JP4743164B2 - エンジンの始動制御装置 - Google Patents

エンジンの始動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4743164B2
JP4743164B2 JP2007137053A JP2007137053A JP4743164B2 JP 4743164 B2 JP4743164 B2 JP 4743164B2 JP 2007137053 A JP2007137053 A JP 2007137053A JP 2007137053 A JP2007137053 A JP 2007137053A JP 4743164 B2 JP4743164 B2 JP 4743164B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starter motor
engine
time
signal
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007137053A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008291712A (ja
Inventor
悟 松本
昭輝 高江
佳剛 鷲尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007137053A priority Critical patent/JP4743164B2/ja
Priority to PCT/JP2008/059848 priority patent/WO2008146863A1/en
Publication of JP2008291712A publication Critical patent/JP2008291712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4743164B2 publication Critical patent/JP4743164B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/10Safety devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0848Circuits or control means specially adapted for starting of engines with means for detecting successful engine start, e.g. to stop starter actuation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/10Safety devices
    • F02N11/106Safety devices for stopping or interrupting starter actuation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/10Safety devices
    • F02N11/108Safety devices for diagnosis of the starter or its components
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2300/00Control related aspects of engine starting
    • F02N2300/10Control related aspects of engine starting characterised by the control output, i.e. means or parameters used as a control output or target
    • F02N2300/102Control of the starter motor speed; Control of the engine speed during cranking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、始動スイッチのオン操作に応じてスタータモータの駆動を開始するとともに、入力されたエンジンの回転速度信号に基づいて前記スタータモータの停止時期を決定するエンジンの始動制御装置に関する。
近年、エンジンの始動スイッチとして、プッシュボタンの押圧操作によってエンジンを始動させるプッシュ式の始動スイッチが広く採用されている。こうしたブッシュ式の始動スイッチを採用する始動制御装置では、始動スイッチのオン操作(プッシュボタンの押圧操作)により、スタータモータの駆動を開始するとともに、回転速度センサから入力されたエンジンの回転速度信号に基づいてエンジンの始動完了を判断して、スタータモータを自動停止させるようにしている。そのため、こうした始動制御装置を備える車両では、始動スイッチのプッシュ操作を最初に1度行うだけで、エンジンを始動させることができる。
こうした始動制御装置を備える車両では、始動制御装置のCPUが異常動作して、スタータモータの停止指令を出力できなくなると、スタータモータが何時までも停止されずに駆動され続けてしまうようになる。そこで従来、特許文献1には、予め規定された制限時間を超えてスタータモータが駆動されたときには、停止指令が無くとも、スタータモータを強制停止させるようにすることで、スタータモータが駆動され続ける事態を回避するエンジンンの始動制御装置が提案されている。
特開2007−002812号公報
ところで、こうしたエンジンの始動制御装置では、回転速度センサの故障や、同センサの出力する回転速度信号を伝達する信号線の断線により、始動制御装置に回転速度信号が入力されなくなった場合には、エンジンの始動完了を確認することができないため、スタータモータを停止させることができなくなってしまう。また極めて大きいノイズが信号に重畳されている場合にも、始動完了の確認ができなくなってしまうことがある。こうした場合にも、上記従来の始動制御装置では、上記制限時間が経過した時点でスタータモータが強制停止されるため、スタータモータが駆動され続ける事態だけは回避することができる。
ところが、何らの異常が無いときにも、極冷間始動などには、エンジンの始動に時間が掛かることがあり、上記制限時間をあまり短く設定すれば、そうした場合にエンジンを始動させることができなくなる虞がある。そのため、上記制限時間は、極冷間始動等にもエンジン始動が可能なようにある程度長く設定する必要がある。ところが制限時間を長くすると、上記のように始動完了の検出が不能となったときに、始動完了後もスタータモータが長い時間駆動され続けることになり、過負荷によってスタータモータが故障する、運転者に違和感を与える、といった不具合が生じるようになる。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであって、その解決しようとする課題は、エンジンの始動完了を確認することができないときに、スタータモータが駆動され続けることを好適に防止することのできるエンジンの始動制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果を記載する。
請求項1に記載の発明は、始動スイッチのオン操作に応じてスタータモータの駆動を開始するエンジンの始動制御装置であって、エンジンの回転速度信号の入力が異常であるか否かを判定し、同回転速度信号の入力が異常でないと判定されるときには前記スタータモータの駆動を開始してからの経過時間によらず前記回転速度信号が始動判定値以上であることを条件として前記スタータモータを停止する一方、前記回転速度信号の入力が異常であると判定されるときには前記経過時間が規定時間となったことを条件として前記スタータモータを停止することをその要旨としている。
上記構成では、エンジンの回転速度信号の入力が異常であり、エンジン始動の完了を判定することができなくなったときには、スタータモータはその駆動開始から規定時間が経過した時点で自動的に停止されるようになる。そのため、エンジンの始動完了を確認することができないときに、スタータモータが駆動され続けることを好適に防止することができる。
なお特許文献1のように、始動時のスタータモータの駆動時間に常に制限を設ける場合、極冷間始動のような始動時間が長くなるような状況も想定して、その制限時間を比較的長くする必要があり、スタータモータが不必要に長い時間、駆動されることがある。そのため、過負荷によってスタータモータが故障したり、運転者に違和感を与えたり、といった不具合が生じるようになる。その点、上記構成では、エンジンの回転速度信号の入力が異常であるという限定された状況でのみ、始動時のスタータモータの駆動が時間で規定されるようになるため、上記規定時間を余り長くする必要はなく、そうした不具合が生じないようにすることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のエンジンの始動制御装置において、前記規定時間は、エンジンの始動完了に要する時間の平常値に設定されてなることをその要旨としている。同構成では、エンジンの回転速度信号の入力異常時に、エンジンの始動完了に要する時間の平常値で、すなわち極冷間始動のような始動困難な状況ではないときに始動完了に必要なスタータモータの駆動時間で、スタータモータが停止されるようになる。このように、上記規定時間を必要最小限の長さに設定しても、通常は支障なくエンジン始動を行うことができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のエンジンの始動制御装置において、前記回転速度信号の入力が異常であるときにも、前記始動スイッチのオン操作が継続されているのであれば、前記経過時間が前記規定時間を超えても、前記始動スイッチがオフ操作されるまで前記スタータモータを強制的に駆動させることをその要旨としている。
上記のように、エンジンの回転速度信号の入力異常時に、規定時間でスタータモータを停止させるようにした場合、極冷間始動のような始動時間の長くなる状況では、スタータモータの駆動時間が不足して、エンジンを始動することができなくなってしまうことがある。その点、上記構成では、エンジンの回転速度信号の入力が異常であるときにも、始動スイッチのオン操作を継続すれば、規定時間を超えたスタータモータの駆動が許容されるため、始動させ難い状況でもエンジンを始動させることができるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のエンジンの始動制御装置において、前記規定時間は、前記回転速度信号を出力する回転速度センサの異常診断に要する時間未満とされてなることをその要旨とする。
エンジンの回転速度信号の入力が異常である場合、回転速度信号を出力する回転速度センサの異常診断を行なって、異常箇所を特定する必要がある。ただし、上記規定時間がそうした異常診断に要する時間未満とされている場合、規定時間内にエンジンを始動することができないと、必要な診断時間を確保することができず、異常箇所を特定することができなくなってしまう。その点、上記構成では、始動スイッチのオン操作を継続することで、規定時間を超えたスタータモータの駆動の継続が許容されるため、そうした場合にも、必要な診断時間を確保して異常診断を完了させることができるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のエンジンの始動制御装置において、前記始動スイッチは、プッシュ式のスイッチとして構成されてなることをその要旨としている。同構成のように、上記請求項1〜に記載のエンジンの始動制御装置は、始動スイッチがプッシュ式のスイッチとされた構成への適用が特に好適なものとなっている。
以下、本発明のエンジンの始動制御装置を具体化した一実施形態を、図1〜図5を参照して詳細に説明する。
本実施形態の始動制御装置では、始動スイッチのオン操作に応じてスタータモータの駆動を開始するようにしている。またスタータモータの停止時期は、基本的には、入力されたエンジンの回転速度信号(Ne信号)に基づいて決定し、具体的にはエンジン回転速度Neが始動判定値を超えたときにスタータモータを停止するようにしている。
このようにNe信号に基づいてスタータモータの停止時期を決定する場合、センサの故障や信号線の断線などにより、始動制御装置へのNe信号の入力が途絶すると、エンジンの始動完了を確認することができず、スタータモータが駆動され続ける虞がある。そこで本実施形態の始動制御装置では、Ne信号の入力が途絶しているときには、スタータモータの停止条件を変更し、スタータモータの駆動開始からの経過時間が規定時間となったときにスタータモータを強制停止させることで、Ne信号の入力途絶に応じてスタータモータが駆動され続けてしまう事態を回避するようにしている。
図1は、本実施形態のエンジンの始動制御装置の全体構成を模式的に示している。同図に示す始動ECU(電子制御装置)1は、始動制御に係る演算処理を実施する中央演算処理装置(CPU)、始動制御用の各種プログラムやデータの記憶された読込専用メモリ(ROM)、演算処理の結果等を一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)、及び外部との信号の入出力を行う入出力ポートを備えて構成されている。こうした始動ECU1は、車内ネットワーク3を介してエンジンECU4に接続されている。エンジンECU4は、主として始動後のエンジン制御を司り、始動ECU1と同様にCPU、ROM、RAM及び入出力ポートを備えて構成されている。
始動ECU1の入力ポートには、始動スイッチ2が接続されている。始動スイッチ2は、プッシュ式のスイッチとして構成されており、車室内に配設されている。一方、始動ECU1の出力ポートには、スタータモータ9の駆動回路8が接続されている。そして始動ECU1は、駆動回路8に始動開始信号を出力することで、スタータモータ9の通電用のリレー(スタータリレー)をオンとするとともに、駆動回路8に停止信号を出力することで、スタータリレーをオフとすることで、スタータモータ9の駆動を制御する。スタータモータ9は、通電に応じてエンジン出力軸と連結(クランキング)し、その出力でエンジン出力軸を回転駆動してエンジンを始動させる。
一方、エンジンECU4の入力ポートには、エンジン回転速度を検出するNeセンサ5が、信号線6を介して接続されている。エンジンECU4は、このNeセンサ5からの信号(Ne信号)を、信号線7を介して直接に始動ECU1の入力ポートに出力するようにしている。またエンジンECU4は、始動ECU1からのリクエストに応じて、車内ネットワーク3を介してNe信号を通知するようにもしている。
以下、以上のように構成された本実施形態での始動制御の詳細を説明する。
図2は、正常時、すなわち始動ECU1にNe信号が正常に入力されるときの始動制御態様の一例を示している。同図の時刻t1に始動スイッチ2がオン操作されたことに基づいて始動ECUは、その直後の時刻t2に始動開始信号を駆動回路8に出力する。これにより、スタータリレーがオンされて、スタータモータ9への通電が開始される。
こうしてスタータモータ9への通電が開始されると、その出力でエンジン出力軸が回転され、それに応じてNeセンサ5はパルス状のNe信号を出力するようになる。始動ECU1は、こうしたNe信号を、信号線7、或いは車内ネットワーク3経由でエンジンECU4から取得し、その取得したNe信号に基づいてエンジン回転速度Neの推移を監視する。そして始動ECU1は、時刻t3において、エンジン回転速度Neが始動判定値を超えたことを、すなわちエンジンの始動が完了したことを確認すると、駆動回路8に停止信号を出力してスタータリレーをオフさせる。このように、正常時には、スタータモータ9の停止時期は、Ne信号に基づき決定されている。
一方、図3は、Neセンサ5の故障や信号線6、7の断線のため、始動ECU1へのNe信号の入力が途絶した状態で始動が行われるときの始動制御態様の一例を示している。同図に示すように、この場合も、時刻t4に始動スイッチ2がオン操作されたことを受け、始動ECU1はその直後の時刻t5に始動開始信号を駆動回路8に出力して、スタータリレーをオンとするようにしている。
ただし、このときには、始動ECU1にNe信号は入力されず、よってNe信号に基づいてエンジンの始動完了を確認することができないようになっている。そこでこうした場合には、始動ECU1は、スタータモータ9を、予め規定された時間だけ駆動して停止させるようにしている。より具体的には、始動ECU1は、スタータモータ9の駆動開始からの経過時間を示す駆動時間計測カウンタCNTの値に基づき、スタータモータ9の駆動時間を計測するようにしている。そして始動ECU1は、駆動時間計測カウンタCNTの値が停止判定値に達すると、停止信号を駆動回路8に出力して、スタータリレーをオフさせるようにしている。そのため、同図では、駆動時間計測カウンタCNTの値が停止判定値に達した時刻t6に停止信号が出力されて、スタータリレーがオフされている。なお停止判定値の値は、エンジンの始動完了に要する時間の平常値で、すなわち通常の始動条件(極冷間始動のような始動が困難な状況ではないとき)で始動完了に必要なスタータモータ9の駆動時間(例えば2秒程度)で、スタータモータ9を停止させるように設定されている。
このように本実施形態では、Ne信号の入力が途絶しているときには、駆動開始からの経過時間が規定時間となったときにスタータモータ9を停止するように、同スタータモータ9の停止条件を変更するようにしている。すなわち、本実施形態では、Ne信号の入力が途絶していることを条件に、駆動開始からの経過時間が規定時間となったときにスタータモータ9を強制停止させるようにしている。そのため、Ne信号の入力の途絶により、エンジンの始動完了を確認することができなくなったときに、スタータモータ9が駆動され続けることを好適に回避することができるようになる。
ところで、このようにNe信号の入力途絶時に、スタータモータ9を規定時間で停止するようにした場合、スタータモータ9は比較的短い時間(2秒)で停止されるようになる。そのため、極冷間始動時などのように、始動に要する時間が長くなるときには、エンジンを始動することができなくなってしまうようになる。またNeセンサ5の異常診断には、ある程度の時間(例えば5秒程度)、エンジンを回転させる必要があるが、上記規定時間内にエンジンを始動することができない場合、そうした異常診断を実施できず、異常箇所と特定することができなくなってしまうようにもなる。
そこで本実施形態では、始動スイッチ2が長押しされたときには、上記規定時間が経過してもスタータモータ9を停止させず、始動スイッチ2がオン操作されている間、スタータモータ9の駆動を継続するようにしている。
図4は、始動ECU1へのNe信号の入力が途絶した状態で、始動スイッチ2が長押しされたとき、すなわち始動スイッチ2のオン操作が長く継続されたときの始動制御態様の一例を示している。同図に示すように、この場合にも、時刻t7に始動スイッチ2がオン操作されたことを受け、始動ECU1はその直後の時刻t8に始動開始信号を出力して、スタータリレーをオンとするようにしている。
この場合にも、Ne信号の入力が途絶しているため、始動ECU1は、駆動時間計測カウンタCNTを用いてスタータモータ9の駆動開始からの経過時間を計測する。ただし、この場合には、時刻t9に駆動時間計測カウンタCNTが停止判定値に達した時点にも、始動スイッチ2のオン操作が継続されているため、始動ECU1は、停止信号の出力を行わず、スタータリレーはオンのままに保持される。そしてこの場合、始動ECU1は、始動スイッチ2のオン操作が解除された時刻t10に停止信号を駆動回路8に出力して、スタータリレーをオフさせるようにしている。
図5は、こうした本実施形態において、スタータモータ9の停止時期を決定するために実行される「スタータモータ停止判定ルーチン」のフローチャートを示している。本ルーチンの処理は始動ECU1によって、始動開始信号の出力から停止信号の出力までの期間に定時割込み処理として、所定の制御周期で繰り返し実行されている。
さて本ルーチンの処理が開始されると、始動ECU1はまずステップS501において、上記駆動時間計測カウンタCNTの値をインクリメントする。そして始動ECU1は、続くステップS502において、Ne信号の入力が途絶しているか否かを確認する。
ここでNe信号が正常に入力されていれば(S502:NO)、始動ECU1は処理をステップS503に移行し、そのステップS503においてエンジン回転速度Neが始動判定値以上であるか否かを確認する。そして始動ECU1は、エンジン回転速度Neが始動判定値以上であれば(S503:YES)、ステップS506において駆動回路8に停止信号を出力し、そうでなければ(S503:NO)、そのまま今回の本ルーチンの処理を終了する。
一方、Ne信号の入力が途絶しているときには(S502:YES)、始動ECU1は、ステップS504において、始動スイッチ2のオン操作が継続されているか否かを確認する。そして始動ECU1は、始動スイッチ2のオン操作が継続されていれば(S504:YES)、そのまま今回の本ルーチンの処理を終了し、そうでなければ(S504:NO)、処理をステップS505に移行する。
このステップS505において始動ECU1は、駆動時間計測カウンタCNTの値が停止判定値以上であるか否かを確認する。ここで駆動時間計測カウンタCNTの値が停止判定値以上であれば(S505:YES)、始動ECU1は、ステップS506において停止信号を駆動回路8に出力し、そうでなければ(S505:NO)、そのまま今回の本ルーチンの処理を終了する。
以上説明した本実施形態のエンジンの始動制御装置によれば、次の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、通常はNe信号に基づいて始動時のスタータモータ9の停止時期を決定する一方で、Ne信号の入力が途絶しているときには、駆動開始からの経過時間が規定時間となったときに停止されるように、スタータモータ9の停止条件を変更するようにしている。すなわち本実施形態では、Ne信号の入力が途絶していることを条件に、駆動開始からの経過時間が規定時間となったときにスタータモータ9を強制停止させるようにしている。そのため、エンジンの始動完了を確認することができないときに、スタータモータが駆動され続けることを好適に防止することができる。なお本実施形態では、Ne信号の入力が途絶しているといった限定された状況でのみ、始動時のスタータモータ9の駆動時間を制限するようにしている。そのため、上記規定時間は余り長く設定する必要はなく、スタータモータ9の駆動時間の長期化で過負荷によりスタータモータ9が故障したり、運転者に違和感に与えたり、といった不具合が生じないようにすることができるようもなる。
(2)本実施形態では、Ne信号の入力途絶時にスタータモータ9を駆動する時間を、エンジンの始動完了に要する時間の平常値に、すなわち通常の始動条件において始動完了に必要なスタータモータ9の駆動時間に設定するようにしている。そのため、上記規定時間を必要最小限の長さに設定して、スタータモータ9が不必要に長い時間、駆動され続けることを防止することができる。
(3)本実施形態では、Ne信号の入力が途絶しているときにも、始動スイッチ2が長押しされてそのオン操作が継続されているのであれば、経過時間が上記規定時間を超えても、始動スイッチ2がオフ操作されるまでスタータモータ9を強制的に駆動させるようにしている。そのため、Ne信号の入力途絶時にも、始動スイッチ2のオン操作を継続すれば、規定時間を超えたスタータモータ9の駆動が許容されるようになり、極冷間始動のように始動の困難な状況でもエンジン始動を完了させることが可能となる。
(4)本実施形態では、Neセンサ5の異常診断に要する時間よりも、Ne信号の入力途絶時のスタータモータ9の駆動時間が短く設定されており、通常であれば、規定時間内にエンジンを始動できないと、異常箇所を特定することができなくなってしまうようになっている。そうした場合にも、本実施形態では、始動スイッチ2のオン操作の継続により、規定時間を超えたスタータモータ9の駆動の継続が許容されるため、必要な診断時間を確保して異常箇所を特定することができるようになる。
なお上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、始動スイッチ2のオン操作を継続することで、Ne信号の入力途絶時にも、規定時間を超えたスタータモータ9の駆動の継続を許容するようにしていた。もっとも、例えば規定時間内にNeセンサ5の異常診断を行うことができる場合などのように特にそうした必要が無ければ、始動スイッチ2のオン操作の継続によるスタータモータ9の駆動の継続を行わないようにしても良い。
・上記実施形態では、Ne信号の入力途絶時のスタータモータ9の駆動時間を、エンジンの始動完了に要する時間の平常値(2秒程度)として必要最小限の長さに設定していたが、そうした駆動時間は、必要に応じて適宜調整することができる。例えば上記のような始動スイッチ2のオン操作の継続によるスタータモータ9の駆動の継続を行わない場合には、極冷間始動のようにエンジンが始動し難い状況でもエンジン始動が可能なように、そうしたスタータモータ9の駆動時間を長目に設定すると良い。
・上記実施形態では、信号入力の途絶をNe信号の入力異常としていたが、極めて大きいノイズがNe信号に重畳されてエンジン回転速度Neの確認ができない場合にも、やはりNe信号に基づく始動完了の確認はできないことになる。よって、そうした場合もNe信号の入力異常と判断し、上記実施形態での入力途絶時と同様のスタータモータ9の駆動制御を行なうようにしても良い。すなわち、ノイズによりNe信号に基づくエンジン回転速度Neの確認ができないときにも、スタータモータ9の停止条件を、「エンジン回転速度Neが始動判定値を超えたとき」から、「駆動開始からの経過時間が規定時間となったとき」に変更するようにする。そしてこれにより、Ne信号の入力が途絶しているとき、及びノイズによりNe信号に基づくエンジン回転速度Neの確認ができないときの双方を、Ne信号の入力異常と判断して、駆動開始から規定時間が経過した時点でスタータモータ9を強制停止させるようにしても良い。
・上記実施形態では、始動スイッチ2がプッシュ式のスイッチとして構成されている場合を説明したが、始動スイッチ2としてプッシュ式以外のタイプのスイッチを採用するようにしても良い。要は始動スイッチ2のタイプに拘らず、始動時のスタータモータ9の停止時期を手動ではなく、Ne信号に基づくエンジン始動完了の判定により自動で行うように構成されたエンジンの始動制御装置であれば、本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態についてその全体構成を模式的に示すブロック図。 同実施形態の正常時における制御態様の一例を示すタイミングチャート。 同実施形態のNe信号入力途絶時における制御態様の一例を示すタイミングチャート。 同じくNe信号入力途絶時において始動スイッチが長押しされたときの制御態様の一例を示すタイミングチャート。 同実施形態に採用されるスタータモータ停止判定ルーチンのフローチャート。
符号の説明
1…始動ECU(始動制御装置)、2…始動スイッチ、3…車内ネットワーク、4…エンジンECU、5…Neセンサ、6,7…信号線、8…駆動回路、9…スタータモータ。

Claims (5)

  1. 始動スイッチのオン操作に応じてスタータモータの駆動を開始するエンジンの始動制御装置であって、
    エンジンの回転速度信号の入力が異常であるか否かを判定し、同回転速度信号の入力が異常でないと判定されるときには前記スタータモータの駆動を開始してからの経過時間によらず前記回転速度信号が始動判定値以上であることを条件として前記スタータモータを停止する一方、前記回転速度信号の入力が異常であると判定されるときには前記経過時間が規定時間となったことを条件として前記スタータモータを停止する
    エンジンの始動制御装置。
  2. 前記規定時間は、エンジンの始動完了に要する時間の平常値に設定されてなる
    請求項1に記載のエンジンの始動制御装置。
  3. 前記回転速度信号の入力が異常であるときにも、前記始動スイッチのオン操作が継続されているのであれば、前記経過時間が前記規定時間を超えても、前記始動スイッチがオフ操作されるまで前記スタータモータを強制的に駆動させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの始動制御装置。
  4. 前記規定時間は、前記回転速度信号を出力する回転速度センサの異常診断に要する時間未満とされてなる
    請求項に記載のエンジンの始動制御装置。
  5. 前記始動スイッチは、プッシュ式のスイッチとして構成されてなる
    請求項1〜のいずれか1項に記載のエンジンの始動制御装置。
JP2007137053A 2007-05-23 2007-05-23 エンジンの始動制御装置 Active JP4743164B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007137053A JP4743164B2 (ja) 2007-05-23 2007-05-23 エンジンの始動制御装置
PCT/JP2008/059848 WO2008146863A1 (en) 2007-05-23 2008-05-22 Controller for controlling starting of engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007137053A JP4743164B2 (ja) 2007-05-23 2007-05-23 エンジンの始動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008291712A JP2008291712A (ja) 2008-12-04
JP4743164B2 true JP4743164B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=39832195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007137053A Active JP4743164B2 (ja) 2007-05-23 2007-05-23 エンジンの始動制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4743164B2 (ja)
WO (1) WO2008146863A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5573227B2 (ja) * 2010-03-01 2014-08-20 株式会社デンソー スタータ制御装置
JP2011179446A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Denso Corp エンジン始動制御装置
FR3063524A1 (fr) * 2017-03-06 2018-09-07 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede de diagnostic d’un etat d’un demarreur de moteur thermique

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005180381A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Nissan Motor Co Ltd エンジン始動制御装置とその方法
JP2007002812A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Denso Corp エンジン始動制御装置
JP2007113397A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Denso Corp 内燃機関の自動始動制御装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4490620A (en) * 1983-09-12 1984-12-25 Eaton Corporation Engine starter protective and control module and system
US6800952B2 (en) * 2002-06-18 2004-10-05 Dana Corporation Method of protection and fault detection for starter/alternator operating in the starter mode
JP2005248859A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Calsonic Kansei Corp プッシュスタートシステム
JP4121095B2 (ja) * 2006-04-19 2008-07-16 富士通テン株式会社 電源管理装置、制御システム、及び制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005180381A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Nissan Motor Co Ltd エンジン始動制御装置とその方法
JP2007002812A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Denso Corp エンジン始動制御装置
JP2007113397A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Denso Corp 内燃機関の自動始動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008146863A9 (en) 2009-05-22
WO2008146863A1 (en) 2008-12-04
JP2008291712A (ja) 2008-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1992815B1 (en) Eco-Run control device and engine restart method
JP4121095B2 (ja) 電源管理装置、制御システム、及び制御方法
JP5338845B2 (ja) スタータ制御装置の異常検出装置
JP3660105B2 (ja) 車両用制御装置
JP2010285001A (ja) 電子制御システム、機能代行方法
JP2010242607A (ja) アイドリングストップ車両のためのエンジン始動装置
JP4743164B2 (ja) エンジンの始動制御装置
JP6531661B2 (ja) 異常監視装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP6323296B2 (ja) 制御装置
JP5052640B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4595637B2 (ja) 車両用制御装置および車両用制御装置に用いるプログラム
US10978986B2 (en) Electric power steering device
US9896125B2 (en) Control apparatus and control method of on-vehicle electronic equipment
JP6428537B2 (ja) 電子制御装置及びコンピュータプログラム
JP2002021690A (ja) エンジンの自動停止始動装置
TWI544327B (zh) Data processing device
JP4271959B2 (ja) 駆動装置を自動的に再始動する方法および装置
JP4007038B2 (ja) 車両用電子制御装置
JP2005329761A (ja) 電動パワーステアリング装置及びその制御方法
JP2011123569A (ja) 処理装置
JP2008001284A (ja) パーキングブレーキ装置
JP2001010514A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2022115295A (ja) 車両用電子制御装置
JP2010159698A (ja) 電子制御装置の異常診断装置
JP2012110072A (ja) 情報処理装置、これを用いたモータ駆動装置、及び、情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4743164

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3