JPH03206140A

JPH03206140A - 空気仮撚法によるポリエステル／羊毛／導電性繊維混紡糸

Info

Publication number: JPH03206140A
Application number: JP232890A
Authority: JP
Inventors: Toshiji Masui; 増井　利次
Original assignee: Kanebo Ltd
Current assignee: Kanebo Ltd
Priority date: 1990-01-09
Filing date: 1990-01-09
Publication date: 1991-09-09
Anticipated expiration: 2013-04-02
Also published as: JP2735917B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ポリエステル繊維と羊毛識維と導電性繊維を
混紡した繊維束を空気反撚式紡績装置に供給して得られ
る混紡糸に関するものである。

（従来の技術）粗糸を牽伸装置によってドラフトしフリースとした後、
これを空気仮撚式装五に導入して仮撚を付与し、中央部
に位置する短繊維束に反撚を施しながら、この繊維束の
周囲に実質的に自出端を具える繊維群を生じさせ、仮撚
の解撚時に外側の無拘束ａｍ鮮を中央部の繊維束に巻付
かせて紡績糸となす技術は、空気反撚式紡績法と呼称さ
れ、リング精紡法に代わる革新紡績法の一つとして近時
注目を集めており、これに関連する発明・考案は特公昭
５８−３１３７０号公報を始めとする多くの文献に多数
開示されている。

前記空気仮撚式紡績法によって得られる紡績糸の構造を
具体的に説明すると、前記公報に記載されているように
、ステーブルファイバ束の一部の単Ｉａ紬がその一端を
糸本体の内層部に係止され、他端を糸本体の外層部に巻
き付かせた状態で存在し、各巻付き単ｍ維は糸の長さ方
向に対して一定の向きに配向され、このため、糸をしご
いた場合、一方向には糸表面がざらつき、他方向には平
滑なｒｓ＠を与える特徴を有している。この糸は、他の
革新紡績の糸に比べて、従来のリング精紡法で得られる
糸と比較的似た特性を有すること、ｉ！！！覆糸や複合
糸として紡出することが容易なこと（特公昭５９−７９
１２号公報参照）、並びに糸の中心部が実質的に無撚り
で空隙に富み、加工処理液の浸透性が良好であること等
の利点があるので、各種繊維の紡績に応用するべく多く
の研究が進められている。

（発明が解決しようとする課題）空気仮撚式紡績法を実施するための実用機としては、村
田機械株式会社による“村田ジェットスピナー”（略称
ＭＪ８）が現在市販されているが、これは比較的繊維長
の短い綿繊維を主な対象として開宛されたものであり、
羊毛！ａ維のような長繊維を含む糸の紡出には未だ解決
すべき問題点が多く存在している。

即ち、羊毛ｍ維は１　０　ｍｍから２　５　０　ｍｍま
での広い範囲に分布した繊維長を有する１１！ｉ維から
構成されているため、比較的繊維長の均斉度の高い綿繊
維を対象に開発されたＭＪＳに羊毛繊維を含むａ維束を
そのまま仕掛けても良好な紡出状態並びに糸特注は期待
できない。便法として、羊毛繊維を裁断して綿ａｍの繊
維長分布に類似させてから紡出する方法も提案されてい
るが、これによれば、当然羊毛特有の良好な風合いが損
なわれて好ましくない。

一方、導電性繊維としては、例えば長軸方向に連続的な
、カーボンブラックを含有する電気抵抗が１×１０　Ω
／ａｍ以下の熱可塑性合成重合体からなる導電性の層を
、非導電性の熱可塑注合成重合体からなる２層間に挾持
してなる３層型複合繊Ｍ（　’Ｒ公昭ｓ　［ｆ　−　３
　７　３　２　２号公Ｎ参照）　ヤａｕｌ！形成重合体
からなる非導１ＩＩｔａと、該重合体よりも少なくとも
３０゜Ｃ低い融点を有する結晶性の熱可塑性重合体と金
属酸化物等の導電注被膜を有する酸化チタン粒子とから
なる導電層とが接合されてなる複合繊維（持公平１−２
２３８５号公報参照）が知られている。

そして、上記の導電性繊維を白色の池の繊維に混合する
場合、導電庄繊維の色相が白色でないこと、価格が高い
こと、制遣効果が多く混合しても大きく上がらないこと
、風合いが硬くなる等の理由で通常０．１〜３重量％程
度の混合がなされる。

このように少量の導電性Ｉ！！ｌ′ｍを他の繊維と均一
に混合するにはカード工程で混合する方がスライパーで
の混合よりもより均一に混合しうるが、ロフト切替時の
掃除が非常に煩雑となりコストが掛かることや、導電性
繊維がカードでネップを発生しやすい等の問題があるの
で、カードでの導電性繊維の混合は特殊なケースを除い
て行なわれず、通常は導電繊維を細いスライバーにして
前紡工程でスライバー混合が行なわれる。しかしスライ
バー混合は例えば混合割合が９９：１のごとく片寄った
場合、混合斑は大きく、工程を増加しても混合状態を均
一に出来ないという問題があった。

本発明は、このような欠点を解消し、空気仮撚式紡績法
によって良好な紡出調子を維持して製造でき、しかも制
電効果に優れ、羊毛繊維特有のふっくらとした風合いと
同時にポリエステル繊維の腰のある風合いを有し、空気
仮撚式紡績による糸独得のしやり感を備えたポリエステ
ル繊維と羊毛ｗ４維と導電性繊維との混紡糸の提供を目
的とするものである。

（課題を解決するための手段）上述の目的は、ポリエステル繊維と羊毛繊維と導電性ｗ
４維とからなる混合繊維束を空気仮撚式紡績装置に供給
し紡績してなる糸であって、前記混合繊維束がポリエス
テル繊維を２７〜６９．９重量％、羊毛繊維を３０〜７
０重量％、導電性繊維を０．　１〜ＳＸｔ％の割合で含
むと共に、前記ポリエステル繊維は最長繊維長が１　０
　０　ｍｍ〜２　０　０　ｍｍ１バーベ法による平均Ｉ
！Ｉｌ維長が５　５　ｍｍ以上、単一繊の砿度が５デニ
ール以下であり、また、前記羊毛ｄＡ槽は最長繊推長が
１　５　０　ｍｍ〜２　４　０　ｍｔｎ，バーベ法によ
る平均禰維長が５　５　ｍｍ以上であり、一方前記導電
性ａｍは庖気抵抗がＩ　Ｘ　１　０”Ω／Ｃｍ以下であ
ると共に最長ｆｉｍ長が５　１　ｍｍ〜１８０ｍｍｔバ
ーベ法による平均ｌＩｉＡａ長が５１ｍｍ以上、単繊維
の繊度が５デニール以下であることを特徴とする空気反
撚法によるポリエステル／′羊毛／導電性ａ維混紡糸に
より達成される。

前記空気仮撚式紡績装置によって辱られる紡績糸は公知
の通り、ステープルファイバー束の単ファイバーの一端
が生成糸内層部にあり、該ファイバーの池端が上記生成
糸外層部に出て実撚状に捲付き、各捲付き単ファイバー
の配列が同じ配列方向を有しており、上記構造を有する
生戊糸は、糸表面のしごき方向と関連して一方向には糸
表面がざらつき、他万向には滑らかであるという特性を
有している。

しかして、上記本発明の混紡糸を得るにあなつて前述の
如き特定の繊維長を有するポリエステル繊維と羊毛繊維
と導ｗｔ性繊維とを単に所定の割合で組み合わせても本
発明の紡績糸を製造することはできない。後述するよう
に空気仮撚式紡績装置に仕掛ける際に、ドラフト手段と
して中抜きローラを使用することにより長い繊ｍ長を有
するポリエステル、羊毛及び導Ｗｔ性ｈａ紬を傷めるこ
となく、効果的に高品質の糸を紡出可能ならしめたので
ある。

本発明に使用されるポリエステル繊維は、所謂標準的な
レギュラタイプの他に、付加価値を持たせて、例えば抗
ピル性や難燃性にしたものとか、染色性を改善した特殊
なもの、又は複合構造のものでもよく、それぞれ用途・
目的に合わせて選択される。

羊毛と混紡するのに好適なポリエステルステーブルは、
連続長繊維束からなるトウを、トウリアクタ等の牽切装
置で切断してスライバ状に形成して得られるものや、予
め定長又はバイヤスにカットされたステーブルをカード
工程を経てスライバ化する方式のいずれをも採用できる
が、牽切方式で得られたものが繊維の平行性に優れ本発
明の目的により相応しい。その繊維長分布は、最長繊維
長が１ｏ　ｏ　ｍｍ〜２　０　０　ｍｍの範囲にあり、
且つバーベ法（ＪＩＳ　Ｌ　１　０８３−１９７１に規
定するトップアナライザによる方法のバーベ法）による
平均繊維長が５　５　ｍｍ以上であることが必要で、こ
の条件に適合したものが、後述する羊毛ａ維と混紡され
た場合に、良好な紡出調子を維持することが可能である
。

特にその繊度は５デニール以下の細いものであることを
要し、これよりも太いｍ維では、紡出される糸の構成繊
維本数が少な過ぎて、糸の強度が不足する。

また本発明に使用される羊毛繊維は、梳毛紡績用繊維即
ち最大繊維長１５０〜２４０ｍｍ１バーベ法による平均
繊維長が５　５　ｍ＋ｎ以上ある繊維長分布を有するも
のであることが肝要であり、これよりも短い繊維、即ち
紡毛紡績用繊維等では碍られる糸の強力や品質が格段に
劣り、又、紡出調子も悪化して好ましくない。

本発明に使用される．１！竃注繊，癒とは、電気抵抗が
Ｉ　Ｘ　１　０”Ω／ａｍ以下のものであれば特に限定
されないが、通゛店はカーボンブラック又は白色金属化
合物粒子等を混合したボリマーからなる導電層と繊維形
成注ボリマー、例えばポリエステル、ナイロンからなる
非導ｌ！膚とを接合した復合繊維が用いられる。そして
、この導竃ｔｑｍａからなるステーブルは、予め定長に
カットされたステーブルをカード工程を経てスライバ化
する万式で得られる。その繊維長分布は、最長ｍ！！長
が６　ｉ　ｍｍ〜１　ａ　Ｏ　ｍｍの範囲に存在し、且
つバーベ法による平均繊維長が５１ｍｍ以上であること
が必要で、この条件に適合したものが、前述のポリエス
テル繊維と羊毛ｍ維と混紡された場合に、良好な紡出調
子を維持することが可能である。

特にその繊度は５デニール以下の細いものであることを
要し、これよりも太いｗＡ維では、繊維が硬く、空気仮
撚式紡績での結束状態が悪くなり糸斑が増加する。

本発明において、ポリエステル纏維と羊毛繊紬と導ｗｔ
注繊維を混合する場合、混合繊維束に含まれるポリエス
テルｗ４維の全繊維量に対する重量は２７〜６９．９３
ｉｔ％であることが要求される。ポリエステル繊維の量
が全繊維量に対して６９．９ｇ量％を越えると羊毛繊維
のバルキー性、即ち風合いが失われ、２７Ｍ′１ｋ％未
満の場合細番手で構成＊Ｍ本数の不足により紡績が困難
とｊ（る。また、混合懺維束に含まれる導ｆＩｌ性繊維
の全繊維量に対するＭ量は０．１〜３Ｎ量％であること
が要求される。導電性繊維の量が全繊維量に対して３重
量％を越えると風合いが硬くなり、０．　１重量％未満
の場合制電効果が得られない。

そして、上記のポリエステル繊維と羊毛繊維と導電性繊
維のスライバーは、前紡工程に仕掛けられて混紡され、
粗糸に形成され上記空気仮ｅ．弐紡績装置に供給される
。

空気仮撚式紡績装置から得られた単糸は公知の方法によ
って複数本、例えば２本引揃えて加撚されて双糸となり
、上記の単糸又は双糸は織物用の経糸又は緯糸、又はニ
ット用の糸として吏用される。

このようにして製造された糸は、混紡されているポリエ
ステル繊維の腰のある風合いと、羊毛本来のバルキー性
に、空気仮撚式紡績により得られるしやり感が加わり、
従来にない独特の風合いを有するものとなるとともに、
導電性繊維による制電効果を呈し、これを原糸とする職
編物で作られた衣料は、ワーキング衣料用として好適な
製品となる。

本発明にかかる糸の製造について、図面に示す好適例に
基づいて説明する。

第１図に示すように、ケンス（１）から引き出された前
述の構成のポリエステル／羊毛／導電性繊維の混紡繊維
束からなる粗糸（２）を、バックローラ対（５）、エプ
ロン（４）を具えたミドルローラ対（５）、フロントロ
ーラ対（６）の三者からなるドラフト機構に順次に通し
てフリース状となしたものを、第１空気噴射ノズル（７
）、解撚管（８）、第２空気噴射ノズル（８）、引き出
しローラ（１Ｇ）を経て前述の独特の構造を有する単糸
Ｙとなし、バソケージ（１１）として巻き取っている。

本発明の糸を得るためには、第２図に示すドラフト機構
（１２）のミドルローラ対（５）のトソプローラの方に
、第３図に示すような構造の中抜きローラ（１３）を特
別に採用し、特定長さのポリエステル繊維と羊毛嶺維と
導電性繊維のドラフトを円滑に実施できるように構成し
ている。この中抜きローラ（１３）は、外周面の中央領
域を小径に製作してあり、これによって適宜深さの中抜
き部（１４冫が形成されている。中抜き部（１４）の深
さは供給される粗糸の番手に応じて選択され、太い粗糸
に対しては深くすることが望ましく、例えば、粗糸の重
量が０．　４　〜２．　Ｏ　ｆ　／　ｍの場合には、０
．　４　〜０．　８ｍｍ程度が適当である。この中抜き
ローラ（１３）の機能は、粗糸中にドラフト機構に設定
されたローラゲージよりも長いｓｅａが存在している場
合（このようなことは牽切装置で準備されたスライバ中
のｍ維の場合には必然的に常に生じる）でも、ドラフト
の際にこれを切断することなく、しかも池の，繊維群の
ドラフトを乱さないように制御することにある。

（作用）本発明に係る糸は、最小１　０　ｍｍ前後から最大２　
５　０　ｍｍ前後にも達するｆＪＡ維長分市の原毛をカ
ットすることなく、そのまま糸中に混紡させているので
、羊毛特有の風合いを損うことがない。又、リング精紡
糸でなく空気仮撚式紡績装置によって得られた糸である
ので、前紡工程で混繊されたポリエステルー維と羊毛＃
４ｍと導ｔＩｌ性繊維とが更に精紡工程で空気流を介し
て混繊され三者の交り工合が極めて良好なものとなって
いる。

以下、更に本発明混紡糸の具体的な実施例を説明する。

（実施例）実施例１通常の方法で製造された羊毛繊維（平均，繊維直径２０
．５μｍ）のスライバ−３５重量部と、抗ピルポリエス
テル３デニール、７６ｍｍバイヤスカット磁維をカード
方式でスライバーにしたもの６　５．　Ｓ　ｌ量部と、
白色金属化合物粒子（ｌ１２化錫をコーティングしアン
チモンをドーブした酸化チタン粒子）７５ｆｆｉ１％と
ポリエチレン２５玉量％とからなる導′Ｘ素材を芯成分
とし、通眉のナイロンを硝成分とする白色導′Ｉ／１性
復合嶺維、５デニール、平均！碓長８９ｍｍ（ｍ紡社製
ホワイトベルトロン６３２）をカード方式でスライバー
にしたもの１．５ｉｉ３１１部を混紡し、１．２番手（
メートル番手、以下同様）の混紡スライバーを得た。こ
のスライパーをｍ１図の如きＭＪ８機に通し、４３番手
の紡債糸を製造した。

なお、使用装置において第２図及び第３図に見られる中
抜きローラの溝の深さは０．６ｍｍとした。

また、前記混紡スライバーのバーベ法による繊維長ダイ
ヤグラムは最長繊維長１８０ｍｍ１平均繊維長８　０　
ｍｍであり、総ドラフトは４０倍とした。

本実施的で得た精紡糸４８番手を双糸とした場合、撚糸
加工の撚縮みにより４６番手となったが、同種の繊維を
リング紡績した場合の４６番手双，，糸と同様に紳士服
地用として実用性のあるものであった。

本実施例で得た精紡糸４８番手単糸及び４６番手双糸の
糸質を、リング紡績で得た４６番手双糸の糸質と共に第
１表に示す。

第１表なお、表中の単糸強力及び伸度はＪＩ８　Ｌ　１０９６
７．５単糸伸長強さ及び伸び率（定速緊張形試験機でつ
かみ間距＠５０ｃｍ引張速度３　０　ａｍ／ｍｉｎ　）
であり、Ｕ％、Ｔｈｉｎ　（　−　５　０％）、Ｔｈｉ
ｃｋ　（　＋　６　０％）、Ｎｅｐ８（＋２００％）は
ＪＩＳ　Ｌ　１０１５　７．２０糸むらＡ法、Ｂ法で計
測したものである。

第１表から理解される様に、本発明の混紡糸はＪング紡
績糸に比較してＵ％、ＩＰＩで優れている。

実施例２通常の万法で製造された羊毛繊維（平均繊維直径２１．
５μｍ）のスライバ−３５重量部と、抗ピルポリエステ
ル５デニール、７６ｍｍバイヤスカット繊維をカード方
式でスライパーにしたもの８３．５ｆｆｉｆｆｉ部と、
導電性カーボンブラック微粒子を３５Ｍ！Ｊ．％含有す
るナイロン導電層と通常のナイロンとがサンドウィッチ
状に接合された三層構造の導電性複合繊維、５デニール
、平均繊維長８　９　ｍｍ　（鐘紡（株）製ブラックベ
ルトロン９３１）をカード方式にてスライバーにしたも
の１．５重量部を混紡し、１，２番手の混紡スライバー
を得た。

このスライバーを第１図の如きＭＪＳ機に通し、４８番
手の紡績糸を製造した。

また、前記混紡スライバーのパーベ法による繊維長ダイ
ヤグラムは最長繊維長１８０ｍｍｓ平均繊維長８　０　
ｍｍであり、総ドラフトは４０倍とした。

本実施例で得た精紡糸４８番手を双糸とした場合、撚糸
加工の撚縮みにより４６番手となったが、同種の繊細を
リング紡績した場合の４６番手双糸と同様に紳士服地用
として実用性のあるものであった。

本実施列で得た精紡糸４８番手単糸及び４６番手双糸の
糸質をリング紡績で得た４６番手双糸の糸質と共に第２
表に示す。

第　　２　　表第２表から理解される様に、本発明の混紡糸はリング紡
績糸に比較してＵ％、ＩＰＩで優れているか、ほぼ同等
であることがわかる。

（発明の効果）本発明は、上述の如き空気仮撚式紡績法においての欠点
である羊毛ｍ維なと比較的長い繊維長の繊維がそのまま
使用できないという問題点を解決しえたものであって、
紡績糸として必要な強力、均斉度を得ることを可能とし
たものである。更に、空気仮撚式紡績装置によって得ら
れた糸であるので、前紡工程で混繊されたポリエステル
繊維と羊毛４ｉｌ維と導電性ｍ維とが更に精紡工程で空
気流を介して混繊され三者の交り工合が極めて良好なも
のとなっている。また構成する導電性繊維が制電性を呈
するとともに、更に、羊毛本来のパルキーな触感とポリ
エステル繊維特有の腰のある風合いに、空気仮撚式紡績
法により得られる特有のしやり感が加わることにより、
従来にない独特な風合いを有するものとなり、ワーキン
グウエアとして好適なものである。

然して本発明により、空気仮撚式紡績法の実用化推進は
もとよりその普及の面においても顕著な効果が期待され
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は結束紡績糸を製造するのに使用される空気仮撚
式紡績装置の概略を示す側面図、第２図は第１図の装置
の主要部を示す斜視図、第３図は中抜きローラの形状を
示す平面図である。（１）・・・ケンス、（２〉・・・粗糸、（３）・・・
バックローラ対、（４）・・・エプロン、（５）・・・
ミドルローラ対，　　（６）山フロントローラ対、（７
）・・・第１空気噴射ノズル、（８）・・・解繊管、（９）・・・第２空気噴射ノズル、（１０）・・・引き出しローラ、（１１）・・・パッケージ、　　（１２）・・・ドラフ
ト機構、（１３）・・・中抜きローラ、（１４）・・・
中抜き部。

Claims

【特許請求の範囲】

１）ポリエステル繊維と羊毛繊維と導電性繊維とからな
る混合繊維束を空気仮撚式紡績装置に供給し紡績してな
る糸であって、前記混合繊維束がポリエステル繊維を２
７〜６９．９重量％、羊毛繊維を３０〜７０重量％、導
電性繊維を０．１〜３重量％の割合で含むと共に、前記
ポリエステル繊維は最長繊維長が１００ｍｍ〜２００ｍ
ｍ、バーベ法による平均繊維長が５５ｍｍ以上、単繊維
の繊度が５デニール以下であり、また、前記羊毛繊維は
最長繊維長が１５０ｍｍ〜２４０ｍｍ、バーベ法による
平均繊維長が５５ｍｍ以上であり、一方前記導電性繊維
は電気抵抗が１×１０＾１＾１Ω／ｃｍ以下であると共
に最長繊維長が５１ｍｍ〜１８０ｍｍ）バーベ法による
平均繊維長が５１ｍｍ以上、単繊維の繊度が５デニール
以下であることを特徴とする空気仮撚法によるポリエス
テル／羊毛／導電性繊維混紡糸。