70の検知結果を取得し、原稿Pが跳ね上がっているか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS540)。判定の結果、原稿Pが跳ね上がっている場合(ステップS540、YES)、コントロールユニット10は、原稿Pの搬送を停止するように搬送部60を制御する(ステップS620)。
次に、コントロールユニット10は、情報表示部24に対して異常情報、より具体的には原稿Pにステープル処理が施されている旨を示す情報を表示させる(ステップS640)。ステップS640の処理が完了することによって、画像読取装置1は、図17における処理を終了する。
ステップS540の判定に戻り、原稿Pが跳ね上がっていない場合(ステップS540、NO)、コントロールユニット10は、異常音検知部80の検知結果を取得し、異常音が発生したか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS560)。判定の結果、異常音が発生した場合(ステップS560、YES)、処理はステップS620に遷移する。
一方、異常音が発生していない場合(ステップS560、NO)、コントロールユニット10は、重送検知部100の検知結果を取得し、原稿Pの重送が発生しているか否か、ひいてはステープル処理が施されているか否かを判定する(ステップS580)。判定の結果、原稿Pの重送が発生している場合(ステップS580、YES)、処理はステップS620に遷移する。
一方、原稿Pの重送が発生していない場合(ステップS580、NO)、コントロールユニット10は、原稿積載台120に積載されている全ての原稿Pに対する画像読取部30の画像読取動作は終了したか否かについて判定する(ステップS600)。判定の結果、画像読取動作が終了していない場合(ステップS600、NO)、処理はステップS540の前に戻る。一方、画像読取動作が終了した場合(ステップS600、YES)、画像読取装置1は、図17における処理を終了する。
また、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、ステープル処理の有無を精度良く判定することが可能な画像読取装置、ステープル判定方法およびステープル判定検知プログラムとして有用である。
1 画像読取装置
10 コントロールユニット
12 CPU
14 ROM
16 RAM
20 操作表示部
22 操作情報入力部
24 情報表示部
30 画像読取部
40 補助記憶部
50 ネットワーク接続部
60 搬送部
61 給紙ローラー
62 分離ローラー
63 リタードローラー
64 第1搬送ローラー対
65 第2搬送ローラー対
66 第3搬送ローラー対
68 原稿搬送路
70 跳ね上げ検知部
80 異常音検知部
90 金属検知部
100 重送検知部
110 傾き検知部
120 原稿積載台
130 原稿排出部
P 原稿

Claims (9)

  1. 原稿積載台に積載される原稿を原稿搬送路に搬送し、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置であって、
    前記原稿積載台に積載される原稿を前記原稿搬送路に送り出す原稿送出部と、
    前記原稿送出部により前記原稿が送り出される際、当該原稿の跳ね上げを検知する跳ね上げ検知部と、
    前記原稿送出部により前記原稿が送り出される際、当該原稿に付されている金属を検知する金属検知部と、
    前記原稿送出部により前記原稿が送り出される際、異常音の発生を検知する異常音検知部と、
    前記原稿送出部により前記原稿が送り出される際、当該原稿の重送を検知する重送検知部と、
    前記跳ね上げ検知部、前記金属検知部、前記異常音検知部および前記重送検知部の検知結果に基づいて、前記原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定するステープル判定部と、
    を備える画像読取装置。
  2. 前記ステープル判定部は、前記跳ね上げ検知部、前記金属検知部、前記異常音検知部および前記重送検知部の少なくとも1つの検知結果に基づいて、前記原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定する、
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記ステープル判定部により前記ステープル処理が施されていると判定された場合、前記原稿の搬送動作を停止する制御を行う搬送制御部を備える、
    請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿送出部により前記原稿が送り出される際、当該原稿の傾きを検知する傾き検知部を備え、
    前記ステープル判定部は、前記跳ね上げ検知部、前記金属検知部、前記異常音検知部、前記重送検知部および前記傾き検知部の検知結果に基づいて、前記原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記金属検知部は、原稿搬送方向における前記原稿送出部の上流側に配置されている、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記重送検知部は、原稿搬送方向における前記原稿送出部の下流側に配置されている、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の画像読取装置。
  7. 原稿搬送方向における前記跳ね上げ検知部、前記金属検知部、前記異常音検知部および前記重送検知部の下流側に配置され、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取部を備える、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の画像読取装置。
  8. 原稿積載台に積載される原稿が原稿搬送路に送り出される際、当該原稿の跳ね上げを検知する跳ね上げ検知部の検知結果を取得し、
    前記原稿が送り出される際、当該原稿に付されている金属を検知する金属検知部の検知結果を取得し、
    前記原稿が送り出される際、異常音の発生を検知する異常音検知部の検知結果を取得し、
    前記原稿が送り出される際、当該原稿の重送を検知する重送検知部の検知結果を取得し、
    前記跳ね上げ検知部、前記金属検知部、前記異常音検知部および前記重送検知部の検知結果に基づいて、前記原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定するステープル判定方法。
  9. コンピューターに、
    原稿積載台に積載される原稿が前記原稿搬送路に送り出される際、当該原稿の跳ね上げを検知する跳ね上げ検知部の検知結果を取得する処理と、
    前記原稿が送り出される際、当該原稿に付されている金属を検知する金属検知部の検知結果を取得する処理と、
    前記原稿が送り出される際、異常音の発生を検知する異常音検知部の検知結果を取得する処理と、
    前記原稿が送り出される際、当該原稿の重送を検知する重送検知部の検知結果を取得する処理と、
    前記跳ね上げ検知部、前記金属検知部、前記異常音検知部および前記重送検知部の検知結果に基づいて、前記原稿にステープル処理が施されているか否かについて判定する処理と、
    を実行させるステープル判定プログラム。
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