JP6035138B2 - 駆動力伝達装置及び車両用サンシェード装置 - Google Patents

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この発明は、複数のサンシェード部材を開閉駆動する車両用サンシェード装置に関するものである。
車両の天井に設けられるサンルーフ装置の一種類として、透明なガラスの板材で形成される第一のシェード部材と、遮光性を備えた合成樹脂等で形成される第二のシェード材とを天井面に設けられた開口部を開閉するようにスライド可能としたものがある。
そして、第一及び第二のシェード部材を開放して車内に外気を導入する状態と、第一のシェード部材のみを閉じて外気を遮断しながら外光を取り入れる状態と、第一及び第二のシェード材を閉じて外気及び外光を遮断する状態とのいずれかを選択可能となっている。
上記のようなサンルーフ装置の一種類として、第一及び第二のシェード部材をモータの駆動力で開閉操作可能とした電動サンルーフ装置が実用化されている。
特許文献1には、ガラスパネルとサンシェードとをそれぞれ別のモータを使用した駆動装置で開閉駆動可能としたサンルーフ駆動装置が開示されている。
特許文献2〜5には、共通の1台のモータでサンルーフとサンシェードとを開閉駆動可能としたサンルーフ装置が開示されている。
実開昭60−18926号公報 実開平4−11121号公報 実開平4−101719号公報 実開平6−853号公報 特開平2−293219号公報
特許文献1に開示された電動サンルーフ装置では、ガラスパネルとサンシェードを開閉駆動するために2台のモータを必要とするため、モータへの配線が煩雑となるとともに、部品コストが上昇するという問題点がある。
特許文献2〜5に開示されたサンルーフ装置では、1台のモータでサンルーフとサンシェードを開閉することはできる。しかし、例えばサンシェードのみを閉じる操作は、手動で行う必要がある等、サンルーフとサンシェードを独立して開閉操作することはできないという問題点がある。
この発明の目的は、1台のモータで2つの出力軸を交互に独立して正逆回転駆動可能とした駆動力伝達装置を提供することにある。
上記課題を解決する駆動力伝達装置は、1台のモータの駆動力で複数の出力軸を回転駆動可能とした駆動力伝達装置において、前記モータの動作に基づいて正逆回転される第一の出力軸と、前記第一の出力軸の正逆回転に基づいて正逆回転可能とした第二及び第三の出力軸と、前記第一の出力軸の正逆回転を、前記第二及び第三の出力軸のいずれかを選択して伝達する選択装置とを備え、前記選択装置は、前記第一の出力軸の回転が前記第二及び第三の出力軸のいずれにも伝達されない中立位置からの前記第一の出力軸の正転に基づいて、前記第一の出力軸の回転を前記第二の出力軸に伝達可能とする第一のギヤ機構と、前記中立位置からの前記第一の出力軸の逆転に基づいて、前記第一の出力軸の回転を前記第三の出力軸に伝達可能とする第二のギヤ機構とを備え、前記第一及び第二のギヤ機構は、ハウジングに回転可能に支持された前記第一の出力軸に相対回転可能に支持されるプレートと、前記プレートに回転可能に支持されるとともに、前記第一の出力軸と一体に回転する出力ギヤに噛み合う第一及び第二のアイドルギヤと、前記プレートと前記出力ギヤとの間に介在されて、前記プレートを一定の摩擦力を介して出力ギヤの回転方向に回動させる摩擦装置と、前記第二の出力軸に一体に取着され、前記プレートの正転方向の回動に基づいて前記第一のアイドルギヤに噛み合う第一の一次伝達ギヤと、前記第三の出力軸に一体に取着され、前記プレートの逆転方向の回動に基づいて前記第二のアイドルギヤに噛み合う第二の一次伝達ギヤと、前記第一のアイドルギヤが前記第一の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第一の保持装置と、前記第二のアイドルギヤが前記第二の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第二の保持装置とを備えた。
この構成によれば、一台のモータで回転される第一の出力軸の正逆回転に基づいて、第二及び第三の出力軸のいずれかが正逆回転される
この構成によれば、中立位置から第一の出力軸の正転に基づいて第一の出力軸の回転が第一のギヤ機構を介して第二の出力軸に伝達される状態となり、中立位置から第一の出力軸の逆転に基づいて第一の出力軸の回転が第二のギヤ機構を介して第三の出力軸に伝達される状態となる。
この構成によれば、第一の出力軸の正転に基づいて第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合うと、第一の保持装置により第一の出力軸の正逆回転が第二の出力軸に伝達される状態となる。また、第一の出力軸の逆転に基づいて第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合うと、第二の保持装置により第一の出力軸の正逆回転が第三の出力軸に伝達される状態となる。
上記駆動力伝達装置について、前記第一の保持装置は、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が逆転されたとき、前記第一のアイドルギヤと第一の一次伝達ギヤとの噛み合いを解除するカム装置を備え、前記第二の保持装置は、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が正転されたとき、前記第二のアイドルギヤと第二の一次伝達ギヤとの噛み合いを解除するカム装置を備えることが好ましい。
この構成によれば、第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が逆転されると、第一のアイドルギヤと第一の一次伝達ギヤとの噛み合いが解除され、第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が正転されると、第二のアイドルギヤと第二の一次伝達ギヤとの噛み合いが解除される。
上記駆動力伝達装置について、前記カム装置は、前記プレートに設けられたピンと、前記第二の出力軸の回転に基づいて回転される差動歯車と、前記第三の出力軸の回転に基づいて回転される差動歯車と、前記差動歯車の側面にそれぞれ設けられ、前記アイドルギヤが前記一次伝達ギヤに噛み合う位置で前記ピンを保持する環状部と、前記環状部に設けられ、前記アイドルギヤと一次伝達ギヤの噛み合いを解除する位置に前記ピンを移動可能とした開口部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、ピンが環状部内に保持されているとき、アイドルギヤが一次伝達ギヤに噛み合う位置で保持され、ピンが開口部に達した状態で、第一の出力軸の回転方向が切り替わると、アイドルギヤと一次伝達ギヤの噛み合いが解除される。
上記課題を解決する車両用サンシェード装置は、1台のモータの駆動力で回転される複数の出力軸を介して第一及び第二のサンシェード部材を開閉可能とした車両用サンシェード装置において、前記モータの動作に基づいて正逆回転される第一の出力軸と、前記第一の出力軸の正逆回転に基づいて正逆回転されて、前記第一及び第二のサンシェード部材をそれぞれ開閉可能とした第二及び第三の出力軸と、前記第一の出力軸の正逆回転を、前記第二及び第三の出力軸のいずれかを選択して伝達する選択装置とを備え、前記選択装置は、前記第一の出力軸の回転が前記第二及び第三の出力軸のいずれにも伝達されない中立位置からの前記第一の出力軸の正転に基づいて、前記第一の出力軸の回転を前記第二の出力軸に伝達可能とする第一のギヤ機構と、前記中立位置からの前記第一の出力軸の逆転に基づいて、前記第一の出力軸の回転を前記第三の出力軸に伝達可能とする第二のギヤ機構とを備え、前記第一及び第二のギヤ機構は、ハウジングに回転可能に支持された前記第一の出力軸に相対回転可能に支持されるプレートと、前記プレートに回転可能に支持されるとともに、前記第一の出力軸と一体に回転する出力ギヤに噛み合う第一及び第二のアイドルギヤと、前記プレートと前記出力ギヤとの間に介在されて、前記プレートを一定の摩擦力を介して出力ギヤの回転方向に回動させる摩擦装置と、前記第二の出力軸に一体に取着され、前記プレートの正転方向の回動に基づいて前記第一のアイドルギヤに噛み合う第一の一次伝達ギヤと、前記第三の出力軸に一体に取着され、前記プレートの逆転方向の回動に基づいて前記第二のアイドルギヤに噛み合う第二の一次伝達ギヤと、前記第一のアイドルギヤが前記第一の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第一の保持装置と、前記第二のアイドルギヤが前記第二の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第二の保持装置とを備えた。
この構成によれば、一台のモータで回転される第一の出力軸の正逆回転に基づいて、第一及び第二のサンシェード部材のいずれかが開閉される
この構成によれば、中立位置から第一の出力軸の正転に基づいて第一の出力軸の回転が第一のギヤ機構を介して第二の出力軸に伝達される状態となり、中立位置から第一の出力軸の逆転に基づいて第一の出力軸の回転が第二のギヤ機構を介して第三の出力軸に伝達される状態となる。
この構成によれば、第一の出力軸の正転に基づいて第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合うと、第一の保持装置により第一の出力軸の正逆回転が第二の出力軸に伝達される状態となる。また、第一の出力軸の逆転に基づいて第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合うと、第二の保持装置により第一の出力軸の正逆回転が第三の出力軸に伝達される状態となる。
上記車両用サンシェード装置について、前記第一の保持装置は、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が逆転されたとき、前記第一のアイドルギヤと第一の一次伝達ギヤとの噛み合いを解除するカム装置を備え、前記第二の保持装置は、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が正転されたとき、前記第二のアイドルギヤと第二の一次伝達ギヤとの噛み合いを解除するカム装置を備えることが好ましい。
この構成によれば、第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が逆転されると、第一のアイドルギヤと第一の一次伝達ギヤとの噛み合いが解除され、第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が正転されると、第二のアイドルギヤと第二の一次伝達ギヤとの噛み合いが解除される。
上記車両用サンシェード装置について、前記カム装置は、前記プレートに設けられたピンと、前記第二の出力軸の回転に基づいて回転される差動歯車と、前記第三の出力軸の回転に基づいて回転される差動歯車と、前記差動歯車の側面にそれぞれ設けられ、前記アイドルギヤが前記一次伝達ギヤに噛み合う位置で前記ピンを保持する環状部と、前記環状部に設けられ、前記アイドルギヤと一次伝達ギヤの噛み合いを解除する位置に前記ピンを移動可能とした開口部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、ピンが環状部内に保持されているとき、アイドルギヤが一次伝達ギヤに噛み合う位置で保持され、ピンが開口部に達した状態で、第一の出力軸の回転方向が切り替わると、アイドルギヤと一次伝達ギヤの噛み合いが解除される。
上記車両用サンシェード装置について、前記第二の出力軸と前記差動歯車との間には、前記第一のサンシェード部材が開位置に移動したとき前記ピンを前記開口部に移動させる減速ギヤを設け、前記第三の出力軸と前記差動歯車との間には、前記第二のサンシェード部材が閉位置に移動したとき前記ピンを前記開口部に移動させる減速ギヤを設けることが好ましい。
この構成によれば、第一のサンシェード部材が開位置に移動したときピンが開口部に移動され、第二のサンシェード部材が閉位置に移動したときピンが開口部に移動される。
上記車両用サンシェード装置について、前記第一のサンシェード部材は、遮光性を備えたサンシェードとし、前記第二のサンシェード部材は、透光性を備えたガラス板で形成したサンルーフとすることが好ましい。
この構成によれば、第一の出力軸の回転に基づいて、サンシェードとサンルーフがそれぞれ独立して開閉される。
上記車両用サンシェード装置について、前記第一のサンシェード部材は、遮光カーテンとし、前記第二のサンシェード部材は、透光性を備えた半遮光カーテンとすることが好ましい。
この構成によれば、第一の出力軸の回転に基づいて、車両用の遮光カーテンと半遮光カーテンがそれぞれ独立して開閉される。
上記課題を解決する駆動力伝達装置は、1台のモータの駆動力で複数の出力軸を回転駆動可能とした駆動力伝達装置において、前記モータの動作に基づいて正逆回転される第一の出力軸と、前記第一の出力軸の正逆回転に基づいて正逆回転可能とした第二及び第三の出力軸と、前記第一の出力軸と一体に回転する出力ギヤに噛み合う第一及び第二のアイドルギヤと、前記第二の出力軸に一体に取着され、前記第一の出力軸の回転が前記第二及び第三の出力軸のいずれにも伝達されない中立位置からの前記第一の出力軸の正転に基づいて前記第一のアイドルギヤに噛み合う第一の一次伝達ギヤと、前記第三の出力軸に一体に取着され、前記中立位置からの前記第一の出力軸の逆転に基づいて前記第二のアイドルギヤに噛み合う第二の一次伝達ギヤと、前記第一のアイドルギヤが前記第一の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第一の保持装置と、前記第二のアイドルギヤが前記第二の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第二の保持装置とを備えた。
上記課題を解決する車両用サンシェード装置は、1台のモータの駆動力で回転される複数の出力軸を介して第一及び第二のサンシェード部材を開閉可能とした車両用サンシェード装置において、前記モータの動作に基づいて正逆回転される第一の出力軸と、前記第一の出力軸の正逆回転に基づいて正逆回転されて、前記第一及び第二のサンシェード部材をそれぞれ開閉可能とした第二及び第三の出力軸と、前記第一の出力軸と一体に回転する出力ギヤに噛み合う第一及び第二のアイドルギヤと、前記第二の出力軸に一体に取着され、前記第一の出力軸の回転が前記第二及び第三の出力軸のいずれにも伝達されない中立位置からの前記第一の出力軸の正転に基づいて前記第一のアイドルギヤに噛み合う第一の一次伝達ギヤと、前記第三の出力軸に一体に取着され、前記中立位置からの前記第一の出力軸の逆転に基づいて前記第二のアイドルギヤに噛み合う第二の一次伝達ギヤと、前記第一のアイドルギヤが前記第一の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第一の保持装置と、前記第二のアイドルギヤが前記第二の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第二の保持装置とを備えた。
本発明によれば、駆動力伝達装置の2つの出力軸を1台のモータで交互に独立して正逆回転駆動することができる。
駆動力伝達装置を示す正面図である。 図1におけるY−Y線断面図である。 図1におけるX−X線断面図である。 二次伝達ギヤを示す斜視図である。 差動歯車を示す斜視図である。 駆動力伝達装置の動作を示す正面図である。 駆動力伝達装置の動作を示す正面図である。 駆動力伝達装置の動作を示す正面図である。 駆動力伝達装置の動作を示す正面図である。 駆動力伝達装置の動作を示す正面図である。 駆動力伝達装置の動作を示す正面図である。 (a)〜(c)は駆動力伝達装置の動作に基づくサンルーフの動作を示す斜視図である。 (a)〜(c)は駆動力伝達装置の動作に基づく車載用カーテンの動作を示す斜視図である。
以下、サンルーフ駆動装置の一実施形態を図面に従って説明する。図1〜図3に示すサンルーフ駆動装置は、ハウジング1内には第一の出力軸2と、第一の出力軸2を中間としてその両側に第二及び第三の出力軸3,4が回転可能に支持されている。
前記第一の出力軸2は基端部及び中間部がハウジング1に取着される軸受メタル5,6に回転可能に支持されている。
前記第一の出力軸2の基端部にはウォームホィール7が取着され、そのウォームホィール7にモータの出力軸に取着されたウォーム(図示しない)が噛み合わされて、モータの出力軸の正逆回転に基づいて第一の出力軸2が正逆回転される。
前記第一の出力軸2の先端部には段差8を介して縮径部9が形成され、その縮径部9の先端には出力ギヤ10が嵌着固定されている。従って、出力ギヤ10は第一の出力軸2と一体に回転する。
前記第一の出力軸2の縮径部9の基端側には、プレート11が相対回転可能に支持されている。図1に示すように、前記プレート11はほぼホームベース状の変形多角形状に形成され、その下方幅狭部に前記第一の出力軸2が相対回転可能に挿通されている。
また、前記出力ギヤ10とプレート11との間にはウェーブワッシャ12が配設され、出力ギヤ10の側面を支点とするウェーブワッシャ12の付勢力により、プレート11が段差8に圧接されている。
従って、プレート11と第一の出力軸2との間に所定の摩擦力が確保され、プレート11の回動が妨げられない状態では、プレート11は第一の出力軸2の回転にともなって同方向に回動するようになっている。
前記出力ギヤ10の両側斜め上方位置において、前記プレート11には第一及び第二のアイドルギヤ13,14が回転可能に支持されるとともに、出力ギヤ10にそれぞれ噛み合わされている。
前記第一のアイドルギヤ13の側方において、前記第二の出力軸3には一次伝達ギヤ15が嵌着されている。同様に前記第二のアイドルギヤ14の側方において、前記第三の出力軸4には一次伝達ギヤ16が嵌着されている。
そして、第一の出力軸2の正回転に基づいてプレート11が第一の出力軸2を回動中心として矢印A方向に回動されると、第一のアイドルギヤ13が一次伝達ギヤ15に噛み合って、第一の出力軸2の回転が第二の出力軸3に伝達される。また、第一の出力軸2の逆回転に基づいてプレート11が矢印B方向に回動されると、第二のアイドルギヤ14が一次伝達ギヤ16に噛み合って、第一の出力軸2の回転が第三の出力軸4に伝達される。
前記第二の出力軸3の基端側には、第二の出力軸3と一体に回転する二次伝達ギヤ17が設けられ、前記第三の出力軸4の基端側には、第三の出力軸4と一体に回転する二次伝達ギヤ18が設けられている。
図1及び図4に示すように、前記二次伝達ギヤ17,18には、その外周面の一部にのみ2つずつの歯19,20がそれぞれ設けられている。前記二次伝達ギヤ17,18の上方には差動歯車21,22がハウジング1に支持された支軸23に回転可能に、かつ支軸23の軸方向に移動不能に支持されている。
そして、差動歯車21に二次伝達ギヤ17の歯19が噛み合い、差動歯車22に二次伝達ギヤ18の歯20が噛み合うようになっている。従って、差動歯車21,22は二次伝達ギヤ17,18が1回転する度に差動歯車21,22の1つ分の歯に相当する角度で回転されるようになっている。
図3に示すように、前記差動歯車21,22とハウジング1との間にはそれぞれウェーブワッシャ24が配設され、そのウェーブワッシャ24の付勢力により差動歯車21,22とハウジング1との間に所定の摩擦力が確保されている。従って、差動歯車21,22は二次伝達ギヤ17,18の歯19,20が噛み合ったときに限り回転される。
図1及び図3に示すように、前記プレート11の上部には、図1において左右方向中央部から前記差動歯車21,22側に向かって突出するピン29が形成されている。
図5に示すように、前記差動歯車21,22の前記プレート11側の側面外周部にはカム形状部25が一体に形成されている。カム形状部25は、差動歯車21,22の外周部に沿って設けられる環状部26と、環状部26の内外を連通させる開口部27と、その開口部27の一端に設けられたカム面28とが設けられている。カム面28は、差動歯車21,22の中心線に沿う方向に形成されるとともに、前記環状部26の幅より広い幅で形成されている。
図7及び図8に示すように、前記プレート11と差動歯車21,22の相対位置は、プレート11が回動されるとき、ピン29の先端部が開口部27に進入してカム面28に当接する状態を経て、開口部27から環状部26の内側に進入可能とする位置に設定されている。
図2に示すように、前記第二及び第三の出力軸3,4の先端部はハウジング1外まで延設され、その先端に駆動ギヤ30,31がそれぞれ取着されている。そして、第二の出力軸3の回転に基づいて駆動ギヤ30を介してサンシェードが駆動され、第三の出力軸4の回転に基づいて駆動ギヤ31を介してサンルーフが駆動される。
次に、上記のように構成されたサンルーフ駆動装置の作用を説明する。
図6に示すように、プレート11が差動歯車21,22の中間に位置し、差動歯車21,22のいずれの側にも回動していない状態では、ピン29が差動歯車21,22間に位置している。
この状態から、モータの作動により第一の出力軸2が例えば矢印C方向に回転されると、出力ギヤ10に噛み合う第一及び第二のアイドルギヤ13,14が回転され、出力ギヤ10とともにプレート11が第一の出力軸2を中心として矢印A方向に回動される。
すると、図7及び図8に示すように、プレート11が傾き始め、ピン29が差動歯車21のカム面28に当接しながらカム形状部25の開口部27内に進入する。そして、ピン29が環状部26内に進入すると、第一のアイドルギヤ13が一次伝達ギヤ15に噛み合う。
すると、図9に示すように、第二の出力軸3及び一次伝達ギヤ15が矢印D方向に回転されて二次伝達ギヤ17が同方向に回転され、二次伝達ギヤ17が1回転される度に、差動歯車21が矢印E方向に1歯分ずつ回転される。
この状態では、図10及び図11に示すように、ピン29が環状部26内に保持されているので、第一の出力軸2が逆回転すなわち矢印F方向に回転されても、プレート11の同方向への回動が阻止され、第一の出力軸2の回転が第二の出力軸3に伝達される。従って、第一の出力軸2の正逆回転が第二の出力軸3に伝達される。
また、ピン29が開口部27に進入し得る位置まで差動歯車21が回動された状態で、第一の出力軸2が矢印F方向に回転されると、プレート11が同方向(図1に示す矢印B方向)に回動されてピン29が差動歯車21のカム形状部25から外れる。
この状態から、さらに第一の出力軸2が矢印F方向に回転されると、プレート11が同方向に回動されてピン29が差動歯車22のカム形状部25の開口部27から環状部26内に進入する。
すると、第三の出力軸4が図6に示す矢印G方向に回転されて二次伝達ギヤ18が同方向に回転され、二次伝達ギヤ18が1回転される度に、差動歯車22が矢印H方向に1歯分ずつ回転される。
この状態では、ピン29が差動歯車22の環状部26内に保持されているので、第一の出力軸2が逆回転すなわち矢印C方向に回転されても、プレート11の同方向への回動が阻止され、第一の出力軸2の回転が第三の出力軸4に伝達される。従って、第一の出力軸2の正逆回転が第三の出力軸4に伝達される。
また、ピン29が開口部27に進入し得る位置まで差動歯車22が回動された状態で、第一の出力軸2が矢印C方向に回転されると、プレート11が同方向に回動されてピン29が差動歯車22のカム形状部25から外れる。
上記のような動作により、このサンルーフ駆動装置では一つのモータで正逆回転される第一の出力軸2の動作により、第二及び第三の出力軸3,4をそれぞれ独立して正逆方向に回転駆動することが可能となる。すると、第二及び第三の出力軸3,4の駆動ギヤ30,31と図12に示すサンルーフ32及びサンシェード33との間に介在される駆動機構を以下のように設定すると、サンルーフ32及びサンシェード33を独立して開閉駆動可能となる。
すなわち、プレート11が図6に示す状態に位置するとき、図12(b)に示すように、ガラス板のサンルーフ32が閉状態となり、かつサンシェード33が開状態となるように設定する。
すると、第一の出力軸2の矢印C方向への回転により図9及び図10に示す状態となると、図12(c)に示すようにサンシェード33を開閉駆動可能となる。
また、第一の出力軸2の矢印F方向への回転に基づいて、ピン29が差動歯車22の環状部26内に位置する状態では、図12(a)に示すようにサンルーフ32を開閉駆動可能となる。
上記のように構成されたサンルーフ駆動装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)一つのモータでサンルーフ32とサンシェード33をそれぞれ独立して開閉操作することができる。
(2)モータの正逆回転動作により、サンルーフ32を開閉操作し得る状態とサンシェード33を開閉操作し得る状態とを自動的に切り替えることができる。
(3)サンルーフ32を閉じた状態でサンシェード33を開閉操作し得る状態と、サンシェード33を開いた状態でサンルーフを開閉操作し得る状態とを自動的に切り替えることができる。
(4)一つのモータで正逆回転される第一の出力軸2に基づいて、第二及び第三の出力軸3,4をそれぞれ独立して回転操作することができる。
(5)一つのモータで正逆回転駆動される第一の出力軸2の動作により、第二の出力軸3を回転駆動し得る状態と、第三の出力軸4を回転駆動し得る状態とを自動的に切り替えることができる。
(第二の実施形態)
図13は、第二の実施形態を示す。この実施形態は第一の実施形態のサンルーフ駆動装置を車載用カーテンの駆動装置に応用したものである。
図6に示す状態で、遮光性を備えた遮光カーテンを開いた状態とし、レーン生地の半遮光カーテンを閉じた状態に設定する。
そして、図8に示すように、第一のアイドルギヤ13が一次伝達ギヤ15に噛み合う状態としたとき、図13(c)に示すように半遮光カーテン42を閉じた状態で遮光カーテン41を開閉操作することができる。
また、第二のアイドルギヤ14が一次伝達ギヤ16に噛み合う状態としたとき、図13(a)に示すように遮光カーテン41を開いた状態で半遮光カーテン42を開閉操作することができる。
従って、一つのモータで遮光カーテン41と半遮光カーテン42をそれぞれ独立して開閉操作することができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・第二及び第三の出力軸3,4と差動歯車21,22との間に多段の歯車による減速装置を配設してもよい。
1…ハウジング、2…第一の出力軸、3…第二の出力軸、4…第三の出力軸、10…出力ギヤ、11…選択装置(第一のギヤ機構、プレート)、12…摩擦装置(ウェーブワッシャ)、13…選択装置(第一のギヤ機構、第一のアイドルギヤ)、14…選択装置(第二のギヤ機構、第二のアイドルギヤ)、15…選択装置(第一のギヤ機構、第一の一次伝達ギヤ)、16…選択装置(第二のギヤ機構、第二の一次伝達ギヤ)、21,22…カム装置(差動歯車)25…第一及び第二の保持装置(カム形状部)、26…第一及び第二の保持装置(環状部)、27…第一及び第二の保持装置(開口部)、29…第一及び第二の保持装置(ピン)、32…第二のサンシェード部材(サンルーフ)、33…第一のサンシェード部材(サンシェード)、41…第一のサンシェード部材(遮光カーテン)、42…第二のサンシェード部材(半遮光カーテン)。

Claims (11)

  1. 1台のモータの駆動力で複数の出力軸を回転駆動可能とした駆動力伝達装置において、
    前記モータの動作に基づいて正逆回転される第一の出力軸と、
    前記第一の出力軸の正逆回転に基づいて正逆回転可能とした第二及び第三の出力軸と、
    前記第一の出力軸の正逆回転を、前記第二及び第三の出力軸のいずれかを選択して伝達する選択装置とを備え
    前記選択装置は、
    前記第一の出力軸の回転が前記第二及び第三の出力軸のいずれにも伝達されない中立位置からの前記第一の出力軸の正転に基づいて、前記第一の出力軸の回転を前記第二の出力軸に伝達可能とする第一のギヤ機構と、
    前記中立位置からの前記第一の出力軸の逆転に基づいて、前記第一の出力軸の回転を前記第三の出力軸に伝達可能とする第二のギヤ機構とを備え、
    前記第一及び第二のギヤ機構は、
    ハウジングに回転可能に支持された前記第一の出力軸に相対回転可能に支持されるプレートと、
    前記プレートに回転可能に支持されるとともに、前記第一の出力軸と一体に回転する出力ギヤに噛み合う第一及び第二のアイドルギヤと、
    前記プレートと前記出力ギヤとの間に介在されて、前記プレートを一定の摩擦力を介して出力ギヤの回転方向に回動させる摩擦装置と、
    前記第二の出力軸に一体に取着され、前記プレートの正転方向の回動に基づいて前記第一のアイドルギヤに噛み合う第一の一次伝達ギヤと、
    前記第三の出力軸に一体に取着され、前記プレートの逆転方向の回動に基づいて前記第二のアイドルギヤに噛み合う第二の一次伝達ギヤと、
    前記第一のアイドルギヤが前記第一の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第一の保持装置と、
    前記第二のアイドルギヤが前記第二の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第二の保持装置と
    を備えたことを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 前記第一の保持装置は、
    前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が逆転されたとき、前記第一のアイドルギヤと第一の一次伝達ギヤとの噛み合いを解除するカム装置を備え、
    前記第二の保持装置は、
    前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が正転されたとき、前記第二のアイドルギヤと第二の一次伝達ギヤとの噛み合いを解除するカム装置を備えたことを特徴とする請求項記載の駆動力伝達装置。
  3. 前記カム装置は、
    前記プレートに設けられたピンと、
    前記第二の出力軸の回転に基づいて回転される差動歯車と、
    前記第三の出力軸の回転に基づいて回転される差動歯車と、
    前記差動歯車の側面にそれぞれ設けられ、前記アイドルギヤが前記一次伝達ギヤに噛み
    合う位置で前記ピンを保持する環状部と、
    前記環状部に設けられ、前記アイドルギヤと一次伝達ギヤの噛み合いを解除する位置に前記ピンを移動可能とした開口部と
    を備えたことを特徴とする請求項記載の駆動力伝達装置。
  4. 1台のモータの駆動力で回転される複数の出力軸を介して第一及び第二のサンシェード部材を開閉可能とした車両用サンシェード装置において、
    前記モータの動作に基づいて正逆回転される第一の出力軸と、
    前記第一の出力軸の正逆回転に基づいて正逆回転されて、前記第一及び第二のサンシェード部材をそれぞれ開閉可能とした第二及び第三の出力軸と、
    前記第一の出力軸の正逆回転を、前記第二及び第三の出力軸のいずれかを選択して伝達する選択装置とを備え
    前記選択装置は、
    前記第一の出力軸の回転が前記第二及び第三の出力軸のいずれにも伝達されない中立位置からの前記第一の出力軸の正転に基づいて、前記第一の出力軸の回転を前記第二の出力軸に伝達可能とする第一のギヤ機構と、
    前記中立位置からの前記第一の出力軸の逆転に基づいて、前記第一の出力軸の回転を前記第三の出力軸に伝達可能とする第二のギヤ機構とを備え、
    前記第一及び第二のギヤ機構は、
    ハウジングに回転可能に支持された前記第一の出力軸に相対回転可能に支持されるプレートと、
    前記プレートに回転可能に支持されるとともに、前記第一の出力軸と一体に回転する出力ギヤに噛み合う第一及び第二のアイドルギヤと、
    前記プレートと前記出力ギヤとの間に介在されて、前記プレートを一定の摩擦力を介して出力ギヤの回転方向に回動させる摩擦装置と、
    前記第二の出力軸に一体に取着され、前記プレートの正転方向の回動に基づいて前記第一のアイドルギヤに噛み合う第一の一次伝達ギヤと、
    前記第三の出力軸に一体に取着され、前記プレートの逆転方向の回動に基づいて前記第二のアイドルギヤに噛み合う第二の一次伝達ギヤと、
    前記第一のアイドルギヤが前記第一の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第一の保持装置と、
    前記第二のアイドルギヤが前記第二の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第二の保持装置と
    を備えたことを特徴とする車両用サンシェード装置。
  5. 前記第一の保持装置は、
    前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が逆転されたとき、前記第一のアイドルギヤと第一の一次伝達ギヤとの噛み合いを解除するカム装置を備え、
    前記第二の保持装置は、
    前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達した状態で前記第一の出力軸が正転されたとき、前記第二のアイドルギヤと第二の一次伝達ギヤとの噛み合いを解除するカム装置を備えたことを特徴とする請求項記載の車両用サンシェード装置。
  6. 前記カム装置は、
    前記プレートに設けられたピンと、
    前記第二の出力軸の回転に基づいて回転される差動歯車と、
    前記第三の出力軸の回転に基づいて回転される差動歯車と、
    前記差動歯車の側面にそれぞれ設けられ、前記アイドルギヤが前記一次伝達ギヤに噛み合う位置で前記ピンを保持する環状部と、
    前記環状部に設けられ、前記アイドルギヤと一次伝達ギヤの噛み合いを解除する位置に前記ピンを移動可能とした開口部と
    を備えたことを特徴とする請求項記載の車両用サンシェード装置。
  7. 前記第二の出力軸と前記差動歯車との間には、前記第一のサンシェード部材が開位置に移動したとき前記ピンを前記開口部に移動させる減速ギヤを設け、前記第三の出力軸と前記差動歯車との間には、前記第二のサンシェード部材が閉位置に移動したとき前記ピンを前記開口部に移動させる減速ギヤを設けたことを特徴とする請求項記載の車両用サンシェード装置。
  8. 前記第一のサンシェード部材は、遮光性を備えたサンシェードとし、前記第二のサンシェード部材は、透光性を備えたガラス板で形成したサンルーフとしたことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の車両用サンシェード装置。
  9. 前記第一のサンシェード部材は、遮光カーテンとし、前記第二のサンシェード部材は、透光性を備えた半遮光カーテンとしたことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の車両用サンシェード装置。
  10. 1台のモータの駆動力で複数の出力軸を回転駆動可能とした駆動力伝達装置において、
    前記モータの動作に基づいて正逆回転される第一の出力軸と、
    前記第一の出力軸の正逆回転に基づいて正逆回転可能とした第二及び第三の出力軸と、
    前記第一の出力軸と一体に回転する出力ギヤに噛み合う第一及び第二のアイドルギヤと、
    前記第二の出力軸に一体に取着され、前記第一の出力軸の回転が前記第二及び第三の出力軸のいずれにも伝達されない中立位置からの前記第一の出力軸の正転に基づいて前記第一のアイドルギヤに噛み合う第一の一次伝達ギヤと、
    前記第三の出力軸に一体に取着され、前記中立位置からの前記第一の出力軸の逆転に基づいて前記第二のアイドルギヤに噛み合う第二の一次伝達ギヤと、
    前記第一のアイドルギヤが前記第一の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第一の保持装置と、
    前記第二のアイドルギヤが前記第二の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第二の保持装置と
    を備えたことを特徴とする駆動力伝達装置。
  11. 1台のモータの駆動力で回転される複数の出力軸を介して第一及び第二のサンシェード部材を開閉可能とした車両用サンシェード装置において、
    前記モータの動作に基づいて正逆回転される第一の出力軸と、
    前記第一の出力軸の正逆回転に基づいて正逆回転されて、前記第一及び第二のサンシェード部材をそれぞれ開閉可能とした第二及び第三の出力軸と、
    前記第一の出力軸と一体に回転する出力ギヤに噛み合う第一及び第二のアイドルギヤと、
    前記第二の出力軸に一体に取着され、前記第一の出力軸の回転が前記第二及び第三の出力軸のいずれにも伝達されない中立位置からの前記第一の出力軸の正転に基づいて前記第一のアイドルギヤに噛み合う第一の一次伝達ギヤと、
    前記第三の出力軸に一体に取着され、前記中立位置からの前記第一の出力軸の逆転に基づいて前記第二のアイドルギヤに噛み合う第二の一次伝達ギヤと、
    前記第一のアイドルギヤが前記第一の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第二の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第一のアイドルギヤが第一の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第一の保持装置と、
    前記第二のアイドルギヤが前記第二の一次伝達ギヤに噛み合ったとき、前記第三の出力軸があらかじめ設定された回転角に達するまで第二のアイドルギヤが第二の一次伝達ギヤに噛み合う状態に保持する第二の保持装置と
    を備えたことを特徴とする車両用サンシェード装置。
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