JP3065927U - 多段変速リム変速制御機構 - Google Patents

多段変速リム変速制御機構

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JP3065927U
JP3065927U JP1999005423U JP542399U JP3065927U JP 3065927 U JP3065927 U JP 3065927U JP 1999005423 U JP1999005423 U JP 1999005423U JP 542399 U JP542399 U JP 542399U JP 3065927 U JP3065927 U JP 3065927U
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sleeve
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嗣哲 程
佳麟 陳
錦煥 曾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多段変速リム変速制御機構の提供。 【解決手段】 本考案の多段変速リム変速制御機構は第
1スリーブ6の移動を利用して、該太陽歯車セット内の
該ラチェット爪と該固定軸80の噛合部81を結合させ
て太陽歯車を固定する効果を達成しており、並びに該傾
斜面601を利用して該第1スリーブ6の移動過程にお
いて、順調に、もともと噛合状態にあった該ラチェット
爪を押し上げて収回モードとし、並びに該第2スリーブ
7の移動を利用して、該第1入力ラチェット爪420或
いは該第2入力ラチェット爪320を該第3組制御溝7
03或いは該第2組制御溝702を透過して該入力噛合
部321と噛合状態を呈するようにして順調に動力切り
換え状態を達成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の自転車の変速機構に係り、特に、一つのスリーブと複数組の制 御溝により動力源切り換えを進行し、且つもう一つのスリーブともう一つの制御 溝により単方向ラチェット爪を制御することにより、太陽歯車セットの固定を制 御可能である自転車の変速機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の自転車の内変速器機構は、その遊星歯車機構の入力手段が一つの環歯車 或いは歯車架とされ、並びに一つのクラッチ歯部と該環歯車或いは該歯車架との 噛み合いを利用して、動力の該遊星機構への入力経路を制御し、それにより太陽 歯車の自由度を制御し、異なる速度を得ていた。遊星歯車機構の特性により、太 陽歯車の回転方向は該歯車系中の主動動力入力手段と関係し、異なる動力入力手 段(歯車架或いは環歯車)により伝動する時、太陽歯車の回転方向は異なり、も し歯車架が主動動力手段とされたなら、太陽歯車の自由回転の方向は、該歯車架 の回転の方向と同じく、もし該環歯車が主動動力手段とされたなら、太陽歯車の 自由回転の方向は、該環歯車の回転の方向と反対となる。遊星歯車系のこのよう な運動特性を解決するために、アメリカ合衆国パテント第5,399,128号 では、太陽歯車の自由回転方向の問題を解決すべく、各一つの太陽歯車の内縁に 複数の係止溝を設けて、一つの制御キーにより太陽歯車を係止している。このよ うな方法は毎回速度を改変する時に制御キーが順調に太陽歯車内縁の係止溝に進 入することを保証できず、このパテントは同じ原理を利用して動力入力手段の切 り換えを進行しても、切り換え過程を非常に順調にすることはできなかった。
【0003】 順調に太陽歯車の自由度を制御するために、アメリカ合衆国パテント第5,3 22,487号では二組の二ステップ遊星歯車セットを利用し、それに二つの回 転スリーブと固定軸上の凸塊を組み合わせることで、太陽歯車の自由度の制御を 達成し、予期された速度を得ている。ただし該遊星歯車及び太陽歯車の数の増加 は機構全体の重量及び制御の複雑さを増した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、順調に太陽歯車セット固定機構を制御できる多段変速リム変速制御 機構を提供することを課題としている。
【0005】 本考案はまた、順調に動力入力手段切り換えを制御できる多段変速リム変速制 御機構を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、 一つの固定軸とされ、リムの中心に固定された長桿体であり、中段位置に適宜 長さの噛合部が設けられた、上記固定軸、 一つの第1スリーブとされ、適宜長さの管体とされ、軸方向に移動可能な方式 で上述の固定軸に套設され、中央近くに環状に配列された制御溝を具えた、上記 第1スリーブ、 一つの第2スリーブとされ、階段状のケース体とされ、移動可能な方式で上述 の固定軸に套設され、各階段部分に環状に配列された制御溝が設けられた、上記 第2スリーブ、 三つの太陽歯車とされ、上述の固定軸の噛合部位置に対応する方式で回転可能 に上述の第1スリーブに套設され、それぞれ異なる方向の単方向ラチェット爪セ ットを具え、該三つの太陽歯車がそれぞれ上述の第1スリーブの移動位置の制御 により自由回転或いは固定されたモードを呈する、上記三つの太陽歯車、 一つの遊星歯車装置とされ、盤状を呈する歯車架を具え、前端の上述の三つの 太陽歯車より大きい適宜直径の大孔を以て上述の三つの太陽歯車の外周に套設さ れて同じ中心軸の回りを回転し、後端の一つの適宜直径の小孔を以て上述の固定 軸の後端に近い位置に套設され、及び若干の遊星歯車を具え、該若干の遊星歯車 が、第1階歯部、第2階歯部、及び第3階歯部を具え、それぞれ上述の三つの太 陽歯車と噛み合い、上述の三つの太陽歯車を公転運動可能とし、及び一つの歯車 架連接体を具え、該歯車架連接体が上述の歯車架の前端と結合している、上記遊 星歯車装置、 一つの環歯車とされ、盆状を呈し、一つの環歯車連接体と連接し、上述の太陽 歯車と同じ中心を以て回転し、並びに前端内径が上述の遊星歯車装置の若干の遊 星歯車と噛み合う方式で設置された、上記環歯車、 一つの駆動器とされ、柱状体とされ、内径に入力噛合部が設けられた、上記駆 動器、 一つのリムとされ、前端と後端の適宜位置に出力噛合部と第2出力噛合部が設 けられた、上記リム、 以上が組み合わされ、該第2スリーブの移動及び該第2スリーブの制御溝の使 用により、動力切り換え過程を順調とし、並びに第1スリーブの移動及び該第1 スリーブの制御溝の使用により、上述の三つの太陽歯車内のラチェット爪セット と該固定軸の噛合部を噛合状態或いは収回モードとして、上述の三つの太陽歯車 の自由度を制御すると共に、全体の変速機構を簡素化したことを特徴とする、多 段変速リム変速制御機構としている。 請求項2の考案は、前記第1スリーブが一つの左被覆面と一つの右被覆面を具 え、該左被覆面及び該右被覆面が上述の固定軸の噛合部を遮蔽可能で、上述の太 陽歯車のラチェット爪セットを収回モードとなしうることを特徴とする、請求項 1に記載の多段変速リム変速制御機構としている。 請求項3の考案は、前記第1スリーブの環状に配列された制御溝の周囲に傾斜 面が設けられ、該第1スリーブが移動する時に、上述の太陽歯車のラチェット爪 セットを押し開き、該ラチェット爪セットを収回モードとなしうることを特徴と する、請求項1に記載の多段変速リム変速制御機構としている。 請求項4の考案は、前記傾斜面が第1スリーブを移動させる時、太陽歯車のラ チェット爪セットが順調に制御溝に滑入して、上述の固定軸の噛合部と噛合する ことを特徴とする、請求項3に記載の多段変速リム変速制御機構としている。 請求項5の考案は、前記歯車架の前端の大孔の孔径前端に環状に配列されて歯 車架連接体と嵌合可能な複数の凸塊が設けられたことを特徴とする、請求項1に 記載の多段変速リム変速制御機構としている。 請求項6の考案は、前記歯車架の後端の適宜位置に一つの第1出力ラチェット 爪が設けられて、該第1出力ラチェット爪が前記リムの第1出力噛合部と噛合す ることを特徴とする、請求項2に記載の多段変速リム変速制御機構としている。 請求項7の考案は、前記歯車架連接体が前端の径が大きく後端の径が小さい柱 状体とされ、前端の径が大きい部分に環状に配列された凹溝が設けられて歯車架 の前端の凸塊との嵌合に用いられることを特徴とする、請求項1に記載の多段変 速リム変速制御機構としている。 請求項8の考案は、前記歯車架連接体の後端の径が小さい部分の適宜位置に一 つの第1入力ラチェット爪が設けられて前記駆動器の入力噛合部と噛合可能であ ることを特徴とする、請求項6に記載の多段変速リム変速制御機構としている。 請求項9の考案は、前記環歯車の前端外径の適宜位置に一つの第1出力ラチェ ット爪が設けられて、前記リムの第2出力噛合部と噛合可能で、該環歯車の後端 が環歯車連接体に連接することを特徴とする、請求項1に記載の多段変速リム変 速制御機構としている。 請求項10の考案は、前記環歯車連接体が柱状体とされて環歯車の後端と連接 し、該環歯車連接体の外径の適宜位置に一つの第2入力ラチェット爪が設けられ て上述の駆動器の入力噛合部と噛合可能であることを特徴とする、請求項9に記 載の多段変速リム変速制御機構としている。 請求項11の考案は、前記第2スリーブが軸方向に移動可能とされ、第1入力 ラチェット爪、第2入力ラチェット爪、第1出力ラチェット爪或いは第2出力ラ チェット爪が制御溝を通過して対応する噛合部と噛合可能であることを特徴とす る、請求項1に記載の多段変速リム変速制御機構としている。 請求項12の考案は、前記制御溝の近傍に被覆部があり、第2スリーブが移動 する時に、上述の第1入力ラチェット爪、第2入力ラチェット爪、第1出力ラチ ェット爪或いは第2出力ラチェット爪が制御溝を遮蔽してそれを収回モードとな しうることを特徴とする、請求項11に記載の多段変速リム変速制御機構として いる。
【0007】
【考案の実施の形態】 本考案の多段変速リム変速制御機構は、一つの遊星歯車装置4を具え、該遊星 歯車装置4は、歯車架40、歯車架連接体、及び該歯車架40に組み合わされた 若干の遊星歯車41を具え、該若干の遊星歯車41がそれぞれ一つの環歯車3と 一つの太陽歯車セット50と連接され、一つの駆動器1が動力を該歯車架連接体 401或いは環歯車連接体31に伝達し、該遊星歯車装置4の作用を透過して速 度変化を発生し、さらに該環歯車3或いは該歯車架40により動力をリム2に伝 達する。一つの第2スリーブ7の移動及び該第2スリーブ7に設けられた制御溝 の使用を利用し、順調に、該太陽歯車セット50内のラチェット爪セット501 と固定軸80の噛合部81を噛み合わせ状態或いは収回モードとし、以て太陽歯 車セット50の自由ドアの自由度を制御し、また、変速機構全体の簡素化を図っ ている。該太陽歯車セット50の第1太陽歯車51、第2太陽歯車52及び第3 太陽歯車53内にそれぞれ第1ラチェット爪セット511、第2ラチェット爪セ ット521、及び第3ラチェット爪セット531が設けられ、これら第1ラチェ ット爪セット511、第2ラチェット爪セット521、及び第3ラチェット爪セ ット531はいずれも二組の異なる方向の単方向ラチェット爪で組成され、該太 陽歯車セット50の自由度を制御するのに用いられる。該第1ラチェット爪セッ ト511、第2ラチェット爪セット521、及び第3ラチェット爪セット531 の両側にそれぞれ第1ラチェット爪セット斜辺512、第2ラチェット爪セット 斜辺522、第3ラチェット爪セット斜辺532が設けられて、第1スリーブ6 の斜面との作用に用いられてそれを収回モードとさせる(後述する)。
【0008】 図1及び図2に示されるように、該固定軸80は該リム2の中心部分に固定さ れた長い棒体とされ、該固定軸80の径上の中段位置近くに一つの噛合部81が 設けられ、該噛合部81は該ラチェット爪セット501と噛み合い該太陽歯車セ ット50の自由度を制御するのに用いられる。また該固定軸80の長さ方向の、 該噛合部の一端に第1縦向スロット90が設けられ、一つの第1制御キー64を 設置して該第1スリーブ6の移動を制御するのに用いられ、該ラチェット爪セッ ト501と該噛合部81の噛合と収回のモードがこれにより制御され、また該噛 合部81から離れた一端に別に一つの第2縦向スロット91が設けられ、該第2 縦向スロット91は第2制御キー73を設置して第2スリーブ7の移動を制御し て動力入力手段を切り換えるのに用いられる。
【0009】 図1から図3に示されるように、該第1スリーブ6は適当な長さを有する管体 とされ、移動可能な方式を以て上述の固定軸80の径上に套設される。該第1ス リーブ6は、一つの左被覆面621、右被覆面622、傾斜面601及び複数の 制御溝61で組成され、該複数の制御溝61は環状方式で第1スリーブ6の周囲 に配置され、制御溝61が第1スリーブ6の移動により該第2太陽歯車52の位 置に至る時に、該第2ラチェット爪セット521が該制御溝61を通過して該固 定軸80の該噛合部81と噛合状態を呈し、該第2太陽歯車52の自由度の制御 を達成し、該第1ラチェット爪セット521と第3ラチェット爪セット531が 該左被覆面621と右被覆面622の遮蔽作用により収回モードとなり、もし第 1スリーブ6が左に移動して該第1太陽歯車51の位置に至ると、該第2ラチェ ット爪セット521が傾斜面601により該第2ラチェット爪セット斜辺522 と作用し、該第2ラチェット爪セット521が収回モードとされ、該第1ラチェ ット爪セット511が該制御溝61を通過して該噛合部81と噛合状態を呈し、 該第1太陽歯車51の自由度の制御を達成し、該第2ラチェット爪セット521 と第3ラチェット爪セット531が右被覆面622の遮蔽作用により収回モード を呈し、もし第1スリーブ6が右に移動して第3太陽歯車53の位置に至ると、 該第2ラチェット爪セット521が収回モードを呈し、第3ラチェット爪セット 531が該制御溝61を通過して該噛合部81と噛合状態を呈し、該第1ラチェ ット爪セット511と第2ラチェット爪セット521が左被覆面621の遮蔽作 用により収回モードを呈し、該第3太陽歯車53の自由度の制御を達成する。こ の複数の制御溝61の周囲の傾斜面601は第1スリーブ6が移動する時、第1 ラチェット爪セット斜辺512、第2ラチェット爪セット斜辺522、或いは第 3ラチェット爪セット斜辺532により、元来該噛合部81と噛合状態を呈して いたラチェット爪を押し開き、収回モードとし、該ラチェット爪と対応する太陽 歯車を自由回転可能とする。
【0010】 図1及び図4に示されるように、該遊星歯車装置4は上述の太陽歯車セット5 0の外周に設けられ、該歯車架40と、該歯車架40に設けられた若干の遊星歯 車41及び該歯車架連接体401を具え、そのうち、該歯車架40は盆体とされ 、前端の一つの大孔と後端の一つの小孔を具え、前端の該大孔は上述の太陽歯車 セット50の外周より大きく、後端の該小孔は上述の固定軸の後端近い位置に套 設され、該歯車架40は上述の太陽歯車セット50と同じ中心軸回転の方式で回 転する。該歯車架40の前端の大孔の孔径前端に環状の方式で配列されて該歯車 架連接体401と嵌合する複数の凸塊402があり、該歯車架40の後端の適当 な位置に、第1出力ラチェット爪430が設けられて、該リム2の第1出力噛合 部431と噛み合い、該環歯車3が回転する時に、動力が該歯車架に伝達される と、さらに第1出力ラチェット爪430が動力を該リム2に伝達して駆動する目 的を達成する。
【0011】 該歯車架連接体401は前端の径が大きく、後端の径が小さい柱状体とされ、 前端の径が大きい部分に環状に配列された凹溝403が設けられあて、上述の歯 車架前端の凸塊402との嵌合に供される。後端の径の小さい部分の適当な位置 に、第1入力ラチェット爪430が設けられ、該第1入力ラチェット爪430は 正常な状態で弾力部材の弾力を受けて、該駆動器1の一つの入力噛合部321あ と噛合状態を呈し、動力を該歯車架連接体401を透過して該歯車架40に伝達 する。
【0012】 図1に示されるように、若干の遊星歯車41は一つの第1階歯部411、第2 階歯部412、第3階歯部413を具え、上述の三つの太陽歯車51、52、5 3に沿って公転運動を行う。そのうち、第2階歯部412は一つの歯端を以て上 述の第2太陽歯車52と、もう一端が該環歯車3の噛合部30と噛み合う方式で 設置され、該第1階歯部411は上述の第1太陽歯車51と噛み合い、第3階歯 部413は上述の第3太陽歯車53と噛み合う。
【0013】 図1、図4に示されるように、該環歯車3は盆状を呈して、環歯車連接体31 と連接し、上述の太陽歯車セット50と同じ中心で回転し内径を以て上述の若干 の遊星歯車41の第2階歯部412に套設され、該環歯車3の前端内径に上述の 若干の遊星歯車41の第2階歯部412と対応する噛合部30が設けられ、また 、該環歯車3の前端外径の適当な位置に一つの第2出力ラチェット爪330が設 けられて、一つの第2出力噛合部331と噛み合い、該歯車架40が回転する時 に、動力が該環歯車3に伝達されると、該第2出力ラチェット爪330により動 力がさらに該リム2に伝達され、もう一つの駆動モードを達成する。
【0014】 該環歯車連接体31は一つの柱状体とされて、環歯車3の後端と連接し、該環 歯車連接体31の外径の適宜位置に一つの第2入力ラチェット爪320が設けら れ、該第2入力ラチェット爪320は正常状態で弾力部品の弾力を受けて、該駆 動器1の入力噛合部321と噛合状態を呈し、動力を該環歯車連接体31を透過 して該環歯車3に伝達する。
【0015】 図5、6に示されるように、該第1入力ラチェット爪420、第2出力ラチェ ット爪330及び第2入力ラチェット爪320は一つの長部と一つの短部で組成 され、短部の一側に第1入力ラチェット爪斜辺421、第2出力ラチェット爪斜 辺332及び第2入力ラチェット爪斜辺322が設けられ、これら斜辺421、 332或いは322は第2スリーブの制御溝斜辺と作用して、第1入力ラチェッ ト爪420、第2出力ラチェット爪330或いは第2入力ラチェット爪320が 収回モードを呈しうる(後述する)。
【0016】 図1と図4に示されるように、該第2スリーブ7は外観が階段分布するケース 体とされ、移動可能な方式で固定軸80に套設されている。該第2スリーブ7の 前端の適宜位置に一つの第1組制御溝701が設けられ、中端の適宜位置に一つ の第2組制御溝702が設けられ、後端の適宜位置に一つの第3組制御溝703 が設けられている。該第1組制御溝701、第2組制御溝702、第3組制御溝 703は環状方式で第2スリーブ7の周囲に配置され、第1組制御溝701の左 側内縁、第2組制御溝702の右側内縁及び第3組制御溝703の左側内縁にそ れぞれ適宜斜辺があり(図示せず)、第1組制御溝701の左側に一つの第1被 覆部731があり、第2組制御溝702の左側に第2被覆部732があり、第3 組制御溝703の左側に一つの第3被覆部733がある。該第2スリーブ7が第 1極端位置に移動する時、上述の第1入力ラチェット爪420が第3組制御溝7 03を通過して該入力噛合部321と噛合状態を呈し、上述の第2出力ラチェッ ト爪330が第2出力噛合部331と噛合モードを呈し、この時、該駆動器1は 動力を第1入力ラチェット爪420により該歯車架連接体401と該歯車架40 に伝達し、動力は該環歯車3を経由してさらに第2出力ラチェット爪330を透 過して該リム2に伝えられる。該第2スリーブが中間位置に移動すると、該第1 入力ラチェット爪420は該第3制御溝の左側内縁の斜辺と第1入力ラチェット 爪斜辺421の作用により、該第1入力ラチェット爪420を第3被覆部733 に遮蔽させて収回モードとし、上述の第2入力ラチェット爪320が第2組制御 溝を通過して該入力噛合部321と噛合モードを呈し、該第2出力ラチェット爪 330が該第2出力噛合部331と噛合モードを呈し、このとき該駆動器1が動 力を第2入力ラチェット爪320により該環歯車連接体31と該環歯車3に伝え 、さらに第2出力ラチェット爪330を透過して該リム2に伝える。該第2スリ ーブがもう一つの極端位置に至る時、該第1入力ラチェット爪は収回モードを依 然保持し、該第2入力ラチェット爪320は依然として該入力噛合部321と噛 合モードを呈し、該第2出力ラチェット爪330は第1制御溝701の左側内縁 と第2出力ラチェット爪斜辺332の作用により、該第2出力ラチェット爪33 0が第1被覆部731の遮蔽により収回モードを呈し、このとき該駆動器1は動 力を第2入力ラチェット爪320により該環歯車連接体31と該環歯車3に伝達 し、さらに第1出力ラチェット爪430を透過して該リム2に伝える。
【0017】 上述の各部分の組合せにより、本考案は7段速の駆動モードを有する(図7か ら図14参照)。並びに各速度駆動モードにより図15に示されるように各ラチ ェット爪の作用状況が整理される(図15中の+符号は係合を、×符号は強制解 除を、−は解除を示す)各速度順序は以下のようである。
【0018】 第1速度において、第1スリーブ6が最右側に移動し、該第3ラチェット爪セ ット531を該固定軸80の該噛合部81と噛合モードとして該第3太陽歯車5 3を固定し、該第1ラチェット爪セット511と第2ラチェット爪セット521 が第1スリーブ6の左被覆面621により収回モードを呈し、同時に該第2スリ ーブ7が最左側に移動し、該第1入力ラチェット爪420が該第3組制御溝70 3を通過して該入力噛合部321と噛合モードを呈し、該第2入力ラチェット爪 320が該第2被覆部732の作用により収回状態を呈し、該第2出力ラチェッ ト爪330が第1組制御溝701を通過して該第2出力噛合部331と噛合モー ドを呈する。このとき、該駆動器1は動力を該歯車架連接体401と歯車架40 に伝達し、該若干の遊星歯車41と第3太陽歯車53の作用を透過して、動力が 該環歯車3を経由して、さらに第2出力ラチェット爪330を透過して該リム2 に伝えられる。
【0019】 第2速度においては、第1スリーブ6が中間位置に移動し、該第1スリーブ6 の傾斜面601と第3ラチェット爪セット斜辺532の作用により、第3ラチェ ット爪セットが収回モードを右被覆面622の上において呈し、第1ラチェット 爪セット511が収回モードを呈し、該第2ラチェット爪セット521が該固定 軸80の該噛合部81と噛合モードを呈して該第2太陽歯車52を固定し、該第 2スリーブ7がその最も左側の位置に位置し、該第1入力ラチェット爪420を 該入力噛合部321と噛合モードとせしめ、該第2入力ラチェット爪320が収 回状態を呈し、該第2出力ラチェット爪320が第2出力噛合部331と噛合モ ードを呈する。この時、動力は該駆動器1により該歯車架連接体401と歯車架 40に伝達され、該若干の遊星歯車41と該第2太陽歯車52の作用を透過し、 動力が該環歯車3を経由してさらに第2出力ラチェット爪330を透過して該リ ム2に伝達される。
【0020】 第3速度においては、該第1スリーブ6が最左側位置に移動し、該第1スリー ブ6の傾斜面601と第2ラチェット爪セット斜辺522の作用により、第2ラ チェット爪セット521が右被覆面622の上で収回モードを呈し、該第3ラチ ェット爪セット531も収回モードを呈し、該第1ラチェット爪セット511と 該固定軸80の該噛合部81が噛合モードを呈して該第1太陽歯車51を固定せ しめ、該第2スリーブ7がその最左側位置を保持して、該第1入力ラチェット爪 420を該入力噛合部321と噛合モードとせしめ、該第2入力ラチェット爪3 20が収回モードを呈し、該第2出力ラチェット爪330と該第2出力噛合部3 31が噛合モードを呈する。このとき動力は該駆動器1より該歯車架連接体41 と歯車架40に伝えられ、該若干の遊星歯車41と該第1太陽歯車51の作用を 透過して、動力が該環歯車3を経由し、さらに第2出力ラチェット爪330を透 過して該リム2に伝えられる。
【0021】 第4速度は直接駆動とされ、該第1スリーブ6が最左側位置を保持し、該第1 ラチェット爪セット511が該固定軸80の該噛合部81と噛合モードを呈して 、該第1太陽歯車51を固定し、該第2ラチェット爪セット521と第3ラチェ ット爪セット531も該右被覆面622において収回モードを呈し、該第2スリ ーブ7が右に移動して中間位置に至り、該第1入力ラチェット爪420が該第3 制御溝左側内縁斜辺と第1入力ラチェット爪斜辺421の作用により、該第1入 力ラチェット爪420が第3被覆部733に遮蔽されて収回モードを呈し、該第 2入力ラチェット爪320が該第2組制御溝702を通過して該入力噛合部32 1と噛合モードを呈し、該第2出力ラチェット爪330が第2出力噛合部331 と噛合モードを呈する。この時、動力は該駆動器1より該環歯車連接体31と環 歯車3に伝達され、この時、動力は該若干の遊星歯車41と該第1太陽歯車51 の作用を透過せず、直接該環歯車3を経由し、さらに第2出力ラチェット爪33 0を透過して該リム2に伝えられる。
【0022】 第5速度時には、該第1スリーブ6は最左側位置を保持し、該第1ラチェット 爪セット511が該固定軸80の該噛合部81と噛合モードを呈して該第1太陽 歯車51を固定せしめ、同時に、該第2スリーブ7が右に移動して最右側位置に 至り、該第1入力ラチェット爪420を該第1被覆部731の作用により収回状 態とせしめ、該第2入力ラチェット爪320が即ち該第2組制御溝702を通過 して該入力噛合部321と噛合モードを呈し、該第2出力ラチェット爪330が 第1制御溝701の左側内縁と第2出力ラチェット爪斜辺332の作用により、 該第2出力ラチェット爪330を第1被覆部731の遮蔽により収回モードとせ しめる。この時、動力は該駆動器1より該環歯車連接体31と環歯車3に伝えら れ、若干の遊星歯車41と第1太陽歯車51の作用を透過して該歯車架40に伝 えられ、さらに第1出力ラチェット爪431を透過して該リム2に伝えられる。
【0023】 第6速度においては、第1スリーブ6が中間位置に移動し、該第1スリーブ6 の傾斜面601と第1ラチェット爪セット斜辺512の作用により、第1ラチェ ット爪セットを該左被覆面621の上において収回モードとせしめ、該第2ラチ ェット爪セット521と該固定軸80の噛合部81が噛合モードを呈して該第2 太陽歯車52を固定し、第3ラチェット爪セット531も該右被覆面622の上 で収回モードを呈し、該第2スリーブ7が最右側位置を保持し、該第1入力ラチ ェット爪420を収回状態とせしめ、該第2入力ラチェット爪320が該入力噛 合部321と噛合モードを呈し、該第2出力ラチェット爪330が収回状態を呈 する。この時、該駆動器1が動力を該環歯車連接体31に伝え、動力は環歯車3 を経由し並びに若干の遊星歯車41と該第2太陽歯車52の作用を透過して、該 歯車架40に伝えられ、さらに第1出力ラチェット爪431を透過して該リム2 に伝えられる。
【0024】 第7速度において、該第1スリーブ6が最右側位置に移動し、該第1スリーブ 6の傾斜面601と第2ラチェット爪セット斜辺522の作用により、第2ラチ ェット爪セット521が該左被覆面621の上で収回モードを呈し、第1ラチェ ット爪セット511も収回モードを呈し、該ラチェット爪531が該固定軸80 の該噛合部81の噛み合わせにより該第3太陽歯車53が固定され、該第2スリ ーブ7が最右側位置を保持し、第1入力ラチェット爪420が収回状態を呈し、 第2入力ラチェット爪320が該入力噛合部321と噛合モードを呈し、該第2 出力ラチェット爪330が収回状態を呈する。この時、該駆動器1が動力を該環 歯車連接体31に伝え、動力は環歯車3を経由し並びに若干の遊星歯車41と第 2太陽歯車52の作用を透過して、該歯車架40に伝えられ、さらに第1出力ラ チェット爪431を透過して該リム2に伝えられる。
【0025】
【考案の効果】
上述の全体の伝動関係から分かるように、本考案の多段変速リム変速制御機構 は、第1スリーブ6の移動を利用して、該太陽歯車セット内の該ラチェット爪と 該固定軸80の噛合部81を結合させて太陽歯車を固定する効果を達成しており 、並びに該傾斜面601を利用して該第1スリーブ6の移動過程において、順調 に、もともと噛合状態にあった該ラチェット爪を押し上げて収回モードとし、並 びに該第2スリーブ7の移動を利用して、該第1入力ラチェット爪420或いは 該第2入力ラチェット爪320を該第3組制御溝703或いは該第2組制御溝7 02を透過して該入力噛合部321と噛合状態を呈するようにして順調に動力切 り換え状態を達成し、本機構は7段変速或いはそれ以下或いはそれ以上の多段変 速に応用され、それにはただ適宜太陽歯車と遊星歯車を増減するだけでよい。
【0026】 総合すると、本考案は予期された効果を達成しており、ゆえにその実用性は疑 いなく、且つその技術手段は従来の技術には見られず、ゆえに確実に機能が増進 されている。本考案に基づきなされ等しい効果を達成しうる細部の修飾或いは変 更はいずれも本考案の請求範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の各部の連接関係を示す断面図である。
【図2】本考案中の固定軸及び第1スリーブ装置の斜視
図であり、該固定軸と第1スリーブ装置の形状と組合せ
方式を示す。
【図3】本考案中の太陽歯車ラチェットセットの斜視図
であり、該太陽歯車ラチェットセットの形状を示す。
【図4】本考案中の遊星歯車装置、環歯車及び第2スリ
ーブの斜視図であり、該遊星歯車装置、環歯車及び第2
スリーブ装置の組合せ関係と形状を示す。
【図5】本考案中の第1入力ラチェット爪と第2出力ラ
チェット爪の斜視図であり、該第1入力ラチェット爪と
第2出力ラチェット爪の形状を示す。
【図6】本考案中の第2出力ラチェット爪の斜視図であ
り、第2出力ラチェット爪の形状を示す。
【図7】本考案の各速度時の、ラチェット爪セットの一
つのラチェット爪のかみ合わせ表示図である。
【図8】本考案の各速度時の、ラチェット爪セットの一
つのラチェット爪の収回表示図である。
【図9】本考案の第1、第2、第3速度時の、第1入力
ラチェット爪と第1入力噛合部の噛み合わせ表示図であ
る。
【図10】本考案の第1、第2、第3速度時の、第2出
力ラチェット爪と第2出力噛合部の噛み合わせ表示図で
ある。
【図11】本考案の第1、第2、第3速度時の、第2入
力ラチェット爪の収回表示図である。
【図12】本考案の第4、第5、第6、第7の速度時
の、第1入力ラチェット爪の収回表示図である。
【図13】本考案の第4、第5、第6、第7の速度時
の、第2入力ラチェット爪と第2入力噛合部の噛み合わ
せ表示図である。
【図14】本考案の第4、第5、第6、第7の速度時
の、第2出力ラチェット爪の収回表示図である。
【図15】本考案の各速度時の各ラチェット爪の動作一
覧表である。
【符号の説明】
1 駆動器 512 第1ラチェ
ット爪セット斜辺 2 リム 52 第2太陽歯車 3 環歯車 521 第2ラチェ
ット爪装置 30 噛合部 522 第2ラチェ
ット爪セット斜辺 31 環歯車連接体 53 第3太陽歯車 320 第2入力ラチェット爪 531 第3ラチェ
ット爪セット 321 入力噛合部 532 第3ラチェ
ット爪セット斜辺 322 第2入力ラチェット爪斜辺 6 第1
スリーブ 330 第2出力ラチェット爪 601
傾斜面 331 第2出力噛合部 61 制
御溝 332 第2出力ラチェット爪斜辺 621
左被覆面 4 遊星歯車装置 622
右被覆面 40 歯車架 63 第
1スプリング 401 歯車架連接体 64 第
1制御キー 402 凸塊 7 第2
スリーブ 403 凹溝 701
第1組制御溝 41 遊星歯車 702
第2組制御溝 411 第1階歯部 703
第3組制御溝 412 第2階歯部 71 第
2スプリング 413 第3階歯部 72 第
2制御キー 420 第1入力ラチェット爪 731
第1被覆部 421 第1入力ラチェット爪斜辺 732
第2被覆部 430 第1出力ラチェット爪 733
第3被覆部 431 第1出力噛合部 80 固
定軸 50 太陽歯車セット 81 噛
合部 501 ラチェット爪セット 90 第
1縦向スロット 51 第1太陽歯車 91 第
2縦向スロット 511 第1ラチェット爪セット

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの固定軸とされ、リムの中心に固定
    された長桿体であり、中段位置に適宜長さの噛合部が設
    けられた、上記固定軸、 一つの第1スリーブとされ、適宜長さの管体とされ、軸
    方向に移動可能な方式で上述の固定軸に套設され、中央
    近くに環状に配列された制御溝を具えた、上記第1スリ
    ーブ、 一つの第2スリーブとされ、階段状のケース体とされ、
    移動可能な方式で上述の固定軸に套設され、各階段部分
    に環状に配列された制御溝が設けられた、上記第2スリ
    ーブ、 三つの太陽歯車とされ、上述の固定軸の噛合部位置に対
    応する方式で回転可能に上述の第1スリーブに套設さ
    れ、それぞれ異なる方向の単方向ラチェット爪セットを
    具え、該三つの太陽歯車がそれぞれ上述の第1スリーブ
    の移動位置の制御により自由回転或いは固定されたモー
    ドを呈する、上記三つの太陽歯車、 一つの遊星歯車装置とされ、盤状を呈する歯車架を具
    え、前端の上述の三つの太陽歯車より大きい適宜直径の
    大孔を以て上述の三つの太陽歯車の外周に套設されて同
    じ中心軸の回りを回転し、後端の一つの適宜直径の小孔
    を以て上述の固定軸の後端に近い位置に套設され、及び
    若干の遊星歯車を具え、該若干の遊星歯車が、第1階歯
    部、第2階歯部、及び第3階歯部を具え、それぞれ上述
    の三つの太陽歯車と噛み合い、上述の三つの太陽歯車を
    公転運動可能とし、及び一つの歯車架連接体を具え、該
    歯車架連接体が上述の歯車架の前端と結合している、上
    記遊星歯車装置、 一つの環歯車とされ、盆状を呈し、一つの環歯車連接体
    と連接し、上述の太陽歯車と同じ中心を以て回転し、並
    びに前端内径が上述の遊星歯車装置の若干の遊星歯車と
    噛み合う方式で設置された、上記環歯車、 一つの駆動器とされ、柱状体とされ、内径に入力噛合部
    が設けられた、上記駆動器、 一つのリムとされ、前端と後端の適宜位置に出力噛合部
    と第2出力噛合部が設けられた、上記リム、 以上が組み合わされ、該第2スリーブの移動及び該第2
    スリーブの制御溝の使用により、動力切り換え過程を順
    調とし、並びに第1スリーブの移動及び該第1スリーブ
    の制御溝の使用により、上述の三つの太陽歯車内のラチ
    ェット爪セットと該固定軸の噛合部を噛合状態或いは収
    回モードとして、上述の三つの太陽歯車の自由度を制御
    すると共に、全体の変速機構を簡素化したことを特徴と
    する、多段変速リム変速制御機構。
  2. 【請求項2】 前記第1スリーブが一つの左被覆面と一
    つの右被覆面を具え、該左被覆面及び該右被覆面が上述
    の固定軸の噛合部を遮蔽可能で、上述の太陽歯車のラチ
    ェット爪セットを収回モードとなしうることを特徴とす
    る、請求項1に記載の多段変速リム変速制御機構。
  3. 【請求項3】 前記第1スリーブの環状に配列された制
    御溝の周囲に傾斜面が設けられ、該第1スリーブが移動
    する時に、上述の太陽歯車のラチェット爪セットを押し
    開き、該ラチェット爪セットを収回モードとなしうるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の多段変速リム変速制
    御機構。
  4. 【請求項4】 前記傾斜面が第1スリーブを移動させる
    時、太陽歯車のラチェット爪セットが順調に制御溝に滑
    入して、上述の固定軸の噛合部と噛合することを特徴と
    する、請求項3に記載の多段変速リム変速制御機構。
  5. 【請求項5】 前記歯車架の前端の大孔の孔径前端に環
    状に配列されて歯車架連接体と嵌合可能な複数の凸塊が
    設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の多段変
    速リム変速制御機構。
  6. 【請求項6】 前記歯車架の後端の適宜位置に一つの第
    1出力ラチェット爪が設けられて、該第1出力ラチェッ
    ト爪が前記リムの第1出力噛合部と噛合することを特徴
    とする、請求項2に記載の多段変速リム変速制御機構。
  7. 【請求項7】 前記歯車架連接体が前端の径が大きく後
    端の径が小さい柱状体とされ、前端の径が大きい部分に
    環状に配列された凹溝が設けられて歯車架の前端の凸塊
    との嵌合に用いられることを特徴とする、請求項1に記
    載の多段変速リム変速制御機構。
  8. 【請求項8】 前記歯車架連接体の後端の径が小さい部
    分の適宜位置に一つの第1入力ラチェット爪が設けられ
    て前記駆動器の入力噛合部と噛合可能であることを特徴
    とする、請求項6に記載の多段変速リム変速制御機構。
  9. 【請求項9】 前記環歯車の前端外径の適宜位置に一つ
    の第1出力ラチェット爪が設けられて、前記リムの第2
    出力噛合部と噛合可能で、該環歯車の後端が環歯車連接
    体に連接することを特徴とする、請求項1に記載の多段
    変速リム変速制御機構。
  10. 【請求項10】 前記環歯車連接体が柱状体とされて環
    歯車の後端と連接し、該環歯車連接体の外径の適宜位置
    に一つの第2入力ラチェット爪が設けられて上述の駆動
    器の入力噛合部と噛合可能であることを特徴とする、請
    求項9に記載の多段変速リム変速制御機構。
  11. 【請求項11】 前記第2スリーブが軸方向に移動可能
    とされ、第1入力ラチェット爪、第2入力ラチェット
    爪、第1出力ラチェット爪或いは第2出力ラチェット爪
    が制御溝を通過して対応する噛合部と噛合可能であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の多段変速リム変速制
    御機構。
  12. 【請求項12】 前記制御溝の近傍に被覆部があり、第
    2スリーブが移動する時に、上述の第1入力ラチェット
    爪、第2入力ラチェット爪、第1出力ラチェット爪或い
    は第2出力ラチェット爪が制御溝を遮蔽してそれを収回
    モードとなしうることを特徴とする、請求項11に記載
    の多段変速リム変速制御機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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