JP2001172838A - 複合糸、繊維構造物および防護材 - Google Patents
複合糸、繊維構造物および防護材Info
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Abstract
がなく、かつソフトで快適で、耐切創性、耐熱性の高い
作業用手袋、前掛け、腕カバーなどの防護材等に有用な
パラ系アラミド短繊維からなる複合糸を提供するととも
に、かかる複合糸を用いた染色性に優れ、柔軟で軽量で
あり、耐切創性の高い編織物等の繊維構造物、およびそ
れらからなる防護衣料、防護シート等の防護材を提供す
る。 【解決手段】芯部と鞘部を有する芯鞘型複合紡績糸にお
いて、芯成分の短繊維束が染色された実質的に無撚りの
パラ系アラミド短繊維であり、鞘成分が水溶性長繊維か
らなることを特徴とする複合糸。
Description
アラミド短繊維と水溶性長繊維からなる柔軟で耐切創性
に優れた芯鞘型複合糸およびそれを用いた繊維構造物、
ならびに防護材に関するものである。
や、腕カバ−、前かけなどの防護衣料等は、当該繊維が
刃物で切断されにくいので、木綿などを使用した従来の
手袋、腕カバ−、前かけなどの防護衣料に比べて耐切創
性が画期的に高く、例えば自動車産業や、洗濯機、冷蔵
庫等の家電製品産業において、バリの出た板金加工品を
扱う作業、あるいは割れ易いガラス製品を扱うガラス産
業、または金属片やガラス片が混入している可能性のあ
る一般塵芥を扱うゴミ収集作業のような、切創事故を起
こし易い作業において、作業者の手や体を保護するため
に広く使用されてきた。しかしながら、当該作業等から
はより一層安全な手袋や前かけ、腕カバ−などの防護衣
料等の防護材が強く要望されている。また、より一層軽
量で柔軟性が高く作業性の良い防護衣料が望まれてい
る。
度繊維は、耐切創性に優れている一方で剛性が高いため
に、切創性と着用時の作業性の指標である柔軟性は相互
に取り合いの関係にある。
護衣料においては、着用者に作業の妨げとなる疲労感や
不快感を与えることは好ましくなく、やむを得ない場合
でもこれらは許される最小の程度でなければならない。
耐切創性に優れていても、手袋や前かけ、腕カバ−、作
業衣などの防護衣料では柔軟性が欠けていると着用者に
疲労感を与え、更に、安全防護衣料としては硬い繊維端
の刺激による、いわゆるちくちく感のような不快感を着
用者に与えることも好ましくない。柔軟性があり、ちく
ちく感が少なく、軽量で耐切創性の高い手袋や前かけ、
腕カバ−などの防護衣料等の防護材を工業的に生産する
ことは当該業界にとって極めて重要なことである。
ついては、例えば実開平1−45708号公報に、単糸
繊度が3.3dTex以下の全芳香族ポリアミドフィラ
メントが、互いに無作為に交絡した嵩高ヤ−ンを編織す
ることにより耐切創性の優れた手袋をつくる考案が提案
されている。また、耐切創性の向上ではないが、実公平
4−54168号公報に地組み織用糸およびループパイ
ル用糸に単糸繊度が3.3dTex以下である複数本の
パラ系全芳香族ポリアミドフィラメントが互いに無作為
に交絡した嵩高ヤーンを用いたパイル編みで構成した耐
熱性、断熱性に優れた手袋が提案されている。しかしな
がら、より一層高い耐切創性の達成を意図する場合に
は、必ずしも十分ではないのが実状である。
分野において、上記性能に加え染色性の付与が求められ
ているが、高い結晶性と分子間結合力が強固で緻密な構
造のため、染色性が悪く、他の汎用繊維に適用される染
色技術により染色するのが困難であり、パラ系アラミド
繊維の染色はほとんど実施されていないのが現状であ
り、次のような改善手段の提案がなされている。
昭63−256765号公報が、濃硫酸の紡糸浴中に染
料または顔料を分散させる原着法として特開平1−11
1014号公報が、染色促進剤に接触させることによ
り、カチオン染色可能なパラ系アラミド繊維を得るもの
として特開平2−41414号公報が、3,4−オキシ
ジフェニルテレフタルアミドを共重合したアラミド系繊
維を分子量400以下の分散染料の水分散液で160℃
以上に加熱し染色するものとして特開平5−20937
2号公報がそれぞれ提案されている。しかし、これらの
提案のいずれも着色しうる色相、染着度の範囲が限ら
れ、濃色染めが困難であり従来の染色設備が使用できな
いなどの問題を有していた。
性に優れ、柔軟性があり軽量でちくちく感がなく、かつ
ソフトで快適で、耐切創性、耐熱性の高い作業用手袋、
前掛け、腕カバーなどの防護材等に有用なパラ系アラミ
ド短繊維からなる複合糸を提供することにある。
た染色性に優れ、柔軟で軽量であり、耐切創性の高い編
織物等の繊維構造物、およびそれらからなる防護衣料、
防護シート等の防護材を提供することにある。
明の複合糸は、次の構成からなる。
芯成分の短繊維束が染色された実質的に無撚りのパラ系
アラミド短繊維であり、鞘成分が水溶性長繊維からなる
ことを特徴とする複合糸。
フェニレンテレフタルアミド(PPTA)短繊維からな
るものであることを特徴とする前記(1)記載の複合
糸。
固有粘度(ηinh)を持つPPTAと濃硫酸から紡糸
用ドープをつくり、該ドープを紡糸口金の細孔を通して
一旦空気中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強
度、高弾性率のフィラメントを形成する工程と、該フィ
ラメントを染色する工程を連続することなく別々の工程
で実施する方法において、引張強度が13CN/dTe
x以上であり、結晶サイズ(110方向)が30〜55
オングストロームであり、染色前の水分含量が常に8%
以上に維持して形成されたものであることを特徴とする
前記(1)または(2)に記載の複合糸。
が3〜40重量%であり、芯成分の染色されたパラ系ア
ラミド繊維の単繊維繊度が0.6〜6.0dTex、平
均繊維長が2.54〜15cm、単繊維強度13CN/
dTex以上、引張弾性率177CN/dTex以上で
あることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに
記載の複合糸。
載の複合糸からなることを特徴とする繊維構造物。
載の複合糸からなることを特徴とする防護材。
水溶性長繊維が溶解、除去されてなることを特徴とする
繊維構造物。
溶性長繊維が溶解、除去されてなることを特徴とする防
護材。
上記複合糸を布帛、繊維構造物全体の50〜100重量
%の範囲で用いてなるものであることが好ましい。
って芯部が高強力・耐熱繊維の染色可能なパラ系アラミ
ド短繊維100%で、鞘部が水溶性長繊維で芯部をカバ
リングして糸条とし、その芯成分が実質的に無撚りであ
ることを基本とし、また、これを用いた繊維構造物とし
たものであり、染色可能なパラ系アラミド短繊維に水溶
性長繊維を巻回させ、染色可能なパラ系アラミド短繊維
は加撚せずに糸形成させるものである。
後、水溶性長繊維を溶解除去し無撚りの染色可能なパラ
系アラミド短繊維100%の軽量、柔軟で耐切創性に優
れた布帛、繊維構造物を製造できる、更に、かかる複合
糸または繊維構造物を用いて色彩豊かな柔軟で耐切創性
の優れた手袋、前掛け、腕カバー、足首カバー、防護衣
料を含む防護材を製造することができる。
染色可能なパラ系アラミド繊維について説明する。5以
上の固有粘度(ηinh)を持つPPTAと濃硫酸から
紡糸用ドープをつくり、該ドープを紡糸口金の細孔を通
して一旦空気中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、
高強度、高弾性率のフィラメントを形成する工程と、該
フィラメントを染色する工程を連続することなく別々の
工程で実施する方法において、引張強度が13CN/d
Tex以上であり、結晶サイズ(110方向)が30〜
55オングストロームであり、染色前の水分含量が常に
8%以上であることを特徴とする染色可能なポリパラフ
ェニレンテレフタルアミド繊維から本質的になる。
って測定したものである。
0.5gのポリマー)であり、そしてηre1(相対粘
度)は、毛細管粘度計を用いて30℃で測定した時にポ
リマー溶液が示す流れ時間とその溶媒が示す流れ時間と
の間の比率である]で固有粘度(IV)を定義する。本
発明における固有粘度値は、濃硫酸(96%H2 S
04 )を用いて測定した値である。
張強度が13CN/dTex以上が好ましくさらに耐久
性の面から15〜25CN/dTexがより好ましく、
破断伸度が2〜5%であることが好ましい。
タル酸とパラフェニレンジアミンを重縮合して得られる
重合体であるが、少量のジカルボン酸およびジアミンを
共重合したものも使用できる。本発明の染色可能なパラ
系アラミド繊維は、5以上の固有粘度(ηinh)を持
つPPTAと濃硫酸から光学異方性ドープをつくり、該
ドープを紡糸口金の細孔を通して一旦空気中に紡出し、
直ちに水中に導き凝固させ、ネルソンローラに導いて水
酸化ナトリュウム水溶液で中和処理し、水洗工程を経て
ホットロールによってわずかに乾燥し、フィラメントと
してチューブに巻き取る工程を途切れることなく通過さ
せて得られる。巻き取ったパラ系アラミド繊維は、染色
工程までの間に乾燥しないようポリエチレンフィルムな
どによって包装される。また、巻き取ったパラ系アラミ
ド繊維に捲縮を付与しカットしてステープルとなし染色
工程までの間に乾燥しないようポリエチレンフィルムな
どに密閉する。
nh)は5以上が望ましい。固有粘度(ηinh)が5
未満では、高強度、高弾性率の繊維物性が得られにく
い。7以上にすると強度が低下するので好ましくない。
ズ(110方向)が、30〜55オングストロームであ
り、かつ水分含量が常に8%以上であることが重要であ
る。結晶サイズが30オングストローム未満では繊維の
緻密化が不十分で高強度、高弾性率の繊維物性が得られ
ないし、また、55オングストロームを越えると染色が
困難となる。
%未満に乾燥した履歴を持たないということである。水
分量が8%より少なくなるように乾燥すると構造が緻密
となり、染色が困難となる。再び水分を付与しても染色
性は回復しない。好ましくは、パラ系アラミド繊維の水
分含量は15〜48%が望ましい。このような水分含量
にするには、紡糸したパラ系アラミド繊維を、100〜
150℃で5〜20秒間低温乾燥することが望ましい。
乾燥温度が100℃未満では水分の除去が難しく、チュ
ーブに巻き取った後の扱いに問題を生じる。150℃を
越えると結晶化が進み、染色が困難になる。水分含量が
50%を越えると糸道ガイドの抵抗が増しフィラメント
の巻き取りが困難となる。
るパラ系アラミド繊維を染色処理する染色の方法は、特
殊な設備や特殊な方法を必要とせず、既存の合成繊維の
染色設備を用いることができる。適量の染料と助剤およ
び酸を加えてPHを調整し、60℃で染色を開始し、6
0分間で130℃に昇温し30分間染色することによっ
て達せられる。染料はカチオン染料、分散染料等を用い
ることができるが、緻密な構造にも浸透しやすいカチオ
ン染料が望ましい。
繊度が太くなるにつれ、切断されにくくなることが本発
明者らが出願した特開平9−157981号公報で述べ
ているように明らかである、手袋や前掛け、腕カバーな
どの防護衣料の耐切創性を向上させるためには、単繊維
繊度を大きくすることが原理的に有効である。ここに特
公昭55−14170号公報に、単繊維繊度が最大2
2.2dTexのパラ系全芳香族系ポリアミド繊維を生
産することが示されている。従って、この技術を適用す
れば耐切創性の優れた手袋や編織物を作ることはできる
が、短繊維の曲げ硬さは繊維径の増大とともに飛躍的に
高くなるので、単純に従来の製造方法を適用しただけで
は、手袋や編織物に柔軟性がなく、また、ちくちく感の
多い手袋や編織物等しか作ることができない。
大幅に向上させ柔軟性を得るために、パラ系アラミド短
繊維の単繊維繊度は0.6〜6.0dTexの範囲が好
ましく、耐切創性、柔軟性、軽量、薄さが要求される分
野用には0.7〜3.3dTexが好ましく、耐切創
性、柔軟性が強く要求される分野には3.0〜6.0d
Texの範囲が好ましく、要求される防護材特性により
選定するのがよい。単繊維繊度が小さすぎると耐切創性
の改善が少なく、反対に大きすぎると、以下に述べる繊
維長さや紡績糸の撚係数の適正化でも手袋や編織物に柔
軟性がなく、ちくちく感を解消することが困難である。
繊維長をL(m)、その重量がW(g)であるとき、d
Tex=(W/L)×10000で示され、このdTe
x数が大きいほど、繊維は太くなる。
方向にはみ出し毛羽となっており、これがチクチク感を
与えている。
は繊維長が大きいほど撚数を低く設定でき、柔軟性のあ
る紡績糸を得ることができる。一方、繊維径が太いほど
剛性の方が高くなるので、繊維の皮膚への刺激であるち
くちく感が高くなる。
同時にちくちく感を解消するためには、第一に、単繊維
繊度に適した長さの繊維長の短繊維からなる紡績糸が採
用される。パラ系アラミド繊維の単繊維繊度が3.3〜
6.0dTexの場合、平均繊維長が2.54〜15c
mが好ましく、さらに好ましくは5〜15cm、より好
ましくは7〜13cmの範囲のステープルからなる紡績
糸を使用することで、これらの課題を一挙に解決するこ
とができるが、単繊維繊度3.3dTex以上におい
て、平均繊維長が5cmより小さい場合、良好な紡績性
を得るためには下記に示した撚係数を3より大きくする
が、かかる条件では撚数が多いために、手袋の防護衣料
に使用する編織物に適した柔らかな風合いの紡績糸を得
ることは困難である。また、平均繊維長が15cmより
大きいと、既存の紡績設備では紡績糸の製造が困難であ
る。
捲回して集束することによる糸強力付与により連続糸条
とした後に、該複合糸を用いて布帛、繊維構造物を作成
後溶解することで鞘成分の水溶性繊維を除去して、無撚
りの染色可能なパラ系アラミド短繊維の布帛、繊維構造
物を得るものであり、柔軟でちくちく感を解消するため
の第二の要件としての撚数を実質的に無撚りにすること
で、耐切創性、耐熱性を維持し染色性、柔軟性とちくち
く感を大幅に改善することができるのである。
配列されるので繊維構造物からのはみ出し毛羽が少な
く、チクチク感が改善されるのである。
プルの捲縮数は、約3〜12山/2.54cmが望まし
い。更に、これに限定されるものではないが、本発明で
用いられるステープルの一例であるパラ系アラミド短繊
維の強度は、約13〜33CN/dTex、伸度は約2
〜5%、熱分解点は約500℃である。脂肪族ポリアミ
ド繊維やポリエステル繊維のような一般の合成繊維より
強度がはるかに高く、刃物に対する切創抵抗が高いので
ある。また、この繊維は500℃では溶解せずに炭化す
るので、脂肪族ポリアミド繊維やポリエステル繊維など
の熱可塑性繊維のように熱により溶融したポリマーで火
傷することもなく、熱と切創に対する防護衣料材料とし
て特に優れている。
性、柔軟性が強く要求される防護材用途の場合、綿番手
4S /1〜30S /1の範囲、耐切創性、柔軟性、薄
さ、軽量が強く要求される防護材用途の場合、30S /
1〜160S /1が好ましい。
良く、撚係数はK=2.0〜5、好ましくは2.5〜4
の範囲である。ここでいう撚数は、芯成分のパラ系アラ
ミド短繊維束を水溶性長繊維が捲回する回数であり、撚
係数K=T/S1/2 ここにTは撚数(回/2.54c
m)、Sは次式で示される綿番手である。そして糸長L
(m)の重量がW(g)であるときS=0.5908L
/Wとなる。
アラミド繊維は前述した製法(あるいは特願平09−3
11335号に記載した方法)により製造することがで
き、これを通常スクエアカットにより所定の長さに切断
してステ−プル化される。またステ−プル化は、平均繊
維長±25%のバリアブルカットによっても行なわれ、
あるいは長繊維を握持した一対以上のローラ間の速度差
によってカットする牽切方式によるステープル化でもよ
い。染色加工はステープル化の前のフィラメントまたは
サブトウあるいは、ステープル化の後でもよい。
維をダークグリーンに染色した染色方法の一例について
述べる。
重量%を示す。g/1は調合した染浴1リットルに対す
る助剤の重量割合いを示す 染料(カチオン染料): Astrazon Yellow 7GLL(CI Yellow 21) (バイエル社製) 0.1%owf Kayacryl Red GL (CI Red 29) (日本化薬社製) 2.0%owf Aizen Cathilon BRLH (保土谷化学社製) 8.0%owf 助剤: ”ネオデスポンAC” (モーリン化学社製) 2g/1 酢酸 20g/1 硝酸ソーダ 20g/1 ”テリールキャリヤA111”(明成化学社製) 20g/1 [染料名のCIはカラーインデックスの意味で色の番号を表す] 浴比1:15、60℃で染色を開始し、60分間で13
0℃に昇温し、30分間染色した。染色後、非イオン活
性剤と還元剤からなる浴で、80℃20分間還元洗浄
し、脱水乾燥後、静電気防止、紡績性向上を目的に界面
活性剤を浸漬法にて付与した。JIS L 0842に
よる染色堅牢度は3級でパラ系アラミド繊維としては極
めて高いレベルであった。
て述べたが、本発明において用いられるパラ系アラミド
繊維としては、例えばポリパラフェニレンテレフタルア
ミド繊維、コポリパラフェニレン−3,4,オキシジフ
ェニレンテレフタルアミド繊維などの13CN/dTe
x以上の強度を持つ高強度のパラ系アラミド繊維であ
る。これらのパラ系アラミド繊維は、通常の紡績方法で
あるソ毛紡績、短繊維紡績などで使用できる。
性長繊維とは、ビニロン系、ナイロン系などがあるが好
ましくはポリビニルアルコール系〔例えば(株)ニチビ
製“ソルブロン”(登録商標)〕が良い。
して、(株)ニチビ製“ソルブロン”の繊維物性は、溶
解温度36℃±4℃、完全溶解所要時間30分、単繊維
強度3.1〜4.0CN/dTex 、伸度15〜20
%である。また太番手複合糸を得る場合は62〜333
dTexを、細番手複合糸を得る場合は40〜28dT
exの水溶性繊維のマルチフィラメント糸を使用するの
が良い。
繊維からなる複合糸は、通常の紡績等の手段で粗糸を製
造でき、この粗糸を用いて例えばトライスピナ−〔小関
登商店(株)製〕により水溶性長繊維糸と長短複合化し
て本発明複合糸を得ることができる。
ずに、芯鞘型複合糸を製造する方法の一例を示す概略図
である。精紡機に供給される短繊維束1がバックローラ
2、エプロンドラフト3を経て、フロントローラ4に把
持され、紡出された短繊維束5の外周を回転する中空ス
ピンドル6に装着されているボビン7に巻いた水溶性長
繊維8が巻回して複合糸9を形成して、中空スピンドル
の中空芯を通り紙管10に巻き取られる。
重量%が好ましい。かかる好ましい範囲であると鞘成分
の水溶性長繊維糸を溶解除去後の布帛、繊維構造物の空
隙が防護材としての機能低下が起こり難く、また鞘成分
の水溶性長繊維量が不足して複合糸の収束力が弱く複合
糸の強力低下が起こることもない、より好ましくは75
〜95重量%の範囲である。
x、カット長5.1cmのパラ系アラミド繊維複合紡績
糸の綿番手10S /1の物性は、引張り強さが860g
/本で同繊維のリング紡績糸10S /1の引張り強さ4
100g/本よりやや低い引張り強さを示すが、耐切創
性は繊維本来の性質によるもので、撚りによって引張り
強さが左右される紡績糸の引張り強さとは直接関係がな
い。
く、単糸を2本引揃え双子または三子でもよい。一般に
織物では、単糸または双子が使用される。手袋用には、
糸のトルクによる編地のよじれを生じさせないように、
残留トルクのない双子が使用されているが本発明の複合
糸は布帛、あるいは製品で加撚部の水溶性長繊維を除去
するもので、製品として残るパラ系アラミド短繊維は無
撚りとなり残留トルクが無く単糸での使用が可能とな
る。
0%で構成してもよく、交織、交編のように他の繊維や
糸条との併用でもよい。本発明の防護材の種類によって
は、パイル織物のような立毛布帛とすることもできる。
本発明糸を使用した立毛布帛は湯洗い後、無撚りとな
り、起毛処理において、起毛効率が非常に良く、嵩高で
ソフトな布帛とすることができる。
複合糸または繊維構造体等で構成してもよく、またそれ
らを防護材の50〜100重量%の範囲において必要部
分に使用することでもよい。例えば、作業用手袋では、
作業内容により指先部分や掌部分だけのように、特定の
部分に本発明の紡績糸や繊維構造体等を使うことができ
る。繊維構造体や防護材には必要に応じ、樹脂コ−ティ
ングを施すこともできる。
要求される用途に特に適しており、これには、直接防護
材目的として使用されるものはもちろん、結果的に防護
材機能が果たされるものも含まれ、具体的には、上述の
作業用または工業用手袋、腕カバ−、前かけ、足首カバ
−の他、作業靴、地下足袋、溶接用作業衣、スポ−ツ用
として、スクリュ−による切創から身体を保護する競艇
選手用上着、同ズボン、野球やサッカ−用のソックス、
武道具としてフェンシングユニフォ−ム、また、溶接作
業用カ−テン、消防服、消防用ホ−ス、あるいは超極細
複合糸を使用して軽量で柔軟性が必要とされる耐切創、
耐熱防護材分野、例えば薄手の防護手袋、薄地のコーテ
ィング基布などが挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
体的に説明する。
次の通りである。また実施例1および比較例1で使用す
るパラ系アラミド短繊維“ケブラー“(東レ・デュポン
社製(登録商標))の特性は、引張強度23CN/dT
ex、引張弾性率520CN/dTex、限界酸素指数
30である。 (1)耐切創性 枠体の中央部に幅10mm、長さ50mmのスリットを
有する板状のサンプル指示板2枚の間に試験片をはさん
で固定し、この試験片をV字型刃物、すなわち角度60
度の2辺にあるセラミック製の刃を試験片に垂直に立て
て当て、この刃先に500mm/分の速度で押し付け、
試験片が切創される最大荷重を測定し、n=10の平均
値で示した。 (2)柔軟性 編物及び手袋については、JIS−L−1018「メリ
ヤス生地試験方法」6.21.1に準じて、ガーレ式試
験機により剛軟度として測定した。手袋は、中指部分を
先端から6.4cmを切りとって筒編み状の試験片と
し、指先部分が振り子に触れるようにチャックに取付け
た。また、編物の柔軟性は、JIS−L−1096「一
般織物試験法」6.20.1により剛軟度として測定し
た。それぞれ、剛軟度が低いほど柔軟性が改善されてい
ると判定した。 (3)ちくちく感 手袋は、それを着用した10人の感触により、また、編
織物はその生地に対する10人の感触により判定した。
60%以上がちくちく感が無いと判定したものを、ちく
ちく感なしと判定した。ちくちく感なしを○、ちくちく
感有を×で示した。 (4)染色性(L値) L値の測定はJIS Z 8729に従った。測定器は
(株)住化分析センター製Macbeth Color
Eyes 3000を用いた。
染着されていることを示す。 (5)水分含量(水分率) 水分率の測定は、JISL1013によった。
たPPTA(ηinh=6.5)を99.9%の濃硫酸
に溶かし、ポリマー濃度19.0%、温度80℃の紡糸
ドープとし、孔径0.06mmの細孔径1000個を有
する口金からわずかの間空気中へ紡出した後、4℃の水
中に導いて凝固させ、ネルソンローラに導き、8%の水
酸化ナトリウム水溶液で中和処理し、水洗後、ホットロ
ーラで110℃15秒間乾燥してプラスチックのチュー
ブに巻き取る工程を途切れることなく通過させて、フィ
ラメント数1000からなる総繊度1667dTex
(絶乾換算)のパラ系アラミド繊維フィラメント糸(実
施例1)を得た。
に巻き取ることなく、つづいて設置されたホットローラ
に導いてさらに350℃10秒間の熱処理を行った後巻
き取って、乾燥したパラ系アラミド繊維フィラメント糸
(比較例1)を得た。
に示す。
糸を次の条件でダークグリーンに染色した。owfは乾
燥した繊維重量に対する染料の重量%を示す。g/lは
調合した染浴1リットルに対する助剤の重量割合を示
す。
比1:15、60℃で染色を開始し、60分で130℃
に昇温し、30分間染色した。染色後、非イオン活性剤
と還元剤からなる浴で、80℃20分間還元洗浄し、脱
水乾燥後、L値を測定した。L値は、数値が小さいほど
光の反射が少なく、濃い色合いであることを示す。同一
色相の場合は、数値が小さいほど良く染着されているこ
とを示す。上記の場合による染浴を用いた染色方法にお
いて、L値が50以下の水準を、染着したと判定した。
く吸着したが、比較例1のパラ系アラミド繊維は、ほと
んど染着されなかった。 [実施例2〜3]実施例1で得られたフィラメント糸1
667dTex、単繊維繊度1.7dTex(実施例
2)、実施例1と同様にして得た単繊維繊度3.3dT
exフイラメント糸(実施例3)に静電気防止、紡績性
向上を目的に界面活性剤を浸漬法にて付与した。これら
のフィラメント糸を押し込みクリンパーにより6山/
2.54cmの割合で捲縮をかけ、5.1cmにカット
してステ−プルとした。これらのステープルの物性は、
繊度1.7dTex、3.3dTex、繊維長5.1c
m、引張強度23CN/dTex、破断伸度3%、熱分
解開始温度500℃であった。これら染色されたパラ系
アラミド繊維ステープルを開綿機、カ−ド、練条の順で
通しスライバ−とし芯成分として、鞘成分に水溶性長繊
維〔ニチビ(株)製“ソルブロン”〕フィラメント44
dTex/12フィラメントを用いトライスピナ−精紡
機にかけ複合加工した、撚係数が3.0の撚りを加えて
綿番手9.9S /1、芯/鞘成分比率92.6/7.4
%の複合紡績糸を得た。更に、これを5本引揃えて島精
機(株)の7ゲ−ジの手袋編み機に供給して手袋を編み
上げ80℃20分の湯洗いを行い”ソルブロン”を除去
し、重量60g/双、の手袋を作成した。これらの手袋
の染色性、耐切創性、柔軟性、ちくちく感を表2に示し
た。
得られたフィラメント糸1667dTex、単繊維繊度
1.7dTexをカットして、繊維長5.1cmのステ
ープルとし、実施例2と同様に紡績してスライバーとし
芯成分とした、鞘成分に水溶性長繊維〔ニチビ(株)製
“ソルブロン”〕フィラメント44dTex/12フィ
ラメントを用いトライスピナ−精紡機にかけ複合加工し
た、撚係数が3.0の撚りを加えて綿番手9.9S /
1、芯/鞘成分比率92.6/7.4%の複合紡績糸を
得て、実施例2と同様に手袋を編み上げ80℃20分の
湯洗いを行い”ソルブロン”を除去し、重量60g/
双、の手袋を作成した。手袋の染色性、耐切創性、柔軟
性、ちくちく感を実施例2と比較評価し結果を表2に示
した。 [比較例3〜4]比較例3として実施例2の染色された
パラ系アラミド短繊維、単繊維繊度1.7dTex、繊
維長5.1mmのステープルをリング精紡機にかけて、
綿番手9.9S /1、撚係数2.8の普通リング紡績糸
を得て、実施例2と同様に手袋を編み上げた。手袋の染
色性、耐切創性、柔軟性、ちくちく感を実施例2と比較
評価し結果を表2に示した。
創性、柔軟性、ちくちく感を実施例2と比較評価し結果
を表2に示した。
て、L値50以下と良好な染色性を示した、比較例2は
L値60以上と染色性が劣るものであった、耐切創性、
柔軟性は同等で良好であり、ちくちく感もなく良好な性
能を示した。
が10%以上の改善を示し、柔軟性は、800mg以下
で良好であり、ちくちく感も無く良好な性能を示した。
比較例2、比較例3は柔軟性が800mg以下で良好で
あったが、L値50以上と染色性が劣るものであった。
たパラ系アラミド短繊維使用し、鞘成分を除去し、無撚
りにすることによって柔軟で染色性、耐切創性に優れた
手袋が得られることがわかる。
系アラミド短繊維を使い、無撚り化し、超極細番手から
太番手までの紡績糸使い布帛、繊維構造物、防護材が得
られ、染色性に優れ柔軟で耐切創性の高い複合糸やそれ
を用いた編織物等の繊維構造物が得られる。また、本発
明では染色性、耐切創性に優れると共に、軽量、柔軟性
に優れた防護衣料等の防護材が得られ、これは着用者に
疲労感を与えることなく、また、硬い繊維端の刺激によ
る、いわゆるちくちく感のような不快感を着用者に与え
ることもない。特に耐切創性、耐熱性の厳しい使用環境
条件が要求される作業用手袋や、防護エプロンなどの防
護材、また、極細番手糸を用いた軽量で柔軟性が必要と
される薄手の防護手袋、防護エプロンなどの超薄手のコ
ーティング布やアウトドアスポーツ衣料分野にカラフル
で好適な布帛としての衣料素材を得ることができる。
複合糸を製造する方法の一例を示す概略図である。
Claims (8)
- 【請求項1】芯部と鞘部を有する芯鞘型複合紡績糸にお
いて、芯成分の短繊維束が染色された実質的に無撚りの
パラ系アラミド短繊維であり、鞘成分が水溶性長繊維か
らなることを特徴とする複合糸。 - 【請求項2】パラ系アラミド短繊維が、ポリパラフェニ
レンテレフタルアミド(PPTA)短繊維からなるもの
であることを特徴とする請求項1記載の複合糸。 - 【請求項3】パラ系アラミド短繊維は、5以上の固有粘
度(ηinh)を持つPPTAと濃硫酸から紡糸用ドー
プをつくり、該ドープを紡糸口金の細孔を通して一旦空
気中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強度、高
弾性率のフィラメントを形成する工程と、該フィラメン
トを染色する工程を連続することなく別々の工程で実施
する方法において、引張強度が13CN/dTex以上
であり、結晶サイズ(110方向)が30〜55オング
ストロームであり、染色前の水分含量が常に8%以上に
維持して形成されたものであることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の複合糸。 - 【請求項4】芯成分が60〜97重量%、鞘成分が3〜
40重量%であり、芯成分の染色されたパラ系アラミド
繊維の単繊維繊度が0.6〜6.0dTex、平均繊維
長が2.54〜15cm、単繊維強度13CN/dTe
x以上、引張弾性率177CN/dTex以上であるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の複合
糸。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の複合糸か
らなることを特徴とする繊維構造物。 - 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載の複合糸か
らなることを特徴とする防護材。 - 【請求項7】請求項5に記載の繊維構造物中の水溶性長
繊維が溶解、除去されてなることを特徴とする繊維構造
物。 - 【請求項8】請求項6記載の繊維構造物中の水溶性長繊
維が溶解、除去されてなることを特徴とする防護材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35405399A JP2001172838A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | 複合糸、繊維構造物および防護材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35405399A JP2001172838A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | 複合糸、繊維構造物および防護材 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18434987
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---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1999-12-14 JP JP35405399A patent/JP2001172838A/ja active Pending
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