JP2000303285A - パラ系アラミド短繊維からなる芯鞘型複合紡績糸およびそれを用いてなる編織物 - Google Patents
パラ系アラミド短繊維からなる芯鞘型複合紡績糸およびそれを用いてなる編織物Info
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Abstract
消し、紡績糸全体として良好な染色性を得るとともに、
強度特性、耐切創性、耐熱性、耐摩耗性に優れたアウト
ドアースポーツ衣料に有用なパラ系アラミド短繊維から
なる芯鞘型複合紡績糸を提供するものである。本発明の
他の目的は、かかる芯鞘型複合紡績糸を用いた染色性、
耐光性、吸湿性に優れ、耐熱性、耐切創性、耐磨耗性の
高い編織物およびそれらからなる靴下やスポーツ衣料を
提供する。 【解決手段】芯部と鞘部を有する芯鞘型複合紡績糸にお
いて、芯成分の短繊維束Aが染色されたパラ系アラミド
短繊維であり、鞘成分の短繊維束Bがアクリル短繊維で
構成され、該紡績糸における前記パラ系アラミド短繊維
の混紡割合が10〜50重量%、前記アクリル短繊維の
混紡割合が30重量%以上であることを特徴とする芯鞘
型複合紡績糸。
Description
性、耐熱性、耐摩耗性、吸湿性に優れた芯鞘型複合紡績
糸および該紡績糸からなる編織物に関する。さらに詳し
くは、スポーツなど過酷な環境下で着用に耐える編織物
用素材に好適な芯鞘型複合紡績糸および該紡績糸からな
る布帛に関する。
グ、登山などのアウトドアスポーツへの参加人口の伸び
が著しく、それにともないアウトドアスポーツ衣料素材
も従来以上に耐久性、染色性が要求されるようになり、
特に、カラフルで、耐切創性、耐熱性、耐摩耗性、吸湿
性などの機能性を向上したものが望まれている。
高く、糸強度が高いパラ系アラミド繊維が幅広く用いら
れるている。例えばパラ系アラミド繊維100%のフィ
ラメント糸や紡績糸を部分的に用いて交織した実公平1
−36600号公報や特公昭62−26900号公報、
特開平2−292036号公報などで提案されている。
これらはいずれも引裂抵抗性、耐切創性は向上するが、
パラ系アラミド繊維の欠点ともいえる繊維のフィブリル
化によるフロスティングをカバーできないという欠点が
ある。
3−830号公報では芯部にパラ系アラミド繊維、鞘部
にポリエステル繊維を配置した芯鞘型複合紡績糸が提案
されている。しかしながらこれらは、いかに均一な芯鞘
複合紡績糸を作るかが明記されておらず、一部記載され
ている繊度や繊維長を変更して従来公知の混紡方式にて
2層化する方法では、紡績糸の内層に上記パラ系アラミ
ド繊維を完全に包み込むことができず一部あるいはかな
りの部分で紡績糸表面にパラ系アラミド繊維が出て、上
記パラ系アラミド繊維の不染性やフロスティング、耐光
性、不良などによる欠点を解決するに至っていない。
結合力が強固で緻密な構造のため、染色性が悪く、他の
汎用繊維に適用される染色技術により染色するのが困難
であり、パラ系アラミド繊維の染色はほとんど実施され
ていないのが現状であり、次のような改善手段の提案が
なされている。
開昭63−256765号公報が、濃硫酸の紡糸浴中に
染料または顔料を分散させる原着法として、特開平1−
111014号公報が、染色促進剤に接触させることに
より、カチオン染色可能なパラ系アラミド繊維を得るも
のとして、特開平2−41414号公報が、3,4,−
オキシジフェニルテレフタルアミドを共重合したアラミ
ド系繊維を分子量400以下の分散染料の水分散液で1
60℃以上に加熱し染色するものとして、特開平5−2
09372号公報が提案されている。しかしながらこれ
ら提案の従来技術では染色が困難であった、パラ系アラ
ミド繊維の布帛表面への出現があり、濃色染めやカラフ
ルな色相への染色性に問題があり、従来の染色設備が使
用できないなどの問題を有していた。
色する原液着色の手段があるが、これらの手段は、色数
の制限があり、顧客毎の色相の対応は困難である。
セルロース系繊維との均一混紡は染料の種類の異なるそ
れぞれの繊維が混紡糸表面に出現するので色相の統一性
において問題がある。さらに、切創抵抗の低いポリエス
テル繊維やセルロース系繊維が布帛表面にも出現するの
でパラ系アラミド繊維100%布帛と比較すると耐切創
性、耐熱性が劣るのが現状である。
系アラミド繊維の染色性や耐光性不良を解消し、紡績糸
全体として良好な染色性を得るとともに、強度特性、耐
切創性、耐熱性、耐摩耗性に優れたアウトドアースポー
ツ衣料に有用なパラ系アラミド短繊維からなる芯鞘型複
合紡績糸を提供するものである。本発明の他の目的は、
かかる芯鞘型複合紡績糸を用いた染色性、耐光性、吸湿
性に優れ、耐熱性、耐切創性、耐磨耗性の高い編織物お
よびそれらからなる靴下やスポーツ衣料を提供すること
にある。
明の芯鞘型複合紡績糸は、次の構成からなる。
糸において、芯成分の短繊維束Aが染色されたパラ系ア
ラミド短繊維であり、鞘成分の短繊維束Bがアクリル短
繊維で構成され、該紡績糸における前記パラ系アラミド
短繊維の混紡割合が10〜50重量%、前記アクリル短
繊維の混紡割合が30重量%以上であることを特徴とす
る芯鞘型複合紡績糸。
フェニレンテレフタルアミド(PPTA)短繊維からな
るものであることを特徴とする前記(1)に記載の芯鞘
型複合紡績糸。
固有粘度IV(ηinh)を持つポリパラフェニレンテ
レフタルアミド(PPTA)と濃硫酸から紡糸用ドープ
をつくり、該ドープを紡糸口金の細孔を通して一旦空気
中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強度、高弾
性率のフィラメントを形成する工程と、該フィラメント
に捲縮を与えカットしてステープルとなす工程と、該フ
ィラメントを染色する工程を連続することなく別々の工
程で実施する方法において、染色前のパラ系アラミド繊
維の引張強度が15g/d以上、結晶サイズ(110方
向)が30〜55オングストロームであり、染色前の水
分含量を常に8%以上に維持して形成されたものである
ことを特徴とする前記(1)または(2)に記載の芯鞘
型複合紡績糸。
維と木綿との混紡で構成されていることを特徴とする前
記(1)〜(3)のいずれかに記載の芯鞘型複合紡績
糸。
載の芯鞘型複合紡績糸が、布帛全体に対し5〜100重
量%の範囲で使用されていることを特徴とする布帛。
とを特徴とする前記(5)に記載の布帛。
とを特徴とする前記(5)または(6)に記載の布帛。
とアクリル短繊維から芯鞘型複合紡績糸を構成し、かつ
アクリル短繊維によって、パラ系アラミド短繊維の欠点
とされるフィブリル化によるフロステングをカバーする
とともに、染色後のパラ系アラミド繊維の耐光性不良も
カバーするようになる。
アラミド短繊維を用い、さらにカチオン可染性に著しく
優れたアクリル繊維によって包み込みによってパラ系ア
ラミド繊維が持っている強度特性、耐切創性、耐熱性、
耐摩耗性を活かすことができる。
を芯鞘型複合紡績糸の芯部として用いるものである。
パラフェニレンテレフタルアミド繊維や、コポリパラフ
ェニレン−3,4,オキシジフェニレンテレフタルアミ
ド繊維が挙げられる。
固有粘度IV(ηinh)を持つポリパラフェニレンテ
レフタルアミド(PPTA)と濃硫酸から紡糸用ドープ
をつくり、該ドープを紡糸口金の細孔を通して一旦空気
中に紡出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強度、高弾
性率のフィラメントを形成する工程と、該フィラメント
に捲縮を与えカットしてステープルとなす工程と、該フ
ィラメントを染色する工程を連続することなく別々の工
程で実施する方法におてい、染色前のパラ系アラミド繊
維の引張強度が15g/d以上、結晶サイズ(110方
向)が30〜55オングストロームであり、染色前の水
分含量が常に8%以上に維持することによって製造する
ことができる。
h)は次の方法によって測定したものである。
0.5gのポリマー)であり、そしてηrel(相対粘
度)は、毛細管粘度計を用いて30℃で測定した時にポ
リマー溶液が示す流れ時間とその溶媒が示す流れ時間と
の間の比率である]で固有粘度(IV)を定義する。本
発明における固有粘度IV値は、濃硫酸(96%H2 S
O4 )を用いて測定した値である。
張強度が15g/d以上、破断伸度が2〜5%であるこ
とが好ましい。
を構成する短繊維束Aは、本発明の染色されたパラ系ア
ラミド繊維を主成分として構成される。
フタル酸とパラフェニレンジアミンを重縮合して得られ
る重合体であるが、少量のジカルボン酸およびジアミン
を共重合したものも使用できる。上記のパラ系アラミド
繊維は、5以上の固有粘度IV(ηinh)を持つPP
TAと濃硫酸から光学異方性ドープをつくり、該ドープ
を紡糸口金の細孔を通して一旦空気中に紡出し、直ちに
水中に導き凝固させ、ネルソンローラに導いて水酸化ナ
トリウム水溶液で中和処理し、水洗工程をへてホットロ
ールによってわずかに乾燥し、フィラメントとしてチュ
ーブに巻き取る工程を途切れることなく通過させて得ら
れる。巻き取ったパラ系アラミド繊維は、染色工程まで
の間に乾燥しないようポリエチレンフィルムなどによっ
て包装される。また、巻き取ったパラ系アラミド繊維に
捲縮を付与しカットしてステープルとなし染色工程まで
の間に乾燥しないようポリエチレンフィルムなどに密閉
する。
(ηinh)は5以上が望ましい。固有粘度IV(ηi
nh)が5未満では、高強度、高弾性率の繊維物性が得
られにくい。
結晶サイズ(110方向)が、30〜55オングストロ
ームであり、かつ染色前において水分量が常に8%以上
であることが必要である。結晶サイズが30オングスト
ローム未満では繊維の緻密化が不十分で高強度、高弾性
率の繊維物性が得られないし、また、55オングストロ
ームを越えると染色が困難となる。
以下に乾燥した履歴を持たないということである。水分
量が8%未満に乾燥すると構造が緻密となり、染色が困
難となる。再び水分を付与しても染色性は回復しない。
好ましくは、パラ系アラミド繊維の水分率は15〜48
%である。このような水分率にするには、紡糸したパラ
系アラミド繊維を、100〜150℃で5〜20秒間低
温乾燥することが望ましい。乾燥温度が100℃未満で
は水分の除去が難しく、チューブに巻き取った後の扱い
に問題を生じる。150℃を越えると結晶化が進み、染
色が困難になる。水分率が50%を越えると糸道ガイド
の抵抗が増しフィラメントの巻き取りが困難となる。
るパラ系アラミド繊維を染色処理する染色の方法は、特
殊な設備や特殊な方法を必要とせず、既存の合成繊維の
染色設備を用いることができる。適量の染料と助剤およ
び酸を加えてPHを調整し、60℃で染色を開始し、6
0分間で130℃に昇温し30分間染色することによっ
て達せられる。染料はカチオン染料、分散染料等を用い
ることができるが、緻密な構造にも浸透しやすいカチオ
ン染料が望ましい。
をクリンパーにかけて、捲縮を与え、紡績に適した長
さ、たとえば通常スクエアカットにより、1.5〜6イ
ンチにカットして着色したパラ系アラミド繊維ステープ
ルを得ることができる。
チのバリアブルカットによっても行なわれ、長繊維を把
持した一対以上のローラ間の速度差によってカットする
牽切方式によりステープル化する方法によってもよい。
染色加工はステープル化前のフィラメントまたはサブト
ウあるいは、ステープル化の後でもよい。
維をダークブルーに染色した染色方法の一例について述
べる。
重量%を示す。g/lは調合した染浴1リットルに対す
る助剤の重量割合いを示す。
0℃に昇温し、30分間染色した。染色後、非イオン活
性剤と還元剤からなる浴で、80℃20分間還元洗浄
し、脱水乾燥後、静電気防止、紡績性向上を目的に界面
活性剤を侵漬法にて付与した。JIS L 0842に
よる染色堅牢度は3級でパラ系アラミド繊維としては極
めて高いレベルであった。
て、染色されたポリパラフェニレンテレフタルアミド繊
維について述べたが、本発明において用いられるパラ系
アラミド繊維とは、例えばポリパラフェニレンテレフタ
ルアミド繊維や、コポリパラフェニレン−3,4,オキ
シジフェニレンテレフタルアミド繊維などの15g/d
以上の強度をもつ高強度のパラ系アラミド繊維である。
これらのパラ系アラミド繊維からなる染色されたパラ系
アラミド短繊維は、通常の紡績方法であるソ毛紡績、短
繊維紡績などで使用でき、芯鞘型複合糸の芯成分として
使用できる。
は、染色されたパラ系アラミド短繊維を通常の短繊維紡
績工程である打綿、梳綿、練条、粗紡、精紡の各工程を
通すことにより作成されるスライバーや粗糸、さらには
紡績糸であってもよい、また、繊維長を長くして(76
〜160mm)一般のソ毛紡績を通し、スライバーや粗
糸、さらには紡績糸を用いてもよい。紡績糸の場合、ヨ
リ方向はS、Zいずれでも良く、撚り係数は一般の紡績
糸よりやや低めが耐切創性、耐摩耗性の点で望ましい。
ミド繊維が50重量%以上含まれていることが好まし
い。パラ系アラミド繊維100重量%で構成されていて
もよいが、このパラ系アラミド短繊維が主成分である限
り、少量のアクリル短繊維を原綿混紡するようにしたも
のであってもよい。アクリル短繊維を少量混紡すること
によってパラ系アラミド短繊維の紡績性を向上させ、し
かも両者のもつ物性差を緩和させることができる。この
場合のアクリル短繊維の混紡量は特に限定されないが、
短繊維束Aの全量に対し5〜40重量%の範囲にするの
がよい。
を構成する短繊維束Bは、アクリル短繊維を主成分とし
て構成される。
量%以上含まれていることが好ましい。アクリル短繊維
100重量%で構成されていてもよいが、アクリル短繊
維を主成分とする限り木綿繊維との混紡であってもよ
い。アクリル短繊維と木綿繊維との混紡率としては、適
宜設定すればよいが、好ましくは着用時の肌触りや吸湿
性の点から、アクリル短繊維90〜60重量%に対して
木綿繊維10〜40重量%の範囲にするのがよい。
は、断面形状、単繊維繊度、物性などは特に限定され
ず、かつ抗ピルタイプであってもよい。また、バルキー
性を製品に付与するため、アクリル短繊維内で低収縮率
と高収縮率繊維を混紡したものであってもよい。
特に限定されるものではないが、紡績方法に合わせて紡
績糸の品質などから、短繊維束Aと短繊維束Bの繊維長
は互いに近似したものが好ましい。
対するパラ系アラミド短繊維の混紡割合が10〜50重
量%で、かつアクリル繊維の混紡割合が30重量%以上
で構成されることが好ましい。パラ系アラミド短繊維の
混紡割合が10重量%よりも少ないと、パラ系アラミド
短繊維の比率が低すぎるため、パラ系アラミド繊維が有
する耐切創性、耐熱性、耐摩耗性などの特性を十分に発
揮させることができず、優れた高機能性を付与すること
ができにくくなる。
よりも多いと、パラ系アラミド繊維の特性は発揮される
ものの、鞘部のアクリル繊維の比率が低くなるため風合
が粗硬になり、しかも鞘部のアクリル繊維によるカバリ
ングが不十分になるため、パラ系アラミド繊維の欠点で
ある耐光性不良やフィブリル化によるフロスティングな
どの耐摩耗性不良を招くようになり好ましくない。
リル短繊維の混紡割合が30重量%よりも少ないと、芯
部のパラ系アラミド短繊維を鞘部のアクリル短繊維で覆
うことが困難となり、アクリル短繊維によるカバリング
不足となるためパラ系アラミド短繊維の欠点である耐光
性不良やフィブリル化によるフロスティングなどの耐摩
耗性不良を招き好ましくない。
方法は、特に限定されるものではないが、好ましくは次
のような方法によって製造するとよい。
は、例えば一対のテーパーローラーからなるフロントト
ップローラーおよびフロントボトムローラーを有するリ
ング精紡機により、ガイドを介してフロントローラーの
送り出し量の高い側へ通したエプロンドラフト後の短繊
維束Bと、送り出し量の低い側へ通したエプロンドラフ
ト後の短繊維束Aを同時に精紡し、短繊維束Aを中心に
短繊維束Bを実撚付与時に順次巻回させることにより、
芯部の短繊維束Aをこより状に包み込む状態に糸形成さ
せるようにすればよい。
する精紡機において、ドラフト、加撚する概要を示すも
のである。
束Bとは、それぞれトランペット1,2を経てバックロ
ーラー3に供給され、エプロンドラフト4を経たのち一
対のフロントテーパーローラー5a,5bに把持され
る。この一対のフロントテーパーローラー5a,5bで
は、それぞれ送り出し量の高い側(径の大きい側)へは
トランペット1を介して短繊維束Bを供給し、送出し量
の低い側(径の小さい側)へはトランペット2を介して
短繊維束Aを供給する。次いでフロントテーパーローラ
ー5a,5bに把持されながら出てきた両短繊維束A,
Bを間隔3〜15mmの範囲にとって合体させ、短繊維
束Aを芯に短繊維束Bを被覆させながら芯鞘型複合紡績
糸6に形成し、これにリング、トラベラで実撚を付与し
ながら糸管7に巻き取る。
る。
ラー5a,5bを有するリング精紡機において、そのフ
ロントテーパーローラー5a,5bの送り出し量の低い
側(径の小さい側)に、フロントテーパートップローラ
ー5aとドラフトエプロン4との間からガイド8を介し
て紡績糸の短繊維束Aを送り込んで把持させるようにし
ている。一方、短繊維束Bは、フロントテーパーローラ
ー5a,5bの送り出し量の高い側(径の大きい側)
へ、トランペット1およびバックローラー3から通常の
ブレーキドラフト、エプロンドラフトを行わせてフリー
スに形成した後、フロントテーパーローラー5a,5b
に把持させ、両繊維束A,Bの間隔を3〜13mmの範
囲にとって合体させ、短繊維束A(紡績糸)を芯に短繊
維束Bのフリースを実撚付与時に順次巻回させながら、
芯部の短繊維束Aをこより状に包み込む状態にして芯鞘
型複合紡績糸6を形成させるようにする。合体時のヨリ
方向はS、Zいずれでも良いが、短繊維束A(紡績糸)
と同方向のヨリの場合には、芯鞘型複合紡績糸はバルキ
ー性が少なくなる反面、耐切創性、耐摩耗性が向上する
ようになる。
る撚り数は特に限定しないが、撚数=K(番手)1/2 の
式で定められる撚り係数Kで2.8〜4.5の範囲にす
るのがよい。
に占めるパラ系アラミド短繊維の混紡割合が10〜50
重量%であり、アクリル短繊維の混紡割合が30重量%
以上となるように設定して形成される。このときの混紡
比率は、両短繊維束A,Bを合体する時の間隔を設定す
ることにより決めることができる。両短繊維束A,Bを
合体する時の間隔は、両短繊維成分のフロントローラー
からの送り出し量の差に比例し、短繊維束Bの巻回状態
を変えるものとなる。したがって、この両短繊維束A,
Bを合体する時の間隔は、重なり状態や複合糸の物性を
みて決めるのがよい。
または織物などの布帛にするには、この芯鞘型複合紡績
糸を単糸あるいは双糸として、編織物を構成する繊維の
全量(100重量%)に使用してもよく、或いは他のフ
ィラメント糸、加工糸、弾性繊維などとの交編または交
織して使用するようにしてもよい。さらには、靴下の爪
先やかかと部分などのように、特に耐摩耗性が要求され
る特定の部分に限定して使用するようにしてもよい。
糸は布帛全体の5〜100重量%、好ましくは20〜1
00重量%の範囲で使用するようにする。本発明の芯鞘
型複合紡績糸の使用量が布帛全体の5重量%未満では、
たとえ特定の部分に限定して使用した場合であっても、
パラ系アラミド短繊維による十分な耐切創性、耐久性を
得ることができない。
系染料によって染色を行うようにする。芯部の本発明の
染色されたパラ系アラミド短繊維は優れた染色性を持っ
ているが、その染色の耐光性については現状では十分に
カバーするに至っていない。しかし、鞘部のアクリル短
繊維が高いカチオン可染性を有している上に、芯部の染
色されたパラ系アラミド短繊維を十分に包み込むように
しているので、紡績糸全体として良好な染色性が得ら
れ、芯部のパラ系アラミド繊維が持っている耐光性不良
をカバーして強度特性、耐切創性、耐摩耗性を活かすこ
とができる。
耐切創性、耐摩耗性に優れた編織物を得ることができ
る。
例中の物性は次の測定によった。 <結晶サイズ> 広角X線解析法によった。
8.5重量%の濃硫酸に濃度(C)=0.5g/dlで
ポリマーを溶かした溶液を30℃で常法により測定す
る。
(初期引張り抵抗度)は、JIS L 1013によっ
た。 <水分率>水分率の測定は、JIS L 1013によ
った。
に従った。測定器は(株)住化分析センター製Macb
eth Color Eyes 3000を用いた。
染着されていることを示す。 <耐光性(耐光堅ロウ度)>耐光性はJIS L 08
42に従った 同一色相の場合は、数値が大きいほど耐光性が優れてい
ることを示す。 <切創抵抗力>枠体の中央部に約3mmの間隔で2枚の
試料シートを把持し、この試料シートのスリット部に角
度60度で2辺に刃のあるセラミック製の刃を垂直に立
てて当て、この刃先に500mm/分の速度で荷重をか
けていったときの該試料シートが切創される最大荷重を
測定する。 <摩耗強度>JIS−L1096の「一般織物試験方
法」により測定した。 <難溶融性(煙草熱溶融性)>360℃に加熱された金
属棒(直径約0.6cm)の先端に試料を5秒間接触さ
せた時の穴開きの程度を5級(穴開きなし)〜1級(完
全に穴が開く)の5段階で級判定する。 [実施例1、比較例1]通常の方法で得られたPPTA
(ηinh=6.5)を99.9%の濃硫酸に溶かし、
ポリマー濃度19.0%、温度80℃の紡糸ドープと
し、孔径0.06mmの細孔数1000個を有する口金
からわずかの間空気中へ紡出した後、4℃の水中に導い
て凝固させ、ネルソンローラーに導き、8%の水酸ナト
リウム水溶液で中和処理し、水洗後、ホットローラーで
110℃15秒間乾燥してプラスティックのチューブに
巻き取る工程をとぎれること無く通過させて、フィラメ
ント数1000からなる総繊度1500デニール(絶乾
換算)のパラ系アラミド繊維フィラメント糸(実施例
1)を得た。実施例1のパラ系アラミド繊維フィラメン
ト糸をチューブに巻き取ることなく続いて設置されたホ
ットローラに導いてさらに350℃10秒間の熱処理を
行った後巻き取って、乾燥したパラ系アラミド繊維フィ
ラメント糸(比較例1)を得た。
糸に静電気防止、紡績性向上を目的に界面活性剤を浸漬
法にて付与後、押込みクリンパーにより6山/インチの
割合で捲縮をかけ、1500デニール(単繊維繊度1.
5デニール)を1.5インチと2インチにカットして3
8mmと51mmのステープルとした。
に示す。
の一例について述べる。
次の条件でダークブルーに染色した。owfは乾燥した
繊維重量に対する染料の重量%を示す。g/1は調合し
た染浴1リットルに対する助剤の重量割合を示す。
0℃に昇温し、30分間染色した。染色後、非イオン活
性剤と還元剤からなる浴で、80℃20分間還元洗浄
し、脱水乾燥後、L値を測定した。L値は、数値が小さ
いほど光の反射が少なく、濃い色合いであることを示
す。同一色の場合は、数値が小さいほど良く染着されて
いることを示す。上記の調合による染浴を用いた染色方
法において、L値が50以下の水準を、染着したと判定
した。
く吸着したが、比較例1のパラ系アラミド繊維はほとん
ど染着されなかった。 [実施例2〜6、比較例2〜3]実施例1の本発明のダ
ークブルーに染色したパラ系アラミド短繊維、繊度1.
5d、繊維長51mm、引張強度23g/d、破断伸度
3%、熱分解開始温度500℃と、繊度1.5d、繊維
長51mmのアクリル短繊維を100/0(パラ系アラ
ミド短繊維100%)、80/20、60/40、40
/80、20/80、10/90%混紡したものを鞘成
分の短繊維束Aとして、通常の2インチ紡績方法で、太
さ0.3g/mの粗糸を作成した。一方、短繊維束Bと
して繊度1.5d、繊維長51mmのアクリル短繊維1
00%を同様の紡績方法で太さ0.3g/mの粗糸をそ
れぞれ作成した。
アクリル短繊維100%の短繊維束Bとを、それぞれ一
対のフロントテーパーローラーを有する2インチリング
精紡機に仕掛け、前者の繊維束Aの粗糸をトランペット
を通してフロントローラーの送り出し量の低い側へバッ
クローラーから供給し、また後者の短繊維束Bの粗糸を
トランペットを通してフロントローラーの送り出し量の
高い側へ供給し、精紡トータルドラフト30.4倍で番
手30S (綿番手)、撚係数はK=3.5(19.2T/in)
の芯鞘型複合紡績糸となるように加工した。
隔を5mmになるようにトランペット間隔およびコレク
ターで調整した後ドラフトし、合体させて通常の方法で
管糸に巻き取り、パラ系アラミド繊維が紡績糸全体の5
0、40、30、20、10重量%の5種の芯鞘型複合
紡績糸(実施例2〜6)とパラ系アラミド繊維混紡率5
重量%の(比較例2)との芯鞘型複合紡績糸を得た。
ラ系アラミド短繊維100%からなる0.3g/m粗糸
(短繊維束A)と、アクリル短繊維100%からなる
0.25g/m粗糸(短繊維束B)をそれぞれ作成し、
精紡トータルドラフト27.9倍で同一番手30S の芯
鞘型複合紡績糸を得た。この芯鞘型複合紡績糸のパラ系
アラミド短繊維の混紡割合は55重量%であった。
分の撚止めセットを行ない、100%使いで18ゲージ
編機で目付180g/m2 のニット(天竺)を作成後、
カチオン染料を使い、かせ染法(90℃×60min)
にてダークブルーに染色し、パラ系アラミド繊維の紡績
糸表面への出現状況(被覆状態)、引裂強力、染色性、
耐光生、耐切性、耐熱性、耐摩耗性を評価した。
ド短繊維の混紡割合が55重量%の芯鞘型複合紡績糸
は、パラ系アラミド繊維の特性である引裂強力、耐切創
性、耐熱性、耐摩耗性は発揮するが、アクリル短繊維が
少ないためパラ系アラミド繊維を十分に包み込むことが
できず、そのためパラ系アラミド短繊維が紡績糸表面に
多数出現しており、染色性、耐光性が劣っていた。
の芯鞘型複合紡績糸では、パラ系アラミド短繊維の比率
が低すぎるため、パラ系アラミド繊維の特性を十分に発
揮することができず、耐切創性、耐熱性、耐摩耗性など
の高機能性が劣っていた。
ド短繊維の混紡割合およびアクリル短繊維の混紡割合を
満足している実施例2〜6の芯鞘型複合紡績糸は、パラ
系アラミド繊維の糸表面への出現も少なく、染色性、耐
光性が良好でありパラ系アラミド繊維の特性を十分に発
揮するものであった。
して、繊度1.5d、繊維長38mmの本発明のダーク
ブルーに染色したパラ系アラミド短繊維と、繊度1.5
d、繊維長38mmのアクリル短繊維とを60/40、
の比率(重量比)で混紡したものを、通常の綿紡績方法
で太さ0.3g/mの粗糸を作成した。一方、短繊維束
Bとして、繊度1.5d、繊維長38mmのアクリル繊
維40重量%と木綿(米綿コーマ綿)繊維60重量%を
スライバー混紡し、太さ0.3g/mの粗糸を作成し
た、実施例2〜6と同様に、フロントテーパーローラー
を有する綿用リング精紡機で、上記短繊維束Bをフロン
トローラーの送り出し量の高い側に、上記短繊維束Aを
送り出しの低い側にそれぞれ供給して、番手30S 、パ
ラ系アラミド短繊維30重量%、アクリル短繊維40重
量%、木綿の混紡割合が30重量%の芯鞘型複合紡績糸
(実施例7)を得た。
短繊維束Aを本発明のダークブルーに染色されたパラ系
アラミド短繊維とアクリル短繊維とを60/40の比率
で混紡した0.3g/mの粗糸に代えて、短繊維束Bと
してアクリル短繊維10重量%と木綿繊維90重量%と
をスライバー混紡し、太さ0.3g/mの粗糸を使用
し、実施例7と同様の方法でパラ系アラミド短繊維の混
紡割合が30重量%、アクリル短繊維の混紡割合が25
重量%、木綿の混紡割合が45重量%の芯鞘型複合紡績
糸を得た。
Aを市販の従来の染まりにくいパラ系アラミド短繊維
(東レ・デュポン(株)製“ケブラー”(デュポン社登
録商標))に置き換え、実施例7と同様の方法で、番手
30S 、撚係数K=3.5、従来の不染パラ系アラミド
短繊維の混紡割合が30重量%、アクリル短繊維の混紡
割合が25重量%、木綿の混紡割合が45重量%の芯鞘
型複合紡績糸を得た。これらを実施例2〜6と同様編物
評価し結果を表2に示した。
は実施例2〜6と同様に、染色性、摩耗強度の他に破裂
強度、切創抵抗力、煙草熱溶融性などが優れていた。さ
らに、着用時のむれ感もなく、木綿タッチであって風
合、肌触りが非常に好ましいものであった。
ある比較例4、比較例5の芯鞘型複合紡績糸では物性、
風合、肌触りなど満足できるが、アクリル短繊維の混紡
割合が低すぎてパラ系アラミド短繊維とアクリル短繊
維、木綿の素材に色相差がでて色合わせが困難となり、
染色加工上問題があった。 [実施例8]実施例3で短繊維束Aに使用したパラ系ア
ラミド短繊維と、アクリル短繊維とを60/40の割合
で混紡した太さ0.3g/mの粗糸を、単独で通常の2
インチリング精紡機にかけて番手60S (綿番手)、撚
り係数はK=3.7(28.66T/in)、S撚りの
紡績糸を作成した。
アクリル短繊維100%の太さ0.3g/mの粗糸を使
用して、実施例2〜6と同様の一対のフロントテーパー
ローラーを有する2インチリング精紡機に、フロントロ
ーラーの送り出し量の高い側へトランペットを介して供
給した。
フロントローラーの送り出し量の低い側(小径部側)
に、フロントトップローラーとドラフトエプロンの間か
らガイドを介して送り込み把持させ、この紡績糸と上記
テーパーフロントローラーに把持後の短繊維束Bのフリ
ースとの間隔を6mmにして合体させ、短繊維束A(紡
績糸)を芯に短繊維束Bのフリースが実撚付与時に順次
巻回して、芯部の短繊維束Aをこより条に包み込む状態
にした、太さ30S 番手の芯鞘型複合紡績糸を作成し
た。このときの撚係数はK=3.2(17.5T/i
n)、合体時のヨリ方向はZ撚りとした。
実施例2と同様に、パラ系アラミド繊維の特性を発揮す
るとともに、ソフトでバルキー性を有しており、しかも
パラ系アラミド短繊維の糸表面への出現も少なく均整な
紡績糸であった。 [実施例9〜12、比較例6〜7]実施例5のパラ系ア
ラミド短繊維の混紡割合が20重量%の芯鞘型複合紡績
糸を、図3に示すように男性用スポーツ靴下30として
耐摩耗性が要求される爪先31とかかと部分32とに使
用し、本発明の芯鞘型複合紡績糸が靴下製品(片足)全
体の3重量%(比較例6)、5重量%(実施例9)、1
0重量%(実施例10)、20重量%(実施例11)、
100重量%(靴下全体:実施例12)にそれぞれな
り、他の残り部分の紡績糸を同番手の木綿100%糸を
使用するようにした、片足全体の重量が68gのソック
スを作成した。
よるソックスを作成した。
たときの耐久性を調査した結果、本発明の芯鞘型複合紡
績糸を靴下製品全体重量の3重量%使用した比較例6
は、たとえ特定の部分に本発明糸を使用しても使用面積
が少ないため、木綿糸とのつなぎ部分で穴空きが発生
し、摩耗耐久効果が不十分であった。
が5重量%〜20重量%の実施例9〜12のソックス
は、過酷な着用にもかかわらず、木綿100%のソック
ス(比較例7)の数倍の長期着用が可能であることがわ
かった。また本発明の芯鞘型複合紡績糸の使用量100
%のソックス(実施例12)は、染色性、摩耗耐久性の
ほか、被裂強度、切創抵抗力があり、登山用ソックスと
して好評であった。
糸およびこれを使用した編物は、芯部の本発明の染色さ
れたパラ系アラミド繊維からなる繊維束を、鞘部のアク
リル繊維からなる短繊維束で実質的に露出不能になるよ
うに被覆したことにより、パラ系アラミド繊維の持つ欠
点である染色性、耐光性不良や、フィブリル化現象から
くる耐摩耗性を大幅に改善することができる。また、パ
ラ系アラミド繊維に基ずく強度特性、耐切創性、耐熱
性、耐摩耗性さらには染色性に優れたアウトドアスポー
ツなどの機能性の要求される用途分野に提供できる衣料
用素材を得ることができる。
一例を示す概略図である。
他の一例を示す概略図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】芯部と鞘部を有する芯鞘型複合紡績糸にお
いて、芯成分の短繊維束Aが染色されたパラ系アラミド
短繊維であり、鞘成分の短繊維束Bがアクリル短繊維で
構成され、該紡績糸における前記パラ系アラミド短繊維
の混紡割合が10〜50重量%、前記アクリル短繊維の
混紡割合が30重量%以上であることを特徴とする芯鞘
型複合紡績糸。 - 【請求項2】パラ系アラミド短繊維が、ポリパラフェニ
レンテレフタルアミド(PPTA)短繊維からなるもの
であることを特徴とする請求項1に記載の芯鞘型複合紡
績糸。 - 【請求項3】パラ系アラミド短繊維は、5以上の固有粘
度IV(ηinh)を持つポリパラフェニレンテレフタ
ルアミド(PPTA)と濃硫酸から紡糸用ドープをつく
り、該ドープを紡糸口金の細孔を通して一旦空気中に紡
出し、直ちに水中に導き凝固させ、高強度、高弾性率の
フィラメントを形成する工程と、該フィラメントに捲縮
を与えカットしてステープルとなす工程と、該フィラメ
ントを染色する工程を連続することなく別々の工程で実
施する方法において、染色前のパラ系アラミド繊維の引
張強度が15g/d以上、結晶サイズ(110方向)が
30〜55オングストロームであり、染色前の水分含量
を常に8%以上に維持して形成されたものであることを
特徴とする請求項1または2に記載の芯鞘型複合紡績
糸。 - 【請求項4】鞘成分の短繊維束Bがアクリル短繊維と木
綿との混紡で構成されていることを特徴とする請求項1
〜3のいずれかに記載の芯鞘型複合紡績糸。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の芯鞘型複
合紡績糸が、布帛全体に対し5〜100重量%の範囲で
使用されていることを特徴とする布帛。 - 【請求項6】カチオン系染料で染色されてなることを特
徴とする請求項5に記載の布帛。 - 【請求項7】布帛が、織物または編物からなることを特
徴とする請求項5または6に記載の布帛。
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---|---|---|---|
JP11117602A JP2000303285A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | パラ系アラミド短繊維からなる芯鞘型複合紡績糸およびそれを用いてなる編織物 |
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JP11117602A JP2000303285A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | パラ系アラミド短繊維からなる芯鞘型複合紡績糸およびそれを用いてなる編織物 |
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ID=14715863
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JP (1) | JP2000303285A (ja) |
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1999
- 1999-04-26 JP JP11117602A patent/JP2000303285A/ja active Pending
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