JP6372184B2 - サンルーフ装置 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、第1ピニオンと第2ピニオンは、同一の軸線上に並設されていて、サンシェード用ケーブルとルーフガラス用ケーブルは、同一の軸線上に並設されることから、サンシェード用ケーブルとルーフガラス用ケーブルが互いに干渉することはない。
そのため、干渉を無くすためのルーフガラス用及びサンシェード用ケーブルを曲げて取り回す加工を無くすことができ、組み付け作業を容易にすることができ、しかも、サンルーフ装置の搭載幅を小さくできルーフ開口部の開口量を大きくすることができる。
上記構成によれば、第1ピニオンと第2ピニオンは、同一の軸線上に並設されていて、サンシェード用ケーブルとルーフガラス用ケーブルは、同一の軸線上に並設されることから、サンシェード用ケーブルとルーフガラス用ケーブルが互いに干渉することはない。
そのため、干渉を無くすためのルーフガラス用及びサンシェード用ケーブルを曲げて取り回す加工を無くすことができ、組み付け作業を容易にすることができ、しかも、サンルーフ装置の搭載幅を小さくできルーフ開口部の開口量を大きくすることができる。
また、上記構成において、サンシェード用ケーブルは、左右一対の第1駆動ケーブルからなり、左右一対の第1駆動ケーブルの各基端部が前記ギア部となって前記第1ピニオンとそれぞれ噛合するとともに、左右一対の第1駆動ケーブルの各先端部が前記サンシェードの対応する左辺及び右辺とそれぞれ連結するものであり、ルーフガラス用ケーブルは、左右一対の第2駆動ケーブルからなり、左右一対の第2駆動ケーブルの各基端部が前記ギア部となって前記第2ピニオンとそれぞれ噛合するとともに、左右一対の第2駆動ケーブルの各先端部が前記ルーフガラスの対応する左辺及び右辺とそれぞれ連結することが好ましい。
図1は、サンルーフ装置を装備した車両の要部斜視図であって、車両1のルーフパネル2に矩形状のルーフ開口部3が形成されている。
そして、第1ピニオンG1が正逆回転することによって、左右一対の第1駆動ケーブル11a,11bがプッシュプル駆動し、サンシェード5を前後方向に往復スライド移動させるようになっている。本実施形態では、第1ピニオンG1が正回転(図2において反時計回り方向の回転)するとき、左右一対の第1駆動ケーブル11a,11bがプッシュ駆動(押し出し駆動)して、サンシェード5を開方向にスライド移動させる。反対に、第1ピニオンG1が逆回転(図2において時計回り方向の回転)するとき、左右一対の第1駆動ケーブル11a,11bがプル駆動(引っ張り駆動)して、サンシェード5を閉方向にスライド移動させる。
そして、第2ピニオンG2が正逆回転することによって、左右一対の第2駆動ケーブル12a,12bがプッシュプル駆動し、ルーフガラス4を前後方向に往復スライド移動させるようになっている。本実施形態では、第2ピニオンG2が正回転(図2において反時計回り方向の回転)するとき、左右一対の第2駆動ケーブル12a,12bがプッシュ駆動(押し出し駆動)して、ルーフガラス4を開方向にスライド移動させる。反対に、第2ピニオンG2が逆回転(図2において時計回り方向の回転)するとき、左右一対の第2駆動ケーブル12a,12bがプル駆動(引っ張り駆動)して、ルーフガラス4を閉方向にスライド移動させる。
図4に示すように、モータMは、モータケース15から突出した出力軸Sがモータケース15と併設した減速・クラッチ部16のクラッチケース17内に突出している。出力軸Sはクラッチケース17内において回転可能に支持されたウォーム軸18と駆動連結され、そのウォーム軸18は、クラッチケース17内に配設されたウォームホイール70と噛合している。
図6に示すように、内底面80に対して、2つの第1作動ピン85と2つの第2作動ピン90が配置されている。詳述すると、それぞれ隣り合う第1ガイド部材81(第2ガイド部材82)の対向する第1ガイド面81a間(第2ガイド面82a間)に、第1作動ピン85と第2作動ピン90が周方向に等角度の間隔で交互に配置されている。従って、2つの第1作動ピン85と2つ第2作動ピン90は、周方向に90度の間隔で交互に配置されている。
ECU40は、モータMの回転制御する制御回路であって、マイクロコンピュータより構成されている。ECU40は、運転席に設けたサンシェード開閉用の第1操作スイッチ41とルーフガラス開閉用の第2操作スイッチ42とからの操作信号を入力する。ECU40は、第1操作スイッチ41からの開・閉操作信号又は停止操作信号を入力すると、サンシェード5を開閉動作又は開閉停止させるためにモータMを回転制御する。また、ECU40は、第2操作スイッチ42からの開・閉操作信号又は停止操作信号を入力すると、ルーフガラス4を開閉動作又は停止動作させるためにモータMを回転制御する。
一方、第2操作スイッチ42からの開操作信号が出力されると、ECU40は、ルーフガラス4を開ける操作と判断して、モータMを正回転で、しかも、ホイール本体71が第2の回転数N2より大きい回転数で正回転するように回転制御させる。反対に、第2操作スイッチ42からの閉操作信号が出力されると、ECU40は、ルーフガラス4を閉める操作と判断して、モータMを逆回転で、しかも、ホイール本体71が第2の回転数N2より大きい回転数で逆回転するように回転制御する。
次に、上記のように構成した実施形態の作用について説明する。
(1)上記実施形態によれば、第1遠心クラッチと第2遠心クラッチを設けて1つのモータMの回転数を制御するだけで、ルーフガラス4とサンシェード5とを個別に開閉できるようにした。従って、搭載幅を小さくでき、その分だけルーフ開口部3の開口量を大きくすることができるとともに、小型・軽量で安価な車両用サンルーフ装置を実現することができる。
○上記実施形態では、クラッチ付きのモータMを、システムフレーム7の前側枠部7cとルーフパネル2との間に設けた。これを、システムフレーム7の前側枠部7cと室内側の室内天井パネルとの間に、クラッチ付きのモータMを設けてもよい。
Claims (5)
- ルーフ開口部に設けたサンシェード及びルーフガラスをスライド開閉させるサンルーフ装置であって、
モータの駆動によって固定支軸を中心に回転する回転体と、
前記固定支軸に回転可能に支持された第1従動回転体に固着された第1ピニオンと、
前記第1従動回転体に回転可能に支持された筒状の第2従動回転体に固着され、前記第1ピニオンと同一軸線上に並設された第2ピニオンと、
前記回転体と前記第1従動回転体の間に設けられ、前記回転体が第1の回転数未満の回転をする時、前記回転体の回転力を前記第1従動回転体に伝達する第1遠心クラッチと、
前記回転体と前記第2従動回転体の間に設けられ、前記回転体が前記第1の回転数よりも大きい第2の回転数以上の回転をする時、前記回転体の回転力を前記第2従動回転体に伝達する第2遠心クラッチと
を備え、
前記第1ピニオンにはサンシェード用ケーブル及びルーフガラス用ケーブルの一方に設けたギア部を噛合させるとともに、前記第2ピニオンにはサンシェード用ケーブル及びルーフガラス用ケーブルの他方に設けたギア部を噛合させ、前記サンシェード用及びルーフガラス用ケーブルをプッシュプル駆動させるようにし、
前記モータ及び前記回転体は、ルーフパネルと室内側の室内天井パネルとの間に配置され、
前記第1及び第2ピニオンは、前記モータ及び前記回転体に対して前記室内天井パネル側又は前記ルーフパネル側に配置され、
前記第1ピニオン及び前記第2ピニオンの一方のピニオンは、前記第1ピニオン及び前記第2ピニオンの他方のピニオンに対して前記室内天井パネル側に配置させて前記サンシェード用ケーブルのギア部と噛合させ、
前記一方のピニオンに対して前記ルーフパネル側に配置された前記他方のピニオンは、前記ルーフガラス用ケーブルのギア部と噛合させたことを特徴とするサンルーフ装置。 - ルーフ開口部に設けたサンシェード及びルーフガラスをスライド開閉させるサンルーフ装置であって、
モータの駆動によって固定支軸を中心に回転する回転体と、
前記固定支軸に回転可能に支持された第1従動回転体に固着された第1ピニオンと、
前記第1従動回転体に回転可能に支持された筒状の第2従動回転体に固着され、前記第1ピニオンと同一軸線上に並設された第2ピニオンと、
前記回転体と前記第1従動回転体の間に設けられ、前記回転体が第1の回転数未満の回転をする時、前記回転体の回転力を前記第1従動回転体に伝達する第1遠心クラッチと、
前記回転体と前記第2従動回転体の間に設けられ、前記回転体が前記第1の回転数よりも大きい第2の回転数以上の回転をする時、前記回転体の回転力を前記第2従動回転体に伝達する第2遠心クラッチと
を備え、
前記第1ピニオンにはサンシェード用ケーブル及びルーフガラス用ケーブルの一方に設けたギア部を噛合させるとともに、前記第2ピニオンにはサンシェード用ケーブル及びルーフガラス用ケーブルの他方に設けたギア部を噛合させ、前記サンシェード用及びルーフガラス用ケーブルをプッシュプル駆動させるようにし、
前記モータ及び前記回転体は、ルーフパネルと室内側の室内天井パネルとの間に配置され、
前記第1及び第2ピニオンは、前記モータ及び前記回転体に対して前記室内天井パネル側に配置され、
前記第1ピニオンは、前記第2ピニオンに対して前記室内天井パネル側に配置させて前記サンシェード用ケーブルのギア部と噛合させ、
前記第1ピニオンに対して前記ルーフパネル側に配置された前記第2ピニオンは、前記ルーフガラス用ケーブルのギア部と噛合させたことを特徴とするサンルーフ装置。 - 請求項1又は2に記載のサンルーフ装置において、
前記ルーフパネルと前記室内天井パネルとの間であって前記ルーフ開口部を囲むようにフレームを配置し、前記フレームを挟んで前記第1ピニオンと前記第2ピニオンを配置したことを特徴とするサンルーフ装置。 - ルーフ開口部に設けたサンシェード及びルーフガラスをスライド開閉させるサンルーフ装置であって、
モータの駆動によって固定支軸を中心に回転する回転体と、
前記固定支軸に回転可能に支持された第1従動回転体に固着された第1ピニオンと、
前記第1従動回転体に回転可能に支持された筒状の第2従動回転体に固着され、前記第1ピニオンと同一軸線上に並設された第2ピニオンと、
前記回転体と前記第1従動回転体の間に設けられ、前記回転体が第1の回転数未満の回転をする時、前記回転体の回転力を前記第1従動回転体に伝達する第1遠心クラッチと、
前記回転体と前記第2従動回転体の間に設けられ、前記回転体が前記第1の回転数よりも大きい第2の回転数以上の回転をする時、前記回転体の回転力を前記第2従動回転体に伝達する第2遠心クラッチと
を備え、
前記第1ピニオンにはサンシェード用ケーブル及びルーフガラス用ケーブルの一方に設けたギア部を噛合させるとともに、前記第2ピニオンにはサンシェード用ケーブル及びルーフガラス用ケーブルの他方に設けたギア部を噛合させ、前記サンシェード用及びルーフガラス用ケーブルをプッシュプル駆動させるようにし、
前記第1ピニオンの外径と第2ピニオンの外径は、前記第1ピニオンが前記回転体と一体回転しているときの周速度と、前記第2ピニオンが前記回転体と一体回転しているときの周速度とが、同じ周速度となるように設定されていることを特徴とするサンルーフ装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のサンルーフ装置において、
サンシェード用ケーブルは、左右一対の第1駆動ケーブルからなり、左右一対の第1駆動ケーブルの各基端部が前記ギア部となって前記第1ピニオンとそれぞれ噛合するとともに、左右一対の第1駆動ケーブルの各先端部が前記サンシェードの対応する左辺及び右辺とそれぞれ連結するものであり、
ルーフガラス用ケーブルは、左右一対の第2駆動ケーブルからなり、左右一対の第2駆動ケーブルの各基端部が前記ギア部となって前記第2ピニオンとそれぞれ噛合するとともに、左右一対の第2駆動ケーブルの各先端部が前記ルーフガラスの対応する左辺及び右辺とそれぞれ連結するものであることを特徴とするサンルーフ装置。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014125319A JP6372184B2 (ja) | 2014-06-18 | 2014-06-18 | サンルーフ装置 |
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JP2016002927A JP2016002927A (ja) | 2016-01-12 |
JP6372184B2 true JP6372184B2 (ja) | 2018-08-15 |
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JP2014125319A Expired - Fee Related JP6372184B2 (ja) | 2014-06-18 | 2014-06-18 | サンルーフ装置 |
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