JP4096737B2 - ベンゾオキサジン樹脂の製造方法 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、オキサジン環を有するベンゾオキサジン樹脂の製造方法に関する。
背景技術
ベンゾオキサジン樹脂の合成は、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem)第30巻、第3423頁(1965年)(著者;Burke)、特開昭60−155234号公報、特開昭60−177074号公報、特開49−47378号公報、ジャーナル・オブ・ポリマーサイエンス・パートA・ポリマーケミストリー(J.Polym.Sci.PartA:Polym.Chem.)第32巻、第1121頁(1994年)(著者;石田ら)等により報告されている。これらの報告によれば、ベンゾオキサジン樹脂の合成方法としては、(1)フェノール性水酸基を有する化合物と1級アミンの混合溶液に、ホルムアルデヒドを添加する方法、(2)1級アミンとホルムアルデヒドを反応させた溶液にフェノール性水酸基を添加する方法、(3)ホルムアルデヒドに1級アミンとフェノール性水酸基の混合物を添加する方法で合成した後、反応溶媒及び合成時に発生する縮合水を減圧下除去する方法が記載されている。
生成する縮合水及び反応溶媒を、いきなり大きな減圧度で除去すると、水及び反応溶剤の揮発熱により反応溶液の温度が急激に低下し、反応溶液の温度が合成して得られる樹脂の軟化点よりかなり低くなってしまう。ベンゾオキサジン樹脂は水に対する溶解度、親和性がないため、この場合、反応溶液の粘性が上昇し、攪拌不可になって、廃棄作業にも多大な労力が要求される。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、第1の課題は、ベンゾオキサジン樹脂を安全に製造することである。また、第2の課題は、生成した縮合水及び有機溶媒を効率よく除去することである。更に、第3の課題は、得られたベンゾオキサジン樹脂を効率良く分子量調整することである。
本発明における課題は、いずれも、本発明者らの研究開発における以下に記載した新たな発見に基づき解消された。
発明の開示
本発明は、次の内容に関する。
(1)フェノール化合物、アルデヒド化合物及び1級アミンを有機溶媒の存在下に反応させてベンゾオキサジン樹脂を合成した後、発生した縮合水及び有機溶媒を加熱減圧下に系外に除去するに際し、反応系を260mmHg以上の圧力に設定することを特徴とするベンゾオキサジン樹脂の製造方法。
(2)反応系を260mmHg以上の圧力に設定した場合に発生した縮合水及び有機溶媒を系外に除去している間に、反応溶液の温度が、極小点を過ぎ、しかも、得られるベンゾオキサジン樹脂の軟化点よりも10℃低い温度以上になっている時点で、反応系の圧力を260mmHg未満とする前記(1)記載のベンゾオキサジン樹脂の製造方法。
(3)発生した縮合水及び有機溶媒を所定量除去した後、反応溶液を100℃〜130℃未満で加熱することにより分子量の調整を行う前記(1)又は(2)記載のベンゾオキサジン樹脂の製造方法。
(4)有機溶媒が、水に親和性の有機溶剤である前記(1)〜(3)のいずれかに記載のベンゾオキサジン樹脂の製造方法。
(5)有機溶媒が、水との共沸温度が60〜100℃のものである前記(4)に記載のベンゾオキサジン樹脂の製造方法。
発明を実施するための最良の形態
本発明において、フェノール化合物、アルデヒド化合物及び1級アミンの反応は次式の反応式により行われる。
Figure 0004096737
式中、Rは、1級アミンのアミノ基を除いた残基である。
本発明において使用されるフェノール化合物は、水酸基のオルト位の少なくとも一方に水素が結合しているフェノール性水酸基を有する化合物であり、例えば、フェノール、クレゾール、キシレノールのような1官能性フェノール化合物、ビフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSのような2官能性フェノール化合物、トリスフェノール化合物、フェノールノボラック樹脂、スチレン・フェノール共重合体、キシレン変性フェノール樹脂、メラミン変性フェノール樹脂、キシリレン変性フェノール樹脂、ビフェニレン変性フェノール樹脂等の多官能性フェノール化合物などを挙げることができる。
本発明において使用されるアルデヒド化合物としては、例えば、ホルムアルデヒド、ベンズアルデヒドのような芳香族系アルデヒド化合物、これらの混合物を挙げることができる。アルデヒド化合物としては、ホルムアルデヒドが好ましい。ホルムアルデヒドは、ホルマリン、パラホルムアルデヒドのような形で使用できる。
本発明において使用される1級アミンとしては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン等の脂肪族系アミン、アニリン、トルイジン、アニシジン、p−フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルエーテル等の芳香族系アミンなどを挙げることができる。本発明においては、これらの中でもアニリンを使用することが特に好ましい。
ベンゾオキサジン樹脂を合成するには、フェノール化合物、1級アミン及びアルデヒド化合物を、フェノール化合物のフェノール性水酸基1モル当たり1級アミンを好ましくは0.5〜1.2モル、より好ましくは0.75〜1.1モル、アルデヒド化合物を1級アミン1モル当たり好ましくは1.7〜2.3モル、より好ましくは1.8〜2.2モルの割合で用いて反応させる。1級アミンは、反応中に揮発しやすいので、反応系での減量に注意する必要があり、また、1級アミンの反応量が少なくなるとフェノール化合物のフェノール性水酸基の一部が未反応で残存し、硬化性、機械強度等の硬化物特性が改善されやすくなるが、1級アミンの配合量を上記のようにするとこれらの調整・制御が行いやすい。アルデヒド化合物についても同様である。
本発明において使用される有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール等のアルコール系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤、エチレングリコールモノメチルエーテルのようなエチレングリコール系溶剤、トルエン等の芳香族系溶剤を挙げることができるが、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エチレングリコール系溶剤等の水に親和性の有機溶剤が好ましい。ここで、水に親和性を有するとは、水1に対して有機溶媒9の割合(重量比)で混合したときに均一溶液になる有機溶媒のことである。また、有機溶剤は水との共沸温度が60℃以上で100℃以下のものが好ましい。水に親和性の有機溶剤の中でも、メタノール及びメチルエチルケトンは、安価であり、水との共沸温度が反応温度として好ましい範囲にあるために好適である。有機溶媒の使用量は、反応原料の仕込量の総計に対して25〜80重量%が好ましい。有機溶剤が少なすぎると、反応溶液の粘度が高くなって攪拌応力が大きくなり、多すぎると反応後の除去に余計なエネルギーと時間を要する。
ベンゾオキサジン樹脂の製造は、次のようにして行なわれる。
原料は、反応溶媒に適宜の順序で混合しても良いが、反応が発熱反応であるため、急激な温度上昇に気を付ける必要がある。好ましくは、フェノール化合物を有機溶剤に溶解後、アルデヒド化合物を加え良く攪拌し、ついで、ここに1級アミンあるいは1級アミンを有機溶剤に溶解した溶液を分割して数度に分け、あるいは連続的に滴下する。滴下速度は突沸が起こらない程度の速度とする。また、反応は、環流下に行うと、反応温度条件を容易に安定化できる。
反応温度は60℃以上が好ましく、溶媒の環流温度で行うことが好ましい。反応終結は、未反応の原料の残存量で確認することができる。例えば、完全に反応したときの1級アミンの、理論反応量の99%以上が反応したときに、反応終結とする。
反応を完結させた後、合成時に発生した縮合水及び有機溶剤などを除去することにより、すなわち、減圧下濃縮することにより、ベンゾオキサジン樹脂を得ることができる。
減圧下濃縮は、加熱下に行われる。反応系の圧力は、260mmHg以上とする。このときの減圧度が大きすぎると、反応溶液の温度が急激に低下し、しかも、得られるベンゾオキサジン系樹脂の軟化点よりもかなり低くなる。また、ベンゾオキサジン系樹脂は水には難溶性であってこの時点では反応溶液中に水分が多く残存しているため、反応溶液の粘度が大きくなりすぎ、攪拌不能になりやすい。減圧度が小さすぎると、縮合水及び有機溶媒の除去に時間がかかりすぎる。反応によって得られるベンゾオキサジン系樹脂は、自硬化性を有している。そこで、減圧濃縮下の反応溶液の温度は、反応によって得られるベンゾオキサジン系樹脂の自硬化の進行により軟化点又は分子量が変化することを防ぐために、特に100℃以下が好ましい。
本明細書において、縮合水及び有機溶媒が完全に除去された時点(流出液がなくなった時点)で得られたベンゾオキサジン樹脂の軟化点を、「ベンゾオキサジン樹脂の軟化点」という。
前記の条件で、縮合水及び有機溶媒を除去すれば、攪拌不能になることなく、安全にベンゾオキサジン系樹脂を製造することができるが、減圧度が低いため時間がかかる。これを改善するためには、縮合水及び有機溶剤の除去がある程度進んだ時点で、反応系の圧力を260mmHg未満の減圧にすることが好ましい。
前記したように、縮合水及び有機溶媒の除去を開始した時点では、反応溶液の温度は一端低下し、縮合水及び有機溶媒の除去が進むと反応溶液の温度が上昇する。すなわち、時間(横軸)に対する反応溶液の温度(縦軸)との関係では極小点(R)を有する。この極小点は、たびたびベンゾオキサジン樹脂の軟化点(S)以下になることがある。
減圧度を大きくする時点は、早すぎると反応溶液が突沸したり、反応溶液の温度が低下しすぎたりするため、上記の極小点(R)を経過後で、しかも、反応溶液の温度(A)がベンゾオキサジン系樹脂の軟化点(S)よりも10℃、より好ましくは5℃低い温度〔(S−10)℃、より好ましく(S−5)℃〕よりも高い温度に達した時点で、反応系の圧力を260mmHg未満の減圧に設定することが好ましい。反応系の圧力を260mmHg未満の減圧に設定する時点は、上記の条件を満足していればいつでもよいが、上記の条件を満足した時点で又はその後あまり遅くない時点で行うことが好ましい。減圧濃縮時の絶対圧力はいくら低くてもよく、作業効率などを考慮すると反応系の圧力は160mmHg未満の減圧に設定することが好ましい。
ベンゾオキサジン樹脂の軟化点(S)は、前記(1)の方法で製造しても前記(2)の方法で製造してもほとんど同じである。
減圧濃縮後、ベンゾオキサジン樹脂の自硬化性を利用することにより、樹脂の粘度すなわち分子量を調整することができる。そのためには、ベンゾオキサジン樹脂を熱処理するが、加熱温度は100℃〜130℃未満であることが好ましく、100〜125℃がより好ましい。100℃未満では粘度の増加が遅くなり、130℃以上であると、反応性が高いため粘度の制御が困難になる。特に、積層板用途に使用するには、例えば、125℃での溶融粘度を3ポイズ〜10ポイズの間になるように調整することが、特に好ましい。
実施例
以下に、実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
温度計、攪拌機、冷却管、滴下装置を備えた5Lフラスコに、数平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフ法により標準ポリスチレンの検量線を使用して測定)400のフェノールノボラック樹脂1040gとメチルエチルケトン560gを加え攪拌溶解した。ここに、パラホルムアルデヒド600gを加えた。攪拌しながら、アニリン931gを1時間かけて滴下した。この時点での反応溶液の温度は81℃であった。この後、還流下(80〜82℃)に7時間反応させた。この後、加熱下に360mmHgで減圧濃縮を開始した。この減圧度を保ったまま、濃縮を継続し、反応溶液の温度が110℃になった時点で、減圧度を高め90mmHgにした。流出液がなくなったことを確認した後(このときの樹脂の溶融温度120℃)、樹脂をバットに取り出した。樹脂の軟化点は、115℃であり、溶融粘度は、150℃で40p以上であった。なお、極小点(R)での反応溶液の温度は、52℃であった。
実施例2
温度計、攪拌機、冷却管、滴下装置を備えた5Lフラスコに、ビスフェノールA1140gとメチルエチルケトン900gを加え攪拌溶解した。ここに、37%ホルマリン溶液1622gを加えた。攪拌しながら、アニリン931gを1時間かけて滴下した。この時点での反応溶液の温度は81℃であった。この後、還流下(80〜82℃)に7時間反応させた。この後、加熱下に360mmHgで減圧濃縮を開始した。この減圧度を保ったまま、濃縮を継続し、反応溶液の温度が85℃になった時点で、減圧度を高め90mmHgにした。流出液がなくなったことを確認した後(このときの樹脂の溶融温度100℃)、樹脂をバットに取り出した。
得られた樹脂の軟化点は、75℃、溶融粘度は、2.5p(125℃)であった。なお、極小点(R)での反応溶液の温度は、67℃であった。
実施例3
温度計、攪拌機、冷却管、滴下装置を備えた5Lフラスコに、ビスフェノールA1140gとメタノール920gを加え攪拌溶解した。ここに、パラホルムアルデヒド652gを加えた。攪拌しながら、アニリン930gを1時間かけて滴下した。この時点での反応溶液の温度は79℃であった。この後、還流下(78〜80℃)に7時間反応させた。この後、加熱下に360mmHgで減圧濃縮を開始した。この減圧度を保ったまま、濃縮を継続し、反応溶液の温度が85℃になった時点で、減圧度を高め90mmHgにした。流出液がなくなったことを確認した後(このときの樹脂の溶融温度100℃)、樹脂をバットに取り出した。樹脂の軟化点は、76℃、溶融粘度は、2.7p(125℃)であった。なお、極小点(R)での反応溶液の温度は、70℃であった。
実施例4
温度計、攪拌機、冷却管、滴下装置を備えた5Lフラスコに、ビスフェノールF1000gとメタノール920gを加え攪拌溶解した。ここに、パラホルムアルデヒド652gを加えた。攪拌しながら、アニリン930gを1時間かけて滴下した。この時点での反応溶液の温度は79℃であった。この後、還流下(78〜80℃)7時間反応させた。この後、加熱下に360mmHgで減圧濃縮を開始した。この減圧度を保ったまま、濃縮を継続し、反応溶液の温度が90℃になった時点で、減圧度を高め90mmHgにした。流出液がなくなったことを確認した後(このときの樹脂の溶融温度100℃)、樹脂をバットに取り出した。樹脂の軟化点は、78℃、溶融粘度は、3.0p(125℃)であった。なお、極小点(R)での反応溶液の温度は、72℃であった。
実施例5
実施例3の方法で樹脂を合成、減圧下濃縮した。この後、フラスコ内を常圧に戻した。この時の樹脂の溶融粘度は、2.7p/125℃であった。引き続き100℃で3時間加熱後冷却した。得られた樹脂の溶融粘度は、4.0p/125℃であった。
実施例6
実施例3の方法で樹脂を合成、減圧下濃縮した。この後、フラスコ内を常圧に戻した。この時の樹脂の溶融粘度は、2.7p/125℃であった。引き続き110℃で1時間加熱した。得られた樹脂の溶融粘度は4.0p/125℃であった。
実施例7
減圧濃縮時の圧力を280mmHgとした以外は実施例1と同様の方法で樹脂を合成、減圧下濃縮した。この後、フラスコ内を常圧に戻した。この時の樹脂の物性は実施例1と同様であった。なお、極小点(R)での反応溶液の温度は、50℃であった。
比較例1
温度計、攪拌機、冷却管、滴下装置を備えた5Lフラスコに、数平均分子量400のフェノールノボラック樹脂1040gとメチルエチルケトン560gを加え攪拌溶解した。ここに、37%ホルマリン溶液1622gを加えた。攪拌しながら、アニリン931gを1時間かけて滴下した。この時点での反応溶液の温度は81℃であった。還流下(80〜82℃)に7時間反応させた。この後、加熱下に210mmHgで減圧濃縮を開始した。減圧途中で反応溶液が増粘し、ついには攪拌不能になった。
比較例2
温度計、攪拌機、冷却管、滴下装置を備えた5Lフラスコに、ビスフェノールA1140gとメチルエチルケトン900gを加え攪拌溶解した。ここに、37%ホルマリン溶液1622gを加えた。攪拌しながら、アニリン931gを1時間かけて滴下した。この時点での反応溶液の温度は81℃であった。還流下(80〜82℃)に7時間反応させた。この後、加熱下に210mmHgで減圧濃縮を開始した。減圧途中で反応溶液が増粘し、ついには攪拌不能になった。
比較例3
実施例3の方法で樹脂を合成、減圧下濃縮した。この後、フラスコ内を常圧に戻した。この時の樹脂の溶融粘度は、3.0p/125℃であった。引き続き80℃で10時間加熱した。得られた樹脂の溶融粘度は、4.0p/125℃であった。
比較例4
減圧濃縮時の圧力を240mmHgとした以外は実施例1と同様の方法で樹脂を合成、減圧下濃縮した。しかし、比較例1と同様に、減圧途中で反応溶液が増粘し、ついには攪拌不能になった。
試験例
実施例3の方法で樹脂を合成、減圧下濃縮した。この後、加熱温度と溶融粘度の増加を調べた。その結果を表1に示す。
100℃未満では、溶融粘度増加が遅くなり、130℃以上では、溶融粘度の増加が著しく速くなり制御が困難になることがわかる。
Figure 0004096737
産業上の利用可能性
本発明により、ベンゾオキサジン樹脂を、製造上の支障なく、安全に、容易に製造することができる。また、本発明によれば、ベンゾオキサジン樹脂を効率よく製造することができ、さらに、反応完結後の加熱処理により的確に容易に分子量調整を行うことができる。

Claims (4)

  1. フェノール化合物、アルデヒド化合物及び1級アミンを有機溶媒の存在下に反応させてベンゾオキサジン樹脂を合成した後、発生した縮合水及び有機溶媒を加熱減圧下に系外に除去するに際し、反応系の圧力を260mmHg以上に設定することを特徴とするベンゾオキサジン樹脂の製造方法。
  2. フェノール化合物、アルデヒド化合物及び1級アミンを有機溶媒の存在下に反応させてベンゾオキサジン樹脂を合成した後、発生した縮合水及び有機溶媒を加熱減圧下に系外に除去するに際し、反応系の圧力を260mmHg以上に設定し、発生した縮合水及び有機溶媒を系外に除去している間に、反応溶液の温度が、極小点を過ぎ、しかも、得られるベンゾオキサジン樹脂の軟化点よりも10℃低い温度以上になっている時点で、反応系の圧力を260mmHg未満とするベンゾオキサジン樹脂の製造方法。
  3. 発生した縮合水及び有機溶媒を所定量除去した後、反応溶液を100℃〜130℃未満で加熱することにより分子量の調整を行う請求の範囲第1項又は第2項記載のベンゾオキサジン樹脂の製造方法。
  4. 有機溶媒が、水との共沸温度が60〜100℃のものである請求の範囲第1項〜第3項いずれかに記載のベンゾオキサジン樹脂の製造方法。
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