JP4121095B2 - 電源管理装置、制御システム、及び制御方法 - Google Patents

電源管理装置、制御システム、及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は電源管理装置、制御システム、及び制御方法に関し、より詳細には、電源を管理するための電源管理装置、該電源管理装置とエンジン制御装置とを備えた制御システム、及びスタータ駆動の制御方法に関する。
近年、ユーザーのニーズに応えるべく車両の快適性、利便性が急速に発展している。その一つとして、エンジン始動時の利便性を向上させるべく開発されたプッシュ式スタートシステムがある(例えば、下記の特許文献1〜3参照)。プッシュ式スタートシステムは、機械式スタートシステムのようにエンジンキーをキーシリンダーに差し込んでST(スタータ)位置まで捻るといった操作を必要とせず、ボタン操作によってエンジンを始動させるものである。
図1はプッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。図中1はバッテリを示しており、ACC(アクセサリ)系のユニットUa1,Ua2,…へはACCリレー2を介してバッテリ1から電力が供給され、IG(イグニッション)系のユニットUb1,Ub2,…へはIGリレー3を介してバッテリ1から電力が供給されるようになっている。また、ACCリレー2、IGリレー3はそれぞれコイルL2,L3への通電によってオンされるようになっている。
スタータモータ4へはモータリレー5を介してバッテリ1から電力が供給されるようになっており、モータリレー5のオン/オフはコイルL5への通電によって制御されるようになっている。コイルL5へ電力が供給されると、モータリレー5がオンし、スタータモータ4が駆動し、エンジンが始動するようになっている。
バッテリ1からの電力がコイルL5へ供給されるのは、セーフティスイッチ6がオンの時に、STリレー7がオンされた場合である。STリレー7はコイルL7への通電によってオンされるようになっている。また、セーフティスイッチ6はセレクターレバーがP(パーキング)もしくはN(ニュートラル)位置でオン、又はクラッチペダルが踏まれている時にオンとなる。
ACCリレー2、IGリレー3、及びSTリレー7のオン/オフを制御するコイルL2,L3,L7への通電は、電源管理装置8によって制御されている。また、電源管理装置8にはセーフティスイッチ6、運転者が操作するボタンスイッチ9、及びブレーキスイッチ(SW)10が接続されている。
セーフティスイッチ6がオンであり、ブレーキペダルが踏み込まれている時に、ボタンスイッチ9が押圧されると、電源管理装置8はコイルL2,L3,L7を通電し、ACCリレー2、IGリレー3、STリレー7をオンしていくようになっている。
一方、セーフティスイッチ6がオフであったり、ブレーキペダルが踏み込まれていない時に、ボタンスイッチ9が押圧された場合には、コイルL7へは通電されず、電源状態だけが切り替えられるようになっている。例えば、オフ状態の時にボタンスイッチ9が押圧されるとコイルL2が通電されてACC状態となる。ACC状態の時にボタンスイッチ9が押圧されるとコイルL3が通電されてIG状態となる。IG状態の時にボタンスイッチ9が押圧されるとコイルL2,L3への通電が遮断されてオフ状態となる。
エンジン制御装置11は、エンジン完爆判定機能12及びスタータ保持制御機能13を有した始動管理制御部14を含んで構成されている。また、エンジン制御装置11にはエンジン回転センサ15が接続され、エンジン制御装置11はエンジン回転数を把握することができるようになっている。また、エンジン制御装置11にはセーフティスイッチ6及びSTリレー7が接続されている。
セーフティスイッチ6がオンである時に、STリレー7のオンを検出すると、エンジン制御装置11はスタータ駆動を保持するためにSTラインLnへ電力を供給して、スタータ駆動を保持するようになっている(クランキングホールド)。クランキングホールドを行うのは、電源管理装置8によるコイルL7への通電が、ボタンスイッチ9が押圧されている期間内だけだからである(つまり、ボタンスイッチ9が押圧されていない時にはコイルL7は通電されない)。
これによって、運転者がボタンスイッチ9を押圧し続けなくても、スタータモータ4を駆動させ続けることができる。エンジン制御装置11は、エンジン回転数などに基づいてエンジンの完爆を判定し(すなわち、エンジンが自力で回転を維持できる状態になったか否かを判定し)、エンジンが完爆したと判定するとSTラインLnへの電力供給を終了するようになっている。
ところで、近年、車両制御の統合化により、車両に搭載される電子部品の低減や車両性能の更なる向上が可能となった。例えば、エンジン制御ECU(Electronic Control unit )とトランスミッション制御ECUとを一体化して、変速時のエンジン制御が行われるようになっている。また、最近では電源管理装置(例えば、トルクの管理)やヒートマネージメント(例えば、熱管理)など車両全体を統括する制御も可能となり、車両制御システムの更なるレベルアップが図られている(例えば、下記の特許文献4,5参照)。
現在、始動管理制御機能については、図1に示したように、エンジン制御装置11に配置されているが、車両制御の機能再配置により、今後は電源管理装置8に配置されることが考えられる。
しかしながら、エンジンの完爆判定はエンジン要件(例えば、エンジンの型式)の影響を受けるので、エンジン完爆判定機能については電源管理装置8へ移さずに、エンジン制御装置11にそのまま装備するのが望ましい。例えば、エンジンの型式によって完爆判定の基準となるエンジン回転数が異なるからである。
従って、将来的には、図2に示したように、スタータ保持制御機能13を有さない始動管理制御部14aを含んで構成されるエンジン制御装置11aと、スタータ保持制御機能13bを有した始動管理制御部14bを含んで構成される電源管理装置8bとが登場することが予想される。
図3は、今後予想されるプッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したプッシュ式スタートシステムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。図中8bは電源管理装置を示しており、電源管理装置8bはスタータ保持制御機能13bを有した始動管理制御部14bを含んで構成されている。
セーフティスイッチ6がオンであり、ブレーキペダルが踏み込まれている時に、ボタンスイッチ9が押圧されると、電源管理装置8bはコイルL2,L3,L7を通電し、ACCリレー2、IGリレー3、STリレー7をオンしていくようになっている。また、電源管理装置8bは、従来の電源管理装置8と異なり、エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置11aから送信されてくるスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を受信するまで、コイルL7への通電を保持し、スタータモータ4へ電力を供給するようになっている(クランキングホールド)。換言すれば、電源管理装置8bは、エンジン制御装置11aから送信されてくるスタータ終了指示信号を受信すると、コイルL7への電力供給を遮断し、スタータ駆動保持を終了させるようになっている。
また、エンジン制御装置11aから電源管理装置8bへはスタータ終了指示信号だけでなく、エンジン回転数を示すエンジン回転信号が送信されるようになっている。これにより、電源管理装置8bは、エンジン回転数に基づいて、エンジンが完爆しているか否かを判断することができる。従って、電源管理装置8bは、スタータ終了指示信号を受信できなかったとしても、エンジンが完爆すれば、コイルL7への電力供給を遮断し、スタータ駆動保持を終了させることができる(フェールセーフ処理)。
ところで、電源管理装置8aは電源管理などを行って車両全体を統括するため、動作不能な状態に陥るようなことがあってはならない。そのため、バッテリ1の電圧が電源管理装置8aの最低作動電圧(正常に動作するために必要な電圧の下限値)を下回るようになった場合でも、動作不能な状態になってはならない。そこで、電源管理装置8aには昇圧回路を内蔵して、バッテリ1の電圧が電源管理装置8aの最低作動電圧を下回るようになったとしても、電源管理装置8aが正常に動作できるようにする必要がある。
しかしながら、エンジン制御装置11aには昇圧回路が装備されるとは限らないため、バッテリ1の電圧がエンジン制御装置11aの最低作動電圧を下回り、エンジン制御装置11aが正常に動作できなくなると、電源管理装置8aはスタータ終了指示信号やエンジン回転信号を受信できなくなるおそれがある。エンジン制御装置11aに昇圧回路が装備されない理由の一つはコストアップである。
電源管理装置8aはスタータ終了指示信号やエンジン回転信号を受信できないと、コイルL7をいつまでも通電することになり、エンジンが完爆しているにも拘らず、スタータ駆動が保持されることになる。エンジンが完爆しているにも拘らず、スタータ駆動が継続されると、スタータモータ4の故障原因となったり、クランクシャフトとスタータ(ギア)との摩擦によりエンジン異音が発生してユーザーに不快感を与えるおそれがある。なお、このような摩擦が生じるのは、エンジン完爆まではスタータがクランクシャフトを回すのに対し、エンジン完爆後は逆にスタータがクランクシャフトに回されるようになるためである。
また、バッテリ1の電圧がエンジン制御装置11aの最低作動電圧を下回ったり、エンジン制御装置11aが故障して暴走してしまうと、エンジン制御装置11aは正常に動作できなくなり、噴射制御や点火制御などができなくなるため、スタータを駆動させる必要はない。にも拘らず、スタータを駆動させ続けると、バッテリ1の劣化速度を速め、バッテリ1の寿命を短くすることになる。
登録実用新案第3060902号公報 特開2002−122058号公報 特開2005−248859号公報 特開2003−329719号公報 特開2004−136816号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、エンジン制御装置が正常に動作できなくなったとしても、適切にスタータ駆動を制御し、ドライバビリティを向上させ、バッテリ劣化を抑制することのできる電源管理装置、制御システム、及び制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る電源管理装置(1)は、スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する駆動制御手段と、エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置から送信されてくるスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第1の保持終了手段と、前記エンジン制御装置から送信されてくるエンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第2の保持終了手段と、前記第1の保持終了手段又は前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にあるか否かを判断する判断手段と、該判断手段により前記第1の保持終了手段及び前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にないと判断された場合、スタータ駆動保持を終了させる第3の保持終了手段とを備えていることを特徴としている。
上記電源管理装置(1)によれば、エンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定された場合に、スタータ駆動保持が終了される。従って、スタータ終了指示信号を受信できなかったとしても、エンジン回転信号が受信できれば、エンジン完爆から遅延なく、スタータ駆動保持を終了させることができる。
ところで、バッテリ電圧が低下し、バッテリ電圧がエンジン制御装置の最低作動電圧を下回ると、スタータ終了指示信号だけでなく、エンジン回転信号についても受信できなくなる。スタータ終了指示信号とエンジン回転信号とが受信できないと、エンジン完爆の判定が行えず、エンジンが完爆しているにも拘らず、スタータ駆動が保持されることになる。
しかしながら、上記電源管理装置(1)によれば、前記第1の保持終了手段及び前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にない(例えば、スタータ終了指示信号とエンジン回転信号とが受信できない)と判断された場合、スタータ駆動保持が強制的に終了される。従って、エンジンが完爆しているにも拘らず、いつまでもスタータ駆動が保持され、スタータモータの故障原因となったり、エンジン異音が発生してユーザーに不快感を与えるといった事態が生じるのを防ぐことができる。
また、本発明に係る電源管理装置(2)は、スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する駆動制御手段と、エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置から送信されてくるスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第1の保持終了手段と、前記エンジン制御装置から送信されてくるエンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第2の保持終了手段と、前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあるか否かを判断する故障判断手段と、該故障判断手段により前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあると判断された場合、スタータ駆動保持を終了させる第3の保持終了手段とを備えていることを特徴としている。
上記電源管理装置(2)によれば、エンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定された場合に、スタータ駆動保持が終了される。従って、スタータ終了指示信号を受信できなかったとしても、エンジン回転信号が受信できれば、エンジン完爆から遅延なく、スタータ駆動保持を終了させることができる。
さらに、上記電源管理装置(2)によれば、前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあると判断された場合、スタータ駆動保持が強制的に終了される。エンジン制御装置が故障して暴走したり、動作停止になると、噴射制御や点火制御などができなくなるためスタータを駆動させておく必要はない。にも拘らず、スタータを駆動させ続けてしまうと、バッテリの劣化速度を速め、バッテリの寿命を短くすることになる。従って、スタータが無駄に駆動しないようにしてバッテリ劣化を抑制することができる。
また、本発明に係る制御システム(1)は、エンジン完爆と判定した場合にスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を送信する第1の送信手段と、エンジン回転信号を送信する第2の送信手段とを含んで構成されるエンジン制御装置を備えると共に、スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する駆動制御手段と、前記エンジン制御装置から送信されてくる前記スタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第1の保持終了手段と、前記エンジン制御装置から送信されてくる前記エンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第2の保持終了手段と、前記第1の保持終了手段又は前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にあるか否かを判断する判断手段と、該判断手段により前記第1の保持終了手段及び前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にないと判断された場合、スタータ駆動保持を終了させる第3の保持終了手段とを含んで構成される電源管理装置を備えていることを特徴としている。
上記制御システム(1)によれば、前記第1の保持終了手段及び前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にない(例えば、スタータ終了指示信号とエンジン回転信号とが受信できない)と判断された場合、スタータ駆動保持が強制的に終了される。従って、エンジンが完爆しているにも拘らず、いつまでもスタータ駆動が保持され、スタータモータの故障原因になったり、エンジン異音が発生してユーザーに不快感を与えるといった事態が生じるのを防ぐことができる。
また、本発明に係る制御システム(2)は、エンジン完爆と判定した場合にスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を送信する第1の送信手段と、エンジン回転信号を送信する第2の送信手段とを含んで構成されるエンジン制御装置を備えると共に、スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する駆動制御手段と、前記エンジン制御装置から送信されてくる前記スタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第1の保持終了手段と、前記エンジン制御装置から送信されてくる前記エンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第2の保持終了手段と、前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあるか否かを判断する故障判断手段と、該故障判断手段により前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあると判断された場合、スタータ駆動保持を終了させる第3の保持終了手段とを含んで構成される電源管理装置を備えていることを特徴としている。
上記制御システム(2)によれば、前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあると判断された場合、スタータ駆動保持が強制的に終了される。エンジン制御装置が故障して暴走したり、動作停止になると、噴射制御や点火制御などができなくなるためスタータを駆動させておく必要はない。にも拘らず、スタータを駆動させ続けてしまうと、バッテリの劣化速度を速め、バッテリの寿命を短くすることになる。従って、スタータが無駄に駆動しないようにしてバッテリ劣化を抑制することができる。
また、本発明に係る制御方法(1)は、スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する第1のステップと、エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置から送信されてくるスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第2のステップと、前記エンジン制御装置から送信されてくるエンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第3のステップと、前記第2のステップ又は前記第3のステップによるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にあるか否かを判断する第4のステップと、前記第2のステップ及び前記第3のステップによるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にないと判断した場合、スタータ駆動保持を終了させる第5のステップとを含んでいることを特徴としている。
上記制御方法(1)によれば、前記第2のステップ及び前記第3のステップによるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にない(例えば、スタータ終了指示信号とエンジン回転信号とが受信できない)と判断した場合、スタータ駆動保持を強制的に終了させる。従って、エンジンが完爆しているにも拘らず、いつまでもスタータ駆動が保持され、スタータモータの故障原因になったり、エンジン異音が発生してユーザーに不快感を与えるといった事態が生じるのを防ぐことができる。
また、本発明に係る制御方法(2)は、スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する第1のステップと、エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置から送信されてくるスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第2のステップと、前記エンジン制御装置から送信されてくるエンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第3のステップと、前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあるか否かを判断する第4のステップと、前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあると判断した場合、スタータ駆動保持を終了させる第5のステップとを含んでいることを特徴としている。
上記制御方法(2)によれば、前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあると判断した場合、スタータ駆動保持を強制的に終了させる。エンジン制御装置が故障して暴走したり、動作停止になると、噴射制御や点火制御などができなくなるためスタータを駆動させておく必要はない。にも拘らず、スタータを駆動させ続けてしまうと、バッテリの劣化速度を速め、バッテリの寿命を短くすることになる。従って、スタータが無駄に駆動しないようにしてバッテリ劣化を抑制することができる。
以下、本発明に係る電源管理装置、制御システム、及び制御方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。図4は、実施の形態(1)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したプッシュ式スタートシステムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
図中21は電源管理装置を示しており、電源管理装置21はマイコン22と昇圧回路25とを含んで構成され、マイコン22はスタータ保持制御機能23を有した始動管理制御部24を含んで構成されている。セーフティスイッチ6がオンであり、ブレーキペダルが踏み込まれている時に、ボタンスイッチ9が押圧されると、電源管理装置21はコイルL2,L3,L7を通電し、ACCリレー2、IGリレー3、STリレー7をオンしていき、スタータモータ4を駆動させて保持し(クランキングホールド)、そして、エンジン制御装置31へスタータが駆動したことを示すスタータ駆動情報を送信するようになっている。
電源管理装置21には、バッテリ1の電圧VBATを検出する電圧センサ16が接続されており、電源管理装置21はバッテリ電圧VBATを把握することができるようになっている。また、電源管理装置21はセーフティスイッチ6とコイルL5との間の通電状態を監視して、スタータが駆動しているか否かを判断することができるようになっている。
エンジン制御装置31はマイコン32を含んで構成され、マイコン32はエンジン完爆判定機能33を有した始動管理制御部34を含んで構成されている。電源管理装置21から送信されてくるスタータ駆動情報を受信すると、エンジン制御装置31はエンジン回転センサ15から得られるエンジン回転パルスに基づいて、エンジン回転数を算出し、エンジン回転数などに基づいて、エンジンが完爆しているか否かを判断し、エンジンが完爆していると判定すれば、スタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を電源管理装置21へ送信するようになっている。
電源管理装置21は、エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置31から送信されてくるスタータ終了指示信号を受信すると、コイルL7への電力供給を遮断し、スタータ駆動を終了させるようになっている。
また、エンジン制御装置31から電源管理装置21へはスタータ終了指示信号だけでなく、エンジン回転数を示すエンジン回転信号が送信されるようになっている。これにより、電源管理装置21は、エンジン回転数に基づいて、エンジンが完爆しているか否かを判断することができる。従って、電源管理装置21は、スタータ終了指示信号を受信できなかったとしても、エンジンが完爆すれば、コイルL7への電力供給を遮断し、スタータ駆動保持を終了させることができる(フェールセーフ処理)。
図5は、実施の形態(1)に係る電源管理装置とエンジン制御装置とをより詳しく説明するためのブロック図である。なお、電源管理装置21とエンジン制御装置31とを含んで構成されるシステムが本発明に係る制御システムに対応している。電源管理装置21には、マイコン22と昇圧回路25とトランシーバ(送受信機)26とが装備され、エンジン制御装置31にはマイコン32とトランシーバ35とマイコン32が正常に動作しているか否かを監視する監視部36とが装備されている。
電源管理装置21とエンジン制御装置31とはトランシーバ26,35を介してデータ通信を行うことができるようになっている。電源管理装置21からトランシーバ26を介してエンジン制御装置31へ送られるデータとしては、スタータ駆動情報が挙げられ、エンジン制御装置31からトランシーバ35を介して電源管理装置21へ送られるデータとしては、スタータ終了指示信号が挙げられる。また、エンジン制御装置31から電源管理装置21へはトランシーバ35を介して一定周期毎(例えば、12msec 毎)に1フレームのデータが送られるようになっている。そのため、トランシーバ26でデータ受信をできない場合(例えば、3フレーム分、36msec 以上受信できない場合)、通信系に異常が生じている可能性が高い。
エンジン制御装置31のマイコン32はエンジン回転センサ15からエンジン回転信号を取得することができるようになっている。エンジン制御の精度を高めるために、エンジン回転センサ15からは10°回転毎にパルス信号が発生され、入力端子NEINに10°回転毎に割り込みが発生するようになっている。マイコン32はパルス信号に対するソフト処理を行って30°回転毎にパルス信号を発生し、トランジスタTr1を介して出力端子NEOUTからエンジン回転信号を出力するようになっている。
電源管理装置21のマイコン22はエンジン制御装置31から送信されてくるエンジン回転信号を取得することができるようになっており、入力端子27に30°回転毎に割り込みが発生するようになっている。なお、エンジン回転信号が出力されるラインには負荷抵抗R1を介して定電圧電源V0(例えば、5V)が接続されている。また、上記したようなソフト処理を行うのは電源管理装置21に対する割り込み発生の頻度を減らすためである。
また、エンジン制御装置31のマイコン32から監視部36へウォッチドック信号(WDC)が送られるようになっている。WDCは規定の周期(例えば、4msec )でパルス反転されるものである。そのため、このパルスの反転周期が規定周期以外となっている場合(反転しない場合も含む)、マイコン32が正常に動作していないと言える。監視部36はマイコン32が正常に動作していない(すなわち、故障して暴走している)と判断すると、マイコン32へリセット信号(RST)を送信するようになっている。マイコン32はリセット信号を受信すると、自身をリセットして故障からの復帰を図るようになっている。
実施の形態(1)に係る電源管理装置21のマイコン22の行う処理動作[1−1]を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[1−1]はエンジン制御装置31から送信されてきた情報をトランシーバ26で受信した場合に行われる割り込み処理である。
エンジン制御装置31から送信されてきた情報(例えば、スタータ終了指示信号)を受信すると、受信した情報をバッファメモリ(図示せず)に格納し(ステップS1)、通信データが受信されない時間を計測するためのタイマカウンタCA_cntをクリアにする(ステップS2)。
次に、実施の形態(1)に係る電源管理装置21のマイコン22の行う処理動作[1−2]を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[1−2]はエンジン制御装置31から送信されてきたエンジン回転パルスを受信した場合に行われる割り込み処理である。
エンジン制御装置31から送信されてきたエンジン回転信号を受信すると、現在時刻TMNOWを取得し(ステップS11)、現在時刻TMNOWから前回時刻TMOLDを減算することによって経過時間TM(すなわちパルス幅)を算出し(ステップS12)、このパルス幅からエンジン回転数を算出する(ステップS13)。次に、前回時刻TMOLDを現在時刻TMNOWへ更新し(ステップS14)、エンジン回転信号が検出されない時間を計測するためのタイマカウンタNE_cntをクリアにする(ステップS15)。
次に、実施の形態(1)に係る電源管理装置21のマイコン22の行う処理動作[1−3]を図8に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[1−3]は所定周期毎に行われる動作である。まず、ボタンスイッチ9がオンされているか否かを判断する(ステップS21)。
ボタンスイッチ9がオンされていると判断すれば、次に、セーフティスイッチ6がオンであるか否かを判断し(ステップS22)、セーフティスイッチ6がオンであると判断すれば、次に、ブレーキスイッチ10から得られる信号に基づいて、ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを判断する(ステップS23)。一方、ステップS21において、ボタンスイッチ9はオンされていないと判断すれば、そのまま処理動作[1−3]を終了する。
ステップS23において、ブレーキペダルが踏み込まれていると判断すれば、エンジンを始動する条件が成立しているとして、コイルL2,L3,L7を通電し、ACCリレー2、IGリレー3、STリレー7をオンしていき、スタータモータ4を駆動させ(ステップS24)、その後、トランシーバ26を介してエンジン制御装置31へスタータ駆動情報を送信する(ステップS25)。
一方、セーフティスイッチ6がオンではないと判断した場合や、ブレーキペダルが踏み込まれていないと判断した場合には、電源状態を切り替える(ステップS26)。電源がオフ状態であれば、コイルL2を通電してACC状態とする。ACC状態であれば、コイルL3を通電してIG状態とする。IG状態であれば、コイルL2,L3への通電を遮断してオフ状態とする。
次に、実施の形態(1)に係る電源管理装置21のマイコン22の行う処理動作[1−4]を図9に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[1−4]は所定周期毎に行われる動作である。まず、スタータが駆動しているか否かを判断する(ステップS31)。
スタータが駆動していると判断すれば、次に、通信データが受信されない時間を計測するためのタイマカウンタCA_cnt、及びエンジン回転信号が検出されない時間を計測するためのタイマカウンタNE_cntそれぞれをカウントアップし(ステップS32,S33)、その後、タイマカウンタCA_cntが所定時間T1(例えば、36msec )以上であるか否かを判断する(ステップS34)。図6に示したように、通信データの受信があると、タイマカウンタCA_cntはクリアされるので、タイマカウンタCA_cntが所定時間T1以上となるのは、トランシーバ26,35など通信系に異常が生じていると考えられる。
タイマカウンタCA_cntが所定時間T1以上でないと判断すれば、次に、エンジンが完爆したと判定された場合にエンジン制御装置31から送信されてくるスタータ終了指示信号を受信したか否かを判断する(ステップS35)。エンジン制御装置31から送信されてくるスタータ終了指示信号を受信した(すなわち、エンジンが完爆している)と判断すれば、コイルL7への通電を遮断し、スタータ駆動保持を終了させる(ステップS36)。一方、スタータ終了指示信号を受信していないと判断すれば、スタータ駆動保持を終了させる必要はないので、そのまま処理動作[1−4]を終了する。
また、ステップS34において、タイマカウンタCA_cntが所定時間T1以上である(通信系に異常が生じている可能性が高い)と判断すれば、次に、エンジン回転数が所定値(例えば、800rpm )以上であり、エンジンが完爆していると認められるか否かを判断する(ステップS37)。
エンジン回転数が前記所定値以上であると判断すれば、エンジンが完爆していると看做し、コイルL7への通電を遮断し、スタータ駆動保持を終了させる(ステップS38)。一方、エンジン回転数は前記所定値以上ではないと判断すれば、スタータ駆動保持を終了させる必要はないので、そのまま処理動作[1−4]を終了する。また、ステップS31において、スタータは駆動していないと判断すれば、それ以降の処理を行う必要はないので、そのまま処理動作[1−4]を終了する。
なお、タイマカウンタCA_cnt、及びタイマカウンタNE_cntを処理動作[1−4]でカウントアップするようにしているが(つまり、ソフト処理によってカウントアップしているが)、ハード(マイコン)の機能としてサポートされているオートインクリメント機能を使ってカウントアップするようにしても良い。これにより、ソフト処理を省くことができる。
次に、実施の形態(1)に係る電源管理装置21のマイコン22の行う処理動作[1−5]を図10に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[1−5]は所定周期毎に行われる動作である。まず、スタータが駆動しているか否かを判断する(ステップS41)。
スタータが駆動していると判断すれば、次に、電圧センサ16で検出されるバッテリ電圧VBATの信号を取得し(ステップS42)、バッテリ電圧VBATが所定値V1を下回っているか否かを判断する(ステップS43)。所定値V1はエンジン制御装置31の最低作動電圧以下である。
バッテリ電圧VBATが所定値V1を下回っている(すなわち、バッテリ電圧VBATがエンジン制御装置31の最低作動電圧を下回っており、エンジン制御装置31が正常に動作できなくなっている可能性がある)と判断すれば、次に、バッテリ1が低電圧状態となっている時間を計測するためのタイマカウンタLO_cntをカウントアップし(ステップS44)、その後、タイマカウンタLO_cntが所定時間T2(例えば、100msec )以上であるか否かを判断する(ステップS45)。なお、所定時間T2については、エンジン制御装置31がリセットされてから復帰までに要する時間(例えば、100msec )以上に設定するのが望ましい。
タイマカウンタLO_cntが所定時間T2以上であると判断すれば、次に、タイマカウンタCA_cntが所定時間T2以上であるか否かを判断し(ステップS46)、タイマカウンタCA_cntが所定時間T2以上であると判断すれば、次に、タイマカウンタNE_cntが所定時間T2以上であるか否かを判断する(ステップS47)。
タイマカウンタNE_cntが所定時間T2以上であると判断すれば、エンジン制御装置31が正常に動作できなくなっている状態が続き、エンジン制御装置31からスタータ終了指示信号、エンジン回転信号のいずれも送信されてくる可能性は低いと判断し、コイルL7への通電を遮断し、スタータ駆動保持を終了させる(ステップS48)。これにより、エンジンが完爆しているにも拘らず、スタータモータ4が駆動しつづけるのを防止することができる。
一方、タイマカウンタLO_cnt,CA_cnt,NE_cntのいずれかは所定時間T2以上でないと判断すれば、スタータ駆動を保持し、そのまま処理動作[1−5]を終了する。
また、ステップS41において、スタータは駆動していないと判断した場合や、ステップS43において、バッテリ電圧VBATが所定値V1を下回っていないと判断した場合には、ステップS49へ進んで、タイマカウンタLO_cntをクリアにし、その後、処理動作[1−5]を終了する。
上記実施の形態(1)に係る電源管理装置によれば、バッテリ1が低電圧になり、バッテリ電圧VBATがエンジン制御装置1の最低作動電圧を下回り、エンジン制御装置31からのスタータ終了指示信号及びエンジン回転信号の受信ができないと判断された場合、スタータ駆動保持が強制的に終了される。従って、エンジンが完爆しているにも拘らず、いつまでもスタータ駆動が保持され、スタータモータ4の故障原因となったり、エンジン異音が発生してユーザーに不快感を与えるといった事態が生じるのを防ぐことができる。
次に、実施の形態(2)に係る電源管理装置について説明する。但し、実施の形態(2)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムは、電源管理装置21とマイコン22とを除いて、図4に示したプッシュ式スタートシステムと同様の構成であるので、電源管理装置とマイコンとには異なる符号を付し、その他の構成部分についての説明をここでは省略する。
上記実施の形態(2)に係る電源管理装置21Aのマイコン22Aは、図6〜図9に示したマイコン22の行う処理動作[1−1]〜[1−4]と同様の処理動作[2−1]〜[2−4]を行うようになっており、エンジン制御装置31から送信されてくるスタータ終了指示信号を受信してスタータ駆動保持を終了させることができ、またスタータ終了指示信号を受信できなかったとしても、エンジン回転数に基づいて、スタータ駆動保持を終了させることができるようになっている。
次に、実施の形態(2)に係る電源管理装置21Aのマイコン22Aの行う処理動作[2−5]を図11に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[2−5]は所定周期毎に行われる動作である。まず、スタータが駆動しているか否かを判断する(ステップS51)。
スタータが駆動していると判断すれば、次に、電圧センサ16で検出されるバッテリ電圧VBATの信号を取得し(ステップS52)、バッテリ電圧VBATが所定値V1を下回っているか否かを判断する(ステップS53)。所定値V1はエンジン制御装置31の最低作動電圧以下である。
バッテリ電圧VBATが所定値V1を下回っている(すなわち、バッテリ電圧VBATがエンジン制御装置31の最低作動電圧を下回っており、エンジン制御装置31が正常に動作できなくなっている可能性がある)と判断すれば、次に、バッテリ1が低電圧状態となっている時間を計測するためのタイマカウンタLO_cntをカウントアップし(ステップS54)、その後、タイマカウンタLO_cntが所定時間T3(例えば、100msec )以上であるか否かを判断する(ステップS55)。なお、所定時間T3については、エンジン制御装置31がリセットされてから復帰までに要する時間(例えば、100msec )以上に設定するのが望ましい。
タイマカウンタLO_cntが所定時間T3以上であると判断すれば、エンジン制御装置31が正常に動作できなくなっている状態が続き、エンジン制御装置31からスタータ終了指示信号、エンジン回転信号のいずれも送信されてくる可能性は低いと判断し、コイルL7への通電を遮断し、スタータ駆動保持を終了させる(ステップS56)。一方、タイマLO_cntが所定時間T3以上ではないと判断すれば、そのまま処理動作[2−5]を終了する。
ステップS53において、バッテリ電圧VBATが所定値V1を下回っていないと判断すれば、次に、タイマカウンタLO_cntをクリアにし(ステップS57)、その後、タイマカウンタCA_cntが所定時間T4(例えば、100msec )以上であるか否かを判断し(ステップS58)、タイマカウンタCA_cntが所定時間T4以上であると判断すれば、次に、タイマカウンタNE_cntが所定時間T4以上であるか否かを判断する(ステップS59)。なお、所定時間T4については、エンジン制御装置31がリセットされてから復帰までに要する時間(例えば、100msec )以上に設定するのが望ましい。
タイマカウンタNE_cntが所定時間T4以上であると判断すれば、エンジン制御装置31が正常に動作できなくなっている状態が続き、エンジン制御装置31からスタータ終了指示信号、エンジン回転信号のいずれも送信されてくる可能性は低いと判断し、コイルL7への通電を遮断し、スタータ駆動保持を終了させる(ステップS60)。
一方、タイマカウンタCA_cnt,NE_cntのいずれかは所定時間T4以上でないと判断すれば、スタータ駆動を保持し、そのまま処理動作[2−5]を終了する。また、ステップS51において、スタータは駆動していないと判断した場合には、ステップS61へ進んで、タイマカウンタLO_cntをクリアにし、その後、処理動作[2−5]を終了する。
上記実施の形態(2)に係る電源管理装置によれば、バッテリ1が低電圧になり、バッテリ電圧VBATがエンジン制御装置1の最低作動電圧を下回るなど、エンジン制御装置31からのスタータ終了指示信号及びエンジン回転信号の受信ができないと判断された場合、スタータ駆動保持が強制的に終了される。従って、エンジンが完爆しているにも拘らず、いつまでもスタータ駆動が保持され、スタータモータ4の故障原因になったり、エンジン異音が発生してユーザーに不快感を与えるといった事態が生じるのを防ぐことができる。
次に、実施の形態(3)に係る電源管理装置について説明する。但し、実施の形態(3)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムは、電源管理装置21とマイコン22とを除いて、図4に示したプッシュ式スタートシステムと同様の構成であるので、電源管理装置とマイコンとに異なる符号を付し、その他の構成部分についての説明をここでは省略する。
上記実施の形態(3)に係る電源管理装置21Bのマイコン22Bは、図6〜図9に示したマイコン22の行う処理動作[1−1]〜[1−4]と同様の処理動作[3−1]〜[3−4]を行うようになっており、エンジン制御装置31から送信されてくるスタータ終了指示信号を受信してスタータ駆動保持を終了させることができ、またスタータ終了指示信号を受信できなかったとしても、エンジン回転数に基づいて、スタータ駆動保持を終了させることができるようになっている。
次に、実施の形態(3)に係る電源管理装置21Bのマイコン22Bの行う処理動作[3−5]を図12に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[3−5]は所定周期毎に行われる動作である。まず、スタータが駆動しているか否かを判断する(ステップS71)。
スタータが駆動していると判断すれば、次に、電圧センサ16で検出されるバッテリ電圧VBATの信号を取得し(ステップS72)、バッテリ電圧VBATが所定値V2以上であるか否かを判断する(ステップS73)。所定値V2はエンジン制御装置31の最低作動電圧以上である。
バッテリ電圧VBATが所定値V2以上である(すなわち、バッテリ電圧VBATがエンジン制御装置31の最低作動電圧以上であり、エンジン制御装置31は正常に動作し得る状態にある)と判断すれば、次に、タイマカウンタCA_cntが所定時間T5(例えば、36msec )以上であるか否かを判断する(ステップS74)。エンジン制御装置31が正常に動作していれば、エンジン制御装置31から12msec 毎に何らかの通信データが送られてくるはずである。
タイマカウンタCA_cntが所定時間T5以上である(すなわち、エンジン制御装置31から通信データが送られてきていない)と判断すれば、次に、タイマカウンタNE_cntが所定時間T6(例えば、20msec )以上であるか否かを判断する(ステップS75)。スタータが駆動し、エンジン制御装置31が正常に動作していれば、エンジン制御装置31から10msec 程度毎にエンジン回転信号が送られてくるはずである。エンジン回転数が500rpm で、約10msec 間隔でエンジン回転信号が送られてくることになる。
スタータが駆動中であり、バッテリ電圧VBATがエンジン制御装置31の最低作動電圧以上(エンジン制御装置31が正常に動作し得る状態)であるにも拘らず、通信データもエンジン回転信号も受信できない場合、エンジン制御装置31が故障している可能性が高い。
タイマカウンタNE_cntが所定時間T6以上であると判断すれば、エンジン制御装置31が故障していると看做し、故障してからの時間を計測するためのタイマカウンタDG_cntをカウントアップし(ステップS76)、その後、タイマカウンタDG_cntが所定時間T7(例えば、100msec )以上であるか否かを判断する(ステップS77)。
タイマカウンタDG_cntが所定時間T7以上であると判断すれば、エンジン制御装置31が故障から復帰する可能性は低いと判断し、コイルL7への通電を遮断し、スタータ駆動保持を終了させる(ステップS78)。これにより、エンジン制御装置31が故障している状態で、スタータが無駄に駆動しないようにし、バッテリ1の劣化を抑制することができる。
一方、タイマカウンタDG_cntが所定時間T7以上でないと判断すれば、スタータ駆動を保持し、そのまま処理動作[3−5]を終了する。
なお、所定時間T7については、エンジン制御装置31がリセットされてから復帰までに要する時間(例えば、100msec )以上に設定するのが望ましい。これは、一時的なマイコン32の暴走によってスタータ駆動保持が強制的に終了されるのを防止するためである。
また、ステップS71において、スタータは駆動していないと判断した場合や、ステップS73において、バッテリ電圧VBATが所定値V2以上でないと判断した場合、ステップS74において、タイマカウンタCA_cntは所定時間T5以上でないと判断した場合、ステップS75において、タイマカウンタNE_cntは所定時間T6以上でないと判断した場合にはステップS79へ進んで、タイマカウンタDG_cntをクリアにし、その後、処理動作[3−5]を終了する。
上記実施の形態(3)に係る電源管理装置によれば、エンジン制御装置31が故障状態にあると判断された場合、スタータ駆動保持が強制的に終了される。エンジン制御装置31が故障して暴走すると、噴射制御や点火制御などができなくなるため、スタータを駆動させておく必要はない。にも拘らず、スタータを駆動させ続けてしまうと、バッテリ1の劣化速度を速め、バッテリ1の寿命を短くすることになる。従って、スタータが無駄に駆動しないようにしてバッテリ劣化を抑制することができる。
なお、ここではスタータの駆動状態、バッテリ電圧状態、通信データの受信状態、エンジン回転信号の受信状態に基づいて、エンジン制御装置31が故障状態にあるか否かを判断するようにしているが、エンジン制御装置31が作動するのは、電源状態がIG状態の場合であるので(つまり、IGリレー3がオンしていなければ、エンジン制御装置31は作動しない)、別の実施の形態では、さらに電源状態を加味して、エンジン制御装置31が故障状態にあるか否かを判断するようにしても良い。
図13は、実施の形態(4)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。但し、実施の形態(4)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムは、電源管理装置21、マイコン22、エンジン制御装置31、及びマイコン32を除いて、図4に示したプッシュ式スタートシステムと同様の構成であるので、電源管理装置、エンジン制御装置、及びマイコンに異なる符号を付し、その他の構成部分についての説明をここでは省略する。
図中31Cはエンジン制御装置を示しており、エンジン制御装置31Cは電源管理装置21Cへマイコン32Cが正常に動作しているか否かを示す正常/異常信号を送信するようになっている。具体的には、エンジン制御装置31Cは正常に動作している間、電源管理装置21Cへ常時Lowレベルの信号を送信するようになっている。そのため、エンジン制御装置31Cから電源管理装置21CへHighレベルの信号が送信された場合、エンジン制御装置31Cは故障していると認められる。
図14は、実施の形態(4)に係る電源管理装置とエンジン制御装置とをより詳しく説明するためのブロック図である。但し、図5に示した電源管理装置とエンジン制御装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。電源管理装置21Cには、マイコン22Cと昇圧回路25とトランシーバ26とが装備され、エンジン制御装置31Cにはマイコン32Cとトランシーバ35とマイコン32Cが正常に動作しているか否かを監視する監視部36とが装備されている。
エンジン制御装置31Cのマイコン32Cは、正常に動作している間、トランジスタTr2を介して出力端子37からLowレベルの信号(マイコン32Cが正常に動作しているか否かを示す正常/異常信号)を常時出力するようになっている。電源管理装置21Cは入力端子28でエンジン制御装置31Cから送信されてくる正常/異常信号を受信することができるようになっている。なお、正常/異常信号が出力されるラインには負荷抵抗R2を介して定電圧電源V0が接続されている。
上記実施の形態(4)に係る電源管理装置21Cのマイコン22Cは、図6〜図9に示したマイコン22の行う処理動作[1−1]〜[1−4]と同様の処理動作[4−1]〜[4−4]を行うようになっており、エンジン制御装置31Cから送信されてくるスタータ終了指示信号を受信してスタータ駆動保持を終了させることができ、またスタータ終了指示信号を受信できなかったとしても、エンジン回転数に基づいて、スタータ駆動保持を終了させることができるようになっている。
次に、実施の形態(4)に係る電源管理装置21Cのマイコン22Cの行う処理動作[4−5]を図15に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[4−5]は所定周期毎に行われる動作である。まず、スタータが駆動しているか否かを判断する(ステップS81)。
スタータが駆動していると判断すれば、次に、エンジン制御装置31Cから送信されてくる正常/異常信号を取得し(ステップS82)、エンジン制御装置31Cのマイコン32Cが正常に動作しているか否かを判断する(ステップS83)。正常/異常信号がLowレベルであれば正常、Highレベルであれば異常と判断することができる。
エンジン制御装置31Cのマイコン32Cは正常に動作していない(故障状態にある、又は動作停止状態にある)と判断すれば、次に、故障してからの時間を計測するためのタイマカウンタDG_cntをカウントアップし(ステップS84)、その後、タイマカウンタDG_cntが所定時間T8(例えば、100msec )以上であるか否かを判断する(ステップS85)。
タイマカウンタDG_cntが所定時間T8以上であると判断すれば、エンジン制御装置31Cが故障から復帰する可能性は低いと判断し、コイルL7への通電を遮断し、スタータ駆動保持を終了させる(ステップS86)。これにより、エンジン制御装置31Cが故障している状態で、スタータが無駄に駆動しないようにし、バッテリ1の劣化を抑制することができる。
一方、タイマカウンタDG_cntが所定時間T8以上でないと判断すれば、スタータ駆動を保持し、そのまま処理動作[4−5]を終了する。
なお、所定時間T8については、エンジン制御装置31Cがリセットされてから復帰までに要する時間(例えば、100msec )以上に設定するのが望ましい。これは、一時的なマイコン32Cの暴走によってスタータ駆動保持が強制的に終了されるのを防止するためである。
また、ステップS81において、スタータは駆動していないと判断した場合や、ステップS83において、エンジン制御装置31Cのマイコン32Cは正常に動作していると判断した場合にはステップS87へ進んで、タイマカウンタDG_cntをクリアにし、その後、処理動作[4−5]を終了する。
上記実施の形態(4)に係る電源管理装置によれば、エンジン制御装置31Cが故障状態にあると判断された場合、スタータ駆動保持が強制的に終了される。エンジン制御装置31Cが故障して暴走すると、噴射制御や点火制御などができなくなるため、スタータを駆動させておく必要はない。にも拘らず、スタータを駆動させ続けてしまうと、バッテリ1の劣化速度を速め、バッテリ1の寿命を短くすることになる。従って、スタータが無駄に駆動しないようにしてバッテリ劣化を抑制することができる。
図16は、実施の形態(5)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。但し、実施の形態(5)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムは、電源管理装置21、マイコン22、エンジン制御装置31、及びマイコン32を除いて、図4に示したプッシュ式スタートシステムと同様の構成であるので、電源管理装置、エンジン制御装置、及びマイコンには異なる符号を付し、その他の構成部分についての説明をここでは省略する。
図中31Dはエンジン制御装置を示しており、エンジン制御装置31Dは電源管理装置21Dへ規定の周期でパルス反転されるウォッチドック信号(WDC)を送信するようになっている。このパルスの反転周期が規定周期以外となっている場合、マイコン32Dが正常に動作していない(すなわち、故障している)と認められる。
図17は、実施の形態(5)に係る電源管理装置とエンジン制御装置とをより詳しく説明するためのブロック図である。但し、図5に示した電源管理装置とエンジン制御装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。電源管理装置21Dには、マイコン22Dと昇圧回路25とトランシーバ26とが装備され、エンジン制御装置31Dにはマイコン32Dとトランシーバ35とマイコン32Dが正常に動作しているか否かを監視する監視部36とが装備されている。
エンジン制御装置31Dのマイコン32DはトランジスタTr3を介して出力端子38から規定の周期で反転されるWDCを出力するようになっている。電源管理装置21Dは入力端子29でエンジン制御装置31Dから送信されてくるWDCを受信することができるようになっている。なお、WDCが出力されるラインには負荷抵抗R3を介して定電圧電源V0が接続されている。
上記実施の形態(5)に係る電源管理装置21Dのマイコン22Dは、図6〜図9に示したマイコン22の行う処理動作[1−1]〜[1−4]と同様の処理動作[5−1]〜[5−4]を行うようになっており、エンジン制御装置31Dから送信されてくるスタータ終了指示信号を受信してスタータ駆動保持を終了させることができ、またスタータ終了指示信号を受信できなかったとしても、エンジン回転数に基づいて、スタータ駆動保持を終了させることができるようになっている。
次に、実施の形態(5)に係る電源管理装置21Dのマイコン22Dの行う処理動作[5−5]を図18に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[5−5]は所定周期毎に行われる動作である。まず、スタータが駆動しているか否かを判断する(ステップS91)。
スタータが駆動していると判断すれば、次に、エンジン制御装置31Dから送信されてくるWDCを取得し(ステップS92)、エンジン制御装置31Dのマイコン32Dが正常に動作しているか否かを判断する(ステップS93)。マイコン32Dが正常に動作していれば、WDCは規定の周期で反転していることになる。
エンジン制御装置31Dのマイコン32Dは正常に動作していない(故障している)と判断すれば、次に、故障してからの時間を計測するためのタイマカウンタDG_cntをカウントアップし(ステップS94)、その後、タイマカウンタDG_cntが所定時間T9(例えば、100msec )以上であるか否かを判断する(ステップS95)。
タイマカウンタDG_cntが所定時間T9以上であると判断すれば、エンジン制御装置31Dが故障から復帰する可能性は低いと判断し、コイルL7への通電を遮断し、スタータ駆動保持を終了させる(ステップS96)。これにより、エンジン制御装置31Dが故障している状態で、スタータが無駄に駆動しないようにし、バッテリ1の劣化を抑制することができる。
一方、タイマカウンタDG_cntが所定時間T9以上でないと判断すれば、スタータ駆動を保持し、そのまま処理動作[5−5]を終了する。
なお、所定時間T9については、エンジン制御装置31Dがリセットされてから復帰までに要する時間(例えば、100msec )以上に設定するのが望ましい。これは、一時的なマイコン32Dの暴走によってスタータ駆動保持が強制的に終了されるのを防止するためである。
また、ステップS91において、スタータは駆動していないと判断した場合や、ステップS93において、エンジン制御装置31Dのマイコン32Dは正常に動作していると判断した場合にはステップS97へ進んで、タイマカウンタDG_cntをクリアにし、その後、処理動作[5−5]を終了する。
上記実施の形態(5)に係る電源管理装置によれば、エンジン制御装置31Dが故障状態にあると判断された場合、スタータ駆動保持が強制的に終了される。エンジン制御装置31Dが故障して暴走すると、噴射制御や点火制御などができなくなるため、スタータを駆動させておく必要はない。にも拘らず、スタータを駆動させ続けてしまうと、バッテリ1の劣化速度を速め、バッテリ1の寿命を短くすることになる。従って、スタータが無駄に駆動しないようにしてバッテリ劣化を抑制することができる。
上記実施の形態(1)〜(5)に係る電源管理装置では、バッテリ1の電圧が大きく低下するなどして、スタータ駆動を保持させておくべきでないと判断すると、スタータ駆動保持を強制的に終了させるようにしているが(ステップS48,S56,S60,S78,S86,S96)、別の実施の形態に係る電源管理装置では、ボタンスイッチ9がオンされている場合には使用者の意志を優先して、スタータ駆動保持を終了させないようにしても良い。
また、スタータ駆動保持を強制的に終了させた場合には、使用者に対してその旨を告知するのが望ましい。告知することによって、スタータ駆動が保持されないことを使用者に気付かせることができ、使用者にボタンスイッチ9の操作継続を促すことができる。告知手段としては、音声案内やブザー、表示案内、警告表示などが挙げられる。また、単にスタータ駆動が保持できないことだけでなく、保持できない理由やその対処方法を具体的に説明するようにしても良い。
また、所定時間T2〜T9については、上記したように、マイコンがリセットされてから復帰までに要する時間を考慮して設定するのが望ましい(但し、図12で示した処理動作[3−5]で用いられる所定時間T5,T6については、所定時間T7で吸収されるため、所定時間T7がリセットから復帰までに要する時間を考慮して設定されていれば、所定時間T5,T6については前記時間を考慮して設定しなくても良い)。
ところが、マイコンの特性はそのシステムによって大きく変わる。例えば、機械式スロットルが採用されている車両と電子式スロットルが採用されている車両とでは、後者の方が初期化すべきデータが多いため、マイコンがリセットされてから復帰までに要する時間は長くなる。従って、システム毎に所定時間T1〜T9は切り替えられるようにするのが望ましい。例えば、EEPROMに各システム用の所定時間を登録しておき、システムに応じた所定時間をEEPROMから読み出して使用するようにすれば良い。
プッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。 機能再配置を説明するための説明図である。 今後予想されるプッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。 本発明の実施の形態(1)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。 実施の形態(1)に係る電源管理装置をより詳しく説明するためのブロック図である。 実施の形態(1)に係る電源管理装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る電源管理装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る電源管理装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る電源管理装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る電源管理装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る電源管理装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る電源管理装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(4)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。 実施の形態(4)に係る電源管理装置をより詳しく説明するためのブロック図である。 実施の形態(4)に係る電源管理装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(5)に係る電源管理装置を含んで構成されるプッシュ式スタートシステムを概略的に示したブロック図である。 実施の形態(5)に係る電源管理装置をより詳しく説明するためのブロック図である。 実施の形態(5)に係る電源管理装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 バッテリ
2 ACCリレー
3 IGリレー
7 STリレー
4 スタータモータ
8、8b、21、21A、21B、21C、21D 電源管理装置
22、22A、22B、22C、22D、32、32C、32D マイコン
11、11a、31、31C、31D エンジン制御装置

Claims (12)

  1. スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する駆動制御手段と、
    エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置から送信されてくるスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第1の保持終了手段と、
    前記エンジン制御装置から送信されてくるエンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第2の保持終了手段と、
    前記第1の保持終了手段又は前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にあるか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段により前記第1の保持終了手段及び前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にないと判断された場合、スタータ駆動保持を終了させる第3の保持終了手段とを備えていることを特徴とする電源管理装置。
  2. バッテリ電圧が所定値を下回っているという第1の事象が成立している場合、
    もしくは前記スタータ終了指示信号を送信する通信ラインからのデータ受信がなく、かつ前記エンジン回転数信号の受信がないという第2の事象が成立している場合、
    又は前記第1の事象及び前記第2の事象が成立している場合、
    前記判断手段が、前記第1の保持終了手段及び前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にないと判断するものであることを特徴とする請求項1記載の電源管理装置。
  3. バッテリ電圧が所定値を下回っているという第1の事象が第1の所定時間継続して成立している場合、
    もしくは前記スタータ終了指示信号を送信する通信ラインからのデータ受信がなく、かつ前記エンジン回転数信号の受信がないという第2の事象が第2の所定時間継続して成立している場合、
    又は前記第1の事象及び前記第2の事象が第3の所定時間継続して成立している場合、
    前記判断手段が、前記第1の保持終了手段及び前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にないと判断するものであることを特徴とする請求項1記載の電源管理装置。
  4. スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する駆動制御手段と、
    エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置から送信されてくるスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第1の保持終了手段と、
    前記エンジン制御装置から送信されてくるエンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第2の保持終了手段と、
    前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあるか否かを判断する故障判断手段と、
    該故障判断手段により前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあると判断された場合、スタータ駆動保持を終了させる第3の保持終了手段とを備えていることを特徴とする電源管理装置。
  5. 前記故障判断手段が、前記スタータの駆動状態、バッテリ電圧状態、前記スタータ終了指示信号を送信する通信ラインからの受信状態、及び前記エンジン回転数信号の受信状態に基づいて、前記エンジン制御装置が故障状態にあるか否かを判断するものであることを特徴とする請求項4記載の電源管理装置。
  6. 前記エンジン制御装置が正常に動作している時に出力される、ある決められた信号の受信状態に基づいて、
    前記故障判断手段が、前記エンジン制御装置が故障状態にあるか否かを判断するものであることを特徴とする請求項4記載の電源管理装置。
  7. 前記第3の保持終了手段が、前記エンジン制御装置の故障状態が所定の時間継続している場合、スタータ駆動保持を終了させるものであることを特徴とする請求項4〜6のいずれかの項に記載の電源管理装置。
  8. 前記スイッチに対する操作が行われている場合、前記第3の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行わないように構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の電源管理装置。
  9. エンジン完爆と判定した場合にスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を送信する第1の送信手段と、
    エンジン回転信号を送信する第2の送信手段とを含んで構成されるエンジン制御装置を備えると共に、
    スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する駆動制御手段と、
    前記エンジン制御装置から送信されてくる前記スタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第1の保持終了手段と、
    前記エンジン制御装置から送信されてくる前記エンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第2の保持終了手段と、
    前記第1の保持終了手段又は前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にあるか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段により前記第1の保持終了手段及び前記第2の保持終了手段によるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にないと判断された場合、スタータ駆動保持を終了させる第3の保持終了手段とを含んで構成される電源管理装置を備えていることを特徴とする制御システム。
  10. エンジン完爆と判定した場合にスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を送信する第1の送信手段と、
    エンジン回転信号を送信する第2の送信手段とを含んで構成されるエンジン制御装置を備えると共に、
    スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する駆動制御手段と、
    前記エンジン制御装置から送信されてくる前記スタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第1の保持終了手段と、
    前記エンジン制御装置から送信されてくる前記エンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第2の保持終了手段と、
    前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあるか否かを判断する故障判断手段と、
    該故障判断手段により前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあると判断された場合、スタータ駆動保持を終了させる第3の保持終了手段とを含んで構成される電源管理装置を備えていることを特徴とする制御システム。
  11. スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する第1のステップと、
    エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置から送信されてくるスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第2のステップと、
    前記エンジン制御装置から送信されてくるエンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第3のステップと、
    前記第2のステップ又は前記第3のステップによるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にあるか否かを判断する第4のステップと、
    前記第2のステップ及び前記第3のステップによるスタータ駆動保持終了を行い得る状況にないと判断した場合、スタータ駆動保持を終了させる第5のステップとを含んでいることを特徴とする制御方法。
  12. スイッチの操作によって出力される操作信号に基づいて、エンジンを始動するためのスタータを駆動し、該駆動を保持する第1のステップと、
    エンジン完爆と判定された場合にエンジン制御装置から送信されてくるスタータ駆動保持終了の指示を示すスタータ終了指示信号を受信すると、スタータ駆動保持を終了させる第2のステップと、
    前記エンジン制御装置から送信されてくるエンジン回転信号に基づいてエンジン完爆と判定した場合に、スタータ駆動保持を終了させる第3のステップと、
    前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあるか否かを判断する第4のステップと、
    前記エンジン制御装置が故障状態又は動作停止状態にあると判断した場合、スタータ駆動保持を終了させる第5のステップとを含んでいることを特徴とする制御方法。
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