JP2002103978A - 車両用スライディングルーフ装置 - Google Patents

車両用スライディングルーフ装置

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JP2002103978A
JP2002103978A JP2000297685A JP2000297685A JP2002103978A JP 2002103978 A JP2002103978 A JP 2002103978A JP 2000297685 A JP2000297685 A JP 2000297685A JP 2000297685 A JP2000297685 A JP 2000297685A JP 2002103978 A JP2002103978 A JP 2002103978A
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movable panel
sunshade
movable
sunshade panel
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JP2000297685A
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Nobuyasu Bessho
伸康 別所
Kenji Hori
健二 堀
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/057Driving or actuating arrangements e.g. manually operated levers or knobs
    • B60J7/0573Driving or actuating arrangements e.g. manually operated levers or knobs power driven arrangements, e.g. electrical

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの駆動機構で可動パネルとサンシェード
パネルを可動させるよう構成した車両用スライディング
ルーフ装置を提供する。 【解決手段】 駆動機構8と可動パネル5との連係を係
脱する第1のクラッチ機構2と、駆動機構8とサンシェ
ードパネル6との連係を係脱する第2のクラッチ機構7
とを有し、開口部の閉状態において、駆動機構8の一方
向の駆動で第1のクラッチ機構2を介して可動パネル5
と駆動機構8とを連係し、駆動機構8の他方向の駆動で
第2クラッチ機構7を介してサンシェードパネル6と駆
動機構8とを連係するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動パネルとサン
シェードパネルとを電動でスライド動作させる車両用ス
ライディングルーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用スライディングル
ーフ装置としては、特開平5−4521号公報に示され
るものが知られている。これは、車両のルーフパネルに
形成された開口部を開閉する可動パネルと、可動パネル
の車両室内側において可動パネルを車両室内側から被覆
又は露呈させるサンシェードパネルと、可動パネルに連
係され可動パネルをスライド動作させる第1の駆動機構
と、サンシェードパネルに連係されサンシェードパネル
をスライド動作させる第2の駆動機構とを有するもので
ある。
【0003】この装置においては、第1の駆動機構を駆
動することで可動パネルをスライド動作させ、又、第2
の駆動機構を駆動することでサンシェードパネルをスラ
イド動作させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、可動パネルをスライド動作させるための
第1の駆動機構とサンシェードパネルをスライド動作さ
せるための第2の駆動機構の独立した二つの駆動機構を
必要としている。このため、駆動機構の増加に伴い、部
品点数が増え、装置自体のコストアップを招くと共に、
第1の駆動機構と第2の駆動機構とを制御するための制
御回路も複雑化するものである。
【0005】故に、本発明は、一つの駆動機構で可動パ
ネルとサンシェードパネルを可動させるよう構成した車
両用スライディングルーフ装置を提供することを、その
技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、車両のル
ーフパネルに形成された開口部を開閉する可動パネル
と、該可動パネルの車両室内側において前記可動パネル
を車両室内側から被覆又は露呈させるサンシェードパネ
ルと、前記可動パネル及び前記サンシェードパネルに連
係され前記可動パネル及び前記サンシェードパネルをス
ライド動作させる駆動機構と、前記駆動機構と前記可動
パネルとの連係を係脱する第1のクラッチ機構と、前記
駆動機構と前記サンシェードパネルとの連係を係脱する
第2のクラッチ機構とを有し、前記開口部の閉状態にお
いて、前記駆動機構の一方向の駆動で前記第1のクラッ
チ機構を介して前記可動パネルと前記駆動機構とを連係
し、前記駆動機構の他方向の駆動で前記第2のクラッチ
機構を介して前記サンシェードパネルと前記駆動機構と
を連係した、ことである。
【0007】この技術的手段によれば、駆動機構を一方
向に駆動することで第1のクラッチ機構を介して可動パ
ネルがスライド動作させられ、駆動機構を他方向に駆動
することで第2のクラッチ機構を介してサンシェードパ
ネルがスライド動作させられる。よって、一つの駆動機
構で可動パネル及びサンシェードパネルを可動させ得
る。
【0008】より好ましくは、前記駆動機構に連係され
一端が前記第1クラッチ機構を介して前記可動パネルと
係脱自在であって且つ他端が前記第2クラッチ機構を介
して前記サンシェードパネルと係脱自在なケーブルを有
し、該ケーブルの摺動動作により前記駆動機構の駆動力
を前記第1のクラッチ機構及び前記第2のクラッチ機構
を介して前記可動パネル及び前記サンシェードパネルに
伝達して前記可動パネル及び前記サンシェードパネルを
スライド動作させる、と良い。
【0009】より好ましくは、前記ルーフパネルに固定
され前記可動パネル及び前記サンシェードパネルをスラ
イド自在に支持する対のガイドレールと、該ガイドレー
ルに摺動時自在に支持されリンク機構を介して前記可動
パネルに連係されると共に前記ケーブルの摺動動作によ
って前記ケーブルの一端と係脱する第1の係脱部材と、
前記ガイドレールに摺動自在に支持され前記サンシェー
ドパネルに連係されると共に前記ケーブルの摺動動作に
よって前記ケーブルの他端と係脱する第2の係脱部材と
を有する、と良い。
【0010】より好ましくは、前記サンシェードパネル
と前記可動パネルとの間に配設され前記サンシェードパ
ネルと前記可動パネルとを係脱させる第3の係脱部材を
有し、前記可動パネルのスライド動作を前記第3の係脱
部材を介して前記サンシェードパネルに伝達して前記可
動パネル及び前記サンシェードパネルをスライド動作さ
せる、と良い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、車両のルーフ
パネルに形成された開口部の車両左右方向(図1示左右
方向)の縁に沿って延びる対のガイドレール1には、そ
れぞれ、後述するクラッチプレート2を備えた駆動シュ
ー3(図2ないし図7示)が摺動自在に支持されてい
る。この駆動シュー3には、周知のリンク機構4(図3
示)を介して可動パネル5が支持されている。可動パネ
ル5は、駆動シュー3がクラッチプレート2と共にガイ
ドレール1に沿って摺動することで車両前後方向(図1
示上下方向)にスライド動作してルーフパネル1の開口
部を開閉する。可動パネル5がルーフパネルの開口部を
閉状態から開状態とする際には、スライド動作の開始前
にリンク機構4の作用により可動パネル5の後端を下降
させる。又、ルーフパネルの開口部を開状態から閉状態
とする際には、スライド動作の終了後にリンク機構4の
作用により可動パネル5の後端を上昇させる。これによ
り、ルーフパネルの開口部の閉状態において、ルーフパ
ネルと可動パネル5とが略面一の状態となる。尚、可動
パネル5の後端の上昇及び下降と共に前端も上昇及び下
降させてもよい。
【0012】ガイドレール1には、サンシェードパネル
6がその左右縁で後述するクラッチブロック7を介して
摺動自在に支持されている。このサンシェードパネル6
は、可動パネル5の車両室内側に配置されており、クラ
ッチブロック7がガイドレール1に沿って摺動すること
で車両前後方向にスライド動作して可動パネル5を室内
側から被覆したり露呈させたりする。
【0013】可動パネル5及びサンシェードパネル6に
連係される駆動機構8は、モータ及び減速ギヤ構造より
なるもので、出力ピニオンギヤ9を備えている。この出
力ピニオンギヤ9には、表面に螺旋歯10a、11aを
備える対のケーブル10、11が螺旋歯10a、11a
で噛合している。この対のケーブル10、11は、駆動
機構8の駆動による出力ピニオンギヤ9の回転で、互い
相対する方向に移動する。そして、ケーブル10、11
の両端に固着された端末ピース10b、11bがクラッ
チプレート2及びクラッチブロック7と係合すること
で、駆動機構8の駆動力を可動パネル5及びサンシェー
ドパネル6に伝達し、これにより、可動パネル5及びサ
ンシェードパネル6をスライド動作させる。
【0014】図2ないし図12に示すように、ガイドレ
ール1は、長尺状のもので、所定の間隔をもって互いに
平行な対の縦壁12、13及びこの縦壁12、13を連
結する底壁14よりなる断面U字形状を呈している。こ
の縦壁12、13には、その内面側に開口したシュー溝
12a、13aが形成されており、さらに、縦壁12に
は、その外面側に開口したシュー溝12bが形成されて
いる。又、縦壁12には、シュー溝12bと連続するケ
ーブル溝12cが形成されており、縦壁13には、シュ
ー溝13aと連続するケーブル溝13bが形成されてい
る。そして、このケーブル溝12cには、ケーブル10
の一端(図1示右側)の端末ピース10bがケーブル溝
12cに案内されながら移動自在に挿通されており、ケ
ーブル溝13bには、ケーブル11の一端(図1示右
側)の端末ピース11bがケーブル溝13bに案内され
ながら移動自在に挿通されている。ケーブル11の一端
の端末ピース11bには、シュー溝13a内に突出する
係合フランジ11cが形成されている。又、壁部12に
は、シュー溝12aと同じ方向に開口する切欠12dが
所定部位に形成されている。更に、壁部12には、シュ
ー溝12cを貫通する押圧ピン12eが所定部位に固着
されている。
【0015】図2ないし図7に示されるように、駆動シ
ュー3は、その両側縁がシュー溝12a、13aに嵌挿
されてガイドレール1に摺動自在に支持されており、リ
ンク機構4の揺動リンク15をピン16にて揺動自在に
支持している。駆動シュー3には、ブラケット17がボ
ルト18にて締結固定されており、このブラケット17
には、クラッチプレート2がピン19により回転自在に
支持されている。クラッチプレート2は、その両側縁が
ガイドレール1のシュー溝12a、13a内に位置する
ようにガイドレール1内に配置されている。クラッチプ
レート2の縦壁13側の側縁には、ケーブル11の一端
の端末ピース11bの係合フランジ11cと係合可能な
係合切欠21が形成されている。又、クラッチプレート
2の縦壁13側の側縁には、係合フランジ11cの端面
と当接可能な当接壁22が係合フランジ11cの端面と
対向するように係合切欠21から連続して形成されてい
る。クラッチプレート2の縦壁12側の側縁には、ガイ
ドレール1の切欠12dに没入可能な係合突起23が形
成されている。クラッチプレート2とブラケット17a
との間には、一端がクラッチプレート2に形成された係
止部25に係止され且つ他端がブラケット6に形成され
た係止部6aに係止されたスプリング24が張設されて
おり、クラッチプレート12は、このスプリング24の
付勢力を受けて係合切欠21が係合フランジ11cから
外れ且つ係合突起23が切欠12dに没入するように図
2示反時計方向に常時回転付勢されている。尚、駆動シ
ュー3には、シュー溝13a内に突出したケーブル11
の一端の端末ピース11bの係合フランジ11cが通過
するための通路3aが形成されている。
【0016】図8ないし図12に示されるように、クラ
ッチブロック7は、ガイドレール1のシュー溝12b内
に嵌挿されてガイドレール1に摺動自在に支持されてい
る。クラッチブロック7のガイドレール1のケーブル溝
12cと対向する縁(図8示上縁)には、ケーブル10
の一端側の螺旋歯10aと噛合可能な噛合歯部71が形
成されている。この噛合歯部71の歯は、ケーブル10
がサンシェードパネル6を開方向にスライド動作させる
ように移動する(図8示右方向)際には、ケーブル10
の螺旋歯10aが順次乗り越えていき且つケーブル10
がサンシェードパネル6を閉方向にスライド動作させる
ように移動する(図8示左方向)際には、ケーブル10
の螺旋歯10aと噛合するような形状を呈している。ク
ラッチブロック7のケーブル溝12cと対向する縁に
は、ケーブル溝12c内に突出するように当接壁72が
突出形成されている。この当接壁72は、ケーブル10
の一端の端末ピース10bと対向するように位置して、
この端末ピース10bと当接可能となっている。クラッ
チブロック7の前方(図8示左方)の端部には、押圧ピ
ン12eと当接可能な傾斜面73及び傾斜面73から連
続して押圧ピン12eと係合可能な係合溝74が形成さ
れている。傾斜面73は、クラッチブロック7の後方
(図8示右方)に向かってクラッチブロック7のガイド
レール1のケーブル溝12cと対向する縁へと徐々にそ
の厚みを増すような傾斜となっている。クラッチブロッ
ク7とサンシェードパネル6との間には、両端75aが
クラッチブロック7のガイドレール1のケーブル溝12
cと対向する縁とは反対側の縁(図8示下縁)に係止さ
れ且つ中央部に形成されたフランジ75bでネジ76に
よりサンシェードパネル6に固定された板バネ75が配
設されている。この板バネ75は、クラッチブロック7
とサンシェードパネル6を連結すると共にクラッチブロ
ック7をその噛合歯部71がガイドレール1のケーブル
溝12c内に突出するようにネジ76を中心として図8
示時計方向に常時回動付勢している。そして、ガイドレ
ール1の押圧ピン12eと係合溝74とが係合すること
でガイドブロック7の板バネ75の付勢力による回動を
規制して、噛合歯部71とケーブル10の螺旋歯10a
とが噛合しないようにクラッチブロック7が保持され
る。
【0017】図1及び図13に示されるように、可動パ
ネル5の後方(図1示下方)には、周知の構造で可動パ
ネル6と連動するレインチャンネル20がサンシェード
パネル6と重合するように配設されており、このレイン
チャンネル20には、サンシェードパネル6に向かって
突出する係合ピン20aが固着されている。サンシェー
ドパネル6には、係合ピン20aが嵌挿可能な係合孔6
1aを備えた係合ブロック62がピン62により固定さ
れている。
【0018】尚、図1に概略を示し、詳細には説明しな
いが、ケーブル10の他端(図1示左側)の端末ピース
10cは、前述したクラッチプレート2と同様なクラッ
チプレート2と係脱自在で、ケーブル11の他端(図1
示左側)の端末ピース11dは、前述したクラッチブロ
ック7と同様なクラッチブロック7と係脱自在である。
【0019】次に作動について説明する。
【0020】図1は、ルーフパネルの開口部の閉状態を
示し、このルーフパネルの開口部は、可動パネル5によ
り閉じられ且つ可動パネル5はサンシェードパネル6に
より車両室内側から被覆されている。図2、図8、図1
3は、この図1の状態でのクラッチプレート2、クラッ
チブロック7、レインチャンネル20の状態を示す。ク
ラッチプレート2は、係合突起23がガイドレール1の
切欠12dに没入し且つ係合切欠21とケーブル10、
11の係合フランジ10c、11cとの係合が解除され
た状態にあって、ケーブル10、11と駆動シュー3
(可動パネル5)との連結を解除している。クラッチブ
ロック7は、係合溝74がガイドレール1の押圧ピン1
2eと係合し且つ噛合歯部71とケーブル10、11の
螺旋歯10a、11aとの噛合が解除された状態にあっ
て、ケーブル10、11とサンシェードパネル6との連
結を解除している。レインチャンネル20は、その係合
ピン20aと係合ブロック62の係合孔61aとの嵌挿
が解除された状態にあって、レインチャンネル20(可
動パネル5)とサンシェードパネル6との連結を解除し
ている。
【0021】図1、図2、図8、図13の状態におい
て、駆動機構8を駆動して出力ピニオンギヤ9を一方向
に回転させると、ケーブル10が図1示A方向に且つケ
ーブル11が図1示B方向に移動する。ケーブル10が
A方向に、ケーブル11がB方向に移動すると、その端
末ピース10c、11bがクラッチプレート2の当接壁
22と当接してクラッチプレート2をスプリング24の
付勢力に抗して図2示時計方向に回転させる。これによ
り、図14に示されるように、係合突起23が切欠12
dから外れ且つ係合切欠21が係合フランジ11cと係
合して、ケーブル10、11と駆動シュー3とがクラッ
チプレート2を介して連結される。これにより、駆動機
構8の駆動力がケーブル10、11及びラッチプレート
2を介して駆動シュー3に伝達され、駆動シュー3がラ
ッチプレート2と共にガイドレール1に沿って摺動す
る。尚、ケーブル10、11の端末ピース10b、11
dは、クラッチブロック7から離れていくので、駆動機
構8の駆動力は、サンシェードパネル6には伝達されな
い。
【0022】出力ピニオンギヤ9の一方向の回転が続く
と、駆動シュー3の摺動によるリンク機構4の作用で可
動パネル5が下降する。すると、この可動パネル5の後
端の下降に連動してレインチャンネル20が揺動してそ
の係合ピン20aがサンシェードパネル6に固定された
係合ブロック61の係合孔61aに嵌挿する。これによ
り、可動パネル5とサンシェードパネル6とがレインチ
ャンネル20を介して連結される。
【0023】出力ピニオンギヤ9の一方向の回転がさら
に続くと、駆動シュー3の摺動により可動パネル5がレ
インチャンネル20と共に車両後方向(開方向)にスラ
イド動作し、可動パネル5の開方向のスライド動作がサ
ンシェードパネル6にレインチャンネル20から伝達さ
れてサンシェードパネル6も車両後方向(開方向)にス
ライド動作する。これにより、ルーフパネルの開口部が
開状態となる。
【0024】図1、図2、図8、図13の状態におい
て、駆動機構8を駆動して出力ピニオンギヤ9を前述と
は逆に他方向に回転させると、ケーブル10が図1示B
方向に且つケーブル11が図1示A方向に移動する。ケ
ーブル10がB方向に、ケーブル11がA方向に移動す
ると、その端末ピース10b、11dがクラッチブロッ
ク7の当接壁72と当接してクラッチブロック7を押圧
し、クラッチブロック7をガイドレール1に沿って摺動
させる。これにより、図15に示されるように、ガイド
レール1の押圧ピン12eと係合溝74との係合が外
れ、クラッチブロック7が板バネ75の付勢力により図
8示時計方向に回動して噛合歯部71がケーブル10、
11の螺旋歯10a、11aと噛合する。この結果、ケ
ーブル10、11とサンシェードパネル6とがクラッチ
ブロック7を介して連結される。これにより、駆動機構
8の駆動力がケーブル10、11及びクラッチブロック
7を介してサンシェードパネル6に伝達され、サンシェ
ードパネル6がクラッチブロック7と共にガイドレール
1に沿って摺動する。尚、ケーブル10、11の端末ピ
ース10c、11bは、クラッチプレート2から離れて
いくので、駆動機構8の駆動力は、駆動シュー3(可動
パネル5)には伝達されない。
【0025】出力ピニオンギヤ9の他方向の回転が続く
と、サンシェードパネル6が車両後方向(開方向)にス
ライド動作する。これにより、ルーフパネルの開口部を
可動パネル5にて閉状態としたままで、サンシェードパ
ネル6のみを開状態として可動パネル5を車両室内側か
ら露呈させ、車両室内に採光を得ることができる。
【0026】ルーフパネルの開口部を開状態から閉状態
とするには、駆動機構8を駆動して出力ピニオンギヤ9
を他方向に回転させればよい。ルーフパネルの開口部の
開状態においては、ケーブル10、11がクラッチプレ
ート2を介して可動パネル5に連結され、しかも、可動
パネル5とサンシェードパネル6とがレインチャンネル
20を介して連結されているで、駆動機構8からの駆動
力は、可動パネル5に伝達されて可動パネル5が車両前
方向(閉方向)にスライド動作すると共に、可動パネル
5からサンシェードパネル6に伝達されサンシェードパ
ネル6が車両前方向(閉方向)にスライド動作する。ル
ーフパネルの開口部が閉状態となると、クラッチプレー
ト2の係合突起23がガイドレール1の切欠12dと対
向し、クラッチプレート2がスプリング24の付勢力に
より回転することで、係合突起23が切欠12dと再び
係合してクラッチプレート2の係合切欠21とケーブル
10、11の係合フランジ10c、11cとの係合が解
除される。これにより、ケーブル10、11と駆動シュ
ー3(可動パネル5)との連結が解除される。又、ルー
フパネルの開口部が閉状態となると、クラッチブロック
7の傾斜面73が押圧ピン12eと当接しつつクラッチ
ブロック7の係合溝74が押圧ピン12eと係合し、ク
ラッチブロック7を板バネ75の付勢力に抗して回動さ
せることで、クラッチブロック7の噛合歯部71とケー
ブル10、11の螺旋歯10a、11aとの噛合が解除
される。これにより、ケーブル10、11とサンシェー
ドパネル6との連結が解除される。可動パネル5とサン
シェードパネル6との連結の解除は、可動パネル5がル
ーフパネルの開口部を閉状態とする際の可動パネル5の
後端の上昇に連動してレインチャンネル20が揺動して
レインチャンネル20の係合ピン20aがサンシェード
パネル6に固定された係合ブロック62の係合孔61a
から外れることで成される。
【0027】サンシェードパネル6のみの開状態からサ
ンシェードパネル6を閉方向にスライド動作させるに
は、サンシェードパネル6のみの開状態においては、ケ
ーブル10、11がクラッチブロック7を介してサンシ
ェードパネル6に連結されているので、駆動機構8を駆
動して出力ピニオンギヤ9を一方向に回転させればよ
い。
【0028】尚、本実施の形態においては、可動パネル
5とケーブル10、11とを係脱させる機能を有するク
ラッチプレート2と可動パネル5をスライド自在に支持
する機能を有する駆動シュー3とを別体構成としている
が、これらの機能を一体構成のもので成しても良い。
又、サンシェードパネル6とケーブル10、11とを係
脱させる機能及びサンシェードパネル6をスライド自在
に支持する機能をクラッチブロック7で一体としている
が、これらの機能を別体構成のもので成しても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、駆動機構と可動パネル
との連係を係脱する第1のクラッチ機構と駆動機構と可
動パネルとの連係を係脱する第2のクラッチ機構とを設
けたので、一つの駆動機構で可動パネル及びサンシェー
ドパネルを可動させることができる。これにより、従来
に比べて駆動機構を減らし、部品点数の削減による装置
自体のコストダウン及び制御回路の簡素化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用スライディングルーフ装置
の概略を示す正面図である。
【図2】図1のC部を詳細に示す正面図である。
【図3】図2のD−D線断面図である。
【図4】図2のE−E線断面図である。
【図5】図2のF−F線断面図である。
【図6】図2のG−G線断面図である。
【図7】図2のH−H線断面図である。
【図8】図1のI部を詳細に示す正面図である。
【図9】図8のJ−J線断面図である。
【図10】図8のK−K線断面図である。
【図11】図8のL−L線断面図である。
【図12】図8のM−M線断面図である。
【図13】図1のN部を詳細に示す正面図である。
【図14】本発明に係る車両用スライディングルーフ装
置の第1のクラッチ機構の作動を示す正面図である。
【図15】本発明に係る車両用スライディングルーフ装
置の第2のクラッチ機構の作動を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 クラッチプレート(第1のクラッチ機構、第1の係
脱部材) 4 リンク機構 5 可動パネル 6 サンシェードパネル 7 クラッチブロック(第2のクラッチ機構、第2の係
脱部材) 8 駆動機構 10、11 ケーブル 20 レインチャンネル(第3の係脱部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフパネルに形成された開口部
    を開閉する可動パネルと、該可動パネルの車両室内側に
    おいて前記可動パネルを車両室内側から被覆又は露呈さ
    せるサンシェードパネルと、前記可動パネル及び前記サ
    ンシェードパネルに連係され前記可動パネル及び前記サ
    ンシェードパネルをスライド動作させる駆動機構と、前
    記駆動機構と前記可動パネルとの連係を係脱する第1の
    クラッチ機構と、前記駆動機構と前記サンシェードパネ
    ルとの連係を係脱する第2のクラッチ機構とを有し、前
    記開口部の閉状態において、前記駆動機構の一方向の駆
    動で前記第1のクラッチ機構を介して前記可動パネルと
    前記駆動機構とを連係し、前記駆動機構の他方向の駆動
    で前記第2のクラッチ機構を介して前記サンシェードパ
    ネルと前記駆動機構とを連係する車両用スライディング
    ルーフ装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構に連係され一端が前記第1
    クラッチ機構を介して前記可動パネルと係脱自在であっ
    て且つ他端が前記第2クラッチ機構を介して前記サンシ
    ェードパネルと係脱自在なケーブルを有し、該ケーブル
    の摺動動作により前記駆動機構の駆動力を前記第1のク
    ラッチ機構及び前記第2のクラッチ機構を介して前記可
    動パネル及び前記サンシェードパネルに伝達して前記可
    動パネル及び前記サンシェードパネルをスライド動作さ
    せる、請求項1記載の車両用スライディングルーフ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ルーフパネルに固定され前記可動パ
    ネル及び前記サンシェードパネルをスライド自在に支持
    する対のガイドレールと、該ガイドレールに摺動時自在
    に支持されリンク機構を介して前記可動パネルに連係さ
    れると共に前記ケーブルの摺動動作によって前記ケーブ
    ルの一端と係脱する第1の係脱部材と、前記ガイドレー
    ルに摺動自在に支持され前記サンシェードパネルに連係
    されると共に前記ケーブルの摺動動作によって前記ケー
    ブルの他端と係脱する第2の係脱部材とを有する、請求
    項2記載の車両用スライディングルーフ装置。
  4. 【請求項4】 前記サンシェードパネルと前記可動パネ
    ルとの間に配設され前記サンシェードパネルと前記可動
    パネルとを係脱させる第3の係脱部材を有し、前記可動
    パネルのスライド動作を前記第3の係脱部材を介して前
    記サンシェードパネルに伝達して前記可動パネル及び前
    記サンシェードパネルをスライド動作させる、請求項3
    記載の車両用スライディングルーフ装置。
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