JP3414830B2 - サンルーフ装置のスライダとケーブルの連結構造 - Google Patents

サンルーフ装置のスライダとケーブルの連結構造

Info

Publication number
JP3414830B2
JP3414830B2 JP08074794A JP8074794A JP3414830B2 JP 3414830 B2 JP3414830 B2 JP 3414830B2 JP 08074794 A JP08074794 A JP 08074794A JP 8074794 A JP8074794 A JP 8074794A JP 3414830 B2 JP3414830 B2 JP 3414830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
slider
holder
fitting portion
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08074794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07285342A (ja
Inventor
司 佛円
Original Assignee
ベバスト ジャパン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベバスト ジャパン株式会社 filed Critical ベバスト ジャパン株式会社
Priority to JP08074794A priority Critical patent/JP3414830B2/ja
Publication of JPH07285342A publication Critical patent/JPH07285342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3414830B2 publication Critical patent/JP3414830B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗り物、特に乗用車等
の車両に適用されて開閉動作をするサンルーフ装置のス
ライダとケーブルの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のサンル−フのパネル開閉装置
は、特開昭61−287816号公報に開示されている
ように、車両屋根の開口部にパネルを開閉自在に設け、
開口部の左右側下方にガイドレールを配置し、このガイ
ドレールにケーブルとこれに連結されたスライダとを前
後移動自在に配置し、スライダとパネルとの間にスライ
ダの前後移動でパネルを昇降及び前後動させる機構を設
け、ケーブルをモータ等で押し引き駆動することによ
り、パネルを閉鎖位置から下降動作させかつ下降位置か
ら後方の開放位置までの水平動作させるように構成され
ている。
【0003】前記スライダは金属製で、昇降機構を構成
するカム溝と挿通孔が形成され、この挿通孔にケーブル
を挿通し、挿通孔の両端部でケーブルに嵌合した金属管
をカシメて位置決めし、これによりケーブルからスライ
ダへ動力が直接伝動されるように連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サンルーフ
のパネルを開放した状態で車両を走行しているとき、車
両が衝突事故をすると、パネルは慣性力によって前方又
は後方に移動することになる。このパネルからの衝撃
で、スライダとケーブルの連結部、特に、スライダの挿
通孔を形成しかつケーブルガイド部内に摺動自在に配置
している取り付け部、又はモータを含む駆動機構が破損
することがある。それらの破損は取り換える必要があ
り、スライダ及びモータは単品であっても比較的高価な
機器であり、交換のためにはサンルーフ装置全体を分解
することになり、交換作業が非常に面倒である。
【0005】また、スライダのケーブル連結部分はカシ
メてケーブルに固定するが、スライダが大型になると、
このカシメ作業が非常に困難になり、ケーブルに対する
スライダの位置が不正確になることがある。更に、スラ
イダのケーブルとの連結部分はガイドレール内に位置
し、上下方向の肉厚を厚くし難いので、ボルト締結する
ための強度が得難く、また、ボルトの締結作業もやり難
くなっている。本発明の重要な目的は、スライダの取り
付け部にケーブルホルダを掛止手段を介して係脱自在に
掛止し、このケーブルホルダにケーブルと固定される一
対の嵌合部を形成し、前記取り付け部の先端にケーブル
を嵌合するケーブル嵌合部を形成することにより、スラ
イダとケーブルをケーブルホルダを使用して容易にかつ
正確な位置に装着でき、衝撃力が加わっても安価でかつ
交換容易なケーブルホルダが破損するだけで簡単かつ安
価に修理でき、しかもケーブルホルダを小さくかつ薄く
形成することにより、ケーブルへの装着が容易でかつ狭
いガイドレール内にも配置できるようにしたサンルーフ
装置のスライダとケーブルの連結構造を提供するにあ
る。
【0006】また、本発明の目的は、掛止手段をケーブ
ルホルダに設けた掛止突起と、スライダの取り付け部に
形成されていてケーブルホルダをケーブル軸心廻りに回
動することにより掛止突起と掛合する掛合凹部とで形成
することにより、固着せずに掛止するだけで、ケーブル
ホルダをスライダにより簡単かつ正確に取り付けられる
ようにしたサンルーフ装置のスライダとケーブルの連結
構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、車両屋根2の開口部3の
左右側方に配置したガイドレール6のケーブルガイド部
6bに、ケーブル43とこれに連結されたスライダ7の
取り付け部67先端とを前後移動自在に案内し、スライ
ダ7の前後移動でパネル4を前後動及び/又は昇降動さ
せて開口部3を開閉可能にしたサンルーフ装置におい
て、前記スライダ7の取り付け部67の先端にケーブル
ガイド部6bに案内されると共にケーブル43に嵌合す
る側方開放溝状のケーブル嵌合部67Aを形成し、この
ケーブル嵌合部67Aの両端に配置されてケーブル43
と固定されかつパネル4側からの衝撃によって変形可能
な一対の嵌合部68Bを形成したケーブルホルダ68を
前記取り付け部67に取り付けており、前記取り付け部
67とケーブルホルダ68との間に、前記一対の嵌合部
68B間のケーブル43をケーブル嵌合部67Aに嵌合
した状態でケーブルホルダ68をケーブル軸心廻りに回
動することにより取り付け部67にケーブルホルダ68
を係脱自在に掛止する掛止手段20を有することであ
る。
【0008】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、掛止手段20
はケーブルホルダ68に設けた掛止突起68Cと、スラ
イダ7の取り付け部67に形成されていて掛止突起68
Cが掛合する掛合凹部67Bとを有していることであ
る。本発明における課題解決のための第3の具体的手段
は、第1の具体的手段に加えて、ケーブルホルダ68は
その本体68Aと各嵌合部68Bとを接続する首部68
Dを有し、嵌合部68B間のケーブル43をスライダ7
のケーブル嵌合部67Aに嵌合した状態でケーブルホル
ダ68をケーブル軸心廻りに回動することにより前記首
部68Dがスライダ7の取り付け部67の両端面と当接
していることである。
【0009】本発明における課題解決のための第4の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、スライダ7の
ケーブル嵌合部67Aは一側方に開放されたU字状の溝
であることである。本発明における課題解決のための第
5の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、ケーブ
ルホルダ68をスライダ7より低強度の合成樹脂で形成
し、その一対の嵌合部68Bを嵌合部68B及びケーブ
ル嵌合部67Aより大径に形成し、かつケーブル43に
固定のニップル70でケーブル軸心方向の位置決めして
いることである。
【0010】本発明における課題解決のための第6の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、ケーブルホル
ダ68を金属で形成し、その一対の嵌合部68Bをケー
ブル43に固定のニップル70でケーブル軸心方向の位
置決めし、このニップル70と嵌合部68Bとの間に嵌
合部68B及びケーブル嵌合部67Aより大径の合成樹
脂製のブッシュ69を設けていることである。
【0011】
【作用】ケーブル43を押し引きすると、先端に固定の
一対のニップル70を介してケーブルホルダ68が前後
移動し、これを取り付けているスライダ7を一体移動
し、昇降機構8を介してパネル4を閉鎖位置Aと下降位
置Bとの間で上下動作させ、かつ下降位置Bと開放位置
Cとの間で略水平前後移動させる。パネル4を開放して
いるときに、車両が前後方向の衝撃を受けると、停止し
ているケーブル43に対してパネル4が前後移動しよう
とし、ケーブルホルダ68の嵌合部68Bがケーブル軸
心方向の圧縮を伴いながらニップル70に嵌合してい
き、嵌合部(緩衝部材)68Bはその外径が膨張するよ
うに変形し、ケーブルガイド部6b内面に押圧され、ケ
ーブルガイド部6bとの間の摩擦抵抗が極大化し、これ
によってパネル4の移動は阻止され、ケーブル43への
衝撃力の伝達は防止される。
【0012】ケーブル43に嵌合連結したケーブルホル
ダ68は、U字状の溝になったスライダ7のケーブル嵌
合部67Aにケーブル43を側方から嵌合した後にケー
ブル軸心廻りに回動することにより、掛止突起68Cが
スライダ7の取り付け部67に形成された掛合凹部67
Bと掛合して掛止され、逆に回動することにより離脱さ
れる。衝撃力によってケーブルホルダ68が破損する
と、ケーブル43からニップル70を外すと、ケーブル
ホルダ68をケーブル43から離脱できる。
【0013】ケーブルホルダ68は各嵌合部68Bと首
部68Dとがスライダ7のケーブル嵌合部67A及び取
り付け部67と当接していて、ケーブル43に対して正
確な位置に配置され、動力伝達を広い面積で行う。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜8に示す第1実施例において、2は乗用自
動車の屋根、3は屋根2に形成された開口部、4は開口
部2を開閉するパネルであり、このパネル4はガラス又
は合成樹脂等で透明に形成されており、金属板で形成す
ることも可能であり、その下面外周部に図7、8に示す
ように、パネル枠31が取り付けられている。このパネ
ル枠31を介して、パネル4の外周部にウエザ−ストリ
ップ32が設けられている。
【0015】前記パネル枠31の下面の左右側部には、
前後一対のブラケット5(5F、5R)がネジ33及び
ナット34を介して固定され、目隠しカバー35で覆わ
れている(図6〜8参照)。また、パネル枠31の後部
の下面には、後側屋根2との間から落ちる水を受けるた
めに、図4に示すように、排水溝体36が設けられてい
る。前記屋根2の下方には、左右一対のガイドレール6
が配置され、この左右ガイドレール6は前部が前フレー
ムで連結され、中途部が2枚の連結フレームで連結さ
れ、これらは屋根2の下面側に固定されている。
【0016】前記左右ガイドレール6と前フレームと前
側の連結フレームとは、開口部3と対応した下方で開口
部3より若干小さい相似形の内開口部40を形成してお
り、この内開口部40を開閉するサンシェード42がガ
イドレール6に前後摺動自在に支持されている。(図
7、8参照)前記パネル4は昇降・摺動動作するもの
で、開口部3を完全に閉鎖する閉鎖位置A(図4に実線
で示す)から降下した下降位置B(図4に2点鎖線で示
す)に昇降し、その後に屋根2の後側の下に収納される
開放位置C(図4に点線で示す)まで略水平状態で前後
移動可能になっており、いわゆるインナスライドタイプ
である。
【0017】ガイドレール6はアルミ合金等で内外レ−
ル部6a、ケーブルガイド部6b、サンシェードガイド
部6c及び樋部6d等が一体成形されたものであり、内
外レ−ル部6aにはスライダ7、前後昇降機構8(8
F、8R)等が前後方向に摺動自在に配置されている。
図3、6〜8等において、スライダ7は内開口部40側
の内外レ−ル部6aの内側に摺動自在に係合した複数の
シユー48を有し、ケーブルガイド部6bに挿通された
ケーブル43に連結されており、ケーブル43はピニオ
ン44に噛合していてモータ45によって押し引き移動
可能になっており、これらケーブル43、ピニオン4
4、モータ45等によって、スライダ7を前後動させる
駆動機構46が構成されている。
【0018】前記前後各昇降機構8は、前後各ブラケッ
ト5に枢支軸12(12F、12R)を介して前部が連
結された前後昇降リンク13(13F、13R)と、ガ
イドレール6に摺動自在に支持されていてスライダ7に
よって同時に前後移動する前後作動体14(14F、1
4R)とを有している。スライダ7は前後昇降機構8共
通に1つ設けられ、略全長にわたってガイドレール6か
ら上方に突出する立ち上がり壁7Aを有し、この立ち上
がり壁7Aの外面(内開口部40と反対側の面)の前後
部に前後作動体14がビス47で固定されている(図3
参照)
【0019】スライダ7は立ち上がり壁7Aの上下縁か
ら外側方に折れ曲がった突出部分を有して断面コ字状に
形成され、下側は前後各作動体14の下側を通って外側
に延びる連結部7a、7bとなっており、これらは前後
各作動体14の上下面と係合して、作動体14の上下位
置設定だけでなく前後位置設定もしている。前記スライ
ダ7の立ち上がり壁7Aは、上下の突出部分によって補
強され、前後作動体14の同時作動を実現しかつその位
置決めをし、作動体14、昇降リンク13等の前後昇降
機構8及びブラケット5等が、内開口部40を介して車
内から見えるのを防止する目隠しの役目をしている。
【0020】図3〜6において、前後の各作動体14
は、各昇降リンク13の中途部から後部を相対前後動可
能に支持しており、作動体14と昇降リンク13の中途
部との間に、作動体14の前後移動によって昇降リンク
13の前部を起伏動作させる昇降手段15を有してい
る。前後各昇降手段15(15F、15R)は、昇降リ
ンク13の中途部に設けた中ピン16(16F、16
R)と、作動体14に前下がり状に形成した中ピン用カ
ム溝17(17F、17R)とを有しており、各カム溝
17は前側が下向きに傾斜している。
【0021】中ピン16用の後カム溝17Rは、後部に
短い略水平の直線部Raを有し、この直線部Raから前
端まで緩やかに下向き円弧状の円弧部Rbであるのに対
し、前カム溝17Fは、後端から中途部までは前記直線
部Raより長い略水平な直線部Faを有し、この直線部
Faから前端まで急激な下向き円弧状の円弧部Fbに形
成されている。前記前後カム溝17の直線部Faと直線
部Raとは中ピン16を昇降しない部分であり、直線部
Faの直線部Raより長い部分は、中ピン16Fをより
長い時間だけ昇降しない遅延手段9を形成している。
尚、前カム溝17Fの前後端間の水平距離と後カム溝1
7Rのそれとは略等しく、また溝高さも略等しく形成さ
れている。
【0022】前記前後作動体14が同時に後方移動する
と、前後カム溝17は前後中ピン16に対して後方移動
を開始し、後中ピン16Rが相対移動を開始して直線部
Raを過ぎて円弧部Rbに入ると同時に下降を開始し、
円弧部Rbの前端に到達するまで略一定速度で下降す
る。これに対して、前中ピン16Fは前カム溝17Fが
移動を開始しても、直線部Faの前側の遅延手段9を移
動するだけで下降は開始されず、後中ピン16Rが後カ
ム溝17Rの円弧部Rbに入った後更に、遅延手段9を
通過して前カム溝17Fの円弧部Fbに入ってから下降
を開始し、円弧部Fbの前端に到達するまで高速で下降
する。
【0023】従って、パネル4は開口部閉鎖位置Aから
下降される際、後側が先行下降されて、その後側の下降
の途中(図4に1点鎖線で示す下降途中Dの状態)から
前側が下降され、先行下降させる後側と後行下降させる
前側との、下降位置Bに到達する時点は略同一になる。
図3〜6において、前記前後昇降機構8は、前後各昇降
リンク13の後部に後ピン18(18F、18R)を有
し、前後各作動体14の後部に後ピン18を摺動案内す
る後ピン用カム溝19(19F、19R)を形成してい
る。後ピン18と枢支軸12とを結ぶ中心線は、中ピン
16及び支持ピン25よりより上方に位置している。
【0024】後ピン18用の後カム溝19Rは、後端か
ら中途部までは前記直線部Raと略同長でかつ略水平な
直線部を有し、中途部から緩やかに前上がり状に傾斜し
ている。また、後ピン18用の前カム溝19Fは、後端
から中途部までは前記直線部Faと略同長でかつ略水平
な直線部を有し、中途部から急激に前上がり状に傾斜し
ている。従って、前記前後作動体14が同時に後方移動
すると、前後カム溝19は前後後ピン18に対して後方
移動を開始し、後の後ピン18Rはカム溝19Rの相対
移動によって短い直線部を通過後に上昇を開始し、カム
溝19Rの前端に到達するまで略一定速度で上昇する。
【0025】また、前の後ピン18Fはカム溝19Fが
相対移動によって長い直線部を通過後に上昇が開始さ
れ、前後昇降リンク13は後述する支持ピン25を中心
に、前側が下がり後側が上がるシーソ揺動をする。従っ
て、前後昇降リンク13は中ピン16とカム溝17との
案内による昇降だけの場合よりも、後ピン18とカム溝
19との案内による昇降が加わることにより、より大き
く揺動し、パネル4の昇降スロトークを長くできる、ま
たは、前後昇降機構8の上下高さを低くできる。
【0026】前記スライダ7は前後各作動体14の下側
を通って外側に延びる連結部7a、7bの先端の作動体
14を挟んだ位置にシュー補助体24(24F、24
R)を有している。この前後各シュー補助体24はガイ
ドレール6の外側のレール部6aに摺動自在に支持さ
れ、前側に前後に長い案内溝26(26F、26R)を
形成しており、前シュー補助体24Fはその前端上面に
前作動体14Fの円弧部Fbの溝下面と略同一の円弧状
の補助案内面27を形成している(図3、5、7、8参
照)
【0027】前記前後各シュー補助体24の案内溝26
には、前後昇降リンク13の中ピン16と後ピン18と
の間に設けた支持ピン25(25F、25R)が挿入さ
れ、支持ピン25を相対前後移動可能に支持して、昇降
リンク13のシーソ揺動の支点を形成している。また、
前シュー補助体24の補助案内面27には、前昇降リン
ク13Fの前中ピン16Fの外端(カム溝17と係合し
た端部と反対側)に設けたブッシュ28が当接可能であ
り、前中ピン16Fが前カム溝17Fの円弧部Fbを相
対移動するとき、ブッシュ28が補助案内面27に摺接
して、前中ピン16Fを両持ち支持できるようになって
いる。
【0028】左右の前後ブラケット5F、5Rには、山
形部材51の一辺が固定されて連結補強しており、この
山形部材51の他辺は垂下していてスライダ7の立ち上
がり壁7Aの内方に位置し、パネル4が降下するとき
に、ブラケット5とスライダ7との間で手指を挟まない
ように遮蔽している(図3、4、8参照)。図1〜3、
6、8においてスライダ7とケーブル43の連結構造を
示しており、スライダ7の前部から内方(内開口部40
側)へ平板状の取り付け部67が突出しており、この取
り付け部67の中央部には掛止凹部67Bが形成され、
その先端には側方開放U字溝状のケーブル嵌合部67A
が形成され、ケーブル43の端部にはケーブルホルダ6
8が装着されている。
【0029】前記スライダ7はアルミ合金等の金属で形
成されており、ケーブルホルダ68はスライダ7より低
強度の合成樹脂で形成されている。ケーブルホルダ68
は板状の本体68Aと、この本体68Aの一側縁の前後
部に間隔をおいて形成した一対の嵌合部68Bと、本体
68Aの他側縁の前後中途部に形成した1つの掛止突起
68Cとが一体成形され、本体68Aと嵌合部68Bと
を接続している部分は首部68Dとなっている。図1か
ら明らかなように、ケーブルホルダ68は断面円形の一
対の嵌合部68Bがケーブル43に嵌合しており、ケー
ブル43には一対の嵌合部68Bを挟むようにそれらの
前後端にニップル70を配置し、このニップル70をカ
シメ等で固着することにより、ケーブルホルダ68をケ
ーブル43に対してガタ付かないように取り付けてい
る。
【0030】このケーブルホルダ68の嵌合部68Bと
ニップル70との対向面には凹凸71が形成され、この
凹凸71は互いに係合していて、ケーブル43の廻り止
めをしている。尚、ケーブルホルダ68はケーブルガイ
ド部6bに入ると回動することはない。ケーブルホルダ
68は嵌合部68B間のケーブル43を、スライダ7の
U字状のケーブル嵌合部67Aに側方(ケーブル径方
向)から挿入して、図2に2点鎖線で示すように配置し
た後、約90度回動して掛止突起68Cを掛止凹部67
Bに掛合することにより、実線で示すようにスライダ7
の取り付け部67に対して装着される。前記掛止突起6
8Cと掛止凹部67Bとは掛止手段20を構成してい
る。
【0031】首部68Dは嵌合部68Bから半径方向に
延びているのに対し、本体68Aは首部68Dの肉厚分
だけずれていて凹部73を形成しており、この凹部73
によって、位置決め手段21が構成されている(図1参
照)。即ち、前記凹部73によって、ケーブルホルダ6
8を取り付け部67に対して装着した状態で、首部68
Dは上下方向位置が取り付け部67と略同一になり、各
一対の嵌合部68Bと首部68Dとが取り付け部67の
両端面に面接状態で当接し、面圧を低くすると共に、ス
ライダ7とケーブルホルダ68とをケーブル軸心方向位
置決めして一体移動させるようにしている。
【0032】前記ケーブルホルダ68は平板状であり、
また凹部73を形成しているので、より薄く形成でき、
取り付け部67に装着した状態での全肉厚をガイドレー
ル6内に配置できる厚さにでき、スライダ7に比して非
常に薄肉小型で安価な部品になっている。前記ケーブル
ホルダ68の嵌合部68Bの外径は、ニップル70及び
スライダ7のケーブル嵌合部67Aの外径より大径であ
り、ケーブルガイド部6bの内面に摺接しており、金属
製のケーブル43、ニップル70及びケーブル嵌合部6
7Aをケーブルガイド部6bの略中心に浮上保持して、
ケーブルガイド部6bの内面に摺接しないようにし、こ
れにより金属同士の摺接を防止し、ケーブル43の円滑
かつ静粛な移動を保障している。
【0033】前記合成樹脂製のケーブルホルダ68の嵌
合部68Bは、ニップル70とケーブル嵌合部67Aと
に挟まれて潰れることのできる緩衝部材であり、嵌合部
68Bが本体68Aから剪断されたり、掛止突起68C
が本体68Aから剪断されたりしても緩衝作用があり、
また、ニップル70がケーブル嵌合部67Aに嵌入して
も緩衝作用を生じることができ、これらの部材によって
緩衝手段11が構成されている。また、ケーブルホルダ
68の嵌合部68Bの内径は、ニップル70及びスライ
ダ7のケーブル嵌合部67Aの内径と同一でも良いが、
より大径に形成されていて導入孔68bとなっており、
ケーブル43からスライダ7への動力伝達を確保した上
で、衝撃力を受けたときに嵌合部68Bをニップル70
又はケーブル嵌合部67Aに嵌合し易くしている。
【0034】スライダ7とケーブルホルダ68とは着脱
自在であるので、スライダ7、前後昇降機構8等をアッ
センブリにして、ガイドレール6に挿入した後にケーブ
ルホルダ68を介してケーブル43と連結することがで
き、前記アッセンブリの配置が容易になり、ケーブルホ
ルダ68が破損してもその取り替えが極めて容易に行え
る。また、ケーブルホルダ68はスライダ7に装着する
前にケーブル43と連結しておけるので、ニップル70
のカシメ作業は極めて容易にできる。前記パネル4が開
口部3を閉鎖している閉鎖位置Aにある状態から、駆動
機構46のモータ45を作動してケーブル43を押して
いくと、ケーブル43の先端に固定の一対のニップル7
0を介してケーブルホルダ68が後方移動し、スライダ
7の後方移動で前後昇降機構8を介してパネル4を閉鎖
位置Aから下降位置Bに下降させ、更に下降位置Bから
開放位置Cへ略水平後方移動させる。
【0035】パネル4を開放状態で停止させているとき
に、車両が衝突等によって前後方向の衝撃を受けると、
パネル4が慣性力で前方又は後方に移動しようとし、パ
ネル4側からケーブルホルダ68を介してケーブル43
へ衝撃力が伝達される。ケーブルホルダ68に衝撃力が
加わると、嵌合部68Bはニップル70より低強度であ
るため、また、嵌合部68B内には導入孔68bが形成
されているため、軸心方向の押圧力を受けてニップル7
0に嵌合していくようになり、嵌合部68Bはニップル
70に乗り上がり、また軸芯方向に圧縮されて、その外
形が大径化するように膨張変形してケーブルガイド部6
bの内面に押圧される。
【0036】嵌合部68Bは膨張変形することにより衝
撃を緩衝し、またケーブルガイド部6bの内面に押圧さ
れることによってもケーブルガイド部6bとの間の摩擦
抵抗を極大化して緩衝することになり、これによってパ
ネル4からケーブル43への衝撃力は緩衝され、そして
パネル4の移動は阻止され、ケーブル43への衝撃力の
伝達は防止される。衝撃力が更に大きいと、ケーブルホ
ルダ68は本体68Aから嵌合部68B及び掛止突起6
8Cが分断され、取り付け部67から離脱し、ケーブル
嵌合部67Aが嵌合部68Bに食い込み、嵌合部68B
は潰れるように変形して、ケーブルガイド部6bとの間
の摩擦抵抗を更に極大にする。
【0037】嵌合部68Bの変形後は、ガイドレール6
からスライダ7、ケーブル43及びケーブルホルダ68
を取り出す必要があるが、ケーブルホルダ68をケーブ
ル43と共にスライダ7から離脱しかつケーブル43に
対してケーブルホルダ68を取り換えるだけで、ガイド
レール6、スライダ7及びケーブル43を含む駆動機構
46は損傷を受けなく、そのまま使用できる。図9に示
す第2実施例において、ケーブルホルダ68はアルミ合
金等の金属で形成され、本体68Aが平板状で首部68
Dの区別がなく、掛止部68C及びスライダ7の取り付
け部67の掛止孔67Bは長く形成されており、嵌合部
68Bは上向き開放のU字溝状に形成されており、スラ
イダ7のケーブル嵌合部67Aは下向き開放のU字溝状
に形成されている。
【0038】ケーブル43には前後のニップル70とケ
ーブルホルダ68の嵌合部68Bとの間に、それらより
大径の合成樹脂製のブッシュ69が嵌合されており、こ
のブッシュ69が緩衝手段11の緩衝部材であり、また
摺動体になっている。ブッシュ69はケーブルホルダ6
8及びニップル70と凹凸71を介して廻り止め関係に
なっている。この第2実施例では、ケーブル43をケー
ブルホルダ68の嵌合部68Bに対して上側から、スラ
イダ7のケーブル嵌合部67Aに対して下側(径方向)
からそれぞれ嵌入し、ケーブルホルダ68を90〜18
0度回動することにより、掛止部68が掛止孔67Bに
掛合するようになっており、ケーブル43及びスライダ
7に対するケーブルホルダ68の着脱がより容易になっ
ており、ブッシュ69も交換可能になっている。
【0039】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種種変形することができる。例えば、サンル
ーフはガイドレール6が屋根2の上側に配置されていて
パネル4が前後移動のみするアウタルーフタイプ、又は
屋根2の上面と面一の閉鎖状態から昇降動作のみするチ
ルトタイプであっても良く、また、第2実施例のケーブ
ルホルダ68の形状を第1実施例に適用しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、スライダ
7とケーブル43とを容易にかつ正確な位置に装着で
き、衝撃力が加わっても安価でかつ交換容易なケーブル
ホルダ68が破損するだけで簡単かつ安価に修理でき、
しかもケーブルホルダを小さくかつ薄く形成することに
より、ケーブル43への装着が容易でかつ狭いガイドレ
ール6内にも配置できる。また、固着せずに掛止するだ
けで、ケーブルホルダ68をスライダ7に簡単に取り付
けることができる。
【0041】更に、ケーブルホルダ68とスライダ7と
位置関係が正確であり、かつ当接面が大きくなってケー
ブル43の押し引き力を効率良く伝達できる。ーブル
嵌合部67Aをケーブルガイド部6bに摺接させなくす
ることができ、ケーブル43をケーブル嵌合部67Aに
嵌合し易く、分解・組立が極めて容易にできる。撃力
でスライダ7より先にケーブルホルダ68が破損される
のをより確実化でき、ケーブル43の円滑移動を確保で
きる。
【0042】撃力でスライダ7が破損されるのをより
確実に防止でき、ケーブル43の円滑移動を確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す分解斜視図で
ある。
【図2】同要部の断面正面図である。
【図3】本発明の全体を示す分解斜視図である。
【図4】本発明を適用可能なサンルーフ装置の全体断面
側面図である。
【図5】昇降機構の側面図である。
【図6】全体の平面図である。
【図7】図5のX−X線に相当する断面図である。
【図8】図5のY−Y線に相当する断面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パネル開閉装置 2 車両屋根 3 開口部 4 パネル 5 ブラケット 6 ガイドレール 6b ケーブルガイド部 7 スライダ 8 昇降機構 20 掛止手段 43 ケーブル 67 取り付け部 67A ケーブル嵌合部 68 ケーブルホルダ 68B 嵌合部 68D 首部 70 ニップル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両屋根(2)の開口部(3)の左右側
    方に配置したガイドレール(6)のケーブルガイド部
    (6b)に、ケーブル(43)とこれに連結されたスラ
    イダ(7)の取り付け部(67)先端とを前後移動自在
    に案内し、スライダ(7)の前後移動でパネル(4)を
    前後動及び/又は昇降動させて開口部(3)を開閉可能
    にしたサンルーフ装置において、 前記スライダ(7)の取り付け部(67)の先端にケー
    ブルガイド部(6b)に案内されると共にケーブル(4
    3)に嵌合する側方開放溝状のケーブル嵌合部(67
    A)を形成し、このケーブル嵌合部(67A)の両端に
    配置されてケーブル(43)と固定されかつパネル
    (4)側からの衝撃によって変形可能な一対の嵌合部
    (68B)を形成したケーブルホルダ(68)を前記取
    り付け部(67)に取り付けており、前記取り付け部
    (67)とケーブルホルダ(68)との間に、前記一対
    の嵌合部(68B)間のケーブル(43)をケーブル嵌
    合部(67A)に嵌合した状態でケーブルホルダ(6
    8)をケーブル軸心廻りに回動することにより取り付け
    部(67)にケーブルホルダ(68)を係脱自在に掛止
    する掛止手段(20)を有することを特徴とするサンル
    ーフ装置のスライダとケーブルの連結構造。
  2. 【請求項2】 前記掛止手段(20)はケーブルホルダ
    (68)に設けた掛止突起(68C)と、スライダ
    (7)の取り付け部(67)に形成されていて掛止突起
    (68C)が掛合する掛合凹部(67B)とを有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のサンルーフ装置の
    スライダとケーブルの連結構造。
  3. 【請求項3】 前記ケーブルホルダ(68)はその本体
    (68A)と各嵌合部(68B)とを接続する首部(6
    8D)を有し、嵌合部(68B)間のケーブル(43)
    をスライダ(7)のケーブル嵌合部(67A)に嵌合し
    た状態でケーブルホルダ(68)をケーブル軸心廻りに
    回動することにより前記首部(68D)がスライダ
    (7)の取り付け部(67)の両端面と当接しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のサンルーフ装置のスラ
    イダとケーブルの連結構造。
  4. 【請求項4】 前記スライダ(7)のケーブル嵌合部
    (67A)は一側方に開放されたU字状の溝であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサンルー
    フ装置のスライダとケーブルの連結構造。
  5. 【請求項5】 前記ケーブルホルダ(68)をスライダ
    (7)より低強度の合成樹脂で形成し、その一対の嵌合
    部(68B)を嵌合部(68B)及びケーブル嵌合部
    (67A)より大径に形成し、かつケーブル(43)に
    固定のニップル(70)でケーブル軸心方向の位置決め
    していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のサンルーフ装置のスライダとケーブルの連結構造。
  6. 【請求項6】 前記ケーブルホルダ(68)を金属で形
    成し、その一対の嵌合部(68B)をケーブル(43)
    に固定のニップル(70)でケーブル軸心方向の位置決
    めし、このニップル(70)と嵌合部(68B)との間
    に嵌合部(68B)及びケーブル嵌合部(67A)より
    大径の合成樹脂製のブッシュ(69)を設けていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサンルー
    フ装置のスライダとケーブルの連結構造。
JP08074794A 1994-04-19 1994-04-19 サンルーフ装置のスライダとケーブルの連結構造 Expired - Fee Related JP3414830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08074794A JP3414830B2 (ja) 1994-04-19 1994-04-19 サンルーフ装置のスライダとケーブルの連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08074794A JP3414830B2 (ja) 1994-04-19 1994-04-19 サンルーフ装置のスライダとケーブルの連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07285342A JPH07285342A (ja) 1995-10-31
JP3414830B2 true JP3414830B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=13727003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08074794A Expired - Fee Related JP3414830B2 (ja) 1994-04-19 1994-04-19 サンルーフ装置のスライダとケーブルの連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3414830B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5741269B2 (ja) * 2011-07-20 2015-07-01 アイシン精機株式会社 車両用ルーフ装置
DE102015115285A1 (de) 2015-09-10 2017-03-16 Webasto SE Anordnung für ein bewegbares Dachelement für ein Kraftfahrzeug und System für ein Kraftfahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07285342A (ja) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2028031B1 (en) Sunroof apparatus for vehicle
JP2918440B2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JPH05201257A (ja) 車両用開放屋根
JPH085323B2 (ja) 車両のキャンバストップ構造
JPH02225130A (ja) 自動車のサンルーフ構造
JP2557981B2 (ja) 自動車の滑り屋根及び滑りー揺動屋根
JP3414830B2 (ja) サンルーフ装置のスライダとケーブルの連結構造
JPH08276745A (ja) サンルーフ装置
JP4402141B2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JP2000335246A (ja) 車両用開口ルーフ構造
JP4902629B2 (ja) サンルーフ装置におけるスライドパネルの衝動規制装置
JP2002036882A (ja) 乗物用オープンルーフ構造
JPH07276995A (ja) サンルーフの緩衝方法及びその装置
JP3450049B2 (ja) サンルーフのパネル開閉装置
JP2002274181A (ja) 車両用サンルーフ装置
JP3681552B2 (ja) 後部排水溝部材の取付構造
JP4696381B2 (ja) サンルーフ装置
JP2543123Y2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JPH067941Y2 (ja) 自動車用サンルーフ装置
JP2922774B2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JP3616984B2 (ja) 車両用サンルーフの開閉装置
JPH0139611Y2 (ja)
JPH07172182A (ja) 車両用サンルーフ装置
JPH0349925Y2 (ja)
JP3502867B2 (ja) サンルーフ装置のフレーム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees