JP4114113B2 - 牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウ - Google Patents

牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウに関し、さらに詳しくは、深い色合いに染色可能な可染タイプであり、良好な牽切性を有し、紡績糸の強力利用率が高く、容易に超高級番手の製造可能な牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、芳香族系ポリアミド繊維を用いたスポーツ用衣料や防護衣料は、芳香族系ポリアミド繊維の染色が不可能に近く、ほとんど染色されていないのが現状である。近年、アウトドアスポーツが盛んになり、芳香族系ポリアミド繊維の耐切創性が画期的に高く、耐熱性も優れていることにより幅広く用いられるようになったが、より色彩豊かなカラフルで軽量で柔軟性を持った、軽快で安全性に優れた、芳香族系ポリアミド繊維を用いたアウトドアスポーツ衣料が強く求められている。また、切創事故を起こし易い作業に以前より幅広く用いられている防護衣料においても、軽量で柔軟性が高く作業性の良い、カラフルで職場環境の明るくなる芳香族系ポリアミド繊維を用いた防護衣料が強く要望されている。
【0003】
一般に、芳香族系ポリアミド繊維等の高強力繊維は、耐切創性、耐熱性に優れているが、結晶性が高く、分子間結合力が強固で緻密な分子構造を有しているため、染色性が悪く、他の汎用繊維に適用される染色技術により染色するのが困難であり、芳香族系ポリアミド繊維の染色はほとんど実施されていないのが現状であり、次のような改善手段の提案がなされている。
【0004】
真空減圧による膨潤作用の利用として特開昭63−256765号公報が、濃硫酸の紡糸浴中に染料または顔料を分散させる原着法として特開平1−111014号公報が、染色促進剤に接触させることにより、カチオン染色可能なパラ系アラミド繊維を得るものとして特開平2−41414号公報が、3,4′−オキシジフェニルテレフタルアミドを共重合したアラミド系繊維を分子量400以下の分散染料の水分散液で160℃以上に加熱し染色するものとして特開平5−209372号公報が提案されている。
【0005】
しかし、これらの提案のいずれも着色しうる色相、染着度の範囲が限られ、濃色染めが困難であり、従来の染色設備が使用できないなどの問題を有していた。
【0006】
軽量化に向けてパラ系アラミド繊維フィラメント糸の細デニール化については、生産性の極端な低下や設備化費用が膨大となるなどの理由で、200デニールが限界である。設備化されたとしても糸原価が非常な高価なものとなる。このため、細デニール化の手法として、ステープルから一般のカード方式を用いた紡績糸の細番手化が、たとえば、特公昭61−9421号公報に提案されている。細番手を紡績するには繊度を細く(1.5d以下)、繊維長もカード通過性のゆるすかぎり長くされている。しかし繊維長51m〜64mm間で、これ以上長くするとカードにおける開繊作用が強くなりすぎ、ネップ、および短繊維のフィブリル化による白粉が多発し、スパン糸の品質が大幅に低下する、また強力利用率の低下をきたし、高品質な70S 以上の細番手糸が得られていないのが現状である。
【0007】
他方、細繊度繊維の可紡性向上を狙いとした紡績方法として牽切紡績があり、トウを牽切してスライバとした後、バルキー紡績糸や高強力紡績糸などを得ることが幅広く行われている。これらに用いられる牽切用トウは、一対又は数対のローラ間で延伸牽切されることから、トウを構成する単繊維の伸度が小さいものは牽切紡績工程通過性が優れており、このことから、アクリル系、ポリビニル系繊維を用いる例が多い。ポリエステルトウ、ポリアミドトウについても、牽切紡績用としては、特開昭53−98418号公報などに見られるように低伸度化する方法が提案されている。またパラ系アラミド繊維トウについてもたとえば特開昭58−87323号公報などが提案されている。
【0008】
従来の芳香族系ポリアミド繊維トウは繊維伸度は低いが、切断伸度の変動率が大きく、また強力が非常に高く、分繊性、静電性も劣ることから、牽切に際して集中切断、集団切断、ミスカットなどが多発し、牽切性、生産性が著しく低いなどの理由から、芳香族系ポリアミド繊維トウの牽切は困難であるとされてきた。また、牽切後のスライバ品質も他合繊トウより大幅に劣っていた。
【0009】
一般に、カード方式の紡績での可紡限界は、繊度(デニール)/繊維長(インチ)=1と言われ、この数値以下でないと紡績が実質的に困難である。例えば、繊度2デニールなら、繊維長は2インチ(51mm)以上でないと紡績が実質的に困難である。最近の紡績技術の向上によりアクリル系繊維など可紡性に優れた素材では、上記可紡範囲よりかなり広い可紡範囲を有するけれども、他合繊に比べ可紡性が劣る芳香族系ポリアミド繊維では、いまだに、ほぼ上式どおりの可紡限界となっている。
【0010】
カード方式で70S 以上の芳香族系ポリアラミド繊維100%スパン糸を得るには、1.5d以下で80mmを越える長繊維長を有するスライバが必要であるが、カード方式では満足な可紡性や、良好なスライバ品質が得られず開発上の最大の難点になっていた。
【0011】
一方、細繊度,長繊維長スライバが可能なことから従来より牽切紡績が用いられているが、従来の芳香族系ポリアミド繊維トウの伸度は4〜6%と低伸度であるが、伸度バラツキが20〜30%と大きく、さらに細繊度トウであることから、牽切紡績に適用しても満足なスライバは得られない。
【0012】
一般の牽切装置であるトウリアクタで市販パラ系アラミド繊維を牽切した場合の牽切挙動をみると、牽切機のプロセスは、クリール上での整トウ、張力調整に次いで延伸域で延伸し、牽切域で牽切し、スライバとするのであるが、市販パラ系アラミド繊維トウで留意すべき点は延伸域での延伸倍率と牽切域での牽切ドラフト倍率の設定である。
【0013】
延伸域は供給トウを構成する単繊維のすべてを切断伸度直前まで均一に延伸できることが必要であり、この様な牽切を可能にするには、トウを構成する各単繊維の伸度のバラツキが小さいことが重要となる。バラツキが大きいと単繊維群のうち伸度の低い単繊維に合わせる必要がある。もし延伸倍率を大きく設定すると低伸度サイドにある単繊維が切断し、単繊維切れを原因とする延伸域でのローラ巻き付きとなり、操業上トラブルとなる。したがって、延伸倍率は供給単繊維群のうち低い伸度繊維に設定せざるを得ず、供給トウの延伸効率は悪くなり、その結果、大半の単繊維は不十分な延伸状態で牽切域に供給されることになり、牽切不良を招く一つの原因になっている。
【0014】
一方、牽切域では、できるかぎり小さな延伸倍率で切断することにより安定した牽切性が得られ、生産性向上につながる。延伸域を経て牽切域で切断される単繊維は多少とも切断された瞬間に繊維が伸長回復によりもどされる。伸長回復が大きいと、先端がまるまってネップの潜在要因となるほか、延伸域での繊維の延伸効果が少なくなり、牽切域で再び前記の延伸域の作用と牽切作用を同時におこなわせる必要があり、牽切ドラフト倍率も大きくなる。その結果、牽切域での波打ち現象が起こり集団切断による周期むらの原因となり、ついには牽切不能となるのである。
【0015】
この牽切域における繊維の伸長回復の定量化は難しいが、本発明者らは、定速伸長型引張り試験機(テンシロン)で測定した単繊維の伸長弾性率と牽切域における繊維の伸長回復との関係が深いことを見い出した。すなわち、市販パラ系アラミド繊維トウは前記伸度バラツキの他、該繊維伸長弾性率が大きく、また単繊維の伸度は小さいが強度(15g〜25g/d)が非常に高いため伸度バラツキ、伸長弾性率の僅かの変動により牽切不良になっているのである。
【0016】
また近年芳香族系ポリアミド繊維をアウトドアスポーツ用衣料や防護衣料に幅広く用いられるようになるにつれ、色彩の鮮やかさ、薄さ、軽量化の要求が強く染色可能な芳香族系ポリアミド繊維の要望が強く待ち望まれていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記芳香族系ポリアミド繊維トウの問題点を解決し、深い色合いに染まり、牽切性、生産性の高い芳香族系ポリアミド繊維100%の高級番手紡績糸を得るための新規な牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維染色トウを提供せんとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。
【0019】
すなわち、牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウにおいて、引張強度が15g/d以上、結晶サイズ(110方向)が30〜55オングストロームであり、紡糸した繊維の染色前の水分含量が常に6%以上である染色可能なポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維からなることを特徴とする牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウである。
【0020】
上記トウにおいて、トウを構成する単繊維の繊度が6d以下,単繊維の切断強度が15g/d以上、切断伸度が5%以下、3%伸長時の繊維伸長弾性率が70%以下、単繊維の切断伸度の変動率が20%以下、および初期引張抵抗度が200g/d以上であることが好ましく、濃色染めが可能であり、牽切性良好なトウである。また、前記ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維は、5以上の固有粘度(ηinh)を持つポリパラフェニレンテレフタルアミド(PPTA)と濃硫酸から紡糸用ドープをつくり、該ドープを紡糸口金の細口を通して一旦空気中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強度、高弾性率のフィラメントを形成する工程と、該フィラメントを染色する工程を連続することなく別々の工程で実施する方法により得られたものであることが好ましく、これらの牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウを染色してなることが好ましい態様である。そして、本発明の牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウは、5以上の固有粘度(ηinh)を持つポリパラフェニレンテレフタルアミド(PPTA)と濃硫酸から紡糸用ドープをつくり、該ドープを紡糸口金の細口を通して一旦空気中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強度、高弾性率のフィラメントを形成し、得られたポリパラフェニレンテレフタルアミドフィラメントを、100〜150℃で5〜20秒間低温乾燥することにより製造される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0022】
本発明では、かかるトウより得られた紡績糸を用いて柔軟で耐切創性に優れ多種の色相に染色された編織物の製造ができ、更に、超高級番手を用いて超薄物の編織物の製造や、パラ系アラミド繊維のフィラメント細デニール糸の代替が可能となる。
【0023】
本発明において用いられるポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維について説明する。5以上の固有粘度(ηinh)を持つPPTAと濃硫酸から紡糸用ドープをつくり、該ドープを紡糸口金の細口を通して一旦空気中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強度、高弾性率のフィラメントを形成する工程と、該フィラメントを染色する工程を連続することなく別々の工程で実施する方法において、引張強度が15g/d以上あり、結晶サイズ(110方向)が30〜55オングストロームであり、染色前の水分含量が常に6%以上、好ましくは15%以上に維持することによって製造することができる。
【0024】
本発明において、固有粘度(ηinh)は次の方法によって測定したものである。
【0025】
方程式:IV(ηinh)=ln(ηrel)/c
[式中、cはポリマー溶液の濃度(溶媒100ml中0.5gのポリマー)であり、そしてηrel(相対粘度)は、毛細管粘度計を用いて30℃で測定した時にポリマー溶液が示す流れ時間とその溶媒が示す流れ時間との間の比率である]で固有粘度(IV)を定義する。本発明における固有粘度値は、濃硫酸(96%H2 SO4 )を用いて測定した値である
上記製造法で製造したポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維は、単繊維の繊度が6d以下、トウのトータルデニール10万〜40万デニール、切断強度が15g/d以上、切断伸度が5%以下、3%伸長時の繊維伸長弾性率が70%以下で単繊維の切断伸度の変動率が20%以下、ケン縮数が3〜13山/in、ケン縮度が4〜11%であることが好ましい。
【0026】
さらに詳しく本発明について説明をする。
【0027】
近年産業界では安全第一、職場環境向上がさけばれている、また精密機械などの製造が多く柔軟性,耐熱性、切創性の高い薄手の防護手袋、軽量防護エプロン、薄手のコーテング防護シートなどの要望が非常に高い。またアウトドアスポーツ用衣料においては、カラフルで色彩豊かで柔軟性,耐熱性、切創性の優れた薄手のアウトドアスポーツ用衣料の要望が高い。これには芳香族系ポリアミド繊維の50デニール〜70デニールのマルチフィラメントか70S 〜100S の紡績糸が必要であるが、現在市販されているマルチフィラメントの最も細いもので200デニールである、紡績糸で現在量産されているのは60S (87デニール)までであり、70S (76デニール)についてはいまだに上市されていない、上市されたとしても、現在量産されている60S でさえスパン糸強力利用率24%±5%でありさらに悪化すると予想され糸強力不足による糸切れ多発となって量産が不可能となっている。
【0028】
以下紡績番手60S 以上の高級番手紡績糸が、容易に製造可能で深い色合いに染色可能な牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウについて説明する。
【0029】
本発明の牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(以下パラ系アラミド繊維と記す)トウを構成する単繊維の切断伸度の平均値は5%以下であることが好ましい。より好ましくは4%以下である。単繊維の切断伸度の平均値が5%を越えると牽切性が不良になってくる。
【0030】
本発明の牽切用パラ系アラミド繊維トウを構成する単繊維の3%伸長時の繊維伸長弾性率は、70%以下とすることが好ましい。より好ましくは60%以下である。単繊維の3%伸長時の繊維伸長弾性率が、70%を越えると牽切性が不良となってくる。
【0031】
本発明において繊維伸長弾性率とは、JIS L 1013 7.9A法により試長20cm、引張り速度10cm/minとし、3%伸長時の弾性率をいう。
【0032】
延伸域での延伸倍率を効果的に設定することを容易にし、延伸後の残留伸度を小さくし、牽切域での牽切ドラフト倍率を低く、牽切を容易にする観点から、本発明の牽切用パラ系アラミド繊維トウを構成する単繊維の切断伸度の変動率は20%以下が好ましく、さらには15%以下がより好ましい。
【0033】
トウの総繊度は操業性、生産性、牽切装置の能力、梱包形態などの観点から、10万〜40万デニールが好ましく、さらには、15万〜30万デニールがより好ましい。
【0034】
パラ系アラミド繊維トウを構成する単繊維のケン縮数は3〜13山/in、ケン縮度は4〜11%が好ましい。ケン縮数が3山/in、ケン縮度が4%より少なくなると、トウ中の単繊維の分繊性が悪くなり牽切性が悪化する。ケン縮数が13山、ケン縮度が11%より多くなると、ケン縮による座屈が多くなり単繊維が損傷し強力低下が起こり、短繊維切れによる延伸域でのローラ巻き付きや、牽切域での集団切れによる牽切性不良となり紡績糸の強力低下を招き好ましくない。
【0035】
引張り応力について説明する、初期応力/歪み曲線の傾きを表し、グラム/デニールで表示する。
【0036】
引張り応力は200g/d以上のものを採用することが好ましい。防護衣料などの要求される特性から250g/dがより好ましい。
【0037】
パラ系アラミド繊維トウを構成する単繊維の強度は、防護衣料などの要求される強度特性から15g/d以上あるものである。
【0038】
単繊維の断面形状、断面構造、光沢については特に制限はない。
【0039】
また、ローラ巻き付き防止、牽切性向上、静電気防止を目的に界面活性剤を付与するのが良い、付与方法としては、浸漬法、噴霧法(スプレ法)いずれで付与してもよく、好ましくは、浸漬法で紡糸工程中あるいは染色後に繊維に付与するのが良い。
【0040】
本発明の染色可能なトウは、後述の方法により得られた未延伸サブトウを特殊なな集束法により適当本数集束してホットローラーに導き、100℃10秒間の熱処理と同時に1.001〜1.006倍に延伸したのち一定厚さになるよう集束し、押し込みクリンパでケン縮を付与して染色前の水分含有率を常に6%以上、好ましくは15%以上に維持することによって得られる。染色前の水分含有率が6%未満のときは、染色斑がおこりやすい。
【0041】
本発明におけるポリパラフェニレンテレフタルアミド(PPTA)とは、テレフタル酸とパラフェニレンジアミンを重縮合して得られる重合体であるが、少量のジカルボン酸およびジアミンを共重合したものも使用できる。本発明のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維は、5以上の固有粘度(ηinh)を持つPPTAと濃硫酸から光学異方性ドープを作り、該ドープを紡糸口金の細孔を通して一旦空気中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、ネルソンローラに導いて水酸化ナトリュウム水溶液で中和処理し、水洗工程をへてホットロールによってわずかに乾燥し、フィラメントとしてチューブに巻き取る工程を途切れることなく通過させて得られる。巻き取ったパラ系アラミド繊維は、染色工程までの間に乾燥しないようポリエチレンフイルムなどによって包装される。このときパラ系アラミド繊維の結晶化度は50%以下である。この段階で繊維の引張り弾性率は400g/Dを越えており高弾性率糸としての性能を備えているが、弾性率をさらに向上させるために、乾燥後350〜400℃で5〜10秒熱処理すると結晶化度は50%を越えるのが普通である。
【0042】
また、染色は500〜10000デニールのサブトウの状態で行なうことが好ましく、染色、整トウの作業性から3000〜6000デニールのサブトウの状態であることがより好ましい。
【0043】
サブトウを染色後、前記同様に適当本数集束して、クリンプ、界面活性剤を付与してトウを製造することができる。
【0044】
本発明に用いるPPTAの固有粘度(ηinh)は5以上が望ましい。固有粘度(ηinh)5未満では、高強度、高弾性率の繊維物性が得られにくい。
【0045】
本発明のパラ系アラミド繊維、結晶サイズ(110方向)が、30〜55オングストロームであり、かつ水分量が常に6%以上であることが重要である。結晶サイズ(110方向)が、30オングストローム未満では繊維の緻密化が不十分で高強度、高弾性率の繊維物性が得られにくくなり、また、55オングストロームを越えると染色が難しくなる。
【0046】
また、本発明の染色前の結晶化度は30〜50%であることが好ましい。結晶化度が30%未満では、繊維の引張り強度、引張り弾性率が劣り、50%以上では染色が困難となる。
【0047】
ここで、水分量が常に6%以上とは、6%に乾燥した履歴を持たないということである。水分量が6%以下に乾燥すると構造が緻密となり、染色が困難となる。再び水分を付与しても染色性は回復しない。好ましくは結晶化度が35〜45%であり、パラ系アラミド繊維の水分率は15〜100%が好ましい。このような水分率にするには、紡糸したパラ系アラミド繊維を、100〜150℃で5〜20秒間低温乾燥することが好ましい。乾燥温度が100℃未満では水分の除去が難しく、チューブに巻き取った後の扱いに問題を生じる。150℃を越えると結晶化が進み、染色が困難になる。
【0048】
本発明においては、このような物性を有するパラ系アラミド繊維を染色処理する。染色の方法は、特殊な方法を必要とせず、既存の合成繊維の染色設備を用いることができる。適量の染料と助剤および酸を加えてPHを調整し、60℃で染色を開始し、60分間で130℃に昇温し30分間染色することによって達せられる。染料はカチオン染料、分散染料等を用いることができるが、緻密な構造にも浸透しやすいカチオン染料が好ましい。
【0049】
つぎに上記染色可能なポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウをダークブルーに染色した染色方法の一例について述べる。
【0050】
owfは乾燥した繊維重量に対する染料の重量%を示す。g/lは調合した染浴1リットルに対する助剤の重量割合いを示す。
【0051】
染料
”A.Y.7GLL” (バイエル社製) 0.1%owf
”KA.R.GL” (日本化薬社製) 2.0%owf
”T.B.TBLM” (保土谷化学社製) 8.0%owf
助剤
”ネオデスポンAC” (モーリン化学社製) 2g/l
酢酸 20g/l
硝酸ソーダ 20g/l
”テリールキャリヤA111”(明成化学社製) 20g/l
浴比1:15、60℃で染色を開始し、60分間で130℃に昇温し、30分間染色した。染色後、非イオン活性剤と還元剤からなる浴で、80℃20分間還元洗浄し、脱水乾燥後、静電気防止、紡績性向上を目的に界面活性剤を浸漬法にて付与した。
【0052】
【実施例】
以下、実施例を上げて、本発明をさらに具体的に説明する。なお、実施例における特性値等の測定法は次の通りである。
【0053】
<結晶化度>広角X線解析法によった。
【0054】
X線解析装置:(株)理学電機社製 4036A2型
X線原 :CuKα線(Niフイルター使用)
<結晶サイズ>広角X線解析法によった。
【0055】
X線解析装置:(株)理学電機社製 4036A2型
X線原 :CuKα線
湾曲結晶モノクロメータ(グラファイト使用)
<固有粘度>固有粘度IV=(ηinh)は、98.5重量%の濃硫酸に濃度(C)=0.5g/dlでポリマーを溶かした溶液を30℃で常法により測定する。
【0056】
(ηinh)=(ln・ηrel)/C
(lnは自然対数)
<繊維の強伸度特性>
糸条の引張り強度、引張り弾性率(初期引張り抵抗度)は、JIS L 1013によった。
【0057】
<水分率>水分率の測定は、JIS 1013によった。
【0058】
付着水分率(%)=(W−W’)×100/W’
ここに、W:試料採取時の質量
W’:試料の絶乾時質量
<染色性(L値)>
L値の測定は、JIS Z 8729に従った。測定機器は(株)住化分析センター製Macbeth Color Eyes3000を用いた。
【0059】
同一色の場合は、数値が小さいほど良く染着されていることを示す。
【0060】
<牽切性>
トウリアクターにおける牽切性を、○(極めて良好)、△(やや問題あり)、×(不良)の3段階で5名による目視判定評価した。
【0061】
<見掛上ネップ>
トウリアクター揚がりスライバ10g中のネップ数を、○(ネップなく良好)、△(0〜1個でやや問題あり)、×(1個以上あり不良)の3段階で目視評価した。
【0062】
(実施例1〜2、比較例1〜3)
通常の方法で得られたPPTA(ηinh=6.5)を99.9%の濃硫酸に溶かし、ポリマー濃度19.0%、温度80℃の紡糸ドープとし、孔径0.06mmの細孔数1000個を有する口金からわずかの間空気中へ紡出した後、4℃の水中に導いて凝固させ、ネルソンローラに導き、8%の水酸化ナトリウム水溶液で中和処理し、水洗後ホットローラで110℃15秒間乾燥してプラスチックのチューブに巻き取る工程を途切れることなく通過させて、フイラメント数1000からなる総繊度1500デニール(絶乾換算)のパラ系アラミド繊維A(サブトウ)を得た。これらのサブトウ133本を、厚さ、熱処理ムラ防止のためクリールおよびガイドバーで収束し、100℃のホットローラにおいて1.003に延伸したののち、オイリング付与後押し込みクリンパで9山/in8%のケン縮を付与した水分含有率40%、単繊維繊度1.5d、総繊度20万デニールのトウを作製した
これらのパラ系アラミド繊維の物性を表1に示した。
【0063】
【表1】
Figure 0004114113
なお、上記パラ系アラミド繊維サブトウ(1500デニール)を次の条件でダークブルーに染色した。owfは乾燥した繊維重量に対する染料の重量%を示す。g/lは調合した染浴1リットルに対する助剤の重量割合いを示す。
【0064】
染料
”A.Y.7GLL” (バイエル社製) 0.1%owf
”KA.R.GL” (日本化薬社製) 2.0%owf
”T.B.TBLM” (保土谷化学社製) 8.0%owf
助剤
”ネオデスポンAC” (モーリン化学社製) 2g/l
酢酸 20g/l
硝酸ソーダ 20g/l
”テリールキャリヤA111”(明成化学社製) 20g/l
浴比1:15、60℃で染色を開始し、60分間で130℃に昇温し、30分間染色した。染色後、非イオン活性剤と還元剤からなる浴で、80℃20分間還元洗浄し、脱水乾燥後、静電気防止、紡績性向上を目的に界面活性剤を浸漬法にて付与した(実施例1)。
【0065】
比較例1として従来市販トウ(登録商標名:東レ・デュポン社“ケブラー”トウ)を次の方法により製造した。“ケブラー”を常法により乾湿式紡糸した後、延伸サブトウ1500デニールを133本収束し、厚さむら防止のためのクリールおよびガイドバーで集束しオイリング付与後、押し込みクリンパで10山/in、8%のケン縮数、度を付与した後110℃乾熱で15分間乾燥し、単繊維繊度1.5d、総繊度20万デニールのトウを作製後実施例1と同様に染色して浸漬法にてオイリング付与後乾燥して染色トウを作製した。一方、比較例2、実施例2、比較例3として本発明のパラ系アラミド繊維延伸サブトウをできるだけ、つれやたるみが発生しないようクリールおよびガイドバーにより130本集束し、100℃のホットローラーを用いて、それぞれ1.001,1.005,1.007倍に延伸した。その後、ムラ防止のためクリールおよびガイドバーで集束し、押し込みクリンパで10山/in、8%のケン縮数、度を付与した後、実施例1と同様に染色して浸漬法にてオイリング付与後乾燥し、3種類の単繊維繊度1.5d、総繊度20万デニールの染色トウを作製した。なお、延伸倍率を1.007(比較例3)とすると延伸時に単繊維切れが多発し、操業性が大幅に劣り量産困難なため評価対象からはぶいた。以上の4種のトウの代表特性を表2に示した。
【0066】
【表2】
Figure 0004114113
次いで、これらトウをオーエム製作所製トウリアクタ(TR−II型)に各トウ1本(20万デニール)を供給し牽切をおこなった。各トウの適正延伸倍率を探索し牽切性を評価した。評価結果を表3に示した。なお、適性延伸倍率は三段延伸域の全倍率である。本発明の実施例1、実施例2のトウは低伸度で伸度バラツキも小さく、伸長弾性率も低いことから牽切性良好であり、ネップもフィブリル化繊維も少ない高品質のスライバが得られた。またこれを用いた編織物の品質も良好であった。比較用トウ(比較例1、比較例2)はトウの伸度が高く、変動率も大きく3%伸長時の伸長弾性率も70%以上あり牽切ドラフト倍率が大きくなり牽切不良であった。
【0067】
上記3水準の牽切スライバを用いソ毛紡績方式によりそれぞれメートル番手1/52の紡績糸得た、この紡績糸を用い20ゲージ筒編機2本給糸により編地を作成して染色性をL値により評価した。
【0068】
実施例1、実施例2は濃色に染色されL値も47と染色性良好な編製品であった、比較例1はL値66.8と高く淡色で染色性が劣るものであった。比較例2は牽切性は不良であるが染色性はL値47.5と良好であった。結果を表3に示した。
【0069】
【表3】
Figure 0004114113
表3のトウリアクタ牽切性結果からわかるように、本発明のトウは低伸度であり伸度バラツキも小さく、伸長弾性率も低いことから牽切性良好であり、該トウから、ネップもフィブリル化繊維も少ない長繊維長の高品質スライバが得られた。またこれを用いた編織物の染色性も良好であった。
【0070】
これに対し、トウ製造時の延伸倍率の低い市販トウ及び比較用トウ(比較例1、比較例2はトウの伸度が高いほか、変動率も大きいことからトウリアクタでの高延伸倍率が得られず、しかも3%時の伸長弾性率も70%以上あり、牽切ドラフト倍率が大きくなり牽切不良であった。
【0071】
【発明の効果】
本発明により、染色性、耐切創性、耐熱性、柔軟性に優れ、薄くて軽量、濃色で多種の色相に染色可能なアウトドアースポーツ衣料や、防護衣料の製造可能な牽切用パラ系アラミド繊維トウを提供することが可能となった。

Claims (7)

  1. 引張強度が15g/d以上、結晶サイズ(110方向)が30〜55オングストロームであり、紡糸した繊維の染色前の水分含量が常に6%以上である染色可能なポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維からなることを特徴とする牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウ。
  2. 前記ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウを構成する単繊維の繊度が6d以下,単繊維の切断強度が15g/d以上、切断伸度が5%以下、3%伸長時の繊維伸長弾性率が70%以下、単繊維の切断伸度の変動率が20%以下、および初期引張抵抗度が200g/d以上であることを特徴とする請求項1記載の牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウ。
  3. トウを構成する単繊維のケン縮が3〜13山/in、ケン縮度が4〜11%であることを特徴とする請求項1または2に記載の牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウ。
  4. トウのトータルデニールが10〜40万Dであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウ。
  5. 前記ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維が、5以上の固有粘度(ηinh)を持つポリパラフェニレンテレフタルアミド(PPTA)と濃硫酸から紡糸用ドープをつくり、該ドープを紡糸口金の細口を通して一旦空気中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強度、高弾性率のフィラメントを形成する工程と、該フィラメントを染色する工程を連続することなく別々の工程で実施する方法により得られたものであり、染色前の水分含量を常に6%以上に維持して形成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウを染色してなることを特徴とする牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウ。
  7. 5以上の固有粘度(ηinh)を持つポリパラフェニレンテレフタルアミド(PPTA)と濃硫酸から紡糸用ドープをつくり、該ドープを紡糸口金の細口を通して一旦空気中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強度、高弾性率のフィラメントを形成し、得られたポリパラフェニレンテレフタルアミドフィラメントを、100〜150℃で5〜20秒間低温乾燥することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の牽切用ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維トウの製造方法。
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