JP4073894B2 - 変速ハブ用シフト制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車変速機、特に、自転車の内装多段変速ハブに関する。
内装多段変速ハブは、乗り手がペダルを踏むのに要する力を変更するために異なる変速比を選択することができるよう、時々車輪後部に装着されている。典型的な変速ハブは、自転車フレームに装着されるハブ軸と、スプロケット及びチェーンを介してペダル力を受容するためにハブ軸回りに回転自在に支持される駆動体と、ハブ軸回りに回転自在に支持されるハブシェルとを備えている。動力伝達機構は、駆動体から複数の動力伝達経路を経てハブシェルに回転動力を伝達するよう、駆動体とハブシェルとの間に配置されており、各動力伝達経路は通常独自の変速比を生じさせる。動力伝達機構は、通常は、ハブ軸回りに回転自在に支持される1つまたはそれ以上の太陽ギアと、ハブ軸回りに回転自在に支持されるリングギアと、ハブ軸回りに回転自在に支持される遊星ギアキャリアと、遊星ギアキャリア回りに回転自在に支持され、太陽ギア及びリングギアに係合する複数の遊星ギアとを含む遊星ギア機構を備えている。複数の動力伝達経路とこれに対応する変速比は、多数の部品を選択的に回転不能に互いに連結させることにより選択される。例えば、1つの変速比は太陽ギアをハブ軸回りに回転不能に連結することによって選択され、他の変速比は駆動体を遊星ギアキャリア回りに回転不能に連結することにより選択され、また他の変速比は、駆動体をリングギア回りに回転不能に連結することにより選択され得る。多数のこのような連結関係は典型的な変速ハブにおいて可能であり、これにより、比較的多数の変速比が生じることとなる。
変速比が太陽ギアを軸回りに回転不能に連結することにより選択される場合は、連結は、太陽ギアの内周面とハブ軸との間に配置されたラチェット及び爪機構(pawl mechanism)により達成されてもよい。より詳細には、複数の爪は、各爪の端がバネにより内周側に付勢されるよう、太陽ギアの内周面に装着されてもよい。ハブ軸の外周面は、通常、ハブ軸回りに回転不能に太陽ギアを連結するよう爪端と係合する複数のラチェット歯または接当面を形成し、制御スリーブは、接当面を選択的に露出するよう、ハブ軸回りに回転自在に支持されている。この結果、接当面が制御スリーブで被覆される場合は太陽ギアはハブ軸に対し自由に回転するとともに、接当面が露出する場合は太陽ギアはハブ軸回りに回転不能に連結される。
太陽ギアは、通常、複数の爪を介してハブ軸に支持されている。この結果、しばしば、ハブ軸上における太陽ギアの支持が緩んでラチェット及び爪機構の精度が低下する。このような緩みは爪の数を増やすことにより補えるが、機能不調の危険性を言及しないまでも、コストや変速機の複雑さを増加させることとなる。さらには、ハブ軸上の連続するラチェット歯または接当面間の円周方向距離が通常比較的大きくなる。この結果、太陽ギアは、通常、爪がラチェット歯または接当面と係合する前にかなりの距離を回転しなければならない。これは、好ましくないギア切り換え操作の遅延を生じさせる。
他の種類の変速ハブは、軸回りに回転自在に装着される太陽ギアを含んでおり、この太陽ギアの内周面は複数のラチェット歯を規定する。1またはそれ以上の爪を、複数のラチェット歯と選択的に係合するよう、中空軸内に形成される切り欠き(aperture)内に配置し得る。しかし、中空軸は、あまり強固でなく、厳しい操作条件には適していない。他の種類の変速ハブにはまた、軸に装着された爪が用いられているが、この爪は太陽ギアを直接支持する制御スリーブにより操作される。このような構成は、制御スリーブ上に過剰な摩擦を生じさせる。
従来の変速ハブの他の不利な点として、1つの変速比から他の変速比への切り換え時に、種々の部品がそれぞれの連結関係を変更するために、変速機は時々、目的の変速比に近くない他の変速比を一時的に経由しなければならないことがある。この現象は以下の詳細な説明でより詳しく説明する。例えば、ハブシェルが駆動体に対し比較的小さい比率で軸回りに回転する低変速比から、ハブシェルが駆動体に対し比較的大きい比率で軸回りに回転する高変速比に移行する場合(自転車が減速する場合に生じるような)は、変速機は一時的に元の変速比よりもより小さい変速比に切り換えられる場合がある。このため、一時的にペダルの速度が上がり、望ましい効果と反対になり乗り手が非常に困惑してしまう。
従来の変速ハブの他の不利な点として、太陽ギアのラチェット及び爪機構が通常、ハブ軸に回転自在に支持される比較的薄いスリーブによって制御されることがある。このようなスリーブは、上述のように、爪を太陽ギアに係合させるためにハブ軸の接当面を選択的に露出するのにしばしば用いられる。このスリーブは通常、比較的長く、ハブシェルの外側から操作され、これにより、スリーブ上に大きなねじり応力が生じる。このような力は、スリーブが曲がったりねじれたりする危険性を生じさせる。
従来型の変速ハブに関する他の不利点として、ラチェット及び爪機構(及びその他のすべての必要な連結機構)を制御するスリーブは、作動リングを始点位置に付勢するための1またはそれ以上のリターンスプリングを介して、作動リングのような外部作動部材にしばしば連結されている。このような付勢力は、切換動作時の構成部品に適切な張力を与えるのみでなく、シフト補助機能の制御にも役立つ。このようなシフト補助機能は、回転する駆動体の力を利用して、大きなペダル力がハブに加えられる場合に生じるようなシフト操作への抵抗を克服するのを助ける。より詳細には、自由状態で操作不能状態に付勢されている連結機構がスリーブが駆動体と連結するよう起動され、駆動体からの力が過剰抵抗を克服する。いずれの場合も、このような付勢された作動リングが電池動作モータにより操作される場合は、モータはリターンスプリングの付勢力に打ち勝たなければならない。これにより、通常、電力消費量がかなり大きい比較的大型のモータが必要となり、この結果、著しく電池寿命が縮まることとなる。
本発明の目的は、太陽ギアがハブ軸上で安定して支持され、ギア切り換え操作が正確でかつ操作の遅延と乗り手側の労力とを最小限に抑えられるよう実施され、ラチェット及び爪機構を制御するために使用される制御スリーブのような部品が曲げやその他損傷の危険性を最小限に抑えられるよう安定して支持され、電池作動モータにより運転される場合に、ギア切り換え操作に使用される作動部材が過剰な電力消費の原因とならない自転車用変速ハブを提供することにある。
本発明では、付勢されていない作動部材が、上述のシフト補助機能を供給すると同時にクラッチ操作のために使用される。より詳細には、軸は軸芯を規定する。第1回転部材は軸回りに回転自在に支持されており、この第1回転部材はシフト制御機構への連結のための部分を備えている。第2回転部材は軸回りに回転自在に支持されている。第1回転部材と第2回転部材を予め決定されている回転方向に互いに付勢するために、第1バネが第1回転部材と第2回転部材との間に連結されている。爪サポート回転部材は、軸回りに回転自在に支持されており、第2回転部材が第1回転部材と爪サポート回転部材との間に配置されている。爪は、爪サポート回転部材回りに回転自在に支持されている。付勢機構は爪を径方向に付勢する。第1連結部材は、第1回転部材を爪サポート回転部材に連結する。爪制御回転部材は、爪の径方向位置を制御する。作動部材は、第1回転部材を回転するために軸回りに回転自在に支持されている。第2連結部材は、爪制御回転部材を爪サポート回転部材回りに回転するために、第2回転部材と爪制御回転部材と作動部材とを連結する。この構造は、作動部材に正味の付勢力を与えることなく、シフト補助機能を供給する。
本発明によれば、太陽ギアがハブ軸上で安定して支持され、ギア切り換え操作が正確でかつ操作の遅延と乗り手側の労力とを最小限に抑えられる。また、ラチェット及び爪機構を制御するために使用される制御スリーブのような部品が曲げやその他損傷の危険性を最小限に抑えられるよう安定して支持され、電池作動モータにより運転される場合に、ギア切り換え操作に使用される作動部材が過剰な電力消費の原因とならない。
図1は、本発明による多くの特徴を含む変速ハブ14の特定の実施形態を含む自転車10の後部側面図である。自転車10の後部は、サドル24を支持するシートチューブ22と、1対の従来型のチェーンステイ26と、1対の従来型のシートステイ30を伴うフレーム18とを備えている。車輪34は、チェーンステイ26とシートステイ30の交差部分において変速ハブ14の軸36の周囲のフレーム端35で回転自在に支持されており、ペダル42とチェーンリング46とを有するクランクアセンブリ38は、シートチューブ22とチェーンステイ26の交差部分で回転自在に支持されている。チェーン50は、チェーンリング46と係合しており、変速ハブ14を回転自在に駆動するスプロケット54の周囲に掛け渡されている。ボーデン型制御ケーブル62が、以下に詳細に説明する方法によって変速ハブ14の変速比を変更するために使用される。
図2は、変速ハブ14の特定の実施形態の縦断面図である。図2に示すように、変速ハブ14は、軸36と、軸36に回転自在に支持される駆動体70と、スポークフランジ78を有し軸36に回転自在に支持されたハブシェル74と、複数の動力伝達経路を介して駆動体70からハブシェル74に回転動力を伝達するよう駆動体70とハブシェル74との間に配置された動力伝達機構82と、軸36に対するハブシェル74の相対回転を止めるためのコースターブレーキ86と、複数の動力伝達経路の選択を制御して、駆動体70の回転動力を用いて動力伝達機構82における動力伝達経路の変更に役立つシフト/補助機構90とを備えている。
スプロケット54は、スナップリング94を使用することによりスプライン方式で駆動体70に連結され、駆動体70はボールベアリング98及びベアリングコーン102を介して軸36に回転自在に支持されている。ベアリングコーン102は、作動部材としてのアクチュエータ板104、スペーサ108、ワッシャ112、回転不能ロックワッシャ113及びロックナット114によって所定位置に保持されている。
ライトカップ120は、ハブシェル74の右内周面に回転不能に嵌め込まれており、レフトカップ124は、ハブシェル74の左内周面に回転不能に嵌め込まれている。ライトカップ120は、ハブシェル74をボールベアリング128を介して駆動体70に対し回転自在に支持し、変速ハブ14の右側の内装部品はライトカップ120に嵌め込まれるシーリングカップ132によって外部の汚物から保護されている。レフトカップ124は、ハブシェル74をボールベアリング136及びブレーキコーン138を介して軸36上に回転自在に支持する。ブレーキコーン138は、ストップナット142及びロックナット146により軸36上に保持されている。ブレーキアーム150は、ブレーキコーン138に回転不能に連結されており、周知の方法によりチェーンステイ26に固定されている。変速ハブ14の左側の内装部品は、シーリングカップ152により外部の汚物から保護されている。
図2〜6に示すように、動力伝達機構82は、第4太陽ギア160と、別個の第1太陽ギア164と、別個の第2太陽ギア168と、別個の第3太陽ギア172とを備えている。第4太陽ギア160は、軸36に回転不能に支持されており、クラッチカム部176と、その外周面上に形成された複数の第4太陽ギア歯178(例:48T)と、外周第1太陽ギア当接面180とを備えている。第1太陽ギア164は、第4太陽ギア160に隣接して軸36回りに回転自在に支持されており、図3により明確に示すように、第4太陽ギア160の第1太陽ギア当接面180に滑動自在に当接するための内周第4太陽ギア当接面192と、第1太陽ギア爪207と係合するようその内周面に形成された複数の第1太陽ギアラチェット歯206(例:12T)と、太陽ギアガイドリング210の外周面209に滑動自在に当接するための内周ガイドリング当接面208と、内周第2太陽ギア当接面200と、その外周面上に形成された複数の第1太陽ギア歯198(例:48T)とを備えている。第2太陽ギア168は、第1太陽ギア164に隣接して軸36回りに回転自在に支持されており、太陽ギアガイドリング210の外周面209に滑動自在に当接するための内周第1ガイドリング当接面220と、第2太陽ギア爪226と係合するようその内周面上に形成された複数の第2太陽ギアラチェット歯224(例:12T)と、太陽ギアガイドリング234の外周面232を当接するための内周第2ガイドリング当接面228と、第2太陽ギア当接面200を移動しながら第1太陽ギア164上に当接するための外周第1太陽ギア当接面235と、その外周面に形成された複数の第2太陽ギア歯236(例:42T)とを備えている。第3太陽ギア172は、その外周面に形成された複数の第3太陽ギア歯244(例:36T)と、第3太陽ギア爪250と係合するようその内周面上に形成された複数の第3太陽ギアラチェット歯248(例:12T)と、ガイドリング258の外周面254に滑動自在に当接するための内周ガイドリング当接面252とを備えている。
爪207は、軸36に形成された爪受け溝264内に回動自在に配置される爪シート260と、軸36に形成されたバネ受け溝276内に装着されるバネ272を受容するためのバネ受け溝268と、シフト制御機構の一部としての爪制御スリーブ288の爪制御アーム284の内周面282に当接するための爪制御面280と、第1太陽ギアラチェット歯206と係合するための爪歯289とを有している。同様に、爪226は、軸36に形成された爪受け溝294内に回動自在に配置される爪シート290と、軸36に形成されたバネ受け溝306内に装着されるバネ302を受容するためのバネ受け溝298と、爪制御スリーブ288の爪制御アーム314の内周面312に当接するための爪制御面310(図2)と、第2太陽ギアラチェット歯224と係合するための爪歯316とを有している。最後に、爪250は、軸36に形成された爪受け溝324内に回動自在に配置される爪シート320と、軸36に形成されたバネ受け溝336内に装着されるバネ332を受容するためのバネ受け溝328と、爪制御スリーブ288の爪制御アーム344の内周面342に当接するための爪制御面340(図2)と、第2太陽ギアラチェット歯248と係合するための爪歯346とを有している。爪207,226,250の爪歯289,316,346はそれぞれ対応するバネ272,302,332により周知の方法で外周側に付勢されている。
本実施形態では、太陽ギアガイドリング210の半分は第1太陽ギア164のガイドリング当接面208と軸36との間に嵌め込まれおり、太陽ギアガイドリング210の他の半分は第2太陽ギア168の第1ガイドリング当接面220と軸36との間に嵌め込まれている。図3及び図5に示すように、太陽ギアガイドリング210は、外周面209の他に、軸36にX軸方向に間欠的に形成されたロッキング凸部364と係合するためのロッキング凹部360と、軸36にX軸方向に間欠的に形成されたロッキング溝372と係合するためのロッキング突起368と、軸36にX軸方向に間欠的に形成されたロッキング凸部380と係合するためのロッキング凹部376と、軸36にX軸方向に間欠的に形成されたロッキング凹部388と係合するためのロッキング突起384と、軸36にX軸方向に間欠的に形成されたロッキング凸部396と係合するためのロッキング溝392と、太陽ギアガイドリング210と軸36との間に爪制御スリーブ288のベーススリーブ408を支持するための制御スリーブ支持面404とを有している。
太陽ギアガイドリング234は、第2太陽ギア168の第2ガイドリング当接面228と軸36との間に嵌め込まれる。図3及び図5に示すように、太陽ギアガイドリング234は、外周面232の他に、軸36に形成されたロッキング凸部364と係合するためのロッキング凹部420と、軸36に形成されたロッキング溝372と係合するためのロッキング突起424と、軸36に形成されたロッキング凸部380と係合するためのロッキング凹部428と、軸36に形成されたロッキング凹部388と係合するためのロッキング突起432と、軸36上に形成されたロッキング凸部396と係合するためのロッキング溝436と、太陽ギアガイドリング234と軸36との間の爪制御スリーブ288のベーススリーブ408を支持するための制御スリーブ支持面440とを備えている。
太陽ギアガイドリング254は、第3太陽ギア172のガイドリング当接面252と軸36との間に嵌め込まれる。図3及び図6に示すように、太陽ギアガイドリング210,234とは異なり、太陽ギアガイドリング254は、軸36にあるロッキング凸部364,380,396回りに嵌め込まれる円形内周面444を有する。内周面444の一部は、太陽ギアガイドリング258と軸36との間にあるベーススリーブ408の一端452を支持するために制御スリーブ支持面448を形成する。ベーススリーブ408の一端452は、ワッシャ456内の溝454の中に終端する。
爪制御スリーブ288のベーススリーブ408は、軸36にX軸方向に形成された制御スリーブ溝460内に回転自在に嵌め込まれ、太陽ギアガイドリング210,234,258により外周側に支持されている。爪制御アーム284,314,344は軸3に円周方向に形成された制御アーム溝464,468,472内に移動しながら配置される。図8に示すように、爪制御アーム344は、テーパー側面484,486を有する凹部480と、テーパー側面492,494を有する凹部490とを備えている。上述のように、爪制御アーム344の内周面342は、爪250の爪制御面340に当接する。これにより、爪250がバネ332により外周側に付勢されているため、爪250は、内周側に保持され、凹部480または凹部490が爪制御面340と一列に並ぶ場合を除いて、爪制御アーム344の内周面342が爪制御面340に当接する場合は常に第3太陽ギアラチェット歯248から外れる。この場合は、爪制御面340は、凹部480または凹部490内に上昇して、爪歯346が第3太陽ギアラチェット歯248の1つと係合して、第3太陽ギア172を軸36に回転不能に連結する。テーパー面484,486,492,494は、爪制御スリーブ288が軸36回りを回転するよう、爪制御面340の凹部480,490への出入りを容易にする。
同様に、図9に示すように、爪制御アーム314は、テーパー側面502と504を有する凹部500と、テーパー側面512と514を有する凹部510とを備えている。上述のように、爪制御アーム314の内周面312は、爪226の爪制御面310に当接する。これにより、爪226がバネ302によって外周側に付勢されているため、爪226は、内周側に保持され、凹部500と510が爪制御面310と一列に並ぶ場合を除いて、爪制御アーム314の内周面312が爪制御面310に当接する場合は常に第2太陽ギアラチェット歯224から外れる。この場合は、爪制御面310は、凹部500または凹部510内に上昇して、爪歯316が第2太陽ギアラチェット歯224の1つと係合し、第2太陽ギア168を軸36に回転不能に連結する。テーパー面502,504,512,514は、爪制御スリーブ288が軸36回りを回転するときに、爪制御面310の凹部500,510への出入りを容易にする。
最後に、図10に示すように、爪制御アーム284は、テーパー側面522,524を有する凹部520を有している。テーパー面526はまた爪制御アーム284の一端527にも配置されている。上述のように、爪制御アーム284の内周面282は、爪207の爪制御面280に当接する。これにより、爪207がバネ272によって外周側に付勢されているため、爪207は、内周側に保持され、凹部520が爪制御面280と一列に並ぶ場合を除いて、爪制御アーム284の内周面282が爪制御面280に当接する場合は常に第1太陽ギアラチェット歯206から外れる。この場合は、爪制御面280は、凹部520内に上昇して、爪歯289が第1太陽ギアラチェット歯206の1つと係合して、第1太陽ギア164を軸36に回転不能に連結する。テーパー面522,524は、爪制御面280の凹部520への出入りを容易にし、テーパー面526は、爪制御スリーブ288が軸36回りに回転する場合に、爪制御面280が爪制御アーム284の下に入ることを容易とする。
図11〜14は、第1太陽ギア164を使用する爪制御スリーブ288の操作を例示する。図11に示す位置では、爪制御スリーブ288は、最も左回り位置にあり、爪207は爪制御アーム284の外側にあり、爪歯289は第1太陽ギアラチェット歯206と係合しており、第1太陽ギア164は軸36に回転不能に連結されている。
爪制御アーム284が右回りに図12に示す位置まで回転すると、爪制御面280は、テーパー面526下に滑り込み、爪制御アーム284の内周面282に対し当接する。この結果、爪歯289は、内周側に保持されるため、第1太陽ギアラチェット歯206から外れる。この状態では、第1太陽ギア164は軸36に対し自由に相対回転する。爪制御スリーブ288のベーススリーブ408が、太陽ギアガイドリング210の制御スリーブ支持面404と軸36の制御スリーブ溝460との間に嵌め込まれているため、ベーススリーブ408に加わるねじれ及びその他の力は、爪制御スリーブ288の望ましくない曲げの原因とはならない。
爪制御アーム284が図13に示す位置までさらに右回りに回転すると、爪制御面280は凹部520に入り、これにより、爪歯289が外周側に移動して第1太陽ギアラチェット歯206の1つと係合し、したがって再度第1太陽ギア164を軸に回転不能に連結する。第1太陽ギア164は12個の第1太陽ギアラチェット歯206と1個のみの爪207を有するために、第1太陽ギア164と軸36間の回転不能な係合は極めて迅速に起こる。(通常太陽ギアの内周面に装着される)1個以上の爪と(通常軸に形成される)数個のラチェット歯とを有する従来の技術によるシステムでは、ラチェット歯の円周方向距離とすべての爪がラチェット歯と一列に並ぶ必要性が連結操作における甚大な遅延の原因である。
爪制御アーム284が図14に示す位置までさらに右回りに回転すると、爪制御面280は、爪制御面280が爪制御アーム284の内周面282により内周側に支持されるまで、テーパー面522に沿って凹部520から滑り出す。この結果、爪歯289は、第1太陽ギアラチェット歯206から外れて、第1太陽ギア164は軸36回りを自由に回転する。
図2に示すように、動力伝達機構82はさらに、第1遊星ギアキャリア550と、第1リングギア551と、第2遊星ギアキャリア552と、第2リングギア553とを備えており、そのすべてが軸36回りに回転自在に装着されている。遊星ギアキャリア550は、クラッチリング562に形成された相補的な複数の遊星ギアキャリア係合スプライン558に係合するよう、その右側に円周方向に配置された複数(例:12)のクラッチ係合スプライン554と、第2遊星ギアキャリア552の右側に形成された円周方向に配置された相補的な第1遊星キャリア係合スプライン568と係合するよう、その左側に形成され円周方向に配置された複数(例:12)の第2遊星ギアキャリア係合スプライン564と、円周方向に配置された複数の遊星ギア支持ピン572とを有しており、それぞれが遊星ギア576を回転自在に支持している。各遊星ギア576は、第4太陽ギア160の複数の第4太陽ギア歯178と係合する小径ギア部580(例:14T)と、第1リングギア551の第1内周ギア部585(例:84T)と係合する大径ギア部584(例:22T)とを有している。
第1リングギア551は、内周ギア部585の他に、駆動体70に固定され円周方向に配置された対応する複数の爪ピン588に装着された、円周方向に配置される複数の爪587と係合するための第2内周ギア部586(例:36T)を備えている。爪587は、爪バネ589によって外周側に付勢されており、これにより、駆動体70と第1リングギア551との間のワンウェイクラッチとして機能する。複数の爪590はまた、第1リングギア551を後部方向に駆動するために、周知の方法により爪ピン588の円周方向に配置されている。
第1遊星ギアキャリア550の複数の第2遊星ギアキャリア係合スプライン564に第2遊星ギアキャリア552を回転不能に連結する、円周方向に配置された複数の第1遊星ギアキャリアスプライン568の他に、第2遊星ギアキャリア552は、ブレーキローラケージ597に形成された相補的な複数第2遊星キャリア係合スプライン596と係合するよう円周方向に配置された複数のブレーキローラケージ係合スプライン592と、コースターブレーキ86内の対応する複数のローラ900と係合する円周方向に配置された複数(例:18)の外周カム面904とを備えている。
第2遊星ギアキャリア552はまた、円周方向に配置された複数の遊星ギア支持ピン604を備えており、それぞれが遊星ギア608を回転自在に支持する。各遊星ギア608は、第2リングギア553の内周ギア部624(例:78T)の他に、第3太陽ギア172の複数の第3太陽ギア歯244と係合する大径ギア部612(例:29T)と、第2太陽ギア168の複数の第2太陽ギア歯236と係合する中径ギア部616(例:18T)と、第1太陽ギア164の複数の第1太陽ギア歯198と係合する小径ギア部620(例;14T)とを備えている。第2リングギア553は、例えば18個のローラを有するローラクラッチ628とカム面とで形成されるワンウェイクラッチを介して、ライトカップ12に連結され、これにより、ハブシェル74に連結されている。
図15はシフト/補助機構90の分解組立図であり、図16は軸36に組み立てられたシフト/補助機構90を示す斜面図であり、図17はクラッチリング562が第1遊星ギアキャリア550に連結される場合のシフト/補助機構90を示す詳細図であり、図18はクラッチリング562が第1遊星ギアキャリア550から外れた場合のシフト/補助機構90を示す詳細図である。これらの図面に示されるように、シフト/補助機構90は、リング形シフトキー部材700と、第1回転部材としてのシフトキー部材ガイド704と、回収バネ708と、第2回転部材としてのバネワッシャ712と、リターンスプリング716と、第1連結部材としてのシフトスリーブ720と、バネワッシャ724と、爪サポート回転部材としての爪サポート728と、第2連結部材としてのシフトスリーブ732と、爪制御回転部材としての爪制御ワッシャ736とを備えている。シフトキー部材700は、第4太陽ギア160(図17)のクラッチカム部176を通ってシフトキー部材ガイド704の側壁748に形成された軸方向に延びる溝744内に延びる、内周側に延びるカム従動体740を備えている。
図17及び図18に示すように、第4太陽ギア160のクラッチカム部176は、第1カムステップ750及び第2カムステップ751を規定するカム面749を備えている。また、クラッチリング562は、クラッチ付勢バネ747によって左側に付勢されている。したがって、シフトキー部材700が図17に示す位置にある場合、クラッチリング562の遊星ギアキャリア係合スプライン558は、第1遊星ギアキャリア550のクラッチ係合スプライン554と係合し、クラッチリング562上の円周方向に配置された複数の駆動体係合スプライン753は、駆動体70の相補的な複数クラッチ係合スプライン754と回転不能に係合し、これにより、駆動体70とクラッチリング562と第1遊星ギアキャリア550とは1つのユニットとして回転する。しかし、シフトキー部材700が回転されると、シフトキー部材700のカム従動体740は、図18に示すように、第4太陽ギア160の第2カムステップ751に移動する。この位置では、クラッチリング562の遊星ギアキャリア係合スプライン558が、第1遊星ギアキャリア550のクラッチ係合スプライン554から外れて、これにより、遊星ギアキャリア550はもはや直接には駆動体に連結されていない。
シフトキー部材ガイド704はまた、シフト制御スリーブ288の一端756と連結するためのシフト制御スリーブ連結開口752を備えている。第1バネとしての回収バネ708及びバネワッシャ712はいずれも、シフトキー部材ガイド704の側壁748内に内周側に配置されており、回収バネ(Saver spring)708の第1端756はシフトキー部材ガイド704上に形成された軸方向に延びるバネレッジ(spring ledge)760に固定され、回収バネ708の第2端764はバネワッシャ712に形成されたスリーブ連結レッジ768の側端に固定される。
リターンスプリング716の第1端772は、バネワッシャ712に形成されたバネレッジ776に固定され、リターンスプリング716の第2端780はバネワッシャ724のバネレッジ784に固定される。バネワッシャ724は、軸36内に形成された径方向に対向する軸溝796内に嵌め込まれた、内周側に延び、径方向に対向する軸エンゲージ突起792(図15ではこのような溝796は1つのみ示されている)を備えており、これにより、バネワッシャ724は軸36回りに回転不能に連結される。バネワッシャ724が軸上に回転不能に連結された結果、リターンスプリング716は、バネワッシャ712をバネワッシャ724に対して右回りに付勢する。
シフトスリーブ720の、径方向に対向する左側連結レッグ800は、バネワッシャ712のスリーブ連結レッジ768内の相補的な凹部804と回転不能に係合し(図15ではこのようなスリーブ連結レッジ768は1つのみ示す)、シフトスリーブ720の径方向に対向する右側連結レッグ808は、バネワッシャ724内にある中央開口812を通って延び、爪サポート728内の相補的なシフトスリーブ連結凹部816と回転不能に係合する。これにより、バネワッシャ712と、シフトスリーブ720と、爪サポート728とは、1つのユニットとして回転する。
径方向に対向する爪820は、Cクリップ822を介して爪サポートピン824回りに回転自在に装着され、次いでバネワッシャ728に装着される。それぞれが、爪サポート728のバネ固定レッジ836と係合する一端832と対応する爪820と係合する他端840とを有する付勢機構としての爪付勢バネ828は、爪端844を外周側に付勢する。爪制御ワッシャ736は、通常爪820を内周側に押す、径方向に対向しかつ軸方向に延びる爪制御レッジ850を備えている。爪制御レッジ850が以下にさらに詳細に説明するように爪820から移動すると、爪820は、外周側に回動して、駆動体70の内周面に形成されたシフト補助歯854(図17)と係合する。
シフトスリーブ732の径方向に対向する左側連結レッグ860は、シフトスリーブ720の径方向に対向する右側連結レッグ808に当接し(図20に示す)、またシフトスリーブ732の径方向に対向する右側連結レッグ868は、爪制御ワッシャ736内の連結凹部872を介して回転不能に延び、ベアリングコーン102にある開口876を介してアクチュエータ板104にある相補的なシフトスリーブ連結凹部880と回転不能に係合する。これにより、シフトスリーブ732と、爪制御ワッシャ736と、アクチュエータ板104とは1つのユニットとして回転する。しかし、シフトスリーブ732は、以下にさらに詳細に説明するように、シフトスリーブ720及び爪サポート728に対し右回りに回転し得る。リターンスプリング716がバネワッシャ712をバネワッシャ724に対して右回りに付勢し、また、バネワッシャ712がシフトスリーブ720を介して爪サポート728に連結され、さらに、爪サポート728がシフトスリーブ732を介してアクチュエータ板104に連結されているために、アクチュエータ板104はまた、図19に概略図で示すように正味で右回りの付勢力を有している。アクチュエータ板104の最初の右回り開始位置を考慮すると、動力伝達機構82における伝達経路は、アクチュエータ板104を左回りに回転することにより引き続いて選択される。
各速度段階階での種々の部品の連結を表1に示し、各速度段階階の動力伝達経路を表2に示す。
Figure 0004073894
Figure 0004073894
自転車が加速する場合のように、速度段階4から速度段階5にシフトする場合は、連結機構のタイミングは以下の手順に従うように設定される。
Figure 0004073894
これにより、自転車が加速し、乗り手が速度段階4から速度段階5にシフトする場合は、第1太陽ギア164がまず外れて、速度段階3と同様な状態が生じる。乗り手はこれをペダルのわずかな加速として感じるが、これは自転車が加速する場合は予測されることである。次に、クラッチリング562が第1遊星ギアキャリア550と係合して、速度段階7と同様な状態を生じる。乗り手はこれをペダルの減速として感じるが、これは変速機が高変速比にシフトする場合は予測されることである。そして、第2太陽ギア168が外れて望ましい速度段階4が得られる。クラッチリング562が係合する前に太陽ギアが外れると、変速機は速度段階1と同様な状態にあり、これは極めて望ましくないペダルの急速な加速を生じ、変速機が速度段階5までシフトを完了するときに大きなショックを生じる。
このシーケンスはまた、自転車が減速して乗り手が速度段階5から速度段階4にシフトしたいと望む場合にも、特に有益である。この場合は、速度段階5から速度段階7への一時的な移行がペダルの減速が生じるが、これはクラッチリング562が最初に外れる場合よりははるかに好ましい。クラッチリング562が最初に外れると、次に変速機が速度段階1と同様な状態となり、ペダルの急速な加速を伴う。ペダルのこのような急な加速は、例えば丘を登るような場合は望ましくない。その後、変速機は速度段階7から速度段階3への一時的な移行を行う。これは、ペダルの加速を生じるが、乗り手がその時点にある速度段階3は、速度段階4に隣接しているために、この移行はあまり問題とはならない。そして、変速機は望ましい速度段階4への移行を行う。速度段階5から速度段階4への全シフトは、これにより、このような急な加速または減速をできるだけ回避したい状態において、ペダルの過剰加速または減速を排除する。
前述のように、変速ハブ14はまた、スプロケット54(及び、したがって駆動体70)が後部方向に回転される場合に、軸36回りのハブシェル74の回転を停止するためのコースターブレーキ86を備えている。図2に示すように、コースターブレーキ86は、ハブシェル74回りに回転不能に支持され、円周方向に配置されているブレーキ面890を規定するレフトカップ124と、ブレーキバネ898によりブレーキ面890から内周側に付勢されている円周方向に配置された複数の弓形ブレーキシュー894と、円周方向に配置された複数のローラ900を支持するローラケージ597と、第2遊星ギアキャリア552の外周面に円周方向に配置された複数のカム面904とを備えている。円周方向に配置されている複数の爪908は、ローラケージ597に装着されており、レフトカップ124の右側に形成された内周ギア916と係合するための爪バネ912により外周側に付勢されている。爪908は、第2遊星ギアキャリア552の前方回転をレフトカップ124、したがってハブシェル74に伝達する。
コースターブレーキ86はスプロケット54を反対方向に回転することにより作動される。クラッチリング562の遊星ギアキャリアスプライン558と第1遊星ギアキャリア550のクラッチ係合スプライン554とはテーパー形状にされており、クラッチリング562が第1遊星ギアキャリア550と係合し、スプロケット54が反対方向に回転してコースターブレーキを起動すると、クラッチリング562が第1遊星ギアキャリア550から外れる。したがって、その時点で変速ハブ14がいずれの速度段階にあるかにかかわらず、駆動体70の回転力は、以下の経路に沿って伝達される:駆動体70→爪590→第1リングギア551→第1遊星ギアキャリア550→第2遊星ギアキャリア552→ブレーキローラ900→ブレーキシュー898→ブレーキ面890→ハブシェル74。この経路は、変速機経路がクラッチリング562を介する場合よりも1.3倍のブレーキ力を供給する。
前述のように、シフト/補助機構90はまた、駆動体70の回転力を利用して動力伝達機構82における動力伝達経路の変更に役立つ。これは、大きな駆動力がスプロケット54に加えられる場合に望ましく、種々の部品の連結または連結解除に対し大きな抵抗を生じさせる。通常の操作中は、アクチュエータ板104と、シフトスリーブ732と、爪制御ワッシャ736と、爪サポート728と、シフトスリーブ720と、バネワッシャ712と、シフトキー部材ガイド704と、シフト制御スリーブ288とは、1つのユニットとして回転して、種々の部品を連結または連結解除する。この結果、シフトスリーブ732と、爪制御ワッシャ736と、爪820と、シフトスリーブ720との位置は図20に示すようになる。この状態では、爪820は駆動体70のシフト補助歯854から外れている。しかし、スプロケット54に対して大きな駆動力が加わってシフト制御スリーブ288の作動に大きな抵抗が生じると、シフト制御スリーブ288はアクチュエータ板104が回転するにも関わらず静止したままに留まる傾向がある。この場合は、シフトスリーブ732はシフトスリーブ720回りを回転して、これにより、爪サポート728回りに爪制御ワッシャ736の回転を生じさせて、爪制御レッジ850が図21に示すように爪820から移動して離れる。この結果、爪820は外周側に回転して、駆動体70のシフト補助歯854と係合し、爪サポートは駆動体70と共に回転する。これにより、シフトスリーブ720と、シフトキー部材ガイド704と、シフト制御スリーブ288とを回転させるための補助力が供給されて、シフト操作が完了する。シフト制御スリーブ288からの抵抗が克服されると、爪サポート728は、シフト操作が完了して図20に示される状態に戻るまで、図22に示すように爪制御ワッシャ736回りに右回りに回転する。
図23は、本発明の他の実施形態を代表する変速ハブ14’の縦断面図である。変速ハブ14’は、変速ハブ14とほぼ同様に構成されており、したがって同一部品は同番号で示されている。本実施形態は、コースターブレーキ86と爪590が省略されて(ブレーキディスクローターが取り付けホール950でハブシェル74に装着されている)、ローラクラッチ952が爪908に置換されており、シフト/補助機構90’の構造が第1実施形態におけるシフト/補助機構90とわずかに異なっている点に相違がある。図24は、シフト/補助機構90’の相当する部分の分解組立図である。本実施形態においては、バネワッシャ724’は、軸36回りに回転自在に装着されて、シフトスリーブ732’の左側レッグ860’がバネワッシャ724’と係合している。この結果、バネ716は、爪サポート728と爪制御ワッシャ736とを互いに反対方向に付勢させることにより補助機能を与えるが、爪制御レッジ850は、爪820に当接し、爪制御ワッシャ736が爪サポート回りでそれ以上回転することを阻止する。この結果、アクチュエータ板104には正味のリターンスプリング付勢力が与えられることがなくなる。この構造は、アクチュエータ板104が電池動力モータによって回転される場合は、アクチュエータ板104が付勢されていないためにモータ作動中に著しい電池消耗が生じないため、有用である。
上記は、本発明による様々な実施形態の説明であるが、本発明の意図と範疇から逸脱することなくさらに変更してもよい。例えば、種々の部品のサイズ、形状、位置または定位は、必要に応じて変更してもよい。1つの部材の機能は2つの部材によって実施されてもよく、またその逆も可能である。特定の実施形態においてすべての利点を同時に現す必要はない。従来の技術により特定のすべての特徴は、単独または他の特徴との組み合わせであっても、このような特徴によって具体化される構造的及び/または機能的概念を含み、出願人によるさらに進んだ発明についての別個の説明として見なされるべきである。したがって、本発明の範疇は、開示される特定の構造または特徴に対する明らかな最初の焦点によって限定されるべきではない。
本発明の多くの特徴を含む変速ハブを備えた自転車の後部の側面図。 本発明による変速ハブの特定の実施形態の縦断面図。 変速ハブ内で用いられる軸と太陽ギア装置の分解図。 軸と太陽ギア装置との組立図。 第1または第2太陽ギアのいずれかに使用される太陽ギアガイドリングがどのように軸に嵌め込まれるかを示す側面図。 第3太陽ギアに使用される太陽ギアガイドリングがどのように軸に嵌め込まれるかを示す側面図。 変速ハブ内で用いられるシフト制御スリーブの側面図。 図7の線VIII‐VIIIに沿う断面図。 線IX‐IXに沿う断面図。 線X‐Xに沿う断面図。 第1位置にあるシフト制御スリーブを示す図2の線XI‐XIに沿う断面図。 第2位置にあるシフト制御スリーブを示す図2の線XI‐XIに沿う断面図。 第3位置にあるシフト制御スリーブを示す図2の線XI‐XIに沿う断面図。 第4位置にあるシフト制御スリーブを示す図2の線XI‐XIに沿う断面図。 変速ハブ内で使用されるシフト/補助機構の分解図。 太陽ギア装置及びシフト/補助機構の組み立てた状態を示す斜面図。 駆動体が遊星ギアキャリアに連結される場合のシフト/補助機構を示す詳細図。 駆動体が遊星ギアキャリアに連結されていない場合のシフト/補助機構を示す詳細図。 シフト/補助機構の付勢を示す概略図。 操作不能状態にあるシフト/補助機構を示す図17の線XX‐XXに沿う断面図。 操作状態にあるシフト/補助機構を示す図17の線XX‐XXに沿う断面図。 操作不能状態に戻るシフト/補助機構を示す図17の線XX‐XXに沿う断面図。 本発明による変速ハブの他の実施形態の縦断面図。 図23に示す変速ハブに使用するシフト/補助機構の分解図。 シフト/補助機構の付勢を例示する概略図。
符号の説明
36 軸
70 駆動体
74 ハブシェル
82 動力伝達機構
160,164,168,172 太陽ギア
210,234,258 太陽ギアガイドリング
551,552 リングギア
550,552 遊星ギアキャリア
608 遊星ギア
206,224,248 ラチェット歯
270,226,250 爪
272,302,332 バネ
288 爪制御スリーブ
628,952 ローラクラッチ

Claims (1)

  1. 軸芯を規定する軸(36)と、
    前記軸芯回りに回転自在に支持され、シフト制御機構(288)に連結するための部分を有する第1回転部材(704)と、
    前記軸芯回りに回転自在に支持される第2回転部材(712)と、
    前記第1回転部材と前記第2回転部材とを互いに対し所定の回転方向に付勢するよう、前記第1回転部材と前記第2回転部材との間に連結される第1バネ(708)と、
    前記軸芯回りに回転自在に支持される爪サポート回転部材(728)であって、前記第2回転部材が前記第1回転部材と前記爪サポート回転部材との間に配置される爪サポート回転部材と、
    前記爪サポート回転部材に回転自在に支持される爪(820)と、
    前記爪を径方向に付勢するための付勢機構(828)と、
    前記第1回転部材を前記爪サポート回転部材に連結する第1連結部材(720)と、
    前記爪の径方向位置を制御するための爪制御回転部材(736)と、
    前記第1回転部材を回転させるよう前記軸芯回りに回転自在に支持される作動部材(104)と、
    前記爪制御回転部材が前記爪サポート回転部材に対し相対回転するよう、前記第2回転部材と前記爪制御回転部材と前記作動部材とを連結する第2連結部材(732,732’)と、
    を備えた変速ハブ用シフト制御装置。
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