JP4312565B2 - シート給送装置及び該装置を備えた画像読取装置と画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び該装置を備えた画像読取装置と画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置、このシート給送装置を装置本体に備えてシート給送装置によって給送されたシートに形成された画像を読み取る画像読取装置、及びシート給送装置によって給送されたシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
シート給送装置は、シート積載手段であるシート積載台にシートを1枚ずつ重ねて積載されるようになっているが、シート積載台に、ステイプル、クリップ、糊付け等によって束状に綴じられたシートを誤ってユーザが積載したときでも、このシート束のシートを1枚ずつ分離して給送(給紙搬送)しようとする。
このような場合、シート束の内、給送ローラによって給送される最上位のシートが、綴じられた部分を中心にめくれ上がるように回転して皺になったり、破れたり、或いはシート束全体が回転して歪んだ形状になったりすることがある。
このような搬送異常を防ぐため、従来のシート給送装置は、シートの跳ね上がりをセンサで検知して、動作を停止することで、異常搬送によるシートの破損を防いでいた。
特に、シートの跳ね上がりを検知するシート検知手段である跳ね上がり検知センサは、発光部である発光素子と受光部である受光センサとを有するセンサが主流であり、これは、発光素子から受光センサへの光路が遮光されるか否かで、シートの跳ね上がりを検知できるようになっている。
その跳ね上がり検知は、以下の通りである。
シート給送装置の異常シート判断手段が、跳ね上がり検知センサを構成する発光素子と受光センサとの間にシートが無い場合、受光センサからの出力値が規定の閾値を上回るので、光路上にシートが無いと判断し、発光素子と受光センサとの間にシートがある場合、上記光路が遮られて、受光センサの受光量が減って出力値が減少し、受光センサの出力値が閾値を下回るので、光路上にシートがあるものと判断するようになっている。
このように、跳ね上がり検知センサによって、シートの異常搬送を検知したシート給送装置は、動作を停止して、シートの破損を防止していた。
しかし、発光素子、受光センサを有する跳ね上がり検知センサを用いた従来のシート給送装置は、搬送するシートの透過度の相違や、シート表面の反射係数の相違等によって、受光センサの受光量が異なり、受光センサからの出力値が不安定になって、跳ね上がっていないシートであっても、跳ね上がっているものと誤検知することがあった。
例えば、図23(a)に示すように、シート積載台110上にシートが無く、かつシート積載台110がもっとも下降した位置にいるとき、跳ね上がり検知センサSS1の直接光路L1とシート積載台の表面110aとが離れて、充分な距離があるため、受光センサSS1bの入光は、発光素子SS1aからの直接光路L1が主となり、直接光路以外からの乱反射は少なく、受光センサSS1bの受光量に基づく出力値は安定している。このときの受光センサSS1bの出力値を図24にVout1として示す。
これに対して、図23(b)に示すように、シート積載台110にシートを積載して、搬送開始位置までシート積載台110を上昇させた後、シートを給送する直前では、発光素部SS1aからの直接光路L1からの光束だけでなく、シート表面での反射光路L2,L3・・からの光束も受光センサSS1bに入光することになる。この結果、図24に示すように、受光センサSS1bの出力値は、Vout1より大きな値のVout2になる。
次に、図20に示すように、シートに異常状態が発生したとき、異常状態のシートが直接光路L1にまで跳ね上がって直接光路L1を遮るので、受光センサSS1bの受光量が少なくなって、出力値も小さくなる。
特に、透過率の低いシートでは、光束光量が著しく減少するので、受光センサSS1bからの出力値が、図25に示す一般原稿の出力例のように、上記Vout1,Vout2と比較して、極端に小さな値になり、あらかじめ設定した閾値値を下回ることで、シートを検知することができる。
しかし、図21に示すように、透過率の高いシートでは、光束がシートを透過するため、光束光量の減少が少なく、受光センサからの出力値がほとんど変化することなく、図25に示すように、半透過原稿の出力例のように、あらかじめ設定した閾値を下回らず、シートを検知できないことがある。
このように従来のシート給送装置は、閾値が固定されているため、シートの反射率、位置などの条件が変化すると、受光センサの出力値が大きく変化して、特に、表面反射率が高く、かつ、透過性のあるシートにおいては、誤判断することがあった。この結果、シートに傷を付けたり、シートを破損したり、シートにジャムを発生させたりすることがあった。
また、誤判断するシート給送装置を備えた画像読取装置は、シート給送装置が異常シートに対して的確な対応ができないため、誤って、傷の付いたシートや、破損したシート等が送られてくるため、画像読み取り効率が悪かった。
さらに、誤判断するシート給送装置を備えた画像形成装置は、シート給送装置が異常シートに対して的確な対応ができないため、誤って、傷の付いたシートや、破損したシート等が送られてくるため、画質の良い画像をシートに形成することができなかった。また、画像を形成しても、そのシートは使用することができないので、画像形成効率が悪かった。
本発明は、シート搬送直前毎にシート検知手段の受光部の受光量に応じた出力値に基づいて、閾値を設定することで異常シート判断手段の誤判断を防ぎ、ステイプル、クリップ等で一部分を固定したシート束が誤ってシート積載手段に積載されても、シートの異常状態を正確に判断するシート給送装置を提供することを目的としている。
本発明は、すばやく、正確にシートの異常状態を判断して、誤って、傷の付いたシートや、破損したシート等を送ることのないシート給送装置を備えて、画像読み取り効率を向上させた画像読取装置を提供することを目的としている。
本発明は、すばやく、正確にシートの異常状態を判断して、誤って、傷の付いたシートや、破損したシート等を送ることのないシート給送装置を備えて、画像形成効率を向上させた画像形成装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明のシート給送装置は、シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、前記シートの両側に配設されて光を発する発光部及び該発光部の光を受光する受光部を有するシート検知手段と、前記シート給送手段によって前記シートが給送される度に、前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて、前記シートからの反射量に対応した異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断する異常シート判断手段と、備えている。
上記の目的を達成するため、本発明のシート給送装置は、シートが積載される昇降可能なシート積載手段と、前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、前記シートの両側に配設されて光を発する発光部及び該発光部の光を受光する受光部を有するシート検知手段と、前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断する異常シート判断手段とを備え、前記異常シート判断手段は、前記シート積載手段が初期位置にいるときの前記受光部の出力値に基づいて異常シート検知用の基本閾値を設定し記憶し、前記シートの給送開始後の間もない間に前記出力値が前記可変閾値以下になったとき当該シートを跳ね上がった異常シートと判断し、前記間もない間後に前記出力値が前記基本閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断するようになっている。
上記の目的を達成するため、本発明のシート給送装置は、シートが積載される昇降可能なシート積載手段と、前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、前記シートの両側に配設されて光を発する発光部及び該発光部の光を受光する受光部を有するシート検知手段と、前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断する異常シート判断手段とを備え、前記異常シート判断手段は、前記シート積載手段が初期位置に下降した直後における前記受光部の出力値に基づいて異常シート検知用の基本閾値を設定し記憶し、前記シートの給送開始後の間もない間に前記出力値が前記可変閾値以下になったとき当該シートを跳ね上がった異常シートと判断し、前記間もない間後に前記出力値が前記基本閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断するようになっている。
本発明のシート給送装置における、前記シート検知手段は、前記発光部と前記受光部とを複数対有し、前記異常シート判断手段は、前記各受光部毎に前記可変閾値を設定し記憶し、前記シートの搬送途中において、前記出力値が、前記各受光部毎の前記可変閾値の内、いずれか1つの可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断するようになっている。
本発明のシート給送装置における、前記シート検知手段は、前記発光部と前記受光部とを複数対有し、前記異常シート判断手段は、前記各受光部毎に前記可変閾値と前記基本閾値とを設定し記憶し、前記シートの給送開始後の間もない間に前記出力値が、前記各受光部毎の前記可変閾値の内、いずれか1つの可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断し、前記間もない間後に前記出力値が、前記各受光部毎の前記基本閾値の内、いずれか1つの基本閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断するようになっている。
本発明のシート給送装置における、前記異常シート判断手段は、給送中の前記シートが跳ね上がった異常シートであると判断したとき、前記シート給送手段のシート給送動作を停止させるようになっている。
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、シートを給送するシート給送装置と、前記シート給送装置によって給送された前記シートの画像を読み取る読取手段と、を備え、前記シート給送装置は、前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて、前記シートからの反射量に対応した異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断すると共に前記シートの給送動作を停止させる異常シート判断手段とを備えている
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートを給送するシート給送装置と、前記シート給送装置によって給送された前記シートに画像を形成する画像形成手段と、を備え、前記シート給送装置は、前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて、前記シートからの反射量に対応した異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断すると共に前記シートの給送動作を停止させる異常シート判断手段とを備えている
請求項1のシート給送装置は、給送中のシートが異常状態になったとき、透過率の低いシートは勿論のこと、半透過シートであっても、確実に異常状態であることを判断することができて、シートの損傷を防止することができる。また、シート毎の反射係数に合わせた可変閾値を設定することができるので、シートが異常シートであるか否かの判断を正確に行うことができて、異常状態の検知を確実に行うことができる。
請求項2のシート給送装置は、上記効果の他に、同一のシートにおいて、反射係数にむらがあっても、確実に異常状態であることを判断することができて、シートの損傷を防止することができるという効果を奏する。
請求項3のシート給送装置は、シート積載手段に多くのシートを積載した状態でも正確に閾値の設定を行うことができ、精度良く、跳ね上がりのを検知することができるという効果を奏する。
請求項4のシート給送装置は、すばやく跳ね上がりを検知することができるという効果を奏する。
請求項5のシート給送装置は、すばやく跳ね上がりを検知することができるとともに、シート面に近い受光センサで、シート面の反射係数の変化で誤動作し難い状態を確保し、精度良く、跳ね上がりのを検知することができるという効果を奏する。
請求項6のシート給送装置は、シートの損傷を防止することができる。
請求項7の画像読取装置は、すばやく、正確にシートの異常状態を判断して、誤って、傷の付いたシートや、破損したシート等を送ることのないシート給送装置を備えているので、画像読み取り効率を向上させることができる。
請求項8の画像形成装置は、すばやく、正確にシートの異常状態を判断して、誤って、傷の付いたシートや、破損したシート等を送ることのないシート給送装置を備えているので、画像形成効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態のシート給送装置である原稿給送装置と、この原稿給送装置を装置本体に備えた画像読取装置である原稿読取装置とを図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態のシート給送装置は、原稿給送装置であるが、シートである原稿の代わりに画像を形成していないシートである被記録材を画像形成装置の装置本体の画像形成手段に給送するようにした被記録材給送装置としても使用することができる。また、原稿給送装置は、原稿読取装置の装置本体の代わりに、原稿を綴じたり、孔をあけたりする原稿後処理装置の装置本体に備えて、原稿後処理装置の装置本体に原稿を給送するようにしてもよい。したがって、本発明のシート給送装置は、画像読取装置の装置本体のみに設けられるものではない。
なお、各図において、「原稿台HP」と記載してあるのは、「原稿台ホームポジション」の略記である。
また、画像形成装置は図示していないが、図1において、後述する原稿読取部43の代わりに、例えばインクジェット噴出装置を設け、かつ画像情報信号を受けられるようにすると、画像情報信号に基づいてインクジェット噴出装置を作動させて、シートに画像を形成することのできる画像形成装置にすることができる。
(原稿読取装置及び第1原稿給送装置)
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置である原稿読取装置200の概略構成を示す図である。図2は、原稿読取装置200の概略図である。図1に示す原稿読取装置200は、第1実施形態の原稿給送装置101を備えているが、第1実施形態の原稿給送装置101の代わりに第2、第3、第4実施形態の原稿給送装置102,103,104も備えることができるようになっている。
シート積載手段である原稿台1は、原稿Fを複数枚積載することができて、昇降自在になっている。原稿台駆動モータ2は、原稿台1を昇降するようになっている。原稿台1の両脇には、原稿の両側を整合する1対の原稿規制板50を設けてある。原稿検知センサ3は、原稿台1の原稿Fを検知するようになっている。原稿給送モータ5により駆動されるシート給送手段である原稿給送ローラ4は、原稿Fを原稿台1から分離部に送り出す方向に回転するようになっている。
送りローラ6は、送りモータ8によって駆動されて、原稿Fを下流側に搬送する方向に回転するようになっている。分離ローラ7は、分離モータ9から不図示のスリップクラッチを介し、原稿Fを上流側に搬送する回転力を常時受けるようになっている。原稿Fが1枚の時、または、送りローラ6に直接当接したときには、分離ローラ7に加わるトルクが、前述のスリップクラッチのトルクに打ち勝ち、分離ローラ7は、搬送方向に送りローラ6に追従回転するようになっている。
原稿Fが複数枚のときには、原稿間の静止摩擦以上に設定されたスプリットクラッチを介しての回転トルクにより、分離ローラ7は、複数枚の原稿Fを給送したとき、最下位の原稿を上流側へ押し戻す方向に回転するようになっている。送りローラ6と分離ローラ7とのニップに重なって送り込まれた原稿Fは、送りローラ6の原稿Fを下流側に搬送する作用と、分離ローラ7の原稿Fを上流側に戻し搬送する作用とによって、分離搬送されることになる。なお、分離ローラ対6,7の代わりに不図示の分離ベルトローラ対(原稿F分離搬送手段)を使用してもよい。
搬送モータ10は、分離搬送後の原稿を原稿読み取り位置から排出位置まで搬送すると同時に、原稿の送り速度を原稿の読み取りに最適な速度や、原稿の解像度などに応じた速度に変更できるようになっている。
ニップ隙間調整モータ11は、分離ローラ7に対する送りローラ6の圧接圧を調整して、原稿の厚み、種類に適合した圧接圧で原稿を分離搬送しやすくするため設けてある。
原稿読取センサ14,15を備えた画像読取手段である原稿読取部43は、原稿を読み取るようになっており、原稿の読み取り速度と解像度に基づき走査間隔を変更できるようになっている。原稿排出センサ16は、原稿読取部43を通過して原稿排出部44に排出される原稿を検知するようになっている。
レジストローラ17,18は、原稿が下流側に搬送するのを制限して、原稿の斜行を補正した後、レジストクラッチ19が接続されることで、搬送モータ10の駆動によって、原稿Fを下流に搬送するようになっている。原稿搬送ローラ20,21,22,23は、原稿Fを原稿排出部44に搬送するようになっている。上ガイド板40と下ガイド板41との2つのガイド板は、分離ローラ対6,7、レジストローラ17,18、原稿搬送ローラ20,21,22,23に挟まれて搬送される原稿Fを案内するようになっている。
給送前原稿センサS1は、原稿の先端が送りローラ6に近接するのを検知するようになっている。給送後原稿センサS2は、原稿の先端が送りローラ6を通過したのを検知するようになっている。
レジスト前センサS3は、レジストローラ17,18(レジストローラ対)の上流側に配設されて、レジストローラ対に近接する原稿先端を検知するようになっている。レジスト後センサS4は、レジストローラ17,18の下流側に配設され、レジストローラ対を通過した原稿の先端を検知するようになっている。
シート検知手段である跳ね上がり検知センサSS1は、原稿台1上で跳ね上がった原稿を検知するようになっている。
図3は、跳ね上がり検知センサSS1の構成と、原稿Fとの位置関係を示す図である。符号SS1aは、発光部である発光LED等で構成した発光素子を示している。符号SS1bは、受光部である受光素子で構成した受光センサを示している。発光素子SS1aは、原稿台1の一方の側に配設し、受光センサSS1bは、原稿台1の他方の側に対向して配設してある。
発光素子SS1aと受光センサSS1bとを結ぶ線は、原稿台1の原稿積載面1aに略平行で、原稿Fの搬送方向に対して直交している。
図4に示すように跳ね上がり検知センサSS1は、発光素子SS1aから受光センサSS1bへの光路が原稿Fによって遮られて、受光センサSS1bの受光量が少なくなると、受光センサSS1bからの出力値が閾値を下回るので、原稿が跳ね上がったことを検知することができるようになっている。
異常シート判断手段である制御部45(図22参照)は、原稿給送装置のみならず、原稿読取装置200全体を制御するようになっており、例えば、各センサからの出力信号や、記憶部47に記憶してある情報等に基づいて、各モータやクラッチ等を制御して、ローラの回転を制御するようになっている。なお、制御部45は、原稿給送装置のみを制御して、画像読取装置200の本体201の制御は別の制御部によって制御してもよい。
原稿読取装置200の動作、主に、第1実施形態の原稿給送装置101の動作を説明する。
ユーザが原稿台1に原稿Fを複数枚積載する。ユーザの操作によってパネル等の操作部46(図1参照)からスタート信号が制御部45(図22参照)に送られる。また、操作部46は、原稿Fの跳ね上りや、カール量の多いことが検知されたとき、異常状態をユーザに報せるようになっている。制御部45は、原稿台駆動モータ2に上昇信号を送り、原稿台1を上昇させて、原稿を給送位置まで上昇させる。上昇した原稿が、原稿検知センサ3に検知されると、制御部45は、原稿台駆動モータ2の回転を止めて、原稿台1の上昇を停止させる。
その後、制御部45は、原稿給送モータ5を始動して、原稿給送ローラ4に原稿Fの給送を行わせる。原稿給送モータ5は、駆動と停止を繰り返して、原稿台1に積載してある原稿Fを順次給送する。
途中で原稿検知センサ3が原稿Fを検知できなくなると、制御部45は、再び、原稿台1を上昇させて、原稿Fを給送位置まで上昇させる。制御部45は、最終的に、原稿台1を最上位に移動させても原稿検知センサ3が原稿を検知しない場合、積載原稿が無くなったものとみなして、給紙搬送動作を停止させて、原稿台1を下降させ、ホームポジションに戻して、すべての動作を停止させる。
制御部45は、原稿F1が給送前原稿センサS1に検知されてから規定時間、または規定パルス数の間、原稿給送モータ5を制御して、原稿給送ローラ4で1枚目の原稿F1を搬送する。制御部45は、原稿F1の先端が分離ローラ対6,7に突き当たったタイミングで、送りモータ8を始動して送りローラ6を回転させ始めると同時に、ニップ隙間調整モータ11を作動させて送りローラ6と分離ローラ7との圧接圧を調整する。
送りローラ6と分離ローラ7の圧接圧が最適に調節されると、原稿Fは、送りローラ6の進行方向の力と、分離ローラ7の反給送方向の力とを受けながら、徐々に送りローラ6と分離ローラ7との間を搬送されていく。
ここで、図20に示すように、原稿束の角がステイプルSP1、不図示のクリップ等によって固定されている場合、最上位の原稿F1は、送りローラ6と分離ローラ7(図1、図2参照)との間を通過するにしたがって、原稿F1の一部分が跳ね上がり始める。
この跳ね上がりは、原稿F1がステイプルSP1等によって固定された部分により、原稿給送ローラ4及び送りローラ6による進行方向への搬送力と、分離ローラ7による反給送方向への逆送力とのバランスが崩れた後、発生する。この跳ね上がりは、特に、原稿F1に「腰」が、ある場合には顕著に生じる。
原稿F1の跳ね上がった一部が、跳ね上がり検知センサSS1にまで達して、跳ね上がり検知センサSS1の発光素子SS1a、受光センサSS1b間の光路を遮ることで、原稿F1の跳ね上がりが跳ね上がり検知センサSS1によって検知される。
制御部45は、跳ね上がり検知センサSS1からの信号により、原稿給送モータ5、送りモータ8、分離モータ9の回転を停止させる。
制御部45は、受光センサSS1bの出力値を所定の閾値と比較して、その値の大小で光路の遮光、すなわち、原稿F1の跳ね上がりの有無を判断する。
従来、上記閾値は、完全固定、又は工場などで可変抵抗等を用いて、半固定的に調整されている。
しかし、閾値を完全固定、半固定状態にすると、跳ね上がり検知センサSS1の性能のばらつきや経年変化などに対応することができないで、跳ね上がり検知センサSS1の性能を充分に発揮させることができなかった。
本実施形態の原稿給送装置101は、上記の問題に対処するため、図5に示すように、一般的には原稿台1が下がった状態での受光センサSS1bの出力値に一意的な比率で減じた値を閾値として設定して、この閾値を用いて光路の遮光、すなわち原稿Fの跳ね上がりの有無を判断する可変方法を採用し、跳ね上がり検知センサSS1の性能のばらつき、経年変化に対応することができるようにした。
しかし、上記可変方式においても、図6に示すように、受光センサSS1bは、原稿表面の反射係数が高いと、発光素子SS1aからの直接光だけでなく、原稿表面からの反射光も受光することになる。この結果、原稿Fが跳ね上がり検知センサSS1の近傍にある場合、受光センサSS1bの出力値も大きくなることになる。また、原稿Fが半ば光を通す半透過性であれば、原稿端が跳ね上がり、跳ね上がり検知センサSSの光路を遮っても、充分な出力減少が期待できないで、跳ね上がりを確実に検知することができないことになる。
本実施形態の原稿給送装置101は、原稿台1が上昇して、原稿給送モータ5が始動するときに、受光センサSS1bの出力値に規定の割合で減じた値を閾値SH1として記憶部47(図22参照)に記憶する。以降、前述のシーケンスに従って、原稿Fを分離給紙するようになっているがシートが給送される度に、受光センサSS1bの出力値を規定の割合で減じてそのシートの閾値とする。これにより、図7で示すように、原稿Fからの反射光の増減に対応して、閾値が変化することになる。
図8は、本実施形態の原稿給送装置101において、半透過原稿が、跳ね上がり検知センサSS1の光路を遮ったときのセンサ出力値の変化を示すグラフである。図5、図6に示す、原稿台1がホームポジションにいるときの出力値を閾値とする方法と比較して、わずかな出力減少でも光路の遮光を判断することができて、多種多用な原稿においても精度良く跳ね上がりを検知することができる。
すなわち、第1実施形態の原稿給送装置101は、制御部(異常シート判断手段)45が、原稿給送ローラ(シート給送手段)4によって原稿(シート)が給送される度に、原稿の給送開始時における受光センサ(受光部)SS1bの受光量に応じた出力値に基づいて異常原稿検知用の可変閾値を設定し記憶部47(図22参照)に記憶し、原稿の給送途中において、出力値が可変閾値以下になったとき、その原稿を異常原稿であると判断するようになっているので、給送中の原稿が異常状態になったとき、透過率の低い原稿は勿論のこと、半透過原稿であっても、確実に異常状態であることを判断することができて、原稿給送ローラ4を停止させ、原稿の損傷を防止することができるという特長がある。
また、第1実施形態の原稿給送装置101は、原稿毎の反射係数に合わせた可変閾値を設定することができるので、原稿が異常原稿であるか否かの判断を正確に行うことができて、異常状態の検知を確実に行うことができるという特長もある。
なお、原稿の給送開始時とは、符号B1,B2,B3・・で示す部分において、受光センサSS1bが発光素子SS1aの光を受光できる略時間帯のことである。原稿の給送途中とは、上記給送開始時後、当該原稿が受光センサSS1bを略通過し終わるまでの時間帯のことである。
(第2実施形態)
図9は、同一の原稿において表面の反射係数にむらがあるが原稿に対応できる第2実施形態の原稿給送装置102の要部概略斜視図である。符号FAaで示す部分が他の部分より反射係数が小さくなっている(反射しにくくなっている)部分である。この原稿FAを給送すると、跳ね上がり検知センサSS1の受光センサSS1bの出力値は、図10に示すように搬送量に応じて、細かく増減する。すなわち、受光センサSS1bの出力値は、跳ね上がり検知センサSS1の発光部SS1bが反射係数の小さい部分FAaを照射すると他の部分よりも小さく。このため、図10に示すように、搬送開始時の受光センサSS1bの出力値を基準として、閾値を設定すると、途中で大きく反射係数が減少したとき、出力値が閾値を下回り、制御部45がシートが跳ね上がっているものと誤判断することがある。
これに対して、図11に示すように、第2実施形態の原稿給送装置102は、原稿台1が下がった状態での受光センサSS1bの出力値に一意的な比率で減じた値を基本閾値として記憶部47(図22参照)に記憶して、次に、原稿給送モータ5が始動するときに、受光センサSS1bの出力値に規定の割合で減じた値を可変閾値として記憶部47に記憶するようになっている。すなわち、反射係数の小さい部分FAaを照射するときの閾値が、基本閾値となっている。
したがって、原稿給送装置102は、原稿給紙開始時には、前述の可変閾値を用いて、原稿跳ね上がりの有無を判定し、一定枚数原稿を搬送した後に、基本閾値に変更して、原稿跳ね上がりの有無を正確に判定できるようになっている。
一般に、原稿の一部がステイプル、クリップ等で固定されている場合には、給紙開始直後の大きな跳ね上がりが発生するため、途中で基本閾値へ閾値を変更しても性能に大幅な悪化は発生しない。逆に、制御部45の誤判断が無くなることで、原稿給送装置102の跳ね上がり検知性能が向上する。
すなわち、第2実施形態の原稿給送装置102は、制御部(異常シート判断手段)45が、原稿台(シート積載手段)1が初期位置にいるときの受光センサ(受光部)SS1bの出力値に基づいて異常原稿検知用の基本閾値を設定し記憶部47(図22参照)に記憶し、原稿の給送開始後の間もない間に出力値が第1実施形態の原稿給送装置101と同様にして得た可変閾値以下になったとき当該シートを異常シートと判断し、前記間もない間後に上記に受光センサ(受光部)SS1bの出力値が上記基本閾値以下になったとき、当該原稿を異常原稿であると判断するようになっているので、第1実施形態の原稿給送装置101と同様な特長がある。
さらに、第2実施形態の原稿給送装置102は、同一の原稿において、反射係数にむらがあっても、確実に異常状態であることを判断することができて、原稿給送ローラ4を停止させ、原稿の損傷を防止することができるという特長もある。
なお、原稿の給送開始後の間もない間とは、符号B1,B2,B3・・から所定時間後までの間のことである。すなわち、B1とC1との間、B2とC2との間、B3とC3との間のことである。間もない間後とは、間もない間を経過した後、当該原稿が受光センサSS1bを略通過し終わるまでの時間帯のことである。
(第3実施形態)
図12、図13は、原稿台に原稿が確実に積載されていないとき基本閾値を設定できる第3実施形態の原稿給送装置103の要部概略斜視図である。
図14は、原稿給送装置103が、最終原稿Fを分離搬送し終わって、原稿台1をもっとも下に下降させ、次の原稿を補給され、再度、原稿を分離給送するときの受光センサSS1bの出力値と閾値の変化を示した図である。
図13のように、最終原稿を搬送終了して、原稿台1をもっとも下げた状態では、原稿面からの反射光が無くなるため、受光センサSS1bの出力値が低くなる。次に、図14のように、ユーザにより原稿が補給されると、補給された原稿面と受光センサSS1bとの距離が短くなり、原稿面からの反射光量が増加して、受光センサSS1bの出力値も増加する。
図14に示すように、原稿台1が下がった状態での受光センサSS1bの出力値に1以下の定数を乗じた値を基本閾値として記憶部47に記憶する場合において、原稿台1に積載された原稿面の高さ位置が積載した原稿量に応じて変化し、原稿面からの反射光量も変化することから、原稿台1が上昇する直前を受光センサSS1bの基準値として、前述の基本閾値を記憶部47に記憶すると、本来求めるべき基本閾値に対して閾値が大きくなることがある。
この状態で、積載した原稿の途中に原稿面の反射係数の低い原稿が混在するときには、基本閾値以下になる原稿が混在する可能性もあり、制御部45が跳ね上がり原稿でないにも拘わらず、跳ね上がり原稿であると誤判断するおそれがある。
そこで、本実施形態の原稿給送装置103は、図15に示すように、最終原稿を搬送終了して、原稿台1をもっとも下げた直後では、原稿台に原稿が無いことが充分に期待でき、この時に、受光センサSS1bの出力値に1以下の定数を乗じた値を基本閾値として記憶部47に記憶できるようになっている。
すなわち、第3実施形態の原稿給送装置103は、制御部(異常シート判断手段)45が、シート積載台(シート積載手段)1が初期位置に下降した直後における受光センサ(受光部)SS1bの出力値に基づいて異常原稿検知用の基本閾値を設定し記憶部47に記憶し、原稿の給送開始後の間もない間に受光センサSS1bの出力値が第1実施形態の原稿給送装置101と同様にして得た可変閾値以下になったとき当該原稿を異常原稿と判断し、上記間もない間後に受光センサSS1bの出力値が上記基本閾値以下になったとき、当該原稿を異常原稿であると判断するようになっているので、第1、第2実施形態の原稿給送装置101,102と同様な特長がある。
さらに、第3実施形態の原稿給送装置103は、原稿台に多くの原稿を積載した状態でも正確に閾値の設定を行うことができ、精度良く、跳ね上がりを検知することができるという特長もある。
なお、原稿の給送開始後の間もない間とは、符号B1,B2,B3・・から所定時間後までの間のことである。すなわち、B1とC1との間、B2とC2との間、B3とC3との間のことである。間もない間後とは、間もない間を経過した後、当該原稿が受光センサSS1bを略通過し終わるまでの時間帯のことである。
(第4実施形態)
図16は、ジャムを起こさない程度にカールした原稿を異常原稿であると判断しない第4実施形態の原稿給送装置104の要部概略斜視図である。第1実施形態の原稿給送装置101において、跳ね上がり検知センサSS1の代わりに、原稿台1の原稿積載面(原稿F積載面)1aに対して垂直方向に1次元的(一直線的)に配列された複数の発光素子SS4a1乃至SS4a5からなる発光部発光素子SS4aと、複数の受光センサSS4b1乃至SS4b5からなる受光部SS4bとを有するシート検知手段である跳ね上がり検知センサSS4を備えている。
跳ね上がり検知センサSS4は、複数の発光素子SS4a1乃至SS4a5と複数の受光センさSS4b1乃至SS4b5とを有することによって、原稿の跳ね上がり量を多値で検知することができるようになっている。
この跳ね上がり検知センサSS4を用いた制御は、以下のようになる。ユーザが原稿台1に原稿Fを複数枚載置する。ここで操作部46からのスタート信号が、制御部45に送られると、制御部45は、原稿台駆動モータ2に上昇信号を送り、原稿台1を原稿給送位置まで上昇させる。
これにより、制御部45は、カールした原稿でも、原稿台1が所定の原稿給送開始位置まで上昇した時点での、原稿のカール量を記憶して、記憶量からの差分を用いて判断することで動作を継続させることができる。すなわち、原稿のカール量がジャムを発生するカール量を超えた場合、制御部45は、原稿の給送を停止して、操作部46を通じてユーザに原稿が異常な形状をしていることを報せるようになっている。原稿のカール量がジャムを発生するカール量を超えていない場合、制御部45は、原稿がカールしてもジャムを起こさない程度の原稿であれば異常原稿であると判断しないで原稿の給送を行う。
上記跳ね上がり検知センサSS4は、複数のセンサ対を有し、これらが原稿面に対して垂直方向(一直線状)に順次配列してあるので、受光部SS4bの出力に対する原稿面反射の影響は、原稿面を離れるにしたがって少なくなる。
図17は、5対の発光素子と受光センサで構成した上記跳ね上がり検知センサSS4の受光部SS4bの出力値を正規化して、原稿表面の反射係数の違いにより出力値が変化するのを表した図である。
図18は、5対の発光部と受光部の内、原稿の上面にもっとも近い受光部SS4b1の出力値の変化と、原稿の上面からもっとも遠いSS4b5の出力値の変化と、閾値の設定を表した図である。
第4実施形態の原稿給送装置104は、実施形態1の原稿給送装置101と同様に、原稿給送モータ5が始動するときに、受光部SS4b1の出力値に規定の割合で減じた値を閾値SH1−1として記憶部47(図22参照)に記憶し、受光部SS4b5の出力値に規定の割合で減じた値を閾値SH1−5として記憶部47(図22参照)に記憶する。このとき、出力値に対して閾値を設定するときには、原稿の上面に近くで反射光の影響を受けやすい受光部SS4b1の出力値は、大きく減じた閾値(可変閾値1)を設定し、逆に、原稿面から遠くて、反射光の影響を受けにくい受光部SS4b5の出力値は小さく減じた閾値(可変閾値5)を設定する。
第4実施形態の原稿給送装置104は、跳ね上がり検知センサ(シート検知手段)SS5は、発光素子(発光部)SS4a1乃至SS4d5と、受光センサ(受光部)SS5b1乃至SS4b5とを複数対有し、制御部(異常シート判断手段)45が、各受光センサ毎に第1実施形態の原稿給送装置と同様にして可変閾値を設定し記憶部47に記憶し、原稿の給送開始後の間もない間に受光センサの出力値が、各受光センサ毎の可変閾値の内、いずれか1つの可変閾値以下になったとき、当該原稿を異常原稿であると判断し、間もない間後に受光センサの出力値が、各受光部毎の上記基本閾値の内、いずれか1つの基本閾値以下になったとき、当該原稿を異常原稿であると判断するようになっているので、第1乃至第4の原稿給送装置と同様な特長を有している。
さらに、第4実施形態の原稿給送装置104は、原稿の一部がステイプル等で固定され、大きな跳ね上がりが発生したとき、5つの受光センサSS4b1乃至SS4b5まで原稿が跳ね上がった原稿がセンサ光路をわずかに遮光しただけで、すばやく跳ね上がりを検知することができる。加えて、原稿面に近いSS4b1で、原稿面の反射係数の変化で誤動作し難い状態を確保し、精度良く、跳ね上がりのを検知することができるという特長もある。
なお、原稿の給送開始後の間もない間とは、符号B1,B2,B3・・から所定時間後までの間のことである。すなわち、B1とC1との間、B2とC2との間、B3とC3との間のことである。間もない間後とは、間もない間を経過した後、当該原稿が受光センサSS1bを略通過し終わるまでの時間帯のことである。
本発明の実施形態の画像読取装置の概略構成を示す正面断面図である。 図1の画像読取装置における原稿読取装置の部分の概略図である。 第1実施形態の跳ね上がり検知センサと原稿の位置関係を示す図である。 第1実施形態の跳ね上がり検知センサが原稿の跳ね上がりを検知した状態を示す図である。 第1実施形態の原稿給送装置の説明において、跳ね上がり検知センサの閾値を原稿台が上がる前にのみ変更した場合の説明用の図である。 第1実施形態の原稿給送装置の説明において、跳ね上がり検知センサに一般原稿と半透過原稿を挿入したときの受光センサの出力値の変化を説明するための図である。 第1実施形態の原稿給送装置の説明において、跳ね上がり検知センサの閾値を原稿給紙毎に可変としたときの説明用の図である。 第1実施形態の原稿給送装置の説明において、跳ね上がり検知センサの閾値を原稿給紙毎に可変としたときに、一般原稿と半透過原稿を挿入した時の受光センサの出力値の変化を示す図である。 第2実施形態の原稿給送装置の要部斜視図である。 第2実施形態の原稿給送装置の説明において、原稿表面の反射率が違うときの、受光センサの出力値を示した図である。 第2実施形態の原稿給送装置において,原稿搬送量に応じて閾値を変更した例を示した図である。 第3実施形態の原稿給送装置の要部斜視図である。 第3実施形態の原稿給送装置において、原稿台がもっとも下にあるときに原稿を積載されたときの原稿と、跳ね上がり検知センサとの位置関係を示す図である。 第3実施形態の原稿給送装置の説明において、原稿台を上げる直前に基本閾値を設定したときの受光センサの出力と閾値を示した図である。 第3実施形態の原稿給送装置において、受光センサの出力と閾値を示した図である。 第4実施形態の原稿給送装置の要部斜視図である。 第4実施形態の原稿給送装置において、跳ね上がり検知センサが複数のセンサ対のセンサ出力値を示す図である。 第4実施形態の原稿給送装置において、跳ね上がり検知センサの複数のセンサ対のセンサ出力値と閾値を変更した例を示す図である。 従来例の跳ね上がり検知センサと原稿の位置関係を示した図である。 原稿が跳ね上がった状態を示した図である。 半透過の原稿が跳ね上がった状態を示した図である。 本実施形態の原稿給送装置の制御ブロック図である。 跳ね上がり検知センサにおいて、発光素子が発光した光を受光センサが受講している状態を示した図である。(a)は、シート積載台が下降したときの受光センサの受光状態図である。(b)は、シート積載台が上昇したときの受光センサの受光状態図である。 従来例の跳ね上がり検知センサの出力値と閾値の関係を示した図である。 従来例の跳ね上がり検知センサの出力値と閾値の関係を示した図である。
符号の説明
S1 給送前原稿センサ
S2 給送後原稿センサ
S3 レジスト前センサ
S4 レジスト後センサ
SS1 跳ね上がり検知センサ(シート検知手段)
SS1a 跳ね上がり検知センサ(シート検知手段)の発光素子(発光部)
SS1b 跳ね上がり検知センサ(シート検知手段)の受光センサ(受光部)
SS4 多値出力の跳ね上がり検知センサ(シート検知手段)
F 原稿(シート)
F1 1枚目の原稿
FA 原稿(シート)
FAa 反射係数の小さい部分
1 原稿台(シート積載手段)
1a 原稿積載面(シート積載面)
2 原稿台駆動モータ
3 原稿検知センサ
4 原稿給送ローラ(シート給送手段)
5 原稿給送モータ
6 送りローラ
7 分離ローラ
6,7 分離ローラ対
8 送りモータ
9 分離モータ
10 搬送モータ
11 ニップ隙間調整モータ
14,15 原稿読取センサ
16 原稿排出センサ
17,18 レジストローラ
19 レジストクラッチ
20,21 原稿搬送ローラ(シート供給搬送手段)
22,23 原稿搬送ローラ(シート排出搬送手段)
43 原稿読取部(画像読取手段)
45 制御部(異常シート判断手段)
46 操作部
47 記憶部
50 原稿規制板
101,102,103,104 原稿給送装置(シート給送装置)
200 原稿読取装置(画像読取装置)
201 原稿読取装置(画像読取装置)の本体

Claims (8)

  1. シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、
    前記シートの両側に配設されて光を発する発光部及び該発光部の光を受光する受光部を有するシート検知手段と、
    前記シート給送手段によって前記シートが給送される度に、前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて、前記シートからの反射量に対応した異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断する異常シート判断手段と、
    を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. シートが積載される昇降可能なシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、
    前記シートの両側に配設されて光を発する発光部及び該発光部の光を受光する受光部を有するシート検知手段と、
    前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断する異常シート判断手段とを備え、
    前記異常シート判断手段は、前記シート積載手段が初期位置にいるときの前記受光部の出力値に基づいて異常シート検知用の基本閾値を設定し記憶し、前記シートの給送開始後の間もない間に前記出力値が前記可変閾値以下になったとき当該シートを跳ね上がった異常シートと判断し、前記間もない間後に前記出力値が前記基本閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断することを特徴とするシート給送装置
  3. シートが積載される昇降可能なシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載された前記シートを給送するシート給送手段と、
    前記シートの両側に配設されて光を発する発光部及び該発光部の光を受光する受光部を有するシート検知手段と、
    前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断する異常シート判断手段とを備え、
    前記異常シート判断手段は、前記シート積載手段が初期位置に下降した直後における前記受光部の出力値に基づいて異常シート検知用の基本閾値を設定し記憶し、前記シートの給送開始後の間もない間に前記出力値が前記可変閾値以下になったとき当該シートを跳ね上がった異常シートと判断し、前記間もない間後に前記出力値が前記基本閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断することを特徴とするシート給送装置
  4. 前記シート検知手段は、前記発光部と前記受光部とを複数対有し、
    前記異常シート判断手段は、前記各受光部毎に前記可変閾値を設定し記憶し、前記シートの搬送途中において、前記出力値が、前記各受光部毎の前記可変閾値の内、いずれか1つの可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記シート検知手段は、前記発光部と前記受光部とを複数対有し、
    前記異常シート判断手段は、前記各受光部毎に前記可変閾値と前記基本閾値とを設定し記憶し、前記シートの給送開始後の間もない間に前記出力値が、前記各受光部毎の前記可変閾値の内、いずれか1つの可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断し、前記間もない間後に前記出力値が、前記各受光部毎の前記基本閾値の内、いずれか1つの基本閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断することを特徴とする請求項2又は3に記載のシート給送装置。
  6. 前記異常シート判断手段は、給送中の前記シートが跳ね上がった異常シートであると判断したとき、前記シート給送手段のシート給送動作を停止させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. シートを給送するシート給送装置と、
    前記シート給送装置によって給送された前記シートの画像を読み取る読取手段と、を備え、
    前記シート給送装置は、前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて、前記シートからの反射量に対応した異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断すると共に前記シートの給送動作を停止させる異常シート判断手段とを備えていることを特徴とする画像読取装置。
  8. シートを給送するシート給送装置と、
    前記シート給送装置によって給送された前記シートに画像を形成する画像形成手段と、を備え、
    前記シート給送装置は、前記シートの給送開始時における前記受光部の受光量に応じた出力値に基づいて、前記シートからの反射量に対応した異常シート検知用の可変閾値を設定し記憶し、当該シートの給送途中において、前記出力値が前記可変閾値以下になったとき、当該シートを跳ね上がった異常シートであると判断すると共に前記シートの給送動作を停止させる異常シート判断手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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