JPH0222318A - シリコーン変性ポリマレイミド樹脂の製法 - Google Patents

シリコーン変性ポリマレイミド樹脂の製法

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JPH0222318A
JPH0222318A JP17088688A JP17088688A JPH0222318A JP H0222318 A JPH0222318 A JP H0222318A JP 17088688 A JP17088688 A JP 17088688A JP 17088688 A JP17088688 A JP 17088688A JP H0222318 A JPH0222318 A JP H0222318A
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resin
silicone
aminophenol
polymaleimide
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JP17088688A
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Inventor
Yoshihiro Nakada
義弘 中田
Kota Nishii
耕太 西井
Azuma Matsuura
東 松浦
Yukio Takigawa
幸雄 瀧川
Norio Saruwatari
紀男 猿渡
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 シリコーン変性ポリマレイミド樹脂の製造方法に関し、 耐クラツク性、低応力性および耐熱性に優れた硬化物を
与えることのできる樹脂を製造することを目的とし、 平均分子量が500〜5000である了ミノフェノール
ノポラソク樹脂をマレイミド化して得られるポリマレイ
ミド樹脂の水酸基をクロロメチル化シリコーン化合物を
用いてシリコーン変性することにより構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、シリコーン変性ポリマレイミド樹脂の製造方
法に関する。
近年、電子、電気機器、輸送機などの小型軽量化、およ
び高性能化が進んでいるが、これに伴い、耐熱性に優れ
た材料が望まれている。特に、多層積層、導電性ペース
ト、電子素子保護膜、接着剤、塗料、封止材料および成
形材料の分野では、高耐熱性樹脂の早急な開発が望まれ
ている。
〔従来の技術〕
耐熱性樹脂としてはポリイミド樹脂が一般に知られてい
るが、脱水縮合型であるために硬化物にボイドが発生し
やすく、また硬化物の信頼性が低下される。また、ポリ
イミド樹脂自体は不溶、不融となるために、成形が困難
である。
成形加工性を改良したポリイミドとしては、ビスマレイ
ミドおよびポリマレイミドが公知であるが、ビスマレイ
ミドは高融点であるために、加工性が悪いという欠点が
ある。また、ポリマレイミドの硬化温度はビスマレイミ
ドに比べて70〜80℃低く、従ってポリマレイミドは
加工性に優れるが、その硬化物は架橋密度が高く、クラ
ンクが発4Lf。
やすく、脆いという欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明は、従って、上記の如き従来技術の問題点を解消
し、耐クラツク性、低応力性および耐熱性に優れた硬化
物を与える樹脂を製造することのできる方法を提供しよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決すため、アミノフェノールお
よびアルデヒドを酸触媒の存在下に付加縮合して得られ
るアミノフェノールノボラック樹脂のうち、GPC(ゲ
ル透過クロマトグラフィ)分析により測定した平均分子
量が500〜5000の樹脂のアミノ基を、無水マレイ
ン酸によりマレイミド化し、次いでその水酸基をクロロ
メチル化シリコーン化合物を用いてシリコーン変性する
ことを特徴とするシリコーン変性ポリマレイミド樹脂の
製法を提供する。
〔作 用] 本発明の方法によりポリマレイミドをシリコーン変性す
ることにより、ポリマレイミドがシリコーンにより可撓
性を付与され、耐クランク性、低応力性に優れた硬化物
を提供することができる。
また、シリコーンは耐熱性に非常に優れていることから
、従来のポリマレイミド以上の耐熱性の高い硬化物が得
られる。
以下、本発明の好ましい実施態様についてさらに説明す
る。
本発明においては、例えば、1分子中にアミン基、水酸
基を含むアミノフェノールおよびアルデヒドを酸性触媒
の存在下に付加縮合したアミノフェノールノボラック樹
脂、 のうち、G P C(Gel Permuation 
chromatography)分析により測定した平
均分子量が500〜5000のものを、次式で示すよう
に無水マレイン酸によりアミノ基をマレイミド化した後
、水酸基をシリコーン変性する。
本発明に用いられるアミノフェノールとしては、オルト
、メタ、バラの3種の異性体があげられるが、立体障害
等によりメタもしくはバラアミノフLノールが好ましい
溶媒としては、沸点が100℃以上で、アミノフェノー
ルおよびアミンフェノールノボラック樹脂に対する溶解
性が良いものが適当であり、メチルイソブチルケトン、
ジメチルスルホキシド、トルエン、エチルセロソルブ、
プロパツール、ブタノール、ヘキサノール、N−メチル
−2−ピロリドンなどがあげられる。
触媒としては、塩酸、硫酸、硝酸、りん酸、しゅう酸、
トルエンスルホン酸などがあげられるが、酸性のもので
あれば特に限定されない。
アルデヒド化合物としては、ホルムアルデヒド、パラホ
ルムアルデヒド、ベンゼンジアルデヒドなどがあげられ
る。添加量は、アミノフェノール1モルに対し、0.5
〜1.5モルであるのが好ましい。
付加縮合は、アミンフェノール、酸性触媒、および溶媒
を反応容器内に仕込み、60〜120℃まで加熱し、ア
ルデヒドを滴下することにより行う。
ここでm−アミノフェノールでは問題ないが、pアミノ
フェノールでは配向性がないため、反応温度およびアル
デヒドの添加条件に注意する必要がある。
本発明では、上記により得られるアミノフェノールノボ
ラック樹脂のうち、GPC分析により測定した平均分子
量が500〜5000のものが用いられる。これは、低
分子量のものを用いると硬化物の架橋密度が上がらず、
耐熱性の向上が得られないからである。
無水マレイン酸は通常ものであってよく、マレイミド化
に用いられる触媒としては、アセトン、N、N’−ジメ
チルホルムアミド、メチルエチルケトン、ジメチルスル
ホキシド、メチルイソブ・チルケトン、N−メチル−2
−ピロリドン、ジオキサンなどがあげられる。また、触
媒としては、臭化リチウム、酢酸コバルト、酢酸二・メ
チルなどがあげられる。
シリコーン変性には、特開昭58−48045に示すク
ロロメチルオキシランなどの末端をクロロメチル化した
シリコーンを用いることができる。
シリコーン変性は、反応容器内に前述の方法により得ら
れたポリマレイミドと過剰のシリコーン化合物を仕込み
、70〜140℃の範囲に加熱し、苛性ソーダを滴下す
ることにより行う。この時、苛性ソーダにより先ず水酸
基がONaの状態になり、その後末端のクロロメチルの
クロルが取れて、OCR:lの結合が生じてシリコーン
変性が達成される。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに説明する。
(アミンフェノールノボラック樹脂の調製)例1 m−アミノフェノール109 g (I nof)、エ
チルセロソルブ243 g  (2,7mol)および
硫酸3.65g(0,27mol)を反応容器内に仕込
み、常温で攪拌を行った。仕込んだm−アミノフェノー
ルが完全に溶けた時点で110℃に加熱し、37%ホル
ムアルデヒド25.8 g (0,86moりを滴下し
た後、4時間還流した。反応終了後、炭酸水素す]・リ
ウムにより中和し、旧nに(メチルイソブチルケトン)
  200gを加え、純水により5回洗浄した。その後
、140°C110C11OでMIBにおよびエチルセ
ロソルブを蒸発させ、樹脂100gを得た。この樹脂を
アセトンに溶解し、ヘキサンにより沈澱回収して精製を
行った。
得られた生成物の平均分子量をGPC分析法により測定
したところ1150であった。また、顕微鏡法により求
めた樹脂の軟化点は85℃であった。
例2 p−アミノフェノール109 g (1mo+)、エチ
ルセロソルブ243 g  (2,7mol)および硫
酸3.65 g(0,27mo+)を反応容器内に仕込
み、常温で撹拌を行った。仕込んだp−アミノフェノー
ルが完全に溶けた時点で70℃に加熱し、37%ホルム
アルデヒド25.8 g (0,86++ol)を低下
した後、4時間かけて還流した。反応終了後、炭酸水素
ナトリウムにより中和し、MrBK (メチルイソブチ
ルケトン)200gを加え、純水により5回洗浄した。
その後、140℃、10n+m11gで旧BKおよびエ
チルセロソルブを蒸発させ、樹脂100gを得た。この
樹脂をアセトンに溶解し、ヘキサンにより沈澱回収して
精製を行った。
得られた生成物の平均分子量をcpc分析法により測定
したところ1200であった。また、顕微鏡法により求
めた樹脂の軟化点は85℃であった。
(アミノフェノールノボラック樹脂のマレイミド化) 例3 例1により得られたm−アミノフェノールノボラック樹
脂59gをアセトン118gに溶解した液を滴下ロート
に入れた。また、無水マレイン酸51.5gとアセトン
103 gを仕込み、撹拌して無水マレイン酸を溶解さ
せた。次に、アセトンに溶解したm−アミノフェノール
ノボラック樹脂をフラスコ内温度を20〜30℃に保ち
ながら滴下し、滴下終了後同温度で30分間攪拌を続け
た。次に、このフラスコ内に、臭化リチウム1.2g、
トリエチルアミン12.5gおよび無水酢酸63.8g
を添加し、還流下(65℃)に3時間攪拌して脱水環化
反応を行った。反応終了後、生成物を11の水中に投入
して沈澱回収して精製を行った。さらに、沈澱物をトル
エンに溶解し、水で水洗した後、140℃、lQs+*
Hgでトルエンを蒸発させて、樹脂93gを得た。
例4 例3のm−アミノフェノールノボラック樹脂を例2で得
られたp−アミノフェノールノボラック樹脂に代えた以
外は例3に従って操作を行い、樹脂90gを得た。
(ポリマレイミドのシリコーン変性) 例5 例3で得られた生成物(水酸基含有ポリマレイミド) 
 115gをトルエン128gとジメチルスルホキシド
128gとからなる混合溶媒に溶解した後、水酸化ナト
リウム15.3gを水19gに溶解した水溶液を添加し
、次いで還流温度下で2時間反応させた。この時、反応
系内より発生した水を共沸脱水により完全に除去した。
反応温度を還流温度に維持し、式 で示されるシラン77gを滴下ロートを用いて30分で
徐々に滴加し、同温度で反応を10時間行った。次に、
MIBKおよび水で水洗した後、140℃、10+ss
Hgで旧BKを蒸発させ、生成物130g得た。
例6 例4で得られた生成物(水61基含をポリマレイミド)
  120gをトルエン134 gとジメチルスルホキ
シド134gとからなる混合溶媒に溶解した後、水酸化
ナトリウム16gを水20gに溶解した水溶液を添加し
、次いで還流温度下で2時間反応させた。この時、反応
系内より発生した水を共沸脱水により完全に除去した。
反応温度を還流温度に維持し、例5で用いたと同じシラ
ン80gを滴下ロートを用いて30分で徐々に滴加し、
同温度で反応を10時間行った。次に、旧BKおよび水
で水洗した後、140℃、10 Bmllg テMIB
Kを蒸発させ、生成物136g得た。
〔応用例〕
応用例1 例5で得られたシリコーン変性ポリマレイミド100 
gおよびジアミノジフェニルメタン892gを加熱混練
した後、180℃で2時間硬化反応させ、曲げ試験を行
った。
応用例2 例6で得られたシリコーン変性ポリマレイミドtoo 
gおよびジアミノジフェニルメタン991gを加熱混練
した後、180℃で2時間硬化反応させ、曲げ試験を行
った。
〔比較応用例〕
ポリマレイミド100 gおよびジアミノジフェニルメ
タン900gを加熱混練を行った後、180℃で2時間
硬化反応させ、曲げ試験を行った。
試験により得られた結果を下記の表に示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、耐クラツク性、低応力性および耐熱性
に優れた硬化物を与えることのできる、望ましい樹脂を
提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アミノフェノールおよびアルデヒドを酸触媒の存在
    下に付加縮合して得られるアミノフェノールノボラック
    樹脂のうち、GPC分析により測定した平均分子量が5
    00〜5000の樹脂のアミノ基を、無水マレイン酸に
    よりマレイミド化し、次いでその水酸基をクロロメチル
    化シリコーン化合物を用いてシリコーン変性することを
    特徴とするシリコーン変性ポリマレイミド樹脂の製法。
JP17088688A 1988-07-11 1988-07-11 シリコーン変性ポリマレイミド樹脂の製法 Pending JPH0222318A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132753A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦材用バインダー樹脂、摩擦材およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132753A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦材用バインダー樹脂、摩擦材およびその製造方法

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