JP4082854B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の潤滑オイルの液面レベルが設定レベル以下になったときに内燃機関を停止させる機能を有する保安回路を備えたコンデンサ放電式の内燃機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の潤滑オイルの残量が許容下限値未満になって、オイルレベル(オイルの液面レベル)が設定レベル以下になったときには、機関を直ちに停止させる必要がある。そこで、潤滑オイルのレベルが設定レベル以下になったときに検出動作を行うオイルレベル検出スイッチを設けて、この検出スイッチが検出動作を行ったときに、点火動作を停止させるようにした内燃機関用点火装置が用いられている。
【0003】
図6は従来のこの種の点火装置の構成例を示したものである。同図において1は一次側コイル1aと二次コイル1bとを有する点火コイル、2は点火コイルの一次側に設けられた点火用コンデンサ、3は導通した際に点火用コンデンサの電荷を点火コイルの一次側コイルを通して放電させるように設けられた放電用スイッチとしてのサイリスタ、4は点火用電源から点火用コンデンサ2に充電電流を流すコンデンサ充電用ダイオードであり、点火用コンデンサ2とサイリスタ3とダイオード4とにより、点火コイル1の一次電流を制御する一次電流制御ユニット5が構成されている。
【0004】
ダイオード4のアノードと接地間には、スイッチ6を通して点火用電源としてのエキサイタコイル7の出力が印加され、サイリスタ3のゲートカソード間(放電用スイッチの制御端子間)に信号コイル8の出力が印加されている。点火コイルの二次コイル1bの他端は図示しない内燃機関の気筒に取り付けられた点火プラグ9の非接地側端子に接続されている。
【0005】
エキサイタコイル7は、機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられていて、機関の回転に同期して交流電圧を誘起する。また信号コイル8は、内燃機関に取り付けられた信号発電機内などに設けられて、機関の点火時期にサイリスタ3に点火信号を与える。
【0006】
なお図示の例では、信号コイル8から直接サイリスタ3に点火信号が与えられているが、信号コイル8の出力を入力とする点火信号供給回路からサイリスタ3に点火信号が与えられる場合もある。例えば、内燃機関の点火時期を回転数などに対して制御する場合には、信号コイル8の出力がマイクロコンピュータ等の演算手段を備えた点火信号供給回路に与えられて、該点火時期制御回路からサイリスタ3に点火信号が与えられる。
【0007】
また図6において、10´は、サイリスタTh1とトランジスタTR1 と抵抗R1 ないしR3 とダイオードD1 ないしD3 とコンデンサC1 及びC2 とからなる保安回路、11は保安回路10´に接続されたオイルレベル検出スイッチ、12は保安回路10´に抵抗13を通して接続された警報手段としての発光ダイオードである。保安回路の抵抗R1 としては抵抗値が充分に小さいものが用いられている。
【0008】
オイルレベル検出スイッチ11は、内燃機関の潤滑オイルの液面に浮かべられたフロートと、オイルの残量が許容下限値未満になって、フロートが設定位置まで下降したときにオン状態になるスイッチとからなっている。
【0009】
図6に示した点火装置において、スイッチ6を閉じて、始動装置により図示しない機関のクランク軸を回転させると、エキサイタコイル7が交流電圧を出力する。
【0010】
内燃機関の潤滑オイルのレベルの残量が許容下限値以上あって、オイルレベルが設定レベルを越えているときには、スイッチ11がオフ状態にあるため、エキサイタコイル7が図示の実線矢印方向の半サイクルの電圧を出力したときに、ダイオードD1 と抵抗R2 とを通してトランジスタTR1 にベース電流が与えられてこのトランジスタが導通状態になり、エキサイタコイル7からダイオードD1 と抵抗R3 とダイオードD2 とを通してサイリスタTh1のゲートに与えられるトリガ信号が、トランジスタTR1 を通してサイリスタTh1から側路される。
【0011】
そのため、潤滑オイルのレベルが設定レベルを越えているときには、サイリスタTh1は導通することができず、保安回路10´はエキサイタコイル7の出力電圧に何の影響も与えない。またサイリスタTh1が導通しないため、警報手段としての発光ダイオード12は発光しない。
【0012】
この状態では、エキサイタコイル7が図示の実線矢印方向の正の半サイクルの電圧を出力したときにスイッチ6とダイオード4と点火コイルの一次側コイル1aとを通して点火用コンデンサ2が図示の極性に充電される。
【0013】
内燃機関の点火時期に信号コイル8が点火信号を発生すると、サイリスタ3が導通して点火用コンデンサ2に蓄積された電荷を点火コイルの一次側コイル1aを通して放電させ、点火コイルの二次コイル1bに点火用の高電圧を誘起させる。この高電圧は点火プラグ9に印加されるため、該点火プラグ9で火花放電が生じて機関が点火され、機関が始動する。
【0014】
機関の潤滑オイルの残量が許容下限値未満になって、オイルレベルが設定レベル値以下に低下した場合には、オイルレベル検出スイッチ11がオン状態になるため、保安回路10´のトランジスタTR1 のベースエミッタ間が短絡され、エキサイタコイル7が正の半サイクルの電圧を誘起したときにトランジスタTR1 が導通することができなくなる。したがって、エキサイタコイル7が正の半サイクルの電圧を発生したときにダイオードD1 と抵抗R3 とダイオードD2 とを通してサイリスタTh1にトリガ信号が与えられ、該サイリスタTh1が導通する。
【0015】
このように、機関の潤滑オイルが不足してオイルレベルが設定レベル以下になった場合には、エキサイタコイル7が正の半サイクルの電圧を発生すると同時に保安回路10´のサイリスタTh1が導通するため、エキサイタコイル7がサイリスタTh1と小抵抗R1 とを通して実質的に短絡され、点火用コンデンサ2はほとんど充電されなくなる。したがって機関の点火は行われなくなり、機関は停止させられる。またこのとき、サイリスタTh1と抵抗R1 とを通して流れる電流により抵抗R1 の両端に生じる電圧が発光ダイオード12に印加されるため、該発光ダイオード12が発光してオイルレベルが設定レベル以下に低下したことの警報を発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の内燃機関用点火装置では、オイルレベル検出スイッチ11が検出動作を行ったときにエキサイタコイル7の出力をサイリスタTh1を通して短絡していたが、エキサイタコイル7は、短絡電流に対して低インピーダンスを呈するため、サイリスタTh1が導通したときに大きな短絡電流が流れる。そのため、サイリスタTh1として、電流容量が大きい、大形の素子を用いる必要があり、内燃機関用点火装置のコストが高くなる上に、装置が大形になるという問題があった。
【0017】
本発明の目的は、保安回路に大形の半導体素子を用いることなく、オイルレベルの低下に対する保安機能を持たせることができるようにしたコンデンサ放電式の内燃機関用点火装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、点火コイルと、点火コイルの一次側に設けられて点火用電源の出力で一方の極性に充電される点火用コンデンサと、点火信号が与えられたときに導通して点火用コンデンサの電荷を点火コイルの一次側コイルを通して放電させる放電用スイッチと、内燃機関の点火時期に放電用スイッチの制御端子間に点火信号を与える点火信号供給手段と、内燃機関の潤滑オイルのレベルが設定レベル以下になったときに検出動作を行うオイルレベル検出スイッチと、駆動電流が与えられたときに警報動作を行う警報手段と、オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったきに内燃機関の点火を阻止するとともに警報手段を駆動する保安回路とを備えた内燃機関用点火装置を対象とする。
【0019】
本発明においては、上記保安回路を、オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに点火信号を放電用スイッチの制御端子間から側路する信号側路回路と、オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに点火用電源から警報手段に駆動電流を流す警報手段駆動回路とを備えた構成とする。
【0020】
上記のように保安回路を構成すると、信号側路回路は、放電用スイッチに与える微小な信号電流を側路する能力を有していればよいため、該点火信号側路回路には、電流容量が大きい大形の半導体素子を用いる必要がない。そのため、オイルレベルが低下したときに点火用電源の出力を短絡することにより機関を停止していた従来の点火装置に比べて、装置のコストの低減と、装置の小形化とを図ることができる。
【0021】
またオイルレベルが低下したときには、警報手段駆動回路が点火用電源から警報手段に駆動電流を流すので、該警報手段を動作させて、オイルレベルが低下したことの警報を発生させることができる。
【0022】
上記放電用スイッチとしては、サイリスタを用いることができる。この場合、サイリスタは、導通した際に点火用コンデンサの電荷を点火コイルの一次側コイルを通して放電させるように設けられてカソードが接地され、そのゲートカソード間に点火信号供給手段から点火信号が与えられる。
【0023】
潤滑オイルのレベルが設定レベル以下になったときに上記オイルレベル検出スイッチがオン状態になるように構成されている場合には、オイルレベル検出スイッチを通して放電用スイッチの制御端子間に接続されたダイオードにより上記点火信号側路回路を構成することができる。この場合、ダイオードは、点火信号に対して順方向を呈する向きに設ける。
【0024】
このように、ダイオードにより信号側路回路を構成すると、保安回路の構成を簡単にすることができる。この場合、オイルレベル検出スイッチに電流が流れるが、オイルレベル検出スイッチに流れる電流は、微小な信号電流であるため、なんら問題はない。
【0025】
上記信号側路回路はまた、放電用スイッチの制御端子間に接続されて駆動信号が与えられたときにオン状態になる信号側路用半導体スイッチと、オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに信号側路用半導体スイッチに駆動信号を与える駆動信号供給回路とを備えた構成とすることができる。信号側路用半導体スイッチとしてはトランジスタやFETを用いることができる。
【0026】
点火信号供給手段は、内燃機関の特定の回転角度位置で正負の極性の信号を出力する信号コイルと、該信号コイルの出力を入力として放電用スイッチに点火信号を与える点火信号供給回路とを備えた構成とすることができる。点火信号供給回路としては、例えば、信号コイルの出力から得た機関の回転情報を用いて点火時期を演算して演算した点火時期が検出されたときに放電用スイッチに点火信号を与える回路を用いることができる。
【0027】
この場合、潤滑オイルのレベルが設定レベル以下になったときにオイルレベル検出スイッチがオン状態になるように構成されているとすると、保安回路は、オイルレベルが許容限界値未満になって、オイルレベル検出スイッチがオン状態になったときに信号コイルの少なくとも一方の極性の出力信号を点火時期制御部から側路する信号側路回路と、オイルレベル検出スイッチがオン状態になったときに点火用電源から警報手段駆動用スイッチに駆動電流を流す警報手段駆動回路とを備えた構成とすることができる。
【0028】
上記信号側路回路は、オイルレベル検出スイッチを通して信号コイルの両端間に接続されたダイオードにより構成して、信号コイルの少なくとも一方の極性の信号をダイオードとオイルレベル検出スイッチとを通して点火時期制御部から側路するようにすることができる。
【0029】
また上記のように、信号コイルの出力を点火時期制御部に入力するようにする場合、信号側路回路は、信号コイルの出力端子間に接続されてオイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときにオン状態になる半導体スイッチにより構成することができる。
【0030】
警報手段が過電流により破損するのを防止するため、上記警報手段駆動回路は、オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに点火用電源から警報手段に制限された駆動電流を流すように構成しておくのが好ましい。ここで「制限された駆動電流」とは、制限値以下に制限された駆動電流、またはほぼ一定に保たれた駆動電流を意味する。
【0031】
制限された駆動電流を流す警報手段駆動回路は、例えば、駆動信号が与えられたときに導通して点火用電源から警報手段に駆動電流を流す警報手段駆動用スイッチと、オイルレベル検出スイッチがオン状態になったときに警報手段駆動用スイッチに駆動信号を与えるスイッチ駆動回路と、導通した際に警報手段駆動用スイッチを遮断状態にするように設けられた遮断制御用スイッチと、警報手段駆動用スイッチを通して流れる駆動電流を検出して検出した電流が設定値を越えたときに遮断制御用スイッチを導通させる制御用スイッチ駆動回路とを備えた構成とすることができる。
【0032】
上記遮断制御用スイッチは、自己保持機能(トリガ信号が与えられたときに導通して、保持電流以上の電流が流れている間オン状態を保持する機能)を有する半導体スイッチにより構成するのが好ましい。
【0033】
また上記警報手段駆動回路は、点火用電源から警報手段にほぼ一定の駆動電流を流す定電流回路により構成してもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係わる内燃機関用点火装置を示したもので、同図において図6に示した従来の点火装置の各部と同等の部分にはそれぞれ図6と同一の符号を付してある。
【0035】
図1において、1は一端が接地された一次側コイル1aと、一端が一次側コイルの他端に接続された二次コイル1bとを有する点火コイル、2は一次側コイル1aの他端に一端が接続された点火用コンデンサ、3は点火用コンデンサの他端と接地間に接続された放電用スイッチとしてのサイリスタ、4は点火用コンデンサ2の他端にカソードが接続されたコンデンサ充電用ダイオードであり、点火用コンデンサ2とサイリスタ3とダイオード4とにより、一次電流制御ユニット5が構成されている。
【0036】
ダイオード4のアノードと接地間にスイッチ6を通して点火用電源としてのエキサイタコイル7が接続され、サイリスタ3のゲートカソード間(放電用スイッチの制御端子間)に信号コイル8が接続されている。また点火コイルの二次コイル1bの他端は図示しない内燃機関の気筒に取り付けられた点火プラグ9の非接地側の端子に高圧コードを通して接続されている。
【0037】
エキサイタコイル7は、機関のクランクにより駆動される磁石発電機内に設けられていて、機関の回転に同期して、図示の実線矢印方向の正の半サイクルの電圧と、図示の破線矢印方向の負の半サイクルの電圧とからなる交流電圧を誘起する。
【0038】
信号コイル8は、内燃機関に取付けられた信号発電機内などに設けられて、機関の回転情報(特定の回転角度位置を示す回転角度情報や回転速度情報)を含む電気信号を発生する。信号発電機としては、リラクタ(誘導子)を有するロータと、該ロータのリラクタの回転方向の前端縁及び後端縁をそれぞれ検出して信号コイルから極性が異なるパルス信号を発生する信号発電子とを備えた誘導子形の発電機が多く用いられている。図1の点火装置にこのような信号発電機に設けられた信号コイルが用いられる場合には、内燃機関の点火時期に信号コイル8が正極性のパルス信号を発生するように信号発電機が構成されて、該正極性のパルス信号が点火信号Siとしてサイリスタ3のゲートに与えられる。
【0039】
また信号コイル8としては、機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられて、ほぼ正弦波形に近い波形の交流電圧を誘起する発電コイルを用いることもできる。この場合には、該信号コイルの正の半サイクルの出力電圧が点火信号としてサイリスタ3に与えられる。
【0040】
以上の各部の構成は図6に示した従来の内燃機関用点火装置のそれと同様であるが、本発明においては、機関の潤滑オイルの残量が許容下限値未満になってオイルレベル検出スイッチ11が検出動作を行ったときにサイリスタ3のゲートカソード間(放電用スイッチの制御端子間)に与えられる点火信号を該サイリスタから側路することにより点火動作を停止させるとともに、エキサイタコイル7から警報手段としての発光ダイオード12に制限された駆動電流を流すように保安回路10が構成される。
【0041】
更に詳細に説明すると、図示の保安回路10は、サイリスタ3のゲートにアノードが接続されたダイオード20を備え、該ダイオード20のカソードと接地間にオイルレベル検出スイッチ11が接続されている。オイルレベル検出スイッチ11は、潤滑オイルの液面に浮かべられるフロートと、該フロートが設定位置以下に低下したときに検出動作を行うスイッチ手段とを備えた公知のもので、潤滑オイルの残量が許容下限値未満になって、オイルレベルが設定レベル以下に低下したときにそのスイッチ手段がオン状態になるように設けられている。この例では、ダイオード20により、信号側路回路が構成されている。
【0042】
保安回路10はまた、アノードがスイッチ6を通してエキサイタコイル7の非接地側端子に接続されたダイオード21を備え、該ダイオード21のカソードにNPNトランジスタ22のコレクタが接続されている。トランジスタ22のエミッタは電流検出用抵抗23を通して電流制限用抵抗13の一端に接続され、該抵抗13の他端と検出スイッチ11の非接地側端子との間に、発光ダイオード12がそのカソードを検出スイッチ11側に向けて接続されている。
【0043】
トランジスタ22のコレクタとベース間に抵抗24が接続され、エキサイタコイル7が正の半サイクルの電圧を誘起したときにダイオード21と抵抗24とを通してトランジスタ22にベース電流が与えられるようになっている。またトランジスタのベースにサイリスタ25のアノードが接続され、該サイリスタのカソードは、電流検出用抵抗23のトランジスタ22と反対側の端子に接続されている。電流検出用抵抗23の両端の電圧がツェナーダイオード26を通してサイリスタ25のゲートカソード間に接続され、トランジスタ22を通して発光ダイオード12に流れる駆動電流が制限値を超えて抵抗23の両端の電圧が設定値を超えたときに、ツェナーダイオード26が導通してサイリスタ25にトリガ信号が与えられるようになっている。サイリスタ25のゲートカソード間には抵抗27とコンデンサ28とが並列に接続されている。
【0044】
図示の例では、トランジスタ22により、駆動信号(ベース電流)が与えられたときに導通して点火用電源(エキサイタコイル)から警報手段(発光ダイオード12)に駆動電流を流す警報手段駆動用スイッチが構成され、ダイオード21−抵抗24−トランジスタ22のベース・エミッタ−抵抗23の回路により、オイルレベル検出スイッチ11がオン状態になったときにエキサイタコイル7から警報手段駆動用スイッチ(トランジスタ22)に駆動信号を与えるスイッチ駆動回路が構成されている。またサイリスタ25により、導通した際に警報手段駆動用スイッチを遮断状態にするように設けられた遮断制御用スイッチが構成され、抵抗23と、ツェナーダイオード26とにより、警報手段駆動用スイッチ(トランジスタ22)を通して流れる駆動電流を検出して検出した電流が設定値を越えたときに遮断制御用スイッチを導通させる制御用スイッチ駆動回路が構成されている。そして、上記警報手段駆動用スイッチと、スイッチ駆動回路と、遮断制御用スイッチと、制御用スイッチ駆動回路とにより、警報手段駆動回路29が構成され、この警報手段駆動回路29と、ダイオード20からなる信号側路回路とにより、保安回路10が構成されている。
【0045】
図1に示した内燃機関用点火装置において、機関の潤滑オイルのレベルが設定レベル以下になって、検出スイッチ11がオン状態になると、信号コイル8が出力する点火信号がダイオード20とスイッチ11とを通してサイリスタ3から側路されるため、サイリスタ3が導通することができなくなる。したがって、点火動作は行われなくなり、機関は失火して停止する。
【0046】
また検出スイッチ11がオン状態になると、エキサイタコイル7が正の半サイクルの電圧を出力したときに、エキサイタコイルからダイオード21と抵抗24とを通してトランジスタ22にベース電流が与えられるため、該トランジスタ22が導通状態になって、エキサイタコイル7からダイオード21とトランジスタ22と抵抗23及び13と発光ダイオード12と検出スイッチ11とを通して発光ダイオード12の駆動電流が流れる。これにより発光ダイオード12が発光し、潤滑オイルのレベルが設定レベル以下になったこと(潤滑オイルが不足していること)の警報を発生する。
【0047】
発光ダイオード12の駆動電流が制限値を超えると、サイリスタ25にトリガ信号が与えられて該サイリスタが導通状態になるため、トランジスタ22が遮断状態にされ、発光ダイオード12の駆動電流が遮断される。エキサイタコイルが負の半サイクルの電圧を出力すると、サイリスタ25のアノードカソード間が逆バイアスされるため、該サイリスタ25が遮断状態になる。したがって、次に再びエキサイタコイルが正の半サイクルの電圧を発生するとトランジスタ22が導通状態になって、発光ダイオードに駆動電流が流れ、該駆動電流が設定値を越えるとサイリスタ25が導通状態になってトランジスタ22が遮断状態になる。これらの動作が繰り返されて、発光ダイオード12に流れる駆動電流が制限値以下に保たれる。したがって、発光ダイオード12に過電流が流れて該ダイオードが破損するのを防ぐことができる。図1に示した点火装置のその他の動作は、図6に示した従来の点火装置と同様である。
【0048】
上記の例では、警報手段駆動用スイッチ(上記の例ではトランジスタ22)を遮断状態にするように制御する遮断制御用スイッチとしてサイリスタ25を用いたが、このサイリスタは、自己保持機能を有する他のスイッチにより置き換えることができる。
【0049】
図2は、自己保持機能を有するスイッチとして、PNPトランジスタ30Aと、NPNトランジスタ30Bとからなるスイッチ30を用いて、このスイッチによりトランジスタ22を遮断状態に制御するようにした例を示している。
【0050】
トランジスタ30Aのエミッタはトランジスタ22のベースに接続され、トランジスタ30Bのコレクタ及びベースはそれぞれトランジスタ30Aのベース及びコレクタに接続されている。トランジスタ30Bのエミッタは抵抗23のトランジスタ22と反対側の端子に接続され、該トランジスタ30Bのベースエミッタ間に抵抗23の両端の電圧がツェナーダイオード26を通して印加されている。
【0051】
図2に示したスイッチ30においては、トランジスタ30Aのエミッタ及びトランジスタ30Bのエミッタがそれぞれサイリスタのアノード及びカソードに相当し、トランジスタ30Bのベースがサイリスタのゲートに相当している。
【0052】
図3は本発明に係わる点火装置の参考構成例を示したもので、この例では、保安回路のダイオード21のカソードと電流制限抵抗13との間にFET31と抵抗32とからなる公知の定電流回路が接続され、この定電流回路により、警報手段駆動回路29が構成されている。このように、定電流回路により警報手段駆動回路29を構成しても、発光ダイオード12の駆動電流を制限することができるため、発光ダイオードが過電流により破損するのを防ぐことができる。
【0053】
図4は本発明に係わる点火装置の更に他の構成例を示したもので、この例では、信号コイル8の非接地側の端子にエミッタが接続され、コレクタが接地されたPNPトランジスタ32が設けられて、トランジスタ32のベースと接地間にオイルレベル検出スイッチ11が接続されている。この例では、トランジスタ32により信号側路用スイッチ回路が構成され、この信号側路用スイッチ回路により信号側路回路が構成されている。
【0054】
図4に示した点火装置においては、潤滑オイルのレベルが許容下限値未満になって検出スイッチ11が閉じている状態で信号コイル8が点火信号を発生したときにトランジスタ32がオン状態になり、点火信号をサイリスタ3から側路する。その他の点は図1に示した点火装置と同様に構成されている。
【0055】
図5は本発明に係わる点火装置の更に他の構成例を示したもので、この例では、信号コイル8の出力が点火信号供給回路33に入力され、点火信号供給回路33からサイリスタ3に点火信号が与えられている。保安回路10は図1に示した例と同様に構成されているが、この例では、点火時期制御部33の出力端子間にオイルレベル検出スイッチ11を通して信号側路回路を構成するダイオード20が接続されている。
【0056】
点火信号供給回路33は、例えばCPU等の演算手段を備えていて、信号コイル8の出力信号から機関の回転角度情報と回転速度情報とを得て各回転速度における機関の点火時期を演算し、演算した点火時期が検出されたときにサイリスタ3に点火信号を与える。その他の点は図1に示した例と同様に構成されている。図5の点火装置においてオイルレベル検出スイッチ11が検出動作を行ったときの動作は図1の点火装置と同様である。
【0057】
図5のように、信号コイル8の出力が点火信号供給回路33に入力される場合には、図5に破線で示したように、信号コイル8の出力を点火信号供給回路33から側路するように信号側路回路を設けてもよい。
【0058】
上記の例では、点火用電源としてエキサイタコイル7を用いたが、磁石発電機に設けられた発電コイルと、該発電コイルの誘起電圧をチョッパにより昇圧する昇圧回路とを備えた点火用電源を用いる場合や、バッテリの電圧をDC−DCコンバータにより昇圧するようにした点火用電源を用いる場合にも本発明を適用することができる。
【0059】
上記の例では、警報手段として発光ダイオードを用いたが、この警報手段はランプでもよく、ブザー等の発音手段でもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに、放電用スイッチに与える点火信号を該放電用スイッチから側路するか、または信号コイルから点火時期制御部に与えられる信号を該点火時期制御部から側路するようにしたので、電流容量が大きい半導体素子を用いることなく、オイルレベルのレベルが設定レベル以下に低下したときに機関を停止させる機能を持たせることができる。
【0061】
また本発明においては、オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに点火用電源側から警報手段駆動回路を通して警報手段に駆動電流を流すようにしたので、オイルのレベルが低下したことの警報を発生させることができる。
【0062】
更に本発明においては、オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに点火用電源から警報手段に制限された駆動電流を流すように警報手段駆動回路が構成されているため、警報手段が過電流により破損するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる点火装置の構成例を示した回路図である。
【図2】 本発明に係わる点火装置の他の構成例を示した回路図である。
【図3】 本発明に係わる点火装置の参考構成例を示した回路図である。
【図4】 本発明に係わる点火装置の更に他の構成例を示した回路図である。
【図5】 本発明に係わる点火装置の更に他の構成例を示した回路図である。
【図6】 従来の点火装置の構成を示した回路図である。
【符号の説明】
1…点火コイル、2…点火用コンデンサ、3…サイリスタ(放電用スイッチ)、7…エキサイタコイル(点火用電源)、8…信号コイル、10…保安回路、11…オイルレベル検出スイッチ、12…発光ダイオード、20…信号側路回路を構成するダイオード、22…トランジスタ、25…サイリスタ、29…警報発生手段駆動回路。

Claims (7)

  1. 点火コイルと、前記点火コイルの一次側に設けられて点火用電源の出力で一方の極性に充電される点火用コンデンサと、点火信号が与えられたときに導通して前記点火用コンデンサの電荷を前記点火コイルの一次側コイルを通して放電させる放電用スイッチと、内燃機関の点火時期に前記放電用スイッチの制御端子間に点火信号を与える点火信号供給手段と、前記内燃機関の潤滑オイルのレベルが設定レベル以下になったときに検出動作を行うオイルレベル検出スイッチと、駆動電流が与えられたときに警報動作を行う警報手段と、前記オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに前記内燃機関の点火を阻止するとともに前記警報手段を駆動する保安回路とを備えた内燃機関用点火装置において、
    前記保安回路は、前記オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに前記点火信号を前記放電用スイッチの制御端子間から側路する信号側路回路と、前記オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに前記点火用電源から前記警報手段に駆動電流を流す警報手段駆動回路とを具備し、
    前記警報手段駆動回路は、駆動信号が与えられたときに導通して前記点火用電源から前記警報手段に駆動電流を流す警報手段駆動用スイッチと、前記オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに前記警報手段駆動用スイッチに駆動信号を与えるスイッチ駆動回路と、導通した際に前記警報手段駆動用スイッチを遮断状態にするように設けられた遮断制御用スイッチと、前記警報手段駆動用スイッチを通して流れる駆動電流を検出して検出した電流が設定値を越えたときに前記遮断制御用スイッチを導通させる制御用スイッチ駆動回路とを備えている内燃機関用点火装置。
  2. 前記オイルレベル検出スイッチは、前記潤滑オイルのレベルが設定レベル以下になったときにオン状態になるように構成され、
    前記信号側路回路は、前記オイルレベル検出スイッチを通して前記放電用スイッチの制御端子間に接続されたダイオードからなり、
    前記ダイオードは、前記点火信号に対して順方向を呈する向きにして設けられている請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
  3. 前記信号側路回路は、前記放電用スイッチの制御端子間に接続されて、前記オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときに導通する信号側路用スイッチ回路からなっている請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
  4. 点火コイルと、前記点火コイルの一次側に設けられて点火用電源の出力で一方の極性に充電される点火用コンデンサと、点火信号が与えられたときに導通して前記点火用コンデンサの電荷を前記点火コイルの一次側コイルを通して放電させる放電用スイッチと、内燃機関の点火時期に前記放電用スイッチに点火信号を与える点火信号供給手段と、前記内燃機関の潤滑オイルのレベルが設定レベル以下になったときに検出動作を行ってオン状態になるオイルレベル検出スイッチと、駆動電流が与えられた時に警報動作を行う警報手段と、前記オイルレベル検出スイッチがオン状態になったときに前記内燃機関の点火を阻止するとともに前記警報手段を駆動する保安回路とを備えた内燃機関用点火装置において、
    前記点火信号供給手段は、内燃機関の特定の回転角度位置で正負の極性の信号を出力する信号コイルと、前記信号コイルの出力を入力として前記放電用スイッチに点火信号を与える点火信号供給回路とを備え、
    前記保安回路は、前記オイルレベル検出スイッチがオン状態になったときに前記信号コイルの少なくとも一方の極性の出力信号を前記点火信号供給回路から側路する信号側路回路と、前記オイルレベル検出スイッチがオン状態になったときに前記点火用電源から前記警報手段に駆動電流を流す警報手段駆動回路とを備え、
    前記警報手段駆動回路は、駆動信号が与えられたときに導通して前記点火用電源から前記警報手段に駆動電流を流す警報手段駆動用スイッチと、前記オイルレベル検出スイッチ が検出動作を行ったときに前記警報手段駆動用スイッチに駆動信号を与えるスイッチ駆動回路と、導通した際に前記警報手段駆動用スイッチを遮断状態にするように設けられた遮断制御用スイッチと、前記警報手段駆動用スイッチを通して流れる駆動電流を検出して検出した電流が設定値を越えたときに前記遮断制御用スイッチを導通させる制御用スイッチ駆動回路とを備えている内燃機関用点火装置。
  5. 前記信号側路回路は、前記オイルレベル検出スイッチを通して前記信号コイルの両端間に接続されたダイオードからなっている請求項4に記載の内燃機関用点火装置。
  6. 前記信号側路回路は、前記信号コイルの出力端子間に接続されて、前記オイルレベル検出スイッチが検出動作を行ったときにオン状態になる半導体スイッチからなっている請求項4に記載の内燃機関用点火装置。
  7. 前記遮断制御用スイッチは自己保持機能を有する半導体スイッチからなっている請求項1ないし6のいずれか1つに記載の内燃機関用点火装置。
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