JP2017197321A - 画像読取装置、斜行補正制御方法および斜行補正制御プログラム - Google Patents

画像読取装置、斜行補正制御方法および斜行補正制御プログラム Download PDF

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隆 内藤
Takashi Naito
隆 内藤
宏 楠田
Hiroshi Kusuda
宏 楠田
克司 市丸
Katsushi Ichimaru
克司 市丸
武房 緒方
Takefusa Ogata
武房 緒方
照美 津田
Terumi Tsuda
照美 津田
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Abstract

【課題】原稿の斜行を無理に補正することによる不具合の発生を防止することが可能な画像読取装置、斜行補正制御方法および斜行補正制御プログラムを提供する。
【解決手段】画像読取装置は、複数の原稿検知部の検知結果に応じて、原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定し、原稿の斜行を補正することが可能と判定された場合、複数の搬送ローラー対を制御し、当該複数の搬送ローラー対の搬送速度を互いに異ならせることによって原稿の斜行を補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置、斜行補正制御方法および斜行補正制御プログラムに関する。
従来、原稿積載台(給紙トレイ)に積載される原稿を1枚ずつ原稿搬送路に搬送し、原稿搬送路中に配置される画像読取部で原稿に形成された画像を読み取った後に原稿排出部(排紙トレイ)に排出する画像読取装置が知られている。
このような画像読取装置では、画像読取部において原稿の読み取り処理を正確に行えるようにするため、斜行補正手段を用いて当該画像読取部に搬送される原稿の斜行状態(斜行角度)を補正している(例えば、特許文献1を参照)。斜行補正手段としては、原稿を挟持して搬送しながら斜行の補正を行うアクティブ方式の斜行補正手段が用いられている場合が多い。
アクティブ方式の斜行補正手段は、原稿の搬送方向の同一位置に設置されている左右2つのスキューローラー(レジストローラー)対によって構成されている。2つのスキューローラー対はそれぞれ、個別のモーターによって駆動される。そして、2つのスキューローラー対が原稿を挟持して搬送中に、当該原稿の斜行角度に応じて一方のスキューローラー対の搬送速度を変更する(すなわち、2つのスキューローラー対の間に搬送速度差を生じさせる)ことにより原稿の斜行状態を補正する。
特開平10−35949号公報
しかしながら、原稿のサイズや斜行状態によっては、2つのスキューローラー対の一方のみでしか原稿を狭持できない、または、原稿の斜行量が大きすぎる等の理由により、原稿の斜行を正しく補正することができない場合があるという問題があった。原稿の斜行を正しく補正することができない場合に、当該斜行を無理に補正しようとすると、かえって原稿の斜行量が大きくなったり、原稿に皺が発生したりしてしまうおそれがある。
本発明の目的は、原稿の斜行を無理に補正することによる不具合の発生を防止することが可能な画像読取装置、斜行補正制御方法および斜行補正制御プログラムを提供することである。
本発明に係る画像読取装置は、
原稿積載台に積載される原稿を原稿搬送路に搬送し、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置であって、
前記原稿の搬送方向に直交する原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する複数の搬送ローラー対と、
前記搬送方向における前記搬送ローラー対の上流側において、前記原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿の通過を検知する複数の原稿検知部と、
前記搬送方向における前記原稿検知部の上流側に配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する第2搬送ローラー対と、
前記複数の原稿検知部の検知結果に応じて、前記原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定する判定部と、
前記判定部により前記原稿の斜行を補正することが可能と判定された場合、前記複数の搬送ローラー対を制御し、当該複数の搬送ローラー対の搬送速度を互いに異ならせることによって前記原稿の斜行を補正する制御部と、
を備え、
前記第2搬送ローラー対は、前記原稿の斜行を補正する動作に伴い当該原稿に作用する荷重が減少するように、前記原稿幅方向に移動可能に構成されている。
本発明に係る斜行補正制御方法は、
原稿積載台に積載される原稿を原稿搬送路に搬送し、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置であって、
前記原稿の搬送方向に直交する原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する複数の搬送ローラー対と、
前記搬送方向における前記搬送ローラー対の上流側において、前記原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿の通過を検知する複数の原稿検知部と、
前記搬送方向における前記原稿検知部の上流側に配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する第2搬送ローラー対と、
を備える画像読取装置の斜行補正制御方法において、
前記複数の原稿検知部の検知結果に応じて、前記原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定し、
前記原稿の斜行を補正することが可能と判定された場合、前記複数の搬送ローラー対を制御し、当該複数の搬送ローラー対の搬送速度を互いに異ならせることによって前記原稿の斜行を補正し、
前記第2搬送ローラー対は、前記原稿の斜行を補正する動作に伴い当該原稿に作用する荷重が減少するように、前記原稿幅方向に移動可能に構成されている。
本発明に係る斜行補正制御プログラムは、
原稿積載台に積載される原稿を原稿搬送路に搬送し、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置であって、
前記原稿の搬送方向に直交する原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する複数の搬送ローラー対と、
前記搬送方向における前記搬送ローラー対の上流側において、前記原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿の通過を検知する複数の原稿検知部と、
前記搬送方向における前記原稿検知部の上流側に配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する第2搬送ローラー対と、
を備える画像読取装置の斜行補正制御プログラムにおいて、
コンピューターに、
前記複数の原稿検知部の検知結果に応じて、前記原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定する処理と、
前記原稿の斜行を補正することが可能と判定された場合、前記複数の搬送ローラー対を制御し、当該複数の搬送ローラー対の搬送速度を互いに異ならせることによって前記原稿の斜行を補正する処理と、
を実行させ、
前記第2搬送ローラー対は、前記原稿の斜行を補正する動作に伴い当該原稿に作用する荷重が減少するように、前記原稿幅方向に移動可能に構成されている。
本発明によれば、原稿の斜行を無理に補正することによる不具合の発生を防止することができる。
本実施の形態における画像読取装置の全体斜視図である。 本実施の形態における画像読取装置の機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態における画像読取装置の側方断面図である。 本実施の形態における画像読取装置の上方断面図である。 第1原稿検知部による検知態様を説明する図である。 第1原稿検知部の検知結果と斜行補正の可否との関係を表す表である。 本実施の形態における斜行補正制御動作を示すフローチャートである。 原稿の斜行を補正する様子を示す図である。 原稿の斜行を補正する際における各パラメーターのタイミングチャートを示す図である。 原稿の斜行を補正する様子を示す図である。 原稿の斜行を補正する際における各パラメーターのタイミングチャートを示す図である。 本実施の形態における斜行補正制御動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における斜行補正制御動作を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態における画像読取装置1を装置正面側かつ上方から見たときの全体斜視図である。図2は、画像読取装置1の機能構成を示すブロック図である。図3は、画像読取装置1の側方断面図である。図4は、画像読取装置1の上方断面図である。
画像読取装置1は、ドキュメントスキャナであり、原稿積載台120に積載される原稿を1枚ずつ原稿搬送路75に搬送(給紙)し、原稿搬送路75上に配置される画像読取部30で原稿に形成された画像を読み取った後に原稿排出部130に排出(排紙)する。なお、画像読取装置1は、電子写真方式の画像形成装置に適用されても良い。
図2に示すように、画像読取装置1は、コントロールユニット10、操作表示部20、画像読取部30、補助記憶部40、ネットワーク接続部50、搬送部60、第1原稿検知部67、重送検知部68、第2原稿検知部69、第3原稿検知部70および回転部80を備える。
コントロールユニット10は、CPU(Central Processing Unit)12、制御プログラム(本発明の「斜行補正制御プログラム」に対応)を格納したROM(Read Only Memory)14、RAM(Random Access Memory)16等の作業用メモリを備える。CPU12は、ROM14から制御プログラムを読み出してRAM16に展開し、展開した制御プログラムと協働して画像読取装置1の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、補助記憶部40に格納されている各種データが参照される。補助記憶部40は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。なお、コントロールユニット10は、本発明の「判定部」および「制御部」として機能する。
コントロールユニット10は、ネットワーク接続部50を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。コントロールユニット10は、画像読取部30で読み取られた画像を外部装置(例えば、パーソナルコンピューター)に送信する。ネットワーク接続部50は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部30は、原稿搬送路75を搬送される原稿に形成された画像を光学的に読み取り、光電変換して画像データとしてコントロールユニット10に出力する。具体的には、画像読取部30は、露光ランプからの光を原稿に照射し、結像レンズを介して、その反射光をCCD(Charge Coupled Device)などの固体撮像素子の受光面で受光して光電変換する。本実施の形態では図3に示すように、画像読取部30は、原稿の両面(表面および裏面)に形成された画像を一括的に読み取ることが可能である。
操作表示部20は、操作情報入力部22および情報表示部24として機能する。操作情報入力部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種の入力操作を受け付けて、操作信号をコントロールユニット10に出力する。情報表示部24は、コントロールユニット10から入力される表示制御信号に従って、各種の操作画面、各機能の動作状況等の表示を行う。
搬送部60は、原稿搬送路75上で原稿を搬送する複数の搬送ローラー対、原稿積載台120および原稿排出部130等を備える。原稿積載台120および原稿排出部130は、積載される原稿の枚数に応じて昇降可能に構成されている。
図3,4に示すように、原稿搬送路75上には、原稿搬送方向の上流側から、給紙ローラー61、分離およびリタードローラー62,63(本発明の「第2搬送ローラー対」として機能)、第1原稿検知部67(本発明の「原稿検知部」として機能)、重送検知部68、斜行ローラー対64(本発明の「搬送ローラー対」として機能)、第2原稿検知部69、搬送ローラー対65、第3原稿検知部70、画像読取部30および搬送ローラー対66等が配置されている。
原稿積載台120に積載されている原稿は、給紙ローラー61によって分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれる。分離ローラー62とリタードローラー63との間に引き込まれた原稿は、一枚ずつ分離して送り出され、斜行ローラー対64に搬送される。さらに、原稿は、斜行および搬送ローラー対64,65によって一定速度で画像読取部30に搬送される。画像読取部30においては、原稿の表面および裏面に形成された画像が読み取られる。その後、原稿は、搬送ローラー対66、排紙ローラー対等により原稿排出部130に排出される。
画像読取装置1は、画像読取部30において原稿の読み取り処理を正確に行えるようにするため、斜行補正手段を用いて画像読取部30に搬送される原稿の斜行状態(姿勢)を補正する機能を有している。斜行補正手段としては、原稿を挟持して搬送しながら斜行の補正を行うアクティブ方式の斜行ローラー対64(スキューローラー対)が用いられている。
斜行ローラー対64は、図4に示すように、原稿の搬送方向に直交する原稿幅方向に間隔を置いて配置され、原稿を狭持しながら搬送する左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bによって構成されている。左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bはそれぞれ、コントロールユニット10の制御を受けた個別の駆動モーター(図示せず)によって回転駆動される。
原稿の搬送方向における斜行ローラー対64の上流側かつ分離およびリタードローラー62,63の下流側には、原稿の通過を検知する第1原稿検知部67が配置されている。第1原稿検知部67は、図4に示すように、原稿幅方向に間隔を置いて配置され、当該原稿幅方向における所定箇所(左側、中央、右側)の原稿の通過を検知する複数(5つ)の第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eによって構成されている。
原稿の搬送方向における斜行ローラー対64の下流側かつ搬送ローラー対65の上流側には、原稿幅方向における所定箇所(中央)の原稿の通過を検知する第2原稿検知部69が配置されている。また、原稿の搬送方向における搬送ローラー対65と同一位置には、原稿幅方向における所定箇所(中央)の原稿の通過を検知する第3原稿検知部70が配置されている。
コントロールユニット10は、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eの検知結果(より具体的には、原稿の先端が通過したタイミング)に基づいて、画像読取部30に搬送される原稿の斜行状態(斜行角度)を検出する。そして、コントロールユニット10は、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bにより原稿が挟持して搬送されている際に、検出した原稿の斜行状態角度に応じて、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度(回転速度)を変更して左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの間に搬送速度差を生じさせることにより原稿の斜行状態を補正する。本実施の形態では、コントロールユニット10は、第2原稿検知部69により原稿の通過が検知されてから第3原稿検知部70により原稿の通過が検知されるまでの間に原稿の斜行状態が補正されるように、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの回転速度を変更させる。なお、コントロールユニット10は、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの一方のみの搬送速度を変更して左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの間に搬送速度差を生じさせても良い。
原稿の搬送方向における斜行ローラー対64の上流側かつ第1原稿検知部67の下流側には、原稿の重送を検知する重送検知部68が配置されている。重送検知部68は、図4に示すように、原稿幅方向に間隔を置いて配置された複数(5つ)の重送検知部68a,68b,68c,68d,68eによって構成されている。本実施の形態では、重送検知部68a,68b,68c,68d,68eは、例えば超音波センサーやレーザーレーダーである。
具体的に説明すると、重送検知部68は、原稿搬送路75を介して対向する送信部および受信部を有し、送信部から定常的に送信された超音波パルスに対する受信部の受信強度に応じて、原稿が重送されているか否かを検知する。原稿が送信部と受信部との間に存在しない場合は、超音波パルスはほとんど減衰せず受信部に到達する(受信強度は最大)。1枚の原稿が存在する場合には、超音波パルスは原稿に吸収され、減衰した受信強度となる。一方、複数枚の原稿が存在する場合(すなわち、原稿が複数枚重なって搬送されている場合)には、送信部から送信された超音波パルスはさらに大きく吸収されるとともに、原稿間内での複数回の反射を起こすことによって、振動エネルギーが大きく相殺され受信強度は著しく減衰する。以上のように、重送検知部68は、送信部から送信された超音波パルスが受信部で受信された際、当該超音波パルスの信号強度が大きく減衰している場合、原稿が重送されていることを検知する。なお、原稿が重送されているか否かを検知するための受信強度の閾値は、ユーザーが任意に設定できるようにしても良い。
ところで、上述した画像読取装置1においては、原稿のサイズや斜行状態によっては、2つの左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの一方のみでしか原稿を狭持できない、または、原稿の斜行量が大きすぎる等の理由により、原稿の斜行を正しく補正することができない場合がある。原稿の斜行を正しく補正することができない場合に、当該斜行を無理に補正しようとすると、かえって原稿の斜行量が大きくなったり、原稿に皺が発生したりしてしまうおそれがある。
そこで、本実施の形態では、コントロールユニット10は、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eの検知結果に基づいて、原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定し、原稿の斜行を補正することが可能と判定された場合に限り、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を互いに異ならせることによって原稿の斜行を補正する。
図5は、第1原稿検知部67による検知態様を説明する図である。具体的には、図5Aは、原稿PのサイズがA5横サイズであり、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eにより原稿の先端の通過が検知される場合を示している。図5Bは、原稿のサイズがA5縦サイズであり、第1原稿検知部67b,67c,67d,67eにより原稿の先端の通過が検知される場合を示している。図5Cは、原稿のサイズがA6縦サイズであり、第1原稿検知部67b,67c,67dにより原稿の先端の通過が検知される場合を示している。
図6は、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eの検知結果と斜行補正の可否との関係を表す表である。図6に示す表において、#1〜37のそれぞれは、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eの検知結果と斜行補正の可否との関係を表す。第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eの検知結果として「○」または「●」は、原稿の先端の通過が検知されたことを示し、「−」は原稿の先端の通過が検知されなかったことを示している。特に、「●」は、隣り合う3つ以上の第1原稿検知部67により原稿の通過が原稿幅方向に配置された順番で検知されたことを示している。例えば、#11は、第1原稿検知部67b,67c,67d,67eにより原稿の通過が検知され、特に、隣り合う3つの第1原稿検知部67c,67d,67eにより原稿幅方向に配置された順番(例えば、第1原稿検知部67c→67d→67eの順番)で検知されたことを示している。
コントロールユニット10は、#1〜12に示すように、原稿の搬送方向における中央寄りの第1原稿検知部67b,67c,67dにより原稿の通過(言い換えれば、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bにより原稿が狭持されること)が検知され、かつ、隣り合う3つ以上の第1原稿検知部67により原稿の通過が原稿幅方向に配置された順番で検知(言い換えれば、原稿の先端がある斜行角度を有して一直線を形成していることが検知)された場合、原稿の斜行を補正することが可能と判定する。そして、コントロールユニット10は、「●」に対応する3つ以上の第1原稿検知部67のうち両端側に位置する第1原稿検知部67の検知タイミングの差に応じて、原稿の斜行角度を算出する。例えば、#4の場合、コントロールユニット10は、「●」に対応する3つ以上の第1原稿検知部67a,67b,67c,67dのうち両端側に位置する第1原稿検知部67a,67dの検知タイミングの差に応じて、原稿の斜行角度を算出する。
一方、コントロールユニット10は、#13〜26に示す検知態様の場合、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの一方のみにより原稿が狭持されるため、原稿の斜行を補正することが不可能と判定する。また、コントロールユニット10は、#27〜37に示す検知態様の場合、隣り合う3つ以上の第1原稿検知部67により原稿の通過が原稿幅方向に配置された順番で検知されておらず、原稿の斜行角度が不明であるため、原稿の斜行を補正することが不可能と判定する。なお、図6に表す表に対応する情報は、例えば予備実験により作成され、電子情報として補助記憶部40に記憶されている。
図7は、本実施の形態における画像読取装置1の斜行補正制御動作を示すフローチャートである。図7におけるステップS100の処理は、画像読取装置1の電源がオンにされ、原稿積載台120に原稿Pが積載されることにより開始する。
まず、コントロールユニット10は、搬送部60(給紙ローラー61)を制御して、原稿積載台120に積載されている原稿Pの給紙動作を開始する(ステップS100)。次に、コントロールユニット10は、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eの検知結果を取得する(ステップS120)。
次に、コントロールユニット10は、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eの検知結果に基づいて、原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定する(ステップS140)。判定の結果、原稿の斜行を補正することが不可能である場合(ステップS140、NO)、コントロールユニット10は、原稿の斜行を補正せずに(言い換えれば、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を互いに異ならせることなく)、画像読取部30を制御して原稿に形成された画像の読み取り動作を開始する(ステップS220)。この際、コントロールユニット10は、例えば通常より大きい読み取り領域を設定し、画像読取部30により読み取られた画像に対して公知の手法(例えば、クロッピング処理、エッジ検出処理)を用いて補正を行う。ステップS220の処理が完了することによって、画像読取装置1は、図7における処理を終了する。
一方、原稿の斜行を補正することが可能である場合(ステップS140、YES)、コントロールユニット10は、第1原稿検知部67の検知結果に応じて、原稿の斜行角度を算出する(ステップS160)。次に、コントロールユニット10は、算出した斜行角度に応じて、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を互いに異ならせることによって原稿の斜行を補正する(ステップS180)。
最後に、コントロールユニット10は、画像読取部30を制御して原稿に形成された画像の読み取り動作を開始する(ステップS200)。ステップS200の処理が完了することによって、画像読取装置1は、図7における処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像読取装置1は、複数の第1原稿検知部67の検知結果に基づいて、原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定し、原稿の斜行を補正することが可能と判定された場合、搬送部60を制御し、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を互いに異ならせることによって原稿の斜行を補正する。
このように構成した本実施の形態によれば、原稿の斜行を正しく補正することができない場合に、当該斜行を無理に補正することが防止される。その結果、原稿の斜行を無理に補正することによる不具合(例えば、原稿の斜行量がかえって大きくなったり、原稿に皺が発生したりしてしまう)の発生を防止することができる。
なお、上記実施の形態において、分離およびリタードローラー62,63は、原稿の斜行を補正する動作に伴い当該原稿に作用する荷重が減少するように、原稿幅方向に移動可能に構成されていても良い。図8に示すように、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aには弾性部材62b,63b(バネ部材)が取り付けられている。
図8Aは、原稿Pが斜行した状態で搬送され、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eにより原稿Pの先端の通過が検知される様子を示している。この段階では、分離およびリタードローラー62,63は、原稿幅方向における基本位置(原稿の搬送方向に対して均等位置)に位置している。
図8Bは、コントロールユニット10が、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eの検知結果に基づいて、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を変更(具体的には左斜行ローラー対64aの搬送速度を減速し、右斜行ローラー対64bの搬送速度を増速)して、原稿の斜行状態を補正する様子を示している。この際、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの間に搬送速度差が生じることにより、原稿幅方向(図中右方向)に、原稿Pの反時計回り方向の回転に伴う荷重Fが発生する。そして、分離およびリタードローラー62,63は、荷重Fにより、回転軸62a,63aにおいて弾性部材62b,63bの弾性力と荷重Fとが釣り合う位置まで原稿幅方向(図中右方向)に移動する。これにより、原稿Pの斜行を補正する際における原稿Pの回転負荷を減少させ、斜行補正性能を向上させることができる。さらに言えば、原稿Pの斜行を補正する際における原稿Pの回転に伴い、原稿Pに皺が発生することを防止することができる。
図8Cは、原稿Pの後端が第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eを通過した後の様子を示している。この際、原稿Pが荷重Fから解放される結果、分離およびリタードローラー62,63は、回転軸62a,63aにおいて基本位置まで原稿幅方向(図中左方向)に移動する。
図9は、図8を参照して説明した斜行補正の際における各パラメーターのタイミングチャートを示す。図9に示すように、第2原稿検知部69により原稿Pの通過が検知されたタイミング(時間t1)から左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度が変更され、分離およびリタードローラー62,63は、回転軸62a,63aにおいて弾性部材62b,63bの弾性力と荷重Fとが釣り合う位置まで原稿幅方向に移動する。その後、原稿Pの後端が第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eを通過する直前のタイミング(時間t2)で、分離およびリタードローラー62,63は、回転軸62a,63aにおいて基本位置まで原稿幅方向に移動する(戻る)。
また、本実施の形態において、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を互いに異ならせることによって原稿の斜行を補正する際、回転部80を制御し、原稿の斜行を補正する動作に伴い原稿に作用する荷重が減少するように分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aを回転させても良い。図10に示すように、回転部80は、保持部81、ピニオンギア82、ラックテーブル83、ガイド84、ピニオンギア85、モーター86および原点検知部87を備える。
保持部81は、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aを一体的に保持する。ピニオンギア82は、保持部81に取り付けられ、ラックテーブル83の上面と噛合する。ラックテーブル83は、ガイド84に固定されている。ガイド84は、ピニオンギア85と噛合している。モーター86は、コントロールユニット10の制御を受けて、ピニオンギア85を回転させる。原点検知部87は、ラックテーブル83に取り付けられたレバー83aと接触するか否かを検知することによって、ラックテーブル83が原稿幅方向(図中左右方向)における基本位置に位置するか否かを検知する。
ピニオンギア85が回転すると、ガイド84ひいてはラックテーブル83が原稿幅方向に移動する。ラックテーブル83が原稿幅方向に移動すると、ピニオンギア82ひいては保持部81が回転する結果、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aは、分離およびリタードローラー62,63の中心部を回転支点として、図中時計回り方向または反時計回り方向に回転する。すなわち、コントロールユニット10は、モーター86ひいてはピニオンギア85の回転量を制御することによって、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aの回転量(回転角度)を制御することができる。
原点検知部87は、ラックテーブル83に取り付けられたレバー83aと接触するか否かを検知することによって、回転軸62a,63aの回転位置が基本位置に位置するか否かを検知する。
図10Aは、原稿Pが斜行した状態で搬送され、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eにより原稿Pの先端の通過が検知される様子を示している。この段階では、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aの回転位置は、基本位置に位置している。原点検知部87は、ラックテーブル83に取り付けられたレバー83aと接触することを検知し、回転軸62a,63aの回転位置が基本位置に位置する旨をコントロールユニット10に通知する。
図10Bは、コントロールユニット10が、第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eの検知結果に基づいて、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を変更(具体的には左斜行ローラー対64aの搬送速度を減速し、右斜行ローラー対64bの搬送速度を増速)して、原稿の斜行状態を補正する様子を示している。この際、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの間に搬送速度差が生じることにより、原稿幅方向(図中右方向)に、原稿Pの反時計回り方向の回転に伴う荷重Fが発生する。その際、コントロールユニット10は、モーター86を制御することによって、原稿Pの回転方向(図中では反時計回り方向)に合わせて、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aを回転させる。コントロールユニット10は、原稿Pの斜行の補正量(回転角度)に応じて回転軸62a,63aの回転角度を設定し、当該斜行の補正が終了するまで回転軸62a,63aの回転を続行する。原点検知部87は、ラックテーブル83に取り付けられたレバー83aと接触しないことを検知し、回転軸62a,63aの回転位置が基本位置に位置しない旨をコントロールユニット10に通知する。回転軸62a,63aが回転することにより、原稿Pの斜行を補正する際における原稿Pの回転負荷を減少させ、斜行補正性能を向上させることができる。さらに言えば、原稿Pの斜行を補正する際における原稿Pの回転に伴い、原稿Pに皺が発生することを防止することができる。なお、図8に示した構成と図10に示した構成とを組み合わせて、原稿Pの斜行を補正する際における原稿Pの回転負荷を減少させるようにしても良い。
図10Cは、原稿Pの斜行の補正が終了し、原稿Pの後端が第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eを通過した後の様子を示している。この際、コントロールユニット10は、原点検知部87により回転軸62a,63aの回転位置が基本位置に位置することが検知されるまで、モーター86を制御することによって、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aを図中時計回り方向に回転させる。
図11は、図10を参照して説明した斜行補正の際における各パラメーターのタイミングチャートを示す。図11に示すように、第2原稿検知部69により原稿Pの通過が検知されたタイミング(時間t1)から左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度が変更されるとともに、原稿Pの回転方向(図11では反時計回り方向:CCW)に合わせて、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aの回転位置が変化する。その後、原稿Pの後端が第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eを通過する直前のタイミング(時間t2)から、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aの回転位置が原稿Pの回転方向と逆方向(図11では時計回り方向:CW)に変化する。
図12は、図10に示した構成を有する画像読取装置1の斜行補正制御動作を示すフローチャートである。図12におけるステップS300,S320,S340,S360,S400,S420の処理は、図7におけるステップS100,S120,S140,S160,S200,S220の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS380では、コントロールユニット10は、ステップS360にて算出した斜行角度に応じて、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を互いに異ならせることによって原稿の斜行を補正するとともに、モーター86を制御することによって、当該補正に伴う原稿Pの回転方向に合わせて、分離およびリタードローラー62,63の回転軸62a,63aを回転させる。
また、本実施の形態において、原稿の斜行を補正する際に重送検知部68により原稿の重送が検知された場合、斜行の補正状況に応じて、斜行ローラー対64を制御し、原稿の搬送方向と逆方向に当該原稿を搬送させても良い。図13は、この変形例における画像読取装置1の斜行補正制御動作を示すフローチャートである。図13におけるステップS500の処理は、原稿の斜行を補正する際に重送検知部68により原稿の重送が検知されることにより開始する。
まず、コントロールユニット10は、搬送部60(分離およびリタードローラー62,63、斜行ローラー対64)を制御して、原稿Pの搬送動作を停止する(ステップS500)。次に、コントロールユニット10は、第3原稿検知部70により原稿Pの先端の通過が検知されているか否かに応じて、原稿の斜行補正が終了したか否かについて判定する(ステップS520)。
判定の結果、原稿Pの斜行補正が終了している場合(ステップS520、YES)、コントロールユニット10は、搬送部60(分離およびリタードローラー62,63、斜行ローラー対64)を制御して、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を互いに異ならせることなく、原稿Pの先端が第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eを通過するまで、原稿Pの搬送方向と逆方向に原稿Pを搬送させる(ステップS540)。その後、コントロールユニット10は、搬送部60(分離およびリタードローラー62,63、斜行ローラー対64)を制御して、原稿Pの搬送方向への搬送動作を開始する。ステップS540の処理が完了することによって、画像読取装置1は、図13における処理を終了する。
一方、原稿Pの斜行補正が終了していない場合(ステップS520、NO)、コントロールユニット10は、搬送部60(分離およびリタードローラー62,63、斜行ローラー対64)を制御して、左斜行ローラー対64a,右斜行ローラー対64bの搬送速度を互いに異ならせることによって原稿Pの斜行を補正しながら、原稿Pの先端が第1原稿検知部67a,67b,67c,67d,67eを通過するまで、搬送方向と逆方向に原稿Pを搬送させる。より具体的には、コントロールユニット10は、ステップS500の時点において斜行補正しきれなかった分を、原稿Pを搬送させながら原稿Pの斜行を補正させる。その後、コントロールユニット10は、搬送部60(分離およびリタードローラー62,63、斜行ローラー対64)を制御して、原稿Pの搬送方向への搬送動作を開始する。ステップS560の処理が完了することによって、画像読取装置1は、図13における処理を終了する。
また、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、原稿の斜行を無理に補正することによる不具合の発生を防止することが可能な画像読取装置、斜行補正制御方法および斜行補正制御プログラムとして有用である。
1 画像読取装置
10 コントロールユニット
12 CPU
14 ROM
16 RAM
20 操作表示部
22 操作情報入力部
24 情報表示部
30 画像読取部
40 補助記憶部
50 ネットワーク接続部
60 搬送部
61 給紙ローラー
62 分離ローラー
62a,63a 回転軸
62b,63b 弾性部材
63 リタードローラー
64 斜行ローラー対
65,66 搬送ローラー対
67 第1原稿検知部
68 重送検知部
69 第2原稿検知部
70 第3原稿検知部
75 原稿搬送路
80 回転部
120 原稿積載台
130 原稿排出部
P 原稿

Claims (6)

  1. 原稿積載台に積載される原稿を原稿搬送路に搬送し、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置であって、
    前記原稿の搬送方向に直交する原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する複数の搬送ローラー対と、
    前記搬送方向における前記搬送ローラー対の上流側において、前記原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿の通過を検知する複数の原稿検知部と、
    前記搬送方向における前記原稿検知部の上流側に配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する第2搬送ローラー対と、
    前記複数の原稿検知部の検知結果に応じて、前記原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定する判定部と、
    前記判定部により前記原稿の斜行を補正することが可能と判定された場合、前記複数の搬送ローラー対を制御し、当該複数の搬送ローラー対の搬送速度を互いに異ならせることによって前記原稿の斜行を補正する制御部と、
    を備え、
    前記第2搬送ローラー対は、前記原稿の斜行を補正する動作に伴い当該原稿に作用する荷重が減少するように、前記原稿幅方向に移動可能に構成されている、
    画像読取装置。
  2. 前記第2搬送ローラー対を構成する第2搬送ローラーの回転軸には、弾性部材が取り付けられ、
    前記第2搬送ローラー対は、前記原稿の斜行を補正する動作に伴い、前記弾性部材の弾性力と前記荷重とが釣り合う位置まで前記原稿幅方向に移動する、
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿検知部は、3つ以上であり、
    前記判定部は、隣り合う3つ以上の前記原稿検知部により前記原稿の通過が前記原稿幅方向に配置された順番で検知され、前記原稿検知部の検知結果に基づいて前記複数の搬送ローラー対により前記原稿が狭持される場合、前記原稿の斜行を補正することが可能と判定する一方、前記原稿の通過が前記原稿幅方向に配置された順番で検知されず、または、前記複数の搬送ローラー対により前記原稿が狭持されない場合、前記原稿の斜行を補正することが不可能と判定する、
    請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記搬送方向における前記搬送ローラー対の下流側に配置され、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取部を備え、
    前記制御部は、前記判定部により前記原稿の斜行を補正することが不可能と判定された場合、前記原稿の斜行を補正せずに、前記画像読取部により読み取られた画像を補正する、
    請求項1から3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 原稿積載台に積載される原稿を原稿搬送路に搬送し、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置であって、
    前記原稿の搬送方向に直交する原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する複数の搬送ローラー対と、
    前記搬送方向における前記搬送ローラー対の上流側において、前記原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿の通過を検知する複数の原稿検知部と、
    前記搬送方向における前記原稿検知部の上流側に配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する第2搬送ローラー対と、
    を備える画像読取装置の斜行補正制御方法において、
    前記複数の原稿検知部の検知結果に応じて、前記原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定し、
    前記原稿の斜行を補正することが可能と判定された場合、前記複数の搬送ローラー対を制御し、当該複数の搬送ローラー対の搬送速度を互いに異ならせることによって前記原稿の斜行を補正し、
    前記第2搬送ローラー対は、前記原稿の斜行を補正する動作に伴い当該原稿に作用する荷重が減少するように、前記原稿幅方向に移動可能に構成されている、
    斜行補正制御方法。
  6. 原稿積載台に積載される原稿を原稿搬送路に搬送し、前記原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置であって、
    前記原稿の搬送方向に直交する原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する複数の搬送ローラー対と、
    前記搬送方向における前記搬送ローラー対の上流側において、前記原稿幅方向に間隔を置いて配置され、前記原稿の通過を検知する複数の原稿検知部と、
    前記搬送方向における前記原稿検知部の上流側に配置され、前記原稿を狭持しながら搬送する第2搬送ローラー対と、
    を備える画像読取装置の斜行補正制御プログラムにおいて、
    コンピューターに、
    前記複数の原稿検知部の検知結果に応じて、前記原稿の斜行を補正することが可能か否かについて判定する処理と、
    前記原稿の斜行を補正することが可能と判定された場合、前記複数の搬送ローラー対を制御し、当該複数の搬送ローラー対の搬送速度を互いに異ならせることによって前記原稿の斜行を補正する処理と、
    を実行させ、
    前記第2搬送ローラー対は、前記原稿の斜行を補正する動作に伴い当該原稿に作用する荷重が減少するように、前記原稿幅方向に移動可能に構成されている、
    斜行補正制御プログラム。
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