JP4121647B2 - アルコールの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、気相でアルデヒドを水素化することによってアルコールを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルコールが相応する飽和−または不飽和アルデヒドを高温でかつ場合によっては高圧で接触的に水素化することによって製造できることは公知である。この反応は均一相または不均一相で不連続的にまたは連続的に実施することができる。これに相応して、水素化触媒は溶解した状態でまたは懸濁物として微細に分散した状態でまたは固定床として触媒として粒状またはペレト状ので使用される。水素化すべき化合物は触媒にガス状または液状で導入することができる。
【0003】
特に、アルケン類のヒドロホルミル化によって得られる飽和アルデヒドの水素化およびアルデヒドのアルドール化反応によって生じるα、β−不飽和アルデヒドの水素化が非常に重要である。これらの内、n−およびi−ブチルアルデヒド、n−およびi−バレルアルデヒド、ヒドロキシピバルアルデヒド、n−およびi−ヘキサナル、2−エチルヘキサナル、異性体ノネナルおよび/または異性体ノナナルの混合物並びに異性体デセナルおよび/または異性体デカナルの混合物が特に工業的に重要である。
【0004】
カルボニル化合物、特にケトン類、アルデヒドおよびそれらの誘導体を接触的に水素化することによってアルコールを製造することに関する総括的な説明はHouben−Weyl、”Methoden der organischenChemie”、Georg Thieme出版社、シュトットガルト/ニューヨーク(1984)第VI/Ib巻、第9〜111頁に記載されている。
【0005】
液相での水素化の場合には、十分な水素化を達成するために、20〜300barの装置圧が一般的である。更に通常は多段階で実施しなければならない(ドイツ特許出願公告(B)第1, 231, 227号明細書)。この反応は顕著な発熱反応なので、工業用反応器においては水素化生成物の多くの部分を還流するかまたは熱搬出ができる様に溶剤で希釈する必要がある。このことは反応器を通るアルデヒドの空間速度が比較的に小さく、その結果として滞留時間が長いので反応性アルデヒドの不所望の後続反応生成物の生成が促進される。この問題は気相で水素化することによって避けることができる。
【0006】
それ故に容易に気化可能なアルデヒドの水素化は好ましくは気相において主としてニッケルおよび/または銅を含有する種々の触媒の存在下に高圧高温にて実施される。
ヨーロッパ特許出願公開(A)第421、196号明細書から、有機カルボニル化合物を気相において60〜150℃の温度および場合によっては高圧のもとでニッケル、酸化アルミニウムおよび二酸化ジルコニウムを含有する担持触媒の存在下に反応させるアルコールの製法が公知である。
【0007】
しかしながら気相でニッケルおよび/または銅を含有するこの種の触媒によってアルデヒドを水素化する場合には、液相で実施する場合よりもたとえ僅かとはいえ、所望のアルコールの収率を低下させる副生成物が同様に生じる。
それ故にこの分野では使用する触媒を更に開発することによって水素化反応の選択率およびそれ故の価値ある生成物の収率を改善する沢山の試みがなされている。
【0008】
例えばベルギー特許第690,249号明細書から、気相においてアルデヒドを接触的に水素化することによって飽和脂肪族アルコールを製造する方法が公知であり、この方法では第一段階でシリカゲルに銅/ニッケル−触媒を担持した担持触媒をそして第二段階でニッケル−および/またはパラジウム含有触媒を使用している。この方法は穏やかな条件のもとで飽和アルコールを理論収率で製造することを可能としている。しかしながら、温度の上昇の様な予想外の機能不全に対してまたは容易に永久的損傷を触媒に与え得る不純物に対してシリカゲル担持触媒が非常に過敏であるという欠点がある。特にこれらの触媒は高温で不純物を焼却することによって再生するのに適していない。何故ならばかゝる高温処理によって再生された触媒を水素化反応で再使用する際に副生成物、例えば炭化水素およびエーテルの発生が一般に著しく増加するからである。
【0009】
不所望の副生成物の発生に対する水素化触媒の表面のpH値の重要性は既に久しい以前から公知である。例えばJournal of Catalysis128、337−351頁(1991)からNi/SiO2 −触媒の表面の酸中心の存在下にアルデヒドを水素化する際にエーテル副生成物が生ずることが開示されている。このエーテルの発生を回避するために、ドイツ特許(C)第1,643,856号明細書に、銅および/またはニッケルを含有しかつシリカゲル表面のpH値が6〜10に調整されたシリカゲル担持触媒による水素化反応が開示されている。しかしながら触媒を通過する空間速度が大きい場合にはこの触媒の場合にも飽和−および不飽和炭化水素がますます増加し、それによって水素化反応の選択性が低下しそしてまた価値ある生成物の収率が低下する。不飽和炭化水素は脱カルボニル化によって、即ち使用したアルデヒドからのカルボニル基の脱離によって発生し、従ってそれの炭素原子数が使用したアルデヒドよりも1つ少ない。これに後続する水素化反応は飽和炭化水素を生じさせ、一酸化炭素からはメタンを生じさせる。一酸化炭素からメタンへの水素化反応は顕著な発熱反応であり、このことは触媒床に高い温度を与え、それによって不所望の副生成物が多量に生成させる。
【0010】
ヨーロッパ特許出願公開(A)第470,344号明細書からはアルデヒドの二段階水素化反応が公知であり、この場合には第一段階にアルカリ性に調製された特別な銅触媒が使用されそして第二段階では特別なニッケル触媒が使用されそして水素化反応の85%以上が第一段階で達成される。この方法でも所望のアルコールよりも1つの炭素原子だけ少ない炭化水素が生じ、同時に使用したアルデヒドの二倍の炭素原子数のエーテルおよびエステルが生じる。この場合、エステルは使用したアルデヒドからティシュチェンコ(Tischchenko)−反応によって生じる。
【0011】
米国特許第4,626,604号明細書には、上記の副生成物の発生を避けるために、不飽和化合物を水素化するための色々の触媒を用いる少なくとも三段階の方法が開示されている。この方法の欠点は、それぞれの触媒のために種々な条件が使用されそして異なる作業時間に起因する異常な複雑さである。
水素化反応の副生成物としての炭化水素、エーテル、エステルおよびアセタールの発生が収率を低下させるだけでなく、純粋なアルコールを得るのに決して無視できない程の費用を必要とし、特にエーテルの分離除去はその沸点のために特に困難であり、かつ多大な費用を掛けて始めて達成できる。
【0012】
従来には上記の副生成物の生成を避けるために、改善された触媒が使用されるだけでなく多段階反応が提案され、一連の他の手段も開発されている。水素化すべきアルデヒドの他に水素を過剰に含有する、例えば水素化反応で生ずる蒸気流を希釈物として用いるのが有効である。この様に大過剰の水素あるいは蒸気流中のアルデヒドの低い濃度によって副生成物の生成を低減することができる。この手段の場合の欠点は水素化すべきアルデヒドの比生産率が少ないこと、または経済的理由から循環しなければならない大過剰の水を必要とすることである。更に副生成物の生成を減らすために水を添加することも公知である。この場合には、水素化反応で生ずる流れに水蒸気を僅かな容量%の濃度で添加する様にして行う。しかしながらこの水は生成物のアルコールを凝縮した後に再び完全に除かなければならないので、この方法にそれによる多大な費用が掛かる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
それ故に本発明の課題は、アルデヒドを水素化触媒によって気相中で水素化する際に副生成物の生成を十分に抑制し、それと供に所望のアルコールの生成を高選択率で、かつそれ故に高収率で簡単にかつ価格的に有利に可能とする方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この課題は、気相において水素化触媒の存在下にアルデヒドを水素化することによってアルコールを製造する方法において、水素化すべきアルデヒドに窒素含有塩基を、使用するアルデヒドを基準として窒素のppm量で計算して1〜50ppmの量で蒸気状で添加することを特徴とする、上記方法によって解決される。
この窒素含有塩基は、下記式(I)の第一−、第二−または第三アミンまたは下記式(II)のジアミンである:
NR3 (I)
2 N−(CH2 x −NR2 (II)
両式中、残基Rは互いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、炭素原子数2〜10の枝分かれしたまたは直鎖状のアルキル基、炭素原子数5〜10のシクロアルキル残基、炭素原子数2〜10の枝分かれしたまたは直鎖状のヒドロキシアルキル基でありそしてxは2〜6の整数である。炭素原子数2〜10の枝分かれしたまたは直鎖状のアルキル基の残基のRは、エチル−、プロピル−、n−またはi−ブチル−、n−またはi−ペンチル−、ヘキシル−、ヘプチル−またはオクチル基である。炭素原子数2〜10の枝分かれしたまたは直鎖状のヒドロキシアルキル基は好ましくは2−ヒドロキシエチル−、2−ヒドロキシプロピル−または3−ヒドロキシプロピル基である。
【0015】
上記式IIのジアミンとしては、xが2、3または4でありそして全ての残基Rが水素であるエチレンジアミン、プロピレンジアミンまたは1,4−ジアミノブタンが特に有利である。
しかしながら本発明の方法では原則として、それぞれに選択された水素化条件のもとで使用アルデヒドを基準として窒素のppmで計算して1〜50ppm,好ましくは1〜25ppmの量で蒸気状でアルデヒドに添加するために十分な高い蒸気圧を有している限り、他の窒素含有塩基も使用できる。2−エチルヘキセナルを2−エチルヘキサノールに水素化する際に使用アルデヒドを基準として1〜20ppm(窒素)の量のトリ−イソオクチルアミン(トリ−イソオクチルアミン25.2〜504ppmに相当する)を添加するのが、炭化水素、エーテルおよびエステルの生成を十分に減少させるのに、有利であることが判っている。
【0016】
アルデヒドとしては炭素原子数2〜10の飽和−または不飽和アルデヒドまたはそれらの混合物を使用することができる。この場合、アルデヒドは比較的に純粋な状態でも、またはヒドロホルミル化、アルドール縮合、置換反応または付加反応による製法で得られる粗反応生成物として場合によっては希釈溶液の状態で使用できる。
【0017】
飽和アルデヒドの例にはアセトアルデヒド、プロパナル、n−およびi−ブチルアルデヒド、n−およびi−ペンタナル、n−およびi−ヘキサナル、n−およびi−ヘプタナル、n−およびi−オクタナル、特に2−エチルヘキサナル、n−およびi−ノナナルまたはn−およびi−デカナルがある。
不飽和アルデヒドとしては例えばアクロレイン、クロトンアルデヒド、n−およびi−ペンテナル、n−およびi−ヘキセナル、ヘキサジエナル、n−およびi−ヘプテナル、n−およびi−オクテナル、特に2−エチルヘキセナル、n−およびi−ノネナル並びにn−およびi−デセナルを使用することができる。
【0018】
しかしながら、一連の通例の合成、例えばアルドール化、アルドール縮合、置換−または付加反応、例えば不飽和アルデヒドへの水の付加によって製造できる他のアルデヒド誘導体を使用しそして本発明に従って相応するアルコールに好都合に転化することも可能である。これらのアルデヒド誘導体は例えば比較的に高分子量のアルデヒド、環を持つアルデヒド、二官能性アルデヒドまたは他の官能性基、例えば水酸基を持つアルデヒドでもよい。
【0019】
特に本発明の方法はn−およびi−ブチルアルデヒド、n−およびi−バレルアルデヒドおよび2−エチルヘキサナルの水素化に使用される。
アルデヒドの水素化は通例の水素化触媒の存在下に実施することができる。ニッケルおよび/または銅を含有する触媒並びに白金、パラジウム、ロジウムまたはルテニウムをベースとする貴金属触媒が特に有利であることが判っている。不飽和アルデヒド、例えば2−エチルヘキセナルを完全に水素化するためには、英国特許第1,276,618号明細書から公知のニッケル−および/またはパラジウム含有触媒を使用することができる。この触媒は担体物質、例えばSiO2 および/またはAl2 3 に色々な方法で担持させることができる。米国特許第2,549,416号明細書ら公知の、酸化亜鉛に担持された銅触媒もアルデヒドの気相水素化反応に使用できる。
【0020】
更にナフサ分解装置からの硫黄含有原料を水素化するための公知の触媒も本発明の方法で使用できる。この種の適する触媒は例えば米国特許第2,709,714号明細書、米国特許第2,760,994号明細書、ソビエト連邦特許第179,757号明細書およびソビエト連邦特許第638,585号明細書から公知である。使用される触媒は活性剤および促進剤として種々の1〜5価の金属の酸化物を含有していてもよい。この場合、例えばZn、Mg、Mn、Cr、Zr、Feまたは希土類金属の酸化物が適している。燐酸塩、タングステン酸塩、クロム酸塩、二クロム酸塩、モリブデン酸塩、硫黄、燐、硼素、モリブデン、チタン、タングステンのピロ酸およびポリ酸またはそれらの塩を添加してもよい。更に銀、パラジウムまたはルテニウムを銅および/またはニッケルを含有する触媒に添加してもよい。
【0021】
更に、本発明の方法に適する別の触媒は例えば“Hydrocarbon Processing”、1993、第67頁にも記載されている。
触媒組成物を基準として20〜90重量%のニッケル並びに100重量部のニッケルを基準として1〜30重量部、好ましくは3〜15重量部、特に好ましくは4〜10重量部の酸化アルミニウムおよび0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部、特に好ましくは1.5〜5重量部の二酸化ジルコニウムを担体物質の上に沈着させた共沈着物として含有するヨーロッパ特許出願公開(A)第421,196号明細書に掲載された特殊な触媒は有利に使用できる。担体物質としては活性炭、アルミナ、軽石、γ−Al2 3 、SiO2 ,シリカゲル、珪藻土およびシリカ質土類が適している。SiO2 ,シリカゲル、珪藻土およびシリカ質土類を使用するのが特に有利であることが判っている。100重量部のニッケルを基準として一般に6〜80重量部、15〜65重量部、特に35〜50重量部の担体物質が使用される。この触媒の製法はヨーロッパ特許出願公開(A)第421,196号明細書に掲載されており、その内容をここに具体的に記載したことにする。
【0022】
更にヨーロッパ特許出願公開(A)第604,792号明細書で特許請求されている銅酸化物/酸化亜鉛/酸化アルミニウム−触媒が適している。この触媒は100重量部の酸化銅当り、40〜130重量部の酸化亜鉛、2〜50重量部の酸化アルミニウムおよび場合によっては1〜4重量部の酸化ナトリウムを含有しており、50〜100m2 /gのBET−総表面積を有しそして多孔質の孔の総表面積の75〜95%が9〜1000nmの径の孔で形成されそして多孔質の孔の総表面積の5〜25%が9nmより小さい径の孔で形成されている。ヨーロッパ特許出願公開(A)第604,792号明細書におけるこの触媒の説明をここに引用したものとする。
【0023】
本発明の方法においてヨーロッパ特許出願公開(A)第618,006号明細で特許請求される触媒も使用することができる。この場合、25〜50重量%の金属ニッケル、10〜35重量%の酸化ニッケル、4〜12重量%の酸化マグネシウム、1〜5重量%の酸化ナトリウムおよび残量の担体より成る水素化触媒が適している。この場合、ニッケルと酸化ニッケルの合計は40〜70重量%であり、BET−総表面積は80〜200m2 /gでありそして水銀ポロシメーターによって測定された総孔容積は0.35〜0.6mL/gであり、孔の総容積の30〜60%は≦40Åの半径を有する孔であり、孔の総容積の4〜10%は>40〜300Åの半径を有しそして孔の総容積の30〜60%が>300〜5000Åの半径を有する孔で形成されている。ヨーロッパ特許出願公開(A)第618,006号明細におけるこの触媒の説明はここに引用したものとする。
【0024】
更にヨーロッパ特許出願公開(A)第528,305号明細書に記載された水素化触媒は、100重量部の酸化銅当り40〜130重量部の酸化亜鉛、2〜50重量部の酸化アルミニウムおよび場合によっては0.5〜8重量部のマンガン−、モリブデン−、バナジウム−、ジルコニウム−および/またはアルカリ土類金属酸化物を含有しそして80〜175m2 /g(未還元状態の触媒)のBET−総表面積を有し、BET−総表面積の75〜95%が半径p ≦15nmの孔で形成されている。ヨーロッパ特許出願公開(A)第58,305号明細書に記載された触媒の説明はここに引用したものとする。
【0025】
水素化を実施するためにアルデヒドおよび窒素含有塩基を一緒に蒸発処理しそして次に水素との混合状態で、反応器に固定床としての粒状またはペレット状の触媒に通す。この場合に、水素化すべきアルデヒドの1当量当り少なくとも2モル、好ましくは2〜100モル、特に好ましくは3〜30モルの水素を使用する。未反応の水素は反応に還流することができる。
【0026】
反応容器を去る蒸気を凝縮させ、凝縮液を、必要な場合には、場合によっては減圧下で精留することによって後処理する。水素化温度は一般に50〜250℃、特に好ましくは80〜160℃である。水素化温度の選択はアルデヒドの沸点、圧力および使用する水素の量に影響される。圧力は0.01〜2.5MPaであり、この範囲においては水素化すべき原料および相応する水素化生成物がなおガス状で存在するという前提条件のもとで、沸点並びに使用する水素の量を考慮して任意に選択できる。本発明の方法は連続的にまたは不連続的に実施できる。
【0027】
この方法を連続的に実施する場合には、液状の原料の容量/触媒の容量×時間(V/Vh)の空間速度が0.2〜1.5、好ましくは0.3〜1.2、特に好ましくは0.5〜1.0である。
驚くべきことに、使用されるアルデヒドを基準として窒素のppmとして計算して数ppmの窒素含有塩基という非常に低い濃度で、水素化反応で種々の副生成物の生成を著しく低減するのに既に十分に有効である事が判った。更に別の重要な長所は、窒素含有塩基が水素化するのに使用されるアルデヒド中に低濃度で存在することが、例えばカニツアロ−またはクライゼン−ティスチエンコ反応の様な公知の副反応を生じさせないことである。従ってアルデヒドの水素化反応の選択率が総合的に向上する。
【0028】
【実施例】
以下の一般的な実験上の説明は全ての例に適用される。
電気的に加熱されるジャケット付反応器(長さ:1500mm、内径:20mm)中に150mL(140g)の市販のニッケル触媒(60重量%のNi、27重量%の珪藻土、3重量%のAl2 3 、2重量%のZrO2 )を充填する。
【0029】
触媒の活性化後に105℃の反応器ジャケット温度および0.35MPa(絶対圧)の圧力のもとで1時間当り90gのn−ブタナル(純度98.7%)をポンプ供給する。反応器に連結された蒸発器中でn−ブタナルを蒸発させそして蒸気状で触媒に通す。n−ブタナルと一緒に多量の水素(99容量%のH2 ;1容量%のN2 )を、200NL/時の排ガス量に調整される様に蒸発器に供給する。反応生成物を反応圧のもとで18℃に冷却しそして水分離器で液状生成物流および気相生成物流に分ける。両方の生成物流の量を測定しそしてガスクロマトグラフィーで分析する。分解による生成物損失の計算は、1モルの分解したn−ブタナル当り1モルのメタンが生じることから行なうことができる。
【0030】
比較例1:
触媒の初期活性を低減するために反応を一定の条件のもとで180時間に渡って実施する。この反応時間の後に次の組成が測定される(液状生成物、重量%):
n−ブタナル 0.04
n−ブタノール 84.91
ジ−n−ブチルエーテル 14.61
n−ブチル−n−ブチラート 0.14
炭化水素 0.30
損失量(分解、副生成物):使用したn−ブタナルを基準として15.2重量%)
比較例2:
副生成物の生成を減らすためにn−ブタナル(90g・時)に加えて1時間当りに9gの水(n−ブタナルを基準として10重量%)を蒸発器に供給しそして蒸発したn−ブタナルおよび水素と一緒に触媒に通す。この方法で226時間の後に以下のデータが測定される(液状生成物、重量%):
n−ブタナル 0.10
n−ブタノール 97.31
ジ−n−ブチルエーテル 2.31
n−ブチル−n−ブチラート 0.14
炭化水素 0.15
損失量(分解、副生成物):使用したn−ブタナルを基準として2.85重量%
水素の添加は損失量を低減させるが、水素化反応の選択率を更に不満足なものとする。
【0031】
実施例1
90g/時のn−ブタナルを反応器に供給する。n−ブタナルにトリイソオクチルアミンを250ppmの量(n−ブタナルを基準として0.025重量%;使用したn−ブタナルを基準とする窒素9.9ppmに相当する)ので添加する。この作業時間の後に158時間の後に以下のデータが測定される(液状生成物、重量%):
n−ブタナル 0.13
n−ブタノール 99.31
ジ−n−ブチルエーテル 0.011
n−ブチル−n−ブチラート 0.02
炭化水素 0.53
損失量(分解、副生成物):使用したn−ブタナルを基準として0.61重量%

Claims (18)

  1. 気相において水素化触媒の存在下にアルデヒドを水素化することによってアルコールを製造する方法において、水素化すべきアルデヒドに窒素含有塩基を、使用するアルデヒドを基準として窒素のppm量で計算して1〜50ppmの量で蒸気状で添加することを特徴とする、上記方法。
  2. 窒素含有塩基が下記式(I)の第一−、第二−または第三アミンまたは下記式(II)のジアミンである請求項1に記載の方法:
    NR3 (I)
    2 N−(CH2 x −NR2 (II)
    (式中、Rは互いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、炭素原子数2〜10の枝分かれしたまたは直鎖状のアルキル基、炭素原子数5〜10のシクロアルキル、炭素原子数2〜10の枝分かれしたまたは直鎖状のヒドロキシアルキル基でありそしてxは2〜6の整数である。)
  3. 炭素原子数2〜10の枝分かれしたまたは直鎖状のアルキル基ののRがエチル−、プロピル−、n−またはi−ブチル−、n−またはi−ペンチル−、ヘキシル−、ヘプチル−またはオクチル基であり、炭素原子数2〜10の枝分かれしたまたは直鎖状のヒドロキシアルキル基ののRは2−ヒドロキシエチル−、2−ヒドロキシプロピル−または3−ヒドロキシプロピル基でありそして式IIのジアミンにおいて、xが2、3または4でありそして全てのRが水素である請求項2に記載の方法。
  4. 窒素含有塩基を1〜25ppmの量で蒸気の状態でアルデヒドに添加する請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. アルデヒドとして炭素原子数2〜10の飽和−または不飽和アルデヒドまたはそれの混合物を使用する請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。
  6. 飽和アルデヒドとしてアセトアルデヒド、プロパナル、n−およびi−ブチルアルデヒド、n−およびi−ペンタナル、n−およびi−ヘキサナル、n−およびi−ヘプタナル、n−およびi−オクタナル、n−およびi−ノナナルまたはn−およびi−デカナルを使用し、不飽和アルデヒドとしてはアクロレイン、クロトンアルデヒド、n−およびi−ペンテナル、n−およびi−ヘキセナル、ヘキサジエナル、n−およびi−ヘプテナル、n−およびi−オクテナル、n−およびi−ノネナルまたはn−およびi−デセナルを使用する請求項5に記載の方法。
  7. i−オクタナルが2−エチルヘキサナルでありそしてi−オクテナルが2−エチルヘキセナルである、請求項6に記載の方法。
  8. アルデヒドの水素化をニッケルおよび/または銅を含有する触媒、または担体に適用された白金、パラジウム、ロジウムまたはルテニウムをベースとする貴金属触媒の存在下に実施する請求項1〜のいずれか一つに記載の方法。
  9. 触媒が、触媒組成物を基準として20〜90重量%のニッケル並びに100重量部のニッケルを基準として1〜30重量部の酸化アルミニウムおよび0.5〜20重量部の二酸化ジルコニウムを担体物質の上に沈着させる共沈着物として含有する請求項に記載の方法。
  10. 触媒が、触媒組成物を基準として20〜90重量%のニッケル、及び100重量部のニッケルを基準として3〜15重量部の酸化アルミニウム及び1〜10重量部の二酸化ジルコニウムを担体物質の上に沈着させる共沈着物として含有する請求項9に記載の方法。
  11. 触媒が、触媒組成物を基準として20〜90重量%のニッケル、及び100重量部のニッケルを基準として4〜10重量部の酸化アルミニウム及び1.5〜5重量部の二酸化ジルコニウムを担体物質の上に沈着させる共沈着物として含有する請求項10に記載の方法。
  12. アルデヒドおよび窒素含有塩基を一緒に蒸発させ、次いで水素との混合状態で反応容器中に固定床としての粒状またはペレト状の触媒に通し、その際に水素化すべきアルデヒド1当量当り少なくとも2モルの水素を使用し、水素化温度は50〜250℃でありそして圧力は0.01〜2.5MPaである請求項1〜11のいずれか一つに記載の方法。
  13. 水素化すべきアルデヒド1当量当り2〜100モルの水素を使用する、請求項12に記載の方法。
  14. 水素化すべきアルデヒド1当量当り3〜30モルの水素を使用する、請求項13に記載の方法。
  15. 水素化温度が80〜160℃である、請求項12に記載の方法。
  16. 連続的に実施しそして液状の原料の容量/触媒の容量×時間(V/Vh)の空間速度が0.2〜1.5である請求項1〜15のいずれか一つに記載の方法。
  17. 空間速度(V/Vh)が0.3〜1.2である請求項16に記載の方法。
  18. 空間速度(V/Vh)が0.5〜1.0である請求項17に記載の方法。
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